JP2011130115A - 車両用複合アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のアンテナが共通の筐体内に収容された車両用複合アンテナ装置において、対応するインフラとの間に良好な見通しエリアを確保すること。
【解決手段】複数のアンテナが共通の筐体内に収容され、インストルメントパネル内部又はインストルメントパネル上面に配置される車両用の複合アンテナ装置であって、複数のアンテナが、車両の前後方向に沿って配置された2つのアンテナとして、狭域通信用アンテナと、GPS/VICS用アンテナとを有している。狭域通信用アンテナは、GPS/VICS用アンテナに近い側の部分よりもGPS/VICS用アンテナに遠い側の部分が鉛直方向において上方となるように、水平方向に対して所定の鋭角で傾斜配置されるとともに、放射素子の部分が、鉛直方向においてGPS/VICS用アンテナよりも上方に配置されている。そして、GPS/VICS用アンテナは、狭域通信用アンテナよりも前側に配置されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、複数のアンテナが共通の筐体内に収容された車両用複合アンテナ装置に関するものである。
近年、車両の高機能化や意匠性などの観点から、複数のアンテナが共通の筐体内に収容された車両用複合アンテナ装置が提案されている(例えば特許文献1,2参照)。
特許文献1に示される車両用複合アンテナ装置は、複数のアンテナとして、ETC用アンテナ、GPS用アンテナ、及びVICS用アンテナを有している。GPSアンテナとVICS用アンテナとは、車両前後方向に垂直な左右方向に沿って配置されており、ETC用アンテナは、車両前後方向において、これらのアンテナよりも前側に配置されている。
また、ETC用アンテナは、GPS用アンテナやVICS用アンテナに近い側の部位が、鉛直方向においてGPS用アンテナやVICS用アンテナとほぼ同じか若干低い位置となり、GPS用アンテナやVICS用アンテナに対して遠い側の部位が、鉛直方向においてGPS用アンテナやVICS用アンテナよりも低い位置となるように、傾斜配置されている。この傾斜角度は、通常、水平方向に対して約23度である。
一方、特許文献2に示される車両用複合アンテナ装置(車載統合アンテナ)は、複数のアンテナとして、ETC用アンテナ(ETC用アンテナエレメント)、GPS/VICS用アンテナ(GPS/VICS用アンテナエレメント)、及び電話用アンテナ(電話用アンテナエレメント)を有している。なお、GPS/VICS用アンテナは、GPS用アンテナとVICS用アンテナが共通化されたものである。車両の前後方向に沿って、ETC用アンテナとGPS/VICS用アンテナとが配置されており、これらアンテナを間に挟むように、2つの電話用アンテナが車両前後方向に垂直な左右方向に配置されている。
このETC用アンテナも、GPS/VICS用アンテナに近い側の部位が、鉛直方向においてGPS/VICS用アンテナとほぼ同じか若干低い位置となり、GPS/VICS用アンテナに対して遠い側の部位が、鉛直方向においてGPS/VICS用アンテナよりも低い位置となるように、傾斜配置されている。この傾斜角度は、通常、水平方向に対して約23度である。
なお、ETC(自動料金授受システム)は、財団法人道路システム高速化推進機構の登録商標であり、VICS(道路交通情報通信システム)は、財団法人道路交通情報通信システムセンターの登録商標である。以下においては、ETC、VICSについて、登録商標である旨の記載を省略する。
特開2006−191671号公報 特開2006−33699号公報
ETC用アンテナは、車両前方遠距離に位置するインフラ(路側機)との間で双方向の無線通信を行うべく、インフラとの間に、車両のボンネットやワイパを構成する部材などの金属部材が配置されていない「見通しエリア」を、より低仰角で確保できることが望ましい。このように、車両の前後方向において、車両から遠方に位置するインフラとの間で双方向の無線通信を行うためのアンテナ、換言すれば車両前方又は車両後方に指向性を有するアンテナとしては、「見通しエリア」を、より低仰角で確保できることが望ましい。
一方、GPS用アンテナは、インフラ(衛星)からの電波を受信するため、鉛直方向上方(天頂方向)を中心とするより広い範囲を、車両ルーフなどの金属部材が配置されていない「見通しエリア」として確保できることが望ましい。また、VICS用アンテナは、インフラ(路側機)からの電波を受信するため、主として鉛直方向上方(天頂方向)を中心とするより広い範囲を、車両ルーフなどの金属部材が配置されていない「見通しエリア」として確保できることが望ましい。このように、鉛直方向上方に指向性を有するアンテナとしては、「見通しエリア」を、鉛直方向上方(天頂方向)を中心とするり広い範囲で確保できることが望ましい。
なお、「見通しエリア」とは、インフラ側から見て障害物がなく、アンテナを直視できるエリアである。換言すれば、アンテナが、電波を送信乃至受信できるエリアとも言える。
ここで、従来の車両用複合アンテナ装置10として、例えば図1(a),(b)に示すように、筐体11内に収容された複数のアンテナ12のうち、車両前後方向に沿って配置された2つのアンテナが、ETC用アンテナ13とGPS用アンテナ14である構成について、「見通しエリア」を検討する。
この車両用複合アンテナ装置10では、図1(a),(b)に示すように、ETC用アンテナ13が、GPS用アンテナ14よりも前側に配置されている。また、ETC用アンテナ13は、GPS用アンテナ14に近い側の部位が、鉛直方向においてGPS用アンテナ14とほぼ同じか若干低い位置となり、GPS用アンテナ14に対して遠い側の部位が、鉛直方向においてGPS用アンテナ14よりも低い位置となるように傾斜配置されている。
この車両用複合アンテナ装置10が、車両20において、例えばインストルメントパネル25の内部に配置された場合、ETC用アンテナ13の見通しエリア(図中の破線で区画された範囲)は、図2に示すように、車両20のルーフ21における前側端部21a、ワイパ23の金属部分やボンネット24の端部などによって決定される。特に「見通しエリア」の鉛直方向下方側は、図2に示すように、ワイパ23によって決定される。なお、図2において、符号22はフロントウインドシールドである。
しかしながら、上記したように、従来の構成では、車両前後方向に沿う2つのアンテナのうち、前側のアンテナがETC用アンテナ13となっている。これにより、車両前後方向において、ETC用アンテナ13とワイパ23との距離は、2つのアンテナの一方であるGPS用アンテナ14とワイパ23との距離に比べて短くなっている。したがって、ETC用アンテナ13の「見通しエリア」の仰角θ1を低仰角とすることが困難である。
