JP4850946B2 - タッチパネル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、第1電極に印加された駆動信号に応答した第2電極の充放電電流信号を受信して電極交点ごとのレベル信号を出力する受信部に、第2電極の充放電電流信号を電圧信号に変換するIV変換部を備えたタッチパネル装置に関するものである。
タッチパネル装置には、静電容量方式や、抵抗膜方式、電磁誘導方式などの種々の方式があるが、特に静電容量方式では、抵抗膜方式に比較してタッチ面の強度を高めることができる利点があり、また電磁誘導方式のように発振器などを内蔵した電子ペンが不要であり、ユーザの指先で直接、あるいは単なる導電性材料からなるスタイラスでタッチ操作を行うことができることから、高い利便性を有している。
この静電容量方式では、格子状に配置された第1電極と第2電極との交点(以下、電極交点と呼称する)に形成されるコンデンサの静電容量が、導電性物体(例えば人体)が接近あるいは接触することで変化する原理を利用した、いわゆる投影型静電容量方式が、タッチ位置を高精度に検出することができる点で優れている。
この投影型静電容量方式には、電極交点ごとの静電容量の変化に伴う充放電電流の変化量に基づいてタッチの有無を検出する、いわゆる相互容量方式と、電極ごとの静電容量の変化量に基づいてタッチの有無を検出する、いわゆる自己容量方式とがあり、特に相互容量方式では、同時に複数のタッチ位置を検出する、いわゆるマルチタッチ(多点検出)が可能である(特許文献1参照)。
また、タッチパネル装置は、パソコンや携帯情報端末の分野で広く普及しているが、このタッチパネル装置を、大画面の表示装置と組み合わせることで、多人数を対象にしたプレゼンテーションや講義で使用することができるようにした、いわゆるインタラクティブホワイトボードとして用いる技術が知られている(特許文献2参照)。
特開2002−342033号公報 特開2009−86855号公報
しかるに、タッチパネル装置をインタラクティブホワイトボードとして用いる場合、投影型静電容量方式、特にマルチタッチが可能な相互容量方式を採用すると、利便性を高めることができるが、タッチパネル装置の大型化に伴って第1電極と第2電極との間の全体的な静電容量が大きくなる。例えば77インチクラスでは静電容量が100pFを超える。一方、ユーザの指先やスタイラスによるタッチ操作に応じた静電容量の変化は、高々数百fFにすぎず、微々たるものである。このため、タッチパネル装置の大型化に伴って十分な検出精度を確保することができなくなるという課題があった。
また、タッチパネル装置には、通常、第1電極に印加される駆動信号の周波数以外の周波数成分を有する信号を除去するバンドパスフィルタが設けられているが、第1電極の駆動信号と一致あるいはごく近接した周波数の外来ノイズが混入した場合、バンドパスフィルタで除去することができないため、タッチ位置の誤検出が発生する。特に、タッチパネル装置をインタラクティブホワイトボードとして用いる場合、タッチパネル装置の大型化に伴って電極が長くなることから、外来ノイズの影響を受け易くなるため、有効な外来ノイズ対策が望まれる。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、大型化した場合でもタッチ位置の検出を高精度に行うことができるように構成されたタッチパネル装置を提供することにある。さらに本発明は、外来ノイズによる影響でタッチ位置の検出精度が低下することを避けることができるように構成することも目的とする。
本発明のタッチパネル装置は、互いに並走する複数の第1電極及び互いに並走する複数の第2電極が格子状に配置されたパネル本体と、前記第1電極に対して駆動信号を印加する送信部と、前記第1電極に印加された駆動信号に応答した第2電極の充放電電流信号を受信して、電極交点ごとのレベル信号を出力する受信部と、前記受信部から出力されるレベル信号に基づいてタッチ位置を検出すると共に前記送信部及び前記受信部の動作を制御する制御部とを備え、前記受信部は、前記充放電電流信号を電圧信号に変換するIV変換部を備え、前記IV変換部は、前記駆動信号おける1つの波の立上がりと立下がりとにそれぞれ対応する電圧信号の振幅位相を略一致させると共に、1つの波の立下がりと次の波の立上がりにそれぞれ対応する電圧信号の振幅位相を略一致させるように、変換特性が設定された構成とする。
