JP2011117181A - 回転ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】未認証の人の閉じ込めを抑止することにより、通行権限を持つ通行者の良好な通行を確保できるようにする。
【解決手段】回転ドア10は、4つのドアパネル20a〜20dを有する回転体20の回転を制動状態にするための電磁ブレーキと、電磁ブレーキの制御が可能なコントローラと、を備える。ドアパネル20a〜20dは、回転方向に等間隔の放射状に設けられる。コントローラは、通行を許可する信号に基づいて制動状態を解除する一方、回転体20が回転して、第1のドアパネル20cの外端部が第2開口部14における所定位置にあり且つ第1のドアパネル20cに続く第2のドアパネル20bと更にこれに続く第3のドアパネル20aとの間の空間が、第1開口部13に連通する姿勢である基本姿勢になるように回転体20を停止させて制動状態にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、回転ドアに関するものである。
従来、特許文献1等に開示されているように、複数のドアパネルを備えた回転体を回転させることによって開口部間の通路を開閉する回転ドアが知られている。特許文献1に開示された回転ドアは、図10に示すように、互いに対向する位置に2つの開口部61,62が形成された円筒状の壁部63に囲まれた空間に、90度間隔で放射状に配置されるドアパネル65a〜65dが設けられている。このドアパネル65a〜65dは、通常、図10に示す姿勢となっており、通行者検知センサ67が通行者を検知するとドアパネル65a〜65dは回転し、通行者の通過後、電磁ブレーキを作動させて所定位置で停止させ、ドアパネル65a〜65dが静止後、電磁ブレーキは解除される。
一方、特許文献2には、入退室管理装置が開示されている。この入退室管理装置は、カード媒体に与えられたセキュリティランクをリーダで読み取ることにより、入退室を許可するというものである。
特開2000−257333号公報 特開平5−314138号公報
ところで、回転ドアにおいて、入退室管理を行うべく認証装置を設けることが考えられる。この場合、通行者が入退室を許可されると電磁ブレーキを解除し、ドアパネルが図10の状態から例えば反時計回りに回転可能となるように設定することができる。認証を受けた通行者が例えば図の下側の開口部61から進入して上側の開口部62から出ていく場合において、ドアパネル65a〜65dが回転している間は、認証装置による認証を受けていない人の進入も起こり得る。この未認証の人は、前記通行者の通ったドアパネル間の次のドアパネル間に進入するので、通行者が上側の開口部62から出たとき(例えば図10の状態から90度回転したとき)に電磁ブレーキがかかってしまうと、未認証の人がドアパネル間に閉じ込められてしまう事態が発生するおそれがある。このような異常が発生した場合には、その度に回転ドアを逆回転させて未認証の人を下側の開口部61から出られるようにしなければならない。特に回転ドアは一般的な引戸に比べ慣性が大きいため、逆回転させるのに時間を要する。このため、入退室管理を行うべく回転ドアに単に認証装置を設けるだけでは、通行権限のある通行者は待たされることになり、通行権限を持つ通行者の良好な通行を確保できない虞がある。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、未認証の人の閉じ込めを抑止することにより、通行権限を持つ通行者の良好な通行を確保できるようにすることにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、互いに対向する位置に第1開口部及び第2開口部が設けられた壁部によって囲まれる空間に回転可能に配置される回転体が設けられた回転ドアであって、前記回転体の回転を静止させるための制動部と、前記制動部の制御が可能な制御手段と、を備え、前記回転体は、回転方向に等間隔の放射状に設けられる3つ以上のドアパネルを有し、前記制御手段は、外部からの通行を許可する信号に基づいて前記回転体の制動状態を解除する一方、前記回転体が回転して、第1のドアパネルの外端部が前記第1開口部及び前記第2開口部の一方における所定位置にあり且つ前記第1のドアパネルに続く第2のドアパネルと更にこれに続く第3のドアパネルとの間の空間が、前記第1開口部及び前記第2開口部の他方に連通する姿勢で前記回転体が静止するように前記制動部を制御する回転ドアである。
本発明の回転ドアでは、回転体が回転することによって第1開口部及び第2開口部の開閉が行われるが、外部からの通行を許可する信号が受信されなければ、回転体は基本姿勢の状態に維持される。このため、通行者が現れるまで回転体は基本姿勢で静止している。そして、外部からの通行を許可する信号に基づいて制動部による回転体の制動状態が解除されると、回転体が回転可能となり、通行者は回転体の回転とともにドアパネル間を通行できる。そして、回転体が次の基本姿勢で静止するようにと制動部によって制動されるので回転体は基本姿勢で静止され、それ以上ドアパネルは回転しない。したがって回転体は基本姿勢に維持される。言い換えると、この回転ドアでは、ドアパネルの位置(回転体の姿勢)に基づいて回転体が静止するように制御手段が制御される。
