JP2011088480A - ターンシグナル点灯制御装置 - Google Patents

ターンシグナル点灯制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ターンシグナル点灯制御装置において、車線変更時に、より適切なタイミングでターンシグナルを自動消灯させることにある。
【解決手段】初速度V1が高速領域の場合には、高速走行時の検出結果の信頼性が高いヨーレートセンサ14を通じて取得されるヨーレート検出信号Sγに基づき、消灯条件の成否の判断を行い、初速度が低速領域の場合には、低速走行時の検出結果の信頼性が高い舵角センサ13を通じて取得される舵角検出信号Sθに基づき、消灯条件の成否の判断を行う。よって、方向指示器制御装置11は、より適切なタイミングにてターンシグナルを消灯させることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のターンシグナルの点灯制御に係り、詳しくは点灯しているターンシグナルを自動消灯させるターンシグナル点灯制御装置に関する。
車両には、右左折や進路変更の方向を周囲に示すターンシグナルが備えられている。運転席のステアリングの近傍に備えられるターンレバーの操作に応じて、ターンシグナル点灯制御装置はターンシグナルの点灯及び消灯の制御を行う。そして、ターンシグナル点灯制御装置は、車両の右左折もしくは車線変更の際に適切なタイミングでターンシグナルを消灯させる制御を行う。例えば、特許文献1に記載のターンシグナル点灯制御装置は、ステアリングの舵角量を検出する舵角センサを備え、舵角センサの検出結果に基づき、消灯条件が成立したか否かを判断し、ターンシグナルを消灯させる。
具体的には、右車線に車線変更する場合には、ステアリングが中立位置から時計回りに回動操作された後に、反時計回りに戻し操作されるため、図8に示すように、舵角センサにより検出される操舵角θは正弦波状に推移する。ここで、ステアリングの中立位置を基準として、キャンセル準備角θ1及び同キャンセル準備角θ1より小さい角度でなるキャンセル角θ2が設定されている。例えば、右車線への車線変更に際して、時計回りにステアリングが回動操作されることを通じて、操舵角θがキャンセル準備角θ1に達した後に、ステアリングが反時計回りに戻し操作されてキャンセル角θ2以下となったときにターンシグナルが消灯される。左車線に車線変更する際も同様に、ステアリングが反時計回りに回動操作されて操舵角θがキャンセル準備角θ1に達した後、時計回りに戻し操作されてキャンセル角θ2以下となったときに消灯される。
ところで、図9に示すように、車速によって車線変更の経路、ひいては、ステアリングの舵角量が異なる。これは、車両が低速で走行しているときにはステアリングを大きく回動操作することが可能であるものの、高速で走行しているときには乗員に過度の横方向の加速度が加わるため、低速走行中と同様にステアリングを大きく回動操作して車線変更することはできないことに起因する。このような現状にあって、キャンセル準備角θ1及びキャンセル角θ2が一定に設定されていると、適切なタイミングでターンシグナルが消灯されないおそれがある。そこで、キャンセル準備角θ1及びキャンセル角θ2は、ターンレバーの操作時における車速に応じて設定される。具体的には、高速走行時において、キャンセル準備角θ1及びキャンセル角θ2は小さく設定され、低速走行時において、キャンセル準備角θ1及びキャンセル角θ2は大きく設定される。これにより、適切なタイミングでターンシグナルを消灯できる。
また、車両の進路変更に伴う回転を検出するヨーレートセンサを用いて、右左折及び車線変更の際、適切なタイミングでターンシグナルを自動消灯することも可能である。具体的には、車線変更時におけるヨーレートセンサにより検出されるヨーレートγは、図10に示すように、車両の旋回方向への回転角速度の変化に応じて正弦波状に推移する。ここで、車両の旋回方向への回転角速度は、ステアリングの回動操作、すなわち操舵角θにより変化するため、ヨーレートセンサの出力波形は、基本的には上記舵角センサの出力波形と同様となる。従って、図10において、キャンセル準備角θ1に対応する第1しきい値γ1及びキャンセル角θ2に対応する第2しきい値γ2が設定されることで、ヨーレートセンサを用いて、ターンシグナルを自動消灯することが可能である。なお、キャンセル準備角θ1等と同様に、両しきい値γ1,γ2についても車速に応じて異なる値に設定される。
特開平11−70833号公報
ところで、高速になるにつれて、図11に示すように、ステアリングの舵角量、ひいては舵角センサの検出する操舵角θの振幅は小さくなる傾向にある。このため、高速になるほど、正確な舵角の検出が要求される。しかし、車両に搭載される舵角センサの検出精度(分解能)によっては、操舵角θがキャンセル準備角θ1に達したタイミング及びキャンセル角θ2以下となったタイミングを正確に検出することが困難な状況が懸念される。すなわち、操舵角θに基づき消灯判定を行うタイプのものでは、高速走行時において、ターンシグナルが適切なタイミングで消灯されないおそれがあった。
