JP2011150775A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

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Toru Hotta
徹 堀田
Ryoichi Kawasaki
良一 川崎
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Optec Design Co Ltd
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Abstract

【課題】 3つの波長が異なるレーザー光を放射する3波長レーザーダイオードと1つの
対物レンズとによって異なる規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行
う光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】 第1光ディスクD1から反射される第1戻り光が照射される第1光検出器
9と、第2光ディスクD2から反射される第2戻り光及び第3光ディスクD3から反射さ
れる第3戻り光が照射される第2光検出器11を備え、各光ディスクから反射される第1
戻り光、第2戻り光及び第3戻り光が入射されるハーフミラー7を設け、該ハーフミラー
7によって第1戻り光を第1光検出器9方向へ導くとともに第2戻り光及び第3戻り光を
第2光検出器11方向へ導くように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスクに記録されている信号の読み出し動作や光ディスクへの信号の記
録動作をレーザー光によって行う光ピックアップ装置に関する。
光ピックアップ装置から照射されるレーザー光を光ディスクの信号記録層に照射するこ
とによって信号の読み出し動作や信号の記録動作を行うことが出来る光ディスク装置が普
及している。
光ディスク装置としては、CDやDVDと呼ばれる光ディスクを使用するものが一般に
普及しているが、最近では記録密度を向上させた光ディスク、即ちBlu−ray規格の
光ディスクを使用するものが商品化されている。
CD規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うレーザー光としては
、波長が785nmである赤外光が使用され、DVD規格の光ディスクに記録されている
信号の読み出し動作行うレーザー光としては、波長が660nmの赤色光が使用されてい
る。
また、CD規格の光ディスクにおける信号記録層と光ディスクの表面との間に設けられ
ている透明な保護層の厚さは1.2mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作
を行うために使用される対物レンズの開口数は、0.47と設定されている。そして、D
VD規格の光ディスクにおける信号記録層と光ディスクの表面との間に設けられている透
明な保護層の厚さは0.6mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作を行うた
めに使用される対物レンズの開口数は、0.6と設定されている。
斯かるCD規格及びDVD規格の光ディスクに対して、Blu−ray規格の光ディス
クに記録されている信号の読み出し動作を行うレーザー光としては、波長が短いレーザー
光、例えば波長が405nmの青紫色光が使用されている。
そして、斯かるBlu−ray規格の光ディスクにおける信号記録層の上面に設けられ
ている保護層の厚さは、0.1mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作を行
うために使用される対物レンズの開口数は、0.85と設定されている。
Blu−ray規格の光ディスクに設けられている信号記録層に記録されている信号の
読み出し動作や該信号記録層に信号を記録するためにレーザー光を集光させることによっ
て生成されるレーザースポットの径を小さくする必要がある。所望のレーザースポット形
状を得るために使用される対物レンズは、開口数が大きくなるだけでなく焦点距離が短く
なるので、対物レンズの曲率半径が小さくなるという特徴がある。
前述したCD規格、DVD規格及びBlu−ray規格の全ての光ディスクに記録され
ている信号の読み出し動作や記録動作を行うことが出来る光ディスク装置が製品化されて
いるが、斯かる光ディスク装置に組み込まれる光ピックアップ装置には、前述した各規格
