JP2011095355A - 感光性樹脂組成物 - Google Patents

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JP2011095355A JP2009247326A JP2009247326A JP2011095355A JP 2011095355 A JP2011095355 A JP 2011095355A JP 2009247326 A JP2009247326 A JP 2009247326A JP 2009247326 A JP2009247326 A JP 2009247326A JP 2011095355 A JP2011095355 A JP 2011095355A
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Akira Shimada
彰 嶋田
Keiko Yamanaka
啓子 山中
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Abstract

【課題】高い解像度を有し、硬化後の難燃性が高い感光性樹脂組成物の提供。
【解決手段】(A)ポリオキシプロピレンジアミンの残基を有する可溶性ポリイミド、(B)光重合性化合物としての、分子中に2個以上のアクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基またはアルケニル基を有する繰り返し数1〜20の鎖状または環状のフォスファゼン化合物脂および(C)光重合開始剤を含有することを特徴とする感光性樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は感光性樹脂組成物に関する。
従来、フレキシブルプリント基板の保護膜や絶縁膜として、ポリイミドフィルムなどの成形体に接着剤を塗布して得られるカバーレイフィルムなどが用いられてきた。カバーレイフィルムをパターン加工する方法として、パンチングによる孔空け加工が一般的に用いられていた。しかし近年、配線の微細化、フレキシブルプリント基板に搭載されるチップ部品の小型化により、かかる加工では微細化に対応することが困難となっている。そこで、微細パターン加工を実現するため、フォトグラフィック技術を活用した感光性カバーレイが求められている。
現像性に優れる感光性材料としてアクリル樹脂が挙げられるが、難燃性、耐熱性や絶縁性が不十分であり、半導体素子やフレキシブル配線基板、リジット基板、集積回路などの保護膜や絶縁膜などの電気・電子用途には適していない。そこで、電気特性や耐薬品性、難燃性、耐熱性に優れるポリイミド系樹脂を用いた感光性カバーレイが検討されている。
ポリイミド系樹脂を用いた感光性樹脂組成物として、例えば、(A)カルボキシル基を有する高分子バインダー、(B)(メタ)アクリル系化合物、(C)単官能のエポキシ化合物および(D)光反応開始剤を含有する感光性樹脂組成物(例えば、特許文献1参照)、(A)側鎖にカルボキシル基を有するポリイミド樹脂、(B)光硬化性樹脂、(C)光重合開始剤、(D−1)室温で液状の多官能エポキシ化合物および(D2)室温で固体状であって、単量体または二量体構造を有する多官能エポキシ化合物を含有する感光性接着剤組成物(例えば、特許文献2参照)が提案されている。これらの材料は、耐熱性および現像性に優れているものの、なお難燃性が不十分であった。そこで難燃性の高い材料として、(A)可溶性ポリイミド、(B)10%重量損失温度が300℃以上500℃以下である化合物であって1分子中にリン原子および窒素原子を含む化合物(ホスファゼン化合物など)、(C)(メタ)アクリル系化合物を含有する感光性樹脂組成物(例えば、特許文献3参照)、a)分子中に、ビニル基、アリル基、アクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基、アクリロイル基、メタクリロイル基から選ばれる重合性官能基を少なくとも1個有するホスファゼン化合物、b)可溶性ポリイミドを必須成分とする感光性樹脂組成物(例えば、特許文献4参照)が提案されている。
特開2005−055545号公報 特開2008−274269号公報 特開2003−177515号公報 特開2003−302751号公報
しかしながら、これらの材料は難燃性に優れているものの、ホスファゼン化合物のアルカリ溶解性が低いため、現像性が低く解像度が不十分である課題があった。そこで本発明は、高い解像度を有し、硬化後の難燃性が高い感光性樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明は、(A)下記一般式(1)で示されるジアミンの残基を有する可溶性ポリイミド、(B)下記一般式(2)で示される光重合性化合物および(C)光重合開始剤を含有することを特徴とする感光性樹脂組成物である。
Figure 2011095355
上記一般式(1)中、aは1以上10以下の範囲を示す。
Figure 2011095355
上記一般式(2)中、bは1以上20以下の範囲を示す。RおよびRはそれぞれ独立に、アクリロイルオキシフェニル基、炭素数4以上20以下のアクリロイルオキシアルキル基、メタクリロイルオキシフェニル基、炭素数5以上20以下のメタクリロイルオキシアルキル基、炭素数3以上20以下のアルケニル基または炭素数8以上30以下のアルケニルアリール基を示す。bが2以上の場合、複数のRおよびRはそれぞれ同じでも異なってもよい。
本発明により、高い解像度を有し、硬化後の難燃性が高い感光性樹脂組成物を得ることができる。
本発明の感光性樹脂組成物は、(A)上記一般式(1)で表されるジアミンの残基を有する可溶性ポリイミド、(B)上記一般式(2)で表される光重合性化合物および(C)光重合開始剤を含有する。
本発明における(A)可溶性ポリイミドとは、N−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−ビニルピロリドン、N,N−ジエチルホルムアミドなどのアミド系溶媒、γ−ブチロラクトン、メチルモノグライム、メチルジグライム、メチルトリグライム、エチルモノグライム、エチルジグライム、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテルなどのエーテル系溶媒のいずれかの有機溶媒100gに対して、25℃で1g以上溶解するポリイミドを指す。