また、ヨーレートセンサは、特に低速走行時において、車両の進路に応じたヨーレートγが正しく検出できないおそれがある。具体的には、図12に示すように、車線変更開始時に車両が20km/hで走行している場合、車線変更中にブレーキ操作等により減速して10km/hになったとする。ここで、「角速度=車速/曲率半径」という関係が成立する。ここでいう曲率半径とは、図12に示すように、車線変更に伴う車両の円弧状の進路の曲率半径である。上記式によれば、車速が20km/hから10km/hに半減することで、角速度も半減する。よって、図10の一点鎖線で示すように、ヨーレートγが大きく減少してしまうため、ヨーレートγが第1しきい値γ1に達しなかったり、車線変更中に第2しきい値γ2以下となったりすることで、ヨーレートγに基づき消灯判定を行うタイプのものでは、正しいタイミングでターンシグナルが消灯されないおそれがあった。
本発明の目的は、車線変更時において、より適切なタイミングにてターンシグナルを自動消灯させることができるターンシグナル点灯制御装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について説明する。
請求項1に記載の発明は、車両の運転席近傍に設けられる操作手段が操作された際、ターンシグナルをそれまでの消灯状態から点滅状態に切り換え、車速センサから前記車両の速度、舵角センサからステアリングの操舵角、角速度センサから進路方向の変化に基づき同車両に加わる回転角速度に係る情報をそれぞれ取得し、前記操舵角及び前記回転角速度の少なくとも一方、並びに前記車速に基づき、予め設定された消灯条件が成立した旨判断されるときに前記ターンシグナルを自動消灯させるターンシグナル点灯制御装置において、前記操作手段の操作が検出された際に、前記車速センサを通じて取得される車速が予め設定される高速領域及び低速領域の何れに属するか判断するとともに、同車速が前記高速領域に属する旨判断した場合には、少なくとも前記角速度センサを通じて取得される情報に基づき、消灯条件の成否の判断を行い、同車速が前記低速領域に属する旨判断した場合には、前記舵角センサを通じて取得される情報に基づき、消灯条件の成否の判断を行い、消灯条件が成立した旨の判断をしたとき、前記ターンシグナルを消灯させることをその要旨としている。
同構成によれば、例えば、車線変更の際に、車速が高速領域又は低速領域の何れに属するか判断される。そして、車速が低速領域に属する場合には、舵角センサを通じて取得される情報に基づき消灯条件の成否の判断を行い、車速が高速領域に属する場合には、少なくとも角速度センサを通じて取得される情報に基づき消灯条件の成否の判断を行う。
ここで、車両に加わる角速度は、車両が高速になるにつれて、大きくなる。そのため、高速走行時においては、角速度センサを通じて取得される情報に基づき、消灯条件の成否の判断を行うことで、より正確な判断を行うことができる。一方、低速走行時においては、ステアリングが大きく回動されるため、舵角センサによる正確な舵角量の検出が可能である。
上記のような事情に鑑みて、車速が高速領域の場合には、少なくとも高速走行時の検出結果の信頼性が高い角速度センサを通じて取得される情報に基づき、消灯条件の成否の判断を行い、車速が低速領域の場合には、低速走行時の検出結果の信頼性が高い舵角センサを通じて取得される情報に基づき、消灯条件の成否の判断を行う。よって、ターンシグナル点灯制御装置は、より適切なタイミングにてターンシグナルを消灯させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のターンシグナル点灯制御装置において、
前記高速領域及び前記低速領域の間に中速領域が設定され、前記車速が前記中速領域に属する旨判断した場合には、前記角速度センサ及び前記舵角センサを通じて取得される情報に基づき、消灯条件の成否の判断を行うことをその要旨としている。
同構成によれば、中速領域においては、舵角センサ及び角速度センサの両者から取得される情報に基づき、より正確に消灯条件の成否の判断ができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のターンシグナル点灯制御装置において、前記中速領域においては、前記操作手段の操作が検出された時点の車速を基準値として、同基準値から車速が前記角速度センサからの情報に信憑性が認められる車速変動に基づき設定されるしきい値を超えて変動した場合、前記舵角センサを通じて取得される情報に基づき、消灯条件の成否の判断を行い、車速が前記しきい値以下の場合、前記角速度センサ及び前記舵角センサを通じて取得される情報に基づき、消灯条件の成否の判断を行うことをその要旨としている。
