JP2011119405A - シリコンウェーハ研磨用研磨剤およびシリコンウェーハの研磨方法 - Google Patents

シリコンウェーハ研磨用研磨剤およびシリコンウェーハの研磨方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011119405A
JP2011119405A JP2009274770A JP2009274770A JP2011119405A JP 2011119405 A JP2011119405 A JP 2011119405A JP 2009274770 A JP2009274770 A JP 2009274770A JP 2009274770 A JP2009274770 A JP 2009274770A JP 2011119405 A JP2011119405 A JP 2011119405A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
silicon wafer
abrasive
silica
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009274770A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5321430B2 (ja
Inventor
Hiromasa Hashimoto
浩昌 橋本
Makoto Kobayashi
誠 小林
Takashi Araya
崇 荒谷
Koji Morita
幸治 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Handotai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Handotai Co Ltd filed Critical Shin Etsu Handotai Co Ltd
Priority to JP2009274770A priority Critical patent/JP5321430B2/ja
Publication of JP2011119405A publication Critical patent/JP2011119405A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5321430B2 publication Critical patent/JP5321430B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

【課題】シリコンウェーハ表面のヘイズを向上させ、かつ、特にシリコンウェーハの鏡面加工工程の生産性を悪化させないシリコンウェーハ研磨用の研磨剤と、それを用いたシリコンウェーハの研磨方法を提供する。
【解決手段】少なくとも、アルカリ性シリカと、水溶性高分子と、環状有機化合物とを含むシリコンウェーハ研磨用研磨剤であって、前記環状有機化合物は、水溶性、分子量が80以上500未満、環構造を形成している原子として少なくとも酸素原子を2ケ以上含み、かつ前記アルカリ性シリカの固形分に対して0.1重量%以上500重量%以下添加されたものであることを特徴とするシリコンウェーハ研磨用研磨剤。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体の製造工程でのシリコンウェーハの主に鏡面研磨に使用される研磨剤と、それを用いたシリコンウェーハの研磨方法に関する。
近年、電子デバイスの高集積化に伴い、基板であるシリコンウェーハには光リソグラフィによるより微細な加工が行われる。このとき、最小線幅は32nm以下にまでなり、微細化が日々進んでいる。そのため、シリコンウェーハ表面上に、少なくとも32nm程度の径のパーティクルがあると電子デバイスの製造歩留りの低下を招く。
したがって、製造歩留りを安定させるためには、シリコンウェーハ表面の32nm程度の径のパーティクル検査が必要となる。
通常、パーティクルを検出するためには、レーザー光を鏡面加工されたシリコンウェーハ表面に照射し、散乱光を検出することでパーティクルを高速で測定しているが、直径32nmのような微小なパーティクルを精度良く検出するには、ウェーハ表面の粗さをより小さくし、S/N比を向上させなければならない。
このパーティクル測定時のS/N比に直接関連しているパラメーターとして「ヘイズ」と呼ばれている数値がある。これは、鏡面加工されたシリコンウェーハ表面に垂直にレーザー光を照射し、入射光軸を囲む位置に置かれた検出器が乱反射された光量を測定し、入射レーザー光の光量との比として算出される。このヘイズ値をより小さくすることが、直径32nm以下のパーティクルを精度良く検出するためには重要となる。
鏡面加工されたシリコンウェーハのヘイズは、表面加工工程の最終鏡面加工工程で決定される。
その際、使用される一般的な研磨装置は、例えば図2に示すように、仕上げ研磨布14が貼り付けられた研磨定盤13と、仕上げ研磨剤供給機構16と、研磨ヘッド12等から構成されている。
このような研磨装置11では、研磨ヘッド12でワーク(シリコンウェーハ)Wを保持し、仕上げ研磨剤供給機構16から仕上げ研磨布14上に仕上げ研磨剤15を供給するとともに、研磨定盤13と研磨ヘッド12をそれぞれ回転させて、図示していない圧力調整機構により加圧流体を研磨ヘッド12に供給し、ワークWの表面を仕上げ研磨布14に押圧、摺接させることにより研磨を行う。
この最終鏡面加工工程では、シリコンウェーハに直接接触する部材として、仕上げ研磨布14と仕上げ研磨剤15があり、どちらもヘイズには大きな影響を与える。
従来、仕上げ研磨布14には、軟質人造皮革等が使用され、仕上げ研磨剤15には、pH8〜12のアルカリ性コロイダルシリカ又は水に分散させたシリカパウダーの研磨液が使用されてきた。そして、この研磨液とシリコンウェーハがメカノケミカル作用を起こすことによって仕上げ研磨が進行するものである。
ここで、特許文献1には、ヘイズを良くする研磨剤として、平均粒径7〜10nmのアルカリ性コロイダルシリカにHLB値13以上20未満のノニオン界面活性剤をシリカ固形分に対して1ppmから1重量%添加した研磨剤が開示されている。
また、特許文献2には、二酸化ケイ素、水、水溶性高分子化合物、塩基性化合物、アルコール性水酸基を1〜10個有する化合物を含む研磨用組成物が開示されている。
