JP2011153721A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造時のエネルギー消費量を抑制して環境負荷を低減し、且つ断熱性能の高い冷蔵庫を提供することを目的とする。
【解決手段】外箱(21)と内箱(22)との間に発泡系断熱材と真空断熱材(50)とを備えた冷蔵庫において、真空断熱材(50)は、有機繊維を含む芯材(51)と、芯材(51)を覆い内部を減圧して封止したガスバリヤ性を有する外被材(53)と、を有し、外被材(53)の表面を覆う断熱部材(72)を備え、真空断熱材(50)は断熱部材(72)を介して外箱(21)及び内箱(22)から離れた状態で配置されることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、冷蔵庫に関するものである。
近年の電気製品、特に冷熱関連の家電製品においては、消費電力量低減及びCO2排出抑制の観点から、真空断熱材を採用して断熱性能を強化したものが主流になっている。また、各種原材料から製品の製造工程に至るまでのあらゆるエネルギー消費量を抑制するため、原材料についてはリサイクル化の推進,製造工程においては燃料代や電気代の抑制等、省エネルギー化が推進されている。
市場に流通している省エネルギー製品に採用されている真空断熱材の従来例としては、特許文献1(特開2005−220954号公報)に開示されたものがある。この真空断熱材は、ガラス繊維であるグラスウールを芯材とし、ガスバリヤ性の外被材で覆って、内部を減圧状態としたものである。芯材であるグラスウールは一定の厚みになるように、ガラス繊維が熱変形し始める高温で加圧プレスを実施して成形するものであり、適用例としては、冷蔵庫等ウレタン発泡断熱材と共に使用される例が示されている。
また、リサイクル性を考慮した真空断熱材の従来例として、特許文献2(特開2006−29505号公報)に開示されたものがある。この真空断熱材は繊維太さ1〜6デニールのポリエステル繊維を50重量%以上含有するシート状繊維集合体を芯材としたものである。
また、特許文献3(特開2006−57213号公報)に示される真空断熱材は、融点の異なる2種類のポリエステル繊維を含む繊維集合体をシート状に加工してなる芯材を用いたものである。
特開2005−220954号公報 特開2006−29505号公報 特開2006−57213号公報
しかしながら、特許文献1〜3の真空断熱材は次のような課題を有している。
特許文献1の真空断熱材については、グラスウールを芯材としているため、ウレタン発泡時の反応熱温度に耐えられることは勿論、断熱性能も良好で機器の省エネルギーの一助となっている。しかし、真空断熱材の製造工程においては、ガラスを溶融して繊維化して得られるグラスウールの製造工程をはじめ、高温でプレス加工することで得られる芯材の製造工程において、熱エネルギーの消費量が膨大となるため、コストパフォーマンス及び環境配慮性に課題がある。
特許文献2の真空断熱材については、芯材製造時のエネルギー消費量の面では環境配慮性が高い。しかし、ニードルパンチ法によってシート状加工を施しているため、ポリエステル繊維が部分的に束ねられることにより固体の熱伝導がしやすくなり、断熱性能面では特許文献1等のグラスウールを芯材とした真空断熱材に対して大幅に劣る、という課題がある。
特許文献3の真空断熱材については、低融点繊維がバインダーの役割を担うため、シート状に加工しやすい。しかし、低融点繊維が潰れて繊維同士の接触が大きくなり熱伝導しやすく、断熱性能面で特許文献1等のグラスウールを芯材とした真空断熱材に対して大幅に劣る、という課題がある。
加えて、従来の樹脂繊維を芯材とした真空断熱材は、例えば冷蔵庫等のウレタン発泡時の温度上昇によって、芯材からガス(有機)成分が揮発して、真空断熱材内部の真空度を低下させ、断熱性能が悪化する、という課題があった。また、樹脂の種類によっては熱による収縮や変形が起こる可能性があった。