に対応した波長のレーザー光を放射するレーザーダイオードや該レーザーダイオードから
放射されるレーザー光を各光ディスクに設けられている信号記録層に集光させる対物レン
ズが組み込まれている。
前述した異なる全ての規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うこ
とが出来る光ピックアップ装置には、CD規格及びDVD規格の光ディスクに対するレー
ザー光の集光動作を行う対物レンズとBlu−ray規格の光ディスクに対するレーザー
光の集光動作を行う対物レンズの2つの対物レンズが組み込まれている。
斯かる2つの対物レンズが組み込まれた光ピックアップ装置は、光学系の構成が複雑に
なるという問題があるだけでなく光ピックアップ装置の形状が大きくなるという問題があ
る。斯かる問題を解決する方法として1つの対物レンズにて全ての規格の光ディスクに対
するレーザー光の集光動作を行うようにした技術が開発されている。
また、波長が異なる第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光を放射する発
光素子が同一の筐体内に収納された半導体レーザーと、該半導体レーザーから放射される
第1、第2及び第3レーザー光を規格の異なる3つの光ディスクに集光させる1つの対物
レンズと、光ディスクから反射される戻り光が照射される1つの光検出器にて構成された
光ピックアップ装置が特許文献1に記載されている。
特開2006−172608号公報
特許文献1に記載の光ピックアップ装置は、1つの半導体レーザー、1つの対物レンズ
及び1つの光検出器によって規格の異なる3つの光ディスクに記録されている信号の読み
出し動作を行うように構成されているが、光軸のずれを補正するための光軸補正素子を必
要とするため構造が複雑になるだけでなく、高価になるという問題がある。
本発明は、斯かる問題を解決することが出来る光ピックアップ装置を提供しようとする
ものである。
本発明は、3波長レーザーダイオードから放射される第1、第2及び第3のレーザー光
が同一の光路を通して入射されるとともに各レーザー光を各光ディスクに設けられている
信号記録層に集光させる対物レンズと、第1光ディスクの信号記録層から反射される第1
の戻り光が照射される第1光検出器と、第2光ディスクに設けられている信号記録層から
反射される第2の戻り光及び第3光ディスクに設けられている信号記録層から反射される
第3の戻り光が照射される第2光検出器を備え、前記3波長レーザーダイオードから放射
される全てのレーザー光を対物レンズ方向へ反射させるとともに対物レンズを通して第1
戻り光、第2戻り光及び第3戻り光を透過させる偏光ビームスプリッタと、該偏光ビーム
スプリッタを透過した第1戻り光、第2戻り光及び第3戻り光が入射されるハーフミラー
を設け、該ハーフミラーによって第1戻り光を第1光検出器方向へ導くとともに第2戻り
光及び第3戻り光を第2光検出器方向へ導くようにしたことを特徴とするものである。
また、本発明は、ハーフミラーに設けられている表面にて第1戻り光を反射させて第1
光検出器方向へ導き、第2戻り光及び第3戻り光を表面及び裏面を透過させて第2光検出
器に導くようにしたことを特徴とするものである。
そして、本発明は、第3レーザー素子から放射される第3レーザー光の光軸を対物レン
ズの光軸と一致させたことを特徴とするものである。
また、本発明は、第2光検出器に第2戻り光を受光する第2戻り光用受光部と第3戻り
光を受光する第3戻り光用受光部を設け、第2戻り光用受光部と第3戻り光用受光部との
間の距離と3波長レーザーダイオードに収納されている第2レーザー素子と第3レーザー
素子との間の距離とを同一にしたことを特徴とするものである。
本発明の光ピックアップ装置は、3波長レーザーダイオードから放射される3つのレー
ザー光を1つの対物レンズによって規格の異なる光ディスクの信号記録層に集光させると
ともにハーフミラーを使用して光ディスクから反射される戻り光を2つの光検出器方向に
分離して導くようにしたので、光軸合わせをするための光軸補正素子を削除することが出
来る。従って、本発明の光ピックアップ装置は、構成が簡単になるだけでなく安価にて製
造することが出来る。
本発明に係る光ピックアップ装置の実施例を示す概略図である。 本発明に係る光ピックアップ装置に組み込まれる3波長レーザーダイオードを説明するための図である。 異なる波長のレーザー光の対物レンズの光軸に対する傾きとコマ収差量との関係を示す特性図である。 本発明に係る光ピックアップ装置に組み込まれる光検出器の受光部を示す平面図である。 本発明に係る光ピックアップ装置に組み込まれる光検出器の受光部を示す平面図である。
