JP2011137903A - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラ等の厚み方向を薄くすることができ、かつ良好なる画像を容易に得ることができるズームレンズを提供する。
【解決手段】物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、複数のレンズ群を含む後続レンズ群を有し、光軸を折り曲げる反射面を有するプリズム部材PRが該第2レンズ群中又は該第2レンズ群の像側であって開口絞りSPよりも物体側に配置されており、広角端から望遠端へのズーミングに際し、該第1レンズ群と該第2レンズ群の間隔が大きくなり、該第2レンズ群と該後続レンズ群の物体側のレンズ群の間隔が小さくなるズームレンズであって、該第1レンズ群は少なくとも1つの負レンズGnを有し、該負レンズGnの材料のアッベ数と部分分散比νn、θgFn、該負レンズGnの焦点距離fn、該プリズム部材の材料の屈折率Npr、望遠端における全系の焦点距離ftを各々適切に設定する。
【選択図】図11

Description

本発明はズームレンズに関し、例えばビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩写真用カメラ等の撮像装置に用いられる撮影光学系に好適なものである。
最近、撮像装置に用いられる撮影光学系は、高ズーム比で、全体が小型であることが求められており、特にカメラの厚み(カメラの前後方向の厚さ)を薄くできる撮影光学系であることが求められている。カメラの厚みを薄くするために、撮影光学系の光軸(光路)を90°折り曲げるプリズム部材を光路中に配置したズームレンズが知られている(特許文献1、2)。特許文献1のズームレンズは、4群又は5群ズームレンズにおいて、第1レンズ群又は第2レンズ群中にプリズム部材を配置して、光路を折り曲げている。また特許文献1では第1レンズ群中の負のレンズに高分散で部分分散比が小さい材料を用いて色収差を補正したズームレンズを開示している。特許文献2のズームレンズは、物体側から像側へ順に、正、負、正、正の屈折力の第1〜第4レンズ群より成る4群ズームレンズにおいて、第2レンズ群内にプリズム部材を配置して光軸を折り曲げている。また特許文献2ではプリズム部材に高い屈折率を持つ材料が用いて全系の小型を図ったズームレンズを開示している。
特開2008−191291号公報 特開2008−089690号公報
光軸(光路)を折り曲げるプリズム部材を光路中に配置したズームレンズをカメラに適用すれば、カメラの厚みを薄くすることが容易となる。一般に、光路折り曲げ用のプリズム部材を有するズームレンズにおいて、全系の小型化を達成するためにはプリズム部材に屈折率が高い材料を用いるのが空気換算長が短くなり効果的である。しかしながら、一般に屈折率が高い材料は分散が大きいので、屈折率が高い材料のプリズム部材を用いると、色収差、特に望遠域において倍率色収差が多く発生し、この補正が困難になってくる。このため、光路折り曲げ用のプリズム部材を用いて全系の小型化を図りつつ、色収差を良好に補正した高い光学性能のズームレンズを得るには、プリズム部材の材料やズームレンズを構成する各レンズ群のレンズの材料等を適切に設定することが重要になってくる。
本発明は、カメラ等の厚みを薄くすることができ、良好なる画像を容易に得ることができるズームレンズ及びそれを用いた撮像装置を提供することを目的としている。この他本発明は、全系が小型でしかも望遠域において倍率色収差を良好に補正することができ、高い光学性能が得られるズームレンズの提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、複数のレンズ群を含む後続レンズ群を有し、光軸を折り曲げる反射面を有するプリズム部材が該第2レンズ群中又は該第2レンズ群の像側であって開口絞りよりも物体側に配置されており、広角端から望遠端へのズーミングに際し、該第1レンズ群と該第2レンズ群の間隔が大きくなり、該第2レンズ群と該後続レンズ群の物体側のレンズ群の間隔が小さくなるズームレンズであって、該第1レンズ群は少なくとも1つの負レンズGnを有し、該負レンズGnの材料のアッベ数と部分分散比を各々νn、θgFn、該負レンズGnの焦点距離(負レンズGnが他のレンズと接合されているときは分離したときの焦点距離)をfn、該プリズム部材の材料の屈折率をNpr、望遠端における全系の焦点距離をftとするとき、
1.82<Npr<2.50
−1.68×10−3×νn+0.590<θgFn<3.15×10−4×νn−1.86×10−2×νn+0.88(但し 5<νn<27)
0.85<|ft/fn|<2.50
なる条件を満足することを特徴としている。
本発明によれば、カメラ等の厚み方向を薄くすることができ、かつ良好なる画像を容易に得ることができるズームレンズが得られる。
本発明の実施例1のレンズ断面図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例1の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 本発明の実施例2のレンズ断面図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例2の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 本発明の実施例3のレンズ断面図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例3の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 本発明の実施例4のレンズ断面図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例4の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 本発明の実施例5のレンズ断面図 (A)、(B)、(C)本発明の実施例5の広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図 本発明の実施例1のレンズ断面図 本発明の撮像装置の要部概略図
