JP2011123334A - リアアタッチメントレンズ及びそれを有する撮影光学系 - Google Patents

リアアタッチメントレンズ及びそれを有する撮影光学系 Download PDF

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Abstract

【課題】 主レンズ系の像側に装着し、全系の焦点距離を長くしたときの諸収差の変動が小さく、特に色収差の変動が小さく、全系として高い光学性能を維持することができるリアアタッチメントレンズを得ること。
【解決手段】 主レンズ系の像面側に着脱可能に装着され、主レンズ系の焦点距離に比べて長い方へ焦点距離を変化させるリアアタッチメントレンズにおいて、リアアタッチメントレンズは1以上の正レンズGMpを有し、正レンズGMpの材料のアッベ数と部分分散比差をνd_P、ΔθgF_P、正レンズGMpの焦点距離をf_P、リアアタッチメントレンズの焦点距離をf、(ΔθgF_P×f)/(f_P×νd_P)を比率Pとするとき、1以上の正レンズGMpのうち、比率Pが最大となる正レンズを正レンズP1とし、正レンズP1の各要素を適切に特定すること。
【選択図】 図4

Description

本発明は、デジタルスチルカメラやビデオカメラ、放送用カメラなどに用いられる撮影レンズ(主レンズ系)の像側に着脱可能に装着して、全系の焦点距離を主レンズ系の本来の焦点距離に比べて長い方へ変化させるリアアタッチメントレンズに関するものである。
従来より、撮影レンズ(撮影光学系)である主レンズ系の像側(像面側)に着脱可能に装着し、主レンズ系単独の焦点距離に比べて全系の焦点距離を長い方へ変化させるリアアタッチメントレンズが知られている(特許文献1、2)。
一般にリアアタッチメントレンズは、それ自身が無収差となるように設計されていたとしても、拡大倍率が大きくなるほど、それに比例して主レンズの残存収差が拡大し、画質が劣化している。例えば、拡大倍率が2倍であった場合は、単純に、コマ収差や倍率色収差等の横収差は2倍に拡大され、画質が劣化してくる。また、球面収差や像面湾曲、そして軸上色収差等の縦収差は、拡大倍率の自乗倍、つまり4倍に拡大される。しかしリアアタッチメントレンズの場合は、主レンズのFナンバ−も2倍に拡大(暗くなる方向)される為、単位焦点深度当たりの収差は、結局2倍に拡大されて画質が劣化する。特にリアアタッチメントレンズを使用することの多い望遠レンズでは、焦点距離が延びるに従って、色収差が劣化してくる。その為、リアアタッチメントレンズを装着した際は、色収差のうち、拡大された倍率色収差が画質を劣化させる主原因となっている。
特許文献1、2には主レンズ系の像側に装着し、主レンズ系の焦点距離を長焦点距離側へ拡大可能なリアアタッチメントレンズが開示されている。特許文献1は、主レンズ系とカメラの間に装着し、主レンズ系の焦点距離を1.4倍〜2.8倍程度に拡大するリアアタッチメントレンズを開示している。特許文献1では回折光学素子を用いて倍率色収差を良好に補正している。また、特許文献2は、主レンズ系とカメラの間に装着し、主レンズ系の焦点距離を1.7倍程度に拡大するリアアタッチメントレンズを開示している。特許文献2では、適切な屈折率の硝材よりなる接合レンズを用いて諸収差を良好に補正している。
特許第3359277号明細書 特開2004−226648号公報
近年のデジタルカメラでは、高画素数化、高画質化が進み、デジタルカメラに用いる主レンズ系にリアアタッチメントレンズを装着したときにも全体として色収差の発生が少なく、高画質の像が得られることが強く要望されている。
本発明は、主レンズ系の像側に装着し、全系の焦点距離を長い方へ変移したときの諸収差の変動が少なく、特に色収差の変動が小さく、全系として高い光学性能を維持することができるリアアタッチメントレンズを提供することを目的とする。
本発明のリアアタッチメントレンズは、主レンズ系の像側に着脱可能に装着され、前記主レンズ系の焦点距離に比べて長い方へ焦点距離を変化させるリアアタッチメントレンズにおいて、前記リアアタッチメントレンズは1以上の正レンズGMpを有し、前記正レンズGMpの材料のアッベ数と部分分散比差を各々νd_P、ΔθgF_P、前記正レンズGMpの焦点距離をf_P、前記リアアタッチメントレンズの焦点距離をf、(ΔθgF_P×f)/(f_P×νd_P)を比率Pとしたとき、前記1以上の正レンズGMpのうち、前記比率Pが最大となる正レンズを正レンズP1とし、前記正レンズP1の材料のアッベ数と部分分散比と部分分散比差を各々νd_P1、θgF_P1、ΔθgF_P1、前記正レンズP1の焦点距離をf_P1、(ΔθgF_P1×f)/(f_P1×νd_P1)を比率P_P1とするとき、前記正レンズP1は、
−1.665×10−7×νd_P1 3+5.213×10−5×νd_P1 2−5.656×10−3×νd_P1+0.7006<θgF_P1<−1.61783×10−3×νd_P1+0.64046
20<νd_P1<50
1×10−4<P_P1<1×10−3
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、主レンズ系の像側に装着し、全系の焦点距離を長くしたときの諸収差の変動が小さく、特に色収差の変動が小さく、全系として高い光学性能を維持することができるリアアタッチメントレンズが得られる。
主レンズ系のレンズ断面図 主レンズ系の物体距離15mにおける収差図 実施例1のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図 主レンズ系に実施例1のリアアタッチメントレンズを装着した時のレンズ断面図 実施例1の物体距離30mにおける収差図 実施例2のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図 実施例2の物体距離30mにおける収差図 実施例3のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図 実施例3の物体距離30mにおける収差図 実施例4のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図 実施例4の物体距離30mにおける収差図 本発明の光学機器の実施例の要部概略図
