JP2011135026A - ワークユニットの保持方法および保持機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークユニットのフレームを保持テーブルの保持面よりも下方に位置付けて保持する動作を、作業者の手作業によることなく、また、そのための専用の機構を用いることなく的確に行う。
【解決手段】搬入機構(搬送機構)40のワークユニット保持手段43でワークユニット7のフレーム5を吸引保持し、搬入機構40のアーム42を旋回させてワークユニット7をテーブル手段50の上方に位置付け、ワークユニット保持手段43を下降させてウェーハ1をチャックテーブル55の保持面56に載置し、引き続きワークユニット保持手段43を下降させることによりフレーム5を押し下げて保持面56よりも下方に位置付ける。次いで、テーブルベース53を回転させてテーブルベース53に設けた複数のフック54(フレーム係合部)の押さえ片54bの下方にフレーム5を係合させて保持する。
【選択図】図9

Description

本発明は、半導体ウェーハ等のワークを加工するにあたり、該ワークを搬送するために環状のフレームの開口部に粘着テープを介して支持したワークユニットとした際の、該ワークユニットを加工位置へ保持するための保持方法および保持機構に関する。
半導体デバイス製造工程においては、半導体からなるウェーハの表面にICやLSI等の多数の電子回路を形成し、次いでウェーハの裏面を研削して所定の厚さに加工してから、電子回路が形成された領域を分割予定ラインに沿って切断するダイシングを行って、1枚のウェーハから多数の半導体チップをデバイスとして得ている。ウェーハの裏面研削およびダイシングは、それぞれ研削装置および切削装置が一般に用いられている。これら装置としては、ウェーハを負圧で吸着、保持して加工面を露出させる保持テーブル(チャックテーブル)と、該保持テーブルに保持されたウェーハの加工面を加工する加工手段とを備えた構成のものが知られている。加工手段は、研削装置の場合は研削砥石等の研削工具を備えた研削手段であり、切削装置の場合は切削ブレード等の切削工具を備えた切削手段である(特許文献1,2参照)。
ところで、一般に半導体ウェーハ等の板状ワークをハンドリングする際には、ワークを環状のフレームの開口部に粘着テープを介して支持してワークユニットとし、フレームを保持することによって作業性の向上やワークの破損を防止することが行われている(特許文献3)。そして、このようなワークユニットのワークを上記の研削装置や切削装置のような加工装置における保持テーブルに保持する際には、フレームが加工手段に干渉しないようにするために、フレームを下降させて保持テーブルの保持面よりも下方に位置付けて保持する必要がある。フレームを下降させるには、作業者が手作業で行うことにより可能であり、また、上記特許文献3に記載のダイシング装置では、可動式のクランプ機構によってフレームを押し下げるようになされている。
特開2002−319559号公報 特開平8−25209号公報 特開平8−69985号公報
しかして、上記特許文献1〜3に記載されるようなワークの搬送および加工を自動で行う加工装置においては、作業者による手作業を介在させることは効率が低下して自動化の意味がなく非現実的である。また、上記クランプ機構等のフレームを下降させる可動機構を具備させると、装置の構成が複雑になるとともにトラブルの要因を増やすことになる可能性がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、上記ワークユニットのフレームを保持テーブルの保持面よりも下方に位置付けて保持する動作を、作業者の手作業によることなく、また、そのための専用の機構を用いることなく的確に行うことを可能とするワークユニットの保持方法および保持機構を提供することにある。
本発明のワークユニットの保持方法は、環状のフレームの開口部に粘着テープを介してワークを支持してなるワークユニットを、上面が前記ワークを保持する保持面に形成された保持テーブルと、該保持テーブルを支持するテーブルベースと、該テーブルベースを鉛直方向を回転軸として回転させる回転駆動機構とを有するテーブル手段に保持するワークユニットの保持方法であって、前記ワークユニットの前記ワークを、前記粘着テープを介して前記保持面に載置するワーク載置工程と、前記ワークユニットの前記フレームを下降させて前記保持面よりも下方に位置付けるフレーム下降工程と、前記回転駆動機構により前記テーブルベースを回転させることによって、前記テーブルベースに設けられたフレーム係合部の下方に前記ワークユニットの前記フレームを位置付けるとともに該フレームを前記保持面よりも下方に位置付けた状態に保持するフレーム保持工程と、前記ワークユニットの前記フレームが前記フレーム係合部の下方に位置付けられた状態で、前記ワークを前記粘着テープを介して前記保持面に保持するワーク保持工程とを有することを特徴としている。
次に、本発明のワークユニットの保持機構は、上記本発明のワークユニットの保持方法を好適に実現するものであり、環状のフレームの開口部に粘着テープを介してワークを支持してなるワークユニットを、上面が前記ワークを保持する保持面に形成された保持テーブルと、該保持テーブルを支持するテーブルベースと、該テーブルベースを鉛直方向を回転軸として回転させる回転駆動機構とを有するテーブル手段に保持するワークユニットの保持機構であって、前記ワークユニットの前記フレームの上面に吸着することによって該ワークユニットを保持し、かつ、前記テーブル手段に対応した位置に搬送する搬送機構と、前記テーブルベースに設けられ、前記ワークユニットの前記フレームを前記保持面よりも下方に位置付けた状態に保持するフレーム係合部と、前記搬送機構を下降させて該搬送機構に保持された前記ワークユニットの前記フレームを前記保持面よりも下方に位置付け、次いで、前記回転駆動機構により前記テーブルベースを回転させて該フレームを前記フレーム係合部の下方に係合させる制御手段とを有することを特徴としている。
上記本発明によれば、ワークユニットを保持してテーブル手段に搬送する搬送機構によりワークユニットのフレームを下降させ、次いでテーブル手段を回転させることにより、テーブルベースに設けられたフレーム係合部の下方にフレームが係合して、フレームは保持テーブルの保持面よりも下方に位置付けられて保持される。したがって作業者の手作業によることなく、ワークユニットのフレームを保持テーブルの保持面よりも下方に位置付けて保持することができる。また、搬送機構や回転するテーブルベースは自動装置における既存の構成要素を用いることができるため、フレームを下降させるための専用の機構は必要ない。
