JP2011081073A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の像保持体及び転写装置を用いない構成に比べて、連鎖状の白抜けの抑制と、記録媒体の端面の汚れの抑制と、の双方が実現された画像形成装置を提供する。
【解決手段】転写装置20の転写電圧に対する抵抗の電圧依存性を2.2以下とし、且つ、像保持体12の下引層62に金属酸化物粒子を含有させた構成の画像形成装置。
【選択図】なし

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1では、基材と感光層との間に設けられた中間層を、樹脂中と、プラズマ法により生成された金属酸化物粒子と、を含んだ構成とすることが提案されている。プラズマ法により生成された金属酸化物粒子は、平均粒径が100nm以下と小さいことから、この特許文献1では、樹脂中における金属酸化物粒子の分散性を向上させて画質低下を抑制している。
特許文献2では、像保持体を、金属酸化物と受容性化合物とを有する下引層、及び感光層の設けられた構成とし、この下引層の体積抵抗を調整することによって、前回形成した記録媒体より幅の広い記録媒体を用いたときのかぶりを抑制することが提案されている。
特開2006−184512号公報 特開2002−169317号公報
本発明は、本発明の像保持体及び転写装置を用いない構成に比べて、連鎖状の白抜けの抑制と、記録媒体の端面の汚れの抑制と、の双方が実現された画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、基体上に、金属酸化物粒子を含む下引層と、感光層と、を有する像保持体と、前記像保持体を帯電する帯電装置と、前記帯電装置により帯電された前記像保持体上に静電潜像を形成する潜像形成装置と、前記像保持体上に形成された静電潜像をトナーにより現像する現像装置と、下記式(1)によって示される電圧依存性が2.2以下であり、前記現像装置によって前記像保持体上に形成されたトナー像を記録媒体へ転写する転写装置と、を備えた画像形成装置である。
P=R1/R2 (1)
式(1)中、Pは、前記転写装置の転写電圧に対する抵抗の電圧依存性を示し、R1は、温度22℃湿度55%RHで1kVの転写電圧が印加されたときの前記転写装置の抵抗値を示し、R2は、温度22℃湿度55%RHで2kVの転写電圧が印加されたときの前記転写装置の抵抗値を示す。
請求項2に係る発明は、前記下引層における前記金属酸化物粒子の含有量が30体積%以上60体積%以下である請求項1に記載の画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、前記転写装置の前記電圧依存性が1.8以下である請求項1または請求項2に記載の画像形成装置である。
請求項1に係る発明によれば、本発明の像保持体及び転写装置を用いない構成に比べて、連鎖状の白抜けの抑制と、記録媒体の端面の汚れの抑制と、の双方が実現された画像形成装置が提供される。
請求項2に係る発明によれば、下引層に含まれる金属酸化物粒子の含有量が請求項2に規定される範囲外である場合に比べて、更に記録媒体の端面の汚れが抑制される。
請求項3に係る発明によれば、転写装置の電圧依存性が1.8を超える場合に比べて、連鎖状の白抜けが更に抑制される。
本実施の形態に係る画像形成装置の一例を示す模式図である。 転写装置の構成の一例を示す模式図である。 電圧依存性の測定装置を示す模式図である。 (A)〜(D)像保持体の構成の一例を示す模式図である。 (A)は体積抵抗を測定する円形電極の一例を示す概略平面図であり、(B)は、体積抵抗を測定する円形電極の一例を示概略断面図である。
以下、図面を参照して本実施の形態の画像形成装置の一の形態を詳細に説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置10には、像保持体としての像保持体12が設けられている。像保持体12は、円柱状とされ、図示を省略するモータにより、回転駆動(図1中の矢印A方向)される。
像保持体12の周辺には、帯電装置15、露光装置16、及び現像装置18が、像保持体12の回転方向に沿って順に配設されている。
帯電装置15は、像保持体12表面を帯電する。帯電装置15は、像保持体12表面に接触または非接触で設けられ、像保持体12の表面を帯電するための帯電ロール14、及び帯電ロール14に電圧を帯電印加するための電源28を含んで構成されている。電源28は、帯電ロール14に電気的に接続されている。電源28から印加された電圧によって、帯電ロール14は、像保持体12表面を帯電させる。帯電ロール14としては、コロトロン帯電器やスコロトロン帯電器が挙げられる。
露光装置16は、帯電装置15により帯電された像保持体12の表面に、形成する対象となる画像の画像データに基づいて変調したレーザ光Lを照射して、像保持体12上に画像データの画像に応じた静電潜像を形成する。
現像装置18内には、少なくともトナーを含む現像剤が貯留されている。この現像剤としては、例えば、二成分現像剤が挙げられる。二成分現像剤としては、トナーとキャリアとを含む公知の二成分現像剤が適用される。トナーは、現像装置18内の図示を省略する撹拌機構により撹拌されることで、所定の電荷量に帯電された状態で貯留されている。二成分現像剤に含まれるトナーとしては、重合法により得られる体積平均粒子径3μm以上9μm以下のトナーが挙げられる。
また、現像装置18は、像保持体12上に形成された静電潜像をトナーにより現像するための現像ロール18Aを含んで構成されている。現像ロール18Aは、現像装置18内に貯留された現像剤を表面に保持して、該現像剤に含まれるトナーを現像装置18内から像保持体12表面へと供給する。像保持体12上に供給されたトナーは、像保持体12上の静電潜像に静電力により付着する。これにより、像保持体12上の静電潜像は、現像ロール18Aから供給されたトナーによって現像されて、像保持体12上には、静電潜像に応じたトナー像が形成される。
像保持体12周辺の、現像ロール18Aの配設位置より像保持体12の回転方向下流側には、転写装置20が設けられている。転写装置20は、円柱状とされており、像保持体12との間で記録媒体Pを挟持搬送する。転写装置20には、転写装置20に転写電圧を印加するための転写用電源30が電気的に接続されている。
転写用電源30から、像保持体12上に形成されたトナー像を構成するトナーと逆極性の転写電圧が印加されると、像保持体12と転写装置20との間の領域に、像保持体12上のトナー像を構成する各トナーを静電力により像保持体12から転写装置20側へと移動させる電界強度の電界が形成される。
