JP2011170101A - 清掃潤滑装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

清掃潤滑装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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彰 藤森
Takaaki Tawada
高明 多和田
Hiroshi Saito
洋 斉藤
Kaoru Yoshino
薫 吉野
Kensuke Sasaki
謙亮 佐々木
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Abstract

【課題】高いクリーニング性とクリーニング手段の長寿命化を達成し、かつ装置を小型化する。
【解決手段】プロセスカートリッジ23は、感光体8の表面の異物を清掃するクリーニングブレード31と、クリーニングブレード31より感光体8の回転方向下流で感光体8表面に固形潤滑剤502供給するブラシローラ801と、ブラシローラ801より感光体8の回転方向の下流に配置され、前記像担持体の表面に供給された前記潤滑剤を薄膜塗布すると共に前記像担持体を所定の電位に帯電させるブレード部材9とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は清掃潤滑装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に係り、特に像担持体の表面の異物を清掃するクリーニング部材と、前記クリーニング部材より像担持体の回転方向下流で像担持体表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、を備える清掃潤滑装置、この清掃潤滑装置を備えるプロセスカートリッジ及び画像形成装置に関する。
従来、像担持体表面に対してブレードクリーニング後に潤滑剤を供給し、潤滑剤均しブレードで潤滑剤を像担持体表面に薄層塗布する潤滑剤後塗布クリーニング手段を備えたものがあり、クリーニング不良に対する耐性や寿命を向上できることが知られている。
特許文献1には、被帯電体をその摩耗が抑制される状態で清掃しつつ長期にわたり均一に安定して帯電させることができ、また、例えば画像形成装置の像担持体の帯電に採用することで画像形成装置の小型化、低コスト化を可能とする帯電清掃潤滑装置を提供する目的で、ブレードにより潤滑剤を塗布・清掃しかつ帯電させるものが記載されている。
また、特許文献2には、潤滑剤等の部品の交換が容易で、しかもクリーニングブレードの交換作業性が良くするため、感光体と、感光体を帯電させる帯電装置と、感光体に形成された静電潜像を可視像化する現像装置と、可視像を転写させた後の感光体表面に残留するトナーを除去するクリーニング装置と、感光体に潤滑剤を塗布するブラシローラ及び塗布された固形潤滑付与剤を薄層化する塗布ブレードとを有し、帯電装置、ブラシローラ、固形潤滑付与剤、塗布ブレードが交換可能な交換ユニットとして構成されている画像形成装置が記載されている。
しかしながら、上述した従来の装置は、潤滑剤を塗布しないクリーニング手段やブレードクリーニングの前方で潤滑剤塗布を行う潤滑剤前塗布クリーニング手段に対して配置に必要な領域が大きく、装置の小型化が困難になるという問題がある。また、クリーニング後に潤滑剤塗布手段を用いる場合、部品サイズ配置の都合上、ある程度の大きさの像担持体の周長が必要となり、像担持体が大きくなるという点からも装置の小型化は困難になる。
そこで、本発明は高いクリーニング性とクリーニング手段の長寿命化を達成し、かつ装置を小型化することができる清掃潤滑装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、像担持体の表面の異物を清掃するクリーニング部材と、前記クリーニング部材より像担持体の回転方向下流で像担持体表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、を備える清掃潤滑装置において、前記潤滑剤供給手段より像担持体の回転方向の下流に配置され、前記像担持体の表面に供給された前記潤滑剤を薄膜塗布すると共に前記像担持体を所定の電位に帯電させるブレード部材を配置したことを特徴とする清掃潤滑装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の清掃潤滑装置において、前記ブレード部材はトレーリング方式で前記像担持体に接触することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の清掃潤滑装置において、前記潤滑剤は、少なくとも