JP2011169183A - 密閉型圧縮機用アキュムレータ - Google Patents

密閉型圧縮機用アキュムレータ Download PDF

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義治 竹内
Hiroshi Sugiura
洋 杉浦
Kosei Sakimoto
孝正 先本
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Abstract


【課題】密閉型圧縮機用の概円形横断面形状を有するアキュムレータであって、このアキュムレータには冷媒ガス通路を構成する吸入管と圧縮機へ冷媒ガスを供給する内管が配置されると共に、この吸入管の下部には異物捕獲用の網を装着したバッフルと、該バッフルの至近距離には内管をシェル内壁面に固定する連結部材が設けられており、このアキュムレータを構成する各組み合わせ部品を還元ガス雰囲気中で炉中ロー付けによりに一体的に固定する際に、該連結部材の取り付け位置がずれ、あるいは傾く事により密閉型圧縮機の騒音と振動に悪影響を及ぼす場合が生じていた。
【解決手段】連結部材をシェルに組み合わせる場合には連結部材が撓むように構成することで、各部品の組み合わせにおいてシェルと連結部材の保持力が弱まっても、連結部材の撓みがこれを補い良好な保持力を維持できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷暖房装置あるいは冷蔵庫などに用いられるロータリー圧縮機やスクロール圧縮機などの密閉型圧縮機に設けられたアキュムレータに関するものである。
従来から密閉型圧縮機用のアキュムレータでは、圧縮機の運転時における騒音と振動の発生を抑制する事が重要な課題となっている。
これの対策として、例えば特許文献1ではアキュムレータの密閉容器内部の内管の一部がフレキシブルに可動する構造として振動を吸収し、これにより騒音の低減を図っている。
また、アキュムレータ内部に配置された連結部材を介して内管とアキュムレータシェル内壁面を連結固定する事でアキュムレータの剛性を向上させ、該連結部材の配置を密閉型圧縮機に固定されたアキュムレータ取付金具と高さ方向の位置を同じにする事で、該内管の自由振動を排除して振動と騒音の低減を図る方法も実用化されつつある。
特開2001−041163号公報
従来の技術では、内管をフレキシブルにした場合には圧縮機の低速運転時に生じるうなり現象による低周波騒音の解消には課題が残る。
一方、内管をアキュムレータに固定する場合には、内管固定用の連結部材の配置が密閉型圧縮機に設けられたアキュムレータ取付金具と高さ方向で同じ位置となるため、アキュムレータの冷媒吸入口下部に設けられる異物除去用のバッフルに対して比較的近い位置での配置となる。
このため、円筒アキュムレータのシェル内径部に同一外形寸法の円形部材を至近距離で配置することになり、当然の事ながら、シェルとバッフルあるいはシェルと連結部材との現物部品間の寸法ばらつきに起因して、一方の部品がシェルに保持されると他方の部品とシェルとの保持力が緩くなる場合が生じる。
しかも、シェル内径部に保持される部品と保持力が緩い部品の関係は、各部品の製造ロット毎で相対寸法が都度変化するので、各部品を組み立てる時には管理ポイントが一意的に定まらない。
さらに、バッフルと連結部材をアキュムレータのシェル内径部へ固定する工法として、経済合理性の観点から還元ガス雰囲気中での炉中ロー付けによる方法が採用されるのが一般的である。
その場合、シェル内径部への取り付け保持力が緩い部品に付いては炉中において所定の位置から許容限度を超えてずれ、あるいはこじるように傾いた状態で仕上がり、一部には隙間が生じ、これがバッフルの場合には異物捕獲という本来の目的を成さない場合が発生
するばかりか、アキュムレータ完成品の内部に配置された部品の固定状態を安価に、簡易な方法で検査する方策がないという課題があった。
従来の課題を解決する第1の手段は、密閉型圧縮機用の概円形断面形状を有するアキュムレータの内部には冷媒ガスを流入させる吸入管と圧縮機へ冷媒ガスを流出させる内管が配置されると共に、この吸入管下部には異物捕獲用の網を装着したバッフルが設けられており、該バッフルの下部には内管をアキュムレータ内壁面に固定する連結部材が設けられ、アキュムレータに該バッフルと該連結部材を同時に装着した場合には、該連結部材が撓む事によりアキュムレータ内壁面に該バッフルと該連結部材が共に保持される構成となっている。
従来の課題を解決する第2の手段は、アキュムレータ内壁面と前記バッフルの接触が面接触の場合に、前記連結部材とアキュムレータ内壁面がほぼ線接触となるように構成されている。
従来の課題を解決する第3の手段は、前記連結部材はアキュムレータ内壁面との接触部が非接触部より小さくなるように構成されている。
従来の課題を解決する第4の手段は、前記連結部材は該三角形の形状に構成されている。
従来の課題を解決する第5の手段は、前記連結部材には孔が設けられる事により、該連結部材の剛性を適度に調整した構成とされている。
本発明のアキュムレータは、アキュムレータのシェル内部に至近距離で配置されたバッフルと内管固定用連結部材を共に安定してシェル内壁面に固定する技術を提供し、アキュムレータの製造時における歩留まりを向上させるものである。