本発明によれば、1つの波の立上がりと立下がりとにそれぞれ対応する電圧信号の波形が重畳されると共に、1つの波の立下がりと次の波の立上がりにそれぞれ対応する電圧信号の波形が重畳されることで、実質的に増幅された波形を得ることができる。このため、タッチパネル装置の大型化に伴って第1電極及び第2電極間の全体的な静電容量が増大しても、タッチ位置の検出を高精度に行うことができる。
本発明によるタッチパネル装置を示す全体構成図 図1に示した受信電極及び受信部の概略構成図 図2に示した受信信号処理部の概略構成図 図1に示した送信電極に印加される駆動信号及び図3に示したIV変換部から出力される電圧信号を示す波形図 図3に示したIV変換部の構成を詳細に示す回路図
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、互いに並走する複数の第1電極及び互いに並走する複数の第2電極が格子状に配置されたパネル本体と、前記第1電極に対して駆動信号を印加する送信部と、前記第1電極に印加された駆動信号に応答した第2電極の充放電電流信号を受信して、電極交点ごとのレベル信号を出力する受信部と、前記受信部から出力されるレベル信号に基づいてタッチ位置を検出すると共に前記送信部及び前記受信部の動作を制御する制御部とを備え、前記受信部は、前記充放電電流信号を電圧信号に変換するIV変換部を備え、前記IV変換部は、前記駆動信号おける1つの波の立上がりと立下がりとにそれぞれ対応する電圧信号の振幅位相を略一致させると共に、1つの波の立下がりと次の波の立上がりにそれぞれ対応する電圧信号の振幅位相を略一致させるように、変換特性が設定された構成とする。
これによると、駆動信号おける1つの波の立上がりと立下がりとにそれぞれ対応する電圧信号の波形が重畳されると共に、1つの波の立下がりと次の波の立上がりにそれぞれ対応する電圧信号の波形が重畳されることで、実質的に増幅された波形を得ることができる。このため、タッチパネル装置の大型化に伴って第1電極及び第2電極間の全体的な静電容量が増大しても、タッチ位置の検出を高精度に行うことができる。
前記課題を解決するためになされた第2の発明は、前記第1の発明において、前記送信部は、前記駆動信号の周波数を複数の周波数の間で切り替え可能に構成され、前記IV変換部は、変換特性を、前記駆動信号の複数の周波数にそれぞれ対応した複数の変換特性の間で切り替え可能に構成され、前記制御部は、前記駆動信号の周波数の切り替えに応じて、前記IV変換部の変換特性を切り替えるように制御する構成とする。
これによると、外来ノイズの周波数が、駆動信号のいずれか1つの周波数と略一致する場合、別の周波数に切り替えることで、第1電極の駆動信号の周波数と同一となる電圧信号の周波数を、外来ノイズの周波数と異なるようにすることができる。このため、第1電極の駆動信号の周波数と異なる周波数成分をカットするバンドパスフィルタで外来ノイズを確実に除去することが可能になり、外来ノイズによる影響でタッチ位置の検出精度が低下することを避けることができる。
前記課題を解決するためになされた第3の発明は、前記第2の発明において、前記制御部は、全ての電極交点について充放電電流の受信が終了する1フレーム周期毎に、前記駆動信号の周波数及び前記IV変換部の変換特性を切り替えるように制御すると共に、フレーム単位で外来ノイズの影響の有無を判定して、外来ノイズの影響がある場合にはそのフレームのタッチ位置情報を破棄する構成とする。
これによると、第1電極に印加する駆動信号の周波数を定期的に切り替えるため、種々の周波数の外来ノイズが混入する場合でも、外来ノイズの影響を排除することができる。なお、切り替え可能な周波数が2つのみである場合、1フレーム周期毎に第1の周波数と第2の周波数とで交互に切り替えることになる。
この場合、外来ノイズの影響の有無は、フレーム単位で取得したタッチ位置のばらつき度合いで判定することができ、そのばらつき度合いが大である場合にそのフレームのタッチ位置情報を破棄すればよい。