脂肪酸金属塩(A)を含むことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の清掃潤滑装置において、前記脂肪酸金属塩(A)はステアリン酸亜鉛であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までの何れか一項に記載の清掃潤滑装置において、前記潤滑剤は、少なくとも無機潤滑剤(B)を含むことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載の清掃潤滑装置において、前記無機潤滑剤(B)は、窒化ホウ素であることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までの何れか一項に記載の清掃潤滑装置において、前記潤滑剤は、脂肪酸金属塩(A)と無機潤滑剤(B)の両方を含むことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項7に記載の清掃潤滑装置において、脂肪酸金属塩(A)はステアリン酸亜鉛であり、無機潤滑剤(B)は窒化ホウ素であることを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1から請求項8までの何れか一項に記載の清掃潤滑装置を備えることを特徴とするプロセスカートリッジである。
請求項10の発明は、請求項1から請求項8までの何れか一項に記載の清掃潤滑装置又は請求項9に記載のプロセスカートリッジを備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、像担持体表面に対してブレードクリーニング後に潤滑剤を供給しブレード部材により薄層塗布するので、クリーニング不良に対する耐性や寿命を向上でき、かつ潤滑剤均しブレードが像担持体の帯電手段を兼ねることで、機能を保ったまま従来の帯電手段の領域を削減でき、かつ、感光体の周長に対する転写位置から帯電位置までの長さを短くすることができ、これにより小さな像担持体への適用と高いクリーニング性とクリーニング手段の長寿命化とを達成し、装置を小型化することができる。
実施例に係る画像形成装置であるカラープリンタを概略的に示す縦断側面図である。 側面カバーを解放した状態を示す画像形成装置の斜視図である。 実施例に係るプロセスカートリッジを示す断面図である。 第2の実施例に係るプロセスカートリッジを示す断面図である。
本発明に係る清掃潤滑装置は、像担持体の表面の異物を清掃するクリーニング部材と、前記クリーニング部材より像担持体の回転方向下流で像担持体表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、を備える清掃潤滑装置において、前記潤滑剤供給手段より像担持体の回転方向の下流に配置され、前記像担持体の表面に供給された前記潤滑剤を薄膜塗布すると共に前記像担持体を所定の電位に帯電させるブレード部材を配置したものである。
本発明によれば、像担持体表面に対してブレードクリーニング後に潤滑剤を供給し潤滑剤均しブレードにより薄層塗布する潤滑剤後塗布クリーニング手段を用いることでクリーニング不良に対する耐性や寿命を向上できる。また、潤滑剤均しブレードが像担持体の帯電手段を兼ねるので、機能を保ったまま従来の帯電手段を配置する必要が無くなり、かつ感光体の周長に対する転写位置から帯電位置までの長さを短くすること可能となる。これにより小さな像担持体への適用が可能であるので高いクリーニング性とクリーニング手段の長寿命化を達成し、かつ装置を小型化することができる。
また本発明に係る清掃潤滑装置は、清掃潤滑装置において、前記ブレード部材はトレーリング方式で接触するようにできる。更にクリーニング・帯電に必要な領域の省スペース化が可能
また、本発明に係る清掃潤滑装置において、前記潤滑剤は、少なくとも脂肪酸金属塩(A)を含むものとできる。潤滑剤に脂肪酸金属塩(A)を含有する場合に、特に像担持体の保護、クリーニング不良低減効果が大きい。
また、本発明に係る清掃潤滑装置において、前記脂肪酸金属塩(A)はステアリン酸亜鉛であることとできる。脂肪酸金属塩(A)の中でもステアリン酸亜鉛を用いる場合に、特に像担持体の保護、クリーニング不良低減効果が大きい。
また、本発明に係る清掃潤滑装置において、前記潤滑剤は、少なくとも無機潤滑剤(B)を含むものとできる。固形潤滑剤に無機潤滑剤(B)を含有する場合に、特にブレードの経時劣化低減効果、帯電ローラの経時劣化低減効果、クリーニング不良低減効果が特に大きい。
また、本発明に係る清掃潤滑装置において、前記無機潤滑剤(B)は、窒化ホウ素とすることができる。無機潤滑剤(B)の中でも窒化ホウ素を用いる場合に、特にブレードの経時劣化低減効果、帯電ローラの経時劣化低減効果、クリーニング不良低減効果が特に大きい。
