JP2011151188A - 太陽電池モジュール用端子ボックス、それを用いた太陽電池モジュール、及びその製造方法 - Google Patents

太陽電池モジュール用端子ボックス、それを用いた太陽電池モジュール、及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】太陽電池パネルの出力端子と電力ケーブルのケーブル端子間の抵抗を低減し、かつ半田付けを高い信頼性で行い、さらに半田付けの良否の検査も容易に行うことが可能な太陽電池モジュール用端子ボックスを提供する。
【解決手段】出力端子12の接続面とケーブル端子14の接続面との間に半田が浸入することで、フィレット22がケーブル端子14の切り欠き部14aの縁に沿って形成される。このとき、各端子12、14の接続面間は半田によって強固に半田付けされる。そして、各端子12、14の接続面間が広く接続されているので電気抵抗を十分に低減することができる。また、フィレット22をボックス本体11の上側開口部を介して容易に覗き見ることができ、フィレット22の形成状態、すなわち各端子12、14の半田付けの良否を容易かつ確実に検査することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、太陽電池モジュール用端子ボックス、それを用いた太陽電池モジュール、及びその製造方法に関する。
この種の太陽電池モジュールは、図16(a)、(b)に示すように複数の太陽電池セルをマトリックス状に配置して直列又は並列に接続してなる太陽電池パネル101と、この太陽電池パネル101を保護するフレーム枠102と、太陽電池パネル101の裏面に設けられ、太陽電池パネル101の発電電力を取り出すための端子ボックス103とを備えている。
端子ボックス103は、図17に示すような太陽電池パネル101の裏面に固定されるボックス本体111を備えている。このボックス本体111の底には2個の孔111aが形成され、これらの孔111aを通じて、太陽電池パネル101の一対の出力端子(リード)112がボックス本体111内側に導入されている。また、ボックス本体111の側壁に形成された2個の孔(図示せず)を通じて、2本の電力ケーブル113がボックス本体111内側に導入され、これらの電力ケーブル113の先端に接続固定されたそれぞれのケーブル端子114が各出力端子112の下面に重ね合わされて半田付けされている。また、各ケーブル端子114間にはバイパスダイオード115が挿入され接続されている。更に、ボックス本体111には蓋体(図示せず)が被せられて、このボックス本体111が閉じられる。
ところで、太陽電池モジュールは、屋外に設置されて、10年以上もの長期間にわたって使用される。加えて、近年、太陽電池モジュールの高効率化や大面積化が図られ、数アンペアの電流が出力されるようになってきている。このため、図17に示すような端子ボックス103においては、出力端子112とケーブル端子114間の接続に高い信頼性を要求されている。すなわち、長期間にわたる接続状態の安定性と大電流に対する電力損失の低減が要求されている。
しかしながら、各端子112、114の平坦面を相互に対向させて、これらの平坦面を半田付けする場合は、半田付けの作業が難しく、各端子112、114間の半田付けの良否の検査も困難である。具体的には、各端子112、114間に溶融半田を流し込んでも、各端子112、114の接続面の広い範囲に半田合金が形成されるとは限らず、半田付け不良が生じる可能性が高い。また、各端子112、114の接続面での半田のフィレットの形成を確認することができず、半田付けの良否の検査が困難である。
また、出力端子112及びケーブル端子114を曲げるなどして、ケーブル端子114を出力端子112の下面に重ね合わせてから、各端子112、114を半田付けしているが、このときに各端子112、114に曲げに対する弾性力が生じる。このため、各端子112、114間の半田付けが十分に行われていないと、各端子112、114の弾性力により該各端子112、114表面から半田が剥離して、各端子112、114間の抵抗が増大したり、各端子112、114間が絶縁状態となる虞がある。
このため、例えば特許文献1では、端子ボックスに端子板を設けて、端子板に電力ケーブルを接続し、また端子板に仮保持溝を形成して、この端子板の仮保持溝に太陽電池パネルの出力端子を差し込んで保持し、この状態で端子板と出力端子を半田付けしていた。
特開2006−5098号公報
特許文献1のように端子板の仮保持溝に太陽電池パネルの出力端子を差し込んで保持すれば、半田付け作業中は端子板と出力端子間の不安定な状態を排除できるが、端子板の仮保持溝に太陽電池パネルの出力端子が差し込まれた状態では、端子板と出力端子がそれらの交差箇所のみで接触することから、相互の接触範囲が極めて狭くなる。このため、端子板と出力端子間の抵抗が十分低くならず、大電流に対する電力損失が増大するという問題がある。
