JP2011064849A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像の表示を明るくするとともに、表示品位の良好な電気光学装置及び電子機器を提供する。
【解決手段】電気光学装置は、一対の基板32,50と、一対の基板32,50間に挟持された電気光学層46と、を有し、一方の基板32に、トランジスター38と、トランジスター38に対応して設けられた反射電極40aと、隣り合う反射電極40a間に、一対の基板32,50間のギャップを規定し、誘電体多層膜からなるスペーサー72と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、電気光学装置及び電子機器に関するものである。
各種の液晶装置のうち、反射型の液晶装置は、画素トランジスター及び反射性画素電極が複数設けられた第1基板と、この第1基板に対向する透光性の第2基板と、第1基板と第2基板との間に保持された液晶層とを有している。かかる液晶装置においては、第2基板側から入射した光が反射性画素電極で反射して第2基板の側から射出される間に液晶層によって光変調される。したがって、第2基板側から入射した光のうち、反射性画素電極の間に入射した光は変調光の射出に寄与しないことになる。
液晶層に高分子分散液晶を用いた反射型の液晶装置において、反射性画素電極の間に光吸収膜を設けることにより、反射性画素電極の間に入射した光が画素トランジスターに入射することを防止する構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一方、プロジェクターのライトバルブとして用いられる液晶装置などの電気光学装置では、TFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスター)アクティブマトリクス駆動方式と呼ばれる駆動方式が採用されている。TFTアクティブマトリクス駆動方式の液晶装置は、基板上にマトリクス状に配置された複数の画素領域が設けられており、各画素領域に対応した画素電極にはTFT素子(スイッチング素子)が電気的に接続された構成になっている。このTFT素子は液晶装置の画素間領域に設けられており、同じく画素間領域に設けられた信号線と走査線と介して電気信号が供給される構成になっている。
画素領域から射出される光の光量はできるだけ多く、すなわち明るいことが望ましく、高光利用効率の実現が要求されている。例えば、画素間に拡散反射性の膜を設けることで、反射表示の際に、液晶表示装置に観察者側から入射した光は、拡散反射性の膜によっても拡散的に反射されるので、反射表示を明るくすることができる構成、さらに、拡散反射性の膜が遮光性を兼備することで、例えばバックライトを用いた透過表示による黒表示の際に、画素間からの光漏れが抑制され、メリハリのある高コントラストの表示を得ることができる構成が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平7−5454号公報 特開平7−294896号公報
液晶装置では、明るい画像を表示するなどの目的で変調光の射出光量を高めることが要求されているが、特許文献1に記載の構成では、反射性画素電極の間に入射した光が光吸収膜によって吸収されるため、上記の要求に対応することができない。
また、表示品質を良好にするなどの目的でセルギャップを一様にすることが要求されているが、特許文献1,2に記載の構成では、セルギャップ制御ができないため、上記の要求に対応することができない。
そこで、本発明の課題は、反射性画素電極の間に入射した光についても画像の表示に寄与させることで明るくするとともに、セルギャップが一様なため表示品位の良好な電気光学装置及び電子機器を提供することを目的としている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]一対の基板と、前記一対の基板間に挟持された電気光学層と、を有し、一方の前記基板に、トランジスターと、前記トランジスターに対応して設けられた反射電極と、隣り合う前記反射電極間に、前記一対の基板間のギャップを規定し、誘電体多層膜からなるスペーサーと、を備えることを特徴とする電気光学装置。
