JP2011072394A - 注射器およびプレフィルドシリンジ - Google Patents

注射器およびプレフィルドシリンジ Download PDF

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Abstract

【課題】プランジャの装着時にガスケットの回転を招きにくく、ガスケットへのプランジャ装着が容易であり、装着後のプランジャの離脱を確実に抑制することができる注射器を提供する。
【解決手段】注射器は、ガスケット3と外筒とプランジャとを備える。プランジャは、ヘッド部の外面に設けられた螺旋状リブを備え、ガスケットは、螺旋状リブと螺合するための螺旋状螺合部と、プランジャのヘッド部の螺旋状リブ形成部位収納部32を備える。螺旋状螺合部は、螺旋状山部36と、螺旋状山部36間により形成される螺旋状谷部33と、螺旋状谷部33の終端部に形成され、収納部32方向に向かって徐々に***するプランジャ抜け止め用***部34を有する。
【選択図】図8

Description

本発明は、注射器および予め薬液が充填されたプレフィルドシリンジに関する。
従来より多くの注射器が使用されており、最近では、シリンジポンプに装着されて使用されるケースも多い。また、予め薬液が充填されたプレフィルドシリンジも近年多く利用されており、このプレフィルドシリンジもシリンジポンプに装着されて使用されるケースもある。
プレフィルドシリンジにおけるガスケット挿入は、先端開口がシールされた外筒内に薬剤を充填した状態とし、減圧下雰囲気(真空下雰囲気)にて、ガスケットを外筒の開口部に配置し、その後、常圧状態とすることにより、ガスケットを外筒内に挿入させるといういわゆる真空打栓といわれる方法を用いるのが一般的である。プランジャが装着済みでは、外筒の開口部へのガスケットの配置が困難であるため、ガスケット単体にて上記の打栓作業が行われる。このため、プレフィルドシリンジとしては、その後のプランジャ装着作業を必要とするのが一般的である。そして、ガスケットへのプランジャ装着作業を容易なものとし、かつ、装着作業時における液漏れ発生防止、内部圧の上昇抑制を少ないものとするために、プランジャに雄ねじ部、ガスケットに雌ねじ部を設け、両者の螺合による装着機構を有するものが一般的となっている。
そして、上述したように、注射器およびプレフィルドシリンジは、シリンジポンプに装着されて投与される場合がある。シリンジポンプを使用する場合、微量持続投与が行われるが、シリンジポンプが患者より高い位置にある場合、落差によって薬液が急速投与されてしまう現象が発生する可能性がある。すなわち、このような状態では、落差が注射器内部を陰圧状態にしており、ガスケットが外筒の前方に吸引されているのをプランジャが固定されているシリンジポンプの押圧手段によって吸引に伴うガスケットの移動を防ぎつつ、微量持続投与を行なっている。ところが、陰圧がプランジャとガスケットとの係合力に打ち勝ってしまうと、ガスケットがプランジャから離脱する危険性があり、ガスケットが離脱すると注射器内の薬剤が急速投与されることになる。
そして、ガスケットの外れ防止機構を有するものとしては、特開2002−272843号公報(特許文献1)、特開2007−202822号公報(特許文献2)、国際公開WO01−97885号(特許文献3)、特開2009−142508号公報(特許文献4)がある。なお、特許文献1、特許文献3および特許文献4は、本願出願人の提案である。また、ガスケットの外れ防止に関するものではないが、特開2007−289676号公報(特許文献5)がある。
特許文献1のシリンジ1は、外筒2と、外筒2内で摺動し得るガスケット3と、外筒2の基端開口より挿入され、ガスケット3を移動操作するプランジャ4とを備えている。外筒2とガスケット3とで囲まれる空間内には、予め液体7が液密に収納されている。プランジャ4の先端部のヘッド部43には、鍔状のフランジ44が形成されている。ガスケット3は、中空部33を有し、その基端側内面には、ネジ山34が形成されている。さらにこのネジ山34より先端側には、フランジ44が収納される空間35が形成されている。ネジ山34を越え、空間35内に進入したフランジ44は、空間35に対し遊嵌状態で係合する。
このシリンジでは、プランジャ4の先端部のヘッド部43に形成された鍔状のフランジ44は、ねじ状のものではないため、回転させながらガスケット3のネジ山34を乗り越えるときに、両者が強く接触し、ガスケットが装着作業時に一緒に回転する可能性があり、このようなガスケットの回転は、液漏れを招くおそれがある。
