JP2011172178A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2台の撮像装置を用いて左目用と右目用との画像により立体視される立体画像用の画像データを撮像する場合にユーザーの利便性を向上させる。
【解決手段】左目用と右目用との画像により立体視される立体画像用の画像データを撮像する撮像装置1a、1bであり、撮像装置1aと、他の撮像装置1bとの相対的な位置関係を検出する相対的位置関係検出部101と、入力された光束を撮像して、相対的位置関係検出部101が検出した位置関係に対応して左目用または右目用の画像データを出力する撮像部102とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、左目用と右目用との画像により立体視される立体画像用の画像データを撮像する撮像装置に関する。
立体写真撮影可能とするため、立体画像とする左目用と右目用との2つの画像を、それぞれ撮像する2つの撮像手段を持つカメラが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−33476号公報
上述の特許文献1は、立体画像のために特別に構成されたカメラであり、汎用的な構成とはなっていない。
このため、通常の一眼レフカメラを用いて、左目用と右目用との画像により立体視される立体画像用の画像データを撮像する場合には、ユーザーが撮像装置の固定方法などを工夫して立体画像用の画像データを撮像し、それを表示や保存し、さらに保存された画像データに対して立体画像への変換処理等の処理を行っていた。
その場合に、例えば垂直に立てた2台のカメラを用いた立体画像撮影においてユーザーにとって便利となるような機能は提供されていなかった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、2台の撮像装置を用いて左目用と右目用との画像により立体視される立体画像用の画像データを撮像する場合に、ユーザーの利便性を向上させることができる撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、左目用と右目用との画像により立体視される立体画像用の画像データを撮像する撮像装置であり、前記撮像装置と、他の撮像装置との相対的な位置関係を検出する検出手段と、入力された光束を撮像して、前記検出手段が検出した位置関係に対応して左目用または右目用の前記画像データを出力する撮像部とを有することを特徴とする。
本発明の撮像装置によれば、2台の撮像装置の相対的な位置関係に対応して左目用または右目用の画像データが出力される。すなわち、出力された画像データは、相対的な位置関係に対応して自動的に左目用または右目用として出力されるので、例えば立体画像の表示や立体画像生成用の処理などを効率的に行うことが可能となる。
本発明による撮像装置の一実施形態の構成を説明するためのブロック図である。 図1に示す撮像装置1aと撮像装置1bの固定状態の一例を示す側面図である。 図2の撮像装置1a及び1bと異なる外観形状を有する撮像装置1c及び1dの固定状態の一例を示す側面図である。 図1に示す撮像装置1aの背面モニター24の表示例を示す模式図である。 図2の撮像装置1a及び1bの背面モニター24a及び24bにおける表示例と、画像データのトリミング例を説明するための模式図である。 図3の撮像装置1c及び1dの背面モニター24c及び24dにおける表示例と、画像データのトリミング例を説明するための模式図である。 図3の撮像装置1c及び1dの背面モニター24c及び24dにおける他の表示例を説明するための模式図である。 図1に示す撮像装置1aと撮像装置1bの他の固定及び接続状態を説明するための側面図である。 図1に示す撮像装置1aと撮像装置1bのさらに他の固定及び接続状態を説明するための側面図である。 図1に示す撮像装置1aと撮像装置1bの動作例を示すシーケンス図である。 図1に示す撮像装置1aと撮像装置1bの他の動作例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明による撮像装置の一実施形態の構成を説明するためのブロック図であり、図2は、図1に示す撮像装置1aと撮像装置1bの固定例を示す側面図である。
