JP2011094440A - ロック装置及びそれを用いた扉 - Google Patents

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Abstract

【課題】高強度のロック装置を採用しつつ操作性及び見栄えを向上する
【解決手段】閉扉状態で係止用受け部8cに係脱するストライカー2を有し、扉が開から閉方向へ押されると受け部に対しストライカーを係合して閉扉状態に保持可能となり、扉を再度同方向へ押すことで前記係合を解除し開方向へ回動可能となるロック装置であって、ストライカー2を支持しているケース1と、ストライカーをケースから突出する方向へ付勢している付勢手段S1と、ストライカーに負荷を与えない通常の非作動位置から本体側突当部8eに当たった際の応力により回動される作動位置に切り換えられ、ストライカーを付勢力に抗し移動する切換部材3と、切換部材を非作動位置へ復帰させるばね手段と、切換部材が非作動位置から作動位置に切り換えられるたびにストライカーを付勢力に抗し移動した状態に保持する係止態様及び保持を解除する非係止態様に交互に可変する係止機構とを備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、扉に対する押し操作により扉を閉扉状態に保つよう係合し、次の押し操作により係合解除するロック装置及びそれを用いた扉に関する。なお、対象の扉は、本体側開口部に対し一端側を支点(この一端側は形態例のごとくガイドレール等に沿って移動される構成を含む)として回動されることで本体側開口部を塞ぐ閉扉状態と開放する開扉状態とに切り換えられるタイプである。好ましくは、クローゼットや間仕切り等に用いられて折り畳み展開しつつ移動可能な中折れ式扉(折戸)である。
例えば、従来の中折れ式扉では、扉同士がロック装置により閉扉状態に保持されると共に、扉同士を連結している蝶番が付勢手段を有しその付勢力により閉扉状態での係合や保持作用を補う場合もある。また、従来構造では、ロック装置の係合解除と共に扉を開方向へ引く際の取っ手が必要となるため、見栄えが扉の意匠面側の取っ手により悪くなる。特許文献1はその対策例を開示している。構造特徴は、操作時に使用する取っ手として、扉に設けられる手掛け用凹所を蝶番(ヒンジ)との関係で見えにくく設けることで外観性を向上したものである。また、公知技術には、取っ手の一種としてワンプッシュで扉表面に没入させ、この状態で再度プッシュすることにより扉表面に突出する出没式取っ手にした構成、閉扉状態における扉のばた付きを押さえるための手段として、レール内に納めるためのキャッチ部材を設けた構成もある。
特開2008−240377号公報
特許文献1の構造では、手掛け用凹所を小さくするほど見栄えを改善できるが、凹所を小さくすると操作性が悪くなる。また、出没式取っ手では、扉表面を完全には平面にできず操作もその分面倒となる。キャッチ部材を用いる構造では、キャッチ部材の取付精度に煩わされたり操作性もその分面倒となる。なお、従来のロック装置には、扉を最初の押し操作により本体側に係合保持し、次の押し操作により係合解除するプッシュ・プッシュ係止機構(例えば、特開2006−214105号公報に開示の構成)がある。しかし、この構造では、ロック装置と該ロック装置に係脱する棒状係脱部材(ストライカー等と称されている)とを必須としている関係で、係合強度に制約され易く、扉がクローゼット等のごとく大型かつ重くなったり中折れ式になると適用困難となる。
そこで、本発明者らは、以上のような課題認識から閉扉状態で本体の開口部側に設けられた係止用受け部に係脱、つまり突出係合したり係合解除する高強度のロック装置として、先に特願2009−19130などに記載の構成を工夫し出願した。このロック装置では、特に、扉が開から押されることで閉扉状態に係合保持され、閉扉状態から再び押されることで係合解除された後、開方向へ付勢力で回動される。本発明は、それを更に改良して部材数を減らしてコスト低減及び小型化を図ることを目的としている。
上記目的を達成するため本発明は、形態及び変形例を参照して特定すると、本体側開口部に対し一端側を支点に回動されて前記開口部を塞ぐ閉扉状態と開放する開扉状態とに切り換えられると共に、常時開方向へ付勢されている扉9Bに用いられて、閉扉状態で前記本体に設けられた係止用受け部8c(例えば、ガイドレールの凹溝)に係脱するストライカー2を有し、前記扉が開から閉方向へ押されその押し力を解放すると、前記受け部に対し前記ストライカーを係合して閉扉状態に保持可能となり、前記扉を再度同方向へ押すことで前記係合を解除して閉から開方向へ回動可能となるロック装置であって、前記扉9に配設されて前記ストライカー2を移動可能に支持しているケース1と、前記ストライカー2を前記ケース1から突出する方向へ付勢している付勢手段S1と、前記ケースに枢支され前記ストライカーに負荷を与えない通常の非作動位置から前記本体側に設けられた突当部8eに当たったときの応力により回動され作動位置に切り換えられて、前記ストライカー2を前記付勢手段の付勢力に抗して移動する切換部材3と、前記切換部材を作動位置から非作動位置へ復帰させるばね手段S2と、前記切換部材が非作動位置から作動位置に切り換えられるたびに、前記ストライカー2を付勢力に抗して移動した状態に保持する係止態様及び前記保持を解除する非係止態様に交互に可変可能な係止機構4又は4Aとを備えていることを特徴としている。
