JP2011131705A - 車両の圧電変換機能付きエアサスペンション装置 - Google Patents

車両の圧電変換機能付きエアサスペンション装置 Download PDF

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【課題】本発明は、エアスプリングのショック吸収時における大なる振動エネルギーから、車載の電気機器に利用できる電力を確保可能とした車両の圧電変換機能付きエアサスペンション装置を提供する。
【解決手段】本発明は、シャシフレーム1とアクスル14との間に介在させたエアサスペンション用エアスプリング15の内部に、路面振動のショックを吸収するときに生ずる圧電効果により交流の電力が発生する圧電素子30を設け、この圧電素子30で発生した電力を車両に搭載される電気機器の動力源となる蓄電池40に供給する。同構成により、これまで廃棄されていたエアスプリング15のショック吸収時の大なる振動エネルギーが、圧電素子に30より電力に変換され、蓄電池40に蓄えられ、同蓄電池40に蓄えられた電力が、車載の電気機器6に利用される。
【選択図】図2

Description

本発明は、路面振動のショックを吸収するときのエアスプリングの挙動から発電を可能とした車両の圧電変換機能付きエアサスペンション装置に関する。
モータを動力源とした電気自動車や、エンジンとモータを動力源としたハイブリッド電気自動車(車両)は、自動車に搭載された蓄電池に蓄えた電力を用いて走行が行われる。こうした電気自動車は、蓄電池の容量に限りがあるため、走行距離が稼げないなど問題がある。
そこで、近時では、制動時の回生エネルギーを電力に変換して蓄電池に充電する技術や、エンジンの排熱エネルギーをランキンサイクルなどで電力に変換して蓄電池に充電する技術などを用いて、蓄えた電力をモータなど電気機器の作動にも用いることが行われるようになってきた。
これでも回収は十分とはいえない。このため電気自動車やハイブリッド電気自動車では、他から発生するエネルギーの回収についても検討が進められている。そこで、自動車の振動に着目して、振動エネルギーを電力として回収することが検討され始めている。
これには、特許文献1に開示されているようなエンジンの振動に注目し、圧電素子を用いて、エンジン振動から電力を得ることが考えられている。
特開2005−137881号公報
ところが、圧電素子は、圧力に比例した表面電荷が現れるという特徴があり、エンジン振動の程度の圧力では、たとえ引用文献1のようにヒータを発熱させる電力が確保されることがあっても大きな電力の確保には程遠い。
このため、自動車の振動エネルギーは有効に活用されていないのが現状であり、圧電素子を用いて振動エネルギーから効果的に電力を確保する技術が要望されている。
そこで、本発明の目的は、エアスプリングのショック吸収時における大なる振動エネルギーから、車載の電気機器に利用できる電力を確保可能とした車両の圧電変換機能付きエアサスペンション装置を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、シャシフレームとアクスルとの間に介在させたエアサスペンション用エアスプリングの内部に、路面振動のショックを吸収するとき生ずる圧電効果により交流の電力が発生する圧電素子を設け、この圧電素子で発生した電力を、車両に搭載される電気機器の動力源となる蓄電池へ供給する構成とした。
同構成によると、これまで廃棄されていたエアスプリングのショック吸収時の大なる振動エネルギーは、圧電素子により電力に変換され、蓄電池に蓄えられる。この蓄電池に蓄えられた電力が、車載の電気機器に利用される電力となる。
請求項2の発明は、さらに圧電素子と蓄電池に接続され、圧電素子で発生した交流電力を直流電力に整流し、該直流電力を蓄電池へ貯蔵させる整流部を備える構成とした。
請求項3の発明は、さらに整流部、蓄電池と取り合う配線構造が簡単ですむよう、エアスプリングは、シャシフレームに固定されるプレート部材とアクスルに固定されるピストンとの間に介装した筒形のダイヤフラムを有した構成としたうえで、圧電素子を、路面振動で変位することのないプレート部材に支持させる構成とした。
請求項4の発明は、さらに大きな電力が発生されるよう、圧電素子は柱形の素子から構成し、同圧電素子の先端側の圧力を受ける入力部をプレート部材から張り出し、ダイヤフラム内部へ突き出せる構造を採用した。