また、端子板と出力端子の交差箇所で、特に端子板裏面側での半田フィレットの確認が困難であり、このため半田付け作業者の錬度に頼らざるを得ず、やはり信頼性の観点から問題がある。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、太陽電池パネルの出力端子と電力ケーブルのケーブル端子間の抵抗を低減し、かつ半田付けを高い信頼性で行い、さらに半田付けの良否の検査も容易に行うことが可能な太陽電池モジュール用端子ボックス、それを用いた太陽電池モジュール、及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の太陽電池モジュール用端子ボックスは、太陽電池モジュールに付設され、太陽電池モジュールの発電電力を取り出すための該太陽電池モジュールの出力端子と前記発電電力を伝送するための電力ケーブルのケーブル端子とを接続する太陽電池モジュール用端子ボックスにおいて、前記出力端子及び前記ケーブル端子のいずれか一方の端子は切り欠き部もしくは開口孔を備えた平面状の接続面を有しており、他方の端子は平面状の接続面を有しており、前記一方の端子の接続面と前記他方の端子の接続面とが対向して当接している。
また、前記一方の端子の切り欠き部もしくは開口孔の縁と前記他方の端子の接続面との間の少なくとも一部に、半田付けによる半田フィレットが形成されていてもよい。
更に、前記一方の端子の外周縁と前記他方の端子の接続面との間の少なくとも一部に、半田付けによる半田フィレットが形成されていてもよい
また、前記一方の端子は複数の前記切り欠き部もしくは開口孔を備えていてもよい。
また、前記一方の端子の接続面と前記他方の端子の接続面の少なくとも一方には、凹凸処理が施されていてもよい。
また、前記一方の端子は互いに対向する2つの接続面を有しており、前記他方の端子は表裏に接続面を有しており、前記一方の端子の互いに対向する2つの接続面の間に前記他方の端子が配置されていてもよい。
本発明の太陽電池モジュールは、上記本発明のいずれかの太陽電池モジュール用端子ボックスを用いて、太陽電池モジュールの発電電力を取り出すための該太陽電池モジュールの出力端子と前記発電電力を伝送するための電力ケーブルのケーブル端子とを接続している。
本発明の太陽電池モジュールの製造方法は、太陽電池モジュールの発電電力を取り出すための該太陽電池モジュールの出力端子と前記発電電力を伝送するための電力ケーブルのケーブル端子とを接続する太陽電池モジュール用端子ボックスを備えた太陽電池モジュールの製造方法であって、切り欠き部もしくは開口孔を備えた平面状の接続面を有している前記出力端子及び前記ケーブル端子のいずれか一方の端子と、平面状の接続面を有している他方の端子との双方の接続面を対向させて当接する工程と、前記一方の端子の切り欠き部もしくは開口孔の縁の少なくとも一部から前記他方の端子の接続面との間へと半田を流し込んで半田付けする工程とを備える。
更に、前記一方の端子の切り欠き部もしくは開口孔の縁と前記他方の端子の接続面との間に形成される半田フィレットの状態に基づいて該各端子の半田付けの良否を検査する工程を備えてもよい。
このような本発明の太陽電池モジュール用端子ボックスによって、太陽電池パネルの出力端子と電力ケーブルのケーブル端子間の抵抗を低減し、かつ半田付けを高い信頼性で行い、さらに半田付けの良否の検査も容易に行うことが可能な太陽電池モジュール用端子ボックス、およびそれを用いた太陽電池モジュールを提供することができる。
また、本発明の太陽電池モジュールの製造方法では、太陽電池パネルの出力端子と電力ケーブルのケーブル端子間の抵抗を低減し、かつ半田付けを高い信頼性で行い、さらに半田付けの良否の検査も容易に行うことが可能な太陽電池モジュールの製造方法を提供することができる。
本発明の太陽電池モジュール用端子ボックスの第1実施形態を示す平面図である。 図1の太陽電池モジュール用端子ボックスにおける出力端子及びケーブル端子を拡大して示す平面図である。 図2におけるA−Aに沿う断面図であり、(a)はケーブル端子の切り欠き部の縁に沿って形成された半田のフィレットを示し、(b)はケーブル端子の切り欠き部の縁及び外周縁に沿って形成された半田のフィレットを示している。 図2の出力端子の接続面上に形成された団子状の半田を示す断面図である。 図2の出力端子とケーブル端子の半田付けの別の手順を説明するために用いた断面図である。 (a)〜(c)は、ケーブル端子の切り欠き部の変形例又は開口孔を示す平面図である。 本発明の太陽電池モジュール用端子ボックスの第2実施形態における太陽電池パネルの出力端子及び電力ケーブルのケーブル端子を拡大して示す平面図である。 