特開平4−291722号公報 特開平11−116942号公報
しかしながら、ノニオン界面活性剤を含有する研磨組成物を使用すると、研磨中に発泡が起こり、短時間内で十分な研磨速度が得られず、ヘイズが不安定になり、生産性の低下を引き起こしていた。
また、アルコール性水酸基を含む化合物を含有する研磨用組成物では、微細化が進んだ電子デバイス用のシリコンウェーハ表面のヘイズに関する要求を満足させることはできなかった。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、シリコンウェーハ表面のヘイズを向上させ、かつ、特にシリコンウェーハの鏡面加工工程の生産性を悪化させないシリコンウェーハ研磨用の研磨剤と、それを用いたシリコンウェーハの研磨方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明では、少なくとも、アルカリ性シリカと、水溶性高分子と、環状有機化合物とを含むシリコンウェーハ研磨用研磨剤であって、前記環状有機化合物は、水溶性、分子量が80以上500未満、環構造を形成している原子として少なくとも酸素原子を2ケ以上含み、かつ前記アルカリ性シリカの固形分に対して0.1重量%以上500重量%以下添加されたものであることを特徴とするシリコンウェーハ研磨用研磨剤を提供する。
このように、アルカリ性シリカと、水溶性高分子と、水溶性で分子量が80以上500未満、環構造を形成している原子として少なくとも酸素原子を2ケ以上含み、アルカリ性シリカの固形分に対して0.1重量%以上500重量%以下添加された環状有機化合物とを少なくとも含むシリコンウェーハ研磨用研磨剤とすると、添加された環状有機化合物によってシリカ同士のシロキサン結合が抑制され、二次粒子凝集が抑制されたものとすることができる。すなわち、アルカリ性シリカの二次粒子径が小さく、シリコンウェーハの研磨に用いた際に、シリコンウェーハ表面の表面粗さを従来に比べて小さくすることができる。従って、ヘイズを向上させることができ、32nm程度の径のパーティクルの検出を高精度に問題なく行うことができる。
また、鎖状の親水基を持った化合物ではなく水溶性の環状有機化合物のため、界面活性が小さく、ノニオン界面活性剤を含有する場合のように短時間の内に十分な研磨速度が得られず、ヘイズが不安定になり、生産性が低下する等の問題が発生することがなく、研磨工程の生産性を高いものとすることができる。
また、水溶性高分子を含有していることにより、表面がエッチングされることを抑制でき、ヘイズの悪化を防ぐことができる。
そして、水溶性、分子量が80以上500未満、環構造を形成している原子として少なくとも酸素原子を2ケ以上含む環状有機化合物あれば、シリカ中の珪素原子と直接結合するのに適し、シリカの二次凝集の抑制に好適である。
更に、アルカリ性シリカの固形分に対して0.1重量%以上500重量%以下添加されたことにより、効率よくシリカの二次凝集を抑制できる。なお、添加量が0.1重量%未満の場合、添加量が少なすぎ、二次凝集の抑制がほとんど無い。また、500重量%より多い場合、前記環状有機化合物の添加がコスト増になるだけで添加量に対する二次凝集抑制の効果が小さい。
ここで、前記環状有機化合物は、分子量80以上500未満のクラウンエーテルであることが好ましい。
このように、分子量80以上500未満のクラウンエーテルは、シリカ中の珪素原子と直接結合するのに非常に適しており、シリカの二次凝集をより抑制することができ、ヘイズの改善に非常に好適である。
また、前記シリコンウェーハ研磨用研磨剤は、前記アルカリ性シリカとして、一次粒子径が5〜55nm、pH9〜12のアルカリ性シリカを、0.01重量%以上20重量%以下含むことが好ましい。
シリカは、小さいほど液中で会合した凝集粒子数が増える傾向にあるが、5nm以上であれば、凝集粒子数を少なくできる。また55nm以下であれば、粒子径が過大なことに起因してシリコンウェーハ表面のヘイズレベルが悪化するのを防止することができる。そしてシリコンウェーハ表面におけるスクラッチの発生や表面粗さの増大も防止することができる。
そして、含有量を0.01重量%以上とすれば、含有量が過少なことに起因して研磨速度が極端に小さくなるのを防止することができる。また、含有量を20重量%以下とすれば、含有量が過剰なことに起因して研磨用組成物の粘度が過度に増大するのを防止することができる。
そして、前記シリコンウェーハ研磨用研磨剤は、前記水溶性高分子として、分子量500以上の水溶性高分子を、0.01重量%以上10重量%以下含むことが好ましい。
このように、水溶性高分子の分子量を500以上とすることによって、表面保護効果が十分に発揮され、添加量を必要以上に多くすることを防ぐことができ、高分子の添加量を増やすことによって粘度が増してシリカ粒子がゲル化する危険を抑制できる。
また0.01重量%以上添加することによって表面保護効果が発揮され、10重量%以下とすることによって、添加量が必要以上に大きくなることを防止することができる。
また、本発明では、本発明に記載のシリコンウェーハ研磨用研磨剤を用いてシリコンウェーハの研磨を行うことを特徴とするシリコンウェーハの研磨方法を提供する。
本発明のシリコンウェーハ研磨用研磨剤は、シリカ同士のシロキサン結合が抑制され、二次粒子凝集が抑制されたものである。従って、このような研磨剤を用いてシリコンウェーハの研磨を行う事によって、シリコンウェーハ表面の表面粗さを従来に比べて小さくすることができ、ヘイズを従来に比べて向上させることができる。よって32nm程度の径のパーティクルを精度良く検出することができ、製造歩留りの安定に効果的である。特に本発明は、仕上げ研磨に非常に好適である。
以上説明したように、珪素と直接結合可能な環状有機化合物を添加することで、シリカ同士のシロキサン結合を防止し、シリカの二次粒子凝集を従来より防ぐことができ、二次粒子径を小さくしたシリコンウェーハ研磨用研磨剤を提供することができる。そしてこのようなシリコンウェーハ研磨用研磨剤を用いると、表面のヘイズ値が向上し、かつ、生産性を悪化させないでシリコンウェーハの鏡面加工を行うことができる。
シリカ固形分に対する各種添加剤の添加量と、添加後の50%粒径を添加前の50%粒径で割った数値との関係を示したグラフである。 研磨装置の概略の一例を示した図である。 洗浄装置の概略の一例を示した図である。
以下、本発明についてより具体的に説明する。
