JP2011128858A - タッチパネル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外来ノイズによる影響でタッチ位置の検出精度が低下することを避けることができるようにする。
【解決手段】送信電極に印加された駆動信号に応答した受信電極3の充放電電流信号を受信して、電極交点ごとのレベル信号を出力する受信部6を備え、この受信部は、受信電極の充放電電流信号を電圧信号に変換するIV変換部31と、この出力信号を整流する絶対値検出部33と、この出力信号を時間軸方向に積分する積分部34と、この出力信号を所定のタイミングでサンプリングするサンプルホールド部35と、この出力信号をAD変換してレベル信号を出力するAD変換部36とを有し、制御部は、受信部から出力されるレベル信号のばらつき度合を検出して、そのばらつき度合が小さくなるようにサンプルホールド部のサンプルタイミングを設定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、第1電極に印加された駆動信号に応答した第2電極の充放電電流信号を受信して電極交点ごとのレベル信号を出力する受信部に、積分信号を所定のタイミングでサンプリングするサンプルホールド部を備えたタッチパネル装置に関するものである。
タッチパネル装置には、静電容量方式や、抵抗膜方式、電磁誘導方式などの種々の方式があるが、特に静電容量方式では、抵抗膜方式に比較してタッチ面の強度を高めることができる利点があり、また電磁誘導方式のように発振器などを内蔵した電子ペンが不要であり、ユーザの指先で直接、あるいは単なる導電性材料からなるスタイラスでタッチ操作を行うことができることから、高い利便性を有している。
この静電容量方式では、格子状に配置された第1電極と第2電極との交点(以下、電極交点と呼称する)に形成されるコンデンサの静電容量が、導電性物体(例えば人体)が接近あるいは接触することで変化する原理を利用した、いわゆる投影型静電容量方式が、タッチ位置を高精度に検出することができる点で優れている。
この投影型静電容量方式には、電極交点ごとの静電容量の変化に伴う充放電電流の変化量に基づいてタッチの有無を検出する、いわゆる相互容量方式と、電極ごとの静電容量の変化量に基づいてタッチの有無を検出する、いわゆる自己容量方式とがあり、特に相互容量方式では、同時に複数のタッチ位置を検出する、いわゆるマルチタッチ(多点検出)が可能である(特許文献1参照)。
また、タッチパネル装置は、パソコンや携帯情報端末の分野で広く普及しているが、このタッチパネル装置を、大画面の表示装置と組み合わせることで、多人数を対象にしたプレゼンテーションや講義で使用することができるようにした、いわゆるインタラクティブホワイトボードとして用いる技術が知られている(特許文献2参照)。
特開2002−342033号公報 特開2009−86855号公報
しかるに、タッチパネル装置には、通常、第1電極に印加される駆動信号の周波数以外の周波数成分を有する信号を除去するバンドパスフィルタが設けられているが、第1電極の駆動信号と一致あるいはごく近接した周波数の外来ノイズが混入した場合、バンドパスフィルタで除去することができないため、タッチ位置の誤検出が発生する。特に、タッチパネル装置をインタラクティブホワイトボードとして用いる場合、タッチパネル装置の大型化に伴って電極が長くなることから、外来ノイズの影響を受け易くなるため、有効な外来ノイズ対策が望まれる。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、外来ノイズによる影響でタッチ位置の検出精度が低下することを避けることができるように構成されたタッチパネル装置を提供することにある。
本発明のタッチパネル装置は、互いに並走する複数の第1電極及び互いに並走する複数の第2電極が格子状に配置されたパネル本体と、前記第1電極に対して駆動信号を印加する送信部と、前記第1電極に印加された駆動信号に応答した第2電極の充放電電流信号を受信して電極交点ごとのレベル信号を出力する受信部と、前記受信部から出力されるレベル信号に基づいてタッチ位置を検出すると共に前記送信部及び前記受信部の動作を制御する制御部とを備え、前記受信部は、前記第2電極の充放電電流信号をIV変換して得られた電圧信号を、整流した上で時間軸方向に積分し、その積分信号をサンプルホールド部にて所定のタイミングでサンプリングして、レベル信号を出力するものであり、前記制御部は、前記受信部から出力されるレベル信号のばらつき度合を検出して、そのばらつき度合が小さくなるタイミングでサンプリングが行われるように前記送信部及び前記受信部の少なくともいずれかの動作条件を設定する構成とする。