記録媒体Pは、図示を省略する用紙貯留部に貯留されており、この用紙貯留部から図示を省略する複数の搬送ローラによって搬送経路34にそって搬送(図1中矢印B方向)されて、像保持体12と転写装置20との向かい合う領域(図1中、転写領域32)に到る。この転写領域32に到った記録媒体Pには、転写装置20に転写電圧が印加されることにより転写領域32に形成された電界によって、像保持体12上のトナー像を構成するトナーが転写される。すなわち、像保持体12表面から記録媒体Pへのトナーの移動により、記録媒体P上にトナー像が転写される。
なお、転写領域32とは、像保持体12と転写装置20との向かい合う領域内の、像保持体12上のトナー像が記録媒体P側へ転写される領域を示している。
記録媒体Pの搬送経路34の、上記転写領域32より搬送方向下流側には、定着装置26が設けられている。定着装置26は、記録媒体P上に転写されたトナー像を熱または熱及び圧力によって記録媒体Pに定着する。
すなわち、搬送経路34にそって搬送されて像保持体12と転写装置20との転写領域32を通過することによりトナー像を転写された記録媒体Pは、図示を省略する搬送ローラによってさらに搬送経路34に沿って定着装置26の設置位置に到ると、記録媒体P上のトナー像の定着が行われる。トナー像を定着された、すなわち画像形成された記録媒体Pは、図示を省略する複数の搬送ローラによって画像形成装置10の外部へと排出される。
像保持体12の回転方向(図1中矢印A方向)の、転写領域32より像保持体12の回転方向下流側には、クリーニング装置22及び除電装置24が配設されている。
クリーニング装置22は、像保持体12上の残留トナーや紙粉等の付着物を除去する。クリーニング装置22としては、像保持体12に対して線圧10g/cm以上150g/cm以下で接触するブレード部材を有する構成が挙げられる。除電装置24は、像保持体12上の残存電荷を除去する。
トナー像を記録媒体Pに転写した像保持体12は、回転によってクリーニング装置22によって付着物を除去された後に、除電装置24によって残存電荷を除去され、再度、帯電装置15によって帯電される。
上述のようにして、画像形成装置10では、記録媒体Pに画像が形成される。
ここで、従来の画像形成装置においては、記録媒体Pに形成された画像中に連鎖状の白抜けが発生する場合があった。この連鎖状の白抜けとは、記録媒体Pに形成される画像中に、記録媒体Pの搬送方向に交差する方向に連続した白点状の抜けが生じる現象をいい、上記転写領域32において生じる放電現象によって生じると考えられる。
この連鎖状の白抜けは、画像形成装置10における画像形成を高速で行うほど、また低温低湿環境であるほど顕著となっていた。なお、「記録媒体Pの端面」とは、記録媒体Pにおける、記録媒体Pの厚み方向に交差する端面を示している。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、画像形成装置10に備えられた転写装置20の転写電圧に対する抵抗の電圧依存性を2.2以下とすることによって、上記連鎖状の白抜けが抑制されることを見いだした。
上記連鎖状の白抜けは、詳細には、記録媒体Pが転写領域32に到って像保持体12上のトナー像が記録媒体Pに転写される前に、像保持体12と記録媒体Pとの間に放電が生じて、像保持体12上に保持されていたトナー像を構成するトナーの一部が逆極性に帯電されることに生じる転写不良であると考えられる。
そして、像保持体12上に保持されていたトナー像を構成するトナーの内の、該放電によって逆極性に帯電されるトナーの割合は、該放電時の放電エネルギーに依存すると考えられる。この放電エネルギーは、転写装置20の抵抗が、該放電エネルギーを制限する抵抗として機能するほどに、小さくなると考えられる。
このため、転写装置20の転写電圧に対する抵抗の電圧依存性を2.2以下とすることによって、記録媒体Pと像保持体12との間の上記放電エネルギーが抑えられて、上記連鎖状の白抜けが抑制される、と考えられる。
この転写装置20の転写電圧に対する電圧依存性は、2.2以下であればよいが、該値が小さいほど良く、例えば、1.8以下や、1.6以下であってもよい。
この転写装置20の電圧依存性は、下記式(1)によって示される。
P=R1/R2 (1)
上記式(1)中、Pは、転写装置20の転写電圧に対する抵抗の電圧依存性を示し、R1は、温度22℃湿度55%RHで1kVの転写電圧が印加されたときの転写装置20の抵抗値を示し、R2は、温度22℃湿度55%RHで2kVの転写電圧が印加されたときの転写装置20の抵抗値を示す。
この転写装置20の電圧依存性は、詳細には、図3に示す測定装置21を用いて測定される。
具体的には、測定装置21を、転写装置20と、画像形成装置10に備えられた像保持体12の後述する基材(後述する図4中の基材60)と同じ材質及び同じ大きさの円筒状の部材40と、電圧印加装置42と、電流測定装置44と、を含んだ構成とする。
上記電圧印加装置42は、この円筒状の部材40と転写装置20との間に電圧を印加する装置である。また、上記電流測定装置44は、該電圧印加装置42によって電圧が印加されたときに円筒状の部材40と転写装置20との間に流れる電流の電流値を測定する装置である。
なお、この円筒状の部材40は、画像形成装置10に備えられた像保持体12の後述する基材(後述する図4中の基材60)と同じ材質及び同じ大きさであればよいことから、この部材40の径は、画像形成装置10に備えられた像保持体12の後述する基材60の径と同じとし、該部材40の幅方向長さは、該基材60の幅方向長さ(及び転写装置20の幅方向長さ)と同じとする。
そして、この円筒状の部材40と、転写装置20と、を、画像形成装置10における転写装置20と像保持体12との線圧と同じ線圧となるように接触配置して、円筒状の部材40の回転(図3中、矢印A方向)に伴って転写装置20が回転(図3中、矢印B方向)するように配置する。
そして、上記式(1)におけるR1(1kVの転写電圧が印加されたときの抵抗値)は、温度22℃湿度55%RHの環境下で、円筒状の部材40を線速度300mm/sで回転させて、転写装置20についても従動回転させた状態で、電圧印加装置42から円筒状の部材40と転写装置20との間に1kVの電圧を印加してから2秒後から3秒間に電流測定装置44によって測定された平均電流値と、該印加電圧(1kV)と、から算出される。
