JP2011180925A - 画像処理装置、撮像装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置、撮像装置及び画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高品質な画像を提供することができる画像処理装置、撮像装置及び画像処理方法を提供する。
【解決手段】ダイナミックレンジ圧縮部110は、入力された画像データ上の位置に応じてトーンカーブの特性を変化させ、画像データのダイナミックレンジを圧縮する。座標変換部170は、ダイナミックレンジが圧縮された画像データの座標を変換する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、撮像装置及び画像処理方法に関する。
近年、車のバックモニタなどにおいて、広画角で歪曲収差が大きい魚眼カメラで撮像された画像を座標変換することにより画像の歪みを補正して、ユーザが見易い画像に補正する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、一般的に、画像を撮像するイメージセンサなどのセンサではダイナミックレンジは広域化されているが、撮像された画像を出力する表示装置などの出力系ではダイナミックレンジは広域化されていない。色深度を示す1ピクセルあたりの出力ビット数は、例えば、センサが12bitであり、出力系が8bitとなっている。
このような状況の下、屋外と屋内又は日陰と日向などが撮像されたダイナミックレンジが広い画像を出力系で出力すると、黒つぶれや白とびした部分が発生してしまう。このため、例えば特許文献2、3には、撮像された画像のダイナミックレンジを出力系の特性に合わせて圧縮するダイナミックレンジ圧縮技術が開示されている。
ところで、ダイナミックレンジの圧縮は、出力系の特性に合わせて行うものであり、また、各種画像処理で扱えるビット数を高くしておくため、一般的に、画像処理の後段(出力系に出力する直前)で行われる。このため、上述した座標変換とダイナミックレンジ圧縮を行う場合には、座標変換、ダイナミックレンジ圧縮の順序で行うことになる。
しかしながら、座標変換、ダイナミックレンジ圧縮の順序で行うと、座標変換で変換された画像の拡大率の影響で、ダイナミックレンジ圧縮を行った画像にリンギングやアーティファクトなどが発生してしまい、画像品質が低下してしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、高品質な画像を提供することができる画像処理装置、撮像装置及び画像処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様にかかる画像処理装置は、入力された画像データ上の位置に応じてトーンカーブの特性を変化させ、前記画像データのダイナミックレンジを圧縮するダイナミックレンジ圧縮手段と、前記ダイナミックレンジが圧縮された前記画像データの座標を変換する座標変換手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の別の態様にかかる撮像装置は、上記画像処理装置と、広角光学系と、前記広角光学系を通して入射される被写体像を画像データに変換し、変換した画像データを前記画像処理装置に入力するイメージセンサと、を備えることを特徴とする。
また、本発明の別の態様にかかる画像処理方法は、ダイナミックレンジ圧縮手段が、入力された画像データ上の位置に応じてトーンカーブの特性を変化させ、前記画像データのダイナミックレンジを圧縮するダイナミックレンジ圧縮ステップと、座標変換手段が、前記ダイナミックレンジが圧縮された前記画像データの座標を変換する座標変換ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、高品質な画像を提供することができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態の画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 図2は、イメージセンサから出力される画像データ例を示す図である。 図3は、図2に示す画像データのダイナミックレンジを圧縮した画像データ例を示す図である。 図4は、図3に示す画像データの座標を変換した画像データ例を示す図である。 図5は、図2に示す画像データの座標を変換した後にダイナミックレンジを圧縮した画像データ例を示す図である。 図6は、第1実施形態のダイナミックレンジ圧縮部の構成例を示すブロック図である。 図7は、第1実施形態の輝度ダイナミックレンジ圧縮部の構成例を示すブロック図である。 図8は、2*2のメッシュ数で図2に示す画像データのダイナミックレンジを圧縮した画像データ例を示す図である。 図9は、16*16のメッシュ数で図2に示す画像データのダイナミックレンジを圧縮した画像データ例を示す図である。 図10は、8*8のメッシュ数で図2に示す画像データのダイナミックレンジを圧縮した画像データ例を示す図である。 図11は、8*8のメッシュ数に分割された輝度画像データ例を示す図である。 図12は、第1実施形態のLPF部から出力される輝度画像データ例を示す図である。 