本発明によれば、受信部から出力されるレベル信号のばらつきを抑えることができるため、外来ノイズの影響を受けない安定した出力信号を得ることができるので、外来ノイズによる影響でタッチ位置の検出精度が低下することを避けることができる。
本発明によるタッチパネル装置を示す全体構成図 図1に示した受信電極及び受信部の概略構成図 図2に示した受信信号処理部の概略構成図 図3に示したサンプルホールド部におけるサンプルタイミングの設定の要領を説明する図 図3に示した制御部で行われるサンプルタイミング設定処理の手順を示すフロー図 本発明によるタッチパネル装置の別例を示す概略構成図
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、互いに並走する複数の第1電極及び互いに並走する複数の第2電極が格子状に配置されたパネル本体と、前記第1電極に対して駆動信号を印加する送信部と、前記第1電極に印加された駆動信号に応答した第2電極の充放電電流信号を受信して電極交点ごとのレベル信号を出力する受信部と、前記受信部から出力されるレベル信号に基づいてタッチ位置を検出すると共に前記送信部及び前記受信部の動作を制御する制御部とを備え、前記受信部は、前記第2電極の充放電電流信号をIV変換して得られた電圧信号を、整流した上で時間軸方向に積分し、その積分信号をサンプルホールド部にて所定のタイミングでサンプリングして、レベル信号を出力するものであり、前記制御部は、前記受信部から出力されるレベル信号のばらつき度合を検出して、そのばらつき度合が小さくなるタイミングでサンプリングが行われるように前記送信部及び前記受信部の少なくともいずれかの動作条件を設定する構成とする。
これによると、受信部から出力されるレベル信号のばらつきを抑えることができるため、外来ノイズの影響を受けない安定した出力信号を得ることができるので、外来ノイズによる影響でタッチ位置の検出精度が低下することを避けることができる。
前記課題を解決するためになされた第2の発明は、前記第1の発明において、前記制御部は、前記レベル信号のばらつき度合が小さくなるように前記サンプルホールド部のサンプルタイミングを設定する構成とする。
これによると、サンプルタイミングを変更するには単にタイマの設定値を変更すれば済むため、製造コストの上昇を抑えることができる。
前記課題を解決するためになされた第3の発明は、前記第1・第2の発明において、前記制御部は、前記レベル信号のばらつき度合が小さくなるように前記送信部から前記第1電極に印加される駆動信号の周波数を設定する構成とする。
これによると、送信部に駆動信号の周波数を変更するための手段が必要となるため、製造コストが上昇するものの、サンプルタイミングを変更する必要がないため、フレームレートが低下することを避けることができる。
前記課題を解決するためになされた第4の発明は、前記第1〜第3の発明において、前記制御部は、前記動作条件の設定処理を、装置の起動時に実施されるキャリブレーション時に実行する構成とする。
これによると、ユーザの操作の支障とならずに動作条件の設定処理を行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明によるタッチパネル装置を示す全体構成図である。このタッチパネル装置1は、互いに並走する複数の送信電極(第1電極)2と互いに並走する複数の受信電極(第2電極)3とが格子状に配置されたパネル本体4と、送信電極2に対して駆動信号(パルス信号)を印加する送信部5と、送信電極2に印加された駆動信号に応答した受信電極3の充放電電流信号を受信して、送信電極2と受信電極3とが交差する電極交点ごとのレベル信号を出力する受信部6と、この受信部6から出力されるレベル信号に基づいてタッチ位置を検出すると共に送信部5及び受信部6の動作を制御する制御部7とを備えている。
このタッチパネル装置1は、大画面の表示装置と組み合わせることで、プレゼンテーションや講義に用いることができるようにした、いわゆるインタラクティブホワイトボードとして用いられ、特にここでは、プロジェクタ装置と組み合わせて用いられ、タッチパネル装置1のタッチ面がプロジェクタ用のスクリーンとなる。
タッチパネル装置1から出力されるタッチ位置情報は、パソコンなどの外部機器8に入力され、外部機器8から出力される表示画面データに基づいてプロジェクタ装置9によりタッチパネル装置1のタッチ面上に投影表示される表示画面上に、タッチパネル装置1のタッチ面上でユーザが指先で直接、あるいはスタイラスを用いて行ったタッチ操作に対応した画像が表示され、タッチパネル装置のタッチ面にマーカーで直接描画をするのと同様の感覚で所要の画像を表示させることができ、また表示画面に表示されたボタンなどを操作することができる。さらに、タッチ操作で描かれた画像を消去するイレーサを用いることもできる。
