JP2011106698A - 設備機器制御装置 - Google Patents

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詔之 河合
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Abstract

【課題】設定作業の煩雑さを解消する設備機器制御装置を提供することにある。
【解決手段】本発明の設備機器制御装置10は、制御レベル記憶領域14dと、制御レベル受付部15aと、制御指令決定部15eとを備える。制御レベル記憶領域は、制御レベルを記憶する。制御レベルは、一の空間の複数のゾーンにそれぞれ設置された一または複数の設備機器をゾーン毎に制御するためのレベルである。制御レベル受付部は、ユーザの所望する制御レベルを受け付ける。制御指令決定部は、制御レベル受付部によって受け付けられた制御レベルに基づいて、各ゾーンの一または複数の設備機器に対する制御指令を決定する。
【選択図】図8

Description

本発明は、設備機器制御装置に関する。
従来、一の空間を機能に応じた複数のゾーンに区分けして使用する場合、各ゾーンに設備機器を設置し、ゾーン毎に設備機器の制御を行っている。例えば、特許文献1(特開2007−162982号公報)では、外食店舗内の複数のゾーン(例えば、厨房エリア、客席エリア等)にそれぞれ設備機器を設置し、各ゾーンに対してそれぞれ制御を行っている。
ところで、近年、消費電力の削減が一層求められている。そのため、空間に設置された全ての設備機器について、必要に応じた省エネ制御を実行することが好ましい。しかし、各ゾーンの機能によって設備機器に実行させるべき制御内容は異なるため、各ゾーンの設備機器に適した設定に変更する作業は煩雑になる。
そこで、本発明の課題は、設定作業の煩雑さを解消する設備機器制御装置を提供することにある。
第1発明に係る設備機器制御装置は、制御レベル記憶領域と、制御レベル受付部と、制御指令決定部とを備える。制御レベル記憶領域は、制御レベルを記憶する。制御レベルは、一の空間の複数のゾーンにそれぞれ設置された一または複数の設備機器をゾーン毎に制御するためのレベルである。制御レベル受付部は、ユーザの所望する制御レベルを受け付ける。制御指令決定部は、制御レベル受付部によって受け付けられた制御レベルに基づいて、各ゾーンの一または複数の設備機器に対する制御指令を決定する。
本発明に係る設備機器制御装置では、設備機器をゾーン毎に制御するための制御レベルが記憶される。ユーザの所望する制御レベルが受け付けられると、当該制御レベルに基づいて、設備機器に送られる制御指令が決定される。制御レベルには、例えば、設備機器の負荷を増加または減少させるレベルが含まれる。また、設備機器の負荷を増加させるレベルには、設備機器の運転が含まれ、設備機器の負荷を減少させるレベルには、設備機器の停止が含まれる。
これにより、設定作業の煩雑さを解消することができる。
第2発明に係る設備機器制御装置は、第1発明に係る設備機器制御装置であって、機器情報記憶領域と、配置情報記憶領域とをさらに備える。機器情報記憶領域は、設備機器の種類を含む機器情報を記憶する。配置情報記憶領域は、設備機器が配置されたゾーンを記憶する。制御指令決定部は、制御レベルと設備機器の種類とに基づいて制御指令を決定する。
本発明に係る設備機器制御装置では、各ゾーンに設置された設備機器が記憶される。また、各ゾーンに設置された設備機器の種類が記憶される。ユーザの所望する制御レベルが受け付けられると、制御レベルと、設備機器の種類とに基づいた制御指令が決定される。
これにより、設備機器の種類を意識することなく、各ゾーンに適した設定に変更することができる。
第3発明に係る設備機器制御装置は、第2発明に係る設備機器制御装置であって、コマンド記憶領域をさらに備える。コマンド記憶領域は、設備機器の種類に応じたコマンドを、制御レベルに関連付けて記憶する。制御指令決定部は、制御レベル受付部によって受け付けられた制御レベルに応じて、制御指令であるコマンドを選択する。
本発明に係る設備機器制御装置では、設備機器の種類に応じたコマンドが記憶される。コマンドは、制御レベルに関連付けて記憶されている。ユーザの所望する制御レベルに基づいて、設備機器の種類に応じたコマンドが選択される。当該コマンドが各設備機器に送られることにより、設備機器が制御される。
これにより、複数種類の設備機器を容易に制御することができる。
第4発明に係る設備機器制御装置は、第1発明から第3発明のいずれかに係る設備機器制御装置であって、複数のゾーンは、第1のゾーンおよび第2のゾーンを含む。制御レベル記憶領域は、複数の第1ゾーン制御レベルと、複数の第2ゾーン制御レベルとを複数記憶する。複数の第1ゾーン制御レベルは、第1のゾーンに対する制御レベルである。複数の第2のゾーンに対する制御レベルは、第2のゾーンに対する制御レベルである。
本発明に係る設備機器制御装置では、第1のゾーンに設置された設備機器を制御するための複数の第1ゾーン制御レベルと、第2のゾーンに設置された設備機器を制御するための複数の第2ゾーン制御レベルとが記憶される。
これにより、ゾーン毎に適切な制御レベルを設定することができる。
第5発明に係る設備機器制御装置は、第3発明または第4発明に係る設備機器制御装置であって、制御レベルには、設備機器の負荷を減少させる省エネルギー制御レベルと、設備機器の負荷を増加させる増エネルギー制御レベルとが含まれる。
