JP2011066684A - 固体撮像素子及びその駆動方法並びに撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】同色画素の水平6画素加算を固体撮像素子内部で容易且つ高フレームレートで行えるようにする。
【解決手段】半導体基板の表面部に二次元アレイ状に配列形成された複数の画素42と、複数の画素列に沿って形成された複数の垂直電荷転送路43と、複数の垂直電荷転送路43の各々に対して信号電荷を受け取り一時保持するバッファ領域を有し複数の垂直電荷転送路43の転送方向端部に沿って形成されるラインメモリ45と、ラインメモリ45に隣接して形成されラインメモリ45のバッファ領域から受け取った信号電荷を出力段に転送する水平電荷転送路46であって垂直電荷転送路2本に対応する2つの前記バッファ領域に接続される水平転送段1段と垂直電荷転送路1本に対応する前記バッファ領域に接続される水平転送段1段とが交互に設けられた水平電荷転送路46とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、6画素加算が容易な構造を持つ固体撮像素子及びその駆動方法並びに撮像装置に関する。
デジタルスチルカメラに搭載されるCCD型の固体撮像素子は、近年では高精細な静止画像を撮影できるように多画素化が進展している。しかし、デジタルスチルカメラであっても、動画撮影機能を装備することが必要であり、このため、動画を撮影する場合には、出力画素数を減らして電荷転送に要する時間の短縮を図ってフレームレートを稼いでいる。
しかるに、動画の場合、1枚1枚の撮像画像は極めて短時間の露光による信号しか得られないため、単に、画素間引き読み出しをして出力画素数を減らしただけでは、暗い画像になってしまう。そこで、明るい画像が得られる様に、画素加算して出力画素数を減らすことが行われている。
例えば、下記の特許文献1記載の固体撮像素子では、垂直電荷転送路の最終段に多段の独立電極構造を設け、4画素加算を行う様になっている。
特開2004―180284号公報
近年では、動画像データを得るために同色4画素を加算して固体撮像素子から出力させるのが普通になってきているが、画素数が更に増え、1200万画素(縦3000画素×横4000画素)になると、4画素加算で、水平画素数は1000画素となり、平均的な動画のサイズであるVGA(480画素×640画素)に対し大きすぎてしまうという問題がある。
そこで、6画素加算にすると、水平画素数は667画素となり、VGAに対して過不足無く最適となる。また、固体撮像素子の構造が6画素加算駆動に対し容易な構造であれば、3画素加算も容易となるため、ハイビジョン動画(縦720×横1280)にも最適となる。
しかし、従来の、例えば、特許文献1記載の固体撮像素子では、水平電荷転送路の転送段夫々に対して垂直電荷転送路が1本づつ対応する構造のため、複雑な駆動手順を開発しないと6画素加算が実現できず、また、フレームレートを落とさずに6画素加算を実現することが難しいという問題がある。
本発明の目的は、6画素加算を容易に実現することができる構造を備えた固体撮像素子及びその駆動方法並びに撮像装置を提供することにある。
本発明の固体撮像素子は、半導体基板の表面部に二次元アレイ状に配列形成され各々が受光量に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素と、該画素で構成される複数の画素列に沿って形成され前記画素で検出された前記信号電荷を転送する複数の垂直電荷転送路と、複数の前記垂直電荷転送路の各々に対して前記信号電荷を受け取り一時保持するバッファ領域を有し複数の前記垂直電荷転送路の転送方向端部に沿って形成されるラインメモリと、該ラインメモリに隣接して形成され該ラインメモリの前記バッファ領域から受け取った前記信号電荷を出力段に転送する水平電荷転送路であって前記垂直電荷転送路2本に対応する2つの前記バッファ領域に接続される水平転送段1段と前記垂直電荷転送路1本に対応する前記バッファ領域に接続される水平転送段1段とが交互に設けられた水平電荷転送路とを備えることを特徴とする。
本発明の固体撮像素子の駆動方法は、前記ラインメモリの前記バッファ領域の1つ置きに保持された同色の前記信号電荷を前記水平電荷転送路に転送し該水平電荷転送路上で6画素加算することを特徴とする。