パネル本体4では、複数(例えば120本)の送信電極2がシート材11の表面に配置されると共に、複数(例えば186本)の受信電極3がシート材11の裏面に配置されている。送信電極2及び受信電極3は同一の配置ピッチ(例えば10mm)で配置されている。
なお、パネル本体4では、送信電極2及び受信電極3とシート材11とで構成される電極シートの背面側に電極シートを支持する背面ボードが設けられ、また電極シートの表面側に電極シートを保護する表面ボードが設けられる。また、送信電極2と受信電極3は互いに絶縁されていればよく、例えば両方ともシート材11の表面側に絶縁層を介して配置された構成してもよい。
パネル本体4において送信電極2と受信電極3とが交差する電極交点にはコンデンサが形成され、ユーザが指先で直接、あるいはスタイラスを用いてタッチ操作を行うと、これに応じて電極交点の静電容量が実質的に減少することで、タッチ操作の有無を検出することができる。
特にここでは、相互容量方式が採用され、送信電極2に駆動信号を印加すると、これに応答して受信電極3に充放電電流が流れ、このとき、ユーザのタッチ操作に応じて電極交点の静電容量が変化すると、受信電極3の充放電電流が変化し、この充放電電流の変化量を受信部6で電極交点ごとのレベル信号(ディジタル信号)に変換して制御部7に出力し、制御部7では、電極交点ごとのレベル信号に基づいてタッチ位置が算出される。この相互容量方式では、同時に複数のタッチ位置を検出する、いわゆるマルチタッチ(多点検出)が可能である。
送信部5は、制御部7から出力されるタイミング信号に同期して、送信電極2を1本ずつを選択して駆動信号を印加する。受信部6は、1本の送信電極2に駆動信号を印加する間に、受信電極3を1本ずつを選択して受信電極3の充放電電流を受信する。これにより、全ての電極交点ごとの充放電電流を取り出すことができる。なお、例えば全ての電極交点(186×120(=22320))について充放電電流の受信が終了するフレーム周期が10msとすると、120本の送信電極2の1本あたりの駆動信号出力期間は約83μsとなる。
制御部7は、受信部6から出力される電極交点ごとのレベル信号から所定の演算処理によってタッチ位置(タッチ領域の中心座標)を求める。このタッチ位置の演算では、X軸方向(送信電極2の延在方向)とY軸方向(受信電極3の延在方向)とでそれぞれ隣接する複数(例えば4×4)の電極交点ごとのレベル信号から所要の補間法(例えば重心法)を用いてタッチ位置を求める。これにより、送信電極2及び受信電極3の配置ピッチ(10mm)より高い分解能(例えば1mm以下)でタッチ位置を検出することができる。
図2は、図1に示した受信電極3及び受信部6の概略構成図である。各受信電極3には、受信電極3の充放電電流信号の受信部6への入力を断続するスイッチング素子(スイッチング手段)SWが接続されている。受信部6は、スイッチング素子SWを介して受信電極3から入力される充放電電流信号に対して所要の信号処理を行う受信信号処理部21とを備えている。各スイッチング素子SWは制御部7からの駆動信号に応じて個別にオン/オフ制御される。
受信電極3及びスイッチング素子SWは、所定数(例えば24本)ごとにグループ化され、各グループに属するスイッチング素子SWの互いに対応するもの同士が並行してオン/オフ制御される。また、各グループごとに受信信号処理部21が設けられている。各グループではスイッチング素子SWが1つずつ順にオンとなるように制御され、残りのスイッチング素子SWはオフに制御されており、スイッチング素子SWをオンとすることで選択された1本の受信電極3の充放電電流信号が受信信号処理部21に入力される。
このように、スイッチング素子SWのスイッチング動作が複数のグループ間で並行して行われるため、全ての受信電極3の充放電電流信号を受信するのに要する時間を短縮することができる。また、受信部6での充放電電流信号の処理をグループごとに分割して行うことができるため、ハードウエア構成の大型化を抑えることができる。
なお、受信電極3のグループ化では、各グループに属する受信電極3の本数を同一とする必要はなく、例えば受信電極3が186本の場合、7つのグループA〜Gを24本とし、最後のグループHを18本とすればよい。
図3は、図2に示した受信信号処理部21の概略構成図である。この受信信号処理部21は、IV変換部31と、バンドパスフィルタ32と、絶対値検出部33と、積分部34と、サンプルホールド部35と、AD変換部36とを備えている。