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、複数のレンズ群を含む後続レンズ群を有している。光軸上の光束を90度または90度前後(90度±10度以内)折り曲げる反射面を有するプリズム部材が第2レンズ群中又は第2レンズ群の像側であって開口絞りよりも物体側に配置されている。広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が大きくなり、第2レンズ群と後続レンズ群の物体側のレンズ群の間隔が小さくなるようにレンズ群が移動する。
図1は本発明の実施例1のズームレンズの光路を展開したときの広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端(長焦点距離端)における収差図である。図3は本発明の実施例2のズームレンズの光路を展開したときの広角端におけるレンズ断面図である。図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。図5は本発明の実施例3のズームレンズの光路を展開したときの広角端におけるレンズ断面図である。図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。図7は本発明の実施例4のズームレンズの光路を展開したときの広角端におけるレンズ断面図である。図8(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。図9は本発明の実施例5のズームレンズの光路を展開したときの広角端におけるレンズ断面図である。図10(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。図11は実施例1のズームレンズの光軸をプリズム部材で折り曲げて、カメラに装着するときの広角端におけるレンズ断面図である。図12は本発明のズームレンズを備えるデジタルカメラ(撮像装置)の要部概略図である。
各実施例のズームレンズは撮像装置に用いられる撮影光学系であり、光路を展開したレンズ断面図において、左方が物体側(前方)で、右方が像側(後方)である。尚、各実施例のズームレンズをプロジェクター等の投射レンズとして用いるときは、光路を展開したレンズ断面図において、左方がスクリーン、右方が被投射画像となる。レンズ断面図において、iは物体側からのレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。LRは1以上のレンズ群を含む後続レンズ群である。SPは絞り(開口絞り)である。PRは光学系の光軸を90度又は90度±10度程度折り曲げる反射面を含むプリズム部材である。プリズム部材PRは第2レンズ群L2のレンズ間又は第2レンズ群L2の像側で開口絞りSPよりも物体側に配置されている。プリズム部材PRの反射は内面反射(反射膜による反射)や全反射を利用している。GBは光学フィルター、フェースプレート等に相当する光学ブロックである。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が、銀塩フィルム用カメラの撮像光学系として使用する際にはフィルム面に相当する。矢印は広角端から望遠端へのズーミングにおける各レンズ群の移動軌跡又はフォーカシングにおけるレンズ群の移動方向を示している。収差図において、FnoはFナンバー、ωは半画角、d、gは各々d線及びg線、ΔM、ΔSはd線のメリディオナル像面、サジタル像面である。倍率色収差はg線によって表している。
次に各実施例のズームレンズの特徴について説明する。各実施例では物体側から像側へ順に正、負の屈折力の第1、第2レンズ群L1、L2を有するポジティブリード型を採用し、ズーム比を大きくすることができるようにして、高ズーム比のズームレンズを実現している。また各実施例では、前述の如く光路中にプリズム部材PRを配置している。これにより、被写体方向におけるズームレンズの厚みと、それとは垂直方向のズームレンズの大きさを抑えることができ、全体の小型化を達成している。
次に、本発明のプリズム部材PRを有するズームレンズの収差補正について説明する。従来より反射部材として、屈折率が高い材料より成るプリズム部材を用いたズームレンズが知られている。プリズム部材に屈折率が高い材料を用いると空気換算長が短くなる。このとき、プリズム部材と、プリズム部材より物体側にある光学系との距離を見かけ上短くすることができる。これにより、前玉レンズに入射する光線の入射高さを低くすることができ、前玉有効径を小型化することができ、全系の小型化が容易となる。しかしながらプリズム部材を用いると、望遠端において2次の倍率色収差が多く発生し、これを補正するのが難しくなる。一般に現存する光学材料は屈折率が高くなると分散vdと部分分散比θgFが大きくなる。プリズム部材に斜めから光線が入射する場合、プリズム部材の通過後に色が分解され、色収差が生じる。プリズム部材への光線の入射高、瞳光線の入射高が高いと、倍率色収差への影響が大きい。
特に、材料の部分分散比が大きいほど短波長側において基準波長からの色のずれ量が大きくなり、倍率色収差の2次スペクトルが多くなり、これの補正が困難になる。プリズム部材で生じる倍率色収差の2次スペクトルの影響を抑えるためには、プリズム部材へ入射する短波長側の光線の入射高を低く抑えればよい。そこで各実施例では次のようにして、プリズム部材を用いて全系の小型化を図りつつ、色収差を良好に補正して高画質化なズームレンズを得ている。まず第1レンズ群L1中の負レンズGnに部分分散比θgFが小さい材料を用いている。第1レンズ群L1中の負レンズGnは光線を跳ね上げる効果があるため、部分分散比θgFが小さい材料を用いることで、プリズム部材PRに入射する短波長側の光線の入射高さを抑えることができる。このような光学作用により、プリズム部材PRで生じる倍率色収差の2次スペクトルを良好に補正している。さらに、第1レンズ群L1中の負レンズGnの効果を維持しながら望遠側において球面収差の発生を少なくするために、負レンズGnに適切な値の屈折力を持たせている。各実施例での具体的な構成は次のとおりである。