なお、本発明は半導体ウェーハ等の板状ワークを加工する装置に好適に適用されるが、加工装置としては、上記研削装置や研磨装置、上記ダイシングを行う切削装置、あるいはレーザ光線を照射して溶断等の加工を施すレーザ加工装置等が挙げられる。
本発明で言うワークは特に限定はされないが、例えば研削装置で加工するものとして、シリコンやガリウムヒ素(GaAs)等からなる半導体ウェーハ、セラミック、ガラス、サファイア(Al)系の無機材料基板、板状金属や樹脂の延性材料、ミクロンオーダーからサブミクロンオーダーの平坦度(TTV:total thickness variation−ワークの被研削面を基準として厚さ方向に測定した高さのワークの被研削面全面における最大値と最小値の差)が要求される各種加工材料等が挙げられる。
また、例えばワークをダイシングする切削装置で加工するワークとして、シリコンやガリウムヒ素(GaAs)等からなる半導体ウェーハ、チップ実装用としてウェーハの裏面に設けられるDAF(Die Attach Film)等の粘着部材、半導体製品のパッケージ、セラミック、ガラス、サファイア(Al)系の無機材料基板、液晶表示装置を制御駆動するLCDドライバ等の各種電子部品、ミクロンオーダーの加工位置精度が要求される各種加工材料等が挙げられる。
本発明によれば、ワークユニットのフレームを保持テーブルの保持面よりも下方に位置付けて保持する動作を、作業者の手作業によることなく、また、そのための専用の機構を用いることなく的確に行うことができるといった効果を奏する。
環状フレームに粘着テープを介してワークを支持してなるワークユニットを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る保持機構が適用された研削装置の全体斜視図である。 研削装置が備える搬入/搬出ロボットのフォーク部および該フォーク部からワークユニットが移される位置決め台を示す斜視図である。 図3に示した位置決め台によるワークユニットの位置決め作用の一例を示す平面図である。 図2の一部拡大図であって、第1実施形態の保持機構およびその周辺部分を示す斜視図である。 第1実施形態に係るテーブル手段のフックを示す(a)斜視図、(b)正面図である。 第1実施形態に係るテーブル手段のフック(フレーム係合部)にワークユニットのフレームが係合して保持される作用を示す平面図である。 第1実施形態に係るワークユニット保持手段が備えるフレーム保持部の構造および作用を示す側面図である。 第1実施形態に係る保持機構の作用を示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係る保持機構が適用された切削装置の全体斜視図である。 第2実施形態に係る保持機構のワークユニット保持手段を示す斜視図である。 第2実施形態に係る保持機構の作用を示す側面図である。
[1]第1実施形態:研削装置
以下、本発明を半導体ウェーハの研削装置に適用した第1実施形態を説明する。
(1)半導体ウェーハ
はじめに、図1に示す第1実施形態でのワークである円板状の半導体ウェーハ(以下、ウェーハ)1を説明する。ウェーハ1は、厚さが例えば100〜700μm程度のシリコンウェーハ等であり、表面(図1では表面は下側、したがって裏面が上方に露出している)には格子状の分割予定ライン2によって区画された多数の矩形状のデバイス(チップ領域)3が形成されている。各デバイス3の表面には、図示せぬICやLSI等の電子回路が形成されている。ウェーハ1の周面の所定箇所には、半導体の結晶方位を示す直線状の切欠き(オリエンテーション・フラット)4が形成されている。この場合の切欠き4は、一方向に延びる分割予定ライン2と平行である。ウェーハ1は、図2に示す研削装置10によって裏面研削がなされて適宜厚さに薄化されてから、分割予定ライン2に沿って分割され、各デバイス3が半導体チップに個片化される。
ウェーハ1は、図1に示すように、環状のフレーム5の内側の開口部5aに粘着テープ6を介して同心状に一体に支持された状態で、研削装置10に供給される。粘着テープ6は片面が粘着面とされたもので、その粘着面に、フレーム5と、多数のデバイス3が形成されているウェーハ1の表面が貼り付けられる。フレーム5は、金属等の板材からなる剛性を有するものであり、フレーム5を支持することにより、ウェーハ1が搬送される。
フレーム5は略円形状であって、内周縁は真円状であるが、外周縁は四方が直線状に切り欠かれてフラット縁部5bが形成されている。ウェーハ1を挟んで対向する2組のフラット縁部5bは平行であり、一方の組のフラット縁部5bは分割予定ライン2の一方向に延びる側と平行となっており、他方の組のフラット縁部5bは分割予定ライン2の他方向に延びる側と平行となっている。ここで、フレーム5の外周縁の、周方向に隣接するフラット縁部5b間の4カ所の円弧状部分を円弧縁部5cと称する。そして、このようなフレーム5にウェーハ1が粘着テープ6を介して支持されたもの全体を、ワークユニット7と称する。
(2)研削装置
(2−1)研削装置の概要
続いて、図2に示す研削装置10の構成および基本的動作を説明する。この研削装置10では、以下に説明するように、供給側カセット13a内から1枚のワークユニット7が取り出されて研削手段60によりウェーハ1が裏面研削され、この後、ワークユニット7がスピンナ式洗浄装置80で洗浄、乾燥処理されてから回収側カセット13bに収納される。この過程での動作は、制御手段90によって自動制御される。
図2で符号11は、X軸方向に長い直方体状の基台である。基台11のX軸方向の一端部(図2でX1方向側の端部)には、供給側カセット台12Aおよび回収側カセット台12BがY軸方向に並んで設けられている。供給側カセット台12Aには、複数の上記ワークユニット7が積層状態で収納された供給側カセット13aが着脱可能に載置され、回収側カセット台12Bには、空の回収側カセット13bが着脱可能に載置される。
カセット13a,13bは同一構成であり、ワークユニット7の出し入れ口である開口をX2方向側に向けて、カセット台12A,12Bにそれぞれ載置される。カセット13a,13bの、開口を挟む両側の側壁の内面には、Y軸方向に離れた左右一対の棚板が上下にわたって複数組設けられている。ワークユニット7は、ウェーハ1を上側、粘着テープ6を下側とされ、フレーム5が左右一対の棚板に載置される。これにより複数のワークユニット7は、カセット13a,13b内に上下に空隙を空けた状態で水平に収納される。