また、切り替え可能な周波数を3つ以上用意することも可能であるが、切り替え可能な周波数が2つの場合でも、2つとも外来ノイズの周波数と一致する可能性は極めて低く、また、タッチ位置情報の破棄はフレーム単位で行われるため、サンプリングレートが結果的に1/2と低下するものの、フレーム周期を十分に小さく設定すれば、タッチパネル装置としての信頼性を十分に確保することが可能となる。
なお、送信部では第1電極を1本ずつを選択して駆動信号を印加し、この1本の第1電極に駆動信号を印加する間に、受信部で第2電極を1本ずつを選択して第2電極の充放電電流を受信することで、全ての電極交点の充放電電流が受信され、この全ての電極交点について充放電電流の受信が終了する期間が、1フレーム周期となる。
前記課題を解決するためになされた第4の発明は、前記第1〜第3の発明において、前記第2電極の充放電電流信号の前記受信部への入力を個別に断続するスイッチング手段を備え、前記第2電極及び前記スイッチング手段は、所定数ごとにグループ化され、各グループに属する前記スイッチング手段の互いに対応するもの同士が並行してオン/オフ制御される構成とする。
これによると、スイッチング手段の動作が複数のグループ間で並行して行われるため、全ての第2電極の充放電電流信号を受信するのに要する時間を短縮することができる。また、受信部での充放電電流信号の処理をグループごとに分割して行うことができるため、ハードウエア構成の大型化を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明によるタッチパネル装置を示す全体構成図である。このタッチパネル装置1は、互いに並走する複数の送信電極(第1電極)2と互いに並走する複数の受信電極(第2電極)3とが格子状に配置されたパネル本体4と、送信電極2に対して駆動信号(パルス信号)を印加する送信部5と、送信電極2に印加された駆動信号に応答した受信電極3の充放電電流信号を受信して、送信電極2と受信電極3とが交差する電極交点ごとのレベル信号を出力する受信部6と、この受信部6から出力されるレベル信号に基づいてタッチ位置を検出すると共に送信部5及び受信部6の動作を制御する制御部7とを備えている。
このタッチパネル装置1は、大画面の表示装置と組み合わせることで、プレゼンテーションや講義に用いることができるようにした、いわゆるインタラクティブホワイトボードとして用いられ、特にここでは、プロジェクタ装置と組み合わせて用いられ、タッチパネル装置1のタッチ面がプロジェクタ用のスクリーンとなる。
タッチパネル装置1から出力されるタッチ位置情報は、パソコンなどの外部機器8に入力され、外部機器8から出力される表示画面データに基づいてプロジェクタ装置9によりタッチパネル装置1のタッチ面上に投影表示される表示画面上に、タッチパネル装置1のタッチ面上でユーザが指先で直接、あるいはスタイラスを用いて行ったタッチ操作に対応した画像が表示され、タッチパネル装置のタッチ面にマーカーで直接描画をするのと同様の感覚で所要の画像を表示させることができ、また表示画面に表示されたボタンなどを操作することができる。さらに、タッチ操作で描かれた画像を消去するイレーサを用いることもできる。
パネル本体4では、複数(例えば120本)の送信電極2がシート材11の表面に配置されると共に、複数(例えば186本)の受信電極3がシート材11の裏面に配置されている。送信電極2及び受信電極3は同一の配置ピッチ(例えば10mm)で配置されている。
なお、パネル本体4では、送信電極2及び受信電極3とシート材11とで構成される電極シートの背面側に電極シートを支持する背面ボードが設けられ、また電極シートの表面側に電極シートを保護する表面ボードが設けられる。また、送信電極2と受信電極3は互いに絶縁されていればよく、例えば両方ともシート材11の表面側に絶縁層を介して配置された構成してもよい。
パネル本体4において送信電極2と受信電極3とが交差する電極交点にはコンデンサが形成され、ユーザが指先で直接、あるいはスタイラスを用いてタッチ操作を行うと、これに応じて電極交点の静電容量が実質的に減少することで、タッチ操作の有無を検出することができる。
特にここでは、相互容量方式が採用され、送信電極2に駆動信号を印加すると、これに応答して受信電極3に充放電電流が流れ、このとき、ユーザのタッチ操作に応じて電極交点の静電容量が変化すると、受信電極3の充放電電流が変化し、この充放電電流の変化量を受信部6で電極交点ごとのレベル信号(ディジタル信号)に変換して制御部7に出力し、制御部7では、電極交点ごとのレベル信号に基づいてタッチ位置が算出される。この相互容量方式では、同時に複数のタッチ位置を検出する、いわゆるマルチタッチ(多点検出)が可能である。
