JP2011112293A - ヒートポンプ式給湯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】
本発明によれば、より効率よく効果的に水熱交換器内の温水流路の洗浄を行うことが出来る。
【解決手段】
上記目的を達成するために、本発明のヒートポンプ式給湯機は、圧縮機と、水熱交換器と、減圧装置と、空気熱交換器とを冷媒配管で環状に接続したヒートポンプ式冷凍サイクル回路と、前記水熱交換器と、貯湯タンクと、循環ポンプとを温水配管で環状に接続した給湯回路と、前記水熱交換器の温水管部内を洗浄する洗浄装置を接続する接続部とを備えたヒートポンプ式給湯機において、前記接続部は、前記循環ポンプの温水配管出口部と前記水熱交換器の温水管部入口の間及び、前記水熱交換器の温水管部出口と前記貯湯タンクとの間にそれぞれ設けられたことを特徴としている。
【選択図】図1
本発明によれば、より効率よく効果的に水熱交換器内の温水流路の洗浄を行うことが出来る。
【解決手段】
上記目的を達成するために、本発明のヒートポンプ式給湯機は、圧縮機と、水熱交換器と、減圧装置と、空気熱交換器とを冷媒配管で環状に接続したヒートポンプ式冷凍サイクル回路と、前記水熱交換器と、貯湯タンクと、循環ポンプとを温水配管で環状に接続した給湯回路と、前記水熱交換器の温水管部内を洗浄する洗浄装置を接続する接続部とを備えたヒートポンプ式給湯機において、前記接続部は、前記循環ポンプの温水配管出口部と前記水熱交換器の温水管部入口の間及び、前記水熱交換器の温水管部出口と前記貯湯タンクとの間にそれぞれ設けられたことを特徴としている。
【選択図】図1
Description
本発明はヒートポンプ式給湯機に関し、特に水熱交換器内部の洗浄が出来るヒートポンプ式給湯機に関するものである。
ヒートポンプ式給湯機では長期間の使用に伴い、給水内に含まれるカルキ等が温水流路内に堆積する。特に冷媒と水が熱交換する水熱交換器は高温となるためカルキ等が堆積しやすく、これにより熱交換効率が低下し、温水が流れにくくなるため循環ポンプ効率が低下し、貯湯運転で時間内に湯が沸かないなどの不具合が発生する。そのため、定期的に水熱交換器内部の水経路の洗浄運転を行う必要がある。
そこで特許文献1ではヒートポンプ式給湯機の給湯運転時間を積算し、カルキ等が堆積したと思われる時期を見計らって使用者に洗浄運転を促す警告をブザーやランプ等の点灯で知らせ、水熱交換器と循環ポンプを含む給湯回路部分を洗浄手段により洗浄を行う。
そこで特許文献1ではヒートポンプ式給湯機の給湯運転時間を積算し、カルキ等が堆積したと思われる時期を見計らって使用者に洗浄運転を促す警告をブザーやランプ等の点灯で知らせ、水熱交換器と循環ポンプを含む給湯回路部分を洗浄手段により洗浄を行う。
この特許文献1に記載のものでは洗浄装置が温水配管部の水熱交換器と循環ポンプを含む区間に接続されているため、洗浄剤が循環ポンプ内を流れ強酸性や強アルカリ性等の洗浄剤を使用した場合、循環ポンプの耐久性を損なうことになる。
本発明は前記事情に着目し、水熱交換器の温水配管内の洗浄運転を行っても信頼性の高いヒートポンプ式給湯機を提供しようとするものである。
本発明は前記事情に着目し、水熱交換器の温水配管内の洗浄運転を行っても信頼性の高いヒートポンプ式給湯機を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のヒートポンプ式給湯機は、圧縮機と、水熱交換器と、減圧装置と、空気熱交換器とを冷媒配管で環状に接続したヒートポンプ式冷凍サイクル回路と、前記水熱交換器と、貯湯タンクと、循環ポンプとを温水配管で環状に接続した給湯回路と、前記水熱交換器の温水管部内を洗浄する洗浄装置を接続する接続部とを備えたヒートポンプ式給湯機において、前記接続部は、前記循環ポンプの温水配管出口部と前記水熱交換器の温水管部入口の間及び、前記水熱交換器の温水管部出口と前記貯湯タンクとの間にそれぞれ設けられたことを特徴としている。