本発明のリアアタッチメントレンズ及びそれを主レンズ系に装着したときの撮影光学系及び該撮影光学系を用いた撮像装置について説明する。本発明のリアアタッチメントレンズは、主レンズ系の像側に着脱可能に装着され、主レンズ系単独の焦点距離に比べて長い方へ焦点距離を変化させる。ここで主レンズ系としては、例えば望遠レンズ、望遠型のズームレンズ等が適用できる。
図1、図2は、本発明の各実施例のリアアタッチメントレンズが装着される、一例としての主レンズ系(望遠レンズ)のレンズ断面図と収差図である。図3は本発明の実施例1のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図である。図4は本発明の実施例1のリアアタッチメントレンズを主レンズ系の像側に装着したときのレンズ断面図である。図5は実施例1のリアアタッチメントレンズを主レンズ系の像側に装着したときの物体距離(像面からの距離)30mにおける収差図である。図6、図7は各々本発明の実施例2のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図と実施例2のリアアタッチメントレンズを主レンズ系の像側に装着したときの物体距離(像面からの距離)30mにおける収差図である。図8、図9は各々本発明の実施例3のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図と実施例3のリアアタッチメントレンズを主レンズ系の像側に装着したときの物体距離(像面からの距離)30mにおける収差図である。図10、図11は各々本発明の実施例4のリアアタッチメントレンズのレンズ断面図と実施例4のリアアタッチメントレンズを主レンズ系の像側に装着したときの物体距離(像面からの距離)30mにおける収差図である。図12は本発明のリアアタッチメントレンズを主レンズ系とカメラ本体との間に装着した一眼レフカメラシステムの実施例の要部概略図である。
レンズ断面図において、左方が物体側で、右方が像側である。LAはリアアタッチメントレンズである。LMは主レンズ系(マスターレンズ)であり、単一の焦点距離の望遠レンズである。主レンズ系LMは物体側から像側へ順に正の屈折力を有する第1レンズ群L1と、正レンズと負レンズから成る負の屈折力を有する第2レンズ群L2と、正の屈折力を有する第3レンズ群L3から成る。また第2レンズ群L2を光軸上像面側に移動させることにより、無限遠物体から近距離物体へのフォ−カシングを行っている。SPは開口絞りである。Gは光学フィルターや保護ガラス等に相当する光学ブロックである。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルカメラの撮影光学系として使用する際には像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面に相当する。また、銀塩フィルム用カメラの撮像光学系として使用する際にはフィルム面に相当する。リアアタッチメントレンズLAのうち、P1、P2は各々正レンズである。N1は負レンズである。
収差図において、d、gは順に、d線、g線である。M、Sはメリディオナル像面、サジタル像面、倍率色収差はg線によって表している。FnoはFナンバ−、ωは半画角である。すべての収差図において、球面収差は0.4mm、非点収差は0.4mm、歪曲は2%、倍率色収差は0.05mmのスケ−ルで描かれている。
本発明は、以下のような考え方に基づいている。リアアタッチメントレンズを用いたときの従来からの課題は倍率色収差の発生を軽減することであった。従来は、リアアタッチメントレンズ内の正レンズにおいて、軸上色収差と倍率色収差のバランスを取るために高分散な鉛ガラスやあるいはTi系のガラス材料を多く使用するのが一般的であった。しかし、昨今のデジタルカメラにおける高画質化の要求に応えるには、このようなガラス材料を使用すると、倍率色収差の2次スペクトルの補正が十分行えないことがわかった。
この課題に対して本発明は、リアアタッチメント内の正レンズにおいて高分散で、かつ鉛ガラスやTi系のガラス材料よりも部分分散比が小さいものを使用することで、倍率色収差の2次スペクトルを低減できることを見出した。本発明は、このような性質のガラス材料を色収差補正に一番大きく寄与している正レンズに使用することで結像性能を改善した。
本発明は、この様な考え方に基づいて、次の条件式を満足することで倍率色収差の発生を軽減している。本発明の各実施例のリアアタッチメントレンズは次の諸条件を満足している。
リアアタッチメントレンズLAは1以上の正レンズGMpを有している。ここで正レンズGMpの材料のアッベ数と部分分散比差を各々νd_P、ΔθgF_P、正レンズGMpの焦点距離をf_P、リアアタッチメントレンズの焦点距離をf、(ΔθgF_P×f)/(f_P×νd_P)を比率Pとする。さらに、1以上の正レンズGMpのうち、比率Pが最大となる正レンズを正レンズP1とする。さらに、正レンズP1の材料のアッベ数と部分分散比と部分分散比差を各々νd_P1、θgF_P1、ΔθgF_P1、正レンズP1の焦点距離をf_P1、(ΔθgF_P1×f)/(f_P1×νd_P1)を比率P_P1とする。このとき、正レンズP1は、
−1.665×10−7×νd_P1 3+5.213×10−5×νd_P1 2−5.656×10−3×νd_P1+0.7006<θgF_P1<−1.61783×10−3×νd_P1+0.64046
・・・・・・・・・・・・(1)