本発明に係る設備機器制御装置では、設備機器の負荷を減少させるための省エネルギー制御レベルと設備機器の負荷を増加させるための増エネルギー制御レベルとが、制御レベルとして記憶されている。
これにより、空調対象空間で消費される電力量を調整することができる。
第6発明に係る設備機器制御装置は、第3発明から第5発明のいずれかに係る設備機器制御装置であって、実行スケジュール記憶領域をさらに備える。実行スケジュール記憶領域は、実行スケジュールを記憶する。実行スケジュールは、所定期間において設備機器に実行させる制御レベルについてのスケジュールである。また、制御指令決定部は、スケジュール記憶領域に記憶された実行スケジュールに基づいて、コマンドを選択する。
これにより、所定期間において消費される電力量を調整することができる。
第7発明に係る設備機器制御装置は、第3発明から第6発明のいずれかに係る設備機器制御装置であって、消費電力量情報取得部と、目標値記憶領域と、適正判定部とをさらに備える。消費電力量情報取得部は、消費電力量情報を取得する。消費電力量情報とは、設備機器の消費電力量に関する情報である。目標値記憶領域は、設備機器の消費電力の目標値を記憶する。適正判定部は、消費情報取得部によって取得された消費電力量情報と、目標値とに基づいて、制御レベルの適正を判定する。制御指令決定部は、適正判定部による判定結果に応じて、コマンドを選択する。
本発明に係る設備機器制御装置では、設備機器が消費した電力に関する情報である消費電力量情報が取得される。消費電力量情報と目標値とに基づいて現在設定されている制御レベルの適正が判定される。判定された結果に応じて各設備機器に送信されるコマンドが選択される。
これにより、目標値に基づいた適切な制御を自動的に行うことができる。
第8発明に係る設備機器制御装置は、第7発明に係る設備機器制御装置であって、電力抑制信号取得部をさらに備える。電力抑制信号取得部は、デマンドコントローラから送信される電力抑制信号を取得する。制御指令決定部は、さらに電力抑制信号に応じて、コマンドを選択する。
本発明に係る設備機器制御装置では、さらに電力抑制信号を考慮してコマンドが選択される。
これにより、デマンド制御に反することなく、ユーザが所望する空調制御を行うことができる。
第1発明に係る設備機器制御装置では、設定作業の煩雑さを解消することができる。
第2発明に係る設備機器制御装置では、設備機器の種類を意識することなく、各ゾーンに適した設定に変更することができる。
第3発明に係る設備機器制御装置では、複数種類の設備機器を容易に制御することができる。
第4発明に係る設備機器制御装置では、ゾーン毎に適切な制御レベルを設定することができる。
第5発明に係る設備機器制御装置では、空間で消費される電力量を調整することができる。
第6発明に係る設備機器制御装置では、所定期間において消費される電力量を調整することができる。
第7発明に係る設備機器制御装置では、目標値に基づいた適切な制御を自動的に行うことができる。
第8発明に係る設備機器制御装置では、デマンド制御に反することなく、ユーザが所望する空調制御を行うことができる。
店舗管理システムの全体構成を示す図である。 遠隔管理サーバの概略構成図である。 管理端末の概略構成図である。 設備機器管理システムの全体構成を示す図である。 警告信号が示す警告レベルを説明するための図である。 店舗内のゾーンおよびゾーンに設置された空調機(室内機)を示す図である。 コントローラの概略構成図である。 機器情報記憶領域に記憶されたデータの例を示す図である。 配置情報記憶領域に記憶されたデータの例を示す図である。 省エネレベル記憶領域に記憶されたデータの例を示す図である。 コマンド記憶領域に記憶されたデータの例を示す図である。 コマンドセットの内容の例を示す図である。 実行スケジュール記憶領域に記憶された第2スケジュールの例を示す図である。 運用ルール記憶領域に記憶されたデータの例を示す図である。 警告対応レベル記憶領域に記憶されたデータの例を示す図である。 コントローラにおける処理の流れを示す図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る設備機器制御装置(以下、コントローラ)10について説明する。
(1)店舗管理システム
まず、本発明に係るコントローラ10を用いた店舗管理システム100について説明する(図1参照)。図1には、複数の店舗1a,1b,・・・、本部3、および遠隔管理センター2が示されている。店舗管理システム100では、本部3による店舗1a,1b,・・・の管理を、遠隔管理センター2が支援する。具体的に、店舗1a,1b,・・・は全国に点在する外食店舗である。本部3は、当該店舗1a,1b,・・・を統括管理する機能を有する。遠隔管理センター2は、店舗1a,1b,・・・の遠隔に配置され、本部3による店舗1a,1b,・・・の統括管理を支援する。
各店舗1a,1b,・・・には、主として、設備機器としての空調機50と、コントローラ10とが設置されている。図1には、各店舗1a,1b,・・・内に設置された一つの空調機50が描かれているが、実際には、複数の空調機(室内機)が設置されているものとする。本部3には、管理端末30が設置されている。遠隔管理センター2には、遠隔管理サーバ20が設置されている。遠隔管理サーバ20は、インターネット60aを介して各店舗1a,1b,・・・のコントローラ10,10,・・・および管理端末30と接続されている。
