JP2011137909A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一つのポリゴンミラーを用いて複数のレーザ光を走査する構成において,等倍度補正における一画素のサイズの変更量を極力抑制して画質の劣化を防止することのできる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】ポリゴンミラーの回転による複数のレーザ光ごとの走査周期を検出し(S1〜S2),その複数のレーザ光の走査周期の平均が予め定められた所定走査周期に一致するようにポリゴンモータの回転速度を補正する(S3〜S4)。その後、補正後の回転速度でポリゴンミラーが回転したときのレーザ光各々の走査周期と所定走査周期との差に応じて静電潜像の一画素の幅を補正することにより等倍ズレを防止する(S5)。
【選択図】図3

Description

本発明は,一つのポリゴンミラーを用いて複数のレーザ光を走査する画像形成装置に関し,特に,そのポリゴンミラーによって走査されるレーザ光に基づいて形成される画像の等倍ズレを防止するための技術に関するものである。
従来から,ポリゴンミラー(回転多面鏡)の回転によりレーザ光を走査して像担持体上に静電潜像を形成する電子写真方式の画像形成装置では,そのレーザ光の1周期の走査時間が予め設定された走査時間となるように,ポリゴンミラーの回転速度を調整して等倍ズレを防止する等倍度補正が実行される(例えば特許文献1参照)。具体的には,レーザ光の走査経路上の既定の位置に配置されたセンサによってレーザ光が検出される間隔に基づいてポリゴンミラーの回転速度が調整される。
ところで,このような構成が,特許文献1に開示されているように一つのポリゴンミラーを用いて一つのレーザ光を走査する画像形成装置に適用される場合には問題はないが,一つのポリゴンミラーを用いて複数のレーザ光を走査する所謂マルチビーム方式の画像形成装置に適用されると,一つのレーザ光の検出結果に基づくポリゴンミラーの回転速度の制御が他のレーザ光により形成される画像の等倍性に影響を与えることとなるため,同手法では等倍度補正を行うことができない。
そのため,一般に,マルチビーム方式の画像形成装置では,画像データに基づいて各レーザ光によって形成される一画素のサイズを変更することで等倍ズレを補正することが考えられる。
特開平6−130312号公報
しかしながら,マルチビーム方式の画像形成装置において,等倍度補正のために一画素のサイズを過度に変更することは画質の劣化の要因となり問題である。
従って,本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり,その目的とするところは,一つのポリゴンミラーを用いて複数のレーザ光を走査する構成において,等倍度補正における一画素のサイズの変更量を極力抑制して画質の劣化を防止することのできる画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は,像担持体に静電潜像を形成するためのレーザ光を照射する複数のレーザ光照射手段と,複数の前記レーザ光照射手段から照射される複数のレーザ光を反射させるポリゴンミラーと,前記ポリゴンミラーを回転させることにより前記レーザ光各々を走査させるポリゴンモータと,前記ポリゴンミラーの回転による複数の前記レーザ光ごとの走査周期を検出する走査周期検出手段とを備えてなる画像形成装置に適用されるものであって,前記走査周期検出手段によって検出された複数の前記レーザ光の走査周期の平均が予め定められた所定走査周期に一致するように前記ポリゴンモータの回転速度を補正するモータ回転速度補正手段と,前記モータ回転速度補正手段によって補正された前記ポリゴンモータの回転速度で前記ポリゴンミラーが回転したときの前記レーザ光各々の走査周期と前記所定走査周期との差に応じて前記静電潜像の一画素の幅を補正する画素幅補正手段とを備えてなることを特徴とする画像形成装置として構成される。
より具体的には,前記レーザ光照射手段の数をn,前記所定走査周期をT,前記レーザ光照射手段各々のレーザ光の走査周期をT×t1〜T×tnで示したとき,前記モータ回転速度補正手段が,前記ポリゴンモータの回転速度を前記走査周期検出手段による検出が行われたときの回転速度のn/(t1+t2+…tn)倍に補正することにより,複数の前記レーザ光の走査周期の平均を前記所定走査周期に一致させるものであることが考えられる。
本発明によれば,一つのポリゴンミラーを用いて複数のレーザ光を走査する構成において,複数の前記レーザ光によって形成される前記静電潜像の一画素の幅の変更量を極力抑制しつつ,該静電潜像の等倍ズレを補正することができるため,画質の劣化を防止することが可能である。