以上より、これまでの真空断熱材は製造時のエネルギー消費量と断熱性能のバランスを欠くことが課題となっていた。
そこで、上記課題に鑑みて、本発明は、製造時のエネルギー消費量を抑制して環境負荷を低減し、且つ断熱性能の高い冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、外箱と内箱との間に発泡系断熱材と真空断熱材とを備えた冷蔵庫において、前記真空断熱材は、有機繊維を含む芯材と、該芯材を覆い内部を減圧して封止したガスバリヤ性を有する外被材と、を有し、前記外被材の表面を覆う断熱部材を備え、前記真空断熱材は前記断熱部材を介して前記外箱及び前記内箱から離れた状態で配置されることを特徴とする。
また、前記芯材はポリスチレン,ポリエチレンテレフタレート,ポリプロピレンの少なくともいずれかを含む繊維集合体であり、前記断熱部材は前記芯材の耐熱温度よりも低い温度で固形状態となることを特徴とする。
また、前記断熱部材は軟質ウレタンフォーム又はポリエチレンフォームであり、且つ前記真空断熱材と接する面及び前記外箱又は前記内箱と接する面に接着層を有することを特徴とする。
また、前記断熱部材は前記外箱又は前記内箱と接する面に設けられた接着層と、該接着層と反対側の面に設けられた熱拡散層と、を備えたことを特徴とする。
また、前記断熱部材は有機繊維,無機繊維,発泡樹脂,天然素材のいずれかであり、前記接着層は合成樹脂フィルムであり、前記熱拡散層は金属箔,金属薄板,金属層を含む樹脂ラミネートフィルムのいずれかであることを特徴とする。
また、前記外被材はガスバリヤ性を有する多層ラミネートフィルムであり、前記芯材と前記外被材との間に位置する熱溶着可能な合成樹脂フィルムの内袋と、反応型又は物理型の吸着剤と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、製造時のエネルギー消費量を抑制して環境負荷を低減し、且つ断熱性能の高い冷蔵庫を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る冷蔵庫の外観を示す正面図である。 図1のA−A線断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る複合断熱材の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る複合断熱材の断面図である。 図2のX−X線断面図である。 図1のZ−Z線断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る複合断熱材の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る複合断熱材の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る複合断熱材の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る複合断熱材の断面図である。 比較例1及び比較例2に係る冷蔵庫の正面断面図である。
本発明の実施形態に係る真空断熱材を備えた冷蔵庫について、図面を参照しながら以下詳細に説明する。本発明の第1の実施形態については図1〜図5を用いて、第2,第3の実施形態についてはそれぞれ図6A,B及び図7A,Bを用いて説明する。なお、図8は比較例を示す図である。
「第1の実施形態」
本発明の第1の実施形態に係る真空断熱材を備えた冷蔵庫について、図1〜図5を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る冷蔵庫の外観を示す正面図である。図2は、図1のA−A線断面図である。図3A,Bは、本発明の第1の実施形態に係る複合断熱材の断面図である。図4は、図2のX−X線断面図である。図5は、図1のZ−Z線断面図である。