上述のように、特に、低速走行時における車速の変動は角速度の検出結果に影響を及ぼす。しかし、中速走行時であっても、車速の変動が大きければ、角速度センサの検出結果に影響を及ぼしかねない。そこで、上記構成によれば、中速領域において、車速の変動がしきい値を越えた場合には、角速度センサを通じて取得される情報に信憑性がないとして、舵角センサを通じて取得される情報に基づいて、消灯条件の成否の判断がされる。よって、中速走行時において、より正確に消灯条件の成否の判断が可能となる。
本発明によれば、ターンシグナル点灯制御装置において、より適切なタイミングにてターンシグナルを自動消灯させることができる。
本実施形態における(a)は、車両の上面図、(b)は、ステアリングの正面図。 本実施形態における方向指示装置の電気的な構成を示すブロック図。 本実施形態におけるキャンセル角等を示すステアリングの正面図。 本実施形態における舵角センサにより検出される操舵角θの変化を示すグラフ。 本実施形態におけるヨーレートセンサにより検出されるヨーレートγの変化を示すグラフ。 本実施形態における各速度領域におけるモード等を示す表。 本実施形態における点滅制御プログラムの処理手順を示すフローチャート。 従来における舵角センサにより検出される舵角の変化を示すグラフ。 車線変更時の経路を示す説明図。 従来におけるヨーレートセンサにより検出されるヨーレートγの変化を示すグラフ。 高速走行時において、舵角センサにより検出される操舵角θの変化を示すグラフ。 車線変更時に減速する車両を示す説明図。
以下、本発明に係るターンシグナル点灯制御装置を方向指示装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1(a)に示すように、方向指示装置は、車両1の前後にそれぞれ設けられる左右一対のターンシグナル2,3を点滅させることにより自車両の進行方向を他車両の運転者等に知らせる方向指示動作を行うものである。図1(b)に示すように、車両1のステアリングコラム5にターンレバー4の基端部が片持ち支持されており、同ターンレバー4の先端部は、ステアリングコラム5の外側に突出している。ターンレバー4の基端部は、ステアリングコラム5に対して、同ステアリングコラム5の内部に配置された図示しない回転軸を中心として、ステアリング6の回転方向に沿った方向へ所定角度だけ傾動可能に支持されている。ターンレバー4の傾動操作を通じて、前記方向指示動作が実行される。
具体的には、ターンレバー4は、図1(b)に一点鎖線で示される操作中立位置Pに保持されている。そして、ターンレバー4は、操作中立位置Pから上方向に傾動操作されると、左折操作位置PLまで傾動する。これにより、左側ターンシグナル2が点滅を開始する。また、ターンレバー4は、操作中立位置Pから下方向に傾動操作されると、右折操作位置PRまで傾動する。これにより、右側ターンシグナル3が点滅を開始する。ターンレバー4への操作力が解除されると、図示しない復帰機構の作用により、ターンレバー4は操作中立位置Pへ復帰する。すなわち、本例においては、モーメンタリ式のターンレバーが採用されている。なお、ターンレバー4が操作中立位置Pに復帰しても、後述する消灯条件が成立しない限り、ターンシグナル2,3の点滅は継続される。
次に、方向指示装置の電気的構成について説明する。
図2に示されるように、方向指示装置10は、図示しないCPU、ROM及びRAM等から構成された方向指示器制御装置11を備えている。方向指示器制御装置11のROMには、ターンシグナル2,3の点滅及び消灯を制御するための点滅制御プログラム等が格納されている。RAMはROMに格納された点滅制御プログラムを展開してCPUが各種の処理を実行するための作業領域である。
方向指示器制御装置11には、車速センサ12、舵角センサ13、及びヨーレートセンサ14が接続されている。
車速センサ12は、車両1の走行速度を検出し、その検出した速度に応じた車速検出信号SVを方向指示器制御装置11へ出力する。
舵角センサ13は、運転者によってステアリング6が回転操作された際に、その回転角度である操舵角を検出し、その検出された操舵角に応じて舵角検出信号Sθを方向指示器制御装置11へ出力する。
ヨーレートセンサ14は、例えば車線変更等する際の車両1の回転方向の変化を検出し、その検出結果をヨーレート検出信号Sγとして方向指示器制御装置11へ出力する。
また、方向指示器制御装置11には、ターンレバー4の操作に連動してオンオフするターンスイッチ16が接続されている。ターンスイッチ16は、ターンレバー4が操作中立位置Pから左折操作位置PLへ傾動操作されたことを検出すると、その旨を示す操作位置検出信号SPを方向指示器制御装置11に出力する。また、ターンスイッチ16は、ターンレバー4が右折操作位置PRに回動操作されたことを検出すると、その旨を示す操作位置検出信号SPを方向指示器制御装置11に出力する。また、方向指示器制御装置11には、ターンシグナル2,3が接続されている。