従来の研磨剤を使用した場合、微細化が進んだ電子デバイス用のシリコンウェーハ表面のヘイズに関する要求を満足させることができないという問題があった。また、ヘイズを向上させることはできても、鏡面加工工程の生産性を悪化させてしまうという問題があった。
ここで、研磨剤中では、シリカ粒子は二次粒子としても存在しているため、この二次粒子の粒径を小さくすることがヘイズを向上させるには重要である。
そのため、本発明者らは、シリカ二次粒子を小さくする、すなわち液中でのシリカの分散性を向上させる添加剤について以下のような検討を行った。
市販のゾルゲル法で製造された、一次粒子径35nm、二次粒子径70nm、会合度2の高純度コロイダルシリカを使用し、シリカ固形分が3重量%になるように超純水で希釈した。
この研磨剤に、後述する表1に示す物質をシリカの二次凝集を防ぐための添加剤として、シリカ固形分に対して0.1〜500重量%と添加量を変えて添加した。
なお、添加剤のひとつであるαシクロデキストリン、γシクロデキストリンについては、水に対する溶解度の問題で、シリカ固形分に対して最大150%の添加量とした。
Figure 2011119405
そして、添加剤を加えた研磨剤に、分子量2000のポリビニルアルコールを0.5重量%添加し、最後に研磨速度を上げるため、pHが10になるように28%高純度アンモニア水を加えた。なお、この水溶性高分子の添加がシリカ二次粒子径分布に影響を与えないことを、予め粒度分布測定機で確認した。
十分に攪拌後、各添加量でのシリカ二次粒子径をBECKMANCOULTER社製の「DelsaNano」を使用し、動的光散乱法で測定した。
その結果を図1に示した。図1はシリカ固形分に対する各種添加剤の添加量と、添加後の50%粒径を添加前の50%粒径で割った数値との関係を示したグラフである。横軸はシリカ固形分に対する添加した添加剤の重量%である。縦軸は50%粒径比(添加剤添加後のシリカ二次粒子の50%粒径を添加剤を加える前のシリカ二次粒子の50%粒径で割った値)で、この値が小さいほど添加剤の効果が大きいことを示すものである。
上述の特許文献1に開示された添加剤である、HLB値13以上20未満のノニオン界面活性剤として、HLB値14のポリオキシアルキレンアルキルエーテルを添加したところ、図1に示すように、シリカ固形分に対して添加した量が15%以上で50%粒径比が0.65〜0.70付近で一定となった。
そこで、シリカ固形分に対してポリオキシアルキレンアルキルエーテル(HLB値14)を20重量%添加し、続いて分子量2000のポリビニルアルコールを全体の0.5重量%添加し、pHが10になるように28%高純度アンモニア水を加えて研磨剤を作製した。
この研磨剤を使用して実際のシリコンウェーハの研磨を行ったところ、ヘイズは添加剤未添加の研磨剤と比較して改善されたが、研磨中に発泡が起こり、短時間内に十分な研磨速度が得られず、ヘイズは不安定になり、生産性の低下を引き起こした。
これは、ポリアルキレンオキサイドのような親水基とアルキル基のような疎水基を分子内に持つノニオン界面活性剤の場合、親水性であるポリアルキレンオキサイドがシリカ粒子に巻き付き、シリカ二次粒子同士の会合を阻害していると考えられるが、界面活性を有するため、発泡し易いと思われる。よって、ヘイズ改善用の研磨剤の添加剤として、ノニオン界面活性剤は適していないことが判った。
次に、特許文献2に開示された添加剤である、エタノールを添加した。
すると、図1に示すように、シリカ固形分に対して添加した量が150%以上で50%粒径比が0.75〜0.80となった。
そこで、エタノールをシリカ固形分に対して150重量%添加し、続いて分子量2000のポリビニルアルコールを全体の0.5%添加し、pHが10になるように28%高純度アンモニア水を加え、研磨剤を作製した。この研磨剤を使用し、実際のシリコンウェーハの研磨を行った。ヘイズはエタノール未添加の研磨剤と比較して、ほとんど変わらなかった。
次に、ノニオン界面活性剤の起泡性を改善するため、疎水基であるアルキル基を除いたエチレンオキサイド部分である、分子量600の鎖状のポリエチレングリコール(PEG600)を添加して、粒度分布を測定した。
その結果、図1に示すように、シリカ固形分に対して添加した量が29%〜74%で50%粒径比が最も小さくなり0.60となった。
そこで、分子量600の鎖状のポリエチレングリコールをシリカ固形分に対して50重量%添加し、続いて分子量2000のポリビニルアルコールを全体の0.5重量%添加し、pHが10になるように28%高純度アンモニア水を加え、研磨剤を作製した。
この研磨剤を使用して実際のシリコンウェーハの研磨を行ったところ、ヘイズは添加剤未添加の研磨剤と比較してやや改善され、研磨中に発泡は起らず、通常研磨時間でヘイズは安定した。しかしながら、ヘイズの改善量は十分ではなかった。そしてこのウェーハでは、32nm程度のパーティクルを検出することができなかった。
そこで、鎖状の親水基を持った化合物ではなく、環状の有機化合物で界面活性が小さい、水溶性のアルコール類、クラウンエーテル類、糖類を添加剤として検討した。
実際に評価を行った有機化合物は、環構造を形成している原子数順で、環形成原子数5、環形成原子に含まれている酸素原子数0、分子量86のシクロペンタノール、環形成原子数12、環形成原子に含まれている酸素原子数4、分子量176の12クラウン4エーテル、環形成原子数15、環形成原子に含まれている酸素原子数5、分子量220の15クラウン5エーテル、環形成原子数18、環形成原子に含まれている酸素原子数6、分子量264の18クラウン6エーテル、環形成原子数30、環形成原子に含まれている酸素原子数12、分子量973のαシクロデキストリン、環形成原子数40、環形成原子に含まれている酸素原子数16、分子量1297のγシクロデキストリンの6種類の環状の有機化合物を準備・添加し、粒度分布を測定した。
その結果、効果があったのは、クラウンエーテル類で、最も効果があったのは、18クラウン6エーテルで、シリカ固形分に対して添加した量が15%以上で50%粒径比が0.55〜0.60付近で一定となった。
その次に効果があったのは、15クラウン5エーテルで、シリカ固形分に対して添加した量が29%〜250%で50%粒径比が最も小さくなり、約0.60となった。その次に効果があったのは、12クラウン4エーテルで、シリカ固形分に対して添加した量が150%〜250%で50%粒径比が最も小さくなり、0.60〜0.65となった。
