JP2011172024A - 光通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】予備系の光伝送路を用いた耐障害性の高い通信サービスを実現しつつ、光伝送路の使用効率を高めることを目的とする。
【解決手段】第1の光信号群及び第2の光信号群を送受信する光通信装置は、前記第1の光信号群から当該光通信装置宛の光信号を分岐し、前記第1の光信号群に当該光通信装置発の光信号を挿入する第1の光信号分岐挿入手段と、前記第2の光信号群から当該光通信装置宛の光信号を分岐し、前記第2の光信号群に当該光通信装置発の光信号を挿入する第2の光信号分岐挿入手段と、前記第1の光信号群を伝送する光伝送路に障害が検知された場合、障害の検知前に前記第2の光信号群を伝送していた光伝送路を用いて前記第1の光信号群を伝送する経路切替手段と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、光通信装置に関する。
近年、光ファイバを介してリング状に接続された光通信システムとして、波長単位で光信号の挿入・分岐が可能な光ADM(Add/Drop Multiplexer)を用いた光ADM通信システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。光ADM通信システムでは、2つのノード間に波長単位で光パスを設定し、この光パスを使ってノード間で通信ができるように構成されている。ここで、光ファイバを双方向化して、一方を現用系、他方を予備系として冗長化すれば、現用系の光ファイバが故障した場合でも、予備系の光ファイバを使用できるので、耐障害性が向上する。
特開2009−206797号公報
松本他,プリアンブル遅延によるラベル更新処理を用いた自己ルーチング型光パケット転送機構,電子情報通信学会論文誌B,Vol.J91-B,No.10,pp.1244-1253,Oct. 2008
しかしながら、上記のような双方向光ADM通信システムでは、障害が発生していない場合には予備系の光伝送路は実効的に使用されないので、全体の帯域使用効率が低下してしまうという問題がある。
本発明は、予備系の光伝送路を用いた耐障害性の高い通信サービスを実現しつつ、光伝送路の使用効率を高めることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の光通信装置は、
第1の光信号群及び第2の光信号群を送受信する光通信装置であって、
前記第1の光信号群から当該光通信装置宛の光信号を分岐し、前記第1の光信号群に当該光通信装置発の光信号を挿入する第1の光信号分岐挿入手段と、
前記第2の光信号群から当該光通信装置宛の光信号を分岐し、前記第2の光信号群に当該光通信装置発の光信号を挿入する第2の光信号分岐挿入手段と、
前記第1の光信号群を伝送する光伝送路に障害が検知された場合、障害の検知前に前記第2の光信号群を伝送していた光伝送路を用いて前記第1の光信号群を伝送する経路切替手段と、
を有することを特徴とする。
本発明の実施例によれば、予備系の光伝送路を用いた耐障害性の高い通信サービスを実現しつつ、光伝送路の使用効率を高めることができる。
本発明の実施例に係る光通信システムの構成例 本発明の実施例で用いられる光パケットの構成例 本発明の実施例に係る光通信装置の構成例 光ファイバに障害が検知された場合の信号経路を示す図 光ファイバに障害が検知された場合の信号経路を示す図 光パスADMの構成例 光パケットADMの構成例 障害が発生していない場合の光パス/光パケット経路 障害が検知された場合の光パス経路 本発明の別の実施例に係る光通信装置の構成例 障害が検知された場合の光パス/光パケット経路
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
本発明では、第1の光信号群及び第2の光信号群を送受信する光通信装置が用いられる。光通信装置は、第1の光信号群から当該光通信装置宛の光信号を分岐し、第1の光信号群に当該光通信装置発の光信号を挿入する第1の光信号分岐挿入手段と、第2の光信号群から当該光通信装置宛の光信号を分岐し、第2の光信号群に当該光通信装置発の光信号を挿入する第2の光信号分岐挿入手段とを有する。