各実施例において第1レンズ群L1は少なくとも1つの負レンズGnを有している。負レンズGnの材料のアッベ数と部分分散比を各々νn、θgFnとする。負レンズGnの焦点距離(負レンズGnが他のレンズと接合されているときは分離したときの焦点距離)をfnとする。プリズム部材PRの材料の屈折率をNprとする。望遠端における全系の焦点距離をftとする。このとき、
1.82<Npr<2.50 ‥‥‥(1)
−1.68×10−3×νn+0.590<θgFn<3.15×10−4×νn−1.86×10−2×νn+0.88(但し 5<νn<27) ‥‥‥(2)
0.85<|ft/fn|<2.50 ‥‥‥(3)
なる条件を満足している。ここで、部分分散比θgFとは、nd、nC、nF、ngをそれぞれd線、C線、F線、g線の屈折率とする。このとき、
θgF(ng−nF)/(nF−nC)
である。
次に、前述の各条件式の技術的意味について説明する。条件式(1)は小型のズームレンズを得るためのものである。条件式(1)の上限値を超えてプリズム部材PRの材料の屈折率が高くなるとズームレンズの小型化には有利となる。しかしながら、一般に屈折率が高い材料は分散も大きい。このため、望遠側においてプリズム部材より倍率色収差が多く発生し、これの補正が困難になる。条件式(1)の下限値を超えてプリズム部材PRの材料の屈折率が低くなると前玉有効径が大型化し、また前玉厚も厚くなるため全系の小型化が困難になる。条件式(2)は倍率色収差を良好に補正するためのものである。条件式(2)の上限値を超えて部分分散比が大きくなると望遠域において倍率色収差が補正不足となり良くない。条件式(2)の下限値を超えて部分分散比が小さくなると望遠域において倍率色収差が補正過剰となり良くない。条件式(3)は倍率色収差を良好に補正するためのものである。条件式(3)の上限値を超えて負レンズGnの屈折力が強くなると、望遠域において倍率色収差が補正過剰となり良くない。条件式(3)の下限値を超えて負レンズGnの屈折力が弱くなると、望遠域において倍率色収差が補正不足となり良くない。各実施例ではこのように、高屈折率材料より成るプリズム部材PRと部分分散比が小さい材料より成る負レンズGnを組み合わせることで全系が小型でしかも倍率色収差の2次スペクトルがよく補正されたズームレンズを実現している。各実施例において更に好ましくは条件式(1)〜(3)を次の如く設定するのが良い。
1.82<Npr<2.20 ‥‥‥(1a)
−1.68×10−3×νn+0.62<θgFn<3.15×10−4×νn−1.86×10−2×νn+0.88(但し 5<νn<27) ‥‥‥(2a)
0.86<|ft/fn|<2.10 ‥‥‥(3a)
以上のように各実施例では、光軸を折り曲げるための反射面を有するプリズム部材PRを第2レンズ群L2中又は第2レンズ群L2と後続レンズ群LRの間に配置している。そしてズーミングに際してプリズム部材PR又はプリズム部材を有する第2レンズ群L2を固定とし、第1レンズ群L1と後続レンズ群LRの一部のレンズ群を移動させている。これによって高ズーム比を達成しつつ、カメラに適用したときの厚み(カメラの前後方向の長さ)を薄くしている。
本発明の目的とするズームレンズは、以上の諸条件を満足することにより達成できるが、更に好ましくは次の諸条件のうち、1以上を満足するのが良い。第2レンズ群L2の焦点距離をf2とする。負レンズGnの物体側と像側のレンズ面の曲率半径を各々R1、R2とする。負レンズGnの材料の屈折率をNnとする。このとき、
3.0<|ft/f2|<10.0 ‥‥‥(4)
1.5<(R1+R2)/(R1−R2)<4.5 ‥‥‥(5)
1.82<Nn<2.50 ‥‥‥(6)
なる条件式のうち1以上を満足するのが良い。ここで条件式(5)の(R1+R2)/(R1−R2)は負レンズGnのシェイプファクターsfnに相当するものである。
次に条件式(4)〜(6)の技術的意味について説明する。条件式(4)はズームレンズの小型化と望遠域において倍率色収差を良好に補正するためのものである。条件式(4)の上限値を超えて第2レンズ群L2の屈折力が強くなると、ズーミングのための各レンズ群の移動量を小さくすることができるため小型化には有利となる。しかしながら、第2レンズ群L2から望遠域において倍率色収差が多く発生し、この補正が困難になる。条件式(4)の下限値を超えて第2レンズ群L2の屈折力が弱くなると、ズーミングのための各レンズ群の移動量が大きくなり、全系の小型化が困難になる。条件式(5)は高次の倍率色収差を良好に補正するためのものである。条件式(5)の上限値を超えて負レンズGnのシェイプファクターが大きくなると負レンズGnの屈折力が弱くなり、望遠域において倍率色収差の補正が困難になる。また、シェイプファクターが大きいまま屈折力を強くするとレンズ面の曲率が大きくなり全系の小型化が困難になる。条件式(5)の下限値を超えて負レンズGnのシェイプファクターが小さくなると画面周辺への光線の入射角度が大きくなる。そうすると高次の色収差が多く発生し、これの補正が困難になる。条件式(6)は全系の小型化と倍率色収差の補正を良好に行うためのものである。条件式(6)の上限値を超えて負レンズGnの材料の屈折率が高くなるとペッツバール和が増大し、像面彎曲の補正が困難になる。条件式(6)の下限値を超えて負レンズGnの材料の屈折率が低くなると負レンズGnのレンズ面の曲率が大きくなり、全系が大型化するので良くない。尚、各実施例において前述の各条件式(4)〜(6)の数値範囲を次の如く設定すると更に望ましい。
3.5<|ft/f2|<9.0 ・・・・(4a)
