JP2011120413A - モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】溶着品質に優れ、導電線とブスバーの接続が容易でモータの小型化にも有利なモータを提供。
【解決手段】モータベース、シャフト、ロータ、ステータ、を含み、前記ステータは、複数のティースを有するコア10と、インシュレータ20を介して導電線31を巻き付けることにより形成される複数のコイル30と、ブスバーサポート40と、前記ブスバーサポート40に装着される少なくとも1つのブスバーと、を備え、前記ブスバーは複数の端子55を有し、前記ブスバーサポート40は複数の導電線支持部45を有し、前記各端子55は内側端子部と外側端子部とを有し、前記各導電線支持部45は端子受入開口部と、前記導電線を掛け渡す導電線掛止部47とを有し、前記導電線掛止部47によって前記各端子受入開口部に掛け渡される前記導電線31の部分が、前記各外側端子部と前記各内側端子部との間に配置されて前記端子55と電気的に接続されているモータ。
【選択図】図6
【解決手段】モータベース、シャフト、ロータ、ステータ、を含み、前記ステータは、複数のティースを有するコア10と、インシュレータ20を介して導電線31を巻き付けることにより形成される複数のコイル30と、ブスバーサポート40と、前記ブスバーサポート40に装着される少なくとも1つのブスバーと、を備え、前記ブスバーは複数の端子55を有し、前記ブスバーサポート40は複数の導電線支持部45を有し、前記各端子55は内側端子部と外側端子部とを有し、前記各導電線支持部45は端子受入開口部と、前記導電線を掛け渡す導電線掛止部47とを有し、前記導電線掛止部47によって前記各端子受入開口部に掛け渡される前記導電線31の部分が、前記各外側端子部と前記各内側端子部との間に配置されて前記端子55と電気的に接続されているモータ。
【選択図】図6
Description
本発明は、モータに関し、詳しくはコイルの導電線が接続されるブスバーの構造に関する。
コイルの導電線が接続されるブスバーの構造に関しては、例えば、特開2002−153003号公報がある。そこでは、巻線部の始端部及び終端部は接続部の折曲げ部に挟み込み込んだ状態で、また、巻線部の架橋線は接続部の折曲げ部に引っ掛けた状態で、それぞれ巻線部と接続部とが接続されている。
そのような接続方法としては、一般に、抵抗溶接やヒュージングなどが用いられている。例えば、端子を折り曲げてその間に導電線を挿入する。端子の外側から一対の電極で導電線を挟み込んで電流を流す。そうすることで、導電線を被覆する絶縁材が溶け、露出する導電線と端子とが溶着して接続される。ヒュージングに関しては、例えば、特開2005−229677号公報に開示されている。
特開2002−153003号公報
特開2005−229677号公報
ところが、このような接続方法を用いる場合、一対の電極で端子の接続部位を挟み込む必要があるため、様々な制約を受けていた。例えば、モータの回転軸と直交する方向(横方向)から電極を押し付けて端子の接続部位を挟み込む場合、従来のブスバーホルダを組み付ける方法では、接続後も端子の接続部位の高さ分だけモータの回転軸の方向(縦方向)のスペースが必要になるため、モータの小型化を図るうえで問題となる。
また、その縦方向から電極を押し付けて端子の接続部位を挟み込む場合、接続後には端子の接続部位が圧着されるため、縦方向の高さを低くできるが、その代わりに別の問題が発生する。例えば、端子の両側から電極で挟み込むダイレクトスポット溶接を行う場合には、電極のスペースを確保するために、モータのコアに電極の挿入が可能な貫通孔を形成する必要が生じる。端子の片側から電極で挟み込むインダイレクトスポット溶接を行う場合には、樹脂製のブスバーホルダで両電極の荷重を受け止める必要がある。
前者の場合、コアに貫通孔を形成することにより発生する磁束量が減少するため、高効率化を図るうえで障害となる。また、後者の場合、溶着時にブスバーホルダに大きな荷重が加わるし、端子等で発生する熱がブスバーホルダに伝わり易くなる。そのため、ブスバーホルダに強度や耐熱性に優れた素材や構造が求められ、コストアップを招いてしまう。例えば、導電線の線径が0.8mmを超えるような大きさになると600℃以上の耐熱性が求められるため、汎用品での対応は困難となる。