図1に示す本実施形態を備えた冷蔵庫1は、図2に示すように、上から冷蔵室2,製氷室3a及び上段冷凍室3b,下段冷凍室4,野菜室5を有している。なお、以下の説明中、製氷室3a,上段冷凍室3b及び下段冷凍室4を、総称して冷凍温度帯室3という場合がある。
図1において、各貯蔵室は前面開口を有し、この前面開口を閉塞する扉がそれぞれ設けられている。冷蔵室2には、ヒンジ10等を中心に回動する冷蔵室扉6a,6bが設けられている。冷蔵室扉6a,6b以外は引き出し式の扉であり、製氷室扉7a,上段冷凍室扉7b,下段冷凍室扉8,野菜室扉9を配置している。これらの引き出し式扉を引き出すと、各貯蔵室に設けた貯蔵容器が共に引き出される。また、冷蔵庫本体と密着して前面開口を密閉するためのパッキン11が、各扉の室内側外周縁に取り付けられている。
また、冷蔵室2と製氷室3a及び上段冷凍室3bとの間を区画断熱するために、断熱仕切り12を配置している。この断熱仕切り12は、厚さ30〜50mm程度の断熱壁で、スチロフォーム,発泡断熱材(発泡ウレタン),真空断熱材等で構成されており、それぞれを単独使用又は複数の断熱材を組み合わせて設けられている。製氷室3a及び上段冷凍室3bと下段冷凍室4の間は、温度帯が同じであるため、区画断熱する仕切り断熱壁ではなく、パッキン11受面を形成した仕切り部材13を設けている。下段冷凍室4と野菜室5の間には、区画断熱するための断熱仕切り14を設けており、断熱仕切り12と同様に30〜50mm程度の断熱壁で、同様にスチロフォーム、或いは発泡断熱材(発泡ウレタン),真空断熱材等で構成されている。すなわち、冷蔵,冷凍等の貯蔵温度帯の異なる部屋の仕切りには仕切断熱壁を設置している。
なお、箱体20内には上から冷蔵室2,製氷室3a及び上段冷凍室3b,下段冷凍室4,野菜室5の貯蔵室をそれぞれ区画形成しているが、各貯蔵室の配置については特にこれに限定するものではない。また、冷蔵室扉6a,6b,製氷室扉7a,上段冷凍室扉7b,下段冷凍室扉8,野菜室扉9に関しても回転による開閉、引き出しによる開閉及び扉の分割数等について、特に限定するものではない。
次に、箱体20は、外箱21と内箱22とを備える。外箱21と内箱22とによって形成される空間には、断熱部を設けて箱体20内の各貯蔵室と外部とを断熱している。この外箱21と内箱22の間に真空断熱材50,50a,50b,50c,50dを配置し、真空断熱材50以外の空間には、発泡ウレタンの断熱材23を充填する。真空断熱材50については図3で詳述するが、断熱部材72で覆われた複合断熱材70,70a,70b,70c,70dとして設置される。
また、冷蔵庫1の冷蔵室2,冷凍温度帯室3,野菜室5等の各室を所定の温度に冷却するために、冷凍温度帯室3の背側には冷却器28が備えられている。冷却器28,圧縮機30,凝縮機31、及び図示しないキャピラリーチューブを接続し、冷凍サイクルを構成している。冷却器28の上方には、この冷却器28にて冷却された冷気を冷蔵庫1内に循環して所定の低温温度を保持する送風機27が配設されている。また、冷蔵庫1の冷蔵室2と冷凍温度帯室3、冷凍温度帯室3と野菜室5とを夫々区画する断熱材として、断熱仕切り12,14を夫々配置する。断熱仕切り12,14は、発泡ポリスチレン33と、その内部に真空断熱材50eが配置される構成である。この断熱仕切り12,14については、所望の断熱性能を発揮するものであれば、発泡ウレタンの断熱材23を充填しても良く、特に発泡ポリスチレン33と真空断熱材50eに限定するものではない。
また、箱体20の天面後方部には冷蔵庫1の運転を制御するための基板や電源基板等の電気部品41を収納するための凹部40が形成されている。さらに凹部40の上方は、電気部品41を覆うカバー42が設けられている。カバー42の高さは外観意匠性と内容積効率を考慮して、外箱21の天板21aとほぼ同じ高さになるように配置している。特に限定するものではないが、カバー42の高さが外箱21の天板21aよりも突き出る場合は、10mm以内の範囲に収めることが望ましい。