これに対し、環状のアルコールであるシクロペンタノールの場合では、シリカ固形分に対して添加した量が150%以上で50%粒径比が0.65〜0.70となり、エタノールの0.75〜0.80よりも効果があった。
0.80よりも効果があった。
また、環状の糖類である、αシクロデキストリンやγシクロデキストリンについては、効果は観察されなかった。
最も改善効果の大きかった18クラウン6エーテルをシリカ固形分に対して20重量%添加し、続いて分子量2000のポリビニルアルコールを全体の0.5重量%添加し、pHが10になるように28%高純度アンモニア水を加え、研磨剤を作製した。
この研磨剤を使用して実際のシリコンウェーハの研磨を行った。ヘイズは添加剤未添加の研磨剤と比較して大幅に改善され、研磨中に発泡は起らず、通常研磨時間でヘイズは安定した。このウェーハでは、32nm程度のパーティクルを検出することができた。
そして、シクロペンタノールを添加剤として用いた研磨剤を18クラウン6エーテルの場合と同様に作製し、その研磨剤を使用してシリコンウェーハの研磨を行い、ヘイズの評価を行った。
その結果、ヘイズは添加剤未添加の研磨剤と比較してもほとんど改善されなかった。
以上まとめると、本発明者らは、シリカを含む研磨剤において、二次粒子凝集を防ぐための添加剤として環状有機化合物が効果的であること、また環状有機化合物であっても、分子量が500以上であったり、環構造を形成している原子として少なくとも酸素原子を2ケ以上含まない化合物では、二次凝集を防ぐことはできるもののヘイズの改善効果が小さいことを知見した。すなわち、分子量が80以上500未満、環構造を形成している原子として少なくとも酸素原子を2ケ以上含む化合物であればヘイズを改善でき、32nm程度の径のパーティクルを検出できることを知見した。
そして、以上の知見を基に、本発明者らは、アルカリ性シリカの会合を抑制するための添加剤として、水溶性、分子量が80以上500未満、環構造を形成している原子として少なくとも酸素原子を2ケ以上含み、かつアルカリ性シリカの固形分に対して0.1重量%以上500重量%以下添加された環状有機化合物を添加することで、シリカの二次粒子凝集を抑制でき、このような研磨剤を用いて研磨されたシリコンウェーハの表面のヘイズを従来に比べて良好な値とすることができることを発想し、本発明を完成させた。
以下、本発明について詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明のシリコンウェーハ研磨用研磨剤は、少なくとも、アルカリ性シリカと、水溶性高分子と、水溶性で、分子量が80以上500未満、環構造を形成している原子として少なくとも酸素原子を2ケ以上含み、かつアルカリ性シリカの固形分に対して0.1重量%以上500重量%以下だけ添加された環状有機化合物とを含むものである。
この様な組成のシリコンウェーハ研磨用研磨剤は、添加された環状有機化合物がシリカ中の珪素に直接効率的に結合してシリカ同士のシロキサン結合が抑制されたものとなる。つまり、二次粒子凝集が抑制されたものであり、アルカリ性シリカの二次粒子径が小さく、シリコンウェーハの研磨に用いた際に、シリコンウェーハ表面の表面粗さを従来に比べて小さくできるものである。
また、水溶性高分子を含有していることにより、表面がエッチングされることを抑制でき、ヘイズの悪化を防ぐことができる。
更に、界面活性が小さく、分子量が80以上500未満、環構造を形成している原子として少なくとも酸素原子を2ケ以上含む水溶性の環状有機化合物が添加されているため、シリカ中の珪素原子と直接結合するのに非常に適しており、シリカの二次凝集の抑制に適していると供に、ノニオン界面活性剤が添加された研磨剤の場合のように、短時間内に十分な研磨速度が得られず、ヘイズが不安定になり、生産性が低下する等の問題も発生せず、研磨工程の生産性を十分に高くできる。
そして環状有機化合物がアルカリ性シリカの固形分に対して0.1重量%以上500重量%以下添加されているため、効率よくシリカ中の珪素と環状有機化合物が結合し、シリカの二次凝集を抑制できる。なお、添加量が0.1重量%未満の場合、添加量が少ないため二次凝集の抑制がほとんど無い。また、500重量%より多い場合、前記の環状有機化合物の添加がコスト増になるだけで添加量に対する二次凝集抑制の効果が小さく、無駄となる。
ここで、環状有機化合物は、分子量80以上500未満のクラウンエーテルとすることができる。
このように、分子量80以上500未満のクラウンエーテルは、シリカ中の珪素原子と直接結合する割合が高く、シリカの二次凝集をより効率よく抑制することができる。すなわち、シリコンウェーハ表面のヘイズを大幅に改善でき、このようなシリコンウェーハでは、表面に存在する32nm程度のパーティクルを容易に検出することができる。また、研磨中の発泡もなく、研磨時間を延長する必要もないため、鏡面加工工程の生産性を悪化させることもなく、研磨剤として非常に望ましい特性を有している。
また、アルカリ性シリカは、一次粒子径が5〜55nm、pH9〜12のものを用いることができ、研磨剤の全量に対して0.01重量%以上20重量%以下含むものとすることができる。
pHが9〜12であれば、シリコンウェーハの研磨レートが低下することを防ぐことができ、研磨工程の生産性が悪化することもない。
そして、このアルカリ性シリカの含有量が研磨剤の全量に対して0.01重量%以上であれば、含有量が過少なことに起因して研磨速度が極端に小さくなるのを防止することができる。また、20重量%以下であれば、過剰に含有されたものとならず、研磨用組成物の粘度が過度に増大するのを防止することができる。
そして、ヘイズを向上させるには、シリコンウェーハの表面粗さを小さくすることが必要であり、当然、研磨剤であるシリカの粒子径も小さいほうが良く、大きすぎるのは望ましくない。そして、一次粒子径が小さいほど液中での会合粒子数が増える傾向にあるため、一次粒子径としては、5〜55nmのシリカが良い。
シリカの一次粒子の粒子径が5nm以上であれば、凝集粒子数を少なくでき、ヘイズの改善により適した研磨剤とできる。また55nm以下であれば、粒子径が過大なことに起因するヘイズ悪化を防止でき、表面スクラッチの発生や表面粗さの増加も防止することができる。
なお、使用するシリカとしては、比較的金属不純物が少ない、ゾルゲル法で製造された高純度コロイダルシリカ、あるいは、気相法により製造されたフュームドシリカを使用することが望ましい。
