JP2011166583A - 移動通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】移動端末が要求するQoSを満足させるように無線リソースを割り当てることが1つのRANのみではできない場合に対処することを図る。
【解決手段】複数の無線アクセスネットワークシステムを有する移動通信システムにおいて、無線アクセスネットワークシステム毎に特定の位置における無線品質を表す無線品質情報を格納する統合無線環境情報データベース2と、統合無線環境情報データベース2に基づいて特定の端末に係る予想移動経路に適する無線アクセスネットワークシステムを選択し、該選択した無線アクセスネットワークシステムの間で協調して該端末に無線リソースを割り当てるように無線リソース割当制御を行う無線リソースマネージャ3とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動通信システムに関する。
複数の無線アクセスネットワークシステム(Radio Access Network system:RAN)を有する移動通信システムにおける、端末がアクセスするRANの切り替え技術として、例えば特許文献1、2が知られている。特許文献1の従来技術では、移動端末が予測位置に到達するまでの移動経路途上の受信電力特性及び切替発生特性に基づいて通信メディアの切替を予測し、該予測結果に基づいて通信メディアの切替を準備している。特許文献2の従来技術では、各無線モジュールで取得した無線情報に基づいて、良好な通信状況の無線メディアを判断している。
特開2007−74292号公報 特開2008−167285号公報
しかし、上述した従来技術では、移動端末が要求するQoS(Quality of Service)を満足させるように無線リソースを割り当てることが1つのRANのみではできない場合の対処が課題である。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、移動端末が要求するQoSを満足させるように無線リソースを割り当てることが1つのRANのみではできない場合に対処することのできる移動通信システムを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る移動通信システムは、複数の無線アクセスネットワークシステムを有する移動通信システムにおいて、前記無線アクセスネットワークシステム毎に、特定の位置における無線品質を表す無線品質情報を格納する統合無線環境情報データベースと、前記統合無線環境情報データベースに基づいて特定の端末に係る予想移動経路に適する無線アクセスネットワークシステムを選択し、該選択した無線アクセスネットワークシステムの間で協調して該端末に無線リソースを割り当てるように無線リソース割当制御を行う無線リソースマネージャと、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る移動通信システムにおいて、前記無線リソースマネージャは、特定の端末が無線アクセスネットワークシステムの同一セル内に滞在する予想時間を算出する滞在予想時間算出部を有することを特徴とする。
本発明に係る移動通信システムにおいて、前記無線リソースマネージャは、規定速度以上の速度を有する特定の高速端末に係る特定時刻における予想位置を含むセルを有する無線アクセスネットワークシステム毎に、該特定時刻における無線リソース状況を推定する無線リソース状況推定部を有することを特徴とする。
本発明に係る移動通信システムにおいて、前記無線リソース状況推定部は、前記推定対象の無線アクセスネットワークシステムにおいて、前記高速端末の要求QoSを満たすための無線リソース所要量を割り当てることができるかを判定することを特徴とする。
本発明に係る移動通信システムにおいて、前記無線リソース状況推定部は、前記推定対象の無線アクセスネットワークシステムに係る無線リソース利用率が規定値以下であるかを判定することを特徴とする。
本発明に係る移動通信システムにおいて、前記無線リソースマネージャは、前記無線リソース状況の推定結果に基づいて、前記特定時刻における予想位置を含むセルを有する無線アクセスネットワークシステムの間で端末の収容換えを試みる協調制御部を有することを特徴とする。
本発明に係る移動通信システムにおいて、前記協調制御部は、前記特定時刻における予想位置を含むセルを有する無線アクセスネットワークシステムのうち前記高速端末の滞在予想時間が最大である無線アクセスネットワークシステムにおいて前記高速端末の要求QoSを満たすための無線リソース所要量を確保するように、端末の収容換えを試みることを特徴とする。
本発明に係る移動通信システムにおいて、前記協調制御部は、前記特定時刻における予想位置を含むセルを有する無線アクセスネットワークシステムのうち無線リソース利用率が規定値以下である無線アクセスネットワークシステムを収容換え先として、端末の収容換えを試みることを特徴とする。
本発明に係る移動通信システムにおいて、前記統合無線環境情報データベース及び前記無線リソースマネージャを基地局側に設けたことを特徴とする。
本発明に係る移動通信システムにおいて、前記統合無線環境情報データベース及び前記無線リソースマネージャを端末にも設け、端末の無線リソースマネージャと基地局の無線リソースマネージャとが共同で無線アクセスネットワークシステムの選択を行うことを特徴とする。
本発明に係る移動通信システムにおいて、前記基地局側の無線リソースマネージャと前記端末の無線リソースマネージャとが共同で無線リソースの管理及び無線アクセスネットワークシステムの選択を行う際に、前記基地局側の無線リソースマネージャが主導することを特徴とする。
本発明に係る移動通信システムにおいて、前記基地局側の無線リソースマネージャと前記端末の無線リソースマネージャとが共同で無線リソースの管理及び無線アクセスネットワークシステムの選択を行う際に、前記端末側の無線リソースマネージャが主導することを特徴とする。
本発明に係る移動通信システムにおいて、前記基地局側の無線リソースマネージャと前記端末の無線リソースマネージャとが共同で無線リソースの管理及び無線アクセスネットワークシステムの選択を行う際に、前記基地局側又は前記端末のいずれの無線リソースマネージャが主導するのかを、前記基地局側の無線リソースマネージャが端末側のQoSレベル又は無線リソース利用率の余裕度に基づいて決めることを特徴とする。