また、本発明に係る清掃潤滑装置において、前記潤滑剤は、脂肪酸金属塩(A)と無機潤滑剤(B)の両方を含むものとできる。請求項3と5の効果が組み合わさることで、像担持体と像担持体周辺部品の経時劣化を合わせて改善できることで像担持体を含む周辺部品の寿命向上に非常に大きな効果を得られる。
また、本発明に係る清掃潤滑装置において、脂肪酸金属塩(A)はステアリン酸亜鉛であり、無機潤滑剤(B)は窒化ホウ素でとすることができる。請求項と4と6と7に記載する理由により、特に像担持体を含む周辺部品の寿命向上に大きな効果を得られる。
更に、本発明に係るプロセスカートリッジは、前記清掃潤滑装置を備えるものである。高いクリーニング性とクリーニング手段の長寿命化と小型なプロセスカートリッジを提供できる。
そして、本発明に係る画像形成装置は、前記清掃潤滑装置又は前記プロセスカートリッジを備えるものである。高いクリーニング性とクリーニング手段の長寿命化及び装置の小型化を行い、かつメンテナンス性に優れた画像形成装置を提供できる。
以下実施例に係る画像形成装置について説明する。図1は実施例に係る画像形成装置であるカラープリンタを概略的に示す縦断側面図である。画像形成装置であるカラープリンタ1の本体ケース2内には、プリンタエンジン3、光ビームを出射する光書込装置4、被転写体である記録媒体Pを収納する記録媒体収納部である給紙カセット5、トナー画像が転写された記録媒体Pを定着処理する定着装置6、トナー画像を転写した後に発生した廃トナーを回収する廃トナー回収容器7等が設けられている。
プリンタエンジン3は、トナー画像を形成し、形成したトナー画像を記録媒体Pに転写する部分であり、像担持体である4つの感光体8(8Y、8C、8M、8K)、各感光体8の周囲に配置された帯電作用と潤滑剤均し作用をなすブレード部材9、現像装置10、クリーニング装置11、一次転写ローラ12、像担持体及び被転写体である中間転写ベルト13、転写装置である二次転写ローラ14、クリーニング装置15等により構成されている。ここで、本明細書及び図面の記載において、Y、C、M、Kの添え字は、各々イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの色を示しており、これらの添え字は必要に応じて割愛する。
感光体8は、円筒状に形成されて駆動モータ(図示せず)が連結され、駆動モータからの駆動力により中心線回りに回転する。感光体8の外周面には静電潜像が形成される感光層が設けられている。
潤滑剤均し作用及び帯電作用をなすブレード部材9は、感光体8の外周面に当接して配置されている。このブレード部材9に対して電源部(図示せず)から電圧が印加されることにより、感光体8の外周面が一様に帯電される。
光書込装置4は、画像データに応じた光ビームを出射し、一様に帯電された感光体8の外周面を露光する。この露光により、感光体8の外周面に画像データに応じた静電潜像が形成される。
現像装置10は、感光体8に対してトナーを供給する。供給されたトナーは感光体8の外周面に形成されている静電潜像に付着し、感光体8の外周面上の静電潜像がトナー画像として顕像化される。
中間転写ベルト13は、樹脂フィルム又はゴムを基体として形成されたループ状のベルトであり、駆動ローラ16と入口ローラ17とテンションローラ18との回りに巻回され、駆動モータ(図示せず)に連結された駆動ローラ16が回転駆動されることにより矢印A方向に回転する。入口ローラ17とテンションローラ18とは、中間転写ベルト13が矢印A方向へ回転することにより中間転写ベルト13との摩擦力によって従動回転する。
一次転写ローラ12は中間転写ベルト13の内周面側(ループの内側)に配置されており、これらの一次転写ローラ12に転写用電圧が印加されることによって各感光体8上のトナー画像が中間転写ベルト13上に転写される。各感光体8上に形成されたトナー画像は中間転写ベルト13上に順次転写されて重ね合わされ、中間転写ベルト13上にはカラーのトナー画像が形成される。
クリーニング装置11は、トナー画像が中間転写ベルト13に転写された後の感光体8の外周面をクリーニングする。このクリーニングによって、トナー画像が中間転写ベルト13に転写された後に感光体8の外周面上に残留しているトナーや紙粉等が廃トナーとして回収される。
中間転写ベルト13上に形成されたカラーのトナー画像は、中間転写ベルト13と二次転写ローラ14とが当接された転写位置に記録媒体Pが送り込まれたタイミングで二次転写ローラ14に転写用電圧が印加されることにより、記録媒体Pに転写される。記録媒体Pは、給紙カセット5内から給紙されて搬送ローラ19やレジストローラ20により搬送され、トナー画像を転写された後に定着装置6に送り込まれる。トナー画像が転写された記録媒体Pは定着装置6内で熱と圧力とを加えられて定着処理され、この定着処理により溶融したトナー画像が記録媒体Pに定着される。定着処理が終了した記録媒体Pは本体ケース2の上面部に形成されている排紙トレイ21上に排紙される。