特許文献2のシリンジに用いられているプランジャは、プランジャロッド22及びガスケット21を含み、ガスケット21は、先端が閉塞した内側空間を備え、且つ基端に内側空間の径より細径の開口部が形成され、プランジャロッド22は、その先端に雄ネジ状の突部223が形成され、突部223が開口部212を越えて内側空間に進入したとき、ガスケット21とプランジャロッド22とが遊嵌状態で係合するよう構成されている。
このシリンジでは、ガスケット21の基端の内側空間の径より細径の開口部は、ねじ状のものではないため、プランジャを回転させながら、プランジャロッド22の先端に形成された雄ネジ状の突部223をガスケットの開口部を通過させるときに、両者が強く接触し、ガスケットが装着作業時に一緒に回転する可能性があり、このようなガスケットの回転は、液漏れを招くおそれがある。
特許文献3のシリンジでは、プランジャ4の先端部には、ガスケット3の中空部33内に挿入され、ガスケット3と連結されるヘッド部(連結部)43が形成されている。ヘッド部43の外周面には、雄ネジ51が形成されている。一方、ガスケット3の中空部33の内周面には、前記雄ネジ51と螺合し得る雌ネジ52が形成されている。ヘッド部43は、雄ネジ51より先端側に配置された弾性片61と、各弾性片61の端部付近に、外周方向に向かって突出形成された突部62とを有している。ガスケット3の中空部33の雌ネジ52により先端側の内周面には、リング状の係合突部63が突出形成されている。
このシリンジにおいても、プランジャを回転さることによりガスケットに装着するものであり、螺合作業中にヘッド部43の雄ネジ51より先端側に配置された弾性片61は、ガスケット3の中空部33の雌ネジ52により先端側の内周面に形成されたリング状の係合突部63と回転しながら強く接触することとなり、ガスケットが装着作業時に一緒に回転する可能性があり、このようなガスケットの回転は、液漏れを招くおそれがある。
特許文献4の注射器10は、ガスケット3と外筒2とプランジャ4とを備える。そして、プランジャ4は、ヘッド部42の外面に設けられた螺旋状リブ44を備え、ガスケットは、螺旋状リブと螺合するための螺旋状螺合部33と、螺旋状螺合部33の付近かつ先端側に位置するプランジャ抜け止め用環状リブ34と、プランジャのヘッド部の螺旋状リブ形成部位収納部32を備える。環状リブ34は、プランジャの螺旋状リブとガスケットの螺旋状螺合部との螺合の進行により、環状リブに到達した螺旋状リブを収納部に誘導するためのリブ欠損部35を備えている。
ガスケットからのプランジャの抜け止めとして有効である。しかし、ガスケットへの装着後のプランジャを回転させた場合に、まれに、プランジャの螺旋状支部がリブ欠損部に侵入し、離脱するおそれがあった。
特許文献5の注射器では、先端部から突出する柱状部を有するプランジャーロッドと、上記柱状部が挿入される筒状部を有するガスケットとの結合構造であって、上記柱状部の外周面には、第1ネジ部が設けられ、上記筒状部の内周面には、上記第1ネジ部に螺合する第2ネジ部が設けられ、上記第1ネジ部と上記第2ネジ部との少なくとも一方には、螺合状態にある該第1ネジ部と第2ネジ部との緩みを抑制する緩み抑制部が設けられていることを特徴とするプランジャーロッドとガスケットとの結合構造を有する。そして、突起は、第1ネジ部の谷部に複数形成されていてもいい旨の開示がある。
この注射器では、上記の突起を形成することにより、プランジャーロッドのガスケットに対する回転抵抗は高いが、ガスケットからのプランジャの抜け止めを阻止できるものではない。
特開2002−272843号公報 特開2007−202822号公報 国際公開WO01−97885号 特開2009−142508号公報 特開2007−289676号公報
そこで、本発明の目的は、プランジャの装着時にガスケットの回転を招きにくく、かつ、ガスケットへのプランジャ装着が容易であり、さらに、装着後のプランジャからのガスケットの離脱を確実に抑制することができる注射器およびそれを用いたプレフィルドシリンジを提供するものである。
上記目的を達成するものは、以下のものである。
(1) 先端が閉塞し後端が開口する筒状体であり、かつ、後端側より先端側に延びる内腔部を備えるガスケットと、先端開口部を備えかつ前記ガスケットを摺動可能に収納する外筒と、前記ガスケットの前記内腔部内に収納可能なヘッド部を有するプランジャとを備える注射器であって、