図1の撮像装置1aは、他の同一構成の撮像装置1bとともに、左目用と右目用との画像により立体視される立体画像用の画像データを撮像する。本実施形態の撮像装置1a及び1bは、例えば、一般的な一眼レフデジタルカメラに、本発明が特徴とする機能を追加することで構成されている。その場合に、後述する追加機能を除き、撮像素子、光学系、それらの制御装置等についての基本的な構成・動作については従来の一眼レフデジタルカメラと同様である。
また、立体画像用の画像データを撮像する際には、撮像装置1a及び撮像装置1bは、図2に示すように固定されて使用されるものとする。図2は、撮像装置1a及び撮像装置1bを背面からみた図であり、固定器具4に互いの底面を向き合わせるようにして、撮像装置1a及び撮像装置1bの三脚用ねじ穴に、固定ねじ43a及び43bを締め付けることで縦位置方向に固定されている。図2の固定器具4は、水平部材41と、垂直部材42a及び42bとから構成されていて、撮像装置1a及び撮像装置1bは、垂直部材42a及び42bに固定ねじ43a及び43bを用いて固定されている。この固定ねじ43a及び43bは、垂直位置(y方向の高さ)が一致するように、回転自在に垂直部材42a及び42bに取り付けられている。また、図2では、撮像装置1aのレンズ等の光学系及び撮像素子の中心31aが黒丸に十字を付けた記号で、背面モニター24aの中心32aが白丸に十字を付けた記号で示されている。同様に、撮像装置1bの光学系及び撮像素子の中心31bが黒丸に十字を付けた記号で、背面モニター24bの中心32bが白丸に十字を付けた記号で示されている。この場合、撮像装置1aが右目用の画像を撮像し、撮像装置1bが左目用の画像を撮像するために使用される。
また、図3は、図2の撮像装置1a及び1bと異なる外観形状を有する撮像装置1c及び1dの固定状態の一例を示す側面図である。撮像装置1c及び1dは、撮像装置1a及び1bと同様の内部構成を有して構成されている。図3に示す例では、撮像装置1cの光学系の中心31c(あるいは背面モニター24cの中心32c)と撮像装置1dの光学系の中心31d(あるいは背面モニター24dの中心32d)との縦方向(y方向)のずれが、図2に示す撮像装置1a及び1bの光学系の中心31a及び31b間のずれ(あるいは背面モニター24a及び24bの中心32a及び32b間のずれ)と比べて、大きくなっている。
図1に示す本実施形態の撮像装置1aは、各部を制御する画像処理制御回路11、通信制御回路21、通信端子22、メモリー23、背面モニター24、撮像素子25、姿勢センサー26、AF(オートフォーカス)/AWB(オートホワイトバランス)制御回路27、操作部28、メモリーカード29及び光学系30を備えている。ここで、背面モニター24は、図2の背面モニター24aに対応している。また、撮像装置1aは、図示していないバッテリー、時計回路、マイクロフォン、映像音声出力端子、リモートコントロール信号の信号受信回路、レリーズの接続端子等の構成を有している。
画像処理制御回路11は、CPU(中央処理装置)と、メモリと、各部21、23〜29との信号入出力回路あるいは各部21、23〜29のドライブ回路等を備えて構成されていて、メモリに記憶されている所定のプログラムを実行することで各部21、23〜29の制御を行う。また、メモリには、図2のように同一水平線44上で三脚用ねじ穴を用いて固定されている他の撮像装置1bの光学系30の中心31bと自装置の光学系30の中心31aとのy方向のずれ量と、光学系30の動作状態やAF/AWB制御回路27における制御状態から推定される(例えば、光学系30におけるレンズの焦点距離の調整量から求める)被写体及び撮像素子25間の距離情報と、撮像装置1a、1b、…等の機種情報とに対応づけて予め算出されている、画像データの縦方向の位置調整量を示すデータテーブルが格納されている。また、画像処理制御回路11は、背面モニター24に図4に示すようなメニュー表示を行うことで、ユーザーによる立体画像撮像等のための設定を受け付け、それに従って各処理を実行する。
図4は、背面モニター24の表示例を示す模式図である。図4(a)の表示において、操作部28のカーソルキー、エンターキー等を用いたユーザーによる操作によって、「縦位置立体撮影」が設定された場合、図4(b)の表示が行われる。図4(b)の表示において、「有効」が選択・設定され、さらに「その他の設定」が選択されると、図4(c)の表示が行われる。ここで、「ボディ位置設定」が選択されると図4(d)の表示が行われ、「他ボディとのペアリング設定」が選択されると図4(e)の表示が行われ、「背面モニター調整」が選択されると図4(f)の表示が行われ、そして、「記録画像設定」が選択されると図4(g)の表示が行われる。