また、ETC用アンテナ13は、鉛直方向においてGPS用アンテナ14よりも下方に配置されている。これにより、鉛直方向において、ETC用アンテナ13とワイパ23との距離は、2つのアンテナの一方であるGPS用アンテナ14とワイパ23との距離に比べて長くなっている。したがって、これによっても、ETC用アンテナ13の「見通しエリア」の仰角θ1を低仰角とすることが困難である。
一方、GPS用アンテナ14の見通しエリア(図中の破線で区画された範囲)も、図3に示すように、車両20のルーフ21における前側端部21aや、ワイパ23の金属部分やボンネット24の端部(図中ではワイパ23の金属部分)などによって決定される。特に「見通しエリア」の鉛直方向上方側は、図3に示すように、車両20のルーフ21における前側端部21aによって決定される。
しかしながら、上記したように、従来の構成では、車両前後方向に沿う2つのアンテナのうち、後側のアンテナがGPS用アンテナ14となっている。したがって、図3に示すように、車両の前後方向において、GPS用アンテナ14に対し、車両20のルーフ21における前側端部21aが張り出してきており、ルーフ21の遮りにより、GPS用アンテナ14の「見通しエリア」において、特に天頂方向(鉛直上方)を中心とする範囲を広くすることが困難である。
本発明は上記問題点に鑑み、複数のアンテナが共通の筐体内に収容された車両用複合アンテナ装置において、対応するインフラとの間に良好な見通しエリアを確保することを目的とする。
上記目的を達成する為に、請求項1に記載の発明は、複数のアンテナが共通の筐体内に収容された車両用の複合アンテナ装置であって、複数のアンテナが、車両の前後方向に沿って配置された2つのアンテナとして、狭域通信用の第1アンテナと、該第1アンテナとは指向性が異なる第2アンテナとを有している。
そして、第1アンテナは、第2アンテナに近い側の部分よりも第2アンテナに遠い側の部分が鉛直方向において上方となるように、水平方向に対して所定の鋭角で傾斜配置されるとともに、放射素子の部分が、鉛直方向において第2アンテナよりも上方に配置されており、第2アンテナは、第1アンテナの電波放射側に配置されていることを特徴とする。
本発明では、狭域通信用の第1アンテナの放射素子の部分が、鉛直方向において第2アンテナよりも上方に位置している。これにより、例えば車両に対して車両用複合アンテナ装置の取り付け位置が同じ場合、第1アンテナの放射素子の部分は、第2アンテナよりも下方に位置する従来の第1アンテナの放射素子の部分よりも、鉛直方向上方に位置することとなる。したがって、「見通しエリア」の仰角を低仰角とすることができる。
また、第2アンテナが、第1アンテナの電波放射側に配置されている。これにより、例えば車両に対して車両用複合アンテナ装置の取り付け位置が同じ場合、車両前後方向において、「見通しエリア」の鉛直方向下方側を決定する車両の部分と第1アンテナとの距離を、第2アンテナが第1アンテナの電波放射側とは反対側に配置される構成よりも長くすることができる。したがって、第1アンテナの「見通しエリア」の仰角をさらに低仰角とすることができる。
また、第1アンテナにおける放射素子の部分が、第2アンテナよりも鉛直上方に位置している。したがって、第2アンテナが電波放射側に配置されながら、第1アンテナと対応するインフラとの間で良好な双方向の無線通信を行うことができる。
以上から、本発明によれば、複数のアンテナが共通の筐体内に収容された車両用複合アンテナ装置において、狭域通信用の第1アンテナと対応するインフラとの間に、従来よりも良好な見通しエリアを確保することができる。
なお、狭域通信とは、ITS(高度道路交通システム)で用いられる、小ゾーンでの双方向の無線通信、例えばDSRC(Dedicated Short RangeCommunications)を指す。なお、米国でのWAVE(Wireless for the Vehicular Environment)も含まれる。
請求項2に記載のように、車両用複合アンテナ装置が、インストルメントパネル内部又はインストルメントパネル上面に配置される場合、車両前後方向において、第1アンテナが第2アンテナよりも後側に配置される構成を採用することができる。
この場合、車両前後方向において、車両ボディのボンネットやフロント側のワイパにおける金属部材などと、第1アンテナとの距離を長くして、第1アンテナの「見通しエリア」の低仰角化を図ることができる。
なお、複数のアンテナを有する車両用複合アンテナ装置をインストルメントパネル内部に配置すると、意匠性を向上することができる。
例えば請求項4に記載のように、第1アンテナとして、ETC用アンテナを採用することができる。DSRCの一例であるETCに用いるアンテナは、有料道路の料金所に設置された路側機(基地局)との双方向の無線通信により、車両を停止することなく自動的に料金の支払いを処理するためのものであり、本発明に好適である。
一方、請求項3に記載のように、車両用複合アンテナ装置が、リアトレー内部又はリアトレー上面に配置される場合、車両前後方向において、第1アンテナが第2アンテナよりも前側に配置された構成を採用することができる。
この場合、車両前後方向において、車両ボディにおけるリアウインドシールドとの境界部分(トランクリッド)やリア側のワイパにおける金属部材などと、第1アンテナとの距離を長くすることができる。したがって、第1アンテナと車両後方に位置するインフラとの間で双方向の無線通信を行う場合にも、第1アンテナの「見通しエリア」の低仰角化を図ることができる。
請求項5に記載のように、第2アンテナとしては、GPS用アンテナ及びVICS用アンテナの少なくとも一方を採用することができる。
これらアンテナは、上記したように、鉛直方向上方に指向性を有するため、「見通しエリア」を、鉛直方向上方(天頂方向)を中心とするり広い範囲で確保できることが望ましい。これに対し、本発明では、第2アンテナが第1アンテナの電波放射側に配置されるので、車両用複合アンテナ装置が、インストルメントパネル及びリアトレーのいずれに配置されても、第2アンテナが第1アンテナの電波放射側と反対側に配置される構成に比べて、「見通しエリア」の特に天頂方向(鉛直上方)を中心とする範囲を広くすることができる。
このように本発明によれば、複数のアンテナが共通の筐体内に収容された車両用複合アンテナ装置において、鉛直方向上方に指向性を有する第2アンテナと対応するインフラとの間に良好な見通しエリアを確保することもできる。