図7におけるA−Aに沿う断面図である。 本発明の太陽電池モジュール用端子ボックスの第3実施形態における太陽電池パネルの出力端子及び電力ケーブルのケーブル端子を拡大して示す斜視図である。 (a)、(b)は、図9のケーブル端子の変形例を示す側面図であり、出力端子とケーブル端子の接続工程を示している。 本発明の太陽電池モジュール用端子ボックスの第4実施形態における太陽電池パネルの出力端子及び電力ケーブルのケーブル端子を拡大して示す斜視図である。 (a)、(b)は、図11のケーブル端子の変形例を示す側面図であり、出力端子とケーブル端子の接続工程を示している。 本発明の太陽電池モジュール用端子ボックスの第5実施形態における太陽電池パネルの出力端子及び電力ケーブルのケーブル端子を拡大して示す斜視図である。 本発明の太陽電池モジュール用端子ボックスの第6実施形態における太陽電池パネルの出力端子、中継出力端子、及び電力ケーブルのケーブル端子を拡大して示す斜視図である。 (a)、(b)は、出力端子の変形例を示す斜視図である。 (a)、(b)は、太陽電池モジュールの表裏を概略的に示す平面図である。 従来の端子ボックスの概略構造を示す平面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の太陽電池モジュール用端子ボックスの第1実施形態を示す平面図である。本実施形態の太陽電池モジュール用端子ボックス10は、図16(a)、(b)に示すような太陽電池パネル101の発電電力を取り出すべく、端子ボックス103の代わりに、太陽電池パネル101の裏面に設けられる。
この太陽電池モジュール用端子ボックス10では、太陽電池パネルの裏面に固定されるボックス本体11を備えている。このボックス本体11の底には2個の孔11aが形成され、これらの孔11aを通じて、太陽電池パネルの一対の出力端子(リード)12がボックス本体11内側に導入されている。また、ボックス本体11の側壁に形成された2個の孔(図示せず)を通じて、2本の電力ケーブル13がボックス本体11内側に導入され、これらの電力ケーブル13の先端に接続固定されたそれぞれのケーブル端子14が各出力端子12の上面に重ね合わされて半田付けされている。また、各ケーブル端子14間にはバイパスダイオード15が挿入され接続されている。更に、ボックス本体11には蓋体(図示せず)が被せられて、このボックス本体11が閉じられる。
太陽電池パネルの発電電力は、各出力端子12及び各電力ケーブル13を通じて外部に伝送される。あるいは、複数の太陽電池パネルを並列もしくは直列接続して用いる場合は、各太陽電池パネルをそれぞれの電力ケーブルを通じて相互接続する。
図2は、出力端子12及びケーブル端子14を拡大して示す平面図である。図2から明らかなようにケーブル端子14の先端部にはコの字形の切り欠き部14aが形成されており、このケーブル端子14の先端部を含む平坦な接続面が出力端子12の平坦な接続面に重ねられて半田付けされている。尚、図1及び図2においては、半田の図示を省略している。
ケーブル端子14の切り欠き部14aの幅W1は、1mm以上あることが好ましい。この幅W1が狭いと、切り欠き部14aに溶融半田を入れることが困難になるだけでなく、後で述べるように切り欠き部14aの縁と出力端子12の接続面間に半田のフィレットを形成したときに、このフィレットの凹状表面が小さくなり、フィレットの視認が困難になるためである。
また、ケーブル端子14の切り欠き部14aの幅W1及び長さL1が長くなるほど、半田のフィレットの長さが長くなって、フィレットの面積が増大するが、その一方で半田の使用量が増大し、生産性やコスト面で不利となるため、切り欠き部14aの幅W1をW1=1〜2mm程度の範囲で設定し、切り欠き部14aの長さL1をL1=5〜10mmの範囲で設定するのが好ましい。
また、ケーブル端子14の幅W2は、出力端子12の幅W3よりも狭くされて、ケーブル端子14の接続面(下面)が出力端子12の接続面に載るようにされている。
次に、このような出力端子12及びケーブル端子14の半田付けの手順を説明する。
まず、ケーブル端子14を出力端子12上に載せて、ケーブル端子14の切り欠き部14a及び外周縁を含む平坦な接続面を出力端子12の接続面に配置し、ケーブル端子14の接続面と出力端子12の接続面を対向させて重ね合わせる。
この状態で、図3(a)に示すようにケーブル端子14の切り欠き部14aの内側に溶融半田21を流し込む。このとき、半田21が切り欠き部14aの縁から各端子12、14間へと浸入し、半田が各端子12、14の接続面に広がって、各端子12、14の接続面の広い範囲が半田濡れ状態となる。