ところで,複数の前記レーザ光照射手段は,例えば複数の色に対応する複数の像担持体に対応して設けられたものであることが考えられる。また,複数の前記レーザ光照射手段は,一色に対応する一つの像担持体における副走査方向の異なる位置にレーザ光を照射するものであってもよい。
本発明によれば,一つのポリゴンミラーを用いて複数のレーザ光を走査する構成において,複数のレーザ光によって形成される静電潜像の一画素の幅の変更量を極力抑制しつつ,該静電潜像の等倍ズレを補正することができるため,画質の劣化を防止することが可能である。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置Xの概略構成を示すブロック図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置Xの要部構成を示す模式図。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置Xにおいて実行される等倍度補正処理の手順の一例を説明するフローチャート。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置Xで実行される等倍度補正処理におけるモータ回転速度補正の実行結果の一例を説明するための図。
以下添付図面を参照しながら,本発明の実施の形態について説明し,本発明の理解に供する。尚,以下の実施の形態は,本発明を具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
まず,図1を用いて,本発明の実施の形態に係る画像形成装置Xの概略構成について説明する。前記画像形成装置Xは,例えば複写機やファクシミリ装置,プリンタ装置,複合機(MFP)などである。
図1に示すように,本発明の実施の形態に係る画像形成装置Xは,制御部1,操作表示部2,画像読取部3,画像処理部4,画像形成部5などを備えて概略構成されている。
前記制御部1は,CPU及びROM,RAM等の周辺装置を有しており,前記CPUで前記ROMに格納された所定の制御プログラムに従った処理を実行することにより,当該画像形成装置Xを統括的に制御するものである。例えば,前記制御部1は,後述の等倍度補正処理(図3のフローチャート参照)を実行する。なお,前記制御部1は,集積回路(ASIC)などの電子回路で構成されたものであってもよい。
前記操作表示部2は,当該画像形成装置Xにおける各種の情報の表示や,ユーザによる入力操作を行うための液晶ディスプレイ,タッチパネル,各種操作キーなどを有している。
前記画像読取部3は,原稿台(不図示)に載置された原稿或いは自動原稿送り装置(ADF,不図示)により搬送された原稿の画像を読み取るCCD等を有している。
前記画像処理部4は,前記画像読取部3によって読み取られた画像データ或いは外部から入力された画像データに対して各種の画像処理を施すものである。
前記画像形成部5は,不図示の給紙カセットから供給された用紙に前記画像処理部4から入力される画像データに基づいてモノクロ画像又はカラー画像を形成するものである。
ここに,前記画像形成部5は,イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色に対応し,図外の帯電装置により所定電位に一様に帯電される4つの感光体ドラム51と,電荷を帯びた前記感光体ドラム51各々に向けてレーザ光を照射することにより該感光体ドラム51各々の表面上に各色の画像データに基づく静電潜像を形成する二つのレーザスキャナユニット52(以下「LSU52」と略称する)と,前記感光体ドラム51各々の表面上に形成された静電潜像をトナーカートリッジから供給される各色のトナーによって現像する4つの現像装置53と,前記現像装置53によって前記感光体ドラム51各々の表面上に形成されたトナー像を用紙に転写する4つの転写装置54と,前記トナー像が転写された用紙に該トナー像を定着させる定着装置55とを備えて概略構成されている。
前記画像形成部5では,前記感光体ドラム51各々に形成されたトナー像が順次重ね合わされて用紙,或いは不図示の中間転写ベルトに転写されることによりカラー画像が形成される。
続いて,図2を用いて,前記画像形成装置Xに設けられた前記LSU52の概略構成について説明する。
前記LSU52は,二つの前記感光体ドラム51に対応して設けられ,該感光体ドラム51各々に静電潜像を形成するためのレーザ光を照射する二つのレーザデバイス11,21(レーザ光照射手段の一例)を備えている。
