JP2011106688A - 凝縮圧力検知システム及び冷凍サイクルシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】空気調和装置の運転状態量から凝縮器における凝縮圧力を演算し、精度の良い過冷却制御を実現することができる空気調和装置を得る。
【解決手段】圧縮機1と、全暖房運転、暖房主体運転時に冷媒を凝縮する室内熱交換器11b、11cと、凝縮された冷媒の圧力調整をするための流量制御装置12b、12cと、冷媒を蒸発させる熱源側熱交換器3とを配管接続して冷媒回路を構成する冷凍サイクル装置の凝縮圧力検知システム70であって、冷媒回路において低圧冷媒配管の圧力損失を算出する低圧圧力損失演算部72と、高圧冷媒配管と低圧冷媒配管との配管断面積比及び低圧冷媒配管の圧力損失に基づいて、高圧冷媒配管の圧力損失を算出する高圧圧力損失演算部74と、圧縮機1の吐出側の圧力から高圧圧力損失を差し引き、室内熱交換器11b、11cにおける凝縮圧力を算出する凝縮圧力演算部75とを備えるものである。
【選択図】図6

Description

本発明は、室外機と室内機とを接続して冷媒を循環させる冷媒回路を構成する空気調和装置において、凝縮器の凝縮圧力を推測することで空気調和装置を高い効率で運転しようとする凝縮圧力検知システム等に関するものである。
従来から、室外機と室内機とが接続配管を介して接続されることにより、室外機と室内機との間で冷媒を循環させる冷媒回路を構成したセパレートタイプの空気調和装置がある。セパレートタイプの空気調和装置としては、例えば、ルームエアコンやパッケージエアコンがある。以下、空気調和装置とは、セパレートタイプの空気調和装置のことであるものとする。
ここで、空気調和装置において、冷媒回路を流れる冷媒は、接続配管での圧力損失(以下、圧損と称する)のため圧力降下が生じる。そして、室外機と室内機(利用ユニット)との接続配管長さが長くなるほど、圧損が大きく、圧力が降下する。暖房運転においては、圧縮機から吐出された高温高圧のガス冷媒が接続配管を流通する過程での圧力降下により、圧縮機吐出での圧力に対して、暖房を行う室内機の熱交換器を流通する冷媒の圧力は低くなるため、凝縮温度が低下する。
そこで、従来、この圧力効果に伴う凝縮温度の低下を検出するために暖房している室内機の熱交換器のほぼ中間の位置に温度センサを付加し、その温度を凝縮温度(飽和温度)としていた。また、熱交換器の冷媒流出口にも冷媒の液温度を検出する温度センサを配置し、凝縮温度と熱交換器の冷媒流出口における温度との温度差である過冷却度を検出し、この過冷却度が所望の温度となるように、膨張弁等の絞り手段の開度の制御を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
図8は凝縮器出口の過冷却度と冷凍サイクルの成績係数COPの関係を表す図である。図7に示すように、一般的に過冷却度が大きいほど、凝縮器前後でのエンタルピー差が拡大して効率は高くなるが、凝縮器内において液相が占める割合が増加する。このため、凝縮器内において熱伝達率の高い気液二相部の割合が減少し、熱通過率としては減少してしまうことになる。以上のことから、効率と熱通過率との関係において最適な過冷却度が存在する。したがって、空気調和装置の効率の高い運転を実現するために、過冷却度を精度よく検出し、最適に制御することが必要である。
特許第2508347号公報
上記の特許文献1では、凝縮器の中間温度を検出する中間温度センサと、凝縮器出口温度を検出する出口温度センサの温度差に基づいて、膨張弁などの流量制御装置の制御を行っている。しかし、冷媒量が不足している場合、過剰に充填されている場合などの場合には、想定している中間温度センサ部分において検出される温度は凝縮温度とならない。例えば、冷媒量が不足している場合はガス冷媒となり凝縮温度よりも高く検出され、冷媒が過剰に充填されている場合は、液冷媒となり、凝縮温度よりも低く検出される。このため演算した過冷却度が正確なものとはならず、適切な過冷却度制御ができないといった問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、室外機と室内機とが冷媒配管を介して接続された空気調和装置の場合に、冷媒配管長が未知であっても、充填冷媒量の過不足が生じている場合であっても、空気調和装置の運転状態量から高圧側の圧力損失を推測し、過冷却度の演算に必要となる、凝縮器における凝縮圧力を算出することを目的とする。そして、精度の良い過冷却制御を実現することができる空気調和装置等の冷凍サイクルシステムに適用できる凝縮圧力検知システムを得ることを目的とする。