前記プランジャは、前記ヘッド部の外面に設けられた螺旋状リブを備え、
前記ガスケットの前記内腔部は、前記プランジャの前記螺旋状リブと螺合するための螺旋状螺合部と、前記螺旋状螺合部より先端側に前記プランジャの前記ヘッド部の前記螺旋状リブ形成部位を収納するための収納部を備え、前記螺旋状螺合部は、前記内腔部の開口部付近に始端を有し、所定長先端方向に延びる螺旋状山部と、該螺旋状山部間により形成される螺旋状谷部と、該螺旋状谷部の終端部に形成され、前記収納部方向に向かって徐々に***するプランジャ抜け止め用***部を有する注射器。
(2) 前記プランジャ抜け止め用***部は、前記螺旋状谷部の終端より突出する先端部を有し、該先端部の先端面は、前記螺旋状山部の終端方向に向かって延びる傾斜面となっている上記(1)に記載の注射器。
(3) 前記プランジャ抜け止め用***部は、前記螺旋状谷部の終端より突出する先端部を有し、該先端部の先端面は、前記先端部の下辺と前記先端面間の角度が鋭角となっている上記(1)または(2)に記載の注射器。
(4) 前記プランジャ抜け止め用***部は、前記螺旋状谷部の終端より突出する先端部を有し、該先端部の先端面は、前記内腔部の内面より起立する起立面となっている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の注射器。
(5) 前記プランジャ抜け止め用***部は、前記螺旋状谷部の終端より突出する先端部を有し、該先端部の先端面部分が、前記***部において最も***した部分となっている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の注射器。
(6) 前記プランジャ抜け止め用***部は、隣接する前記螺旋状山部より低いものである上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の注射器。
(7) 前記螺旋状リブは、二条の螺旋状リブであり、前記螺旋状螺合部は、前記二条の螺旋状リブに対応する二条の螺旋状螺合部であり、前記プランジャ抜け止め用***部は、ほぼ向かい合う位置に2つ設けられている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の注射器。
(8) 前記プランジャ抜け止め用***部の最も***した部分の高さは、0.4〜1.5mmである上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の注射器。
(9) 前記注射器は、プレフィルドシリンジ用の注射器である上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の注射器。
また、上記目的を達成するものは、以下のものである。
(10) 上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の注射器と、前記外筒の前記先端開口部を封止する封止部材と、前記外筒内に収納された薬剤とを備えるプレフィルドシリンジ。
本発明の注射器およびプレフィルドシリンジでは、プランジャは、ヘッド部の外面に設けられた螺旋状リブを備え、ガスケットは、内腔部の内面に、プランジャの螺旋状リブと螺合するための螺旋状螺合部と、螺旋状螺合部よりガスケットの先端側に位置するプランジャのヘッド部の螺旋状リブ形成部位を収納するための収納部を備える。そして、ガスケットの螺旋状螺合部は、螺旋状山部と、螺旋状山部間により形成される螺旋状谷部と、螺旋状谷部の終端部に形成され、収納部方向に向かって徐々に***するプランジャ抜け止め用***部を有する。
プランジャ抜け止め用***部は、収納部方向に向かって徐々に***するものであるので、プランジャの螺旋状リブがガスケットの***部の通過が容易であり、かつガスケットの回転を招きにくく、ガスケットの内腔部の収納部にプランジャのヘッド部の螺旋状リブ形成部位が収納された状態では、プランジャのヘッド部の螺旋状リブの後面部が、ガスケットの***部と当接するため、プランジャの螺旋状リブがガスケットの螺旋状谷部に侵入することを阻害し、プランジャのガスケットからの離脱を確実に防止する。