なお、店舗管理システム100には、複数の設備機器管理システム101(図2A参照)が含まれる。設備機器管理システム101は、各店舗1a,1b,・・・に設置された空調機50およびコントローラ10からなるシステムである。店舗管理システム100は、各店舗1a,1b,・・・内で用いられる複数の設備機器管理システム101を包括するシステムとして機能する。設備機器管理システム101については、追って詳細に説明する。
(2)遠隔管理サーバ
図2Aに示すように、遠隔管理サーバ20は、主として通信部21、表示部22、入力部23、記憶部24、および制御部25から構成されるサーバコンピュータである。遠隔管理サーバ20は、コントローラ10,10,・・・経由で、各店舗1a,1b,・・・に設置された空調機50,50,・・・を監視および制御する機能を有している。
遠隔管理サーバ20は、Webサーバ機能を有している。遠隔管理サーバ20は、後述の管理端末30に店舗1a,1b,・・・の各種管理画面(例えば、各店舗1a,1b,・・・に設置された空調機50,50,・・・の運転状況、消費電力値等を示す画面)を提供する。
〔通信部〕
通信部21は、遠隔管理サーバ20をインターネット60aに接続可能にするネットワークインターフェースである。
〔表示部〕
表示部22は、主としてディスプレイから構成されている。表示部22には、後述する記憶部24に記憶される各種情報を表示する管理画面が表示される。
〔入力部〕
入力部23は、主として操作ボタンおよび上記ディスプレイを覆うタッチパネルから構成されている。
〔記憶部〕
記憶部24は、主として、ハードディスクから構成されている。記憶部24は、後述する制御部25が読み出して実行可能なプログラムが記憶されている。また、記憶部24は、主として、店舗情報記憶領域24a、運用ルール記憶領域24b、消費電力値記憶領域24c、および目標値記憶領域24dを有する。
a)店舗情報記憶領域
店舗情報記憶領域24aには、各店舗1a,1b,・・・に関する情報(店舗情報)が記憶されている。店舗情報には、本部3が管理する店舗(店舗数、店舗名等)、店舗内に設置された空調機50a,50b,・・・(空調機の数、空調機の機種、空調機のID等)、および各店舗1a,1b,・・・の空調機の運転状態等が含まれる。
b)運用ルール記憶領域
運用ルール記憶領域24bには、各店舗1a,1b,・・・に対して送られる運用ルールが記憶されている(図12参照)。運用ルールは、店舗1a,1b,・・・毎に本部3が設定したものであり、空調機50,50,50・・・の制御内容の基本的なルールである。具体的に、運用ルールでは、1日をいくつかの時間帯に分け、各時間帯の空調機50,50,50・・・の運転パターンを、各店舗のゾーン毎に規定している。運用ルール記憶領域24bに記憶される運用ルールは、後述の管理端末30から送られたものであっても、本部3の指示に従って遠隔管理サーバ20で入力されたものであってもよい。
c)消費電力値記憶領域
消費電力値記憶領域24cには、コントローラ10,10,・・・から送られる消費電力値を記憶する。詳細には、店舗1a,1b,・・・毎の消費電力量と、全店舗の消費電力量とが識別可能に記憶されている。なお、店舗1a,1b,・・・毎の消費電力量は、上述の店舗情報記憶領域24aに記憶されている店舗情報と関連付けて記憶される。
d)目標値記憶領域
目標値記憶領域24dは、各店舗1a,1b,・・・の消費電力量の目標値を記憶する。当該目標値は、各店舗1a,1b,・・・の規模に応じて設定されたものである。目標値記憶領域24dに記憶される目標値もまた、後述の管理端末30から送られたものであっても、本部3の指示に従って遠隔管理サーバ20で入力されたものであってもよい。
〔制御部〕
制御部25は、主として、CPU、ROMおよびRAMから構成されている。制御部25は、記憶部24に記憶されているプログラムを読み出して実行する。また、制御部25は、コントローラ10,10,・・・から送られる空調機50,50,・・・の運転状態等に関する情報(例えば、運転/停止、正常/異常等の情報)を、通信部21を介して取得し、上述の店舗情報記憶領域24aに記憶する。また、制御部25は、コントローラ10,10,・・・から送られる空調機50,50,・・・の消費電力値を取得し、上記消費電力値記憶領域24cに記憶する。
また、制御部25は、運用ルール記憶領域24bに記憶された運用ルールおよび目標値記憶領域24dに記憶された目標値を、通信部21を介してコントローラ10,10,・・・に送信する。
(3)管理端末
図2Bに示すように、管理端末30は、主として、通信部31、表示部32、入力部33、記憶部34、および制御部35から構成されている。管理端末30には、Webクライアント機能を有するWebブラウザがインストールされている。
本部3における担当者は、インターネット60aを介して遠隔管理サーバ20から情報を取得し、店舗1a,1b,・・・の情報を管理するための管理画面(空調機の運転/停止の状態、正常/異常の状態、消費電力量を把握可能な管理画面を含む)をWebブラウザ上に表示させる。これにより、本部3において、店舗1a,1b,・・・の管理を行う。
〔通信部〕
通信部31は、管理端末30をインターネット60aに接続可能するネットワークインターフェースである。
〔表示部〕
表示部32は、主として、ディスプレイから構成されている。表示部32には、上記管理画面が表示される。
