JP2011160245A - 映像視聴システム、映像表示装置、および映像記録媒体再生装置 - Google Patents

映像視聴システム、映像表示装置、および映像記録媒体再生装置 Download PDF

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Abstract


【課題】 ユーザーがHDMIの設定を変更するか、強制的に最も映像の悪い状況に設定してしまっていた。
【解決手段】 HDMIケーブル20でテレビ10と光ディスクドライブ装置30を接続すると、両者のテレビ側制御回路24と光ディスクドライブ側制御回路36とがテレビ側HDMIインターフェイス25と光ディスクドライブ側HDMIインターフェイス37とHDMIケーブル20を介してCEC機能による通信を開始し、光ディスクドライブ装置30あるいはテレビ10の側で、当初、ビット数、解像度とを最高の値に設定し、以下、HDCP認証が成功するまで、対応しているビット数の順で段階的に下げていき、さらに、失敗が続けば解像度を段階的に下げていくようにしたので、できるだけ高画質でHDCP認証が成功する組み合わせを見つけられると共に、単に最低の値にするだけでは解消しないHDMIの相性による不具合も回避できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、映像記録媒体再生装置にて映像記録媒体を再生して映像表示装置にて視聴する映像視聴システムに関し、特に、HDMIケーブルで接続してCEC機能で互いに通信が可能な映像視聴システムに関する。
HDMIは特定機器間でのみ発生する不具合がある。その中に特定の解像度出力やディープカラー(DeepColor)出力でHDCP認証に成功せず、HDMIが出力されない不具合がある。
このような解像度やディープカラーの設定を変更する技術として、以下の技術が知られている。
特許文献1には、図4と図9、および段落0029,0030に、「再認証を繰り返す場合、一旦暗号化処理を停止(S13)、HDMI映像送信装置は受信装置のEDIDデータから映像音声フォーマットを読み取り、『フォーマットを480pへ変更』へのメッセージを表示する(S15)。画質の劣化を少なくする(量子化を少ないビットへ変更する)」旨が開示されている。
特許文献2には、図2と図3、および段落0015に、「リモコン装置のHDMIキーが1回押されると、モニタ装置2の解像度は480pとなる。さらにHDMIキーが押されると解像度は720pに変更され、その後HDMIキーが押されると解像度は1080iに変更される」旨が開示されている。
特許文献3には、図1、および段落0041,0042に、「認証の完了によってEDIDの内容などをHDMIを通して送受信する。信号出力側の機器1bはEDIDの内容を信号変換部6、HDMI制御7を介してメモり8に取り込む。」旨が開示されている。
特開2008−193168号公報 特開2007−150469号公報 特開2008−54172号公報
上述した従来の技術には、以下のような課題があった。
特許文献1に示す技術では、再認証を繰り返す場合に、強制的に最も映像の悪い状況に設定してしまうため、一気に画質が悪くなってしまう。特に、HDCP認証における相性の問題もあり、最も映像の悪い状況に設定することが必ずしも最善策ではないので、根本的な解決策とはいえない。
また、特許文献2に示す技術では、HDCP認証が成功するか否かにかかわらず、解像度を変更しているにすぎない。
さらに、特許文献3に示す技術でも、EDIDの保存を開示するものの、HDCP認証の成否には無関係である。
本発明は、上述した不具合を回避するため、自動でディスク再生装置からの出力を変更して、HDCP認証が成功する条件を探してHDMIを出力させることを目的とする。
本発明は、映像表示装置と映像記録媒体再生装置とをHDMIケーブルで接続して互いに通信が可能であり、それぞれ段階的に異なる複数の解像度とディープカラーの設定が可能な映像視聴システムであって、上記映像記録媒体再生装置は、最初に、上記ディープカラーの深度を最も上げるとともに、上記解像度を最も高解像度に設定し、上記映像表示装置との間でHDCP認証が失敗した場合は、上記通信を介して上記ディープカラーと上記解像度の設定を段階的に下げていきながらHDCP認証が成功するまでHDCP認証を繰り返し、上記映像表示装置は、上記映像記録媒体再生装置から通信で通知される解像度とディープカラーとに設定し、設定された状態でHDCP認証を繰り返す構成としてある。