IV変換部31では、スイッチング素子SWを介して入力される受信電極3の充放電電流信号(アナログ信号)が電圧信号に変換される。バンドパスフィルタ32では、IV変換部31の出力信号に対して、送信電極2に印加される駆動信号の周波数以外の周波数成分を有する信号を除去する処理が行われる。絶対値検出部(整流部)33では、バンドパスフィルタ32の出力信号に対して全波整流が行われる。積分部34では、絶対値検出部33の出力信号を時間軸方向に積分する処理が行われる。サンプルホールド部35では、積分部34の出力信号を所定のタイミングでサンプリングする処理が行われる。AD変換部36では、サンプルホールド部35の出力信号をAD変換してレベル信号(ディジタル信号)を出力する。
図4は、図3に示したサンプルホールド部35におけるサンプルタイミングの設定の要領を説明する図である。これは、シミュレーションの1例であり、送信電極2に印加される駆動信号は、ここでは正弦波となっているが、実際にはパルス波となる。また、外来ノイズは位相がランダムに変化するものとしている。
積分部34の出力信号は、絶対値検出部33の出力信号が時間軸方向に積分されるため、時間の経過に伴って徐々に大きくなり、また外来ノイズの影響でランダムに変化する。このため、例えばサンプルタイミングT0でサンプリングを行うと、サンプルホールド部35の出力信号がばらつき、安定した出力信号を得ることができない。
しかしながら、積分部34の出力信号には、駆動信号の周期と外来ノイズの周期との公倍数となるタイミングで、ばらつき度合が小さくなる節が現れる。この節が現れるタイミング(時刻T1及びT2)あるいはその近傍でサンプリングを行えば、サンプルホールド部35の出力信号のばらつきを抑えることができ、外来ノイズの影響を受けない安定した出力信号を得ることができる。
そこでここでは、制御部7が、受信部6から出力されるレベル信号のばらつき度合を検出して、そのばらつき度合が小さくなるタイミングでサンプリングが行われるように送信部5及び受信部6の少なくともいずれかの動作条件を設定する。特にここでは、レベル信号のばらつき度合が小さくなるようにサンプルホールド部35のサンプルタイミングを設定する。
図5は、図3に示した制御部7で行われるサンプルタイミング設定処理の手順を示すフロー図である。このサンプルタイミング設定処理は、装置の起動時に実施されるキャリブレーション時に実行される。
まず、電源が投入されると、サンプルタイミングを初期値T0に設定して(ST101)、そのサンプルタイミングT0でサンプルホールド部35にてサンプリングが行われ、電極交点ごとのレベル信号が受信部6から順次出力され、1画面分のレベル信号を取得する(ST102)。これを所定回数(ここでは5回)繰り返し(ST103)、所定回数に達したら、レベル信号のばらつき度合を算出する(ST104)。そして、レベル信号のばらつき度合が所定の基準値(ここでは4)以下であるかどうか判断し(ST105)、ばらつき度合が所定の基準値以下であれば、外来ノイズの影響を受けていないものと判断して、サンプルタイミングを初期値T0のままとして処理を終了する。
一方、ばらつき度合が所定値を越えた場合には(ST105でNo)、外来ノイズの影響を受けているものと判断して、サンプルタイミングを変更し、ばらつき度合が所定値以下となるまで前記の処理を繰り返す。このとき、サンプルタイミングを少しずつずらしながら、ばらつき度合が小さくなるサンプルタイミングを探し出すことになるが、例えば図4に示したように、まずサンプルタイミングの初期値T0から時間的に前(A方向)及び時間的に後ろ(B方向)の双方に新たなサンプルタイミングを設定し、それぞれのばらつき度合を算出し、ばらつき度合の小さな方向で新たなサンプルタイミングを細かく設定するようにするとよい。図4の例では、サンプルタイミングをB方向に変更した方がばらつき度合が小さくなり、B方向に新たなサンプルタイミングを細かく設定して、ばらつき度合が小さくなるサンプルタイミングを探し出す。
これにより、受信部6から出力されるレベル信号のばらつきを抑えることができるため、外来ノイズの影響を受けない安定した出力信号を得ることができるので、外来ノイズによる影響でタッチ位置の検出精度が低下することを避けることができる。また、バンドパスフィルタ32のみで外来ノイズの影響を抑えるには、バンドパスフィルタ32に急峻な特性を有するものを採用する必要があるが、ここでは、このような急峻な特性の高コストなバンドパスフィルタは不要となるため、コストの削減を図ることができる。
なお、この構成では、外来ノイズの周波数が駆動信号の周波数と一致する場合には、積分部34の出力信号に節が出現しないため、レベル信号のばらつきを抑えることができないが、外来ノイズの周波数と駆動信号の周波数とが一致する可能性は低く、実用上、十分な効果を得ることができる。