以上の本発明において、上記係止機構は、プッシュ・プッシュ、浮出しラッチ、プッシュロック・プッシュオープンなどと称されているものであり、非係止態様にあるとすると、ストライカーが切換部材により最初に押されると係止態様(ストライカーを移動した状態で係止する)となり、次に押されると非係止態様(ストライカーの係止を解除する)となる、つまり切換部材を介して係止態様と非係止態様とに交互に切り換わる。また、上記受け部は、本体側の対応部に略凹状に形成する構成、又は、形態のごとく本体側開口部に設けられて扉を回動したり移動するためのガイドレールの凹溝を利用する構成でもよい。また、ストライカーの先端(上係合部)は、扉開閉方向の形状として、好ましくは前側(扉開方向にある側)が係止用の略垂直面、後側(扉閉方向にある側)が解除用傾斜面に形成される。
以上の本発明は、請求項2〜7のごとく具体化されることがより好ましい。すなわち、(1)前記係止機構4は、図1〜図9に例示されるごとく、前記ケース1に取り付けられて前記ストライカー2の対応部を内部に受け入れ可能な筐体40と、前記筐体に摺動可能に配設された係止部42付きの摺動体41と、前記摺動体を前記筐体から突出する方向へ付勢しているばね部材と、前記摺動体に設けられたカム溝43と、前記カム溝をトレースするピン44とを有したラッチからなる構成である(請求項2)。
(2)前記係止機構4Aは、図11及び図12に例示されるごとく、前記ストライカー2A側に設けられたカム溝45と、前記ケース1側に設けられて前記カム溝をトレースするピン46とを有した構成である(請求項3)。
(3)前記受け部8cは断面が略逆凹状をなし、前記ストライカーは前記切換部材3が非作動位置から作動位置に回動された後、前記扉に対する開から閉方向への押し力を解放すると、前記係止機構が係止態様から非係止態様に切り換えられると共に、先端(上端)が前記受け部の逆凹状の下端面から逆凹状の内縁部に圧接しながら、前記扉と共に付勢力で移動されて逆凹状の窪みと係合可能となる構成である(請求項4)。
(4)前記ケース1を上下方向に移動可能に支持しているベース5と、前記ベース5に対する前記ケース1の高さを可変する高さ調節手段6とを有している構成である(請求項5)。
(5)前記扉に固定されて前記ケース1を転倒可能に枢支する固定ブラケット55A又は55と、前記ケース1を前記固定ブラケットの正規位置に付勢している付勢部材S3とを有し、前記ストライカーが前記受け部8cと係合した状態で、前記ケース1が所定大の振動を受けると転倒して前記係合を解除可能となる構成である(請求項6)。
(6)これに対し、請求項7は以上の各ロック装置を用いた扉を特定したものである。より好適な扉構造としては、形態に示したごとく扉がガイドレールに沿って折り畳み展開しつつ移動可能な中折れ式扉である。
請求項1の発明では、閉扉状態で本体側の係止用受け部に係脱、つまり係合したり係合解除するストライカーを有した高強度のロック構造を採用しながら、ストライカー及びそれに付設される付勢手段、切換部材及びそれに付設されるばね手段、係止機構を含む簡単な構造により、扉に対する押し操作により扉を開から閉扉状態に切り換えたり、次の押し操作により係合解除して開扉状態に切り換えるため、操作性を良好にでき、しかも従来の取っ手を不要にして外観性も向上できる。
請求項2の発明では、係止機構としてハウジング、摺動体、ばね部材、カム溝及びピンを有した既存のラッチ(例えば浮出しラッチと称されているもの)を用いるため組立性及び汎用性に優れている。これに対し、請求項3の発明では、係止機構としてストライカー側のカム溝及びケース側のピンからなるため簡略化及びコスト低減をより図ることができる。
請求項4の発明では、ストライカーが受け部と対向すると、付勢力で移動されて受け部の逆凹状内に突出し係合するとき付勢力に比例したはじき音ないしは衝撃音を生じるが、ストライカーの先端(上端)を受け部の逆凹状の下端面から逆凹状の内縁部に圧接しながら係合するようにして、はじき音ないしは衝撃音を、制動部材を追加すことなく圧接による摩擦力によって簡易に低減できる。
請求項5の発明では、例えば、ロック装置を扉へ取り付けた後でもベースに対して高さ調節手段により高さを微調節できるため、扉への取付精度を緩和できる。
請求項6の発明では、例えば、子供が扉で開閉される本体側開口部の内側(収納室等)に閉じ込められた場合等の非常時において、扉の背面から扉を叩く等して所定大の振動を加えるだけで、ロック装置が固定ブラケットに対し付勢力に抗して強制的に転倒して係合解除可能となるため、異常事態(人が扉の背面側空間に閉じ込められたとき等)に無理開き可能にして信頼性及び安全性を向上できるようにする。
請求項7の発明では、扉として、請求項1〜6の作用効果を具備できる。扉が形態に示したごとく扉の他端の移動をガイドレールの凹溝或いはガイド用の凹溝に沿って折り畳み展開しつつ移動可能な中折れ式扉であれば、係止用受け部としてそのガイドレールやガイド用凹溝を利用できる。
図1は本発明を適用したロック装置を備えた中折れ式の扉を示し、(a)は扉の意匠面側から見た概略斜視図、(b)は背面側から見た概略斜視図である。 図2は上記蝶番の一部を破断して示す概略斜視図である。 図3(a)と(b)は形態のロック装置を正面と背面より見た状態で示す外観図である。 図4(a)は上記ロック装置をストライカーをケースより突出したときの状態図、(b)は更に高さ調節手段により主要部の高さを変更したときの状態図である。 図5は上記ロック装置の全体構成を示す概略分解斜視図である。 図6(a)と(b)は扉を開から閉方向へ押している状態を想定したロック装置の要部とラッチを示す模式作動図である。 図7(a)と(b)は扉が更に閉方向へ押された後、押し力を解放した状態を想定したロック装置の要部とラッチを示す模式作動図である。 図8(a)と(b)は扉が図7の状態から更にロック装置で閉扉状態に保持されるまでを想定したロック装置の要部を示す模式作動図である。 図9(a)と(b)は扉の閉扉状態で子供等が閉じ込められた非常時における係合解除(無理抜き構造)する操作要領を示す模式図である。 図10(a)〜(c)は無理抜きした後の復元動作を示す模式図である。 図11は変形例のロック装置を図5に対応させて示す図である。 図12(a)〜(d)は図11のロック装置を使用したときの係止機構を説明する模式図である。