請求項5の発明は、さらにバンプストッパに影響されずに圧電素子を取り付けられるよう、圧電素子の入力部は、バンプストッパとの干渉を避けるように配置させた。
請求項6の発明は、確実に圧電素子の入力部とバンプストッパとの干渉が避けられるよう、圧電素子の入力部は、バンプストッパの突出した端部の孔部と対応したプレート部材の地点からダイヤフラム内部に突出させ、同入力部の外形がバンプストッパの孔部で許容される大きさとした。
請求項7の発明は、特に容易に干渉が防げるよう、圧電素子の入力部の外形は、入力部において最大となる直径寸法がバンプストッパの孔部の直径寸法よりも小さく、かつ入力部のダイヤフラム内部に突き出る長さ寸法が、バンプストッパの孔部の長さ寸法よりも短く設定した。
請求項1の発明によれば、圧電素子の圧電効果を用い、これまで廃棄されていたエアスプリングのショック吸収時の大なる振動エネルギーから、車両の電気機器に利用できる電力を確保することができる。
請求項2の発明によれば、圧電素子で発生した交流電力を整流した直流電力を蓄電池へ貯蔵することができる。
請求項3の発明によれば、圧電素子は、車輪に追従して変位するアクスル側でなく、変位しないシャシフレーム側のプレート部材に支持されるから、圧電素子と整流部や蓄電池などと取り合う配線構造は簡単ですむ。
請求項4の発明によれば、柱形の圧電素子の組み付けにより、大きな電力の出力を発生させることが可能となる。
請求項5の発明によれば、バンプストッパに影響されずに、圧電素子をプレート部材に取り付けることができる。
請求項6の発明によれば、容易な構造で、圧電素子とバンプストッパとの干渉を確実に防ぐことができる。
請求項7の発明によれば、特に圧電素子の外形の設定だけで、容易に圧電素子とバンプストッパとの干渉が防ぐことができる。
本発明の第1の実施形態の圧電変換機能付きエアサスペンション装置を示す斜視図。 同装置における圧電素子の取付構造を同圧電素子周辺の回路と共に示す断面図。 本発明の第2の実施形態の要部を示す断面図。
以下、本発明を図1および図2に示す第1の実施形態にもとづいて説明する。
図1は、車両に装備されたエアサスペンション、例えば、トラックやバスなど大型車両のハイブリッド電気トラックに装備されたサスペンション装置10を示している。ここでは、フロント側のエアサスペンション装置10(片側だけ図示)を示している。図2は同エアサスペンション装置10のエアスプリング構造を示している。
まず、図1を参照して車両構造の概略を説明すると、図1中1はシャシフレームで、例えば車両前後方向に延びる一対のサイドフレーム2(片側しか図示せず)の間に複数のクロスメンバ(図示せず)を掛け渡したラダー状をなしている。このシャシフレーム1のフロント側に、エンジン3、走行用モータ4、トランスミッション5、キャブ(図示はしない)、一対の前輪6(本願の車輪に相当)などが設けられる。シャシフレーム1のリヤ側に、エンジン3や走行用モータ4からの動力を受けるデファレンシャル(図示はしない)、同デファレンシャルから分配された駆動力で駆動される一対の後輪(図示しない)などが設けられる。またシャシフレーム2には、走行用モータ4やその他の空調機器や灯火機器など、車両に搭載された電気機器の動力源となる蓄電池40が設けてある。
前輪6、後輪(図示しない)は、それぞれエアサスペンション装置10を用いて、シャシフレーム1の車幅方向両側に懸架されている(図1は前輪6側しか図示していない)。前輪6のエアサスペンション装置10は、路面振動のショックを吸収する構造として、例えばシャシフレーム1と交差するようにシャシフレーム1直下に配置された車幅方向に延びるアクスル14と、同アクスル14とサイドフレーム2との間にそれぞれ介装されたエアスプリング15およびショックアブソーバ16とから構成される吸収構造が用いられている。また姿勢を保つ構造として、各種ロッド部材、例えばラジアスロッド7などで構成されたリンク構造が用いられていて、双方の組み合わせからエアサスペンション装置10を構成している。そして、アクスル14の両端部に前輪6が取り付けられる。図示はしないが後輪側のエアサスペンション装置も同様な構造が用いられる。