また、同時に、膨張弁の絞り手段にて、誤検出による制御のハンチング及び冷媒音の発生を抑え、運転状態の安定性及び利用者の快適性を向上させることができる空気調和装置の凝縮圧力検知システムを得ることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の高圧の接続配管の圧力損失の検知システムは以下に示す手段を採用するものであり、冷媒を圧縮する圧縮機と、熱交換により冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮された冷媒の圧力調整をするための流量制御装置と、減圧した冷媒と空気とを熱交換して冷媒を蒸発させる蒸発器とを配管接続して冷媒回路を構成する冷凍サイクル装置の凝縮圧力を検知する凝縮圧力検知システムであって、冷媒回路において低圧側の冷媒配管となる低圧冷媒配管の圧力損失を算出する低圧圧力損失演算部と、冷媒回路において高圧側の冷媒配管となる高圧冷媒配管と低圧冷媒配管との配管断面積比及び低圧冷媒配管の圧力損失に基づいて、高圧冷媒配管の圧力損失を算出する高圧圧力損失演算部と、圧縮機の吐出側の圧力から高圧圧力損失を差し引き凝縮器における凝縮圧力を算出する凝縮圧力演算部とを備えるものである。
本発明によれば、低圧圧力損失演算部が演算した低圧圧力損失及び高圧圧力損失演算部が演算した高圧圧力損失から、凝縮圧力演算部が凝縮圧力を算出し、検知を行うようにしたので、冷凍サイクル装置の冷媒配管での圧力損失等の影響を排除した適正な凝縮圧力を検知することができる。このため、凝縮圧力から換算した適正な凝縮温度に基づいて過冷却制御を行うことができるので、精度の良い過冷却制御を行うことが可能となる。そして、流量制御装置でのハンチング及び冷媒音を抑制し、かつ、効率の良い運転状態を実現することができる。
この発明の実施の形態の空気調和装置の冷媒回路図である。 この発明の実施の形態の空気調和装置の全冷房運転時の冷媒回路図である。 この発明の実施の形態の空気調和装置の全暖房運転時の冷媒回路図である。 この発明の実施の形態の空気調和装置の暖房主体運転時の冷媒回路図である。 この発明の実施の形態の空気調和装置の冷房主体運転時の冷媒回路図である。 この発明の実施の形態1の制御演算装置70の構成を表す図である。 この発明の実施の形態2の制御演算装置70等の構成を表す図である。 過冷却度と冷凍サイクルのCOPの関係を示す図である。
以下に、本発明にかかる冷凍空気調和装置の凝縮圧力検知システムに係る実施形態について、図面を参照して説明する。先ず、本発明を適用することができる空気調和装置について説明した後に、本発明に係る凝縮圧力検知システムについて説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る冷凍空気調和装置の構成を示す冷媒回路図である。図1は、室外機1台に対して複数台の室内機を接続する多室型ヒートポンプ空気調和装置の例を示している。本実施の形態の空気調和装置は、室内機毎に冷暖房を選択的に行なうことができ、冷房を行なう室内機と、暖房を行なう室内機とを同時に運転することができる例を示している。ここで、本実施の形態では、図1に示すように、室外機1台に室内機2台、分流コントローラ1台を接続した場合について説明するが、3台以上の室内機、及び2台以上の分流コントローラを接続した場合でも同様に実施することができる。また、空気調和装置に用いられる冷媒は、特に限定しない。例えば、R410A、R407C、R404AなどのHFC冷媒、R22、R134aなどのHCFC冷媒、もしくは炭化水素、ヘリウムのような自然冷媒などを用いることができる。ここで、冷媒回路における圧力の高低については、圧縮機等の圧縮、冷媒流量制御等による減圧等により生じる冷媒回路内の相対的な圧力の高低を表すものとする。また、温度の高低についても同様であるものとする。また、添字を付した手段等については、特に区別したり、特定したりする必要がない場合には、添字を省略して記載する場合もある。
図1において、Aは室外機である。また、B、Cは後述するように互いに並列接続された室内機で、本実施の形態ではそれぞれ同じ構成とする。Dは室外機Aと室内機B、Cとを接続する分流コントローラである。