以下、本発明を適用した形態及び変形例を図面を参照して説明する。この説明では、本体側開口部と扉の構成、蝶番の構成、ロック装置の構成、組立要領、高さ調節操作、ロック装置の主作動、無理抜き構造、変形例の順に詳述する。
(本体側開口部と扉の構成)形態のロック装置REは、図1に例示したごとく本体側開口部に対し一端側を支点として回動されることで本体側開口部を塞ぐ閉扉状態と開放する開扉状態とに切り換えられる扉9B又は扉9Aに用いられる。図1はその一例として、本体8の開口部が左右の縦材8a及び上下の横材8bで区画形成されている。この開口部は、例えば、居室や廊下などの共有空間と、ウオークインクローゼットや物入れ等の閉空間とを、中折れ式扉9A,9Bを介して開閉ないしは連通する箇所である。上側の横材8bの内面には、断面略逆凹状のガイドレール8cが取り付けられ、そのガイドレール8cの凹溝が長手方向に沿って延びている。下側の横材8bの内面には、ガイド用の凹溝8dが長手方向に沿って形成されている。ガイドレール8cの凹溝は本発明の受け部として利用される。このため、符号8cは受け部8cとして表記することもある。また、上側の横材8bの内面には、ガイドレール8cよりウオークインクローゼットや物入れ等の閉空間となる側に突当部8eが略垂直に下設されている。この突当部8eは、ロック装置REに対応して設けられて、そのロック装置を構成している切換部材3が当たることで扉9Bが前記閉空間側へ移動するのを阻止する。この例では、突当部8eが金属などで形成された略T形の押し込み防止ストッパーにより構成されている。
扉9A,9Bは、前面(意匠面)側、すなわち前記した共有空間に配される側は、図1(a)に示されるごとく平坦面に形成され、取っ手或いは手掛け用凹所等を一切なくした意匠形状に造形されている。これに対し、扉9A,9Bの背面、すなわち前記した閉空間側における扉同士の対向端は、図1(b)に示されるごとく複数(この例では3つ)の蝶番7によって折曲可能に連結されている。扉9Aは、一端側が縦材8aに接近配置されて、不図示の枢軸等を介して回動可能に枢支されているが、ガイドレール8cと凹溝8dに沿って不図示の枢軸等を介して移動可能かつ回動可能に枢支するようにしてもよい。これに対し、扉9Bは、一端側がガイドレール8cと凹溝8dに沿って不図示の枢軸(この枢軸はピン構成、ローラー構成の場合もある)を介して移動可能かつ回動可能に枢支されている。また、扉9Bには、上側の蝶番7の近傍で、扉の背面上縁側には凹所9aが設けられ、ロック装置REがその凹所9aに取り付けられている。
(蝶番の構成)図1(b)、図2において、蝶番7は、扉9Aと扉9Bとにまたがって複数のねじBにより扉対応部に固定されると共に、各扉を常時開扉状態、つまり外側に向けて折曲するよう付勢する付勢ばね69を有している。詳述すると、蝶番7は、図2に例示されるごとく対応する扉に取り付けられる左右の蝶番片67,67と、各蝶番片67,67を上下の連結部67aを介して回動自在に支持している枢軸68と、枢軸68の外周に配置されるコイル形の付勢ばね69と、枢軸68に対し付勢ばね69を覆うようにして回動自在に枢支され、かつ付勢ばね69の対応端69a又は69bを掛け止めした状態で対応する蝶番片67に重ねられるカバー兼用のばね受け片7a,7bとからなる。そして、各蝶番片67には、付勢ばね69及びばね受け片7a,7bを介して、矢印で示す折り曲げる付勢力が常時加わっている。このため、この蝶番7では、ロック装置REの係合解除、つまり非ロック状態において、図1(a)に示されるごとく扉9A,9B同士を略ヘの字形(付勢力が強いと略Vの字形)となる方向へ折り曲げて開扉状態に切り換える。このような蝶番は市販品を使用してもよい。
(ロック装置の構成)このロック装置REは、扉9Bの凹所9aに対し直接或いはベース5などを介して配設されるケース1と、ケース1の空間15aに上下移動可能に支持されるストライカー2と、ストライカー2をケース1から突出する方向へ付勢している付勢手段S1と、ケース1に枢支されてストライカー2に負荷を与えない通常の非作動位置から本体側開口部に設けられた突当部8eに当たったときの応力により作動位置に回動される切換部材3と、切換部材3を作動位置から非作動位置へ復帰させるばね手段S2と、切換部材3が非作動位置から作動位置に切り換えられるたびに、ストライカー2を付勢手段S1の付勢力に抗して移動した状態に保持する係止態様及び前記保持を解除する非係止態様に交互に可変する係止機構としてのラッチ4とを備えている。そして、ロック装置REは、ラッチ4がストライカー2を付勢力に抗して保持した係止態様で、扉9Bが付勢ばね69の付勢力に抗して開から閉方向へ押されその押し力を解放すると、ラッチ4が切換手段3及びストライカー2を介して係止態様から非係止態様に切り換えられて受け部8c(この例ではガイドレール8cの凹溝)にストライカー2を係合して閉扉状態に保持可能となり、扉9Bが再度同方向へ押されると、ラッチ4が切換手段3及びストライカー2を介して係止態様に切り換えられて前記係合を解除し、扉9Bを付勢力により閉から開方向へ切り換えられるようにする。