本発明における(A)可溶性ポリイミドは、酸無水物残基とジアミン残基を有し、下記一般式(1)で示されるジアミンからアミノ基の水素原子を除いた残基を有することを特徴とする。これにより、アルカリ溶解性の低い(B)上記一般式(2)で表される光重合性化合物を含む感光性樹脂組成物のアルカリ水溶液に対する現像性が向上して、解像度を高くすることができる。また、屈曲性の構造を有することから(A)可溶性ポリイミドの弾性率を低減し、硬化後の熱応力を低減することにより、保護膜として用いる際に積層体の反りを低減することができる。
Figure 2011095355
上記一般式(1)中、aは1以上10以下の範囲を示す。
上記一般式(1)で示されるジアミンとして、例えば、D−230(一般式(1)のa=2.3)やD−400(一般式(1)のa=5.6)(BASF社製)などが挙げられる。
本発明における(A)可溶性ポリイミドは、上記一般式(1)で示されるジアミンの残基を全ジアミン残基中20mol%以上有することが好ましい。かかるジアミン残基を20mol%以上有することにより、解像度をより向上させることができる。さらに、屈曲性の構造により、保護膜として用いる際に積層体の反りをより低減することができる。積層体の反りをより低減する観点からは、30mol%以上がより好ましい。一方、硬化後の耐薬品性の観点から、70mol%以下が好ましい。
本発明における(A)可溶性ポリイミドは、さらに下記化学式(4)で示されるジアミンからアミノ基の水素原子を除いた残基を有することが好ましい。かかるジアミン残基を有することによって、(A)可溶性ポリイミドの有機溶媒に対する溶解性が向上する。その結果、可溶性ポリイミドの分子間力低減により親水性が向上することから、アルカリ水溶液に対する現像性をより向上させ、解像度をより向上させることができる。また、シロキサン結合によってポリイミド骨格に柔軟性が付与されることから、保護膜として用いる際に基板との密着性を向上させることが期待される。
Figure 2011095355
本発明における(A)可溶性ポリイミドにおいて、前記化学式(4)で示されるジアミンの残基の含有量は、全ジアミン残基中5mol%以上が好ましい。かかるジアミン残基を5mol%以上有することにより、(A)可溶性ポリイミドに柔軟性が付与されて、保護膜として用いる際に硬化後の積層体の反りを低減することができる。一方、30mol%以下が好ましく、適度な疎水性が付与されて、アルカリ水溶液に対する現像性をより向上させ、解像度をより高くすることができる。
本発明における(A)可溶性ポリイミドは、アルカリ水溶液で現像するためにアルカリ可溶性の官能基を有することが好ましい。アルカリ可溶性の官能基とは、酸性を有する官能基であり、具体的には、フェノール性水酸基、カルボキシル基などが挙げられる。これらアルカリ可溶性基を(A)可溶性ポリイミドに導入するためには、下記一般式(5)で示されるジアミンの残基を含有することが好ましい。
Figure 2011095355
上記一般式(5)中、Yは、−CO−、−SO−、−O−、−S−、−CH−、−NHCO−、−C(CH−、−C(CF−、−COO−または単結合を示す。DおよびEはそれぞれ独立に、水酸基またはカルボキシル基を示す。
一般式(5)で示されるジアミンとしては、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジハイドロキシビフェニル、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジハイドロキシビフェニル、4,4’−ジアミノ−2,2’−ジハイドロキシビフェニルなどのヒドロキシビフェニル化合物類、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジハイドロキシジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジハイドロキシジフェニルメタン、4,4’−ジアミノ−2,2’−ジハイドロキシジフェニルメタン、2,2−ビス〔3−アミノ−4−ハイドロキシフェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−アミノ−3−ハイドロキシフェニル〕プロパン、2,2−ビス〔3−アミノ−4−ハイドロキシフェニル〕ヘキサフルオロプロパンなどのヒドロキシジフェニルアルカン化合物類、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジハイドロキシジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジハイドロキシジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノ−2,2’−ジハイドロキシジフェニルエーテルなどのヒドロキシジフェニルエーテル化合物類、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジハイドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジハイドロキシジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノ−2,2’−ジハイドロキシジフェニルスルホンなどのヒドロキシジフェニルスルホン化合物類、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジハイドロキシジフェニルチオエーテル、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジハイドロキシジフェニルチオエーテル、4,4’−ジアミノ−2,2’−ジハイドロキシジフェニルチオエーテルなどのヒドロキシジフェニルチオエーテル化合物類、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジハイドロキシジフェニルケトン、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジハイドロキシジフェニルケトン、4,4’−ジアミノ−2,2’−ジハイドロキシジフェニルケトンなどのヒドロキシジフェニルケトン化合物類、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジハイドロキシジフェニルアミド、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジハイドロキシジフェニルアミド、4,4’−ジアミノ−2,2’−ジハイドロキシジフェニルアミドなどのヒドロキシジフェニルアミド化合物類、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジハイドロキシジフェニルベンゾエート、4,4’−ジアミノ−3,3’−ジハイドロキシジフェニルベンゾエート、4,4’−ジアミノ−2,2’−ジハイドロキシジフェニルベンゾエートなどのヒドロキシジフェニルエステル化合物類などのフェノール性水酸基を有するジアミン、3,3’−ジカルボキシ−4,4’−ジアミノジフェニルメタンなどのカルボキシル基を有するジアミンなどを挙げることができる。