仮に、通行を許可されていない人が前記通行者に続いて壁部内側の所定の空間(次のドアパネル間)に入り込み、基本姿勢で回転体が静止されたとしても、基本姿勢では、第1開口部及び第2開口部の双方において、人が出入りできる程度に開口しているので、当該人は逆戻りすることができる。すなわち、第2開口部より通行を許可された人が第1のドアパネルと第2のドアパネルとの間の空間(第1空間)を利用して第1開口部から出た場合でも、第2のドアパネルと第3のドアパネルとの間の空間(第2空間)が第2開口部に連通するので、通行を許可されずに第2空間に入り込んだ人があったとしても、回転体が基本姿勢で停止したときに当該人は第2開口部からそのまますぐに(逆戻りして)外に出ることができる。したがって、ドアパネルを逆回転させる制御が不要となり、例えば当該人の次に通行しようとしている通行権限のある通行者の良好な通行を確保できる。
なお、通行を許可する信号には、回転ドアの近傍に設置された通行を許可するか否かを認証する認証装置が認証結果に基づいて送信する信号のほか、管理者等により回転ドアから離れた位置にあるビルの管理室等から送信されるものも含む。また制動状態とは、常時、力をかけてその位置を保持することのほか、回転体が静止した後に、付勢せずに回転体の慣性力により角度を保持し、回転体を回転させるほどの外力がかかった場合のみ静止状態を維持するだけの付勢をするようにすることも含まれる。
さて、ここで、制御手段は、基本姿勢で回転体が静止するように制動部を制御するセキュリティモード制御と、基本姿勢と異なる姿勢であって、ドアパネルの停止している外端部が壁部における開口部の縁部近傍に位置づけられている姿勢で回転体が静止するように前記制動部を制御する標準モード制御を備えるように構成してもよい。
この態様では、夜間等ではセキュリティを高めることができる一方、昼間等のセキュリティが重視されない場合には一般的な回転ドアと同様に、ドア開口部が広くなるため通行性を確保することができる。
前記標準モード制御では、前記回転体が前記基本姿勢と異なる姿勢で静止されるため、回転体が静止している姿勢によって標準モード制御が実行されているのか、セキュリティモード制御が実行されているのかを一見して判別することができる。したがって、通行者が通行の許可を受ける必要があるか否かを判断し易くすることができる。
そして、前記基本姿勢と異なる姿勢とは、全ての前記ドアパネルの外端部が前記壁部における開口部の縁部近傍に位置づけられるような姿勢である。
前記ドアパネルが4つ設けられる場合には、前記セキュリティモード制御において、前記回転体が90度回転した位置で停止するように、前記制動部を作動させるように構成しても良い。
また、前記ドアパネルが3つ設けられる場合には、前記セキュリティモード制御において、前記第1開口部または前記第2開口部の中央付近にその先端が位置するドアパネルで区画される空間に前記通行者が進入して来たときは前記回転体を60度回転した位置で停止するように、前記制動部を作動させ、前記第1開口部または前記第2開口部の端部近傍に、その先端が位置するドアパネルで区画される空間に前記通行者が進入して来たときは前記回転体を120度回転した位置で停止するように、前記制動部を作動させるように構成してもよい。
このように構成したので、ドアパネルが3枚以上の奇数枚数であっても未認証の人の戸事故目を抑止しつつ、通行車の良好な通行を確保することができる。
以上説明したように、本発明によれば、未認証の人の閉じ込めを抑止することにより、通行権限を持つ通行者の良好な通行を確保することができる。
本発明の第1実施形態にかかる回転ドアを概略的に示す図である。 前記回転ドアの制御系統のブロック図である。 前記回転ドアが第2の基本姿勢にある状態を説明するための図である。 (a)〜(d)はセキュリティモード制御時における前記回転ドアの動作を説明するための図であり、(e)〜(g)は標準モード制御時における前記回転ドアの動作を説明するための図である。 本発明の第2実施形態にかかる回転ドアの制御系統のブロック図である。 (a)〜(d)はセキュリティモード制御時における前記回転ドアの動作を説明するための図であり、(e)〜(g)は標準モード制御時における前記回転ドアの動作を説明するための図である。 本発明の第3実施形態にかかる回転ドアの制御系統のブロック図である。 (a)は、本発明の第4実施形態にかかる回転ドアにおいて、セキュリティモード制御時における回転ドアの動作を説明するための図であり、(b)は、同回転ドアにおいて、標準モード制御時における回転ドアの動作を説明するための図である。 (a)〜(c)は、本発明の第4実施形態にかかる回転ドアにおいて、セキュリティモード制御時における回転ドアの動作を説明するための図である。 従来の回転ドアを概略的に示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2に示すように、本第1実施形態に係る回転ドア10は、自動回転ドアであって、略円筒状に形成された壁部12の内側に配置された回転体20を回転させることにより、壁部12に形成された開口部13,14間の通路を開閉するものである。