供給側カセット13a内に収納されているワークユニット7は、上下動が可能な旋回式のリンクアーム21を有する搬入/搬出ロボット20によって1枚が取り出され、ウェーハ1を上側にして位置決め台30に載置されて所定の搬送開始位置に位置決めされる。
搬入/搬出ロボット20のリンクアーム21の先端には、図3に示すように、該先端に旋回可能に支持されたブラケット22を介して、ワークユニット7を下方から支持するフォーク部23を有している。
フォーク部23は、一対の板状の支持板24が、ブラケット22側の基端部から、水平に、かつ、横方向に分岐して互いに平行に延びる二股状に形成されたものである。各支持板24の上面には、ワークユニット7のフレーム5が嵌り込んで受けられる凹部24aが形成されている。各凹部24aの端部は、フレーム5の円弧縁部5c対応する円弧状に形成されており、フレーム5は、円弧縁部5cが凹部24aの端部の内側に嵌り込み、2組のフラット縁部5bが支持板24の延びる方向と概ね平行あるいは直交する状態で、フォーク部23に受けられて支持される。なお、凹部24aの大きさは、ワークユニット7が確実に嵌り込むことが可能なように、ワークユニット7が水平方向に若干移動可能な程度に設定されている。
ワークユニット7はこのように搬入/搬出ロボット20のフォーク部23に支持されて供給側カセット13a内から取り出され、位置決め台30に載置される。図3に示すように、位置決め台30の上面には、搬入/搬出ロボット20のフォーク部23が嵌合する凹所30aが形成されている。この凹所30aは搬入/搬出ロボット20のフォーク部23に対向するY軸方向内側(Y2方向側)に開放しており、フォーク部23が凹所30aに嵌合することにより、ワークユニット7は凹所30a以外の位置決め台30の上面に載置される。
位置決め台30には、内側の突き当て面が平坦な3つの平面突き当てブロック31,32,33と、内側の突き当て面が湾曲した1つの曲面突き当てブロック34が設けられている。これら突き当てブロック31〜34は、位置決め台30の中心から見て、X1方向に曲面突き当てブロック34が配され、X2方向、Y1方向、Y2方向に、それぞれ平面突き当てブロック31,32,33が配されている。Y2方向側の平面突き当てブロック33は、凹所30aの開放側の端部に固定されている。この固定平面突き当てブロック33以外の突き当てブロック31,32,34は、凹所30a以外の上面に設けられ、これら突き当てブロック31,32,34のうち曲面突き当てブロック34は上面に固定されている。
曲面突き当てブロック34に対向するX2方向側の平面突き当てブロック31と、固定平面突き当てブロック33に対向するY1方向側の平面突き当てブロック32は、それぞれX軸方向、Y軸方向にスライド可能に支持されている(以下、可動平面突き当てブロック31,32と言う)。凹所30aの端部に固定された固定平面突き当てブロック33は、ワークユニット7を支持したフォーク部23が凹所30aに嵌り込むと、フォーク部23の基端部とワークユニット7との間の空間23aに配される。
この位置決め台30によれば、まず、搬入/搬出ロボット20のフォーク部23が凹所30aに嵌り込んでワークユニット7が上面に載置される。この時、可動平面突き当てブロック31,32は外側に位置しており、図4(a)に示すようにワークユニット7は4つの突き当てブロック31〜34で囲まれる。次いで、フォーク部23がY2方向に水平移動して凹所30aから退避する。図4(a)では、ワークユニット7は、フラット縁部5bがX・Y軸方向と平行にはなっておらず若干斜めの状態となっている。
続いて、図4(b)に示すように、固定平面突き当てブロック33に対向する側の可動平面突き当てブロック32を、ワークユニット7方向であるY2方向に進出させ、ワークユニット7のフレーム5を、可動平面突き当てブロック32と固定平面突き当てブロック33との間に挟み込む。これによりワークユニット7は、フレーム5のフラット縁部5bがX・Y軸方向と平行な真っ直ぐな姿勢に矯正されるとともに、Y軸方向の位置決めがなされる。
次に、図4(c)に示すように、曲面突き当てブロック34に対向する側の可動平面突き当てブロック31を、ワークユニット7方向であるX1方向に進出させ、ワークユニット7のフレーム5を、可動平面突き当てブロック31と曲面突き当てブロック34との間に挟み込む。これによりワークユニット7のX軸方向の位置決めがなされ、上記所定の搬送開始位置に位置決めされる。
上記のようにして位置決め台30で搬送開始位置に位置決めされたワークユニット7は、搬入機構(搬送機構)40によって位置決め台30から取り上げられ、搬入/搬出位置に位置付けられているテーブル手段50に、露出しているウェーハ1の裏面を上に向けた状態で保持される。
テーブル手段50は、図5に示すように、外周縁の環状凸部51に囲まれた凹所52が上面に形成された円形皿状のテーブルベース53と、テーブルベース53の凹所52の中央に固定された円板状のチャックテーブル(保持テーブル)55とを備えている。チャックテーブル55は空気を吸引して生じる負圧作用により、水平な上面である保持面56に載置されるワーク(この場合、ウェーハ1)を吸引保持する一般周知の真空チャック式のものである。保持面56はウェーハ1と同等の直径を有しており、ウェーハ1は、保持面56に粘着テープ6を介して同心状に載置されて、吸引保持される。
テーブルベース53の凹所52の外周部には、複数(この場合、4つ)のフック(フレーム係合部)54が周方向に等間隔をおいて固定されている。フック54は、図6に示すように、脚部54aと、脚部54aの上端から内周側に水平に延びる押さえ片54bとを有する逆L字状の板状片であり、脚部54aの下端部が凹所52に固定されている。
図6(b)に示すように、フック54の押さえ片54bの縦断面は、下側の辺(下底)が上側の辺(上底)よりも短い左右対称の略台形状となっており、最も下方に位置する中央の下面54cの両側に、テーパ面54dが形成されている。押さえ片54bの上面54eはほぼ水平な平坦面であり、この上面54eはチャックテーブル55の保持面56よりも下方に位置している。したがって押さえ片54の下面54cも当然ながら該保持面56より下方に位置している。