室外機Aは以下に述べる各構成要素によって構成されている。例えば、冷媒を圧縮する圧縮機1と、この圧縮機1に接続され、冷媒の流通方向を切り換える四方切換弁2と、外気と冷媒との熱交換を行う室外熱交換器3と、四方切換弁2及び圧縮機1の間に接続されたアキュムレータ4と、室外熱交換器3及び後述する第1の接続配管6の間に設けられ、室外熱交換器3から第1の接続配管6の方向へのみ冷媒流通を許容する第1の逆止弁5aと、四方切換弁2及び後述する第2の接続配管7の間に設けられ、第2の接続配管7から四方切換弁2の方向へのみ冷媒流通を許容する第2の逆止弁5bと、四方切換弁2及び第1の接続配管6の間に設けられ、四方切換弁2から第1の接続配管6の方向へのみ冷媒流通を許容する第3の逆止弁5cと、室外熱交換器3及び第2の接続配管7の間に設けられ、第2の接続配管7から室外熱交換器3の方向へのみ冷媒流通を許容する第4の逆止弁5dとから構成されている。
また、室内機B、Cは、それぞれ負荷側熱交換器11b、11cと、各負荷側熱交換器11b、11cに直列接続された絞り装置等の流量制御装置12b、12cとで構成されている。なお、各流量制御装置12b、12cは、冷房時は負荷側熱交換器11b、11cの出口側の過熱度により、暖房時は同じく出口側の過冷却度により開閉状態が制御されるようにされている。
分流コントローラDは四方切換弁2と接続された太い第2の接続配管7及び室外熱交換器3と接続され、第2の接続配管7より細い第1の接続配管6によって室外機Aと接続され、室内機B、Cの負荷側熱交換器11b、11cと接続された負荷側の第2の接続配管7b、7c及び室内機B、Cの流量制御装置12b、12cに接続された負荷側の第1の接続配管6b、6cによって各室内機B、Cと接続される。
分流コントローラDの構成について、まず、弁装置13a1、13a2、13b1、13b2は負荷側の第2の接続配管7b、7cを、第1の接続配管6または第2の接続配管7に切り換え可能に接続する。2個の第1の弁装置13a1、13a2は、一端が負荷側の第2の接続配管7b、7cにそれぞれ接続され、他端が一括接続されて第1の接続配管6に接続されている。また、2個の第2の弁装置13b1、13b2は、一端が負荷側の第2の接続配管7b、7cにそれぞれ接続され、他端が一括接続されて第2の接続配管7に接続されている。第1の弁装置13a1を開路、13a2を閉路、第2の弁装置13b1を開路、13b2を閉路にすることにより、負荷側の第2の接続配管7b、7cを第1の接続配管6に接続し、また、第1の弁装置13a1を閉路、13a2を開路、第2の弁装置13b1を閉路、13b2を開路にすることにより、負荷側の第2の接続配管7b、7cを第2の接続配管7に接続するものである。
また、第1の接続配管6の途中に気液分離器14が設けられ、その気相部が、第1の接続配管6の後半部を経て第1の弁装置13aに接続され、その液相部が第1の熱交換部15、開閉自在な第2の流量制御装置16及び第2の熱交換部17を介して負荷側の第1の接続配管6b、6cに接続されている。また、バイパス配管18に設けられた第3の流量制御装置19を経て気液分離器14からの液冷媒の一部が第2の熱交換部17及び第1の熱交換部15で熱交換し、気液分離器14からの液冷媒を過冷却して第2の接続配管7に戻るようにされている。
圧力センサ20及び21は、それぞれ圧縮機1の吐出側、吸入側に設置されて、圧力を検出する。また、温度センサ22、23、24及び25(25b、25c)は、それぞれ、第2の熱交換部17と第3の流量制御装置19との間、圧縮機1の吐出側、第2の熱交換部17とバイパス配管18との間、室内熱交換器11と流量制御装置12との間に設置されている。
このように構成された本実施の形態の冷凍空気調和装置では、大きく分けて3つの形態の運転が行うことができるものとする。形態については、例えば、動作している室内機の総てが冷房を行なうときの運転である全冷房運転、動作している室内機の総てが暖房を行なうときの運転である全暖房運転と、複数の室内機のうち一部は冷房を行ない、他の一部は暖房を行なうときの運転である冷暖房同時運転となる。また、冷暖房同時運転については、複数の室内機のうち大部分の室内機が暖房運転を行なう暖房主体運転と、複数の室内機のうち大部分の室内機が冷房運転を行なう冷房主体運転に更に分かれる。
<全冷房運転>