同時に、切り欠き部14aの縁と出力端子12の接続面間に半田のフィレット22が形成される。このフィレット22は、切り欠き部14aの縁に沿って長く形成される。そして、半田が各端子12、14間に吸い込まれて、フィレット22の表面が凹状となる。
このように出力端子12の接続面とケーブル端子14の接続面との間に半田が浸入することで、フィレット22がケーブル端子14の切り欠き部14aの縁に沿って形成される。このとき、各端子12、14の接続面間は半田によって強固に半田付けされる。そして、各端子12、14の接続面間が広く接続されているので電気抵抗を十分に低減することができる。
また、フィレット22全体をボックス本体11の上側開口部を介して容易に覗き見ることができ、フィレット22の形成状態、すなわち各端子12、14の半田付けの良否を容易かつ確実に検査することができる。
例えば、ケーブル端子14の切り欠き部14aの縁に沿って形成されたフィレット22の長さが規定値以上であり、フィレット22の表面が凹状になっていれば、各端子12、14が機械的及び電気的に強固かつ安定的に接続されたとみなすことができる。
また、フィレット22の長さが規定値未満であり、フィレット22の表面が凹状でなければ、半田不良とみなす。具体的には、半田が各端子12、14間に流れ込まず、各端子12、14の接続面が半田濡れ状態とならない場合は、図4に示すように出力端子12の接続面上で団子状の半田25が形成される。この理由としては、各端子12、14の温度が低すぎたり、各端子板12、14の接続面の汚れ等により半田濡れ性が悪くなっている等が挙げられる。この状態では、フィレット22がケーブル端子14の切り欠き部14aの縁に沿って形成されることはないので、各端子12、14の半田付けが不良であると容易に判定することができる。
尚、ケーブル端子14の切り欠き部14aの内側に溶融半田21を流し込むだけではなく、ケーブル端子14の外側に溶融半田21を流し込んでも構わない。この場合は、ケーブル端子14の切り欠き部14aの縁に沿って半田のフィレット22が形成されるだけではなく、図3(b)に示すようにケーブル端子14の外周縁にも半田のフィレット23が形成される。半田の量や端子の接続面の半田濡れ性のバラツキ等によって、各端子12、14の接続面全体に半田が拡がるとは限らないため、ケーブル端子14の外周縁にも半田のフィレット23を形成して、フィレット22、23の長さ及び面積を増大させることは、各端子12、14の接続強度をより確実にするのに有効である。
また、溶融半田をケーブル端子14の切り欠き部14aの内側やケーブル端子14の外側に流し込むのではなく、図5に示すように出力端子12の上向きの接続面に、半田の塗布もしくはメッキにより半田層24を形成しておき、ケーブル端子14の切り欠き部14aを出力端子12の接続面に配置して、ケーブル端子14の接続面と出力端子12の接続面を重ね合わせ、この状態で各端子12、14を加熱して、各端子12、14間で半田層24を溶融させ、各端子12、14の接続面を半田付けすることも可能である。この場合も、各端子12、14の接続面が半田濡れ状態となり、ケーブル端子14の切り欠き部14aの縁やケーブル端子14の外周縁に溶融半田が回り込むことで、図3(b)に示すようにフィレット22、23が形成され、各端子12、14が機械的及び電気的に強固かつ安定的に接続され、またフィレット22、23の形成状態に基づいて各端子12、14間の半田付けの良否を容易かつ確実に検査することができる。
また、ケーブル端子14の切り欠き部14aの形状を多様に変形することができる。例えば、図6(a)に示すようにケーブル端子14の先端部に、複数のコの字形の切り欠き部14aを形成してもよい。この場合は、ケーブル端子14の幅を広くし、出力端子12の幅も広くする必要があるが、切り欠き部14aの縁が長くなるので、切り欠き部14aの縁に沿って形成されるフィレットの長さ及び面積が増大して、各端子12、14が機械的及び電気的に更に強固かつ安定的に接続される。
あるいは、図6(b)に示すようにケーブル端子14に開口孔14bを形成しても構わない。この開口孔14bは、コの字形の切り欠き部と比較し、その面積が同じならば、その縁の長さがより長くなるので、開口孔14bの縁に沿って形成されるフィレットの長さ及び面積が増大し、各端子12、14が機械的及び電気的に更に強固かつ安定的に接続される。また、複数の開口孔を形成したり、開口孔の形状を多角形、円形、より複雑な形状にしてもよい。
更に、図6(c)に示すようにケーブル端子14の先端部に、くさび形の切り欠き部14cを形成してもよい。このくさび形の切り欠き部14cは、図2に示すコの字形の切り欠き部と比較し加工が容易であるため加工費用を抑えることができ、また、加工後の接続面の平坦性を維持しやすい。