これに伴って、凹部40は発泡ウレタンの断熱材23側に電気部品41を収納する空間だけ窪んだ状態で配置されるので、断熱厚さを確保するためには内容積が犠牲になってしまう。このため、凹部40の発泡ウレタンの断熱材23の中に真空断熱材50aを配置して断熱性能を確保し薄肉化を図っている。本実施形態では、真空断熱材50aを略Z形状に成形した1枚の真空断熱材50aとしている。尚、カバー42は耐熱性を考慮して鋼板製としている。
また、箱体20の背面下部に配置された圧縮機30や凝縮機31は発熱の大きい部品である。そのため、庫内への熱侵入を防止するため、内箱22側への投影面に真空断熱材50dを配置している。真空断熱材50dについては後述する断熱部材72で覆われた複合断熱材70の形態となっている。
次に、真空断熱材50について、図3A,Bを用いてその構成を説明する。真空断熱材50は、芯材51と該芯材51を圧縮状態に保持するための内包材52、前記内包材52で圧縮状態に保持した芯材51を被覆するガスバリヤ層を有する外被材53、及び吸着剤54とを有する構成である。外被材53は真空断熱材50の両面に配置され、同じ大きさのラミネートフィルムの稜線から一定の幅の部分を熱溶着により貼り合わせた袋状で構成されている。本実施形態においては、真空断熱材50を予め断熱部材72で覆った状態の複合断熱材70とした。断熱部材72の表面の一部或いは全体には、金属や樹脂等の材料からなるシート材74を配置している。ここで、断熱部材72は、発泡ウレタン,スチロフォーム,ポリエチレンフォーム等であるが、特にこれらに限定するものではない。
また、シート材74は、アルミニウム,ステンレス,鉄等からなる箔や薄板、及び、ポリプロピレン,ポリアミド,ポリエチレンテレフタレート,ポリエチレン等の樹脂フィルムや樹脂の薄板で、無機系,金属系の蒸着層を設けてもよく、金属箔等と組み合わせた複数層のラミネートフィルムとしてもよい。
シート材74の表面(両面)は、接着剤や発泡ウレタンとの密着性がよいものである。具体的には、シート材74の表面張力が35(mN/m)以上であることが好ましい。表面張力を35(mN/m)以上にするためには、材料的にはポリエチレンテレフタレート、ポリアミド(ナイロン)等がこの範囲内にある。アルミ箔やステンレス箔等の金属系のものは更に表面張力の値が大きい。また、表面張力が比較的小さい材料であるポリピロピレンやポリエチレン等であっても、表面処理を施すことで表面張力を大きくできる。表面張力を高める方法としては、コロナ放電法,微細な凹凸を付与するサンドブラスト処理法,高温処理するフレーム処理法,表面を酸化処理するオゾン処理法,溶剤処理法,薬品処理法,電子線照射処理法等があるが、特にこれらの方法に限定するものではない。本実施形態においてはコロナ処理法を用いた。
複合断熱材70においては、図3Aに示すように、真空断熱材50における外被材53の端部を芯材51側に折り曲げる場合と、図3Bに示すように折り曲げない場合があるが、本実施形態では特に限定するものではない。なお、断熱部材72が発泡ウレタン等の断熱材の場合、流動の阻害をしないように外被材53の端部を折り曲げることが有効であり、また、外被材53の端部を短くして折り曲げないことにより、外被材53のヒートブリッジ影響を小さくすることができる。すなわち、用途に応じて折り曲げ有無を選択することができる。
なお、本実施形態において、芯材51についてはポリスチレン樹脂を、メルトブローン方式で平均10μmになるように繊維化したものを用いた。特にここではポリスチレン樹脂に限定するものではなく、ポリエチレンテレフタレート,ポリプロピレン等をメルトブローン法やスパンボンド法等で1〜30μm程度の繊維径になるように繊維化してもよい。なお、繊維化方法について特にこれらに限定するものではない。また、芯材51については、無機系繊維材料の積層体と組み合わせて使用する場合であってもよい。