また、導電線をブスバーの端子に引っ掛けて接続する場合、導電線に引っ張られて端子に張力が作用するため、溶着品質が損なわれるおそれがある。
本発明の目的は、溶着品質に優れ、導電線とブスバーの接続が容易でモータの小型化にも有利なモータを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明では、ブスバーを装着するブスバーサポートとインシュレータとを一体に設け、ブスバーサポートの構造を工夫したうえで、横方向から電極を押し付けて導電線と端子とが接続できるようにした。
具体的には、本発明のモータは、モータベースと、前記モータベースに回転自在に支持されるシャフトと、前記シャフトと同軸に固定されるロータと、前記ロータと間隙を介して対向する前記モータベースに配置されるステータと、を含み、前記ステータは、前記シャフトの周りに放射状に位置する複数のティースを有するコアと、前記コアに装着される絶縁性のインシュレータと、前記複数のティースのそれぞれに、前記インシュレータを介して導電線を巻き付けることにより形成される複数のコイルと、ブスバーサポートと、前記ブスバーサポートに装着される少なくとも1つのブスバーと、を備え、前記ブスバーは、前記導電線に接続される複数の端子を有し、前記ブスバーサポートは、前記複数の端子ごとに設けられる複数の導電線支持部を有し、前記各端子は、略U字状に形成され、前記シャフトと略同じ方向に延びる内側端子部と、前記内側端子部に対し、前記シャフトの半径方向における外側に位置する外側端子部と、を有し、前記各導電線支持部は、少なくとも前記シャフトの半径方向に開口し、前記外側端子部を受け入れる端子受入開口部と、前記導電線が前記シャフトの軸方向における前記端子受入開口部の中間部分を通るように、前記導電線を掛け渡す導電線掛止部と、を有し、前記導電線掛止部によって前記各端子受入開口部に掛け渡される前記導電線の部分が、前記各外側端子部と前記各内側端子部との間に配置されて前記端子と電気的に接続されている。
シャフトと略同じ方向に延びる内側端子部と、これの外側に位置する外側端子部との間に導電線が配置されているので、端子と導電線とを接続する際には、一対の電極を横方向から端子に直接押し付けることができる。従って、縦方向から接続する場合に生じる問題を回避することができ、容易に導電線と端子とを電気的に接続することができる。
接続される導電線の部分は導電線掛止部に掛け止められているので、導電線に端子が引っ張られない。従って、端子への負荷を軽減した状態で溶着することができ、溶着品質を向上させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、溶着品質に優れ、導電線とブスバーの端子との接続が容易なモータを提供することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限するものではない。
図1に、本実施形態のモータを示す。このモータは、ブラシレスモータであり、モータベース1やモータベース1にベアリング2,2を介して回転自在に支持されるシャフト3、シャフト3と同軸に固定される厚みの薄い有底円筒状のロータ4、ロータ4の内側に位置して、ロータ4と僅かな間隙を介して対向するようにモータベース1に配置される、厚みの薄い円柱形状のステータ5などで構成されている。
モータベース1には、ステータ5と対向するように、ECUなどの電装部品6が装着されている。ステータ5の外周面と対向するロータ4の内周面には、ステータ5との協働により、ロータ4を回転軸A周りに回転させる複数のマグネット7,7,…が固定されている。なお、回転軸Aはシャフト3の中心線と一致し、以降に示す軸方向や周方向、半径方向等の方向は、特に言及しない限り、各部材を組み付けた状態でのシャフト3や回転軸Aに対するものとする。また、上下の方向についても、同様に、モータベース1側を上、ロータ4側を下とする。
図2に示すように、ステータ5は、コア10やインシュレータ20、コイル30、ブスバーサポート40、ブスバー50などで構成されている。