上記構成において、その前提として、映像視聴システムを構成する映像表示装置と映像記録媒体再生装置とはHDMIケーブルで接続され、例えば、CEC機能などで、互いに通信が可能となっており、かつ、それぞれが段階的に異なる複数の解像度とディープカラーの設定が可能なものである。この場合に、上記映像記録媒体再生装置は、最初に、上記ディープカラーの深度を最も上げるとともに、上記解像度を最も高解像度に設定する。そして、上記映像表示装置との間でHDCP認証が失敗した場合は、上記CEC機能などによる通信を介して上記ディープカラーと上記解像度の設定を段階的に下げていきながらHDCP認証が成功するまでHDCP認証を繰り返す。また、他方映像表示装置は、上記映像記録媒体再生装置から通信で通知される解像度とディープカラーとに設定し、設定された状態でHDCP認証を繰り返す。
すなわち、HDCP認証が成功しない場合に、自動で、段階的に、解像度、量子化ビット数を減らしていく。単に、解像度や量子化ビット数を減らすだけでは解消されないHDMIの不具合を解消する最適な組み合わせを探し出すことができる。さらに、段階的に下げていくので、HDCP認証が成功する場合は最も映像のきれいな状況とすることもできる。
また、先にディープカラーの設定を段階的に下げていき、所定の段階に下げてもHDCP認証が成功しない場合に、解像度の設定を段階的に下げていく構成としてもよい。
解像度の低下は顕著な画質の低下と感じるので、画質の低下を感じにくいディープカラーの設定を先に行ない、HDCP認証が成功するときには、最も解像度の高い状態を維持できる。
さらに、上記映像表示装置は、HDCP認証が成功した場合に、相手側のEDID情報と、解像度とディープカラーの設定を保存し、互いに通信を開始するときには保存してあるEDID情報を読み出し、相手側のEDID情報と比較し、一致した場合には保存してある解像度とディープカラーの設定で映像を出力する構成としてもよい。
HDMIの不具合は特定の相手側で起きることから、相手側のEDID情報と対応させてHDCP認証が成功した解像度とディープカラーの状況を記憶しておくことにより、次回以降は、保存してあるEDID情報が相手側と一致するか比較し、一致した場合には保存してある解像度とディープカラーの設定で映像を出力することで、繰り返しHDCP認証を実行しなくてもよくなる。
また、上記の統合として、映像表示装置と映像記録媒体再生装置とをHDMIケーブルで接続してCEC機能で互いに通信が可能であり、それぞれ段階的に異なる複数の解像度とディープカラーの設定が可能な映像視聴システムであって、上記映像記録媒体再生装置は、上記CEC機能で互いに通信を開始するときには保存してあるEDID情報を読み出し、相手側のEDID情報と比較し、一致した場合には保存してある解像度とディープカラーの設定で映像を出力するものの、一致しない場合には、最初に、上記ディープカラーの深度を最も上げるとともに、上記解像度を最も高解像度に設定し、上記映像表示装置との間でHDCP認証が失敗した場合は、上記CEC機能による通信を介して上記ディープカラーと上記解像度の設定を段階的に下げていきながらHDCP認証が成功するまでHDCP認証を繰り返すにあたり、先にディープカラーの設定を段階的に下げていき、所定の段階に下げてもHDCP認証が成功しない場合に、解像度の設定を段階的に下げていくこととし、HDCP認証が成功した場合に、相手側のEDID情報と、解像度とディープカラーの設定を保存するとともに、上記映像表示装置は、上記映像記録媒体再生装置から通信で通知される解像度とディープカラーとに設定し、設定された状態でHDCP認証を繰り返す構成としてもよい。
さらに、本発明の思想は、映像表示装置と映像記録媒体再生装置とからなる映像視聴システムのみでなく、その構成要素のそれぞれにおいても実施できることはいうまでもない。
従って、映像表示装置とHDMIケーブルで接続して、通信が可能であり、それぞれ段階的に異なる複数の解像度とディープカラーの設定が可能な映像記録媒体再生装置であって、最初に、上記ディープカラーの深度を最も上げるとともに、上記解像度を最も高解像度に設定し、上記映像表示装置との間でHDCP認証が失敗した場合は、上記通信を介して上記ディープカラーと上記解像度の設定を段階的に下げていきながらHDCP認証が成功するまでHDCP認証を繰り返すという構成としてもよい。