壁部12は、建物の壁体に固定されるものであり、壁部12がこの壁体に固定されると、壁部12及び壁体によって建物の内側空間と外側空間とに仕切られる。なお、本実施形態において、図1において下側を建物の外側とし、上側を建物の内側とする。
壁部12には、それぞれ人が通行する通行口として機能する2つの開口部13,14が互いに対向する位置に設けられている。各開口部13,14は、回転体20の回転方向における略90度(ドアパネル間の角度と同じ角度)の範囲となる大きさに形成されている。
壁部12は、それぞれ略90度の範囲に形成される一対の円弧状部15,16からなる。各円弧状部15,16は、それぞれ、中央に立設された方立15a,16aと、両端部に立設された端部方立15b,16bと、方立間に嵌め込まれた透明板からなる遮蔽部15c,16cと、を有する。本実施形態では、建物の外側(図1の下側)に位置する開口部を第1開口部13とし、建物の内側(図1の上側)に位置する開口部を第2開口部14とする。
回転体20は、壁部12によって囲まれた空間に回転可能に設けられており、回転方向にそれぞれ所定間隔(図例では90度間隔)の放射状に設けられた4つのドアパネル20a〜20dを有する。回転体20は、壁部12の中央部、すなわち円弧状部15,16の中心部を軸心として回転するように配置されている。言い換えると、円弧状部15,16は、ドアパネル20a〜20dの外端部の軌跡に沿うように配置されている。そして、回転体20が図1の姿勢にある場合には、対向する一対のドアパネル20b,20dの外端部がそれぞれ円弧状部15,16の中央に位置し、もう一対のドアパネル20a,20cの外端部がそれぞれ開口部13,14の中央に位置する。この姿勢から45度(前記所定間隔の半分の角度)回転すると、各ドアパネル20a〜20dの外端部は、円弧状部15,16における端部、すなわち、開口部13,14の縁部近傍に位置する。
図2に示すように、回転ドア10には、認証装置25と、駆動装置27と、電磁ブレーキ29と、起動センサ31,32と、在室センサ33,34と、検知手段である第1位置センサ35と、検知手段である第2位置センサ37と、制御手段であるコントローラ40と、が設けられている。
認証装置25は、壁部12内の空間(通路)の通行を許可するか否かの通行管理を行うためのものであり、第1開口部13側の第1読取部25aと、第2開口部14側の第2読取部25bとを有する。認証装置25は、後述するセキュリティモード制御の実行時において、第1読取部25a又は第2読取部25bで読み取った情報を予め設定された情報と照合し、照合した結果、両情報が一致すれば通行を許可する信号を出力する。なお、入室管理のみを行う場合には、第2開口部14側の第2読取部25bを省略することも可能である。
駆動装置27は、回転体20を回転させる駆動力を発生するものであり、壁部12の上端に架け渡された図略の梁材に固定されている。駆動装置27は、コントローラ40からの信号を受けて駆動及び停止する。本実施形態では、駆動装置27は、例えば図1において反時計回りの方向に回転するように回転体20を駆動する。
電磁ブレーキ29は、回転している回転体20を静止するために制動力を発生するものであるとともに、回転体20の静止状態を維持する、すなわち、回転不能に静止状態にするための制動部として機能するものであり、コントローラ40からの信号に応じて、回転体20の静止を維持する状態と、これを解除した状態とに切り換えられる。
起動センサ31,32は、開口部13,14の近傍において壁部12の外側に所定の検知エリア31a,32aを有するエリアセンサによって構成されている。起動センサ31,32は、検知エリアにおいて人等が検知されると信号を出力する。この信号は、後述する標準モード制御時においては、回転体20の回転を開始させるための信号となる。なお、入室管理のみを行うべく第2読取部25bが省略される構成の場合には、内側の起動センサ32からの信号は、後述するセキュリティモード制御時においても電磁ブレーキ29による制動を解除するとともに回転体20の回転を開始させるための信号としてもよい。
第1位置センサ35は、後述するセキュリティモード制御時における回転体20の姿勢を検知するためのセンサであり、セキュリティモード制御時にドアパネル20a〜20dが所定の距離範囲内に近接したことを検知すると、制動を行うための信号を出力する。第1位置センサ35は、例えば第1開口部13の幅方向の中央位置において、ドアパネル20a〜20dの外端部の通過位置に近接して配置される。なお、第1位置センサ35は、第2開口部14の幅方向の中央位置に配置してもよく、あるいは円弧状部15,16の中央の方立15a,16a又はその近傍に配設してもよく、あるいは壁部12に上側に架け渡された梁材に配設してもよい。