エアスプリング15は、いずれも図2にも示されるようにサイドフレーム2に取り付けられる円板状の一対のアッパプレート20(本願のプレート部材に相当)と、アクスル14に取り付けられる短筒形のピストン21と、これらアッパプレート部材20とピストン21との間に介装した筒形のダイヤフラム22とを組み合わせた構造が用いられる。ダイヤフラム22の内部には、アッパプレート20に設けてあるエアチューブコネクタ23から所定空気圧の空気が充填される。そして、アッパプレート20はシャシ側ブラケット25を介して、サイドフレーム2の下部に固定され、ピストン21の下部はフロントアクスル14の上部に固定され、前輪3から伝わる路面振動のショックが、ダイヤフラム22の伸縮(変形)により吸収される構造にしている。
またピストン21の頂部にはバンプストッパ27が設けられている。バンプストッパ27は、ダイヤフラム22の内部へ突出する例えば円錐台形状の緩衝部27aをもつ。これで、ダイヤフラム22が限界域まで縮む方向に変形しても、緩衝部27aによる規制により、ピストン21とアッパプレート20との干渉が避けられる構造にしている。なお、緩衝部27aの先端面の中央には、緩衝性能を確保するための孔部27bが形成してある。
各エアサスペンション装置10には、路面振動を電力に変換する圧電変換機能が付けられている。同機能は、ショック吸収時のエネルギーを電力に変換するものである。同機能をもたらす圧電変換構造は、前・後輪のエアサスペンション装置10とも同じである。図2は、そのうち前輪6のエアサスペンション装置10の圧電変換構造が示してある。
同構造について説明すると、圧電素子30には、圧電効果を高めるため、例えば柱形の素子が用いられている。例えば多数枚の圧電体を積層して直列につないで大きな電力を確保可能とした積層形の圧電素子30が用いられている。圧電素子30は錐状の先端部30aが圧力を受ける入力部となっている。この圧電素子30がエアスプリング15の内部に取り付けられている。この圧電素子30は、前輪6(車輪)に追従して上下に変位するアクスル14側でなく、変位しないシャシフレーム1側のアッパプレート20に支持させて取り付けられている。
すなわち圧電素子30は、ダイヤフラム22の開口端部を挟み付けている一対のアッパプレート20に固定され、先端部30aをダイヤフラム内部へ突き出させている。具体的には圧電素子30の本体部分30bは、バンプストッパ27の孔部27b位置と対応するアッパプレート20の中央部分を貫通するように固定され、入力部をなす先端部30aを同プレート20から反対側のピストン21側へ突き出し、ダイヤフラム内部に突出させている。本体部分30bの固定には、例えば一組のナット32を用いて、ダイヤフラム14の密閉状態を保ちながらアッパプレート20に締結する構造が用いてある。この孔部27と対応した地点に圧電素子30を配置することで、バンプストッパ27からの干渉を避けている。なお、一対のアッパプレート20はボルトナット26で締結してある。
これにより圧電素子30は、路面振動のショックを吸収するときに生ずるダイヤフラム14の内部空気の圧迫を先端部30aで受けると、圧電効果により電力を発生する。ダイヤフラム14に伝わる路面振動は上下に繰り返すから、圧電素子30からは交流の電力を連続的に発生する。この圧電素子30の固有の振動数は、車両の定常走行のときの振動周波数帯と合うよう、一般的な路面入力がもたらすロードノイズの周波数(Hz)帯域である「100Hz近辺〜1000Hz近辺」の周波数帯の中から、車種や重量や走行具合などで違う、乗用車、トラック、バスなどの車両を考慮しながら、適正な周波数を選んで設定してあり、路面からの振動で効果的に圧電効果が発揮されるようにしている。なお、「100Hz近辺〜1000Hz近辺」のロードノイズの周波数帯域は、社団法人 自動車技術会発行の「自動車技術ハンドブック 1基礎・理論編 P325の図8−1」に基づく。
また圧電素子30の先端部30aの外形は、緩衝部27bの孔部27bで許容される大きさに設定してあり、バンプストッパ27が限界域まで上昇しても先端部30aがバンプストッパ27の緩衝部27aと緩衝しないようにしてある。具体的には圧電素子30は、ダイヤフラム内部に突き出る先端部30aのうち最大の直径寸法となるナット32の直径寸法dが、バンプストッパ27の孔部27bの直径寸法Dよりも小さく、先端部30aのダイヤフラム内部に突き出る長さ寸法hが、バンプストッパ27の孔部27bの長さ寸法Hより短く定めてあり、バンプストッパ27との干渉を確実に防げる構造してある。
