JP2011162351A - 玉揚げ装置 - Google Patents

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卓也 井上
Kaname Sawanoi
要 澤之井
Kenichi Murayama
賢一 村山
Takeshi Shioda
健 塩田
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Abstract

【課題】効率のよい玉揚げ動作を行う。
【解決手段】自動ワインダや精紡機などの繊維機械は、複数列設された巻取ユニットと、複数の巻取ユニットの列設方向に沿って走行自在な玉揚げ装置とを有している。巻取ユニットは、複数の給糸ボビンから解舒された紡績糸を糸継ぎしながら巻取管7に巻き取り、所定の糸量を有する満管のパッケージを形成するものである。例えば、自動ワインダの玉揚げ装置は、クレードル12を開閉操作及び昇降操作するクレードルオープナー32と、給糸ボビン5側の糸端を捕捉して巻取管7に案内する糸拾い部60とを有している。クレードルオープナー32は、流体圧シリンダ38により昇降駆動され、駆動モータ52により開閉駆動される。糸拾い部60は、駆動源62により駆動される。
【選択図】図3

Description

本発明は、玉揚げ装置に関する。
クレードルに支持された巻取管に糸を巻き取り、パッケージを形成する巻取装置と、満管のパッケージの払い出しを行う玉揚げ装置とを有する自動ワインダや紡績機などの繊維機械が知られている。このような繊維機械の玉揚げ装置は、満管のパッケージが形成されたら、クレードルを開いてパッケージを払い出した後、クレードルに糸の巻かれていない空の巻取管を供給し、クレードルにこの巻取管を取り付けて、クレードルを閉じ、クレードルに取り付けられた巻取管に糸を取り付けている。従来の玉揚げ装置では、満管のパッケージの払い出し動作と、巻取管の供給動作と、巻取管の取り付け及び巻取管への糸の取り付け動作とを一連の動作として行っている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2008−162712号公報(図2) 特開2005−219880号公報(図1)
ところで、上述したような玉揚げ装置のように、巻取管の供給動作と、巻取管の取り付け及び巻取管への糸の取り付け動作を一連の動作として行う場合には、これらの動作を行う機構をカムなどで連結して、1つの駆動源で駆動するのが一般的である。しかしながら、これでは、それぞれの動作を単独で行うことができないため、例えば、クレードルにパッケージが支持されておらず、払い出しを行う必要がなく、巻取管の取り付けだけを行う場合においても、1つの駆動源で駆動されていると、払い出し動作が行われてしまう。すると、不必要な動作によって、サイクルタイムが長くなってしまう。
また、ロットチェンジなどで現在糸が巻き取られているパッケージが満管になった後には、巻取装置による巻き取りを行わない場合でも、満管のパッケージを払い出した後、巻取管が供給されて取り付けられ、巻取管に糸が取り付けられてしまう。すると、この巻取管は無駄であり、人手により取り外す必要があった。また、この問題を回避するためには、玉揚げ装置を停止させておき、巻取管への巻取量を見て、パッケージが満管程度になったときに、巻取装置を停止させればよいが、これでも人手によりこのパッケージを取り外す必要があった。このように、不必要な動作によって、サイクルタイムが長くなったり、人手を強いるなど効率が悪かった。
そこで、本発明の目的は、状況に応じた必要な動作のみを行うことができるように構成し、不必要な動作を省略し、最小限の動作だけを行うことを可能にした。これにより、効率よく玉揚げ動作を行うことができる玉揚げ装置を提供する。
本発明の玉揚げ装置は、糸を供給する給糸部と、巻取管を保持する巻取管保持部と、を備え、前記給糸部から供給される糸を前記巻取管保持部に保持された前記巻取管に巻き取ってパッケージを形成する巻取装置に対して玉揚げ動作を行う玉揚げ装置であって、前記玉揚げ装置は、巻取管を着脱するように前記巻取管保持部を操作する操作部と、前記巻取管保持部に巻取管を供給する巻取管供給部と、前記給糸部から供給される糸を捕捉して前記巻取管に案内する糸案内部と、前記操作部を駆動する操作部駆動源と、前記操作部駆動源とは独立して設けられており、前記巻取管供給部及び前記糸案内部を駆動する準備部駆動源と、を備えている。
本発明の玉揚げ装置によると、操作部を駆動する駆動源と、巻取管供給部及び糸案内部を駆動する駆動源とを個別に設けている。したがって、状況に応じた必要な動作のみを行うことができ、不必要な動作を省略するなど、必要最低限の動作だけを行うことが可能になる。これにより、サイクルタイムを短くできるなど、効率のよい玉揚げ動作を行うことができる。また、状況に応じて不必要な動作を省略し、必要な動作のみを行うことができるため、部品寿命の向上を図り、故障などのトラブルの発生を低減することができる。
また、前記巻取管保持部から前記パッケージを取り外す取り外し動作は、前記巻取管保持部を上昇させ且つ開くように操作する動作であり、前記巻取管保持部に前記巻取管を取り付ける取り付け動作は、前記巻取管保持部を下降させ且つ閉じるように操作する動作であり、前記操作部は、前記巻取管保持部に開閉と昇降の両方を行わせるものであることが好ましい。
さらに、前記操作部駆動源は、前記操作部に前記巻取管保持部の開閉動作を行わせるための第1駆動源と、前記操作部に前記巻取管保持部の昇降動作を行わせるための第2駆動源と、で構成されていることが好ましい。これによると、巻取管保持部の開閉動作と昇降操作を独立して行うことができる。
また、前記第1駆動源と前記第2駆動源を制御する制御部をさらに有しており、前記制御部は、設定された設定値に応じて前記第2駆動源を駆動して、前記操作部に前記巻取管保持部の昇降を行わせ、前記第1駆動源を駆動して、前記操作部に前記巻取管保持部の開閉を行わせることにより前記パッケージの取り外し動作を実行してもよい。これによると、第1駆動源と第2駆動源を独立して制御して、パッケージの取り外しを行うことができる。
このとき、前記巻取装置により送信された前記巻取管の形状に関する信号を受信する信号受信部と、前記巻取管の形状に応じた前記巻取管保持部の昇降量を記憶する記憶部と、をさらに有しており、前記制御部は、前記巻取管の形状に関する信号に応じた前記巻取管保持部の昇降量を前記記憶部から設定値として読み出して、前記第2駆動源を駆動して前記パッケージの取り外し動作を実行することが好ましい。これによると、巻取管の形状に応じて、巻取管保持部の昇降量を可変することができ、巻取管の形状に応じた取り外しが可能となる。
また、前記操作部駆動源と前記準備部駆動源の駆動を制御する制御部をさらに有しており、前記制御部は、前記操作部を操作することにより前記パッケージを前記巻取管保持部から取り外す取り外し動作と、前記巻取管供給部により前記巻取管を前記巻取管保持部に供給する供給動作と、前記糸案内部により、前記巻取管に糸を案内する案内動作と、を前記操作部駆動源と前記準備部駆動源の駆動を制御することにより実行する第1モードと、前記操作部を操作することにより、前記パッケージを前記巻取管保持部から取り外す取り外し動作を前記操作部駆動源の駆動を制御することにより実行する第2モードと、を選択可能に構成されていることが好ましい。これによると、状況に応じて第1モードまたは第2モードを適宜選択することで、不必要な動作を省略して、必要な動作のみを実行することができる。
このとき、前記巻取管保持部に保持された前記パッケージの有無を検出するセンサと、前記巻取装置から送信された玉揚げ信号を受信する信号受信部と、をさらに有しており、前記制御部は、前記信号受信部が玉揚げ信号を受信した場合に前記第1モードを選択するように構成されており、前記第1モードが選択された場合において、前記センサにより前記パッケージが前記巻取管保持部に保持されていることを検出したとき、前記取り外し動作と、前記供給動作と、前記案内動作とを実行するように前記操作部駆動源と前記準備部駆動源の駆動を制御し、前記第1モードが選択された場合において、前記センサにより前記パッケージが前記巻取管保持部に保持されていないことを検出したとき、前記供給動作と、前記案内動作とを実行するように前記準備部駆動源の駆動を制御することが好ましい。これによると、巻取管保持部に保持されたパッケージの有無に応じて、第1モードにおいてパッケージの取り外し動作を省略可能となっており、パッケージがない場合には、操作部駆動源の駆動を停止して、準備部駆動源のみの駆動を開始して、パッケージの取り外しを行わずに、巻取管の取り付けのみを行うことができる。