外被材53のラミネート構成については、ガスバリヤ性を有し、熱溶着可能であれば特に限定するものではないが、本実施形態においては、表面保護層,第1ガスバリヤ層,第2ガスバリヤ層,熱溶着層の4層構成からなるラミネートフィルムとし、表面層は保護材の役割を持つ樹脂フィルムとし、第1ガスバリヤ層は樹脂フィルムに金属蒸着層を設け、第2ガスバリヤ層は酸素バリヤ性の高い樹脂フィルムに金属蒸着層を設け、第1ガスバリヤ層と第2ガスバリヤ層は金属蒸着層同士が向かい合うように貼り合わせている。熱溶着層については表面層と同様に吸湿性の低いフィルムを用いた。
具体的には、表面層を二軸延伸タイプのポリプロピレン,ポリアミド,ポリエチレンテレフタレート等の各フィルム、第1ガスバリヤ層をアルミニウム蒸着付きの二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、第2ガスバリヤ層をアルミニウム蒸着付きの二軸延伸エチレンビニルアルコール共重合体樹脂フィルム又はアルミニウム蒸着付きの二軸延伸ポリビニルアルコール樹脂フィルム、或いはアルミ箔とし、熱溶着層を未延伸タイプのポリエチレン,ポリプロピレン等の各フィルムとした。この4層構成のラミネートフィルムの層構成や材料については特にこれらに限定するものではない。例えば第1ガスバリヤ層や第2ガスバリヤ層として、金属箔、或いは樹脂系のフィルムに無機層状化合物,ポリアクリル酸等の樹脂系ガスバリヤコート材,DLC(ダイヤモンドライクカーボン)等によるガスバリヤ膜を設けたものや、熱溶着層には例えば酸素バリヤ性の高いポリブチレンテレフタレートフィルム等を用いても良い。
表面層については第1ガスバリヤ層の保護材であるが、真空断熱材の製造工程における真空排気効率を良くするためにも、好ましくは吸湿性の低い樹脂を配置するのが良い。尚、発泡系断熱材72等との接着或いは密着性が良好であることが望まれる。また、通常、第2ガスバリヤ層に使用する金属箔以外の樹脂系フィルムは、吸湿することによってガスバリヤ性が著しく悪化してしまうため、熱溶着層についても吸湿性の低い樹脂を配置することで、ガスバリヤ性の悪化を抑制すると共に、ラミネートフィルム全体の吸湿量を抑制するものである。これにより、先に述べた真空断熱材50の真空排気工程においても、外被材53が持ち込む水分量を小さくできるため、真空排気効率が大幅に向上し、断熱性能の高性能化につながっている。尚、各フィルムのラミネート(貼り合せ)は、二液硬化型ウレタン接着剤を介してドライラミネート法によって貼り合わせるのが一般的であるが、接着剤の種類や貼り合わせ方法には特にこれに限定するものではなく、ウェットラミネート法,サーマルラミネート法等の他の方法によるものでもよい。
外被材53についても、発泡ウレタンや接着剤等との接着性、密着性を良好にするため、表面層の表面張力を35(mN/m)以上とすることが好ましい。
また、内包材52については本実施形態では熱溶着可能なポリエチレンフィルム、吸着剤54については物理吸着タイプの合成ゼオライトを用いたが、いずれもこれらの材料に限定するものではない。内包材52についてはポリプロピレンフィルム,ポリエチレンテレフタレートフィルム,ポリブチレンテレフタレートフィルム等、吸湿性が低く熱溶着でき、アウトガスが少ないものであれば良く、吸着剤54については水分やガスを吸着するもので、物理吸着,化学反応型吸着のどちらでも良い。内包材52については使用しなくても良い場合もある。
次に、第1の実施形態に係る冷蔵庫について、図4及び図5を用いて説明する。第1の実施形態に係る冷蔵庫1は、箱体20に使用する真空断熱材50のうち、外箱21の側面21c,21cには真空断熱材50c,50cを有する複合断熱材70c,70cが設置される。天面及び背面は、それぞれ外箱21の天板21a及び後板21bに真空断熱材50a,50bを有する複合断熱材70a,70bが配置される。また、底面は内箱22内面に真空断熱材50dを有する複合断熱材70dが配置される。
断熱仕切り12,14については、図2にそれぞれ真空断熱材50e,50eを図示しているが、図4に示すように、真空断熱材50e,50eを用いなくてもよい。