図6は、本発明によるタッチパネル装置の別例を示す概略構成図である。ここでは、制御部7が、受信部6から出力されるレベル信号値のばらつき度合が小さくなるように送信部5から送信電極2に印加される駆動信号の周波数を設定するようしている。送信部5は、発振器61と、周波数変換部(PLL)62とを備えており、送信電極2に印加する駆動信号の周波数を変更することができる。
制御部7では、図5に示した例と同様の手順で処理を行えばよいが、ここでは、サンプルタイミングを設定する処理(ST101)に代えて、駆動信号の周波数を設定する処理が行われ、駆動信号の周波数を少しずつずらしながら、ばらつき度合が小さくなる周波数を探し出す。その他の構成は、前記の例と同様であり、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
このように送信電極2に印加する駆動信号の周波数を変更すると、図4に示したように、積分部34の出力信号に出現する節のタイミングを前後にずらすことができ、積分部34の出力信号に出現する節が、所定のサンプルタイミングに一致あるいは近接するように、送信電極2に印加する駆動信号の周波数を設定すればよい。
駆動信号の周期と外来ノイズの周期とが近接していると、積分部34の出力信号に節が現れるタイミング、すなわち駆動信号の周期と外来ノイズの周期との公倍数となるタイミングが遅くなるため、前記のサンプルタイミングを変更する構成では、電極交点ごとのレベル信号の取得に要する時間が長くなり、その結果、フレームレートが低下するが、駆動信号の周波数を変更する構成では、サンプルタイミングを変更する必要がないため、フレームレートが低下しない利点が得られる。
なお、図3に示した例のように受信部6の動作条件、すなわちサンプルホールド部35のサンプルタイミングを設定する構成と、図6に示した例のように送信部5の動作条件、すなわち送信電極2に印加される駆動信号の周波数を設定する構成とは、製造コストなどを考慮して選択すれば良いが、両方を組み合わせた構成も可能である。
本発明にかかるタッチパネル装置は、外来ノイズによる影響でタッチ位置の検出精度が低下することを避けることができる効果を有し、送信電極に印加された駆動信号に応答した受信電極の充放電電流信号を受信して電極交点ごとのレベル信号を出力する受信部に、積分信号を所定のタイミングでサンプリングするサンプルホールド部を備えたタッチパネル装置などとして有用である。
1 タッチパネル装置
2 送信電極
3 受信電極
4 パネル本体
5 送信部
6 受信部
7 制御部
21 受信信号処理部
31 IV変換部
32 バンドパスフィルタ
33 絶対値検出部
34 積分部
35 サンプルホールド部
36 AD変換部
61 発振器
62 周波数変換部
SW スイッチング素子

Claims (4)

  1. 互いに並走する複数の第1電極及び互いに並走する複数の第2電極が格子状に配置されたパネル本体と、
    前記第1電極に対して駆動信号を印加する送信部と、
    前記第1電極に印加された駆動信号に応答した第2電極の充放電電流信号を受信して電極交点ごとのレベル信号を出力する受信部と、
    前記受信部から出力されるレベル信号に基づいてタッチ位置を検出すると共に前記送信部及び前記受信部の動作を制御する制御部とを備え、
    前記受信部は、前記第2電極の充放電電流信号をIV変換して得られた電圧信号を、整流した上で時間軸方向に積分し、その積分信号をサンプルホールド部にて所定のタイミングでサンプリングして、レベル信号を出力するものであり、
    前記制御部は、前記受信部から出力されるレベル信号のばらつき度合を検出して、そのばらつき度合が小さくなるタイミングでサンプリングが行われるように前記送信部及び前記受信部の少なくともいずれかの動作条件を設定することを特徴とするタッチパネル装置。
  2. 前記制御部は、前記レベル信号のばらつき度合が小さくなるように前記サンプルホールド部のサンプルタイミングを設定することを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル装置。
  3. 前記制御部は、前記レベル信号のばらつき度合が小さくなるように前記送信部から前記第1電極に印加される駆動信号の周波数を設定することを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のタッチパネル装置。
  4. 前記制御部は、前記動作条件の設定処理を、装置の起動時に実施されるキャリブレーション時に実行することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のタッチパネル装置。
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