図2は全冷房運転における冷媒の流れを示す図である。図2では全冷房運転時の冷媒の流れを実線矢印で示している。まず、図2に基づいて全冷房運転について説明する。圧縮機1より吐出された高温高圧の冷媒ガスは四方切換弁2を通り、室外熱交換器3で熱交換して凝縮された後、第1の逆止弁5a、第1の接続配管6を通り、分流コントローラDへ流入する。分流コントローラDへ流入した冷媒は気液分離器14、第2の流量制御装置16の順に通り、第2の熱交換部17を通り、逆止弁30a1、30b1を通り、負荷側の第1の接続配管6b、6cを通り、各室内機B、Cに流入し、各負荷側熱交換器11b、11cの出口の過熱度により制御される流量制御装置12b、12cにより低圧まで減圧されて負荷側熱交換器11b、11cで室内空気と熱交換して蒸発しガス化され室内を冷房する。
そして、ガス状態となった冷媒は、負荷側の第2の接続配管7b、7c、第2の弁装置13bを通り、第2の接続配管7、第2の逆止弁5b、四方切換弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機1に吸入される循環サイクルを構成し、冷房運転を行なう。この時、第1の弁装置13a1は閉路、13a2は開路、第2の弁装置13b1は閉路、13b2は開路になっている。
また、第2の接続配管7は低圧、第1の接続配管6は高圧のため必然的に第1の逆止弁5a、第2の逆止弁5bへ冷媒が流通する。更に、このサイクルの時、第2の流量制御装置16を通過した冷媒の一部が第2の熱交換部17及び第3の流量制御装置19を経てバイパス配管18へ入り、第3の流量制御装置19で低圧まで減圧されて、第2の熱交換部17で負荷側の第1の接続配管6b、6cに流入する冷媒との間で熱交換を行ない、また、第1の熱交換部15で第2の流量制御装置16に流入する冷媒との間で熱交換を行ない蒸発した冷媒は、第2の接続配管7へ入り、第2の逆止弁5b、四方切換弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機1に吸入される。一方、第1の熱交換部15および第2の熱交換部17で熱交換し、過冷却度が増大された冷媒は、負荷側の第1の接続配管6b、6cを経由して冷房しようとしている室内機B、Cへ流入する。
<全暖房運転>
図3は全暖房運転における冷媒の流れを示す図である。図3では全暖房運転時の冷媒の流れを実線矢印で示している。次に、図3に基づいて全暖房運転について説明する。四方切換弁2は、全暖房運転時と異なる流れになるように切り換えられる。圧縮機1より吐出された高温高圧の冷媒ガスは四方切換弁2を通り、第3の逆止弁5c、第1の接続配管6を通り、分流コントローラDへ流入する。分流コントローラDへ流入した冷媒は気液分離器14、第1の接続配管6の後半部を経て第1の弁装置13a1、第2の13b1を通り、負荷側の第2の接続配管7b、7cを通り、各室内機B、Cに流入し、室内空気と熱交換して凝縮液化し、室内を暖房する。
そして、液状態となった冷媒は、各負荷側熱交換器11b、11cの出口の過冷却度により制御される流量制御装置12b、12cを通り、負荷側の第1の接続配管6b、6cから、逆止弁30a2、30b2を通り、バイパス配管18の第3の流量制御装置19に流入して低圧の気液二相状態まで減圧される。低圧まで減圧された冷媒は、第2の熱交換部17、第1の熱交換部15を経た後、第2の接続配管7を通り、第4の逆止弁5d、室外熱交換器3に流入し熱交換して蒸発しガス状態となった冷媒は、四方切換弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機1に吸入される循環サイクルを構成し、暖房運転を行なう。この時、第1の弁装置13a1は開路、13a2は閉路、第2の弁装置13b1は開路、13b2は閉路になっている。また、第2の接続配管7は低圧、第1の接続配管6は高圧のため必然的に第3の逆止弁5c、第4の逆止弁5dへ冷媒が流通する。
<暖房主体運転>
図4は暖房主体運転における冷媒の流れを示す図である。図4では冷暖房同時運転における暖房主体運転時の冷媒の流れを実線矢印で示している。次に、図4に基づいて暖房主体運転について説明する。ここでは、室内機Bが暖房、室内機Cが冷房しようとしている場合について説明する。圧縮機1より吐出された高温高圧の冷媒ガスは四方切換弁2、第3の逆止弁5c、第1の接続配管6を通り、分流コントローラDに流入する。分流コントローラDに流入した冷媒は気液分離器14、第1の接続配管6の後半部を経て第2の弁装置13b1、負荷側の第2の接続配管7bの順に通り、暖房しようとしている室内機Bに流入し、負荷側熱交換器11bで室内空気と熱交換して凝縮液化し、室内を暖房する。