上記一般式(5)で示されるジアミンの残基の含有量は、アルカリ水溶液に対する現像性をより向上させ、解像度をより向上させる観点から、全ジアミン残基中5mol%以上が好ましく、10mol%以上がより好ましい。一方、現像による膜減りを低減する観点から、80mol%以下が好ましく、50mol%以下がより好ましい。
本発明における(A)可溶性ポリイミドは、上記ジアミン残基の他に、本発明の効果を損なわない程度に他のジアミン残基を含有していてもよい。例えば、1,4−ジアミノベンゼン、1,3−ジアミノベンゼン、2,4−ジアミノトルエン、1,4−ジアミノ−2,5−ジハロゲノベンゼンなどのベンゼン環1個を含むジアミン類、ビス(4−アミノフェニル)エ−テル、ビス(3−アミノフェニル)エ−テル、ビス(4−アミノフェニル)スルホン、ビス(3−アミノフェニル)スルホン、ビス(4−アミノフェニル)メタン、ビス(3−アミノフェニル)メタン、ビス(4−アミノフェニル)スルフィド、ビス(3−アミノフェニル)スルフィド、2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−アミノフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、o−ジアニシジン、o−トリジン、トリジンスルホン酸類などのベンゼン環2個を含むジアミン類、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェニル)ベンゼン、1,4−ビス(3−アミノフェニル)ベンゼン、α,α’−ビス(4−アミノフェニル)−1,4−ジイソプロピルベンゼン、α,α’−ビス(4−アミノフェニル)−1,3−ジイソプロピルベンゼンなどのベンゼン環3個を含むジアミン類、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、4,4’−(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン、5,10−ビス(4−アミノフェニル)アントラセンなどのベンゼン環4個以上を含むジアミン類などの残基が挙げられる。
(A)可溶性ポリイミドにおける各ジアミン残基の構造と含有量は、フーリエ変換赤外分光光度計による分析や、ポリイミドを酸や塩基で分解してガスクロマトグラフ質量分析計で分析するなどの公知の方法により、ポリイミドの繰り返し単位構造を分析することにより求めることができる。
本発明における(A)可溶性ポリイミドの酸無水物残基を構成するテトラカルボン酸二無水物としては、例えば、無水ピロメリット酸(PMDA)、オキシジフタル酸二無水物(ODPA)、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物(BTDA)、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)、3,3’,4,4’−ジフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物(DSDA)、4,4’−(ヘキサフロロイソプロピリデン)ジフタル酸二無水物(6FDA)、2,2’−ビス[(ジカルボキシフェノキシ)フェニル]プロパン二無水物(BSAA)などが挙げられる。
また、(A)可溶性ポリイミドの末端の少なくとも一部がアニリン誘導体またはジカルボン酸無水物で封止されていることが好ましい。これにより(A)可溶性ポリイミドの重量平均分子量を適切な範囲に容易に調整することができる。また、末端官能基の架橋による粘度の向上を抑制することが期待される。アニリン誘導体としては、2−アミノ安息香酸、3−アミノ安息香酸、4−アミノ安息香酸、4−アミノサリチル酸、5−アミノサリチル酸、6−アミノサリチル酸、2−アミノベンゼンスルホン酸、3−アミノベンゼンスルホン酸、4−アミノベンゼンスルホン酸、2−アミノフェノール、3−アミノフェノール、4−アミノフェノール、2−アミノチオフェノール、3−アミノチオフェノール、4−アミノチオフェノール等が好ましい。ジカルボン酸無水物としては、マレイン酸無水物、フタル酸無水物、ナジック酸無水物、シクロヘキサンジカルボン酸無水物、5−ノルボルネン−2,3−ジカルボン酸無水物、1,2−ジカルボキシナフタレン無水物、3−ヒドロキシフタル酸無水物などが好ましい。
本発明に用いられる(A)可溶性ポリイミドの合成方法は特に限定されず、ジアミンとテトラカルボン酸二無水物を用いて、公知の方法で合成される。例えば、低温中でテトラカルボン酸二無水物とジアミン化合物(一部をアニリン誘導体に置換してもよい)を反応させる方法、テトラカルボン酸二無水物とアルコールとの反応によりジエステルを得、その後縮合剤の存在下でジアミン(一部をアニリン誘導体に置換してもよい)と反応させる方法、テトラカルボン酸二無水物とアルコールとの反応によりジエステルを得、その後残りの2つのカルボキシル基を酸クロリド化し、ジアミン(一部をアニリン誘導体に置換してもよい)と反応させる方法などを利用して、ポリイミド前駆体を得る。得られたポリイミド前駆体を、公知の方法を用いてイミド閉環することにより、ポリイミドを得ることができる。
本発明の感光性樹脂組成物は、(B)下記一般式(2)で示される光重合性化合物を含有する。かかる光重合性化合物は、分子中に2個以上のアクリロイルオキシ基、メタクリロイルオキシ基またはアルケニル基を有する繰り返し数1〜20の鎖状または環状のホスファゼン化合物である。ホスファゼン基を有することにより、硬化後の感光性樹脂組成物の難燃性を飛躍的に向上させることができる。
Figure 2011095355
上記一般式(2)中、bは1以上20以下の範囲を示す。繰り返し数bは2以上が好ましく、リン濃度を高くして硬化後の難燃性をより向上させることができる。3以上がより好ましい。また、アルカリ水溶液に対する現像性をより向上させ、解像度をより向上させる観点からは20以下であり、10以下が好ましい。
上記一般式(2)中、RおよびRはそれぞれ独立に、アクリロイルオキシフェニル基、炭素数4以上20以下のアクリロイルオキシアルキル基、メタクリロイルオキシフェニル基、炭素数5以上20以下のメタクリロイルオキシアルキル基、炭素数3以上20以下のアルケニル基または炭素数8以上30以下のアルケニルアリール基を示す。なお、アクリロイルオキシアルキル基およびメタクリロイルオキシアルキル基の炭素数は、アクリロイルオキシ基またはメタクリロイルオキシ基とアルキル基の総炭素数を指す。bが2以上の場合、複数のRおよびRはそれぞれ同じでも異なってもよい。