本発明に係る移動通信システムにおいて、1つ又は複数の無線アクセスネットワークシステムに対して前記統合無線環境情報データベース及び前記無線リソースマネージャを1組ずつ設け、複数の前記無線リソースマネージャに対する無線リソースの協調を集中的に制御する集中協調部を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、移動端末が要求するQoSを満足させるように無線リソースを割り当てることが1つのRANのみではできない場合に、RAN間で協調して無線リソースの割り当てを行うことで対処することができるようになる。
本発明の第1実施形態に係る移動通信システムの構成例である。 同実施形態に係る移動通信システムの構成例である。 本発明に係る統合無線環境情報データベース2の構成例を示す概念図である。 本発明に係る無線リソースマネージャ3の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る無線リソース割当制御方法を説明するための概念図である。 本発明に係る最適のセルを選択する例である。 本発明の第1実施形態に係る無線リソース割当制御方法の全体の手順を示すシーケンス図である。 本発明の第1実施形態に係る無線リソースマネージャ3の処理の流れを示すフローチャートである。 図8のステップS2の収容先候補RAN選択方法の例である。 本発明に係る収容先候補RAN選択方法を説明するためのRAN選択基準の例である。 本発明の第2実施形態に係る移動通信システムの構成例である。 同実施形態に係る無線リソース割当制御方法の全体の手順を示すシーケンス図である。 本発明に係る移動通信システムの基地局10と端末100の実施例1である。 本発明に係る移動通信システムの基地局10と端末100の実施例2である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1、図2は、本発明の第1実施形態に係る移動通信システムの構成例である。図1において移動通信システムは、複数の無線アクセスネットワークシステム(RAN)を有する。図1の例では、マクロセルを提供するマクロセル基地局BS_Aを有するRANと、マイクロセルを提供するマイクロセル基地局BS_Bを有するRANと、ピコセルを提供するピコセル基地局BS_Cを有するRANとが示されている。各セルは重複部分を有し、セル重複部分において端末は重複するセルのいずれも利用することができる。
第1実施形態では、統合無線リソースマネージャ(Integrated Radio Resource Manager:IRRM)1を無線リソース割当に係る集中制御装置として設ける。統合無線リソースマネージャ1は、統合無線環境情報データベース(Integrated Radio Environment Database:IRED)2と無線リソースマネージャ(Radio Resource Manager:RRM)3を有する。図2の例では、7個のマクロセル310〜370が統合無線リソースマネージャ1の担当エリア300である。各マクロセル310〜370内には、マイクロセル又はピコセルが存在していてもよい。例えば、マクロセル320内には、マイクロセル及びピコセルが存在する。統合無線リソースマネージャ1は、担当エリア300内の全ての基地局BS_A,B,Cと通信接続し、各基地局BS_A,B,Cとの間でデータを送受することができる。
なお、図2中では、移動通信システムの端末として、移動していない又は低速で移動している端末(以下、移動していない又は低速で移動している端末を便宜上、低速端末と称する)MS_aと、高速で移動している高速端末MS_bとを区別して示している。
統合無線環境情報データベース2は、特定の位置におけるRAN毎の無線品質を表す無線品質情報を格納する。図3は、統合無線環境情報データベース2の構成例を示す概念図である。図3において、統合無線環境情報データベース2は、地図情報(2次元地図又は3次元地図)と、基地局及び端末の位置情報と、各RANの特定の位置における無線品質を表す無線品質情報とを有する。基地局及び端末の位置情報は、地図情報と関連付けされている。又、統合無線環境情報データベース2は、各情報を時系列で(例えば時刻情報とともに)蓄積する。
各RANの無線品質情報は、地図情報と関連付けされている。なお、図3では、RANの種類の一例として、LTE(Long Term Evolution)、WiMAX、WiFi、femtoなどが示されている。これ以外の他の種類のRANも利用可能である。また、LTEの無線品質情報としてCQI(Channel Quality Indicator)、遅延及びスループットの情報が格納され、WiMAXの無線品質情報としてCINR(Carrier to Interference and Noise power Ratio)、遅延及びスループットの情報が格納され、WiFiやfemtoの無線品質情報としてRSSI(Received Signal Strength Indicator)、遅延及びスループットの情報が格納されている。
無線リソースマネージャ3は、統合無線環境情報データベース2に基づいて特定の端末に係る予想移動経路に適するRANを選択し、該選択したRANが必要に応じて他のRANとの間で協調して該端末に無線リソースを割り当てるように無線リソース割当制御を行う。図4は、無線リソースマネージャ3の構成を示すブロック図である。図4において無線リソースマネージャ3は、滞在予想時間算出部31と無線リソース状況推定部32と協調制御部33を有する。
滞在予想時間算出部31は、特定の端末がRANの同一セル内に滞在する予想時間を算出する。無線リソース状況推定部32は、特に規定速度以上の速度を有する特定の高速端末に係る特定時刻における予想位置を含むセルを有するRAN毎に、該特定時刻における無線リソース状況を推定する。この無線リソース状況の推定において、無線リソース状況推定部32は、推定対象のRANにおいて高速端末の要求QoSを満たすための無線リソース所要量を割り当てることができるかを判定する。又、無線リソース状況推定部32は、推定対象のRANに係る無線リソース利用率が規定値以下であるかを判定する。
