JP2011128338A - スクリーン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクリーンが大型化してもスクリーンの撓み、ずれ、捩れが抑えられるスクリーン装置を提供すること。
【解決手段】スクリーン装置1は、互いに対向し略平行な辺部11および辺部12を有するスクリーン10と、スクリーン10の辺部11に沿って延在し辺部11を支持する収納部20と、スクリーン10の辺部12に沿って延在し辺部12を支持する支持部14と、辺部11と辺部12との間に架設され辺部11と辺部12とが対向する方向に沿って伸縮し収納部20に対して支持部14を近接隔離する連結機構30a,30bと、を備え、連結機構30a,30bは、収納部20および支持部14の延在方向に沿って並列に設けられているとともに、辺部11の延在方向における略中央と辺部12の延在方向における略中央とを結ぶ中心線に対して略線対称に配置されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、スクリーン装置に関する。
プロジェクター等の投写型表示装置からの画像が投写されるスクリーンを、使用時には展張し非使用時には収納するスクリーン装置が知られている。このようなスクリーン装置では、スクリーンの展張および収納の際にスクリーンの昇降を行うとともに、スクリーンの展張状態においてスクリーンを支持する機構として、複数のアームが互いに連結されたパンタグラフ状の連結機構が多く用いられている。
連結機構の構成としては、例えば、アームが菱形形状に連結されスクリーンの上端部における中央付近の1箇所を支持する構成が知られている。また、アームが略X字形状に交差して連結され、スクリーンの上端部における2箇所を支持するものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載されたスクリーン装置では、連結機構のアームが、上端部において一方は固定された固定支点に他方は水平移動が可能な移動支点に、それぞれ回動自在に軸支された構成となっている。
特開平5−34826号公報
しかしながら、スクリーンの上端部が中央付近における1箇所で支持される構成では、スクリーンの上端部の左右両端側が下方に撓み易く、またスクリーンの支持が不安定になり易いという課題があった。一方、特許文献1に記載されたスクリーン装置の構成では、スクリーンの上端部が固定支点と移動支点との2箇所で支持されるものの、左右の支持条件が固定支点と移動支点とで異なっている。そのため、固定支点側に比べて移動支点側が下方に撓み易くなるとともに、スクリーンの上端部が左右方向において固定支点側にずれ易くなるという課題があった。
また、このような連結機構の多くは、連結されたアーム同士がスクリーンの投写面の法線方向において前後に重なって交差するように配置されており、連結機構を構成するアームが同一平面上に位置していない構成となっている。そのため、スクリーンの上端部を支持することによる負荷等で連結機構自体に捩れが発生し易く、その結果、スクリーンの上端部と下端部との間に相対的な捩れを生じてしまうという課題があった。
スクリーン上端部の撓みや左右方向のずれ、あるいは上端部と下端部との間の捩れは、スクリーンが大型化するほどより発生し易くなるが、これらが発生すると、スクリーンに付加される張力が不均一となり、スクリーンの平面度が低下する。そのため、スクリーンが大型化しても、スクリーンの平面度の低下が抑えられるスクリーン装置が求められている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るスクリーン装置は、互いに対向し略平行な第1の辺部および第2の辺部を有するスクリーンと、前記スクリーンの前記第1の辺部に沿って延在し、前記第1の辺部を支持する第1の支持部と、前記スクリーンの前記第2の辺部に沿って延在し、前記第2の辺部を支持する第2の支持部と、前記第1の支持部と前記第2の支持部との間に架設され、前記第1の支持部と前記第2の支持部とが対向する方向に沿って伸縮し前記第1の支持部に対して前記第2の支持部を近接隔離する複数の連結機構と、を備え、前記複数の連結機構は、前記第1の支持部および前記第2の支持部の延在方向に沿って並列に設けられているとともに、前記第1の辺部の延在方向における略中央と前記第2の辺部の延在方向における略中央とを結ぶ中心線に対して略線対称に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、複数の連結機構により、第1の支持部に対して第2の支持部を、例えば上方に隔離することでスクリーンが展張される。スクリーンの展張状態では、複数の連結機構により、第1の支持部と第2の支持部とがそれぞれの延在方向において複数個所で支持される。このため、上方に位置する第2の支持部における撓みが抑えられる。また、複数の連結機構が中心線に対して略線対称に配置されているので、第1の支持部と第2の支持部とがほぼ左右対称な位置で支持される。このため、スクリーンの展張状態においてスクリーンに付加される張力を左右でより均等にできるので、スクリーンの平面性を向上できる。これにより、スクリーンが大型化しても、スクリーンの平面性の低下を抑えることができる。
[適用例2]上記適用例に係るスクリーン装置であって、前記複数の連結機構は、前記中心線を間に挟んで両側に対をなすように配置された複数の第1の連結機構を含むことが好ましい。
この構成によれば、複数の第1の連結機構が中心線を間に挟んで両側に対をなすように配置されるので、スクリーンの展張状態において第1の支持部と第2の支持部との支持強度を左右でより均等にできる。これにより、スクリーンの平面性をより向上できる。
[適用例3]上記適用例に係るスクリーン装置であって、前記複数の連結機構は、一対の前記第1の連結機構を含み、前記一対の第1の連結機構は、前記スクリーンの投写面の法線方向から見て、前記中心線に対して略線対称な構造を有していることが好ましい。
この構成によれば、一対の第1の連結機構は中心線に対して左右で略線対称な構造となっているので、第1の連結機構のそれぞれに捩れが生じたとしても対をなす第1の連結機構同士で相殺される。これにより、第1の支持部と第2の支持部との相対的な捩れを抑えることができるので、スクリーンの平面性をより一層向上できる。
[適用例4]上記適用例に係るスクリーン装置であって、前記第1の支持部は、前記一対の第1の連結機構に対応して、所定位置に設けられた一対の固定支点と前記第1の支持部の延在方向に沿って移動可能に設けられた一対の移動支点とを備え、前記第2の支持部は、前記一対の第1の連結機構に対応して、所定位置に設けられた一対の固定支点と前記第1の支持部の延在方向に沿って移動可能に設けられた一対の移動支点とを備え、前記各第1の連結機構は、前記第1の支持部の前記各固定支点および前記各移動支点と、前記第2の支持部の前記各固定支点および前記各移動支点と、に接続されており、前記第1の支持部および前記第2の支持部において、前記一対の固定支点および前記一対の移動支点のそれぞれは、前記中心線に対して略線対称に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、第1の支持部および第2の支持部において一対の固定支点および一対の移動支点のそれぞれが中心線に対して略線対称に配置されているので、一対の第1の連結機構のそれぞれの拘束条件は左右でほぼ同じとなる。これにより、第1の支持部および第2の支持部の支持条件が左右でほぼ同じとなるので、第2の支持部の撓みやずれが抑えられる。