また、映像記録媒体再生装置とHDMIケーブルで接続して互いに通信が可能であり、それぞれ段階的に異なる複数の解像度とディープカラーの設定が可能な映像表示装置であって、本映像表示装置の側で、上記通信で、相手側の映像記録媒体再生装置で、上記ディープカラーの深度を最も上げるとともに、上記解像度を最も高解像度に設定させ、上記映像記録媒体再生装置との間でHDCP認証が失敗した場合は、上記通信を介して自らの設定と相手側の映像記録媒体再生装置の設定を上記ディープカラーと上記解像度に関して段階的に下げていきながらHDCP認証が成功するまでHDCP認証を繰り返すように構成してもよい。
この場合は、映像表示装置の側が主体となり、相手側の映像記録媒体再生装置での設定を段階的に下げるように指示し、成功する組み合わせを探ることになる。
本発明によれば、自動でHDMI出力させるので、ユーザーがHDMIの設定を変えて不具合を回避させる必要がなく、ユーザーにとって便利である。また、一気に最低の映像表示環境としないので、できるだけよい映像を表示できる。特に、単に最低の映像表示環境とするだけでは相性の問題を解決できないので、段階的に組み合わせを変えていく構成として、確実に表示できる環境を探し出すことができる。
本発明が適用される映像視聴システムをブロック図である。 本発明で実施するフローチャートである。
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明が適用される映像視聴システムをブロックにより示している。
本発明の映像視聴システムは、映像表示装置であるテレビと、映像記録媒体再生装置である光ディスクドライブ装置とを、HDMIケーブルで接続してCEC機能で互いに通信が可能としている。
同図において、テレビ10におけるテレビ側チューナ11は、アンテナ12を介してテレビ放送を受信する。テレビ処理回路13はテレビ側チューナ11に対して所定のチャンネルのテレビ放送を受信させるとともに、テレビ放送の受信信号から映像信号と音声信号とを出力する。また、その前提としてテレビ側操作パネル14を介してユーザの操作を入力している。
映像信号は画像処理回路15に出力され、同画像処理回路15は液晶パネルユニット16で映像を表示するための信号に変換して出力する。液晶パネルユニット16はパネル駆動回路17と、液晶パネル18と、バックライトユニット19とを有しており、画像処理回路15の出力信号に基づいてパネル駆動回路17が液晶パネル18の各画素を駆動させて映像を形成しつつ、バックライトユニット19が同液晶パネル18の背面から透過光を照射し、同液晶パネル18の表面に視認可能な映像を表示させる。
音声信号は音声回路21に出力され、テレビ側操作パネル14のボリューム調整操作に対応した音量となるように増幅され、スピーカ22から音声として出力される。
また、本テレビ10全体の統合的な制御はテレビ側制御回路24が実施しており、より具体的には、テレビ側操作パネル14での操作を受け付け、テレビ処理回路13での各種の制御及びテレビ側チューナ11におけるテレビ放送の受信、画像処理回路15での画像処理、テレビ側HDMIインターフェイス25を介する外部機器との通信などを行う。
光ディスクドライブ装置30は、DVDやブルーレイディスクなどの光ディスクを再生する光ディスクドライブ34と、同光ディスクドライブ34で光ディスクを再生させる再生制御回路33と、ユーザからの操作を受け付ける光ディスクドライブ側操作パネル35と、総合的な制御を行なう光ディスクドライブ側制御回路36と、外部機器と接続可能な光ディスクドライブ側HDMIインターフェイス37とを備えている。
ここで、光ディスクドライブ側制御回路36は光ディスクドライブ側操作パネル35での操作を受け付け、再生制御回路33による光ディスクの再生、および光ディスクドライブ側HDMIインターフェイス37を介する外部機器との通信などを行う。
なお、テレビ側HDMIインターフェイス25と光ディスクドライブ側HDMIインターフェイス37とをHDMIケーブル20で接続し、CEC機能による通信を介してテレビ側制御回路24と光ディスクドライブ側制御回路36とは通信が可能となっている。
CEC機能には、予め規格で定められた標準的なコマンドや応答に加え、規格でベンダーに許容される予備的なコマンドや応答が可能である。本実施例では、いずれの方法でも良いものの、光ディスクドライブ装置30の側からテレビ10の側に対して、
対応ディープカラーのビット数の問い合わせおよび回答の受領、
ディープカラーのビット数の指定、
対応解像度の問い合わせおよび回答の受領、