20<νd_P1<50 ・・・・・・・・・・・・(2)
1×10−4<P_P1<1×10−3 ・・・・・・・・・・・・(3)
なる条件式を満足している。
各レンズの材料のアッベ数と屈折率はいずれもd線を基準としている。正レンズGMpの材料のアッベ数νd_P、部分分散比θgF_P、部分分散比差(異常部分分散比)ΔθgF_Pは次の通りである。また、正レンズP1の材料のアッベ数νd_P1、部分分散比θgF_P1、部分分散比差(異常部分分散比)ΔθgF_P1、比率P_P1は次の通りである。
但し、正レンズGMpの材料のd線における屈折率をNd_P、g線における屈折率をNg_P、C線における屈折率をNC_P、F線における屈折率をNF_Pと定義する。また正レンズP1の焦点距離をf_P1と定義する。また、正レンズP1の材料のd線における屈折率をNd_P1、g線における屈折率をNg_P1、C線における屈折率をNC_P1、F線における屈折率をNF_P1と定義する。このとき、
νd_P=(Nd_P−1)/(NF_P−NC_P
νd_P1=(Nd_P1−1)/(NF_P1−NC_P1
θgF_P=(Ng_P−NF_P)/(NF_P−NC_P
θgF_P1=(Ng_P1−NF_P1)/(NF_P1−NC_P1
ΔθgF_P=θgF_P−(−1.61783×10−3×νd_P+0.64146)
ΔθgF_P1=θgF_P1−(−1.61783×10−3×νd_P1+0.64146)
_P1=(ΔθgF_P1×f)/(f_P1×νd_P1)
である。
更に好ましくは、正レンズP1の材料のd線における屈折率をNd_P1とするとき、
1.45<Nd_P1<1.76 ・・・(4)
なる条件式を満足していることが望ましい。そして更に好ましくは、リアアタッチメントレンズLAは少なくとも1以上の負レンズGMnを有していることが望ましい。
ここで負レンズGMnの材料のアッベ数と部分分散比差を各々νd_N、ΔθgF_N、負レンズGMnの焦点距離をf_N、(ΔθgF_N×f)/(f_N×νd_N)を比率Nとする。さらに、1以上の負レンズGMnのうち、比率Nが最大となる負レンズを負レンズN1とする。さらに、負レンズN1の材料のアッベ数と部分分散比差を各々νd_N1、ΔθgF_N1、負レンズN1の焦点距離をf_N1とする。このとき、負レンズN1は、
0<(ΔθgF_P1/(f_P1×νd_P1))/(ΔθgF_N1/(f_N1×νd_N1))<10 ・・・(5)
なる条件式を満足していることが望ましい。
各レンズの材料のアッベ数と屈折率はいずれもd線を基準としている。負レンズGMnの材料のアッベ数νd_N、部分分散比θgF_N、部分分散比差(異常部分分散比)ΔθgF_Nは次の通りである。また、負レンズN1の材料のアッベ数νd_N1、部分分散比θgF_N1、部分分散比差(異常部分分散比)ΔθgF_N1は次の通りである。
但し、負レンズGMnの材料のd線における屈折率をNd_N、g線における屈折率をNg_N、C線における屈折率をNC_N、F線における屈折率をNF_Nと定義する。また負レンズN1の材料のd線における屈折率をNd_N1、g線における屈折率をNg_N1、C線における屈折率をNC_N1、F線における屈折率をNF_N1と定義する。このとき、
νd_N=(Nd_N−1)/(NF_N−NC_N
νd_N1=(Nd_N1−1)/(NF_N1−NC_N1
θgF_N=(Ng_N−NF_N)/(NF_N−NC_N
θgF_N1=(Ng_N1−NF_N1)/(NF_N1−NC_N1
ΔθgF_N=θgF_N−(−1.61783×10−3×νd_N+0.64146)
ΔθgF_N1=θgF_N1−(−1.61783×10−3×νd_N1+0.64146)
である。
また更に好ましくは、リアアタッチメントレンズ内のレンズにおいて、最も物体側のレンズの物体側の面頂点から最も像側のレンズの像側の面頂点までの距離をd0とする。また、リアアタッチメントレンズ内のレンズにおいて、最も物体側のレンズの物体側の面頂点から負レンズN1の物体側の面頂点までの距離をdN1とする。このとき、
0.5<dN1/d0<1.0 ・・・(6)
なる条件式を満足していることが望ましい。
更に好ましくは、負レンズN1の材料のd線における屈折率とアッベ数をNd_N1、νd_N1とするとき、
10<νd_N1<30 ・・・(7)
1.65<Nd_N1<2.30 ・・・(8)
なる条件式を満足していることが望ましい。
また更に好ましくは、リアアタッチメントレンズLAは正レンズP1以外に1以上の正レンズP2を有していることが望ましい。
ここで、正レンズP2の材料のアッベ数と屈折率を各々νd_P2、Nd_P2とする。さらに、リアアタッチメントレンズ内のレンズにおいて、最も物体側のレンズの物体側の面頂点から正レンズP2の物体側の面頂点までの距離をdP2とする。このとき、
10<νd_P2<40 ・・・(9)
1.45<Nd_P2<1.75 ・・・(10)
0≦dP2/d0<0.5 ・・・(11)
なる条件式を満足していることが望ましい。
また更に好ましくは、正レンズP2の材料の部分分散比差をΔθgF_P2、正レンズP2の焦点距離をf_P2とするとき、
−0.004<ΔθgF_P2×f/(f_P2×νd_P2)<−0.0005 ・・・(12)
なる条件式を満足していることが望ましい。
各レンズの材料のアッベ数と屈折率はいずれもd線を基準としている。正レンズP2の材料のアッベ数νd_P2、部分分散比θgF_P2、部分分散比差(異常部分分散比)ΔθgF_P2は次の通りである。但し、正レンズP2の材料のd線における屈折率をNd_P2、g線における屈折率をNg_P2、C線における屈折率をNC_P2、F線における屈折率をNF_P2と定義する。このとき、
νd_P2=(Nd_P2−1)/(NF_P2−NC_P2
θgF_P2=(Ng_P2−NF_P2)/(NF_P2−NC_P2
