JP2011075468A - 検体検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】メンテナンスを行う操作者により最適値が設定された設定データを用いてユーザが検査することができ、情報の出力に関する設定データは、ユーザによって変更された設定データを有効な設定データとして検査することが可能な検体検査装置を提供する。
【解決手段】入力を受け付けた識別情報が、メンテナンスを行う操作者に付与される第1の使用権限に対応する識別情報である場合、測定機構の動作を制御する設定データ及び情報の出力に関する設定データの入力を受け付け、入力を受け付けた識別情報が、検体検査を行う操作者に付与される第2の使用権限に対応する識別情報である場合、情報の出力に関する設定データのみの入力を受け付ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、血液、尿等の検体の検査を実行する検体検査装置に関する。
従来、複数の異なる使用権限に応じて分析条件を変更することが可能な分析装置が知られている。例えば特許文献1には、ユーザIDに対応して異なる使用権限を記憶し、使用権限に応じて分析条件の一時的変更及び恒常的変更の権限を許可する分析装置が開示されている。
特許文献1に開示されている分析装置は、使用権限をR1、R2及びR3の3つに分類し、使用権限R1には分析条件の一時的変更及び恒常的変更の権限を付与し、使用権限R2には分析条件の一時的変更の権限のみを付与する。使用権限R3には分析条件の変更の権限は付与されない。使用権限R1は、ユーザ(分析を行う操作者)に割り振られる使用権限であり、使用権限R2は、メンテナンスを行うサービス担当者(メンテナンスを行う操作者)に割り振られる使用権限である。したがって、特許文献1に開示されている分析装置では、ユーザのみが分析条件の恒常的変更を行うことができ、サービス担当者は分析条件の恒常的変更を行うことができず、一時的変更のみを行うことが可能となっている。
特開2004−309249号公報
しかし、特許文献1に開示されている分析装置のように、サービス担当者が分析条件を一時的にしか変更できない場合、例えばメンテナンス作業を実行する時点で設定データを最適値に設定しているにもかかわらず、ユーザが分析を実行する時点では元のままの設定データを用いることになる。したがって、ユーザは、分析を実行する時点で、メンテナンス作業時に設定された最適値へ再度設定し直す必要が生じ、煩雑な作業を強いられるという問題点があった。
一方、分析装置における設定データには、情報の出力に関する設定データのように、最適な値が存在せず、ユーザが用途、状況等に応じて適宜変更するべき設定データも存在する。斯かる設定データについては、たとえメンテナンス作業時に変更された場合であっても、変更された設定データがユーザによる分析装置の操作時に反映されることは好ましくない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、メンテナンスを行う操作者により最適値が設定された設定データについては、ユーザによる装置の動作時にも有効な設定データとして反映させつつ、情報の出力に関する設定データについては、たとえメンテナンスを行う操作者によって設定データが変更された場合であっても、ユーザによる装置の動作時には、ユーザによって変更された設定データを有効な設定データとして反映させることが可能な検体検査装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1発明に係る検体検査装置は、複数の使用権限ごとに入力を受け付けて記憶してある設定データに基づいて動作を行う検体検査装置であって、検体を測定するための測定機構と、操作者を識別する識別情報の入力を受け付ける識別情報受付手段と、複数の設定データを記憶する設定データ記憶部と、該設定データ記憶部に記憶された設定データのうち、前記測定機構の動作を制御する設定データの入力を受け付ける第1設定データ受付手段と、前記設定データ記憶部に記憶された設定データのうち、情報の出力に関する設定データの入力を受け付ける第2設定データ受付手段と、前記識別情報に基づいて設定データの入力受付動作を制御する動作制御部とを備え、前記動作制御部は、前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、メンテナンスを行う操作者に付与される第1の使用権限に対応する識別情報である場合、前記第1設定データ受付手段及び前記第2設定データ受付手段により設定データの入力を受け付け、前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、検体検査を行う操作者に付与される第2の使用権限に対応する識別情報である場合、前記第2設定データ受付手段のみによって設定データの入力を受け付けることを特徴とする。
また、第2発明に係る検体検査装置は、第1発明において、前記設定データ記憶部は、前記測定機構の検体測定により得られた測定データを分析する条件に関する設定データを記憶しており、前記測定機構の検体測定により得られた測定データを分析する条件に関する設定データの入力を受け付ける第3設定データ受付手段をさらに備え、前記動作制御部は、前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、管理者に付与される第3の使用権限に対応する識別情報である場合、前記第3設定データ受付手段により設定データの入力を受け付け、前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、前記第1の使用権限及び前記第2の使用権限に対応する識別情報である場合、前記第3設定データ受付手段による設定データの入力を受け付けないことを特徴とする。
また、第3発明に係る検体検査装置は、第1又は第2発明において、前記第2設定データ受付手段は、さらに前記設定データ記憶部に記憶された設定データのうち、測定機構の測定を中断させる条件に関する設定データの入力を受け付けることを特徴とする。
また、第4発明に係る検体検査装置は、第1乃至第3発明のいずれか1つにおいて、前記第1設定データ受付手段に対応する第1入力受付画面を表示し、前記第2設定データ受付手段に対応する第2入力受付画面を表示する表示部を備えることを特徴とする。
また、第5発明に係る検体検査装置は、第4発明において、前記動作制御部は、前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、前記第2の使用権限に対応する識別情報である場合、前記表示部にて前記第1入力受付画面の表示を制限することを特徴とする。
また、第6発明に係る検体検査装置は、第2発明において、前記表示部は、前記第3設定データ受付手段に対応する第3入力受付画面を表示することを特徴とする。
また、第7発明に係る検体検査装置は、第6発明において、前記動作制御部は、前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、前記第1の使用権限及び前記第2の使用権限に対応する識別情報である場合、前記表示部にて前記第3入力受付画面の表示を制限することを特徴とする。
また、第8発明に係る検体検査装置は、第6又は第7発明において、前記動作制御部は、前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、前記第2の使用権限及び前記第3の使用権限に対応する識別情報である場合、前記表示部にて前記第1入力受付画面の表示を制限することを特徴とする。
次に、上記目的を達成するために、第9発明に係る検体検査装置は、複数の使用権限ごとに入力を受け付けて記憶してある設定データに基づいて動作を行う検体検査装置であって、検体を測定するための測定機構と、操作者を識別する識別情報の入力を受け付ける識別情報受付手段と、前記測定機構の動作を制御する設定データを記憶する第1記憶部と、情報の出力に関する設定データを記憶する第2記憶部と、前記識別情報に基づいて、使用権限ごとに入力を受け付けた設定データの記憶動作を制御する動作制御部とを備え、前記動作制御部は、前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、メンテナンスを行う操作者に付与される第1の使用権限に対応する識別情報である場合、入力を受け付けた設定データを前記第1記憶部に記憶し、前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、検体検査を行う操作者に付与される第2の使用権限に対応する識別情報である場合、入力を受け付けた設定データを前記第2記憶部に記憶することを特徴とする。
また、第10発明に係る検体検査装置は、第9発明において、情報の出力に関する設定データを記憶する第3記憶部をさらに備え、前記動作制御部は、前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、前記第1の使用権限に対応する識別情報である場合、入力を受け付けた情報の出力に関する設定データを前記第3記憶部に記憶することを特徴とする。
また、第11発明に係る検体検査装置は、第10発明において、前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、前記第1の使用権限に対応する識別情報である場合、前記第1記憶部及び前記第3記憶部に記憶されている設定データを読み出すことを特徴とする。
次に、上記目的を達成するために、第12発明に係る検体検査装置は、複数の使用権限によって動作することが可能な検体検査装置であって、検体を測定するための測定機構と、操作者を識別するための識別情報の入力を受け付ける識別情報受付手段と、装置を動作させるために用いられる複数の設定データを記憶する設定データ記憶部と、該設定データ記憶部に記憶された設定データのうち、前記測定機構の動作を制御する設定データの入力を受け付ける第1設定データ受付手段と、前記設定データ記憶部に記憶された設定データのうち、情報の出力に関する設定データの入力を受け付ける第2設定データ受付手段と、装置の動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、メンテナンスを行う操作者に付与される第1の使用権限に対応する識別情報である場合、前記第1設定データ受付手段及び前記第2設定データ受付手段による設定データの入力の受け付けを許可し、前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、検体検査を行う操作者に付与される第2の使用権限に対応する識別情報である場合、前記第1設定データ受付手段による設定データの入力の受け付けを禁止し、前記第2設定データ受付手段による設定データの入力の受け付けを許可し、前記第1設定データ受付手段により入力を受け付けてある設定データと、入力を受け付けた識別情報に対応する操作者によって前記第2設定データ受付手段により入力を受け付けた設定データとに基づいて装置を動作させることを特徴とする。