また、ケーブル端子14の先端側ではなく、ケーブル端子14の両側や片側に切り欠き部を設けたり、切り欠き部と開口孔を組み合わせても構わない。どのような切り欠き部もしくは開口孔を用いるかは、各端子12、14にかかる応力や半田付けの作業性を考慮して、適宜決めればよい。また、いかなる形状の切り欠き部もしくは開口孔であっても、切り欠き部もしくは開口孔の内側から溶融半田を流し込む、または接続面に半田層を形成することで、各端子間に半田を浸入させ、各端子の接続面を半田濡れ状態とし、切り欠き部もしくは開口孔の縁に沿って半田のフィレットを形成する。
尚、図6(a)〜(c)においては、半田の図示を省略している。また、図6(a)〜(c)における幅W1、W2、W3及び長さL1は、図2と同様に設定するのが好ましい。
図7は、本発明の太陽電池モジュール用端子ボックスの第2実施形態における太陽電池パネルの出力端子及び電力ケーブルのケーブル端子を拡大して示す平面図である。尚、図7においては、半田の図示を省略している。
本実施形態では、図2の端子と同様に、電力ケーブル13のケーブル端子32の先端部にコの字形の切り欠き部32aを形成し、このケーブル端子32の先端部を含む平坦な接続面を太陽電池パネルの出力端子31の平坦な接続面に重ねて半田付けしているが、出力端子31の上向きの接続面に凹凸処理を施すと共に、ケーブル端子32の下向きの接続面にも凹凸処理を施している点が異なる。
ここで、各端子31、32の接続面の凹凸処理とは、接続面に粗面を形成する処理のことであり、例えば図7では断面形状がくさび形の溝33をクロスハッチ状に機械的もしくは化学的に形成している。
図8に示すようにケーブル端子32の切り欠き部32aの内側に溶融半田34が流し込まれると、半田が各端子31、32間に浸入し、各端子31、32の接続面の広い範囲が半田濡れ状態となり、切り欠き部32aの縁に沿って半田のフィレット35が形成され、半田が各端子31、32間に吸い込まれて、フィレット35の表面が凹状となる。これにより、各端子31、32が強固かつ安定的に接続され、またフィレットの形成状態に基づいて各端子31、32間の半田付けの良否を検査することができる。
本実施形態では、各端子31、32間に浸入した半田34は、該各端子31、32の接続面に形成された多数の溝33に入り込んで接触部を立体的にするとともに接触面積を増大するため、各端子31、32を機械的に更に強固かつ安定的に接続するとともに電気抵抗を更に低減することができる。
尚、ここでは、溝33を各端子31、32の接続面に形成しているが、溝をいずれか一方の端子の接続面に形成するだけでも構わない。また、溝の代わりに突起を形成してもよく、溝と突起を組み合わせた形状であっても構わない。また、溝の断面形状をくさび形にしているが、他の断面形状であってもよい。更に、接続面に多数の溝をクロスハッチ状に形成しているが、他の模様を描くような溝を形成したり、接続面を凹凸状に粗面処理してもよい。
図9は、本発明の太陽電池モジュール用端子ボックスの第3実施形態における太陽電池パネルの出力端子及び電力ケーブルのケーブル端子を拡大して示す斜視図である。尚、図9においては、半田の図示を省略している。
本実施形態では、ケーブル端子42は互いに対向する2つの接続面を有しており、出力端子41は表裏に接続面を有しており、ケーブル端子42の互いに対向する2つの接続面の間に出力端子41が配置されている。具体的には、例えば電力ケーブル13のケーブル端子42の根元近傍をL字形に折り曲げ、またケーブル端子42の中央付近をコの字形に折り曲げ、このコの字形に折り曲げられたケーブル端子42の内側に出力端子41の端部を挿入して、ケーブル端子42により出力端子41の表裏の接続面を挟み込み、ケーブル端子42の切り欠き部42aを出力端子41の表裏の接続面に配置し、各端子41、42を半田付けしている。
各端子41、42の半田付けに際しては、ケーブル端子42の切り欠き部42aの縁からケーブル端子42の互いに対向する2つの接続面と出力端子41の表裏の接続面とのそれぞれの間へと半田を流し込んで、各端子41、42の接続面の広い範囲を半田濡れ状態とし、切り欠き部42aの縁に沿って半田のフィレットを形成し、各端子41、42間への半田の吸い込みによりフィレットの表面を凹状とする。
このような構成においては、コの字形に折り曲げられたケーブル端子42の内側に出力端子41を挟み込んで、各端子41、42を相互に安定的に支持した状態で半田付けを行うことができ、半田付け作業が容易になる。また、出力端子41の表裏にケーブル端子42が接続されるため、各端子41、42を機械的に更に強固かつ安定的に接続するとともに電気抵抗を更に低減することができる。更に、ケーブル端子42の切り欠き部42aから、出力端子41の表裏の接続面に形成される半田のフィレットを、出力端子41の表裏両面とも観察することができるため、フィレットの形成状態に基づいて各端子41、42の半田付けの良否を出力端子41の表裏両面とも容易かつ確実に検査することができる。