炭素数3以上20以下のアルケニル基としては、プロペニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ペンチニル基、ヘキシニル基などが挙げられる。炭素数8以上30以下のアルケニルアリール基としては、フェニルプロペニル基、フェニルブテニル基、フェニルペンチニル基やトリルプロペニル基、トリルブテニル基、トリルペンチニル基などが挙げられる。アルカリ水溶液に対する現像性をより向上させ、解像度をより向上させる観点から、炭素数4以上20以下のアクリロイルオキシアルキル基および炭素数5以上20以下のメタクリロイルオキシアルキル基が好ましい。
(B)上記一般式(2)で示される光重合性化合物として、アクリロイルオキシ基を有するPPZ(共栄社化学(株)製)が挙げられる。
本発明の感光性樹脂組成物において、(B)上記一般式(2)で表される光重合性化合物の含有量は、リン濃度を高くして難燃性をより向上させる観点から、(A)可溶性ポリイミド100重量部に対して5重量部以上が好ましい。また、アルカリ水溶液に対する現像性をより向上させ、解像度をより向上させる観点から、50重量部以下が好ましい。
また、本発明の感光性樹脂組成物は、前記(B)以外の光重合性化合物を含有してもよい。光重合性化合物は、分子内に不飽和二重結合を少なくとも1つ有する化合物が好ましい。例えば、ビニル基、(メタ)アクリロイル基を有する化合物が挙げられる。ここで、(メタ)アクリロイル基とは、アクリロイル基とメタクリロイル基の総称を示す。
前記(B)以外の光重合性化合物として、例えば、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、1,2−プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジ(1,2−プロピレングリコール)ジ(メタ)アクリレート、トリ(1,2−プロピレングリコール)ジ(メタ)アクリレート、テトラ(1,2−プロピレングリコール)ジ(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、1,3−(メタ)アクリロイルオキシ−2−ヒドロキシプロパン、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、テトラメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、N−ビニルピロリドン、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリロイルフォスフェート、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチルアクリルアミド、N−エトキシメチルアクリルアミド、エチレングリコールモノアクリレート、ジプロピレングリコールモノアクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、エポキシ変性(メタ)アクリル樹脂、ウレタン変性(メタ)アクリル樹脂、ポリエステル変性(メタ)アクリル樹脂などが挙げられる。これらを2種以上含有してもよい。
これらの中でも、ポリエチレングリコールジアクリレートとウレタンアクリレートが好ましい。ポリエチレングリコールジアクリレートは、アルカリ水溶液に対する現像性をより向上させ、解像度をより高くすることができる。ウレタンアクリレートは、硬化後の応力をより低減することができる。
ポリエチレングリコールジアクリレートとしては、例えば、“アロニックス(登録商標)”M−245、M315、M450(以上、商品名、東亞合成(株)製)などが挙げられる。ウレタンアクリレートとしては、例えば、CN981、CN982E75、CN982P90、CN966J75、CN9001(以上、商品名、巴工業(株)製)などが挙げられる。
上記(B)以外の光重合性化合物の含有量は、現像による膜減りを低減する観点から、(A)可溶性ポリイミド100重量部に対して5重量部以上が好ましく、20重量部以上がより好ましい。一方、硬化後の耐熱性を向上させる観点から、150重量部以下が好ましく、100重量部以下がより好ましい。
本発明の感光性樹脂組成物は、(C)光重合開始剤を含有する。(C)光重合開始剤としては、例えば、ミヒラーズケトン、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’,4”−トリス(ジメチルアミノ)トリフェニルメタン、2,2’−ビス(2−クロロフェニル)−4,4’,5,5’−テトラフェニル−1,2’−ジイミダゾール、アセトフェノン、ベンゾイン、2−メチルベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、2−t−ブチルアントラキノン、1,2−ベンゾ−9,10−アントラキノン、メチルアントラキノン、チオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ジアセチルベンジル、ベンジルジメチルケタール、ベンジルジエチルケタール、2(2’−フリルエチリデン)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−S−トリアジン、2[2’(5”−メチルフリル)エチリデン]−4,6−ビス(トリクロロメチル)−S−トリアジン、2(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−S−トリアジン、2,6−ジ(p−アジドベンザル)−4−メチルシクロヘキサノン、4,4’−ジアジドカルコン、ジ(テトラアルキルアンモニウム)−4,4’−ジアジドスチルベン−2,2’−ジスルフォネート、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルフォスフィンオキサイド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル−フォスフィンオキサイド、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−ケトン、ビス(n5−2,4−シクロペンタジエン−1−イル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール−1−イル)−フェニル)チタニウム、1,2−オクタンジオン、1−[4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)]、ヨードニウム、(4−メチルフェニル)[4−(2−メチルプロピル)フェニル]−ヘキサフルオロフォスフェート(1−)、エチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、2−エチルヘキシル−4−ジメチルアミノベンゾエート、エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−,1−(O−アセチルオキシム)などが挙げられる。