協調制御部33は、無線リソース状況推定部32による無線リソース状況の推定結果に基づいて、特定時刻における予想位置を含むセルを有するRANの間で端末の収容換えを試みる。この端末の収容換えでは、協調制御部33は、特定時刻における予想位置を含むセルを有するRANのうち高速端末の滞在予想時間が最大であるRANにおいて該高速端末の要求QoSを満たすための無線リソース所要量を確保するように、該高速端末以外の他の端末を対象にして、該高速端末の滞在予想時間が最大であるRANから他の(例えば、滞在予想時間が小さい)RANへの収容換えを試みる。又、協調制御部33は、特定時刻における予想位置を含むセルを有するRANのうち無線リソース利用率が規定値以下であるRANを高速端末の滞在予想時間が最大であるRANからの収容換え先として、該高速端末の滞在予想時間が最大であるRANにおいて該高速端末の要求QoSを満たすための無線リソース所要量を確保するように、該高速端末以外の他の端末を対象にして、端末の収容換えを試みる。
図5は、本実施形態に係る無線リソース割当制御方法を説明するための概念図である。図5において、高速端末MS_b_1は、予想移動経路Rに沿って移動している。なお、予想移動経路Rは、高速端末MS_b_1から事前に申告された情報(出発地および目的地、又は予想移動経路の情報)に基づいて取得され、無線リソースマネージャ3で保持されている。又は、予想移動経路Rの情報は、無線リソースマネージャ3の要請に応じて統合無線環境情報データベース2で保持するようにしてもよい。又は、高速端末MS_b_1の速度及び移動方向から予想移動経路Rを推定する手段を設けてもよい。
高速端末MS_b_1の現在地は予想移動経路R上の(xi,yi,zi)地点であり、高速端末MS_b_1は、移動速度と進行方向とにより特定時刻(T時間後)に、予想移動経路R上の(xj,yj,zj)地点に到達する予定である。(xi,yi,zi)地点はマクロセル310内に在る。この例では、(xj,yj,zj)地点は、マクロセル320内であって、マイクロセル及びピコセルと通信可能エリアが重なっている区域に在る。このとき、無線リソースマネージャ3は、該通信可能エリアが重なっているマクロセル320、マイクロセル及びピコセルのうちから高速端末MS_b_1に最適のセルを選択し、選択したセルに係る無線リソースを高速端末MS_b_1用に確保すべく、無線リソース割当制御を行う。
図6は、最適のセルを選択する一例である。図6において、高速端末MS_bの予想移動経路R上には、RAN1の2つのマクロセルの間にRAN2のマクロセルが配置されている。RAN1のセル内の基地局近辺などの電波状態がよい地点では、高スループットかつ低遅延の高通信品質が得られているが、RAN1の2つのマクロセルの境界部分では電波状態が悪く、高通信品質が得られない状況である。一方、RAN1の2つのマクロセルの境界部分において、サービスエリアが重っているRAN2のマクロセルでは電波状態がよく、高スループットかつ低遅延の高通信品質を得ることができる。このような場合、RAN1の2つのマクロセルの境界部分において一旦、高速端末MS_bのアクセス先をRAN1からRAN2へ切り替え、RAN2のセル端において再度、高速端末MS_bのアクセス先をRAN1へ切り替える。これにより、高速端末MS_bに対して高スループットかつ低遅延の高通信品質の無線環境を保ち、高速端末MS_bの要求QoSを満たすことに寄与することができる。
図7は、本実施形態に係る無線リソース割当制御方法の全体の手順を示すシーケンス図である。ここでは、具体的に図5の例を用いて説明する。
図7において、ステップS100iでは、高速端末MS_b_1の現在地(xi,yi,zi)を含むマクロセル310のRANのサービスエリア内に在る全ての端末がそれぞれの無線状態、要求QoSなどの情報を統合無線環境情報データベース2に登録する。ステップS200i(S210i,S220i,S230i)では、統合無線環境情報データベース2を制御する機能ブロック(例えば、無線リソースマネージャ3内部の一機能ブロック)からの要求に応じて、高速端末MS_b_1の現在地(xi,yi,zi)でアクセス可能なRAN1,2,3の各基地局BS(xi,yi,zi)_RAN1,2,3が、無線リソース状況(混雑情報、場所)を統合無線環境情報データベース2へ登録する。
ステップS100jでは、(xj,yj,zj)地点を含むマクロセル320のRANのサービスエリア内に在る全ての端末がそれぞれの無線状態、要求QoSなどの情報を統合無線環境情報データベース2に登録する。ステップS200j(S210j,S220j,S230j)では、統合無線環境情報データベース2を制御する機能ブロックからの要求に応じて、特定時刻(T時間後)の高速端末MS_b_1の予想位置(xj,yj,zj)でアクセス可能なRAN1,2,3の各基地局BS(xj,yj,zj)_RAN1,2,3が、無線リソース状況(混雑情報、場所)を統合無線環境情報データベース2へ登録する。
ステップS300では、無線リソースマネージャ3が、統合無線環境情報データベース2内に格納された所轄エリア内部の端末と基地局の情報を分類し、さらに高速端末MS_b_1の移動速度を算出する。このとき、GPS(Global Positioning System)などを用いて移動情報を別途算出したり、又は保有したりする場合は、新たに移動速度を算出しないで既にある移動速度の情報を利用する。そして、無線リソースマネージャ3は、高速端末MS_b_1の移動速度及び予想移動経路Rに基づいて特定時刻(T時間後)の高速端末MS_b_1の予想位置(xj,yj,zj)でアクセス可能な各基地局BS(xj,yj,zj)_RAN1,2,3のセル内の移動距離を算出する。そして、無線リソースマネージャ3は、高速端末MS_b_1の移動速度及び各基地局BS(xj,yj,zj)_RAN1,2,3のセル内の移動距離に基づいて高速端末MS_b_1の各基地局(xj,yj,zj)_RAN1,2,3のセル内の滞在予想時間を算出する。又、無線リソースマネージャ3は、RAN1,2,3毎に、高速端末MS_b_1の要求QoSを満たすための無線リソース所要量を算出する。なお、各セル内の移動距離と移動速度が分かれば滞在予想時間は自明であるので、移動速度が粗同じである場合は、滞在予想時間を計算しないで、滞在予想時間の代わりに移動距離を比較するようにしても良い。