また、第13発明に係る検体検査装置は、第12発明において、前記制御部は、前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、前記第1の使用権限に対応する識別情報である場合、入力を受け付けた識別情報に対応する操作者によって、前記第1設定データ受付手段により入力を受け付けた設定データと、前記第2設定データ受付手段により入力を受け付けた設定データとに基づいて装置を動作させることを特徴とする。
第1発明、第12発明及び第13発明では、メンテナンスを行う操作者には、測定機構の動作を制御する設定データ及び情報の出力に関する設定データを入力することが可能な第1の使用権限が付与されている。検体検査を行う操作者には、情報の出力に関する設定データを入力することが可能な第2の使用権限が付与されている。第1の使用権限に対応する識別情報の入力を受け付けた場合には、メンテナンスを行う操作者により入力された測定機構の動作を制御する設定データ及び情報の出力に関する設定データに基づいて動作を行う。第2の使用権限に対応する識別情報の入力を受け付けた場合には、検体検査を行う操作者により入力された情報の出力に関する設定データ及びメンテナンスを行う操作者により入力された測定機構の動作を制御する設定データに基づいて動作を行う。
したがって、メンテナンスを行う操作者が測定機構の動作を制御する設定データを最適な値に設定した場合、検体検査を行う操作者による装置動作時には、メンテナンスを行う操作者が入力した測定機構の動作を制御する設定データを有効な設定データとして反映させることができる。そのため、検体検査を行う操作者は、メンテナンスを行う操作者により入力された最適な設定データを再度設定し直す必要がない。
また、検体検査を行う操作者が装置を動作させる場合には、情報の出力に関する設定データは、検体検査を行う操作者により入力された設定データを有効な設定データとして反映させる。そのため、たとえメンテナンスを行う操作者が情報の出力に関する設定データを変更していた場合であっても、検体検査を行う操作者による装置の動作時には、検体検査を行う操作者が入力した情報の出力に関する設定データを有効な設定データとして反映させることができる。
また、検体検査を行う操作者により、測定機構の動作を制御する設定データの入力を受け付けることができないので、メンテナンスを行う操作者以外の操作者が不用意に測定機構の動作を制御する設定データを変更したことによる装置の動作の不具合の発生を未然に防止することが可能となる。
第2発明では、管理者には、測定機構の検体測定により得られた測定データを分析する条件に関する設定データを入力することが可能な第3の使用権限が付与されている。管理者が装置を動作させる場合、測定データを分析する条件に関する設定データの入力を受け付け、管理者以外の操作者が装置を動作させる場合、測定データを分析する条件に関する設定データの入力を受け付けることができない。したがって、測定データを分析する条件に関する設定データは管理者のみによる入力を受け付けることができ、管理者以外の操作者が、不用意に測定データを分析する条件に関する設定データを変更することによる、検査結果の信頼性の低下を未然に回避することが可能となる。
第3発明では、測定機構の測定を中断させる条件に関する設定データの入力を受け付ける。これにより、メンテナンスを行う操作者により測定機構の測定を中断させる条件に関する設定データが変更された場合であっても、検体検査を行う操作者は、自らの所望する条件において測定機構の測定を中断するよう入力することが可能となる。
第4発明では、表示部に表示されている第1入力受付画面から測定機構の動作を制御する設定データを入力することができ、第2入力受付画面から情報の出力に関する設定データを入力することができ、利便性が向上する。
第5発明では、検体検査を行う操作者が装置を動作させる場合には、測定機構の動作を制御する設定データを入力することが可能な第1入力受付画面の表示を制限する。これにより、検体検査を行う操作者による測定機構の動作を制御する設定データの入力を受け付けないようにすることができる。
第6発明では、表示部に表示されている第3入力受付画面から測定データを分析する条件に関する設定データを入力することができ、利便性が向上する。
第7発明では、メンテナンスを行う操作者が装置を動作させる場合、及び検体検査を行う操作者が装置を動作させる場合には、測定データを分析する条件に関する設定データを入力することが可能な第3入力受付画面の表示を制限する。これにより、管理者以外の操作者による測定データを分析する条件に関する設定データの入力を受け付けないようにすることができる。
第8発明では、検体検査を行う操作者が装置を動作させる場合、及び管理者が装置を動作させる場合、測定機構の動作を制御する設定データを入力することが可能な第1入力受付画面の表示を制限する。これにより、メンテナンスを行う操作者以外の操作者による測定機構の動作を制御する設定データの入力を受け付けないようにすることができる。
第9発明では、第1発明と同様に、メンテナンスを行う操作者には、測定機構の動作を制御する設定データ及び情報の出力に関する設定データを入力することが可能な第1の使用権限が付与されている。検体検査を行う操作者には、情報の出力に関する設定データを入力することが可能な第2の使用権限が付与されている。第1の使用権限に対応する識別情報の入力を受け付けた場合には、メンテナンスを行う操作者により入力された測定機構の動作を制御する設定データ及び情報の出力に関する設定データに基づいて動作を行う。第2の使用権限に対応する識別情報の入力を受け付けた場合には、検体検査を行う操作者により入力された情報の出力に関する設定データ及びメンテナンスを行う操作者により入力された測定機構の動作を制御する設定データに基づいて動作を行う。
したがって、メンテナンスを行う操作者が測定機構の動作を制御する設定データを最適な値に設定した場合、検体検査を行う操作者による装置の動作時には、メンテナンスを行う操作者が入力した測定機構の動作を制御する設定データを有効な設定データとして反映させることができる。そのため、検体検査を行う操作者は、メンテナンスを行う操作者により入力された最適な設定データを再度設定し直す必要がない。
また、検体検査を行う操作者が装置を動作させる場合には、情報の出力に関する設定データは、検体検査を行う操作者により入力された設定データを有効な設定データとして反映させる。そのため、たとえメンテナンスを行う操作者が情報の出力に関する設定データを変更していた場合であっても、検体検査を行う操作者による装置の動作時には、検体検査を行う操作者が入力した情報の出力に関する設定データを有効な設定データとして反映させることができる。
また、検体検査を行う操作者により、測定機構の動作を制御する設定データの入力を受け付けることができないので、メンテナンスを行う操作者以外の操作者が不用意に測定機構の動作を制御する設定データを変更したことによる装置の動作の不具合の発生を未然に防止することが可能となる。
なお、第9発明では、メンテナンスを行う操作者による入力を受け付けた測定機構の動作を制御する設定データを第1記憶部に記憶し、検体検査を行う操作者により入力を受け付けた情報の出力に関する設定データを第2記憶部に記憶している。そして、検体検査を行う操作者が装置を動作させる場合、第1記憶部と第2記憶部とに記憶されている設定データに基づいて装置を動作させる。このように記憶部を複数に分割し、特定の操作者により入力された設定データが記憶される記憶部と、特定の操作者が装置を動作させる場合に入力された設定データが記憶される記憶部とを予め決めておくことにより、ある設定データがいずれの操作者により入力された設定データであるかを判別する処理が不要となる。
第10発明では、メンテナンスを行う操作者により入力を受け付けた情報の出力に関する設定データは、第3記憶部に記憶される。したがって、検体検査を行う操作者により入力を受け付けた情報の出力に関する設定データとメンテナンスを行う操作者により入力を受け付けた情報の出力に関する設定データとを記憶部ごとに明確に区別することができる。
第11発明では、メンテナンスを行う操作者が装置を動作させる場合、第1記憶部及び第3記憶部に記憶されている設定データに基づいて装置を動作させる。これにより、情報の出力に関する設定データについては、使用権限に応じて第2記憶部又は第3記憶部に記憶してある設定データを読み出せば良く、読み出す設定データがメンテナンスを行う操作者により入力された設定データであるか、検体検査を行う操作者により入力された設定データであるかを判別する必要がない。
上記構成によれば、メンテナンスを行う操作者により最適値が設定された設定データについては、検体検査を行う操作者による装置の動作時にも有効な設定データとして反映させつつ、情報の出力に関する設定データについては、たとえメンテナンスを行う操作者によって設定データが変更されていた場合であっても、検体検査を行う操作者による装置の動作時には、検体検査を行う操作者により変更された設定データを有効な設定データとして反映することが可能な検体検査装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る検体検査装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る検体検査装置の情報処理装置をCPU等による制御部を用いて構成した場合の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る検体検査装置の設定データと使用権限との関係を示す設定データテーブルの構成を示す例示図である。 本発明の実施の形態に係る検体検査装置の情報処理装置の制御部の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る検体検査装置の情報処理装置の起動時に表示部に表示されるログイン画面の例示図である。 本発明の実施の形態に係る検体検査装置の情報処理装置の制御部の、図4のステップS404における処理手順を示すフローチャートである。 サービスマン権限において表示部に表示されるメニュー画面の例示図である。 サービスアイコンの選択を受け付けた場合に表示部に表示されるサービスメニュー画面の例示図である。 感度調整データの入力受付画面の例示図である。 IPU設定画面の例示図である。 測定部設定画面の例示図である。 本発明の実施の形態に係る検体検査装置の情報処理装置の制御部の、図4のステップS405における処理手順を示すフローチャートである。 管理者権限において表示部に表示されるメニュー画面の例示図である。 校正データの入力受付画面の例示図である。 フフラグ設定データの入力を受け付ける入力受付画面の例示図である。 本発明の実施の形態に係る検体検査装置の情報処理装置の制御部の、図4のステップS406における処理手順を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態に係る検体検査装置について、血液を試薬と混合して調製した測定試料について検査を行う血液検査装置を一例とし、図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る検体検査装置の全体構成を示す斜視図である。図1に示すように、本実施の形態に係る検体検査装置1は、測定部3と、測定部3の側面側に配置され、測定部3に電気的に接続されている情報処理装置5とで構成されている。測定部3は、筐体34の内部に、血液検体が収容されている検体容器100、100、・・・を取り込み、装置内部において、取り込まれた検体容器100、100、・・・に収容されている血液検体と試薬とを混合して測定試料を調製する。測定部3は、測定試料の物理量を測定し、測定データを取得する。測定部3は、取得した測定データを情報処理装置5に送信する。情報処理装置5は、測定部3から受信した測定データを分析し、血液検体に含まれる血液成分に関する分析結果を生成する。