また、そして、上記式(1)におけるR2(2kVの転写電圧が印加されたときの抵抗値)は、温度22℃湿度55%RHの環境下で、円筒状の部材40を線速度300mm/sで回転させて、転写装置20についても従動回転させた状態で、電圧印加装置42から円筒状の部材40と転写装置20との間に2kVの電圧を印加してから2秒後から3秒間に電流測定装置44によって測定された平均電流値と、該印加電圧(2kV)と、から算出される。
これによって、転写装置20の転写電圧に対する抵抗の電圧依存性が算出される。
なお、転写装置20の電圧依存性は、2.1以下であればよいが、上記式(1)で示されるR1の値は、転写用電源制約の理由から1MΩ以上1GΩ以下の範囲が良い。
ここで、上述のように、画像形成装置10に備えられた転写装置20の転写電圧に対する抵抗の電圧依存性を2.2以下とすることによって、上記連鎖状の白抜けが抑制されると考えられるが、本発明者らは、連鎖状の白抜けが抑制されるほど、記録媒体Pの端面の汚れが多くなることを見いだした。なお、「記録媒体Pの端面の汚れ」とは、記録媒体Pにおける、記録媒体Pの厚み方向に交差する端面を示している。
このため、本発明者らは、更に鋭意検討を重ねた結果、像保持体12を構成する後述する下引層(図4中、下引層62)に、金属酸化物粒子を含有させた構成とすることで、連鎖状の白抜けの抑制と、記録媒体の端面の汚れの抑制と、の双方が実現されることを見いだした。
この像保持体12の下引層62に金属酸化物粒子を含有させると、像保持体12の下引層62中や、該下引層62と上層との界面に電荷が蓄積することが抑制されると考えられるが、像保持体12の抵抗は金属酸化物粒子を含有させない場合に比べて低くなると考えられる。このため、一般的には、像保持体12の下引層62に金属酸化物粒子を含有させることで、上記に説明した放電エネルギーが上昇して連鎖状の白抜けが顕著に発生してしまうかとも考えられた。
しかしながら、本発明者らは、転写装置20の転写電圧に対する抵抗の電圧依存性を2.2以下とし、且つ、像保持体12の下引層62に金属酸化物粒子を含有させることで、連鎖状の白抜けの抑制が実現されつつ、さらに、記録媒体Pの端面の汚れも抑制されることを見いだした。
以下、本実施の形態の画像形成装置10で用いられる像保持体12及び転写装置20について詳細に説明する。
図4(A),図4(B),図4(C),及び図4(D)には、像保持体12の断面図の一例を示した。図4(A)に示すように、像保持体12は、円柱状に構成された導電性の基材60と、基材60上に形成された下引層62と、下引層62の上に形成された感光層63とを有する。感光層63は、図4(B)に示すように、電荷発生層65と電荷輸送層66との2層構造でも良く、また、図4(C)及び図4(D)に示すよう0に、感光層63上に保護層64を設けた構成であってもよい。
本実施の形態の像保持体12において、基材60としては、導電性の基材が用いられる。この基材60には、アルミニウム、銅、鉄、ニッケルなどの金属製の円筒状の部材、及びガラス、プラスチック製の円筒状の部材上にアルミニウム、銅、金、銀、白金、パラジウム、チタン、ニッケル−クロム、ステンレス鋼、胴−インジウム等の金属を蒸着したもの、酸化インジウム、酸化錫などの導電性の金属化合物を蒸着するか、金属箔をラミネートすることによって導電処理された円柱状の公知の材料が用いられる。
下引層62は、上述のように、金属酸化物粒子を含んで構成されている。この金属酸化物粒子としては、102Ω・cm以上1011Ω・cm以下、10Ω・cm以上1010Ω・cm以下、または10Ω・cm以上1010Ω・cm以下の抵抗を有する金属酸化物粒子が挙げられる。
上記抵抗値を有する金属酸化物粒子としては、酸化錫、酸化チタン、酸化亜鉛等の金属酸化物粒子が挙げられる。この金属酸化物粒子の粒径は、下引層62の形成に用いられる塗布液中における金属酸化物粒子の分散性を得るとともに、該塗布液のゲル化の抑制の観点から、500nm以下や、10nm以上200nm以下が挙げられる。
なお、この金属酸化物粒子としては、表面処理の異なるものあるいは粒子径の異なるものなど2種以上混合して用いておよい。
下引層62に含有される金属酸化物粒子の含有量としては、記録媒体Pの端面の汚れを効果的に抑制する観点から、30体積%以上60体積%以下、が挙げられる。
下引層62に含まれる金属酸化物粒子としては、表面処理を施したものをもちいてもよい。表面処理剤としてはシランカップリング剤、チタネート系カップリング剤、アルミニウム系カップリング剤、界面活性剤など所望の特性が得られるものであれば公知の材料から選択される。特にシランカップリング剤は良好な電子写真特性を与える観点から良い。さらにアミノ基を有するシランカップリング剤は下引層62に良好なブロッキング性を与える観点から良い。表面処理方法は公知の方法であればいかなる方法でも使用可能であるが、乾式法あるいは湿式法を用いればよい。
下引層62中の金属酸化物粒子に対するシランカップリング剤、チタネート系カップリング剤やアルミニウム系カップリング剤の量は、電子写真特性に応じて調整すればよい。
この下引層62は、受容性化合物を含んだ構成とすることが良い。
この受容性化合物とは、電子吸引性の構造を有し、光照射により電荷発生顔料で発生した正孔と電子のうち電子を引き抜く性質を有する化合物である。
受容性化合物としては、金属酸化物粒子と反応する基を有する化合物が挙げられる。金属酸化物粒子と反応する基を有する化合物としては、水酸基やキノン基を有する化合物が挙げられ、キノン基としてはアントラキノン構造を有する化合物が挙げられる。さらに水酸基を有するアントラキノン構造を有する受容性化合物が良い。水酸基を有するアントラキノン構造を有する化合物としては、ヒドロキシアントラキノン系化合物、アミノヒドロキシアントラキノン系化合物などがあげられる。アントラキノン構造を有する化合物としては、アントラキノン、ヒドロキシアントラキノン、アミノアントラキノン、又はアミノヒドロキシアントラキノンが挙げられ、さらに具体的にはアリザリン、キニザリン、アントラルフィン、プルプリンなどが挙げられる。
下引層62中における受容性化合物の含有量としては、該下引層62に含まれる金属酸化物粒子に対して0.01質量%以上20質量%以下の範囲、0.05質量%以上10質量%以下の範囲が挙げられる。
下引層62中に上記範囲内の受容生化合物を含有することで、金属酸化物粒子の凝集が抑制され、且つ金属酸化物粒子の電子を受容する機能も発現される、と考えられる。