また、前記信号受信部は、ロットチェンジ信号を受信可能に構成されており、前記制御部は、前記信号受信部がロットチェンジ信号を受信した場合に前記第2モードを選択し、前記操作部駆動源の駆動を制御することにより、前記取り外し動作のみを実行することが好ましい。これによると、供給動作と案内動作が省略され、パッケージの取り外し後に巻取管保持部に不要な巻取管が取り付けられることがなく、巻取管を人手により取り外す必要もない。
操作部を駆動する駆動源と、巻取管供給部及び糸案内部を駆動する駆動源とを個別に設けている。したがって、状況に応じた必要な動作のみを行うことができ、不必要な動作を省略するなど、必要最低限の動作だけを行うことが可能になる。これにより、サイクルタイムを短くできるなど、効率のよい玉揚げ動作を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る自動ワインダの概略正面図である。 自動ワインダの1つの巻取ユニットと玉揚げ装置の概略側面図である。 オープンレバーが下端位置且つ閉位置に位置するときの斜視図である。 オープンレバーが上端位置且つ開位置に位置するときの斜視図である。 クレードルオープナーのA部の断面図である。 自動ワインダの制御ブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る精紡機の概略正面図である。 精紡機の1つの紡績ユニットと玉揚げ装置の概略側面図である。 玉揚げ動作の前半工程を説明するための精紡機に設けられた玉揚げ装置の部分拡大図であり、(a)は玉揚げ信号が出力される直前であり、(b)は玉揚げ信号を受信後にクレードルを開く直前である。 玉揚げ動作の後半工程を説明するための精紡機の玉揚げ装置の部分拡大図であり、(a)は玉揚げ信号を受信後にクレードルを開いた直後であり、(b)は玉揚げ動作終了時である。 精紡機の玉揚げ装置に設けられたチャッカー機構の側面図であり、(a)はチャッカーアームが退避位置のときであり、(b)はチャッカーアームが供給位置のときである。 精紡機の制御ブロック図である。 精紡機の玉揚げ装置の動作について説明するフローチャートである。
<第1実施形態>
次に、本発明の第1実施形態について説明する。本実施形態においては、自動ワインダの玉揚げ装置に本発明を適用した例について説明する。まず、自動ワインダの構成について説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る自動ワインダの概略正面図である。図2は、自動ワインダの1つの巻取ユニットと玉揚げ装置の概略側面図である。図1及び図2に示すように、自動ワインダ1は、複数列設された巻取ユニット2(巻取装置)と、複数の巻取ユニット2の列設方向(図1の紙面厚み方向)に沿って走行自在な玉揚げ装置3とを有している。
巻取ユニット2は、複数の給糸ボビン5から解舒された紡績糸Yを糸継ぎしながら巻取管7に巻き取り、所定の糸量を有する満管のパッケージ6を形成するものである。この巻取ユニット2には、下端にトレイ11及び上端にクレードル12(巻取管保持部)が配置されており、トレイ11に支持された給糸ボビン5から解舒された紡績糸Yは、クレードル12に回転自在に挟持され、綾振りドラム13の回転にともない従動回転する巻取管7に巻き上げられる。
巻取ユニット2は、トレイ11に支持された給糸ボビン5からクレードル12に挟持された巻取管7までの糸道に沿って、下から上へと順に(糸の走行方向に沿った上流側から下流側に)、糸継装置20、スラブなどの糸欠陥を検出するための糸欠陥除去装置19、及び、クレードル12に挟持された巻取管7を回転させる綾振りドラム13を有している。また、巻取ユニット2は、図示していないが、全ての紡績糸Yの巻き出された給糸ボビン5を搬出して、紡績糸Yの巻かれた給糸ボビン5と交換する給糸ボビン交換装置、糸欠陥除去装置19の下方且つ糸継装置20の上方において、糸欠陥除去装置19が糸欠陥を検出した際またはパッケージ6の玉揚げ時に、給糸ボビン5とパッケージ6との間でつながった紡績糸Yを切断するカッター、カッターによって切断された紡績糸Yを吸引して糸継装置20に導入する糸吸引案内装置などを有している。糸継装置20などを用いた糸継ぎ動作については、例えば特開2009−084023号公報などに記載された従来公知の技術であるため、その説明を省略する。
綾振りドラム13は、駆動モータ47(図6参照)により駆動されることで、所定の巻取方向に回転する。綾振りドラム13の表面には、綾振り溝が形成されており、この綾振り溝に沿って紡績糸Yは綾振りしながら巻取管7に巻き上げられる。なお、綾振りドラム13の代わりに、溝が形成されていない単なる駆動ドラムを使用し、別途の綾振り装置を設ける構成であってもよい。
クレードル12は、図3及び図4に示すように、巻取管7を両端から回転自在に挟持する2つのクレードルアーム12a、12bと、一方のクレードルアーム12aの長さ方向中央上面に回転軸14を軸として揺動可能に設置され、クレードルアーム12aと略平行に延在したクレードルレバー12cとを有している。クレードルアーム12aは、挟持された巻取管7の軸方向に突出した凸部12dと、凸部12dに対して摺動可能であり、巻取管7の筒内に挿入されて、巻取管7をクレードルアーム12bとの間で回転自在に挟持する摺動部12eとを有している。摺動部12eは、凸部12dから離れる方向(挟持された巻取管7に近づく方向)に付勢されている。クレードルレバー12cは、摺動部12eに固設された固定具15と接続されており、摺動部12eと一体的に動作する。
後述する玉揚げ装置3からクレードルレバー12cに巻取管7から離れる方向(以下、開方向と称す)に水平な力が作用すると、クレードルレバー12cが回転軸14を中心に開方向に揺動し、それにともない、固定具15とともに摺動部12eが凸部12dに向かって摺動する。すると、摺動部12eが巻取管7の筒内から離れ、クレードル12は開状態となり、巻取管7をクレードル12から取り外すことが可能となる。また、クレードルレバー12cに作用する力を解除すると、摺動部12eの凸部12dから離れる方向(以下、開方向と反対方向の閉方向と称す)への付勢力により、クレードルレバー12cが閉方向に揺動するのにともない、摺動部12eが巻取管7の筒内に挿入され、クレードル12は閉状態となり、巻取管7を回転自在に挟持することができる。このように、クレードルレバー12cの揺動により、クレードル12が開閉され、クレードル12に巻取管7を取り付け自在となっている。
また、クレードル12は、図2に示すように、回転軸16を軸として揺動することにより昇降可能となっている。玉揚げ装置3がクレードルレバー12cを上方に持ち上げると、クレードル12は回転軸16を軸として、パッケージ6のパッケージ取り外し位置まで上昇し、クレードルレバー12cを下方に押し下げると、クレードル12は挟持された巻取管7が綾振りドラム13に接触する巻取位置まで下降する。
クレードル12に支持されたパッケージ6が所望の糸量が巻かれた状態(満管)になると、玉揚げ装置3は、クレードル12をパッケージ取り外し位置まで上昇させ、クレードル12に支持されたパッケージ6を綾振りドラム13から離間させて、クレードル12を開状態として、パッケージ6をクレードル12から取り外し、払い出す。この払い出されたパッケージ6は、パッケージガイド28を経て、搬送装置61に排出される。そして、クレードル12の上方には、まだ紡績糸Yの巻かれていない空の巻取管7が複数貯留された巻取管貯留部4が配設されており、玉揚げ装置3は、クレードル12を開状態にさせたまま巻取位置まで下降させて、玉揚げ装置3の後述するチャッカー33により、巻取管貯留部4から受け取った巻取管7を2つのクレードルアーム12a、12bの間に挟み、クレードル12を閉状態とすることで、巻取管7を両端から挟持し、クレードル12に取り付ける。
次に、玉揚げ装置3について説明する。図2に示すように、玉揚げ装置3は、自動ワインダ1のフレーム30に配置されて、巻取ユニット2の列設方向に延在したレール31に沿って巻取ユニット2の上方を走行して、巻取ユニット2のパッケージ6が満管になると、所定位置で停止して玉揚げ動作を行うものである。玉揚げ装置3は、クレードル12を操作するクレードルオープナー32と、巻取管貯留部4の巻取管7を把持し、クレードル12が巻取管7を挟み込むことができる位置まで運ぶチャッカー33と、クレードル12に支持されたパッケージ6の有無を検出するセンサ51と、を有している。