ΔθgF_P2=θgF_P2−(−1.61783×10−3×νd_P2+0.64146)
である。
次に各実施例のレンズ構成の特徴について説明する。各実施例のリアアタッチメントレンズLAは、最も物体側から像側へ順に負レンズと正レンズ、負レンズと正レンズと負レンズを接合した接合レンズ、正レンズと負レンズを接合した接合レンズ、そして正レンズと負レンズから構成されている。
図3の実施例1では最も像側に位置する正レンズが正レンズP1に、全系として最も像側から2番目の負レンズが負レンズN1に、最も物体側から2番目に位置する正レンズが正レンズP2に対応する。
図6の実施例2では最も像側に位置する正レンズが正レンズP1に、全系として最も像側から2番目の負レンズが負レンズN1に、最も物体側から2番目に位置する正レンズが正レンズP2に対応する。
図8の実施例3では最も物体側に位置する正レンズが正レンズP1に、全系として最も像側から2番目の負レンズが負レンズN1に、最も物体側から2番目に位置する正レンズが正レンズP2に対応する。
図10の実施例4では最も像側に位置する正レンズが正レンズP1に、全系として最も像側から2番目の負レンズが負レンズN1に、最も物体側から1番目と2番目に位置する正レンズが正レンズP2に対応する。
一般的に、主レンズ系とカメラの間に装着し、焦点距離を拡大するリアアタッチメントレンズは、最も物体側のレンズ群は軸上光線の入射高さが高く、かつ軸外主光線も光軸から離れた位置を通過する傾向にある。また像側のレンズ群になればなるほど軸上光線の入射高さが低くなり、軸外主光線は光軸から更に離れた位置を通過する傾向にある。このため色収差補正としては、最も物体側のレンズ群で軸上色収差を補正し、像側のレンズ群によって倍率色収差の補正を行う。しかし、軸上色収差の補正方向と倍率色収差の補正方向は相反するため、バランスを取って補正を行うことが必要となる。
一般にこのときの倍率色収差を良好に補正するためには、軸外主光線が光軸から離れた所を通過する位置に、蛍石等の異常分散ガラスを負のパワ−で使用すれば良い。しかしながら蛍石等の異常分散ガラスはほとんどが低屈折率かつ低分散であるため、効果的に倍率色収差を補正しようとすると、ある程度大きなパワ−を付けなければならない。そうするとレンズ面の曲率半径が小さくなってしまい色収差以外の諸収差を補正するのが困難となる。また低屈折率のためペッツバ−ル和が劣化する方向に働くので、特に像面湾曲の補正が困難になってしまう。
そこで各実施例のリアアタッチメントレンズLAは、負の部分分散比差ΔθgF_P1を有し、適切なパワ−を持った正レンズP1を設けている。これにより特に倍率色収差を良好に補正している。
以上このようなレンズ構成とすることで、撮像光学系全体での倍率色収差の発生量を低減させながら、高い光学性能を有するリアアタッチメントレンズを提供することができるが、更に好ましくは次の構成を取るようにすると更なる高い光学性能が得られる。
上記のように正レンズP1で倍率色収差を補正することができるため、負レンズN1には蛍石等の異常分散ガラスを使用する必要が無い。そこで負レンズN1を高分散ガラスとすることで、球面収差の色変動も補正することが容易となる。さらに負レンズN1の部分分散比差ΔθgF_N1が正の方向に大きな材料を使用することで、倍率色収差補正に対しても有利な方向となる。
このように負レンズN1を高分散材料にすることで、球面収差の色変動を補正することができ、高い部分分散比ΔθgFとすることで、倍率色収差を補正している。よって、正レンズP1に加えて、負レンズN1にも倍率色収差の補正分担を持たせることにより、レンズ系全体の色収差を更に良好に補正している。
また更に好ましくは、上記で述べたように倍率色収差と軸上色収差方向は相反している。このため正レンズP1で倍率色収差を補正すると幾分軸上色収差が劣化してしまう。ここで各実施例では軸上光線の入射高さが高く、軸外主光線の入射高さが低いリアアタッチメントレンズ内の物体側の位置に高分散の正レンズP2を配置することで、軸上色収差を補正し更なる高い光学性能を得ている。
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。条件式(1)はリアアタッチメントレンズLAにおいて、正レンズP1の部分分散比に関するものである。条件式(1)の上限値を超えると、正レンズP1の異常分散性が小さくなるため、倍率色収差の補正力が弱くなる。そうすると倍率色収差を補正するために大きなパワ−が必要となるため他の収差とのバランスを取るのが難しくなるので好ましくない。また条件式(1)の下限値を超えると正レンズP1の異常分散性が大きくなりすぎるため、倍率色収差の補正が過剰となってしまい好ましくない。
条件式(2)はリアアタッチメントレンズLAにおいて、正レンズP1のアッベ数に関するものである。条件式(2)の上限値または下限値を超えると、倍率色収差と軸上色収差とのバランスを取ることが難しくなってしまうので好ましくない。条件式(2)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
25<νd_P1<50 ・・・・・(2a)
また条件式(2a)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
30<νd_P1<50 ・・・・・(2b)
条件式(3)はリアアタッチメントレンズLAにおいて、正レンズP1の色収差の補正力に関するものである。条件式(3)の上限値を超えると、倍率色収差と軸上色収差とのバランスを取ることが難しくなってしまうので好ましくない。条件式(3)の下限値を超えると、色収差の補正力が弱すぎるため、倍率色収差を補正するためには大きなパワ−をつけなければならず、他の収差とのバランスが取れなくなるため好ましくない。条件式(3)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