本発明によれば、洗浄装置は循環ポンプを介さずに水熱交換器内の温水流路に接続され、循環して洗浄運転を行えるため、循環ポンプの耐久性を損なわずに効率よく効果的に水熱交換器内の温水流路の洗浄を行うことが出来る。
(第1の実施の形態)
図1は本発明における第1の実施の形態に係るヒートポンプ式給湯機の回路構成と洗浄装置の洗浄回路を示す図である。また、図1は貯湯運転時と給湯時の冷媒の流れを実線矢印、温水の流れを一点鎖線矢印で表し、洗浄運転時の洗浄剤の流れを破線矢印で示している。
図1は本発明における第1の実施の形態に係るヒートポンプ式給湯機の回路構成と洗浄装置の洗浄回路を示す図である。また、図1は貯湯運転時と給湯時の冷媒の流れを実線矢印、温水の流れを一点鎖線矢印で表し、洗浄運転時の洗浄剤の流れを破線矢印で示している。
このヒートポンプ式給湯機は、ヒートポンプユニット1と、貯湯タンクユニット2とから構成される。
はじめにヒートポンプユニット1から詳述すると、このヒートポンプユニット1には、圧縮機3と、四方切換弁4と、利用側熱交換器である水熱交換器7と、減圧装置である電動膨張弁(PMV:パルスモータバルブ)6と、熱源側熱交換器である室外熱交換器5と循環ポンプ8が収容配置されている。
水熱交換器7は、内部に、冷媒が導通する冷媒管部7aと、温水が導通する温水管部7bとを互いに密着した状態で備えていて、それぞれの管部7a,7bに導通する冷媒と温水を互いに効率よく熱交換できるようになっている。
圧縮機3と四方切換弁4と水熱交換器7における冷媒管部7aと電動膨張弁6及び室外熱交換器5とは、順次、冷媒配管49を介して連通され、ヒートポンプ式冷凍サイクル回路10を構成する。
圧縮機3と四方切換弁4と水熱交換器7における冷媒管部7aと電動膨張弁6及び室外熱交換器5とは、順次、冷媒配管49を介して連通され、ヒートポンプ式冷凍サイクル回路10を構成する。
ヒートポンプユニット1には、一対の接続口体11a,11bが互いに離間して設けられている。これら接続口体11a,11b相互間には水熱交換器7を挟んで洗浄装置24を接続するための接続部である第1の三方切換弁13、第2の三方切換弁14が設けられている。第1の三方切換弁13と第2の三方切換弁14はそれぞれa、b、cの3つのポートを有し、それぞれaとbのポートが温水配管9に接続されている。
さらに、水熱交換器7の温水管部7b、循環流量センサ40及び循環ポンプ8が温水配管9によって接続される。また、循環ポンプ8の入口側及び出口側にクイックファスナー等の工具を用いずに着脱可能な接続機構44が設けられている。
貯湯タンクユニット2には、貯湯タンク12と、減圧弁15と、負圧弁16と、圧力逃し弁17と、混合弁18が収容配置される。
貯湯タンクユニット2には、ヒートポンプユニット1に設けられる接続口体11a,11bに対応して一対の接続口体19a,19bが設けられ、互いの接続口体11aと19a,11bと19bはそれぞれ温水配管9で接続されている。
貯湯タンクユニット2には、貯湯タンク12と、減圧弁15と、負圧弁16と、圧力逃し弁17と、混合弁18が収容配置される。
貯湯タンクユニット2には、ヒートポンプユニット1に設けられる接続口体11a,11bに対応して一対の接続口体19a,19bが設けられ、互いの接続口体11aと19a,11bと19bはそれぞれ温水配管9で接続されている。
貯湯タンクユニット2には給水口体20と、排水口体21と、第1の給湯口体22及び第2の給湯口体23が互いに離間して設けられる。
給水口体20は給水源と連通され、排水口体21は排水部と連通され、第1、第2の給湯口体22,23は厨房や浴室もしくは洗面所等に取付けられる給湯栓と連通される。これら、給水源、排水部、給湯栓は、いずれも図示していない。
給水口体20は給水源と連通され、排水口体21は排水部と連通され、第1、第2の給湯口体22,23は厨房や浴室もしくは洗面所等に取付けられる給湯栓と連通される。これら、給水源、排水部、給湯栓は、いずれも図示していない。