クレードルオープナー32(操作部)は、図3〜図5に示すように、レバー駆動機構34と、オープンレバー37とを有している。レバー駆動機構34は、オープンレバー37の後述する第1レバー37aの基端部に連結された揺動部34aと、フレーム35から綾振りドラム13の軸方向に突出する回転軸36に固定され、フレーム35に対して回転自在であり、揺動部34aを回転軸34bを軸として揺動可能に支持する支持部34cと、回転軸36を回転駆動する駆動モータ52と、揺動部34aを支持部34cに対して揺動駆動する流体圧シリンダ38とを有している。揺動部34aは、ねじりバネ34dにより回転軸34bを軸として支持部34cに向かう方向に付勢されている。そして、揺動部34aは、支持部34cに固定された流体圧シリンダ38から突出したロッド38aの進退により回転軸34bを軸として揺動可能となっており、ロッド38aが退入した閉位置から進出した開位置まで移動可能となっている。
オープンレバー37は、揺動部34aに固定され、回転軸36の径方向に延在した第1レバー37aと、第1レバー37aの先端近傍から上方に突出し、クレードル12に支持された巻取管7とは反対側の方向(図3の左方)に折れ曲がった第2レバー37bとを有している。また、オープンレバー37は、回転軸36にクレードルオープナー32の支持部34cが固定されていることで、回転軸36とともに回転可能となっている。なお、回転軸36は、ストッパ39と連結されており、このストッパ39は、フレーム35に設置された円板40に回転軸36の周方向に沿って形成された切り欠き40a内を移動可能となっている。したがって、この切り欠き40aに沿ったストッパ39の移動可能範囲だけオープンレバー37を回転させることができる。
図3に示すように、クレードル12が閉状態で巻取位置にあり、クレードル12に支持された巻取管7が綾振りドラム13に接触している状態で、流体圧シリンダ38のロッド38aが退入し、オープンレバー37が閉位置であるときに、駆動モータ52により回転軸36を図4の左方(X方向)から見たときの時計周り方向に回転させると、回転軸36を軸としてオープンレバー37の先端側が下端位置まで下降し、第2レバー37bがクレードルレバー12cの上面に接触するとともに、第1レバー37aがX方向から見たときにクレードルレバー12cと交差する。このように、クレードル12が閉状態においては、第1レバー37aはオープンレバー37の回転軌跡と交差していない。
そして、オープンレバー37が下端位置にあり、且つ、クレードル12が閉状態で巻取位置にあり、第1レバー37aがX方向から見たときにクレードルレバー12cと交差している状態で、流体圧シリンダ38のロッド38aを進出すると、第1レバー37aがクレードルレバー12cを開方向に押しながら揺動して、オープンレバー37が開位置となることで、クレードル12が開き、巻取管7を取り外し可能となる。また、第1レバー37aは、クレードルレバー12cを開方向に押しながら揺動する途中において、回転軌跡上でクレードルレバー12cと交差しているため、回転軸36をX方向から見たときの反時計周り方向に回転させると、回転軸36を軸としてオープンレバー37の先端側が上昇し、第1レバー37aの先端部がクレードルレバー12cの下面の一部に接触し、クレードルレバー12cを押し上げる。そして、オープンレバー37の先端側が上端位置まで上昇しながら、開位置に揺動すると、図4に示すように、クレードル12が開状態でパッケージ取り外し位置となり、クレードル12からパッケージ6を払い出すことができる。このように、本実施形態においては、流体圧シリンダ38のロッド38aを進出させて、閉位置から開位置に揺動させながら、駆動モータ52により回転軸36をX方向から見たときの反時計周り方向に回転させているため、クレードル12は巻取位置からパッケージ取り外し位置に移動しつつ、閉状態から開状態へと遷移している。
また、オープンレバー37は、巻取位置にあるクレードル12のクレードルレバー12cの上面に第2レバー37bが接触したときに、下端位置で停止することになり、このとき、ストッパ39と切り欠き40aの一端との間には、微小な隙間が生じており、オープンレバー37はもう少しだけ下降可能となっている。また、オープンレバー37は、パッケージ取り外し位置にあるクレードル12の下面に第1レバー37aが接触したときに、上端位置で停止することになり、ストッパ39と切り欠き40aの他端との間には、微小な隙間が生じており、オープンレバー37はもう少しだけ上昇可能となっている。
センサ51は、発光部と受光部を有する光学式センサであり、発光部から発光された光がクレードル12に支持されたパッケージ6により反射して受光部で受光されたときには、クレードル12にパッケージ6が支持されているとし、受光部で光が受光されないときには、クレードル12にパッケージ6は支持されていないことを検出し、この検出結果を玉揚げ装置3の後述する玉揚げコントローラ42に送信する。
次に、自動ワインダ1の制御構成について図6を参照して説明する。図6は、自動ワインダの制御ブロック図である。図6に示すように、自動ワインダ1の制御構成としては、各巻取ユニット2はそれぞれユニットコントローラ41を有し、玉揚げ装置3は玉揚げコントローラ42(制御部)を有し、複数のユニットコントローラ41と玉揚げコントローラ42はともに通信ネットワークを介して機台コントローラ43に接続されている。
以上の構成により、ユニットコントローラ41から発信された玉揚げ信号を機台コントローラ43を介して玉揚げコントローラ42に送信することができる。なお、機台コントローラ43は、機台の端部にあって、機台全体を統括制御するものであり、機台コントローラ43から通信ネットワークを介してユニットコントローラ41及び玉揚げコントローラ42にクレードル12に支持された巻取管7の形状などの各種設定値を送信できる。
巻取ユニット2のユニットコントローラ41には、糸継装置20を駆動する駆動モータ46、綾振りドラム13を回転駆動する駆動モータ47、及び、糸欠陥除去装置19が接続されている。
玉揚げ装置3の玉揚げコントローラ42には、クレードル12を開閉駆動するためにクレードルオープナー32を開閉操作する流体圧シリンダ38(第1駆動源)と、クレードル12を昇降駆動するためにクレードルオープナー32を昇降操作する駆動モータ52(第2駆動源)と、玉揚げ装置3を巻取ユニット2の列設方向に沿って走行させる車輪53を回転駆動する駆動モータ54と、センサ51が接続されている。また、玉揚げコントローラ42は、巻取管7の形状に応じたクレードル12の昇降量を記憶する記憶部55及び機台コントローラ43から信号を受信する信号受信部56を有している。
次に、玉揚げ動作について説明する。給糸ボビン5から解舒された紡績糸Yの巻き取り時には、クレードル12は巻取位置にあり、クレードル12に支持されたパッケージ6を綾振りドラム13に接触させて、綾振りドラム13の回転にともない従動回転させることで紡績糸Yを巻き取っている。そして、綾振りドラム13の回転数に対応するパルスの累積値から測定される糸長が所定の長さになると、パッケージ6は満管であり、巻取ユニット2のユニットコントローラ41から機台コントローラ43を介して玉揚げ装置3の玉揚げコントローラ42に玉揚げ信号が出力されるとともに、巻取ユニット2はカッターを作動させて紡績糸Yを切断する。すると、パッケージ6に巻き取られた紡績糸Yと繋がる上糸はクレードル12に支持されたパッケージ6に巻き取られ、給糸ボビン5の紡績糸Yと繋がる下糸(以下、給糸ボビン5側の糸と称する)は吸引捕捉される。この巻取ユニット2の給糸ボビン5側の糸の吸引捕捉の後に、玉揚げ装置3の玉揚げコントローラ42が玉揚げ信号を受信することで、玉揚げ装置3がレール31を走行して満管となった巻取ユニット2のパッケージ6の上方に停止する。
そして、玉揚げ装置3の玉揚げコントローラ42は、糸拾い部60(糸案内部)で給糸ボビン5側の糸を捕捉させると略同時に、流体圧シリンダ38のロッド38aを収縮させ、オープンレバー37が閉位置の状態で、駆動モータ52を駆動して、クレードルオープナー32を回転させる。この操作により、オープンレバー37が下端位置まで移動し、第2レバー37bがクレードルレバー12cと接触する。