送信部5は、制御部7から出力されるタイミング信号に同期して、送信電極2を1本ずつを選択して駆動信号を印加する。受信部6は、1本の送信電極2に駆動信号を印加する間に、受信電極3を1本ずつを選択して受信電極3の充放電電流を受信する。これにより、全ての電極交点ごとの充放電電流を取り出すことができる。なお、例えば全ての電極交点(186×120(=22320))について充放電電流の受信が終了するフレーム周期が10msとすると、120本の送信電極2の1本あたりの駆動信号出力期間は約83μsとなる。
制御部7は、受信部6から出力される電極交点ごとのレベル信号から所定の演算処理によってタッチ位置(タッチ領域の中心座標)を求める。このタッチ位置の演算では、X軸方向(送信電極2の延在方向)とY軸方向(受信電極3の延在方向)とでそれぞれ隣接する複数(例えば4×4)の電極交点ごとのレベル信号から所要の補間法(例えば重心法)を用いてタッチ位置を求める。これにより、送信電極2及び受信電極3の配置ピッチ(10mm)より高い分解能(例えば1mm以下)でタッチ位置を検出することができる。
図2は、図1に示した受信電極3及び受信部6の概略構成図である。各受信電極3には、受信電極3の充放電電流信号の受信部6への入力を断続するスイッチング素子(スイッチング手段)SWが接続されている。受信部6は、スイッチング素子SWを介して受信電極3から入力される充放電電流信号に対して所要の信号処理を行う受信信号処理部21とを備えている。各スイッチング素子SWは制御部7からの駆動信号に応じて個別にオン/オフ制御される。
受信電極3及びスイッチング素子SWは、所定数(例えば24本)ごとにグループ化され、各グループに属するスイッチング素子SWの互いに対応するもの同士が並行してオン/オフ制御される。また、各グループごとに受信信号処理部21が設けられている。各グループではスイッチング素子SWが1つずつ順にオンとなるように制御され、残りのスイッチング素子SWはオフに制御されており、スイッチング素子SWをオンとすることで選択された1本の受信電極3の充放電電流信号が受信信号処理部21に入力される。
このように、スイッチング素子SWのスイッチング動作が複数のグループ間で並行して行われるため、全ての受信電極3の充放電電流信号を受信するのに要する時間を短縮することができる。また、受信部6での充放電電流信号の処理をグループごとに分割して行うことができるため、ハードウエア構成の大型化を抑えることができる。
なお、受信電極3のグループ化では、各グループに属する受信電極3の本数を同一とする必要はなく、例えば受信電極3が186本の場合、7つのグループA〜Gを24本とし、最後のグループHを18本とすればよい。
図3は、図2に示した受信信号処理部21の概略構成図である。この受信信号処理部21は、IV変換部31と、バンドパスフィルタ32と、絶対値検出部33と、積分部34と、サンプルホールド部35と、AD変換部36とを備えている。
IV変換部31では、スイッチング素子SWを介して入力される受信電極3の充放電電流信号(アナログ信号)が電圧信号に変換される。バンドパスフィルタ32では、IV変換部31の出力信号に対して、送信電極2に印加される駆動信号の周波数以外の周波数成分を有する信号を除去する処理が行われる。絶対値検出部(整流部)33では、バンドパスフィルタ32の出力信号に対して全波整流が行われる。積分部34では、絶対値検出部33の出力信号を時間軸方向に積分する処理が行われる。サンプルホールド部35では、積分部34の出力信号を所定のタイミングでサンプリングする処理が行われる。AD変換部36では、サンプルホールド部35の出力信号をAD変換してレベル信号(ディジタル信号)を出力する。
図4は、図1に示した送信電極2に印加される駆動信号及び図3に示したIV変換部31から出力される電圧信号を示す波形図である。図4(A)は、従来技術による場合を、図4(B)は、本発明による場合をそれぞれ示す。なお、図示する電圧信号は、バンドパスフィルタ32にて、送信電極2に印加される駆動信号の周波数以外の周波数成分を有する信号をカットした後の波形である。