図4(d)の表示では、「AUTO」(オート)が選択された場合、後述する制御によって自動的にボディ位置の右目用又は左目用の設定が行われる。他方、「右」又は「左」が選択された場合には手動でボディ位置が右目用又は左目用に設定される。図4(e)の表示では、「AUTO」が選択された場合、図4(d)の表示画面で例えば右目用にボディ位置が設定されている撮像装置の主従関係がマスターに設定され、他の撮像装置がスレーブに設定される。他方、「マスター」、「スレーブ」又は「独立」が選択された場合には手動でマスター、スレーブ又は独立(他の撮像装置との主従関係なし)に設定される。
図4(f)の表示では、「する」が選択された場合に、別表示にて背面モニター24の表示位置を調整する設定が行われる。図4(g)の表示では、「最大」が選択された場合、縦画像での撮影を行うことが設定され、他方、「横画像で撮影」が選択された場合には、予め(あるいは別表示で)設定される縦横比にて縦画像をトリミングすることで作成された横画像にて画像データの撮像、表示及び保存が行われるとの設定が行われる。
図1において、通信制御回路21は、例えばUSB(Universal Serial Bus)ホスト及びデバイス両対応のコントローラとして構成されている。この場合、通信端子22は、USBホスト、USBデバイス用の2つの端子を有して構成されている。撮像装置1aは、通信制御回路21及び通信端子22によって、通信ケーブル6を介して、他の撮像装置1bと接続することで、画像(映像)データ、音声データ、撮像装置1bの機種情報や図2に示す光学系30及び撮像素子の中心31bや背面モニター24bの中心32bの仕様を表す情報や、他の制御データを送受信することができるようになっている。なお、通信制御回路21は、USBその他の有線の通信規格に限らず、無線LAN(ローカルエリアネットワーク)ほかの無線通信の規格を用いるもの、あるいはその両方に対応するものであってもよい。
メモリー23は、撮像装置1aで撮影された画像データ、音声データ等を所定の階層構造を用いて記憶するとともに、通信制御回路21及び通信端子22を介して他の撮像装置1bから受信した画像データ、音声データ等を所定の階層構造を用いて記憶する。また、メモリー23は、メモリーカード29との間で記憶データを転送することも可能となっている。
背面モニター24は、液晶表示パネル等を用いて構成されていて、撮像素子25から出力されている画像データ、メモリー23又はメモリーカード29に記憶されている画像データや、画像処理制御回路11から指示された種々の文字、図形情報等を表示する。また、背面モニター24には、ライブビューモードとして、光学系30を介して入力される光束を受光面において結像することで撮像素子25が出力する画像データを、スルー画データとして表示される。
光学系30は、例えば、ズームレンズ、焦点調整レンズ(AFレンズ)、これら各レンズを駆動するレンズ駆動部などから構成されている。なお、この光学系30は、撮像装置1a(あるいは1b)に取り付けられて一体とされていても良いし、着脱可能に取り付けられても良い。
撮像素子25は、光学系30の各レンズを介して受光した光束を、受光面において結像し、結像された光学像を電気信号に変換し、画像データとして画像処理制御回路11に出力する。
撮像素子25は、例えば、操作部28を介して撮像指示を受け付けていない状態において、連続的に得られる画像データをスルー画データとして、内部のA/D変換部や撮像部102を介して画像表示部105に出力する。
姿勢センサー26は、例えば傾斜角センサーとして構成されていて、地球重心の方向に対する傾きを電気信号に変換し、撮像装置1aの姿勢を表す姿勢データとして出力する。傾斜角センサーとしては、ポテンショメーター式、トルクバランス式、静電容量式等の種々のものを用いることができる。姿勢センサー26は、図2に示すように撮像装置1aが縦位置となっている場合には、縦位置であることと、どちらの側面が下側であるのかを示す信号を出力するとともに、撮像装置1aが横位置となっている場合にはその旨を示す信号を出力する。ただし、姿勢センサー26は、例えばジャイロセンサー等を用いて角度を検知するものとして構成したり、地磁気センサーを利用した電子コンパスを用いて撮像装置1の方位を検知するものとして構成したり、キネマティック測位システム(RTK−GPS測量システム)などを用いて数cm単位の精度で緯度経度や高度を測位するものとして構成したり、あるいはそれらを組み合わせて構成したりすることができる。