クリーニング装置15は、カラーのトナー画像が記録媒体Pに転写された後の中間転写ベルト13の外周面をクリーニングする。このクリーニングによって、トナー画像の転写後に中間転写ベルト13の外周面上に残留したトナーや紙粉等が廃トナーとして回収される。
廃トナー回収容器7は、クリーニング装置11、15で回収された廃トナーがクリーニング装置11、15から投入され、投入された廃トナーを貯溜する部分である。廃トナー回収容器7は本体ケース2に対して着脱可能に取り付けられており、廃トナー回収容器7内の廃トナーが満杯状態に近付いた場合に本体ケース2から取り外され、空の廃トナー回収容器7が取り付けられる。
プリンタエンジン3の構成部材である感光体8と、各感光体8の周囲に配置されたブレード部材9と現像装置10とクリーニング装置11とはユニット化してケース22内に収納され、プロセスカートリッジ23(23Y、23C、23M、23K)が形成されている。各プロセスカートリッジ23は本体ケース2内に着脱可能に装着されている。感光体8とブレード部材9と現像装置10とクリーニング装置11とがプロセスカートリッジ23としてユニット化されることにより、交換やメンテナンスの作業が容易になり、また、各部材間の位置精度を高精度の維持することができ、形成される画像品質の向上を図ることができる。なお、本実施の形態では、感光体8とブレード部材9と現像装置10とクリーニング装置11とはユニット化したプロセスカートリッジ23を例に挙げて説明したが、プロセスカートリッジの構成としては様々のものがあり、例えば、ブレード部材9、現像装置10、クリーニング装置11の少なくとも一つと感光体8とをケース内に収納してユニット化したものが挙げられる。
図2は側面カバーを解放した状態を示す画像形成装置の斜視図である。本体ケース2から側面カバー24を開放することにより、プリンタエンジン3と廃トナー回収容器7とが現れ、プロセスカートリッジ23や中間転写ベルト13及び廃トナー回収容器7の交換等やその他のメンテナンスを行うことができる。中間転写ベルト13とローラ16、17、18とクリーニング装置15とは、ベルトケース13a内に収納されてユニット化されている。
次にプロセスカートリッジ23について説明する。図3は実施例に係る清掃潤滑装置を含むプロセスカートリッジ示す断面図である。プロセスカートリッジ23は、像担持体である感光体8、感光体8上に付着した転写残トナー等を除去するクリーニングブレード31(クリーニング部材)、クリーニングブレード31で掻き取った転写残トナー等の飛散を防止する飛散防止シート505、転写残トナー等を搬送する粉体搬送コイル32、ブラシローラ801(潤滑剤削り部材兼供給部材)、固形潤滑剤502、固形潤滑剤502を保持する固形潤滑剤保持部材703、固形潤滑剤502をブラシローラ801に押圧するための潤滑剤押圧バネ503、像担持体に供給された潤滑剤を薄膜塗布及び感光体8を帯電するブレード部材9、前記各部品等を直接又は間接的に保持する枠体601を備える。本例ではブレード部材9はその先端が感光体8の回転方向に反する方向に向いて接している。
図3に示したプロセスカートリッジ23は、クリーニングブレード31でクリーニング後の感光体8の表面にブラシローラ801で潤滑剤を供給する潤滑剤後塗布クリーニング手段を用いることで転写残トナー等の異物の影響なく潤滑剤をムラなく供給することが可能となる。これにより、ユーザの使用条件の中で転写残トナーが最も多くなる高画像面積の連続出力の条件においても感光体表面に潤滑剤を安定して供給することが可能となりクリーニングブレード31の機能を損なわずにクリーニング不良による通紙方向のスジ状汚れ画像の発生を抑えることが可能となる(クリーニングの高機能・高信頼化)。また、感光体にムラなく潤滑剤を塗布することで、同時にクリーニングブレードの寿命を長寿命化にもつながる(クリーニングの長寿命化)。
本例に係る画像形成装置は、ブレード部材9を用いて潤滑剤均しと帯電の2つ機能を持たせることで、従来必要であった帯電ローラや帯電電極等が不要となり、クリーニングを高機能・高信頼・長寿命化を保ったまま像担持体周りに必要な部品の領域を減らすことが可能となり、画像形成装置及びプロセスカートリッジの小型化を行うことが可能となる。
また、感光体の周長に対する転写位置(一次転写ローラ12との対向位置)から帯電位置(ブレード部材9との接触位置)までの長さを短くすることが可能となる。これにより、より小径な感光体を用いることが可能となり、画像形成装置及びプロセスカートリッジの小型化を行うことが可能となる。