通常、送信電極2に駆動信号(パルス信号)を印加すると、図4(A)に示すように、パルス波の立ち上がり時に、電極交点のコンデンサへの充電による波形A1・A3が観測され、ついでその過渡応答として、電極交点のコンデンサからの放電による波形A2・A4が観測され、その後も次第に減衰する小さな波形が観測される。また、パルス波の立ち下がり時には、電極交点のコンデンサからの放電による波形B1が観測され、ついでその過渡応答として、電極交点のコンデンサへの充電による波形B2が観測され、その後も次第に減衰する小さな波形が観測される。
ここで、タッチ操作があると、電極交点のコンデンサの静電容量が低減するため、IV変換部31から出力される電圧信号の振幅が小さくなる。このため、波高値の変化でタッチ操作の有無を判定することができるが、ここでは、全波整流後に積分を行って得られる値、すなわち波形の面積の積算値で判定を行うようにしており、1つの電極交点ごとのパルス数を増やすことで、振幅の小さな変化でも高い精度で判定を行うことができる。
しかしながら、このタッチパネル装置1は、インタラクティブホワイトボードとして用いられるため、大型化に伴って、送信電極2及び受信電極3間の全体的な静電容量が大きくなり、全体的な静電容量に対するタッチ操作による静電容量変化が極端に小さくなるため、外来ノイズの影響を受け易くなり、タッチ位置の検出に高い精度を確保しようとすると、1つの電極交点あたりのパルス数を多くする必要がある。
そこでここでは、IV変換部31が、送信部5から送信電極2に印加される駆動信号(パルス信号)おける1つのパルス波の立上がりと立下がりとにそれぞれ対応してIV変換部31から出力される電圧信号の振幅位相を略一致させると共に、1つのパルス波の立下がりと次のパルス波の立上がりにそれぞれ対応する電圧信号の振幅位相を略一致させるように、変換特性が設定されている。
すなわち、1つのパルス波の立上がり時の放電(過渡応答)による波形A2に、同じパルス波の立下がり時の放電による波形B1が重畳されると共に、1つのパルス波の立下がり時の充電(過渡応答)による波形B2に、次のパルス波の立上がり時の充電による波形A3が重畳されるようにする。このような変換特性は、IV変換部31の変換回路の時定数を調整することで得ることができる。
このようにすると、図4(B)に示すように、実質的に増幅された波形を得ることができる。これはインパルス応答における主パルス以降のパルスが累積加算されることによる。これにより、タッチパネル装置1の大型化に伴って送信電極2及び受信電極3間の全体的な静電容量が増大しても、1つの電極交点あたりのパルス数を多くすることなく、タッチ位置の検出を高精度に行うことができる。
ところで、受信信号処理部21では、IV変換部31の後段にバンドパスフィルタ32が設けられており、外来ノイズが混入しても、その周波数が送信電極2に印加される駆動信号の周波数と大きく異なると、バンドパスフィルタ32で除去することができる。ところが、前記のように振幅位相を略一致させると、IV変換部31から出力される電圧信号が、送信電極2に印加される駆動信号と同一の周波数となり、このとき、駆動信号の周波数と略一致する周波数の外来ノイズが混入すると、バンドパスフィルタ32で除去することができない。このため、正確なタッチ位置の検出が困難になり、具体的には、検出されるタッチ位置(座標値)に一貫性、連続性がなくなり、タッチ位置がランダムに変化するため、タッチ位置の誤検出が発生する。
そこでここでは、送信部5が、駆動信号の周波数を複数の周波数の間で切り替え可能に構成され、IV変換部31は、変換特性を、駆動信号の複数の周波数にそれぞれ対応した複数の変換特性の間で切り替え可能に構成され、制御部7は、駆動信号の周波数の切り替えに応じて、IV変換部31の変換特性を切り替えるように制御する。
これにより、外来ノイズの周波数が、駆動信号のいずれか1つの周波数と略一致する場合、別の周波数に切り替えることで、送信電極2の駆動信号の周波数と同一となる電圧信号の周波数を、外来ノイズの周波数と異なるようにすることができる。このため、送信電極2の駆動信号の周波数と異なる周波数成分をカットするバンドパスフィルタで外来ノイズを確実に除去することが可能になり、外来ノイズによる影響でタッチ位置の検出精度が低下することを避けることができる。