図1は、本発明の実施例の注射器を用いたプレフィルドシリンジの正面図である。 図2は、図1のA−A線断面図である。 図3は、本発明の注射器に使用されるガスケットの拡大正面図である。 図4は、図3に示したガスケットの底面図である。 図5は、図3のB−B線断面図である。 図6は、図4のC−C線断面図である。 図7は、図6のD−D線断面図である。 図8は、本発明の注射器に使用されるガスケットの内部形態を説明するための説明図である。 図9は、本発明の注射器に使用されるガスケットの内部形態を説明するための説明図である。 図10は、本発明の注射器に使用されるガスケットの内部形態を説明するための説明図である。 図11は、本発明の注射器に使用されるプランジャの正面図である。 図12は、図11に示したプランジャの拡大平面図である。 図13は、図11に示したプランジャの斜視図である。 図14は、本発明の注射器に使用されるシールキャップの一例の正面図である。 図15は、本発明の注射器に使用される外筒の正面図である。 図16は、本発明の注射器の先端部の拡大断面図である。 図17は、本発明の注射器におけるガスケットとプランジャの装着時の作用を説明するための説明図である。 図18は、本発明の注射器におけるガスケットとプランジャの装着時の作用を説明するための説明図である。 図19は、本発明の注射器におけるガスケットとプランジャの装着時の作用を説明するための説明図である。
以下、本発明の注射器およびプレフィルドシリンジについて説明する。
本発明の注射器10は、先端が閉塞し後端が開口する筒状体であり、かつ、後端側より先端側に延びる内腔部30を備えるガスケット3と、先端開口部を備えかつガスケット3を摺動可能に収納する外筒2と、ガスケット3の内腔部30内に収納可能なヘッド部42を有するプランジャ4とを備える。そして、プランジャ4は、ヘッド部42の外面に設けられた螺旋状リブ44を備える。ガスケット3は、内腔部30の内面に、プランジャ4の螺旋状リブ44と螺合するための螺旋状螺合部と、プランジャ4のヘッド部42の螺旋状リブ形成部位を収納するための収納部32を備える。ガスケット3の螺旋状螺合部は、螺旋状山部36と、螺旋状山部36間により形成される螺旋状谷部33と、螺旋状谷部33の終端部に形成され、収納部32方向に向かって徐々に***するプランジャ抜け止め用***部34を有する。
また、本発明のプレフィルドシリンジ1は、プレフィルドシリンジ用注射器10と、外筒2の先端開口部を封止する封止部材5と、外筒2内に収納された薬剤8とを備える。
この実施例の注射器10は、外筒2と、外筒内に摺動可能に収納されたガスケット3と、ガスケット3に取り付けられたまたは取付可能なプランジャ4とからなる。そして、プレフィルドシリンジは、上記の注射器10と、外筒2の先端開口部を封止する封止部材5と、注射器内(外筒内)に収納された薬剤8とからなる。
この実施例のガスケット3は、図2ないし図10に示すように、閉塞した先端と、後端開口より先端側に延びる内腔部30を有する筒状体である。ガスケット3は、先端側に向かってテーパー状に縮径するテーパー部31を有する。また、ガスケット3は、外面の先端側に設けられた先端側環状リブ38と後端側に設けられた後端側環状リブ39と、後端面より突出する複数のリブ65を備えている。
そして、シリンジ用ガスケット3は、内腔部30を備え、この内腔部30が、プランジャ取付機能を備えている。
内腔部30は、その内面に、プランジャ4の螺旋状リブ44と螺合するための螺旋状螺合部を備える。螺旋状螺合部は、螺旋状山部36と、螺旋状山部36間により形成される螺旋状谷部33とにより構成されている。また、内腔部30は、螺旋状螺合部(具体的には、螺旋状山部36および螺旋状谷部33)より、先端側にプランジャ4のヘッド部42の螺旋状リブ形成部位を収納するための収納部32を備える。
螺旋状螺合部は、螺旋状山部36と螺旋状山部36間により形成される螺旋状谷部33とにより構成されており、螺旋状山部36および螺旋状谷部33は、内腔部30の開口部付近に始端(螺旋状山部の始端36a)を有し、先端方向に所定長延び、かつ、内腔部30の中央部付近にて終端(螺旋状山部の終端36b)を有している。
この実施例では、螺旋状螺合部は、後述するするプランジャ4のヘッド部42の螺旋状リブ44に対応するように、二条(二本)の螺旋状螺合部となっている。そして、この実施例のガスケットでは、二条(二本)の螺旋状螺合部を形成するために、図4ないし図6に示すように、2本の螺旋状山部36を備えている。なお、上記のような複数(具体的には、二条)の螺旋状螺合部を備えることが好ましいが、螺旋状螺合部(螺旋状突起)は、一条(一本)のみであってもよい。また、螺旋状山部36間により形成された螺旋状谷部33は、プランジャ4の螺旋状リブ44と螺合可能であり、かつ、螺旋状リブを先端方向に誘導可能となっている。螺旋状山部36は、内腔部30の開口部付近に始端36aを有し、先端方向に所定長延び、かつ、内腔部30の中央部付近にて終端36bを有する。このため、螺旋状谷部33も、螺旋状山部の終端36bにて終端している。