1.6<(R1+R2)/(R1−R2)<4.0 ・・・・(5a)
1.82<Nn<2.20 ・・・・(6a)
次に各実施例のレンズ構成の特徴について説明する。
(実施例1)
図1の実施例1のレンズ断面図において、L1は正の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)の第1レンズ群である。L2は負の屈折力の第2レンズ群である。LRは2以上のレンズ群を有する後続レンズ群である。後続レンズ群LRは正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4より成っている。PRは反射面PRaを含むプリズム部材であり、第2レンズ群L2を構成するレンズとレンズとの間に配置されており、図11に示すように光軸上の光線を入射方向に対し90度反射させている。図11に示すように物体側からの光を内部に反射面PRaを含むプリズム部材PRで光軸を90度折り曲げることで、カメラ(撮像装置)に適用したときの厚み方向(前後方向)を薄くしている。この構成は後述する各実施例においても同様である。ズーミングに際してプリズム部材PRを有する第2レンズ群L2は不動である。広角端から望遠端のズーミングにおいて、第1レンズ群L1を物体側へ、第3レンズ群L3を物体側へ移動させて変倍を行っている。そして第4レンズ群L4を移動させて変倍に伴う像面変動を補正すると共にフォーカシングを行っている。ズーミングにおける第4レンズ群L4の移動軌跡を物体側へ凸状とすることで、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間のスペースを利用して、レンズ全長の短縮化を効果的に達成している。
第4レンズ群L4に関する実線の曲線4aと点線の曲線4bは、各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの変倍に伴う像面変動を補正するための移動軌跡である。また、望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には、矢印4cに示す如く第4レンズ群L4を前方に繰り出すことで行っている。尚、広角端と望遠端とはズーミング用のレンズ群が機構上、光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置である。第1レンズ群L1は前述した負レンズGnを有している。負レンズGnは正レンズGpと接合されている。この負レンズGnに高分散で部分分散が小さい材料を用い、適切なパワーに設定することでプリズム部材PRで生じる望遠域における倍率色収差の補正を行っている。また、負レンズGnを物体側に凸面を向けたメニスカス形状とすることで画面周辺に入射する光線の入射角度を緩和して、高次の倍率色収差の発生を抑えている。第2レンズ群L2はプリズム部材PRを含む構成になっている。具体的には第2レンズ群L2は物体側より像側へ順に、負レンズ、プリズム部材PR、負レンズ、正レンズより成っている。プリズム部材PRに屈折率が高い材料を用いている。これにより、前玉(第1レンズ群L1)に入射する光線の入射高さを低くして、全系の小型化を実現している。また、第2レンズ群L2が強いパワーを持つことでズーミングの際の各レンズ群の移動量を小さくしている。これにより高倍率で小型なズームレンズを実現している。
(実施例2)
図3の実施例3のレンズ断面図において、L1は正の屈折力の第1レンズ群である。L2は負の屈折力の第2レンズ群である。LRは2以上のレンズ群を有する後続レンズ群である。後続レンズ群LRは正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4より成っている。PRは反射面PRaを含むプリズム部材である。本実施例のポジティブリードタイプのズームレンズでは、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間の光路中において光線有効径が比較的小さくなる。このため第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間に物体側からの光路を折り曲げるためのプリズム部材PRを設けている。そして、図11に示すように光軸上の光線を入射方向に対し90度反射させている。矢印は広角端から望遠端へのズーミングにおける各レンズ群の移動軌跡を示している。ズーミングに際してプリズム部材PRは不動である。広角端から望遠端のズーミングにおいて、第1レンズ群L1は物体側へ、第2レンズ群L2を像側へ、第3レンズ群L3を物体側へ移動させて変倍を行っている。そして第4レンズ群L4を移動させて変倍に伴う像面変動を補正すると共にフォーカシングを行っている。
ズーミングにおける第4レンズ群L4の移動軌跡を物体側へ凸状とすることで、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の間のスペースを利用して、レンズ全長の短縮化を効果的に達成している。第4レンズ群L4のフォーカスに際する移動条件は実施例1と同じである。第1レンズ群L1中の負レンズGnの光学作用は実施例1と同じである。第2レンズ群L2の像側に配置されたプリズム部材PRはプリズムのみで構成されたプリズム群である。このプリズム部材に屈折率が高い材料を用いている。これにより、前玉に入射する光線の入射高さを低くして、全系の小型化を実現している。また、第2レンズ群L2が強いパワーを持つことでズーミングの際の各レンズ群の移動量を小さくしている。これにより高ズーム比で小型なズームレンズを実現している。また本実施例ではプリズム部材PRより物体側にズーミングに際して可動の第1レンズ群L1と第2レンズ群L2を配置している。そしてズーミングに際してこれらのレンズ群を独立に動かすことで高いズーム比と全系の小型化を実現している。
(実施例3)
図5の実施例3は実施例1とレンズ構成及びズーム構成が同じである。本実施例は実施例1に対して、プリズム部材PRと正レンズGpの材料が異なっている。これによって実施例1と同様の効果を得ている。