図13は、トーンカーブ関数の例を示すグラフである。 図14は、図12に示す輝度画像データの全体的な輝度変化を補正した輝度画像データ例を示す図である。 図15は、図13に示すトーンカーブ関数を補正したトーンカーブ関数の例を示すグラフである。 図16は、座標変換手法例を示す説明図である。 図17は、座標変換手法例を示す説明図である。 図18は、画像伸張手法例を示す説明図である。 図19は、画像伸張手法例を示す説明図である。 図20は、画像伸張手法例を示す説明図である。 図21は、第1実施形態の画像処理装置の画像処理例を示すフローチャートである。 図22は、第2実施形態のダイナミックレンジ圧縮部の構成例を示すブロック図である。 図23は、図2に示す画像データのダイナミックレンジを圧縮するとともに色信号を増幅した画像データ例を示す図である。 図24は、図2に示す画像データのダイナミックレンジの圧縮のみを行った画像データ例を示す図である。 図25は、第2実施形態の画像処理装置で行われる画像処理例を示すフローチャートである。 図26は、第3実施形態のダイナミックレンジ圧縮部の構成例を示すブロック図である。 図27は、図2に示す画像データのダイナミックレンジを圧縮するとともに輝度信号のノイズを除去した画像データ例を示す図である。 図28は、図2に示す画像データのダイナミックレンジの圧縮のみを行った画像データ例を示す図である。 図29は、第3実施形態の画像処理装置で行われる画像処理例を示すフローチャートである。 図30は、第4実施形態の撮像装置の構成例を示すブロック図である。 図31は、第4実施形態の広角カメラユニットにより撮像された画像データ例を示す図である。 図32は、図31に示す画像データの歪みを補正した画像データ例を示す図である。 図33は、図31に示す画像データの視点を真上からの視点に変換した画像データ例を示す図である。 図34は、座標変換手法例を示す説明図である。 図35は、変形例の画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 図36は、変形例の画像処理装置の構成例を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明にかかる画像処理装置、撮像装置及び画像処理方法の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態では、画像データのダイナミックレンジを圧縮した後に座標を変換する画像処理装置及び画像処理方法について説明する。
まず、第1実施形態の画像処理装置の構成について説明する。
図1は、第1実施形態の画像処理装置100の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、画像処理装置100は、画像データを撮像するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)などのイメージセンサ190から入力されるRGB信号(以下、「画像データ」と称する場合がある)に画像処理を施して出力するものである。画像処理装置100は、ダイナミックレンジ圧縮部110と、座標変換部170と、オーバレイ部180とを備える。なお、イメージセンサ190は、ベイヤ補間、YUV変換、及びシャープネスなどの基本的な画像処理を施す画像処理部(図示省略)を備えており、これらの画像処理が施された画像データを画像処理装置100に逐次出力する。
ダイナミックレンジ圧縮部110は、入力された画像データ上の位置に応じてトーンカーブの特性を変化させ、画像データのダイナミックレンジを圧縮する。具体的には、ダイナミックレンジ圧縮部110は、入力された画像データ上の暗い位置を明るくするようにトーンカーブの特性を変化させることで、画像データのダイナミックレンジを圧縮する。座標変換部170は、ダイナミックレンジ圧縮部110によりダイナミックレンジが圧縮された画像データの座標を変換することにより、画像データの歪み補正や視点変換を行う。オーバレイ部180は、座標変換部170により座標が変換された画像データに文字や図などを重畳させる。そして、オーバレイ部180により文字や図などが重畳された画像データは、画像処理装置100の外部に出力される。なお、オーバレイ部180による文字や図などの重畳を行わずに、即ち、座標変換部170により座標が変換された画像データを画像処理装置100の外部に出力してもよい。また、画像処理装置100から出力された画像データをNTSCエンコーダ(図示省略)でNTSC信号にエンコードしてもよい。
図2は、イメージセンサ190から出力される画像データの一例を示す図である。図2に示す画像データは、広画角で歪曲収差が大きい魚眼レンズを通して入射される被写体像をイメージセンサ190が受光して変換したものであり、楕円2で示す机の下部が黒つぶれしている。
図3は、ダイナミックレンジ圧縮部110により図2に示す画像データのダイナミックレンジが圧縮された画像データの一例を示す図である。図3に示す画像データは、ダイナミックレンジ圧縮が施されているため、図2に示す画像データで黒つぶれしていた机の下部が明るく視認できるようになっている。