具体的には、図3に示すように、コア10は、所定形状の金属板を積層した積層体からなり、円環状のコアベース11と、モータベース1に組み付けたとき、シャフト3の周りに放射状に位置する複数(本実施形態では15個)のティース12,12,…とを有している。各ティース12は、コアベース11から半径方向外側に延びるティース基部12aと、ティース基部12aの先端部の両側から周方向に張り出すティース鍔部12bと、を有し、軸方向の断面が略T字状に形成されている。コアベース11には、周方向に所定間隔で軸方向に貫通する長孔13(嵌合部)が3箇所形成されている。コア10には、その外面を覆うようにインシュレータ20が装着されている。
図4に示すように、インシュレータ20は、絶縁性を有する樹脂の射出成形品であり、一対の半インシュレータ体21,21で構成されている。半インシュレータ体21は、それぞれコア10に対して軸方向から突き合わせて装着される。インシュレータ20は、コアベース11に対応して形成された円筒状のインシュレータ基部20aと、ティース12に対応して形成され、インシュレータ基部20aの外周面から放射状に延びる複数のインシュレータ延出部20b,20b,…とを有し、コアベース11の外側部分やティース基部12a、ティース鍔部12bの内側部分などを覆うように形成されている。インシュレータ基部20aの上端部には、周方向に沿って等間隔で複数の爪部22,22,…が設けられている。各爪部22は、そこから中心側に向かって突出している。
各ティース12には、インシュレータ20を介して複数のコイル30,30,…が形成されている。本実施形態の複数のコイル30,30,…は、一本の導電線31を巻き付けることによって形成されている。従って、作業工数が削減でき、生産性に優れる。例えば、巻始めとなる所定のティース12に所定回数導電線31を巻き付けてコイル30を形成した後、そのティース12に隣接するティース12に連続して所定回数導電線31を巻き付けてコイル30を形成する。この操作を繰り返し行って全てのティース12にコイル30を形成する。
各コイル30の巻き方向は、ティース12を周方向から見て、時計回りあるいは半時計回りのいずれでもよいが、コイル30とコイル30との間を渡る渡り線31aの部分が交差せず、短絡を防止できる点でいずれか一方向に統一するのが好ましい。なお、渡り線31aの部分は、ブスバーサポート40の導電線支持部45に支持されるが、これについては後述する。
ブスバーサポート40は、ブスバー50を支持固定するためにインシュレータ20と一体に設けられ、軸方向の高さ寸法が大きくならないように工夫されている。従って、従来のブスバーホルダのように、軸方向に組み付けスペースを確保する必要が無くなり、モータの小型化に有利となっている。
本実施形態のブスバーサポート40はインシュレータ20と別々に形成されていて、両者をコア10に装着することによって一体化するように構成されている。このようにインシュレータ20とブスバーサポート40とを別々に形成することでコスト低減や生産性の向上を図ることができる。すなわち、インシュレータ20は、コア10とコイル30とが絶縁できればよいため、厚みは薄くてよい。一方、ブスバーサポート40は、ブスバー50を支持する必要があるため、ある程度の厚みが必要である。従って、両者を別々に形成することで、それぞれ、適切な肉厚に形成し易くなり、材料コストが低減でき、成型が容易になって生産性にも有利となる。
図3に示したように、ブスバーサポート40は、絶縁性を有する円環形状をした樹脂の射出成形品である。ブスバーサポート40の下面には、コアベース11に形成された長孔13に対応して長突起41(被嵌合部)が軸方向に3箇所突出している。ブスバーサポート40は、その下面側からコア10に組み付け、各長突起41を各長孔13に嵌合した状態でコア10に装着される。そうすることで、ブスバーサポート40は、コア10に対して周方向及び半径方向に位置決めされる。
図4に示したように、ブスバーサポート40を装着したコア10に対し、半インシュレータ体21,21がそれぞれ組み付けられる。コア10に装着されたブスバーサポート40は、インシュレータ基部20aの内側に嵌合し、ブスバーサポート40とインシュレータ20とが一体化する。
