JP2011161714A - 液体噴射装置、及び液体噴射装置におけるノズルの回復方法 - Google Patents

液体噴射装置、及び液体噴射装置におけるノズルの回復方法 Download PDF

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Abstract

【課題】液体の消費を抑制してノズルの回復処理を行うことができる液体噴射装置、及び液体噴射装置におけるノズルの回復方法を提供する。
【解決手段】複数のノズル30からインクを噴射する記録ヘッド26と、上流側から下流側に向けてインクを供給するインク流路32及びリザーバ36と、インク流路32内からインクを吸引及び吐出可能なメンテナンスポンプ53と、リザーバ36内のインクを脱気するフィルター57と、メンテナンスポンプ53の駆動を制御してノズル30の回復処理を行う制御部を備え、制御部は、メンテナンスポンプ53を吸引駆動することによりインクを吸引させた後に、メンテナンスポンプ53を吐出駆動することによりインクを吐出させ、フィルター57によって脱気されたインクをノズル30側へ供給する。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えばインクジェット式プリンターなどの液体噴射装置、及び液体噴射装置におけるノズルの回復方法に関する。
従来から、液体をターゲットに対して噴射させる液体噴射装置として、インクジェット式プリンターが広く知られている。このプリンターは、記録ヘッド(液体噴射ヘッド)に供給されるインク(液体)を記録ヘッドに形成されたノズルから噴射することによりターゲットに印刷(画像形成)を施すようになっている。
このようなプリンターでは、記録ヘッド内のインク中に気泡が混入すると、ノズルからの良好なインクの噴射ができなくなって印刷品質が低下してしまう。そのため、こうしたプリンターでは、例えば特許文献1に記載のように、インクを収容するインクカートリッジ側から記録ヘッド側へインクを加圧供給することにより、記録ヘッド内のインク中に混入した気泡をインクと共にノズル開口の外側に押し出して排出するというノズルの回復処理を行うようになっている。
特開2007−152725号公報
ところで、気泡の混入に伴うインクの噴射不良は、ノズル毎に発生する。そのため、特許文献1のプリンターのようにインクカートリッジ側から記録ヘッド側へインクを加圧供給してノズルの回復処理を行う場合には、良好にインクを噴射する正常なノズルに対してもインクが加圧供給されることになる。その結果、正常なノズルからもインクが排出されることになり、ノズルの回復処理に伴って多くのインクが無駄に消費されてしまうという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体の消費を抑制してノズルの回復処理を行うことができる液体噴射装置、及び液体噴射装置におけるノズルの回復方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の液体噴射装置は、複数のノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、液体供給源側となる上流側から前記ノズル側となる下流側に向けて前記液体を供給する液体供給流路と、該液体供給流路内の前記液体を吸引可能であると共に前記液体供給流路内に前記液体を吐出可能なポンプと、前記液体供給流路内の前記液体を正常化する液体正常化手段と、前記ポンプの駆動を制御して前記ノズルの回復処理を行う制御手段とを備え、該制御手段は、前記ポンプを吸引駆動することにより、該ポンプに前記液体供給流路内の前記液体を吸引させた後に、前記ポンプを吐出駆動することにより、該ポンプに前記ポンプの吸引駆動に伴って吸引された前記液体を前記液体供給流路内へ吐出させ、前記液体正常化手段によって正常化された前記液体を前記ノズル側へ供給する。
この構成によれば、ポンプが吸引駆動すると、液体供給流路内の液体が吸引される。すると、液体噴射ヘッド内の液体中に混入した気泡は、液体と共に液体供給流路内を流動して液体正常化手段により正常化される。そのため、その後にポンプが吐出駆動して液体供給流路内に液体が吐出されると、その吐出圧を受けて正常化された液体がノズル側に移動する。さらに、ノズルの毛管力が作用することにより正常化された液体がノズル内に充填されてノズルの回復処理は完了する。このように、ノズルの回復処理に際しては、ノズル開口から外側に液体を排出させることなく、液体内に混入した気泡を除去することができる。したがって、液体の消費を抑制してノズルの回復処理を行うことができる。