障害が発生しない場合、例えば、第1の光信号群を伝送する光伝送路は、現用系の光伝送路に相当し、第2の光信号群を伝送する光伝送路は、予備系の光伝送路に相当する。この場合、第1の光信号分岐挿入手段は、現用系の光信号を分岐挿入し、第2の光信号分岐挿入手段は、予備系の光信号を分岐挿入する。現用系の光伝送路では、波長単位の光パスが用いられ、予備系の光伝送路では、単一波長又は複数波長で構成された光パケットが用いられてもよい。現用系の光伝送路に障害が検知された場合、現用系の光伝送路に収容されていた光パスを予備系の光伝送路で伝送する。このようにして、予備系の光伝送路を用いた耐障害性の高い通信サービスが実現される。
また、現用系の光伝送路では、優先度の高い通信サービスが提供され、予備系の光伝送路では、優先度の低い通信サービスが提供されてもよい。このように伝送信号に優先度を付け、予備系の光伝送路で優先度の低いサービスを提供することにより、光伝送路の使用効率を高めることができる。
<実施例1>
図1は、本発明の実施例に係る光通信システムの構成例を示す図である。光通信システムは、光通信装置1a、1b、1c及び1dと、これらの光通信装置を接続する光ファイバ2a、3a、2b、3b、2c、3c、2d及び3dとで構成される。
各光通信装置には一対の光ファイバが接続され、光通信システムは、双方向リング型の構成となっている。光ファイバ2a、2b、2c及び2dで構成される光リングは、現用系の光伝送路に相当するものとし、光ファイバ3a、3b、3c及び3dで構成される光リングは、予備系の光伝送路に相当するものとする。
本実施例において、現用系の光伝送路では、光パスが用いられ、予備系の光伝送路では、光パケットが用いられる。光パスとは、各光通信装置間に設定された通信経路のことをいう。一方、光パケットは、光信号がパケット化され、宛先がラベルに設定されて転送されるものをいう。すなわち、光パスでは、設定されたコネクション情報に従って、波長単位で光信号が伝送されるが、光パケットでは、パケットに付与されたラベルに従って、パケット単位で光信号が伝送される。
以下では、光パスは、λ2、λ3、・・・、λnの波長を使用し、光パケットは、ラベルにλ0の波長を使用してペイロードにλ1、λ2、λ3、・・・、λnの波長を使用するものとする。例えば、光パケットは、図2(a)に示す多波長光パケットでもよく、図2(b)に示す単一波長光パケットでもよい(例えば、非特許文献1参照)。多波長光パケットでは、波長多重を用いてラベルとペイロードとが複数波長に並列に構成される。単一波長光パケットでは、ヘッダとペイロードとが単一チャネルに直列に並べて構成される。以下の説明では、光パケットが多波長光パケットであるものとする。
次に、各光通信装置について説明する。図3は、本発明の実施例に係る光通信装置1aの構成例を示す図である。
光通信装置1aは、第1の光信号分岐挿入手段としての光パスADM5と、第2の光信号分岐挿入手段としての光パケットADM8と、経路切替手段としての経路切替部10及び11とで構成される。
光パスADM5は、光パスで伝送された光信号群(光パス信号)から光通信装置1a宛の光信号を分岐し(Drop)、また、光通信装置1a発の光信号を光パスで伝送する信号群に挿入する(Add)。より具体的には、光パスADM5は、波長多重された光パス信号を受信し、光通信装置1a宛及びマルチキャストの光信号を取り出す。また、他の光通信装置1b〜1dに送信する光信号を光パス信号に挿入して送信する。
光パケットADM8は、光パケットで伝送された光信号群(光パケット信号)から光通信装置1a宛の光信号を分岐し(Drop)、また、光通信装置1a発の光信号を光パケットで伝送する信号群に挿入する(Add)。より具体的には、光パケットADM8は、波長多重された光パケット信号を受信し、ラベルを解読して光通信装置1a宛及びマルチキャストの光信号を取り出す。また、他の光通信装置1b〜1dに送信する光信号を光パケット信号に挿入して送信する。
経路切替部10及び11は、障害発生時に信号経路を切り替える。例えば、光ファイバ2aに障害が検知された場合、経路切替部10及び11は、光ファイバ3dを用いて光パス信号を送信するように、信号経路を設定する。例えば、光ファイバ2dに障害が検知された場合、経路切替部10及び11は、光ファイバ3aを用いて光パス信号を受信するように、信号経路を設定する。
経路切替部10及び11は、例えば、光経路切替器4と、光経路切替器6と、光スイッチ7と、光カプラ9とで構成される。
まず、障害が発生していない場合の信号経路について説明する。