第2位置センサ37は、後述する標準モード制御時における回転体20の姿勢を検知するためのセンサであり、標準モード制御時にドアパネル20a〜20dが所定回数だけ、例えば2回転した後、ドアパネル20a〜20dが所定の距離範囲内に近接したことを検知すると、回転を停止させるための信号を出力する。第2位置センサ37は、例えば第1開口部13の縁部(端部方立15b,16b)において、ドアパネル20a〜20dの外端部の通過位置に近接して配置される。なお、第2位置センサ37は、第2開口部14の縁部(端部方立15b,16b)に配設してもよく、あるいは壁部12に上側に架け渡された梁材に配設してもよい。
在室センサ33,34は、ドアパネル20a〜20dの通過領域内に人がいるか否かを判定するためのセンサであり、図1に示すように、壁部12内の所定エリアを検知エリア33a,34aとするエリアセンサによって構成されている。より具体的には、在室センサ33,34は、開口部13,14の範囲内に外端部が位置するドアパネル20a〜20dと、ドアパネル20a〜20dの回転方向側の開口部13,14の縁部との間の間隙を通して進入できる空間で、かつ当該ドアパネル20a〜20dの隣に位置するドアパネル20a〜20dよりも手前側の位置の所定エリアを検知エリアとしている。つまり、開口部13,14を通して進入した通行者が入るドアパネル20a〜20d間の空間の中の所定エリアを検知エリアとしている。在室センサ33,34は、人等を検知すると信号を出力する。この信号は、後述する標準モード制御時においては利用されないが、後述するセキュリティモード制御時においては回転体20の回転を開始させるための信号となる。
コントローラ40の機能には、制御モードの切り換えを行う切り換え制御手段40aと、電磁ブレーキ29の制御を行う制動制御手段40bと、回転体20を駆動する制御を行う駆動制御手段40cとが含まれている。切り換え制御手段40aは、回転体20の制動制御のモードを切り換えるための機能であり、認証装置25による認証結果に応じて制動状態の解除を行うセキュリティモード制御と、起動センサ31,32による検知結果に応じて回転を行う標準モード制御との間で切り換えを行う。この切り換えは、時刻に応じて自動的に切り換えるようにしてもよく、あるいは図略の手動スイッチ等からの信号に応じて切り換えるようにしてもよい。
セキュリティモード制御時と標準モード制御時とでは、回転体20が停止される姿勢が異なる。具体的には、セキュリティモード制御時には、図1に示すように、回転体20の基本姿勢(停止姿勢)は、対向する一対のドアパネル20a〜20dの外端部がそれぞれ円弧状部15,16の中央に位置する一方、もう一対のドアパネル20a〜20dの外端部がそれぞれ開口部13,14の中央に位置する姿勢である。言い換えると、例えば、図1の下側のドアパネル20a(第1のドアパネル)の外端部が第1開口部13における所定位置にあり且つ第1のドアパネル20aに続く左側のドアパネル20d(第2のドアパネル)と更にこれに続く上側のドアパネル20c(第3のドアパネル)との間の空間が、第2開口部14に連通する姿勢となっている。この基本姿勢では、左右の円弧状部15,16には、それぞれ1つのドアパネル20b,20d(図の左右方向に延びる姿勢のドアパネル20b,20d)の外端部が近接する。そして、回転体20は、この基本姿勢から90度回転するとまた基本姿勢となる。
一方、標準モード制御時には、回転体20は、図3に示すように、基本姿勢とは異なる姿勢(第2の基本姿勢)に維持される。すなわち、この第2の基本姿勢は、対向する二対のドアパネル20a〜20dの外端部がいずれも円弧状部15,16における端部、すなわち、開口部13,14の縁部近傍に位置する姿勢である。第2の基本姿勢は、セキュリティモード制御時の基本姿勢から回転方向に45度ずれている。したがって、第2位置センサ37は、第1位置センサ35が検知する回転体20の姿勢に対して、45度回転した姿勢を検知できる位置に配置される。
制動制御手段40b(コントローラ40)は、セキュリティモード制御時に認証装置25から通行を許可する信号を受信すると制動状態を解除するための信号を出力する。この信号は、電磁ブレーキ29によって受信される。
また、制動制御手段40bは、セキュリティモード制御時に第1位置センサ35からの信号を受信したとき、また標準モード制御時に第2位置センサ37からの信号を受信したときに、回転体20を停止するための信号を出力する。これらの信号は、電磁ブレーキ29によって受信される。したがって、セキュリティモード制御時には、回転体20は図1に示す基本姿勢で停止して制動状態となり、一方、標準モード制御時には、回転体20は図3に示す第2の基本姿勢で停止される。
駆動制御手段40cは、セキュリティモード制御時において、認証装置25からの信号を受信した後、所定時間が経過するまでに在室センサ33,34から出力された信号を受信すると、駆動装置27を駆動する。これにより、回転体20が回転する。一方、認証装置25からの信号を受信した後の所定時間内に在室センサ33,34からの信号が受信されなければ、コントローラ40は、回転体20を制動状態とするための信号を出力する。
駆動制御手段40cは、標準モード制御時において、起動センサ31,32から出力された信号を受信すると、駆動装置27を駆動する。これにより、回転体20が回転する。このときは、回転体20を所定回転(例えば2回転)回転させる。また、駆動制御手段40cは、標準モード制御時において、起動センサ31,32から出力された信号を受信すると、回転体20の回転を継続する。