そして、液状態となった冷媒は、負荷側熱交換器11bの出口の過冷却度により制御され、ほぼ全開状態の流量制御装置12bを通り少し減圧されて高圧と低圧の中間の圧力(中間圧)になり、負荷側の第1の接続配管6bに流入した冷媒の一部が矢印のように第2の熱交換部17を経て冷房しようとしている室内機Cに接続された負荷側の第1の接続配管6cを通り、負荷側熱交換器11cの出口の過熱度により制御される流量制御装置12cにより減圧された後に室内機Cの負荷側熱交換器11cに入り熱交換して蒸発しガス状態となって室内を冷房し、室内機Cに接続された第1の弁装置13a2を介して第2の接続配管7に流入する。
一方、室内機Bから分流コントローラDの第2の熱交換部17に流入した室内機Bの暖房用の冷媒の他の一部は、バイパス配管18を経て第1の接続配管6の高圧と流量制御装置12bの出口の中間圧との差を一定にするように制御される開閉自在な第3の流量制御装置19を通って上述のように第2の接続配管7に至るため、ここで室内機Cを冷房した冷媒と合流して太い第2の接続配管7に流入し、第4の逆止弁5d、室外熱交換器3に流入し熱交換して蒸発しガス状態となった冷媒は、四方切換弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機1に吸入される循環サイクルを構成し、暖房主体運転を行なう。
この時、暖房しようとしている室内機Bに接続されている第1の弁装置13a1は開路、13a2は閉路であり、冷房しようとしている室内機Cに接続されている第2の弁装置13b1は閉路、13b2は開路になっている。また、第2の接続配管7は低圧、第1の接続配管6は高圧のため必然的に第3の逆止弁5c、第4の逆止弁5dへ冷媒が流通する。
また、このサイクルのとき、バイパス配管18へ入った冷媒は、第3の流量制御装置19で低圧まで減圧されて、第2の熱交換部17で負荷側の第1の接続配管6cへ流入する冷媒との間で熱交換を行ない、更に第1の熱交換部15で第2の流量制御装置16へ流入する冷媒との間で熱交換を行ない蒸発した冷媒は、第2の接続配管7へ入り、第4の逆止弁5dを経て、室外熱交換器3に流入し熱交換して蒸発しガス状態となる。そして、この冷媒は四方切換弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機1に吸入される。一方、第2の熱交換部17で熱交換し過冷却度が増大された冷媒は、上述のように、冷房しようとしている室内機Cへ流入する。
<冷房主体運転>
図5は冷房主体運転における冷媒の流れを示す図である。図5では冷暖房同時運転における冷房主体運転時の冷媒の流れを実線矢印で示している。次に、図5に基づいて冷房主体運転について説明する。ここでは、室内機Bが暖房、室内機Cが冷房しようとしている場合について説明する。圧縮機1より吐出された高温高圧の冷媒ガスは四方切換弁2を通り、室外熱交換器3で任意量熱交換して気液二相の高温高圧冷媒となり、第1の逆止弁5a、第1の接続配管6を通り、分流コントローラDに流入する。分流コントローラDに流入した冷媒は気液分離器14へ送られ、ここで、ガス冷媒と液冷媒に分離される。分離されたガス冷媒は、第1の接続配管6の後半部を経て分流コントローラDの第2の弁装置13b1、負荷側の第2の接続配管7bの順に通り、暖房しようとしている室内機Bに流入し、負荷側熱交換器11bで室内空気と熱交換して凝縮液化し、室内を暖房する。
更に、負荷側熱交換器11bの出口の過冷却度により制御されほぼ全開状態の流量制御装置12bを通り少し減圧されて、高圧と低圧の中間の圧力(中間圧)となり、負荷側の第1の接続配管6bを経てバイパス配管18に流入し、第3の流量制御装置19で低圧まで減圧されて、第2の熱交換部17で負荷側の第1の接続配管6cに流入する冷媒との間で熱交換を行ない、また、第1の熱交換部15で第2の流量制御装置16へ流入する冷媒との間で熱交換を行ない蒸発した冷媒は、第2の接続配管7に至る。一方、分流コントローラDの気液分離器14で分離された残りの液冷媒は、第1の熱交換部15で熱交換して過冷却度が増大された後、高圧と中間圧の差を一定にするように制御される第2の流量制御装置16を通って矢印で示すように、逆止弁30b1を通り、負荷側の第1の接続配管6cを通り、室内機Cに流入する。そして、この冷媒は、室内機Cの負荷側熱交換器11cの出口の過熱度により制御される流量制御装置12cにより低圧まで減圧されて負荷側熱交換器11cで室内空気と熱交換して蒸発しガス化され室内を冷房する。