具体的に,二つの前記LSU52のうち一方は,イエロー及びマゼンタに対応する画像データに基づいて,前記レーザデバイス11,21から二つの前記感光体ドラム51にレーザ光L1,L2を照射する。そして,他方の前記LSU52は,シアン及びブラックに対応する画像データに基づいて,前記レーザデバイス11,21から二つの前記感光体ドラム51にレーザ光L1,L2を照射する。なお,二つの前記LSU52は,出力する画像データが異なるだけであってその構成は同様であるため,以下では一つの前記LSU52に着目して説明する。
図2に示すように,前記LSU52は,前記レーザデバイス11,21から照射されたレーザ光L1,L2を反射させるポリゴンミラー31と,前記ポリゴンミラー31を回転させることにより前記レーザ光L1,L2各々を走査させるステッピングモータ等のポリゴンモータ32と,前記ポリゴンミラー31の回転による前記レーザ光L1,L2各々の走査経路上に配置されたfθレンズ等の光学レンズ12,22と,前記レーザ光L1,L2各々の走査経路上の一端部に配置された反射板13,23と,前記反射板13,23で反射した前記レーザ光L1,L2を検知するレーザ光検知センサ14,24とを備えている。
なお,本実施の形態では,前記レーザデバイス11,21の二つのレーザデバイスから照射される二つのレーザ光L1,L2が一つの前記ポリゴンミラー31によって走査される構成を例に挙げて説明するが,本発明は,一つのポリゴンミラーに対してレーザ光を照射する少なくとも二以上(例えば3つや4つなど)のレーザデバイスが設けられている構成に適用可能である。
前記LSU52では,前記ポリゴンミラー31により走査される前記レーザデバイス11からのレーザ光L1が前記反射板13によって反射され,前記レーザ光検知センサ14に入射される。同様に,前記ポリゴンミラー31により走査される前記レーザデバイス21からのレーザ光L2が前記反射板23によって反射され,前記レーザ光検知センサ24に入射される。
前記レーザ光検知センサ14,24は,前記レーザ光L1,L2の入射を検知する毎に,主走査同期信号BD1,BD2(図4参照)を前記制御部1に対して入力する。これにより,前記制御部1は,前記主走査同期信号BD1,BD2に応じて前記感光体ドラム51各々への静電潜像の書き出しタイミングを調整する。
また,前記制御部1は,前記レーザ光検知センサ14,24からの主走査同期信号BD1,BD2に基づいて,前記レーザデバイス11,21各々から照射されたレーザ光L1,L2の走査周期を検出する。このレーザ光L1,L2の走査周期が,入力された画像データに基づいて形成される画像の等倍性を維持し得る予め定められた所定走査周期と一致していなければ,前記LSU52によって前記感光体ドラム51に形成される静電潜像に等倍ズレが生じる。
このとき,前記等倍ズレの発生を防止する従来手法として,画像データ各々に基づいて形成される画像の一画素の幅を補正して等倍ズレを補正することが考えられるが,この手法では一画素の幅が過度に補正されて画質の劣化が生じるおそれがある。
しかしながら,前記画像形成装置Xでは,前記制御部1によって後述の等倍度補正処理(図3のフローチャート参照)が実行されることにより,前記レーザ光L1,L2によって形成される静電潜像の一画素の幅の変更量を極力抑制しつつ,該静電潜像の等倍ズレを補正することができる。
以下,図3のフローチャートに従って,前記画像形成装置Xにおいて前記制御部1によって実行される等倍度補正処理の手順の一例について説明する。なお,図中のS1,S2,…は処理手順(ステップ)の番号を表している。
当該等倍度補正処理は,例えばユーザ等による前記操作表示部2に対する操作入力に応じて前記制御部1によって実行され,或いは所定期間経過ごとや所定枚数の印字ごとに自動的に前記制御部1によって実行される。
また,当該等倍度補正処理は,前記制御部1が前記LSU52ごとについて個別に実行するものであるが,これらは同様の処理であるため,ここでは一方の前記LSU52について実行される等倍度補正処理について説明する。
(ステップS1〜S2)
まず,ステップS1において,前記制御部1は,前記ポリゴンモータ32の駆動を開始させることによって前記ポリゴンミラー31を回転させると共に,前記レーザデバイス11,21からのレーザ光L1,L2の照射を開始させる。これにより,前記LSU52では,前記ポリゴンミラー31による前記レーザ光L1,L2各々の走査が開始される。
その後,前記ポリゴンモータ32の駆動が安定すると,続くステップS2において,前記制御部1は,前記レーザ光検知センサ14,24による検知結果に基づいて,前記レーザデバイス11,21からのレーザ光L1,L2各々の走査周期を個別に測定する。具体的に,前記走査周期は,前記レーザ光検知センサ14,24各々におけるレーザ光L1,L2の検知間隔である。ここに,前記レーザ光L1,L2各々の走査周期を検出するときの前記制御部1が走査周期検出手段に相当する。