下引層62に含有されるバインダー樹脂としては、例えばポリビニルブチラール等のアセタール樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、カゼイン、ポリアミド樹脂、セルロース樹脂、ゼラチン、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、メタクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリビニルアセテート樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸樹脂、シリコーン樹脂、シリコーン−アルキッド樹脂、フェノール樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂等の公知の高分子樹脂化合物、また電荷輸送性基を有する電荷輸送性樹脂やポリアニリン等の導電性樹脂等が挙げられる。中でも、感光層63に不溶な樹脂として、フェノール樹脂、フェノール−ホルムアルデヒド樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂等が良い。
なお、下引層62を形成するために用いる塗布液中の受容性化合物と金属酸化物粒子とバインダー樹脂との比率は、作製対象の像保持体12に応じて調整すればよい。
この下引層62は、溶媒に、下引層62に用いられる上記バインダー樹脂を溶解させ、さらに、金属酸化物粒子と、必要に応じて上記受容性化合物と、を添加及び分散することで調整した塗布液を、基材60上に塗布することによって形成される。
この下引層62用の塗布液を調整するために用いられる溶媒としては、公知の有機溶剤を用いればよい。また、この下引層62用の塗布液中において金属酸化物粒子を分散させる方法についても、ロールミル等の公知の方法を用いれば良く、該塗布液の塗布方法についても、ブレードコーティング法等の公知の方法を用いればよい。
下引層62の厚さは、画像形成装置10における上記連鎖状の白抜け及び記録媒体Pの端面の汚れの双方の抑制の実現の観点から好ましい厚みであればよいが、具体的には、15μm以上や、20μm以上50μm以下の厚みが挙げられる。
下引層62の体積抵抗は、10Ω・cm以上1013Ω・cm以下であることが良く、10Ω・cm以上1011Ω・cm以下であってもよい。
下引層62の体積抵抗が上記範囲内であると、画像形成装置10における上記連鎖状の白抜け及び記録媒体Pの端面の汚れの双方の抑制が効果的に実現されると考えられる。
なお、この下引層62の体積抵抗は、円形電極(例えば、三菱油化(株)製ハイレスターIPのHRプローブ)を用い、JIS K6911に従って測定すればよい。具体的には、例えば、図5に示す円形電極を用いて測定される。図5は、体積抵抗を測定する円形電極の一例を示す概略平面図(A)及び概略断面図(B)である。図5に示す円形電極は、第一電圧印加電極A’と第二電圧印加電極B’とを備える。第一電圧印加電極A’は、円柱状電極部C’と、該円柱状電極部C’の外径よりも大きい内径を有し、且つ円柱状電極部C’を一定の間隔で囲む円筒状のリング状電極部D’とを備える。第一電圧印加電極A’における円柱状電極部C’及びリング状電極部D’と第二電圧印加電極B’との間に測定対象の下引層62を挟み、第一電圧印加電極A’における円柱状電極部C’と第二電圧印加電極B’との間に電圧V(V)を印可してから5秒後に流れる電流I(A)を測定し、下記式(3)により、体積抵抗ρv(Ωcm)を算出すればよい。ここで、下記式(3)中、tは、下引層62の厚さを示す。
式(3) ρv=19.6×(V/I)×t
下引層62上に形成される感光層63としては、公知の感光層63を用いればよい。
例えば、電荷発生層65は、既知の電荷発生材料及び結着樹脂から構成すればよい。なお、この電荷発生材料としては、金属フタロシアニン顔料が良い。
結着樹脂としては、ポリ−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルアントラセン、ポリビニルピレン、ポリシランなどの有機光導電性ポリマーが挙げられる。具体的には、結着樹脂としては、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアリレート樹脂(ビスフェノールAとフタル酸の重縮合体等)、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、フェノキシ樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルピリジン樹脂、セルロース樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、カゼイン、ポリビニルアルコール樹脂、ポリビニルピロリドン樹脂等が挙げられる。これらは、単独あるいは2中種以上混合して用いても良い。
電荷発生層65は、電荷発生材料及び結着樹脂を溶媒に溶解させた溶液を塗布し乾燥することによって形成される。電荷発生層65の厚みとしては一般的には、0.1μm以上5μm以下や、0.2μm以上2.0μm以下が挙げられる。
電荷輸送層66としては、公知の技術によって形成されたものを使用すればよい。例えば、電荷輸送層66は、電荷輸送材料と結着樹脂を含有して形成されるか、あるいは高分子電荷輸送材を含有して形成される。
電荷輸送材料としては、例えば、2,5−ビス(p−ジエチルアミノフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール等のオキサジアゾール誘導体、1,3,5−トリフェニル−ピラゾリン、1−[ピリジル−(2)]−3−(p−ジエチルアミノスチリル)−5−(p−ジエチルアミノスチリル)ピラゾリン等のピラゾリン誘導体、トリフェニルアミン、トリ(p−メチルフェニル)アミニル−4−アミン、ジベンジルアニリン等の芳香族第3級アミノ化合物、N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−N,N’−ジフェニルベンジジン等の芳香族第3級ジアミノ化合物、3−(4’−ジメチルアミノフェニル)−5,6−ジ−(4’−メトキシフェニル)−1,2,4−トリアジン等の1,2,4−トリアジン誘導体、4−ジエチルアミノベンズアルデヒド−1,1−ジフェニルヒドラゾン等のヒドラゾン誘導体、2−フェニル−4−スチリル−キナゾリン等のキナゾリン誘導体、6−ヒドロキシ−2,3−ジ(p−メトキシフェニル)ベンゾフラン等のベンゾフラン誘導体、p−(2,2−ジフェニルビニル)−N,N−ジフェニルアニリン等のα−スチルベン誘導体、エナミン誘導体、N−エチルカルバゾール等のカルバゾール誘導体、ポリ−N−ビニルカルバゾール及びその誘導体などの正孔輸送物質、クロラニル、ブロアントラキノン等のキノン系化合物、テトラアノキノジメタン系化合物、2,4,7−トリニトロフルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン等のフルオレノン化合物、キサントン系化合物、チオフェン化合物等の電子輸送物質、及び上記した化合物からなる基を主鎖又は側鎖に有する重合体などがあげられる。これらの電荷輸送材料は、1種又は2種以上を組み合わせて使用される。