解像度の指定、
が可能であり、テレビ10の側から光ディスクドライブ装置30の側に対して、
対応ディープカラーのビット数の問い合わせの受領および回答、
ディープカラーのビット数の指定の受領および対応、
対応解像度の問い合わせの受領および回答、
解像度の指定の受領および対応、
は可能であるものとする。すなわち、光ディスクドライブ装置30の側もテレビ10の側も、それぞれ段階的に異なる複数の解像度とディープカラーの設定が可能であることを前提とし、それらの通信による問い合わせ、回答、設定が可能となっている。
なお、本実施例では、通信にはCEC機能を利用しているが、他の通信規格を利用することも可能である。これは、一般的な規格のみならず、ベンダー独自の通信規格であっても構わない。
一般的に光ディスクドライブ装置30から出力するHDMIの解像度のデフォルト設定は、”自動”である。この設定にするとCEC機能による通信を介して映像表示装置であるテレビ10の側(EDID)で対応している最高の解像度を取得し、同解像度で出力する。
また、ディープカラー(DeepColor)のデフォルト設定も”自動”であり、この設定にするとCEC機能による通信を介して映像表示装置であるテレビ10の側(EDID)で対応している最高のビット数を取得し、同ビット数で出力する。
しかし、解像度が大きくなったり、ビット数が大きくなると、データの転送速度が速くなるため、不具合も出やすくなる。従来であれば、ユーザーがHDMIの設定を変更して不具合を回避すせざるを得なかった。
そこで、”自動”設定でHDCP認証に成功せず、何回かリトライしても成功しない場合、自動でディープカラー(DeepColor)のビット数を減らして、HDCP認証に挑戦する。ビット数は16bit→12bit→10bit→8bit(DeepColor=OFF)の順で減らす。8bitでもHDCP認証に成功しない場合は解像度を小さくしてHDCP認証に挑戦する。解像度は1080p→1080i→720p→480p(576p)の順で減らす。
図2は本発明で実施するフローチャートである。
同図のフローチャートは、光ディスクドライブ装置30の側を主体に記載しているが、CEC機能による通信で相手側のテレビ10と通信をしており、テレビ10の側ではディープカラーや解像度が指定されれば、それを受領すると共に指定された設定に変更する処理を行うものとする。
まず、ステップ11では、ビット数、解像度をテレビ10(EDID)で対応している最高の値に設定する(ディープカラーの深度を最も上げ、解像度を高解像度にする)。ただし、前と同じ機器の場合は保存した設定値を使用する。
すなわち、HDMIケーブル20でテレビ10と光ディスクドライブ装置30を接続すると、両者のテレビ側制御回路24と光ディスクドライブ側制御回路36とがテレビ側HDMIインターフェイス25と光ディスクドライブ側HDMIインターフェイス37とHDMIケーブル20を介してCEC機能による通信を開始し、互いに相手側の情報を取得しようとする。
そして、光ディスクドライブ装置30の側では少なくとも相手の表示装置であるテレビ10が対応している最高の解像度とディープカラーのビット数を問合せる。また、テレビ10の側ではこの問い合わせに対して自己が対応している最高の解像度とディープカラーのビット数を回答する。この結果、HDMIのモードが”自動”であるなら、光ディスクドライブ装置30は、ビット数、解像度をテレビ10(EDID)で対応している最高の値に設定する。
次に、ステップ12では、HDCP認証成功か否かを判断する。光ディスクドライブ装置30は最初であれば上述したようにビット数、解像度をテレビ10で対応している最高の値に設定するが、映像を高品質とすればデータの転送速度が速くなるため、不具合も出やすくなる。HDMIケーブル20で通信する機器間では、HDMIでの転送に際し、正確に出力し、受領されたか否かを所定の間隔で検証するべく、HDCP認証を行う。HDCP認証が成功したということは、そのデータの転送速度で通信が正確に行われていることを意味する。
通常は両方の機器で対応しているビット数、解像度であれば、HDCP認証も成功するはずであるが、HDMIでは特定機器間で不具合が発生することがある。一般的には相性の影響といえる。
このためHDCP認証失敗の場合は、ステップ13にてビット数が「8」か否かを判断し、ビット数が「8」になっていないのであれば、ステップ14にてビット数を減らし、減らしたビット数のもとでステップ15にてHDCP認証成功か否かを判断する。ここでは、光ディスクドライブ装置30の側からテレビ10の側に通信でビット数を通知し、通知を受領したテレビ10の側は指定された設定とする。そして、再度、ステップ13から繰り返す。