そして、ガス状態となった冷媒は、負荷側の第2の接続配管7c、第2の弁装置13bを経て第2の接続配管7へ流入し、バイパス配管18を経て第2の接続配管7に流入する上述の室内機Bの暖房用冷媒と合流した後、第2の逆止弁5b、四方切換弁2、アキュムレータ4を経て圧縮機1に吸入される循環サイクルを構成し、冷房主体運転を行なう。
このとき、冷房しようとしている室内機Cに接続されている第1の弁装置13a1は閉路、13a2は開路され、暖房しようとしている室内機Bに接続されている第2の弁装置13b1は開路、13b2は閉路になっている。また、第2の接続配管7は低圧、第1の接続配管6は高圧のため必然的に第1の逆止弁5a、第2の逆止弁5bへ冷媒が流通する。
この実施の形態による空気調和装置は、以上のように構成されているため、第1の接続配管6は常に高圧で使用され、第2の接続配管7は常に低圧で使用される。従って、第1の接続配管6は高圧の設計圧力、第2の接続配管7は低圧の設計圧力で設計することができる。
[ガス冷媒配管の圧力損失検知]
上記のように構成した空気調和装置において、暖房および暖房主体運転時の第1の接続配管6にガス冷媒が流れ、圧力損失が発生する場合の室内機Bの凝縮圧力を検知する等の処理手順について説明する。
図6は実施の形態1に係る制御演算装置70の構成を表す図である。図6に示すように、制御演算装置70は、凝縮圧力検知を行うシステムとして機能し、運転制御部71、低圧圧力損失演算部72、記憶部73、高圧圧力損失演算部74、凝縮圧力演算部75を備えている。運転制御部71は、上述した各運転モードによる冷媒の流れを制御する。本実施の形態では、凝縮圧力を検知しようとする場合の室外機A、室内機Bおよび室内機Cの運転を制御する。ここでは、特に凝縮圧力演算部75が算出した凝縮圧力から換算した凝集温度に基づいて、凝縮器の冷媒流出口の過冷却度の制御を行う。低圧圧力損失演算部72は、第2の接続配管7内を流れる低圧側の冷媒の圧力損失(以下、低圧圧力損失という)ΔPL を算出する。記憶部73は、第1の接続配管6に対する、第2の接続配管7の配管径の比率を記憶する。高圧圧力損失演算部74は、低圧圧力損失および記憶部73が記憶する配管径の比率に基づいて、第1の接続配管6内を流れる高圧側の冷媒の圧力(以下高圧圧力損失という)ΔPH を演算する。凝縮圧力演算部75は、圧縮機1の吐出に係る冷媒の圧力(高圧圧力)と高圧圧力損失の差から凝縮圧力を演算する。
次に制御演算装置70が行う処理について説明する。運転制御部71は、室内機B、室内機Cの少なくとも1台が暖房を行う場合には、空気調和装置を全暖房運転または暖房主体運転させる。
低圧圧力損失演算部72は、バイパス配管18の第3の流量制御装置19出口に設けた温度センサ22の検出に係る飽和温度から冷媒の物性に基づいて飽和圧力Peに換算する。そして、圧縮機1の吸入部分に設けた圧力センサ21の検出に係る低圧圧力PSLと飽和圧力Peとの差から低圧側圧力損失ΔPL (ΔPL =Pe−PSL)を算出する。
ここで、圧力センサ21は、本実施の形態の冷暖同時を可能とする空気調和装置が圧力制御運転を行う場合に、低圧側の圧力を測定するために通常設けられているものなので、これを流用することでセンサ(検出手段)の数を減らすことができる。
低圧圧力損失演算部72が算出した低圧側圧力損失ΔPL と、第1の接続配管6に対する、第2の接続配管7の配管径の比率を記憶している記憶部73の値から、高圧圧力損失ΔPH を高圧圧力損失演算部74が演算する。ここで、第1の接続配管6に対する、第2の接続配管7の配管径の比率は、室外機Aの第1の接続配管6および第2の接続配管7の接続口で配管サイズが決定されるため、室外機Aの機種固有の値となる。
一般に、圧力損失ΔPは、以下のダルシーの式(Darcy's Formula )によって算出することができる。ここで、λはダルシーの管摩擦係数、Lは配管長さ、Dは配管内径、ρは冷媒の比重、Uは平均流速、Lは接続配管の配管長である。
Figure 2011106688
そして、(1)式に基づいて、第1の接続配管6および第2の接続配管7における高圧圧力損失ΔPH 、低圧圧力損失ΔPL をそれぞれ次式(2)、(3)で表す。ここでは、高圧に係る添え字をHとし、低圧に係る添え字をLとする。また、第1の接続配管6および第2の接続配管7の配管長は共にLとする。
Figure 2011106688