ステップS330では、無線リソースマネージャ3が、特定時刻(T時間後)の高速端末MS_b_1の予想位置(xj,yj,zj)における各RAN1,2,3の無線リソース状況及び端末の収容状況に基づいて、無線リソース割当に係るRAN間協調の指針を決定する。ステップS500では、無線リソースマネージャ3が、各基地局BS(xj,yj,zj)_RAN1,2,3に対し、無線リソース割当に係るRAN間協調を依頼する。このとき、無線リソースマネージャ3は、高速端末MS_b_1に最適なRAN(この例ではRAN1とする)が混雑している場合には、RAN1で収容している他の端末(例えば、優先度が低い端末)を他のRAN2又は3へ収容換えすることを試みる。
ステップS600(S610,S620,S630)では、統合無線環境情報データベース2を制御する機能ブロックからの要求に応じて、各基地局BS(xj,yj,zj)_RAN1,2,3が、無線リソース割当に係るRAN間協調の結果としての無線リソース状況(混雑情報、場所)を統合無線環境情報データベース2へ登録する。ステップS700では、無線リソースマネージャ3が、高速端末MS_b_1に対し、移動先(特定時刻(T時間後)の予想位置(xj,yj,zj))で利用可能なRAN(この例ではRAN1)を通知する。
図8は、本実施形態に係る無線リソースマネージャ3の処理の流れを示すフローチャートである。ここでは、具体的に図5の例を用いて説明する。
図8において、ステップS1では、無線リソースマネージャ3は、T時間後の高速端末MS_b_1の予想位置(xj,yj,zj)を含むセルを有するRAN毎に、T時間後の無線リソース状況を推定する。
このステップS1の具体的な処理としては、まず、統合無線環境情報データベース2から、基地局と端末の位置及び分布状況等の情報を読み込む。次いで、端末の移動状態(高速移動、又は、低速移動もしくは移動していない状態)、通信状態及び要求QoS等を取得する。次いで、高速端末MS_b_1の現在位置、移動速度及び予想移動経路Rから、T時間後の高速端末MS_b_1の予想位置(xj,yj,zj)を算出する。次いで、予想位置(xj,yj,zj)を含むセルを有するRAN(RAN1,2,3)の基地局(xj,yj,zj)_RAN1,2,3の識別子(ID)等の情報を取得する。次いで、各RAN1,2,3の基地局(xj,yj,zj)_RAN1,2,3のエリア品質、重複部分、各セルの無線リソース利用率(混雑度)を算出する。次いで、高速端末MS_b_1の要求QoSを取得する。次いで、各RAN1,2,3の基地局(xj,yj,zj)_RAN1,2,3のセル毎に、予想移動経路R上での無線品質(受信強度等)の統計値と予想されるスループット及び遅延とを算出し、高速端末MS_b_1の要求QoSを満たすための無線リソース所要量を算出する。次いで、各RAN1,2,3の基地局(xj,yj,zj)_RAN1,2,3に収容されている端末のうち低速端末MS_aを抽出する。
ステップS2では、無線リソースマネージャ3は、T時間後の高速端末MS_b_1の予想位置(xj,yj,zj)で高速端末MS_b_1を収容するRANの候補(収容先候補RAN)を選択する。ここでは、RAN1(マクロセル),RAN2(マイクロセル),RAN3(ピコセル)のうちからRAN1が選択されたとする。
ステップS3では、無線リソースマネージャ3は、収容先候補RAN1が要求条件を満たすかを判定する。以下に、要求条件(1),(2)を示す。
(1)高速端末の要求QoSを満たすための無線リソース所要量を割り当てることができること。具体的には条件式「RB_Available>RB_REQ(MS_b)」を満たすことである。但し、RB_Availableは収容先候補RANで利用可能な無線リソース量、RB_REQ(MS_b)は高速端末MS_bの無線リソース所要量である。
(2)無線リソース利用率が規定値以下であること。具体的には条件式「Ur(RAN)≦Uthr(RAN)」を満たすことである。但し、Ur(RAN)はRANの無線リソース利用率、Uthr(RAN)はRANの無線リソース利用率の規定値である。
なお、高速端末MS_bの無線リソース所要量RB_REQ(MS_b)の算出では、通信中のアプリケーションの要求QoS(例えば、リアルタイム映像送受信、音声通話では、スループットは2Mbps以上、遅延(RTT)は150ms以内)及び高速端末MS_bの移動区間内の受信強度の統計値、並びに、既知の受信強度と通信速度と送信誤率とRTTとの関係式またはテーブルを用いて、概算することができる。
ステップS4では、無線リソースマネージャ3は、ステップS3の判定の結果、収容先候補RAN1が、要求条件を満たす場合にはステップS5に進み、要求条件を満たす場合にはステップS6に進む。
ステップS5では、収容先候補RAN1が要求条件を満たすので、無線リソースマネージャ3は、収容先候補RAN1の基地局(xj,yj,zj)_RAN1に対し、T時間後の高速端末MS_b_1用の無線リソースを確保するように指示する。これにより、収容先候補RAN1の基地局(xj,yj,zj)_RAN1は、T時間後の高速端末MS_b_1用の無線リソースを確保する処理を行う。
一方、ステップS6では、収容先候補RAN1が要求条件を満たさないので、無線リソースマネージャ3は、収容先候補RAN1から他のRAN2,3に収容換えする低速端末MS_aの候補(収容換え候補端末)MS_a_HOを選択する。収容換え候補端末MS_a_HOは、RAN1に収容されている低速端末MS_aであって、RAN2又はRAN3を利用可能であり、且つ、優先度の低い方の低速端末MS_aである。このとき、無線リソースマネージャ3は、次式「RB_REQ(HO)≧RB_REQ(MS_b)」を満たすように、1つ又は複数の収容換え候補端末MS_a_HOを選択する。但し、RB_REQ(HO)は、各収容換え候補端末MS_a_HOの無線リソース所要量の合計である。
ステップS7では、無線リソースマネージャ3は、収容換え候補端末MS_a_HOを収容可能なRANを判定する。ここでは、RAN2及びRAN3のうちから、収容換え候補端末MS_a_HOを収容可能なRANを判定する。以下に、判定条件(1),(2)を示す。
(1)収容換え候補端末MS_a_HOの無線リソース所要量を割り当てることができること。具体的には条件式「RB_Available>RB_REQ(MS_a_HO)」を満たすことである。但し、RB_Availableは収容換え先候補RANで利用可能な無線リソース量、RB_REQ(MS_a_HO)は収容換え候補端末MS_a_HOの無線リソース所要量である。