測定部3の前方にはサンプラ4が備えてあり、検体容器100、100、・・・を搬送する。すなわち、血液検体が収容されている検体容器100、100、・・・は、検体ラック101に収容された状態で測定前ラック貯留部41に保持され、検体ラック101は、測定後にラック貯留部42へ横送りされる。
測定部3は、図示していないハンドを備えており、横送りされた検体ラック101から測定の対象となる血液検体が収容されている検体容器100をハンドによって装置内部へ取り込む。具体的には、測定後ラック貯留部42の手前に検体容器移送部355を備えており、検体容器移送部355上の検体容器セット部355aに、測定の対象となる血液検体が収容されている検体容器100をハンドによりセットする。測定部3は、セットされた検体容器100を装置内部へ取り込み、取り込まれた検体容器100に収容されている血液検体と試薬とを混合して測定試料を調製する。さらに測定部3は、測定試料を流すためのフローセルと、フローセルを流れる液流に対して光を照射する光源と、光源によって光が照射されることにより生じた光(散乱光又は蛍光)を受光する受光部とを内部に備え、公知のフローサイトメトリー法によって測定試料に含まれる血液成分に由来する信号を取得する。
図2は、本発明の実施の形態に係る検体検査装置1の情報処理装置5をCPU等による制御部を用いて構成した場合の構成を示すブロック図である。図2に示すように、情報処理装置5は、少なくとも、CPU(中央演算装置)等で構成される制御部(動作制御部)51、メモリ54、記憶装置55、I/Oインタフェース56、ビデオインタフェース57、可搬型ディスクドライブ58、通信インタフェース59及び上述したハードウェアを接続する内部バス60で構成されている。制御部51は、内部バス60を介して情報処理装置5の上述したようなハードウェア各部と接続されており、上述したハードウェア各部の動作を制御するとともに、記憶装置55に記憶されているコンピュータプログラム90に従って、測定部3の動作を制御する。
メモリ54は、SRAM、フラッシュメモリ等の揮発性メモリで構成され、コンピュータプログラム90の実行時にロードモジュールが展開され、コンピュータプログラム90の実行時に発生する一時的なデータ等を記憶する。
記憶装置55は、内蔵される固定型記憶装置(ハードディスク)等で構成されている。記憶装置55に記憶されているコンピュータプログラム90は、プログラム及びデータ等の情報を記録したDVD、CD−ROM等の可搬型記録媒体80から、可搬型ディスクドライブ58によりダウンロードされ、実行時には記憶装置55からメモリ54へ展開して実行される。もちろん、通信インタフェース59を介して外部コンピュータからダウンロードされたコンピュータプログラムであっても良い。
通信インタフェース59は内部バス60に接続されており、インターネット、LAN、WAN等の外部のネットワーク網に接続されることにより、外部のコンピュータ、測定部3等とデータ送受信を行うことが可能となっている。例えば上述した記憶装置55は、情報処理装置5に内蔵される構成に限定されるものではなく、通信インタフェース59を介して接続されている外部のストレージ等の外部記録媒体であっても良い。
本実施の形態では、情報処理装置5は、通信インタフェース59を介してホストコンピュータHCに接続されている。ホストコンピュータHCは、検体検査装置1によって検査が行われる検体に関する情報、例えば患者情報を一元管理するための情報管理装置である。ホストコンピュータHCは、検体検査装置1に対して測定オーダを送信し、情報処理装置5から検体の分析結果を取得する。
I/Oインタフェース56は、キーボード、タブレット等で構成される入力部53と接続されている。ビデオインタフェース57は、CRTモニタ、LCD等の表示部52と接続されている。
また、記憶装置55は、測定部3及び情報処理装置5による検体検査装置1の動作を制御する複数の設定データを記憶している。記憶装置55は、設定データとして、測定部3に設けられた測定機構の設定データ、情報処理装置5による情報出力の設定データ、及び情報処理装置5による測定データの分析の条件に関する設定データを記憶している。
なお、測定機構の設定データとは、光軸調整データ、ハンド位置調整データ、受光素子の感度調整データ等を含む測定機構の動作を制御するデータである。光軸調整データとは、測定部3の内部に備えた光源による照射光の光軸を調整するための設定データである。ハンド位置調整データとは、サンプラ4によって横送りされた検体ラック101から検体容器100を取り込む場合に、ハンドが検体容器100を把持する位置を上下方向に調整するための設定データである。受光素子の感度調整データとは、測定部3の内部に備えた受光部が光を受光したときに出力する信号のゲインを調整するための設定データである。
また、情報出力の設定データとは、情報処理装置5から外部へ情報を出力する場合の出力条件、出力形式等の情報の出力に関する設定データである。具体的には、情報処理装置5とホストコンピュータHCとの接続の有無及び通信条件を含む。
また、測定データの分析の条件に関する設定データとは、フラグ設定データ及び校正データ等を含む、情報処理装置5による測定データを分析する条件に関する設定データである。フラグ設定データとは、取得した分析結果が例えば異常値であることを示すフラグを分析結果に付すか否かを判断するための条件を定める設定データである。校正データとは、情報処理装置5が測定データを補正して分析結果を生成する場合に用いる補正率の設定データである。
さらに、記憶装置55は、操作者を識別する識別情報に対応付けて、検体検査装置1を操作する操作者に付与される使用権限に関する情報を記憶する使用権限情報記憶部551を備えている。本実施の形態に係る検体検査装置1においては、検体検査装置1のメンテナンスを行う操作者(例えばサービスマン)と、検体検査装置1を用いて検体検査を行う操作者(例えば検査技師)と、検体検査装置1の管理者とで異なる使用権限が付与されている。使用権限情報記憶部551は、メンテナンスを行う操作者の使用権限(以下、「サービスマン権限」という)、検体検査装置1を用いて検体検査を行う操作者の使用権限(以下、「ユーザ権限」という)、及び管理者の使用権限(以下、「管理者権限」という)のいずれかを、操作者を識別する識別情報に対応付けて記憶している。
本実施の形態の検体検査装置1では、使用権限に応じて、設定データの入力、変更及び設定データに基づく装置の動作において異なる制御を実行する。設定データと使用権限との関係について具体的に説明する。
図3は、本発明の実施の形態に係る検体検査装置1の設定データと使用権限との関係を示す設定データテーブルの例示図である。図3に示すように、設定データテーブルTBは、設定データを識別するIDを示すIDフィールドF1、設定データの種別を記憶する種別フィールドF2、設定データのパラメータを記憶するパラメータフィールドF3、設定データの入力を受け付けることが可能な使用権限を示すフラグ情報を記憶する入力フラグフィールドF4、いずれの使用権限において使用される設定データであるかを示すフラグ情報を記憶する使用フラグフィールドF5、及び設定データの入力が可能な操作者の識別情報を記憶する入力者IDフィールドF6を含んでいる。
IDフィールドF1には、個々の設定データを識別するためのIDが記憶されている。
種別フィールドF2には、「感度調整」、「ホストコンピュータ接続」といった設定データの種別を示す情報が記憶されている。
パラメータフィールドF3には、各設定データのパラメータが記憶されている。斯かるパラメータが設定データの具体的な数値、条件等を定めており、設定データの入力を受け付けた場合、受け付けた入力に応じてパラメータが更新される。
入力フラグフィールドF4には、設定データごとに入力を受け付けることが可能な使用権限を示すフラグ情報が記憶されている。具体的には、サービスマン権限によって入力を受け付けることができる設定データにはフラグ“M”が付され、管理者権限によって入力を受け付けることができる設定データにはフラグ“A”が付され、ユーザ権限によって入力を受け付けることができる設定データにはフラグ“Y”が付されている。
使用フラグフィールドF5には、設定データごと(IDごと)に、いずれの使用権限において使用されるかを示すフラグ情報が記憶されている。具体的には、サービスマン権限における装置動作時に用いられる設定データにはフラグ“M”が付され、管理者権限における装置動作時に用いられる設定データにはフラグ“A”が付され、ユーザ権限における装置動作時に用いられる設定データにはフラグ“Y”が付され、使用権限の如何に関わらず全ての使用権限における装置動作時に用いられる設定データにはフラグ“C”が付されている。
入力者IDフィールドF6には、設定データを入力することが可能な操作者の識別情報が記憶されている。操作者の識別情報は、後述のログイン操作においてパスワードとともに情報処理装置5に入力される識別情報(入力者IDともいう)である。図3に示す例では、入力者IDとしては、メンテナンスを行う操作者を識別する「M−99」と、管理者を識別する「A−01」と、検体検査を行う操作者を識別する「Y−01」及び「Y−02」とがある。
以下、本発明の実施の形態に係る検体検査装置1の動作について説明する。図4は、本発明の実施の形態に係る検体検査装置1の情報処理装置5の制御部51の処理手順を示すフローチャートである。
検体検査装置1の情報処理装置5が起動された場合、情報処理装置5の制御部51は、図5に示すログイン画面を表示部52に表示し、操作者を識別する識別情報として、入力者ID及びパスワードの入力を受け付ける(ステップS401)。図5は、本発明の実施の形態に係る検体検査装置1の情報処理装置5の起動時に表示部52に表示されるログイン画面の例示図である。
操作者は、操作者を識別する入力者IDを入力者ID入力領域501に入力し、セキュリティ確保のためのパスワードをパスワード入力領域502に入力する。なお、操作者を識別する識別情報の入力を受け付ける方法としては、図5に示すように入力者ID及びパスワードの入力を操作者から受け付ける方法以外にも、入力者ID及びパスワードを記憶したUSBメモリ等の着脱による操作者の自動認識であっても良く、操作者を識別する入力者ID及びパスワードを取得することができる方法であれば特に限定されるものではない。
図4に戻って、情報処理装置5の制御部51は、入力を受け付けた入力者ID及びパスワードを認証することができるか否かを判断し(ステップS402)、制御部51が、入力者ID及びパスワードを認証することができないと判断した場合(ステップS402:NO)、制御部51は、処理をステップS401へ戻して、新たな入力者ID及びパスワードの入力の受け付け待ち状態となる。