(実施例4)
図7の実施例4のレンズ断面図において、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群である。LRは2以上のレンズ群を有する後続レンズ群である。実施例4において後続レンズ群LRは正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5より成っている。PRはプリズム部材である。本実施例のポジティブリードタイプのズームレンズでは、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の間の光路中において光線有効径が比較的小さくなる。このため第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間に物体側からの光路を折り曲げるためのプリズム部材PRを設けている。広角端から望遠端へのズーミングにおいて、第1レンズ群L1を物体側へ、第2レンズ群L2を像側へ、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4を物体側へ移動させて変倍を行い、第5レンズ群L5を移動させて変倍に伴う像面変動を補正している。
第5レンズ群L5に関する実線の曲線5aと点線の曲線5bは各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端から望遠端へのズーミングに伴う像面変動を補正するための移動軌跡を示している。また、望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には、第5レンズ群L5を矢印5cの如く前方(物体側)に移動させて行っている。ズーミングに際し、プリズム部材PRは不動としている。本実施例では実施例2の正の屈折力の第3レンズ群L3を正の屈折力の第3レンズ群L3と正の屈折力の第4レンズ群L4の2つのレンズ群に分割し、ズーミングに際して独立に動かしているのに相当している。広角端から望遠端へのズーミングに際して、分割した第4レンズ群L4を第3レンズ群L3に接近させてこの2つのレンズ群の合成屈折力を強くしている。これにより、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4での変倍作用を強め、全体のズーム比を高めている。
(実施例5)
図9の実施例5は実施例1とレンズ構成及びズーム構成が同じである。本実施例は実施例1に対して負レンズGnと正レンズGpの材料が異なっている。これによって実施例1と同様の効果を得ている。
次に本発明のズームレンズを撮影光学系として用いたデジタルカメラ(光学機器)の実施形態を図12を用いて説明する。図12において、20はデジタルカメラ本体、21は上述の実施例のズームレンズによって構成された撮影光学系である。Pはプリズム部材である。撮影光学系21は被写体の像をCCD等の固体撮像素子上(光電変換素子上)22に形成している。23は撮像素子22が受光した被写体の像を記録する記録手段、24は不図示の表示素子に表示された画像を観察するためのファインダーである。上記表示素子は液晶パネル等によって構成され、撮像素子22上に形成された画像が表示される。このように本発明のズームレンズをデジタルカメラ等に適用することにより、小型で高い光学性能を有する撮像装置を実現している。
次に、本発明の各実施例に対応する数値実施例を示す。数値実施例において、iは物体
側からの面の順序を示す。riはレンズ面の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間
のレンズ肉厚および空気間隔である。ndi、νdiはそれぞれd線に対する屈折率、ア
ッベ数を表す。θgFは部分分散比である。数値実施例1、3、5において最も像側の2つの面、数値実施例2、4において最も像側の5つの面はガラスブロックに相当する平面である。また、k、A4、A6、A8、A10は非球面係数である。非球面形状は光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位を、面頂点を基準にしてxとするとき以下の式で定義される。
x=(h2/R)/[1+{1−(1+k)(h/R)21/2
+A4h4+A6h6+A8h8+A10h10
但し、ここでRは曲率半径である。又、前述の各条件式と各実施例との関係を表−1に
示す。
(数値実施例1)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径 θgF
1 37.823 1.07 1.84266 25.9 26.50 0.616
2 22.249 5.11 1.77250 49.6 24.39
3 492.165 (可変) 22.97
4 33.459 1.07 1.88300 40.8 18.96
5 9.562 3.97 14.98
6 ∞ 11.82 2.00330 28.3 14.86
7 ∞ 0.72 12.80
8 -36.186 0.86 1.80610 40.9 12.75
9* 35.023 -0.11 12.69
10 18.754 2.36 1.84666 23.8 12.81
11 274.249 (可変) 12.59
12(絞り) ∞ 0.97 6.14
13 7.866 3.62 1.71999 50.2 6.81
14 61.646 0.10 6.39
15* 10.550 1.41 1.69680 55.5 6.32
16 12.159 0.75 1.84666 23.8 5.92
17 5.537 (可変) 5.56
18* 9.175 3.22 1.69680 55.5 9.61
19 -19.289 0.86 1.72825 28.5 9.09
20 21.496 (可変) 8.43
21 ∞ 2.26 1.51680 64.2 10.75
22 ∞ 0.35 10.75
像面 ∞