尚、図10(a)に示すようにケーブル端子42の中央付近を予めハの字形に折り曲げておいてもよい。ケーブル端子42をハの字形に形成することで、ケーブル端子42のハの字形に開いた箇所から出力端子41の先端を容易に挿入することができ、出力端子41の先端をケーブル端子42の切り欠き部42aを設けた領域へ誘導して、各端子41、42を相互に位置決めすることができる。出力端子41の先端を位置決めした後に、図10(b)に示すようにケーブル端子42をコの字形に折り曲げることで、出力端子41の表裏の接続面とケーブル端子42の互いに対向する2つの接続面とを当接して、この状態で各端子41、42を半田付けする。これによって各端子41、42を機械的に強固かつ安定的に接続するとともに電気抵抗を低減するという本発明の効果を有するとともに、出力端子41とケーブル端子42との位置合わせや接続を容易に行うことが可能となる。
ケーブル端子42の形状として図9及び図10(a)のいずれを選択するかは、作業効率や信頼性を考慮した上で決定すればよい。
図11は、本発明の太陽電池モジュール用端子ボックスの第4実施形態における太陽電池パネルの出力端子及び電力ケーブルのケーブル端子を拡大して示す斜視図である。尚、図11においては、半田の図示を省略している。
本実施形態も第3実施形態と同様に、ケーブル端子52は互いに対向する2つの接続面を有しており、出力端子51は表裏に接続面を有しており、ケーブル端子52の互いに対向する2つの接続面52a、52bの間に出力端子51が配置されている。具体的には、例えば電力ケーブル13のケーブル端子52を第1及び第2端子部52a、52bから構成している。第1及び第2端子部52a、52bのいずれもL字形に折り曲げられている。第1端子部52aは、電力ケーブル13の先端に接続固定されており、第1端子部52aの先端側に形成された切り欠き部52cが出力端子51の表の接続面に配置されている。また、第2端子部52bは、太陽電池モジュール用端子ボックスのボックス本体の内側にネジ止め等で固定されており、第2端子部52bの先端側に形成された切り欠き部52dが出力端子51の裏の接続面に配置されている。従って、ケーブル端子52の第1及び第2端子部52a、52b間に出力端子51の表裏の接続面を挟み込み、第1及び第2端子部52a、52bの切り欠き部52c、52dを出力端子51の表裏の接続面に配置している。この状態で各端子51、52を半田付けしている。なお、第1端子部52aと第2端子部52bとは電気的に接続されていてもよい。この場合は出力端子51の表裏の両接続面から電流を取り出して電力ケーブル13に送ることができるため、出力端子51とケーブル端子52間の電気抵抗をより低減でき好ましい。
各端子51、52の半田付けに際しては、ケーブル端子52の第1端子部52aの切り欠き部52cの縁から第1端子部52aの接続面と出力端子51の表の接続面との間へと半田を流し込むとともに、ケーブル端子52の第2端子部52bの切り欠き部52dの縁から第2端子部52bの接続面と出力端子51の裏の接続面との間に半田を流し込んで、各端子51、52の接続面の広い範囲を半田濡れ状態とし、切り欠き部52c、52dの縁に沿って半田のフィレットを形成し、各端子51、52間への半田の吸い込みによりフィレットの表面を凹状とする。
このような構成においては、ケーブル端子52の第1及び第2端子部52a、52b間に出力端子51を挟み込んで、各端子51、52を相互に安定的に支持した状態で半田付けを行うことができ、半田付け作業が容易になる。また、出力端子51の表裏にケーブル端子52が接続されるため、各端子51、52を機械的に更に強固かつ安定的に接続するとともに電気抵抗を更に低減することができる。更に、ケーブル端子52の切り欠き部52cから、出力端子51の表の接続面に形成される半田のフィレットを観察することができ、また、ケーブル端子52の切り欠き部52dから、出力端子51の裏の接続面に形成される半田のフィレットを観察することができるため、出力端子51の表裏両面とも観察することができ、フィレットの形成状態に基づいて各端子51、52の半田付けの良否を出力端子51の表裏両面とも容易かつ確実に検査することができる。