〔入力部〕
入力部33は、主として、マウスおよびキーボードから構成されている。
〔記憶部〕
記憶部34は、主として、ハードディスクから構成されている。
〔制御部〕
制御部35は、主として、CPU、ROMおよびRAMから構成されている。
(4)設備機器管理システム
図2Cは、各店舗1a,1b,・・・内で用いられる設備機器管理システム101を示す。ここでは、店舗1aを挙げて説明するが、その他の店舗1b,・・・についても同様の構成であるものとする。
設備機器管理システム101は、主として、複数の空調機50a,50b,・・・と、複数の空調機50a,50b,・・・を制御するためのコントローラ10とからなる。複数の空調機50a,50b,・・・とコントローラ10とは、専用の通信線60bによって接続されている。設備機器管理システム101は、さらに、空調機50a,50b,・・・に電力を供給する電源72と、電源72から空調機50a,50b,・・・に供給される電力量を計測する電力量計71とを有する。電力量計71には、デマンドコントローラ80が接続されている。デマンドコントローラ80は、コントローラ10にも接続されている。
以下、デマンドコントローラ80、空調機50a,50b,・・・、およびコントローラ10について説明する。
(4−1)デマンドコントローラ
デマンドコントローラ80は、コントローラ10に対し、所定期間における消費電力量が所定値を超えないように段階的に警告信号を送信する。具体的に、デマンドコントローラ80は、電力量計71により計測される値の積算値と所定値とを所定時間間隔で比較し、比較結果に応じた警告レベルを示す警告信号を送信する。所定値とは、電力会社との契約によって定められた所定時間における消費電力量の利用可能な最大値である。警告信号が示す警告レベルは、警告レベル1〜3の段階が含まれる(図3参照)。警告レベル1の警告信号は、積算値が所定値の3分の1に達した場合に送信される警告信号である。警告レベル2の警告信号は、積算値が所定値の3分の2に達した場合に送信される警告信号である。警告レベル3の警告信号は、積算値が所定値に達した場合に送信される警告信号である。
(4−2)空調機
空調機50a,50b,・・・は、室内機および室外機からなり、図示しない圧縮機やファン等を有する。空調機50a,50b,・・・は、後述するコントローラ10から送られる制御指令に基づき、圧縮機の周波数、ファンの回転数、弁の開度等を変動させることで空調対象空間OAの空調環境を調整する。空調機50a,50b,・・・には、複数種類の空調機が含まれる。本実施形態では、機種Aの空調機50aと機種Bの空調機50bとを用いた例を挙げる。
空調機50a(機種A)は、能力制御により制御される空調機である。能力制御とは、空調能力を変化させる制御である。具体的に、空調機50aは、空調能力100%中、何%の能力で制御するかを設定することにより制御される。能力制御は、圧縮機の周波数、ファンの回転数、弁の開度等を変動させることにより実現される。
空調機50b(機種B)は、具体的な温度を指定することにより、圧縮機の周波数、ファンの回転数、弁の開度等が制御される空調機である。また、空調機50bは、現在の温度から何度シフト(上昇または下降)させるかを設定することにより現在の設定を変更する。
空調機50a,50b,・・・は、空調対象空間OAに区分けされた複数のゾーンZN1,ZN2に配置されている(図4参照)。図4では、空調対象空間OAが厨房ゾーンZN1と客席ゾーンZN2とに区分けされており、両方のゾーンZN1,ZN2に、空調機50a(機種A)および空調機50b(機種B)がそれぞれ設置されている。
(4−3)コントローラ
次に、図5を参照しつつ、コントローラ10について説明する。コントローラ10は、店舗1aの空調管理者またはユーザによって、空調機50a,50b,・・・の制御および監視を行うために用いられる。
コントローラ10は、主として、通信部11、表示部12、入力部13、記憶部14、および制御部15から構成されている。
〔通信部〕
通信部11は、コントローラ10を空調機50a,50b,・・・およびインターネット60aに接続可能にするネットワークインターフェースである。
〔表示部〕
表示部12は、主として、ディスプレイから構成されている。表示部12には、空調機50a,50b,・・・の運転状態、設定温度、各ゾーンZN1,ZN2の室温、及び所定期間における消費電力量の積算値等を示す画面が表示される。
〔入力部〕
入力部13は、主として、操作ボタンおよび上記ディスプレイを覆うタッチパネルから構成されている。入力部13は、また、後述する複数の省エネレベルのうちいずれかの省エネレベルを受け付けるための構成を有している。
〔記憶部〕
記憶部14は、主としてハードディスクから構成されている。記憶部14には、後述する制御部15が読み出して実行可能なプログラムが記憶されている。また、記憶部14は、主として、機器情報記憶領域14a、ゾーン情報記憶領域14b、配置情報記憶領域14c、省エネレベル記憶領域14d、コマンド記憶領域14e、実行スケジュール記憶領域14f、運用ルール記憶領域14g、目標値記憶領域14h、警告対応レベル記憶領域14i、および消費電力値記憶領域14jを有する。
a)機器情報記憶領域
機器情報記憶領域14aは、店舗1aに設置された空調機50a,50b,・・・の機器情報が記憶されている。ここで機器情報には、後述の運転状態取得部15gによって取得された空調機50a,50b,・・・の運転状態に関する情報(運転/停止、正常/異常、設定温度、吸込み温度等)が記憶されている。