このとき、インシュレータ基部20aの上端に形成された複数の爪部22,22,…の下部は、ブスバーサポート40の上面に当接するように設定されている(図6参照)。これにより、ブスバーサポート40は軸方向に位置決めされ、抜け外れが防止される。ブスバーサポート40の上面には、ブスバー50を支持して導電線31との結線が簡単にできるように、様々な構造が設けられているが、その詳細については後述する。
図4や図5に示すように、本実施形態のブスバー50は、第1ブスバー50A、第2ブスバー50B、第3ブスバー50Cからなる複数のブスバー50で構成されている。つまり、このモータではステータ5にU、V、Wの3相の電流が供給される(3相交流モータ)。各ブスバー50は、電気伝導性に優れた金属のプレス加工品からなり、周方向に延びる優弧状の本体部54と、この本体部54と一体に設けられる複数(本実施形態では5個)の端子55と、接続片56とを有している。各本体部54はブスバーサポート40に装着され、各接続片56は電装部品6に接続され、各端子55は各コイル30から導出される導電線31に接続される。
各ブスバー50の各端子55は、周方向の所定位置に設けられていて、略U字状に形成されている。詳しくは、各端子55は、本体部54から半径方向を外側に延びる延出端子部55aと、延出端子部55aの先端から略軸方向に延びる内側端子部55bと、内側端子部55bの先端から半径方向を外側へ延びて内側端子部55b側にU字状に曲り、内側端子部55bと傾斜して対向する外側端子部55cとを有している(図7,8参照)。
各ブスバー50の本体部54は、曲率半径が異なっており、第1ブスバー50Aの本体部54a、第2ブスバー50Bの本体部54b、第3ブスバー50Cの本体部54cの順に曲率半径が大きくなっている。これら各ブスバー50の本体部54は、それぞれ、ブスバーサポート40の上面に、半径方向を内外に重なるように配置される。
図6に示すように、ブスバーサポート40の上面における、互いに隣接する2つの本体部54,54の間の部分には、これら本体部54,54を位置決めする絶縁性の突出壁部42(本体支持部)が所定箇所に複数設けられている。各本体部54は、突出壁部42の間に圧入される。これにより、各本体部54は、ブスバーサポート40に位置決めされた状態で固定され、互いに接触することが防止される。
更に、本実施形態では、ブスバーサポート40に、突出壁部42への侵入を許し、脱出を許さないスナップフィット43(抜け止め防止部)が設けられている。これにより、各本体部54は、抜け止めが防止され、軸方向に安定して固定される。
図5に示したように、各ブスバー50をブスバーサポート40に装着した状態では、半径方向における回転軸Aの中心と各内側端子部55bの内周面との間の距離rは略同一に設定されている。これにより、後述するように結線が容易なる。また、ブスバー50の延出端子部55aは内側に位置するほど長くなり、内側のブスバー50の延出端子部55aが外側に位置する他のブスバー50の本体部54を跨ぐ場合がある。
そこで、そのような延出端子部55a(高架延出端子部57)については、図6に示したように、ブスバーサポート40におけるその高架延出端子部57の下側の部分に、高架延出端子部57の下面を支持する突起部44(短絡防止部)が設けられている。これにより、高架延出端子部57とその下側を横切る本体部54との接触を安定して防ぐことができる。
ブスバーサポート40の上面の外周部分には、各ブスバー50の各端子55ごとに複数(本実施形態では15個)の導電線支持部45,45,…が設けられている。これら導電線支持部45は、互いに隣接する2つのティース12の間の部分(15箇所ある)にそれぞれ位置している(図5参照)。
図7に示すように、各導電線支持部45は、軸方向の上端側と半径方向とが開口する端子受入開口部46と、導電線31を掛け渡す導電線掛止部47とを有している。
導電線掛止部47は、端子受入開口部46の周方向の両側に立設される一対の柱状突起で構成されている。導電線掛止部47には、コイル30間を渡る渡り線31aの部分が掛け渡される。導電線掛止部47に掛け渡される導電線31は、端子受入開口部46の軸方向における中間部分を通り、端子受入開口部46の空間に浮いた状態で保持される。