尚、図12(a)に示すようにケーブル端子52の第1及び第2端子部52a、52bをハの字形に対向配置してもよい。ハの字形に開かれた第1及び第2端子部52a、52b間から出力端子51の先端を挿入して、第1及び第2端子部52a、52bにより出力端子51の先端を切り欠き部52c、52dを設けた領域へ誘導して、各端子51、52を相互に位置決めしてもよい。出力端子51の先端を位置決めした後に、図12(b)に示すように第1及び第2端子部52a、52bを折り曲げて出力端子51に圧着するようにし、第1及び第2端子部52a、52bの内側に出力端子51を挟み込んで支持し、この状態で各端子51、52を半田付けする。これによって各端子51、52を機械的に強固かつ安定的に接続するとともに電気抵抗を低減するという本発明の効果を有するとともに、出力端子51とケーブル端子52との位置合わせや接続を容易に行うことが可能となる。
また、本実施形態には、第1端子部52aの接続面と出力端子51の表の接続面との間、もしくは第2端子部52bの接続面と出力端子51の裏の接続面との間のいずれか片方のみが半田付けされる態様も含まれる。この場合は本発明の第1実施形態とほぼ同等の効果となるが、半田付けや半田のフィレット検査を行う箇所を減らすことができるので、太陽電池モジュールの要求品質や出力電流などから適宜選択すればよい。
図13は、本発明の太陽電池モジュール用端子ボックスの第5実施形態における太陽電池パネルの出力端子及び電力ケーブルのケーブル端子を拡大して示す斜視図である。尚、図13においては、半田の図示を省略している。
本実施形態では、出力端子61の先端部を含む平坦な接続面にコの字形の切り欠き部61aを形成し、電力ケーブル13のケーブル端子62の接続面を平坦にし、出力端子61の先端部をケーブル端子62の接続面に重ねて半田付けしている。
各端子61、62の半田付けに際しては、出力端子61の切り欠き部61aの縁から各端子61、62間へと半田を流し込んで、各端子61、62の接続面の広い範囲を半田濡れ状態とし、切り欠き部61aの縁に沿って半田のフィレットを形成し、各端子61、62間への半田の吸い込みによりフィレットの表面を凹状とする。
このような構成においても、各端子61、62を機械的に強固かつ安定的に接続するとともに電気抵抗を低減することができ、またフィレットの形成状態に基づいて各端子61、62の半田付けの良否を容易かつ確実に検査することができる。
図14は、本発明の太陽電池モジュール用端子ボックスの第6実施形態における太陽電池パネルの出力端子及び電力ケーブルのケーブル端子等を拡大して示す斜視図である。尚、図14においては、半田の図示を省略している。
本実施形態では、出力端子71と電力ケーブル13のケーブル端子72間に中継出力端子73を介在させている。中継出力端子73は、2箇所で屈曲されたものであり、その両端にコの字形の切り欠き部73a、73bを含む平坦な接続面が形成されている。また、出力端子71及びケーブル端子72の接続面を平坦にしている。そして、中継出力端子73の一端を出力端子71の接続面に重ねて、中継出力端子73の切り欠き部73aの縁から各端子71、73間へと半田を流し込んで、切り欠き部73aの縁に沿って半田のフィレットを形成し、各端子71、73間への半田の吸い込みによりフィレットの表面を凹状とする。同様に、中継出力端子73の他端をケーブル端子72の接続面に重ねて、中継出力端子73の切り欠き部73bの縁から各端子72、73間へと半田を流し込んで、切り欠き部73bの縁に沿って半田のフィレットを形成し、各端子72、73間への半田の吸い込みによりフィレットの表面を凹状とする。
このような構成においては、各端子71、73を機械的に強固かつ安定的に接続するとともに電気抵抗を低減することができる。そして、各端子72、73を機械的に強固かつ安定的に接続するとともに電気抵抗を低減することができる、またフィレットの形成状態に基づいて各端子71、72、73の相互間の半田付けの良否を容易かつ確実に検査することができる。
なお、本実施の形態において、切り欠き部は出力端子71と中継出力端子73の接続部においていずれか一方に設ければよく、同様にケーブル端子72と中継出力端子73の接続部においていずれか一方に設ければよい。また、中継出力端子73は出力端子71とケーブル端子72とを接続するためのものであり、その目的に沿えば上記形態にとらわれず様々な形態としてもよい。
尚、第2乃至第6実施形態においても、出力端子、ケーブル端子、又は中継出力端子に、図6(a)に示すような複数の切り欠き部を形成したり、図6(b)に示すような開口孔を形成したり、あるいは図6(c)に示すようなくさび形の切り欠き部を形成しても構わない。また、第1乃至第6実施形態を適宜に組み合わせてもよい。
また、出力端子は、平板状の金属板等の導電体に限定されず、図15(a)に示すように基板上に形成された導体膜81であってもよい。この場合は、導体膜81上にケーブル端子82の先端を重ねて、ケーブル端子82の切り欠き部82aの内側に溶融半田を流し込んで、導体膜81とケーブル端子82を半田付けする。