その後、流体圧シリンダ38のロッド38aを進出させて、オープンレバー37を閉位置から開位置に向かう方向にクレードル12からパッケージ6が取り外れない程度に揺動させる。続けて、玉揚げコントローラ42は、駆動モータ52を駆動して、クレードルオープナー32を回転させることで、オープンレバー37を上端位置まで移動させる。すると、オープンレバー37の第1レバー37aがクレードルレバー12cを押し上げながら上昇するとともに、クレードル12及び支持されたパッケージ6も上昇し、綾振りドラム13から離れる。そして、玉揚げコントローラ42は、オープンレバー37を上端位置まで上昇させつつ開位置に揺動させると、クレードル12が開きつつ上昇することになり、オープンレバー37が上端位置に位置したときには、クレードル12は開状態でパッケージ取り外し位置に位置することになり、パッケージ6はクレードル12から取り外される。このとき、パッケージ6を搬送装置61に転がして案内するパッケージガイド28をクレードル12と連係して傾斜するように構成することで、クレードル12から取り外されたパッケージ6は、クレードル12の上昇に連係して傾斜したパッケージガイド28を転がって搬送装置61に排出される。こうして、クレードル12からパッケージ6を取り外す。
そして、クレードル12からパッケージ6が取り外されると、玉揚げ装置3の玉揚げコントローラ42は、オープンレバー37を開位置とし、クレードル12が開状態のまま、駆動モータ52を駆動して、クレードルオープナー32を回転させ、オープンレバー37を下端位置まで移動させる。この操作により、オープンレバー37の第2レバー37bがクレードルレバー12cを押し下げることで、クレードル12は巻取位置まで下降する。そして、玉揚げコントローラ42は、チャッカー33に巻取管貯留部4から受け取った巻取管7を把持させ、綾振りドラム13の上まで運び、クレードル12の2つのクレードルアーム12a、12bの間に巻取管7をセットする。
次に、玉揚げ装置3の玉揚げコントローラ42は、糸拾い部60を操作し、給糸ボビン5側の糸を図示しない糸寄せレバーに掛け、給糸ボビン5側の糸を開いたクレードル12と巻取管7との間に横切らせる。そして、玉揚げコントローラ42は、流体圧シリンダ38のロッド38aを退入させて、オープンレバー37を閉位置にして、クレードル12を閉状態にする。この操作により、給糸ボビン5側の糸が巻取管7とクレードルアーム12aの端に挟みこまれるように、巻取管7がクレードル12に取り付けられる。なお、この動作は、巻取管7が綾振りドラム13に接する状態で行われる。
巻取管7への糸掛けが終わると、玉揚げ装置3の玉揚げコントローラ42が巻取ユニット2に信号を送ることで、ユニットコントローラ41が、駆動モータ46を駆動して綾振りドラム13を低速回転させ、巻取管7の端にバンチ巻を形成し、次いで、綾振りドラム13を高速回転させて給糸ボビン5から解舒された紡績糸Yの巻き取りを再開する。このようにして、パッケージ6の取り外し、巻取管7の供給及び取り付け、並びに、糸掛けを含む巻き取りの再開の準備動作を行う一連の動作により玉揚げ動作が行われる。なお、バンチ巻を形成するための機構である糸拾い部60や糸寄せレバーは、図2に示すように、クレードルオープナー32を開閉及び上昇操作する流体圧シリンダ38や駆動モータ46とは異なる別の駆動源62(準備部駆動源)より駆動される。
玉揚げコントローラ42の記憶部55は、玉揚げ動作を実行するためのプログラムを記憶している。玉揚げコントローラ42は、記憶部55に記憶されたプログラムを読み出して、流体圧シリンダ38、駆動モータ46及び駆動源62を駆動させて、パッケージ6の取り外し動作と、巻取管7の供給及び取り付け動作を行う第1モードと、流体圧シリンダ38及び駆動モータ46を駆動させて、パッケージ6の取り外し動作のみを実行する第2モードとの2つのモードを選択的に実行する。
巻取ユニット2のユニットコントローラ41から機台コントローラ43を介して玉揚げ装置3の玉揚げコントローラ42に玉揚げ信号が出力されたときに、クレードル12にパッケージ6が支持されている場合には、玉揚げコントローラ42は、第1モードを実行し、上述したような一連の動作を玉揚げ動作として行う。また、巻取ユニット2のユニットコントローラ41から機台コントローラ43を介して玉揚げ装置3の玉揚げコントローラ42に玉揚げ信号が出力されたときに、センサ51によりクレードル12にパッケージ6が支持されていないことが検出され、玉揚げコントローラ42にその信号が出力されると、玉揚げコントローラ42は、第1モードを実行するが、全ての動作を行うのではなく、流体圧シリンダ38を駆動して、クレードルオープナー32に開閉操作のみを行わせ、クレードル12の開閉駆動のみを行い、クレードル12の昇降駆動をともなうパッケージ6の払い出し動作を行わずに、巻取管7の供給及び取り付け動作、並びに、糸掛けを含む巻き取りの再開だけを行う。
また、巻取ユニット2のユニットコントローラ41から機台コントローラ43を介して玉揚げ装置3の玉揚げコントローラ42にロットチェンジ信号が出力されたときには、現在巻き取りを行っている巻取管7が満管になると、現在のロットについては、それ以降の巻き取り開始を予定しておらず、次のロットにおいて、全ての巻取ユニット2による巻き取りを一斉に開始するために、玉揚げコントローラ42は、第2モードを実行し、クレードルオープナー32に、開閉操作及び昇降操作を行わせることで、パッケージ6の取り外し動作は行うが、巻取管7の供給及び糸掛けは行わない。
なお、本実施形態においては、クレードル12に支持される巻取管7の形状としては、巻取管7の回転軸方向において、一端から他端に向けて径が大きくなるコーン状を用いているが、一様な径の円筒状のチーズ状であってもよい。ここで、巻取管7は、コーン状に比べてチーズ状であると直線方向に転がりやすい。パッケージ6の払い出される速度が速いと、払い出されたパッケージ6がパッケージガイド28や搬送装置に衝突した際に受ける力が大きく、パッケージ6の品質低下につながる。そこで、クレードル12に支持される巻取管7の形状は、機台コントローラ43から通信ネットワークを介して玉揚げコントローラ42に送信されている。玉揚げ装置3の玉揚げコントローラ42は、クレードル12に支持された巻取管7の形状がチーズ状の場合には、コーン状の場合に比べて、払い出し時にクレードル12を上昇させる高さを低くする。
例えば、クレードルオープナー32の開閉動作と昇降動作を行う機構がカムにより連結されていると、クレードル12が所定の高さまで上昇しないと、クレードル12が開かないように構成されているため、玉揚げ動作が行われるときの、パッケージ取り外し位置の高さは常に一定になってしまう。上述のパッケージガイド28は、クレードル12と連係して傾斜するように構成されているため、パッケージ6を転がすための傾斜角度も常に一定の角度となる。ここで、クレードル12をパッケージ取り外し位置に移動させるクレードルオープナー32を昇降操作する駆動源が単独とすれば、クレードル12が開状態としてパッケージ6を取り外す高さを自由に設定することができる。それゆえ、実際にチーズ状のパッケージ6は、コーン状のパッケージ6と同じ糸量を巻いても、パッケージ6の最大直径は、チーズ状のパッケージ6の方がコーン状のパッケージ6よりも小さいので、小さいクレードル12の上昇量でパッケージ6を取り外すことができる。
このように、巻取管7の形状に適した払い出し速度にする、より詳細には、チーズ状のパッケージ6を取り外す際のクレードル12の上昇量をコーン状のパッケージ6を取り外す際のクレードル12の上昇量よりも小さくすることで、パッケージ6の品質を向上させることができる。また、巻取管7の形状がチーズ状の場合には、クレードル12の昇降方向に関する移動量が減るため、サイクルタイムを短くすることができる。なお、巻取管7の形状に応じたクレードル12の昇降量は、3つのモードとともに記憶部55に記憶されており、玉揚げコントローラ42は、巻取管7の形状に応じて記憶部55から読み出されたクレードル12の昇降量を選択する。
仮に、クレードル12の開閉機構と昇降機構をカムなどで連結して、1つの駆動源で駆動すると、動作が限定的になってしまう。例えば、クレードル12にパッケージ6が支持されておらず、払い出しを行う必要がなく、巻取管7の取り付けを行うために、クレードル12の開閉駆動だけ行う場合においても、1つの駆動源で駆動されていると、昇降駆動も一連の動作として行われてしまう。すると、不必要な動作によって、サイクルタイムが長くなり、部品の摩耗による消耗も促進され、故障などのトラブルが発生することがある。
そこで、本実施形態における玉揚げ装置3によると、クレードル12の昇降駆動と開閉駆動は別の駆動源により行われる。そのため、クレードル12の状況に応じて、所定のモードを選択し、必要な動作のみを行うことが可能になる。これにより、サイクルタイムを短くし、部品寿命の向上を図り、故障などのトラブルの発生を低減することができるとともに、効率のよい玉揚げ動作を行うことができる。