さらに、機器情報記憶領域14aには、空調機50a,50b,・・・の種類と、各種類に属する室内機の機器IDとが関連付けて記憶されている(図6参照)。店舗1aには、機種Aの空調機50aおよび機種Bの空調機50bが設置されている。具体的には、機種Aの空調機50aには、室内機ID001,室内機ID002,室内機ID003を有する室内機が含まれている。また、機種Bの空調機50bには、室内機ID101,室内機ID102,室内機ID103を有する室内機が含まれている。
b)ゾーン情報記憶領域
ゾーン情報記憶領域14bには、店舗1aの空調対象空間OAに区分けされたゾーンZN1,ZN2(図4参照)に関する情報が記憶されている。ゾーンZN1,ZN2は、空間の機能によって区分けされた領域である。図4の室内機には、空調機の機種に対応する符号(50a,50b)を付している。店舗1aには、図7の符号701で示すように、客席および厨房の2つのゾーンが設けられている。
c)配置情報記憶領域
配置情報記憶領域14cは、図7に示すように、各ゾーンZN1,ZN2に配置された空調機50a,50bに関する情報が記憶されている。具体的には、ゾーン名と、各ゾーンZN1,ZN2に配置された室内機の室内機IDとが関連付けて記憶されている。本実施形態では、客席に室内機ID002,室内機ID003,室内機ID102,および室内機ID103の四台の室内機が設置され、厨房には、室内機ID001および室内機ID101の二台の室内機が設置されている。
d)省エネレベル記憶領域
省エネレベル記憶領域14dは、省エネルギーのレベル(省エネレベル)(制御レベルに相当)と当該省エネレベルの制御番号(制御1〜5)を記憶させる領域である。図8に示すように、省エネレベル記憶領域14dには、各ゾーンZN1,ZN2に対する省エネレベル−1から省エネレベル5の制御番号が記憶されている(第1ゾーン制御レベル、第2ゾーン制御レベルに相当)。省エネレベルの制御番号は、各レベルについて所定の省エネ量が得られるように、後述するコマンドセットと関連付けられている。省エネ量は、店舗1a内のゾーンの数、ゾーンの広さ、ゾーンに設置されている空調機(室内機)の数および種類等に基づいて算出される。なお、省エネレベルは、現在の設定に対する省エネの程度を示し、省エネレベルに応じて、得られる省エネ量が変化する。
省エネレベル0は、現在の設定を変更しないレベルである。客席および厨房についての省エネレベル0には、「なし」が記憶されている。また、省エネレベル1〜5は、省エネレベルが高くなるにつれて、現在の設定と比較して、負荷の小さい設定に変更する制御番号が関連付けて記憶されている。また、省エネレベル−1は、現在の設定と比較して、負荷の大きい設定に変更する制御番号が関連付けて記憶されている。省エネレベル記憶領域14dに記憶されている制御番号は、上述したように、後述のコマンド記憶領域14eに記憶されているコマンドセット01〜10に関連付けられている。制御番号に関連付けられるコマンドに、具体的な制御の内容が記述される。
なお、省エネレベル記憶領域14dに記憶されるデータは、各店舗1a,1b,・・・で適宜変更することができる設計になっている。
e)コマンド記憶領域
コマンド記憶領域14eには、上述の省エネレベル記憶領域14dの制御番号に関連付けて記憶されたコマンドセット01〜10が記憶されている(図9参照)。コマンドセット01〜10は、空調機の種類に応じて記憶されている。具体的には、機種Aの空調機50aおよび機種Bの空調機50bとでは、同一の制御番号(制御1〜5)に対して、異なるコマンドセットが関連付けられている。より具体的には、制御1に対して、機種Aの空調機50aには、機種Aの空調機50aによって認識可能なコマンドセット01が関連付けられており、機種Bの空調機50bには、機種Bの空調機50bによって認識可能なコマンドセット06が関連付けられている。図10にコマンドセット01〜10の内容の例を示す。コマンドセット01〜05では、空調機50aの空調能力100%のうち、何%の能力で制御するかを設定している。一方、コマンドセット06〜10は、シフト温度または停止を設定している。ここで、シフト温度は、現在の設定温度を変動させる程度を示す。
f)実行スケジュール記憶領域
実行スケジュール記憶領域14fは、上述した省エネレベルに関する実行スケジュールを記憶する領域である。実行スケジュールは、ユーザによって選択された省エネレベルによって決定されるスケジュールであり、実行スケジュールには、空調機50a,50b,・・・に即時実行させる省エネレベルである第1スケジュールと、所定の時間帯に対して設定された省エネレベルである第2スケジュールとが含まれる。第2スケジュールとしては、図11に示すように、所定の時間帯と、当該所定の時間帯に実行する省エネレベルとが関連付けて記憶される。
実行スケジュール記憶領域14fに第1スケジュールとしての省エネレベルが記憶されると、後述の制御指令送信部15fによって、当該省エネレベルに応じた制御指令が即時に空調機50a,50b,・・・に送られる。また、実行スケジュール記憶領域14fに第2スケジュールとしての省エネレベルが記憶されると、記憶された所定の時間帯に当該省エネレベルに応じて空調機50a,50b,・・・が制御されるように、後述の制御指令送信部15fによって制御指令が送られる。