また、以上のロック装置REは、ケース1を直接又はこの例のごとくアジャスタケース60を介して移動可能に支持しているベース5、及びベース5に対するケース1の高さを可変するアジャストケース60を含む高さ調節手段6を有している。更に無理抜き構造として、ケース1を転倒可能に枢支する固定ブラケット55Aと、固定ブラケット55Aに一体化されて前記ケース1を正規位置に解除可能に弾性保持する板金55Bと、ケース1を固定ブラケット55Aの正規位置方向へ付勢している付勢部材S3とを有している。以下、各部材の細部を明らかにする。
まず、ケース1は、前後壁10,11及び両側壁12などで区画される略上開口した容器状をなし、ストライカー2及びラッチ4を配置する空間15aと、空間15aの両側に内壁を介して区画されて切換部材3の両脚部31を挿通する小空間15bとを形成している。空間15aは不図示の底壁を有し、該底壁に付勢手段S1であるコイルばねの下側を支持する軸部14c(図9を参照)と、ラッチ4を取り付ける不図示の取付部とが設けられている。符号13は前記底壁の左右中間に下設された片部である。この片部13には、図3(a)に示されるごとく嵌合孔13aが左右に貫通されている。また、前壁10には、上側を大きく開口した切欠部16と、下側中間に設けられて付勢部材3の対応端を係止する係止部17とが設けられている。後壁11には、空間15a内に設けられてストライカー2を案内する左右のガイド溝14a及び中間のガイド溝14bと、ガイド溝14bの一部を貫通してストライカー2の突起23aと嵌合して該ストライカー2のケース空間15aからの抜けを防ぐ規制溝14c(図6(a)を参照)とが設けられている。両側壁12の下側には、軸孔18が前記嵌合孔13aと同軸線上に貫通されている。両側壁12の上外面には係止部19がそれぞれ設けられている。各係止部19は、後側から前に行くほど高くなる傾斜面と、略垂直となった前端面とを有している。
ストライカー2は、小ブロック状の本体20と、本体20の上面から上へ突出された上係合部21と、本体20の両側面に設けられたガイドリブ22と、本体20の後面に設けられたガイドリブ23と、本体20の下面から下へ突出された下係合部24及び下係合部24の手前に設けられた筒部25とを有している。このうち、本体20の上面は、後側より前に行くほど低くなる傾斜面となっている。上係合部21は、前側が解除用傾斜面21a、後側が係止用垂直面21bとなっており、本体開口部の受け部8cと係脱する。両側のガイドリブ22及び後側のガイドリブ23は、空間15a内のガイド溝14a及びガイド溝14bに嵌合する。ガイドリブ23は背面側へ突出した突起23aを有している。下係合部24は、図6(b)に示されるごとく下端に爪部24aを有し、空間15a内に装着されるラッチ4に係脱される。筒部25は、ストライカー2をケース1より突出する方向へ付勢する付勢手段S1であるコイルばねの上部分を位置決めする。
切換部材3は、概略コ形状となっており、水平に配置される中間部30と、中間部30の両側に下設された左右の脚部31とからなる。中間部30は、後面両側に突設されてストライカー側本体20の上面に当接可能となる押し部32と、前面上側を構成して本体側開口部の突当部8eに当たり易くなるよう若干傾斜された当て部33とを有している。各脚部31は、下端側にあって同軸線上に貫通されている軸孔34を有し、ケース1の対応する小空間15bに挿通される。以上の切換部材3は、ケース1に対しシャフト35を軸孔34及び軸孔18に挿通した状態で所定角だけ回動可能に枢支される。
ラッチ4は、本発明の係止機構に相当し、ストライカーの下係合部24を内部に受け入れ可能な筐体40と、筐体40に摺動可能に配設された係止部42付きの摺動体41と、摺動体41を筐体40から突出する方向へ付勢している不図示のばね部材と、摺動体40に設けられた略ハート形カム溝43及びカム溝43をトレースするピン44とを有し、空間15aの底壁に設けられた取付部に装着される。そして、以上のラッチ34は、図7(b)の非係止態様から、ストライカー2が切換部材3を介して図6(b)の矢印方向に押されると、下係合部24が摺動体40の対応部に突き当たり、摺動体40を付勢力に抗して筐体40内に押し込む。この状態で係止部42は筐体40内を後退しつつ下係合部の爪部42aを拘束して、同図のごとく後退位置で係止する係止態様となる。また、この状態から、ストライカー2が切換部材3を介して図6(b)の矢印方向に押されると、前記係止が解除されて、摺動体40が付勢力により押されて係止部42を筐体40から突出する方向へ移動し、爪部42aに対する係止部42の拘束を解放する非係止態様に切り換えられる。
高さ調節手段6は、ケース1をシャフト35を支点として転倒可能に支持しているアジャスタケース60と、アジャスタケース60をベース5に対し上下に可変する操作部材65とを有している。ここで、操作部材65は、操作用頭部及び雄ねじからなるボルト構成からなる。アジャスタケース60は、ケース1の下側を配置する空間を区画している保持部61と、保持部61の下側に一体化されて操作部材65の頭部を操作可能に配置する空間を区画している機能部62とからなる。保持部65は前開口している。ここには、両側壁61の下側を同軸線上に貫通している軸孔61aと、両側壁61の外面に設けられたガイドリブ61bと、一方側壁61の下内側の隅に沿って設けられているばね用係止溝61cとが設けられている。機能部62には、窪み部63が前壁の左右中間から後側へ向かって切り欠かれていると共に、窪み部63を区画している底面の一部に下方へ貫通した挿通部64を形成している。図3中、符号64aは保持部65の下側から機能部62に亘って切り欠かれたばね用係止溝である。なお、図6〜図9では、作図上の制約から高さ調整手段6を簡略化している。