コロイダルシリカは、通常一次粒子が数個会合した状態の二次粒子として液中に存在している。一方、フュームドシリカも通常一次粒子が数個会合した状態の二次粒子として液中に存在している。
高純度コロイダルシリカは、有機ケイ素化合物を湿式で加水分解することにより製造され、金属不純物が極めて少なく、中性領域でも比較的安定であるという特徴を有する。
また、フュームドシリカは、四塩化ケイ素と酸水素を燃焼させることにより製造されるものである。これは一次粒子が数個〜数十個集まった鎖構造の二次粒子を形成しており、金属不純物の含有量が比較的少ないものである。
そして、実際にシリコンウェーハの研磨を行う場合、研磨終了後からシリコンウェーハを洗浄するまでの間に、研磨剤に添加しているアルカリ成分によりウェーハ表面がエッチングされ、ヘイズを悪化させてしまうことがある。このため、研磨剤中にシリコン表面保護剤が必要となる。この表面保護剤としては、シリカ二次粒子径の分布に影響を与えず、低発泡性で非エッチング性の水溶性高分子を用いる。
この水溶性高分子は、分子量500以上とすることができ、また研磨剤の全量に対して0.01重量%以上10重量%以下含むことができる。
水溶性高分子の分子量が500以上であれば、シリコンウェーハの表面保護の効果が十分に発揮され、添加量を必要以上に大きくする必要がない。よって、高分子の添加量を必要以上に増やすこともなく、粘度が増加してシリカ粒子がゲル化する危険性を極力低くすることができる。
また、研磨剤の全量に対する添加量が0.01重量%以上であれば、表面保護効果が十分に発揮される。そして、10重量%以下であれば、添加量を必要以上に大きくする必要もない。
なお、本発明のシリコンウェーハ研磨用研磨剤は、原液を超純水で希釈することによって調整されても良い。希釈倍率は、20倍以下であれば、原液使用量を抑制できると供に、例えば仕上げ研磨にも十分使用に耐えうる性能を有したものとでき、使用可能である。
上記のような、本発明のシリコンウェーハ研磨用の研磨剤を用いた、本発明のシリコンウェーハの研磨方法の一例を以下に示すが、もちろん本発明はこれに限定されるものではない。
まず、研磨を行う対象であるシリコンウェーハを準備する。
そして、図2に示すような研磨装置11において、研磨ヘッド12でシリコンウェーハWを保持し、仕上げ研磨剤供給機構16から仕上げ研磨布14上に本発明のシリコンウェーハ研磨用研磨剤を供給するとともに、研磨定盤13と研磨ヘッド12をそれぞれ回転させて、図示していない圧力調整機構により加圧流体を研磨ヘッド12に供給し、ワークWの表面を仕上げ研磨布14に押圧、摺接させることにより行うことができるものである。
本発明のシリコンウェーハ研磨用研磨剤は、シリカ同士のシロキサン結合が抑制され、二次粒子凝集が従来の研磨剤に比べて抑制されたものとなっている。従って、このような研磨剤を用いてシリコンウェーハの研磨を行うと、シリコンウェーハ表面の表面粗さを従来に比べて小さくすることができ、ヘイズを従来に比べて改善できる。よって32nm程度の径のパーティクルを精度良く検出することができ、製造歩留りを安定させることができるとともに、研磨工程の生産性が高いものとすることができる。
特に本発明のシリコンウェーハの研磨方法は、最終鏡面加工工程に非常に効果的である。
鏡面研磨加工工程では、通常複数段の研磨が行われるが、このうち最終の仕上げ研磨において研磨剤がヘイズに大きな影響を与えるため、本発明のシリコンウェーハ研磨用研磨剤はこの仕上げ研磨工程の改善に大きな役割を果たす。
以下、実施例及び比較例を示して本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1,2、比較例1−4)
研磨するシリコンウェーハとして、チョクラルスキー法で引き上げたP型、<100>、抵抗率8〜12Ωcmの直径300mmの単結晶シリコンインゴットをスライスして薄円板状のシリコンウェーハを得た。
そして、シリコンウェーハの割れ、欠けを防止するため、外縁部に面取り加工を施した後、平面化するためのラッピング加工を行った。
次いで、ラッピング後のウェーハの表面に残留する加工歪を除去するため、エッチング加工を実施した。さらに、シリコンウェーハの表裏両面に対し両面研磨加工を行い、面取り部にも研磨加工を行った。このシリコンウェーハの片面に対し更に鏡面研磨を行う。この研磨工程では、図2に示したような研磨機を使用し、上記シリコンウェーハの粗研磨と仕上げ研磨を行った。研磨条件等は以下の通りとした。
<粗研磨>
研磨布には、ポリエステル不織布ウレタン樹脂含浸品(アスカーC硬度76°)を使用し、研磨スラリーには、コロイダルシリカを含有するpH10.5のアルカリ溶液を用いた。研磨ヘッドと研磨定盤はそれぞれ30rpmで回転させ、シリコンウェーハの研磨圧力は15kPaに設定して粗研磨を行った。
予め、保管槽には、保管用水のpHが3〜7に保たれるように10%濃度のクエン酸を滴下し、また、界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)を濃度が0.01%以上に保たれるように滴下した。
粗研磨後のウェーハを上記のような保管用水に保管した後、10分以内に仕上げ研磨を行った。
<仕上げ研磨>
スウェードタイプの研磨布(東レコーティング社製「Ciegal7355」アスカーC硬度73°)を使用し、後述する方法で仕上げ研磨剤を超純水で15倍に希釈した。研磨ヘッドと研磨定盤はそれぞれ20rpmで回転させ、ウェーハの研磨圧力は10kPaに設定し、3分間仕上げ研磨を行った。
仕上げ研磨剤は、以下の手順で作製した。
市販のゾルゲル法で製造された高純度コロイダルシリカ、一次粒子径35nm、二次粒子径70nm、会合度2を準備し、シリカ固形分が3重量%になるように超純水で希釈した。なお、シリカ粒子径についてはBECKMANCOULTER社製の「DelsaNano」を使用し、動的光散乱法で測定した。
これにシリカ二次粒子凝集を防止するための添加剤として、市販の18クラウン6エーテルをシリカ固形分に対して20重量%(実施例1)、市販の15クラウン5エーテルをシリカ固形分に対して40重量%(実施例2)、市販のHLB値14のポリオキシアルキレンアルキルエーテルをシリカ固形分に対して20重量%(比較例1)、市販のエタノールをシリカ固形分に対して150重量%(比較例2)、市販の分子量600の鎖状のポリエチレングリコールをシリカ固形分に対して50重量%(比較例3)、市販のαシクロデキストリンをシリカ固形分に対して40重量%(比較例4)を添加した後、続いて分子量2000のポリビニルアルコールを全体の0.5重量%添加し、pHが10になるように28%高純度アンモニア水を加え、仕上げ研磨用の研磨剤を作製した。