3波長レーザーダイオードから放射される波長が異なる3つのレーザー光を1つの対物
レンズの集光動作によって異なる3つの規格の光ディスクに設けられている信号記録層へ
の集光動作を行うとともに2つの光検出器へ照射される3つの戻り光をハーフミラーによ
って分離させるように構成されている。
図1において、1は例えば波長が405nmの青紫色光である第1レーザー光を放射す
る第1レーザー素子、波長が660nmの赤色光である第2レーザー光を放射する第2レ
ーザー素子及び波長が785nmの赤外光である第3レーザー光を放射する第3レーザー
素子が同一のケース内に収納されている3波長レーザーダイオード、2は前記3波長レー
ザーダイオード1から放射される第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光が
入射される回折格子であり、第1レーザー光及び第3レーザー光を0次光であるメインビ
ーム、+1次光及び−1次光である2つのサブビームに分離する回折格子部と入射される
レーザー光をS方向の直線偏光光に変換する1/2波長板とより構成されている。
3は前記回折格子2を透過した第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光が
入射されるとともに該回折格子2を通して入射されるS偏光光の全てのレーザー光を反射
するとともにP偏光光を透過させる制御膜3aが形成されている偏光ビームスプリッタで
ある。
4は前記偏光ビームスプリッタ3の制御膜3aにて反射された第1レーザー光、第2レ
ーザー光及び第3レーザー光が入射されるコリメートレンズであり、入射されるレーザー
光を平行光に変換する作用を成すものである。5は前記コリメートレンズ4にて平行光に
変換されたレーザー光が入射される位置に設けられている3波長対応の1/4波長板であ
り、入射されるレーザー光を直線偏光光から円偏光光に、また反対に円偏光光から直線偏
光光に変換する作用を成すものである。
6は前記1/4波長板5を透過した第1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー
光が入射される対物レンズであり、第1光ディスクD1使用時には該第1光ディスクD1
に設けられている信号記録層に第1レーザー光を集光させるとともに第2光ディスクD2
使用時には該第2光ディスクD2に設けられている信号記録層に第2レーザー光を集光さ
せ、且つ第3光ディスクD3使用時には該第3光ディスクD3に設けられている信号記録
層に第3レーザー光を集光させるように構成されている。
前述した対物レンズ6には各波長のレーザー光に対して作用する回折輪帯等が形成され
ているとともに各光ディスクに対応した開口数を設定するための開口数設定素子等が設け
られている。
斯かる構成において、3波長レーザーダイオード1から放射された第1レーザー光、第
2レーザー光及び第3レーザー光は、回折格子2、偏光ビームスプリッタ3、コリメート
レンズ4及び1/4波長板5を介して対物レンズ6に入射された後、該対物レンズ6の集
光動作によって第1光ディスクD1、第2光ディスクD2及び第3光ディスクD3に設け
られている信号記録層に集光スポットとして照射されるが、各信号記録層に照射された第
1レーザー光、第2レーザー光及び第3レーザー光は各信号記録層にて第1戻り光、第2
戻り光及び第3戻り光として反射されることになる。
前記第1光ディスクD1から反射される第1戻り光、第2光ディスクD2から反射され
る第2戻り光及び第3光ディスクD3から反射される第3戻り光は、対物レンズ6、1/
4波長板5及びコリメートレンズ4を介して偏光ビームスプリッタ3に入射されるが、斯
かる第1戻り光、第2戻り光及び第3戻り光は、前記1/4波長板5による位相変更動作
によってP方向の直線偏光光に変更されている。従って、斯かる第1戻り光、第2戻り光
及び第3戻り光は前記偏光ビームスプリッタ3の制御膜3aにて反射されることはなく、
該制御膜3aを透過することになる。
7は前記偏光ビームスプリッタ3の制御膜3aを透過した第1戻り光、第2戻り光及び
第3戻り光が入射される位置に設けられているハーフミラーであり、その表面7Aは第1
戻り光のみを反射させるとともに第2戻り光及び第3戻り光を透過させるような制御膜が