これによれば、本発明に係る電気光学装置は、反射型電気光学装置であり、他方の基板側から入射した光は反射電極で反射して他方の基板の側から射出される間に電気光学層によって光変調される。したがって、他方の基板側から入射した光のうち、互いに隣り合う反射電極によって挟まれた領域、すなわち、反射電極の間に入射した光は反射電極で反射されないことになる。しかるに本発明に係る電気光学装置では、反射電極によって挟まれた隙間内に誘電体多層膜からなるスペーサーが設けられているため、反射電極の間に入射した光は、スペーサーによって反射されて他方の基板側から射出される。それ故、反射電極の間に入射した光についても画像の表示に寄与させることができるので、明るい画像を表示することができる。また、画素トランジスターは、通常、反射電極の下層側に設けられているが、反射電極の間に入射した光は、スペーサーによって反射され、画素トランジスターに到達しないため、画素トランジスターでは光電流に起因する誤動作や、光劣化が発生しない。これにより、画素トランジスターの光電流に起因する誤動作や、光劣化を抑えたまま(表示品位を保ったまま)、明るい画像を表示することができる。また、スペーサーをスペーサーとして利用することで、セルギャップの均一化が図られ面内の色むら等による表示品位の悪化を制御することができる。したがって、反射型電気光学装置において、画素間を抜けてパネル内に入射する光を抑制し、反射させることで明るく、またセルギャップが一様なため表示品位の良好なパネル構造の電気光学装置を提供することができる。
[適用例2]上記電気光学装置であって、前記スペーサーの側面は、斜面を有することを特徴とする電気光学装置。
これによれば、スペーサーの側面を斜面とすることで、画素間の光が反射され、擬似的に有効反射画素エリア(透過型で言う開口率)が100%となり、光を有効に利用できる。
[適用例3]上記電気光学装置であって、前記スペーサーは、平面視で格子状に形成されていることを特徴とする電気光学装置。
これによれば、スペーサーは、格子状のパターンとし高さを揃えることで、電気光学層を挟持しているセルギャップが均一となるため表示品位が良好にすることができる。また、スペーサーが絶縁性であるため、反射電極間にスペーサーを設けた場合でも、反射電極を短絡させるおそれがない。
[適用例4]上記電気光学装置であって、前記スペーサーは、所定の波長の光を反射させることを特徴とする電気光学装置。
これによれば、電気光学装置に形成されるスペーサーの構成を、電気光学装置に供給される光の波長に応じて有効に利用できる。
[適用例5]上記電気光学装置であって、前記電気光学装置に供給される色光に対応する波長域における前記スペーサーの反射率は、該色光に対応する波長域とは異なる波長における前記スペーサーの反射率よりも高いことを特徴とする電気光学装置。
これによれば、電気光学装置に形成されるスペーサーの構成を、電気光学装置に供給される光の波長に応じて最適化することができる。
[適用例6]上記電気光学装置であって、平面視で、前記スペーサーの上部表面と重なる領域に、光吸収層が形成されていることを特徴とする電気光学装置。
これによれば、平面視で、スペーサーの上部表面と重なる領域に、光吸収層を形成することにより、散乱時、液晶層で乱反射する光を吸収することができ、表示パネルのコントラストを向上することができる。また、トランジスターの光電流に起因する誤動作や、光劣化を抑えたまま(表示品位を保ったまま)、よりコントラストが高い画像を表示することができる。
[適用例7]上記のいずれか一項に記載の電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
これによれば、上記のいずれか一項に記載の電気光学装置を備えることにより、明るい画像を表示し、表示品位の良好な電子機器を提供することができる。
[適用例8]上記電子機器であって、前記複数の電気光学装置のうち第1の電気光学装置に第1の色光を供給し、前記複数の電気光学装置のうち第2の電気光学装置に第1の色光とは異なる色の第2の色光を供給する光源部と、前記複数の電気光学装置によって光変調された光を合成する合成手段と、前記合成手段によって合成された光を投射する投射光学系と、を備えていることを特徴とする電子機器。
これによれば、「第1の電気光学装置」「第2の電気光学装置」とは、例えば、3つの電気光学装置が用いられる場合、3つの電気光学装置のうちの任意の1つの電気光学装置が「第1の電気光学装置」に相当し、残り2つの電気光学装置の一方あるいは双方が「第2の電気光学装置」に相当する。投射型表示装置(電子機器)において、前記第1の電気光学装置に設けられたスペーサーの反射率の波長依存性は、第2の電気光学装置に設けられたスペーサーの反射率の波長依存性とは異なる構成を採用することができる。かかる構成を採用すれば、電気光学装置に形成されるスペーサーの構成を、電気光学装置に供給される光の波長に応じて最適化することができるので、電気光学装置に供給される色光に対する反射率が高いスペーサーを構成することができる。