制御部51が、入力者ID及びパスワードを認証することができると判断した場合(ステップS402:YES)、制御部51は、使用権限情報記憶部551を参照して、入力を受け付けた入力者IDに対応する使用権限が、サービスマン権限、管理者権限、及びユーザ権限のいずれであるかを判断する(ステップS403)。制御部51は、入力を受け付けた入力者IDに対応する使用権限がサービスマン権限であると判断した場合、処理をステップS404へ進める。制御部51は、入力を受け付けた入力者IDに対応する使用権限が管理者権限であると判断した場合、処理をステップS405へ進める。制御部51は、入力を受け付けた入力者IDに対応する使用権限がユーザ権限であると判断した場合、処理をステップS406へ進める。
[サービスマン権限における処理]
次に、図4のステップS404の処理について説明する。図6は、本発明の実施の形態に係る検体検査装置1の情報処理装置5の制御部51の、図4のステップS404における処理手順を示すフローチャートである。
情報処理装置5の制御部51は、サービスマン権限におけるメニュー画面を表示部52に表示する(ステップS601)。図7は、サービスマン権限において表示部52に表示されるメニュー画面の例示図である。図7に示すように、サービスマン権限におけるメニュー画面には、設定データの入力を受け付ける入力受付画面を表示するためのアイコンとして、例えばサービスアイコン71、測定部設定アイコン72、IPU設定アイコン73、手動校正アイコン74、及び自動校正アイコン75が表示される。操作者がメニュー画面において所望のアイコンを入力部53の操作により選択し、エンターキー等を押し下げることにより、制御部51は、選択したアイコンに対応する設定データの入力を受け付ける画面の呼び出し指示を受け付ける。
制御部51は、設定データの入力を受け付ける画面の呼び出し指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS602)。制御部51が、呼び出し指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS602:NO)、制御部51は、ステップS603からS607までの処理をスキップする。制御部51が、呼び出し指示を受け付けたと判断した場合(ステップS602:YES)、制御部51は、呼び出し指示を受け付けた画面において入力を受け付けることが可能な設定データについて、設定データの入力権限があるか否かを判断する(ステップS603)。具体的には、制御部51は、呼び出し指示を受け付けた画面において入力を受け付けることが可能な設定データについて設定データテーブルTBを参照し、入力フラグとして“M”が付されているか否かを判断する。入力フラグとして“M”が付されている場合には設定データの入力権限があると判断し、付されていない場合には設定データの入力権限がないと判断する。
したがって、サービスマン権限を付与された操作者には、光軸調整データ(ID:1001)、感度調整データ(ID:1002)、ハンド位置調整データ(ID:1003)、測定中断条件データ(ID:1006)及びホストコンピュータ接続データ(ID:1012)については設定データの入力権限があると判断され、これらの設定データの入力を受け付けた場合に設定データが更新される。一方、入力フラグとして“M“以外のフラグが付されている設定データ、例えば校正データ(ID:1008)、フラグ設定データ(ID:1009)については設定データの入力権限がないと判断され、これらの設定データの入力を受け付けた場合であっても設定データは更新されない。
制御部51が、設定データの入力権限がないと判断した場合(ステップS603:NO)、制御部51は、設定データの入力を受け付けることができない画面を表示部52に表示し、又は呼び出し指示を無視し(ステップS605)、ステップS604、ステップS606及びステップS607の処理をスキップする。すなわち、入力受付画面の表示を制限する。制御部51が、設定データの入力権限があると判断した場合(ステップS603:YES)、制御部51は、設定データの入力を受け付けることが可能な入力受付画面を表示部52に表示する(ステップS604)。制御部51は、入力受付画面において、設定データの入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS606)。制御部51が、設定データの入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS606:NO)、制御部51は、ステップS607の処理をスキップする。制御部51が、設定データの入力を受け付けたと判断した場合(ステップS606:YES)、制御部51は、入力を受け付けた設定データを記憶する(ステップS607)。
以下、上記の処理について、図面を参照しながら具体的に説明する。図7に示すメニュー画面において、操作者によりサービスアイコン71が選択された場合、図8に示すサービスメニュー画面が表示部52に表示される。
図8は、図7のサービスアイコン71が選択された場合に表示部52に表示されるサービスメニュー画面の例示図である。操作者は、サービスメニュー画面に表示されたアイコンの中から、所望の設定データの種別を示すアイコンを選択する。制御部51は、選択されたアイコンに応じた種別の設定データの入力を受け付ける画面を表示部52に表示する。例えば、感度調整データの入力を受け付ける画面を呼び出すためのアイコンであるSensitivityアイコン810が選択された場合、制御部51は、感度調整データの入力を受け付ける画面を表示部52に表示する。
図9は、感度調整データの入力受付画面の例示図である。感度調整データの入力受付画面には、入力対象となる項目901と、感度調整の目標値を入力するための入力ボックス902と、送信ボタン903と、デジタルボリューム値が表示される表示ボックス904と、終了ボタン905とが表示される。操作者は、複数の項目901のうち、所望の項目に対応する入力ボックス902に、感度調整の目標値を入力し、送信ボタン903を選択する。送信ボタン903が選択された場合、制御部51は、入力された目標値に感度を調整するためのデジタルボリューム値を計算し、表示ボックス904に表示する。終了ボタン905が選択された場合、制御部51は、計算されたデジタルボリューム値に応じて、設定データテーブルTBの感度調整データ(ID:1002)のパラメータを更新する。
また、図8に示すサービスメニュー画面において、ハンド位置調整データの入力を受け付けるためのアイコンであるHand Adjustmentアイコン811が選択された場合には、制御部51は、ハンド位置調整データの入力を受け付ける画面を表示部52に表示し、受け付けた入力に応じて、設定データテーブルTBのハンド位置調整データ(ID:1003)のパラメータを更新する。
同様に、図8に示すサービスメニュー画面において、光軸調整データの入力を受け付けるためのアイコンであるOptical Axis Adjustmentアイコン812が選択された場合には、制御部51は、光軸調整データの入力を受け付ける画面を表示部52に表示し、受け付けた入力に応じて、設定データテーブルTBの光軸調整データ(ID:1001)のパラメータを更新する。
図7に戻って、図7に示すメニュー画面において、操作者によりIPU設定アイコン73が選択された場合、制御部51は、図10に示すIPU設定画面を表示部52に表示する。
図10は、IPU設定画面の例示図である。図10に示すように、画面上部には設定データの種別を示す複数のタブが表示されている。操作者は、タブを選択することにより、所望の種別の設定データの入力を受け付ける画面を呼び出すことができる。図10の例では、ホストコンピュータ接続データの入力受付画面を示している。ホストコンピュータ接続データの入力受付画面には、例えばホストコンピュータHCとの接続の有無を入力する入力領域1001、シリアル通信の有無を入力する入力領域1002、TCP/IP接続の有無を入力する入力領域1003、及びシリアルポート接続における通信条件を入力する入力領域1004等が表示される。
操作者が、情報処理装置5とホストコンピュータHCとを接続する場合には、入力領域1001のチェックボックスにチェックを入力する。操作者が、情報処理装置5とホストコンピュータHCとを接続しないようにする場合には、入力領域1001のチェックボックスのチェックを外す。さらに、操作者が、情報処理装置5とホストコンピュータHCとをシリアル通信させる場合には、入力領域1002のラジオボタンにチェックを入力し、情報処理装置5とホストコンピュータHCとをTCP/IPによって接続させる場合には、入力領域1003のラジオボタンにチェックを入力する。
さらに、操作者は、情報処理装置5とホストコンピュータHCとをシリアル通信させる場合には、複数の通信条件を入力することができる。具体的には、入力領域1004に表示された「ボーレート」、「コード」、「ストップビット」、及び「パリティ」について入力することができる。操作者は、それぞれの通信条件についてプルダウンボタンを選択し、所望の通信条件を入力することができる。なお、「ボーレート」では転送速度を、「コード」ではデータビット長を、「ストップビット」ではストップビット長を、「パリティ」ではパリティチェックの方式(None/Even/Odd)をそれぞれ入力することができる。
操作者がそれぞれの通信条件を入力した後、画面下部に表示されたOKボタン1005を選択した場合、制御部51は、入力された通信条件を抽出し、抽出された通信条件に応じて設定データテーブルTBのホストコンピュータ接続データ(ID:1012)のパラメータを更新する。
図7に戻って、図7に示すメニュー画面において、操作者により測定部設定アイコン72が選択された場合、制御部51は、図11に示す測定部設定画面を表示部52に表示する。
図11は、測定部設定画面の例示図である。図11に示すように、画面上部には設定データの種別を示す複数のタブが表示されている。操作者は、タブを選択することにより、所望の種別の設定データの入力を受け付ける画面を呼び出すことができる。図11の例では、測定中断条件データの入力受付画面を示している。測定中断条件データの入力受付画面では、測定を中断する条件と、それぞれの条件に対応するチェックボックスが表示される。例えば、図11においては、測定を中断する条件として「ID読み取り異常」なる条件と、チェックボックスとが領域1101に表示される。操作者は、ID読み取り異常が発生した時点で測定を中断させる場合には、チェックボックスにチェックを入力する。ID読み取り異常が発生しても測定を中断しないようにする場合には、チェックボックスのチェックを外す。操作者は、測定中断条件の入力後、画面下部に表示されたOKボタン1102を選択する。OKボタン1102が選択された場合、制御部51は、チェックボックスにチェックが入力されている条件を測定中断条件として抽出し、抽出された測定中断条件に応じて、設定データテーブルTBの測定中断条件データ(ID:1006)のパラメータを更新する。