これらを2種以上含有してもよい。これらの中でも、光感度の点で、オキシム系化合物が好ましい。例えば、エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−,1−(O−アセチルオキシム)、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(o−ベンゾイル)オキシム、ビス(α−イソニトロソプロピオフェノンオキシム)イソフタル、“オプトマー(登録商標)”N1919(商品名、アデカ社製)、OXE02(商品名、チバスペシャリティケミカルズ社製)およびNCI−831(商品名、アデカ社製)などが挙げられ、OXE−02(チバ・ジャパン製)、“オプトマー”N1919、NCI−831((株)アデカ製)が好ましい。
本発明の感光性樹脂組成物において、(C)光重合開始剤光重合開始剤の含有量は、(A)可溶性ポリイミド100重量部に対して0.1〜40重量部が好ましい。光重合開始剤を2種以上含有する場合は、その総量がこの範囲であることが好ましい。前記範囲内で、選択する光重合開始剤の種類に応じてその含有量を適宜選択することができる。
本発明の感光性樹脂組成物は、さらに(D)熱硬化剤を含むことが好ましい。これにより感光性樹脂組成物の硬化後の靭性を向上させ、耐折れ性を向上させることができる。(D)熱硬化剤としては、エポキシ化合物、ビスマレイミド化合物、イソシアネート化合物およびブロックイソシアネート化合物などが挙げられる。これらの中でも、架橋反応による靭性向上の観点から、エポキシ化合物が好ましい。解像度をより向上させ、さらに保護膜として用いる際に積層体の反りを低減する観点から、下記一般式(3)で示される化合物がより好ましい。
Figure 2011095355
上記一般式(3)中、nおよびmはそれぞれ独立に、0以上の整数を示す。ただし、1≦n+m≦10である。xは1以上5以下の整数を示す。
上記一般式(4)で表されるエポキシ化合物は、分子内に2個のエポキシ基と、アルキレンオキサイド(−C2xO−)を有する化合物である。エポキシ基を有することにより、感光性樹脂組成物の硬化後の架橋密度を向上させることができ、靭性が向上して耐折れ性を向上させることができる。さらに、アルキレンオキサイド(−C2xO−)を有することにより、親水性が向上してアルカリ水溶液に対する現像性がより向上し、解像度がより向上する。アルキレンオキサイドの繰り返し数m+nは3以上が好ましい。また、硬化後の架橋密度をより向上させ、耐折れ性を向上させる観点から、m+nは10以下であり、7以下が好ましい。アルキレンオキサイドとしては、(−CHCHO−)で表されるエチレンオキサイド、(−OCHCH(CH)−)や(−CHCHCHO−)で表されるプロピレンオキサイドなどを挙げることができる。前記一般式(3)で示されるエポキシ化合物として、“アデカレジン(登録商標)”EP−4000S、EP−4003S((株)アデカ製)、BEO−60E、BPO−20E(新日本理化(株)製)などを挙げることができる。これらを2種以上含有してもよい。
(D)熱硬化剤として、上記一般式(3)以外のエポキシ化合物を含有してもよい。例えば、商品名エピコート828、834、1001、1002、1003、1004、1005、1007、1010、1100L(油化シェル(株))等のビスフェノールA型エポキシ化合物、商品名エピコートESCN−220L、220F、220H、220HH、180H65(油化シェル(株))等のo−クレゾールノボラック型エポキシ化合物、商品名エピコート1032H60(油化シェル(株))やEPPN−502H(日本化薬(株))等のノボラック型エポキシ化合物、商品名ESN−375、ESN−185(新日鉄化学(株))等のナフタレンアラルキルノボラック型エポキシ化合物、商品名YX4000H(油化シェル(株))等のビフェノール型エポキシ化合物、ビスフェノールAグリシジルエーテル型エポキシ化合物、ビスフェノールFグリシジルエーテル型エポキシ化合物、ノボラックグリシジルエーテル型エポキシ化合物、グリシジルエステル型エポキシ化合物、グリシジルアミン型エポキシ化合物、環状脂肪族エポキシ化合物、芳香族型エポキシ化合物などを挙げることができる。
(D)熱硬化剤の含有量は、(A)可溶性ポリイミド100重量部に対して0.1重量部以上が好ましい。耐折れ性をより向上させる観点から、5重量部以上がより好ましい。また、100重量部以下が好ましく、アルカリ水溶液に対する現像性をより向上させ、解像度をより向上させる観点から、50重量以下がより好ましい。
本発明の感光性樹脂組成物は、必要に応じて難燃剤、消泡剤、充填剤、レベリング剤、重合禁止剤等の各種添加剤を含有してもよい。充填剤としては、シリカ、タルク、硫酸バリウム、ワラストナイト、炭酸カルシウムなどの無機充填剤、有機ポリマー充填剤などを挙げることができる。具体的には、SOE2、SOE3(以上、商品名、(株)アドマテックス製)、HE5(商品名、竹原化学工業(株)製)、SG−95、D−1000、D−800、D−600(以上、商品名、日本タルク(株)製)、B−30、B−35、BF21、BF40(以上、商品名、堺化学工業(株)製)などが挙げられる。充填剤の含有量は、(A)可溶性ポリイミド100重量部に対して10〜40重量部が好ましい。
本発明の感光性樹脂組成物は、溶媒を含有することが好ましい。溶媒としては、N−メチルピロリドン(NMP)、γ−ブチロラクトン(γ−BL)、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシドなどが挙げられる。
本発明の感光性樹脂組成物は、前記(A)〜(C)および必要によりその他の成分を混合することにより得ることができる。混合方法としては、例えば、3本ロール、ビーズミル装置等の一般的な混練装置により混練する方法や、一般的な撹拌装置により撹拌する方法を挙げることができる。
次に、本発明の感光性樹脂組成物を用いて、硬化膜を形成する方法について例を挙げて説明する。