図4は、座標変換部170により図3に示す画像データの座標が変換された画像データの一例を示す図である。図4に示す画像データは、図3に示す画像データの枠4の部分の画像データを図3に示す画像データと同じサイズ(ピクセル数)まで拡大したものであり、図3に示す画像データ同様黒つぶれしていた机の下部が明るく視認でき、リンギングやアーティファクトなども発生していない高品質なものとなっている。
ここで、比較例として、図2に示す画像データの座標が変換された後にダイナミックレンジが圧縮された画像データの一例を図5に示す。図5に示す画像データについても、黒つぶれしていた机の下部が明るく視認できる。しかしながら、図5に示す例では、画像データの座標を変換した後にダイナミックレンジを圧縮したため、ダイナミックレンジ圧縮の際に画像の拡大率の影響を受けてしまい、楕円5で示すディスプレイ部分にアーティファクトが発生しており、画像品質が低下している。
このように第1実施形態では、画像データの座標を変換する前にダイナミックレンジを圧縮するため、画像の拡大率の影響を受けずにダイナミックレンジを圧縮することができる。このため本実施形態によれば、黒つぶれしていた部分が明るく視認でき、リンギングやアーティファクトなども発生していない高品質な画像を提供することができる。
以下、第1実施形態の画像処理装置100の構成の詳細について説明する。
図6は、第1実施形態のダイナミックレンジ圧縮部110の構成の一例を示すブロック図である。図6に示すように、ダイナミックレンジ圧縮部110は、信号分離部120と、輝度ダイナミックレンジ圧縮部130と、信号合成部140とを、備える。
信号分離部120は、入力されたRGB信号を輝度信号(以下、「輝度画像データ」と称する場合がある)と色信号とに分離する。例えば信号分離部120は、数式(1)〜数式(3)を用いてRGB信号を輝度信号と色信号とに分離する。
Y=0.299*R+0.587*G+0.114*B …(1)
Cr=0.500*R−0.419*G−0.081*B …(2)
Cb=−0.169*R−0.332*G+0.500*B …(3)
輝度ダイナミックレンジ圧縮部130は、信号分離部120により分離された輝度信号のダイナミックレンジを圧縮する。輝度ダイナミックレンジ圧縮部130の詳細については、後述する。
信号合成部140は、輝度ダイナミックレンジ圧縮部130によりダイナミックレンジが圧縮された輝度信号と信号分離部120により分離された色信号とをRGB信号に合成する。これにより、ダイナミックレンジが圧縮された画像データが生成される。例えば、信号合成部140は、数式(4)〜数式(6)を用いて輝度信号と色信号とをRGB信号に合成する。
R=Y+1.402*Cr …(4)
G=Y−0.714*Cr−0.344*Cb …(5)
B=Y+1.772*Cb …(6)
ここで、輝度ダイナミックレンジ圧縮部130の詳細について説明する。輝度ダイナミックレンジ圧縮部130は、人間の眼が画像中の全体的な輝度変化に鈍感であるという特性を利用して、入力された輝度画像データから画像データの全体的な輝度変化を演算し、演算結果をトーンカーブ関数で補正し、補正結果と入力された輝度画像データとを乗算することで、ダイナミックレンジを圧縮する。なお、トーンカーブ関数は、輝度が低い(暗い)位置を高く(明るく)する非線形な関数である。
図7は、第1実施形態の輝度ダイナミックレンジ圧縮部130の構成の一例を示すブロック図である。図7に示すように、輝度ダイナミックレンジ圧縮部130は、LPF(ローパスフィルタ)部132と、階調補正部134と、乗算部136とを、備える。
LPF部132は、入力された輝度画像データの空間周波数のうち遮断周波数よりも低い周波数を取り出すことにより、画像データの全体的な輝度変化を求める。なお、LPFの遮断周波数は、低すぎるとダイナミックレンジ圧縮の効果が薄くなり、高すぎるとダイナミックレンジが圧縮された画像データにリンギングやアーティファクトが発生してしまうため、適切な値に調整する必要がある。ここで、LPFの遮断周波数は、輝度画像データのメッシュ数(分割数)で調整することができ、メッシュ数が多いほど遮断周波数は高くなり、メッシュ数が少ないほど遮断周波数は低くなる。
図8は、輝度ダイナミックレンジ圧縮部130により2*2のメッシュ数で図2に示す画像データのダイナミックレンジが圧縮された画像データの一例を示す図である。図8に示す画像データでは、LPFの遮断周波数が低すぎたため、ダイナミックレンジ圧縮の効果が薄く、楕円8で示す机の下部の黒つぶれがあまり改善されていない。
図9は、輝度ダイナミックレンジ圧縮部130により16*16のメッシュ数で図2に示す画像データのダイナミックレンジが圧縮された画像データの一例を示す図である。図9に示す画像データでは、LPFの遮断周波数が高すぎたため、黒つぶれしていた机の下部が明るく視認できるものの、円9−1で示す人間の後頭部部分及び円9−2で示す空間部分にアーティファクトが発生しており、また、輪郭の周辺にもリンギングが発生している。
図10は、輝度ダイナミックレンジ圧縮部130により8*8のメッシュ数で図2に示す画像データのダイナミックレンジが圧縮された画像データの一例を示す図である。図10に示す画像データでは、黒つぶれしていた机の下部が明るく視認でき、アーティファクトもリンギングも発生していない。