なお,このステップS1〜S2による前記レーザ光L1,L2各々の走査周期の検出処理は,通常の画像形成処理(印字処理)の実行時に行われるものであってもよい。例えば,通常の画像形成処理の実行時に前記レーザ光L1,L2各々の走査周期を随時検出し,該走査周期が前記所定走査周期に対して所定値以上乖離したことを条件に以下のステップS3〜S5の処理が実行されることが考えられる。
(ステップS3〜S4)
次に,ステップS3〜S4において,前記制御部1は,前記ステップS2によって検出された前記レーザデバイス11,21からのレーザ光L1,L2の走査周期の平均が前記所定走査周期に一致するように前記ポリゴンモータ32の回転速度を補正するモータ回転速度補正を実行する。ここに,係る処理を実行するときの前記制御部1がモータ回転速度補正手段に相当する。なお,前記所定走査周期は,例えば前記画像形成装置Xの機種ごとに応じて予め定まるものであって,前記制御部1のROM等に予め記憶されている。
具体的に,一つの前記ポリゴンミラー31に対応するレーザデバイスの数をn,前記所定走査周期をT,レーザデバイス各々のレーザ光の走査周期をT×t1〜T×tnで示したとき,即ちレーザ光各々の走査周期の前記所定走査周期Tに対するズレ量の比率をt1,t2,…tnで示したとき,前記制御部1は,前記ステップS3において,前記ステップS2による検出が行われたときの回転速度のn/(t1+t2+…tn)倍の回転速度を算出する。例えば,前記制御部1は,前記ステップS2による検出が行われたときに前記ポリゴンモータ32に供給されていたクロック周波数のn/(t1+t2+…tn)倍のクロック周波数を,前記ポリゴンモータ32の回転速度の指標として算出する。
そして,前記制御部1は,前記ステップS4において,前記ポリゴンモータ32の回転速度を前記ステップS3で算出された回転速度に変更する。例えば,前記ステップS2による検出が行われたときに前記ポリゴンモータ32に供給されていたクロック周波数のn/(t1+t2+…tn)倍のクロック周波数を前記ポリゴンモータ32に供給することにより,前記ポリゴンモータ32の回転速度を変更する。
このように前記ステップS3〜S4において前記ポリゴンモータ32の回転速度が補正されると,前記レーザデバイス11,21からのレーザ光L1,L2の走査周期の平均が前記所定走査周期に一致することとなり,前記レーザデバイス11,21のレーザ光L1,L2の等倍ズレの大きさは同じになる。
ここに,図4は,前記ステップS3〜S4におけるモータ回転速度補正の実行結果の一例を説明するための図である。
図4(a),(c)は,前記モータ回転速度補正の実行前に前記レーザデバイス11,21から照射されたレーザ光L1,L2が前記レーザ光検知センサ13,23で検知されたときに該レーザ光検知センサ13,23から出力される主走査同期信号BD1,BD2を示している。一方,図4(b),(d)は,前記モータ回転速度補正の実行後に前記レーザデバイス11,21から照射されたレーザ光L1,L2が前記レーザ光検知センサ13,23で検知されたときに該レーザ光検知センサ13,23から出力される主走査同期信号BD1’,BD2’を示している。
前記モータ回転速度補正の実行前は,図4(a),(c)に示すように,前記レーザデバイス11からのレーザ光L1の走査周期,即ち前記主走査同期信号BD1の周期がT×t1であり,前記レーザデバイス21からのレーザ光L2の走査周期,即ち前記主走査同期信号BD2の周期がT×t2である。
この場合,前記モータ回転速度補正の実行後は,図4(b),(d)に示すように,前記主走査同期信号BD1’の周期が,T×t1×(2/(t1+t2))となり,前記主走査同期信号BD2’の周期が,T×t2×(2/(t1+t2))となる。
従って,例えば前記モータ回転速度補正の実行前に,前記レーザ光L1の走査周期の前記所定走査周期に対するズレ量の比率t1が1.04,前記レーザ光L2の走査周期の前記所定走査周期に対するズレ量の比率t2が1.02である場合,前記モータ回転速度補正の実行後は,前記レーザ光L1の走査周期がT×1.04×(2/(1.04+1.02))≒1.01T,前記レーザ光L2の走査周期がT×1.02×(2/(1.04+1.02))≒0.99Tとなる。即ち,前記レーザデバイス11からのレーザ光L1の走査周期と前記所定走査周期とのズレ量,及び前記レーザデバイス11からのレーザ光L2の走査周期と前記所定走査周期とのズレ量は共に,前記所定走査周期に対して同じ約1%となる。
(ステップS5)
その後,ステップS5では,前記ステップS3〜S4におけるモータ回転速度補正によって補正された後の回転速度で前記ポリゴンミラー31が回転したときの前記レーザデバイス11,21からのレーザ光L1,L2の走査周期と前記所定走査周期とに応じて,該レーザ光L1,L2の等倍ズレを防止するべく,前記レーザ光L1,L2各々によって形成される静電潜像の一画素の幅を補正する。ここに,係る処理を実行するときの前記制御部1が画素幅補正手段に相当する。