言い換えると、HDCP認証が成功するまでは段階的にディープカラーのビット数を減らしていく。上述したように、ビット数は16bit→12bit→10bit→8bitの順で減らす。なお、この間は、解像度については変更を指示しないので、最大の解像度のままである。先にディープカラーから落としていくのは、ユーザーは解像度には敏感であり、解像度を落とすとユーザーはすぐさま画像の品質の低下を検知できてしまう。これに対して、ディープカラーは解像度ほど画像の品質の低下を検知しやすくないので、できるだけ解像度は高く保持しておき、ディープカラーのビット数だけで対応できる間はそのようにすることで、ユーザーに不満を感じさせないようにできる。
しかし、ビット数を減らしていってもHDCP認証が成功しないまま、ビット数が「8」となると、それ以上はビット数を減らせないので、ステップ16にて現在の解像度が最低(480p)を下回っていないか確認した後、ステップ17にて解像度を減らし、ステップ18にてHDCP認証が成功したか判断する処理を繰り返す。
言い換えると、HDCP認証が成功するまでは段階的に解像度を減らしていく。上述したように、解像度は1080p→1080i→720p→480p(576p)の順で減らす。解像度を減らしていくと、データの転送速度も徐々に遅くなっていく。この結果、論理的には徐々にHDCP認証が成功する可能性が高まる。そして、どの段階かでHDCP認証が成功すると、その設定で映像の表示を開始する。
また、ステップ19では、そのビット数、解像度を保存する。なお、このビット数と解像度はEDID情報と対応づけて記憶する。これは、最近接続されたEDID情報を保存しておき、全く同じEDIDが再接続されると、上記の要領で変更した解像度、ビット数で出力するためである。
より具体的には、先のステップ11にて、「前と同じ機器の場合は保存した設定値を使用する」というのが、この保存してあるEDID情報を読み出し、現在接続されている映像表示装置が、以上のようにしてHDCP認証を成功させた機器であるか否かをEDID情報を比較して判断し、一致すれば保存しておいた設定値を使用するということになる。このようにすると、接続を開始するたびにビット数と解像度とを段階的に下げていきながら、HDCP認証が成功する組み合わせを探すための時間を節約できることになる。
なお、以上のようにして段階的に下げていったにもかかわらず、HDCP認証が成功しなかった場合は、ステップ20にてHDCP認証失敗と判断する。
ところで、最初に説明したように以上の処理は光ディスクドライブ装置30の側が、テレビ10のビット数や解像度を指示するものとして説明した。しかし、このように段階的に下げていく処理を光ディスクドライブ装置30のような映像記録媒体再生装置が実現できないものだとしても、テレビ10の側が主体的に同等の処理を実現することが可能である。この場合も、基本的な処理の流れは図2に示すフローチャートと同じである。すなわち、HDCP認証の結果を判断しながら、あくまでもテレビ10の側が光ディスクドライブ装置30の側に、ビット数の指定と、解像度の指定を指示するだけである。
このようにすることで、映像記録媒体再生装置だけでなく、映像表示装置の側でも、効果的にHDMIの特定機器間での不具合の対策を実現できることになる。
このように、光ディスクドライブ装置30あるいはテレビ10の側で、当初、ビット数、解像度とを最高の値に設定し、以下、HDCP認証が成功するまで、対応しているビット数の順で段階的に下げていき、さらに、失敗が続けば解像度を段階的に下げていくようにしたので、できるだけ高画質でHDCP認証が成功する組み合わせを見つけられると共に、単に最低の値にするだけでは解消しないHDMIの相性による不具合も回避できる。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
10…テレビ、11…テレビ側チューナ、12…アンテナ、13…テレビ処理回路、14…テレビ側操作パネル、15…画像処理回路、16…液晶パネルユニット、17…パネル駆動回路、18…液晶パネル、19…バックライトユニット、20…HDMIケーブル、21…音声回路、22…スピーカ、24…テレビ側制御回路、25…テレビ側HDMIインターフェイス、30…光ディスクドライブ装置、33…再生制御回路、34…光ディスクドライブ、35…光ディスクドライブ側操作パネル、36…光ディスクドライブ側制御回路、37…光ディスクドライブ側HDMIインターフェイス。