ベース5は、ケース1をアジャスタケース60を介して上下方向に移動可能に支持したり、ケース1がここを基準面としてアジャスタケース60及び操作部材65からなる高さ調節手段6を介して所定寸法だけ上下方向へ位置調節可能にするための部材である。すなわち、ベース5は中間部50及び両側壁51で区画される概略U形状となっている。中間部50には上面中央部に雌ねじ部54が設けられている。雌ねじ部54は、操作部材65の雄ねじと螺合する雌ねじを中間部50に形成する構成、中間部50の厚さ内に装着したナットを用いる構成の何れかである。両側壁51には、内面に設けられたガイド溝51aと、下外面に突設された係止爪52と、略上下中間部に貫通された長孔形状の逃げ孔53とが設けられている。
また、以上のベース5は、図3及び図5に示されるごとく形態のロック装置REに無理抜き構造を採用するため固定ブラケット55A及び固定ブラケット55Aに連結される板金55Bを有している。ここで、固定ブラケット55A及び板金55Bはプレス品であるが、樹脂成形品でもよい。固定ブラケット55Aは、ベース5に装着される両下側の装着部56と、各装着部56を一体化して扉側に固定される取付部57とからなる。装着部56には、係止爪52が係合される係合孔56aと、逃げ孔53に対応する逃げ孔56bとが設けられている。取付部57は、ケース1の背面側より両側部12に沿って配置されるよう形成され、扉の対応部にねじで固定する際の取付孔57aと、上端を折り曲げて扉の対応部に引っ掛けられる掛止め部57bとを有している。これに対し、板金55Bは、固定ブラケット55Aの内側に配置される形状に設定され、取付部57と同様にケース1の背面側より両側部12に沿って配置されるよう形成された取付部58と、各取付部58に設けられて取付孔57aに重ねられる取付孔58aと、両取付部58の内側で一段短く形成されている弾性変形可能な係合片部59とを有している。
(組立要領)以上のストライカー2は、ケースの空間15aに対し、後述するラッチ4を装着した後に付勢手段S1と共に組み込まれ、両ガイド溝14aに対応ガイドリブ22を、ガイド溝14bにガイドリブ23を嵌合した状態で移動可能となり、また、突起23aが規制溝14cの上端に当たって抜け止めされる(図8を参照)。次に、切換部材3は、両脚部31を対応する小空間15bに差し込むと、中間部30が空間15a内に配置される。この状態では、押し部32同士の間に本体20の上面中間部を逃がし、各押し部32が本体20上面の対応側部分と対向する。以下、この状態を半組立品という。
一方、ベース5には、アジャスタケース60がガイド溝51aにガイドリブ61bを嵌合した状態で上下動可能に組み込まれる。その際は、操作部材5がその頭部を窪み部63に配置した状態にされ、また、アジャスタケース60がベース5の下側へ移動配置された状態で人の指や工具により前記頭部を回転して雄ねじ部を雌ねじ部54に螺入するようにする。また、ベース5には、固定ブラケット55Aが係止爪52と係合孔56aとの係合により装着される。その際は、板金55Bが取付孔57aと取付孔58aとを一致するよう固定ラケット55Aの内側に配置される。以上の状態から、上記半組立品は、アジャスタケース60に対しシャフト35を介して枢支される。
すなわち、シャフト35は、例えば図5の状態において、固定ブラケット側の左側逃げ孔56b、アジャスタケース側の左側軸孔61a、ばね手段S2であるコイルばね、片部13の嵌合孔13a(図3を参照)、付勢手段S3であるコイルばね、ケース側の一方軸孔18、切換部材側の一方軸孔34、切換部材側の他方軸孔34、ケース側の他方軸孔18、アジャスタケース側の他方軸孔61a、固定ラケット側の他方逃げ孔56bに貫通されて串差し状態に配置される。その後、シャフト35は、止め輪37が両端側に設けられた周回溝36にそれぞれ係止されることで抜け止めされる。
次に、付勢手段S2であるコイルばねは、図3に示されるごとく、一端がアジャストケース側の係止溝61c(図5を参照)に係止され、他端が付勢力を発現しながら切換部材の一方脚部31の下側部分に係止され、それにより切換部材3がケースの前壁内面に沿って配されて略垂直状態に保持される。この状態が切換部材3の非作動位置である。また、付勢手段S3であるコイルばねは、一端がアジャストケース側の係止溝64a(図3を参照)に係止され、他端が付勢力を発現しながらケース側の係止部17に係止される。それにより、ケース1は、アジャストケース60内側に収まるよう配されて略垂直状態に保持され、また、板金55Bの係合片部59とケース側部の係止部19との係合により固定ブラケット55Aに係合され弾性保持される。図3のロック装置REはこのようにして組み立てられたものでケース1が正規状態となっている。
(高さ調節操作)以上のロック装置RTは、図1に示されるごとく扉9Bに設けられた凹所9aに取り付けられる。凹所9aは、本体側開口部に設けられている受け部8cに対応して予め設けられる。ところで、通常は部材間に大小の寸法誤差がある。このため、ロック装置RTは、凹所9a内に配置してねじ等を取付孔58a,57aに挿通して固定操作するとき、ストライカー2が図4(a)に示されるごとく付勢手段S1の付勢力でケース1から突出した状態で受け部8cと設計通り係合するよう、凹所9a内での取付高さを正確に決めなければならない。この操作は以外と煩わしいものである。そこで、このロック装置RTでは、凹所9aに一旦固定した後でも高さを調節できるようにして取付操作性を良好となるよう工夫されている。