次に、請求項6に記載の発明は、複数のアンテナが共通の筐体内に収容され、インストルメントパネル内部又はインストルメントパネル上面に配置される車両用の複合アンテナ装置であって、複数のアンテナが、車両の前後方向に沿って配置された2つのアンテナとして、鉛直方向上方に指向性を有する第3アンテナと、該第3アンテナとは指向性が異なる第4アンテナとを有している。そして、車両前後方向において、第3アンテナが第4アンテナよりも前側に配置されていることを特徴とする。
本発明では、車両用複合アンテナ装置がインストルメントパネルに配置された状態で、第3アンテナが第4アンテナよりも前側に配置される。これにより、例えば車両に対して車両用複合アンテナ装置の取り付け位置が同じ場合、第3アンテナは、第4アンテナよりも後方に配置される従来の第3アンテナよりも、前側に位置することとなる。したがって、「見通しエリア」の特に天頂方向(鉛直上方)を中心とする範囲を広くすることができる。
このように本発明によれば、複数のアンテナが共通の筐体内に収容された車両用複合アンテナ装置において、鉛直方向上方に指向性を有する第3アンテナと対応するインフラとの間に良好な見通しエリアを確保することができる。
また、請求項7に記載の発明は、複数のアンテナが共通の筐体内に収容され、リアトレー内部又はリアトレー上面に配置される車両用の複合アンテナ装置であって、複数のアンテナが、車両の前後方向に沿って配置された2つのアンテナとして、鉛直方向上方に指向性を有する第3アンテナと、該第3アンテナとは指向性が異なる第4アンテナとを有している。そして、車両前後方向において、第3アンテナが第4アンテナよりも後側に配置されていることを特徴とする。
本発明では、車両用複合アンテナ装置がリアトレーに配置された状態で、第3アンテナが第4アンテナよりも後方に配置される。これにより、例えば車両に対して車両用複合アンテナ装置の取り付け位置が同じ場合、第3アンテナが、第4アンテナよりも前側に配置される従来の第3アンテナよりも、後方に位置することとなる。したがって、「見通しエリア」の特に天頂方向(鉛直上方)を中心とする範囲を広くすることができる。
このように本発明によれば、複数のアンテナが共通の筐体内に収容された車両用複合アンテナ装置において、鉛直方向上方に指向性を有する第3アンテナと対応するインフラとの間に良好な見通しエリアを確保することができる。
なお、請求項8に記載のように、第3アンテナとして、GPS用アンテナ及びVICS用アンテナの少なくとも一方でを採用することができる。
従来の車両用複合アンテナ装置において、2つのアンテナの位置関係を示す図であり、(a)は鉛直方向から見た平面図、(b)は鉛直方向に垂直な水平方向から見た平面図である。 図1に示す車両用複合アンテナ装置をインストルメントパネルに取付けた状態において、狭域通信用アンテナの見通しエリアを示す図である。 図1に示す車両用複合アンテナ装置をインストルメントパネルに取付けた状態において、GPS用アンテナの見通しエリアを示す図である。 第1実施形態に係る車両用複合アンテナ装置の概略構成を示す分解斜視図である。 図4に示す車両用複合アンテナ装置において、2つのアンテナの位置関係を示す図であり、(a)は鉛直方向から見た平面図、(b)は鉛直方向に垂直な水平方向から見た平面図である。 図4に示す車両用複合アンテナ装置をインストルメントパネルに取付けた状態において、狭域通信用アンテナの見通しエリアを示す図である。 図4に示す車両用複合アンテナ装置をインストルメントパネルに取付けた状態において、GPS/VICS用アンテナの見通しエリアを示す図である。 第2実施形態に係る車両用複合アンテナ装置をリアトレーに取付けた状態において、狭域通信用アンテナの見通しエリアを示す図である。 第2実施形態に係る車両用複合アンテナ装置をリアトレーに取付けた状態において、GPS/VICS用アンテナの見通しエリアを示す図である。 第3実施形態に係る車両用複合アンテナ装置において、2つのアンテナの位置関係を示す図であり、(a)は鉛直方向から見た平面図、(b)は鉛直方向に垂直な水平方向から見た平面図である。 第4実施形態に係る車両用複合アンテナ装置をインストルメントパネルに取付けた状態において、GPS/VICS用アンテナの見通しエリアを示す図である。 第5実施形態に係る車両用複合アンテナ装置をリアトレーに取付けた状態において、GPS/VICS用アンテナの見通しエリアを示す図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。なお、以下に示す実施形態では、車両の部分において、上記図1〜図3に示した従来の構成と同一の要素に、同一の符号を付与するものとする。また、車両用複合アンテナ装置において、従来の構成と同一乃至同一カテゴリーの要素について、従来構成の符号に100を加算した符号を付与する。また、方向の規定も、上記した従来例と同じものとする。
(第1実施形態)
本実施形態においては、各アンテナの構造に特徴があるのではなく、車両前後方向に沿って配置された2つのアンテナについて、アンテナの特性とそれに適した配置に特徴がある。
図4に示すように、車両用複合アンテナ装置110は、共通の筐体111内に、複数のアンテナ112が収容されたものである。複数のアンテナ112は、車両の前後方向に沿って配置された2つのアンテナとして、狭域通信用アンテナ113と、該狭域通信用アンテナ113とは指向性が異なるGPS/VICS用アンテナ114を有している。また、上記アンテナ113,114以外にも、2つの電話用アンテナ115,116を有している。なお、狭域通信用アンテナ113が、特許請求の範囲に記載の第1アンテナに相当し、GPS/VICS用アンテナ114が、特許請求の範囲に記載の第2アンテナに相当する。
そして、本実施形態に係る車両用複合アンテナ装置110は、後述するように、車両20のインストルメントパネル25の内部に配置されるべく、複数のアンテナ112の位置関係が定められている。以下においては、車両20に搭載された状態を基準として、各アンテナ112などの位置を説明する。
筐体111は、複数のアンテナ112を保護するものであり、例えば樹脂材料からなり、複数のアンテナ112の放射素子形成面側に配置されるケース111aと、ケース111aを蓋するカバー111bとを含んでいる。
ケース111aは、複数のアンテナ112を収容すべく、鉛直方向に所定深さの箱状となっており、カバー111bは、一面側が開口する箱状のケース111aの開口部を蓋するように構成されている。そして、ケース111aの開口部をカバー111bが蓋した状態で、螺子締結やスナップフィットなど周知の固定方法で互いに固定されて、筐体111となっている。