具体的には、クレードル12にパッケージ6が支持されていない場合に、クレードル12の昇降駆動を省略して、開閉駆動のみを行い、パッケージ6の払い出しを行わずに巻取管7の取り付けのみを行うことができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態においては、精紡機の玉揚げ装置に本発明を適用した例について説明する。まず、精紡機の構成について説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係る精紡機の概略正面図である。図8は、精紡機の1つの紡績ユニットと玉揚げ装置の概略側面図である。図7に示すように、精紡機100は、並設された多数の紡績ユニット102と、紡績ユニット102の配列方向に沿って走行自在に構成された玉揚げ装置103と、ブロアボックス104と、原動機ボックス105とを備えている。
図7及び図8に示すように、各紡績ユニット102は、ドラフト装置106と、紡績装置107と、弛み取り装置108と、巻取装置112などを備えている。なお、以下の説明において、「上流」及び「下流」とは、紡績時の糸の走行方向における上流及び下流を意味する。
ドラフト装置106は、精紡機100本体のケーシング113の上端部近傍に設けられている。ドラフト装置106へ送られたスライバ114は、ドラフト装置106によって延伸(ドラフト)されて繊維束115となる。この繊維束115が紡績装置107で紡績されることによって紡績糸116が生成される。さらに、この紡績糸116は、下流側の巻取装置112において巻き取られ、パッケージ117が形成される。
ドラフト装置106は、スライバ114(繊維束115)の走行方向に沿って順に配置された、バックローラ122、サードローラ123、エプロンベルト124を装架したミドルローラ125、フロントローラ126の4つのローラで構成されている。エプロンベルト124は、ミドルローラ125と、テンサーバー127と、に掛架されている。このテンサーバー127がミドルローラ125から離れる方向へ付勢されることにより、エプロンベルト124には所定の張力が付与される。
紡績装置107については詳細な構成は図示しないが、本実施形態では、旋回気流を利用して繊維束115に撚りを与えて、紡績糸116を生成する空気式のものを採用している。
紡績装置107の下流側には、カッター110とヤーンクリアラ111が設けられている。ヤーンクリアラ111は、走行する紡績糸116の太さを監視し、紡績糸116の細糸部や太糸部(糸欠陥)を検出するように構成されている。ヤーンクリアラ111が糸欠陥を検出すると、カッター110が作動して、紡績糸116を切断する。
カッター110と巻取装置112の間には、弛み取り装置108(糸貯留装置)が設けられている。この弛み取り装置108は、弛み取りローラ130(糸貯留ローラ)を有している。弛み取り装置108は、紡績装置107で生成された紡績糸116を弛み取りローラ130に所定量巻き付けることによって、紡績糸116を一時的に貯留するとともにパッケージ117側の糸張力を調整するように構成されている。また、弛み取り装置108は、紡績糸116が巻き付けられた弛み取りローラ130を積極的に回転駆動することにより、紡績装置107から紡績糸116を下流側へ引き出して、巻取装置112へ送出する機能も有している。
巻取装置112は、巻取ドラム118と、巻取管133を回転自在に支持し、回転軸131を軸として揺動可能なクレードル132(巻取管保持部)とを有している。巻取装置112は、巻取ドラム118が巻取管133(または巻取管133に巻き取られた糸層)の表面に接触した状態で図示しない駆動モータによって駆動されて回転することで、巻取管133を回転させる。そして、巻取装置112は、走行する紡績糸116を、巻取ドラム118の上流側に設けられたトラバース装置(図示せず)によって綾振りしながら巻取管133に巻き取り、所定の糸量を有する満管のパッケージ117を形成する。
クレードル132は、巻取管133を両端から回転自在に挟持する2つのアームを有している。そして、一方のアーム132aは、2つのアームの間に位置する巻取管133に近づき、巻取管133を挟持する方向に付勢されているとともに、支軸132bを軸として、この巻取管133から離れ、巻取管133を取り外す方向に揺動可能となっている(以下、クレードル132のアーム132aが巻取管133に近づく方向を閉方向とし、巻取管133から離れる方向を開方向と称す)。このクレードル132のアーム132aの揺動により、クレードル132が開閉され、クレードル132に巻取管133を取り付け自在となっている。
また、クレードル132は、回転軸131を軸として揺動することによりクレードル132の先端側が紡績ユニット102のケーシング113に対して昇降可能となっている。後述する玉揚げ装置3がクレードル132のアーム132aを下方に押し下げると、クレードル132は回転軸131を軸として、パッケージ117を取り外すパッケージ取り外し位置(図8の2点鎖線で示す位置)まで下降する。また、クレードル132は、図示しないシリンダにより、支持された巻取管133が巻取ドラム118に接触する巻取位置(図8の実線で示す位置)まで上昇する。
また、図示は省略するが、精紡機100は、糸切れや糸切断時に弛み取り装置108と巻取装置112の間で糸を継ぐ糸継装置を備えた糸継台車を有している。糸継台車は、糸継ぎを行うときにのみ、対象となる紡績ユニット102に移動している。
図7に示すように、ブロアボックス104は、多数の紡績ユニット102に対してその配列方向一端側に配置されている。このブロアボックス104には、ブロアやフィルタなどで構成された負圧源が収容されている。この負圧源には、ドラフト装置106や弛み取り装置108で発生した糸屑や綿屑を吸引して除去する清掃用サクションパイプ(図示省略)や、後述する玉揚げ装置103のサクションパイプ144などが接続される。
原動機ボックス105は、多数の紡績ユニット102に対してブロアボックス104と反対側に配置されている。この原動機ボックス105内には、多数の紡績ユニット102のドラフト装置106のフロントローラ126やミドルローラ125をそれぞれ駆動するモータなどが収容されている。また、この原動機ボックス105には制御パネル190を有する機台コントローラ191が設けられている。この機台コントローラ191については後述する。
玉揚げ装置103は、レール135上を走行するように設けられている。レール135は、精紡機100のケーシング113に設けられ、紡績ユニット102の配列方向に延在している。巻取装置112のクレードル132に支持されたパッケージ117が所定の糸量の巻かれた状態(満管)になると、玉揚げ装置103は、当該巻取装置112まで走行し、停止する。そして、玉揚げ装置103は、この満管のパッケージ117をクレードル132から取り外した後、クレードル132に紡績糸116の巻かれていない空の巻取管133を供給して取り付け、クレードル132に取り付けられ支持された巻取管133に紡績糸116を取り付ける玉揚げ動作を行うものである。
この玉揚げ装置103について詳細に説明する。図7及び図8に示すように、玉揚げ装置103は、クレードルオープナー140(操作部)と、チャッカー機構142と、サクションパイプ144と、糸拾い部材145(糸案内部)と、受け取り機構147と、センサ148とを有している。クレードルオープナー140は、クレードル132を開閉操作する。チャッカー機構142は、巻取管貯留部141の巻取管133を把持し、クレードル132が挟持できる位置まで運ぶ。サクションパイプ144は、クレードル132に装着支持された空の巻取管133の端にバンチ巻を形成する際に紡績装置107により生成された紡績糸116を吸引捕捉する。糸拾い部材145は、サクションパイプ144に吸引捕捉された紡績糸116を拾って、バンチ巻を形成する位置に糸掛けする。受け取り機構147は、クレードル132から取り外されたパッケージ117を下方から支持するように受け取り、コンベア146に送る。センサ148は、クレードル132に支持されたパッケージ117の有無を検出する。