そして、ガスケット3は、螺旋状谷部33の終端部に形成され、収納部32方向に向かって徐々に***するプランジャ抜け止め用***部34を有する。このため、プランジャ4の螺旋状リブ44の***部34の通過、言い換えれば、収納部32への進入が容易なものとなる。
また、この実施例のガスケット3では、上述したように、螺旋状螺合部は、二条の螺旋状山部と谷部となっており、これに対応するように、また図7に示すように、プランジャ抜け止め用***部34は、ほぼ向かい合う位置に2つ設けられている。なお、***部34は、1つのみ設けてもよい。***部34は、図8に示すように、螺旋状谷部の終端部前後を若干埋めるものとなっている。また、***部34は、図7および図7の破線円部の拡大図である図9に示すように、収納部32方向に向かって徐々に肉厚となっている。また、***部34の表面は、緩やかに傾斜する平坦面となっている。そして、***部34の螺旋状谷部33に対する***角度R1(図9)は、5〜30度が好ましく、特に、5〜15度が好適である。
そして、この実施例では、プランジャ抜け止め用***部34は、図5ないし図10に示すように、螺旋状谷部33の終端より突出する先端部34aを有し、図7および図10に示すように、先端部34aの先端面35部分が、***部34において最も***した部分となっている。***部34の先端面35部分における高さは、0.4〜1.5mmが好ましい。
また、***部34の螺旋状谷部33の終端より突出する先端部34aの先端面35は、内腔部30の内面より起立する起立面となっていることが好ましい。具体的には、***部34の先端面35部分における***角度R2(図9)は、60〜90度が好ましく、特に、75〜90度が好適である。なお、***部34は、隣接する螺旋状山部より低いものとなっている。
さらに、この実施例では、図5、図6、図8および図10に示すように、プランジャ抜け止め用***部34の螺旋状谷部33の終端より突出する先端部34aの先端面は、螺旋状山部36の終端36b方向に向かって延びる傾斜面となっている。具体的には、図5および図5の破線円部の拡大図である図10に示すように、***部34の先端部34aの先端面35は、先端部34aの下辺と先端面35間の角度R3(図10)が鋭角となっている。先端面35の傾斜角度R3(図10)は、5〜45度が好ましく、特に、5〜20度が好適である。
また、向かい合う***部34の先端面35間の距離は、プランジャの向かい合う螺旋状リブの外縁間の距離と、ほぼ同じもしくは、1〜4mm短いことが好ましい。
さらに、ガスケット3は、先端部内面の中央部に後端側に突出する突起部37を備えている。この突起部37は、ガスケットの先端部が後端側に変形したときに、プランジャのヘッド部の先端に当接可能なものとなっており、ガスケットの先端部の過剰な変形を防止する。突起部37は、略半球状であることが好ましい。
ガスケット3は、直径が5〜30mm、全長が5〜30mm程度のものが一般的である。
ガスケット3の構成材料としては、従来からガスケットに使用されている公知のものが使用できる。例えば、ゴム、エラストマー、ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリエステル系樹脂が挙げられる。ゴムとしては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、ニトリル−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、シリコーンゴムが好ましく、特に、加硫処理したものが好ましい。エラストマーとしては、例えば、ポリ塩化ビニル系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー及びこれらの混合物が好ましい。上記ゴム、エラストマーの中でも、特に、スチレン−ブタジエンゴム、ブチルゴム、スチレン系エラストマーが、好適な硬度、弾性特性を有し、γ線滅菌、電子線滅菌、高圧蒸気滅菌などの各種滅菌方法が採用可能であることから好ましい。