以上のように第1実施形態では、LPFの遮断周波数の値は、輝度画像データのメッシュ数が2*2より多くかつ16*16より少ない場合の空間周波数であることが好ましく、輝度画像データのメッシュ数が8*8の場合の空間周波数であることがより好ましい。以下では、LPFの遮断周波数の値は、輝度画像データのメッシュ数が8*8の場合の空間周波数である場合を例に取り説明する。なお、メッシュ数を8*8とした場合、各メッシュの大きさは、輝度画像データの1/8*1/8の大きさとなる。
図7に戻り、LPF部132は、具体的には、入力された輝度画像データを8*8のメッシュ数に分割し(図11参照)、メッシュ毎に輝度の総和を計算し、計算した輝度総和を頂点データとすることで7*7のメッシュ数の縮小画像データを作成する。そして、LPF部132は、作成した縮小画像データの各メッシュの中間点を線形補完することにより輝度画像データと同じ大きさ(同じピクセル数)まで拡大し(図12参照)、画像データの全体的な輝度変化を示す輝度画像データを出力する。
階調補正部134は、トーンカーブ関数を用いて、LPF部132により求められた画像データの全体的な輝度変化を補正する。トーンカーブ関数の一例を数式(7)で示す。
y=A/exp(x/B)+C …(7)
ここで、yは、補正後の輝度変化を示す補正輝度画像データ(輝度の増幅率)であり、xは、階調補正部134に入力された輝度画像データであり、A、B、Cは、それぞれ定数である。定数A、B、Cは、画像処理装置100に入力された画像データのダイナミックレンジやイメージセンサ190などの撮像装置の要件に合わせて調整できる。例えば、A=5、B=35、C=0.9とすると、数式(7)に示すトーンカーブ関数は、
y=5/exp(x/35)+0.9 …(8)
となり、図13のグラフに示すような関数となる。
例えば、階調補正部134は、数式(8)に示すトーンカーブ関数を用いて、図12に示す輝度画像データの全体的な輝度変化を補正する(図14参照)。
但し、数式(8)に示すトーンカーブ関数では、輝度の増幅率が大きすぎたり(最大値が大きすぎたり)、輝度の低減率が大きすぎたり(最小値が小さすぎたり)するため、リンギングやアーティファクトが発生しやすくなる。
このため、階調補正部134は、yの値を更に補正してy’とする。具体的には、yの値が1以下であれば(y<=1)、y’の値を1に補正し(y’=1)、yの値が1を超えていれば(y>1)、y’の値をyに補正し(y’=y)、yの値がDを超えていれば(y>D)、y’の値をDに補正する(y’=D)。なお、Dは、定数であり、例えばD=4とすると、数式(8)に示すトーンカーブ関数は、図15のグラフに示すような関数となる。
なお、上述したトーンカーブ関数はexpの項を持っており、リアルタイムで演算するにはある程度の回路規模を必要とする。このため、演算結果を予め図示せぬメモリにテーブルとして記憶しておくことで演算を不要としたり、トーンカーブ関数を近似した多項式で演算するようにしたりしてもよい。
乗算部136は、階調補正部134による補正結果である補正輝度画像データと、輝度ダイナミックレンジ圧縮部130に入力された輝度画像データとを乗算して、乗算後の輝度画像データを生成し、出力するものであり、例えば、乗算器により実現できる。
図1に戻り、座標変換部170は、ダイナミックレンジ圧縮部110から入力された入力画像データの画素データを、入力された順序と異なる順序で出力画像データとして出力することで画像データの座標を変換し、画像を変形する。例えば、図16に示すように、第1画素データの座標を(x1,y1)から(X1,Y1)に変換し、第2画素データの座標を(x2,y2)から(X2,Y2)に変換するとする。この場合、座標変換部170は、図17に示すように、(x1,y1)の画素データとして入力された第1画素データを(X1,Y1)の画素データとして出力し、(x2,y2)の画素データとして入力された第2画素データを(X2,Y2)の画素データとして出力する。座標変換部170は、図1に示すように、フレームバッファ172と、座標計算部174と、画像伸張部176とを、備える。
フレームバッファ172は、ダイナミックレンジ圧縮部110から入力された1画面分以上の入力画像データ(第1実施形態では、2画面分の入力画像データ)を記憶するものであり、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの既存のメモリにより実現できる。フレームバッファ172に入力される入力画像データは、例えば、YUV422形式(8ビット)であり、Y、U、Y、V、Y、U、Y、V、…の順序で入力される。有効画像データは640×480であり、フレームレートは30fpsである。また、フレームバッファ172は、1M×16bitのデータを記憶でき、輝度信号(8ビット)及び色差信号(8ビット)の信号を、各アドレスに輝度信号(上位8ビット)及び色差信号(下位8ビット)の状態で記憶する。フレームバッファ172への書き込み及び読み出しは、ダブルバッファ方式であり、書き込みはプログレッシブ、読み出しはNTSC出力を考えたインターレースであり、共に30fpsである。