方向指示器制御装置11は、前記操作位置検出信号SPに基づいてターンレバー4の各操作位置PL,PRへの操作を検出すると、ターンシグナル2,3を点滅させる。
また、方向指示器制御装置11は、後述する所定車速領域の場合、ターンシグナル2,3の点滅を開始したときからの舵角センサ13及びヨーレートセンサ14からの各検出信号Sθ,Sγに基づいて、消灯条件が成立したか否かの判断を行う。そして、方向指示器制御装置11は、消灯条件が成立した旨の判断をしたとき、ターンシグナル2,3を消灯させる。
方向指示器制御装置11は、舵角センサ13及びヨーレートセンサ14からの検出信号Sθ,Sγの少なくとも一方に基づき、消灯条件の成立に係る判断を行う。ここでは、まず、舵角センサ13からの舵角検出信号Sθに基づく、消灯条件の成立に係る判断手法について説明する。
方向指示器制御装置11のROMには、図3に示されるように、中立位置(0°)を基準としてキャンセル準備角θ1及び同キャンセル準備角θ1より小さいキャンセル角θ2が記憶されている。方向指示器制御装置11は、舵角センサ13からの舵角検出信号Sθに基づき、操舵角θの変化を判断する。そして、方向指示器制御装置11は、操舵角θがキャンセル準備角θ1に達した後に、キャンセル角θ2以下となったときに、消灯条件が成立したとして、ターンシグナル2,3を消灯する。
具体的には、方向指示器制御装置11は、前記方向指示動作によりターンシグナル2,3の点滅が開始された時点からのステアリング6の操舵角θの検出を開始する。図4において、車両1が直進する際のステアリング6の位置を基準として、そのときの操舵角θがゼロに設定される。また、本例では、舵角センサ13は、中立位置(0°)から時計回りへステアリング6が回動操作されたとき0°を基準とする正の値の操舵角θを出力し、同じくステアリング6が反時計回りへ回動操作されたときには、負の値の操舵角θを出力する。従って、当該中立位置(0°)からステアリング6が時計回りに回転されると操舵角θの値が増大するとともに、車両1の進路が直進から右方向に変更する。また、当該中立位置(0°)からステアリング6が反時計回りに回転されると操舵角θの値が減少するとともに、車両1の進路が直進から左方向に変更する。すなわち、車線変更がされる際には、図4に示すように、正弦波状に一周期分だけ操舵角θが推移する。
例えば、右車線に車線変更する場合、方向指示器制御装置11は、操舵角θがキャンセル準備角θ1に達した(図4の時刻t1)後にキャンセル角θ2の以下となった場合(図4の時刻t2)、消灯条件が成立したとして、右側ターンシグナル3を消灯する。
また、キャンセル準備角θ1及びキャンセル角θ2はターンシグナル2,3の点滅開始時における車速(初速度V1)に応じて設定される。具体的には、高速走行時において、
ステアリング6の舵角量は小さくなるところキャンセル準備角θ1及びキャンセル角θ2は小さく設定され、低速走行時において、ステアリング6の舵角量は大きくなるところキャンセル準備角θ1及びキャンセル角θ2は大きく設定される。これにより、車線変更の際に適切なタイミングでターンシグナル2,3が消灯される。左車線に車線変更する場合の左側ターンシグナル2の消灯も同様にして行われる。なお、車線変更時のみならず、右左折時においても、同様に操舵角θ並びにキャンセル準備角θ1及びキャンセル角θ2の比較に基づき、ターンシグナル2,3の自動消灯が可能である。
次に、ヨーレートセンサ14の検出結果を通じた消灯条件の成立に係る判断手法について説明する。
方向指示器制御装置11は、前記方向指示動作を開始した時点から、ヨーレート検出信号Sγに基づいて、ヨーレート(自車両の旋回方向への回転角速度)γを検出する。
ステアリング6の舵角操作により、車両1は旋回するため、ヨーレートγは、図5に示すように、基本的に操舵角θと同様の波形にて出力される。よって、車線変更が開始されてから完了するまでの間に、ヨーレートγは、正弦波状に最大値Max及び最小値Minをそれぞれとるように推移する。方向指示器制御装置11は、ヨーレートγの最大値Max又は最小値Minを基準として、判定基準値幅THを設定する。当該判定基準値幅THは、ターンシグナル2,3の点滅開始時における車速(初速度V1)に応じて車両1が車線変更及び右左折の際にターンシグナル2,3を消灯するのに適したタイミングにヨーレートγが同判定基準値幅THを外れる値に設定されている。具体的には、車線変更時等に車両1が同一経路を通る場合、車速が大きくなるにつれて、ヨーレートγの最大値Max及び最小値Minの絶対値は大きくなるため、判定基準値幅THは大きく設定される。これにより、車線変更の際に適切なタイミングでターンシグナル2,3が消灯される。
方向指示器制御装置11は、ヨーレートγの値が判定基準値幅THを外れたときに、消灯条件が成立したとして、ターンシグナル2,3を消灯する。