図1の貯湯タンク12は実際には左端面を上、右端面を下へ向けた縦置きで上側を上端部12a、下側を底部12bとする。上端部12aと、接続口体19aと11aと、第1の三方切換弁13における2つのポートa,bと、水熱交換器7の温水管部7bと、第2の三方切換弁14における2つのポートb,aと、循環ポンプ8と、接続口体11bと19bと、貯湯タンク12の底部12bとは温水配管9を介して順次連通され、これらで貯湯循環回路41が構成される。
一方、給水口体20と、減圧弁15と、貯湯タンク12の底部12bとは温水配管9を介して連通される。そして、減圧弁15と貯湯タンク12底部との間から分岐した温水配管9で、混合弁18と第2の給湯口体23が連通される。第1の給湯口体22に接続される温水配管9Aは、貯湯タンク12の上端部12aに接続される。給湯管9Aの中途部から温水配管9が分岐していて、これは混合弁18の残りのポートに接続される。
以上述べた、貯湯タンク12と、給水口体20と、第1の給湯口体22と、第2の給湯口体23と、減圧弁15と、混合弁18と、給湯管9A及びその他の温水配管9で、給湯回路42が構成される。
また、貯湯タンクユニット2に制御装置39が設けられ、この制御装置39にはリモコン37及びヒートポンプユニット1の制御装置38が接続される。リモコン37は操作ボタン、表示部、音声発生手段(いずれも図示しない)を備え、例えば浴室などに設置される。リモコン37は貯湯タンクユニット2及びヒートポンプユニット1に対する運転条件を設定するとともに、後述する洗浄運転の警告を報知することができる。
つぎに、本実施の形態のヒートポンプ式給湯機の作用を説明する。
はじめに、図1にもとづき、貯湯運転について説明する。この貯湯運転は、たとえば電力料金の廉価な深夜電力料金時間帯を利用して行われる。
はじめに、図1にもとづき、貯湯運転について説明する。この貯湯運転は、たとえば電力料金の廉価な深夜電力料金時間帯を利用して行われる。
制御装置38は、圧縮機3及び循環ポンプ8に駆動制御信号を送るとともに、四方切換弁4に切換制御信号を送る。
圧縮機3が駆動して冷媒を高温高圧に圧縮して吐出する。冷媒は、図中実線矢印に示すように、四方切換弁4から水熱交換器7の冷媒管部7aに導かれて凝縮し、凝縮熱を放出する。そして冷媒は、電動膨張弁6において減圧膨張し、室外熱交換器5で蒸発し、四方切換弁4を介して圧縮機3に吸込まれ、圧縮されて再び上述の径路を循環する。
圧縮機3が駆動して冷媒を高温高圧に圧縮して吐出する。冷媒は、図中実線矢印に示すように、四方切換弁4から水熱交換器7の冷媒管部7aに導かれて凝縮し、凝縮熱を放出する。そして冷媒は、電動膨張弁6において減圧膨張し、室外熱交換器5で蒸発し、四方切換弁4を介して圧縮機3に吸込まれ、圧縮されて再び上述の径路を循環する。
一方、貯湯タンク12内には1日が経過して低温化した温水(もしくは水)が満杯状態で貯溜されている。循環ポンプ8の運転により、この貯湯タンク12内の低温の温水は図中一点鎖線矢印に示すように、貯湯循環回路41を循環する。
すなわち、貯湯タンク12の底部12bから低温の温水が導出され、循環ポンプ8に吸込まれる。この循環ポンプ8から第2の三方切換弁14を介して水熱交換器7の温水管部7bへ送られ、水熱交換器7内の冷媒管部7aを流れる冷媒と熱交換する。低温の温水は冷媒の凝縮熱を吸収して高温の温水である湯に変る。水熱交換器7から出た湯は第1の三方切換弁13を介して貯湯タンク12の上端部12aから内部へ導かれる。
貯湯タンク12には、異なる高さの位置に複数の図示しない温度センサが取付けられていて、これら温度センサから制御装置39へ検知信号が送られる。全ての温度センサが予め設定された温度以上を検知したら、貯湯タンク12内の湯の全てが所定温度以上になったことと判断し、制御装置39は制御装置38に停止指令信号を出し、制御装置38は圧縮機3と循環ポンプ8の運転を停止して貯湯循環運転を終了する。
上述した貯湯運転を長期間行うと温水配管9内及び水熱交換器7の温水配管7b内部にカルキ等が堆積する。特に水熱交換器7は高温となるためカルキ等が堆積しやすい。これにより熱交換効率が低下し、温水が流れにくくなるため循環ポンプ効率が低下し、貯湯運転で時間内に湯が沸かないなどの不具合が発生する。そこでカルキ等の堆積を検知しリモコン37に“詰まり警報”を表示し同時に音声により洗浄運転を行うように警告を報知する。