形成されている。また、前記ハーフミラー7の裏面7Bは第2戻り光及び第3戻り光を透
過させるように構成されている。
8は前記ハーフミラー7の表面7Aにて反射された第1戻り光が入射される位置に設けられているアナモフィックレンズであり、フォーカスエラー信号の生成動作に適した非点収差を発生する。9は前記アナモフィックレンズ8にて集光された第1戻り光が照射される位置に設けられている第1光検出器であり、図4に示すようにメインビームM1が照射されるとともに4分割されたメインビーム用受光部9M、サブビームS1及びS2が照射されるとともに光ディスクのトラック方向に2分割されたサブビーム用受光部9A及び9Bが組み込まれている。
10は前記ハーフミラー7の裏面7Bから出射された第2戻り光及び第3戻り光が入射
される位置に設けられている非点収差板(以後、AS板と称す)であり、前記ハーフミラー7にて生成される非点収差をフォーカスエラー信号の生成動作に適した大きさになるように拡大する作用を成すように構成されている。
また、AS板10は光軸に対して前記ハーフミラー7と逆方向に傾けられて配置され、該ハーフミラー7にて発生する第2戻り光及び第3戻り光のコマ収差を補正する作用を有する。AS板10は前記ハーフミラー7と同一材質などで構成されて同一屈折率で、同一厚に設定され、かつ前記ハーフミラー7と傾斜方向が逆向きで傾斜角が同一であることが好ましい。このようにAS板10を構成することにより第2戻り光及び第3戻り光のコマ収差は効果的に打ち消される。また、第2戻り光及び第3戻り光の互いのレーザ波長の違いに起因して前記ハーフミラー7を透過する際の前記第2戻り光及び第3戻り光の屈折率は相違する。その為、前記第2戻り光及び第3戻り光の互いの間隔は前記ハーフミラー7の透過前と透過後とでわずかながら相違する。前記AS板10は前記ハーフミラー7の透過後の前記第2戻り光及び第3戻り光の互いの間隔を前記ハーフミラー7の透過前の状態に戻すように作用する。先に述べたように、AS板10が前記ハーフミラー7と同一屈折率で、同一厚に設定され、かつ前記ハーフミラー7と傾斜方向が逆向きで傾斜角が同一であると、前記ハーフミラー7により変化された前記第2戻り光及び第3戻り光の互いの間隔は前記AS板10により戻される。
11は前記AS板10を透過した第2戻り光及び第3戻り光が照射される位置に設けられている第2光検出器であり、図5に示すように第2戻り光を受光する第2戻り光用受光部102及び第3戻り光を受光する第3戻り光用受光部103が設けられている。
前述したように第2光検出器10は第2戻り光用受光部112及び第3戻り光用受光部
113が組み込まれているが、該第2戻り光用受光部112にはメインビームM2が照射
されるとともに4分割されたメインビーム用受光部112Mが組み込まれ、第3戻り光用
受光部113にはメインビームM3が照射されるとともに4分割されたメインビーム用受
光部113M、サブビームS1及びS2が照射されるとともに光ディスクのトラック方向
に2分割されたサブビーム用受光部113A及び113Bが組み込まれている。
以上に説明したように本発明の光ピックアップ装置は構成されているが、次に斯かる構
成の光ピックアップ装置の動作について説明する。
第1光ディスクD1に記録されている信号を読み出すための動作が行われると、3波長
レーザーダイオード1に組み込まれている第1レーザー素子に駆動信号が供給され、該第
1レーザー素子より第1波長の第1レーザー光が放射される。第1レーザー素子より放射
された第1レーザー光は回折格子2によってS方向の直線偏光光に変換されるとともにメ
インビームと2つのサブビームに分離されて出射されることになる。
前記回折格子2から出射された第1レーザー光は偏光ビームスプリッタ3の制御膜3a
にて反射されてコリメートレンズ4に入射される。該コリメートレンズ4に入射された第
1レーザー光は、平行光に変換された後に1/4波長板5に入射され、該1/4波長板5
によって直線偏光光から円偏光光に変換される。前記1/4波長板5から出射された第1
レーザー光は対物レンズ6に入射され、該対物レンズ6の集光動作によって第1光ディス
クD1に設けられている信号記録層に所望のレーザースポットが生成される。
このようにして第1光ディスクD1に照射された第1レーザー光は、信号記録層から第
1戻り光として反射されることになる。斯かる第1戻り光は対物レンズ6、1/4波長板
5及びコリメートレンズ4を介して偏光ビームスプリッタ3に入射される。このようにし
て偏光ビームスプリッタ3に入射される第1戻り光は、該偏光ビームスプリッタ3の制御