障害が発生していない場合、光経路切替器4は、光ファイバ2dからの光パス信号を光パスADM5に接続し、光パケットADM8から出力された光パケット信号を光ファイバ3dに接続する。また、光経路切替器6は、光ファイバ3aからの光パケット信号を光スイッチ7を介して光パケットADM8に接続し、光パスADM5から出力された光パス信号を光ファイバ2aに接続する。なお、光経路切替器4及び6は、2×2のMEMS(Micro Electro-Mechanical Systems)スイッチで構成されてもよい。
次に、光ファイバ2aに障害が検知された場合の信号経路について説明する。図4は、光ファイバ2aに障害が検知された場合の信号経路を示す図である。
光ファイバ2aに障害が検知された場合、光経路切替器6は、光パスADM5から出力された光パス信号を光ファイバ2aに接続せずに、光スイッチ7に接続する。そして、光スイッチ7の出力をスルーパス側に切り替え、光経路切替器6からの光パス信号を光カプラ9に出力する。なお、スルーパスとは、光スイッチ7と光カプラ9とを直接接続する信号経路であり、光パケットADM8を経由しない。
このように経路切替部10及び11で信号経路を切り替えることにより、光ファイバ2dからの光パス信号は、光経路切替器4→光パスADM5→光経路切替器6→光スイッチ7→光カプラ9→光経路切替器4を経由して光ファイバ3dに出力される。
なお、光ファイバ3aに障害が検知された場合も、同様の信号経路が設定されてもよい。
次に、光ファイバ2dに障害が検知された場合の信号経路について説明する。図5は、光ファイバ2dに障害が検知された場合の信号経路を示す図である。
光ファイバ2dに障害が検知された場合、光スイッチ7の出力をスルーパス側に切り替え、光経路切替器6からの光パス信号を光カプラ9に出力する。光経路切替器4は、光カプラ9から出力された光パス信号を光パスADM5に接続する。
このように経路切替部10及び11で信号経路を切り替えることにより、光ファイバ3aからの光パス信号は、光経路切替器6→光スイッチ7→光カプラ9→光経路切替器4→光パスADM5→光経路切替器6を経由して光ファイバ2aに出力される。
なお、光ファイバ3dに障害が検知された場合も、同様の信号経路が設定されてもよい。
他の光通信装置1b〜1dも、光通信装置1aと同様に構成される。
図6は光パスADM5の構成例を示す図である。光パスADM5に入力された光パス信号はWSS(Wave Selection Switch:波長選択スイッチ)101により、自光通信装置宛の光パス用の波長、全光通信装置宛の光パス(マルチキャスト)用の波長、及びそれ以外の光信号の波長(スルー)に分岐される。自光通信装置宛の光パス及びマルチキャスト用光パス(光カプラ102で分岐)は光カプラ103で合流され、光分波器104で波長毎に分波され、光パス(Drop)として出力される。また、自光通信装置から他光通信装置宛の光パス(Add)は、マルチキャスト用光パス及びスルーの光信号とともに光カプラ106で合流されて、光パスADM5から出力される。
図7は光パケットADM8の構成例を示す図である。光パケットADM8に入力された光パケット信号は光カプラ201により分岐される。分岐された一方の光パケット信号は、光フィルタ202によりラベル(λ0)及びペイロード(λ1、λ2、λ3、・・・、λn)に分離される。ラベル受信器203はラベルを受信して解読し、当該光パケットが自光通信装置宛であるか、全光通信装置宛(マルチキャスト)であるか、他光通信装置宛(スルー)であるかを判別する。自光通信装置宛の場合、ペイロードは光分波器204で波長毎に分波され、ペイロード受信器205で受信される。また、光スイッチ206をOFFにして当該光パケットが他光通信装置に転送されないようにする。全光通信装置宛(マルチキャスト)の場合、ペイロードは光分波器204で波長毎に分波され、ペイロード受信器205で受信される。また、光スイッチ206をONにして当該光パケットを他光通信装置に転送できるようにする。他光通信装置宛の場合、ペイロードはペイロード受信器205で破棄される。また、光スイッチ206をONにして当該光パケットを他光通信装置に転送できるようにする。また、自光通信装置から他光通信装置宛のパケットに関しては、ラベル送信器207でラベル(λ0)、ペイロード送信器208でペイロード(λ1、λ2、λ3、・・・、λn)を生成し、光合波器209及び光フィルタ210で合波して多波長光パケット化し、マルチキャスト用光パケット及びスルーの光パケットとともに光カプラ211で合流されて、光パケットADM8から出力される。ここで、光フィルタ202及び光フィルタ210は、FBG(Fiber Bragg Grating)等として構成されてもよく、光スイッチ206は、としてはSOA(Semiconductor Optical Amplifier)等として構成されてもよい。