この圧電素子30がシャシフレーム1側(車体側)に設けた整流部35に接続されている。整流部35は、例えば図2に示されるように4つのダイオード36a〜36dとコンデンサ37との組み合わせで構成される全波整流回路が用いられ、圧電素子25で発生した交流電力を直流電力に整流できるようにしている。この整流部35が、上記蓄電池40に接続され、整流された直流電力が蓄電池40に貯蔵されるようにしてある。
こうしたエアサスペンション装置10により、入力される振動エネルギーから車載の電気機器に利用できる電力が確保される。
すなわち、車両の走行中、路面の凹凸は、路面振動となって、前輪6や後輪(図示しない)から各エアサスペンション装置10のエアスプリング15やショックアブソーバ16へ伝わる。この際、各エアスプリング15や各ショックアブソーバ16は、路面振動により伸縮変形してショックを吸収する。
具体的にはエアスプリング15は、路面の継ぎ目などを乗り越える際、前輪6や後輪から突き上げる方向の振動が加わると、充填された内部空気が、上方へ変位するピストン21で押され、突き上げがなくなると、ピストン21は戻るという挙動を繰り返して(あるいは逆)、路面振動のショックを吸収する。
振動ショックを吸収する都度、圧電素子30の先端部30aは、図2中の矢印aに示されるようにピストン21で押されるエアスプリング15の内部空気によって繰り返し圧迫されるから、圧電素子30の圧電効果により、圧電素子30からは交流の電力が連続的に発生する。このとき、エアスプリング15に伝わる振動エネルギーは、エンジン振動に比べて格段に大きいから、かなりの電力が、車両の走行中に継続的に生み出される。これで、エアスプリング15のショック吸収時における振動エネルギーは電気エネルギーに変換される(圧電素子発電)。出力された交流電力は、整流部35にて直流の電力に変換され、蓄電池40に逐次、貯蔵される。
それ故、これまで廃棄されていたエアサスペンション装置10のショック吸収時の振動エネルギーは、走行用モータ4など電気機器に利用できる電力として用いることができる。特に圧電素子30は、エアスプリング内部に配置してあるので、エアスプリング15のショックを吸収するときの大きなエネルギーをそのまま用い電力を発生するから、多くの電力量が期待できる。しかも、圧電素子30は、路面振動の「100Hz近辺〜1000Hz近辺」の周波数帯のうち、車両の定常走行時における振動周波数域とマッチした固有振動数に設定することにより、車両の走行中、最も効果的に電力を出力することができる。この圧電素子30による発電は、大きなショックが生じやすい、重量の有る大型の車両に有効である。
また圧電素子30は、車輪に追従して上下に変位するアクスル14でなく、変位しないシャシフレーム1側のアッパプレート20に支持させたので、整流部35や蓄電池40と取り合いやすく、整流部35や蓄電池40と取り合う配線構造が簡単ですむ。しかも、大きな電力が発生しやすい柱形の圧電素子30が組み付けられることによって、一層、効果的に圧電素子30から電力を回収することができる。
また圧電素子30は、バンプストッパ27を避けるように配置してあるので、バンプストッパ27との干渉する影響は抑えられる。しかも、圧電素子30の先端部30aは、バンプストッパ27の孔部27aの直上に配置されるだけでなく、同孔部27aで許容される外形にしてあるので、ダイヤフラム内部に突き出る先端部30aとバンプストッパ27の緩衝部27aとの干渉が確実に防げる。これだと圧電素子30は、ダイヤフラム内部に突き出る先端部30aの直径寸法dを、バンプストッパ27の孔部27bの直径寸法Dよりも小さく、先端部30aのダイヤフラム内部に突き出る長さ寸法hを、バンプストッパ27の孔部27bの長さ寸法Hよりも短く設定した素子を用いるだけですむので、簡単である。
なお、圧電素子30の出力を直接、整流部35に導いたが、圧電素子30の出力を高めたい場合は、図2中の二点差線に示されるように圧電素子30と整流部35との間に昇圧手段として例えば変圧器45を介装して、圧電素子30からの出力を昇圧すればよい。
図3は本発明の第2の実施形態を示す。
本実施形態は、第1の実施形態のように圧電素子30をアッパプレート20に取り付けたのではなく、反対側のピストン21に取り付けたものである。
具体的には、例えばピストン21の中央(孔部27bと対応する地点)に、下面から上面側に向かう圧電素子挿入用の通路50を設け、当該通路50の端部に圧電素子30の本体部分30bを固定し、圧電素子30の先端部30aを、ピストン21の上面からバンプストッパ27の孔部27b内へ突出させたものである。このようにしても、第1の実施形態と同様、エアスプリング内部に設けた圧電素子30を用い、周囲の物体と干渉せずに、ショック吸収時のエネルギーから、効果的に電力を発生させることができる。