AF/AWB制御回路27は、光学系30やそれに付随する各種センサを制御し、光学系30のレンズ駆動部を介してフォーカスを自動的に制御したり、ホワイトバランスの調整値を算出したりする。また、AF/AWB制御回路27からは、ホワイトバランスの調整値、光学系30の焦点距離の情報などが出力される。
操作部28は、カーソルキー、エンターキー、各種押しボタン、ダイヤルキー等の操作子から構成されていて、ユーザーによるそれら操作子に対する操作に応じた電気信号を出力する。
メモリーカード29は、着脱自在に装着されているフラッシュメモリー等からなる記憶装置である。
また、上述した画像処理制御回路11によって、その内部のメモリに格納されているプログラムを実行することで提供される機能の構成単位(ブロック)として、相対的位置関係検出部101、撮像部102、第1の画像処理部103、第2の画像処理部104、画像表示部105、情報付加部106、設定制御部107、焦点距離比較部108、及び記憶制御部109が実現される。
相対的位置関係検出部101は、他の撮像装置1bとの相対的な位置関係を検出する機能を提供する機能ブロックである。姿勢センサー26が傾きセンサーから構成されている場合、図2に示すように、撮像装置1aと撮像装置1bとが底面を合わせるように固定されているという前提条件の下、撮像装置1a内の姿勢センサー26から縦位置であることと、ボディの一方の側(この場合、後ろから見て右側)が下であるということを示す情報が入力される。この場合、相対的位置関係検出部101は、撮像装置1aと撮像装置1bとの設置に係る上記前提条件に基づき、撮像装置1aが右目用の位置に配置されていることを検知することができる。他方、他の撮像装置1bでは、撮像装置1b内の姿勢センサーから撮像装置1bが縦位置であることと、ボディの撮像装置1aとは反対側が下であることが入力されるので、撮像装置1bの相対的位置関係検出部では、撮像装置1bが左目用の位置に配置されていることを検知することができる。このように、相対的位置関係検出部101は、姿勢センサー26からの出力に基づき、撮像装置1aと撮像装置1bとが底面を合わせるように固定されているという前提条件のもと、自装置が右目側と左目側のどちらに設置されているのかということを検知するとともに、他の撮像装置1bが、自装置について検知した側と異なる側に設置されていることを検知することができる。
なお、姿勢センサー26から位置情報や向きの情報が出力されるようになっている場合には、相対的位置関係検出部101は、通信制御回路21を介して、他の撮像装置1bから位置情報や向きの情報を受け取ることで、自装置と他の撮像装置1bとの相対的な位置関係を上記の前提条件が無い場合であっても求めることができる。
撮像部102は、操作部28や、レリーズ、リモートコントローラを用いてユーザーによって指示されたタイミングで、光学系30を介して入力された光束が結像された撮像素子25の表示面における光学像の画像データを、相対的位置関係検出部101が検出した位置関係に対応して左目用または右目用の画像データとしてメモリー23又はメモリカード29に記憶する。図2に示す例では、撮像装置1aによって撮影された画像が、右目用の画像データとして記憶される。他方、撮像装置1bによって撮影された画像が、左目用の画像データとして記憶される。
第1の画像処理部103は、他の撮像装置1bとの光学系30の中心のずれ量を元に、自身の撮像部102によって撮像された画像データと他の撮像装置1bの撮像部が撮像した画像データとの相対的な位置関係を調整する。例えば、図2に示すように、撮像装置1aの光学系30及び撮像素子の中心31aと、固定ねじ43a及び43bの軸中心44と、撮像装置1bの光学系30及び撮像素子の中心31bとが横方向(x方向)でほぼ一直線上に並んでいる場合、縦方向(y方向)の光学系30の中心のずれ量はほぼ零となる。この場合、第1の画像処理部103は、各画像データ間の位置関係の調整を行わないか、あるいは小さなずれ量に応じて各画像データ間の位置関係の調整を行う。調整を行う場合、具体的には、ずれ量と、焦点を合わせた被写体と撮像素子25との間の距離との各情報等に基づいて、画像処理制御回路11内のメモリに図2の撮像装置1a及び1bの機種情報に対応して格納されている上記のデータテーブルを参照し、撮像した画像データにおける縦方向(y方向)の調整量を決定する。