また、本実施形態に用いた真空断熱材50,50a〜50eについては、外被材53のラミネート構成として、表面層を二軸延伸ポリプロピレンフィルム、第1ガスバリヤ層をアルミニウム蒸着付き二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、第2ガスバリヤ層をアルミニウム蒸着付き二軸延伸エチレンビニルアルコール共重合体樹脂フィルム、熱溶着層を未延伸タイプの直鎖状低密度ポリエチレンフィルムとした。芯材51については、有機系繊維材料である平均繊維径10μmのポリスチレン繊維の集合体を用いた。その他の材料については上述した通りである。
次に、第1の実施形態に係る複合断熱材における外箱21と内箱22の間での配置について、図4と図5を参照しながら説明する。真空断熱材50が薄厚方向(図3の図示例で紙面上下方向)からみて矩形形状である場合(正方形又は多角形形状でも構わない)、短辺と長辺の対からなる4辺の端部が外箱21又は内箱22から浮いていれば、当該端部を介したヒートブリッジの影響を避けることができる。すなわち、真空断熱材50の4辺の端部が外箱21又は内箱22に接していると、当該端部を介した熱伝導の回り込み、いわゆるヒートブリッジが発生して断熱性能が低くなるので、真空断熱材50を外箱21と内箱22の略中間位置に配置する必要がある。
そこで、図4,図5に示すように、複合断熱材70a,70b,70c,70dの接着面であるシート材74の面に、図示しない合成ゴム系粘着タイプのホットメルト接着剤を塗布し、外箱21の天板21a,後板21b,側面21cの内側面又は内箱22dの外側面に接着する。このとき、全ての真空断熱材50は断熱部材72(図3A,B参照)によって外箱21から浮いた状態で配置される。そのため、ヒートブリッジ影響を抑制することができる。第1の実施形態においては、断熱部材72として発泡ウレタンを用いた。また、発泡時の反応熱温度を、芯材51の軟化温度よりも低い温度とするため、発泡ウレタンの厚みを約5mmとした。このときの発泡時の反応熱による温度は約65℃であり、芯材51の軟化点である78℃を下回る。尚、断熱部材72及びその厚みについては、これに限定するものではない。発泡ウレタンの厚みが厚いほど、ウレタンが発泡する際の反応熱温度が高くなるため、芯材51の軟化点よりも温度が高くならないように設定する必要がある。
以上説明した真空断熱材50を埋設した複合断熱材70の冷蔵庫への組み込みによって、真空断熱材は外箱21と内箱22から離れた状態で設置されることとなり、真空断熱材によるヒートブリッジによる断熱性能の低下を回避することができ、複合断熱材70が外箱21或いは内箱22のいずれかの側に接着固定されているため、発泡ウレタンの断熱材23の流動空間を十分確保でき、ウレタンの流動を阻害することなく、未充填(ボイド)の発生を防止できる。なお、複合断熱材70の組み込みが完了した後に、発泡ウレタンの断熱材23を注入した結果、未充填部(ボイド)は確認されず、発泡ウレタンの断熱材23が均一に充填されていることを確認した。
また、第1の実施形態に係る冷蔵庫の断熱性能を測定した結果、後述する比較例1(対比する基準となる構成例)を100(指数)とした場合、99(数値が小さい方が高断熱性能を表す)となった。後述の比較例1よりも真空断熱材の断熱性能では若干劣るにもかかわらず、真空断熱材50eを発泡ウレタンの断熱材23の略中間に配置することで、断熱性能が約1%改善することを確認した。また、発泡ウレタンの断熱材23の発泡時の反応熱によって、芯材51から有機系ガスの発生が懸念されたが、その後の冷蔵庫を解体して真空断熱材50を取り出して熱伝導率を測定したところ、熱伝導率の値は初期値に対し、殆ど劣化していないことを確認した。これは断熱部材72によって、真空断熱材50にかかる熱影響が緩和されたものと考えられる。
「比較例1」