本発明の撮像装置は、上記記載の固体撮像素子と、該固体撮像素子を駆動し同色画素の水平6画素加算駆動を行う撮像素子駆動手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、水平転送段1段が平均して垂直電荷転送路1.5本に対応する様に水平電荷転送路を設けたので、容易に且つ高フレームレートで水平6画素加算が可能となる。
本発明の一実施形態に係る撮像装置の機能ブロック構成図である。 図1に示すCCD型固体撮像素子の表面模式図である。 図2に示す点線矩形枠III内の詳細構成図である。 図3に対する比較例を示す固体撮像素子の構成図である。 図3に示すCCD型固体撮像素子における同色画素の水平6画素加算の動作手順を示す図である。 図5と同じ図であり、G信号電荷の6画素加算説明図である。 図5と同じ図であり、R信号電荷の6画素加算説明図である。 図4に示す比較例における4画素加算の動作手順を示す図である。 本発明の別実施形態に係るCCD型固体撮像素子の表面模式図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る撮像装置(この例では動画撮影機能付きのデジタルスチルカメラ)の機能ブロック図である。この撮像装置20は、撮像部21と、撮像部21から出力されるアナログの画像データを自動利得調整(AGC)や相関二重サンプリング処理等のアナログ処理するアナログ信号処理部22と、アナログ信号処理部22から出力されるアナログ画像データをデジタル画像データに変換するアナログデジタル変換部(A/D)23と、後述のシステム制御部(CPU)29からの指示によってA/D23,アナログ信号処理部22,撮像部21の駆動制御を行う駆動部(タイミングジェネレータTGを含む)24と、CPU29からの指示によって発光するフラッシュライト25とを備える。
撮像素子駆動部24は、後述する垂直転送パルスφV1〜φV3,水平転送パルスφH1〜φH8,読出パルス,ラインメモリ制御パルスφLM1,φLM2,電子シャッタパルス等をCPU29からの指示を受けて固体撮像素子35に出力する。
撮像部21は、被写界からの光を集光する光学レンズ系21aと、該光学レンズ系21aを通った光を絞る絞りやメカニカルシャッタ21bと、光学レンズ系21aによって集光され絞りによって絞られた光を受光し撮像画像データ(アナログ画像データ)を出力するCCD型固体撮像素子35とを備える。
本実施形態の撮像装置20は更に、A/D23から出力されるデジタル画像データを取り込み補間処理やホワイトバランス補正,RGB/YC変換処理等を行うデジタル信号処理部26と、画像データをJPEG形式などの画像データに圧縮したり逆に伸長したりする圧縮/伸長処理部27と、カメラ背面等に設けられメニュー画面やスルー画像,撮像画像を表示する液晶表示部28と、撮像装置全体を統括制御するシステム制御部(CPU)29と、フレームメモリ等の内部メモリ30と、JPEG画像データ等を格納する記録メディア32との間のインタフェース処理を行うメディアインタフェース(I/F)部31と、これらを相互に接続するバス34とを備え、また、システム制御部29には、ユーザからの指示入力を行う操作部33が接続されている。
図2は、図1に示すCCD型固体撮像素子35の表面模式図である。半導体基板41の表面部には、二次元アレイ状に、図示する例では正方格子状に、複数の画素(フォトダイオード:PD)42が配列形成されている。各画素42上には原色系のR(赤)G(緑)B(青)のカラーフィルタがベイヤ配列されている。
画素42で構成される複数の画素列の夫々に沿って垂直電荷転送路(VCCD)43が設けられ、各画素42と垂直電荷転送路43とは読出ゲート44で接続されている。また、各垂直電荷転送路43の転送方向端部に沿って例えば特開2009―49353号公報に記載されている様なラインメモリ(LM)45が設けられ、このラインメモリ45と並行に水平電荷転送路(HCCD)46が設けられている。水平電荷転送路46の出力端部には、転送されてきた信号電荷の電荷量に応じた電圧値信号を撮像画像信号として出力するアンプ47が設けられている。
ラインメモリ45は、垂直電荷転送路43毎に対応するバッファ領域(メモリ部)を備え、対応する垂直電荷転送路43から転送されてきた信号電荷を一時保持し、図1の撮像素子駆動部24から出力される2相のラインバッファ制御パルスφLM1,φLM2のタイミング制御により、保持している信号電荷を水平電荷転送路46に転送する様に制御される。