1.5×10−4<P_P1<6×10−4 ・・・・・・・・・・・・(3a)
以上のような構成とすることで本発明の目的とするリアアタッチメントレンズは達成されるが、次に述べるような条件式(4)〜(12)のうち少なくとも1つを満足するのが良い。これによれば、更なる高い光学性能が得られる。
条件式(4)はリアアタッチメントレンズLAにおいて、正レンズP1の材料の屈折率に関するものである。条件式(4)の上限値を超えると、倍率色収差と像面湾曲とのバランスを取ることが難しくなってしまうので好ましくない。条件式(4)の下限値を超えると、屈折率が低いため、倍率色収差を補正するためには大きなパワ−をつけなければならない。そうするとレンズ面の曲率半径が小さくなってしまい球面収差などの他の収差とのバランスを取ることが難しくなるため好ましくない。条件式(4)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
1.5<Nd_P1<1.76 ・・・(4a)
また条件式(4a)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
1.5<Nd_P1<1.75 ・・・(4b)
条件式(5)はリアアタッチメントレンズLAにおいて、正レンズP1と負レンズN1の色収差の補正力のバランスに関するものである。条件式(5)の上限値または下限値を超えると、正レンズP1と負レンズN1の色収差の補正力のバランスを取ることが困難になり、良好に色収差を補正することが困難になってしまうため好ましくない。条件式(5)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
0<(ΔθgF_P1/(f_P1×νd_P1))/(ΔθgF_N1/(f_N1×νd_N1))<5 ・・・(5a)
また条件式(5a)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
0<(ΔθgF_P1/(f_P1×νd_P1))/(ΔθgF_N1/(f_N1×νd_N1))<1 ・・・(5b)
条件式(6)はリアアタッチメントレンズLAにおいて、負レンズN1の配置位置に関するものである。条件式(6)の上限値はリアアタッチメントレンズの最も像側に位置することになるためこれを超えることはない。条件式(6)の下限値を超えると、負レンズN1がリアアタッチメントレンズの中でも軸上光線の入射高さが高いところに配置することになる。このため、倍率色収差を良好に補正しようとすると軸上色収差が劣化してしまい、倍率色収差と軸上色収差のバランスを取ることが難しくなってしまうため好ましくない。条件式(6)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
0.6<dN1/d0<0.9 ・・・(6a)
条件式(7)はリアアタッチメントレンズLAにおいて、負レンズN1のアッベ数に関するものである。条件式(7)の上限値を超えると倍率色収差を良好に補正することが困難になってしまうため好ましくない。条件式(7)の下限値を超えると、倍率色収差を良好に補正することができるが、軸上色収差とのバランスを取ることが難しくなるため好ましくない。条件式(7)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
10<νd_N1<27 ・・・(7a)
条件式(8)はリアアタッチメントレンズLAにおいて、負レンズN1の材料の屈折率に関するものである。条件式(8)の上限値を超えると、光学材料として加工が容易な材料を入手することが困難となるため、好ましくない。条件式(8)の下限値を超えると、倍率色収差と像面湾曲とのバランスを取ることが難しくなってしまうので好ましくない。条件式(8)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
1.75<Nd_N1<2.30 ・・・(8a)
また条件式(8a)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
1.75<Nd_N1<2.20 ・・・(8b)
条件式(9)はリアアタッチメントレンズLAにおいて、正レンズP2の材料のアッベ数に関するものである。条件式(9)の上限値を超えると、軸上色収差が劣化してしまうので好ましくない。条件式(9)の下限値を超えると、軸上色収差の補正に関しては有利な方向であるが、倍率色収差とのバランスを取ることが難しくなってしまうので好ましくない。条件式(9)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
10<νd_P2<35 ・・・(9a)
条件式(10)はリアアタッチメントレンズLAにおいて、正レンズP2の材料の屈折率に関するものである。条件式(10)の上限値を超えると、色収差と像面湾曲とのバランスを取ることが難しくなってしまうので好ましくない。条件式(10)の下限値を超えると、屈折率が低いため、軸上色収差を補正するためには大きなパワ−をつけなければならない。そうするとレンズ面の曲率半径が小さくなってしまい球面収差などの他の収差とのバランスを取ることが難しくなるため好ましくない。条件式(10)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
1.55<Nd_P2<1.71 ・・・(10a)
また条件式(10a)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
1.55<Nd_P2<1.70 ・・・(10b)