方向指示器制御装置11は、図6の表に示すように、速度領域に応じて、舵角センサ13及びヨーレートセンサ14の何れのセンサからの検出信号Sθ,Sγに基づき、消灯条件の成立に係る判断を行うかを決定する。
具体的には、車速6〜40km/hの低速領域においては、舵角センサ13からの舵角検出信号Sθに基づき、消灯条件の成立に係る判断を行う舵角モードとなる。車速41〜80km/hの中速領域においては、両センサ13,14からの両検出信号Sθ,Sγに基づき、消灯条件の成立に係る判断を行う併用モード、若しくは上記舵角モードとなる。車速81km/h以上の高速領域においては、ヨーレートセンサ14からのヨーレート検出信号Sγに基づき、消灯条件の成立に係る判断を行うヨーレートモードとなる。車速0〜5km/hの徐行領域においては、消灯条件の成立に係る判断を行わない徐行モードとなる。
次に、各速度領域におけるモードの設定根拠について説明する。
低速領域における舵角モードでは、ヨーレートセンサ14からのヨーレート検出信号Sγに基づき、消灯条件の成立に係る判断を行わない。これは、特に低速領域においては、ヨーレートセンサ14の検出結果の信憑性が低いためである。具体的には、上記従来技術において、図12を参照して説明したように、車両が20km/hで走行しているときに、車線変更を開始して、その車線変更中においてブレーキ操作等により減速して10km/hとなったとする。ここで、角速度及び車速間には比例関係が成立することから、車速が20km/hから10km/hに半減することで、角速度も半減する。従って、車両1の進路方向と無関係に、ヨーレートγが減少するおそれがある。これにより、図5に一点鎖線で示すように、不適切なタイミングでヨーレートγが判定基準値幅THを外れるおそれがある。その点、本例では、低速領域においては、ヨーレートセンサ14からのヨーレート検出信号Sγに基づき、消灯条件の成立に係る判断を行わないため、このような問題は生じず、上述のように、低速領域において高精度の検出が可能である舵角センサ13からの舵角検出信号Sθに基づき、適切なタイミングでターンシグナル2,3の消灯が可能となる。なお、減速のみならず、加速によっても同様の問題は生じ、図5に示した基準となる最大値Maxが正しく検出されず、適切なタイミングでのターンシグナル2,3の消灯が困難となる。
一方、高速領域におけるヨーレートモードでは、舵角センサ13からの舵角検出信号Sθに基づき、消灯条件の成立に係る判断を行わない。これは、特に高速領域においては、舵角センサ13の検出結果の信憑性が低いためである。具体的には、上記従来技術において、図11を参照して説明したように、高速走行時においては、操舵角θの振幅は小さくなるため、舵角センサ13による正確な操舵角θの検出が困難である。詳しくは、図4において、操舵角θがキャンセル準備角θ1に達した時刻t1及び操舵角θがキャンセル角θ2以下となった時刻t2の正確な検出ができず、不適切なタイミングでターンシグナル2,3が消灯するおそれがある。その点、本例では、高速領域においては、舵角センサ13からの舵角検出信号Sθに基づき、消灯条件の成立に係る判断を行わないため、このような問題は生じず、上述のように、ヨーレートセンサ14からのヨーレート検出信号Sγに基づき、適切なタイミングでターンシグナル2,3の消灯が可能となる。
次に、中速領域における併用モードでは、上記高速領域及び低速領域における両問題は生じないため、舵角センサ13及びヨーレートセンサ14からの両検出信号Sθ,Sγに基づき、消灯条件の成立に係る判断を行う。この場合には、舵角センサ13及びヨーレートセンサ14の何れかの検出信号Sθ,Sγに基づき、消灯条件が成立した旨判断されたときに、ターンシグナル2,3は消灯される。
また、中速領域においては、車速の変動が大きい場合には上記舵角モードに切り替えられる。具体的には、ターンシグナル2,3の点滅開始時における車速を初速度V1として、現在の車速を現速度V2とすると、「|(V2/V1)×100−100|」の式で変動率がパーセントで導出できる。例えば、20km/hから10km/hに減速した場合には、変動率は50%となる。併用モードにおいて、この変動率が20%を超えたときに、舵角モードに切り替えられる。換言すると、変動率が20%を超えるときには、ヨーレートセンサ14からのヨーレート検出信号Sγに基づく消灯条件の成立に係る判断を行わない。ここで、変動率のしきい値に相当する20%は、ヨーレートセンサ14からの情報に信憑性が認められる車速変動に基づき設定されている。これにより、たとえ、中速領域であっても生じうる上記加減速に伴う問題の発生を防止できる。
また、このように変動率から加減速の度合いを判断することで、初速度V1の大小に関わらず一定のしきい値を基準として加減速の度合いを判断する場合に比べて、より正確に車速変動が角速度(ヨーレートγ)に及ぼす影響を認識することができる。例えば、変動率によれば、ヨーレートγへの影響が大きい低速走行時における加減速に際しては許容される車速変動を小さく、ヨーレートγへの影響が小さい高速走行時における加減速に際しては許容される車速変動を大きくできる。