[適用例9]上記電子機器であって、前記第1の電気光学装置に設けられた前記スペーサーの反射率の波長依存性は、前記第2の電気光学装置に設けられた前記スペーサーの反射率の波長依存性とは異なることを特徴とする電子機器。
これによれば、電気光学装置に形成されるスペーサーの構成を、電気光学装置に供給される光の波長に応じて最適化することができるので、電気光学装置に供給される色光に対する反射率が高いスペーサーを構成することができる。
第1の実施形態に係る投射型表示装置(電子機器)の光学系の構成を示す説明図。 第1の実施形態に係る液晶装置の電気的構成を示すブロック図。 (A)及び(B)は各々、第1の実施形態に係る液晶装置の液晶パネルを各構成要素と共に対向する基板の側から見た平面図、及びそのIII−III’線に相当する位置で液晶パネルを切断したときの断面図。 (A)及び(B)は各々、第1の実施形態に係る液晶装置に用いた素子基板において相隣接する画素の平面図、及びそのIV−IV’線に相当する位置で液晶装置を切断したときの断面図。 第1の実施形態に係る液晶装置に用いた絶縁性反射層(誘電体多層膜/誘電体ミラー)の説明図。 第1の実施形態に係る液晶装置の製造方法を示す工程断面図。 第2の実施形態に係る液晶装置に用いた素子基板において相隣接する画素の平面図。 本実施形態に係る液晶装置を直視型表示装置として用いた電子機器の説明図。
図面を参照して、本実施形態を説明する。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
(第1の実施形態)
[投射型表示装置の構成]
(全体構成)
図1は、本実施形態に係る投射型表示装置(電子機器)の光学系の構成を示す説明図である。図1に示す投射型表示装置2において、光源部10は、システム光軸Lに沿って光源12、インテグレーターレンズ14、及び偏光変換素子16が配置された偏光照明装置18を有している。また、光源部10は、システム光軸Lに沿って、偏光照明装置18から射出されたS偏光光束をS偏光光束反射面20により反射させる偏光ビームスプリッター22と、偏光ビームスプリッター22のS偏光光束反射面20から反射された光のうち、青色光(B)の成分を分離するダイクロイックミラー24と、青色光が分離された後の光束のうち、赤色光(R)の成分を反射させて分離するダイクロイックミラー26と、を有している。
また、投射型表示装置2は、各色光が入射する3つの液晶装置4(液晶装置4R,液晶装置4G,液晶装置4B)を備えており、光源部10は、3つの液晶装置4(液晶装置4R,液晶装置4G,液晶装置4B)に所定の色光を供給する。
かかる投射型表示装置2においては、液晶装置4R,液晶装置4G,液晶装置4Bにて変調された光を、ダイクロイックミラー24、ダイクロイックミラー26、及び偏光ビームスプリッター22を含む合成手段によって合成した後、この合成光を投射光学系28によってスクリーン30などの被投射部材に投射する。
なお、投射型表示装置については、光源部として、各色の光を射出するLED光源などを用い、かかるLED光源から射出された色光を各々、別の液晶装置に供給するように構成してもよい。
いずれの場合も、3つの液晶装置4(液晶装置4R,液晶装置4G,液晶装置4B)では、入射する光の波長域が限定されている。
(液晶装置の構成)
図2は、図1に示す投射型表示装置に用いられる液晶装置の電気的構成を示すブロック図である。図3(A)及び(B)は各々、図1に示す投射型表示装置に用いられる液晶装置の液晶パネルを各構成要素と共に対向する基板の側から見た平面図、及びそのIII−III’線に相当する位置で液晶パネルを切断したときの断面図である。
図2に示すように、液晶装置4は、TN(Twisted Nematic)モードあるいはVA(Vertical Alignment)モードの液晶パネル4pを有しており、液晶パネル4pは、その中央領域に複数の画素4aがマトリクス状に配列された画素領域32bを備えている。かかる液晶パネル4pにおいて、後述する一方の基板としての第1基板32には、画素領域32bの内側で複数本のデータ線34a及び複数本の走査線36aが縦横に延びており、それらの交点に対応する位置に画素4aが構成されている。複数の画素4aの各々には、電界効果型トランジスターからなる画素トランジスター38、及び後述する反射電極としての反射性画素電極40aが形成されている。画素トランジスター38のソースにはデータ線34aが電気的に接続され、画素トランジスター38のゲートには走査線36aが電気的に接続され、画素トランジスター38のドレインには、反射性画素電極40aが電気的に接続されている。