g)運用ルール記憶領域
運用ルール記憶領域14gは、遠隔管理サーバ20から送信される運用ルール(図12参照)を記憶する領域である。運用ルールは、本部3が設定した基本的なルールである。したがって、開店時刻や閉店時刻は、店舗1a,1b,・・・で設定可能になっている。各店舗1a,1b,・・・の空調機50a,50b,・・・は、基本的に、当該運用ルールで設定された内容に従って制御される。運用ルールでは、店舗1aの空調対象空間OAに区分けされたゾーンZN1,ZN2である客席および厨房と、当該ゾーンZN1,ZN2に対して設定した運転パターンおよび当該運転パターンを実行する時間帯とが設定されている。
h)目標値記憶領域
目標値記憶領域14hには、所定期間における消費電力の目標値が記憶されている。消費電力の目標値は、本部3が各店舗1a,1b,・・・に対してそれぞれ設定した値である。
i)警告対応レベル記憶領域
警告対応レベル記憶領域14iには、上述のデマンドコントローラ80から送信される警告信号の警告レベルの種類と、当該警告レベルの種類に応じて実行させる省エネレベルとが関連付けて記憶されている(図13参照)。
j)消費電力値記憶領域
消費電力値記憶領域14jには、後述する消費電力値取得部15cによって取得された消費電力値が記憶される。具体的には、上述の電力量計71によって計測された、店舗1a内の空調機50a,50b,・・・による消費電力量に関する値が記憶される。
〔制御部〕
制御部15は、主として、CPU、ROMおよびRAMから構成されており、上述の記憶部14に記憶されているプログラムを読み出して実行する。
制御部15は、主として、省エネレベル受付部15a、警告信号取得部15b,消費電力値取得部15c、適正判定部15d、制御指令決定部15e、および制御指令送信部15fとして機能する。
a)省エネレベル受付部
省エネレベル受付部15aは、上述の入力部13を介して店舗1aの管理者またはユーザによって入力された省エネレベルに関する情報を受け付ける。ここで、省エネレベル受付部15aによって受け付けられる情報には、即時実施すべき制御についての省エネレベルと、所定の時間帯に実施すべき制御について省エネレベルとが含まれる。省エネレベル受付部15aによって受け付けられた省エネレベルのうち、即時実施すべき制御についての省エネレベルは、上述の実行スケジュール記憶領域14fにおいて第1スケジュールとして記憶される。また、所定の時間帯に実施すべき制御について設定された省エネレベルは、上述の実行スケジュール記憶領域14fにおいて第2スケジュールとして、当該所定の時間帯に関連付けて記憶される。
b)警告信号取得部
警告信号取得部15bは、デマンドコントローラ80から送信される警告信号を取得する。
c)消費電力値取得部
消費電力値取得部15cは、上述の電力量計71によって計測された電力値を所定の時間間隔で取得する。消費電力値取得部15cによって取得した電力値は、上述した消費電力値記憶領域14jに記憶される。
d)適正判定部
適正判定部15dは、消費電力値記憶領域14jに記憶された消費電力値と、目標値記憶領域14hに記憶された消費電力値の目標値とに基づいて、省エネレベルの適否を判定する。具体的には、適正判定部15dは、所定期間における消費電力値の目標値と、当該所定期間に対応する実際の消費電力値の積算値とを定期的に比較して、積算値が目標値を超える場合には、現在の空調機50a,50b,・・・に対する設定が適当ではないと判定する。
e)制御指令決定部
制御指令決定部15eは、空調機50a,50b,・・・に送信する制御指令を決定する。具体的には、制御指令決定部15eは、運用ルール、実行スケジュール、警告信号が示す警告レベル、および上記適正判定部15dによる判定結果等に基づいて制御指令を決定する。
なお、制御指令決定部15eは、警告信号、判定結果、実行スケジュール、運用ルールの順に優先させて制御指令を決定する。具体的には、次の通りである。
制御指令決定部15eは、基本的に、運用ルールに基づいた制御指令を生成する。但し、実行スケジュール記憶領域14fに実行スケジュールが記憶されている場合には、運用ルールよりも実行スケジュールを優先させる。すなわち、制御指令決定部15eは、実行スケジュール記憶領域14fに記憶された実行スケジュールに対応する制御内容を、コマンド記憶領域14eから選択し、当該コマンドを制御指令として決定する。
また、適正判定部15dによって、消費電力値が目標値を上回ると判定された場合、制御指令決定部15eは、使用可能な電力値を自動計算する。その後、制御指令決定部15eは、適正な省エネレベルを決定し、当該省エネレベルに基づいて制御指令を生成する。なお、適正判定部15dによって、消費電力値が目標値を下回ると判定された場合、制御指令決定部15eは、実行スケジュールまたは運用ルールに基づいて制御指令を生成する。
さらに、制御指令決定部15eは、警告信号が示す警告レベルに基づいて制御指令を決定する。具体的には、デマンドコントローラ80から警告信号が送信された場合、制御指令決定部15eは、適正判定部15dによる判定結果、実行スケジュール、および運用ルールに関わらず、警告対応レベル記憶領域14iにおいて警告信号が示す警告レベルに対応付けられている省エネレベルに基づいて、制御指令を生成する。
f)制御指令送信部