以下に洗浄運転を促す警告表示の流れについて図2で説明する。
まず貯湯運転を行っているとき(Step1のYES)、循環ポンプ8の回転数と循環流量センサ40から得られた循環流量と許容流量を読み込む(Step2)。そして、循環ポンプ8の循環流量が許容流量よりも低下した運転となったときに(Step3のYES)、リモコン37の表示部に“詰まり警報”を表示し同時に音声発生手段により洗浄運転を行うように警告を報知する(Step4)。
まず貯湯運転を行っているとき(Step1のYES)、循環ポンプ8の回転数と循環流量センサ40から得られた循環流量と許容流量を読み込む(Step2)。そして、循環ポンプ8の循環流量が許容流量よりも低下した運転となったときに(Step3のYES)、リモコン37の表示部に“詰まり警報”を表示し同時に音声発生手段により洗浄運転を行うように警告を報知する(Step4)。
許容流量の決定は、ヒートポンプ式給湯機を据付ける際に試運転を行い、循環ポンプ8の回転数と循環流量センサ40で計測した温水流量を基本特性として制御装置39に記憶し、基本特性の循環流量に対して20%低い値を許容流量として制御装置39に記憶することで実施される。
なお、製造時に標準的使用状態を想定した上でのポンプ回転数に対する循環流量を基本特性として決定し、その基本特性の循環流量に対して、例えば20%低い値を許容流量として制御装置39に記憶してもよい。
なお、製造時に標準的使用状態を想定した上でのポンプ回転数に対する循環流量を基本特性として決定し、その基本特性の循環流量に対して、例えば20%低い値を許容流量として制御装置39に記憶してもよい。
基本特性に対する許容特性(許容流量)の関係を図3に示す。
なお、許容特性は循環ポンプ8の性能により異なるため、許容特性は基本特性に対し必ずしも20%低下した値ではなく、循環ポンプ8の性能に応じて適宜決定される。
なお、許容特性は循環ポンプ8の性能により異なるため、許容特性は基本特性に対し必ずしも20%低下した値ではなく、循環ポンプ8の性能に応じて適宜決定される。
次に洗浄装置24について詳述する。この洗浄装置24には洗浄剤を貯留するための洗浄剤タンク25、洗浄剤回収用タンク26、洗浄用ポンプ27、減圧弁28、圧力計29、ストレーナ30、流量センサ31、ポンプ運転制御部32が収容配置される。
洗浄装置24には一対の接続口体34a、34bが備え付けてあり、接続口体34a、ストレーナ30、流量計31、洗浄剤タンク25、洗浄用ポンプ27、減圧弁28、及び、接続口体34bは洗浄配管33を介して順次連通され、洗浄回路43が形成される。
洗浄装置24には一対の接続口体34a、34bが備え付けてあり、接続口体34a、ストレーナ30、流量計31、洗浄剤タンク25、洗浄用ポンプ27、減圧弁28、及び、接続口体34bは洗浄配管33を介して順次連通され、洗浄回路43が形成される。
洗浄作業者は、接続口体34aを銅パイプやフレキシブル管等の接続管35aを介してヒートポンプユニット1内の第1の三方切換弁13における残りのポートcに接続し、接続口体34bを銅パイプやフレキシブル管等の接続管35bを介して第3の三方切換弁14における残りのポートcに接続し、その後、第1の三方切換弁13と第2の三方切換弁14を切換え、それぞれポートbとcを連通させる。
続いて、洗浄作業者がポンプ運転制御部32を操作し、洗浄運転を開始すると洗浄剤または水が図中破線矢印に示すように洗浄回路43を循環する。
すなわち、洗浄剤または水が洗浄剤タンク25から洗浄配管33を介して、洗浄剤ポンプ27、減圧弁28、接続口体34bへと順次導かれ、接続口体34bから接続管35bを介して第2の三方切換弁14へと導かれ、第2の三方切換弁から温水配管9を介して水熱交換器7の温水管部7b、第1の三方切換弁13へと導かれ、第1三方切換弁から接続管35aを介して接続口体34aへと導かれ、接続口体34aから洗浄配管33を介してストレーナ30、流量センサ31、洗浄剤タンク25へと順次導かれる。