また、従来必要であった部品点数を削減できコストダウン及び環境負荷低減にもつながる。図3に示した例においては、クリーニングブレード31とブレード部材9の厚みを約2mm、自由長約8mmでの例である。従来同等の帯電ローラ及び帯電電極を用いる場合、同等サイズのクリーニングブレード・潤滑剤均しブレードを用いる場合には従来の装置では、例えば感光体の直径約40mmが必要となり、それよりも小径の感光体に配置することは非常に困難である。本実施例によれば具体的には感光体の直径約30mmであっても配置可能となる。
次にブレード部材9について詳細に説明する。前記のブレード部材9の硬度50°〜80°は、より正確に言えば、JIS−A硬度にして50°〜80°としている。帯電ブレードの硬度が50°を下回ってくると、被帯電体との摺擦等によるブレードの摩耗量が多くなり、その先端部に凹凸が生じ、その凹部を現像剤や帯電促進粒子がすり抜けて、現像剤の拭き残しや帯電不良が発生する。80°を上回ってくると、ブレードが脆くなり、被帯電体との摺擦等によりブレード先端部に欠けや摩耗による凹凸が生じ、その凹部を現像剤や帯電促進粒子がすり抜けて、現像剤の拭き残しや帯電不良が発生する。該帯電ブレードの硬度は60°〜80°がより好ましい。
また、ブレード部材9の反発弾性は、20%を下回ってくると、ブレードの先端が被帯電体に食い込んで、ブレードと被帯電体との接触面積が大きくなることにより被帯電体を駆動する際に摩擦力が大きくなってブレードが反転する等の事態が発生する。60%を上回ってくると、ブレードから高周波音が発生しやすくなる。いずれにしても前記導電性弾性帯電ブレードの材質としては、ウレタンゴム、シリコーンゴム等のゴムを例示できるが、中でもウレタンゴムブレードが好ましい。
また、ブレード部材9の抵抗値は、印加電圧100Vにおいて1×10Ω程度〜1×10Ω程度が好ましく、更に好ましくは1×10Ω程度〜1×10Ω程度である。抵抗値が高すぎると、被帯電体を所望状態に帯電させるための帯電電流を流すことができなくなる。抵抗値が低すぎると、過電流が生じやすくなる。被帯電体が例えば感光体であって、感光体上にピンホール等の欠落が生じた場合等を考慮すれば、その部分に過大なリーク電流が流れ込んで帯電不良が発生することを防止するうえで、1×10Ω程度以上が望ましい。なお、ここで言うブレード部材9抵抗値は、帯電ブレードを金属製の直径30mmのドラムにニップ幅3mmで当接させ、両者間に100Vの電圧を印加したときに流れる電流値から換算したものである。
いずれにしても、帯電ブレードに印加する帯電用電圧としては、DC電圧でも、AC電圧でも、これらを重畳した電圧でもよい。AC電圧については、ピーク間電圧、波形等を適宜選択することができる。
ここで、前記帯電促進粒子は本発明に係る帯電清掃潤滑装置を画像形成装置における感光体の帯電に採用する場合には、感光体露光を妨げないものが好ましい。
なお、図3に示した例では、固形潤滑剤を用いているが、本発明の効果は固形潤滑剤に限定されるものではない。例えば粉末の潤滑剤や、固形と粉末の潤滑剤を併用する構成においても同様の効果が得られる。
潤滑剤には下記する脂肪酸金属塩(A)や無機潤滑剤(B)などを使用することで、クリーニング性の高耐久・高信頼・長寿命化を達成できる。
脂肪酸金属塩(A)の例としては、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸鉛、ステアリン酸鉄、ステアリン酸ニッケル、ステアリン酸コバルト、ステアリン酸銅、ステアリン酸ストロンチウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸カドミウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、オレイン酸亜鉛、オレイン酸マグネシウム、オレイン酸鉄、オレイン酸コバルト、オレインサン銅、オレイン酸鉛、オレイン酸マンガン、パルミチン酸亜鉛、パルミチン酸コバルト、パルミチン酸鉛、パルミチン酸マグネシウム、パルミチン酸アルミニウム、パルミチン酸カルシウム、カプリル酸鉛、カプリン酸鉛、リノレン酸亜鉛、リノレン酸コバルト、リノレン酸カルシウム、リシノール酸亜鉛、リシノール酸カドミウム及びそれらの混合物があるが、これに限るものではない。また、これらを混合して使用してもよい。本発明においては、中でもステアリン酸亜鉛が特に像担持体への成膜性に優れることから、最も好ましく用いられる。