非球面データ
第9面
K = 1.31682e+001 A 4=-1.85888e-005 A 6=-2.19087e-007 A 8= 4.35924e-009 A10=-8.02900e-011

第15面
K = 5.82229e-002 A 4=-3.30488e-004 A 6=-3.99099e-006 A 8=-3.21365e-007 A10= 8.82284e-009

第18面
K =-1.48998e-001 A 4= 5.36915e-005 A 6= 6.79611e-007 A 8=-3.89250e-008 A10= 1.27733e-009

各種データ
ズーム比 8.40
広角 中間 望遠
焦点距離 6.86 10.74 57.59
Fナンバー 2.88 3.80 6.20
画角 27.70 18.53 3.58
像高 3.60 3.60 3.60
レンズ全長 75.89 75.15 99.98
BF 0.35 0.35 0.35

d 3 0.80 0.10 24.92
d11 26.11 16.21 1.40
d17 2.17 12.59 31.83
d20 6.39 5.84 1.42

入射瞳位置 22.46 19.35 104.91
射出瞳位置 -15.74 -50.02 53.74
前側主点位置 26.40 27.80 224.63
後側主点位置 -6.50 -10.39 -57.24

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 56.48 6.18 -0.41 -3.85
2 4 -14.30 20.69 1.29 -11.21
3 12 21.16 6.85 -6.32 -7.86
4 18 21.36 4.08 -1.80 -3.87
G 21 ∞ 2.26 0.74 -0.74

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -66.21
2 2 30.02
3 4 -15.49
4 6 0.00
5 8 -21.96
6 10 23.68
7 13 12.18
8 15 84.12
9 16 -12.67
10 18 9.36
11 19 -13.84
12 21 0.00
(数値実施例2)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径 θgF
1 46.265 1.25 1.87772 24.0 24.96 0.614
2 22.500 4.42 1.59201 67.0 22.76
3 -306.522 0.11 22.04
4 21.063 2.92 1.77250 49.6 20.00
5 94.377 (可変) 19.45
6 -501.928 0.75 1.88300 40.8 14.70
7 8.452 3.38 11.56
8 -21.096 1.00 1.77250 49.6 11.44
9* 23.171 0.07 11.52
10 17.152 1.70 1.94595 18.0 11.70
11 1059.666 (可変) 11.60
12 ∞ 8.75 2.00330 28.3 8.57
13 ∞ (可変) 7.62
14* 7.566 3.09 1.58913 61.1 8.09
15 -35.165 0.26 7.46
16 -60.605 0.55 1.74950 35.3 7.21
17 13.130 1.67 6.85
18(絞り) ∞ 4.10 6.67
19* 10.843 3.55 1.49710 81.6 7.62
20 -54.068 2.06 7.28
21 -6.948 0.75 1.74320 49.3 7.00
22 -12.744 (可変) 7.41
23* 20.366 2.78 1.69350 53.2 10.32
24 -33.343 0.61 1.84666 23.8 10.09
25 -185.088 (可変) 10.01
26 ∞ 0.32 1.54427 70.6 21.46
27 ∞ 0.51 1.49400 75.0 21.46
28 ∞ 0.41 21.46
29 ∞ 0.51 1.49831 65.1 21.46
30 ∞ 0.14 21.46
像面 ∞

非球面データ
第9面
K =-1.09803e+000 A 4=-1.02034e-005 A 6=-2.19373e-007 A 8= 1.36965e-008 A10=-1.83696e-010

第15面
K =-3.19664e-001 A 4=-3.95786e-005 A 6=-5.75642e-007 A 8=-4.70119e-009

第20面
K =-3.35153e-001 A 4=-4.54216e-005 A 6= 2.63771e-006 A 8=-1.17579e-007 A10= 4.37128e-009

第24面
K = 4.63131e-001 A 4=-1.06863e-007 A 6= 1.05863e-007 A 8= 7.36236e-009 A10=-1.59046e-010

各種データ
ズーム比 9.39
広角 中間 望遠
焦点距離 7.02 22.81 65.91
Fナンバー 3.10 4.18 5.36
画角 29.99 9.65 3.37
像高 4.05 3.88 3.88
レンズ全長 87.54 87.49 87.52
BF 0.14 0.14 0.14

d 5 0.93 7.67 12.17
d11 12.07 5.33 0.81
d13 17.35 6.87 1.30
d23 6.11 14.83 25.08
d26 5.42 7.13 2.48

入射瞳位置 21.41 49.76 94.78
射出瞳位置 -34.49 -105.49 285.58
前側主点位置 27.00 67.64 175.91
後側主点位置 -6.88 -22.67 -65.76

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 27.40 8.70 2.42 -2.84
2 6 -7.99 6.90 0.68 -4.56
PR 12 ∞ 8.75 2.18 -2.18
3 14 19.29 16.03 -3.12 -13.79
4 24 29.42 3.39 0.04 -1.93
G 27 ∞ 1.75 0.65 -0.65

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -51.16
2 2 35.58
3 4 34.50
4 6 -9.41
5 8 -14.16
6 10 18.42
7 12 0.00
8 15 10.86
9 17 -14.35
10 20 18.50
11 22 -21.75
12 24 18.63
13 25 -48.12
14 27 0.00
15 28 0.00
16 30 0.00
(数値実施例3)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径 θgF
1 68.981 1.07 1.84266 25.9 26.50 0.606
2 18.999 6.12 1.80440 35.0 24.39
3 -260.922 (可変) 22.97
4 38.797 1.07 1.88300 40.8 18.96
5 12.815 3.97 14.98
6 ∞ 11.82 1.84666 23.8 14.86
7 ∞ 0.72 12.80
8 -22.153 0.86 1.80610 40.9 11.50
9* 30.855 -0.11 11.50
10 21.248 2.36 1.84666 23.8 12.81
11 -112.662 (可変) 12.59
12(絞り) ∞ 0.97 6.14
13 8.097 3.62 1.71999 50.2 6.81
14 144.426 0.10 6.39
15* 9.543 1.41 1.69680 55.5 6.32
16 12.515 0.75 1.84666 23.8 5.92
17 5.462 (可変) 5.56
18* 12.309 3.22 1.69680 55.5 9.61
19 -31.182 0.86 1.72825 28.5 9.09
20 25.514 (可変) 8.43
21 ∞ 2.26 1.51680 64.2 10.75
22 ∞ 0.17 10.75
像面 ∞