座標計算部174は、フレームバッファ172から出力する出力画像データの各画素に対応する入力画像データの座標を計算し、計算結果に基づいてフレームバッファ172から出力画像データを読み出すことで、画像の変形を実現する。なお、座標変換部170は、出力画像データのサンプリング画素に対応する入力画像データの座標を予め計算した座標データ(変換テーブル)を記憶する図示せぬフラッシュメモリなどを備えている。座標計算部174は、この変換テーブルなどを参照して出力画像データの各画素に対応する入力画像データの座標を双線形補間により計算する。そして、座標計算部174は、計算した入力画像データの座標をアドレスに変換し、変換したアドレスに対応したフレームバッファ172のアドレスから出力画像データを読み出す。なお、フレームバッファ172から出力される主走査方向の読み出し画素数は、出力画面の画素数に対して小さい構成とする。
画像伸張部176は、フレームバッファ172から読み出された出力画像データを、画面主走査方向に対して最終的に出力するのに必要なピクセル数に伸張して、出力する。フレームバッファ172は、ランダムアクセスで大きなレイテンシが発生するため、読み出し速度の面から画像横1ラインの読み出し解像度500ピクセルが限界である。しかしながら、NTSC信号で出力するために横720ピクセルの解像度が必要となるため、画像伸張部176は、フレームバッファ172から読み出された1ライン辺り500ピクセルの画像データを画面主走査方向に対して720ピクセルに伸張する。なお、出力NTSC信号の水平解像度は、8.0MHz/30fps/525line=507本である。つまり、720ピクセルの画像データを読み出したとしてもNTSCへの出力が律速となっており、500ピクセルでも劣化はほぼない(図18参照)。
具体的には、座標計算部174によりフレームバッファ172から読み出された1ライン辺り500ピクセルの出力画像データはFIFO(First-In First-Out)に書き込まれる。そして、FIFOから読み出すためのリードイネーブル信号が14クロック分HIGH、6クロック分LOWとして35セット繰り返され(図19参照)、最後の1セットは10クロック分HIGH、10クロック分LOWとすることにより、500ピクセルの出力画像データがFIFOから読み出される。そして、画像伸張部176は、読み出された出力画像データを図20に示すように伸張する。
次に、第1実施形態の画像処理装置100の動作について説明する。
図21は、第1実施形態の画像処理装置100で行われる画像処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、信号分離部120は、画像処理装置100に入力されたRGB信号を輝度信号と色信号とに分離する(ステップS100)。
続いて、LPF部132は、入力された輝度信号の空間周波数のうち、遮断周波数よりも低い周波数を取り出すことにより、輝度信号の全体的な輝度変化を求める(ステップS102)。続いて、階調補正部134は、トーンカーブ関数を用いて、LPF部132により求められた輝度信号の全体的な輝度変化を補正する(ステップS104)。続いて、乗算部136は、階調補正部134により補正された輝度信号と、輝度ダイナミックレンジ圧縮部130に入力された輝度信号とを乗算する(ステップS106)。ステップS102〜ステップS106の処理により輝度信号のダイナミックレンジが圧縮される。
続いて、信号合成部140は、ダイナミックレンジが圧縮された輝度信号と、信号分離部120により分離された色信号とを、RGB信号に合成する(ステップS108)。
続いて、座標変換部170は、信号合成部140により合成されたRGB信号の座標を変換する(ステップS110)。
続いて、オーバレイ部180は、座標変換部170により座標が変換されたRGB信号に文字や図などを重畳させ、画像処理装置100から出力させる(ステップS112)。
以上のように第1実施形態では、画像データの座標を変換する前にダイナミックレンジを圧縮する。このため第1実施形態では、座標変換による画像の拡大率の影響を受けず、イメージセンサ190から出力される画像データの大きさに対して正規化された遮断周波数を有するLPFにより光源状態(画像データの全体的な輝度変化)を正確に推定して、ダイナミックレンジを圧縮することができる。従って第1実施形態によれば、黒つぶれしていた部分が明るく視認でき、リンギングやアーティファクトなども発生していない高品質な画像を提供することができる。
また第1実施形態では、ダイナミックレンジ圧縮対象の画像データに応じてLPFの遮断周波数を変更する必要がないので、回路規模を小さくすることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、分離された色信号を増幅する例について説明する。以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図22は、第2実施形態のダイナミックレンジ圧縮部210の構成の一例を示すブロック図である。第2実施形態の画像処理装置200のダイナミックレンジ圧縮部210では、色信号ブースト部250が追加された点で、第1実施形態のダイナミックレンジ圧縮部110と相違する。以下では、色信号ブースト部250について説明する。