本発明の液体噴射装置は、両端が前記液体供給流路に接続される循環流路と、該循環流路の一端から前記液体供給流路内の前記液体を前記循環流路内に流入させると共に該循環流路の他端から前記液体を前記液体供給流路内へ流出させる循環手段とをさらに備える。
この構成によれば、循環流路及び循環手段により、液体供給流路内の液体を流動させることができる。そのため、例えば液体が蒸発して粘度が上昇した場合であっても、吸引した液体と上流側から供給された粘度の小さな液体とが混ざり合って粘度が低下する。したがって、増粘した液体の粘度を低下させてノズルに再充填することができるため、液体の消費を抑制してノズルの回復処理を行うことができる。
本発明の液体噴射装置において、前記液体正常化手段は、前記循環流路内に設けたフィルターである。
この構成によれば、循環流路内にフィルターを設けることにより、液体供給流路から取得されて循環流路を流動する液体は、フィルターを通過して液体供給流路へ流出する。そのため、液体中の気泡や液体に混入している異物を容易に除去することができる。
本発明の液体噴射装置におけるノズルの回復方法は、液体を噴射する複数のノズルと、液体供給源側となる上流側から前記ノズル側となる下流側へ前記液体を供給する液体供給流路とを備える液体噴射装置におけるノズルの回復方法において、前記液体供給流路内の前記液体を吸引可能であると共に前記液体供給流路内に前記液体を吐出可能なポンプを吸引駆動し、前記液体供給流路内の前記液体を吸引する吸引段階と、該吸引段階で吸引した前記液体を正常化する液体正常化段階と、前記ポンプを吐出駆動し、正常化された前記液体を前記ノズル側へ供給する吐出段階とを備える。
この構成によれば、上記液体噴射装置に係る発明と同様の作用効果を奏し得る。
実施形態のプリンターの模式図。 インク供給系の模式図。 図2における3−3矢視断面模式図。 メンテナンスポンプの模式図。 制御部のブロック図。 ノズルの拡大模式図。
以下、本発明の流体噴射装置をインクジェット式プリンターに具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において、「左右方向」、「上下方向」をいう場合は図1に矢印で示す左右方向、上下方向をそれぞれ示すものとする。また、「前後方向」をいう場合は、図1の紙面に直交する方向を示すものとする。
図1に示すように、液体噴射装置としてのインクジェット式プリンター(以下、「プリンター」ともいう。)11は、ターゲットとしての用紙12を搬送するための搬送ユニット13と、用紙12に印刷を施すための記録ヘッドユニット15とを備えている。
搬送ユニット13は左右方向に長い矩形板状のプラテン17を備えている。プラテン17の右側には前後方向に延びる駆動ローラー18が駆動モーター19によって回転駆動可能に配置される一方、プラテン17の左側には前後方向に延びる従動ローラー20が回転可能に配置されている。さらに、プラテン17の下側には前後方向に延びるテンションローラー21が回転可能に配置されている。
駆動ローラー18、従動ローラー20、及びテンションローラー21には、プラテン17を囲むように、多数の貫通孔を有する無端状の搬送ベルト22が巻き回されている。この場合、テンションローラー21は、図示しないばね部材によって下側に向かって付勢されており、搬送ベルト22にテンションを付与することで該搬送ベルト22の弛みを抑制するようになっている。
そして、駆動ローラー18を前側から見て時計方向に回転駆動することで、搬送ベルト22が駆動ローラー18、テンションローラー21、及び従動ローラー20の外側を前側から見て時計方向に周回移動されるようになっている。また、用紙12は、プラテン17の上面と対向する位置にある場合、図示しない吸引手段によって搬送ベルト22越しにプラテン17側に吸引され、上流側である左側から下流側である右側に向かって搬送されるようになっている。
また、従動ローラー20の左斜め上側には、未印刷の複数の用紙12を1枚ずつ順次搬送ベルト22上に給紙するための上下1対の給紙ローラー23が設けられている。一方、駆動ローラー18の右斜め上側には、印刷後の用紙12を1枚ずつ搬送ベルト22上から排紙するための上下1対の排紙ローラー24が設けられている。