図7及び図9(a)に示すように、クレードルオープナー140(クレードル操作部)は、玉揚げ装置103のフレーム160内における図7の右方に設けられており、オープンレバー151と、オープンレバー151を駆動するレバー駆動機構150とを有している。レバー駆動機構150は、シリンダ152、156、158と、第1連結部材154と、第2連結部材155と、揺動部材157とを有している。シリンダ152は、フレーム160に固定されている。第1連結部材154は、シリンダ152のロッド152aの先端に連結され、シリンダ152の進退によりフレーム160に固定された回転軸153を軸として揺動可能になっている。第2連結部材155は、第1連結部材154と連結され、第1連結部材154の揺動する動作に連動して、第1連結部材154に対して揺動可能になっている。シリンダ156は、第2連結部材155に固定され、第2連結部材155に対してオープンレバー151を揺動駆動する。揺動部材157は、シリンダ156のロッド156aの先端と第2連結部材155を連結し、シリンダ156の進退により第2連結部材155に対して揺動可能になっている。シリンダ158は、オープンレバー151の後述する支持部151aに固定されている。
オープンレバー151は、支持部151aと、揺動部151bと、突出部材151cとを有している。支持部151aは、基端部がレバー駆動機構150の揺動部材157に固定され、第2連結部材155に対して揺動可能になっている。揺動部151bは、支持部151aの先端部に連結されるとともに、基端部側においてシリンダ158のロッド158aと図示しないリンク機構によって連結され、シリンダ158の進退により図9(a)の紙面垂直方向に揺動可能になっている。突出部材151cは、揺動部151bの図9(a)の紙面手前側の面に配置されている。
クレードルオープナー140は、玉揚げ動作を行わないときには、図9(a)に示すように、シリンダ152、156のロッド152a、156aが退入しているとともに、シリンダ158のロッド158aが進出している状態では、フレーム160内に収容されて退避位置に位置している。そして、クレードルオープナー140は、玉揚げ動作を行うときには、クレードル132を押し下げる位置まで移動する。
玉揚げ装置103が玉揚げ動作を行うときのクレードルオープナー140の具体的な動きを説明する。図9(b)に示すように、シリンダ152のロッド152aが進出し、第1連結部材154が回転軸153を軸として図9(b)の反時計回り方向に揺動する。また、この第1連結部材154の揺動動作にともなって、第2連結部材155とオープンレバー151が第1連結部材154に対して図9(b)の時計周り方向に揺動しながら押し上げられる。これに加えて、シリンダ156のロッド156aが進出し、揺動部材157が第2連結部材155に対して図9(b)の時計周り方向に揺動するのにともなって、オープンレバー151も第2連結部材155に対して図9(b)の時計周り方向に揺動する。すると、オープンレバー151の突出部材151cの下面がパッケージ117を支持するクレードル132の上面に接触し、そのままクレードル132をパッケージ取り外し位置まで押し下げる。このように、クレードルオープナー140は降下動作を行い、クレードル132を巻取位置からパッケージ取り外し位置まで降下させる。また、クレードルオープナー140は上記とは逆の動作を行うことで、上昇動作を行う。
また、クレードルオープナー140は、図9(b)に示す姿勢では、オープンレバー151によってクレードル132をパッケージ取り外し位置まで押し下げて、揺動部151bの先端とクレードル132のアーム132aが交差するように位置している。この状態から、シリンダ158のロッド158aが退入すると、オープンレバー151の揺動部151bが図示しないリンク機構を介して支持部151aに対して図10(a)の紙面手前方向に揺動し、クレードル132のアーム132aを開方向に移動させる。このオープンレバー151の揺動動作を利用して、クレードルオープナー140は、クレードル132の開動作を行う。また、上記とは逆の動作を行うことで、オープンレバー151は閉方向に移動する。そして、クレードル132も付勢力により閉方向に移動する。
図7及び図9(a)に示すように、受け取り機構147は、駆動モータ161と、プーリ163と、受け取りアーム164とを有している。駆動モータ161は、フレーム160内の下方に設けられており、フレーム160に固定されている。プーリ163は、ベルト162を介して駆動モータ161の駆動力が伝達されている。受け取りアーム164は、プーリ163に連結され、プーリ163との連結部を軸として揺動可能になっている。
受け取りアーム164は、2箇所の関節部分を有しており、玉揚げ動作を行わないときには、図示しないリンク機構によりフレーム160内にほぼコの字状に収容されて退避位置に位置している。そして、図9(b)に示すように、受け取りアーム164は、玉揚げ動作を行うときには、駆動モータ161が駆動して、プーリ163との連結部を軸として揺動して、その先端がコンベア146に沿いながら、2箇所の関節部分が略一直線にのびて、パッケージ取り外し位置にあるクレードル132に支持されたパッケージ117を下方から受け取る受け取り位置に移動する。
図7及び図11(a)に示すように、チャッカー機構142(巻取管供給部)は、フレーム160内の上方に設けられた巻取管貯留部141と下方に設けられた受け取り機構147の間に設けられている。チャッカー機構142は、チャッカーアーム170と、チャッカーアーム170を駆動するシリンダ171とを有している。シリンダ171は、玉揚げ装置103に固定されたフレーム172に回転軸173を軸として揺動可能に支持されている。チャッカーアーム170は、第1連結部材175と、第2連結部材177と、リンク部材179とを有している。第1連結部材175は、後端がフレーム172に回転軸174を軸として回転可能に支持され、その延在方向の略中央がシリンダ171のロッド171aに回転自在に連結されている。第2連結部材177は、第1連結部材175の先端に回転可能に連結され、先端に巻取管133を把持する把持部176が連結されている。リンク部材179は、後端がフレーム172に回転軸178を軸として回転可能に支持され、先端が第2連結部材177に回転可能に連結されている。
チャッカー機構142は、玉揚げ動作を行わないときには、図11(a)に示すように、シリンダ171のロッド171aが退入し、クレードル132に巻取管133を供給しない退避位置に位置している。そして、玉揚げ動作を行うときには、図11(b)に示すように、シリンダ171のロッド171aが進出し、第1連結部材175が回転軸174を軸としてフレーム172に対して図11(b)の時計周り方向に揺動する。すると、この第1連結部材175の揺動動作にともなって、リンク部材179により第2連結部材177が第1連結部材175に対して図11(b)の時計周り方向に揺動する。すると、チャッカーアーム170は、略一直線にのびて、パッケージ取り外し位置にあるクレードル132の2つのアームの間に、把持部176に把持された巻取管133を供給する供給位置に移動する。
図7及び図8に示すように、サクションパイプ144は、フレーム160内の図7の左方に配置されており、駆動モータ180とシリンダ181を駆動することで、その先端の吸引部を紡績装置107の下流側の紡績糸116が生成されて送出される位置(図8の2点鎖線で示す位置)に移動可能となっている。そして、サクションパイプ144は、その位置において紡績装置107により生成された紡績糸116を吸引捕捉した後、駆動モータ180とシリンダ181を駆動することで、吸引部をサクションパイプ144により吸引捕捉されている紡績糸116を糸拾い部材145により拾うことが可能な位置に移動可能となっている。なお、本実施形態におけるチャッカー機構142及び糸拾い部材145を駆動するシリンダ171及び駆動モータ182が、本発明における準備部駆動源に相当する。
センサ148は、フレーム160に固定され、発光部と受光部を有する光学式センサである。発光部から発光された光がクレードル132に支持されたパッケージ117により反射して受光部で受光されたときには、クレードル132にパッケージ117が支持されていることを検出する。また、受光部で光が受光されないときには、クレードル132にパッケージ117が支持されていないことを検出する。この検出結果は玉揚げ装置103の後述する玉揚げコントローラ193に送信される。
次に、精紡機100の制御構成について図12を参照して説明する。図12は、精紡機の制御ブロック図である。図12に示すように、精紡機100の制御構成としては、各紡績ユニット102はそれぞれユニットコントローラ192を有し、玉揚げ装置103は玉揚げコントローラ193(制御部)を有している。複数のユニットコントローラ192と玉揚げコントローラ193はともに通信ネットワークを介して機台コントローラ191に接続されている。