ここで、本第1実施形態に係る回転ドア10の運転動作について説明する。図4(a)〜(d)は、セキュリティモード制御時の回転ドア10の動作を説明するものであり、図4(e)〜(g)は、標準モード制御時の回転ドア10の動作を説明するものである。
セキュリティモード制御時には、図4(a)に示すように回転体20は基本姿勢となっている。この状態で、通行者が現れて例えば認証装置25の第1読取部25aによって読み取った情報が予め記憶された状態と一致すると、認証装置25から通行を許可する信号が出力される。これにより、コントローラ40から制動状態を解除するための信号が出力されて、電磁ブレーキ29が作動して回転体20の制動状態が解除される。
通行者は、第1開口部13から壁部12内に進入すると、在室センサ33によって検知される(図4(b))。これにより、駆動装置27が回転体20を回転させるので、通行者はそれに合わせて第2開口部14に向かって進み、回転ドア10から出ることができる(図4(c)(d))。そして、回転体20が90度回転したところで、第1位置センサ35によってドアパネル20dが検知されるため、その位置で制動状態となる。このとき、回転体20は再び基本姿勢となっている。なお、コントローラ40は、認証装置25からの信号を受信してから所定時間内に在室センサ33,34からの信号を受信しなければ、通行者が進入しなかったと判断して、駆動装置27を駆動することなく回転体20を制動状態にする。
標準モード制御に切り換えられると、回転体20は、第2の基本姿勢に維持される(図4(e))。そして、標準モード制御時において、例えば外側の起動センサ31によって通行者が検知されるとコントローラ40から回転体20を駆動する信号が出力される。これにより、駆動装置27によって回転体20が駆動されて回転する。これにより通行者は、ドアパネル20a,20b間の間隙を通って第2開口部14から出ることができる(図4(f)(g))。そして、所定回転数だけ回転した後、第2位置センサ37がドアパネル20a〜20dを検知したところで、電磁ブレーキ29が作動して回転体20は停止される。なお、標準モード制御では、回転体20が静止してから所定時間経過後、電磁ブレーキ29のブレーキ力は解除され、回転体20の慣性力のみによって静止状態が維持される。
以上説明したように、本第1実施形態の回転ドア10では、回転体20が回転することによって第1開口部13及び第2開口部14間の通路の開閉が行われるが、通行を許可する信号が受信されなければ、回転方向に等間隔の放射状に設けられた3つ以上のドアパネル20a〜20dは基本姿勢の状態に維持される。このため、通行者が現れるまでドアパネル20a〜20dは基本姿勢となっている。そして、通行を許可する信号に基づいて電磁ブレーキ29による制動状態が解除されると、回転体20が回転可能となり、通行者が通行できる。そして、回転体20が次の基本姿勢になると電磁ブレーキ29によって制動状態にされ、それ以上ドアパネル20a〜20dは回転しない。したがって回転体20は基本姿勢に維持される。言い換えると、この回転ドア10では、ドアパネル20a〜20dの位置(回転体20の姿勢)に基づいて回転体20を制動状態にするように制御される。
仮に通行を許可されていない人が前記通行者に続いて壁部12内側の所定の空間(次のドアパネル20a〜20d間)に入り込み、回転体20が基本姿勢になったときにドアパネル20a〜20dが制動状態となったとしても、基本姿勢では、第1開口部13及び第2開口部14の双方において、人が出入りできる程度に開口しているので、当該人は逆戻りすることができる。すなわち、通行を許可された人が第1開口部13より入り、第1のドアパネル20a〜20dと第2のドアパネル20a〜20dとの間の空間(第1空間)を利用して第2開口部14から出た場合でも、第2のドアパネル20a〜20dと第3のドアパネル20a〜20dとの間の空間(第2空間)が第1開口部13に連通するので、通行を許可されずに第2空間に入り込んだ人があったとしても、回転体20が基本姿勢で停止したときに当該人は第1開口部13から外に出ることができる。したがって、ドアパネル20a〜20dを逆回転させる制御が不要となり、例えば、当該人の次に待っている通行権限を持つ通行者の良好な通行を確保できる。
しかも、第1実施形態では、回転体20の制動制御をセキュリティモード制御と標準モード制御とに切り換え可能としているので、夜間等に認証装置25を使用することによりセキュリティを高めることができ、また昼間等のセキュリティが重視されない場合には起動センサ31,32を使用することにより通行者の通行性を優先させることができる。
また、第1実施形態では、標準モード制御では、回転体20が基本姿勢と異なる姿勢で静止されるようにしているので、回転体20が静止している姿勢によって標準モード制御が実行されているのか、セキュリティモード制御が実行されているのかを一見して判別することができる。したがって、通行者が通行の許可を受ける必要があるか否かを判断し易くすることができる。