なお、図6及び図7はそれぞれ光パスADM5及び光パケットADM8の構成の一例であり、本発明はここに記載した構成あるいは使用するデバイスなどに限定されない。
以下、図8及び図9を参照して光通信システムの動作を説明する。
障害が発生していない場合の光パス/光パケット経路を図8に示す。光ファイバ2a、2b、2c及び2dは光パス信号の伝送に用いられ、光ファイバ3a、3b、3c及び3dは光パケット信号の伝送に用いられる。
光ファイバ2a又は3aに障害が検知された場合の光パス経路を図9に示す。光ファイバ2aに接続されている光通信装置1aは、前述したように光経路切替器6及び光スイッチ7を切り替えて、光ファイバ2aに出力していた光パス信号を光ファイバ3dに出力する。光通信装置1d及び1cは、光経路切替器4及び光経路切替器6はそのままにして光スイッチ7をスルーパス側に切り替える。また、光通信装置1bは、光スイッチ7をスルーパス側に切り替えるとともに、光経路切替器4を切り替えてスルーパスの出力を光パスADM5に接続する。このようにして、障害が発生していない場合に光ファイバ2aで伝送されていた光パス信号は、光通信装置1aのスルーパス→光ファイバ3d→光通信装置1dのスルーパス→光ファイバ3c→光通信装置1cのスルーパス→光ファイバ3b→光通信装置1bのスルーパスを経て、光通信装置1bの光パスADM5に伝送される。なお、この場合には光パケット通信は行われない。
このように、光パス信号が優先され、光パケット信号が非優先となる。従って、光パスで優先度の高い通信サービスを提供し、光パケットで優先度の低い通信サービスを提供することで、光伝送路の使用効率を高めることができる。例えば、光パスでQoS(Quality of Service)保証型の通信サービスを提供し、光パケットでベストエフォート型の通信サービスを提供してもよい。
なお、本実施例では、光パス信号を優先し、光パケット信号を非優先としたが、光パケットADM8の代わりに、光パスADM5を用い、2台の光パスADMのうちどちらかの装置を流れる信号を優先とすることでも構わない。
また、本実施例では、光パケットが多波長光パケットであると仮定したが、光パケットは単一波長光パケットでもよい。光パスの波長が単一波長光パケットの波長に対応しない場合、その光パスの波長は、破棄される。
<実施例2>
次に、図3の光スイッチ7の代わりにWSS(波長選択スイッチ)12を用いた実施例について説明する。図10は、本発明の別の実施例に係る光通信装置1aの構成例を示す図である。
光通信装置1aは、第1の光信号分岐挿入手段としての光パスADM5と、第2の光信号分岐挿入手段としての光パケットADM8と、経路切替手段としての経路切替部10及び11とで構成される。
光パスADM5及び光パケットADM8の動作は、図3〜図7を参照して説明した動作と同じであるため、説明を省略する。
経路切替部10及び11は、障害発生時に信号経路を切り替える。例えば、光ファイバ2aに障害が検知された場合、経路切替部10及び11は、光ファイバ3dを用いて光パス信号を送信するように、信号経路を設定する。例えば、光ファイバ2dに障害が検知された場合、経路切替部10及び11は、光ファイバ3aを用いて光パス信号を受信するように、信号経路を設定する。また、光パスで使用されていない波長を用いて、光パケット信号を伝送する。
経路切替部10及び11は、例えば、光経路切替器4と、光経路切替器6と、WSS12と、光カプラ9とで構成される。WSS12は、波長単位で出力先を切り替える波長分離手段である。
障害が発生していない場合、光経路切替器4は、光ファイバ2dからの光パス信号を光パスADM5に接続し、光パケットADM8から出力された光パケット信号を光ファイバ3dに接続する。また、光経路切替器6は、光ファイバ3aからの光パケット信号をWSS12を介して光パケットADM8に接続し、光パスADM5から出力された光パス信号を光ファイバ2aに接続する。この場合、WSS12は、全ての波長を光パケットADM8に出力する。