[適用例5]上記適用例に係るスクリーン装置であって、前記第1の支持部および前記第2の支持部において、前記一対の固定支点は、前記中心線に対して前記一対の移動支点よりも外側に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、固定支点が中心線に対して移動支点よりも外側に配置されているので、スクリーン展張時に第1の支持部および第2の支持部のそれぞれの両外側が固定された位置で支持される。これにより、第2の支持部における左右両端側の撓みがより抑えられる。また、一対の移動支点が内側に互いに対向するように配置されるので、一対の移動支点を一つの機構で移動させる構成を容易に実現できる。
[適用例6]上記適用例に係るスクリーン装置であって、前記第1の支持部に沿って延在する回転軸を有する回転機構をさらに備え、前記第1の支持部の前記一対の移動支点には、雌ネジを有するネジ部が互いに同軸に設けられ、前記回転軸は、前記第1の支持部における前記一対の移動支点の前記ネジ部に軸通するとともに、前記ネジ部と螺合する雄ネジを有し、前記一対の移動支点のうち、一方の前記ネジ部は右ネジであり、他方の前記ネジ部は左ネジであることが好ましい。
この構成によれば、一対の移動支点に設けられたネジ部の一方は右ネジであり他方は左ネジであるので、一対の移動支点は、ネジ部と螺合する雄ネジを有する回転軸の回転方向に応じて第1の支持部の延在方向に沿って相反する向きに移動する。これにより、回転軸の回転方向を変えて固定支点と移動支点との間隔を広げたり狭めたりすることで、一対の連結機構を伸縮させてスクリーンの展張および収納を行うことができる。
[適用例7]上記適用例に係るスクリーン装置であって、前記第1の支持部の前記一対の移動支点の間に配置された回転軸を有する回転機構をさらに備え、前記一対の移動支点のうち、一方が第1のワイヤーを介して前記回転軸に接続されるとともに、他方が第2のワイヤーを介して前記回転軸に接続され、前記回転軸の回転方向に応じて、前記第1のワイヤーおよび前記第2のワイヤーのそれぞれが巻き取られ、または巻き戻されることにより、前記一対の移動支点が前記第1の支持部に沿って相反する向きに移動することが好ましい。
この構成によれば、一対の移動支点は、回転軸の回転方向に応じて第1のワイヤーおよび第2のワイヤーを介して第1の支持部の延在方向に沿って相反する向きに移動する。これにより、回転軸の回転方向を変えて固定支点と移動支点との間隔を広げたり狭めたりすることで、一対の連結機構を伸縮させてスクリーンの展張および収納を行うことができる。
[適用例8]上記適用例に係るスクリーン装置であって、前記回転機構は、前記回転軸を回転駆動する電動モーターを有していることが好ましい。
この構成によれば、電動式で容易に一対の連結機構を伸縮させて、スクリーンの展張や収納を行うことができる。
[適用例9]上記適用例に係るスクリーン装置であって、前記複数の連結機構は、前記中心線の位置に配置された第2の連結機構をさらに含むことが好ましい。
この構成によれば、第1の支持部と第2の支持部とが第1の連結機構と第2の連結機構とで支持される。このため、第2の支持部における撓みをより効果的に抑えることができる。
第1の実施形態に係るスクリーン装置の概略構成を説明する図。 第1の実施形態に係るスクリーン装置の概略構成を説明する図。 第1の実施形態に係る回転機構を説明する図。 第2の実施形態に係るスクリーン装置の概略構成を説明する図。 第3の実施形態に係るスクリーン装置の概略構成を説明する図。 第4の実施形態に係るスクリーン装置の概略構成を説明する図。 第5の実施形態に係るスクリーン装置の概略構成を説明する図。 第6の実施形態に係るスクリーン装置の概略構成を説明する図。
以下に、本実施の形態について図面を参照して説明する。なお、参照する各図面において、構成をわかりやすく示すため、各構成要素の寸法の比率、角度等は適宜異ならせてある。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係るスクリーン装置について、図1、図2、および図3を参照して説明する。図1および図2は、第1の実施形態に係るスクリーン装置の概略構成を説明する図である。詳しくは、図1は展張状態においてスクリーン装置を背面側からみた模式図である。図2(a)は展張状態においてスクリーン装置を上方からみた模式図であり、図2(b)は収納状態においてスクリーン装置を背面側からみた模式図である。図3は、第1の実施形態に係る回転機構を説明する図である。詳しくは、図3(a)は回転機構の要部の構成を示す斜視図であり、図3(b)および(c)は回転機構の動作を説明する図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係るスクリーン装置1は、スクリーン10と、第1の支持部としての収納部20と、第2の支持部としての支持部14と、第1の連結機構としての一対の連結機構30a,30bと、回転機構40と、を備えている。スクリーン装置1は、使用時にスクリーン10が引き出されて展張され、非使用時にはスクリーン10が巻取軸21に巻き取られて収納部20内に収納されるスクリーン装置である。ここでは、スクリーン装置1が斜線部で示す床面に設置される場合を例にとり説明する。
なお、以下では、スクリーン装置1が設置される床面側を下方とも呼び天井面側を上方とも呼ぶ。スクリーン装置1の使用時において、スクリーン10が略平坦になり投写面が形成された使用状態を展張状態とも呼ぶ。また、スクリーン10の展張状態において、投写面側を正面、投写面とは反対側を背面、背面側から見て右側を右、背面側から見て左側を左とも呼ぶ。図1では、収納部20を透視した状態で示している。
スクリーン10は、可撓性を有する反射型スクリーンであり、例えば、プロジェクター等から投写される画像光を、正面側の投写面にて反射することにより画像を表示させる。スクリーン10は、互いに対向する第1の辺部としての辺部11と第2の辺部としての辺部12とを有している。辺部11および辺部12は、互いに略平行である。以下では、辺部11および辺部12に沿った方向をX方向とも呼ぶ。辺部11は収納部20が備える巻取軸21に支持されており、辺部12は支持部14に支持されている。
1点鎖線で示す中心線CLは、辺部11のX方向における中央と辺部12のX方向における中央とを結ぶ線であり、X方向と略直交している。以下では、中心線CLに沿った方向をZ方向とも呼び、X方向およびZ方向と略直交する方向をY方向とも呼ぶ。X方向とY方向とで構成される面は、スクリーン装置1(収納部20)の設置面である床面に略平行な面となる。また、X方向とZ方向とで構成される面は、展張状態におけるスクリーン10の投写面に略平行な面となる。Y方向は、スクリーン10の投写面の法線N(図2(a)参照)の方向に略平行である。
収納部20は、スクリーン装置1が設置される床面側に位置しており、X方向に沿って延在している。収納部20は、巻取軸21と、中心軸22と、張力付加機構(図示省略)と、軸受部23と、を有している。巻取軸21は、X方向に沿って延在するように筒状に形成されており、スクリーン10の辺部11を支持している。巻取軸21は、スクリーン10を巻き取る軸である。巻取軸21のX方向における両端には、巻取軸21を回転自在に軸支する一対の軸受部23が配置されている。