まず、感光性樹脂組成物をスクリーン印刷、カーテンロール、リバースロール、スプレーコーティング、スピンナーを利用した回転塗布等により基材表面に塗布し、乾燥する。塗布膜の厚みは5μm〜100μmが好ましく、10μm〜50μmがより好ましい。塗布膜の乾燥方法としては、120℃以下の温度で加熱することが好ましく、50〜100℃の温度で加熱することがより好ましい。なお、乾燥を速やかに行うため、熱風を送風することが好ましい。
次に、露光およびアルカリ現像を行い、パターンを形成する。例えば、乾燥塗布膜にネガ型のフォトマスクを置き、紫外線、可視光線、電子線、レーザー光線などの活性光線を照射する。露光量は50〜1000mJ/cmが好ましく、50〜400mJ/cmがより好ましい。露光は窒素下で行ってもよく、減圧下で行うことが好ましい。なお、光照射部をより硬化させるため、露光後に加熱処理を施してもよい。アルカリ現像とは、シャワー、パドル、浸漬または超音波等の方法により露光後の塗布膜にアルカリ溶液を接触させ、未硬化部を除去することである。アルカリ現像によって形成したパターンを、リンス処理して不要な残分を除去することが好ましい。リンス液としては、水や酸性水溶液などが挙げられる。
アルカリ水溶液としては、炭酸ナトリウム水溶液やテトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)水溶液などが好ましく用いられる。アルカリ溶液の温度は10〜40℃が好ましく、20〜35℃がより好ましい。また、エッチング液の噴霧圧力は0.05〜3.0MPaが好ましく、特に好ましくは、0.1〜2MPaである。
次に、加熱処理を行うことにより、形成したパターンを硬化させる。加熱処理の温度は、硬化をより効率的に進める観点から、100℃以上が好ましく、120℃以上がより好ましい。一方、フレキシブルプリント基板の保護膜として用いる場合には、配線の酸化劣化を抑制する観点から、250℃以下が好ましく、200℃以下がより好ましい。また、加熱処理をアルゴン、窒素、ヘリウム等の不活性ガス雰囲気下で行ってもよく、酸素による酸化劣化を抑制することができる。
本発明の感光性樹脂組成物は、感光性カバーレイとして好ましく用いられる。本発明の感光性樹脂組成物を感光性カバーレイとして用いる例として、フレキシブルプリント基板上に本発明の感光性樹脂組成物を硬化させてなる保護膜を有する積層体について説明する。フレキシブルプリント基板の基材としては、銅などの金属配線パターンが形成されたポリイミドフィルムが一般的に用いられる。金属配線パターンの厚みは、9〜18μmが一般的である。保護膜の厚みは、フレキシブルプリント基板の配線パターンの厚み以上、配線パターンの2倍以下程度が一般的であり、10〜20μmが好ましい。
次に、本発明の積層体の製造方法について、例を挙げて説明する。まず、感光性樹脂組成物をフレキシブルプリント基板上に塗布し、乾燥する。塗布方法はスクリーン印刷法が好ましい。次に、所定のパターンのマスクを介して露光する。露光には超高圧水銀灯が好ましく用いられる。さらに、現像、硬化処理を行うことにより、配線保護膜を有する積層体を得ることができる。
以下本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明にはこれらの実施例により限定されるものではない。なお、各実施例において略号で示した原料の詳細を以下に示す。
<ポリイミド合成原料>
PMDA:無水ピロメリット酸無水物(ダイセル化学(株)製)
OPDA:4,4’−オキシジフタル酸二無水物(マナック(株)製)
MBAA:3,3’−ジカルボキシ−4,4’−ジアミノジフェニルメタン(和歌山精化工業(株)製)
D−400:ポリオキシプロピレンジアミン(BASF社製、商品名“D−400” 一般式(2)のa=5.6)
SiDA:ビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン(信越化学(株)製)
ABPS:3,3’−ジアミノ−4,4’−ジハイドロキシジフェニルスルホン(AZエレクトロニックマテリアルズ(株)製)
3Ap:3−アミノフェノール(東京化成(株)製)
<光重合性化合物>
PPZ:2,2,4,4,6,6−ヘキサ(2−(メタクリロイルオキシ)−エトキシ)−1,3,5−トリアザ−2,4,6−トリホスホリン(共栄社化学(株)製)
CN981:ウレタンアクリレートオリゴマー(サートマー・ジャパン(株)製)
M−245:ポリエチレングリコールジアクリレート(東亞合成(株)製、商品名“アロニックス(登録商標)”M−245)
<光重合開始剤>
NCI−831;光ラジカル重合開始剤((株)アデカ製、商品名“アデカアークルズ(登録商標)”NCI−831)
<エポキシ化合物>
EP−4003S:プロピレンオキサイド変性BisA型エポキシ樹脂((株)アデカ製、商品名“アデカレジン(登録商標)”EP−4003S、一般式(3)におけるm+n=5〜6、x=3)
EP−4000S:プロピレンオキサイド変性BisA型エポキシ樹脂((株)アデカ製、商品名“アデカレジン(登録商標)”EP−4000S、一般式(3)におけるm+n=1〜2、x=3)
850S:BisA型エポキシ樹脂(DIC(株)製、商品名“EPICLON(登録商標)”850S、一般式(3)におけるm+n=0)
<熱重合禁止剤>
HQME:ヒドロキノンモノメチルエーテル
<無機充填剤>
SG−95:タルク微粒子 平均粒子径2.5μm(日本タルク(株)製)
<レベリング剤>
L1983:“ディスパロン(登録商標)”L1983(楠本化成(株)製)
<難燃剤>
SPR−100:シクロホスファゼンオリゴマー難燃剤(大塚化学(株)製、商品名“SPR−100”)
<着色剤>
PB4920:青色顔料
<溶媒>
γ−BL:γ−ブチロラクトン 。
各実施例・比較例における評価方法を次に示す。
(1)重量平均分子量測定
ポリイミドをNMPに溶解した固形分濃度0.1重量%の溶液を用い、下に示す構成のGPC装置Waters2690(Waters(株)製)によりポリスチレン換算の重量平均分子量を算出した。GPC測定条件は、移動層をLiClとリン酸をそれぞれ濃度0.05mol/Lで溶解したNMPとし、展開速度を0.4ml/分とした。
検出器:Waters996
システムコントローラー:Waters2690
カラムオーブン:Waters HTR−B
サーモコントローラー:Waters TCM
カラム:TOSOH grard comn
カラム:THSOH TSK−GEL α−4000
カラム:TOSOH TSK−GEL α−2500 。
(2)イミド化率測定