ワークユニット7は、搬入機構40により、ウェーハ1が粘着テープ6を介してチャックテーブル55の保持面56に同心状に載置されるとともに、フレーム5の上面が保持面56よりも下方に押し下げられる。そして、テーブル手段50が回転することにより、フック54の押さえ片54bの下方にフレーム5の円弧縁部5cの周縁部が入り込んで係合し、該押さえ片54bでフレーム5は保持面56よりも下方に位置付けられた状態が保持される。本実施形態では、上記の搬入機構40、テーブルベース53に設けられたフック54および制御手段90により、本発明に係る保持機構が構成される。この保持機構における搬入機構40の構成ならびにテーブル手段50へのワークユニット7の保持動作については、後で詳述する。
図5に示すように、テーブルベース53は、基台11上においてX軸方向に移動可能に設けられたスライド台14に回転可能に支持されており、図示せぬ回転駆動機構によって回転させられる。すなわちテーブル手段50全体が回転可能となっている。テーブル手段50に保持されたワークユニット7は、スライド台14ごとX2方向に移動させられて加工位置に送り込まれる。加工位置の上方には、図2に示す研削手段60が配設されている。基台11上には、スライド台14の移動路を塞いで研削屑等が基台11内に落下することを防ぐ蛇腹状のカバー15が伸縮自在に設けられている。テーブル手段50は、スライド台14がX軸方向に移動することにより、X1方向側の上記搬入/搬出位置と、X2方向側の研削手段60の下方位置である加工位置との間を往復移動させられる。
図2に示すように、研削手段60は、基台11のX軸方向の端部に立設されたコラム16に、Z軸方向に沿って昇降可能に設けられている。すなわちコラム16の前面(X1方向側の面)にはZ軸方向に延びるガイド17が設けられており、研削手段60は、スライド板18を介してガイド17に摺動自在に装着されている。そして研削手段60は、サーボモータ19aによって駆動されるボールねじ式の加工送り手段19が作動することにより、スライド板18を介してZ軸方向に昇降する。
研削手段60は、スライド板18に固定されたハウジング61と、ハウジング61内に支持されたZ軸方向に延びる図示せぬスピンドルと、このスピンドルの下端に固定された研削ホイール62と、スピンドルを回転駆動するスピンドルモータ63とを備えている。研削ホイール62の下端面には、多数の研削砥石62aが環状に配列されている。研削砥石62aは、ダイヤモンドの砥粒をメタルボンドやレジンボンド等の結合剤で固めて成形したダイヤモンド砥石等が用いられる。
上記加工位置に位置付けられたワークユニット7のウェーハ1は、研削手段60により上方に露出している裏面が研削され、目的厚さに薄化される。研削手段60による研削は、加工送り手段19でスライド板18とともに研削手段60を下降させながら、スピンドルモータ19aを運転してスピンドルとともに回転する研削ホイール62の研削砥石62aをウェーハ1の裏面に押し付けることによりなされる。ウェーハ1の裏面研削は、このような研削手段60の研削動作を行いながらテーブルベース53を一方向に回転させてウェーハ1を自転させることにより、裏面全面が研削される。ウェーハ1の厚さは、図示せぬ接触式の厚さ測定手段でウェーハ1の上面およびチャックテーブル55の保持面56と同一高さに形成された環状凸部51の上面高さを測ることにより逐一測定され、測定値が目的値になった時点で裏面研削は終了となる。
ウェーハ1の裏面研削が終了したら、研削手段60は上方に退避し、次いでスライド台14がX1方向に移動してワークユニット7が搬入/搬出位置に戻され、チャックテーブル55の真空運転が停止されて保持面56へのウェーハ1の吸引保持が解除される。
続いて、ワークユニット7が、搬出機構70によってテーブル手段50から搬出され、スピンナ式洗浄装置80に搬送される。搬出機構70は上記搬入機構40と同様の構成であり、搬入機構40とともに後述する。スピンナ式洗浄装置80は、図2に示すように、昇降式のカバー81aで内部が開閉されるケーシング81内に真空チャック式のスピンナテーブル82が配設され、このスピンナテーブル82に載置されて吸引保持されたワークユニット7に対し、図示せぬ洗浄水噴射ノズルから洗浄水を噴射し、次いで乾燥空気を噴射するといった構成のものである。ワークユニット7は、搬入機構40によりスピンナテーブル82に載置され、カバー81aが閉じられてケーシング81内で洗浄、乾燥処理される。
スピンナ式洗浄装置80でワークユニット7の洗浄、乾燥処理が終了したら、カバー81aが開き、ワークユニット7は搬入/搬出ロボット20によってスピンナテーブル82から搬出される。そして、引き続き搬入/搬出ロボット20によって回収側カセット13b内に収容される。
以上が研削装置10の構成および基本的動作であり、次に、上記の搬入機構40を含む保持機構および搬出機構70について説明する。
(2−2)保持機構の構成および動作
上記搬入機構40は、図5に示すように、回転軸41を介して基台11に水平方向に旋回可能に支持されたアーム42と、アーム42の先端下面に固定されたワークユニット保持手段43とを備えている。
回転軸41は軸方向がZ軸方向に延びる状態に基台に支持されている。回転軸41は、基台11内に配設された図示せぬ回転・昇降駆動機構により、回転および昇降の動作がなされる。したがってアーム42およびワークユニット保持手段43は、回転軸41と一体に回転および昇降するようになされている。
ワークユニット保持手段43は、十字状のスポーク部44の先端部に環状のリング部45が固定されたもので、スポーク部44の中心がアーム42の先端に固定されている。スポーク部44の複数(この場合4つ)の先端部には下方に突出する段部44aが形成されており、この段部44aの下面にリング部45の上面が固定されている。リング部45は剛性を有する真円状の環状板材からなるもので、リング部45の下面により、ワークユニット7のフレーム5を上面側から下方に押圧する押圧面45b(図8参照)が構成されている。