膜3aを透過した後ハーフミラー7に入射される。
前記ハーフミラー7に入射された第1戻り光は、その表面7Aにて反射されてアナモフ
ィックレンズ8に入射されることになる。このようにしてアナモフィックレンズ8に入射
された第1戻り光は第1光検出器9に照射されるが、第1戻り光を構成するメインビーム
M1及びサブビームS1、S2は図4に示すようにメインビーム用受光部9M、サブビー
ム用受光部9A、9B上に照射されることになる。従って、メインビーム用受光部9Mか
ら得られる信号から非点収差法によるフォーカス制御動作を行うためのフォーカスエラー
信号を得ることが出来るとともにメインビーム用受光部9M及びサブビーム用受光部9A
、9Bから得られる信号から差動プッシュプル法によるトラッキング制御動作を行うトラ
ッキングエラー信号を得ることが出来る。
このようにして得られるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を利用して
フォーカス制御動作及びトラッキング制御動作を行うことが出来るので第1光ディスクD
1に記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来るが、斯かる光ピックアップ装
置における制御動作は周知であるのでその説明は省略する。
第1光ディスクD1に記録されている信号の読み出し動作を行う場合の動作は以上に説
明したように行われるが、次に第2光ディスクD2に記録されている信号の読み出す場合
の動作について説明する。
第2光ディスクD2に記録されている信号を読み出すための動作が行われると、3波長
レーザーダイオード1に組み込まれている第2レーザー素子に駆動信号が供給され、該第
2レーザー素子より第2波長の第2レーザー光が放射される。第2レーザー素子より放射
された第2レーザー光は回折格子2によってS方向の直線偏光光に変換されるとともにメ
インビームM2が出射されることになる。
前記回折格子2から出射された第2レーザー光は偏光ビームスプリッタ3の制御膜3a
にて反射されてコリメートレンズ4に入射される。該コリメートレンズ4に入射された第
2レーザー光は、平行光に変換された後に1/4波長板5に入射され、該1/4波長板5
によって直線偏光光から円偏光光に変換される。前記1/4波長板5から出射された第2
レーザー光は対物レンズ6に入射され、該対物レンズ6の集光動作によって第2光ディス
クD2に設けられている信号記録層に所望のレーザースポットが生成される。
このようにして第2光ディスクD2に照射された第2レーザー光は、信号記録層から第
2戻り光として反射されることになる。斯かる第2戻り光は対物レンズ6、1/4波長板
5及びコリメートレンズ4を介して偏光ビームスプリッタ3に入射される。このようにし
て偏光ビームスプリッタ3に入射される第2戻り光は前述したように偏光ビームスプリッ
タ3の制御膜3aを透過した後ハーフミラー7に入射されることになる。
前記ハーフミラー7に入射された第2戻り光は、その表面7A及び裏面7Bを透過した
後AS板10に入射されることになる。AS板10に入射された第2戻り光は第2光検出
器11に照射されるが、メインビームM2は図5に示すように第2戻り光用受光部112
を構成するインビーム用受光部112M上に照射されることになる。従って、メインビー
ム用受光部112Mから得られる信号から非点収差法によるフォーカス制御動作を行うた
めのフォーカスエラー信号を得ることが出来るとともに位相差法によるトラッキング制御
動作を行うトラッキングエラー信号を得ることが出来る。
このようにして得られるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を利用して
フォーカス制御動作及びトラッキング制御動作を行うことが出来るので第2光ディスクD
2に記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来るが、斯かる光ピックアップ装
置における制御動作は周知であるのでその説明は省略する。
第1光ディスクD1及び第2光ディスクD2に記録されている信号の読み出し動作を行
う場合の動作は前述したように行われるが、次に第3光ディスクD3に記録されている信
号の読み出し動作を行う場合の動作について説明する。
第3光ディスクD3に記録されている信号を読み出すための動作が行われると、3波長
レーザーダイオード1に組み込まれている第3レーザー素子に駆動信号が供給され、該第
3レーザー素子より第3波長の第3レーザー光が放射される。第3レーザー素子より放射