条件式(11)はリアアタッチメントレンズLAにおいて、正レンズP2の配置位置に関するものである。条件式(11)の上限値を超えると、正レンズP2がリアアタッチメントレンズの中でも軸上光線の入射高さが低く、軸外主光線の入射高さが高い位置に配置することになる。この配置では軸上色収差を良好に補正すると倍率色収差が劣化しやすい。このため色収差のバランスを取ることが難しくなってしまうため好ましくない。条件式(11)の下限値を超えると、リアアタッチメントレンズの最も物体側に位置することになるためこれを超えることはない。条件式(11)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
0.05≦dP2/d0<0.40 ・・・(11a)
条件式(12)はリアアタッチメントレンズLAにおいて、正レンズP2の色収差の補正力に関するものである。条件式(12)の上限値を超えると、正レンズP2の色収差の補正力が弱くなりすぎるため軸上色収差が補正不足となってしまうため好ましくない。条件式(12)の下限値を超えると、色収差の補正力が強くなりすぎるため、軸上色収差が過剰補正となり、倍率色収差や他の諸収差とのバランスを取ることが難しくなってしまうため好ましくない。条件式(12)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
−0.003<ΔθgF_P2×f/(f_P2×νd_P2)<−0.0004 ・・・(12a)
以上のように各要素を特定することによって各実施例によれば画面内全体に渡って色収差を補正し、高い光学性能を持った撮像光学系が得られる。
以下に主レンズ系及び本発明の実施例1〜4に対応する数値実施例1〜4を示す。各数値実施例において、iは物体側からの面の順序を示し、rは物体側より第i番目の面の曲率半径、dは物体側より第i番目と第i+1番目の間隔、ndとνdは第i番目の光学部材の屈折率とアッベ数である。θgFとΔθgFは光学部材の部分分散比と部分分散比差である。P1、P2は各々正レンズ、N1は負レンズである。
部分分散比は、光学部材のg線における屈折率をN、F線における屈折率をN、C線における屈折率をNとするとき、
θgF_=(Ng−NF)/(NF−NC
なる式で表す。また部分分散比差は
ΔθgF_=θgF−(−1.61783×10−3×νd+0.64146)
なる式で表している。
f、Fno、2ωはそれぞれ無限遠物体に焦点を合わせたときの全系の焦点距離、Fナンバ−、画角(度)を表している。そして、前述の各条件式と数値実施例における諸数値との関係を表−1に示す。表−1において条件式(1)は部分分散比θgFを示している。尚、数値実施例1〜4において、主レンズ系LMの最終面(最も像側の面)からリアアタッチメントレンズLAの第1R1面(最も物体側の面)までの軸上空気間隔は20.56mmである。
(主レンズ系)
f=299.99mm Fno=2.99 2ω=8.26
面番号(i) ri di ndi νdi 有効径 θgF ΔθgF
1 149.921 17.00 1.49700 81.5 103.45 0.5386 0.02916
2 -287.346 0.15 102.70
3 107.686 12.00 1.43387 95.1 93.56 0.5373 0.04975
4 948.608 4.36 92.17
5 -337.599 4.50 1.77250 49.6 92.08 0.5523 -0.00885
6 151.227 14.92 86.70
7 82.152 15.00 1.49700 81.5 82.44 0.5386 0.02916
8 9334.428 0.15 80.48
9 52.124 5.00 1.58144 40.8 69.95 0.5774 0.00189
10 43.474 34.00 63.53
11 214.749 3.99 1.84666 23.8 49.49 0.6203 0.01734
12 -590.486 0.58 48.60
13 -509.687 2.20 1.88300 40.8 48.12 0.5669 -0.00856
14 70.924 22.54 45.28
15(絞り) ∞ 7.64 40.64
16 139.913 1.80 1.84666 23.8 38.44 0.6203 0.01734
17 40.306 8.70 37.14
18 -250.105 1.00 36.28
19 63.188 5.00 1.84666 23.8 33.98 0.6203 0.01734
20 -180.442 1.70 1.75500 52.3 32.90 0.5482 -0.00865
21 35.743 5.52 29.88
22 -93.126 1.65 30.02
23 83.876 2.50 30.99
24 106.897 4.70 1.72916 54.7 32.76 0.5442 -0.00880
25 -211.862 2.64 33.64
26 54.058 6.00 1.48749 70.2 36.38 0.5303 0.00244
27 259.048 10.00 36.46
28 ∞ 2.00 1.51633 64.1 37.29 0.5342 -0.00353
29 ∞ 37.29

ΔθgF=θgF-(-1.61783×10−3×νd+0.64146)
(数値実施例1)
f=-124.47mm 拡大倍率=1.95
面番号(i) ri di ndi νdi 有効径 θgF ΔθgF
1 45.838 1.60 1.88300 40.8 28.00 0.5669 -0.00856
2 23.277 1.80 26.50
3 35.275 7.21 1.60342 38.0 27.50 0.5835 0.00355
4 -47.454 2.61 27.00
5 -56.981 1.20 1.77250 49.6 23.00 0.5523 -0.00885
6 44.889 8.20 1.69895 30.1 24.50 0.6030 0.01030 P2
7 -19.036 1.20 1.88300 40.8 24.50 0.5669 -0.00856