本実施形態では、カバー111bが、複数のアンテナ112のグランドとして機能すべく、地板を兼ねる構成となっている。具体的には、カバー111bとして、平板状の金属部材を採用している。しかしながら、カバー111bとは別に地板を設けた構成を採用することもできる。
このカバー111bの一面上には、複数のアンテナ112が実装されている。なお、各アンテナ112は、必要に応じ、図示しない保持部材によって、カバー111bの一面上の所定位置に保持されている。
狭域通信用アンテナ113は、ITS(高度道路交通システム)で用いられる、小ゾーン(数m〜数十mの比較的近い距離)での双方向の無線通信、例えばDSRC(Dedicated Short Range Communications)用のアンテナである。この狭域通信用アンテナ113としては、米国でのWAVE(Wireless for the Vehicular Environment)に用いられるアンテナも含まれる。
狭域通信に用いられる電波の中心周波数は、日本では中心周波数5.8GHz、米国では中心周波数5.9GHzである。狭域通信用アンテナ113との間で双方向の通信をなすインフラとしては、路側機や他の車両の車載器(アンテナ)などが考えられる。
本実施形態では、狭域通信用アンテナ113として、ETC用アンテナを採用している。DSRCの一例であるETCは、周知の通り、有料道路の料金所に設置された路側機(基地局)と車両に設置された狭域通信用アンテナ113(ETC用アンテナ)との無線通信により、車両を停止することなく自動的に料金の支払いを処理するシステムである。
この狭域通信用アンテナ113は、直方体状を有し、一面に略矩形状の放射素子113aが形成され、放射素子形成面の裏面にグランド(図示略)が形成された誘電体113bと、放射素子形成面の裏面を搭載面として、誘電体113bが実装された回路基板113cと、を有している。本実施形態では、放射素子113aが、導体箔乃至導体膜を略矩形状にパターニングして構成されている。放射素子113aとしては、金属板などを所定形状に加工したものや、金属材料を所定形状に成形したものを採用することもできる。
回路基板113cには、整合回路や無線回路が形成されており、放射素子113aは、これら回路と電気的に接続されている。また、回路基板113cに形成された回路は、同軸ケーブル(図示略)を介して境域通信用接続コネクタ(図示略)に接続されており、該コネクタを介して、例えばナビゲーション装置(図示略)に接続されている。
回路基板113cにおける狭域通信用アンテナ実装面の裏面側には、図示しない保持部材が配置され、これにより、回路基板113c、及び、回路基板113cに実装された、放射素子113aを含む誘電体113bが、カバー111bに対して傾斜配置となっている。本実施形態では、車両用複合アンテナ装置110を車両に搭載した状態で、カバー111bが、水平方向と平行に配置されるため、狭域通信用アンテナ113が、カバー111bの一面、すなわち水平方向に対して約23度の角度をもって傾斜配置されている。これは、路側機からの電波の到来方向が、鉛直方向から約23度傾いた方向のためである。
GPS/VICS用アンテナ114は、GPS(全地球測位システム)用アンテナと、VICS(道路交通情報通信システム)用のアンテナとが共通化されたものである。これらアンテナはいずれも主として天頂方向に指向性を有するアンテナである。
本実施形態では、直方体状を有し、一面に略矩形状の放射素子(図示略)が形成され、放射素子形成面の裏面にグランド(図示略)が形成された誘電体114aと、放射素子形成面の裏面を搭載面として、誘電体114aが実装された回路基板114bと、を有している。
回路基板114bには、整合回路や無線回路が形成されており、放射素子は、これら回路と電気的に接続されている。また、回路基板114bに形成された回路は、同軸ケーブル(図示略)を介してGPS/VICS用接続コネクタ(図示略)に接続されており、該コネクタを介して、例えばナビゲーション装置(図示略)に接続されている。
GPS/VICS用アンテナ114は、GPSやVICSでのインフラ(衛星や路側機)からの電波の到来方向が、略鉛直方向上方(天頂方向)である。そのため、車両用複合アンテナ装置110を車両に搭載した状態で、GPS/VICS用アンテナ114、具体的には、回路基板114bの誘電体搭載面及び誘電体114aにおける放射素子形成面が、カバー111bの一面、すなわち水平方向に平行となるように、カバー111bに対して配置されている。
上記した2つのアンテナ113,114は、車両に搭載された状態で、図4及び図5に示すように、車両の前後方向に沿う位置関係となっている。そして、図5(b)に示すように、車両の前後方向において、狭域通信用アンテナ113としてのETC用アンテナは、GPS/VICS用アンテナ114に近い側の部分よりもGPS/VICS用アンテナ114に遠い側の部分が鉛直方向において上方となるように、上記のごとく、水平方向(車両の前後方向)に対して所定の鋭角(約23度)で傾斜配置されている。
本実施形態では、狭域通信用アンテナ113におけるGPS/VICS用アンテナ114に近い側の部分が、鉛直方向においてGPS/VICS用アンテナ114とほぼ同じ位置とされ、GPS/VICS用アンテナ114に対して遠い側の部分が、鉛直方向においてGPS/VICS用アンテナ114よりも上方の位置となっている。そして、狭域通信用アンテナ113における放射素子113aの部分が、鉛直方向においてGPS/VICS用アンテナ114よりも上方に位置している。
また、車両前後方向において、GPS/VICS用アンテナ114は、狭域通信用アンテナ113の電波放射側に配置されている。本実施形態では、狭域通信用アンテナ113よりも車両前側にGPS/VICS用アンテナ114が位置するようになっている。
電話用アンテナ115,116は、金属線や金属板を加工して構成されており、いずれも水平方向の指向性が無指向である。したがって、その配置、特に車両前後方向の配置は、特に限定されない。
本実施形態では、車両に搭載された状態で車両前後方向に沿うように配置された2つのアンテナ113,114を間に挟むように、車両前後方向に垂直な左右方向に沿うように、カバー111bの一面に実装されている。具体的には、各アンテナ115,116の一端がカバー111bにそれぞれ接続され、他端が電話用無線機(図示略)にそれぞれ接続されて、給電されるようになっている。
次に、上記した車両用複合アンテナ装置110のうち、車両に搭載された状態で、車両前後方向に沿う位置関係となる狭域通信用アンテナ113と、GPS/VICS用アンテナ114の「見通しエリア」について、それぞれ説明する。