図1及び図2に示すように、記録ヘッドユニット15には、前後方向に延びる複数個(本実施形態では4個)の液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド26〜29が、左右方向に間隔を有して設けられている。なお、各記録ヘッド26〜29の下面となるノズル形成面26a〜29aには、多数のノズル30が前後方向に沿ったノズル列を形成するように、前後方向に所定間隔をおいて規則的に開口している。そして、このように構成された各ノズル30には、記録ヘッド26〜29毎に同じ種類のインク(液体)が供給され、ノズル30から噴射されるようになっている。
すなわち、図2に示すように、第1の記録ヘッド26には、ブラックのインクが収容された液体供給源としてのインクカートリッジ31から、液体供給流路としてのインク流路32を介してブラックインクを供給するインク供給装置33が接続されている。また、同様に第2〜第4の記録ヘッド27〜29には、シアン、マゼンタ、イエローの各色のインクをそれぞれ収容したインクカートリッジ31からインクを供給するインク供給装置33が接続されている。
但し、各インクカートリッジ31から各記録ヘッド26〜29へインクを供給するインク供給装置33の構成は同じであるため、図2には第1の記録ヘッド26にインクを供給する一つのインク供給装置33のみを第1の記録ヘッド26とインクカートリッジ31と共に図示している。そして、以下においては、この図2に示す第1の記録ヘッド26と第1の記録ヘッド26にインクを供給するインク供給装置33を例にして説明することにする。
図2に示すように、第1の記録ヘッド26内には、インク流路32の下流側と連通するリザーバ36がノズル列に沿って前後方向に延びるように形成されている。なお、リザーバ36の上壁内面は、斜めに形成されている。すなわち、リザーバ36の前後方向における両端部36aは、中央部36bに比べて上下方向に高さを有している。そして、リザーバ36の延設方向(前後方向)の複数位置から各ノズル30と個別に対応する複数の分岐流路35が分岐形成されている。
図2及び図3に示すように、分岐流路35は、ノズル30と連通するキャビティ37と、該キャビティ37とリザーバ36とを連通する連通流路38により構成されている。なお、インクが流れる方向と直交する方向(図3において紙面と直交する方向)において、連通流路38の断面積は、キャビティ37の流路断面積に比べて小さくなっている。
さらに、図3に示すように、キャビティ37に隣接する位置には、キャビティ37の一壁面を形成する振動板39を介して圧電素子40が配設されている。すなわち、圧電素子40が収縮及び伸張して振動板39を振動させることにより、キャビティ37の容積を変更してノズル30からインクを噴射させる。そして、噴射に伴ってキャビティ37内のインクが減少すると、連通流路38、リザーバ36、インク流路32を介してインクカートリッジ31側からインクが供給されるようになっている。したがって、分岐流路35、リザーバ36、インク流路32は、インクカートリッジ31側となる上流側からノズル30側となる下流側へインクを供給可能な液体供給流路として機能している。
また、ノズル30は、キャビティ37に接続された上流側から下流側に向かって徐々に断面積が小さくなるテーパ部42と、該テーパ部42と連通すると共にノズル形成面26aに開口する開口部43とから構成されている。そして、上流側からノズル30にインクが充填されると、ノズル30内であって且つノズル形成面26aに開口したノズル開口44の付近にメニスカスMが形成される。なお、メニスカスMとは、毛細管現象によってインクの中央部がノズル開口44から見て凹面形状をなすように盛り上がってできる曲面のことである。
また、図2に示すように、インクカートリッジ31は、インクを収容して可撓性を有するインクパック46がケース47に収容されている。そして、ケース47には、空気流路48を介して加圧ポンプ49が接続されていると共に、インクパック46には、インク流路32の上流端が接続されている。そのため、加圧ポンプ49が空気流路48を介してケース47内に空気を供給すると、インクパック46が押し潰されてインクパック46内のインクがインク流路32へ供給されるようになっている。
そして、インク流路32において、第2の位置としての上流側開閉位置PK1には、インク流路32を開閉可能な上流側流路弁としての第1の流路弁51が設けられている。また、上流側開閉位置PK1よりも下流側となる第3の位置としての下流側開閉位置PK2には、インク流路32を開閉可能な下流側流路弁としての第2の流路弁52が設けられている。