さらに、徐行領域における徐行モードでは、消灯条件の成立に係る判断を行わない。これは、車速0〜5km/hにおいて、車両1が車線変更等する状況は想定しづらいためである。これにより、車線変更でない場合、例えば、ターンシグナル2,3が点滅した状態における右左折前の停車中に、ステアリング6が回動操作されることで、ターンシグナル2,3が自動消灯されることを抑制できる。なお、本明細書中における「徐行」には停止も含む。
次に、前述のように構成した方向指示装置10の動作を図7に示すフローチャートに従って説明する。このフローチャートは、方向指示器制御装置11のROMに格納された、図6の表を加味した点滅制御プログラムに従い実行される。
まず、ターンシグナル2,3を点滅させる(S101)。そして、車速センサ12からの車速検出信号SVに基づき、車両1の初速度V1が取得される(S102)。次に、当該初速度V1が5km/h以下であるか否か判断される(S103)。
初速度V1が5km/h以下である旨判断された場合(S103でNO)、徐行モードに設定されて(S117)、消灯条件の成立に係る判断が行われずに、点滅制御プログラムは終了する。すなわち、徐行モードにおいて、ターンシグナル2,3は自動消灯されない。
一方、初速度V1が5km/hを越える旨判断された場合(S103でYES)、初速度V1が6〜40km/hであるか否かが判断される(S104)。初速度V1が6〜40km/hである場合(S104でYES)には、舵角モードに設定される(S105)。舵角モードにおいては、舵角センサ13からの舵角検出信号Sθに基づき消灯条件が成立したか否かの判断がされる(S106)。
上述のように操舵角θを通じて、消灯条件が成立するのを待って(S106でNO)、消灯条件が成立した旨の判断がされたとき(S106でYES)、ターンシグナル2,3が消灯される(S107)。これにて、点滅制御プログラムは終了する。
他方、初速度V1が6〜40km/hでない旨判断された場合(S104でNO)には、初速度V1が41〜80km/h、すなわち、中速領域であるか否かが判断される(S108)。初速度V1が41〜80km/hである旨判断された場合(S108でYES)には、併用モードに設定される(S109)。
次に、車速センサ12からの車速検出信号SVを通じて、車両1の現速度V2が取得される(S110)。現速度V2及び初速度V1から上記式「|(V2/V1)×100−100|」にて変動率が算出される(S111)。そして、算出された変動率が20%を超えるか否かの判断がされる(S112)。
変動率が20%以下である旨判断された場合(S112でYES)、併用モードに設定された状態で消灯条件が成立したか否かの判断がされる(S113)。消灯条件が成立した旨の判断がされた場合(S113でYES)、ターンシグナル2,3が消灯されて(S107)、点滅制御プログラムは終了する。
消灯条件が成立した旨の判断がされない場合(S113でNO)には、ステップS110の処理に戻って、再び、現速度V2が取得された後、変動率の算出及び比較が行われる(S111及びS112)。このように、消灯条件が成立した旨判断されるまで(S113でYES)、所定周期毎に変動率の監視が行われる。
変動率が20%を超えた旨判断された場合(S112でNO)、ステップS105の処理に移行し、舵角モードに設定される。そして、舵角モードに設定された状態で消灯条件が成立したか否かの判断がされる(S106)。消灯条件が成立した旨の判断がされた場合(S106でYES)、ターンシグナル2,3が消灯されて(S107)、点滅制御プログラムは終了する。このように、変動率が20%を超えた旨判断された場合には、ヨーレートセンサ14からのヨーレート検出信号Sγに基づき消灯条件の成立に係る判断を行わないため、上述した車線変更の際の車両1の加減速に伴う問題の発生を防止できる。
また、初速度V1が41〜80km/hでない場合(S108でNO)には、初速度V1が81km/h以上である、すなわち高速領域と判断して(S114)、ヨーレートモードに設定される(S115)。ヨーレートモードにおいては、ヨーレートセンサ14からのヨーレート検出信号Sγに基づき消灯条件が成立したか否かの判断がされる(S116)。
上述のようにヨーレートγを通じて、消灯条件が成立するのを待って(S116でNO)、消灯条件が成立した旨の判断がされたとき(S116でYES)、ターンシグナル2,3が消灯される(S107)。これにて、点滅制御プログラムは終了する。
以上、説明した実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)初速度V1が高速領域の場合には、高速走行時の検出結果の信頼性が高いヨーレートセンサ14を通じて取得されるヨーレート検出信号Sγに基づき、消灯条件の成否の判断を行い、初速度V1が低速領域の場合には、低速走行時の検出結果の信頼性が高い舵角センサ13を通じて取得される舵角検出信号Sθに基づき、消灯条件の成否の判断を行う。よって、方向指示器制御装置11は、より適切なタイミングにてターンシグナル2,3を消灯させることができる。