すなわち、洗浄剤または水が洗浄剤タンク25から洗浄配管33を介して、洗浄剤ポンプ27、減圧弁28、接続口体34bへと順次導かれ、接続口体34bから接続管35bを介して第2の三方切換弁14へと導かれ、第2の三方切換弁から温水配管9を介して水熱交換器7の温水管部7b、第1の三方切換弁13へと導かれ、第1三方切換弁から接続管35aを介して接続口体34aへと導かれ、接続口体34aから洗浄配管33を介してストレーナ30、流量センサ31、洗浄剤タンク25へと順次導かれる。
次に実際の洗浄運転の手順について詳述する。
図2のステップ4の警告を受け、ヒートポンプ式給湯機の電源を遮断し、ヒートポンプ式給湯機の運転を行えなくする。続いて三方切換弁13のポートcに接続管35aの一端を接続し他端を洗浄装置の接続口体34aに接続する。三方切換弁14のポートcに接続管35bの一端を接続し他端を洗浄装置の接続口体34bに接続する。接続管35a、接続管35bによりヒートポンプユニット1と洗浄装置を接続した後、第1の三方切換弁13と第2の三方切換弁14を手動で切換え、接続口体34a、接続口体34bのバルブ(図示せず)を開き、洗浄回路43を形成する。
図2のステップ4の警告を受け、ヒートポンプ式給湯機の電源を遮断し、ヒートポンプ式給湯機の運転を行えなくする。続いて三方切換弁13のポートcに接続管35aの一端を接続し他端を洗浄装置の接続口体34aに接続する。三方切換弁14のポートcに接続管35bの一端を接続し他端を洗浄装置の接続口体34bに接続する。接続管35a、接続管35bによりヒートポンプユニット1と洗浄装置を接続した後、第1の三方切換弁13と第2の三方切換弁14を手動で切換え、接続口体34a、接続口体34bのバルブ(図示せず)を開き、洗浄回路43を形成する。
最初に、洗浄剤タンク25に水を貯留し、ポンプ運転制御部32を操作して洗浄用ポンプ27を運転し、10分程度水での洗浄運転を行う。その後、バルブ36を開き洗浄回路43内の水を洗浄剤回収用タンク26に排出する。
水排出完了の後、ポンプ運転制御部32を操作し、洗浄用ポンプ27を停止した後、バルブ36を閉じ、続いて、洗浄剤タンク25に洗浄剤Aを注入し、ポンプ運転制御部32を操作して洗浄用ポンプを運転し、洗浄剤Aを洗浄回路43内で20分から30分程度循環させる。その後、ポンプ運転制御部32を操作して洗浄用ポンプ27を停止し、バルブ36を開き洗浄剤Aを洗浄剤回収用タンクに排出する。
浄剤A排出完了の後、バルブ36を閉じ、今度は洗浄剤タンク25に洗浄剤Bを注入しポンプ運転制御部32を操作し洗浄用ポンプ27を運転し、洗浄剤Bを洗浄回路43内で10分から15分程度循環させる。その後、ポンプ運転制御部32を操作して洗浄用ポンプ27を停止し、バルブ36を開き洗浄剤Bを洗浄剤回収用タンクに排出する。
洗浄剤Aは強酸性の溶液、洗浄剤Bは強アルカリ性の溶液を用いる。洗浄剤Aと洗浄剤Bは洗浄回路43内のカルキ等の堆積物を除去した後に、両洗浄剤を混合し中和をおこなう。
水排出完了の後、ポンプ運転制御部32を操作し、洗浄用ポンプ27を停止した後、バルブ36を閉じ、続いて、洗浄剤タンク25に洗浄剤Aを注入し、ポンプ運転制御部32を操作して洗浄用ポンプを運転し、洗浄剤Aを洗浄回路43内で20分から30分程度循環させる。その後、ポンプ運転制御部32を操作して洗浄用ポンプ27を停止し、バルブ36を開き洗浄剤Aを洗浄剤回収用タンクに排出する。
浄剤A排出完了の後、バルブ36を閉じ、今度は洗浄剤タンク25に洗浄剤Bを注入しポンプ運転制御部32を操作し洗浄用ポンプ27を運転し、洗浄剤Bを洗浄回路43内で10分から15分程度循環させる。その後、ポンプ運転制御部32を操作して洗浄用ポンプ27を停止し、バルブ36を開き洗浄剤Bを洗浄剤回収用タンクに排出する。
洗浄剤Aは強酸性の溶液、洗浄剤Bは強アルカリ性の溶液を用いる。洗浄剤Aと洗浄剤Bは洗浄回路43内のカルキ等の堆積物を除去した後に、両洗浄剤を混合し中和をおこなう。
洗浄運転中は圧力計29及び流量センサ31からの信号をもとにポンプ運転制御部32が洗浄用ポンプ27の回転数と減圧弁28の開度を制御する。このとき、洗浄用ポンプ27を断続的に運転することにより洗浄流路内の堆積物の脱落を促進する。