特にここでは、送信部5が、送信電極2に印加する駆動信号を、第1の周波数(例えば5MHz)と第2の周波数(例えば3MHz)とで切り替え可能に構成され、IV変換部31は、以下に説明するように、変換特性を、駆動信号の第1の周波数に対応した第1の変換特性と第2の周波数に対応した第2の変換特性とで切り替え可能に構成されている。
図5は、図3に示したIV変換部31の構成を詳細に示す回路図である。IV変換部31は、2つの異なる変換特性を有する第1の変換回路51a及び第2の変換回路51bと、この変換回路51a・51bのいずれか一方を選択する入力スイッチ52及び出力スイッチ53とで構成されている。
第1の変換回路51aは、オペアンプOPAaと、抵抗成分Raと、第1の容量成分Ca1と、第2の容量成分Ca2とを備えており、抵抗成分Ra及び第1の容量成分Ca1は、オペアンプOPAaの一方の入力側と出力側との間に並列接続されている。第2の容量成分Ca2は、オペアンプOPAaの他方の入力側に設けられてGND接続されている。第2の変換回路51bは、オペアンプOPAbと、抵抗成分Rb1と、第1の容量成分Cb1と、第2の容量成分Cb2とを備えており、第1の変換回路51aと同一の回路構成を有している。
第1の変換回路51aと第2の変換回路51bとでは、互いに対応する抵抗成分Ra・Rbが異なる抵抗値に設定され、また、第1の容量成分Ca1・Cb1は異なる容量値に設定され、第2の容量成分Ca2・Cb2が異なる容量値に設定されている。これにより第1の変換回路51aと第2の変換回路51bとはそれぞれ異なる時定数を備えたものとなる。
なお、各変換回路51a・51bにおいて、各構成要素の抵抗値や容量値を互いに対応するもの同士で全て異なる値に設定する必要はなく、所要の時定数が得られるように各構成要素の抵抗値や容量値を適宜に設定すればよい。また、各構成要素の抵抗値や容量値を0とする、例えば、第1の変換回路51aで、第2の容量成分Ca2の容量を0とする構成も可能である。
ここで、第1の変換回路51aは、駆動信号の第1の周波数(例えば5MHz)に対応した第1の変換特性に設定される、すなわち第1の周波数で、図4(B)に示した振幅位相の一致による増幅が実現されるように時定数が調整されている。第2の変換回路51bは、駆動信号の第2の周波数(例えば3MHz)に対応した第2の変換特性に設定される、すなわち第2の周波数で、図4(B)に示した振幅位相の一致による増幅が実現されるように時定数が調整されている。
制御部7では、送信電極2に印加される駆動信号の周波数の切り替えに応じて、第1の変換回路51aと第2の変換回路51bとを切り替える、すなわち駆動信号が第1の周波数であれば第1の変換回路51aが選択され、駆動信号が第2の周波数であれば第2の変換回路51bが選択される。
特にここでは、制御部7が、全ての電極交点について充放電電流の受信が終了する1フレーム周期毎に、送信部5から送信電極2に印加される駆動信号の周波数及びIV変換部31の変換特性を切り替えるように制御する。この実施形態では、駆動信号の周波数が第1の周波数と第2の周波数との2つのみであるため、1フレーム周期毎に、駆動信号の周波数が第1の周波数と第2の周波数と間で交互に切り替えられると共に、IV変換部の第1の変換回路と第2の変換回路とが交互に切り替えられる。
このように、送信電極2に印加する駆動信号の周波数を定期的に切り替えるため、種々の周波数の外来ノイズが混入する場合でも、外来ノイズの影響を排除することができる。また、切り替え可能な周波数が2つの場合でも、2つとも外来ノイズの周波数と一致する可能性は極めて低く、信頼性を十分に確保することが可能となる。
さらに、制御部7では、フレーム単位で取得したタッチ位置のばらつき度合いでタッチ位置の有効性を判定し、タッチ位置のばらつき度合いが大である、具体的にはばらつき度合いが所定のしきい値を超える場合には、外来ノイズの影響があるものと判断して、そのタッチ位置情報を破棄する。ここで、タッチ位置情報の破棄はフレーム単位で行われるため、サンプリングレートが結果的に1/2と低下するものの、フレーム周期を十分に小さく設定すれば、信頼性を十分に確保することが可能となる。