一方、図11に示す入力受付画面において、操作者によって「フラグ設定(WBC)」のタブが選択されると、表示部52には図15に示すようなフラグ設定データの入力を受け付けるための画面が表示される。しかし、上述したように、サービスマン権限を付与された操作者には、フラグ設定データの入力権限がない。そのため、チェックボックス及び数値を入力するための入力ボックスは、入力を受け付けることができないことを示すために灰色で表示される。したがって、サービスマン権限において、操作者は、フラグ設定データ(ID:1009)を変更することはできない。
また、図7に示すメニュー画面においては、校正データ(ID:1008)の入力を受け付けるための手動校正アイコン74及び自動校正アイコン75が表示されているが、サービスマン権限においてはこれらのアイコンは選択することができないように無効化されている。つまり、操作者による校正データ設定画面の呼び出し指示は無視される。したがって、サービスマン権限において、操作者は、校正データ(ID:1008)を入力することはできない。
図6に戻って、情報処理装置5の制御部51は、測定開始の指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS608)。制御部51が、測定開始の指示を受け付けたと判断した場合(ステップS608:YES)、制御部51は、設定データテーブルTBを参照し、使用フラグとして“C”又は“M”が付されている設定データを抽出する(ステップS609)。したがって、図3に示す例では、設定データとして光軸調整データ(ID:1001)、感度調整データ(ID:1002)、ハンド位置調整データ(ID:1003)、測定中断条件データ(ID:1006)、校正データ(ID:1008)、フラグ設定データ(ID:1009)、及びホストコンピュータ接続データ(ID:1012)が抽出される。制御部51は、抽出された設定データに基づいて装置の動作を実行する(ステップS610)。
より具体的には、まず、制御部51は、抽出された光軸調整データ(ID:1001)、感度調整データ(ID:1002)、ハンド位置調整データ(ID:1003)及び測定中断条件データ(ID:1006)を測定部3に送信する。測定部3は、送信されたハンド位置調整データ(ID:1003)に基づいてハンドを上下動させて、サンプラ4によって横送りされた検体ラック101から検体容器100をハンドによって把持し、装置内部に取り込む。次に、測定部3は、検体容器100に収容された血液検体と試薬とを混合して測定試料を調製し、調製された測定試料をフローセルに流す。
測定部3は、光軸調整データ(ID:1001)に基づいて、調整された光軸に沿った照射光をフローセルを流れる測定試料に照射するよう光源を制御する。フローセルを流れる測定試料に光が照射されると、照射されることにより生じた光を受光部が受光し、受光量に応じた信号を出力する。受光部から出力された信号は、感度調整データ(ID:1002)によって調整されたゲインに応じて増幅され、測定部3は、増幅された信号を測定データとして情報処理装置5に送信する。さらに、測定部3は、これら一連の測定が実行されている間に、測定中断条件データ(ID:1006)に含まれる条件に合致する事象が発生したか否かを監視している。例えば、図11に示した画面において領域1101に表示されている「ID読み取り異常」のチェックボックスにチェックが入力されている場合、測定部3は、ID読み取り異常が発生したか否かを監視する。ID読み取り異常が発生したときには、測定部3は一連の測定を中断する。
情報処理装置5の制御部51は、測定データを受信した場合、受信した測定データを校正データ(ID:1008)に基づいて分析し、分析結果を生成する。制御部51は、分析結果が生成された場合、生成された分析結果がフラグ設定データ(ID:1009)に含まれる条件に合致するか否かを判断する。フラグ設定データに含まれる条件に合致すると判断した場合には、制御部51は、生成された分析結果にフラグを付して表示部52に表示する。
図6に戻って、情報処理装置5の制御部51が、測定開始の指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS608:NO)、制御部51は、出力の指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS611)。本実施の形態では、例えばホストコンピュータHCへの分析結果の出力が指示されたか否かが判断される。制御部51が、出力の指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS611:NO)、制御部51は、ステップS612及びステップS613の処理をスキップする。制御部51が、出力の指示を受け付けたと判断した場合(ステップS611:YES)、制御部51は、指示を受け付けた出力に関する設定データであって、使用フラグとして“M”が付されている設定データを抽出する(ステップS612)。本実施の形態では、例えばホストコンピュータ接続データ(ID:1012)が抽出される。制御部51は、抽出されたホストコンピュータ接続データ(ID:1012)に基づく条件にしたがって、分析結果をホストコンピュータHCに出力する(ステップS613)。
一連の動作が終了した場合、制御部51は、ログオフの指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS614)。制御部51が、ログオフの指示を受け付けたと判断した場合(ステップS614:YES)、制御部51は、処理を図4のステップS401へ戻す。制御部51が、ログオフの指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS614:NO)、制御部51は、シャットダウンの指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS615)。制御部51が、シャットダウンの指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS615:NO)、制御部51は、処理をステップS602へ戻して上述した処理を繰り返す。制御部51が、シャットダウンの指示を受け付けたと判断した場合(ステップS615:YES)、制御部51は、図4の処理にリターンし、一連の処理を終了する。
[管理者権限における処理]
次に、図4のステップS405の処理について説明する。図12は、本発明の実施の形態に係る検体検査装置1の情報処理装置5の制御部51の、図4のステップS405における処理手順を示すフローチャートである。
なお、管理者権限の処理手順を示すフローチャートは、サービスマン権限の処理手順を示すフローチャートとほぼ同様であるため、重複する部分についての説明は省略し、サービスマン権限の処理手順と異なる処理手順について説明することとする。
図12において、情報処理装置5の制御部51は、管理者権限におけるメニュー画面を表示部52に表示する(ステップS1201)。図13は、管理者権限において表示部52に表示されるメニュー画面の例示図である。管理者権限において表示されるメニュー画面は、サービスマン権限において表示されるメニュー画面(図7参照)とほとんど同じであるが、サービスアイコン71は表示されない。したがって、管理者権限においては、上述したサービスメニュー画面(図8参照)を呼び出すことができない。当然ながら、感度調整データ、光軸調整データ等の入力を受け付ける画面を呼び出すことができず、管理者権限において、操作者は、感度調整データ等の設定データを入力することはできない。このように、管理者権限においては、後述するステップS1203において設定データの入力権限が判断されるまでもなく、感度調整データ等の設定データを入力することはできない。
制御部51は、設定データの入力を受け付ける画面の呼び出し指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS1202)。制御部51が、呼び出し指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS1202:NO)、制御部51は、ステップS1203からステップS1207までの処理をスキップする。制御部51が、呼び出し指示を受け付けたと判断した場合(ステップS1202:YES)、制御部51は、呼び出し指示を受け付けた画面において入力される設定データについて、設定データの入力権限があるか否かを判断する(ステップS1203)。具体的には、制御部51は、呼び出された画面にて入力することが可能な設定データについて設定データテーブルTBを参照し、入力フラグとして“A”が付されているか否かを判断する。入力フラグとして“A”が付されている場合には設定データの入力権限があると判断し、付されていない場合には設定データの入力権限がないと判断する。
したがって、管理者権限を付与された操作者には、測定中断条件データ(ID:1007)、校正データ(ID:1008)、フラグ設定データ(ID:1009)、及びホストコンピュータ接続データ(ID:1013)については設定データの入力権限があると判断され、これらの設定データを入力することができる。一方、入力フラグとしてフラグ“A“以外のフラグが付されている設定データ、例えば光軸調整データ(ID:1001)、感度調整データ(ID:1002)、ハンド位置調整データ(ID:1003)については設定データの入力権限がないと判断され、これらの設定データを入力することができない。
制御部51が、設定データの入力権限がないと判断した場合(ステップS1203:NO)、制御部51は、設定データの入力を受け付けることができない画面を表示部52に表示させ、又は呼び出し指示を無視し(ステップS1205)、ステップS1204、ステップS1206及びステップS1207の処理をスキップする。すなわち、入力受付画面の表示を制限する。制御部51が、設定データの入力権限があると判断した場合(ステップS1203:YES)、制御部51は、設定データの入力を受け付けることが可能な入力受付画面を表示部52に表示させる(ステップS1204)。制御部51は、設定データの入力を受け付けることが可能な入力受付画面において、設定データの入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS1206)。制御部51が、設定データの入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS1206:NO)、制御部51は、ステップS1207の処理をスキップする。制御部51が、設定データの入力を受け付けたと判断した場合(ステップS1206:YES)、制御部51は、入力を受け付けた設定データを記憶する(ステップS1207)。
以下、上記の処理について、図面を参照しながら具体的に説明する。図13のメニュー画面においてIPU設定アイコン133が選択された場合、図10に示すホストコンピュータ接続データの入力受付画面が表示部52に表示される。操作者による設定データの入力を受け付け、OKボタン1005が選択された場合、制御部51は、入力を受け付けた設定データを抽出して、設定データテーブルTBのホストコンピュータ接続データ(ID:1013)のパラメータを更新する。