(2)無線リソース利用率が規定値以下であること。具体的には条件式「Ur(RAN)≦Uthr(RAN)」を満たすことである。但し、Ur(RAN)はRANの無線リソース利用率、Uthr(RAN)はRANの無線リソース利用率の規定値である。
ステップS7では、無線リソースマネージャ3は、ステップS7の判定の結果、判定条件を満たすRANが存在し、収容換え候補端末MS_a_HOを収容換え可能な場合にはステップS9に進む。一方、ステップS7の判定の結果、判定条件を満たすRANが存在せず、収容換え候補端末MS_a_HOを収容換えできない場合には図8の処理を終了する。
ステップS9では、無線リソースマネージャ3は、収容先候補RAN1及び収容換え先候補RANに対し、収容換え候補端末MS_a_HOを収容先候補RAN1から収容換え先候補RANへ収容換えするように指示する。この後、ステップS3に戻る。
図9は、図8のステップS2の収容先候補RAN選択方法の例である。図9において、ステップS21では、無線リソースマネージャ3は、T時間後の高速端末MS_b_1の予想位置(xj,yj,zj)を含むセルを有するRAN(RAN1,2,3)毎に、高速端末MS_b_1の滞在予想時間を算出する。具体的には、高速端末MS_b_1の移動速度及び予想移動経路Rから、各RAN1,2,3の基地局(xj,yj,zj)_RAN1,2,3のセル内の移動距離を算出する。そして、各基地局(xj,yj,zj)_RAN1,2,3のセル内の移動距離と高速端末MS_b_1の移動速度とから、各基地局(xj,yj,zj)_RAN1,2,3のセル内の滞在予想時間を算出する。
ステップS22では、無線リソースマネージャ3は、各RAN1,2,3の滞在予想時間を比較する。ステップS23では、無線リソースマネージャ3は、滞在予想時間が最長のRANを高速端末MS_b_1の収容先候補RANに選択する。
なお、移動速度が一定である場合は、同一セル内の移動距離のみの比較によって移動距離が最長のRANを収容先候補RANに選択するようにしてもよい。
又、滞在予想時間が規定値未満であるRANは、収容先候補RANから除外するようにしてもよい。
又、図9の収容先候補RAN選択方法では、高速端末MS_b_1がRANの同一セル内に滞在する予想時間に基づいて高速端末MS_b_1の収容先候補RANを選択したが、収容先候補RAN選択方法はこれに限定されない。図10は、収容先候補RAN選択方法を説明するためのRAN選択基準の例である。
図10において、収容先候補RANとしてRAN_AとRAN_Bの2つがあるとする。図10では、判定基準として、RSSIのみを考慮するRSSI基準と、RSSI及び遅延(RTT)を考慮するRTT基準とが示されている。ある場所において、RAN_Aの受信強度RSSI_A及びRAN_Bの受信強度RSSI_Bとも利用可能な閾値以上の場合は、RSSI基準により「RSSI_A>RSSI_B」であれば、RAN_Aを選択し、そうでなければRAN_Bを選択する。
一方、音声通信などのリアルタイムUGSアプリケーションの場合は、RTTやジッターの許容上限値がある。このため、RAN_Aの予想RTTとRAN_Bの予想RTTがいずれも許容上限値よりも大きいのであれば、たとえRSSI基準を満足していても、リアルタイムUGSアプリケーションには不向きのため、そのままではいずれも選択対象外になる。RTT基準を満たすためには、無線リソース量を増やすか、別のRANを探索するか等、別途、対策する必要が生じる。RAN_Aの予想RTTとRAN_Bの予想RTTのいずれかが許容上限値より小さいのであれば、当該RANを選定することになる。RAN_Aの予想RTTとRAN_Bの予想RTTの両方ともに許容上限値より小さいのであれば、予想RTTが小さい方のRANを選択することになる。予想RTTとしては、セル内でのRTT実績値の統計値(例えば平均値など)を利用することができる。
なお、上記以外の他の収容先候補RAN選択方法としては、例えば、セルサイズが最大のものを選択することが挙げられる。例えば、収容先候補RANとして、マクロセルのRAN1とマイクロセルのRAN2とピコセルのRAN3が存在する場合、セルサイズが最大のマクロセルのRAN1を選択する。但し、端末の移動速度及び予想移動経路、並びに、セル配置などによっては、必ずしも、セルサイズが大きい方が収容先候補RANとして適しているとは限らない。この点で、滞在予想時間に基づいて収容先候補RANを選択することは好ましい。
[第2実施形態]
図11は、本発明の第2実施形態に係る移動通信システムの構成例である。第2実施形態では、1つ又は複数のRANに対して統合無線リソースマネージャ1(統合無線環境情報データベース2及び無線リソースマネージャ3)を1組ずつ設ける。さらに、それらの統合無線リソースマネージャ1を集中的に制御する集中協調部4を設ける。集中協調部4は、複数の無線リソースマネージャ3に対する無線リソースの協調を集中的に制御する。集中協調部4は、各統合無線リソースマネージャ1と通信接続し、各統合無線リソースマネージャ1との間でデータを送受することができる。
図12は、本実施形態に係る無線リソース割当制御方法の全体の手順を示すシーケンス図である。ここでは、具体例として便宜上、図5の例を用いて説明する。なお、(xi,yi,zi)地点の統合無線環境情報データベース2、無線リソースマネージャ3を統合無線環境情報データベース2i、無線リソースマネージャ3iとし、(xj,yj,zj)地点の統合無線環境情報データベース2、無線リソースマネージャ3を統合無線環境情報データベース2j、無線リソースマネージャ3jとする。
図12において、ステップS100iでは、高速端末MS_b_1が無線状態、要求QoS、現在地(xi,yi,zi)などの情報を統合無線環境情報データベース2iに登録する。ステップS100jでは、端末MS_a,bが無線状態、要求QoS、現在地(xj,yj,zj)などの情報を統合無線環境情報データベース2jに登録する。
ステップS200i(S210i,S220i,S230i)では、統合無線環境情報データベース2iを制御する機能ブロックからの要求に応じて、高速端末MS_b_1の現在地(xi,yi,zi)でアクセス可能なRAN1,2,3の各基地局BS(xi,yi,zi)_RAN1,2,3が、無線リソース状況(混雑情報、場所)を統合無線環境情報データベース2iへ登録する。ステップS200j(S210j,S220j,S230j)では、統合無線環境情報データベース2jを制御する機能ブロックからの要求に応じて、(xj,yj,zj)地点でアクセス可能なRAN1,2,3の各基地局BS(xj,yj,zj)_RAN1,2,3が、無線リソース状況(混雑情報、場所)を統合無線環境情報データベース2jへ登録する。