中心軸22は、巻取軸21に内挿されており、巻取軸21と同様にX方向に沿って延在している。中心軸22は、巻取軸21と同一の回転軸を有しており、巻取軸21の回転に伴って回転する。張力付加機構は、中心軸22をスクリーン10が巻き取られる方向に付勢する機能を有しており、スプリングコイル等の公知の部材で構成されている。
スクリーン10が引き出される方向に巻取軸21(中心軸22)が回転されると、張力付加機構により、スクリーン10が巻き取られる方向に中心軸22を回転させる付勢力が生じる。そのため、スクリーン10が展張される際には、張力付加機構の付勢力によりスクリーン10に対して上下方向(Z方向)に沿って張力が付加される。また、スクリーン10が収納される際には、張力付加機構の付勢力によりスクリーン10が巻取軸21に巻き取られ、収納部20内に収納される(図2(b)参照)。
支持部14は、X方向に沿って延在し、辺部12を支持している。支持部14には、X方向に沿って延在するガイド部16が設けられている。なお、中心線CLは、巻取軸21のX方向における中央と支持部14のX方向における中央とを通過する。したがって、中心線CLは、スクリーン装置1における中心線でもある。
一対の連結機構30a,30bは、収納部20と支持部14との間に架設され、スクリーン10の背面側に配置されている。連結機構30a,30bは、所謂パンタグラフ機構である。連結機構30aは中心線CLよりも右側に配置されており、連結機構30bは中心線CLよりも左側に配置されている。連結機構30a,30bは、中心線CLに対して略線対称な位置に配置されている。
連結機構30aは、互いに連結された2対(4本)のアーム31a,32a,33a,34aを有している。アーム31a,32a,33a,34aは、例えば、中空で断面が矩形状の柱状体からなり、互いに同じ長さを有している。アーム31a,32aは収納部20側に位置しており、アーム33a,34aは支持部14側に位置している。また、アーム31a,33aはアーム32a,34aよりも正面側に位置している(図2(a)参照)。
アーム31a,32aは、略X字形状に互いに交差して配置され、それぞれの略中央部に位置する連結部35aで互いに回動自在に連結されている。また、アーム33a,34aも同様に、略X字形状に互いに交差して配置され、それぞれの略中央部に位置する連結部35aで互いに回動自在に連結されている。連結されたアーム31a,32aとアーム33a,34aとは、上下方向(Z方向)に積み重なるように配置されており、アーム31aの端部とアーム34aの端部同士、およびアーム32aの端部とアーム33aの端部同士は、連結部36aで互いに回動自在に連結されている。
連結機構30bも、連結機構30aと同様に、互いに回動自在に連結された2対(4本)のアーム31b,32b,33b,34bを有している。アーム31b,32b,33b,34bは、スクリーン10の投写面の法線Nの方向(Y方向)から見て、中心線CLに対してアーム31a,32a,33a,34aと略線対称に配置されている。つまり、連結機構30aと連結機構30bとは、スクリーン10の投写面の法線Nの方向から見て、中心線CLに対して略線対称な構造を有している。
連結機構30a,30bは、互いに連結されたアームが屈伸することで、上下方向(Z方向)に沿って伸縮する。この連結機構30a,30bの伸縮により、収納部20(巻取軸21)に対して支持部14が近接隔離されるので、スクリーン10の展張と収納とを行うことができる。スクリーン10の展張状態では、連結機構30a,30bが収納部20に対して支持部14を上方に支持する。スクリーン10の収納状態では、連結機構30a,30bが折り畳まれてスクリーン10が収納される(図2(b)参照)。
収納部20には、一対の連結機構30a,30bに対応して一対の固定支点24a,24bと一対の移動支点26a,26bとが設けられている。固定支点24a,24bは、収納部20の所定の位置に固定されている。移動支点26a,26bは、X方向に沿って移動可能に設けられている。移動支点26a,26bには、雌ネジを有するネジ部が、X方向に沿って互いに同軸に設けられている。移動支点26a,26bのネジ部は、後述する回転機構40の回転軸44と係合している。
連結機構30aに対応する固定支点24aおよび移動支点26aは、中心線CLよりも右側に配置されている。連結機構30bに対応する固定支点24bおよび移動支点26bは、中心線CLよりも左側に配置されている。固定支点24aおよび移動支点26aと、固定支点24bおよび移動支点26bとは、中心線CLに対して略線対称な位置に配置されている。また、固定支点24a,24bは、中心線CLに対して移動支点26a,26bよりも外側に配置されている。
固定支点24aには連結機構30aのアーム32aの端部が回動自在に軸支されており、移動支点26aにはアーム31aの端部が回動自在に軸支されている。固定支点24bには連結機構30bのアーム32bの端部が回動自在に軸支されており、移動支点26bにはアーム31bの端部が回動自在に軸支されている。
支持部14には、一対の連結機構30a,30bに対応して一対の固定支点17a,17bと一対の移動支点18a,18bとが設けられている。固定支点17a,17bは、支持部14の所定の位置に固定されている。移動支点18a,18bは、X方向に沿って移動可能に設けられている。より具体的には、ガイド部16にX方向に沿ってガイド孔が設けられており、移動支点18a,18bはこのガイド孔に係合しX方向に沿って摺動自在となっている。
連結機構30aに対応する固定支点17aおよび移動支点18aは、中心線CLよりも右側に配置されている。連結機構30bに対応する固定支点17bおよび移動支点18bは、中心線CLよりも左側に配置されている。固定支点17aおよび移動支点18aと、固定支点17bおよび移動支点18bとは、中心線CLに対して略線対称な位置に配置されている。また、固定支点17a,17bは、中心線CLに対して移動支点18a,18bよりも外側に配置されている。
固定支点17aには連結機構30aのアーム33aの端部が回動自在に軸支されており、移動支点18aにはアーム34aの端部が回動自在に軸支されている。固定支点17bには連結機構30bのアーム33bの端部が回動自在に軸支されており、移動支点18bにはアーム34bの端部が回動自在に軸支されている。
このように、スクリーン装置1では、連結機構30a,30bがそれぞれ収納部20と支持部14とに接続されているので、スクリーン10の展張状態において収納部20と支持部14とが4箇所で支持される。このため、上方に位置する支持部14の撓みが抑えられる。また、連結機構30a,30bが、中心線CLに対して略線対称に配置されているので、収納部20と支持部14とがほぼ左右対称な位置で支持される。このため、スクリーン10の展張状態において、収納部20と支持部14との支持強度を左右でほぼ均等にできるので、スクリーン10に付加される張力を左右でほぼ均等にすることができる。
ところで、特許文献1に記載されたスクリーン装置のように、仮に、連結機構30aのみが、スクリーン10の展張状態において連結部35aが中心線CL上に位置するように架設されている構成とした場合、支持部14は固定支点17aと移動支点18aとの2箇所で支持されることとなる。このとき、所定位置に固定された固定支点17aに対して移動支点18aは摺動自在であるため、連結機構30aのアーム33a,34aの拘束条件が異なり、支持部14の2箇所における支持条件が異なってしまう。