ここで、全暖房運転、暖房主体運転時においては、第2の接続配管7には気液二相冷媒が流れるため、単相の場合よりも一般的に圧力損失が増加する。これは管摩擦係数λが増倍するとして考慮することができる。また、冷媒循環量Grについては、次式(4)、(5)のように、それぞれ高圧側のパラメータ、低圧側のパラメータで表すことができる。
Figure 2011106688
そして、ΔPH とΔPL との圧力損失比率RDPは次式(6)で表される。
Figure 2011106688
配管内径DH 、DL は、それぞれ第1の接続配管6、第2の接続配管7の配管仕様で決定される値である。また、高圧側の冷媒密度ρH は、図1において圧縮機出口に設けられた圧力センサ20が検出した高圧圧力PSHと温度センサ23が検出した温度とに基づいて算出することができる。低圧側の冷媒密度ρLは、温度センサ22と流量制御装置19入口に設けられた温度センサ24とが検出する液冷媒の温度から算出されるエンタルピーを用いて算出することができる。そして、λH とλL の比率λH /λL は、第1の接続配管6、第2の接続配管7の配管仕様並びに圧縮機1の吐出部分に設けた圧力センサ20の検出に係る高圧圧力PSHと温度センサ23の検出に係る温度から求まる高圧側の冷媒物性及び温度センサ22と温度センサ24との温度から求まる低圧側の冷媒物性で決まる。以上より、RDPを算出することができる。
RDPを算出すれば、ΔPH =ΔPL ×RDPとなるので、高圧圧力損失演算部74は、低圧圧力損失演算部72が算出した低圧圧力損失ΔPL から高圧圧力損失ΔPH を演算可能となる。次に、凝縮圧力演算部74は、高圧圧力PSHから高圧圧力損失ΔPH を差し引くことで暖房に係る室内機の室内熱交換器11における凝縮圧力を算出することが可能となる。そして、運転制御部71は、温度センサ25b、25cの検出に係る温度と凝縮圧力から換算した凝縮温度とに基づいて凝縮器となる室内機11の過冷却度の制御を行う。
ここで、(6)式に示すように、凝縮圧力の算出において、圧縮機1の運転容量となる冷媒循環量Grへの依存性がないため、圧縮機1の性能ばらつきの影響を受けることなく高精度に暖房に係る室内機11の凝縮圧力を算出することが可能となる。
また、システムにおける上記の処理においては、第1の接続配管6と第2の接続配管7の長さが同じものとして演算等をしているが、第1の接続配管6と第2の接続配管7の長さが異なる場合は、その配管長さの比をRDPにかけあわせることで、より高精度に凝縮圧力が演算可能となる。
また、システムにおける上記の処理において、λL の算出にあたり、第2の接続配管7を流れる冷媒の乾き度について、全暖房運転では0.2程度であり殆ど変わらないため、気液二相冷媒における圧力損失を表す二相増倍係数は一定でもよい。一方、暖房主体運転の場合は、冷房を行っている室内機の台数の比率に応じて、第2の接続配管7を流れる冷媒乾き度が0.2〜0.9程度まで変化する。そのため、乾き度に応じて二相増倍係数を算出することで、より高精度に凝縮圧力が演算可能となる。
また、上記の処理において、低圧圧力損失演算部72は、第2の接続配管7の両端が同じ高さにあるものとして低圧圧力損失ΔPL を演算した。実際の空気調和装置では、第2の接続配管7の端部に高低差があることが多く、高低差によるヘッド差が生じることが多い。そこで、例えば接続配管7の高低差に係るデータを外部的に入力等しておき、低圧圧力損失ΔPL に対してヘッド差による圧力降下を補正することで、より高精度に凝縮圧力を演算することができる。
以上のように、本実施の形態における制御演算装置70に係るシステムによれば、第1の冷媒配管6における低圧圧力損失及び第2の冷媒配管7における高圧圧力損失から、例えば空気調和装置の冷媒配管での圧力損失等の影響を排除した凝縮圧力を検知することができる。そして、運転制御部71が凝縮圧力から換算した適正な凝縮温度に基づいて過冷却制御を行うことができるので、例えば、凝縮機の容積、パス形状、連絡配管長が大幅に変化するような場合であっても、精度の良い過冷却制御を行うことが可能となる。このため、流量制御装置でのハンチング及び冷媒音を抑制し、かつ、効率の良い運転状態を実現することができる。
また、例えば、プレート式熱交換器のように、プレートの積層構造上、温度センサ等を挿入して凝縮温度を検出することが困難な場合でも、温度センサ等を用いることなく簡便な構成で凝縮圧力を演算することが可能となる。
実施の形態2.