機台コントローラ191は、機台全体を統括制御するものである。機台コントローラ191は、紡績ユニット102のユニットコントローラ192、及び、玉揚げ装置103の玉揚げコントローラ193との間で信号を送受信し、各紡績ユニット102や玉揚げ装置103の動作制御や状態監視を行う。ユニットコントローラ192は、紡績ユニット102の各種制御を行う。
玉揚げコントローラ193は、玉揚げ装置103の各種制御を行う。また、玉揚げコントローラ193は、3つのシリンダ152、156、158、171、181と、駆動モータ161、180、182、184と、センサ148に接続されている。なお、3つのシリンダ152、156、158は、クレードルオープナー140を駆動する。駆動モータ161は、受け取り機構147の受け取りアーム164を駆動する。シリンダ171は、チャッカー機構142のチャッカーアーム170を駆動する。駆動モータ180及びシリンダ181は、サクションパイプ144を駆動する。駆動モータ182は、糸拾い部材145を駆動する。駆動モータ184は、玉揚げ装置103を紡績ユニット102の配列方向に沿って走行させる車輪183を回転駆動する。また、玉揚げコントローラ193は、玉揚げ装置103で実行する各種モードを記憶する記憶部194及び機台コントローラ191から信号を受信する信号受信部195を有している。
記憶部194は、玉揚げ動作を実行するためのプログラムを記憶している。玉揚げコントローラ193は、第1モードと第2モードとを選択的に実行する。第1モードは、玉揚げ装置103が、記憶部194に記憶されたプログラムを読み出して、パッケージ117の取り外し動作と、巻取管133の供給動作、巻取管133の取り付け動作及び紡績糸116の取り付け動作を実行するモードである。第2モードは、玉揚げ装置103が、パッケージ117の取り外し動作のみを実行するモードである。
次に、玉揚げ装置103の動作について説明する。図13は、玉揚げ装置の動作について説明するフローチャートである。紡績ユニット102の巻取装置112における紡績糸116の巻き取り時には、クレードル132は巻取位置にあり、クレードル132に支持されたパッケージ117を巻取ドラム118に接触させて、巻取ドラム118の回転にともない、パッケージ117を従動回転させることで紡績糸116を巻き取っている。このとき、玉揚げ装置103の各種機構は、退避位置にて退避している(図9(a)及び図11(a)参照)。
そして、パッケージ117が満管になると、紡績ユニット102のユニットコントローラ192から機台コントローラ191を介して玉揚げ装置103の玉揚げコントローラ193に玉揚げ信号またはロットチェンジ信号が出力される。
そして、図13に示すように、玉揚げ装置103は、玉揚げコントローラ193の信号受信部195が信号を受信すると(ステップS1)、この信号が玉揚げ信号であるか、ロットチェンジ信号であるか判断する(ステップS2)。玉揚げ信号とは、現在巻き取りを行っている巻取管133が満管のパッケージ117になったときに、そのパッケージ117を取り外し、空の巻取管133を取り付け、その巻取管133への紡績糸116の巻き取りを再開させる信号である。ロットチェンジ信号は、現在巻き取りを行っている巻取管133が満管のパッケージ117になると、現在のロットについては、それ以降の巻き取り開始を予定しておらず、そのパッケージ117の取り外しのみを行わせる信号である。ロットチェンジは、紡績糸116の糸種を変更したり、張力などの巻き取り条件を変更したり、巻取管133の種類を変更したりするときに行われるものである。
信号受信部195が玉揚げ信号を受信すると、玉揚げ装置103がレール135上を走行して、玉揚げ信号を出力した紡績ユニット102の前に停止し、センサ148がクレードル132にパッケージ117が支持されているかいないかを判断する(ステップS3)。そして、センサ148がクレードル132にパッケージ117が支持されていることを検出すると(ステップS3:YES)、玉揚げコントローラ193が第1モードを選択し、玉揚げ装置103は第1モードを実行する(ステップS4)。
玉揚げ装置103が実行する第1モードについて詳細に説明する。まず、図8に示すように、紡績ユニット102がカッター110を作動させて紡績糸116を切断するのに合わせて、サクションパイプ144を駆動モータ180及びシリンダ181の駆動により紡績装置107の下流側まで移動させて、紡績装置107から生成され送出される紡績糸116を吸引捕捉する。すると、パッケージ117に巻き取られた紡績糸116と繋がった糸端側はそのままパッケージ117に巻き取られる。
そして、図9(b)に示すように、玉揚げ装置103は、降下動作を行うようにクレードルオープナー140を操作して、オープンレバー151によりクレードル132をパッケージ取り外し位置まで押し下げるとともに、受け取り機構147を操作して、受け取りアーム164を受け取り位置に移動させる。すると、クレードル132に支持され、巻取ドラム118から離れて蛇足で回転しているパッケージ117は、受け取りアーム164に接触して、その回転が停止する。
その後、図10(a)に示すように、玉揚げ装置103は、開動作を行うようにクレードルオープナー140を操作して、オープンレバー151によりクレードル132のアーム132aを開方向に揺動させて、クレードル132からパッケージ117を取り外して、受け取りアーム164上に載置させる。そして、玉揚げ装置103は、受け取り機構147を操作して、受け取りアーム164を退避位置に移動させる。これにより、受け取りアーム164上に載置されたパッケージ117は紡績ユニット102の配列方向に延在したコンベア146に排出される。このようにして、玉揚げ装置103によりパッケージ117の取り外し動作が行われる。
パッケージ117が取り外された後、玉揚げ装置103は、パッケージ取り外し位置にてアーム164が開いたクレードル132に対して、図11(b)に示すように、チャッカー機構142を操作して、チャッカーアーム170を供給位置に移動させて、チャッカーアーム170の把持部176に把持された巻取管133を供給する。その後、玉揚げ装置103は、閉動作を行うようにクレードルオープナー140を操作して、オープンレバー151によりクレードル132のアーム132aを閉方向に揺動させて、クレードル132のアーム132aを閉じて、クレードル132で巻取管133を支持する。そして、図10(b)に示すように、玉揚げ装置103は、クレードルオープナー140とチャッカー機構142を退避位置に移動させる。このようにして、玉揚げ装置103により巻取管133の供給動作と巻取管133の取り付け動作が行われる。
その後、玉揚げ装置103は、駆動モータ180とシリンダ181を駆動することで、サクションパイプ144により吸引捕捉されている紡績糸116を糸拾い部材145により拾うことが可能な位置にサクションパイプ144を移動させて、糸拾い部材145を操作して、糸を拾い、拾った糸をバンチ巻を形成する位置に掛ける。そして、玉揚げ装置103は、巻取管133の端にバンチ巻を形成し、次いで、クレードル132を巻取位置に移動させる。その後、巻取ドラム118と接触した状態で、巻取ドラム118を回転させて、紡績装置107から送出された紡績糸116の巻き取りを再開する。このようにして、玉揚げ装置103により巻取管133への糸の取り付け動作が行われる。
上述したパッケージ117の取り外し動作、巻取管133の供給動作、巻取管133の取り付け動作及び巻取管133への糸の取り付け動作の一連の動作を行うことで、第1モードの玉揚げ動作が実行される。
また、センサ148がクレードル132にパッケージ117が支持されていないことを検出すると(ステップS3:NO)、玉揚げコントローラ193が第1モードを選択し、玉揚げ装置103はパッケージ117の取り外し動作を除いた第1モードを実行する(ステップS5)。クレードル132にパッケージ117が支持されておらず、玉揚げ装置103が、玉揚げ信号を受信するような状況としては、例えば、ロットチェンジが行われた後に巻き取りを再開するときなどが挙げられる。このように、センサ148でパッケージ117の有無を検出し、この検出結果に基づいて、玉揚げ装置103は、第1モードにおいてパッケージ117の取り外し動作を省略可能となっている。パッケージ117がない場合には、玉揚げ装置103は、パッケージ117の取り外しを行わずに、巻取管133の取り付けのみを行うことができる。