水平電荷転送路46は、本実施形態では、多数の直列の転送段で構成され、本実施形態では、撮像素子駆動部24から出力される8相の転送パルスφH1〜φH8によって転送制御される。
なお、「水平」「垂直」という用語を用いて説明したが、これは半導体基板の表面に沿う「1方向」「この1方向に対して略直角の方向」という意味に過ぎない。
図3は、図2に示す矩形枠III内の詳細構成図であり、水平電荷転送路46側の4×4の計16個の部分の画素42と、垂直電荷転送路(VCCD)43と、ラインメモリ45と、水平電荷転送路46の要部拡大図である。
本実施形態の特徴とするところは、水平電荷転送路46の転送段1段と、この転送段1段に対応する垂直電荷転送路43の本数である。図示する例では、水平電荷転送路46の転送段の3段分を示しているが、左側の転送段1段が垂直電荷転送路43の2本に対応し、真ん中の転送段1段が垂直電荷転送路43の1本に対応し、右側の転送段1段が垂直電荷転送路43の2本に対応しており、これを繰り返している。
即ち、本実施形態の水平電荷転送路46の各転送段は、垂直電荷転送路を「2本」「1本」「2本」「1本」……と交互に2本と1本に対応していることを特徴としている。
水平電荷転送路46の各転送段は、周知の様に、埋め込みチャネルの不純物濃度の違いによりバリア部とストレージ部との組合せでなり、転送段1段を構成するバリア部とストレージ部の水平転送電極に同一位相の転送パルスφHi(i=1〜8)が印加される。
本実施形態では、水平電荷転送路46の転送パルスを8相駆動としており、ある転送段に転送パルスφH1を印加し、次に隣接する転送段に転送パルスφH2を印加し、…次に隣接する転送段に転送パルスφH8を印加し、次に隣接する転送段に転送パルスφH1を印加し、…を繰り返す構成となっている。
ラインメモリ45は、2相駆動の制御パルスφLM1,φLM2を印加する構成となっている。即ち、ラインメモリ45を構成する各メモリ部(基本的な構造は電荷転送部と同様であり、埋め込みチャネルとゲート絶縁膜を介した電極膜とで構成される。)の1つ置きに制御パルスφLM1を印加し、残りの1つ置きに制御パルスφLM2を印加する構成になっている。
図4は、図3と比較するための比較例を示す図であり、同色画素の水平4画素加算を容易に行える構造を備えた固体撮像素子を示している。この図4の構成と図3の構成との違いは、図4では、水平電荷転送路の各転送段が、夫々、垂直電荷転送路1本に対応している点であり、その他の構成は図3と同じである。
水平電荷転送路の各転送段の長さ(水平転送方向の長さ)は等しいため、図3の垂直電荷転送路の間隔と、図4の垂直電荷転送路の間隔とが等しければ、図3の本実施形態の固体撮像素子の水平電荷転送路の各転送段長さは、図4の比較例に比べて1.5倍となっている。
つまり、図3に示す実施形態では、水平電荷転送路46の2つの転送段で3本の垂直電荷転送路43に対応する構造とすることで、同色画素の水平6画素加算を容易にしている。
図5は、図3に示す固体撮像素子35で同色画素の水平6画素加算を行う駆動手順を示す図である。以下、図6,図7を使って転送及び画素加算について説明する。なお、図6,図7は、図5と同じ図である。
図6の上段に示す様に、各垂直電荷転送路のラインメモリ直前に並ぶ信号電荷行には、「R1」「G1」「R1」「G1」…と並んでおり、R1が1個置き、G1も1個置きに並んでいる。図6の上段にG1について○印を付けている。これら信号電荷の各々が、垂直電荷転送路1本に対して1つのバッファ領域に転送され保存される。なお、R1,G1の「1」は信号電荷が1個分であることを示している。
ラインメモリ45内でも、信号電荷R1は1つ置きに収納され、信号電荷G1も残りの1つ置きに収納される。ラインメモリ45は2相の制御パルスφLM1,φLM2で駆動されるため、信号電荷G1収納位置のラインメモリ電極に制御パルスを印加することで、信号電荷G1だけが、図6に示すラインメモリからの矢印に従って水平電荷転送路46上に読み出される。ラインメモリバッファ領域は、3個分が水平電荷転送路45の2つの転送段に対応するため、信号電荷G1は、連続する3つの水平転送段に収納され、1つの水平転送段を空けて次の3つの水平転送段に収納され、…となる。