先ず、本実施形態に係る狭域通信用アンテナ113の「見通しエリア」について、図6を用いて説明する。図6では、本実施形態に係る狭域通信用アンテナ113の「見通しエリア」を一点鎖線で区画して示している。また参考例として、従来の車両用複合アンテナ装置10において、その体格(大きさ)と車両20への取り付け位置を、本実施形態に係る車両用複合アンテナ装置110と同じとした場合の、狭域通信用アンテナの「見通しエリア」を破線で区画して示している。この破線で区画された従来の「見通しエリア」は、図2に示した「見通しエリア」に対応している。
上記したように、本実施形態では、狭域通信用アンテナ113の放射素子113aの部分が、鉛直方向においてGPS/VICS用アンテナ114よりも上方に位置している。これにより、車両20に対する取り付け位置を同じとすると、狭域通信用アンテナ113の放射素子113aの部分が、従来の狭域通信用アンテナ13(ETC用アンテナ13)の放射素子の部分よりも、鉛直方向上方に位置することとなる。
例えば車両前後方向において、本実施形態に係る狭域通信用アンテナ113の放射素子113aの部分が、従来の狭域通信用アンテナ13(ETC用アンテナ13)の放射素子の部分と同じ位置にあるとすると、本実施形態の放射素子113aのほうが、鉛直方向において従来の放射素子より上方に位置する。したがって、「見通しエリア」の仰角を低仰角とすることができる。
また、GPS/VICS用アンテナ114が、狭域通信用アンテナ113の電波放射側に配置されている。本実施形態では、車両前後方向において、GPS/VICS用アンテナ114が、狭域通信用アンテナ113よりも前側に位置している。これにより、車両20に対する取り付け位置を同じとすると、車両前後方向において、「見通しエリア」の鉛直方向下方側を決定する車両の部分(図6では、ワイパ23の金属部分)と、狭域通信用アンテナ113(放射素子113a)との距離を、従来の構成のように、GPS/VICS用アンテナ114が、狭域通信用アンテナ113の電波放射側とは反対側(本実施形態では、狭域通信用アンテナ113よりも後側)に配置される構成よりも、長くすることができる。
例えば鉛直方向において、本実施形態に係る狭域通信用アンテナ113(放射素子113a)が、従来の狭域通信用アンテナ13(ETC用アンテナ13)と同じ位置にあるとすると、本実施形態の狭域通信用アンテナ113のほうが、従来の狭域通信用アンテナ13よりも、車両前後方向において後方に位置する。したがって、「見通しエリア」の仰角を低仰角とすることができる。
また、狭域通信用アンテナ113は、放射素子113aが、GPS/VICS用アンテナ114よりも鉛直方向において上方となるように、水平方向に対して所定の鋭角で傾斜配置されている。したがって、GPS/VICS用アンテナ114が狭域通信用アンテナ113の電波放射側(本実施形態では、車両前後方向における前側)に配置されながら、狭域通信用アンテナ113と対応するインフラとの間で良好な双方向の無線通信を行うことができる。
以上により、本実施形態に係る車両用複合アンテナ装置110によれば、図6に示すように、狭域通信用アンテナ113としてのETC用アンテナと対応するインフラとしての路側機との間の「見通しエリア」の仰角θ2を、従来の「見通しエリア」の仰角θ1よりも低仰角化することができる。すなわち、従来よりも良好な見通しエリアを確保することができる。
次いで、本実施形態に係るGPS/VICS用アンテナ114の「見通しエリア」について、図7を用いて説明する。図7では、本実施形態に係るGPS/VICS用アンテナ114の「見通しエリア」を一点鎖線で区画して示している。また参考例として、従来の車両用複合アンテナ装置10において、その体格(大きさ)と車両20への取り付け位置を、本実施形態に係る車両用複合アンテナ装置110と同じとした場合の、GPS/VICS用アンテナの「見通しエリア」を破線で区画して示している。この破線で区画された従来の「見通しエリア」は、図3にGPS用アンテナ14で例示した「見通しエリア」に対応している。
上記したように、本実施形態では、GPS/VICS用アンテナ114が、狭域通信用アンテナ113の電波放射側、具体的には車両前後方向において狭域通信用アンテナ113よりも前側に位置している。これにより、車両20に対する取り付け位置を同じとすると、車両前後方向において、GPS/VICS用アンテナ114が、従来構成よりも、前側に位置することとなる。
例えば鉛直方向において、本実施形態に係るGPS/VICS用アンテナ114が、従来のGPS/VICS用アンテナ(図3のGPS用アンテナ14参照)と同じ位置にあるとすると、本実施形態のGPS/VICS用アンテナ114のほうが、従来のGPS/VICS用アンテナよりも、車両前後方向において前側に位置する。したがって、車両前後方向において、車両20のルーフ21の前側端部21aとGPS/VICS用アンテナ114の位置関係で決定される「見通しエリア」の特に天頂方向(鉛直上方)を中心とする範囲を、広くすることができる。
特に本実施形態では、GPS/VICS用アンテナ114を、車両前後方向において狭域通信用アンテナ113よりも前側とし、2つのアンテナ113,114の間の間隔を所定の間隔とすることで、図7に示すように、車両20のルーフ21の前側端部21aよりも、GPS/VICS用アンテナ114が前側となるようにしている。したがって、「見通しエリア」の特に天頂方向(鉛直上方)を中心とする範囲を、より広くすることができる。
以上により、本実施形態に係る車両用複合アンテナ装置110によれば、図7に示すように、GPS/VICS用アンテナ114と対応するインフラとの間の「見通しエリア」を、従来の「見通しエリア」よりも、天頂方向を中心として広くすることができる。すなわち、従来よりも良好な見通しエリアを確保することができる。
また、車両用複合アンテナ装置110は、筐体111内に複数のアンテナ112を有することで、1つのアンテナのみを有する構成に比べて体格が大きい。これに対し、本実施形態では、車両用複合アンテナ装置110を、車両20のインストルメントパネル25の内部に配置するので、意匠性を向上することができる。
しかしながら、車両前後方向において、GPS/VICS用アンテナ114が狭域通信用アンテナ113よりも前側に配置される車両用複合アンテナ装置110の配置としては、上記例に限定されるものではない。各アンテナ113,114の「見通しエリア」を考慮すると、車両20のインストルメントパネル25の上面に配置しても良い。また、フロントウインドシールド22の直下であって、インストルメントパネル25以外の部分に配置しても良い。しかしながら、特に狭域通信用アンテナ113の「見通しエリア」の低仰角化を考慮すると、インストルメントパネル25の上面か、インストルメントパネル25の内部における上面付近に配置することが好ましい。