ステップS301iでは、無線リソースマネージャ3iが、統合無線環境情報データベース2i内の端末と基地局の情報を分類し、高速端末MS_b_1の移動速度を算出する。ステップS301jでは、無線リソースマネージャ3jが、統合無線環境情報データベース2i内の端末と基地局の情報を分類し、端末MS_a,bの移動速度を算出する。
ステップS311iでは、無線リソースマネージャ3iが、高速端末MS_b_1の移動速度、予想移動経路R及び要求QoSなどの情報を集中協調部4へ送信する。ステップS311jでは、集中協調部4が、、高速端末MS_b_1の移動速度、予想移動経路R及び要求QoSなどの情報を無線リソースマネージャ3jへ送信する。
ステップS320では、無線リソースマネージャ3jが、高速端末MS_b_1の移動速度と予想移動経路Rとから特定時刻(T時間後)の高速端末MS_b_1の予想位置(xj,yj,zj)でアクセス可能な各基地局BS(xj,yj,zj)_RAN1,2,3のセル内の移動距離を算出する。そして、無線リソースマネージャ3jは、高速端末MS_b_1の移動速度と各基地局BS(xj,yj,zj)_RAN1,2,3のセル内の移動距離とから高速端末MS_b_1の各基地局(xj,yj,zj)_RAN1,2,3のセル内の滞在予想時間を算出する。又、無線リソースマネージャ3jは、RAN1,2,3毎に、高速端末MS_b_1の要求QoSを満たすための無線リソース所要量を算出する。そして、無線リソースマネージャ3jは、特定時刻(T時間後)の高速端末MS_b_1の予想位置(xj,yj,zj)における各RAN1,2,3の無線リソース状況及び端末の収容状況に基づいて、無線リソース割当に係るRAN間協調の指針を決定する。
ステップS400(S410,S420,S430)では、無線リソースマネージャ3jが、各基地局BS(xj,yj,zj)_RAN1,2,3に対し、無線リソース割当に係るRAN間協調を依頼する。このとき、無線リソースマネージャ3jは、高速端末MS_b_1に最適なRAN(この例ではRAN1とする)が混雑している場合には、RAN1で収容している他の端末(例えば、優先度が低い端末)を他のRAN2又は3へ収容換えすることを試みる。
ステップS501jでは、無線リソースマネージャ3jが、集中協調部4に対し、無線リソース割当に係るRAN間協調の結果を送信する。ステップS501iでは、集中協調部4が、無線リソースマネージャ3iに対し、無線リソース割当に係るRAN間協調の結果を送信する。
ステップS600(S610,S620,S630)では、統合無線環境情報データベース2jを制御する機能ブロックからの要求に応じて、各基地局BS(xj,yj,zj)_RAN1,2,3が、無線リソース割当に係るRAN間協調の結果としての無線リソース状況(混雑情報、場所)を統合無線環境情報データベース2へ登録する。ステップS700では、無線リソースマネージャ3iが、高速端末MS_b_1に対し、移動先(特定時刻(T時間後)の予想位置(xj,yj,zj))で利用可能なRAN(この例ではRAN1)を通知する。
図13は本発明に係る移動通信システムの基地局10と端末100の実施例1である。実施例1では、複数のRANに対応する基地局10に統合無線環境情報データベース2及び無線リソースマネージャ3を設ける。基地局10は、複数のRAN(マクロセル、マイクロセル、ピコセル)に対応する無線モジュール14a,14b,14cと、無線モジュール14a,14b,14cの選択を行う無線方式選定部13と、仮想MACアドレスを用いたリンクを確立するための処理を行う仮想MAC処理部12と、コアネットワークとの間でネットワーク層の通信データ(IP(Internet Protocol)パケット)を送受するコア網側インタフェース11と、無線品質情報を取得する無線環境認識部15と、統合無線環境情報データベース2と、無線リソースマネージャ3と、を有する。端末100の構成は、基地局10に対応している。
無線環境認識部15は、アンテナ16を有し、無線品質情報を取得する。無線環境認識部15は、取得した無線品質情報を統合無線環境情報データベース2に格納する。無線品質情報としては、例えば、RSSI、バックグラウンド雑音レベル、変調方式、送信バッファに蓄積されている送信待ちのデータ量、送信失敗を示すNACK信号を相手局から受信した回数、相手局から受信した無線フレームの不良率などが挙げられる。
無線リソースマネージャ3は、統合無線環境情報データベース2に基づいて、端末100の収容先候補RANを選択し、この選択結果を無線方式選定部13へ通知する。無線方式選定部13は、無線リソースマネージャ3から通知された収容先候補RANに対応する無線モジュールを、当該端末100との通信に使用する。なお、無線リソースマネージャ3は、複数の収容先候補RANを優先順位付きで選択し、優先順位付きの複数の収容先候補RANの情報を無線方式選定部13へ供給してもよい。
図14は本発明に係る移動通信システムの基地局10と端末100の実施例2である。実施例2では、複数のRANに対応する基地局10及び端末100のそれぞれに、統合無線環境情報データベース2,2U及び無線リソースマネージャ3,3Uを設け、端末100の無線リソースマネージャ3Uと基地局10の無線リソースマネージャ3とが共同でRANの選択を行う。
基地局10の構成は、図13に示す実施例1と同様である。端末100の構成は、図13に示す実施例1において統合無線環境情報データベース2U及び無線リソースマネージャ3Uを設けている。
図14の端末100において、無線環境認識部105は、アンテナ106を有し、無線品質情報を取得する。無線環境認識部105は、取得した無線品質情報を端末100内の統合無線環境情報データベース2Uに格納する。無線品質情報としては、例えば、受信強度(例えばRSSI、SINR、CINRなど)、基地局ID、基地局との距離、変調方式、送信バッファに蓄積されている送信待ちのデータ量、送信失敗を示すNACK信号を相手局から受信した回数、相手局から受信した無線フレームの不良率などが挙げられる。