そして、上流側開閉位置PK1と下流側開閉位置PK2との間となる第1の位置としての変圧位置PHには、インク流路32内の圧力を変化させてインクを吸引及び吐出可能なポンプとしてのメンテナンスポンプ53が接続されている。また、インク流路32において上流側開閉位置PK1よりも上流側には、下流側の減圧に応じて上流側から下流側へのインクの流れを許容する図示しない一方向弁が設けられている。
さらに、インク流路32における下流側開閉位置PK2よりも下流側となる接続位置PSには、循環流路55が接続されている。なお、循環流路55は、該循環流路55における分岐位置PBにおいて分岐してリザーバ36の両端部36aにそれぞれ接続されている。そして、循環流路55において、分岐位置PBよりも循環方向において上流側となる位置には、循環流路55内のインクを流動させる循環手段としての循環ポンプ56が設けられている。さらに、循環方向において分岐位置PBよりも下流側となる循環流路55内には、液体正常化手段としてのフィルター57が設けられている。
すなわち、循環ポンプ56が駆動すると、循環方向の上流側であってリザーバ36に接続された流入端55aから循環流路55内にインクが流入される。そして、循環流路55内に流入したインクは、フィルター57を通過して気泡が除去(脱気)されたり、固化したインクや紙粉、埃などの異物が除去されたりすることで正常化される。そのため、インクは、ノズル30へ供給されても正常に吐出できるインクとなった状態で、接続位置PSに接続された流出端55bからインク流路32内へ流出されるようになっている。
また、図4に示すように、メンテナンスポンプ53は、可撓性を有するチューブ62と、1対の押圧ローラー63,64とを有している。なお、チューブ62の基端部62aは、インク流路32に接続されているのに対し、チューブ62の先端部62bは開放されている。1対の押圧ローラー63,64はチューブ62を両側から押し潰すように挟持した状態に配置される。また、メンテナンスポンプ53は、押圧ローラー63,64を図4に実線で示す吐出位置と2点鎖線で示す吸引位置との間で往復移動させる移動機構65(図5参照)を備えている。
すなわち、チューブ62の基端部62a側となる吐出位置に位置している押圧ローラー63,64が、吐出位置よりも先端部62b側となる吸引位置側へ移動することにより、インク流路32内のインクがチューブ62内に吸引されるようになっている。また、吸引位置に位置している押圧ローラー63,64が、吐出位置側へ移動することにより、チューブ62内のインクが押圧ローラー63,64に押されてインク流路32へ吐出されるようになっている。したがって、メンテナンスポンプ53は、移動機構65が押圧ローラー63,64を移動させることにより、吸引駆動及び吐出駆動する。
図5に示すように、プリンター11には、プリンター11の稼働状態を統括制御する制御手段としての制御部67が設けられている。そして、制御部67は、ユーザーによる操作部68からの入力に応じて圧電素子40、加圧ポンプ49、第1,第2の流路弁51,52、循環ポンプ56、移動機構65を駆動制御して印刷及びノズル30の回復処理を行うようになっている。
そこで次に、以上のように構成されたプリンター11における作用について、以下説明する。
さて、プリンター11において印刷が開始されると、制御部67は、印刷データに基づいて各々のノズル30毎にインクの噴射タイミングを作成すると共に、該噴射タイミングに基づいて圧電素子40を駆動する。すると、振動板39がキャビティ37の容積を減少させる方向に変位してノズル30からインクを噴射する。すなわち、各ノズル30から噴射されたインクが搬送ベルト22に支持されて搬送される用紙12に付着することにより、用紙12に印刷が施される。
なお、第1,第2の流路弁51,52は、印刷時において開弁状態を維持している。そのため、ノズル30からインクが噴射されてインクが消費されると、インクの減少に伴う減圧がリザーバ36及びインク流路32を介して上流側へ作用し、インクカートリッジ側からインクが供給される。
また、印刷時において循環ポンプ56は駆動されている。そのため、インク流路32及びリザーバ36内のインクは、循環流路55を介して循環し、気泡や異物が除去されるようになっている。
ところで、ノズル開口44から空気が進入し、インク内に気泡が生じた場合には、圧電素子40を駆動してもキャビティ37の容積変化に伴う吐出圧が気泡に吸収されてしまう。そのため、ノズル30からのインクの良好な噴射ができず印刷品質を低下させてしまう。
そのため、制御部67は、例えばユーザーから回復処理の実行指令を操作部68から受信した場合や、前回の回復処理から所定時間が経ったと判断した場合には、ノズル30の回復処理を実行する。なお、非回復処理時となる印刷時や待機時には、メンテナンスポンプ53の押圧ローラー63,64は吐出位置に位置すると共に、第1,第2の流路弁51,52は開弁され、さらに循環ポンプ56は駆動されているものとする。