また、ガスケットの先端側部分に低薬剤吸着性物質等を被覆したものであってもよい。
低薬物吸着層の材質としては、従来からラミネートガスケットに使用されている公知のものが使用できる。低薬物吸着層の材質としては、例えば、ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリエステル系樹脂が挙げられる。具体的に、ポリオレフィン系樹脂としては、ポリプロピレン、超高分子量ポリエチレン、ポリ(4−メチルペンテン−1)、環状ポリオレフィン等が好ましく、フッ素系樹脂としては、四フッ化エチレン−パーフルオロエトキシエチレン共重合体、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン/パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラフルオロエチレン/ヘキサフルオロプロピレン共重合体等が好ましい。
また、ガスケット3の外面、少なくとも先端側環状リブ38および後端側環状リブ39の表面に潤滑剤の塗布を行うことが好ましい。潤滑剤としては、シリコーンオイルが好適である。
プランジャ4は、図1,図2、図11ないし図13に示すように、プランジャ本体部41と、プランジャ本体部41より先端方向に突出するヘッド部42とを備える。プランジャ本体部41は、先端に位置し、ヘッド部42が突出する円盤部48と、押圧部45と、補強部46とを備えている。
プランジャ本体部41は、図11ないし図13に示すように断面十字状に形成されたシャフト部を備え、その先端に円盤部48が設けられ、後端部に円盤状のプランジャ押圧部45が設けられ、シャフト部の途中に補強用リブ46が設けられている。
ヘッド部42は、プランジャ4の先端部に設けられた突出部である。ヘッド部42は、本体部41の先端に設けられた円盤部48の中央付近から前方に突出している。ヘッド部42は、筒状部であることが望ましいが、棒状部であってもよい。この実施例では、図12および図13に示すように、ヘッド部42は、外側カラー43と外側カラー部の内部に位置する内側棒状部47を備えている。外側カラー43と内側棒状部47は同じ中心軸を有するものとなっている。また、外側カラー43および内側棒状部47の先端は平坦になっている。そして、内側棒状部47の先端は、外側カラー43の先端より若干後端側に位置し、若干引っ込んだ状態となっており、内側棒状部47の先端は、通常状態では、ガスケット3の突起部37に接触しないものとなっている。なお、ガスケット3の先端部が後方に変形した場合には、内側棒状部47の先端は、ガスケット3の突起部37と接触可能であり、過剰なガスケットの変形を抑制する。
また、ヘッド部は、ガスケット3の先端部内面と接触可能なものであれば一本の筒状部もしくは棒状部、または外側筒状部とこの外側筒状部内に設けられた内側筒状部からなるものであってもよい。また、筒状部もしくは棒状部は、筒状、円柱状のものに限定されるものではなく、断面が4角形、5角形、6角形等の多角形、十字形状等であってもよい。
そして、プランジャ4のヘッド部42の先端部外面、具体的には、外側カラー43の先端部外面には、螺旋状リブ44が形成されている。また、この実施例におけるプランジャ4では、図11ないし図13に示すように、上述したガスケット3の螺旋状螺合部に対応するように、二条(二本)の螺旋状リブ44が形成されている。螺旋状リブ44は、プランジャ4のヘッド部42の先端部、具体的には、外側カラー43の先端に始端を有し、所定長後端側に延びるものとなっている。このような複数(具体的には、二条)の螺旋状リブを備えることが好ましいが、螺旋状リブは、一条(一本)のみであってもよい。また、螺旋状リブ44は、図12および図13に示すように、始端部に平坦部(プランジャの中心軸に直交する平坦部)44aを備えている。また、この平坦部44aは、外側カラー43の先端面と連続するものとなっている。
また、プランジャ4の螺旋状リブ44は、ガスケット3に装着する際、***部に接触するものの実質的に押圧しないものであることが好ましい。具体的には、プランジャ4の螺旋状リブ44は、ガスケット3に装着する際、上述した***部34に摺接し、殆ど押圧することなく通過できるものであることが好ましい。
このため、プランジャ4の向かい合う螺旋状リブの外縁間の距離(螺旋状リブ部分の外径)は、向かい合う***部34の先端面35間の距離と、ほぼ同じ、若干小さいことが好ましく、若干大きいものであってもよい。