上述した第1の実施形態と対比すべき断熱性能に関する基準の比較例1について、図8を参照しながら説明する。図8は比較例1を示す図であり、冷蔵庫の正面切断図である。
比較例1に示す冷蔵庫は、真空断熱材150a,150c,150dを、外箱121の内側121a,121cや内箱122の外側122dにホットメルト接着剤で直接貼り付けた構造とした。比較例1で用いた真空断熱材は、芯材を平均繊維径4μmのバインダーを用いないグラスウールとした。
以上の仕様で発泡ウレタン123を充填した結果、真空断熱材と内箱122の間には、未充填部(ボイド)は確認されず、発泡ウレタン123が均一に充填されていることを確認した。比較例1の真空断熱材の熱伝導率は1.5(mW/m・K)であり、冷蔵庫の断熱性能については、前述の通り100(指数)である(これを基準値とする)。発泡後に解体して真空断熱材を取り出して熱伝導率を測定したところ、1.5(mW/m・K)のままだった。尚、熱伝導率の測定は、英弘精機製の熱伝導率測定装置(HC−074)で行った。
「比較例2」
比較例2について、同様に図8を参照しながら説明する。比較例2に示す冷蔵庫は、真空断熱材の芯材として、ポリスチレンをメルトブローン法によって平均繊維径10μmに繊維化したものとした。その他は比較例1と同様である。
以上の仕様で発泡ウレタン123を充填した結果、真空断熱材と内箱122の間には未充填部(ボイド)は確認されず、発泡ウレタン123が均一に充填されていることを確認した。比較例2の真空断熱材の熱伝導率は2.0(mW/m・K)であり、冷蔵庫の断熱性能については、102(指数)であった。発泡後に解体して真空断熱材を取り出して熱伝導率を測定したところ、2.8(mW/m・K)に悪化していた。尚、熱伝導率の測定は、英弘精機製の熱伝導率測定装置(HC−074)で行った。
「第2の実施形態」
次に、第2の実施形態について図6A,Bを参照しながら説明する。第2の実施形態は、断熱部材172a,172bを軟質ウレタンフォーム材とする複合断熱材170である。真空断熱材50については、第1の実施形態と同様である。断熱部材172aは、片面に粘着剤層173を有しており、粘着剤層173が真空断熱材50側に貼り付けられる。冷蔵庫1において、外箱21の内側或いは内箱22の外側と複合断熱材170の貼り付けは、両面粘着剤層付きの断熱部材172bが配置されることでなされる。尚、断熱部材172a,172bは、軟質ウレタンフォーム以外にも、ポリエチレンフォーム等の発泡系の断熱性を有するものであればよく、特にこれらに限定するものではない。また、断熱部材172bの表面の一部或いは全体には、金属や樹脂等の材料からなるシート材174を配置している。その他の構成は、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
以上の仕様で第1の実施形態と同様に発泡ウレタンの断熱材23を注入した結果、未充填部(ボイド)は確認されず、発泡ウレタンの断熱材23が均一に充填されていることを確認した。
第2の実施形態に係る冷蔵庫の断熱性能を測定した結果、比較例1を100(指数)とした場合、100となった。比較例1よりも真空断熱材の断熱性能が若干劣るにもかかわらず、真空断熱材50を発泡ウレタンの断熱材23の略中間に配置することで、断熱性能が改善することを確認した。また、発泡ウレタンの断熱材23の発泡時の反応熱によって、芯材51から有機系ガスの発生が懸念されたが、その後の冷蔵庫を解体して真空断熱材50を取り出して熱伝導率を測定したところ、熱伝導率の値は初期値に対し、殆ど劣化していないことを確認した。これは断熱部材172a,172bによって、真空断熱材50にかかる熱影響が緩和されたものである。
「第3の実施形態」
次に、第3の実施形態について図7A,Bを参照しながら説明する。第3の実施形態では、発泡ウレタンの断熱材23側となる面に熱拡散層271を配置した複合断熱材270とする。熱拡散層271は、厚さ50μmのアルミシートとし、断熱部材272によって一体化した。尚、熱拡散層271はアルミシートに限定するものではなく、アルミニウム,ステンレス,鉄等からなる箔や薄板等、熱伝導性が良好なものであればよい。その他については第1の実施形態と同様とした。