ポリイミドをγ−BLに溶解した固形分濃度40〜25重量%の溶液を調製し、シリコンウエハーに膜厚3〜5μmになるようにスピンナーで塗布後、120℃で3分間熱処理した。その半分を、ホットプレートを用いて280℃で5分間熱処理し、完全にイミド基を閉環させた。120℃、280℃で熱処理したもののそれぞれについて、FT−IR(HORIBA製 FT−720)分析を行い、イミド基由来の吸収が現れる1366cm−1のピークの差によりイミド化率を算出した。
(3)硬化膜作製
スクリーン印刷機MEC−2400(三谷電子工業(株)製)、SUS製200メッシュ、乳剤厚さ20μm、50mm×50mmのスクリーン版を用いて、厚み15μmの銅箔(NA−VLP:三井金属製)上に、感光性樹脂組成物を乾燥後の膜厚が20μmとなるように塗布した。ついで、熱風オーブンINH−21CD(光洋サーモシステム(株)製)を用いて、100℃で30分間熱処理を行った。その後、50×50mmの面積で50〜100μmのビアが100μmピッチで並んだネガ型フォトマスクを配して、超高圧水銀灯露光装置“PEM−6M”(ユニオン光学(株)製)を用いて、i線の積算露光量測定値で100mJ/cm全線露光した。その後、現像装置AD−1200(ミカサ製)を用い、液温30℃の1重量%炭酸ナトリウム水溶液を現像液として0.1MPaの吐出圧で2分間現像し、30秒間水洗した。ついで、熱風オーブンINH−21CD(光洋サーモシステム(株)製)を用いて、180℃で60分間熱処理を行い、感光性樹脂組成物を完全に硬化させて硬化膜を得た。
(4)解像度評価
上記(3)記載の方法により得られた硬化膜の表面を光学顕微鏡で100倍に拡大して観察し、表面にくっきりとしたパターンが描けており、ビア底部に現像残りがない最小のビア径を解像度とした。100μm径ビアでも現像残りがある場合は×とした。
(5)難燃性評価
難燃試験はUL94 V−0、V−1の試験規格にそって行った。厚み25μmのポリイミドフィルム“カプトン(登録商標)”100EN(東レ・デュポン(株)製)の両面に、感光性樹脂組成物を乾燥後厚みが各20μmになるように塗布して100℃で30分間乾燥した。ついで、超高圧水銀灯で100mJ/cm露光し、熱風オーブンを用いて180℃で60分間熱処理して、ポリイミドフィルムの両面に硬化膜を積層したサンプルを得た。このサンプルを長さ125mm×幅13mmにカットした試験片を5本用意した。これらの試験片を温度23℃、湿度50%RHで48時間放置した後、燃焼試験を実施した。試験片上部を6mmのところでクランプで止めて垂直に固定し、試験片下部にバーナーの炎を10秒間近づけて接炎した。10秒間経過したらバーナーの炎を遠ざけて、試験片の炎や燃焼が何秒後に消えるかを測定した。燃焼が30秒以内で止まった場合は、さらに試験片下部にバーナーの炎を10秒間接炎して、バーナーの炎を遠ざけた後、試験片の炎や燃焼が何秒後に消えるかを測定した。(i)試験片からバーナーの炎を遠ざけた後、10秒以上燃焼を続ける試料がない、(ii)5個の試験片に対する10回の接炎に対する総燃焼時間が50秒を超えない、(iii)クランプの位置まで燃焼する試験片がない、(iv)燃焼する粒子を落下させる試験片がない、(v)2回目の接炎の後、30秒以上赤熱を続ける試験片がない、の全てに該当した場合V−0とした。また、(vi)いずれの接炎の後も、30秒以上燃焼を続ける試験片がない、(vii)5個の試験片に対する10回の接炎に対する総燃焼時間が250秒を超えない、(iii)クランプの位置まで燃焼する試験片がない、(iv)燃焼する粒子を落下させる試験片がない、(viii)2回目の接炎の後、60秒以上赤熱を続ける試験片がない、の全てに該当した場合V−1とした。一方、30秒以上燃焼したり、クランプの位置まで燃焼した場合は不合格とした。
(6)耐折れ性評価
厚み25μmのポリイミドフィルム“カプトン(登録商標)”100EN(東レ・デュポン(株)製)を50mm×50mmのサイズにカットし、この上に感光性樹脂組成物を乾燥後厚みが20μmになるように塗布して100℃で30分間乾燥した。ついで、超高圧水銀灯で100mJ/cm露光し、熱風オーブンを用いて180℃で60分間熱処理して、硬化膜とポリイミドフィルムとの積層体を得た。得られた積層体を幅10mm×長さ50mmの短冊に切り出し、長さ25mmのところで180°に折り曲げて、目視でクラックの有無を観察した。折り曲げを10回行い、クラックが観察された場合は、その時の折り曲げ回数を耐折れ性とした。
(7)反り評価
保護膜とフレキシブルプリント基板との積層体の反りをモデル的に評価するため、硬化後の感光性樹脂組成物とポリイミドフィルムとの積層体の反りを評価した。前記(6)に記載の方法により得られた硬化膜とポリイミドフィルムとの積層体を、平坦な場所に上が凸になるように置き、凸部の高さを測定した。凸部の高さは10mm以下が好ましく、5mm以下である場合、反りは極めて小さいと評価できる。
(8)半田耐熱性評価
上記(3)に記載の方法により得られた硬化膜を温度23℃、湿度50%RHの雰囲気下で24時間放置した後、220℃、230℃、240℃、250℃、260℃、270℃、280℃、290℃、300℃の完全に溶解しているはんだ浴に10秒間浸漬した。その後引き上げたサンプルを目視観察した。クラックや剥がれ、膨れが発生したときの最低温度を半田耐熱温度とした。
合成例1
乾燥窒素気流下で500mlの4つ口フラスコにMBAAを10.74g(25.0mol%)、D−400を32.63g(50.0mol%)、SiDAを5.59g(15.0mol%)、γ−BLを86.3g仕込み、オイルバス中60℃で撹拌し、末端封止剤として3Apを3.27g(20.0mol%)添加して溶解させた。溶液が均一となったら、PMDA29.4g(90.0mol%)とODPA4.65g(10.0mol%)を添加して1時間反応させた。その後オイルバスの温度を170〜180℃に上げ、留出水を除去しながら2時間反応させた。その後25℃まで放冷し、固形分50重量%のポリイミド溶液Aを得た。得られたポリイミドは可溶性であり、重量平均分子量は17500であり、イミド化率は99%であった。
合成例2
γ−BLを86.3gから88.7gに、D−400を32.63gから26.10g(40.0mol%)に、SiDAを5.59gから9.32g(25.0mol%)に変更した以外は合成例1と同様にして、固形分50重量%のポリイミド溶液Bを得た。得られたポリイミドは可溶性であり、重量平均分子量は17200であり、イミド化率は98%であった。
合成例3