<研磨後の洗浄>
図3に示すような洗浄装置を用いて、仕上げ研磨後の洗浄としてオゾン洗浄と2流体洗浄を行った。
オゾン洗浄では、オゾン水用ノズル23から20ppmのオゾンを含んだ純水26を流量12L/minで、60rpmで回転するシリコンウェーハWに向かって噴射した。このときオゾン水26の温度は常温、ノズル23とシリコンウェーハWの距離は30mmとし、ノズル23の角度は75°とした。また、ノズル23はシリコンウェーハWの半径方向に1往復が30秒になるように走査させた。
その後、2流体洗浄を行った。二酸化炭素(CO)が添加された超純水25を0.2L/min・0.5MPaで、窒素(N)ガス24を235L/mim・0.4MPaで、2流体洗浄用ノズル22に供給して混合し、この混合した流体25を1800rpmで回転するシリコンウェーハWに向かって噴射した。このときノズル22とシリコンウェーハWの距離は20mmとし、ノズル22の角度は90°とした。また、ノズル22はシリコンウェーハWの半径方向に1往復が30秒になるようにスキャンさせた。
その後、アンモニア水と過酸化水素水および水の混合水溶液を用いた化学的洗浄を行った。この化学的洗浄では、浄水槽にアンモニア:過酸化水素:水の組成比率が1:1:100である洗浄溶液を満たして、これにシリコンウェーハを浸漬させた。このとき、エッチング代は0.2nmになるように調整した。
この洗浄後に、パーティクルカウンター(KLAテンコール社製「Surfscan SP−2」)を使用して、シリコンウェーハ表面上のヘイズとパーティクルを測定した。
具体的には、パーティクルカウンター(KLAテンコール社製「Surfscan SP−2」)の高分解能条件で測定を実施することにより、32nm程度のパーティクルの検出を行った。
また、ヘイズについては、パーティクル測定時に同時に測定され、暗視野ワイド斜入射チャンネル(DWO)でのヘイズ値を用いた。ここで、DWOは、斜めの照射光から楕円形ミラーによって集束された散乱光を搬送する経路を表すものである。その結果を表2に示す。
Figure 2011119405
表2に示すように、実施例1のシリコンウェーハ研磨用研磨剤を用いて研磨されたシリコンウェーハの表面は、平均ヘイズ値は0.05ppmとなり、添加剤未添加の研磨剤の0.09ppmと比較して大幅に改善された。また、研磨中に発泡は起らず、通常研磨時間3分でヘイズは安定した。そして実施例1のシリコンウェーハでは、32nm程度のパーティクルを検出することができた。
また、実施例2のシリコンウェーハでも平均ヘイズ値は0.06ppmとなり、大幅に改善された。また、実施例1と同様に研磨中に発泡は起らず、通常研磨時間3分でヘイズは安定した。このシリコンウェーハでも、実施例1と同様に32nm程度のパーティクルを検出することができた。
そして、比較例1のシリコンウェーハは、通常の研磨時間の3分ではウェーハ面内のヘイズがばらつき、部分的に32nm程度のパーティクルを検出できないエリアが発生した。また、仕上げ研磨中の発泡が激しく、仕上げ研磨速度が無添加の仕上げ研磨剤と比較して遅くなった。
また、比較例2のシリコンウェーハの平均ヘイズ値は0.09ppm、比較例3のシリコンウェーハでは0.07ppm、比較例4のシリコンウェーハでは0.09ppmとなり、添加剤未添加の研磨剤の0.09ppmと比較して変わらなかったり、ほとんど改善されていなかった。また、いずれのシリコンウェーハも32nm程度のパーティクルを検出することができなかった。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
11…研磨装置、 12…研磨ヘッド、 13…研磨定盤、 14…仕上げ研磨布、 15…仕上げ研磨剤、 16…仕上げ研磨剤供給機構、
22…2流体洗浄用ノズル、 23…オゾン水用ノズル、 24…窒素ガス、 25…CO入り超純水、 26…オゾン水、
W…シリコンウェーハ。

Claims (5)

  1. 少なくとも、アルカリ性シリカと、水溶性高分子と、環状有機化合物とを含むシリコンウェーハ研磨用研磨剤であって、
    前記環状有機化合物は、水溶性、分子量が80以上500未満、環構造を形成している原子として少なくとも酸素原子を2ケ以上含み、かつ前記アルカリ性シリカの固形分に対して0.1重量%以上500重量%以下添加されたものであることを特徴とするシリコンウェーハ研磨用研磨剤。
  2. 前記環状有機化合物は、分子量80以上500未満のクラウンエーテルであることを特徴とする請求項1に記載のシリコンウェーハ研磨用研磨剤。
  3. 前記シリコンウェーハ研磨用研磨剤は、前記アルカリ性シリカとして、一次粒子径が5〜55nm、pH9〜12のアルカリ性シリカを、0.01重量%以上20重量%以下含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシリコンウェーハ研磨用研磨剤。
  4. 前記シリコンウェーハ研磨用研磨剤は、前記水溶性高分子として、分子量500以上の水溶性高分子を、0.01重量%以上10重量%以下含むことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のシリコンウェーハ研磨用研磨剤。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のシリコンウェーハ研磨用研磨剤を用いてシリコンウェーハの研磨を行うことを特徴とするシリコンウェーハの研磨方法。
JP2009274770A 2009-12-02 2009-12-02 シリコンウェーハ研磨用研磨剤およびシリコンウェーハの研磨方法 Active JP5321430B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009274770A JP5321430B2 (ja) 2009-12-02 2009-12-02 シリコンウェーハ研磨用研磨剤およびシリコンウェーハの研磨方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009274770A JP5321430B2 (ja) 2009-12-02 2009-12-02 シリコンウェーハ研磨用研磨剤およびシリコンウェーハの研磨方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011119405A true JP2011119405A (ja) 2011-06-16