このとき,前記制御部1は,前記レーザ光L1,L2の走査周期を算出することが可能であるが(例えばT×t1×(2/(t1+t2))),再度前記レーザ光検知センサ14,24を用いて前記レーザ光L1,L2の走査周期を検出してもよい。
また,前記レーザ光L1,L2各々によって形成される静電潜像の一画素の幅の補正は,例えば前記画像処理部4により前記レーザデバイス11,21に対応する画像データ各々を補正することによって行えばよい。また,当該補正は,係る手法に限らずその他の従来周知技術を用いて行えばよい。
そして,前記ステップS5における等倍度補正処理が実行される際は,事前に行われた前記ステップS3〜S4の前記モータ回転速度補正によって,前記レーザデバイス11,21各々からのレーザ光L1,L2の走査周期の平均が前記所定走査周期と一致することとなっている。即ち,前記レーザデバイス11からのレーザ光L1の走査周期及び前記所定走査周期のズレ量と,前記レーザデバイス21からのレーザ光L2の走査周期及び前記所定走査周期のズレ量とは同量(前の例では約1%)であり,いずれかが偏って大きくなっていることはない。
そのため,前記レーザ光L1,L2によって形成される静電潜像の等倍ズレは,該レーザ光L1,L2各々に対応する一画素の幅を同じだけ補正することによって防止される。従って,一つの前記ポリゴンミラー31で走査される複数のレーザ光L1,L2のいずれかに対応する画像について一画素の幅が過度に補正されることを防止することができ,画質の劣化を防止することができる。
なお,本実施の形態では,二つの感光体ドラム51に対応して二つの前記レーザデバイス11,21が設けられている場合を例に挙げて説明した。一方,例えばブラック等の一色に対応する一つの感光体ドラム51に対応して複数のレーザデバイスが設けられており,該レーザデバイス各々によって複数ラインのレーザ光の走査が同時に行われる場合であっても,該レーザ光各々に対応する画像データについての一画素の幅を個別に補正し得る構成であれば,本発明を同様に適用することができる。
1:制御部
2:操作表示部
3:画像読取部
4:画像処理部
5:画像形成部
51:感光体ドラム
52:レーザスキャナユニット(LSU)
53:現像装置
54:転写装置
55:定着装置
11,21:レーザデバイス(レーザ光照射手段の一例)
12,22:光学レンズ
13,23:反射板
14,24:レーザ光検知センサ

Claims (4)

  1. 像担持体に静電潜像を形成するためのレーザ光を照射する複数のレーザ光照射手段と,複数の前記レーザ光照射手段から照射される複数のレーザ光を反射させるポリゴンミラーと,前記ポリゴンミラーを回転させることにより前記レーザ光各々を走査させるポリゴンモータと,前記ポリゴンミラーの回転による複数の前記レーザ光ごとの走査周期を検出する走査周期検出手段とを備えてなる画像形成装置であって,
    前記走査周期検出手段によって検出された複数の前記レーザ光の走査周期の平均が予め定められた所定走査周期に一致するように前記ポリゴンモータの回転速度を補正するモータ回転速度補正手段と,
    前記モータ回転速度補正手段によって補正された前記ポリゴンモータの回転速度で前記ポリゴンミラーが回転したときの前記レーザ光各々の走査周期と前記所定走査周期との差に応じて前記静電潜像の一画素の幅を補正する画素幅補正手段と,
    を備えてなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記レーザ光照射手段の数をn,前記所定走査周期をT,前記レーザ光照射手段各々のレーザ光の走査周期をT×t1〜T×tnで示したとき,
    前記モータ回転速度補正手段が,前記ポリゴンモータの回転速度を前記走査周期検出手段による検出が行われたときの回転速度のn/(t1+t2+…tn)倍に補正することにより,複数の前記レーザ光の走査周期の平均を前記所定走査周期に一致させるものである請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 複数の前記レーザ光照射手段が,複数の像担持体に対応して設けられたものである請求項1又は2のいずれかに記載の画像形成装置。
  4. 複数の前記レーザ光照射手段が,一つの像担持体における副走査方向の異なる位置にレーザ光を照射するものである請求項1又は2のいずれかに記載の画像形成装置。
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