次に、光ファイバ2a又は3aに障害が検知された場合の信号経路について説明する。この場合の光パスの信号経路は、図4に示す信号経路と同様になる。
光ファイバ2a又は3aに障害が検知された場合、光経路切替器6は、光パスADM5から出力された光パス信号を光ファイバ2aに接続せずに、WSS12に接続する。WSS12は、光パスで使用する波長をスルーパス側に出力するように設定する。また、WSS12は、光パスで使用していない波長を光パケットADM8に出力するように設定する。本実施例では、少なくとも波長λ0及びλ1は光パスで使用されないため、光パケットADM8側に出力される。
このように経路切替部10及び11で信号経路を切り替えることにより、光ファイバ2dからの光パス信号は、光経路切替器4→光パスADM5→光経路切替器6→WSS12→光カプラ9→光経路切替器4を経由して光ファイバ3dに出力される。また、光パスで使用していない波長については、光ファイバ2dからの光パケット信号は、光経路切替器4→光パスADM5→光経路切替器6→WSS12→光パケットADM8→光カプラ9→光経路切替器4を経由して光ファイバ3dに出力される。なお、光パスで使用していない波長が光パスADM5に入力された場合、自光通信装置宛の光パス用の波長及びマルチキャスト用の波長以外の波長(図6のスルーパス側)として扱われる。
次に、光ファイバ2d又は3dに障害が検知された場合の信号経路について説明する。この場合の光パスの信号経路は、図5に示す信号経路と同様になる。
光ファイバ2d又は3dに障害が検知された場合、WSS12は、光パスで使用する波長をスルーパス側に出力するように設定する。また、WSS12は、光パスで使用していない波長を光パケットADM8に出力するように設定する。光経路切替器4は、光カプラから出力された光パス信号を光パスADM5に接続する。
このように経路切替部10及び11で信号経路を切り替えることにより、光ファイバ3aからの光パス信号は、光経路切替器6→WSS12→光カプラ9→光経路切替器4→光パスADM5→光経路切替器6を経由して光ファイバ2aに出力される。また、光パスで使用していない波長については、光ファイバ3aからの光パケット信号は、光経路切替器6→WSS12→→光パケットADM8→光カプラ9→光経路切替器4→光パスADM5→光経路切替器6を経由して光ファイバ2aに出力される。なお、光パスで使用していない波長が光パスADM5に入力された場合、自光通信装置宛の光パス用の波長及びマルチキャスト用の波長以外の波長(図6のスルーパス側)として扱われる。
以下、図11を参照して光通信システムの動作を説明する。
障害が発生していない場合の光パス/光パケット経路は、図8を参照して説明した経路と同様である。
光ファイバ2a又は3aに障害が検知された場合の光パス/光パケット経路を図11に示す。光ファイバ2aに接続されている光通信装置1aは、前述したように光経路切替器6を切り替えると共に、WSS12の設定を変更し、光ファイバ2aに出力していた光パス信号を光ファイバ3dに出力する。また、光パスで使用していないが光パケットで使用されている波長も、光ファイバ3dに出力する。光通信装置1d及び1cは、光経路切替器4及び光経路切替器6はそのままにしてWSS12の設定を変更し、光パスで使用している波長をスルーパス側に出力する。光通信装置1d及び1cは、光パスで使用していない波長を光パケットADM8に出力する。また、光通信装置1bは、前述したようにWSS12の設定を変更し、光パスで使用している波長をスルーパス側に出力し、光パスで使用していない波長を光パスADM8に出力する。更に、光経路切替器4を切り替えてスルーパスの出力を光パスADM5に接続する。このようにして、障害が発生していない場合に光ファイバ2aで伝送されていた光パス信号は、障害発生時に、光通信装置1aのスルーパス→光ファイバ3d→光通信装置1dのスルーパス→光ファイバ3c→光通信装置1cのスルーパス→光ファイバ3b→光通信装置1bのスルーパスを経て、光通信装置1bの光パスADM5に伝送される。
なお、光パケット通信は、光パスに使用されていない波長を使って継続できる。本実施例では、少なくともλ0及びλ1の波長は、光パケット用に使用できる。障害が発生していない場合に光ファイバ3aで伝送されていた光パケットは、障害発生時に、光通信装置1bの光パスADM(スルー)→光ファイバ2b→光通信装置1cの光パスADM(スルー)→光ファイバ2c→光通信装置1dの光パスADM(スルー)→光ファイバ2d→光通信装置1aの光パスADM(スルー)を経て、光通信装置1aの光パケットADMに伝送される。