色信号ブースト部250は、輝度ダイナミックレンジ圧縮部130により増幅された輝度信号の増幅率(階調補正部134の補正結果が示す輝度の増幅率)に合わせて、信号分離部120により分離された色信号を増幅する。例えば、色信号ブースト部250は、数式(9)〜数式(10)を用いて色信号(Cr、Cb)を増幅する。
Cr=((y−1)*Q+1)*Cr …(9)
Cb=((y−1)*Q+1)*Cb …(10)
ここで、yは輝度信号の増幅率である。また、Qは定数であり、Qの値を大きくする程、色信号は増幅する。
図23は、図2に示す画像データのダイナミックレンジを圧縮するとともに色信号を増幅した画像データの一例を示す図である。また、比較例として、図2に示す画像データのダイナミックレンジの圧縮のみを行った(色信号を増幅していない)画像データの一例を図24に示す。なお、図23に示す例では、定数Qの値を0.5に設定して色信号を増幅している。図23に示す画像データでは、楕円23で示す机の下部の色が、図24に示す画像データに比べはっきりと現れている。
次に、第2実施形態の画像処理装置200の動作について説明する。
図25は、第2実施形態の画像処理装置200で行われる画像処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS200〜S206までの処理は、図21に示すフローチャートのステップS100〜S106までの処理と同様であるため、説明を省略する。
続いて、色信号ブースト部250は、輝度ダイナミックレンジ圧縮部130により増幅された輝度信号の増幅率に合わせて、信号分離部120により分離された色信号を増幅する(ステップS207)。
以降のステップS208〜S212までの処理は、図21に示すフローチャートのステップS108〜S112までの処理と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、第2実施形態では、輝度信号の増幅率に合わせて色信号も増幅しているため、ダイナミックレンジを圧縮した画像データであっても、色をはっきりと表すことができ、色の再現性を良くすることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、増幅した輝度信号からノイズを除去する例について説明する。以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図26は、第3実施形態のダイナミックレンジ圧縮部310の構成の一例を示すブロック図である。第3実施形態の画像処理装置300のダイナミックレンジ圧縮部310では、ノイズ除去部360が追加された点で、第1実施形態のダイナミックレンジ圧縮部110と相違する。以下では、ノイズ除去部360について説明する。
ノイズ除去部360は、輝度ダイナミックレンジ圧縮部130により増幅された輝度信号の増幅率(階調補正部134の補正結果が示す輝度の増幅率)に合わせた強度で、輝度ダイナミックレンジ圧縮部130により増幅された輝度信号からノイズを除去する。ノイズ除去部360は、平滑化フィルタ部362と、合成部364とを、備える。
平滑化フィルタ部362は、輝度ダイナミックレンジ圧縮部130により増幅された輝度信号からノイズを除去するものであり、例えば、3*3の加重平均FIRフィルタ、メディアンフィルタ、又はεフィルタなどにより実現できる。これにより、多少ぼやけた輝度画像が生成される。
合成部364は、輝度ダイナミックレンジ圧縮部130により増幅された輝度信号の増幅率に合わせて、輝度ダイナミックレンジ圧縮部130により増幅された輝度信号と、平滑化フィルタ部362によりノイズが除去された輝度信号とを加算して、合成する。これにより、輝度が増幅された部分のみが平滑化され、他の部分の先鋭度が保たれる。例えば、合成部364は、数式(11)を用いて輝度信号を合成する。
Youtput=Ynoisefil*(y−1)+Y*(2−y) …(11)
ここで、Youtputは合成後の輝度信号であり、Ynoisefilは平滑化フィルタ部362によりノイズが除去された輝度信号であり、yは2<y<1の幅で制限された増幅率であり、Yは輝度ダイナミックレンジ圧縮部130により増幅された輝度信号である。
図27は、図2に示す画像データのダイナミックレンジを圧縮するとともに輝度信号のノイズを除去した画像データの一例を示す図である。また、比較例として、図2に示す画像データのダイナミックレンジの圧縮のみを行った(輝度信号のノイズを除去していない)画像データの一例を図28に示す。図27に示す画像データでは、図28に示す画像データに比べ、楕円27で示す床の部分のノイズが低減され、他の部分の先鋭度も失われていない。
次に、第3実施形態の画像処理装置300の動作について説明する。
図29は、第3実施形態の画像処理装置300で行われる画像処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS300〜S306までの処理は、図21に示すフローチャートのステップS100〜S106までの処理と同様であるため、説明を省略する。
続いて、ノイズ除去部360は、輝度ダイナミックレンジ圧縮部130により増幅された輝度信号の増幅率に合わせた強度で、当該輝度信号からノイズを除去する(ステップS307)。