(2)中速領域においては、舵角センサ13及びヨーレートセンサ14の両者から取得される検出信号Sθ,Sγに基づき、より正確に消灯条件の成否の判断ができる。
(3)中速領域において、初速度V1を基準とした車速の変動率がしきい値である20%を越えた場合には、ヨーレートセンサ14を通じて取得されるヨーレート検出信号Sγに信憑性がないとして、舵角センサ13を通じて取得される舵角検出信号Sθのみに基づいて、消灯条件の成否の判断がされる。よって、中速走行時において、より正確に消灯条件の成否の判断が可能となる。
(4)高速領域においては、舵角センサ13からの舵角検出信号Sθに基づき、消灯条件の成立に係る判断はされないため、たとえ検出精度の低い舵角センサ13を使用しても、全速度領域において、適切なタイミングにてターンシグナル2,3が自動消灯可能となる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することができる。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想をその効果と共に記載する。
・上記実施形態においては、6〜40km/hは低速領域とされていたが、例えば、低速領域を21〜40km/hとして、6〜20km/hを右左折領域としてもよい。これにより、車速センサ12を通じて取得される初速度V1により右左折又は車線変更の何れに係るターンシグナル2,3の点灯であるかが判断可能となる。よって、初速度V1が右左折領域である場合には、右左折に適したキャンセル準備角θ1及びキャンセル角θ2を設定できる。
・上記実施形態においては、図6の表に印×で示される場合、例えば、車速が低速領域である場合には、ヨーレートセンサ14からのヨーレート検出信号Sγは消灯条件の成立に係る判断に供されないものの、ヨーレートセンサ14の検出は実行されていた。しかし、ヨーレートセンサ14の検出動作を停止させてもよい。車速が高速領域である場合の舵角センサ13、同じく徐行領域である場合の舵角センサ13及びヨーレートセンサ14についても同様である。また、車速が中速領域である場合において、併用モードから舵角モードに切り替えられるとき、すなわち、図7において、ステップS112からステップS105に処理を移行するときに、ヨーレートセンサ14の検出動作が停止される。このように、不要な舵角センサ13及びヨーレートセンサ14の検出動作を停止することで、その動作に要する電力の消費をなくすことができる。
・上記実施形態では、図7のステップS111において、方向指示器制御装置11は、車速の変動率を算出し、ステップS112において変動率が20%を超えた旨の判断がされた場合、ステップS105に処理を移行し、併用モードから舵角モードに切り替える。しかし、方向指示器制御装置11は、変動率を導出することなく、初速度V1を基準値として、同基準値から現速度V2が予め設定されるしきい値以上変動した場合、ヨーレートセンサ14からの検出結果に信憑性がないとして、併用モードから舵角モードに切り替えてもよい。当該しきい値は、ヨーレートセンサ14の検出結果に信憑性がある値以下に設定される。
・上記実施形態における図6の表に示す各速度領域の速度は一例であって、これに限定されるものではない。
・上記実施形態では、図6の表に示される速度領域に計4つのモードが設定されていた。しかし、各速度領域に設定されるモードはこれに限定されず、例えば、徐行領域及び中速領域を省略してもよい。そして、例えば、低速領域を0〜80km/hとして、高速領域を81km/h以上とする。この場合であれ、高速領域においては高速走行に適したヨーレートセンサ14にて、低速領域においては低速走行に適した舵角センサ13にて、消灯条件の成立に係る判断が可能である。
また、高速領域を併用モードに設定してもよい。これは、上述のように、高速走行時の車線変更を舵角センサ13にて正確に検出することは困難であるが、低速領域におけるヨーレートセンサ14と異なり、舵角センサ13の検出結果により誤った判断を行うことはないためである。高速領域においても、算出される変動率が20%を超える場合には、舵角モードに切り替えてもよい。すなわち、ヨーレートセンサ14の検出結果に基づき、消灯条件成立の判断がされる場合であれば、全速度領域において変動率を通じた同検出結果の信頼性の判断が可能である。
次に、前記実施形態から把握できる技術的思想をその効果と共に記載する。
(イ)請求項1〜3の何れか一項に記載のターンシグナル点灯制御装置において、前記車両が停止した状態から前記低速領域未満までの車速の領域である徐行領域が設定され、前記車速が前記徐行領域に属する旨判断した場合には、前記ターンシグナルの自動消灯の処理を実行しないターンシグナル点灯制御装置。