JP5321430B2 JP5321430B2 (ja) 2013-10-23

Family

ID=44284409

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009274770A Active JP5321430B2 (ja) 2009-12-02 2009-12-02 シリコンウェーハ研磨用研磨剤およびシリコンウェーハの研磨方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5321430B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013002502A2 (ko) * 2011-06-28 2013-01-03 동우화인켐 주식회사 결정성 실리콘 웨이퍼의 텍스쳐 에칭액 조성물 및 텍스쳐 에칭방법
WO2014126051A1 (ja) * 2013-02-13 2014-08-21 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨用組成物、研磨用組成物製造方法および研磨物製造方法
WO2015019706A1 (ja) * 2013-08-09 2015-02-12 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨済研磨対象物の製造方法および研磨用組成物キット
KR20160001295A (ko) * 2014-06-27 2016-01-06 동우 화인켐 주식회사 금속막의 식각액 조성물 및 이를 이용한 액정표시장치용 어레이 기판의 제조방법
JP2018074049A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 花王株式会社 シリコンウェーハ用研磨液組成物
JP2020150109A (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 信越半導体株式会社 半導体ウェーハの厚み測定方法及び半導体ウェーハの両面研磨装置
CN115011257A (zh) * 2022-06-30 2022-09-06 万华化学集团电子材料有限公司 一种具有改善pou寿命的钨抛光液及其应用

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6206360B2 (ja) 2014-08-29 2017-10-04 株式会社Sumco シリコンウェーハの研磨方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10233378A (ja) * 1997-01-10 1998-09-02 Texas Instr Inc <Ti> 浅い溝埋込み分離処理のための高選択性スラリー
JP2001342454A (ja) * 2000-06-01 2001-12-14 Hitachi Ltd 研磨剤、研磨方法及び半導体装置の製造方法
JP2002033298A (ja) * 2000-05-16 2002-01-31 Infineon Technologies Ag 金属及び金属酸化物のパターン化のための研磨液及び金属及び金属酸化物のパターン化の方法
US20020081853A1 (en) * 1999-06-15 2002-06-27 Gerhard Beitel Abrasive slurry and process for a chemical-mechanical polishing of a precious-metal surface
JP2004064061A (ja) * 2002-06-07 2004-02-26 Showa Denko Kk 金属研磨組成物、それを用いた金属研磨方法、及びその金属研磨方法を用いた基板の製造方法
JP2005514799A (ja) * 2001-12-21 2005-05-19 マイクロン テクノロジー,インコーポレイティド ハロゲンおよびハロゲン化物塩を用いた金属含有表面の平坦化方法
JP2008516465A (ja) * 2004-10-12 2008-05-15 キャボット マイクロエレクトロニクス コーポレイション 貴金属研磨のためのポリマー添加剤を伴うcmp組成物

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10233378A (ja) * 1997-01-10 1998-09-02 Texas Instr Inc <Ti> 浅い溝埋込み分離処理のための高選択性スラリー
US20020081853A1 (en) * 1999-06-15 2002-06-27 Gerhard Beitel Abrasive slurry and process for a chemical-mechanical polishing of a precious-metal surface
JP2002033298A (ja) * 2000-05-16 2002-01-31 Infineon Technologies Ag 金属及び金属酸化物のパターン化のための研磨液及び金属及び金属酸化物のパターン化の方法
JP2001342454A (ja) * 2000-06-01 2001-12-14 Hitachi Ltd 研磨剤、研磨方法及び半導体装置の製造方法
JP2005514799A (ja) * 2001-12-21 2005-05-19 マイクロン テクノロジー,インコーポレイティド ハロゲンおよびハロゲン化物塩を用いた金属含有表面の平坦化方法
JP2004064061A (ja) * 2002-06-07 2004-02-26 Showa Denko Kk 金属研磨組成物、それを用いた金属研磨方法、及びその金属研磨方法を用いた基板の製造方法
JP2008516465A (ja) * 2004-10-12 2008-05-15 キャボット マイクロエレクトロニクス コーポレイション 貴金属研磨のためのポリマー添加剤を伴うcmp組成物

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013002502A3 (ko) * 2011-06-28 2013-04-11 동우화인켐 주식회사 결정성 실리콘 웨이퍼의 텍스쳐 에칭액 조성물 및 텍스쳐 에칭방법