図8は実施の形態2に係る制御演算装置70等の構成を表す図である。本実施の形態では、例えば、スピーカ、ディスプレイ等によって、聴覚、視覚的に報知を行う報知手段80を備えているものとする。また、空気調和装置の冷媒不足を判断して報知手段80に報知させるための報知処理部76を制御演算装置70が有している。
報知処理部76は、例えば、室内熱交換器11b、11cが凝縮器となる全暖房運転、暖房主体運転の場合に、温度センサ25の検出に係る室内熱交換器11の流出口における温度と前述の処理により演算された凝縮圧力から換算した凝縮温度との温度差を算出する。そして、温度差が所定値より小さい、または室内熱交換器11の流出口における温度の方が大きい場合は、室内熱交換器11の流出口で冷媒が過熱ガスとなっているとして、空気調和装置の冷媒が不足していると判断し、報知手段80に冷媒不足の旨を報知させる。これにより、例えば冷媒回路における冷媒漏れによる冷媒不足等を適切に報知することができ、安全性、信頼性の向上をはかることができる。
この発明の凝縮圧力検知システム、この発明を適用する空気調和装置は、上述した実施の形態の構成に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施することができる。
また、本発明のシステムを適用可能な機器例として、冷凍空気調和装置以外にも、冷蔵庫、除湿器、ヒートポンプ式給湯機、ショーケース等、他の冷凍サイクル装置においても適用し、凝縮圧力検知システムを有する冷凍サイクルシステムを構成することができる。
1 圧縮機、2 四方切換弁、3 熱源側熱交換器、4 アキュムレータ、5a 第1の逆止弁、5b 第2の逆止弁、5c 第3の逆止弁、5d 第4の逆止弁、6 第1の接続配管、6b,6c 負荷側の第1の接続配管、7 第2の接続配管、7b,7c 負荷側の第2の接続配管、11b,11c 室内熱交換器、12b,12c 流量制御装置、13a1,13a2,13b1,13b2 弁装置、14 気液分離器、15 第1の熱交換部、16 第2の流量制御装置、17 第2の熱交換部、18 バイパス配管、19 第3の流量制御装置、30a1,30a2,30b1,30b2 逆止弁、20,21 圧力センサ、22,23,24,25 温度センサ、70 制御演算装置、71 運転制御部、72 低圧圧力損失演算部、73 記憶部、74 高圧圧力損失演算部、75 凝縮圧力演算部、76 報知処理部、80 報知手段、A 室外機、B,C 室内機、D 分流コントローラ。

Claims (7)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、熱交換により前記冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮された冷媒の圧力調整をするための流量制御装置と、減圧した前記冷媒と空気とを熱交換して前記冷媒を蒸発させる蒸発器とを配管接続して冷媒回路を構成する冷凍サイクル装置の凝縮圧力を検知する凝縮圧力検知システムであって、
    前記冷媒回路において低圧側の冷媒配管となる低圧冷媒配管の圧力損失を算出する低圧圧力損失演算部と、
    前記冷媒回路において高圧側の冷媒配管となる高圧冷媒配管と前記低圧冷媒配管との配管断面積比及び前記低圧冷媒配管の圧力損失に基づいて、前記高圧冷媒配管の圧力損失を算出する高圧圧力損失演算部と、
    前記圧縮機の吐出側の圧力から前記高圧圧力損失を差し引き凝縮器における凝縮圧力を算出する凝縮圧力演算部と
    を備えることを特徴とする凝縮圧力検知システム。
  2. 前記凝縮圧力演算部が算出した凝縮圧力から換算した凝縮温度に基づいて、前記凝縮器の冷媒流出口の過冷却度を制御する運転制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載の凝縮圧力検知システム。
  3. 前記高圧圧力損失演算部は、前記低圧冷媒配管と前記高圧冷媒配管の配管長の比に基づいて、前記高圧冷媒配管の圧力損失を補正することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の凝縮圧力検知システム。
  4. 前記高圧圧力損失演算部は、前記低圧冷媒配管を流れる冷媒の乾き度に基づいて、前記高圧冷媒配管の圧力損失を補正することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の凝縮圧力検知システム。
  5. 前記高圧圧力損失演算部は、前記低圧冷媒配管の高低差に基づいて、前記高圧冷媒配管の圧力損失を補正することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の凝縮圧力検知システム。
  6. 前記凝縮器の冷媒流出口における冷媒の温度を検出するための凝縮器出口温度検出手段と、
    前記凝縮圧力演算部が演算した前記凝縮圧力に基づく凝縮温度と凝縮器出口温度検出手段の検出に係る温度との温度差が所定の値以下であると判断すると、前記空気調和装置の冷媒が不足していることを報知手段に報知させる報知処理部と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の凝縮圧力検知システム。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の凝縮圧力検知システムを有する冷凍サイクルシステム。
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