さて、まず制御部67は、第1,第2の流路弁51,52を閉弁させると共に、移動機構65を駆動させることにより押圧ローラー63,64を吸引位置側へ移動させる。そのため、メンテナンスポンプ53は吸引駆動し、インク流路32において上流側開閉位置PK1と下流側開閉位置PK2との間に負圧が蓄圧される。そして、押圧ローラー63,64が吸引位置まで移動すると、制御部67は第1の流路弁51の閉弁状態を維持したまま第2の流路弁52を開弁する。すると、インクは負圧が蓄圧されていない場合と比べて勢いよく第1の流路弁51よりも下流側から吸引される。
また、このとき循環ポンプ56は駆動しているため、インクは、リザーバ36の中央部36bに接続されたインク流路32と両端部36aに接続された循環流路55とから吸引される(吸引段階)。
ところで、インク中に混入した気泡は、大きなものほど移動しにくい。そして、図6に示すようにノズル30内のインク中に空気層Aを形成している場合には、空気層Aが吸引力を吸収してしまうため、気泡を移動させるのが一段と困難である。しかし、負圧を蓄圧すると共に複数の流路(インク流路32及び循環流路55)によって勢いよく吸引するため、インク中に大きな気泡が含まれる場合であっても、気泡はノズル30内のインクと共にリザーバ36へ移動する。そして、リザーバ36は、中央部36bに比べて両端部36aが高さを有して形成されているため、吸引された気泡は上壁に沿って移動して両端部36aに集まるようになっている。
また、このとき循環ポンプ56は駆動状態が維持されている。そのため、気泡は、リザーバ36の両端部36aからインクと共に循環流路55内に流入し、フィルター57を通過してインク流路32に流出されるようになっている(液体正常化段階)。
続いて、制御部67は、メンテナンスポンプ53が吐出駆動するように移動機構65を制御すると共に、循環ポンプ56の駆動を停止させる。すると、メンテナンスポンプ53は、先の吸引駆動に伴ってインク流路32内から吸引したチューブ62内のインクをチューブ62内から押し出してインク流路32へ吐出する(吐出段階)。ただし、インク流路32においてメンテナンスポンプ53が接続された変圧位置PHよりも上流側の第1の流路弁51は閉弁されているため、吐出されたインクは下流側へ供給される。したがって、メンテナンスポンプ53の吸引駆動に伴って上流側へ移動したインクは、メンテナンスポンプ53の吐出駆動に伴って下流側へ移動する。
なお、このとき循環ポンプ56は停止されているため、インク流路32及びリザーバ36内のインクは、メンテナンスポンプ53の吐出圧によりノズル30側へ供給される。また、メンテナンスポンプ53の吐出駆動時には、吐出圧を蓄圧せず、吸引駆動時に比べてインクの流速が緩やかになるように流動させるようになっている。
ところで、チューブ62内にインクを吸引した状態で維持すると、インク流路32及びリザーバ36内に圧力分布が発生し、一部のノズル30でメニスカスMの位置が下降してしまう虞がある。そのため、制御部67は、第2の流路弁52を開弁させると、それに連続して該押圧ローラー63,64を吐出位置へ移動させる。すなわち、連続とは、メンテナンスポンプ53がインクを吸引してから部分的なメニスカスMの移動が生じる前であり、メンテナンスポンプ53は、吸引駆動と吐出駆動とを連続して行う。なお、メニスカスMが下降しているか否かは、例えばノズル形成面26a〜29aに吸収部材を当接させ、該吸収部材にインクが付着するか否かによって判断することができる。
さて、リザーバ36の上壁は斜めに形成されているため、気泡は両端部36aの上方に集積される。また、インク流路32内のインクは、フィルター57を通過して気泡が除去されている。したがって、メンテナンスポンプ53を連続して吐出駆動させても、ノズル30へは脱泡処理が施されたインク、もしくは気泡が分離されたインクが供給されるようになっている。