すなわち、図4(b)は、ロック装置RTを構成している上記アジャストケース60を含めた上側(ケース1、ストライカー2、切換部材3、ラッチ4、付勢手段S1、ばね手段S2、付勢部材S3)をベース5に対し数ミリだけ矢印の上方へ位置調節した状態を示している。この操作は、窪み部63に露出されている操作部材65の頭部を指などで矢印で示す右方向へ回転操作する。高さを減じる場合は、操作部材65を逆方向に回転操作することになる。この例では、操作部材65が回転によりベースの雌ねじ54との螺合を介してねじ送りされ、上記アジャストケース60を含めた上側(ケース1、ストライカー2、切換部材3、ラッチ4、付勢手段S1、ばね手段S2、付勢部材S3)を約10mmの範囲でベース5(及び固定ブラケット55A)に対しガイド溝51aとガイドリブ61bとの案内作動を伴ってスムースに上下動できるようになっている。
(ロック装置の主作動)次に、以上のロック装置REを用いたときの開扉状態(扉の開)から、閉扉状態に切り換えたり、閉扉状態から再び開扉状態に切り換えるときの作動について図6〜図8を参考にして明らかにする。これらの図中、右向きの矢印は扉を開方向へ付勢している付勢力を示し、左向きの矢印(1)と(2)は扉を付勢力に抗して押している押し力を示し、矢印(1)は扉が開から閉じ方向への押し力、矢印(2)は閉扉状態から更に閉じ方向への押し力を示している。
(1)まず、開扉状態では、図1から推察されるごとく蝶番側の付勢ばね69の付勢力により、扉9A,9B同士の対向端部は手前方向へ向けてへの字形(付勢力がより強いと更にVの字形)に回動されている。なお、この状態で、扉9Bを手で矢印方向へ押圧することにより、扉9A,9B同士が折り畳まれ、本体8側開口部の幅を大きく開口することができる。この開扉状態において、ロック装置RTは、図6(a)の右側に示されるごとく切換部材3はストライカー2に負荷を与えない通常の起立状態つまり非作動位置にあり、ストライカー2は付勢手段S1の付勢力に抗して下へ移動され、ラッチ4によりその移動した状態に保持されている。このラッチ4は、図6(b)のごとくラッチ4を構成している対の係止部42が下係合部24の爪部24aを拘束して筐体40内に係止、つまり係止態様となっている。
(2)扉9A,9Bを開から閉扉状態にする場合は、図6(a)のごとく手や指で扉9B又は扉9Aを蝶番7の付勢ばね69の付勢力に抗して矢印(1)で示す閉方向へ押す。この押圧過程において、切換部材3は、図6(a)の左側のごとく当て部33が本体側開口部の突当部8eに当接すると、その反力でばね手段S2の付勢力に抗して時計回りに回転される。すると、ストライカー2は、切換部材の押し部32で下向きに押圧され、その押し力で付勢手段S1の付勢力に抗して下へ移動される。すると、ラッチ4は、前記係止態様から、ストライカー2が図6(b)の矢印方向に押されると、前記係止が解除され、扉に対する押し力の解放と連動して、摺動体40が不図示の付勢力により押されて係止部42を筐体40から突出する方向へ摺動し、最終的に図7(b)のごとく爪部42aに対する係止部42の拘束を解放して非係止態様に切り換えられる。
図7(a)〜図8(b)はカトライカー2がラッチ4から係止解除されて、本体側開口部の受け部8cに係合して閉扉状態に保持するまでの細部を示している。以上のロック装置REでは、扉に対する押し力の解放すると、扉9Bは付勢ばね69の付勢力により開方向へ移動される。その際、切換部材3は、ばね手段S2の付勢力により作動位置から起立方向に回転されて図8のごとく通常の非作動位置に切り換えられる。ストライカー2は、切換部材3が非作動位置へ切り換えられる過程において、付勢手段S1の付勢力により図7(a)ごとくケース1から突出する方向へ移動され、上係合部21の上端が受け部8cを形成している逆凹状の下面に当接する。扉9Bはその当接で受ける摩擦力により速度を減じて開方向へゆっくりと移動される。続いて、ストライカー2は、付勢手段S1の付勢力により上方へ付勢されるが、その際は図8(a)のごとく受け部8cを形成している逆凹状に達すると、逆凹状の下端面から逆凹状の内縁部に圧接しながら、図8(b)のごとく扉9Bと共に付勢力で開方向へ若干移動されて逆凹状の窪みと係合し、扉9Bを閉扉状態に保持(ロック)する。このような作動は、ストライカー2が受け部8cと対向すると、該受け部の逆凹状内に突出し係合するとき付勢力に比例した大きさのはじき音(係合時の作動音ないしは衝撃音と同じ)を生じるが、ストライカーの先端を受け部の逆凹状の下端面から逆凹状の内縁部に圧接しながら係合することにより、そのようなはじき音を制動部材を追加せず構成簡易に低減できる。
(3)扉9を再び開扉状態にする場合は、図8(b)の閉扉状態において、手や指で扉9B又は扉9Aを蝶番側付勢ばね69の付勢力に抗して、矢印(2)の閉方向へ図6(a)のごとくオーバストロークするまで押す。換言すると、図8(b)の矢印(2)は扉を閉方向へ押したときの状態を示し、図6(a)の矢印(2)はその押し力を解放したときの状態を示している。ここで、ロック装置REは、扉9Bが図8(b)の矢印(2)の閉方向に押されると、ストライカー2が付勢手段S1の付勢力に抗して下方へ移動される。この過程において、切換部材3は、突当部8eに当たるまではばね手段S2の付勢力で起立された非作動位置に維持され、当て部33が突当部8eに当たった後はその反力によりばね手段S2の付勢力に抗して時計回りに回転される。
すると、ストライカー2は、切換部材3の押し部32で下向きに押圧されて、該押し力で図6(b)のごとく付勢手段S1の付勢力に抗し下へ移動され、最終的には下係合部24の爪部24aがラッチ4を構成している対の係止部42にて拘束されて筐体40内に引き込まれつつ係止される。つまりラッチ4は非係止態様から係止態様に切り換えられる。そして、扉は、押し力が解放されると、付勢ばね69の付勢力により図6(a)の右図のごとく開方向へ移動され、この過程で切換部材3もばね手段S2の付勢力により起立される非作動位置へ切り換えられる。以後は、扉9B,9Aの閉方向への押圧動作毎に扉9B,9Aの係合保持、係合解除が繰り返されることになる。