プランジャ4の構成材料としては、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート等の硬質もしくは半硬質樹脂を用いることが好ましい。
外筒2は、透明もしくは半透明材料により、好ましくは、酸素透過性、水蒸気透過性の少ない材料により形成された筒状体である。
外筒2は、図1、図2および図15に示すように、外筒本体部21と、外筒本体部21の先端部に設けられたノズル部24と、外筒本体部21の後端部に設けられたフランジ22を備える。
ノズル部24は、図15に示すように、先端に向かって縮径する注射針装着用チップ部と、チップ部より後端側に設けられたノズル側螺合部25を備えている。
チップ部は、先端に向かってテーパー状に縮径し、注射針を装着可能なものとなっている。
外筒2の形成材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、アクリル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、環状ポリオレフィンのような各種樹脂が挙げられるが、その中でも成形が容易で耐熱性があることから、ポリプロピレン、環状ポリオレフィンのような樹脂が好ましい。また、外筒2の形成材料としては、密封性を高めるために、シールキャップ5より相対的に硬度が高い樹脂を使用することが好ましい。このようにすると、ノズルへのキャップの取り付けの際、螺合操作に伴ってキャップがノズルに密着し、より密封性を高めることができる。
シールシールキャップ5は、図2、図14および図16に示すように、キャップ部(言い換えれば、内筒部)51と、キャップ部51を取り囲むように形成された外筒部52と、キャップ部51と外筒部52を連結する連結部54とからなる。シールキャップ5は、図16に示すように、外筒のノズル部の注射針装着用チップ部24を収納するチップ部収納部と、ノズル側螺合部25と螺合するキャップ側螺合部53と、チップ部24の先端開口に当接しシールするシール部材58を備える。シール部材としては、外筒2の先端開口部を液密に密封可能なように弾性部材であることが好ましい。シール部材の形成材料としては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴム等の合成ゴム、オレフィン系エラストマーやスチレン系エラストマー等の熱可塑性エラストマー等を使用することが好ましい。
シールキャップの形成材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、アクリル樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、環状ポリオレフィンのような各種樹脂が挙げられるが、その中でも成形が容易で耐熱性があることから、ポリプロピレン、環状ポリオレフィンのような樹脂が好ましい。
そして、本発明のプレフィルドシリンジ1は、図1および図2に示すように、上述した注射器と、外筒2の先端開口部を封止する封止部材5とガスケット3間により形成される空間に充填された薬剤8とを備えている。
薬剤8としては、どのような薬剤でもよいが、例えば、シクロスポリン、ベンゾジアゼピン系薬剤、塩化ナトリウム注射液、ビタミン剤、ミネラル類などの薬液、さらには、抗生物質、タンパク製剤等の粉末状もしくは凍結乾燥薬剤あるいは液剤が使用される。本発明のプレフィルドシリンジは、特にシリンジポンプを用いて投与するタイプのプレフィルドシリンジに適しているので、充填される薬剤としてはそのような投与手段を用いることに適した薬剤であることが好ましく、ニトログリセリン注射液、硝酸イソソルビド注射液、ドパミン塩酸塩(塩酸ドパミン)注射液、ドブタミン塩酸塩注射液、塩酸モルヒネ注射液、などが挙げられる。
次に、本発明の注射器10ならびにプレフィルドシリンジの作用を図17ないし図19を用いて説明する。
図17に示すように、この実施例のプレフィルドシリンジでは、ガスケット3にプランジャ4が装着されていない状態となっている。そして、使用時にガスケット3にプランジャ4が装着される。なお、図17におけるプランジャ4において、破線にて示す部分の螺旋状リブ44は、ヘッド部44の背面側に位置する部分の螺旋状リブを示している。