このため、支持部14の移動支点18a側が固定支点17a側に比べて下方に撓み易くなるとともに、支持部14が左右方向(X方向)において固定支点17a側にずれ易くなる。支持部14の撓みやずれが発生すると、スクリーン10に付加される張力が不均一となりスクリーン10に歪みや撓みが発生してしまう。そうすると、スクリーン10の投写面に投写される画像の画質が劣化してしまう不具合や、画像がスクリーン10における意図した位置からずれて投写されてしまう不具合等を招くこととなる。
これに対して、スクリーン装置1では、固定支点17aおよび移動支点18aと固定支点17bおよび移動支点18bとがほぼ左右対称に配置されているので、連結機構30a,30bの拘束条件はほぼ同じである。したがって、支持部14の支持条件は左右方向でほぼ同じである。また、固定支点17a,17bが中心線CLに対して移動支点18a,18bよりも外側に配置されているので、支持部14の左右両外側が固定された状態で安定して支持される。これにより、スクリーン10に付加される張力を左右でより均等にできるとともに、支持部14における一方の側の撓みや左右方向(X方向)におけるずれを抑えることができる。
図2(a)に示すように、連結機構30aにおいてアーム31a,33aとアーム32a,34aとはスクリーン10の投写面の法線Nの方向から見て前後に重なって交差するように配置されている。連結機構30bにおけるアーム31b,33bとアーム32b,34bとについても同様に配置されている。
このように、一般に、複数のアームが互いに交差し連結された連結機構では、連結機構を構成するアームが同一平面上に位置していない構成となっているため、スクリーンの上端部を支持することによる負荷等で捩れが発生し易い。上述の特許文献1に記載されたスクリーン装置のように連結機構30aのみが収納部20と支持部14との間に架設されている構成とした場合、連結機構30aに起因する捩れが生じると、収納部20と支持部14との間に相対的な捩れを生じてしまうこととなる。
これに対して、スクリーン装置1では、スクリーン10の投写面の法線Nの方向から見て、連結機構30a,30bが中心線CLに対して略線対称な構造となっている。したがって、連結機構30a,30bのそれぞれに捩れが生じたとしても、対をなす連結機構30a,30bがほぼ左右対称な構成であるためそれぞれの捩れは互いに相殺される。これにより、収納部20と支持部14との相対的な捩れを抑えることができる。
以上のように、スクリーン装置1では、スクリーン10に付加される張力を左右でより均等にできるとともに、スクリーン10の撓みやずれや捩れの発生が抑えられるので、スクリーン10の平面性が向上する。したがって、スクリーン10が大型化しても、それに伴うスクリーン10の平面性の低下が抑えられるので、スクリーン10の投写面に投写される画像の画質劣化を抑えることができる。
次に、回転機構40を説明する。図1に示すように、回転機構40は、スクリーン10の背面側における収納部20側に配置されている。回転機構40は、電動モーター42と、回転軸44と、回転軸44に設けられた雄ネジ46a,46bと、軸受け部48とを有している。電動モーター42は、収納部20に固定されている。電動モーター42は、回転軸44を回転駆動する。
回転軸44は、X方向に沿って延在しており、連結機構30a側の移動支点26aに設けられたネジ部、および連結機構30b側の移動支点26bに設けられたネジ部に軸通している。軸受け部48は、回転軸44の延在方向における両端側と略中央部とに設けられており、回転軸44を回転自在に軸支している。
図3(a)、(b)、および(c)に示すように、連結機構30aの移動支点26aに設けられたネジ部は、回転軸44に設けられた雄ネジ46aと螺合している。図3(b)および(c)に示すように、連結機構30bの移動支点26bに設けられたネジ部は、回転軸44に設けられた雄ネジ46bと螺合している。
移動支点26aに設けられたネジ部は左ネジであり、移動支点26bに設けられたネジ部は右ネジである。移動支点26a,26bのネジ部は、互いに略同ピッチである。回転軸44には、中心線CLに対して移動支点26a側に雄ネジ46aが設けられており、中心線CLに対して移動支点26b側に雄ネジ46bが設けられている。雄ネジ46aは左ネジであり、雄ネジ46bは右ネジである。また、雄ネジ46a,46bは互いに略同ピッチである。このような構成により、回転軸44を所定の回転方向に回転させると、その回転方向に応じて、移動支点26a,26bはX方向に沿って互いに相反する向きに移動する。
スクリーン10の収納状態(図2(b)参照)において、図3(b)に示すように、例えば、回転軸44を電動モーター42側から見て反時計回り方向に回転駆動すると、移動支点26a,26bがそれぞれ中心線CLから遠ざかる向きに移動する。これにより、移動支点26aに軸支されたアーム31aの端部と移動支点26bに軸支されたアーム31bの端部とは、中心線CLの両外側に向かって移動する。そうすると、図1に示すように、連結機構30aにおいてアーム31aの端部(移動支点26a)とアーム32aの端部(固定支点24a)との間隔が狭まるとともに、連結機構30bにおいてアーム31bの端部(移動支点26b)とアーム32bの端部(固定支点24b)との間隔が狭まる。
これに伴って、支持部14側でも、移動支点18a,18bがガイド部16に沿って摺動し中心線CLから遠ざかる向きに移動する。このため、連結機構30aにおいてアーム34aの端部(移動支点18a)とアーム33aの端部(固定支点17a)との間隔が狭まるとともに、連結機構30bにおいてアーム34bの端部(移動支点18b)とアーム33bの端部(固定支点17b)との間隔が狭まる。これにより、連結機構30a,30bが上方に伸びるので、収納部20(巻取軸21)に対して支持部14が隔離されて、スクリーン10が展張されるとともに上下方向に張力が付加された状態となる。
このとき、電動モーター42による回転軸44の回転駆動を停止すれば、雄ネジ46a,46bと螺合するネジ部を有する移動支点26a,26bは、回転駆動を停止したときの位置で留まる。したがって、移動支点26a,26bの位置を制御することで、スクリーン10(支持部14)を所望の高さに保持することができる。
次に、スクリーン10の展張状態(図1参照)において、図3(c)に示すように、例えば、回転軸44を電動モーター42側から見て時計回り方向に回転駆動すると、移動支点26a,26bがそれぞれ中心線CLに向かって移動する。そうすると、図2(b)に示すように、連結機構30aにおいてアーム31aの端部(移動支点26a)とアーム32aの端部(固定支点24a)との間隔が広がるとともに、アーム34aの端部(移動支点18a)とアーム33aの端部(固定支点17a)との間隔が広がる。
同様に、連結機構30bにおいても、アーム31bの端部(移動支点26b)とアーム32bの端部(固定支点24b)との間隔が広がるとともに、アーム34bの端部(移動支点18b)とアーム33bの端部(固定支点17b)との間隔が広がる。これにより、連結機構30a,30bが下方に折り畳まれるので、収納部20(巻取軸21)に対して支持部14が近接されて、スクリーン10が収納部20に収納される。