電荷輸送層66に用いられる結着樹脂としては、例えば、アクリル樹脂、ポリアリレート、ポリエステル樹脂、ビスフェノールAタイプ或いはビスフェノールZタイプ等のポリカーボネート樹脂、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、ポリビニルブチラール、ポリビニルホルマール、ポリスルホン、ポリアクリルアミド、ポリアミド、塩素ゴム等の絶縁性樹脂、及びポリビニルカルバゾール、ポリビニルアントラセン、ポリビニルピレン等の有機光導電性ポリマー等があげられる。電荷輸送層は、上に示した電荷輸送物質及び結着樹脂等を溶媒に溶解させた溶液を塗布し乾燥することによって形成される。
電荷輸送層66の膜厚は、5μm以上50μm以下、10μm以上40μm以下が挙げられる。
感光層63上に保護層64を設ける場合には、保護層64としては、硬化性樹脂、電荷輸送性化合物を有する樹脂硬化膜、導電性材料を結着樹脂中に含有させて形成すればよい。この保護層64の膜厚は0.5μm以上20μm以下、2μm以上10μm以下が挙げられる。
次に、本実施の形態の画像形成装置10で用いられる転写装置20について詳細に説明する。
転写装置20は、図2に示すように、円柱状の芯体20Aの外周面に、弾性層20Bが設けられた構成とされている。
芯体20Aは、転写装置20の電極及び支持部材として機能する円柱状の部材であり、導電性を有している。なお、本実施の形態において、「導電性」とは、体積抵抗率が1013Ωcm未満であることをいう。測定方法については、上記下引層62の体積抵抗率で説明した測定方法を用いればよい。
この芯体20Aは、快削鋼、アルミニウム、銅合金、ステンレス鋼等の金属又は合金;クロム、ニッケル等で鍍金処理を施した鉄;導電性樹脂;などの導電性の材質で構成される。これらの材質であれば、強度及び電気的特性の点から、転写装置20の芯体20Aとしていずれも使用される。
この芯体20Aの外径は、転写装置20を適用する対象の画像形成装置10に応じて調整すればよい。
この芯体20Aの外周面上には、弾性層20Bが積層されている。なお、本実施の形態では、芯体20A上に、弾性層20Bが設けられた構成である場合を説明するが、内部にその他の層を介した構成であってもよい。例えば、芯体20Aと弾性層20Bとの間に接着層(図示省略)を設けても良い。
この接着層を構成する接着剤としては、ポリオレフィン系、塩素ゴム系、アクリル系、エポキシ系、ポリウレタン系、ニトリルゴム系、塩化ビニル系、酢酸ビニル系、ポリエステル系、フェノール系、シリコーン系のゴムや樹脂やシランカップリング剤等の接着剤が用いられ特に限定はしない。
そして、この接着層は、単独使用のほか、複数層構成により組み合わせて使用しても良い。また、この接着層には、導電性付与ケッチェンブラック、アセチレンブラック等のカーボンブラック;熱分解カーボン、グラファイト;アルミニウム、銅、ニッケル、ステンレス鋼等の各種導電性金属または合金;酸化スズ、酸化インジウム、酸化チタン、酸化スズ−酸化アンチモン固溶体、酸化スズ−酸化インジウム固溶体等の各種金属酸化物粒子;絶縁物質の表面を導電化処理したもの;などの微粉末を添加しても良い。接着層の厚みは特に限定はしないが、接着性、厚みバラツキ、抵抗バラツキの理由から、5μm以上100μm以下や、10μm以上50μm以下が挙げられる。
弾性層20Bは、無発泡層だけから構成されるものであってもよいし、発泡層の表面(外側)に無発泡層を有するものであってもよい。また、この発泡層及び無発泡層は複数でも構わない。なお、弾性層20Bとは100Paの外力印加により変形しても、もとの形状に復元する材料から構成される層をいう。
弾性層20Bは、ゴム材料中に導電剤を分散させた構成とされている。
弾性層20Bを構成するゴム材料としては、エピクロロヒドリン、ポリウレタン、ニトリルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、エピクロロヒドリン−エチレンオキシドゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、塩素化ポリイソプレン、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)、水素化ポリブタジエン、ブチルゴム、シリコーンゴム等、又はこれらの2種以上をブレンドしてなる材料が挙げられる。中でも、ウレタンゴム、ニトリルゴム、エピクロロヒドリン−エチレンオキシドゴム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)が良い。これらのゴム材料は弾性を有するため、いずれも弾性層20Bを構成する材料として好適に使用される。特にエピクロロヒドリンを主成分とする合成ゴムは、ゴム自体がある程度の通電性(イオン導電性)を有しているため優れている。
弾性層20Bを無発泡層と発泡層とから構成する場合には、ゴム材料は主にエピクロロヒドリンゴムから構成されることが良く、他の1種類以上の有機ゴムであるNBR、EPDM、SBR、CR等をブレンドしても構わない。無発泡層と発泡層とに主に使用するエピクロロヒドリンゴムとしては、例えば日本ゼオン(株)製の各々体積抵抗値の違うGechron 1100、Gechron 3100、Gechron 3101、Gechron 3102、Gechron 3103、Gechron 3105、Gechron 3106等を使用し、狙いとする電圧依存性を得るために2種類以上のグレードを組合せて使用してもよい。
弾性層20Bに含有する導電剤としては、電子導電剤やイオン導電剤が用いられるが、転写装置20の電圧依存性を2.2以下に調整する観点から、イオン導電剤を用いることが良い。