そして、自装置の光学系の中心31aが他の撮像装置1bよりも例えば縦方向(y方向)で上側の場合には、決定した調整量の半分に対応する量だけ画像データの中心を下側にシフトさせるとともに、シフトさせた分だけ画像データのトリミングを実行する。反対に、撮像装置1bでは、調整量の半分だけ画像データの中心を反対方向にシフトさせるとともに、シフトさせた分だけ画像データのトリミングを実行する。このようにして、第1の画像処理部103によって、他の撮像装置1bとの光学系の中心のずれ量を元に、自身の撮像部102によって撮像された画像データと他の撮像装置1bの撮像部が撮像した画像データとの相対的な位置関係が調整される。
また、第2の画像処理部104は、画像データが縦長の場合に、他の撮像装置1bとの間で予め設定された縦横比となるよう、その画像データの上下をトリミングする。図5(a)は、図2に示す背面モニター24a及び24bの表示例、図5(b)は、第2の画像処理部104によって、図5(a)に示すような縦長の画像データを、他の撮像装置1bとの間で予め設定された縦横比(ここでは縦:横=3:4)となるよう、その画像データの上下をトリミングした画像データ51a(撮像装置1a内の画像データ)と画像データ51b(撮像装置1b内の画像データ)を示している。また、図6(a)は、図3に示す背面モニター24c及び24dの表示例、図6(b)は、第2の画像処理部104によって、図6(a)に示すような縦長の画像データを、他の撮像装置1dとの間で予め設定された縦横比(ここでは3:4)となるよう、その画像データの上下をトリミングした画像データ51c(撮像装置1c内の画像データ)と画像データ51d(撮像装置1d内の画像データ)を示している。
画像表示部105は、撮像素子25によって撮像された画像データあるいはさらに第1の画像処理部103や第2の画像処理部104によって処理された画像データを、背面モニター24a(あるいは背面モニター24c)において、他の撮像装置1bの背面モニター24b(あるいは背面モニター24d)に表示されている画像データに対応する表示位置に表示させる処理を行う。図7は、図6(b)の画像データ51cと画像データ51dを、第1の画像処理部103や第2の画像処理部104で処理した後、画像表示部105によって、背面モニター24cと背面モニター24dに表示する場合の一例を示している。図3に示すように、撮像装置1cの背面モニター24cの中心32cは、撮像装置1dの背面モニター24dの中心32dに対して、y方向上側にやや大きくずれている。撮像装置1cの画像表示部105は、背面モニター24cにおいて、画像データ52cをこの中心32cからのずれの大きさの分だけy方向の下向きにずらして表示を行う。これによって、撮像装置1cの背面モニター24cに表示された画像データ52cのy方向の表示位置と、撮像装置1dの背面モニター24dに表示された画像データ52cのy方向の表示位置とが一致される。なお、表示位置は、さらに手動で調整できるようにしてもよい。
なお、画像表示部105は、背面モニター24a(あるいは背面モニター24c)に対し、画像データの表示のほか、図4に示すようなメニュー表示を指示したり、他の撮像装置1b(あるいは撮像装置1d)から入力される姿勢データと、自身の姿勢センサー26から出力された姿勢データとを並べて表示する指示を行うことができるようになっている。
情報付加部106は、画像データをメモリー23あるいはメモリカード29に保存する際に、他の撮像装置1bと同期して撮像されたことを示す識別情報を付加する処理を行う。例えば、あらかじめ、図示していない撮像装置1aに設けられた時計回路と、撮像装置1bに設けられた時計回路との時刻の同期をとっておき、情報付加部106によってその時計回路から得た時刻を表す情報を画像データに付加する処理を行う。あるいは、撮像装置1a及び撮像装置1bによって動画撮影を行う場合には、その同期がとれた時計回路の出力に基づく時刻情報を各フレームあるいは所定のフレームおきに付加する処理を、情報付加部106によって行うようにする。さらに、情報付加部106は、ユーザーによる設定に応じて、相対的位置関係検出部101によって検出された情報、すなわち、例えば撮像装置1aが右目用の位置に配置されていて、撮像装置1bが左目用の位置に配置されているという位置関係の情報に対応させて、右目用あるいは左目用のいずれかであるかを示す左右識別情報を、画像データに付加する処理を行うようにすることができる。具体的には、情報付加部106は、例えば、撮像装置1aで同じファイル名の末尾に右目用であることを示す「R」の文字を付加するとともに、撮像装置1bで同じファイル名の末尾に左目用であることを示す「L」の文字を付加する処理を行う。