第1基板32において、画素領域32bの外側領域には走査線駆動回路42及びデータ線駆動回路44が構成されている。データ線駆動回路44は各データ線34aの一端に電気的に接続しており、画像処理回路から供給される画像信号を各データ線34aに順次供給する。走査線駆動回路42は、各走査線36aに電気的に接続しており、走査信号を各走査線36aに順次供給する。
各画素4aにおいて、反射性画素電極40aは、後述する第2基板50に形成された共通電極60と電気光学層としての液晶層46を介して対向し、液晶容量46aを構成している。また、各画素4aには、液晶容量46aで保持される画像信号の変動を防ぐために、液晶容量46aと並列に保持容量48が付加されている。本実施形態では、保持容量48を構成するために、複数の画素4aに跨って走査線36aと並行して延びた容量線36bが形成されている。
図3(A)及び(B)に示すように、液晶装置4の液晶パネル4pでは、一対の基板としての第1基板32と第2基板50とが所定の隙間(ギャップ)を介してシール材52によって貼り合わされており、シール材52は第2基板50の縁に沿うように配置されている。シール材52は、光硬化樹脂や熱硬化性樹脂等からなる接着剤であり、両基板間の距離を所定値とするためのグラスファイバー、あるいはガラスビーズ等のギャップ材が配合されている。本実施形態において、第1基板32の基板本体32dは透光性基板であり、第2基板50の基板本体50dも透光性基板である。なお、第1基板32の基板本体32dとしては、単結晶シリコン基板などを用いてもよい。
第1基板32において、シール材52の外側領域では、第1基板32の一辺に沿ってデータ線駆動回路44及び複数の端子54が形成されており、この一辺に隣接する他の辺に沿って走査線駆動回路42が形成されている。また、第2基板50のコーナー部の少なくとも1箇所においては、第1基板32と第2基板50との間で電気的導通をとるための上下導通材56が形成されている。
詳しくは後述するが、第1基板32には、アルミニウムやアルミニウム合金などといったアルミニウム系材料や、銀や銀合金などといった銀系材料からなる反射性画素電極40a(反射電極)がマトリクス状に形成されている。本実施形態では、反射性画素電極40aには、上記の金属材料のうち、アルミニウムやアルミニウム合金などといったアルミニウム系材料が用いられている。
第2基板50には、シール材52の内側領域に遮光性材料からなる額縁58が形成され、その内側が画像表示領域32aとされている。第2基板50には、ITO(Indium Tin Oxide)膜からなる共通電極60(透光性電極)が形成されている。なお、第2基板50には反射性画素電極40a間と対向する位置にブラックマトリクスあるいはブラックストライプと称せられる遮光膜(図示せず)が形成されることがある。
なお、画素領域32bには、額縁58と重なる領域にダミーの画素が構成される場合があり、この場合、画素領域32bのうち、ダミー画素を除いた領域が画像表示領域32aとして利用されることになる。
かかる反射型の液晶装置4においては、矢印Lで示すように、第2基板50の側から入射した光が反射性画素電極40aで反射して再び、第2基板50の側から射出される間に液晶層46によって画素毎に光変調される結果、画像が表示される。第2基板50の光入射側の面には、使用する液晶層46の種類や、ノーマリーホワイトモード/ノーマリーブラックモードの別に応じて、偏光フィルム、位相差フィルム、偏光板等が所定の向きに配置される。ここで、液晶装置4は、図1を参照して説明した投射型表示装置(液晶プロジェクター)において、赤色、青色又は緑色の光が入射することになるので、カラーフィルターは形成されていない。なお、液晶装置4を、後述するモバイルコンピューターや携帯電話機等といった電子機器のカラー表示装置として用いる場合、第2基板50には、カラーフィルター(図示せず)や保護膜が形成される。
(各画素の構成)