制御指令送信部15fは、制御指令決定部15eによって決定/生成された制御指令を、空調機50a,50b,・・・に送信する。制御指令送信部15fが送信した制御指令に基づいて、空調機50a,50b,・・・は制御される。
g)運転状態取得部
運転状態取得部15gは、所定時間間隔で、空調機50a,50b,・・・の運転状態に関する情報を取得し、取得した情報を上述の機器情報記憶領域14aに記憶する。また、運転状態取得部15gは、取得した情報を遠隔管理サーバ20に送信する。
(4−4)処理の流れ
次に、図14を参照して、コントローラ10に省エネレベルが入力された際の処理の流れを説明する。
ステップS101において、省エネレベル受付部15aにより省エネレベルの入力が受け付けられたと判断されると、ステップS102に進み、入力された内容が第1スケジュールまたは第2スケジュールとして実行スケジュール記憶領域14fに記憶される。その後、ステップS103に進み、実行スケジュール記憶領域14fに記憶された実行スケジュールに基づいて制御指令が決定される。その後、ステップS104に進み、制御指令が空調機50a,50b,・・・に送信される。
<特徴>
(1)
上記実施形態に係る設備機器管理システム101は、店舗管理システム100に含まれるシステムである。店舗管理システム100では、本部3が複数の店舗1a,1b,・・・を統括管理するために、各店舗1a,1b,・・・に対して運用ルールを設定する。当該運用ルールは、各店舗1a,1b,・・・の規模や、各店舗1a,1b,・・・に設置された空調機50,50,・・・等、各店舗1a,1b,・・・の基本的な情報に応じて設定されるルールである。当該運用ルールは、遠隔管理サーバ20から定期的に各店舗1a,1b,・・・に送信され、各店舗1a,1b,・・・では、当該運用ルールに基づいて、空調機50,50,・・・の制御を行う。
ところで、本部3が設定する運用ルールは、各店舗1a,1b,・・・の基本的な状況に応じて決定されているため、常に最適な空調環境を提供できるルールであるとは限らない。これは、店舗1a,1b,・・・内の最適な空調環境が、顧客の数や従業員の数等によっても変動するためである。したがって、各店舗1a,1b,・・・では、店舗1a,1b,・・・の空調管理者もしくはユーザが、コントローラ10,10,・・・を用いて、空調機50,50,・・・の制御内容を適宜変更できるようになっている。
一方、近年、消費電力の削減が一層求められている。そのため、各店舗1a,1b,・・・で制御内容を変更する場合にも、各店舗1a,1b,・・・の空調管理者もしくはユーザは、消費電力量を常に意識する必要がある。また、店舗内は、厨房、客席等の複数のゾーンに分けられているが、各ゾーンに適した空調制御は異なり、消費電力量を考慮しつつ各ゾーンに適した空調制御を設定するのは煩雑である。
本発明では、各店舗1a,1b,・・・において、運用ルールとは異なる設定を行う際、空調管理者もしくはユーザが、任意の省エネレベルを、操作ボタンまたはタッチパネルで選択するだけで、空調機50a,50b,・・・が設置されたゾーンに適したコマンドが決定される。これにより、煩雑な作業を解消することができる。また、各店舗1a,1b,・・・で独自の省エネルールを容易に設定することができる。
(2)
また、上記実施形態に係るコントローラ10,10,・・・は、空調機50a,50b,・・・が設置されたゾーンに加えて、各ゾーンに設置された空調機の種類を考慮したコマンドを決定する。これにより、複雑な操作を行うことなく、効率よく設定を変更することができる。
(3)
また、上記実施形態に係るコントローラ10,10,・・・は、省エネレベル記憶領域14dに複数の省エネレベルを記憶している。複数の省エネレベルには、空調機50a,50b,・・・の負荷を減少させる省エネルギー制御レベルと、空調機の負荷を増加させる増エネルギー制御レベルとが含まれる。したがって、空調管理者またはユーザは、空調対象空間で消費される電力量を調整することができる。
また、コントローラ10,10,・・・は、省エネレベルの実行スケジュールを記憶させる実行スケジュール記憶領域14fを有している。これにより、所定期間にわたる消費電力量を容易に調整することができる。
(4)
さらに、上記実施形態に係るコントローラ10,10,・・・では、適正判定部15dによって、消費電力値の目標値と、実際の消費電力値の積算値とが比較され、現在の設定の適否が判定される。また、現在の設定が適当でないと判断された場合には、制御指令決定部15eによって、使用可能な電力値が自動計算され、その後、適正な省エネレベルが決定される。これにより、目標値に基づいた適切な制御を自動的に行うことができる。
(5)
さらに、上記実施形態に係るコントローラ10,10,・・・では、さらに、警告信号の警告レベルを考慮した省エネレベルが決定される。これにより、各店舗1a,1b,・・・では、電力会社との契約によって定められた消費電力量の最大値を超えないような省エネレベルが自動的に設定できる。
〈変形例〉
(1)
上記実施形態では、店舗1a,1b,・・・として、外食店舗を挙げて説明したが、当該店舗1a,1b,・・・は、外食店舗に限られるものではない。例えば、オフィスビルにおけるサーバルームとその他の部屋のように、空調対象空間OAの機能によって区分けされた複数のゾーンに設置された複数の空調機50a,50b,・・・を一括して制御する場合に採用することができる。
(2)