設定制御部107は、ユーザーによる設定に従い、自身がスレーブ、他の撮像装置1bがマスターとして設定されている場合に、マスターである他の撮像装置1bの撮影設定のデータを読み込み、マスターの設定と同一の撮影設定とする処理を行う。例えば、画像データの保存画質(圧縮率)、保存フォーマット、画像サイズ、AWBの設定値、露出の値、シャッター速度の設定等を読み込み、スレーブ側の設定をマスター側に一致させる。
焦点距離比較部108は、自身がマスター、他の撮像装置1bがスレーブとして設定されている場合に、撮像する際、他のスレーブの撮像装置1bの焦点距離を読み込み、読み込んだ焦点距離と、自身の焦点距離とを比較し、異なる焦点距離の場合に警報を通知する処理を行う。警報の通知は、背面モニター24にその旨を示す情報を表示することで行う。
そして、記憶制御部109は、予め設定された記憶先を示す情報に基づいて、画像データを自身のメモリー23あるいはメモリーカード29に記憶させるか、あるいは他の撮像装置1bに出力するかの制御を行う。その際、記憶制御部109は、例えば右目用の撮像装置1aにおいては撮影された画像データの向きの変換処理を行わずに方向そのままで画像データを保存し、左目用の撮像装置1bにおいては撮影された画像データの向きの180°回転させる変換処理を行った後画像データを保存する処理などを行うようにすることができる。この場合、例えば3D画像作成処理の際に、画像データを撮像装置1a又は1bの配置に合わせて回転させる処理が不要となる。
なお、図8は、図2の撮像装置1aと撮像装置1b間を通信ケーブル6で接続する例を示している。また、図9は、図2の撮像装置1aと撮像装置1bの他の配置例を示している。このような配置がなされ、かつ、撮像装置1aと撮像装置1bに縦位置での撮影モードが設定されている場合には、例えば撮像装置1bの背面モニター24に左目用に設定されているのに右目用の配置がなされている旨の警報表示を行うようにすることができる。
また、図10は、撮像装置1bで撮像された画像データを、撮像装置1aのメモリー23又はメモリーカード29に転送して保存する場合の動作を示している。この場合、撮像装置1aがマスターに、撮像装置1bがスレーブに設定されているものとする。撮像装置1aでユーザーがレリーズによる撮像指示を行ったとすると、画像処理制御回路11によってレリーズ信号が検出され(S11)、撮像装置1aから撮像装置1bレリーズ要求が送信される(S12)。撮像装置1bでは、撮像及び画像処理が実施され(S14)、撮像された画像データが撮像装置1aへ送信される(S16)。次に、撮像装置1aでは、自装置で撮像した画像データと撮像装置1bで撮像された画像データとがあらかじめ設定されている形式に変換され、メモリーカード29等に記録される。その際、あらかじめ設定されているファイル名やフォルダ階層が用いられる。
また、図11は、撮像装置1aの背面モニター24で撮像装置1aと撮像装置1bの両方の撮像情報のライブビュー表示を行う場合の処理の流れを示している。撮像装置1a(マスター設定)においてユーザーの所定の操作部28に対する操作によってライブビュー処理が指示されると、撮像装置1aの画像処理制御回路11によってライブビュースタート信号が検出される(S21)。次に、撮像装置1aからライブビュー要求が送信されるとともに(S22)、撮像装置1aで1フレーム分の処理が行われる(S23)。撮像装置1bでは、1フレーム分の処理なされたのち(S24)、データ転送処理が行われる(S25)。1フレーム分のフレームデータが撮像装置1aへ転送されると(S26)、撮像装置1aでは出力処理が行われる(S27)。撮像装置1aでは、出力処理(S27)に続いて1フレーム分の処理が行われる(S28)。他方、撮像装置1bでは、データ転送処理(S25)に続いて、1フレーム分の処理なされたのち(S29)、データ転送処理が行われる(S30)。撮像装置1aでは、転送されたフレームデータ(S31)を受信すると、出力処理(S32)が実行される。このようにして、撮像装置1aで両方の撮影画像を確認することが可能となる。