そして、押圧ローラー63,64が吐出位置まで移動すると、制御部67は、第1の流路弁51を開弁する。すると、気泡が除去されて減少した体積分のインクがインクカートリッジ31側からインクが供給される。したがって、インクのメニスカスMは、図3に示すようにノズル開口44付近に位置する。そして、その後、制御部67は、循環ポンプ56を駆動し、リザーバ36の両端部36aからインクを取得してフィルター57を通過させることによりインクの正常化処理を行う(液体正常化段階)。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)メンテナンスポンプ53が吸引駆動すると、インク流路32内のインクが吸引される。すると、記録ヘッド26〜29内のノズル30のインク中に混入した気泡は、インクと共に分岐流路35及びリザーバ36内を流動してフィルター57により脱気される。そのため、その後にメンテナンスポンプ53が吐出駆動してインク流路32内にインクが吐出されると、その吐出圧を受けて脱気されたインクがノズル30側に移動する。さらに、ノズル30の毛管力が作用することにより脱気されたインクがノズル30内に充填されてノズル30の回復処理は完了する。このように、ノズル30の回復処理に際しては、ノズル開口44から外側にインクを排出させることなく、インク内に混入した気泡を除去することができる。したがって、インクの消費を抑制してノズル30の回復処理を行うことができる。
(2)循環流路55及び循環ポンプ56により、インク流路32内のインクを流動させることができる。そのため、例えばインクが蒸発して粘度が上昇した場合であっても、吸引したインクと上流側から供給された粘度の小さなインクとが混ざり合って粘度が低下する。したがって、増粘した液体の粘度を低下させてノズル30に再充填することができるため、インクの消費を抑制してノズル30の回復処理を行うことができる。
(3)循環流路55内にフィルター57を設けることにより、インク流路32から取得されて循環流路55を流動するインクは、フィルター57を通過してインク流路32へ流出する。そのため、インク中の気泡やインクに混入している異物を容易に除去することができる。
(4)第1の流路弁51及び第2の流路弁52を閉弁した状態でメンテナンスポンプ53が吸引駆動されると、各流路弁51,52の間となるインク流路32には負圧が蓄圧される。そのため、負圧が蓄圧された状態で第2の流路弁52を開弁すると、インクは吸引されて勢いよく上流側へ移動する。そのため、例えば、インク中に移動しにくい大きな気泡が混入していた場合でも、インクと共に気泡をリザーバ36内へ移動させ、フィルター57により脱気することができる。
(5)第2の流路弁52が開弁されてインクが下流側から吸引される際に、循環ポンプ56がインク流路32内からインクを吸引することにより、インクをより勢いよく吸引することができる。
(6)1つのインク流路32からインクを吸引する場合には、インク流路32の接続口から離れたノズル30ほど吸引力が伝達されにくい。その点、リザーバ36の両端部36aに接続された循環流路55からもインクを吸引することにより、各ノズル30に伝わる吸引力のばらつきを低減することができる。
(7)インクを勢いよく吐出した場合には、インク流路32が接続された中央部36bに接続されたノズル30に大きな吐出圧がかかり、ノズル30からインクが溢れ出てしまう虞がある。その点、インク流路32の上流側へインクを吸引する場合に比べ、インク流路32の下流側へインクを吐出する場合のインクの流速を緩やかにすることにより、各ノズル30に付与される吐出圧のばらつきを低減してインクが溢れ出す虞を低減することができる。
(8)非溶解の物質(例えば、顔料や金属などの粒子)を含有して沈降が生じやすいインクを噴射するプリンターでは、ノズル内で沈降が生じて印刷品質を低下させる虞がある。その点、メンテナンスポンプ53が吸引駆動されてインク流路32内のインクを吸引すると、ノズル開口44付近のインクまでリザーバ36内に吸引される。そのため、リザーバ36内の循環流路55を介して流動させることにより、インクを攪拌することができる。したがって、ノズル開口44付近で顔料などの沈降が生じた場合でも、インクの消費を抑止して回復させることができる。
(9)メンテナンスポンプ53がインクを吸引した吸引状態を維持すると、インク流路32内には圧力分布が発生し、メンテナンスポンプ53から離れたノズル30ほどメニスカスMが下降しやすくなることがある。その点、メンテナンスポンプ53が吸引駆動された後、連続して吐出駆動を行うため、部分的なメニスカスMの移動を抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態において、気体を透過可能な透過壁を介してリザーバ36と隣接するように、脱泡手段としての減圧室を設けてもよい。すなわち、リザーバ36内の気泡を透過壁を介して減圧室側へ移動させることにより、インクを脱気してもよい。また、減圧室は、リザーバ36において気泡が集まる両端部36aに形成されるのが好ましい。なお、減圧室を設ける場合には、循環流路55及び循環ポンプ56を設けない構成としてもよい。また、循環流路55と隣接するように減圧室を設けてもよい。以上のような場合、減圧室が液体正常化手段となる。