(無理抜き構造)以上のロック装置REは、幼児や子供等が扉9B,9Aの背面側閉空間(収納室等)に閉じ込められた場合の対策として簡単に係合解除可能となっている。次に、その無理抜き構造を図9及び図10により詳述する。
ロック装置REは、図9(a)の状態において、例えば、子供が扉で閉じられた閉空間に閉じ込められた場合、扉9B,9Aの意匠面及び背面ともに取っ手や手掛け用凹所がないため、その子供はロック装置REの係合を解除したくとも扉9B,9Aを自力で閉空間側へ引っ張ることができず危機な状態となる。しかし、この構造では、子供がその閉空間側から扉9B又は扉9Aを押したり叩くだけでロック装置REが自動的に係合解除し、かつ扉9B,9Aが自動的に開扉状態に切り換えられる。
すなわち、ロック装置REは、振動や加重が扉9B,9Aに加わると、シャフト35を支点として、付勢部材S3の付勢力に抗し、かつ、板金側の係合片部59とケース側の係止部19との係合力に打ち勝って該係合の解除を伴って図9(b)のごとく転倒され、この転倒状態でストライカー2が付勢手段S1の圧縮変位を伴って下降し、上係合部21が受け部8cから外れて係合解除される。すると、扉は、閉扉状態から付勢ばね69を介して自動的に開方向へ回動される。
また、ロック装置REは、図10に示したごとく扉が再び閉方向へ押されるだけで元の正規状態に復元される。すなわち、ロック装置REは、上記図9(b)又はそれよりも扉が開方向へ回動された状態で、扉が付勢ばね69の付勢力に抗して閉方向へ押されると、ストライカー2が本体側開口部及び受け部8cとの緩衝を伴って付勢力に抗して下移動される。切換部材3は、図10(a)のごとく本体側開口部の突当部8eに当接し、その反力でばね手段S2の付勢力に抗して時計回りに回転され、ストライカー2が切換部材3に押されて下移動される。扉が更に同方向へ押される過程において、ケース1は、同図(b)のごとく切換部材3から受ける応力により固定ブラケット55Aに接近移動され、同図(c)のごとく最終的に固定部ブラケット側係合片部59に対しケース側係止部19が弾性係合される。扉に対する押し力を解放すると、ラッチ4はストライカーの下係合部を拘束した係止態様に切り換えられる。扉は、付勢ばね69の付勢力により開方向へ移動され、この過程で切換部材3もばね手段S2の付勢力により非作動位置へ切り換えられる。
(変形例)図11及び図12は、上記形態の一部を変更した変形例を示している。この説明では、第1形態と同じ箇所には同一符号を付し、異なる箇所又は変更された部材にのみ異なる符号を用いて変更点のみ詳述する。
第1の変更点は、上記固定ブラケット55A及び板金55Bを一体化している点で異なっている。すなわち、この固定部ラケット55は、ベース5に装着される両下側の装着部56と、扉の対応部にねじで固定する際の取付孔57a及び扉の対応部に引っ掛けられる掛止め部57bを有した取付部57と、両取付部57の内側で一段短く形成されている弾性変形可能な係合片部59とを一体に形成している。
第2の変更点は、上記ラッチ4に代わる係止機構4A、つまりストライカー2A側に設けられたカム溝45と、ケース1側に設けられてカム溝45をトレースするピン46と、ピン46を揺動可能に付勢する板ばね47とで構成した点で異なっている。すなわち、変形例において、ケース1は、上記形態に比べてトレース用ピン51及び該ピンを付勢する板ばね47が付設される点で相違している。また、このストライカー2Aは、上記ストライカー2に対して、本体20、上係合部21、ガイドリブ22、筒部25などを備えている点で同じくし、本体20の背面に設けられて旋回タイプないしはハートカム形のカム溝28を有している点で異なっている。
このうち、ピン46は、金属製線材を略コ形状に屈曲形成したもので、下端46aがケース側の対応部に枢支され、上端46bがケース側対応部に設けられた不図示の小開口からケース内に突出され、その状態でピン中間部が板ばね47で付勢保持される。この板ばね47は、下側がケース側対応部に設けられた係合凹部に圧着された状態で、上側でピン対応部を付勢し、ピン46が該付勢力に抗して下端46aを支点として揺動されるようにする。カム溝28は、図12(a)に示されるごとく凸でハート形の島29の周囲に形成されていて、下側から右上側へ延びている住路溝28aと、上側に位置して左右に別れている係止用誘導溝28b及び解除用誘導溝28dと、誘導溝28b,28dの間で少し下側に位置した凹状係止溝28cと、誘導溝28dから下側へ延びる復帰溝28eなどで構成されている。
そして、以上の係止機構4Aにおいて、図12(a)は例えば開扉状態つまり図6(a)の右側及び同(b)の状態に対応して示している。係止機構4Aは、前段階においてストライカー2が付勢力に抗して矢印方向へ移動され、それに伴って、ピン46(の他端46b)が係止溝28cに係合し、この係合によりストライカー2を付勢手段S1の付勢力に抗して上へ移動されないよう規制している。
図12(b)は例えば扉が図6(a)の右側のごとく開扉状態から同図(a)の左側、へ移行される状態に対応している。係止機構4Aは、ストライカー2が上記したごとく切換部材3に押されて付勢手段S1の付勢に抗して下へ移動され、それに伴って、ピン46(の他端46b)が係止溝28cから解除用誘導溝28dに移動する。