非球面データ
第9面
K = 1.59584e+001 A 4=-5.54281e-005 A 6=-4.25490e-007 A 8= 2.68963e-008 A10=-7.72202e-010

第15面
K =-1.63822e+000 A 4=-9.90969e-005 A 6=-4.35458e-006 A 8=-4.92801e-007 A10= 2.91843e-008

第18面
K = 1.04734e+000 A 4=-1.33370e-004 A 6= 1.92397e-005 A 8=-1.06737e-006 A10= 2.27769e-008

各種データ
ズーム比 8.50
広角 中間 望遠
焦点距離 7.06 12.96 59.97
Fナンバー 3.01 4.35 7.00
画角 27.03 15.52 3.44
像高 3.60 3.60 3.60
レンズ全長 76.14 78.18 107.20
BF 0.17 0.17 0.17

d 3 0.02 2.09 31.08
d11 26.06 15.82 0.49
d17 1.66 15.75 33.44
d20 7.15 3.28 0.94

入射瞳位置 22.38 23.94 101.28
射出瞳位置 -15.63 -43.03 549.19
前側主点位置 26.28 33.01 167.79
後側主点位置 -6.88 -12.79 -59.80

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 75.93 7.19 0.84 -3.17
2 4 -14.98 20.69 3.06 -9.32
3 12 18.11 6.85 -4.78 -6.83
4 18 32.24 4.08 -2.27 -4.35
G 21 ∞ 2.26 0.74 -0.74

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -31.43
2 2 22.23
3 4 -22.10
4 6 0.00
5 8 -15.88
6 10 21.29
7 13 11.78
8 15 48.26
9 16 -12.03
10 18 13.06
11 19 -19.15
12 21 0.00
(数値実施例4)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径 θgF
1 62.535 1.25 1.87772 24.0 24.96 0.614
2 31.972 4.42 1.59201 67.0 22.76
3 70360.468 0.11 22.04
4 26.605 2.92 1.77250 49.6 20.00
5 60.236 (可変) 19.45
6 -120.383 0.75 1.88300 40.8 14.70
7 8.212 3.38 11.56
8 -84.836 1.00 1.77250 49.6 11.44
9* 22.143 0.07 11.52
10 26.490 1.70 1.94595 18.0 11.70
11 -62.595 (可変) 11.60
12 ∞ 8.75 2.00330 28.3 8.57
13 ∞ (可変) 7.62
14* 8.114 3.09 1.58913 61.1 8.09
15 -23.770 0.26 7.46
16 -30.572 0.55 1.74950 35.3 7.21
17 14.845 1.67 6.85
18(絞り) ∞ (可変) 6.67
19* 12.163 3.55 1.49710 81.6 7.62
20 -13.399 2.06 7.28
21 -5.477 0.75 1.74320 49.3 7.00
22 -11.311 (可変) 7.41
23* 18.901 2.78 1.69350 53.2 10.32
24 37.839 0.61 1.84666 23.8 10.09
25 40.649 (可変) 10.01
26 ∞ 0.32 1.54427 70.6 21.46
27 ∞ 0.51 1.49400 75.0 21.46
28 ∞ 0.41 21.46
29 ∞ 0.51 1.49831 65.1 21.46
30 ∞ 0.19 21.46
像面 ∞

非球面データ
第9面
K =-3.52311e+000 A 4=-1.29380e-004 A 6= 3.61298e-007 A 8=-4.69702e-008 A10= 2.30769e-010

第15面
K =-9.23398e-001 A 4= 4.04884e-005 A 6= 2.21130e-006 A 8=-1.40873e-007 A10= 1.85383e-009

第20面
K = 5.50657e-001 A 4= 2.15457e-004 A 6= 2.76481e-006 A 8= 3.11316e-007 A10= 1.12724e-009

第24面
K =-1.71264e-002 A 4=-1.65224e-005 A 6= 4.32332e-006 A 8=-2.91859e-007 A10= 5.93034e-009

各種データ
ズーム比 10.43
広角 中間 望遠
焦点距離 7.19 26.38 75.00
Fナンバー 3.43 4.98 6.04
画角 29.39 8.36 2.96
像高 4.05 3.88 3.88
レンズ全長 88.12 95.91 100.17
BF 0.19 0.19 0.19

d 5 0.87 15.99 25.01
d11 12.69 5.41 0.59
d13 15.89 6.57 1.63
d19 4.70 2.41 1.18
d23 7.47 20.74 29.12
d26 4.89 3.17 1.02

入射瞳位置 18.54 65.45 145.65
射出瞳位置 -29.22 -61.92 -111.08
前側主点位置 23.97 80.62 170.10
後側主点位置 -7.00 -26.20 -74.81

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 46.08 8.70 1.51 -3.67
2 6 -9.79 6.90 -0.12 -5.75
PR 12 ∞ 8.75 2.18 -2.18
3 14 30.79 5.58 -4.07 -7.49
4 20 44.10 6.36 -7.38 -10.51
5 24 47.17 3.39 -1.62 -3.47
G 27 ∞ 1.75 0.65 -0.65