γ−BLを88.7gから83.3gに、MBAA10.74gをABPS10.51g(25.0mol%)に変更した以外は合成例2と同様にして、固形分50重量%のポリイミド溶液Cを得た。得られたポリイミドは可溶性であり、重量平均分子量は16400であり、イミド化率は100%であった。
合成例4
γ−BLを83.3gから78.7gに、D−400を26.10gから13.05g(20.0mol)に、SiDAを9.32gから16.77g(45.0mol)に変更した以外は合成例3と同様にして、固形分50重量%のポリイミド溶液Dを得た。得られたポリイミドは可溶性であり、重量平均分子量は16800であり、イミド化率は99%であった。
合成例5
γ−BLを86.3gから90.52gに、D−400を32.63gから42.41g(65.0mol%)に変更し、SiDAを添加しない以外は合成例1と同様にして、固形分50重量%のポリイミド溶液Eを得た。得られたポリイミドは可溶性であり、重量平均分子量は14400であり、イミド化率は100%であった。
合成例6
γ−BLを78.7gから72.11gに、SiDAを16.77gから24.23g(65.0mol%)に変更し、D−400を添加しない以外は合成例4と同様にして、固形分50重量%のポリイミド溶液Fを得た。得られたポリイミドは可溶性であり、重量平均分子量は16600であり、イミド化率は100%であった。
合成例1〜6の組成を表1に示す。なお、表中の各成分量(mol%)は、ポリイミド合成原料の添加量から算出した。
Figure 2011095355
実施例1
合成例1記載の方法により得られた可溶性ポリイミド溶液A8gに、CN981を1.3g、M−245を0.6g、PPZを0.6g、NCI−831を0.15g、EP−4003Sを0.8g、L1983を0.08g、HQMEを0.02g、SG−95を1.4g、PB4920を0.02g添加し、混合撹拌後、3本ロールに5回通し、粘性液体である感光性樹脂組成物Aを得た。
実施例2
合成例1記載の方法により得られた可溶性ポリイミド溶液A8gに、CN981を1.9g、PPZを0.6g、NCI−831を0.15g、EP−4003Sを0.8g、L1983を0.08g、HQMEを0.02g、SG−95を1.4g、PB4920を0.02g添加し、混合撹拌後、3本ロールに5回通し、粘性液体である感光性樹脂組成物Bを得た。
実施例3
可溶性ポリイミド溶液Aにかえて合成例2記載の方法により得られた可溶性ポリイミド溶液Bを使用した以外は実施例1と同様にして、粘性液体である感光性樹脂組成物Cを得た。
実施例4
可溶性ポリイミド溶液Aにかえて合成例3記載の方法により得られた可溶性ポリイミド溶液Cを使用した以外は実施例1と同様にして、粘性液体である感光性樹脂組成物Dを得た。
実施例5
可溶性ポリイミド溶液Aにかえて合成例4記載の方法により得られた可溶性ポリイミド溶液Dを使用した以外は実施例1と同様にして、粘性液体である感光性樹脂組成物Eを得た。
実施例6
可溶性ポリイミド溶液Aにかえて上記合成例5記載の方法により得られた可溶性ポリイミド溶液Eを使用した以外は実施例1と同様にして粘性液体である感光性樹脂組成物Fを得た。
実施例7
EP−4003S 0.8gにかえてEP−4000S 0.8gを使用した以外は実施例1と同様にして、粘性液体である感光性樹脂組成物Gを得た。
実施例8
EP−4003S 0.8gにかえて850S 0.8gを使用した以外は実施例1と同様にして、粘性液体である感光性樹脂組成物Hを得た。
実施例9
EP−4003S 0.8gを使用しない以外は実施例1と同様にして、粘性液体である感光性樹脂組成物Iを得た。
実施例10
M−245を0.6gから0.3g、PPZを0.6gから0.9gにかえた以外は実施例1と同様にして、粘性液体である感光性樹脂組成物Jを得た。
実施例11
CN981を1.3gから1.6g、PPZを0.6gから0.3gにかえた以外は実施例1と同様にして、粘性液体である感光性樹脂組成物Kを得た。
比較例1
合成例1記載の方法により得られた可溶性ポリイミド溶液A8gに、CN981を1.9g、M−245を0.6g、NCI−831を0.15g、EP−4003Sを0.8g、L1983を0.08g、HQMEを0.02g、SG−95を1.4g、PB4920を0.02g添加し、混合撹拌後、3本ロールに5回通し、粘性液体である感光性樹脂組成物Lを得た。
比較例2
可溶性ポリイミド溶液Aにかえて合成例6記載の方法により得られた可溶性ポリイミド溶液Fを使用した以外は実施例1と同様にして、粘性液体である感光性樹脂組成物Mを得た。
各実施例および比較例で得られた感光性樹脂組成物の組成を表2、評価結果を表3に示す。
Figure 2011095355
Figure 2011095355

Claims (5)

  1. (A)下記一般式(1)で示されるジアミンの残基を有する可溶性ポリイミド、(B)下記一般式(2)で示される光重合性化合物および(C)光重合開始剤を含有することを特徴とする感光性樹脂組成物。
    Figure 2011095355
    (上記一般式(1)中、aは1以上10以下の範囲を示す。)
    Figure 2011095355
    (上記一般式(2)中、bは1以上20以下の範囲を示す。RおよびRはそれぞれ独立に、アクリロイルオキシフェニル基、炭素数4以上20以下のアクリロイルオキシアルキル基、メタクリロイルオキシフェニル基、炭素数5以上20以下のメタクリロイルオキシアルキル基、炭素数3以上20以下のアルケニル基または炭素数8以上30以下のアルケニルアリール基を示す。bが2以上の場合、複数のRおよびRはそれぞれ同じでも異なってもよい。)
  2. さらに(D)熱硬化剤を含有することを特徴とする請求項1に記載の感光性樹脂組成物。
  3. 前記(D)熱硬化剤が下記一般式(3)で示されるエポキシ化合物を含有することを特徴とする請求項2に記載の感光性樹脂組成物。
    Figure 2011095355
    (上記一般式(3)中、nおよびmはそれぞれ独立に、0以上の整数を示す。ただし、1≦m+n≦10である。xは1以上5以下の整数を示す。)
  4. 前記(A)可溶性ポリイミドが、さらに下記化学式(4)で示されるジアミンの残基を全ジアミン残基中5mol%以上30mol%以下含有することを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の感光性樹脂組成物。
    Figure 2011095355
  5. フレキシブルプリント基板上に請求項1〜4いずれかに記載の感光性樹脂組成物を硬化させてなる保護膜を有する積層体。
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