8 58.668 4.77 27.50
9 57.612 5.00 1.61340 44.3 31.00 0.5628 -0.00709
10 -120.184 2.00 1.84666 23.8 31.00 0.6203 0.01734 N1
11 111.953 5.21 31.00
12 -155.434 6.09 1.61340 44.3 30.50 0.5628 -0.00709 P1
13 -25.349 0.20 32.00
14 -87.970 1.55 1.84666 23.8 34.50 0.6203 0.01734
15 -457.285 36.00

ΔθgF=θgF-(-1.61783×10−3×νd+0.64146)
(数値実施例2)
f=-122.07mm 拡大倍率=1.94
面番号(i) ri di ndi νdi 有効径 θgF ΔθgF
1 45.930 1.60 1.88300 40.8 28.00 0.5669 -0.00856
2 23.101 1.89 26.50
3 35.791 7.75 1.60342 38.0 27.50 0.5835 0.00355
4 -46.003 2.30 27.00
5 -57.853 1.20 1.77250 49.6 23.00 0.5523 -0.00885
6 44.676 8.20 1.69895 30.1 24.50 0.6030 0.01030 P2
7 -18.887 1.20 1.88300 40.8 24.50 0.5669 -0.00856
8 64.810 6.05 27.50
9 59.425 5.00 1.65412 39.7 31.00 0.5740 -0.00322
10 -86.355 2.00 1.84666 23.8 31.00 0.6203 0.01734 N1
11 95.171 3.62 31.00
12 -205.306 6.09 1.65412 39.7 30.50 0.5740 -0.00322 P1
13 -25.723 0.20 32.00
14 -77.301 1.55 1.84666 23.8 34.50 0.6203 0.01734
15 -553.877 36.00

ΔθgF=θgF-(-1.61783×10−3×νd+0.64146)
(数値実施例3)
f=-122.50mm 拡大倍率=1.93
面番号(i) ri di ndi νdi 有効径 θgF ΔθgF
1 49.830 1.60 1.88300 40.8 28.00 0.5669 -0.00856
2 23.185 1.85 26.50
3 35.557 7.05 1.65412 39.7 27.50 0.5740 -0.00322 P1
4 -46.498 1.92 27.00
5 -59.005 1.20 1.77250 49.6 23.00 0.5523 -0.00885
6 43.373 8.20 1.69895 30.1 24.50 0.6030 0.01030 P2
7 -19.332 1.20 1.88300 40.8 24.50 0.5669 -0.00856
8 67.563 8.01 27.50
9 71.755 5.00 1.62588 35.7 31.00 0.5889 0.00521
10 -67.360 2.00 1.84666 23.8 31.00 0.6203 0.01734 N1
11 132.602 2.14 31.00
12 -164.863 6.09 1.65412 39.7 30.50 0.5740 -0.00322
13 -25.521 0.20 32.00
14 -71.715 1.55 1.84666 23.8 34.50 0.6203 0.01734
15 -403.337 36.00

ΔθgF=θgF-(-1.61783×10−3×νd+0.64146)
(数値実施例4)
f=-104.29mm 拡大倍率=1.99
面番号(i) ri di ndi νdi 有効径 θgF ΔθgF
1 55.412 1.60 1.88300 40.8 28.00 0.5669 -0.00856
2 23.948 3.49 26.50
3 34.863 6.24 1.68893 31.1 27.50 0.5999 0.00872 P2
4 -54.897 2.31 27.00
5 -77.503 1.20 1.77250 49.6 23.00 0.5523 -0.00885
6 41.658 8.20 1.63980 34.5 24.50 0.5921 0.00644 P2
7 -21.360 1.20 1.88300 40.8 24.50 0.5669 -0.00856
8 96.030 2.41 27.50
9 68.813 5.00 1.57501 41.5 31.00 0.5765 0.00214
10 -144.939 2.00 2.14352 17.8 31.00 0.6586 0.04588 N1
11 104.012 6.02 31.00
12 -582.119 6.09 1.74950 35.3 30.50 0.5818 -0.00249 P1
13 -27.173 0.20 32.00
14 -59.428 1.55 1.83400 37.2 34.50 0.5775 -0.00379
15 -738.311 36.00

ΔθgF=θgF-(-1.61783×10−3×νd+0.64146)
なお、表−1において実施例4の条件式(9)、(10)、(11)、(12)の上段及び下段の値は物体側から像側へ数えたときの正レンズP2の値である。
次に、本発明のリアアタッチメントレンズを主レンズ系の像側に装着し、撮影光学系として用いた一眼レフカメラ(撮像装置)の実施例を図12を用いて説明する。