電子導電剤の例としては、ケッチェンブラック、アセチレンブラック等のカーボンブラック;熱分解カーボン、グラファイト;アルミニウム、銅、ニッケル、ステンレス鋼等の各種金属又は合金;酸化スズ、酸化インジウム、酸化チタン、酸化スズ−酸化アンチモン固溶体、酸化スズ−酸化インジウム固溶体等の各種金属酸化物;絶縁物質の表面を導電化処理したもの;などの粉末が挙げられる。
イオン導電剤の例としては、テトラエチルアンモニウム、ラウリルトリメチルアンモニウム等の過塩素酸塩、塩素酸塩等;リチウム、マグネシウム等のアルカリ金属、アルカリ土類金属の過塩素酸塩、塩素酸塩等;が挙げられる。これらの導電剤は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
弾性層20Bの硬度は、アスカーC硬度で15°以上90°以下の範囲が挙げられる。また、弾性層20Bの厚みは、転写装置20の外周面が像保持体12や記録媒体Pに接触配置されたときの変形が十分であり接触部分が安定形成されると共に、装置の小型化の観点から、1.5mm以上7mm以下の範囲や、2mm以上5mm以下の範囲が挙げられる。
この弾性層20Bは、芯体20A上に直接または上記接着層等を介して形成された後に、弾性層表面を研磨して、形状や外径を調整してもよい。研磨方法としては、特に制限はないが、円筒研磨(トラバース、プランジ)法、センタレス研磨法等、公知の方法が利用される。
ここで、上述のように、本実施の形態の転写装置20の転写電圧に対する電圧依存性は、2.2以下とされている。
この電圧依存性を2.2以下となるように調整する方法としては、弾性層20Bを構成する材料の種類や、弾性層20Bに含まれる電子導電剤やイオン導電剤の種類や含有量の調整が挙げられる。
なお、弾性層20Bに含まれる導電剤としては、電子導電剤を用いるより、イオン導電性ゴムやイオン導電剤を用いる方が電圧依存性の理由から良い。電子導電剤を用いる場合には、分散が均一化しにくいため、導電剤分散性向上が図れるよう、導電性の低い導電剤を多量に用いることがよい。
以上説明したように、本実施の形態の画像形成装置10では、転写装置20の転写電圧に対する抵抗の電圧依存性を2.2以下とし、且つ、像保持体12の下引層62に金属酸化物粒子を含有させることで、連鎖状の白抜けの抑制と、記録媒体Pの端面の汚れ抑制と、の双方が実現される、と考えられる。
以下、本実施の形態の画像形成装置を実施例によって具体的に説明するが、これらの実施例によって限定されるものではない。また、以下において特に指定のない場合「部」は「質量部」を表し、「%」は「質量%」を表す。
<転写装置1〜転写装置5の作製>
−転写装置1の作製−
−弾性層の形成−
・エピクロロヒドリンゴム(商品名:3106、日本ゼオン社製) 30質量部
・)アクリルニトリル−ブタジエンゴム(商品名:DN401LL 日本ゼオン社製) 70質量部
・炭酸カルシウム(商品名:ホワイトンSB、白石カルシウム社製) 5質量部
発泡剤(商品名:N1000#S 永和化学社製)5
・加硫促進剤(ステアリン酸、日油社製) 1質量部
・加硫剤:硫黄(商品名:パルノックR、大内新興化学社製) 1質量部
・加硫促進剤:チウラム系(商品名:ノクセラーTET−G、大内新興化学社製)
2質量部
・加硫促進剤:チアゾール系(商品名:ノクセラーDM−P、大内新興化学社製)
1.5質量部
上記弾性層の形成材料の内の、エピクロロヒドリンゴムを、12インチのオープンロールで3分間素練りを行った後に、該オープンロールの回転中に、上記弾性層の形成材料の内の、発泡剤、炭酸カルシウム、イオン導電剤を除々に添加し、最後に上記加硫剤と、上記2種類の加硫促進剤と、を混入した後5分間混練することで、生ゴムを調整した。
芯体として、直径8mm、長さ310mm、材質SUM24Lのシャフト(円柱状の部材)の表面に、ニッケルメッキ及びクロメート処理を施したものを用意した。
7mmの内径を持つ円筒状に、ダミー芯を用いて押し出し機により成型し、150℃にて加硫した。
加硫後、上記芯体を圧入し4時間放置した。その後、砥石粒度60番を搭載したトラバース研削盤で、このロール部材の直径(外径)をΦ14mmに仕上げた。この弾性層の体積抵抗率は、22℃、55%RHの環境下で3×10Ω・cmであった。
これによって、転写装置1を作製した。
この作製した転写装置1の電圧依存性を測定したところ、1.6であった。
この電圧依存性の測定は、図3を用いて説明した測定装置21を用いて行った。
詳細には、像保持体12の形成に用いる基材60と同じ部材として、直径(外径)30mm、長さ310mm、厚み1mmのアルミニウムから構成された円筒状の部材を用意した。そして、転写装置20を、該円筒状の部材40へ、該転写装置20を搭載する画像形成装置(富士ゼロックス社製、DocuCenter Color−III 4000 a450)における転写装置20と像保持体12との線圧と同じとなるように、片側800gfのばね加重で押しつけた。これによって、円筒状の部材40の回転(図3中、矢印A方向)に伴って転写装置20が回転(図3中、矢印B方向)するように配置した。
そして、温度22℃湿度55%RHの環境下に24時間放置した後に、該環境下で、円筒状の部材40を線速度300mm/sで回転させて(このとき、転写装置20についても従動回転されていた)、電圧印加装置42から円筒状の部材40と転写装置20との間に1kVの電圧を印加してから2秒後から3秒間に電流測定装置44によって測定された電流値と、該印加電圧(1kV)と、から、上記式(1)におけるR1(1kVの転写電圧が印加されたときの抵抗値)を求めた。
また、該温度22℃湿度55%RHの環境下で、円筒状の部材40を線速度300mm/sで回転させて(転写装置20についても従動回転させた状態)、電圧印加装置42から円筒状の部材40と転写装置20との間に2kVの電圧を印加してから2秒後から3秒間に電流測定装置44によって測定された電流値と、該印加電圧(2kV)と、から、上記式(1)におけるR2(2kVの転写電圧が印加されたときの抵抗値)を求めた。
そして、これらのR1及びR2の値から、式(1)(R1/R2)を算出することによって、転写装置1の電圧依存性を求めた。
−転写装置2の作製−
上記転写装置1の作製において、該転写装置1における弾性層で用いたエピクロロヒドリンゴム(商品名:3106、日本ゼオン社製)に代えて、エピクロロヒドリンゴム(商品名:EPION301 ダイソー社製)を用い、アクリルニトリル−ブタジエンゴム(商品名:DN401LL 日本ゼオン社製)に代えてアクリルニトリル−ブタジエンゴム(商品名:DN401 日本ゼオン社製)とした以外は、転写装置1と同じ材料、同じ構成、同じ含有量、及び同じ製法で、転写装置2を作製した。