Claims (6)

  1. 映像表示装置と映像記録媒体再生装置とをHDMIケーブルで接続して互いに通信が可能であり、それぞれ段階的に異なる複数の解像度とディープカラーの設定が可能な映像視聴システムであって、
    上記映像記録媒体再生装置は、
    最初に、上記ディープカラーの深度を最も上げるとともに、上記解像度を最も高解像度に設定し、
    上記映像表示装置との間でHDCP認証が失敗した場合は、上記通信を介して上記ディープカラーと上記解像度の設定を段階的に下げていきながらHDCP認証が成功するまでHDCP認証を繰り返し、
    上記映像表示装置は、
    上記映像記録媒体再生装置から通信で通知される解像度とディープカラーとに設定し、設定された状態でHDCP認証を繰り返すことを特徴とする映像視聴システム。
  2. 先にディープカラーの設定を段階的に下げていき、所定の段階に下げてもHDCP認証が成功しない場合に、解像度の設定を段階的に下げていくことを特徴とする請求項1に記載の映像視聴システム。
  3. 上記映像表示装置は、HDCP認証が成功した場合に、相手側のEDID情報と、解像度とディープカラーの設定を保存し、互いに通信を開始するときには保存してあるEDID情報を読み出し、相手側のEDID情報と比較し、一致した場合には保存してある解像度とディープカラーの設定で映像を出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の映像視聴システム。
  4. 映像表示装置と映像記録媒体再生装置とをHDMIケーブルで接続してCEC機能で互いに通信が可能であり、それぞれ段階的に異なる複数の解像度とディープカラーの設定が可能な映像視聴システムであって、
    上記映像記録媒体再生装置は、
    上記CEC機能で互いに通信を開始するときには保存してあるEDID情報を読み出し、相手側のEDID情報と比較し、一致した場合には保存してある解像度とディープカラーの設定で映像を出力するものの、一致しない場合には、最初に、上記ディープカラーの深度を最も上げるとともに、上記解像度を最も高解像度に設定し、
    上記映像表示装置との間でHDCP認証が失敗した場合は、上記CEC機能による通信を介して上記ディープカラーと上記解像度の設定を段階的に下げていきながらHDCP認証が成功するまでHDCP認証を繰り返すにあたり、先にディープカラーの設定を段階的に下げていき、所定の段階に下げてもHDCP認証が成功しない場合に、解像度の設定を段階的に下げていくこととし、HDCP認証が成功した場合に、相手側のEDID情報と、解像度とディープカラーの設定を保存するとともに、
    上記映像表示装置は、
    上記映像記録媒体再生装置から通信で通知される解像度とディープカラーとに設定し、設定された状態でHDCP認証を繰り返すことを特徴とする請求項1に記載の映像視聴システム。
  5. 映像表示装置とHDMIケーブルで接続して通信が可能であり、それぞれ段階的に異なる複数の解像度とディープカラーの設定が可能な映像記録媒体再生装置であって、
    最初に、上記ディープカラーの深度を最も上げるとともに、上記解像度を最も高解像度に設定し、
    上記映像表示装置との間でHDCP認証が失敗した場合は、上記通信を介して上記ディープカラーと上記解像度の設定を段階的に下げていきながらHDCP認証が成功するまでHDCP認証を繰り返すことを特徴とする映像記録媒体再生装置。
  6. 映像記録媒体再生装置とHDMIケーブルで接続して互いに通信が可能であり、それぞれ段階的に異なる複数の解像度とディープカラーの設定が可能な映像表示装置であって、
    本映像表示装置の側で、上記通信で、相手側の映像記録媒体再生装置で、上記ディープカラーの深度を最も上げるとともに、上記解像度を最も高解像度に設定させ、
    上記映像記録媒体再生装置との間でHDCP認証が失敗した場合は、上記通信を介して自らの設定と相手側の映像記録媒体再生装置の設定を上記ディープカラーと上記解像度に関して段階的に下げていきながらHDCP認証が成功するまでHDCP認証を繰り返すことを特徴とする映像表示装置。
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