<実施例の効果>
以上のように、本発明の実施例によれば、双方向リング型光通信システムにおいて、経路切替部を光分岐挿入装置(光パスADM及び光パケットADM)の外側に具備することにより、障害が発生した際に、現用系のファイバの信号を予備系のファイバで伝送することが可能になる。また、伝送信号に優先度をつけて、障害が発生していない場合には一方の光伝送路でQoS(Quality of Service)保証型の光パスによる通信サービスを提供しつつ、もう一方の光伝送路でベストエフォート型の光パケットによる通信サービスを提供することによって、光伝送路の帯域使用効率を高めることができる。一方、障害が検知された場合には光パケット用の光伝送路もしくは光パケット用の波長の一部を光パスに割り当てることにより、耐障害性の高い光パスによる通信サービスを実現でき、光通信システム全体としてマルチレベルサービスを実現することができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々の変更・応用が可能である。
1a、1b、1c、1d 光通信装置
2a、2b、2c、2d 光ファイバ
3a、3b、3c、3d 光ファイバ
4 光経路切替器
5 光パスADM
6 光経路切替器
7 光スイッチ
8 光パケットADM
9 光カプラ
10、11 経路切替部
12 WSS

Claims (8)

  1. 第1の光信号群及び第2の光信号群を送受信する光通信装置であって、
    前記第1の光信号群から当該光通信装置宛の光信号を分岐し、前記第1の光信号群に当該光通信装置発の光信号を挿入する第1の光信号分岐挿入手段と、
    前記第2の光信号群から当該光通信装置宛の光信号を分岐し、前記第2の光信号群に当該光通信装置発の光信号を挿入する第2の光信号分岐挿入手段と、
    前記第1の光信号群を伝送する光伝送路に障害が検知された場合、障害の検知前に前記第2の光信号群を伝送していた光伝送路を用いて前記第1の光信号群を伝送する経路切替手段と、
    を有する光通信装置。
  2. 前記経路切替手段は、前記第1の光信号群を伝送する光伝送路の出力側に障害が検知された場合、前記第1の光信号群を、前記第1の光信号分岐挿入手段を経由し、且つ、前記第2の光信号分岐挿入手段を経由せずに、前記第2の光信号群を伝送していた光伝送路の出力側に送信する、請求項1に記載の光通信装置。
  3. 前記経路切替手段は、前記第1の光信号群を伝送する光伝送路の入力側に障害が検知された場合、前記第1の光信号群を、前記第2の光信号分岐挿入手段を経由せずに、且つ、前記第1の光信号分岐挿入手段を経由して、前記第2の光信号群を伝送していた光伝送路の入力側から受信する、請求項1に記載の光通信装置。
  4. 前記経路切替手段は、前記第1の光信号群を伝送する光伝送路に障害が検知された場合、前記第1の光信号群が使用していない波長を用いて前記第2の光信号群を伝送する波長分離手段を有する、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の光通信装置。
  5. 前記波長分離手段は、前記第1の光信号群を伝送する光伝送路に障害が検知された場合、前記第1の光信号群が使用していない波長を前記第2の光信号分岐手段に出力する、請求項4に記載の光通信装置。
  6. 前記第1の光信号分岐挿入手段は、波長単位の光パスで伝送される光信号を分岐及び挿入する、請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の光通信装置。
  7. 前記第2の光信号分岐挿入手段は、単一波長又は複数波長で構成された光パケットで伝送される光信号を分岐及び挿入する、請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の光通信装置。
  8. 前記第1の光信号分岐挿入手段は、優先度の高い光信号を分岐及び挿入し、
    前記第2の光信号分岐挿入手段は、優先度の低い光信号を分岐及び挿入する、請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の光通信装置。
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