上記実施形態において、コントローラ10の表示部12に、予め各省エネレベルを選んだ場合に得られる効果が示されるように設計されていてもよい。これにより、より適切な制御を意識的に選択することができる。
(3)
上記実施形態では、適正判定部15dによる判定結果に応じて、制御指令決定部15eが、使用可能な電力値を自動計算し、決定された適正な省エネレベルに基づいた制御指令が生成されたが、上記適正判定部15dによる判定は、空調管理者もしくはユーザが目視により行ってもよい。
(4)
上記実施形態に係る設備機器管理システム101では、コントローラ10を用いて、設備機器としての空調機50a,50b,・・・を制御したが、空調機50a,50b,・・・に代えて、または、空調機50a,50b,・・・と共に他の設備機器を制御してもよい。他の設備機器には、例えば、照明、換気扇、給湯器等の設備機器が含まれる。この場合も上記実施形態と同様に、設備機器をゾーンおよび設備機器の種類を考慮して制御できるように各種情報を記憶部に記憶させておく。各種情報とは、例えば、空間に設置されている設備機器の種類に関する情報、各種類に属する設備機器に関する情報、各設備機器が設置されているゾーンに関する情報、設備機器の種類別の省エネレベルの制御内容等を記憶させておく。これにより、複雑な操作を行うことなく、各ゾーンに設置された設備機器の種類を考慮した省エネ制御を行うことができる。また、これにより、各店舗1a,1b,・・・において効果的に省エネを実現することができる。
また、省エネレベルは、設備機器の性質により、設備機器の運転または設備機器の停止の二つのレベルとして採用してもよい。これにより、設備機器が設置されたゾーンに応じて、設備機器の運転/停止を決定することが可能になり、利用者に与える影響を考慮して省エネを実現することができる。
本発明は、設定作業の煩雑さを解消する設備機器制御装置として有用である。
1a,1b,・・・ 店舗
2 遠隔管理センター
3 本部
10,10,・・・ コントローラ(設備機器制御装置)
20 遠隔管理サーバ
30 管理端末
50,50,50a,50b,・・・ 空調機(設備機器)
100 店舗管理システム
101 設備機器管理システム
特開2007−162982号公報

Claims (8)

  1. 一の空間の複数のゾーン(ZN1,ZN2)にそれぞれ設置された一または複数の設備機器(50a,50b)をゾーン毎に制御するための制御レベル、を記憶する制御レベル記憶領域(14d)と、
    ユーザの所望する前記制御レベルを受け付ける制御レベル受付部(15a)と、
    前記制御レベル受付部によって受け付けられた前記制御レベルに基づいて、前記各ゾーンの前記一または複数の設備機器に対する制御指令を決定する制御指令決定部(15e)と
    を備える、
    設備機器制御装置(10)。
  2. 設備機器の種類を含む機器情報を記憶する機器情報記憶領域(14a)と
    前記設備機器が配置される前記各ゾーンを記憶する配置情報記憶領域(14b)と、
    をさらに備え、
    前記制御指令決定部は、前記制御レベルと前記設備機器の種類とに基づいて前記制御指令を決定する、
    請求項1に記載の設備機器制御装置。
  3. 前記設備機器の種類に応じたコマンドを、前記制御レベルに関連付けて記憶するコマンド記憶領域(14e)をさらに備え、
    前記制御指令決定部は、前記制御レベル受付部によって受け付けられた前記制御レベルに応じて、前記制御指令である前記コマンドを選択する、
    請求項2に記載の設備機器制御装置。
  4. 前記複数のゾーンは、第1のゾーンおよび第2のゾーンを含み、
    前記制御レベル記憶領域は、前記第1のゾーンに対する前記制御レベルである複数の第1ゾーン制御レベルと、前記第2のゾーンに対する前記制御レベルである複数の第2ゾーン制御レベルとを記憶する、
    請求項1から3のいずれかに記載の設備機器制御装置。
  5. 前記制御レベルには、前記設備機器の負荷を減少させる省エネルギー制御レベルと、前記設備機器の負荷を増加させる増エネルギー制御レベルとが含まれる、
    請求項3または4に記載の設備機器制御装置。
  6. 所定期間において前記設備機器に実行させる前記制御レベルの実行スケジュールを記憶する実行スケジュール記憶領域(14f)をさらに備え、
    前記制御指令決定部は、前記スケジュール記憶領域に記憶された前記実行スケジュールに基づいて、前記コマンドを選択する、
    請求項3から5のいずれかに記載の設備機器制御装置。
  7. 前記設備機器の消費電力量に関する情報である消費電力量情報を取得する消費電力量情報取得部(15c)と、
    前記設備機器の消費電力の目標値を記憶する目標値記憶領域(14h)と、
    前記消費情報取得部によって取得された前記消費電力量情報と、前記目標値とに基づいて、前記制御レベルの適正を判定する適正判定部(15d)と
    をさらに備え、
    前記制御指令決定部は、前記適正判定部による判定結果に応じて、前記コマンドを選択する、
    請求項3から6のいずれかに記載の設備機器制御装置。
  8. デマンドコントローラから送信される電力抑制信号を取得する電力抑制信号取得部(15b)をさらに備え、
    前記制御指令決定部は、さらに前記電力抑制信号に応じて、前記コマンドを選択する、
    請求項7に記載の設備機器制御装置。
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