移動支点26a,26bのネジ部は互いに略同ピッチであるので、回転軸44の回転数に対する移動支点26a,26bの移動距離は略同一であり、一対の連結機構30a,30bをほぼ同期して伸縮させることができる。したがって、連結機構30a,30bの伸縮状態に関わらずスクリーン10がほぼ左右対称な状態で支持されるので、スクリーン10に付加される張力を左右でより均等にできるとともに、安定した状態でスクリーン10の展張および収納を行うことができる。
このように、スクリーン装置1では、収納部20の移動支点26a,26bが固定支点24a,24bよりも内側に配置されているので、一つの回転機構40により一対の連結機構30a,30bを伸縮させる構成を容易に実現できる。これにより、大掛かりな機構を必要とせず、簡易な構成により電動でスクリーン10の展張および収納を安定した状態で行うことができる。
なお、支持部14に設けられたガイド部16の代わりに、移動支点18a,18bがX方向に沿って摺動自在に係合するレール部が設けられていてもよい。また、収納部20にも、移動支点26a,26bがX方向に沿って摺動自在に係合するガイド部またはレール部が設けられていてもよい。さらに、収納部20にカバー部等を設け、スクリーン装置1を使用しないときは、スクリーン装置1の各構成部材を収納部20内に収納することが可能な構成としてもよい。
以上、第1の実施形態に係るスクリーン装置1の構成によれば、次の効果が得られる。
(1)連結機構30a,30bにより、収納部20と支持部14とが複数個所で支持されるので、支持部14の撓みが抑えられる。
(2)連結機構30a,30bにより、収納部20と支持部14とがほぼ左右対称に支持されるので、収納部20と支持部14との支持強度を左右でより均等にできる。
(3)収納部20と支持部14との支持条件が左右でほぼ同じとなるので、支持部14の撓みやずれが抑えられる。
(4)連結機構30a,30bが中心線CLに対して略線対称な構造を有しているため、連結機構30a,30bのそれぞれの捩れが相殺されるので、収納部20と支持部14との相対的な捩れが抑えられる。
これらの結果、スクリーン10に付加される張力を左右でより均等にできるので、スクリーン10の平面性を向上できる。これにより、スクリーン10が大型化しても、スクリーン10の平面性の低下を抑えることができる。
(5)スクリーン10の展張度合い(収納部20に対する支持部14の高さ)に関わらず収納部20と支持部14とがほぼ左右対称に支持されるので、安定した状態でスクリーン10の展張および収納を行うことができる。
(6)一対の移動支点26a,26bが内側に互いに対向するように配置されるので、回転機構40を備えた簡易な構成により、連結機構30a,30bを伸縮させてスクリーン10の展張および収納を電動で行うことができる。
なお、上記では、スクリーン装置1が床面に設置される場合を例に説明したが、スクリーン装置1は天井面に設置して使用することもできる。スクリーン装置1が天井面に設置される場合は、収納部20が天井面側に配置され、収納部20に対する連結機構30a,30bや支持部14等の上下方向の位置関係が逆転する。また、重力がスクリーン10を展張する方向に作用するが、連結機構30a,30bを天井面側に位置する収納部20に対して下方に伸ばすこと、および上方に縮めて折り畳むことで、スクリーン10の展張および収納を行うことができる。なお、スクリーン装置1を天井面に設置して使用する場合は、支持部14の重量を重くすることで、スクリーン10に対して上下方向に沿って張力を付加することも可能である。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係るスクリーン装置について図を参照して説明する。図4は、第2の実施形態に係るスクリーン装置の概略構成を説明する図である。詳しくは、図4はスクリーン装置の要部を背面側から見た模式図である。
第2の実施形態に係るスクリーン装置は、第1の実施形態に係るスクリーン装置に対して、回転機構の構成が異なっているが、その他の構成は同じである。第1の実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図4を参照して、第2の実施形態に係るスクリーン装置2の構成を説明する。第2の実施形態に係るスクリーン装置2は、床面に設置されるスクリーン装置である。スクリーン装置2は、スクリーン10(図1参照)と、収納部20と、支持部14(図1参照)と、一対の連結機構30a,30bと、回転機構50Aと、を備えている。回転機構50Aは、床面への設置に対応した構成を有している。
収納部20には、連結機構30a,30bのそれぞれに対応して固定支点24a,24b(図1参照)と移動支点28a,28bとが設けられている。移動支点28aにはアーム31aの端部が回動自在に軸支されている。移動支点28bにはアーム31bの端部が回動自在に軸支されている。また、収納部20には、X方向に沿って延在するガイド部27が設けられている。ガイド部27にはX方向に沿ってガイド孔が設けられており、移動支点28a,28bはこのガイド孔に係合しX方向に沿って摺動自在となっている。
回転機構50Aは、電動モーター42(図1参照)と、回転軸44と、回転軸54と、第1のワイヤーとしてのワイヤー58aと、第2のワイヤーとしてのワイヤー58bと、プーリー59a,59bとを有している。回転軸44には、ウォームギア45が設けられている。
回転軸54は、移動支点28aと移動支点28bとの間に設けられた支持部材52に軸支されている。回転軸54は、Y方向に沿って延在している。つまり、回転軸54は回転軸44と略直交している。回転軸54には、ウォームギア45と螺合する平歯車56が設けられている。したがって、回転軸44の回転が、ウォームギア45および平歯車56を介して回転軸54に伝達される。
プーリー59aは中心線CLに対して移動支点28aよりも外側(右側)に配置されており、プーリー59bは中心線CLに対して移動支点28bよりも外側(左側)に配置されている。プーリー59a,59bは、収納部20に設けられY方向を軸方向とする軸にそれぞれ取り付けられている。
ワイヤー58aの一端側は移動支点28aに接続されており、他端側は回転軸54に接続されている。ワイヤー58bの一端側は移動支点28bに接続されており、他端側は回転軸54に接続されている。つまり、移動支点28a,28bは、それぞれワイヤー58a,58bを介して回転軸54に接続されている。ワイヤー58aは移動支点28aと回転軸54との間でプーリー59aに巻きまわされており、ワイヤー58bは移動支点28bと回転軸54との間でプーリー59bに巻きまわされている。
スクリーン10の収納状態(図2(b)参照)において、回転軸54を所定の回転方向に回転させると、ワイヤー58a,58bは回転軸54に接続された端部側から巻き取られる。回転軸54の1回転当たりに巻き取られるワイヤー58a,58bの長さは、互いに同じである。ワイヤー58a,58bが回転軸54に巻き取られると、ワイヤー58a,58bが接続された移動支点28a(アーム31aの端部)および移動支点28b(アーム31bの端部)は、ワイヤー58a,58bからの引っ張り力によりプーリー59a,59bの側、すなわち中心線CLに対して両外側に向かって移動する。
そうすると、連結機構30a,30bにおいて、アーム31a,31bの端部とアーム32a,32b(図1参照)の端部との間隔が狭まるので、連結機構30a,30bが上方に伸びる。これにより、収納部20に対して支持部14が隔離されて、スクリーン10が展張される。