リング部45がフレーム5を下方に押圧する際には、リング部45はフレーム5と同心状に位置付けられる。リング部45の内径は、フレーム5の内径とほぼ同じ寸法とされる。図7に示すように、リング部45の外径は、フレーム5のフラット縁部5bから外側に出ない寸法に設定される。また、上記4つのフック54の、対向する2組のフック54の押さえ片54b間の間隔は、図7(a)に示すように、フレーム5の互いに平行なフラット縁部5b間の距離よりも広く、かつ、図7(b)に示すように、フレーム5の対角上にある円弧縁部5c間の距離よりも狭く設定されている。したがってフレーム5は、各フラット縁部5bが各フック54に対応した特定の向きの場合に限り、各フック54の内側を通って押さえ片54bよりも下方に侵入することが許容されるようになっている。ここで、各フック54が各フラット縁部5bに対応する位置を、フレーム侵入許容位置と言う。
リング部45の上面には、複数(この場合4つ)のフレーム保持部46が、周方向に等間隔をおいて設けられている。フレーム保持部46は、図8に示すように、リング部45の下側に配設される保持パッド47と、保持パッド47を支持する板バネ48と、カバー49とを備えている。保持パッド47は下面が吸着面47aとなっており、軸部47bの下端部に固定されている。保持パッド47が配設されたリング部45の下面には、保持パッド47を収容可能な溝45aが形成されており、軸部47bは、溝45aの上方に形成されたリング部45の薄肉部45cに、上下方向に摺動可能に挿入されている。
軸部47bにおいては、リング部45の上面側への突出部47cが板バネ48の揺動端部に固定されている。板バネ48は、リング部45の上面に形成された凸部45dに基端部が固定されており、揺動端部が上下方向に弾性的に揺動する。カバー49は、板バネ48および軸部47bを覆ってリング部45の上面に固定されている。
保持パッド47の軸部47bには、保持パッド47の吸着面47aを負圧とするための空気吸引管47dが接続されている。空気吸引管47dはカバー49を摺動可能に貫通して上方に延びており、この空気吸引管47dには、図示せぬホースを介して空気吸引源が連通される。保持パッド47は、空気吸引源が運転されると吸着面47aが負圧となり、該吸着面47aにフレーム5を吸引保持する。
軸部47bを介して板バネ48に弾性的に支持された保持パッド47は、板バネ48に外力がかからない通常の状態では、図8(a)に示すように、吸着面47aがリング部45の下面(押圧面45b)よりも下方に位置し、該吸着面47aでフレーム5の上面を吸引保持することが可能となる。また、保持パッド47が相対的に上方に押される外力を受けると、図8(b)〜(c)に示すように、保持パッド47は板バネ48を上方に変形させながら溝45a内に入り込む。
以上が搬入機構40の構成であり、続いて該搬入機構40を含む上記保持機構によって位置決め台30からテーブル手段50にワークユニット7を搬入するとともに、ワークユニット7のフレーム5を該保持機構のフック54に係合させる動作を説明する。この動作も制御手段90によって自動制御されるのは勿論であり、その過程中に、本発明に係るワークユニットの保持方法を含んでいる。
位置決め台30でワークユニット7が搬送開始位置に位置決めされると、搬入機構40のアーム42が旋回し、ワークユニット保持手段43が位置決め台30の上方まで搬送される。そして、回転軸41が下降するとともに保持パッド47が真空運転され、これにより保持パッド47の吸着面47aにフレーム5の上面が吸引保持される。この時には、板バネ48の弾性によって保持パッド47が上下に微動し、吸着面47aにフレーム5の上面が確実に吸着する。
次いで、回転軸41が上昇してワークユニット7はワークユニット保持手段43によって位置決め台30から持ち上げられ、アーム42が図5で矢印D方向に旋回し、図9(a)に示すように、搬入/搬出位置に位置決めされているテーブル手段50の上方でワークユニット保持手段43が停止する。ここで、テーブル手段50が適宜に回転して、図7(a)に示すように各フック54が上記フレーム侵入許容位置に位置付けられる。
次に、回転軸41が下降し、ワークユニット保持手段43が下方のテーブル手段50に向かって下降する。すると、図9(b)に示すように、ウェーハ1が粘着テープ6を介してチャックテーブル55の保持面56に載置される(ワーク載置工程)。そして、さらに回転軸41が下降することにより、フレーム5のみが、粘着テープ6を延伸させながらフック54の内側を通って押し下げられていく。フレーム5がワークユニット保持手段43で押し下げられる過程では、図8(b)に示すように、保持パッド47はフレーム5から上方への外力を受けて溝45aに入り込んでいく。そして、板バネ48もその外力を受けて上方に弾性変形し、したがって保持パッド47はリング部45に近付きながら下降していく。
さらにワークユニット保持手段43が下降すると、図8(c)に示すように、リング部45の下面である押圧面45bがフレーム5の上面に接触し、該押圧面45bでフレーム5が押し下げられていく。そして、フレーム5がフック54の押さえ片54bの下側まで押し下げられたらワークユニット保持手段43の下降が停止する。次いで、テーブル手段50が図7(b)の矢印E方向に所定角度(この場合、45°程度)回転し、図9(c)に示すように、フレーム5の円弧縁部5cの周縁部がフック54の押さえ片54bの下側に入り込んで係合する。これにより、フック54の押さえ片54bでフレーム5はチャックテーブル55の保持面56よりも下方に位置付けられた状態に保持される(フレーム保持工程)。
上記のようにワークユニット保持手段43でフレーム5を押し下げる際には、図6(b)に示すように、フレーム5の円弧縁部5cの周縁がフック54の押さえ片54bのテーパ面54dに当接可能な位置まで押し下げればよい。この位置までフレーム5が押し下げられてからテーブル手段50が回転すると、同図の矢印で示すように円弧縁部5cの周縁がテーパ面54dに当接し、続いてテーパ面54dを円弧縁部5cの周縁が摺接することによってフレーム5が下面54cに向けてガイドされ、円弧縁部5cの上面が下面54cに当接した状態に係合する。このような動作がなされることにより、弛みが生じずテンションがかかった粘着テープ6によってフレーム5の円弧縁部5cが押さえ片54bの下面54cに圧接した状態で係合し、フレーム5が確実にフック54に保持される。
このようにしてフレーム5がフック54の押さえ片54bに係合してチャックテーブル55の保持面56よりも下方に位置付けられた状態に保持されたら、チャックテーブル55の保持面56が真空運転され、該保持面56にウェーハ1が粘着テープ6を介して吸引保持される(ワーク保持工程)。以上で、テーブル手段50によるワークユニット7の保持が完了する。