された第3レーザー光は回折格子2によってS方向の直線偏光光に変換されるとともにメ
インビームM3と2つのサブビームS1、S2に分離されて出射されることになる。
前記回折格子2から出射された第3レーザー光は偏光ビームスプリッタ3の制御膜3a
にて反射されてコリメートレンズ4に入射される。該コリメートレンズ4に入射された第
3レーザー光は、平行光に変換された後に1/4波長板5に入射され、該1/4波長板5
によって直線偏光光から円偏光光に変換される。前記1/4波長板5から出射された第3
レーザー光は対物レンズ6に入射され、該対物レンズ6の集光動作によって第3光ディス
クD3に設けられている信号記録層に所望のレーザースポットが生成される。
このようにして第3光ディスクD3に照射された第3レーザー光は、信号記録層から第
3戻り光として反射されることになる。斯かる第3戻り光は対物レンズ6、1/4波長板
5及びコリメートレンズ4を介して偏光ビームスプリッタ3に入射される。このようにし
て偏光ビームスプリッタ3に入射される第3戻り光は前述したように偏光ビームスプリッ
タ3の制御膜3aを透過した後ハーフミラー7に入射されることになる。
前記ハーフミラー7に入射された第3戻り光は、その表面7A及び裏面7Bを透過した
後AS板10に入射されることになる。AS板10に入射された第3戻り光は第2光検出
器11に照射されるが、第3戻り光を構成するメインビームM3及びサブビームS1、S
2は図5に示すようにメインビーム用受光部113M、サブビーム用受光部113A、1
13B上に照射されることになる。従って、メインビーム用受光部113Mから得られる
信号から非点収差法によるフォーカス制御動作を行うためのフォーカスエラー信号を得る
ことが出来るとともにメインビーム用受光部113M及びサブビーム用受光部113A、
113Bから得られる信号から差動プッシュプル法によるトラッキング制御動作を行うト
ラッキングエラー信号を得ることが出来る。
このようにして得られるフォーカスエラー信号及びトラッキングエラー信号を利用して
フォーカス制御動作及びトラッキング制御動作を行うことが出来るので第3光ディスクD
3に記録されている信号の読み出し動作を行うことが出来るが、斯かる光ピックアップ装
置における制御動作は周知であるのでその説明は省略する。
以上に説明したように本発明の光ピックアップ装置における信号の読み出し動作は行わ
れるが、次に3波長レーザーダイオード1の構成及び光ピックアップ装置の光学系との関
係について説明する。
波長が405nmの第1レーザー光を放射する第1レーザー素子、波長が660nmの
第2レーザー光を放射する第2レーザー素子及び波長が785nmの第3レーザー光を放
射する第3レーザー素子を1つのケースに収納するように構成された3波長レーザーダイ
オードでは、第2レーザー素子と第3レーザー素子をモノリシック型のレーザーダイオー
ドにて製造し第1レーザー素子はハイブリッド型のレーザーダイオードにて製造されるこ
とが一般的である。
斯かる構成の3波長レーザーダイオードでは、第2レーザー素子と第3レーザー素子と
は近接して配置させることが出来るとともにその間の距離を正確にすることが出来るが、
第1レーザー素子と第2レーザー素子または第3レーザー素子との間の距離を正確且つ短
くすることが出来ないという特性がある。
また、図3は対物レンズにおける像高特性、即ち、第1レーザー光(aで示す)、第2レ
ーザー光(bで示す)及び第3レーザー光(cで示す)の対物レンズに対する入射角度とコマ
収差との関係を示すものであり、斯かる図より明らかなように第3レーザー光の特性が悪
いことが分かる。
従って、本発明では、第1レーザー素子1a、第2レーザー素子1b及び第3レーザー
素子1cを図2に示すように配置させるとともに第3レーザー素子1cの光軸を対物レン
ズ6の光軸Xと一致するように配置させている。
図2に示すL1は第2レーザー素子1bと第3レーザー素子1cとの間の距離、L2は
第3レーザー素子1cと第1レーザー素子1aとの間の距離であり、前述したモノリシッ
ク型とハイブリッド型の特性相違から一般的にはL1<L2の関係になる。