・上記実施形態において、フィルター57をインク流路32内に設けてもよい。また、分岐流路35やリザーバ36内にフィルター57を設けてもよい。そして、メンテナンスポンプ53の駆動に伴ってインクと共に移動する気泡をフィルター57によって除去するようにしてもよい。
・上記実施形態において、インクの吸引時に循環ポンプ56の駆動を停止させてもよい。すなわち、インク流路32からのみインクを吸引させるようにしてもよい。また、インク流路32を分岐させてリザーバ36に接続し、分岐させた各流路からインクを吸引させるようにしてもよい。
・上記実施形態において、循環流路55は分岐せず、2つの接続口に対して両端を接続するようにしてもよい。また、循環流路55を接続させる位置は、インク流路32、分岐流路35、リザーバ36における下流側開閉位置PK2よりも下流側において任意に設定することができる。すなわち、例えばリザーバ36に循環流路55の両端を接続し、リザーバ36内から流入させたインクを循環流路55を介してリザーバ36に流出させるようにしてもよい。
・上記実施形態において、メンテナンスポンプ53は、ノズル30内のインクをリザーバ36まで吸引し、再度ノズル30へ吐出することができれば、本願のような位置構成に限らない。例えば、インクカートリッジ31の加圧ポンプ49に変えて、インクカートリッジ31を加圧も減圧もできるポンプにすればよい。
・上記実施形態において、第2の流路弁52を設けない構成とし、メンテナンスポンプ53が吸引駆動した場合に、ノズル30側へ直接吸引力を伝達するようにしてもよい。すなわち、気泡が小さい場合には、気泡はインクと共に容易に移動させることができる。そのため、例えば頻繁にノズルの回復処理を行って気泡が小さなうちに回復させる場合には、負圧を蓄圧しなくてもインクと共に気泡を移動させることができる。また、吸引力が大きなポンプを用いる場合も同様に、負圧を蓄圧しなくてもインクと共に気泡を移動させることができる。
・上記実施形態において、メンテナンスポンプ53の駆動状態に関わらず循環ポンプ56を駆動させるようにしてもよい。
・上記実施形態において、メンテナンスポンプ53の吸引駆動と吐出駆動とを複数回繰り返すことにより、ノズルの回復処理を行うようにしてもよい。すなわち、1回の吸引段階と吐出段階で回復させることができなかったノズル30がある場合でも、複数回繰り返すことによってノズル30の状態を回復することができる。
・上記実施形態において、メンテナンスポンプ53は、ピストンポンプや、ダイアフラムを変位させてポンプ室の容積を変更するダイアフラムポンプとしてもよい。また、インク収容室を有するギヤポンプやベーンポンプとし、吸引駆動する場合にはインク流路32からインク収容室へインクを移動させ、吐出駆動する場合にはインク収容室からインク流路32へインクを移動させるようにしてもよい。そして、インク流路32内のインクを一方向に流動可能なギヤポンプやベーンポンプ、インク流路32の端部においてインクの流動方向を変更可能な加圧ポンプ49をポンプとして用いる場合には、第1,第2の流路弁51,52を設けない構成としてもよい。すなわち、第1,第2の流路弁51,52を設けない構成としても、ポンプの吸引駆動に伴ってインク流路32の下流側から上流側へ吸引した量のインクを、ポンプの吐出駆動に伴ってノズル30側へ供給することができる。
・上記実施形態において、メンテナンスポンプ53が吐出駆動時に吐出するインクの量は、吸引駆動時に吸引するインクの量よりも少なくしてもよい。すなわち、移動を始めたメニスカスは、毛細管現象によって移動し、一方向弁を介して不足したインクが供給される。そのため、メンテナンスポンプ53によって強制的に供給するインクの量を減らすことにより、ノズル30からのインクの漏れ出しを抑制することができる。また、吸引量と吐出量を異ならせるための構成としては、メンテナンスポンプ53の一端をインク流路32における一方向弁よりも上流側に接続し、余剰インクを一方向弁よりも上流側に吐出するようにしてもよい。
・上記実施形態では、液体噴射装置をインクジェット式プリンター11に具体化したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置を採用してもよい。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状態、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルタの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサ等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