端末100内の無線リソースマネージャ3Uは、端末100内の統合無線環境情報データベース2Uに基づいて、基地局10内の無線リソースマネージャ3と共同で端末100の収容先候補RANを選択し、この選択結果を無線方式選定部103へ通知する。無線方式選定部103は、無線リソースマネージャ3Uから通知された収容先候補RANに対応する無線モジュールを、基地局10との通信に使用する。
上述した実施形態では、統合無線環境情報データベース2が、端末及び基地局の分布状況、基地局の無線リソースの混雑度、端末の位置、端末の移動特性(高速移動又は、低速移動もしくは移動していない状態)、端末の移動(進行)方向、移動速度、予想移動経路などの複数の情報を格納する。そして、無線リソースマネージャ3が、統合無線環境情報データベース2に基づいて、特定時刻(T時間後)の端末の予想位置を算出し、端末の分布を推定する。又、無線リソースマネージャ3が、移動する端末と移動しない端末の割合と分布を推定する。又、ハンドオーバが必要な端末を予想する。又、無線リソースマネージャ3が、特定時刻(T時間後)の端末の予想位置における異種無線方式のRANの基地局又はAP(Access Point)に対し、端末到達の確率、端末の要求QoS、端末の優先度などを通知し、無線リソースを予約する。
又、各異種無線方式のRANでどのくらいの台数の端末を収容可能か、及び無線リソースを配分可能かは制御チャネルなどから推定して、統合無線環境情報データベース2及び無線リソースマネージャ3に反映し、単一の無線方式のRANに切り替え(ハンドオーバ(Handover))する場合は、候補リストの上位順で無線方式(RAN)を選ぶ。ここで、隣接リスト(Neighbor list)を端末に持たせてハンドオーバを端末主導で行う端末主導方式、又は、基地局側で自律的にハンドオーバを行う基地局主導自律方式が利用可能である。又、統合無線環境情報データベース2や、各無線方式の無線リソースの余裕度、混雑度情報、端末の情報を全て集中協調部4で集中管理する集中方式を利用してもよい。これらのいずれの方式でも、ハンドオーバの実施タイミングの前に予備の無線リソースを確保しているので、高速かつ安定的にハンドオーバを行うことが可能である。
上述した実施形態によれば、以下に示すような効果が得られる。
(1)複数のRANが混在する状況下で、基地局及び端末の分布情報、各RANの混雑情報、並びに通信品質情報を地図情報と関連付けて格納する統合無線環境情報データベースを利用し、必要に応じて各RAN間の無線リソースを協調的に割り当てて、RANを選択することにより、電波利用効率の向上と通信の高信頼性とを両立することができる。
(2)無線リソースの有効配分に応じて、1つのRANのみではなく、複数のRANを有する移動通信システム全体の性能を上げることができる。
(3)予期しないハンドオーバに伴うに伴う通信断や、無線区間の再送の繰り返しを回避することができ、より高速、且つ安定したハンドオーバを実現することができる。
(4)端末の移動速度や要求QoSから、端末の移動先で利用可能なセルの無線リソースの利用状況や予約状況を分析し、ハンドオーバの回数も考慮し、高速端末、特に要求QoSの高い高速端末に対して比較的安定した通信品質が得られるマクロセルの無線リソースを割り当て、低速端末に対してはマイクロセル又はピコセルの無線リソースを割り当てるようにすることができる。
(5)異種無線方式のRANのセル間で連携し、複数のRANで構成された移動通信システム全体の周波数利用効率を向上することができる。
(6)アプリケーションの遅延に対する要求をはじめとする要求QoSと各RANが提供可能な通信特性とを考慮して無線リソースの割り当てを行うため、より信頼性の高い無線通信を実現することができる。
(7)RAN間の切替を予測して予め切替の準備を行うことができるので、実際にRAN間の切替の要求が発生した時には円滑な切替えを行うことができる。
又、上述の第1実施形態(1つの統合無線リソースマネージャ1(1組の統合無線環境情報データベース2及び無線リソースマネージャ3)で集中管理する)によれば、以下に示すような効果が得られる。
医療の分野(救急治療、救急車と病院の連絡)や要人対応などにおける緊急性が高い無線通信や、リアルタイム且つ通信の中断を極力避けたい無線通信(例えば人命にかかわる無線通信など)など、高信頼性が要求される無線通信では、スループットだけではなく、遅延も需要な品質項目となる。
例えば、図5中の高速端末MS_b_1が緊急出動中の救急車であるとする。救急車MS_b_1は、予想移動経路Rに沿って、マクロセル350,310を経由し、マクロセル320内で(xj,yj,zj)地点を経由して走行する予定である。その(xj,yj,zj)地点は、マクロセル320と該マクロセル320内のマイクロセルと該マイクロセル内のピコセルとの3つのセルのサービスエリアが重なっている部分に在る。
このとき、単に受信電力強度、例えばRSSIを判定基準としてRSSIの規定値によってセルを切り替えてゆくと、図5中のマクロセル320とマイクロセルの間、マイクロセルとピコセルの間、ピコセルとマイクロセルの間、マイクロセルとマクロセル320の間の合計4回のハンドオーバが発生する。所謂、ピンポン(Ping-Pong)現象である。このため遅延が生じ、UGSクラス又はertPSクラスの音声通信では十分な品質を保てなくなる恐れがある。
しかしながら、第1実施形態によれば、1つの統合無線リソースマネージャ1で集中管理することで迅速に、各セル内の滞在予想時間を算出し、通信品質を満たすことのできる見通しがあるならより滞在時間の長いセルの無線リソースを確保することができる。これにより、ピンポン現象の発生を防止して遅延増大を防ぎ、安定かつ高品質の無線通信を提供することができるようになる。
なお、端末が複数のアプリケーションを利用している場合、例えば、病人の状況及び救急に必要な措置の情報が同時に必要な状況下において、病院の医師が救急車に同乗の救急救命士や医師に対してリアルタイムに指示する場合、音声通話に加えてリアルタイムの動画通信(例えば心電図や血圧変化のデータの伝送)を行う必要があるときには、単一のRANだけではなく、複数のRANを同時に利用することも可能である。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、本発明は、携帯電話システム、ITS等の車載無線システム、救急医療用などの高信頼な無線通信システムなど、移動通信分野に広く適用することができる。