本発明の実施の形態1におけるアキュムレータの部分縦断面図 本発明の実施の形態2におけるアキュムレータの横断面図 本発明の実施の形態3におけるアキュムレータの横断面図 本発明の実施の形態4におけるアキュムレータの横断面図 本発明における連結部材のプレス板取り配置図 従来の技術によるアキュムレータの部分縦断面図
(実施の形態1)
図1は本発明による第1と第2の手段による実施の形態を示すアキュムレータの部分縦断面図である。一方、図6に従来技術によるアキュムレータの部分縦断面図を示す。
この種のアキュムレータは一般的に構成部品を組み合わせた後に還元ガス雰囲気中における炉中ロー付けにより組み立てられる。
図6は還元炉に投入後、ロー材によりアキュムレータの各構成部品が一体的に固定された状態を図示している。また、図1は還元炉に投入する前のアキュムレータの各構成部品を所定の状態に組み合わせた状態を示している。
図6のアキュムレータについて、還元炉投入前の部品の組み合わせは、アキュムレータ1のシェル2に連結部材11を挿入し、続いてバッフル5を挿入した時点で両部品の一方がシェル2に相対的に強固に保持され、他方が相対的に緩やかに保持される。
先ず、連結部材が強固に保持され、バッフル5が緩やかに保持される場合を想定すると、続けてシェル2に上シェル2uを被せた時点でシェル2は上シェル2uの内壁形状に倣うのでシェル2はバッフル5に従来よりも増して密着する。
更に、下シェル2dがシェル2に挿入されるとシェル2の内壁は下シェル2dの外形に倣うので、結果的にシェル2は上部で径が小さく、下部で径が大きくなるようにひずむ。このため連結部材11の保持力は当初から弱まるが、上シェル2uとバッフル5とシェル2の組み合わせ部分およびシェル2と下シェル2dの組み合わせ部分に付いては保持力が相対的に強く維持されたままとなる。この状態でアキュムレータが還元炉中に投入されると熱膨張によるシェル2の内径の拡大と、軸方向の寸法拡大に伴い、連結部材11は無制御にシェル2内で位置がずれ、あるいは傾き、最悪の場合には下シェル2d方向へ大きく脱落する。この場合、アキュムレータ完成品での内管4とシェル2の連結固定位置が所用の位置と異なる結果に仕上がると密閉型圧縮機の騒音や振動に悪影響を及ぼす事態に至る。
次に、シェル2に連結部材11が相対的に緩やかに保持され、バッフル5が相対的に強固に保持される場合を想定すると、やはり上記説明のとおり、少なくともシェル2に下シェル2dが挿入された後には連結部材11の保持力はさらに緩やかとなる。
しかし、本発明による図1の構成では、連結部材6をシェル2に挿入組み合わせる際はシェル2に対して連結部材6が必ず圧入状態となる径寸法に設定され、しかも連結部材がアキュムレータの軸方向へ撓むように設計されている。さらに、図のように連結部材6がシェル2に接する部分には角度を持たせてほぼ線状で接するようにすると軸方向への撓みがより確実となる。
これにより、以降のアキュムレータの構成部品の組み合わせ後においても、万一連結部材6とシェル2の保持力が弱まる方向でシェル2が変形しても、直ちに連結部材6の撓み力がそれを補うように作用するので、還元炉に投入後もアキュムレータ1に対してシェル2と連結部材6との位置関係や傾きが変化する事が抑制され、高品質なアキュムレータを提供できる。
(実施の形態2)
図2は本発明による第3の手段による実施の形態を示すアキュムレータの横断面図である。
図2で、連結部材7がシェル2内壁面に接する長さより、接しない長さを大きくすることで、シェル2に対する連結部材7の圧入加減をより大きく設定しても連結部材7はアキュムレータの軸方向に対して十分に撓む事が出来る。
(実施の形態3)
図3は本発明による第4の手段による実施の形態を示すアキュムレータの横断面図である。
図3で、連結部材8の形状を該三角形の形状としているので、シェル2内壁面と連結部材8の接触部がより長い方とより短い方では、より長い方の接触部を支点として、より短い方と内管4の間が撓みやすくなるので、シェル2に対する連結部材8の圧入加減を予め
コントロールするための設計が容易となる。
(実施の形態4)
図4は本発明による第5の手段による実施の形態を示すアキュムレータの横断面図である。
図4では連結部材8に孔10を設けており、これによりシェル2に対して連結部材8はほぼ3点支持に近い状態で圧入できるので、連結部材8の撓み具合を十分に確保できる。
なお、図5のように、連結部材6がバッフル5と同様に円形形状の場合に比べて、連結部材7や連結部材8あるいは連結部材9の場合のような形状では、プレス加工による製作において、コイル状の板材、いわゆるフープ材からの採り数が多くなるので、材料の無駄が省け、省資源化にも併せて貢献できるアキュムレータを提供できる。
以上のように本発明による密閉型圧縮機用のアキュムレータでは、内管をアキュムレータ内壁面に固定するための連結部材をバッフルに対して至近距離で配置する形態で製造する場合に、歩留まりの高い信頼性のあるアキュムレータを提供できるので、品質面で優れた密閉型圧縮機を提供でき、これにより品質面で優れた冷暖房装置あるいは冷蔵庫、洗濯乾燥機などを提供できる。
1 アキュムレータ
2 シェル
2u 上シェル
2d 下シェル
3 吸入管
4 内管
5 バッフル
5a 網
6 連結部材
7 連結部材
8 連結部材
9 フープ板材
10 孔
11 連結部材
12 銅ロー材
13 銀ロー材
14 吸接管