また、本実施形態では、第1アンテナとしての狭域通信用アンテナ113とともに車両前後方向に沿って配置される第2アンテナが、GPS/VICS用アンテナ114である例を示した。しかしながら、GPS用アンテナやVICS用アンテナを単独で採用することもできる。また、車両前後方向に対して垂直な左右方向に、GPS用アンテナとVICS用アンテナを並設し、これらアンテナと狭域通信用アンテナ113とが車両前後方向に沿う配置としても良い。
(第2実施形態)
第1実施形態では、車両用複合アンテナ装置110が、車両20のインストルメントパネル25に搭載されるべく構成される例を示した。換言すれば、主としてフロントウインドシールド22を介して、各アンテナ112の「見通しエリア」が確保されるべく構成例を示した。
これに対し、本実施形態では、車両用複合アンテナ装置110が、車両20のリアトレー26の内部に配置されるべく構成されている点を特徴とする。換言すれば、主としてリアウインドシールド27を介して、各アンテナ112の「見通しエリア」が確保されるべく構成されている点を特徴とする。
車両用複合アンテナ装置110の構成要素は、第1実施形態にて示した車両用複合アンテナ装置110とほぼ同じである。異なる点は、第1アンテナとしての狭域通信用アンテナ113として、車両前方に位置する路側機と通信するETC用アンテナではなく、インフラとしての信号機との間で双方向の通信を行う交通情報システム用のアンテナを採用している点である。
また、車両20に搭載された状態で、車両前後方向において、狭域通信用アンテナ113のほうが、GPS/VICS用アンテナ114よりも前側に位置するようになっている。
次に、本実施形態に係る車両用複合アンテナ装置110のうち、車両に搭載された状態で、車両前後方向に沿う位置関係となる狭域通信用アンテナ113と、GPS/VICS用アンテナ114の「見通しエリア」について、それぞれ説明する。
先ず、本実施形態に係る狭域通信用アンテナ113の「見通しエリア」について、図8を用いて説明する。図8では、本実施形態に係る狭域通信用アンテナ113の「見通しエリア」を一点鎖線で区画して示している。また参考例として、体格(大きさ)と車両20への取り付け位置を同じとし、狭域通信用アンテナ113を車両前後方向の後側とした場合の、狭域通信用アンテナ113の「見通しエリア」を破線で区画して示している。
本実施形態においても、、狭域通信用アンテナ113の放射素子113aの部分が、鉛直方向においてGPS/VICS用アンテナ114よりも上方に位置している。これにより、車両20に対する取り付け位置を同じとすると、狭域通信用アンテナ113の放射素子113aの部分が、従来の狭域通信用アンテナ13(ETC用アンテナ13)の放射素子の部分よりも、鉛直方向上方に位置することとなる。したがって、「見通しエリア」の仰角を低仰角とすることができる。
また、GPS/VICS用アンテナ114が、狭域通信用アンテナ113の電波放射側、具体的には、車両前後方向において狭域通信用アンテナ113よりも後側に位置している。これにより、車両20に対する取り付け位置を同じとすると、車両前後方向において、「見通しエリア」の鉛直方向下方側を決定する車両の部分(図8では、車両ボディのトランクリッド28)と、狭域通信用アンテナ113(放射素子113a)との距離を、従来の構成のように、GPS/VICS用アンテナ114が、狭域通信用アンテナ113の電波放射側とは反対側(本実施形態では、狭域通信用アンテナ113よりも前側)に配置される構成よりも、長くすることができる。したがって、「見通しエリア」の仰角を低仰角とすることができる。
また、図示しないが、本実施形態においても、狭域通信用アンテナ113は、放射素子113aが、GPS/VICS用アンテナ114よりも鉛直方向において上方となるように、水平方向に対して所定の鋭角で傾斜配置されている。したがって、GPS/VICS用アンテナ114が狭域通信用アンテナ113の電波放射側(本実施形態では、車両前後方向における後側)に配置されながら、狭域通信用アンテナ113と対応するインフラとの間で良好な双方向の無線通信を行うことができる。
以上により、本実施形態に係る車両用複合アンテナ装置110によれば、図8に示すように、狭域通信用アンテナ113としての交通情報システム用のアンテナと対応するインフラとしての信号機との間の「見通しエリア」の仰角θ3を、従来の「見通しエリア」の仰角よりも低仰角化することができる。すなわち、従来よりも良好な見通しエリアを確保することができる。
次いで、本実施形態に係るGPS/VICS用アンテナ114の「見通しエリア」について、図9を用いて説明する。図9では、本実施形態に係るGPS/VICS用アンテナ114の「見通しエリア」を一点鎖線で区画して示している。また参考例として、体格(大きさ)と車両20への取り付け位置を同じとし、GPS/VICS用アンテナ114を車両前後方向の前側とした場合の、GPS/VICS用アンテナ114の「見通しエリア」を破線で区画して示している。
本実施形態では、GPS/VICS用アンテナ114が、狭域通信用アンテナ113の電波放射側、具体的には車両前後方向において狭域通信用アンテナ113よりも後側に位置している。これにより、車両20に対する取り付け位置を同じとすると、車両前後方向において、GPS/VICS用アンテナ114が、従来構成よりも、後側に位置することとなる。したがって、車両前後方向において、車両20のルーフ21の後側端部21bとGPS/VICS用アンテナ114の位置関係で決定される「見通しエリア」の特に天頂方向(鉛直上方)を中心とする範囲を、広くすることができる。
特に本実施形態では、GPS/VICS用アンテナ114を、車両前後方向において狭域通信用アンテナ113よりも後側とし、2つのアンテナ113,114の間の間隔を所定の間隔とすることで、図9に示すように、車両20のルーフ21の後側端部21bよりも、GPS/VICS用アンテナ114が後側となるようにしている。したがって、「見通しエリア」の特に天頂方向(鉛直上方)を中心とする範囲を、より広くすることができる。
以上により、本実施形態に係る車両用複合アンテナ装置110によれば、図9に示すように、GPS/VICS用アンテナ114と対応するインフラとの間の「見通しエリア」を、従来の「見通しエリア」よりも、天頂方向を中心として広くすることができる。すなわち、従来よりも良好な見通しエリアを確保することができる。
なお、本実施形態においては、車両用複合アンテナ装置110を、車両20のリアトレー26の内部に配置するので、意匠性を向上することもできる。