以上の仕様で第1の実施形態と同様に発泡ウレタンの断熱材23を注入した結果、未充填部(ボイド)は確認されず、発泡ウレタンの断熱材23が均一に充填されていることを確認した。
第3の実施形態に係る冷蔵庫の断熱性能を測定した結果、比較例1を100(指数)とした場合、99であり第1の実施形態と同様であったが、発泡後の冷蔵庫を解体して真空断熱材50を取り出して熱伝導率を測定したところ、熱伝導率の値は初期値と同じ値を示した。これは発泡ウレタンの断熱材23の発熱温度を複合断熱材270の表面に設けた熱伝導性の良好な熱拡散層271部分で、断熱方向に垂直方向に熱が拡散することで、真空断熱材50にかかる温度が緩和されたことによるものと考えられる。
以上より、上記各実施形態によれば、樹脂繊維を芯材とした場合であっても、グラスウールのみを芯材とした真空断熱材とほぼ同等の断熱性能を実現でき、真空断熱材表面に設けた断熱部材によって一定の耐熱温度を確保できる。更に、真空断熱材の芯材に用いる樹脂材料として、新材の他、廃家電等から回収したリサイクル樹脂材等を使用できることから、リサイクル性の高い真空断熱材及びこれを用いた冷蔵庫を提供できるものである。
1 冷蔵庫
2 冷蔵室
3 冷凍温度帯室
5 野菜室
12,14 断熱仕切り
13 仕切り部材
20 箱体
21 外箱
21a 天板
21b 後板
21c 側面
21d 底板
22 内箱
23 断熱材
33 発泡ポリスチレン
50,50a,50b,50c,50d,50e 真空断熱材
51 芯材
52 内包材
53 外被材
54 吸着剤
70,70a,70b,70c,70d,170,270 複合断熱材
72,172a,172b,272 断熱部材
74,174 シート材
173 粘着剤層
271 熱拡散層

Claims (6)

  1. 外箱と内箱との間に発泡系断熱材と真空断熱材とを備えた冷蔵庫において、
    前記真空断熱材は、有機繊維を含む芯材と、該芯材を覆い内部を減圧して封止したガスバリヤ性を有する外被材と、を有し、
    前記外被材の表面を覆う断熱部材を備え、前記真空断熱材は前記断熱部材を介して前記外箱及び前記内箱から離れた状態で配置されることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記芯材はポリスチレン,ポリエチレンテレフタレート,ポリプロピレンの少なくともいずれかを含む繊維集合体であり、前記断熱部材は前記芯材の耐熱温度よりも低い温度で固形状態となることを特徴とする、請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記断熱部材は軟質ウレタンフォーム又はポリエチレンフォームであり、且つ前記真空断熱材と接する面及び前記外箱又は前記内箱と接する面に接着層を有することを特徴とする、請求項1又は2記載の冷蔵庫。
  4. 前記断熱部材は前記外箱又は前記内箱と接する面に設けられた接着層と、該接着層と反対側の面に設けられた熱拡散層と、を備えたことを特徴とする、請求項1又は2記載の冷蔵庫。
  5. 前記断熱部材は有機繊維,無機繊維,発泡樹脂,天然素材のいずれかであり、前記接着層は合成樹脂フィルムであり、前記熱拡散層は金属箔,金属薄板,金属層を含む樹脂ラミネートフィルムのいずれかであることを特徴とする、請求項4記載の冷蔵庫。
  6. 前記外被材はガスバリヤ性を有する多層ラミネートフィルムであり、前記芯材と前記外被材との間に位置する熱溶着可能な合成樹脂フィルムの内袋と、反応型又は物理型の吸着剤と、を備えたことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載の冷蔵庫。
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