また、第1実施形態では、標準モード制御において停止された姿勢で全てのドアパネル20a〜20dの外端部が壁部12における開口部13,14の縁部近傍に位置づけられるようにしている。
また、第1実施形態では、セキュリティモード制御がされている場合において、第1のドアパネル20a〜20dの外端部が室外側に位置する開口部13の所定位置に位置する状態で制動状態とされるため、セキュリティモード制御時には当該開口部13の幅が狭くなる。このため、人が室外側の開口部13に進入する際に、同じドアパネル20a〜20d間に複数の人が入り難くなり、認証を受けていない人が中に入るのを効果的に防止することができる。
また、第1実施形態では、位置センサ35,37によって回転方向におけるドアパネル20a〜20d位置が検出されて、その検知によって回転体20が静止状態にされるので、制動されるときのドアパネル20a〜20dの位置を安定化させることができる。
なお、第1実施形態では、標準モード制御においては、起動センサ31,32の信号に基づいて回転体20の回転を制御していたが、起動センサ31,32を設けることなく、常時回転体20を回転させるようにしても良い。
(第2実施形態)
図5に示すように、第2実施形態に係る回転ドア10は、第1実施形態と異なり、タッチスイッチ50を備えており、エリアセンサからなる起動センサ31,32は省略されている。なお、第2実施形態では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
タッチスイッチ50は、各ドアパネル20a〜20dに設けられた図略のセンサ部を有し、このセンサ部に人がタッチすると信号を出力する。
駆動制御手段40cは、セキュリティモード制御時及び標準モード制御時において、タッチスイッチ50からの信号を受信すると、駆動装置27を駆動する。そして、駆動装置27は、タッチスイッチ50のセンサ部に人がタッチすると回転体20を駆動するための駆動力を発生させる。この駆動装置27は、駆動装置27自身によって回転体20を回転させることができる程度の駆動力を発生するものである。しかし、タッチスイッチ50の代わりに、回転体20に外力がかかっていることを検知可能なセンサ、例えば、回転体20の回転を検出するエンコーダ又は、人が回転体20を押していることを検出する加重センサなどを用いてもよく、この場合は、駆動装置27は、人が回転体20を回転させる力を補助する程度の駆動力を発生するものでも構わない。
さて、タッチスイッチ50は、通行者の操作に応じて信号を出力し、この信号がコントローラ40によって受信されると駆動装置27が駆動されて回転体20を回転させることとなる。したがって、この場合には、タッチスイッチ50は起動センサとして機能することになる。
一方、回転体20の回転を検出するエンコーダ又は、人が回転体20を押していることを検出する加重センサなどを用いる場合は、これらが起動センサとして機能することになる。
第2実施形態では、セキュリティモード制御時において、通行者が認証装置25によって認証を受けると、回転体20の制動状態が解除され、この通行者がドアパネル20a〜20dの通過領域に進入してタッチスイッチ50のセンサ部を押す(回転体20の回転を検出するエンコーダ又は、人が回転体20を押していることを検出する加重センサなどを用いる場合は、ドアパネル20a〜20dを押す)と、駆動装置27は駆動力を発生する(図6(a)(b))。そして、回転体20の回転とともに通行者が移動して反対側の開口部14を通して外に出る(図6(c)(d))。そして、ドアパネル20dが第1位置センサ35によって検知されると回転体20が静止されて制動状態とされるため、回転体20は再び基本姿勢で停止する。
一方、標準モード制御時には、図6(e)に示すように、回転体20は第2の基本姿勢となる。そして、通行者がドアパネル20a〜20dの通過領域に進入してタッチスイッチ50のセンサ部を押す(回転体20の回転を検出するエンコーダ又は、人が回転体20を押していることを検出する加重センサなどを用いる場合は、ドアパネル20a〜20dを押す)と、回転体20が回転し、通行者は反対側の開口部14から外に出ることができる(図6(f)(g))。
(第3実施形態)
図7に示すように、第3実施形態に係る回転ドア10は、第2位置センサ37、駆動装置27及び駆動制御手段40cが省略されていて、回転体20は、人が押すことによって回転する構成となっている。なお、第3実施形態では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
第3実施形態は前記実施形態と同様にセキュリティモード制御と標準モード制御とに切り換え可能となっている。そして、標準モード制御時には、人がドアパネル20a〜20dを押せば、いつでも回転体20を回転させることができるため、常時、通行可能となっている。
回転体20は、自力で回転しないため、標準モード制御からセキュリティモード制御に切り換わってセキュリティモードにおける基本姿勢となるときにも人の力が必要となる。すなわち、標準モード制御からセキュリティモード制御に切り換えられると、回転体20が自力で姿勢を変えるのではなく、人が通行することによって回転した後、第1位置センサ35によってドアパネル20a〜20dの位置が検出されることにより、回転体20は基本姿勢に制御される。そして、その後は、回転体20は基本姿勢に維持される。