Claims (5)

  1. 密閉型圧縮機用の概円形断面形状を有するアキュムレータであって、このアキュムレータにはこれの密閉容器内に冷媒ガスを流入させる吸入管と圧縮機へ冷媒ガスを流出させる内管が配置されると共に、この吸入管下部には異物捕獲用の網を装着したバッフルが設けられており、該バッフルの下部には内管をアキュムレータ内壁面に固定する連結部材が設けられ、アキュムレータに該バッフルと該連結部材を同時に装着した場合には、該連結部材が撓む事によりアキュムレータ内壁面に該バッフルと該連結部材が共に保持される密閉型圧縮機用アキュムレータ。
  2. アキュムレータ内壁面と前記バッフルの接触部が面接触の場合に、前記連結部材とアキュムレータ内壁面がより線接触に近い形態となる請求項1に記載の密閉型圧縮機用アキュムレータ。
  3. 前記連結部材はアキュムレータ内壁面との接触部が非接触部より小さい請求項1又は請求項2に記載の密閉型圧縮機用アキュムレータ。
  4. 前記連結部材は該三角形の形状をした請求項1から3いずれか1項に記載の密閉型圧縮機用アキュムレータ。
  5. 前記連結部材には孔が設けられる事により、該連結部材の剛性を弱めた請求項1から4いずれか1項に記載の密閉型圧縮機用アキュムレータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104481838A (zh) * 2014-11-14 2015-04-01 柳州市安龙机械设备有限公司 压缩机缓冲罐
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EP4080140A1 (en) 2021-04-20 2022-10-26 LG Electronics Inc. Accumulator for compressor and compressor with accumulator

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