洗浄回路43の他にも、着脱機構44により循環ポンプ8を含む区間の温水配管9を取り外し、漬け置き洗浄を行う。洗浄後、循環ポンプ8を含む区間の温水配管9を所定位置に戻し、着脱機構44で固定する。
洗浄回路43の他にも、着脱機構44により循環ポンプ8を含む区間の温水配管9を取り外し、漬け置き洗浄を行う。洗浄後、循環ポンプ8を含む区間の温水配管9を所定位置に戻し、着脱機構44で固定する。
上述の洗浄運転を終了すると、第1の三方切換弁13と第2の三方切換弁14を切換え貯湯循環回路を連通させ、接続管35a、接続管35bを第1の三方切換弁13と第2の三方切換弁14から取り外し、ヒートポンプ式給湯機の電源を投入後、リモコン34の“つまり警報”を解除する。
上述した第1の実施の形態によれば、温水配管内にカルキ等が堆積し循環流量が低下したことを検出して洗浄運転が必要なことをリモコン37の表示と音声で使用者に警告するため、水源の水質状態による洗浄時期のずれにも対応でき、正確な洗浄時期が判断できる。
また、第1の三方切換弁13と第2の三方切換弁14を用いて洗浄装置24をヒートポンプ式給湯機の温水配管9に循環ポンプ8を介さずに環状に接続できるため、洗浄剤を循環し、強酸性及び強アルカリ性の洗浄剤を用いても循環ポンプ8の耐久性を損なうことがなく、温水配管部の付替えが不要で洗浄装置の着脱も容易に行うことができる。
さらにポンプの制御により流量を断続的に変化させ堆積物の脱落を促進する。
また、循環ポンプ8は必要に応じて着脱機構44により容易に取り外し、別途洗浄が可能である。
また、第1の三方切換弁13と第2の三方切換弁14を用いて洗浄装置24をヒートポンプ式給湯機の温水配管9に循環ポンプ8を介さずに環状に接続できるため、洗浄剤を循環し、強酸性及び強アルカリ性の洗浄剤を用いても循環ポンプ8の耐久性を損なうことがなく、温水配管部の付替えが不要で洗浄装置の着脱も容易に行うことができる。
さらにポンプの制御により流量を断続的に変化させ堆積物の脱落を促進する。
また、循環ポンプ8は必要に応じて着脱機構44により容易に取り外し、別途洗浄が可能である。
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態について図4(A)(B)を用いて説明する。なお、第2の実施の形態において、上述した第1の実施の形態で説明した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、同一の構成要素の説明は重複するので省略する。
次に本発明の第2の実施の形態について図4(A)(B)を用いて説明する。なお、第2の実施の形態において、上述した第1の実施の形態で説明した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、同一の構成要素の説明は重複するので省略する。
第1の実施の形態において用いた第1の三方切換弁13と第2の三方切換弁14を用いず、温水配管9の水熱交換器7の温水管部7bと貯湯タンク12に挟まれた区間を二方弁45aを介して連通し、温水配管9の二方弁45aと水熱交換器7の温水管部7bの間に分岐部48aを設け、分岐部48aに二方弁46aと接続口体47aを順次接続し、温水配管9の水熱交換器7の温水管部7bと循環ポンプに挟まれた区間を二方弁45bを介して連通し、温水配管9の二方弁45bと水熱交換器7の温水管部7bの間に分岐部48bを設け、分岐部48bに二方弁46aと接続口体47aを順次接続する。
貯湯運転時は二方弁45aと二方弁45bを連通し、二方弁46aと二方弁46bは閉鎖する。
洗浄運転時は接続口体45aと接続管35aを接続し、接続口体45aと接続管35aを接続し、二方弁45aと二方弁45bを閉鎖し、二方弁46aと二方弁46bを開口する。
貯湯運転時は二方弁45aと二方弁45bを連通し、二方弁46aと二方弁46bは閉鎖する。
洗浄運転時は接続口体45aと接続管35aを接続し、接続口体45aと接続管35aを接続し、二方弁45aと二方弁45bを閉鎖し、二方弁46aと二方弁46bを開口する。