同構成によれば、徐行領域においては、ターンシグナルの自動消灯の処理が実行されない。ここで、徐行領域においては、車両が停止又は徐行している可能性が高い。よって、例えば、右左折するべくターンシグナルが点滅する車両が信号待ち等で停止している状態において、ステアリングを回動操作することで、角速度センサを通じて取得される情報に基づき、消灯条件が成立した旨の判断がされて、不用意にターンシグナルが自動消灯されることを抑制できる。
(ロ)請求項3に記載のターンシグナル点灯制御装置において、前記しきい値は、前記車速の基準値の所定率に設定されるターンシグナル点灯制御装置。
同構成によれば、しきい値は、車速の基準値の所定率に設定される。例えば、車速の基準値が100km/hであって、所定率が20%である場合には、しきい値は20km/hに設定される。すなわち、100km/hから20km/hを超えて変動した場合には、舵角センサを通じて取得される情報に基づき、消灯条件の成否の判断を行う。このように、基準値の所定率から車速変動の度合いをみることで、車速の大小に関わらず一定のしきい値とした場合に比べて、車両が加減速した場合における角速度センサの検出する角速度に及ぼす影響の正確な把握が可能となる。よって、しきい値をより車両の加減速による角速度の変動に即した値とすることができ、ひいてはターンシグナルの消灯のタイミングのずれを抑制できる。
(ハ)車両の運転席近傍に設けられる操作手段が操作された際、ターンシグナルをそれまでの消灯状態から点滅状態に切り換え、車速センサから前記車両の速度、舵角センサからステアリングの操舵角、角速度センサから進路方向の変化に基づき同車両に加わる回転角速度に係る情報をそれぞれ取得し、前記操舵角及び前記回転角速度の少なくとも一方、並びに前記車速に基づき、予め設定された消灯条件が成立した旨判断されるときに前記ターンシグナルを自動消灯させるターンシグナル点灯制御装置において、前記操作手段の操作が検出された時点の車速を基準値として、同基準値から車速がしきい値を超えて変動した場合、前記舵角センサを通じて取得される情報に基づき、消灯条件の成否の判断を行い、車速が前記しきい値以下の場合、前記角速度センサ及び前記舵角センサを通じて取得される情報に基づき、消灯条件の成否の判断を行うターンシグナル点灯制御装置。
同構成によれば、車速の変動がしきい値を越えるか否かで、何れのセンサからの情報に基づき消灯条件の成否の判断をするかが決定される。
4…ターンレバー(操作手段)、10…方向指示装置、11…方向指示器制御装置(ターンシグナル点灯制御装置)、12…車速センサ、13…舵角センサ、14…ヨーレートセンサ(角速度センサ)。

Claims (3)

  1. 車両の運転席近傍に設けられる操作手段が操作された際、ターンシグナルをそれまでの消灯状態から点滅状態に切り換え、車速センサから前記車両の速度、舵角センサからステアリングの操舵角、角速度センサから進路方向の変化に基づき同車両に加わる回転角速度に係る情報をそれぞれ取得し、前記操舵角及び前記回転角速度の少なくとも一方、並びに前記車速に基づき、予め設定された消灯条件が成立した旨判断されるときに前記ターンシグナルを自動消灯させるターンシグナル点灯制御装置において、
    前記操作手段の操作が検出された際に、前記車速センサを通じて取得される車速が予め設定される高速領域及び低速領域の何れに属するか判断するとともに、同車速が前記高速領域に属する旨判断した場合には、少なくとも前記角速度センサを通じて取得される情報に基づき、消灯条件の成否の判断を行い、同車速が前記低速領域に属する旨判断した場合には、前記舵角センサを通じて取得される情報に基づき、消灯条件の成否の判断を行い、消灯条件が成立した旨の判断をしたとき、前記ターンシグナルを消灯させるターンシグナル点灯制御装置。
  2. 請求項1に記載のターンシグナル点灯制御装置において、
    前記高速領域及び前記低速領域の間に中速領域が設定され、前記車速が前記中速領域に属する旨判断した場合には、前記角速度センサ及び前記舵角センサを通じて取得される情報に基づき、消灯条件の成否の判断を行うターンシグナル点灯制御装置。
  3. 請求項2に記載のターンシグナル点灯制御装置において、
    前記中速領域においては、前記操作手段の操作が検出された時点の車速を基準値として、同基準値から車速が前記角速度センサからの情報に信憑性が認められる車速変動に基づき設定されるしきい値を超えて変動した場合、前記舵角センサを通じて取得される情報に基づき、消灯条件の成否の判断を行い、
    車速が前記しきい値以下の場合、前記角速度センサ及び前記舵角センサを通じて取得される情報に基づき、消灯条件の成否の判断を行うターンシグナル点灯制御装置。
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