しかしながら、車両前後方向において、GPS/VICS用アンテナ114が狭域通信用アンテナ113よりも後方に配置される車両用複合アンテナ装置110の配置としては、上記例に限定されるものではない。各アンテナ113,114の「見通しエリア」を考慮すると、車両20のリアトレー26の上面に配置しても良い。また、リアウインドシールド27の直下であって、リアトレー26以外の部分に配置しても良い。しかしながら、特に狭域通信用アンテナ113の「見通しエリア」の低仰角化を考慮すると、リアトレー26の上面か、リアトレー26の内部における上面付近に配置することが好ましい。
また、本実施形態でも、第1アンテナとしての狭域通信用アンテナ113とともに車両前後方向に沿って配置される第2アンテナが、GPS/VICS用アンテナ114である例を示した。しかしながら、GPS用アンテナやVICS用アンテナを単独で採用することもできる。また、車両前後方向に対して垂直な左右方向に、GPS用アンテナとVICS用アンテナを並設し、これらアンテナと狭域通信用アンテナ113とが車両前後方向に沿う配置としても良い。
また、本実施形態では、車両20がリア側のワイパを有さない例を示したが、リア側のワイパを有する構成においても、同様の効果を期待することができる。
(第3実施形態)
第1実施形態及び第2実施形態では、第1アンテナとしての狭域通信用アンテナ113とともに、車両前後方向に沿って配置される第2アンテナとして、天頂方向に指向性を有するアンテナ、具体的にはGPS/VICS用アンテナ114、である例を示した。
しかしながら、第2アンテナとしては、天頂方向に主たる指向性を有するアンテナ以外のアンテナを採用することもできる。第2アンテナとしては、第1アンテナである狭域通信用アンテナ113とは指向性が異なるものであれば良い。
例えば図10(a),(b)に示す例では、狭域通信用アンテナ113とともに、車両前後方向に沿って配置される第2アンテナとして、電話用アンテナ117を採用している。
このような構成を採用しても、第1実施形態及び第2実施形態に示したように、狭域通信用アンテナ113と対応するインフラとの間の「見通しエリア」を、従来の「見通しエリア」よりも低仰角化することができる。すなわち、従来よりも良好な見通しエリアを確保することができる。
なお、第2アンテナは電話用アンテナに限定されるものではない。第2アンテナは、第1アンテナとしての狭域通信用アンテナ113の電波放射側に配置されるため、車両用複合アンテナ装置110の体格の点から、鉛直方向に沿う長さが短いものが好ましい。
(第4実施形態)
上記した各実施形態では、車両用複合アンテナ装置110が、車両前後方向に沿って配置される2つのアンテナとして、狭域通信用アンテナ113を少なからず含んでいた。
これに対し、本実施形態では、インストルメントパネル25の内部又はインストルメントパネル25の上面に配置される車両用複合アンテナ装置110が、2つのアンテナとして、天頂方向(鉛直方向上方)に指向性を有する第3アンテナと、該第3アンテナとは指向性が異なる第4アンテナを有しており、車両前後方向において、第3アンテナが第4アンテナよりも前側に配置されていることを特徴とする。
図11に示す車両用複合アンテナ装置110では、第3アンテナとしてGPS/VICS用アンテナ114を採用している。また、第4アンテナとして、電話用アンテナ118を採用している。
次に、本実施形態に係るGPS/VICS用アンテナ114の「見通しエリア」について、図11を用いて説明する。図11では、本実施形態に係るGPS/VICS用アンテナ114の「見通しエリア」を一点鎖線で区画して示している。
上記したように、本実施形態では、車両前後方向において、GPS/VICS用アンテナ114が、2つのアンテナのうちの前側に位置している。したがって、GPS/VICS用アンテナ114が電話用アンテナ118よりも後側に位置する構成に比べて、車両前後方向において、車両20のルーフ21の前側端部21aとGPS/VICS用アンテナ114の位置関係で決定される「見通しエリア」の特に天頂方向(鉛直上方)を中心とする範囲を、図11に示すように広くすることができる。
特に本実施形態では、GPS/VICS用アンテナ114を、車両前後方向において電話用アンテナ118よりも前側とし、2つのアンテナ114,118の間の間隔を所定の間隔とすることで、図11に示すように、車両20のルーフ21の前側端部21aよりも、GPS/VICS用アンテナ114が前側となるようにしている。したがって、「見通しエリア」の特に天頂方向(鉛直上方)を中心とする範囲を、より広くすることができる。
以上により、本実施形態に係る車両用複合アンテナ装置110によれば、図11に示すように、GPS/VICS用アンテナ114と対応するインフラとの間の「見通しエリア」を、天頂方向を中心として広くすることができる。
また、図11に示す例では、車両用複合アンテナ装置110を、車両20のインストルメントパネル25の内部に配置するので、意匠性を向上することができる。しかしながら、インストルメントパネル25の上面に配置しても良い。さらには、フロントウインドシールド22の直下であって、インストルメントパネル25以外の部分に配置することも可能である。
なお、天頂方向に指向性を有する第3アンテナとしては、GPS/VICS用アンテナ114に限定されるものではない。GPS用アンテナやVICS用アンテナを単独で採用することもできる。また、それ以外の主として天頂方向に指向性を有するアンテナを採用することもできる。
また、第4アンテナとしても電話用アンテナ118に限定されるものではない。第4アンテナは、第3アンテナとは異なる指向性を有していれば良い。したがって、第4アンテナとして、第1実施形態〜第3実施形態に示した狭域通信用アンテナ113を採用することもできる。この場合、狭域通信用アンテナ113が特許請求の範囲に記載の第1アンテナ及び第4アンテナに相当し、GPS/VICS用アンテナ114が特許請求の範囲に記載の第2アンテナ及び第3アンテナに相当することとなる。
(第5実施形態)
第4実施形態では、2つのアンテナとして、天頂方向(鉛直方向上方)に指向性を有する第3アンテナと、該第3アンテナとは指向性が異なる第4アンテナを含む車両用複合アンテナ装置110が、インストルメントパネル25の内部又はインストルメントパネル25の上面に配置される例を示した。
これに対し、本実施形態では、第3アンテナと、第4アンテナを含む車両用複合アンテナ装置110が、リアトレー26の内部又はリアトレー26の上面に配置されるため、車両前後方向において、第3アンテナが第4アンテナよりも後側に配置されていることを特徴とする。