最初の3つの信号電荷G1を収納した水平転送段の水平電極はH2,H3,H4であり、次の3つの信号電荷G1を収納した水平転送段の水平電極はH6,H7,H8である。水平転送パルスは8相パルスであり、夫々別々に印加できるため、先ず、水平電極H3,H4に転送パルスを印加して一段づつ進め、水平電極H7,H8に転送パルスを印加して1段づつ進めると、水平電極H2下の信号電荷は2電荷分となってG2(2は2電荷分を示す)となり(符号51で示す)、水平電極H6下の信号電荷も2電荷分となってG2となる(符号52で示す)。
更に、上記と同時に、水平電極H3,H7に水平転送パルスを印加して夫々1段づつ進めると、電極H2下と電極H6下の信号電荷は3電荷分に纏まり、G3(3は3電荷分を示す)となる(符号53で示す)。次に、電極H2下の信号電荷G3は動かさずに、電極H6下の信号電荷を電極H2下まで転送させると、符号54の位置で、G1信号電荷が6画素分混合されて水平6画素加算された信号となる。以後のこの6画素加算されたG6(6は6電荷分を示す)がそのまま転送される。
次に、図7に示す様に、信号電荷R1の水平6画素加算を行う。図7の上段には、水平方向に並ぶ12個の信号電荷R1が○印を付した様にある。最初の6個を加算し、次の6個を加算するのであるが、先ず、6個づつの後半4個の信号電荷R1だけを水平電荷転送路46に矢印で示すように読み出す。
そして、これら4個づつの信号電荷R1を、上述した信号電荷G1の転送混合と同様にして水平電荷転送路上の符号55で示す位置で混合し信号電荷R4(4は4電荷分を示す)を得る。次に、これら信号電荷R4を電極H2下まで転送した後、残りの2個の信号電荷R1を水平電荷転送路に、矢印に示す様に読み出し、1段分転送を行うと、符号56に示す位置で6画素加算した信号電荷R6が得られる。
以下、次段の信号電荷g1(Rと並ぶG1と区別するため小文字gとしている),B1,g1,…についても同様に6画素加算して、同色6画素の水平加算を完了し、アンプ47から出力する。
なお、図5〜図7の説明では最終的に6画素加算したが、加算途中の3画素加算で止めてアンプ47から出力させることで、ハイビジョン動画のサイズが得られることになる。
図8は、図4に示す固体撮像素子で同色画素の水平4画素加算する動作手順を示す図であり、図5の6画素加算の実施形態と比較する図である。加算の方法は、図6,図7で説明したのと同様であるため、説明は省略するが、水平4画素加算が完了するまでの時間は、図6,図7で説明した本実施形態の水平6画素加算と同程度である。
しかし、図4に示す固体撮像素子の構造のまま、6画素加算する場合には、図8に示すより複雑な動作手順を工夫しなくてはならず、6画素加算が完了するまで更に時間を要することになり、フレームレート的に厳しくなる。
図9は、本発明の別実施形態に係るCCD型固体撮像素子60の要部構成図である。この固体撮像素子60では、半導体基板表面に複数の画素42が二次元アレイ状に配列形成され、また、奇数行の画素行が偶数行の画素行に対して1/2画素ピッチだけずれて形成され、所謂ハニカム画素配列となっている。
偶数行の画素は正方格子配列されており、これをA面を構成する画素群としてRGBのカラーフィルタをベイヤ配列する。同様に、奇数行の画素も正方格子配列されており、これをB面を構成する画素群としてRGBのカラーフィルタをベイヤ配列する。
そして、画素列2列に対して1本の垂直電荷転送路43を設け、画素列2列が1本の垂直電荷転送路を共用する構成としている。この構成により、1本の垂直電荷転送路43には、信号電荷Rと信号電荷Gだけが転送され、しかも、RRGGRRGG…と同色2画素づつ連続することになる。次の1本の垂直電荷転送路43には、信号電荷Gと信号電荷Bだけが転送され、しかも、GGBBGGBB…と同色2画素づつ連続することになる。
従って、この固体撮像素子60では、垂直電荷転送路43上で同色2画素の画素加算が可能となる。
この固体撮像素子60に、図3の固体撮像素子35と同様に、ラインメモリ45及び水平電荷転送路46を設け、水平転送段2段で垂直電荷転送路3本に対応させる。
これにより、垂直電荷転送路上で2画素加算、水平電荷転送路上で6画素加算することで、計12画素加算が可能となる。
なお、図3,図9の画素配列,カラーフィルタ配列だけを述べたが、別のカラーフィルタ配列であっても、水平方向に1つ置きに同色信号電荷が並び残りの1つ置きに別の同色信号電荷が並ぶ構成であれば、図3,図9に示すラインメモリ,水平電荷転送路を適用することで、同様に水平6画素加算が容易となる。