ちなみに、外来ノイズが混入しない場合には、送信電極2に印加する駆動信号の周波数の違いに関係なく同一のタッチ位置が検出されることから、通常は周波数を定期的に切り替えてもなんら弊害はない。
なお、前記の例では、外来ノイズの影響の有無に関係なく、送信電極2に印加する駆動信号の周波数を定期的に切り替えるものとしたが、外来ノイズの影響があるものと判断されたところで、周波数の切り替え操作を行う構成も可能である。例えば初期動作は第1の周波数(例えば5MHz)で行われるようにしておき、所定のしきい値との比較により、検出されたタッチ位置のばらつき度合いが大と判定されると、第2の周波数(例えば3MHz)に切り替えるようにしてもよい。
また、外来ノイズによる影響はユーザのタッチ操作がない状況でも認められ、バンドパスフィルタ32で除去不能な外来ノイズが混入すると、受信部6から出力されるレベル信号が不安定となる。そこで、レベル信号の安定性で外来ノイズの影響の有無を判定し、この判定結果に応じて駆動信号の周波数及びIV変換部の変換特性の切り替え操作を行うようにしても良い。この場合、タッチ操作に関係ないため、装置の起動時に実施されるキャリブレーション時に実行するとよい。
本発明にかかるタッチパネル装置は、大型化した場合でもタッチ位置の検出を高精度に行うことができる効果を有し、第1電極に印加された駆動信号に応答した第2電極の充放電電流信号を受信して電極交点ごとのレベル信号を出力する受信部に、第2電極の充放電電流信号を電圧信号に変換するIV変換部を備えたタッチパネル装置などとして有用である。
1 タッチパネル装置
2 送信電極(第1電極)
3 受信電極(第2電極)
4 パネル本体
5 送信部
6 受信部
7 制御部
21 受信信号処理部
31 IV変換部
32 バンドパスフィルタ
51a 第1の変換回路
51b 第2の変換回路
52 入力スイッチ
53 出力スイッチ
SW スイッチング素子

Claims (4)

  1. 互いに並走する複数の第1電極及び互いに並走する複数の第2電極が格子状に配置されたパネル本体と、
    前記第1電極に対して駆動信号を印加する送信部と、
    前記第1電極に印加された駆動信号に応答した第2電極の充放電電流信号を受信して、電極交点ごとのレベル信号を出力する受信部と、
    前記受信部から出力されるレベル信号に基づいてタッチ位置を検出すると共に前記送信部及び前記受信部の動作を制御する制御部とを備え、
    前記受信部は、前記充放電電流信号を電圧信号に変換するIV変換部を備え、
    前記IV変換部は、前記駆動信号おける1つの波の立上がりと立下がりとにそれぞれ対応する電圧信号の振幅位相を略一致させると共に、1つの波の立下がりと次の波の立上がりにそれぞれ対応する電圧信号の振幅位相を略一致させるように、変換特性が設定されたことを特徴とするタッチパネル装置。
  2. 前記送信部は、前記駆動信号の周波数を複数の周波数の間で切り替え可能に構成され、
    前記IV変換部は、変換特性を、前記駆動信号の複数の周波数にそれぞれ対応した複数の変換特性の間で切り替え可能に構成され、
    前記制御部は、前記駆動信号の周波数の切り替えに応じて、前記IV変換部の変換特性を切り替えるように制御することを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル装置。
  3. 前記制御部は、全ての電極交点について充放電電流の受信が終了する1フレーム周期毎に、前記駆動信号の周波数及び前記IV変換部の変換特性を切り替えるように制御すると共に、フレーム単位で外来ノイズの影響の有無を判定して、外来ノイズの影響がある場合にはそのフレームのタッチ位置情報を破棄することを特徴とする請求項2に記載のタッチパネル装置。
  4. 前記第2電極の充放電電流信号の前記受信部への入力を個別に断続するスイッチング手段を備え、前記第2電極及び前記スイッチング手段は、所定数ごとにグループ化され、各グループに属する前記スイッチング手段の互いに対応するもの同士が並行してオン/オフ制御されることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のタッチパネル装置。
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