各ブスバー50をブスバーサポート40に装着した状態では、各端子55の外側端子部55cは端子受入開口部46に入り込む。端子受入開口部46を区画する下側の内壁面46aには、各延出端子部55aを半径方向に沿って受け入れる溝48が形成されている。従って、各端子55は、各端子受入開口部46の所定位置に位置決めされる。また、突出壁部42や突起部44との協働により、各ブスバー50どうしの接触を防いで各ブスバー50を安定してブスバーサポート40に固定することができる。
そして、端子受入開口部46の空間に浮いた状態で保持されている渡り線31aの部分は、各端子55における内側端子部55bと外側端子部55cとの間に挟まれるように配置される。これにより、接続作業が容易になり、溶着品質を向上させることができる。
図8に示すように、接続時には、各端子55に対し、半径方向(横方向)の内外からそれぞれ第1電極100a及び第2電極100bを直接押し付けてヒュージングを行うことができる。具体的には、各部材を装着してコアアッセンブリを形成し、そのコアアッセンブリを回転軸A周りに回転自在な状態で所定のヒュージング処理装置に取り付ける。
同図の(a)に示すように、いずれかの端子55の内側端子部55bの内周面に近接して第1電極100aを配置する。第1電極100aは固定してあってもよい。第2電極100bは外側端子部55cよりも半径方向外側に配置する。
そうして、第2電極100bを第1電極100aに近づけて外側端子部55cを内側端子部55bに押し付け、外側端子部55cと内側端子部55bと導電線31とを圧着させる。その状態で両電極100a,100bに電流を流し熱を発生させる。その熱を利用して導電線31を被覆する絶縁材を溶解させ、同図の(b)に示すように、端子55と導電線31とを溶着させる。
本実施形態では、各端子55の内側端子部55bの内周面は回転軸Aの中心から略一定の距離に配置されているので、コアアッセンブリを回転させながら各電極100a,100bを近づけたり離したりする接離操作するだけで、全ての端子55を連続して簡単に接続することができる。
各導電線支持部45は、互いに隣接する2つのティース12,12の間の部分にそれぞれ位置しているので、各電極100a,100bを接離操作する際、コイル30と第2電極100bとの接触を防ぐことができる。
更に、導電線31の各端子55と接続される部分は、導電線掛止部47によって支持されているので、各端子55は導電線31によって引っ張られることなく、溶着させることができる。従って、各端子55には張力が作用しないため、溶着品質を向上させることができ、耐久性に優れたモータを実現できる。
導電線31の巻始めの端部及び巻終わりの端部についても、渡り線31aと同様にして接続することができる。すなわち、各端部は、導電線掛止部47に引っ掛けた後、端子受入開口部46側に曲げる。そうして、各端部を内側端子部55bと外側端子部55cとの間に挟んだ状態で配置させる。後は、先の渡り線31aの部分と同様に処理すれば、各端部を束ねた状態で各端子55と接続することができる。
なお、本発明にかかるモータは、前記の実施の形態に限定されず、それ以外の種々の構成をも包含する。
例えば、コア10は複数の要素コアを連結して構成される分割コアであってもよい。導電線31が複数本用いられる場合であっても、上述したように、導電線31の端部を束ねて接続できる。
図9に示すように、ブスバーサポート40は半インシュレータ体21と一体に成形してあってもよい。この場合、組み付け工数が減る分、作業性に優れる。
本発明のモータは、エンジンのクーリングファン用モータ等、車載モータの利用に適している。
1 モータベース
3 シャフト
4 ロータ
5 ステータ
10 コア
12 ティース
20 インシュレータ
30 コイル
31 導電線
40 ブスバーサポート
45 導電線支持部
46 端子受入開口部
47 導電線掛止部
50 ブスバー
55 端子
55b 内側端子部
55c 外側端子部
3 シャフト
4 ロータ
5 ステータ
10 コア
12 ティース
20 インシュレータ
30 コイル
31 導電線
40 ブスバーサポート
45 導電線支持部
46 端子受入開口部
47 導電線掛止部
50 ブスバー
55 端子
55b 内側端子部
55c 外側端子部