また、操作者は、図13に示すメニュー画面において、サービスマン権限と同様にして測定部設定アイコン132を選択することができる。操作者は、測定部設定アイコン132を選択することにより、図11に示す測定中断条件データの入力受付画面を呼び出し、設定データを入力することができる。設定データが入力され、OKボタン1102が選択された場合、制御部51は、入力された設定データを抽出して、設定データテーブルTBの測定中断条件データ(ID:1007)のパラメータを更新する。
ここで、管理者権限において測定部設定アイコン132が選択され、図11に示す測定部設定画面において「フラグ設定(WBC)」タブが選択された場合、図15に示すフラグ設定データの入力を受け付ける入力受付画面が表示部52に表示される。
図15は、フラグ設定データの入力を受け付ける入力受付画面の例示図である。フラグ設定画面には、主に、フラッギングの対象となるWBCサブクラスの項目及び各項目に対応するチェックボックスが表示される入力領域1501と、計数値に関する条件を入力する入力領域1502と、各サブクラスの割合に関する条件を入力する入力領域1503とが表示される。
操作者は、入力領域1501に表示された複数の項目の中からフラグ設定の対象となるWBCサブクラスの項目を選択し、所望の項目に対応するチェックボックスにチェックを入力する。また、操作者は、計数値に関する条件を入力領域1502に、割合に関する条件を入力領域1503にそれぞれ入力し、画面下部に表示されたOKボタン1504を選択する。OKボタン1504が選択された場合、制御部51は、入力を受け付けた設定データを抽出して、設定データテーブルTBのフラグ設定データ(ID:1009)のパラメータを更新する。
さらに、管理者権限において、操作者は、校正データを入力することができる。図13のメニュー画面にも示したように、管理者権限におけるメニュー画面には手動校正アイコン134及び自動校正アイコン135が表示される。ここで、サービスマン権限におけるメニュー画面(図7参照)では、これらのアイコンは表示されるのみで選択することができないように無効化されている。一方、管理者権限におけるメニュー画面では、これらのアイコンは操作者による選択ができるように有効化されている。したがって、管理者権限では、操作者は、手動校正アイコン134又は自動校正アイコン135を選択することにより、校正データの入力を受け付けるための画面を呼び出して、校正データを入力することができる。ここでは、自動校正アイコン135が選択された場合について説明する。自動校正アイコン135が選択された場合、制御部51は、図14に示す校正データの入力を受け付けるための入力受付画面を表示部52に表示する。
図14は、校正データの入力受付画面の例示図である。校正データの入力受付画面には、図14に示すように、主に、リファレンス値の入力を受け付けるためのリファレンス値入力領域1401と、測定値を表示する測定値表示領域1402と、リファレンス値と測定値との比率を表示する比率表示領域1403と、現在の補正率を表示する現補正率表示領域1404と、新しい補正率を表示する新補正率表示領域1405とが表示される。
操作者は、まずリファレンス値として、校正用検体を別途測定して得られた値をリファレンス値入力領域1401に入力する。次に操作者は、校正用検体を検体検査装置1によって測定する。制御部51は、校正用検体を測定して取得した測定データを測定値表示領域1402に表示する。制御部51は、さらに、測定値とリファレンス値との比率を算出し、算出した比率を比率表示領域1403に表示する。操作者は、複数の校正用検体についてこれらの操作を繰り返す。
制御部51は、複数の校正用検体について算出された比率の平均値x%を算出し、算出した比率の平均値x%を100%に補正するための補正率を算出する。制御部51は、算出した補正率を新補正率表示領域1405に表示する。操作者は、現補正率表示領域1404に表示された現補正率を、新補正率に変更する場合にはOKボタン1406を選択する。制御部51が、OKボタン1406を選択した場合、制御部51は、設定データテーブルTBの校正データ(ID:1008)のパラメータを、新補正率に応じたパラメータに更新する。
図12に戻って、情報処理装置5の制御部51は、測定開始の指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS1208)。制御部51が、測定開始の指示を受け付けたと判断した場合(ステップS1208:YES)、制御部51は、設定データテーブルTBを参照し、使用フラグとして“C”又は“A”が付されている設定データを抽出する(ステップS1209)。したがって、図3に示す例では、設定データとして光軸調整データ(ID:1001)、感度調整データ(ID:1002)、ハンド位置調整データ(ID1003:)、測定中断条件データ(ID:1007)、校正データ(ID:1008)、フラグ設定データ(ID:1009)、及びホストコンピュータ接続データ(ID:1013)が抽出される。制御部51は、抽出された設定データに基づいて装置の動作を実行する(ステップS1210)。
一連の動作は、サービスマン権限の処理において説明した動作とほぼ同じであるため、詳細な説明は省略する。
制御部51が、測定開始の指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS1208:NO)、制御部51は、出力の指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS1211)。本実施の形態では、例えばホストコンピュータHCへの分析結果の出力が指示されたか否かが判断される。制御部51が、出力の指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS1211:NO)、制御部51は、ステップS1212及びステップS1213の処理をスキップする。制御部51が、出力の指示を受け付けたと判断した場合(ステップS1211:YES)、制御部51は、指示を受け付けた出力に関する設定データであって、使用フラグとして“A”が付されている設定データを抽出する(ステップS1212)。本実施の形態では、例えばホストコンピュータ接続データ(ID:1013)が抽出される。制御部51は、抽出されたホストコンピュータ接続データ(ID:1013)に基づく条件にしたがって、分析結果をホストコンピュータHCに出力する(ステップS1213)。
一連の動作が終了すると、制御部51は、ログオフの指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS1214)。制御部51が、ログオフの指示を受け付けたと判断した場合(ステップS1214:YES)、制御部51は、処理を図4のステップS401へ戻す。制御部51が、ログオフの指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS1214:NO)、制御部51は、シャットダウンの指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS1215)。制御部51が、シャットダウンの指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS1215:NO)、制御部51は、処理をステップS1202へ戻して上述した処理を繰り返す。制御部51が、シャットダウンの指示を受け付けたと判断した場合(ステップS1215:YES)、制御部51は、図4の処理にリターンし、一連の処理を終了する。
[ユーザ権限における処理]
次に、図4のステップS406の処理について説明する。図16は、本発明の実施の形態に係る検体検査装置1の情報処理装置5の制御部51の、図4のステップS406における処理手順を示すフローチャートである。
なお、ユーザ権限の処理手順を示すフローチャートは、サービスマン権限の処理手順を示すフローチャートとほぼ同様であるため、重複する部分についての説明は省略し、サービスマン権限の処理手順と異なる処理手順について説明することとする。
図16において、情報処理装置5の制御部51は、ユーザ権限におけるメニュー画面を表示部52に表示する(ステップS1601)。ユーザ権限において表示部52に表示されるメニュー画面は、管理者権限において表示されるメニュー画面(図13参照)と同じである。サービスアイコンは表示されない。したがって、ユーザ権限においては、上述したサービスメニュー画面(図8参照)を呼び出すことができない。当然ながら、感度調整データ、光軸調整データ等の入力を受け付けることが可能な画面を呼び出すことができず、ユーザ権限において、操作者は、感度調整データ等の設定データを入力することはできない。このように、ユーザ権限においては、後述するステップS1603において設定データの入力権限が判断されるまでもなく、感度調整データ等の設定データを入力することはできない。
制御部51は、設定データの入力を受け付ける画面の呼び出し指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS1602)。制御部51が、呼び出し指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS1602:NO)、制御部51は、ステップS1603からステップS1607までの処理をスキップする。制御部51が、呼び出し指示を受け付けたと判断した場合(ステップS1602:YES)、制御部51は、呼び出し指示を受け付けた画面において入力される設定データについて、設定データの入力権限があるか否かを判断する(ステップS1603)。具体的には、制御部51は、呼び出された画面にて入力することが可能な設定データについて設定データテーブルTBを参照し、入力フラグとして“Y”が付されているか否かを判断する。入力フラグとして“Y”が付されている場合には設定データの入力権限があると判断し、付されていない場合には設定データの入力権限はないと判断する。
したがって、ユーザ権限を付与された操作者には、測定中断条件データ(ID:1004、1005)及びホストコンピュータ接続データ(ID:1010、1011)については設定データの入力権限があると判断され、これらの設定データを入力することができる。一方、入力フラグとして“Y“以外のフラグが付されている設定データ、例えば、光軸調整データ(ID:1001)、感度調整データ(ID:1002)、ハンド位置調整データ(ID:1003)、校正データ(ID:1008)、及びフラグ設定データ(ID:1009)については設定データの入力権限がないと判断され、これらの設定データを入力することはできない。