なお、本発明の実施形態は上記のものに限定されず、例えば、撮像装置1aと撮像装置1bに装着されているレンズが異なる場合にはその旨の警報表示を行う機能を追加したり、外部に3D表示を行うことができるモニターを接続した場合には、その表示に適したデータを一方の撮像装置で生成・出力する機能を追加したり、背面モニター24を3D表示可能な構成としたり、背面モニター24に画像データを表示する場合に撮像装置1aと撮像装置1bで画像認識を用いて基準となる同一の被写体にマークを付けて表示する機能を追加したり、どちらかの撮像装置において両方の撮像装置の水準器情報を表示させる機能を追加したり、音声についてもスレーブ側の撮像装置で記録されたデータをマスター側の撮像装置へ転送してステレオ音声に変換する機能を追加したり、オートフォーカスの補助光などの反射光の最も強い位置を背面モニター24に各撮像装置において表示することで位置あわせを容易とするような機能を追加したりすることが可能である。
1a、1b、1b、1d…撮像装置、11…画像処理制御回路、24、24a、24b、24c、24d…背面モニター、30…光学系、31a、31b、31c、31d…光学系の中心、101…相対的位置関係検出部、102…撮像部

Claims (10)

  1. 左目用と右目用との画像により立体視される立体画像用の画像データを撮像する撮像装置であり、
    前記撮像装置と、他の撮像装置との相対的な位置関係を検出する検出手段と、
    入力された光束を撮像して、前記検出手段が検出した位置関係に対応して左目用または右目用の前記画像データを出力する撮像部と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記他の撮像装置との光学系の中心のずれ量を元に、自身の撮像部が撮像した画像データと前記他の撮像装置の撮像部が撮像した画像データとの相対的な位置関係を調整する第1の画像処理部
    をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画像データが縦長の場合に、前記他の撮像装置との間で予め設定された縦横比となるよう、その画像データの上下をトリミングする第2の画像処理部
    をさらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記画像データを表示する表示部と、
    前記画像データを前記表示部に、他の撮像装置の表示部に表示されている画像データに対応する表示位置に表示させる画像表示部と
    をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記他の撮像装置と同期して撮像されたことを示す識別情報を付加する情報付加部
    をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 前記検出手段は、右目用あるいは左目用のいずれの位置に配置されているかの前記位置関係を検出し、
    前記情報付加部が前記位置関係に対応し、右目用あるいは左目用のいずれかであるかを示す左右識別情報を、前記画像データに付加する
    ことを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記撮像装置の姿勢を表す姿勢データを出力する姿勢センサをさらに有し、
    前記画像表示部が、前記表示部に対し、前記他の撮像装置から入力される姿勢データと、自身の姿勢データとを並べて表示させる
    ことを特徴とする請求項4から請求項6のいずれかに記載の撮像装置。
  8. 自身がスレーブ、他の撮像装置がマスターとして設定されている場合に、マスターである他の撮像装置の撮影設定のデータを読み込み、マスターの設定と同一の撮影設定とする設定制御部
    をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の撮像装置。
  9. 自身がマスター、他の撮像装置がスレーブとして設定されている場合に、撮像する際、他のスレーブの撮像装置の焦点距離を読み込み、読み込んだ焦点距離と、自身の焦点距離とを比較し、異なる焦点距離の場合に警報を通知する焦点距離比較部
    をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の撮像装置。
  10. 予め設定された記憶先を示す情報に基づいて、前記画像データを自身の記憶部に記憶させるか、あるいは他の撮像装置に出力するかの制御を行う記憶制御部
    をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の撮像装置。
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