なお、本発明は、IEEEのP1900.4の規定に反しているのではない。各マクロセルの基地局にIRRMとIREDを配置する場合は、IRRMはP1900のNRM/TRMのInformation Extraction, Collection機能と詳細未定義のNetwork Management Authority, Spectrum Assignment Evaluationの機能ブロックに当たり、IREDはP1900のNRM/TRMのInformation Extraction, Collection and StorageというFunction Blockの情報提供と保存ストレージ(データベース)に当たる。本発明は、それらの実施例として適用することができる。
1…統合無線リソースマネージャ(IRRM)、2…統合無線環境情報データベース(IRED)、3…無線リソースマネージャ(RRM)、4…集中協調部、31…滞在予想時間算出部、32…無線リソース状況推定部、33…協調制御部

Claims (14)

  1. 複数の無線アクセスネットワークシステムを有する移動通信システムにおいて、
    前記無線アクセスネットワークシステム毎に、特定の位置における無線品質を表す無線品質情報を格納する統合無線環境情報データベースと、
    前記統合無線環境情報データベースに基づいて特定の端末に係る予想移動経路に適する無線アクセスネットワークシステムを選択し、該選択した無線アクセスネットワークシステムの間で協調して該端末に無線リソースを割り当てるように無線リソース割当制御を行う無線リソースマネージャと、
    を備えたことを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記無線リソースマネージャは、特定の端末が無線アクセスネットワークシステムの同一セル内に滞在する予想時間を算出する滞在予想時間算出部を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記無線リソースマネージャは、規定速度以上の速度を有する特定の高速端末に係る特定時刻における予想位置を含むセルを有する無線アクセスネットワークシステム毎に、該特定時刻における無線リソース状況を推定する無線リソース状況推定部を有する、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の移動通信システム。
  4. 前記無線リソース状況推定部は、前記推定対象の無線アクセスネットワークシステムにおいて、前記高速端末の要求QoSを満たすための無線リソース所要量を割り当てることができるかを判定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の移動通信システム。
  5. 前記無線リソース状況推定部は、前記推定対象の無線アクセスネットワークシステムに係る無線リソース利用率が規定値以下であるかを判定する、
    ことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の移動通信システム。
  6. 前記無線リソースマネージャは、
    前記無線リソース状況の推定結果に基づいて、前記特定時刻における予想位置を含むセルを有する無線アクセスネットワークシステムの間で端末の収容換えを試みる協調制御部を有する、
    ことを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  7. 前記協調制御部は、前記特定時刻における予想位置を含むセルを有する無線アクセスネットワークシステムのうち前記高速端末の滞在予想時間が最大である無線アクセスネットワークシステムにおいて前記高速端末の要求QoSを満たすための無線リソース所要量を確保するように、端末の収容換えを試みる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の移動通信システム。
  8. 前記協調制御部は、前記特定時刻における予想位置を含むセルを有する無線アクセスネットワークシステムのうち無線リソース利用率が規定値以下である無線アクセスネットワークシステムを収容換え先として、端末の収容換えを試みる、
    ことを特徴とする請求項7に記載の移動通信システム。
  9. 前記統合無線環境情報データベース及び前記無線リソースマネージャを基地局側に設けたことを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の移動通信システム。
  10. 前記統合無線環境情報データベース及び前記無線リソースマネージャを端末にも設け、
    端末の無線リソースマネージャと基地局の無線リソースマネージャとが共同で無線アクセスネットワークシステムの選択を行うことを特徴とする請求項9に記載の移動通信システム。
  11. 前記基地局側の無線リソースマネージャと前記端末の無線リソースマネージャとが共同で無線リソースの管理及び無線アクセスネットワークシステムの選択を行う際に、前記基地局側の無線リソースマネージャが主導することを特徴とする請求項10に記載の移動通信システム。
  12. 前記基地局側の無線リソースマネージャと前記端末の無線リソースマネージャとが共同で無線リソースの管理及び無線アクセスネットワークシステムの選択を行う際に、前記端末側の無線リソースマネージャが主導することを特徴とする請求項10に記載の移動通信システム。
  13. 前記基地局側の無線リソースマネージャと前記端末の無線リソースマネージャとが共同で無線リソースの管理及び無線アクセスネットワークシステムの選択を行う際に、前記基地局側又は前記端末のいずれの無線リソースマネージャが主導するのかを、前記基地局側の無線リソースマネージャが端末側のQoSレベル又は無線リソース利用率の余裕度に基づいて決めることを特徴とする請求項10に記載の移動通信システム。
  14. 1つ又は複数の無線アクセスネットワークシステムに対して前記統合無線環境情報データベース及び前記無線リソースマネージャを1組ずつ設け、
    複数の前記無線リソースマネージャに対する無線リソースの協調を集中的に制御する集中協調部を備えたことを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の移動通信システム。
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