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -75.99
2 2 54.03
3 4 59.43
4 6 -8.68
5 8 -22.64
6 10 19.86
7 12 0.00
8 15 10.65
9 17 -13.26
10 20 13.44
11 22 -15.12
12 24 51.37
13 25 587.48
14 27 0.00
15 28 0.00
16 30 0.00
(数値実施例5)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd 有効径 θgF
1 38.597 1.07 1.84666 23.8 26.50 0.603
2 22.202 5.11 1.78590 44.2 24.39
3 324.790 (可変) 22.97
4 35.397 1.07 1.88300 40.8 18.96
5 9.296 3.97 14.98
6 ∞ 11.82 2.00330 28.3 14.86
7 ∞ 0.72 12.80
8 -37.390 0.86 1.80610 40.9 12.75
9* 38.288 -0.11 12.69
10 20.056 2.36 1.84666 23.8 12.81
11 1133.206 (可変) 12.59
12(絞り) ∞ 0.97 6.14
13 7.792 3.62 1.71999 50.2 6.81
14 55.918 0.10 6.39
15* 10.222 1.41 1.69680 55.5 6.32
16 12.264 0.75 1.84666 23.8 5.92
17 5.433 (可変) 5.56
18* 9.649 3.22 1.69680 55.5 9.61
19 -34.270 0.86 1.72825 28.5 9.09
20 19.299 (可変) 8.43
21 ∞ 2.26 1.51680 64.2 10.75
22 ∞ 0.28 10.75
像面 ∞

非球面データ
第9面
K = 1.54736e+001 A 4=-2.45878e-005 A 6=-1.74556e-007 A 8=-1.08694e-009 A10= 3.02856e-012

第15面
K =-1.16100e+000 A 4=-1.93973e-004 A 6=-4.65920e-006 A 8=-2.73102e-007 A10= 1.04327e-008

第18面
K = 1.07816e+000 A 4=-1.03216e-004 A 6=-4.40820e-006 A 8= 6.63935e-008 A10=-2.96500e-009

各種データ
ズーム比 8.38
広角 中間 望遠
焦点距離 6.87 11.00 57.59
Fナンバー 3.05 4.02 6.27
画角 0.00 0.00 0.00
像高 3.60 3.60 3.60
レンズ全長 75.20 75.57 102.10
BF 0.28 0.28 0.28

d 3 0.09 0.50 27.00
d11 26.17 16.33 1.60
d17 1.21 11.75 30.87
d20 7.37 6.66 2.29


入射瞳位置 20.14 19.26 113.19
射出瞳位置 -15.21 -37.27 109.57
前側主点位置 23.96 27.04 201.12
後側主点位置 -6.59 -10.72 -57.31

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離 レンズ構成長 前側主点位置 後側主点位置
1 1 58.90 6.18 -0.58 -3.99
2 4 -14.22 20.69 0.89 -11.89
3 12 21.11 6.85 -6.46 -7.92
4 18 24.88 4.08 -2.29 -4.29
G 21 ∞ 2.26 0.74 -0.74

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 -63.65
2 2 30.10
3 4 -14.56
4 6 0.00
5 8 -23.35
6 10 24.09
7 13 12.19
8 15 68.61
9 16 -12.13
10 18 11.14
11 19 -16.84
12 21 0.00
L1は第1レンズ群、L2は第2レンズ群、L3は第3レンズ群、L4は第4レンズ群、L5は第5レンズ群、SPは絞り、IPは像面、Gはガラスブロック、PRはプリズム部材、LRは後続レンズ群

Claims (6)

  1. 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、複数のレンズ群を含む後続レンズ群を有し、
    光軸を折り曲げる反射面を有するプリズム部材が該第2レンズ群中又は該第2レンズ群の像側であって開口絞りよりも物体側に配置されており、広角端から望遠端へのズーミングに際し、該第1レンズ群と該第2レンズ群の間隔が大きくなり、該第2レンズ群と該後続レンズ群の物体側のレンズ群の間隔が小さくなるズームレンズであって、
    該第1レンズ群は少なくとも1つの負レンズGnを有し、該負レンズGnの材料のアッベ数と部分分散比を各々νn、θgFn、該負レンズGnの焦点距離(負レンズGnが他のレンズと接合されているときは分離したときの焦点距離)をfn、該プリズム部材の材料の屈折率をNpr、望遠端における全系の焦点距離をftとするとき、
    1.82<Npr<2.50
    −1.68×10−3×νn+0.590<θgFn<3.15×10−4×νn−1.86×10−2×νn+0.88(但し 5<νn<27)
    0.85<|ft/fn|<2.50
    なる条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、
    3.0<|ft/f2|<10.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記負レンズGnの物体側と像側のレンズ面の曲率半径を各々R1、R2とするとき
    1.5<(R1+R2)/(R1−R2)<4.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記負レンズGnの材料の屈折率をNnとするとき、
    1.82<Nn<2.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第2レンズ群は物体側より像側へ順に負レンズ、プリズム部材、負レンズ、正レンズより成ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する固体撮像素子を有していることを特徴とする撮像装置。
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