なお、リング部45の外径は、テーブル手段50が回転して円弧縁部5cがフック54に係合する際、フック54に干渉せず、テーブル手段50の回転を阻害しない寸法に設定される。また、スポーク部44の下面とリング部45の上面との高さギャップは、フレーム5がフック54に係合する高さまでリング部45が下降した状態で、スポーク部44の下面がウェーハ1の上面から確実に離れて接触しない寸法に設定される。
上記のようにしてテーブル手段50によるフレーム5の保持が完了したら、保持パッド47の真空運転が停止し、ワークユニット保持手段43が上方に退避する。この後、ワークユニット7は上記のように加工位置に送られて研削手段60により上面(裏面)が研削されるが、研削の際、フレーム5はチャックテーブル55の保持面56よりも下方に保持されているため、研削砥石62aがフレーム5に干渉することがない。また、フック54の上端面である押さえ片54の上面54eもチャックテーブル55の保持面56より下方に位置しているため、研削砥石62aがフック54に干渉することがない。
(2−3)搬出機構の構成および動作
次に搬出機構70を説明するが、搬出機構70の構成は搬入機構40と同一構成であるため、構成に関しては図5に示すように同一要素に同一符号を付して説明を省略する。搬出機構70は、ウェーハ1の裏面研削が終了して搬入/搬出位置に戻されたワークユニット7をテーブル手段50から取り出し、スピンナ式洗浄装置80に搬送する。
搬出機構70によりテーブル手段50からワークユニット7を取り出す動作は、搬入機構40がテーブル手段50にワークユニット7を保持させる動作の逆である。すなわち、図9(c)に示すように、ワークユニット保持手段43を下降させてリング部45をフレーム5の上面に接触させ、保持パッド47でフレーム5の上面を吸引する。
次いで、チャックテーブル55の保持面56の真空運転を解除し、テーブル手段50を回転させて図7(a)に示すようにフック54をフレーム侵入許容位置に位置付けてから、ワークユニット保持手段43を上昇させ、図9(b)〜(a)に示すようにワークユニット7をテーブル手段50から上方に持ち上げる。この後、アーム42を図5で矢印F方向に旋回させ、ワークユニット7をスピンナ式洗浄装置80に搬送して、ワークユニット保持手段43からワークユニット7をスピンナテーブル82に載置する。
(2−4)保持機構の作用効果
上記第1実施形態の保持機構によれば、搬入機構40により、ウェーハ1をチャックテーブル55の保持面56に載置した後、引き続きフレーム5を押し下げることによってフレーム5は保持面56よりも下方に位置付けられ、また、その状態からテーブル手段50を回転させることにより、フレーム5はフック54に係合してチャックテーブル55の保持面56よりも下方に位置付けられた状態に保持される。
搬入機構40はワークユニット7を位置決め台30からテーブル手段50に搬入するものとして、また、回転するテーブル手段50はウェーハ1の裏面全面を研削するためのものとして、いずれも自動制御される当該研削装置10の既存の構成要素である。したがって本実施形態では、ワークユニット7のフレーム5をチャックテーブル55の保持面56よりも下方に位置付けて保持する動作を、作業者の手作業によることなく、また、そのための専用の機構を用いることなく的確に行うことができる。
また、本実施形態の搬入機構40によれば、ワークユニット7のフレーム5を押圧するワークユニット保持手段43のリング部45は、フレーム5の上面のほぼ全面に接触して下方に押圧する押圧面45bを有している。したがってフレーム5にはこの押圧面45bによって下方への押圧力が十分に伝わり、フレーム5全体が十分に下方に押圧される。このため、フレーム5をチャックテーブル55の保持面56よりも下方に位置付ける動作が確実に遂行される。すなわち、フレーム5を押し下げるものとしては、上記リング部45のように、ワークユニット保持手段43の下降に伴ってフレーム5を下方に押し下げる押圧力がフレーム5全体に十分に伝わる形態のものが好ましい。
[2]第2実施形態:切削装置
次に、図10〜図12を参照して、上記のように裏面研削されたウェーハ1を分割予定ライン2に沿って切断、分割して多数のデバイス(半導体チップ)3にダイシングする切削装置に本発明を適用した第2実施形態を説明する。ウェーハ1のダイシングは、裏面研削後に引き続き上記ワークユニット7のままの状態でなされる。
(1)切削装置
(1−1)切削装置の構成
以下、図10に示す第2実施形態に係る切削装置100の構成を説明する。この切削装置100では、以下に説明するように、テーブル手段120にワークユニット7が搬入、保持され、ウェーハ1が切削ブレード164によってダイシングされ、この後、ワークユニット7が搬出される。この過程での動作は、制御手段180によって自動制御される。
本実施形態の切削装置100は、一対の切削ブレード164を互いに対向配置した2軸対向型である。図10の符合101は基台であり、この基台101の上面には、スライド台110が、一対のガイド102に沿ってX軸方向に移動自在に設けられている。スライド台110は、モータ111でボールねじ112を作動させる駆動機構113によってX軸方向に往復移動させられる。
スライド台110の上面には、円筒状のケーシング115を介してテーブル手段120が配設されている。テーブル手段120は、円板状のテーブルベース121と、テーブルベース121の中央に固定された円板状のチャックテーブル(保持テーブル)122とを備えている。チャックテーブル122は、上記第1実施形態のチャックテーブル55と同様の真空チャック式のもので、上面の水平な保持面123に載置されるウェーハ1を吸引保持する。保持面123はウェーハ1と同等の直径を有しており、ウェーハ1は、保持面123に粘着テープ6を介して同心状に載置されて、吸引保持される。
テーブルベース121の上面の外周部には、複数(この場合、4つ)のフック(フレーム係合部)124が周方向に等間隔をおいて固定されている。これらフック124は、図6に示した上記第1実施形態のフック54と同様のもので、図12に示すように、脚部124aと、脚部124aの上端から内周側に水平に延びる押さえ片124bとを有する逆L字状の板状片であり、脚部124aの下端部がテーブルベース121に固定されている。また、押さえ片124bの断面形状もフック54と同様で、最も下方に位置する中央の下面124cの両側にテーパ面124dが形成されている点や、上面124eおよび下面124cがチャックテーブル122の保持面123よりも下方に位置している点も同様である。