また、上記実施例に限らず、本発明は、既設の回転ドアに第1位置センサ35及びコントローラを追加するだけでセキュリティ性を容易に付加、向上できるという利点がある。
(第4実施形態)
前記第1〜第3実施形態では、4枚のドアパネル20a〜20dを有する回転体20を備えた回転ドア10としたが、これらと異なり、第4実施形態では、図8(a)(b)に示すように、回転体20が3枚のドアパネル20e〜20gを備えた構成となっている。なお、第4実施形態では、第1実施形態と異なる点についてのみ説明する。
開口部13,14は、互いに対向する位置に形成されるとともに、回転体20の回転方向における略60度(ドアパネル間の角度の半分の角度)の範囲となる大きさに形成されている。言い換えると、壁部12の各円弧状部15,16は、それぞれ120度の範囲に形成されている。第2位置センサ37は、第1位置センサ35が検知する回転体20の姿勢に対して、30度回転した姿勢を検知できる位置に配置される。
第1位置センサ35は、第1開口部13及び第2開口部14のそれぞれに設けられている。これは、後述するように、ドアパネル間の角度だけ回転した姿勢を検知するとともに、ドアパネル間の角度の半分の角度だけ回転した姿勢をも検知できるようにするためである。
ドアパネル20e〜20gは、互いに120度の間隔で放射状に設けられている。そして、セキュリティモード制御時における回転体20の基本姿勢(第1の基本姿勢)は、図8(a)の一番下に示しているように、1つのドアパネル20e(第1のドアパネル)が第1開口部13における所定位置(中央位置)にあり且つ第1のドアパネル20eに続く左上側のドアパネル20g(第2のドアパネル)と更にこれに続く右上側のドアパネル20f(第3のドアパネル)との間の空間が、第2開口部14に連通する姿勢となっている。この基本姿勢では、左右の円弧状部15,16には、それぞれ1つのドアパネル20f,20gの外端部が近接する。そして、回転体20は、この基本姿勢から120度回転するとまた基本姿勢となる。
この回転体20では、図8(a)の一番上に示した状態も基本姿勢(第1の基本姿勢)に該当する。つまり、この状態では、1つのドアパネル20f(第1のドアパネル)が第2開口部14における所定位置(中央位置)にあり且つ第1のドアパネル20fに続く右下側のドアパネル20e(第2のドアパネル)と更にこれに続く左下側のドアパネル20g(第3のドアパネル)との間の空間が、第1開口部13に連通する姿勢となっている。したがって、第4実施形態では、図8(a)の一番下に示した基本姿勢から60度(ドアパネル間の角度の半分の角度)だけ回転してもまた基本姿勢となる。
一方、標準モード制御時における基本姿勢(第2の基本姿勢)では、図8(b)の一番下に示すように、2つのドアパネル20e,20gの外端部が一方の円弧状部15における端部、すなわち、開口部13,14の縁部近傍に位置し、もう1つのドアパネル20fの外端部が他方の円弧状部16の中央に位置する姿勢である。したがって、第2の基本姿勢では、ドアパネル20e〜20gの外端部の何れもが、開口部13,14内に位置していない。
第4実施形態の回転ドアでは、セキュリティモード制御時には、図8(a)の一番下の図に示すように、回転体20は第1の基本姿勢となっている。この状態で、通行権限を持つ通行者が現れると制動状態が解除され、この通行者が開口部13から2つのドアパネル20e,20f間のスペースに進入すると、駆動装置27が回転体20を回転させる。通行者はそれに合わせて第2開口部14に向かって進み、回転ドア10から出ることができる。そして、回転体20が基本姿勢から60度回転したところで、第2開口部14側の第1位置センサ35によってドアパネル20fが検知されるため、その位置で制動状態にされる。このとき、回転体20は再び基本姿勢となっている。
一方、標準モード制御時には、図8(b)に示すように、回転体20は第2の基本姿勢となっている。この状態で、通行者が現れて開口部13から2つのドアパネル20e,20f間のスペースに進入すると、駆動装置27が回転体20を回転させる。通行者はそれに合わせて第2開口部14に向かって進み、回転ドア10から出ることができる。そして、回転体20が180度回転したところで、第2開口部14側の第2位置センサ37によってドアパネル20gが検知されるため、その位置で停止するように制御される。このとき、回転体20は再び第2の基本姿勢となっている。なお、例えば2回転してから停止するように制御しても構わない。
図9(a)〜(c)は、セキュリティモード制御時における種々の動作パターンを説明するものである。図9(a)は、図8(a)と異なり、第2開口部14側から進入する通行者が現れた場合の説明図である。また、図9(b)は、図8(a)の最後(図の一番上)の姿勢にあるときに、第1開口部13側から進入する通行者が現れた場合の説明図である。また、図9(c)は、図8(a)の最後(図の一番上)の姿勢にあるときに、第2開口部14側から進入する通行者が現れた場合の説明図である。