図12に示す車両用複合アンテナ装置110においても、第4実施形態同様、第3アンテナとしてGPS/VICS用アンテナ114を採用している。また、第4アンテナとして、電話用アンテナ118を採用している。
次に、本実施形態に係るGPS/VICS用アンテナ114の「見通しエリア」について、図12を用いて説明する。図12では、本実施形態に係るGPS/VICS用アンテナ114の「見通しエリア」を一点鎖線で区画して示している。
本実施形態では、GPS/VICS用アンテナ114が、電話用アンテナ118よりも後側に位置している。したがって、GPS/VICS用アンテナ114が電話用アンテナ118よりも前側に位置する構成に比べて、車両前後方向において、車両20のルーフ21の後側端部21bとGPS/VICS用アンテナ114の位置関係で決定される「見通しエリア」の特に天頂方向(鉛直上方)を中心とする範囲を、図12に示すように広くすることができる。
特に本実施形態では、GPS/VICS用アンテナ114を、車両前後方向において電話用アンテナ118よりも後側とし、2つのアンテナ114,118の間の間隔を所定の間隔とすることで、図12に示すように、車両20のルーフ21の後側端部21bよりも、GPS/VICS用アンテナ114が後側となるようにしている。したがって、「見通しエリア」の特に天頂方向(鉛直上方)を中心とする範囲を、より広くすることができる。
以上により、本実施形態に係る車両用複合アンテナ装置110によれば、図12に示すように、GPS/VICS用アンテナ114と対応するインフラとの間の「見通しエリア」を、天頂方向を中心として広くすることができる。
また、図12に示す例では、車両用複合アンテナ装置110を、車両20のリアトレー26の内部に配置するので、意匠性を向上することができる。しかしながら、リアトレー26の上面に配置しても良い。さらには、リアウインドシールド27の直下であって、リアトレー26以外の部分に配置することも可能である。
なお、天頂方向に指向性を有する第3アンテナとしては、GPS/VICS用アンテナ114に限定されるものではない。GPS用アンテナやVICS用アンテナを単独で採用することもできる。また、それ以外の主として天頂方向に指向性を有するアンテナを採用することもできる。
また、第4アンテナとしても電話用アンテナ118に限定されるものではない。第4アンテナは、第3アンテナとは異なる指向性を有していれば良い。したがって、第4アンテナとして、第1実施形態〜第3実施形態に示した狭域通信用アンテナ113を採用することもできる。この場合、狭域通信用アンテナ113が特許請求の範囲に記載の第1アンテナ及び第4アンテナに相当し、GPS/VICS用アンテナ114が特許請求の範囲に記載の第2アンテナ及び第3アンテナに相当することとなる。
また、本実施形態では、車両20がリア側のワイパを有さない例を示したが、リア側のワイパを有する構成においても、同様の効果を期待することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
20・・・車両
21・・・ルーフ
21a・・・前側端部
21b・・・後側端部
23・・・ワイパ
25・・・インストルメントパネル
26・・・リアトレー
28・・・トランクリッド
110・・・車両用複合アンテナ装置
111・・・筐体
112・・・複数のアンテナ
113・・・狭域通信用アンテナ(第1アンテナ)
114・・・GPS/VICS用アンテナ(第2アンテナ、第3アンテナ)

Claims (8)

  1. 複数のアンテナが共通の筐体内に収容された車両用の複合アンテナ装置であって、
    前記複数のアンテナが、車両の前後方向に沿って配置された2つのアンテナとして、狭域通信用の第1アンテナと、該第1アンテナとは指向性が異なる第2アンテナとを有し、
    前記第1アンテナは、前記第2アンテナに近い側の部分よりも前記第2アンテナに遠い側の部分が鉛直方向において上方となるように、水平方向に対して所定の鋭角で傾斜配置されるとともに、放射素子の部分が、鉛直方向において前記第2アンテナよりも上方に配置され、
    前記第2アンテナは、前記第1アンテナの電波放射側に配置されていることを特徴とする車両用複合アンテナ装置。
  2. インストルメントパネル内部又はインストルメントパネル上面に配置されるものであり、
    車両前後方向において、前記第1アンテナが前記第2アンテナよりも後側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用複合アンテナ装置。
  3. リアトレー内部又はリアトレー上面に配置されるものであり、
    車両前後方向において、前記第1アンテナが前記第2アンテナよりも前側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用複合アンテナ装置。
  4. 前記第1アンテナは、ETC用アンテナであることを特徴とする請求項2に記載の車両用複合アンテナ装置。
  5. 前記第2アンテナは、GPS用アンテナ及びVICS用アンテナの少なくとも一方であることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の車両用複合アンテナ装置。
  6. 複数のアンテナが共通の筐体内に収容され、インストルメントパネル内部又はインストルメントパネル上面に配置される車両用の複合アンテナ装置であって、
    前記複数のアンテナが、車両の前後方向に沿って配置された2つのアンテナとして、鉛直方向上方に指向性を有する第3アンテナと、該第3アンテナとは指向性が異なる第4アンテナとを有し、
    車両前後方向において、前記第3アンテナが前記第4アンテナよりも前側に配置されていることを特徴とする車両用複合アンテナ装置。
  7. 複数のアンテナが共通の筐体内に収容され、リアトレー内部又はリアトレー上面に配置される車両用の複合アンテナ装置であって、
    前記複数のアンテナが、車両の前後方向に沿って配置された2つのアンテナとして、鉛直方向上方に指向性を有する第3アンテナと、該第3アンテナとは指向性が異なる第4アンテナとを有し、
    車両前後方向において、前記第3アンテナが前記第4アンテナよりも後側に配置されていることを特徴とする車両用複合アンテナ装置。
  8. 前記第3アンテナは、GPS用アンテナ及びVICS用アンテナの少なくとも一方であることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の車両用複合アンテナ装置。
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