床面に設置されるスクリーン装置2においては、重力が支持部14を下方(床面側)に降下させる方向、すなわち連結機構30a,30bを折り畳む方向に作用する。スクリーン装置2では、ウォームギア45と平歯車56との噛み合いによりワイヤー58a,58bからの引っ張り力が重力に抗することで、スクリーン10の展張状態が維持される。なお、必要に応じて、スクリーン10の展張状態におけるウォームギア45と平歯車56との逆転を防止する機構等を設けてもよい。
スクリーン10を収納するときは、ワイヤー58a,58bが回転軸54に巻き取られた状態から、回転軸54を逆方向に回転させると、ワイヤー58a,58bが回転軸54から巻き戻される。このとき、重力が支持部14を下方に降下させる方向に作用するので、ワイヤー58a,58bが巻き戻された長さに応じて移動支点28a,28bが中心線CLに向かって移動し連結機構30a,30bが折り畳まれる。これにより、収納部20に対して支持部14が近接され、スクリーン10が収納部20に収納される。
このように、第2の実施形態に係るスクリーン装置2においては、回転軸54の回転方向に応じて、ワイヤー58a,58bのそれぞれが巻き取られ、または巻き戻されることにより、アーム31a,31bの端部がX方向に沿って相反する向きに移動する。これにより、スクリーン装置2においても、連結機構30a,30bを伸縮させてスクリーン10の展張および収納を行うことができる。また、第2の実施形態に係るスクリーン装置2においても、第1の実施形態に係るスクリーン装置1と同様の効果が得られる。
なお、第2の実施形態に係るスクリーン装置2において、回転軸44に設けられたウォームギア45、および回転軸54に設けられた平歯車56に代えて、それぞれに傘歯車が設けられた構成としてもよい。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係るスクリーン装置について図を参照して説明する。図5は、第3の実施形態に係るスクリーン装置の概略構成を説明する図である。詳しくは、図5はスクリーン装置の要部を背面側から見た模式図である。
第3の実施形態に係るスクリーン装置は、第2の実施形態に係るスクリーン装置に対して、天井面への設置に対応した回転機構を備えている点が異なっているが、その他の構成はほぼ同じである。第2の実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図5を参照して、第3の実施形態に係るスクリーン装置3の構成を説明する。第3の実施形態に係るスクリーン装置3は、天井面に設置されるスクリーン装置である。スクリーン装置3は、スクリーン10(図1参照)と、収納部20と、支持部14(図1参照)と、一対の連結機構30a,30bと、回転機構50Bと、を備えている。回転機構50Bは、天井面への設置に対応した構成を有している。
回転機構50Bは、電動モーター42(図1参照)と、回転軸44と、回転軸54と、ワイヤー58a,58bとを有している。ワイヤー58a,58bを介して、移動支点28a,28bのそれぞれが回転軸54に接続されている。ワイヤー58a,58bを回転軸54に巻き取ると、移動支点28a(アーム31aの端部)および移動支点28b(アーム31bの端部)は中心線CLに向かって移動する。
ここで、天井面に設置されるスクリーン装置3においては、重力が支持部14を天井面側から下方に降下させる方向、すなわち連結機構30a,30bを伸ばす方向に作用する。したがって、スクリーン10を収納部20に収納するときは、重力に抗して連結機構30a,30bを上方に縮めて折り畳むこととなる。
スクリーン装置3では、ワイヤー58a,58bを回転軸54に巻き取ることにより、連結機構30a,30bにおいて、アーム31a,31bの端部とアーム32a,32b(図1参照)の端部との間隔が広がるので、連結機構30a,30bが上方に折り畳まれる。これにより、スクリーン10が収納される。
また、ワイヤー58a,58bが回転軸54に巻き取られた状態から、回転軸54を逆方向に回転させると、ワイヤー58a,58bが回転軸54から巻き戻される。このとき、重力が支持部14を下方に降下させる方向に作用するので、ワイヤー58a,58bが巻き戻された長さに応じて移動支点28a,28bは中心線CLに対して両外側に向かって移動し連結機構30a,30bが下方に伸びる。これにより、連結機構30a,30bが下方に伸びるので、スクリーン10が展張される。
このように、第3の実施形態に係るスクリーン装置3においても、第2の実施形態に係るスクリーン装置2と同様に、回転軸54の回転方向に応じて、ワイヤー58a,58bのそれぞれが巻き取られ、または巻き戻されることにより、アーム31a,31bの端部がX方向に沿って相反する向きに移動する。これにより、スクリーン装置3においても、連結機構30a,30bを伸縮させてスクリーン10の展張および収納を行うことができる。また、第3の実施形態に係るスクリーン装置3においても、第2の実施形態に係るスクリーン装置2と同様の効果が得られる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態に係るスクリーン装置について図を参照して説明する。図6は、第4の実施形態に係るスクリーン装置の概略構成を説明する図である。詳しくは、図6は展張状態においてスクリーン装置を背面側からみた模式図である。
第4の実施形態に係るスクリーン装置は、第1の実施形態に係るスクリーン装置に対して、連結機構が手動で伸縮を行う構成となっている点が異なっているが、その他の構成は同じである。第1の実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図6に示すように、第4の実施形態に係るスクリーン装置4は、スクリーン10と、収納部20と、支持部14と、第1の連結機構としての一対の連結機構60a,60bと、を備えている。連結機構60a,60bは、収納部20と支持部14との間に架設され、スクリーン10の背面側に配置されている。連結機構60a,60bは、中心線CLに対して略線対称な位置に配置されており、かつ、中心線CLに対して略線対称な構造を有している。
連結機構60aは、互いに連結された3対(6本)のアーム61a,62a,63a,64a,65a,66aを有している。アーム63a,64aは略X字形状に互いに交差して連結されており、その収納部20側の端部はアーム61a,62aに連結され、支持部14側の端部はアーム65a,66aに連結されている。アーム61a,62aの収納部20側の端部は、互いに連結され収納部20に設けられた固定支点29aに回動自在に軸支されている。アーム65a,66aの支持部14側の端部は、互いに連結され支持部14に設けられた固定支点19aに回動自在に軸支されている。
連結機構60bも、連結機構60aと同様に構成された3対(6本)のアーム61b,62b,63b,64b,65b,66bを有している。アーム61b,62bの収納部20側の端部は、互いに連結され収納部20に設けられた固定支点29bに回動自在に軸支されている。アーム65b,66bの支持部14側の端部は、互いに連結され支持部14に設けられた固定支点19bに回動自在に軸支されている。
連結機構60aのアーム63a,64a、および連結機構60bのアーム63b,64bの間には、一対のスプリング(ガススプリングまたはコイルスプリング)68a,69aおよび68b,69bが設けられている。スクリーン装置4では、手動で連結機構60a,60bを伸縮させてスクリーン10の展張および収納を行い、スプリング68a,69aおよび68b,69bの圧力または弾性力によりスクリーン10の支持部14の高さを保持する構成となっている。