図4(A)及び(B)は各々、本発明を適用した反射型の液晶装置4に用いた第1基板32に設けられた複数の画素の平面図、及びそのIV−IV’線に相当する位置で液晶装置4を切断したときの断面図である。なお、図4(A)において、データ線34aは一点鎖線で示し、走査線36a及び容量線36bは実線で示し、半導体層62aは細い点線で示し、反射性画素電極40aについては二点鎖線で示してある。
図4(A)及び(B)に示すように、第1基板32には、石英基板やガラス基板等からなる透光性基板、あるいは単結晶シリコン基板などの基板本体32dの第1面32x及び第2面32yのうち、第2基板50側に位置する第1面32x(一方の基板面)にシリコン酸化膜等からなる透光性の下地絶縁層64が形成されている。また、第1基板32には、下地絶縁層64の上層側において、反射性画素電極40aと重なる位置にNチャネル型の画素トランジスター38が形成されている。画素トランジスター38は、島状のポリシリコン膜、あるいは島状の単結晶半導体層からなる半導体層62aに対して、チャネル領域62g、低濃度ソース領域62b、高濃度ソース領域62d、低濃度ドレイン領域62c、及び高濃度ドレイン領域62eが形成されたLDD構造を備えている。半導体層62aの表面側には、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜からなる透光性のゲート絶縁層65が形成されており、ゲート絶縁層65の表面には、金属膜やドープトシリコン膜からなるゲート電極(走査線36a)が形成されている。また、半導体層62aにおける高濃度ドレイン領域62eからの延設部分には、ゲート絶縁層65を介して容量線36bが対向し、保持容量48が形成されている。
本実施形態において、画素トランジスター38はLDD(Lightly Doped Drain)構造を備えているが、高濃度ソース領域及び高濃度ドレイン領域が走査線36aに自己整合的に形成されている構造を採用してもよい。また、本実施形態では、ゲート絶縁層65は、熱酸化により形成されたシリコン酸化膜からなるが、CVD法等により形成されたシリコン酸化膜やシリコン窒化膜を用いることもできる。さらに、ゲート絶縁層65には、熱酸化により形成されたシリコン酸化膜と、CVD法等により形成されたシリコン酸化膜やシリコン窒化膜との多層膜を用いることもできる。また、基板本体32dが単結晶シリコン基板である場合、単結晶シリコン基板自身に画素トランジスター38を形成してもよい。
画素トランジスター38の上層側には、シリコン酸化膜やシリコン窒化膜等の透光性絶縁膜からなる層間絶縁膜66,68が形成されている。層間絶縁膜66の表面には金属膜やドープトシリコン膜からなるデータ線34a及びドレイン電極34bが形成され、データ線34aは、層間絶縁膜66に形成されたコンタクトホール66aを介して高濃度ソース領域62dに電気的に接続し、ドレイン電極34bは、層間絶縁膜66に形成されたコンタクトホール66bを介して高濃度ドレイン領域62eに電気的に接続している。層間絶縁膜68の表面には反射性画素電極40aが島状に形成されており、反射性画素電極40aは、層間絶縁膜68に形成されたコンタクトホール68bを介してドレイン電極34bに電気的に接続されている。かかる電気的な接続を行うにあたって、本実施形態では、コンタクトホール68bの内部は、プラグ70aと称せられる導電膜によって埋められ、反射性画素電極40aは、プラグ70aを介してドレイン電極34bに電気的に接続されている。層間絶縁膜68の表面とプラグ70aの表面は、連続した平坦面を形成しており、かかる平坦面上に反射性画素電極40aが形成されている。
本実施形態において、隣り合う反射性画素電極40aにより挟まれた隙間40sの内側には、スペーサーとしての絶縁性反射膜からなる絶縁性反射層72が形成されている。絶縁性反射層72は、第1基板32と第2基板50との隙間を規定している。本実施形態において、絶縁性反射層72は、後述する誘電体多層膜からなる。
絶縁性反射層72の側面は、斜面を有している。これにより、誘電体多層膜の側面を斜面とすることで、画素間の光が反射され、擬似的に有効反射画素エリア(透過型で言う開口率)が100%となり、光を有効に利用できる。
絶縁性反射層72は、平面視で格子状に形成されている。これにより、絶縁性反射層72は、格子状のパターンとし高さを揃えることで、液晶層46を挟持している隙間が均一となるため表示品位が良好にすることができる(透過型パネルに比べ反射型パネルは一般的にセルギャップが1/2)。また、絶縁性反射層72が絶縁性であるため、反射性画素電極40a間に絶縁性反射層72を設けた場合でも、反射性画素電極40aを短絡させるおそれがない。更に、従来技術のホトコンダクター現象防止の機能はそのまま維持できる。