上述した各実施形態では、水平電荷転送路の1つの水平転送段が平均して垂直電荷転送路の1.5本に対応する様にして同色画素の水平6画素加算を容易にしたが、水平電荷転送路の1つの水平転送段を垂直電荷転送路の2本に対応させると、同色画素の水平8画素加算が容易となる。固体撮像素子の搭載画素数が更に多画素化したとき、この水平8画素加算が有効となる。
水平転送段1段に垂直電荷転送路を2本づつ対応させると、図5の上段の図から分かる通り、水平電極Hi(i=1〜8)の各々がラインバッファ電極L1,L2の2電極に対応する。このため、6画素加算時には、図6に示される様に、信号電荷G1が3個づつ読み出され、1水平電極分が空いた状態となるが、水平転送段1段に垂直電荷転送路を2本づつ対応させると、信号電荷G1は空き水平電極部分が無く全て連続して読み出され、8画素加算が容易となる。
以上述べた様に、実施形態による固体撮像素子は、半導体基板の表面部に二次元アレイ状に配列形成され各々が受光量に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素と、該画素で構成される複数の画素列に沿って形成され前記画素で検出された前記信号電荷を転送する複数の垂直電荷転送路と、複数の前記垂直電荷転送路の各々に対して前記信号電荷を受け取り一時保持するバッファ領域を有し複数の前記垂直電荷転送路の転送方向端部に沿って形成されるラインメモリと、該ラインメモリに隣接して形成され該ラインメモリの前記バッファ領域から受け取った前記信号電荷を出力段に転送する水平電荷転送路であって前記垂直電荷転送路2本に対応する2つの前記バッファ領域に接続される水平転送段1段と前記垂直電荷転送路1本に対応する前記バッファ領域に接続される水平転送段1段とが交互に設けられた水平電荷転送路とを備えることを特徴とする。
また、実施形態の固体撮像素子は、前記ラインメモリが2相駆動されることを特徴とする。
また、実施形態の固体撮像素子は、前記水平電荷転送路が8相駆動されることを特徴とする。
また、実施形態の固体撮像素子は、前記複数の画素が前記半導体基板の表面部に正方格子状に配列形成されカラーフィルタ配列がベイヤ配列されることを特徴とする。
また、実施形態の固体撮像素子は、半導体基板の表面部に二次元アレイ状に配列形成される複数の画素の奇数行の画素行が偶数行の画素行に対して1/2画素ピッチずらして形成され、奇数行の画素に対してカラーフィルタがベイヤ配列されると共に偶数行の画素に対してもカラーフィルタがベイヤ配列され、前記画素の画素列2列毎に1本の共用の前記垂直電荷転送路が設けられることを特徴とする。
また、実施形態の固体撮像素子の駆動方法は、前記ラインメモリの前記バッファ領域の1つ置きに保持された同色の前記信号電荷を前記水平電荷転送路に転送し該水平電荷転送路上で6画素加算することを特徴とする。
また、実施形態の固体撮像素子の駆動方法は、前記垂直電荷転送路上で連続する同色2画素の信号電荷を加算し、前記ラインメモリの前記バッファ領域の1つ置きに保持された同色の前記信号電荷を前記水平電荷転送路に転送し該水平電荷転送路上で6画素加算することで計12画素加算を行うことを特徴とする。
また、実施形態の撮像装置は、上記記載の固体撮像素子と、該固体撮像素子を駆動し同色画素の水平6画素加算駆動を行う撮像素子駆動手段とを備えることを特徴とする。
以上述べた実施形態によれば、水平6画素加算が容易となり、VGAサイズの動画像を高フレームレートで得ることが可能となる。
また、実施形態の固体撮像素子は、半導体基板の表面部に二次元アレイ状に配列形成され各々が受光量に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素と、該画素で構成される複数の画素列に沿って形成され前記画素で検出された前記信号電荷を転送する複数の垂直電荷転送路と、複数の前記垂直電荷転送路の各々に対して前記信号電荷を受け取り一時保持するバッファ領域を有し複数の前記垂直電荷転送路の転送方向端部に沿って形成されるラインメモリと、該ラインメモリに隣接して形成され該ラインメモリの前記バッファ領域から受け取った前記信号電荷を出力段に転送する水平電荷転送路であって水平転送段1段が前記垂直電荷転送路2本に対応する2つの前記バッファ領域に接続される水平電荷転送路とを備えることを特徴とする。
この構成により、固体撮像素子の搭載画素数が増えた場合でも水平8画素加算が容易となり、VGAサイズの動画像を高フレームレートで読み出すことが可能となる。