さらに、フック124の位置も図7に示したように同様であって、4つのフック124の、対向する2組のフック124の押さえ片124b間の間隔は、フレーム5の互いに平行なフラット縁部5b間の距離よりも広く、かつ、フレーム5の対角上にある円弧縁部5c間の距離よりも狭く設定されている。したがって、フック124が各フラット縁部5bに対応したフレーム侵入許容位置で、フレーム5は各フック124の内側を通って押さえ片124bよりも下方に侵入することが許容されるようになっている。
テーブルベース121は、ケーシング115に回転可能に支持されており、ケーシング115内に収容された図示せぬ回転駆動機構によって回転させられる。すなわちテーブル手段120全体が回転可能となっている。また、テーブル手段120は、スライド台110ごと駆動機構113によってX軸方向手前側(X1方向側)の搬入/搬出位置と、奥側(X2方向側)の加工位置との間を往復移動させられる。
基台101上のX2方向側には、加工位置をまたぐ門型コラム130が固定されている。この門型コラム130は、加工位置の両側にY軸方向に並んで立設された一対の脚部131と、これら脚部131の上端部間に水平に架け渡された梁部132とを有している。梁部132のX1方向側の面には、Y軸方向に延びる上下一対のY軸ガイド133が設けられており、これらY軸ガイド133に、第1Y軸スライダ141と第2Y軸スライダ142とがそれぞれ摺動自在に取り付けられている。第1Y軸スライダ141は、図示せぬ第1Y軸送りモータによって作動する第1Y軸ボールねじ送り機構141AによりY軸ガイド133に沿って往復移動させられる。また、第2Y軸スライダ142は、第2Y軸送りモータ142aによって作動する第2Y軸ボールねじ送り機構142AによりY軸ガイド133に沿って往復移動させられる。
第1Y軸スライダ141および第2Y軸スライダ142には、Z軸方向に延びる一対のZ軸ガイド134がそれぞれ設けられており、第1Y軸スライダ141のZ軸ガイド134には第1Z軸スライダ151が、また、第2Y軸スライダ142のZ軸ガイド134には第2Z軸スライダ152が、それぞれ摺動自在に取り付けられている。第1Z軸スライダ151は、第1Z軸送りモータ151aによって作動する第1Z軸ボールねじ送り機構151Aにより、Z軸ガイド134に沿って昇降させられる。また、第2Z軸スライダ152は、第2Z軸送りモータ152aによって作動する第2Z軸ボールねじ送り機構152Aにより、Z軸ガイド134に沿って昇降させられる。
第1Z軸スライダ151の下端部には第1切削手段161が固定されており、第2Z軸スライダ152の下端部には第2切削手段162が固定されている。各切削手段161,162は同一構成であって、直方体状のスピンドルハウジング163内に、サーボモータ等によって高速回転する円筒状の回転軸が収容され、スピンドルハウジング163の先端開口から突出する該回転軸の先端に、円板状の上記切削ブレード164が同心状に取り付けられたものである。
切削手段161,162の各スピンドルハウジング163は、内部の回転軸がY軸方向と平行、かつ互いに同軸的で、切削ブレード164が取り付けられた先端どうしが向かい合う状態に、第1Z軸スライダ151および第2Z軸スライダ152の下端部にそれぞれ固定されている。切削手段161,162は、それぞれY軸スライダ141,142と一体にY1方向やY2方向に移動させられ、Y軸方向に互いに接近したり離間したりする。スピンドルハウジング163の先端には、回転する切削ブレード164によって跳ね上げられる切削液の周囲への飛散を押さえるブレードカバー165が取り付けられている。
ダイシングされるウェーハ1を備えたワークユニット7は、上記搬入/搬出位置に位置付けられたテーブル手段120に搬送機構170によって搬入され、また、ダイシング後もこの搬送機構170によってテーブル手段120から搬出される。
搬送機構170は、上下伸縮アーム171の下端にワークユニット保持手段172が取り付けられてなるものである。ワークユニット保持手段172は、図11に示すように、H状のブラケット173と、このブラケット173の4つの端部に設けられた保持パッド174とを備えている。上下伸縮アーム171は、図示せぬY軸方向移動機構によってY軸方向に往復移動させられる。保持パッド174は、空気吸引による負圧作用で下面の吸着面にワークユニット7のフレーム5を吸引保持するもので、フレーム5は、各保持パッド174に水平な状態で保持される。
この第2実施形態では、上記の搬送機構170、テーブルベース121に設けられたフック124および制御手段180により、本発明に係る保持機構が構成される。
(1−2)切削装置の動作
次に、制御手段180による切削装置100の動作を説明する。
はじめに、上記保持機構により、裏面研削されたウェーハ1を備えたワークユニット7が、所定の受け渡し位置から、搬入/搬出位置に位置付けられているテーブル手段120に搬入されるとともに、テーブル手段120に保持される。
それには、まず、図10においてY軸方向に移動して所定の受け渡し位置の上方で停止した搬送機構170の上下伸縮アーム171が下方に伸び、真空運転された保持パッド174がフレーム5の上面に吸着する。フレーム5は保持パッド174に吸引保持され、次いで、上下伸縮アーム171が縮小してワークユニット7が持ち上げられ、上下伸縮アーム171が搬入/搬出位置の上方まで移動させられて図12(a)に示すようにワークユニット保持手段172がテーブル手段120の上方に位置付けられる。ここで、テーブル手段120が適宜に回転して各フック124が上記フレーム侵入許容位置に位置付けられる。
続いて、上下伸縮アーム171が下方に伸び、ワークユニット保持手段172が下方のテーブル手段120に向かって下降する。すると、図12(b)に示すように、ウェーハ1が粘着テープ6を介してチャックテーブル122の保持面123に載置される(ワーク載置工程)。そして、さらに上下伸縮アーム171が下方に伸びることにより、フレーム5のみが、粘着テープ6を延伸させながらフック124の内側を通って押し下げられていく。
そして、フレーム5がフック124の押さえ片124bの下側まで押し下げられたらワークユニット保持手段172の下降が停止し、次いでテーブル手段120が所定角度(この場合、45°程度)回転する。これにより、図12(c)に示すように、フレーム5の円弧縁部5cの周縁部がフック124の押さえ片124bの下側に入り込んで係合し、フレーム5はチャックテーブル122の保持面123よりも下方に位置付けられた状態に保持される(フレーム保持工程)。