ハーフミラー7の傾斜方向に対する第2レーザー素子1bと第3レーザー素子1cの並び方向がハーフミラー7及びAS板10による第2戻り光及び第3戻り光の互いの間隔の変化に影響されないように3波長レーザーダイオード1の向きが設定される場合、あるいはハーフミラー7により変化された第2戻り光及び第3戻り光の互いの間隔がAS板10により戻される場合、第2レーザー素子1bと第3レーザー素子1cとの間に存在する距離は、光学系の倍率を1とした場合には第2戻り光と第3戻り光の光軸間距離は前述したL1になる。従って、図5に示す第2戻り光用受光部112を構成するメインビーム用受光部112Mと第3戻り光用受光部113を構成するメインビーム用受光部113Mとの間の距離をL3としたとき、L1=L3になるように第2光検出器11に組み込まれる第2戻り光用受光部112と第3戻り光用受光部113とを構成すれば光軸補正素子を設ける必要もなく第2光検出器11を第2レーザー光用の光検出器と第3レーザー光用の光検出器として兼用することが出来る。
尚、本発明においてハーフミラーとの単語を用いているが、このハーフミラーは入射する光の一部を反射し、一部を透過するミラーを示し、必ずしも反射率と透過率との割合が略1:1のものに限定されて解釈されるものではない。
本発明は、Blu−ray規格の光ディスク、DVD規格の光ディスク及びCD規格の
光ディスクに記録されている信号を読み出すための光ピックアップ装置だけでなく、その
他の異なる規格の光ピックアップ装置にも応用することが出来る。
1 3波長レーザーダイオード
2 回折格子
3 偏光ビームスプリッタ
4 コリメートレンズ
6 対物レンズ
7 ハーフミラー
8 アナモフィックレンズ
9 第1光検出器
10 AS板
11 第2光検出器

Claims (4)

  1. 第1光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行う第1波長の第1レーザー光を
    放射する第1レーザー素子、前記第1光ディスクと規格が異なる第2光ディスクに記録さ
    れている信号の読み出し動作を行うとともに前記第1波長より長い第2波長の第2レーザ
    ー光を放射する第2レーザー素子及び前記第1光ディスク、第2光ディスクと規格が異な
    る第3光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うとともに第2波長より長い
    第3波長の第3レーザー光を放射する第3レーザー素子が同一のケース内に収納されてい
    る3波長レーザーダイオードと、該3波長レーザーダイオードから放射される第1、第2
    及び第3のレーザー光が同一の光路を通して入射されるとともに各レーザー光を各光ディ
    スクに設けられている信号記録層に集光させる対物レンズと、第1光ディスクの信号記録
    層から反射される第1戻り光が照射される第1光検出器と、第2光ディスクに設けられて
    いる信号記録層から反射される第2戻り光及び第3光ディスクに設けられている信号記録
    層から反射される第3戻り光が照射される第2光検出器を備えた光ピックアップ装置であ
    り、前記3波長レーザーダイオードから放射される全てのレーザー光を対物レンズ方向へ
    反射させるとともに対物レンズを通して第1戻り光、第2戻り光及び第3戻り光を透過さ
    せる偏光ビームスプリッタと、該偏光ビームスプリッタを透過した第1戻り光、第2戻り
    光及び第3戻り光が入射されるハーフミラーを設け、該ハーフミラーによって第1戻り光
    を第1光検出器方向へ導くとともに第2戻り光及び第3戻り光を第2光検出器方向へ導く
    ようにしたことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. ハーフミラーに設けられている表面にて第1戻り光を反射させて第1光検出器方向へ導き
    、第2戻り光及び第3戻り光を表面及び裏面を透過させて第2光検出器に導くようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 第3レーザー素子から放射される第3レーザー光の光軸を対物レンズの光軸と一致させた
    ことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  4. 第2光検出器に第2戻り光を受光する第2戻り光用受光部と第3戻り光を受光する第3戻
    り光用受光部を設け、第2戻り光用受光部と第3戻り光用受光部との間の距離と3波長レ
    ーザーダイオードに収納されている第2レーザー素子と第3レーザー素子との間の距離と
    を同一にしたことを特徴とする請求項3に記載の光ピックアップ装置。
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