本発明に係るCCD型固体撮像素子は、6画素加算が容易且つ迅速に可能となるため、フレームレートを落とさずに動画像を得ることができ、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラ、カメラ付携帯電話機、PDAやノートパソコン等のカメラ付電子装置、内視鏡等の撮像装置一般に適用すると有用である。
20 撮像装置
21 撮像部
24 撮像素子駆動手段を含む駆動部
26 デジタル信号処理部(DSP)
29 システム制御部(CPU)
35,60 CCD型固体撮像素子
42 画素
43 垂直電荷転送路
44 読出ゲート
45 ラインメモリ
46 水平電荷転送路

Claims (9)

  1. 半導体基板の表面部に二次元アレイ状に配列形成され各々が受光量に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素と、該画素で構成される複数の画素列に沿って形成され前記画素で検出された前記信号電荷を転送する複数の垂直電荷転送路と、複数の前記垂直電荷転送路の各々に対して前記信号電荷を受け取り一時保持するバッファ領域を有し複数の前記垂直電荷転送路の転送方向端部に沿って形成されるラインメモリと、該ラインメモリに隣接して形成され該ラインメモリの前記バッファ領域から受け取った前記信号電荷を出力段に転送する水平電荷転送路であって前記垂直電荷転送路2本に対応する2つの前記バッファ領域に接続される水平転送段1段と前記垂直電荷転送路1本に対応する前記バッファ領域に接続される水平転送段1段とが交互に設けられた水平電荷転送路とを備える固体撮像素子。
  2. 請求項1に記載の固体撮像素子であって、前記ラインメモリが2相駆動される固体撮像素子。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の固体撮像素子であって、前記水平電荷転送路が8相駆動される固体撮像素子。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の固体撮像素子であって、前記複数の画素が前記半導体基板の表面部に正方格子状に配列形成されカラーフィルタ配列がベイヤ配列される固体撮像素子。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の固体撮像素子であって、半導体基板の表面部に二次元アレイ状に配列形成される複数の画素の奇数行の画素行が偶数行の画素行に対して1/2画素ピッチずらして形成され、奇数行の画素に対してカラーフィルタがベイヤ配列されると共に偶数行の画素に対してもカラーフィルタがベイヤ配列され、前記画素の画素列2列毎に1本の共用の前記垂直電荷転送路が設けられる固体撮像素子。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の固体撮像素子の駆動方法であって、前記ラインメモリの前記バッファ領域の1つ置きに保持された同色の前記信号電荷を前記水平電荷転送路に転送し該水平電荷転送路上で6画素加算する固体撮像素子の駆動方法。
  7. 請求項5に記載の固体撮像素子の駆動方法であって、前記垂直電荷転送路上で連続する同色2画素の信号電荷を加算し、前記ラインメモリの前記バッファ領域の1つ置きに保持された同色の前記信号電荷を前記水平電荷転送路に転送し該水平電荷転送路上で6画素加算することで計12画素加算を行う固体撮像素子の駆動方法。
  8. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の固体撮像素子と、該固体撮像素子を駆動し同色画素の水平6画素加算駆動を行う撮像素子駆動手段とを備える撮像装置。
  9. 半導体基板の表面部に二次元アレイ状に配列形成され各々が受光量に応じた信号電荷を蓄積する複数の画素と、該画素で構成される複数の画素列に沿って形成され前記画素で検出された前記信号電荷を転送する複数の垂直電荷転送路と、複数の前記垂直電荷転送路の各々に対して前記信号電荷を受け取り一時保持するバッファ領域を有し複数の前記垂直電荷転送路の転送方向端部に沿って形成されるラインメモリと、該ラインメモリに隣接して形成され該ラインメモリの前記バッファ領域から受け取った前記信号電荷を出力段に転送する水平電荷転送路であって水平転送段1段が前記垂直電荷転送路2本に対応する2つの前記バッファ領域に接続される水平電荷転送路とを備える固体撮像素子。
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