同図において、30は実施例1〜4の撮影光学系21を有する撮影レンズである。撮影光学系21は保持部材である鏡筒22に保持されている。40はカメラ本体であり、撮影レンズ30からの光束を上方に反射するクイックリターンミラー23、撮影レンズ30の像形成位置に配置された焦点板24を有している。更に、焦点板24に形成された逆像を正立像に変換するペンタダハプリズム25、その正立像を拡大結像するための接眼レンズ26等を有している。27は感光面であり、受光手段(記録手段)としてのCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)や銀塩フィルムが配置される。撮影時にはクイックリターンミラー23が光路から退避して、感光面27上に撮影レンズ30によって像が形成される。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が容易である。
LM 主レンズ系、LA リアアタッチメントレンズ、P1 正レンズ

Claims (9)

  1. 主レンズ系の像側に着脱可能に装着され、前記主レンズ系の焦点距離に比べて長い方へ焦点距離を変化させるリアアタッチメントレンズにおいて、
    前記リアアタッチメントレンズは1以上の正レンズGMpを有し、前記正レンズGMpの材料のアッベ数と部分分散比差を各々νd_P、ΔθgF_P、前記正レンズGMpの焦点距離をf_P、前記リアアタッチメントレンズの焦点距離をf、(ΔθgF_P×f)/(f_P×νd_P)を比率Pとしたとき、前記1以上の正レンズGMpのうち、前記比率Pが最大となる正レンズを正レンズP1とし、
    前記正レンズP1の材料のアッベ数と部分分散比と部分分散比差を各々νd_P1、θgF_P1、ΔθgF_P1、前記正レンズP1の焦点距離をf_P1、(ΔθgF_P1×f)/(f_P1×νd_P1)を比率P_P1とするとき、前記正レンズP1は、
    −1.665×10−7×νd_P1 3+5.213×10−5×νd_P1 2−5.656×10−3×νd_P1+0.7006<θgF_P1<−1.61783×10−3×νd_P1+0.64046
    20<νd_P1<50
    1×10−4<P_P1<1×10−3
    なる条件式を満足することを特徴とするリアアタッチメントレンズ。
  2. 前記正レンズP1の材料の屈折率をNd_P1とするとき、
    1.45<Nd_P1<1.76
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のリアアタッチメントレンズ。
  3. 前記リアアタッチメントレンズは1以上の負レンズGMnを有し、前記負レンズGMnの材料のアッベ数と部分分散比差を各々νd_N、ΔθgF_N、前記負レンズGMnの焦点距離をf_N、(ΔθgF_N×f)/(f_N×νd_N)を比率Nとしたとき、前記1以上の負レンズGMnのうち、前記比率Nが最大となる負レンズを負レンズN1とし、
    前記負レンズN1の材料のアッベ数と部分分散比差を各々νd_N1、ΔθgF_N1、前記負レンズN1の焦点距離をf_N1とするとき、前記負レンズN1は、
    0<(ΔθgF_P1/(f_P1×νd_P1))/(ΔθgF_N1/(f_N1×νd_N1))<10
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のリアアタッチメントレンズ。
  4. 前記リアアタッチメントレンズ内のレンズにおいて、最も物体側のレンズの物体側の面頂点から最も像側のレンズの像側の面頂点までの距離をd0、前記リアアタッチメントレンズ内のレンズにおいて、最も物体側のレンズの物体側の面頂点から前記負レンズN1の物体側の面頂点までの距離をdN1とするとき、
    0.5<dN1/d0<1.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項3に記載のリアアタッチメントレンズ。
  5. 前記負レンズN1の材料の屈折率をNd_N1とするとき、
    10<νd_N1<30
    1.65<Nd_N1<2.30
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項3又は4に記載のリアアタッチメントレンズ。
  6. 前記リアアタッチメントレンズは前記正レンズP1以外に1以上の正レンズP2を有し、前記正レンズP2の材料のアッベ数と屈折率を各々νd_P2、Nd_P2、前記リアアタッチメントレンズ内のレンズにおいて、最も物体側のレンズの物体側の面頂点から最も像側のレンズの像側の面頂点までの距離をd0、前記リアアタッチメントレンズ内のレンズにおいて、最も物体側のレンズの物体側の面頂点から前記正レンズP2の物体側の面頂点までの距離をdP2とするとき、
    10<νd_P2<40
    1.45<Nd_P2<1.75
    0≦dP2/d0<0.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のリアアタッチメントレンズ。
  7. 前記正レンズP2の材料の部分分散比差をΔθgF_P2、前記正レンズP2の焦点距離をf_P2とするとき、前記正レンズP2は、
    −0.004<ΔθgF_P2×f/(f_P2×νd_P2)<−0.0005
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項6に記載のリアアタッチメントレンズ。
  8. 主レンズ系と、前記主レンズ系の像側に着脱可能に装着された請求項1乃至7のいずれか1項のリアアタッチメントレンズと、を有することを特徴とする撮影光学系。
  9. 請求項8の撮影光学系と前記撮影光学系によって形成された像を受光する固体撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
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