本発明における無機潤滑剤(B)とは、自身が劈開して潤滑する、或いは内部滑りを起こす無機化合物のことを指す。具体的な物質例としては、タルク・マイカ・窒化ホウ素・二硫化モリブデン・二硫化タングステン・カオリン・スメクタイト・ハイドロタルサイト化合物・フッ化カルシウム・グラファイト・板状アルミナ・セリサイト・合成マイカなどがあるがこれに限るものではない。中でも窒化ホウ素は、原子がしっかりと組み合った六角網面が広い間隔で重なり、層間に働く力は弱いファンデルワールス力のみであるため、容易に劈開、潤滑することから、本発明においては最も好ましく用いられる。
なお、これらの無機潤滑剤(B)は疎水性付与等の目的で、必要に応じて表面処理がなされていてもよい。
また、脂肪酸金属塩(A)と無機潤滑剤(B)の両方を塗布又は付着させる工程を行うことで更に大きな効果が得られる。
次に第2の実施例に係るプロセスカートリッジについて説明する。図4は第2の実施例に係るプロセスカートリッジを示す断面図である。本例に係るプロセスカートリッジ23は、ブレード部材9の感光体8への接触がトレーリング方式になっている他は第1の実施例に係るプロセスカートリッジ23と同じである。即ち、プロセスカートリッジ23は感光体8、クリーニングブレード31(クリーニング部材)、飛散防止シート505、粉体搬送コイル32、ブラシローラ801(潤滑剤削り部材兼供給部材)、固形潤滑剤502、固形潤滑剤保持部材703、潤滑剤押圧バネ503、ブレード部材9、枠体601を備える。そして、本例ではブレード部材9はその先端が感光体8の回転方向と同じ方向に向いて接している。
本実施例によれば、ブレード部材9をトレーリング方式で感光体8に接触させているので、クリーニング及び帯電に必要な部品を配置する領域を更に減らすことが可能となり、画像形成装置及びプロセスカートリッジの小型化を行うことが可能となる。
1 カラープリンタ(画像形成装置)
2 本体ケース
3 プリンタエンジン
4 光書込装置
5 給紙カセット
6 定着装置
7 廃トナー回収容器
8 感光体
9 ブレード部材
10 現像装置
11 クリーニング装置
12 一次転写ローラ
13 中間転写ベルト
13a ベルトケース
14 二次転写ローラ
15 クリーニング装置
16 駆動ローラ
17 入口ローラ
18 テンションローラ
19 搬送ローラ
20 レジストローラ
21 排紙トレイ
22 ケース
23 プロセスカートリッジ
24 側面カバー
31 クリーニングブレード
32 粉体搬送コイル
502 固形潤滑剤
503 潤滑剤押圧バネ
505 飛散防止シート
601 枠体
703 固形潤滑剤保持部材
801 ブラシローラ
P 記録媒体
特許第4306468号公報 特開2008−40012号公報

Claims (10)

  1. 像担持体の表面の異物を清掃するクリーニング部材と、
    前記クリーニング部材より像担持体の回転方向下流で像担持体表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、
    を備える清掃潤滑装置において、
    前記潤滑剤供給手段より像担持体の回転方向の下流に配置され、前記像担持体の表面に供給された前記潤滑剤を薄膜塗布すると共に前記像担持体を所定の電位に帯電させるブレード部材を配置したことを特徴とする清掃潤滑装置。
  2. 前記ブレード部材はトレーリング方式で前記像担持体に接触することを特徴とする請求項1に記載の清掃潤滑装置。
  3. 前記潤滑剤は、少なくとも脂肪酸金属塩(A)を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の清掃潤滑装置。
  4. 前記脂肪酸金属塩(A)はステアリン酸亜鉛であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記潤滑剤は、少なくとも無機潤滑剤(B)を含むことを特徴とする請求項1から請求項4までの何れか一項に記載の清掃潤滑装置。
  6. 前記無機潤滑剤(B)は、窒化ホウ素であることを特徴とする請求項5に記載の清掃潤滑装置。
  7. 前記潤滑剤は、脂肪酸金属塩(A)と無機潤滑剤(B)の両方を含むことを特徴とする請求項1から請求項6までの何れか一項に記載の清掃潤滑装置。
  8. 脂肪酸金属塩(A)はステアリン酸亜鉛であり、無機潤滑剤(B)は窒化ホウ素であることを特徴とする請求項7に記載の清掃潤滑装置。
  9. 請求項1から請求項8までの何れか一項に記載の清掃潤滑装置を備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. 請求項1から請求項8までの何れか一項に記載の清掃潤滑装置又は請求項9に記載のプロセスカートリッジを備えることを特徴とする画像形成装置。
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