制御部51が、設定データの入力権限がないと判断した場合(ステップS1603:NO)、制御部51は、設定データの入力を受け付けることができない画面を表示部52に表示させ、又は呼び出し指示を無視し(ステップS1605)、ステップS1604、ステップS1606及びステップS1607の処理をスキップする。すなわち、入力受付画面の表示を制限する。制御部51が、設定データの入力権限があると判断した場合(ステップS1603:YES)、制御部51は、設定データの入力を受け付けることが可能な入力受付画面を表示部52に表示する(ステップS1604)。制御部51は、設定データの入力を受け付けることが可能な入力受付画面において、設定データの入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS1606)。制御部51が、設定データの入力を受け付けていないと判断した場合(ステップS1606:NO)、制御部51は、ステップS1607の処理をスキップする。制御部51が、設定データの入力を受け付けたと判断した場合(ステップS1606:YES)、制御部51は、入力を受け付けた設定データを記憶する(ステップS1607)。
なお、ステップS1607においては、ログイン時にY−01の入力者IDが入力されている場合には、設定データテーブルTBの入力者IDフィールドF6において「Y−01」が記憶されている設定データが更新される。同様に、ログイン時にY−02の入力者IDが入力されている場合には、入力者IDフィールドF6において「Y−02」が記憶されている設定データが更新される。
以下、上記の処理について、図面を参照しながら具体的に説明する。図13のメニュー画面においてIPU設定アイコン133が選択された場合、図10に示すホストコンピュータ接続データの入力受付画面が表示部52に表示される。操作者による設定データの入力を受け付け、OKボタン1005が選択された場合、制御部51は、入力を受け付けた設定データを抽出して、ログイン時に入力された入力者IDに対応するホストコンピュータ接続データのパラメータを更新する。具体的には、ログイン時にY−01の入力者IDが入力されている場合には、ホストコンピュータ接続データ(ID:1010)のパラメータが更新される。ログイン時にY−02の入力者IDが入力されている場合には、ホストコンピュータ接続データ(ID:1011)のパラメータが更新される。
また、操作者は、図13のメニュー画面において、サービスマン権限と同様にして測定部設定アイコン132を選択することができる。操作者は、測定部設定アイコン132を選択することにより、図11に示した測定中断条件データの入力受付画面を呼び出し、設定データを入力することができる。設定データが入力され、OKボタン1102が選択された場合、制御部51は、入力された設定データを抽出して、ログイン時に入力された入力者IDに対応する測定中断条件データのパラメータを更新する。具体的には、ログイン時にY−01の入力者IDが入力されている場合には、測定中断条件データ(ID:1004)のパラメータが更新される。ログイン時にY−02の入力者IDが入力されている場合には、測定中断条件データ(ID:1005)のパラメータが更新される。
なお、ユーザ権限である場合にも、図13に示すように手動校正アイコン134及び自動校正アイコン135がメニュー画面に表示されるが、入力権限がユーザ権限である場合、これらのアイコンは選択することができないように無効化されている。したがって、ユーザ権限では、操作者は、サービスマン権限における場合と同様に、校正データを入力することができない。
また、図13に示すメニュー画面において、操作者によって測定部設定アイコン132が選択された場合、図11に示す入力受付画面において、操作者によって「フラグ設定(WBC)」のタブが選択された場合、表示部52には図15に示すフラグ設定データの入力を受け付けるための入力受付画面が表示されるが、表示されるチェックボックス及び数値を入力する入力ボックスは灰色で表示され、選択及び入力することができないように無効化されている。ゆえに、ユーザ権限では、フラグ設定データを入力することはできない。
図16に戻って、情報処理装置5の制御部51は、測定開始の指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS1608)。制御部51が、測定開始の指示を受け付けたと判断した場合(ステップS1608:YES)、制御部51は、設定データテーブルTBを参照し、使用フラグとして“C”又は“Y”が付されている設定データを抽出する(ステップS1609)。ここで、ログイン時にY−01の入力者IDが入力されている場合には、使用フラグ“Y”が付された設定データのうち、入力者IDとしてY−01が記憶された設定データが抽出される。一方、ログイン時にY−02の入力者IDが入力されている場合には、使用フラグ“Y”が付された設定データのうち、入力者IDとしてY−02が記憶された設定データが抽出される。
したがって、ログイン時にY−01の入力者IDが入力され、測定開始の指示を受け付けた場合には、設定データテーブルTBから、光軸調整データ(ID:1001)、感度調整データ(ID:1002)、ハンド位置調整データ(ID:1003)、測定中断条件データ(ID:1004)、校正データ(ID:1008)、及びフラグ設定データ(ID:1009)の設定データが抽出される。一方、ログイン時にY−02の入力者IDが入力され、測定開始の指示を受け付けた場合には、上記の設定データのうち測定中断条件データ(ID:1004)に代えて、測定中断条件データ(ID:1005)の設定データが抽出される。制御部51は、抽出された設定データに基づいて装置の動作を実行する(ステップS1610)。
一連の動作は、サービスマン権限の処理において説明した動作とほぼ同じであるため、詳細な説明は省略する。
制御部51が、測定開始の指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS1608:NO)、制御部51は、出力の指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS1611)。本実施の形態では、例えばホストコンピュータHCへの分析結果の出力が指示されたか否かが判断される。制御部51が、出力の指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS1611:NO)、制御部51は、ステップS1612及びステップS1613の処理をスキップする。制御部51が、出力の指示を受け付けたと判断した場合(ステップS1611:YES)、制御部51は、指示を受け付けた出力に関する設定データであって、使用フラグとして“Y”が付されている設定データを抽出する(ステップS1612)。
なお、測定開始の指示を受け付けた場合の処理と同様に、Y−01の入力者IDにより特定される操作者により出力が指示された場合には、使用フラグ“Y”が付された設定データのうち、入力者IDとしてY−01が記憶された設定データが抽出される。一方、Y−02の入力者IDにより特定される操作者により出力が指示された場合には、使用フラグ“Y”が付された設定データのうち、入力者IDとしてY−02が記憶された設定データが抽出される。したがって、Y−01の入力者IDにより特定される操作者により出力が指示された場合には、設定データテーブルTBから、ホストコンピュータ接続データ(ID:1010)が抽出される。Y−02の入力者IDにより特定される操作者により出力が指示された場合には、設定データテーブルTBから、ホストコンピュータ接続データ(ID:1011)が抽出される。
制御部51は、抽出されたホストコンピュータ接続データに基づく条件にしたがって、分析結果をホストコンピュータHCに出力する(ステップS1613)。
一連の動作が終了すると、制御部51は、ログオフの指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS1614)。制御部51が、ログオフの指示を受け付けたと判断した場合(ステップS1614:YES)、制御部51は、処理を図4のステップS401へ戻す。制御部51が、ログオフの指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS1614:NO)、制御部51は、シャットダウンの指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS1615)。制御部51が、シャットダウンの指示を受け付けていないと判断した場合(ステップS1615:NO)、制御部51は、処理をステップS1602へ戻して上述した処理を繰り返す。制御部51が、シャットダウンの指示を受け付けたと判断した場合(ステップS1615:YES)、制御部51は、図4の処理にリターンし、一連の処理を終了する。
以上のように本実施の形態によれば、ユーザ権限における検体の検査に先立って、サービスマン権限において光軸調整データ(ID:1001)、感度調整データ(ID:1002)等の測定機構の設定データが最適な値に変更されている場合、ユーザ権限では、そのような最適な値を再入力することなく、変更された設定データに基づいて検体の検査を行うことができる。また、サービスマン権限においてホストコンピュータ接続データが変更された場合であっても、サービスマン権限において適用される設定データ(ID:1012)が更新されるだけであって、ユーザ権限において適用されるID:1010の設定データ及びID:1011の設定データは更新されない。したがって、サービスマンがメンテナンスを行う時にホストコンピュータ接続データを更新した場合であっても、ユーザの意図しない条件で情報処理装置5により情報が出力されることはない。
さらに、本実施の形態では、ユーザ権限によって入力可能であり、かつユーザ権限において適用される設定データ、具体的にはホストコンピュータ接続データについては、入力者IDごとに別々の設定データとして記憶するように構成している。ゆえに、ユーザ権限が付与されている一の操作者によって設定データが変更された場合であっても、それによって他のユーザ権限が付与されている操作者の設定データが変更されることはない。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内であれば多種の変形、置換等が可能である。例えば、上記実施の形態では、図3の設定データテーブルTBに示すように、設定データを区別することなく一の記憶装置に記憶する形態を示したが、このような構成に限られず、例えば次のような構成であってもよい。
図17は、本発明の他の実施の形態に係る情報処理装置5の構成を示すブロック図である。図17に示すように、情報処理装置5の記憶装置55は、ユーザ権限及びサービスマン権限において共通して使用される測定機構の設定データを記憶する第1記憶部552と、ユーザ権限において使用される情報出力に関する設定データを記憶する第2記憶部553と、サービスマン権限において使用される情報出力に関する設定データを記憶する第3記憶部554とを備える。
制御部51は、サービスマン権限において測定機構の設定データが更新された場合、更新された設定データを測定機構設定データ記憶部(第1記憶部)552に記憶する。制御部51は、ユーザ権限において情報の出力に関する設定データが更新された場合、更新された設定データをユーザ権限用情報出力設定データ記憶部(第2記憶部)553に記憶する。サービスマン権限において情報の出力に関する設定データが更新された場合、更新された設定データはサービスマン権限用情報出力設定データ記憶部(第3記憶部)554に記憶する。