図12(c)は例えば扉が図6(a)の左側の状態から押し力を解放した状態に対応している。係止機構4Aは、切換手段3が作動位置から非作動位置に切り換えられ、同時にストライカー2が上記したごとく付勢手段S1の付勢力で上へ移動され受け部8cに係合され、ピン46(の他端46b)が誘導溝28dから復帰溝28eの下端ないしは住路溝28aの下端に移動する。
図12(d)は例えば図8(b)の閉扉状態から扉を矢印(2)方向へ押した状態に対応している。係止機構4Aは、切換手段3が突当部8eに当たったときの反力により付勢力に抗して作動位置方向へ回転され、ストライカー2がその切換部材3の回転により下向きに押され、ピン46(の他端46b)が住路溝28aから係止用誘導溝28bに移動する。
図12(e)は例えば図1(a)の左側から扉に対する押し力を解放し、扉が付勢力で再び開方向へ動くときの状態に対応している。係止機構4Aは、切換手段3が作動位置から非作動位置に回転され、トライカー2が付勢手段S1の付勢力で上へ移動され、ピン46(の他端46b)が誘導溝28bから再び係止溝28cに移動することになる。以上の変形例では形態に比べてコスト低減が図られる。
なお、以上の形態では扉として中折れ式扉を挙げたが、本発明のロック装置は開方向へ付勢される回動タイプ(一端を支点として回動される構成、一端の枢軸や枢支部を移動しながら回動される構成を含む)の扉であれば、一枚物、逆に3枚以上連結した折り戸式扉にも適用可能である。
1…ケース(12は側壁、15aは空間、15bは小空間、19は係止部)
2,2A…ストライカー(20は本体、21は上係合部、24は下係合部)
3…切換部材(30は中間部、31は脚部、32は押し部、33は当て部)
4…ラッチ(係止機構に相当し、40は筐体、41は摺動体、43はカム溝)
4A…係止機構(28はカム溝、46はピン、47は板ばね)
5…ベース(52は係止爪、53は逃げ孔、54は雌ねじ部)
6…高さ調節手段(60はアジャスタケース、65は操作部材)
7…蝶番(67は蝶番片、68は枢軸、69は付勢ばね)
8…框(8cは受け部に相当するガイドレール、8dは凹溝、8e突当部)
9A,9B…中折れ式扉(9aは凹所)
35…シャフト(36は周回溝)
55,55A…固定ブラケット(56aは係合孔、55Bは板金、59は係合片部)
RE…ロック装置
S1…付勢手段
S2…ばね手段
S3…付勢部材
B…ねじ

Claims (7)

  1. 本体側開口部に対し一端側を支点に回動されて前記開口部を塞ぐ閉扉状態と開放する開扉状態とに切り換えられると共に、常時開方向へ付勢されている扉に用いられて、閉扉状態で前記本体に設けられた係止用受け部に係脱するストライカーを有し、前記扉が開から閉方向へ押されその押し力を解放すると、前記受け部に対し前記ストライカーを係合して閉扉状態に保持可能となり、前記扉を再度同方向へ押すことで前記係合を解除して閉から開方向へ回動可能となるロック装置であって、
    前記扉に配設されて前記ストライカーを移動可能に支持しているケースと、
    前記ストライカーを前記ケースから突出する方向へ付勢している付勢手段と、
    前記ケースに枢支され前記ストライカーに負荷を与えない通常の非作動位置から前記本体側に設けられた突当部に当たったときの応力により回動され作動位置に切り換えられて、前記ストライカーを前記付勢手段の付勢力に抗して移動する切換部材と、
    前記切換部材を作動位置から非作動位置へ復帰させるばね手段と
    前記切換部材が非作動位置から作動位置に切り換えられるたびに、前記ストライカーを付勢力に抗して移動した状態に保持する係止態様及び前記保持を解除する非係止態様に交互に可変可能な係止機構
    とを備えていることを特徴とするロック装置。
  2. 前記係止機構は、前記ケースに取り付けられて前記ストライカーの対応部を内部に受け入れ可能な筐体と、前記筐体に摺動可能に配設された係止部付きの摺動体と、前記摺動体を前記筐体から突出する方向へ付勢しているばね部材と、前記摺動体に設けられたカム溝と、前記カム溝をトレースするピンとを有したラッチからなることを特徴とする請求項1に記載のロック装置。
  3. 前記係止機構は、前記ストライカー側に設けられたカム溝と、前記ケース側に設けられて前記カム溝をトレースするピンとを有した構成であることを特徴とする請求項1に記載のロック機構。
  4. 前記受け部は断面が略逆凹状をなし、前記ストライカーは前記切換部材が非作動位置から作動位置に回動された後、前記扉に対する開から閉方向への押し力を解放すると、前記係止機構が係止態様から非係止態様に切り換えられると共に、先端が前記受け部の逆凹状の下端面から逆凹状の内縁部に圧接しながら、前記扉と共に付勢力で移動されて逆凹状の窪みと係合可能となることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のロック装置。
  5. 前記ケースを上下方向に移動可能に支持しているベースと、前記ベースに対する前記ケースの高さを可変する高さ調節手段とを有していることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のロック装置。
  6. 前記扉に固定されて前記ケースを転倒可能に枢支する固定ブラケットと、前記ケースを前記固定ブラケットの正規位置に付勢している付勢手段とを有し、前記ストライカーが前記受け部と係合した状態で、前記ケースが所定大の振動を受けると転倒して前記係合を解除可能となることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の扉のロック装置。
  7. 請求項1から6の何れかに記載のロック装置を備えていることを特徴とする扉。
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