ここで、連結機構60aのみが中心線CL上に位置するように架設されている構成とした場合、収納部20と支持部14とはそれぞれ1箇所で支持される。そのため、支持部14の左右両端側で撓みが発生し易く、ずれや捩れも発生し易くなる。
スクリーン装置4では、連結機構60a,60bが中心線CLに対して略線対称な位置に配置されているので、収納部20と支持部14とが2箇所のほぼ左右対称な位置で支持される。また、連結機構60a,60bが中心線CLに対して略線対称な構造を有しているので、それぞれの捩れが互いに相殺される。これにより、スクリーン10の撓みやずれや捩れの発生が抑えられるので、スクリーン10の平面性を向上させることができる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態に係るスクリーン装置について図を参照して説明する。図7は、第5の実施形態に係るスクリーン装置の概略構成を説明する図である。詳しくは、図7は展張状態においてスクリーン装置を背面側からみた模式図である。
第5の実施形態に係るスクリーン装置は、第1の実施形態に係るスクリーン装置に対して、第1の連結機構に加えて第2の連結機構を備えている点が異なっているが、その他の構成は同じである。第1の実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図7に示すように、第5の実施形態に係るスクリーン装置5は、スクリーン10と、収納部20と、支持部14と、第1の連結機構としての一対の連結機構30a,30bと、第2の連結機構としての連結機構60と、回転機構40と、を備えている。
スクリーン装置5では、上記実施形態のスクリーン装置1,2,3,4に比べて、スクリーン10の左右方向(X方向)における幅が大きい構成となっている。したがって、収納部20および支持部14の左右方向(X方向)における長さも、上記実施形態のスクリーン装置1,2,3,4に比べて長くなっている。スクリーン装置5では、連結機構30a,30bが主たる連結機構であり、連結機構60は連結機構30a,30bを補助する連結機構である。
連結機構30a,30b同士の間隔は、第1の実施形態のスクリーン装置1に比べて広くなっている。連結機構60は、例えば、第4の実施形態の連結機構60aまたは連結機構60bと同様の構成を有している。連結機構60は、連結機構30a,30b同士の間に中心線CL上に位置するように配置され、収納部20に設けられた固定支点29と支持部14に設けられた固定支点19とに接続されている。
なお、連結機構60や固定支点29および固定支点19が連結機構30a,30bや回転機構40と干渉しないように、X方向およびY方向におけるそれぞれの位置関係が適宜設定されている。スクリーン装置5では、電動で連結機構30a,30bを伸縮させてスクリーン10の展張および収納を行い、連結機構60は連結機構30a,30bに追従して伸縮する。
仮に、連結機構60を備えない状態で、第1の実施形態に係るスクリーン装置1における連結機構30a,30bの配置のままでスクリーン10の左右方向(X方向)における幅を大きくした場合、支持部14の左右両端側で撓みが発生し易くなる。また、連結機構30a,30b同士の間隔を広げた場合、支持部14の中央部で撓みが発生し易くなる。
スクリーン装置5では、収納部20と支持部14との左右両端側が連結機構30a,30bによってほぼ左右対称な位置で支持され、収納部20および支持部14の中央部が連結機構60によって支持される。したがって、スクリーン10の左右方向(X方向)における幅が大きくなっても、支持部14の左右両端側や中央部の撓みを抑えることができる。したがって、スクリーン10の平面性が向上する。
このように、第5の実施形態に係るスクリーン装置5の構成によれば、縦方向(Z方向)の長さに対する横方向(X方向)の長さの比率がより大きい、所謂ワイドな投写面を有するスクリーン装置においても、スクリーン10の平面性の低下を抑えることができる。
なお、スクリーン装置5において、回転機構40の代わりに、第2の実施形態の回転機構50Aまたは第3の実施形態の回転機構50Bを備えた構成としてもよい。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態に係るスクリーン装置について図を参照して説明する。図8は、第6の実施形態に係るスクリーン装置の概略構成を説明する図である。詳しくは、図8は展張状態においてスクリーン装置を背面側からみた模式図である。
第6の実施形態に係るスクリーン装置は、第1の実施形態に係るスクリーン装置に対して、第1の連結機構として2対の連結機構を備えている点が異なっているが、その他の構成は同じである。第1の実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図8に示すように、第6の実施形態に係るスクリーン装置6は、スクリーン10と、収納部20と、支持部14と、第1の連結機構としての2対の連結機構30a,30b,30c,30dと、回転機構40a,40bと、を備えている。スクリーン装置6では、第5の実施形態のスクリーン装置5に比べて、スクリーン10の左右方向(X方向)における幅がさらに大きい構成となっている。
連結機構30a,30bは中心線CLよりも右側に配置されており、連結機構30c,30dは中心線CLよりも左側に配置されている。連結機構30a,30bは、互いの間の略中央に位置する中心線CLaに対して、略線対称な位置に配置されているとともに略線対称な構造を有している。連結機構30c,30dは、互いの間の略中央に位置する中心線CLbに対して、略線対称な位置に配置されているとともに略線対称な構造を有している。
また、連結機構30a,30dは中心線CLに対して略線対称な位置に配置されているとともに略線対称な構造を有しており、連結機構30b,30cは中心線CLに対して略線対称な位置に配置されているとともに略線対称な構造を有している。中心線CLa,CLbは、中心線CLに対して略線対称な位置に配置されている。中心線CLaは辺部11および辺部12の中心線CLの右側における中央同士を結ぶ線と重なっていてもよい。同様に、中心線CLbは辺部11および辺部12の中心線CLの左側における中央同士を結ぶ線と重なっていてもよい。
このように、スクリーン装置6では、一対の連結機構30a,30bと一対の連結機構30c,30dとが、中心線CLを間に挟んで左右両側に対をなすように配置されている。見方を変えれば、一対の連結機構30a,30dと、一対の連結機構30b,30cとがそれぞれ中心線CLを間に挟んで左右両側に配置されている、ということもできる。
スクリーン装置6では、収納部20と支持部14との左右両側が、連結機構30a,30bおよび連結機構30c,30dによってほぼ左右対称な位置かつ略同一な支持条件で支持される。したがって、スクリーン10の左右方向(X方向)における幅がさらに大きくなっても、支持部14の左右両端側や中央部の撓みを抑えることができる。したがって、スクリーン10の平面性が向上する。
なお、回転機構40a,40bは、第1の実施形態の回転機構40と同様の構成を有している。回転機構40aは連結機構30a,30bに対応して中心線CLよりも右側に配置されており、回転機構40bは連結機構30c,30dに対応して中心線CLよりも左側に配置されている。回転機構40a,40bは、中心線CLに対して略線対称な位置に配置されているとともに略線対称な構造を有している。