あるいは、図15(b)に示すように出力端子91の中央付近にケーブル端子92の先端を重ねて、ケーブル端子92の切り欠き部92aの内側に溶融半田を流し込んで、各端子91、92を半田付けし、出力端子91の中央付近からケーブル端子92を分岐させても構わない。
いずれの場合も、ケーブル端子の切り欠き部を含む接続面、および導体膜や出力端子のケーブル端子の接続面と接続する箇所は平坦であることが好ましい。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は、上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範疇の設計変更等が施されたものであっても、本発明の範囲に含まれる。
10 太陽電池モジュール用端子ボックス
11 ボックス本体
12、31、41、51、61、71 出力端子
13 電力ケーブル
14、32、42、52、62、72 ケーブル端子
21、34 半田
22、23、35 フィレット
24 半田層
33 くさび状の溝
73 中継出力端子

Claims (9)

  1. 太陽電池モジュールに付設され、太陽電池モジュールの発電電力を取り出すための該太陽電池モジュールの出力端子と前記発電電力を伝送するための電力ケーブルのケーブル端子とを接続する太陽電池モジュール用端子ボックスにおいて、
    前記出力端子及び前記ケーブル端子のいずれか一方の端子は切り欠き部もしくは開口孔を備えた平面状の接続面を有しており、
    他方の端子は平面状の接続面を有しており、
    前記一方の端子の接続面と前記他方の端子の接続面とが対向して当接していることを特徴とする太陽電池モジュール用端子ボックス。
  2. 前記一方の端子の切り欠き部もしくは開口孔の縁と前記他方の端子の接続面との間の少なくとも一部に、半田付けによる半田フィレットが形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  3. 前記一方の端子の外周縁と前記他方の端子の接続面との間の少なくとも一部に、半田付けによる半田フィレットが形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  4. 前記一方の端子は複数の前記切り欠き部もしくは開口孔を備えたことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1つに記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  5. 前記一方の端子の接続面と前記他方の端子の接続面の少なくとも一方には、凹凸処理が施されていることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1つに記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  6. 前記一方の端子は互いに対向する2つの接続面を有しており、
    前記他方の端子は表裏に接続面を有しており、
    前記一方の端子の互いに対向する2つの接続面の間に前記他方の端子が配置されることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1つに記載の太陽電池モジュール用端子ボックス。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1つに記載の太陽電池モジュール用端子ボックスを用いて、太陽電池モジュールの発電電力を取り出すための該太陽電池モジュールの出力端子と前記発電電力を伝送するための電力ケーブルのケーブル端子とを接続したことを特徴とする太陽電池モジュール。
  8. 太陽電池モジュールの発電電力を取り出すための該太陽電池モジュールの出力端子と前記発電電力を伝送するための電力ケーブルのケーブル端子とを接続する太陽電池モジュール用端子ボックスを備えた太陽電池モジュールの製造方法であって、
    切り欠き部もしくは開口孔を備えた平面状の接続面を有している前記出力端子及び前記ケーブル端子のいずれか一方の端子と、平面状の接続面を有している他方の端子との双方の接続面を対向させて当接する工程と、
    前記一方の端子の切り欠き部もしくは開口孔の縁の少なくとも一部から前記他方の端子の接続面との間へと半田を流し込んで半田付けする工程とを備える太陽電池モジュールの製造方法。
  9. 前記一方の端子の切り欠き部もしくは開口孔の縁と前記他方の端子の接続面との間に形成される半田フィレットの状態に基づいて該各端子の半田付けの良否を検査する工程を備える、請求項8に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
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