また、信号受信部195が玉揚げ信号ではなくロットチェンジ信号を受信すると、玉揚げ装置103がレール135上を走行して、ロットチェンジ信号を出力した紡績ユニット102の前に停止する。そして、玉揚げコントローラ193が第2モードを選択し、玉揚げ装置103は第2モードを実行する(ステップS6)。第2モードでは、クレードル132からのパッケージ117の取り外し動作のみが玉揚げ装置103により行われる。これにより、巻取管133の供給動作と巻取管133の取り付け動作が省略され、パッケージ117の取り外し後に不要なのにクレードル132に取り付けられた巻取管133を人手により取り外す必要がない。
このように、本実施形態における玉揚げ装置103は、クレードル132を操作するクレードルオープナー140、満管のパッケージ117を受け取る受け取り機構147、巻取管133を供給するチャッカー機構142、バンチ巻形成時に紡績糸116を吸引捕捉するサクションパイプ144、サクションパイプ144に吸引捕捉された紡績糸116を拾う部材145を駆動する駆動源を個別に設けており、それぞれ単体にて駆動することができる。したがって、本実施形態における玉揚げ装置103は、状況に応じた必要な動作のみを行うことができ、不必要な動作を省略するなど、必要最低限の動作だけを行うことが可能になる。これにより、サイクルタイムを短くできるなど、効率のよい玉揚げ動作を行うことができる。
また、玉揚げコントローラ193が状況に応じて適切なモードを選択することで、玉揚げ装置103は不必要な動作を省略して、必要な動作のみを実行することができる。
次に、上述した第1実施形態及び第2実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。第1実施形態においては、玉揚げ装置3が玉揚げコントローラ42を有しており、流体圧シリンダ38や駆動モータ52などの駆動源を玉揚げコントローラ42により制御していたが、玉揚げ装置3はコントローラを有しておらず、これらの駆動源を機台コントローラ43またはユニットコントローラ41により制御してもよい。第2実施形態においても同様であり、玉揚げ装置103の種々の機構を駆動する駆動源を玉揚げコントローラ193により制御していたが、玉揚げ装置103はコントローラを有しておらず、これらの駆動源を機台コントローラ191またはユニットコントローラ192により制御してもよい。
また、第1実施形態において、クレードルオープナー32の開閉動作を行う駆動源は、流体圧シリンダに限らず駆動モータであってもよい。同様に、クレードルオープナー32の昇降動作を行う駆動源は、駆動モータに限らず流体圧シリンダであってもよい。
さらに、第1実施形態において、クレードル12に支持されたパッケージ6の有無を検出するセンサ51は、玉揚げ装置3ではなく、巻取ユニット2に設けられてもよい。第2実施形態においても同様であり、センサ148は、玉揚げ装置103ではなく、紡績ユニット102に設けられてもよい。
また、第1実施形態においては、クレードル12を開閉駆動するレバーと、クレードル12を昇降するレバーは、クレードルオープナー32の1つのオープンレバー37であったが、それぞれ開閉駆動するレバーと昇降駆動するレバーが別々に構成されていてもよい。第2実施形態においても同様であり、クレードル132を開閉駆動するレバーと、クレードル132を昇降するレバーは、クレードルオープナー140の1つのオープンレバー151であったが、それぞれ開閉駆動するレバーと昇降駆動するレバーが別々に構成されていてもよい。
また、以上では、自動ワインダ及び精紡機の玉揚げ装置に本発明を適用した例について説明したが、これには限られず、巻取装置によって糸が巻き取られたパッケージを玉揚げする玉揚げ装置に本発明を適用することも可能である。
1 自動ワインダ
2 巻取ユニット
3、103 玉揚げ装置
6、117 パッケージ
7、133 巻取管
12、132 クレードル
32、140 クレードルオープナー
38 流体圧シリンダ
51、148 センサ
52、182 駆動モータ
62 駆動源
100 精紡機
102 紡績ユニット
152、156、158、171 シリンダ

Claims (8)

  1. 糸を供給する給糸部と、巻取管を保持する巻取管保持部と、を備え、前記給糸部から供給される糸を前記巻取管保持部に保持された前記巻取管に巻き取ってパッケージを形成する巻取装置に対して玉揚げ動作を行う玉揚げ装置であって、
    前記玉揚げ装置は、
    巻取管を着脱するように前記巻取管保持部を操作する操作部と、
    前記巻取管保持部に巻取管を供給する巻取管供給部と、
    前記給糸部から供給される糸を捕捉して前記巻取管に案内する糸案内部と、
    前記操作部を駆動する操作部駆動源と、
    前記操作部駆動源とは独立して設けられており、前記巻取管供給部及び前記糸案内部を駆動する準備部駆動源と、を備えていることを特徴とする玉揚げ装置。
  2. 前記巻取管保持部から前記パッケージを取り外す取り外し動作は、前記巻取管保持部を上昇させ且つ開くように操作する動作であり、
    前記巻取管保持部に前記巻取管を取り付ける取り付け動作は、前記巻取管保持部を下降させ且つ閉じるように操作する動作であり、
    前記操作部は、前記巻取管保持部に開閉と昇降の両方を行わせるものであることを特徴とする請求項1に記載の玉揚げ装置。
  3. 前記操作部駆動源は、
    前記操作部に前記巻取管保持部の開閉動作を行わせるための第1駆動源と、
    前記操作部に前記巻取管保持部の昇降動作を行わせるための第2駆動源と、で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の玉揚げ装置。
  4. 前記第1駆動源と前記第2駆動源を制御する制御部をさらに有しており、
    前記制御部は、設定された設定値に応じて前記第2駆動源を駆動して、前記操作部に前記巻取管保持部の昇降を行わせ、前記第1駆動源を駆動して、前記操作部に前記巻取管保持部の開閉を行わせることにより前記パッケージの取り外し動作を実行することを特徴とする請求項3に記載の玉揚げ装置。
  5. 前記巻取装置により送信された前記巻取管の形状に関する信号を受信する信号受信部と、前記巻取管の形状に応じた前記巻取管保持部の昇降量を記憶する記憶部と、をさらに有しており、
    前記制御部は、前記巻取管の形状に関する信号に応じた前記巻取管保持部の昇降量を前記記憶部から設定値として読み出して、前記第2駆動源を駆動して前記パッケージの取り外し動作を実行することを特徴とする請求項4に記載の玉揚げ装置。
  6. 前記操作部駆動源と前記準備部駆動源の駆動を制御する制御部をさらに有しており、
    前記制御部は、
    前記操作部を操作することにより、前記パッケージを前記巻取管保持部から取り外す取り外し動作と、前記巻取管供給部により前記巻取管を前記巻取管保持部に供給する供給動作と、前記糸案内部により前記巻取管に糸を案内する案内動作と、を前記操作部駆動源と前記準備部駆動源の駆動を制御することにより実行する第1モードと、
    前記操作部を操作することにより、前記パッケージを前記巻取管保持部から取り外す取り外し動作を前記操作部駆動源の駆動を制御することにより実行する第2モードと、を選択可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の玉揚げ装置。
  7. 前記巻取管保持部に保持された前記パッケージの有無を検出するセンサと、
    前記巻取装置から送信された玉揚げ信号を受信する信号受信部と、をさらに有しており、
    前記制御部は、
    前記信号受信部が玉揚げ信号を受信した場合に前記第1モードを選択するように構成されており、
    前記第1モードが選択された場合において、前記センサにより前記パッケージが前記巻取管保持部に保持されていることを検出したとき、前記取り外し動作と、前記供給動作と、前記案内動作とを実行するように前記操作部駆動源と前記準備部駆動源の駆動を制御し、
    前記第1モードが選択された場合において、前記センサにより前記パッケージが前記巻取管保持部に保持されていないことを検出したとき、前記供給動作と、前記案内動作とを実行するように前記準備部駆動源の駆動を制御することを特徴とする請求項6に記載の玉揚げ装置。
  8. 前記信号受信部は、ロットチェンジ信号を受信可能に構成されており、
    前記制御部は、前記信号受信部がロットチェンジ信号を受信した場合に前記第2モードを選択し、前記操作部駆動源の駆動を制御することにより、前記取り外し動作のみを実行することを特徴とする請求項7に記載の玉揚げ装置。
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