図9(a)において、通行権限を持つ通行者が第2開口部14から2つのドアパネル20f,20g間のスペースに進入すると、駆動装置27が回転体20を回転する。回転体20が120度回転すると、ドアパネル20f,20g間のスペースが第1開口部13に開口し、この位置で第1位置センサ35によってドアパネル20gが検知されて駆動装置27は回転体20を停止させる。この状態で通行者は第1開口部13かを通って出ることができる。
図9(b)において、通行権限を持つ通行者が第1開口部13から2つのドアパネル20e,20g間のスペースに進入すると、駆動装置27が回転体20を回転する。回転体20が120度回転すると、ドアパネル20e,20g間のスペースが第2開口部14に開口し、この位置で第1位置センサ35によってドアパネル20eが検知されて駆動装置27は回転体20を停止させる。この状態で通行者は第2開口部14かを通って出ることができる。
図9(c)において、通行権限を持つ通行者が第2開口部14から2つのドアパネル20f,20g間のスペースに進入すると、駆動装置27が回転体20を回転する。回転体20が60度回転すると、ドアパネル20f,20g間のスペースが第1開口部13に開口し、この位置で第1位置センサ35によってドアパネル20gが検知されて駆動装置27は回転体20を停止させる。この状態で通行者は第1開口部13かを通って出ることができる。
なお、3枚のドアパネル20e〜20gを有する構成でも、第2実施形態及び第3実施形態と同様の構成とすることも可能である。
なお、本発明は、前記実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。例えば、前記各実施形態では、セキュリティモード制御と標準モード制御とに切り換える構成としたが、これに限られるものではなく、標準モード制御を省略した構成としてもよい。
また、前記各実施形態では、回転体20が4枚のドアパネル20a〜20dが放射状に配設された構成又は3枚のドアパネル20e〜20gが放射状に配設された構成としたが、これに限られるものはない。例えば、5枚のドアパネルが放射状に配設された構成としてもよい。
12 壁部
13 第1開口部
14 第2開口部
20 回転体
20a ドアパネル
20b ドアパネル
20c ドアパネル
20d ドアパネル
20e ドアパネル
20f ドアパネル
20g ドアパネル
25 認証装置
29 電磁ブレーキ(制動部の一例)
31 起動センサ
32 起動センサ
35 第1位置センサ
37 第2位置センサ
40 コントローラ(制御手段の一例)
50 タッチスイッチ(起動センサの一例)

Claims (4)

  1. 互いに対向する位置に第1開口部及び第2開口部が設けられた壁部によって囲まれる空間に回転可能に配置される回転体が設けられた回転ドアであって、
    前記回転体を静止させるための制動部と、
    前記制動部の制御が可能な制御手段と、を備え、
    前記回転体は、回転方向に等間隔の放射状に設けられる3つ以上のドアパネルを有し、
    前記制御手段は、外部からの通行を許可する信号に基づいて前記回転体の制動状態を解除する一方、前記回転体が回転して、第1のドアパネルの外端部が前記第1開口部及び前記第2開口部の一方における所定位置にあり且つ前記第1のドアパネルに続く第2のドアパネルと更にこれに続く第3のドアパネルとの間の空間が、前記第1開口部及び前記第2開口部の他方に連通する姿勢である基本姿勢で前記回転体が静止するように前記制動部を制御する回転ドア。
  2. 前記制御手段は、前記基本姿勢で前記回転体が静止するように前記制動部を制御するセキュリティモード制御と、前記基本姿勢と異なる姿勢であって、前記ドアパネルの停止している外端部が前記壁部における開口部の縁部近傍に位置づけられている姿勢で前記回転体が静止するように前記制動部を制御する標準モード制御とを備える請求項1に記載の回転ドア。
  3. 前記ドアパネルは4つ設けられており、
    前記セキュリティモード制御において、前記回転体が90度回転した位置で停止するように、前記制動部を作動させる請求項1又は2に記載の回転ドア。
  4. 前記ドアパネルは3つ設けられており、
    前記セキュリティモード制御において、前記第1開口部または前記第2開口部の中央付近にその先端が位置するドアパネルで区画される空間に前記通行者が進入して来たときは前記回転体を60度回転した位置で停止するように、前記制動部を作動させ、
    前記第1開口部または前記第2開口部の端部近傍に、その先端が位置するドアパネルで区画される空間に前記通行者が進入して来たときは前記回転体を120度回転した位置で停止するように、前記制動部を作動させる請求項1又は2に記載の回転ドア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102943608A (zh) * 2012-10-22 2013-02-27 北京信步自动门有限公司 一种旋转门信号转接装置

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