以降のステップS308〜S312までの処理は、図21に示すフローチャートのステップS108〜S112までの処理と同様であるため、説明を省略する。
以上のように、第3実施形態では、輝度信号の増幅率に合わせた強度で輝度信号からノイズを除去しているため、輝度信号を増幅した部分以外の部分の先鋭度を失わずに、輝度信号を増幅した部分のノイズを低減できる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、第1実施形態の画像処理装置を備えた撮像装置について説明する。以下では、第1実施形態との相違点の説明を主に行い、第1実施形態と同様の機能を有する構成要素については、第1実施形態と同様の名称・符号を付し、その説明を省略する。
図30は、第4実施形態の撮像装置400の構成の一例を示すブロック図である。撮像装置400は、例えば、自動車に搭載されるバックモニタ装置等の車載カメラ装置などに用いることができ、図30に示すように、広角カメラユニット410と、画像処理装置100と、画像処理装置100から出力された画像データ信号が示す画像(映像)を表示する液晶モニタ(LCD)等の表示装置420を備える。広角カメラユニット410は、魚眼レンズなどの広画角の広角レンズ系412(広角光学系の一例)と、イメージセンサ190とを備える。イメージセンサ190は、広角レンズ系412を通して入射される被写体像を受光面に結像して画像データに変換する。
撮像装置400では、広角カメラユニット410が、図31に示すような画像データを撮像し、画像処理装置100が、広角カメラユニット410により撮像された画像データのダイナミックレンジを圧縮し、ダイナミックレンジを圧縮した画像データの歪みを補正した図32に示すような画像データや、視点を真上からの視点に変換した図33に示すような画像データを生成し、表示装置420が表示する。
なお、図32及び図33に示す例では、オーバレイ部180が、座標変換部170により歪み補正や視点変換が行われた画像データに、車の車幅を示す車幅線32−1、33−1や、車からの距離を示す距離線32−2、33−2を重畳させている。
また、車載カメラでは、歪み補正や回転補正や見下ろし角度補正や子画面など、利用状況などに応じて多種多様の画像変形が必要とされており、全ての種類の画像変形をLSIで実装するのは、開発コストおよび回路規模の制限のため実現困難である。このため、画像処理装置100の座標変換部170(座標計算部174)では、画像処理のタイプに依存しない双線形補間処理のみを行い、図示せず制御装置などで行われるソフトウェア処理で、双線形補間に利用される複数種類の参照点の座標(変換テーブル)を作成し、図示せぬROM(Read Only Memory)などの記憶部(不図)に記録しておく。記録しておくデータは、出力画像データをブロックで区切ったときのブロックの頂点(サンプリング画素)に対応する入力画像データ上の参照点である(図34参照)。
図33に示すような画像データの視点を真上からの視点に変換すると、画像の拡大率の影響が大きくなるため、第1実施形態の画像処理装置は、第4実施形態の撮像装置のような車載カメラ装置などに特に有用である。
(変形例)
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、図35に示す画像処理装置500のように、ダイナミックレンジ圧縮部110の前段に、画像データに対し一様にトーンカーブの特性を変化させ、画像データのγ補正を行うγ補正部585を設けるようにしてもよい。また、図36に示す画像処理装置600のように、座標変換部170の後段にγ補正部685を設けるようにしてもよい。また第4実施形態では、第1実施形態の画像処理装置を備えた撮像装置について説明したが、第4実施形態の撮像装置は、第2実施形態又は第3実施形態の画像処理装置を備えるようにしてもよい。
100、200、300、500、600 画像処理装置
110、210、310 ダイナミックレンジ圧縮部
120 信号分離部
130 輝度ダイナミックレンジ圧縮部
132 LPF部
134 階調補正部
136 乗算部
140 信号合成部
170 座標変換部
180 オーバレイ部
190 イメージセンサ
250 色信号ブースト部
360 ノイズ除去部
362 平滑化フィルタ部
364 合成部
400 撮像装置
410 広角カメラユニット
412 広角レンズ系
420 表示装置
585、685 γ補正部
特開2009−177703号公報 特許第4161719号公報 特許第4214457号公報

Claims (16)

  1. 入力された画像データ上の位置に応じてトーンカーブの特性を変化させ、前記画像データのダイナミックレンジを圧縮するダイナミックレンジ圧縮手段と、
    前記ダイナミックレンジが圧縮された前記画像データの座標を変換する座標変換手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記ダイナミックレンジ圧縮手段は、入力された前記画像データ上の暗い位置を明るくするように前記トーンカーブの特性を変化させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記ダイナミックレンジ圧縮手段は、