配向膜74は、ポリイミドなどの樹脂膜、あるいはシリコン酸化膜などの斜方蒸着膜からなる。本実施形態において、配向膜74は、シリコン酸化膜などの斜方蒸着膜からなり、かかる無機配向膜を用いた場合、配向膜74と反射性画素電極40aとの層間にシリコン酸化膜やシリコン窒化膜などの保護膜が形成されることもある。
第2基板50では、透光性の基板本体50dにおいて第1基板32と対向する面全体にITO膜からなる共通電極60が形成され、共通電極60の表面側にも、第1基板32と同様、配向膜76が形成されている。かかる配向膜76も、配向膜74と同様、ポリイミドなどの樹脂膜、あるいはシリコン酸化膜などの斜方蒸着膜からなる。本実施形態において、配向膜76は、シリコン酸化膜などの斜方蒸着膜からなり、かかる無機配向膜を用いた場合、配向膜76と共通電極60との層間にシリコン酸化膜やシリコン窒化膜などの保護膜が形成されることもある。
このように構成した第1基板32と第2基板50は、反射性画素電極40aと共通電極60とが対面するように対向配置され、かつ、これらの基板間には、シール材52により囲まれた空間内に液晶が封入され、液晶層46が形成されている。液晶層46は、反射性画素電極40aからの電界が印加されていない状態で、第1基板32及び第2基板50に形成された配向膜74,76により所定の配向状態をとる。液晶層46は、例えば一種又は数種のネマティック液晶を混合したもの等からなる。
(絶縁性反射層の構成)
図5は、本実施形態に係る液晶装置に用いた絶縁性反射層(誘電体多層膜/誘電体ミラー)の説明図である。
図4(B)に示す絶縁性反射層72は、屈折率が低い誘電体膜からなる低屈折率層と、この低屈折率層より屈折率が高い誘電体膜からなる高屈折率層とが交互に積層された誘電体多層膜である。かかる誘電体多層膜では、低屈折率層と高屈折率層とが交互に1層ずつ、計2層形成された構成や、低屈折率層と高屈折率層とを1組にして複数組(例えば、2組)が積層された構成を有している。ここで、低屈折率層と高屈折率層とは、屈折率の相対的な高低に定義されるものであり、その高低に絶対的な数値が存在するものではない。したがって、例えば、屈折率が1.7未満のものを低屈折率層とし、屈折率が1.7以上のものを高屈折率層と定義すれば、低屈折率層及び高屈折率層としては、以下の材料の単一系や混合系が用いられる。
(低屈折率層)
フッ化マグネシウム(MgF2)/屈折率=1.38
二酸化シリコン(SiO2)/屈折率=1.46
フッ化ランタン(LaF3)/屈折率=1.59
酸化アルミニウム(Al23)/屈折率=1.62
フッ化セリウム(CeF3)/屈折率=1.63
(高屈折率層)
酸化インジウム(In23)/屈折率=2.00
窒化シリコン(SiN)/屈折率=2.05
酸化チタン(TiO2)/屈折率=2.10
酸化ジルコニウム(ZrOF2)/屈折率=2.10
酸化タンタル(Ta25)/屈折率=2.10
酸化タングステン(WO3)/屈折率=2.35
硫化亜鉛(ZnS)/屈折率=2.35
酸化セリウム(CeO2)/屈折率=2.42
これらのいずれの誘電体膜を用いた場合も、低屈折率層及び高屈折率層の各々の光学的膜厚nd(n=屈折率、d=膜厚)は、設計の際の指定波長λ0の1/4倍に設定される。
かかる構成によれば、高屈折率から低屈折率への境界面での反射波面の位相の変化が発生せず、かつ、その逆の境界面での反射波面の位相の変化は180°である。また、隣り合う面からの2つの反射波面の間の光路差に因る位相差が180°となり、位相の変化量と合わせると、各境界面での反射波面は全て同位相になる。その結果、高い反射率を発揮する。その際、屈折率の差が大きな2つの誘電体材料の組合せを用いると、少ない層数でも高い反射特性を得ることができる。
かかる誘電体多層膜の反射率の波長依存性は、図5(A)に示されたように、指定波長λ0で反射率が最大となる。また、高い反射率を示す波長域の外では、反射率は振動しながらゼロへと低下する。ここで、高反射率の領域の幅と高さは、低屈折率層の屈折率と高屈折率層の屈折率の比、及び層数の関数になり、積層数を増やしても屈折率の比を増しても反射率のピーク値が増加する。