そして、プランジャ4の螺旋状リブ44をガスケット3の螺旋状螺合部の始端に挿入した後、プランジャ4を回転させることにより、螺旋状リブ44と螺旋状螺合部との螺合が進行し、図18に示す状態となる。この状態では、プランジャ4の螺旋状リブ44の始端は、ガスケット3の螺旋状螺合部の***部34に到達した状態となっている。さらに、プランジャ4を回転させると、プランジャ4お螺旋状リブ44は、ガスケット3の***部34を乗り越え、収納部32内に進入し、プランジャの回転を継続することにより、図19に示すように、螺旋状リブ44の全体は、***部34を通過し、プランジャ4のヘッド部42の螺旋状リブ形成部位は、ガスケット3の収納部32内に収納された状態となる。これにより、プランジャ4のガスケット3への装着作業は、完了する。
また、プランジャ4のヘッド部42の螺旋状リブ形成部位がガスケット3の収納部32に収納された状態では、プランジャ4は、空転するものとなっている。さらに、この実施例では、***部34の先端面35は、上述したように傾斜面かつ***面となっている。このため、プランジャ4を螺合進行方向と逆方向に回転させ、プランジャ4の螺旋状リブ44の終端が***部44に当接した場合、螺旋状リブ44の終端は、***部34の傾斜かつ***した先端面35に当接し、収納部32方向に押し上げられることになる。このため、プランジャ4の螺旋状リブ44のガスケット4の螺旋状谷部33への侵入を阻害する。このため、プランジャが、いずれの方向に回転しても、プランジャのガスケットからの離脱ならびにガスケットの回転を抑制する。
1 プレフィルドシリンジ
2 外筒
3 ガスケット
4 プランジャ
5 シールキャップ
10 注射器

Claims (10)

  1. 先端が閉塞し後端が開口する筒状体であり、かつ、後端側より先端側に延びる内腔部を備えるガスケットと、先端開口部を備えかつ前記ガスケットを摺動可能に収納する外筒と、前記ガスケットの前記内腔部内に収納可能なヘッド部を有するプランジャとを備える注射器であって、
    前記プランジャは、前記ヘッド部の外面に設けられた螺旋状リブを備え、
    前記ガスケットの前記内腔部は、前記プランジャの前記螺旋状リブと螺合するための螺旋状螺合部と、前記螺旋状螺合部より先端側に前記プランジャの前記ヘッド部の前記螺旋状リブ形成部位を収納するための収納部を備え、前記螺旋状螺合部は、前記内腔部の開口部付近に始端を有し、所定長先端方向に延びる螺旋状山部と、該螺旋状山部間により形成される螺旋状谷部と、該螺旋状谷部の終端部に形成され、前記収納部方向に向かって徐々に***するプランジャ抜け止め用***部を有することを特徴とする注射器。
  2. 前記プランジャ抜け止め用***部は、前記螺旋状谷部の終端より突出する先端部を有し、該先端部の先端面は、前記螺旋状山部の終端方向に向かって延びる傾斜面となっている請求項1に記載の注射器。
  3. 前記プランジャ抜け止め用***部は、前記螺旋状谷部の終端より突出する先端部を有し、該先端部の先端面は、前記先端部の下辺と前記先端面間の角度が鋭角となっている請求項1または2に記載の注射器。
  4. 前記プランジャ抜け止め用***部は、前記螺旋状谷部の終端より突出する先端部を有し、該先端部の先端面は、前記内腔部の内面より起立する起立面となっている請求項1ないし3のいずれかに記載の注射器。
  5. 前記プランジャ抜け止め用***部は、前記螺旋状谷部の終端より突出する先端部を有し、該先端部の先端面部分が、前記***部において最も***した部分となっている請求項1ないし4のいずれかに記載の注射器。
  6. 前記プランジャ抜け止め用***部は、隣接する前記螺旋状山部より低いものである請求項1ないし5のいずれかに記載の注射器。
  7. 前記螺旋状リブは、二条の螺旋状リブであり、前記螺旋状螺合部は、前記二条の螺旋状リブに対応する二条の螺旋状螺合部であり、前記プランジャ抜け止め用***部は、ほぼ向かい合う位置に2つ設けられている請求項1ないし6のいずれかに記載の注射器。
  8. 前記プランジャ抜け止め用***部の最も***した部分の高さは、0.4〜1.5mmである請求項1ないし7のいずれかに記載の注射器。
  9. 前記注射器は、プレフィルドシリンジ用の注射器である請求項1ないし8のいずれかに記載の注射器。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の注射器と、前記外筒の前記先端開口部を封止する封止部材と、前記外筒内に収納された薬剤とを備えることを特徴とするプレフィルドシリンジ。
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