また、支持部14には、連結機構30a,30bに対応して中心線CLよりも右側にガイド部16aが設けられており、連結機構30c,30dに対応して中心線CLよりも左側にガイド部16bが設けられている。
スクリーン装置6では、回転機構40aにより連結機構30a,30bが伸縮され、回転機構40bにより連結機構30c,30dが伸縮されることで、スクリーン10の展張および収納が行われる。回転機構40a,40bの回転を同期させるように制御すれば、スクリーン10の展張および収納の際に、連結機構30a,30bおよび連結機構30c,30dの伸縮を同期させて行うことができる。
第6の実施形態に係るスクリーン装置6の構成によれば、縦方向(Z方向)の長さに対する横方向(X方向)の長さの比率がさらに大きな投写面を有するスクリーン装置においても、スクリーン10の平面性の低下を抑えることができる。
なお、スクリーン装置6において、回転機構40a,40bのそれぞれの代わりに、第2の実施形態の回転機構50Aまたは第3の実施形態の回転機構50Bを備えた構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に対しては、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で様々な変形を加えることができる。変形例としては、例えば以下のようなものが考えられる。
(変形例1)
上記実施形態のスクリーン装置は、第4の実施形態を除いて、電動モーターを備えスクリーンの展張および収納を電動で行う構成であったが、これに限定されない。スクリーン装置は、電動モーターを備えておらず、例えば、回転軸に設けられた取っ手等を回すことにより手動操作で回転させてスクリーンの展張および収納を行う構成であってもよい。このような構成であっても、スクリーン10の平面性の低下を抑えることができ、安定した状態でスクリーンの展張および収納を行うことができる。
(変形例2)
上記実施形態のスクリーン装置は、連結機構が2対(4本)または3対(6本)のアームを備えた構成であったが、これに限定されない。スクリーン装置は、一対(2本)または4対(8本)以上のアームを有する連結機構を備えた構成であってもよい。このような構成であっても、上記実施形態のスクリーン装置と同様の効果が得られる。
1,2,3,4,5,6…スクリーン装置、10…スクリーン、11…第1の辺部としての辺部、12…第2の辺部としての辺部、14…第2の支持部としての支持部、17a,17b,19,19a,19b,24a,24b,29,29a,29b…固定支点、18a,18b,26a,26b,28a,28b…移動支点、20…第1の支持部としての収納部、30a,30b,30c,30d,60a,60b…第1の連結機構としての連結機構、40,40a,40b,50A,50B…回転機構、42…電動モーター、44,54…回転軸、46a,46b…雄ネジ、58a…第1のワイヤーとしてのワイヤー、58b…第2のワイヤーとしてのワイヤー、60…第2の連結機構としての連結機構。

Claims (9)

  1. 互いに対向し略平行な第1の辺部および第2の辺部を有するスクリーンと、
    前記スクリーンの前記第1の辺部に沿って延在し、前記第1の辺部を支持する第1の支持部と、
    前記スクリーンの前記第2の辺部に沿って延在し、前記第2の辺部を支持する第2の支持部と、
    前記第1の支持部と前記第2の支持部との間に架設され、前記第1の支持部と前記第2の支持部とが対向する方向に沿って伸縮し前記第1の支持部に対して前記第2の支持部を近接隔離する複数の連結機構と、を備え、
    前記複数の連結機構は、前記第1の支持部および前記第2の支持部の延在方向に沿って並列に設けられているとともに、前記第1の辺部の延在方向における略中央と前記第2の辺部の延在方向における略中央とを結ぶ中心線に対して略線対称に配置されていることを特徴とするスクリーン装置。
  2. 請求項1に記載のスクリーン装置であって、
    前記複数の連結機構は、前記中心線を間に挟んで両側に対をなすように配置された複数の第1の連結機構を含むことを特徴とするスクリーン装置。
  3. 請求項2に記載のスクリーン装置であって、
    前記複数の連結機構は、一対の前記第1の連結機構を含み、
    前記一対の第1の連結機構は、前記スクリーンの投写面の法線方向から見て、前記中心線に対して略線対称な構造を有していることを特徴とするスクリーン装置。
  4. 請求項3に記載のスクリーン装置であって、
    前記第1の支持部は、前記一対の第1の連結機構に対応して、所定位置に設けられた一対の固定支点と前記第1の支持部の延在方向に沿って移動可能に設けられた一対の移動支点とを備え、
    前記第2の支持部は、前記一対の第1の連結機構に対応して、所定位置に設けられた一対の固定支点と前記第1の支持部の延在方向に沿って移動可能に設けられた一対の移動支点とを備え、
    前記各第1の連結機構は、前記第1の支持部の前記各固定支点および前記各移動支点と、前記第2の支持部の前記各固定支点および前記各移動支点と、に接続されており、
    前記第1の支持部および前記第2の支持部において、前記一対の固定支点および前記一対の移動支点のそれぞれは、前記中心線に対して略線対称に配置されていることを特徴とするスクリーン装置。
  5. 請求項4に記載のスクリーン装置であって、
    前記第1の支持部および前記第2の支持部において、前記一対の固定支点は、前記中心線に対して前記一対の移動支点よりも外側に配置されていることを特徴とするスクリーン装置。
  6. 請求項5に記載のスクリーン装置であって、
    前記第1の支持部に沿って延在する回転軸を有する回転機構をさらに備え、
    前記第1の支持部の前記一対の移動支点には、雌ネジを有するネジ部が互いに同軸に設けられ、
    前記回転軸は、前記第1の支持部における前記一対の移動支点の前記ネジ部に軸通するとともに、前記ネジ部と螺合する雄ネジを有し、
    前記一対の移動支点のうち、一方の前記ネジ部は右ネジであり、他方の前記ネジ部は左ネジであることを特徴とするスクリーン装置。
  7. 請求項5に記載のスクリーン装置であって、
    前記第1の支持部の前記一対の移動支点の間に配置された回転軸を有する回転機構をさらに備え、
    前記一対の移動支点のうち、一方が第1のワイヤーを介して前記回転軸に接続されるとともに、他方が第2のワイヤーを介して前記回転軸に接続され、
    前記回転軸の回転方向に応じて、前記第1のワイヤーおよび前記第2のワイヤーのそれぞれが巻き取られ、または巻き戻されることにより、前記一対の移動支点が前記第1の支持部に沿って相反する向きに移動することを特徴とするスクリーン装置。
  8. 請求項6または7に記載のスクリーン装置であって、
    前記回転機構は、前記回転軸を回転駆動する電動モーターを有していることを特徴とするスクリーン装置。
  9. 請求項2から8のいずれか一項に記載のスクリーン装置であって、
    前記複数の連結機構は、前記中心線の位置に配置された第2の連結機構をさらに含むことを特徴とするスクリーン装置。
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