但し、図3において、第1の実施形態と同じ部分には同一符号を付してその説明を省略した。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々可変して実施しても構わない。例えば上述した実施形態では柱形の圧電素子を用いた例を挙げたが、これに限らず、例えばプレート形の圧電素子を用いてもよい。また同プレート形の圧電素子をダイヤフラム22を含めたエアスプリング内面に貼り付けて電力を出力させてもよい。また、柱形の圧電素子30の先端部30aをアッパプレート20からピストン21側に突き出して、ダイヤフラム22内部へ突出させたが、アッパプレート20と同一面上にしても良い。また上述の実施形態では、本発明をエンジンとモータを動力源とする車両に本発明を適用したが、これに限らず、モータを動力源とする車両や他の車両に適用してもよい。
1 シャシフレーム
6 前輪(車輪)
10 エアサスペンション装置
14 アクスル
15 エアスプリング
20 アッパプレート(プレート部材)
21 ピストン
22 ダイヤフラム
27 バンプストッパ
27b 孔部
30 圧電素子
30a 先端部(入力部)
35 整流部
45 蓄電池

Claims (7)

  1. 車両のシャシフレームと、
    前記車両の車輪を支持するアクスルと、
    前記シャシフレームと前記アクスルとの間に設けられ、前記車輪から伝わる路面振動を吸収するサスペンション用のエアスプリングと、
    前記車両に搭載された電気機器の動力源となる蓄電池と、
    前記エアスプリングの内部に設けられ、路面振動のショックを吸収するとき生ずる圧電効果により電力を発生する圧電素子とを備え、
    前記圧電素子で発生した電力を前記蓄電池に供給する
    ことを特徴とする車両の圧電変換機能付きエアサスペンション装置。
  2. 前記圧電素子と前記蓄電池に接続され、前記圧電素子で発生した交流電力を直流電力に整流し、該直流電力を前記蓄電池へ貯蔵させる整流部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両の圧電変換機能付きエアサスペンション装置。
  3. 前記エアスプリングは、
    前記シャシフレームに固定されるプレート部材と、
    前記アクスルに固定されるピストンと、
    前記プレート部材と前記ピストンとの間に介装され、前記ピストンから伝わる路面振動に追従して変形可能な筒形のダイヤフラムとを有して構成され、
    前記圧電素子は、前記プレート部材に支持されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の圧電変換機能付きエアサスペンション装置。
  4. 前記圧電素子は、先端側に圧力を受ける入力部をもつ柱形の素子から構成され、
    前記入力部が、前記プレート部材からピストン側に突き出し、ダイヤフラム内部へ突出させてある
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両の圧電変換機能付きエアサスペンション装置。
  5. 前記ピストン側は、前記ダイヤフラムの内部へ突き出すバンプストッパを備え、
    前記圧電素子の入力部は、前記バンプストッパとの干渉を避けるように配置させてある
    ことを特徴とする請求項4に記載の車両の圧電変換機能付きエアサスペンション装置。
  6. 前記バンプストッパの突出した端面は、孔部に有し、
    前記圧電素子の入力部は、前記孔部と対応したプレート部材の地点に配置され、外形が前記孔部で許容される大きさにしてある
    ことを特徴とする請求項5に記載の車両の圧電変換機能付きエアサスペンション装置。
  7. 前記圧電素子の入力部の外形は、当該入力部において最大となる直径寸法が前記バンプストッパの孔部の直径寸法よりも小さく、かつ入力部のダイヤフラム内部に突き出る長さ寸法が、前記バンプストッパの孔部の長さ寸法よりも短く設定されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の圧電変換機能付きエアサスペンション装置。
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