WO2013002502A2 (ko) * 2011-06-28 2013-01-03 동우화인켐 주식회사 결정성 실리콘 웨이퍼의 텍스쳐 에칭액 조성물 및 텍스쳐 에칭방법
JP5897200B2 (ja) * 2013-02-13 2016-03-30 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨用組成物、研磨用組成物製造方法および研磨物製造方法
WO2014126051A1 (ja) * 2013-02-13 2014-08-21 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨用組成物、研磨用組成物製造方法および研磨物製造方法
JP2016138278A (ja) * 2013-02-13 2016-08-04 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨用組成物、研磨用組成物製造方法および研磨物製造方法
WO2015019706A1 (ja) * 2013-08-09 2015-02-12 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨済研磨対象物の製造方法および研磨用組成物キット
JP6068647B2 (ja) * 2013-08-09 2017-01-25 株式会社フジミインコーポレーテッド 研磨済研磨対象物の製造方法および研磨用組成物キット
US9685343B2 (en) 2013-08-09 2017-06-20 Fujimi Incorporated Method for producing polished object and polishing composition kit
KR20160001295A (ko) * 2014-06-27 2016-01-06 동우 화인켐 주식회사 금속막의 식각액 조성물 및 이를 이용한 액정표시장치용 어레이 기판의 제조방법
KR102204219B1 (ko) * 2014-06-27 2021-01-18 동우 화인켐 주식회사 금속막의 식각액 조성물 및 이를 이용한 액정표시장치용 어레이 기판의 제조방법
JP2018074049A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 花王株式会社 シリコンウェーハ用研磨液組成物
JP2020150109A (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 信越半導体株式会社 半導体ウェーハの厚み測定方法及び半導体ウェーハの両面研磨装置
CN115011257A (zh) * 2022-06-30 2022-09-06 万华化学集团电子材料有限公司 一种具有改善pou寿命的钨抛光液及其应用
CN115011257B (zh) * 2022-06-30 2023-12-19 万华化学集团电子材料有限公司 一种具有改善pou寿命的钨抛光液及其应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP5321430B2 (ja) 2013-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5321430B2 (ja) シリコンウェーハ研磨用研磨剤およびシリコンウェーハの研磨方法
TWI546352B (zh) 研磨用組成物及清洗用組成物
KR101419156B1 (ko) Cmp용 연마액 및 이것을 사용한 연마 방법
JP4311247B2 (ja) 研磨用砥粒、研磨剤、研磨液の製造方法
JP5413456B2 (ja) 半導体基板用研磨液及び半導体基板の研磨方法
JP4983603B2 (ja) 酸化セリウムスラリー、酸化セリウム研磨液及びこれらを用いた基板の研磨方法
KR101062618B1 (ko) 연마용 조성물 및 이를 이용한 연마방법
US20110223840A1 (en) Polishing Composition and Polishing Method Using The Same
WO2016031310A1 (ja) シリコンウェーハの研磨方法
JP2008147651A (ja) シリコンウエハの最終研磨用スラリー組成物、及びそれを用いたシリコンウエハの最終研磨方法
JP6279593B2 (ja) 研磨用組成物、研磨用組成物の製造方法およびシリコンウェーハ製造方法
SG192058A1 (en) Polishing composition, polishing method using same, and substrate production method
JP6649828B2 (ja) シリコン基板の研磨方法および研磨用組成物セット
TW201525122A (zh) 一種應用於sti領域的化學機械拋光液及其使用方法
CN113789126B (zh) 一种硅片化学机械抛光液及其应用
KR101907229B1 (ko) 연마용 조성물 및 그것을 이용한 연마 방법
TWI797076B (zh) 矽基板之研磨方法及研磨用組成物套組
JP6482200B2 (ja) 研磨用組成物
TW201402734A (zh) 硏磨用組成物之製造方法
WO2011058816A1 (ja) Cmp研磨液、並びに、これを用いた研磨方法及び半導体基板の製造方法
JP4126186B2 (ja) 研磨用組成物、砥粒、それらの製造方法、研磨方法及び半導体装置の製造方法
JPWO2019043890A1 (ja) 半導体ウェーハの製造方法
JP7319190B2 (ja) 研磨用組成物
TWI753984B (zh) 研磨用組合物及研磨方法
TW201412962A (zh) 研磨用組成物、該研磨用組成物之製造方法以及使用該研磨用組成物之半導體基板之製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130618

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5321430

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250