作製した転写装置2の電圧依存性を転写装置1と同じ方法で測定したところ、1.8であった。
−転写装置3の作製−
上記転写装置1の作製において、該転写装置1における弾性層で用いたエピクロロヒドリンゴム(商品名:3106、日本ゼオン社製)に、カーボンブラック(商品名:FW200 キャボットジャパン社製)35質量部を追加し、エピクロロヒドリンゴム25質量部、アクリルニトリル-ブタジエンゴム75質量部とした以外は、転写装置1と同じ材料、同じ構成、同じ含有量、及び同じ製法で、転写装置3を作製した。
作製した転写装置3の電圧依存性を転写装置1と同じ方法で測定したところ、2.2であった。
−転写装置4の作製−
上記転写装置1の作製において、該転写装置3のカーボンブラック(商品名:FW200 キャボットジャパン社製)に代えてカーボンブラック(商品名:FW1 キャボットジャパン社製)25質量部とした以外は、転写装置3と同じ材料、同じ構成、同じ含有量、及び同じ製法で、転写装置4を作製した。
作製した転写装置4の電圧依存性を転写装置1と同じ方法で測定したところ、3.0であった。
−転写装置5の作製−
上記転写装置4の作製において、該転写装置4におけるエピクロロヒドリンゴムを15質量部、アクリルニトリル−ブタジエンゴム75質量部、カーボンブラック35としたの質量部とした以外は、転写装置4と同じ材料、同じ構成、同じ含有量、及び同じ製法で、転写装置5を作製した。
作製した転写装置5の電圧依存性を転写装置1と同じ方法で測定したところ、5.2であった。
<像保持体1〜像保持体5の作製>
―像保持体1の作製−
まず、基材60として、直径(外径)30mm、長さ310mm、厚み1mmのアルミニウムから構成された基材を用意した。
次に、下引層62用の塗布液を調整した。まず、酸化亜鉛:(平均一次粒子径70nm:テイカ社製:比表面積値15m/g)100質量部をテトラヒドロフラン500質量部と攪拌混合し、シランカップリング剤(KBM603:信越化学社製)1.25質量部を添加し、2時間攪拌した。その後テトラヒドロフランを減圧蒸留にて留去し、120℃で3時間)焼き付けを行い、シランカップリング剤で表面処理された酸化亜鉛を、金属酸化物粒子として調整した。
そして、上記金属酸化物粒子、162質量部と、受容性化合物としてのアリザリン14.5質量部と、硬化剤(ブロック化イソシアネート(スミジュール3175:住友バイエルンウレタン社製))13.5質量部と、ブチラール樹脂(エスレックBM−1:積水化学社製)15質量部と、をメチルエチルケトン85質量部に溶解した溶液38質量部と、メチルエチルケトン25質量部とを混合し、1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて2時間の分散を行い、分散液を得た。得られた分散液に触媒としてジオクチルスズジラウレート0.005質量部、シリコーン樹脂粒子(トスパール145:GE東芝シリコーン社製)4.0質量部を添加し、下引層62用の塗布液を調整した。
調整した下引層62用の塗布液を、浸漬塗布法にて、上記基材(直径30mm、長さ310mm、厚み1mmのアルミニウム製の基材)上に塗布し、170℃、40分の乾燥硬化を行い厚さ25μmの下引層62を得た。
この下引層62に含まれる金属酸化物粒子の含有率(体積%)を、 走査型電子顕微鏡にて断面観察し、断面単位面積に含まれる金属酸化物粒子の数をもとめ、その値から単位体積当たりの数をもとめ、さらに、断面の単位面積に含まれる各金属酸化物粒子の円相当直径を求め、その値から単位面積に含まれる粒子の平均直径を求め、そこから、単位体積当たりの粒子の数と平均直径から求めた合計体積と膜の単位体積との比から膜に含まれる金属酸化物粒子の含有率(体積%)を求めたところ、50体積%であった。
また、上述のように、該下引層62に含まれる受容性化合物の量は、7質量%であった。
次に、下引層62上に感光層を形成した。まず、電荷発生物質としてのCukα線を用いたX線回折スペクトルのブラッグ角度(2θ±0.2°)が少なくとも7.3゜,16.0゜,24.9゜,28.0゜の位置に回折ピークを有するヒドロキシガリウムフタロシアニン15質量部、結着樹脂としての塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂(VMCH、日本ユニカー社製)10質量部、酢酸n−ブチル200質量部からなる混合物を、1mmφのガラスビーズを用いてサンドミルにて4時間分散した。得られた分散液に酢酸n−ブチル175質量部、メチルエチルケトン180質量部を添加し、攪拌して電荷発生層用の塗布液を得た。この電荷発生層用の塗布液を下引層62上に浸漬塗布し、常温で乾燥して、厚みが0.2μmの電荷発生層65を形成した。
次に、4フッ化エチレン樹脂粒子1質量部及びフッ素系グラフトポリマー0.02質量部とテトラヒドロフラン5質量部、トルエン2質量部とともに十分攪拌混合し、4フッ化エチレン樹脂粒子懸濁液を得た。次に電荷輸送物質としてN,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−[1,1’]ビフェニル−4,4’−ジアミン4質量部、ビスフェノールZ型ポリカーボネート樹脂(粘度平均分子量40,000)6質量部、テトラヒドロフラン23質量部、トルエン10質量部に混合溶解した後、前記4フッ化エチレン樹脂粒子懸濁液を加えて攪拌混合した後、微細な流路を持つ貫通式チャンバーを装着した高圧ホモジナイザー(ナノマイザー株式会社製、商品名LA−33S)を用いて、400Kgf/cmまで昇圧しての分散処理を6回繰り返し、4フッ化エチレン樹脂粒子分散液を得た。さらに、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール0.2質量部を混合して電荷輸送層66用の塗布液を得た。この塗布液を電荷発生層65上に塗布して115℃で40分間乾燥し、膜厚32μmの電荷輸送層66を形成した。これによって、像保持体1を作製した。
―像保持体2の作製−
上記像保持体1の作製において、該像保持体1の下引層62用の塗布液における、金属酸化物粒子の含有量を303質量部とし、且つ該塗布液における受容性化合物(アリザリン)の含有量を25.2質量部とした以外は、像保持体1と同じ材料、同じ構成、同じ含有量、及び同じ製法で、像保持体2を作製した。
作製した像保持体2の下引層62に含まれる金属酸化物粒子の含有率(体積%)を、像保持体1と同じ条件及び方法で測定したところ、60%であった。
また、上述のように、該下引層62に含まれる受容性化合物の量は、7質量%であった。