第1の実施の形態及び第2の実施の形態では循環ポンプ8をヒートポンプユニット1に備えたが、貯湯タンクユニット2内の接続口体19bと貯湯タンク12の間に備えてもよい。
1…ヒートポンプユニット、2…貯湯タンクユニット、3…圧縮機、4…四方切換弁、5…室外熱交換器、6…電磁膨張弁、7…水熱交換器、7a…冷媒管部、7b…温水管部、8…循環ポンプ、9…温水配管、10…冷凍サイクル回路、11a…接続口体、11b…接続口体、12…貯湯タンク、13…第1の三方切換弁、14…第2の三方切換弁、15…減圧弁、16…負圧弁、17…圧力逃がし弁、18…混合弁、19a…接続口体、19b…接続口体、20…給水口体、21…排水口体、22…第1の給湯口体、23…第2の給湯口体、24…洗浄装置、25…洗浄剤タンク、26…洗浄剤回収用タンク、27…洗浄用ポンプ、28…減圧弁、29…圧力計、30…ストレーナ、31…流量センサ、32…ポンプ運転制御部、33…洗浄配管、34…接続口体、35a…接続管、35b…接続管、36…バルブ、37…リモコン、38…制御装置、39…制御装置、40…循環流量センサ、41…貯湯循環回路、42…給湯回路、43…洗浄回路、44…着脱機構、45a…二方弁、45b…二方弁、46a…二方弁、46b…二方弁、47a…接続口体、47b…接続口体、48a…分岐部、48b…分岐部、49…冷媒配管
Claims (3)
- 圧縮機と、水熱交換器と、減圧装置と、空気熱交換器とを冷媒配管で環状に接続したヒートポンプ式冷凍サイクル回路と、前記水熱交換器と、貯湯タンクと、循環ポンプとを水配管で環状に接続した給湯回路と、前記水熱交換器の温水管部内を洗浄する洗浄装置を接続する接続部とを備えたヒートポンプ式給湯機において、前記接続部は、前記循環ポンプの水配管出口部と前記水熱交換器の温水管部入口の間及び、前記水熱交換器の温水管部出口と前記貯湯タンクとの間にそれぞれ設けられたことを特徴とするヒートポンプ式給湯機。
- 前記ヒートポンプ式給湯機は前記給湯回路の温水流路に流量を検出する流量センサを備え、循環ポンプの回転数に対応する許容流量より前記流量センサが検出する流量が低下したときに、洗浄運転を促す警告を報知する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ式給湯機。
- 前記制御手段は、前記ヒートポンプ式給湯機の据付直後の前記循環ポンプの回転数に対する流量を基準に許容流量を算定する手段を備えた請求項2記載のヒートポンプ式給湯機。
Priority Applications (1)
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JP2009269835A JP2011112293A (ja) | 2009-11-27 | 2009-11-27 | ヒートポンプ式給湯機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2014009917A (ja) * | 2012-07-02 | 2014-01-20 | Mitsubishi Electric Corp | ヒートポンプ給湯装置 |
CN104864591A (zh) * | 2015-04-02 | 2015-08-26 | 秦健 | 循环泵取热装置 |
JP6022095B1 (ja) * | 2016-02-09 | 2016-11-09 | 株式会社イースト | 追い炊き用配管の洗浄方法 |
JP2018126731A (ja) * | 2012-09-21 | 2018-08-16 | アクセス ビジネス グループ インターナショナル リミテッド ライアビリティ カンパニー | 水処理システムと共に使用するための選択的水温構成部品 |
-
2009
- 2009-11-27 JP JP2009269835A patent/JP2011112293A/ja active Pending
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