次いで、チャックテーブル122の保持面123が真空運転され、該保持面123にウェーハ1が粘着テープ6を介して吸引保持される(ワーク保持工程)。以上で、ワークユニット7はテーブル手段120に搬入され、かつ、テーブル手段120に保持される。
上記のようにしてテーブル手段120によるフレーム5の保持が完了したら、保持パッド174の真空運転が停止し、上下伸縮アーム171が縮小してワークユニット保持手段172が上方に退避する。
次に、テーブル手段120が図10においてX2方向に移動してウェーハ1が加工位置に搬送される。そしてこの加工位置において、切削手段161,162によりウェーハ1が図1に示した分割予定ライン2に沿って切断、分割されて各デバイス3にダイシングされる。
分割予定ライン2の切断は、テーブル手段120を回転させてウェーハ1を自転させることにより分割予定ライン2をX軸方向と平行にし、テーブル手段120をX軸方向に移動させながら、切削ブレード164の下端の刃先をウェーハ1に切り込ませる加工送りをすることによってなされる。また、切断する分割予定ライン2の選択は、切削手段161,162をY軸方向に移動させる割り出し送りによってなされる。ダイシングの際、フレーム5はチャックテーブル122の保持面123よりも下方に保持されているため、切削ブレード164の刃先がフレーム5に干渉することがない。
ウェーハ1がダイシングされた後は、テーブル手段120が搬入/搬出位置に戻され、搬送機構170によってワークユニット7がテーブル手段120から搬出されて上記受け渡し位置に戻される。搬送機構170によりテーブル手段120からワークユニット7を搬出する動作は、搬送機構170がテーブル手段120にワークユニット7を保持させる動作の逆である。すなわち、図12(c)に示すように、ワークユニット保持手段172を下降させ、保持パッド174でフレーム5の上面を吸引する。
次いで、チャックテーブル122の保持面123の真空運転を解除し、テーブル手段120を回転させてフック124をフレーム侵入許容位置に位置付けてから、ワークユニット保持手段172を上昇させ、図12(b)〜(a)に示すようにワークユニット7をテーブル手段120から上方に持ち上げる。次いで上下伸縮アーム171が図10のY軸方向に移動し、搬送機構170によりワークユニット7が上記受け渡し位置に戻される。この後、ウェーハ1は次の工程(例えば洗浄工程)に移される。
(1−3)保持機構の作用効果
上記第2実施形態の保持機構によれば、搬送機構170により、ウェーハ1をチャックテーブル122の保持面123に載置した後、引き続きフレーム5を押し下げることによってフレーム5は保持面123よりも下方に位置付けられ、また、その状態からテーブル手段120を回転させることにより、フレーム5はフック124に係合してチャックテーブル122の保持面123よりも下方に位置付けられた状態に保持される。
搬送機構170は、ワークユニット7を所定の受け渡し位置からテーブル手段120の間を往復搬送するものとして、また、回転するテーブル手段120はウェーハ1の全ての分割予定ライン2を切断するためのものとして、いずれも自動制御される当該切削装置100の既存の構成要素である。したがってこの第2実施形態においても、ワークユニット7のフレーム5をチャックテーブル122の保持面123よりも下方に位置付けて保持する動作を、作業者の手作業によることなく、また、そのための専用の機構を用いることなく的確に行うことができる。
1…半導体ウェーハ(ワーク)
5…フレーム
5a…開口部
6…粘着テープ
7…ワークユニット
10…研削装置
40…搬入機構(搬送機構)
43,172…ワークユニット保持手段
50,120…テーブル手段
53,121…テーブルベース
54,124…フック(フレーム係合部)
55,122…チャックテーブル(保持テーブル)
56,123…保持面
90,180…制御手段
100…切削装置
170…搬送機構

Claims (2)

  1. 環状のフレームの開口部に粘着テープを介してワークを支持してなるワークユニットを、上面が前記ワークを保持する保持面に形成された保持テーブルと、該保持テーブルを支持するテーブルベースと、該テーブルベースを鉛直方向を回転軸として回転させる回転駆動機構とを有するテーブル手段に保持するワークユニットの保持方法であって、
    前記ワークユニットの前記ワークを、前記粘着テープを介して前記保持面に載置するワーク載置工程と、
    前記ワークユニットの前記フレームを下降させて前記保持面よりも下方に位置付けるフレーム下降工程と、
    前記回転駆動機構により前記テーブルベースを回転させることによって、前記テーブルベースに設けられたフレーム係合部の下方に前記ワークユニットの前記フレームを位置付けるとともに該フレームを前記保持面よりも下方に位置付けた状態に保持するフレーム保持工程と、
    前記ワークユニットの前記フレームが前記フレーム係合部の下方に位置付けられた状態で、前記ワークを前記粘着テープを介して前記保持面に保持するワーク保持工程と、
    を有することを特徴とするワークユニットの保持方法。
  2. 環状のフレームの開口部に粘着テープを介してワークを支持してなるワークユニットを、上面が前記ワークを保持する保持面に形成された保持テーブルと、該保持テーブルを支持するテーブルベースと、該テーブルベースを鉛直方向を回転軸として回転させる回転駆動機構とを有するテーブル手段に保持するワークユニットの保持機構であって、
    前記ワークユニットの前記フレームの上面に吸着することによって該ワークユニットを保持し、かつ、前記テーブル手段に対応した位置に搬送する搬送機構と、
    前記テーブルベースに設けられ、前記ワークユニットの前記フレームを前記保持面よりも下方に位置付けた状態に保持するフレーム係合部と、
    前記搬送機構を下降させて該搬送機構に保持された前記ワークユニットの前記フレームを前記保持面よりも下方に位置付け、次いで、前記回転駆動機構により前記テーブルベースを回転させて該フレームを前記フレーム係合部の下方に係合させる制御手段と、
    を有することを特徴とするワークユニットの保持機構。
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