―像保持体3の作製−
上記像保持体1の作製において、該像保持体1の下引層62用の塗布液における、金属酸化物粒子の含有量を58.7質量部とし、且つ該塗布液における受容性化合物(アリザリン)の含有量を6.8質量部とした以外は、像保持体1と同じ材料、同じ構成、同じ含有量、及び同じ製法で、像保持体3を作製した。
作製した像保持体3の下引層62に含まれる金属酸化物粒子の含有率(体積%)を、像保持体1と同じ条件及び方法で測定したところ、30%であった。
また、上述のように、該下引層62に含まれる受容性化合物の量は、7質量%であった。
―像保持体4の作製−
上記像保持体1の作製において、該像保持体1の下引層62用の塗布液における、金属酸化物粒子の含有量を12.4質量部とし、且つ該塗布液における受容性化合物(アリザリン)の含有量を0質量%とした以外は、像保持体1と同じ材料、同じ構成、同じ含有量、及び同じ製法で、像保持体4を作製した。
作製した像保持体4の下引層62に含まれる金属酸化物粒子の含有率(体積%)を、像保持体1と同じ条件及び方法で測定したところ、10%であった。
また、上述のように、該下引層62に含まれる受容性化合物の量は、0質量%であった。
―像保持体5の作製−
上記像保持体1の作製において、該像保持体1の下引層62用の塗布液における、金属酸化物粒子の含有量を0質量部とし、且つ該塗布液における受容性化合物(アリザリン)の含有量を2.44質量部とした以外は、像保持体1と同じ材料、同じ構成、同じ含有量、及び同じ製法で、像保持体5を作製した。
作製した像保持体5の下引層62に含まれる金属酸化物粒子の含有率(体積%)を、像保持体1と同じ条件及び方法で測定したところ、0%であった。
また、上述のように、該下引層62に含まれる受容性化合物の量は、7質量%であった。
(実施例1〜実施例12,比較例1〜比較例13)
上記調整した像保持体1〜像保持体5、及び転写装置1〜転写装置5の各々を、表1〜表2に示す組合せで、画像形成装置(富士ゼロックス社製、DocuCenter Color−III 4000 a450に搭載し、画質劣化の現れやすい両面プリントで、A4サイズの記録媒体(富士ゼロックスインターフィールド社製、商品名 P紙、秤量64g/m)の長尺方向が該記録媒体の搬送方向と一致するようにして、該記録媒体の全面に30%濃度のハーフトーン画像を連続して100枚に形成する走行試験を行った。
なお、この走行試験において、像保持体の帯電装置による帯電電位は、−650Vであり、露光装置による露光電位は−250Vであり、現像装置による現像電位は−450Vに設定した。また、転写装置へは、12μA/100mm/sの転写電流を供給した。
また、上記走行試験は、上記画像形成装置を改造し、像保持体及び転写装置の外周面の線速度(プロセススピード)200mm/s,300mm/s,400mm/s,500mm/sの各々について行った。
―連鎖状の白抜け評価―
上記走行試験において、100枚目に形成された画像について、連鎖状の白抜けの有無を評価した。評価基準は、以下の通りとした。評価結果を表1〜表2に示した。
G0:用紙全面に渡って連鎖状の白抜けが見られない場合
G1:用紙先端と/または後端を除き連鎖状の白抜けが見られない場合
G2:用紙1/3以内で連鎖状の白抜けが見られる場合
G3:用紙1/3以上で連鎖状の白抜けが見られる場合
―記録媒体の端面の汚れ評価―
上記走行試験において、1枚目〜100枚目の各々の記録用紙の端面の汚れを評価した。評価基準は、以下の通りとした。評価結果を表1〜表2に示した。
G0:端面の汚れがない場合
G1:端面の汚れが端2mm以内に限定される場合
G2:端面の汚れが端2mm以上5mm以内の場合
G3:端面の汚れが端5mm以上の場合
Figure 2011081073
Figure 2011081073
表1〜表2に示すように、下引層へ金属酸化物粒子が含有され、且つ転写装置の電圧依存性が2.2以下である実施例1〜実施例12では、下引層へ金属酸化物が含有されていない、または転写装置の電圧依存性が2.2を超える比較例1〜比較例13に比べて、像保持体及び転写装置の外周面の線速度が200mm/sの低速から500mm/sの高速に到るまで、連鎖状の白抜けの発生及び記録媒体の端面の汚れの双方が抑制されていた。
また、実施例1〜実施例12の中でも、電圧依存性が1.8以下である実施例1,実施例2,実施例4,実施例5,実施例7,実施例8,実施例10,及び実施例11では、電圧依存性が1.8を超え2.2以下である実施例3,実施例6,実施例9,及び実施例12に比べて、更に、連鎖状の白抜けを発生させにくくする、という結果が得られた。
また、実施例1〜実施例12の中でも、金属酸化物粒子の含有量が30体積%以上60体積%以下である実施例1〜9は、該含有量が該範囲外である実施例10〜12に比べて、更に高速においても連鎖状の白抜けと端面の汚れがともに軽減される(G1以下)、という結果が得られた。
10 画像形成装置
12 像保持体
15 帯電装置
16 露光装置
18 現像装置
20 転写装置
26 定着装置
60 基材
62 下引層
63 感光層

Claims (3)

  1. 基体上に、金属酸化物粒子を含む下引層と、感光層と、を有する像保持体と、
    前記像保持体を帯電する帯電装置と、
    前記帯電装置により帯電された前記像保持体上に静電潜像を形成する潜像形成装置と、
    前記像保持体上に形成された静電潜像をトナーにより現像する現像装置と、
    下記式(1)によって示される電圧依存性が2.2以下であり、前記現像装置によって前記像保持体上に形成されたトナー像を記録媒体へ転写する転写装置と、
    を備えた画像形成装置。
    P=R1/R2 (1)
    (式(1)中、Pは、前記転写装置の転写電圧に対する抵抗の電圧依存性を示し、R1は、温度22℃湿度55%RHで1kVの転写電圧が印加されたときの前記転写装置の抵抗値を示し、R2は、温度22℃湿度55%RHで2kVの転写電圧が印加されたときの前記転写装置の抵抗値を示す。)
  2. 前記下引層における前記金属酸化物粒子の含有量が30体積%以上60体積%以下である請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写装置の前記電圧依存性が1.8以下である請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
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