    入力された前記画像データを輝度信号と色信号とに分離する信号分離手段と、
    前記輝度信号の空間周波数のうち遮断周波数よりも低い周波数を取り出すことにより、前記画像データの全体的な輝度変化を演算するLPF手段と、
    前記LPF手段の演算結果をトーンカーブ関数で補正する階調補正手段と、
    前記輝度信号と前記階調補正手段の補正結果とを乗算した輝度信号を生成する乗算手段と、
    生成された前記輝度信号と前記色信号とを合成して、前記ダイナミックレンジを圧縮した前記画像データを生成する信号合成手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記LPF手段は、前記輝度信号が示す輝度画像データを予め定められたメッシュ数に分割し、分割したメッシュ毎に輝度の総和を計算し、計算した輝度総和を頂点データとすることで縮小画像データを作成し、作成した縮小画像データの各メッシュの中間点を線形補完して前記輝度画像データと同じ大きさまで拡大することにより、前記画像データの全体的な輝度変化を演算することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記メッシュ数は、2*2より多くかつ16*16より少ないことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記階調補正手段の補正結果をy、前記LPF手段の演算結果をx、定数をA、B、Cとした場合、前記トーンカーブ関数は、数式(1)で表されることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1つに記載の画像処理装置。
    y=A/exp(x/B)+C …(1)
  7. 前記階調補正手段は、前記yの値が1以下の場合、前記yの値を1に補正することを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記階調補正手段は、前記yの値が定数Dより大きい場合、前記yの値を前記定数Dに補正することを特徴とする請求項6又は7に記載の画像処理装置。
  9. 前記階調補正手段は、前記数式(1)の演算結果を予めテーブルで保持し、前記テーブルに保持された前記演算結果を用いて、前記LPF手段の演算結果を補正することを特徴とする請求項6〜8のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  10. 前記階調補正手段は、前記数式(1)を近似した多項式を用いて、前記LPF手段の演算結果を補正することを特徴とする請求項6〜8のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  11. 前記ダイナミックレンジ圧縮手段は、
    前記階調補正手段の補正結果が示す前記輝度信号の増幅率に合わせて、前記色信号を増幅する色信号ブースト手段、
    を更に備えることを特徴とする請求項3〜10のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  12. 前記ダイナミックレンジ圧縮手段は、
    前記階調補正手段の補正結果が示す前記輝度信号の増幅率に合わせた強度で、前記乗算手段により生成された前記輝度信号からノイズを除去するノイズ除去手段、
    を更に備えることを特徴とする請求項3〜11のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  13. 前記画像データに対し一様にトーンカーブの特性を変化させ、前記画像データのγ補正を行うγ補正手段、
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  14. 前記座標変換手段は、前記ダイナミックレンジが圧縮された前記画像データの座標を変換することにより、前記画像データの歪み補正又は視点変換を行うことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1つに記載の画像処理装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか1つに記載の画像処理装置と、
    広角光学系と、
    前記広角光学系を通して入射される被写体像を画像データに変換し、変換した画像データを前記画像処理装置に入力するイメージセンサと、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  16. ダイナミックレンジ圧縮手段が、入力された画像データ上の位置に応じてトーンカーブの特性を変化させ、前記画像データのダイナミックレンジを圧縮するダイナミックレンジ圧縮ステップと、
    座標変換手段が、前記ダイナミックレンジが圧縮された前記画像データの座標を変換する座標変換ステップと、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
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