Claims (11)
- モータベースと、
前記モータベースに回転自在に支持されるシャフトと、
前記シャフトと同軸に固定されるロータと、
前記ロータと間隙を介して対向する前記モータベースに配置されるステータと、
を含み、
前記ステータは、
前記シャフトの周りに放射状に位置する複数のティースを有するコアと、
前記コアに装着される絶縁性のインシュレータと、
前記複数のティースのそれぞれに、前記インシュレータを介して導電線を巻き付けることにより形成される複数のコイルと、
ブスバーサポートと、
前記ブスバーサポートに装着される少なくとも1つのブスバーと、
を備え、
前記ブスバーは、前記導電線に接続される複数の端子を有し、
前記ブスバーサポートは、前記複数の端子ごとに設けられる複数の導電線支持部を有し、
前記各端子は、略U字状に形成され、
前記シャフトと略同じ方向に延びる内側端子部と、
前記内側端子部に対し、前記シャフトの半径方向における外側に位置する外側端子部と、
を有し、
前記各導電線支持部は、
少なくとも前記シャフトの半径方向に開口し、前記外側端子部を受け入れる端子受入開口部と、
前記導電線が前記シャフトの軸方向における前記端子受入開口部の中間部分を通るように、前記導電線を掛け渡す導電線掛止部と、
を有し、
前記導電線掛止部によって前記各端子受入開口部に掛け渡される前記導電線の部分が、前記各外側端子部と前記各内側端子部との間に配置されて前記端子と電気的に接続されているモータ。 - 請求項1に記載のモータにおいて、
前記ブスバーサポートが、前記インシュレータと一体に設けられているモータ。 - 請求項1又は請求項2に記載のモータにおいて、
前記シャフトの半径方向における、前記シャフトの中心と前記各内側端子部の内周面との間の距離が略同一であるモータ。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載のモータにおいて、
前記複数のコイルが、1本の導電線を巻き付けることによって形成されており、
前記導電線のうち、互いに隣接する2つの前記コイルの間を渡る部分が前記各端子受入開口部に掛け渡されているモータ。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のモータにおいて、
前記各導電線支持部が、互いに隣接する2つの前記ティースの間に位置しているモータ。 - 請求項3〜請求項5のいずれか1つに記載のモータにおいて、
前記ブスバーが、複数のブスバーで構成され、
前記複数のブスバーのそれぞれは、前記複数の端子と一体に設けられて前記シャフトの周方向に延びる本体部を有し、
前記複数のブスバーのそれぞれの本体部は、前記シャフトの半径方向において重なるように配置され、
互いに隣接する2つの前記本体部の間の部分に、これらを位置決めする絶縁性の本体支持部が設けられているモータ。 - 請求項6に記載のモータにおいて、
前記複数の端子のそれぞれは、前記本体部と前記内側端子部とに連なって、前記シャフトの半径方向に延びる延出端子部を有し、
前記延出端子部は、前記本体部を跨ぐ高架延出端子部を含み、
前記高架延出端子部の下側に、該高架延出端子部の下部を支持する絶縁性の短絡防止部が設けられているモータ。 - 請求項7に記載のモータにおいて、
前記各端子受入開口部を区画する内壁面に、前記各延出端子部を前記シャフトの半径方向に沿って受け入れる溝が形成されているモータ。 - 請求項1〜請求項8のいずれか1つに記載のモータにおいて、
前記インシュレータと前記ブスバーサポートとは別々に形成され、両者を組み合わせることにより一体に設けられているモータ。 - 請求項9に記載のモータにおいて、
前記コアが、少なくとも1つの嵌合部を有し、
前記ブスバーサポートが、前記シャフトの軸方向に前記嵌合部と嵌合する被嵌合部を有しているモータ。 - 請求項10に記載のモータにおいて、
前記インシュレータが、前記シャフトの半径方向における外側から中心側に向かって突出する複数の爪部を有し、
前記複数の爪部の下部が、前記コアとともに前記インシュレータに組み合わされた前記ブスバーサポートに当接しているモータ。
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