次に、上記実施形態及び変形例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)前記液体供給流路における前記ポンプが接続される第1の位置よりも上流側となる第2の位置に前記液体供給流路内を開閉可能に設けられた上流側流路弁と、
前記液体供給流路における前記第1の位置よりも下流側となる第3の位置に前記液体供給流路内を開閉可能に設けられた下流側流路弁をさらに備え、
前記制御手段は、前記上流側流路弁と前記下流側流路弁とを閉弁した状態で前記ポンプを吸引駆動した後に、前記下流側流路弁を開弁することを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の液体噴射装置。
この構成によれば、上流側流路弁及び下流側流路弁を閉弁した状態でポンプが吸引駆動されると、各流路弁の間となる液体供給流路には負圧が蓄圧される。そのため、負圧が蓄圧された状態で下流側流路弁を開弁すると、液体は吸引されて勢いよく上流側へ移動する。そのため、例えば、液体中に移動しにくい大きな気泡が混入していた場合でも、液体と共に気泡を液体供給流路内へ移動させ、液体正常化手段により正常化することができる。
11…プリンター(液体噴射装置)、12…用紙(ターゲット)、26〜29…記録ヘッド(液体噴射ヘッド)、30…ノズル、31…インクカートリッジ(液体供給源)、32…インク流路(液体供給流路)、35…分岐流路(液体供給流路)、36…リザーバ(液体供給流路)、51…第1の流路弁(上流側流路弁)、52…第2の流路弁(下流側流路弁)、53…メンテナンスポンプ(ポンプ)、55…循環流路、56…循環ポンプ(循環手段)、57…フィルター(液体正常化手段)、67…制御部(制御手段)、PH…変圧位置(第1の位置)、PK1…上流側開閉位置(第2の位置)、PK2…下流側開閉位置(第3の位置)。

Claims (4)

  1. 複数のノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    液体供給源側となる上流側から前記ノズル側となる下流側に向けて前記液体を供給する液体供給流路と、
    該液体供給流路内の前記液体を吸引可能であると共に前記液体供給流路内に前記液体を吐出可能なポンプと、
    前記液体供給流路内の前記液体を正常化する液体正常化手段と、
    前記ポンプの駆動を制御して前記ノズルの回復処理を行う制御手段と
    を備え、
    該制御手段は、前記ポンプを吸引駆動することにより、該ポンプに前記液体供給流路内の前記液体を吸引させた後に、前記ポンプを吐出駆動することにより、該ポンプに前記ポンプの吸引駆動に伴って吸引された前記液体を前記液体供給流路内へ吐出させ、前記液体正常化手段によって正常化された前記液体を前記ノズル側へ供給することを特徴とする液体噴射装置。
  2. 両端が前記液体供給流路に接続される循環流路と、
    該循環流路の一端から前記液体供給流路内の前記液体を前記循環流路内に流入させると共に該循環流路の他端から前記液体を前記液体供給流路内へ流出させる循環手段と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記液体正常化手段は、前記循環流路内に設けたフィルターであることを特徴とする請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 液体を噴射する複数のノズルと、液体供給源側となる上流側から前記ノズル側となる下流側へ前記液体を供給する液体供給流路とを備える液体噴射装置におけるノズルの回復方法において、
    前記液体供給流路内の前記液体を吸引可能であると共に前記液体供給流路内に前記液体を吐出可能なポンプを吸引駆動し、前記液体供給流路内の前記液体を吸引する吸引段階と、
    該吸引段階で吸引した前記液体を正常化する液体正常化段階と、
    前記ポンプを吐出駆動し、正常化された前記液体を前記ノズル側へ供給する吐出段階と
    を備えることを特徴とする液体噴射装置におけるノズルの回復方法。
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