制御部51は、ユーザ権限において装置を動作させる場合には、測定機構設定データ記憶部552に記憶された測定機構の設定データと、ユーザ権限用情報出力設定データ記憶部553に記憶された情報の出力に関する設定データとを読み出して、読み出した設定データに基づいて動作を実行する。
また、制御部51は、サービスマン権限において装置を動作させる場合には、測定機構設定データ記憶部552に記憶された測定機構の設定データと、サービスマン権限用情報出力設定データ記憶部554に記憶された情報の出力に関する設定データとを読み出して、読み出した設定データに基づいて動作を実行する。
また、上記実施の形態では、設定データを全て同じテーブルに記憶した例を示しているが、例えばサービスマン権限において使用される設定データ群と、管理者権限において使用可能な設定データ群と、ユーザ権限において使用される設定データ群とを別々のデータベースに記憶しておいても良い。
また、上記実施の形態では、感度調整データ、ハンド位置調整データ等の測定機構の設定データの入力を受け付けることができないようにするために、これらの設定データの入力を受け付ける画面を呼び出すためのサービスアイコンを、管理者権限及びユーザ権限におけるメニュー画面に表示しないようにしているが、特にこれに限定されるものではない。例えば、メニュー画面にサービスアイコンを無効化して表示しても良いし、入力受付画面の入力ボックスを、入力を受け付けることができないよう無効化して表示しても良い。
また、上記実施の形態では、ユーザ権限が付与された操作者の入力者IDを複数設定しておき、入力者IDごとに、情報の出力に関する設定データを別々に記憶する構成とすることにより、ユーザ権限が付与された操作者ごとに異なる設定データを使用及び変更することできるようにしている。しかし、例えばサービスマン権限が付与された操作者の入力者IDを複数設定しておき、入力者IDごとに、測定機構の設定データを別々に記憶する構成とすることにより、サービスマン権限が付与された操作者ごとに異なる設定データを使用及び変更することができる。同様に、管理者権限が付与された操作者の入力者IDを複数設定しておき、入力者IDごとに、情報の出力に関する設定データを別々に記憶する構成とすることにより、管理者権限が付与された操作者ごとに異なる設定データを使用及び変更することができる。
1 検体検査装置
3 測定部
5 情報処理装置
51 制御部
52 表示部
53 入力部
54 メモリ
55 記憶装置
56 I/Oインタフェース
57 ビデオインタフェース
58 可搬型ディスクドライブ
59 通信インタフェース
60 内部バス
80 可搬型記録媒体
90 コンピュータプログラム
100 検体容器

Claims (13)

  1. 複数の使用権限ごとに入力を受け付けて記憶してある設定データに基づいて動作を行う検体検査装置であって、
    検体を測定するための測定機構と、
    操作者を識別する識別情報の入力を受け付ける識別情報受付手段と、
    複数の設定データを記憶する設定データ記憶部と、
    該設定データ記憶部に記憶された設定データのうち、前記測定機構の動作を制御する設定データの入力を受け付ける第1設定データ受付手段と、
    前記設定データ記憶部に記憶された設定データのうち、情報の出力に関する設定データの入力を受け付ける第2設定データ受付手段と、
    前記識別情報に基づいて設定データの入力受付動作を制御する動作制御部と
    を備え、
    前記動作制御部は、
    前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、メンテナンスを行う操作者に付与される第1の使用権限に対応する識別情報である場合、前記第1設定データ受付手段及び前記第2設定データ受付手段により設定データの入力を受け付け、
    前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、検体検査を行う操作者に付与される第2の使用権限に対応する識別情報である場合、前記第2設定データ受付手段のみによって設定データの入力を受け付けることを特徴とする検体検査装置。
  2. 前記設定データ記憶部は、前記測定機構の検体測定により得られた測定データを分析する条件に関する設定データを記憶しており、
    前記測定機構の検体測定により得られた測定データを分析する条件に関する設定データの入力を受け付ける第3設定データ受付手段をさらに備え、
    前記動作制御部は、
    前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、管理者に付与される第3の使用権限に対応する識別情報である場合、前記第3設定データ受付手段により設定データの入力を受け付け、
    前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、前記第1の使用権限及び前記第2の使用権限に対応する識別情報である場合、前記第3設定データ受付手段による設定データの入力を受け付けないことを特徴とする請求項1記載の検体検査装置。
  3. 前記第2設定データ受付手段は、さらに前記設定データ記憶部に記憶された設定データのうち、測定機構の測定を中断させる条件に関する設定データの入力を受け付けることを特徴とする請求項1又は2記載の検体検査装置。
  4. 前記第1設定データ受付手段に対応する第1入力受付画面を表示し、前記第2設定データ受付手段に対応する第2入力受付画面を表示する表示部を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の検体検査装置。
  5. 前記動作制御部は、前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、前記第2の使用権限に対応する識別情報である場合、前記表示部にて前記第1入力受付画面の表示を制限することを特徴とする請求項4記載の検体検査装置。
  6. 前記表示部は、前記第3設定データ受付手段に対応する第3入力受付画面を表示することを特徴とする請求項2記載の検体検査装置。
  7. 前記動作制御部は、前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、前記第1の使用権限及び前記第2の使用権限に対応する識別情報である場合、前記表示部にて前記第3入力受付画面の表示を制限することを特徴とする請求項6記載の検体検査装置。
  8. 前記動作制御部は、前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、前記第2の使用権限及び前記第3の使用権限に対応する識別情報である場合、前記表示部にて前記第1入力受付画面の表示を制限することを特徴とする請求項6又は7記載の検体検査装置。
  9. 複数の使用権限ごとに入力を受け付けて記憶してある設定データに基づいて動作を行う検体検査装置であって、
    検体を測定するための測定機構と、
    操作者を識別する識別情報の入力を受け付ける識別情報受付手段と、
    前記測定機構の動作を制御する設定データを記憶する第1記憶部と、
    情報の出力に関する設定データを記憶する第2記憶部と、
    前記識別情報に基づいて、使用権限ごとに入力を受け付けた設定データの記憶動作を制御する動作制御部と
    を備え、
    前記動作制御部は、
    前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、メンテナンスを行う操作者に付与される第1の使用権限に対応する識別情報である場合、入力を受け付けた設定データを前記第1記憶部に記憶し、
    前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、検体検査を行う操作者に付与される第2の使用権限に対応する識別情報である場合、入力を受け付けた設定データを前記第2記憶部に記憶することを特徴とする検体検査装置。
  10. 情報の出力に関する設定データを記憶する第3記憶部をさらに備え、
    前記動作制御部は、前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、前記第1の使用権限に対応する識別情報である場合、入力を受け付けた情報の出力に関する設定データを前記第3記憶部に記憶することを特徴とする請求項9記載の検体検査装置。
  11. 前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、前記第1の使用権限に対応する識別情報である場合、前記第1記憶部及び前記第3記憶部に記憶されている設定データを読み出すことを特徴とする請求項10記載の検体検査装置。
  12. 複数の使用権限によって動作することが可能な検体検査装置であって、
    検体を測定するための測定機構と、
    操作者を識別するための識別情報の入力を受け付ける識別情報受付手段と、
    装置を動作させるために用いられる複数の設定データを記憶する設定データ記憶部と、
    該設定データ記憶部に記憶された設定データのうち、前記測定機構の動作を制御する設定データの入力を受け付ける第1設定データ受付手段と、
    前記設定データ記憶部に記憶された設定データのうち、情報の出力に関する設定データの入力を受け付ける第2設定データ受付手段と、
    装置の動作を制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、
    前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、メンテナンスを行う操作者に付与される第1の使用権限に対応する識別情報である場合、前記第1設定データ受付手段及び前記第2設定データ受付手段による設定データの入力の受け付けを許可し、
    前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、検体検査を行う操作者に付与される第2の使用権限に対応する識別情報である場合、前記第1設定データ受付手段による設定データの入力の受け付けを禁止し、前記第2設定データ受付手段による設定データの入力の受け付けを許可し、前記第1設定データ受付手段により入力を受け付けてある設定データと、入力を受け付けた識別情報に対応する操作者によって前記第2設定データ受付手段により入力を受け付けた設定データとに基づいて装置を動作させることを特徴とする検体検査装置。
  13. 前記制御部は、
    前記識別情報受付手段が入力を受け付けた識別情報が、前記第1の使用権限に対応する識別情報である場合、入力を受け付けた識別情報に対応する操作者によって、前記第1設定データ受付手段により入力を受け付けた設定データと、前記第2設定データ受付手段により入力を受け付けた設定データとに基づいて装置を動作させることを特徴とする請求項12記載の検体検査装置。
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