ここで、液晶装置4は、図1を参照して説明したライトバルブ(赤色光変調用の液晶装置4R、緑色光変調用の液晶装置4G、青色光変調用の液晶装置4B)として用いられることから入射した光の波長域が限定されている。そこで、本実施形態では、液晶装置4(赤色光変調用の液晶装置4R、緑色光変調用の液晶装置4G、青色光変調用の液晶装置4B)毎に、低屈折率層及び高屈折率層の各々の光学的膜厚ndを設定する際の波長λ0を各々、赤色波長域(概ね650〜750nmの波長域)、緑色波長域(概ね530〜550nmの波長域)、青色波長域(概ね470〜480nmの波長域)に設定してある。このため、絶縁性反射層72は、液晶装置4毎に反射率の波長依存性が相違する。
より具体的には、赤色光変調用の液晶装置4Rに形成した絶縁性反射層72の反射率の波長依存性は、図5(B)に示すように表され、赤色波長域の反射率は、赤色光に対応する波長域とは異なる波長域における反射率に比較して高くなっている。また、緑色光変調用の液晶装置4Gに形成した絶縁性反射層72の緑色波長域における反射率は、緑色光に対応する波長域とは異なる波長域における反射率よりも高い。青色光変調用の液晶装置4Bに形成した絶縁性反射層72の青色波長域における反射率は、青色光に対応する波長域とは異なる波長域における反射率よりも高い。かかる構成によれば、液晶装置4R、液晶装置4G、液晶装置4B各々の隙間40sに入射した色光を効率よく反射させて、画像の表示に寄与させることができるので、明るい画像を表示することができる。
(液晶装置の第1基板の製造方法)
以下、図6を参照して、本実施形態に係る液晶装置4の製造方法を説明しながら、液晶装置4の構成を詳述する。図6は、本実施形態に係る液晶装置4の製造方法を示す工程断面図であり、反射性画素電極40aを形成した後、絶縁性反射層72を形成するまでの工程を示している。
まず、図6(A)に示すように島状の反射性画素電極40aを形成した後、図6(B)に示すように、反射性画素電極40aの表面、及び反射性画素電極40aの間で露出している層間絶縁膜68の表面を覆うように、スパッタ法、真空蒸着法、イオンプレーティング法などのPVD(Physical Vapor Deposition)法や、CVD(Chemical Vapor Deposition)法などの方法によって低屈折率層と高屈折率層とを交互に形成して誘電体多層膜を形成する。
次に、誘電体多層膜に対する研磨工程を行なう。その結果、図6(C)に示すように、反射性画素電極40aの表面が露出するとともに、反射性画素電極40aの隙間40sには、誘電体多層膜が絶縁性反射層72として残り、隙間40sは、絶縁性反射層72によって埋められた状態となる。また、反射性画素電極40aの表面と絶縁性反射層72の表面は、連続した平坦面を形成する。かかる研磨には化学機械研磨を利用でき、化学機械研磨では、研磨液に含まれる化学成分の作用と、研磨剤と第1基板32との相対移動によって、高速で平滑な研磨面を得ることができる。より具体的には、研磨装置において、不織布、発泡ポリウレタン、多孔質フッ素樹脂等からなる研磨布(パッド)を貼り付けた定盤と、第1基板32を保持するホルダーとを相対回転させながら、研磨を行う。その際、例えば、平均粒径が0.01〜20μmの酸化セリウム粒子、分散剤としてのアクリル酸エステル誘導体、及び水を含む研磨剤を研磨布と第1基板32との間に供給する。
しかる後には、図4(B)に示すように、反射性画素電極40aの表面、及び絶縁性反射層72の表面を覆うように配向膜74を形成する。
(本実施形態の主な効果)
以上説明したように、本実施形態の液晶装置4は、反射型液晶装置であり、第2基板50側から入射した光は反射性画素電極40aで反射して第2基板50の側から射出される間に液晶層46によって光変調される。したがって、第2基板50側から入射した光のうち、互いに隣り合う反射性画素電極40aの間に入射した光は反射性画素電極40aで反射されないことになる。しかるに本実施形態の液晶装置4では、反射性画素電極40aによって挟まれた隙間40s内に絶縁性反射層72が設けられているため、反射性画素電極40aの間に入射した光は、絶縁性反射層72によって反射されて第2基板50側から射出される。それ故、反射性画素電極40aの間に入射した光についても画像の表示に寄与させることができるので、明るい画像を表示することができる。
また、液晶装置4に供給される色光に対応する波長域における絶縁性反射層72の反射率は、該色光に対応する波長域とは異なる波長における絶縁性反射層72の反射率よりも高い。したがって、液晶装置4R、液晶装置4G、液晶装置4B各々に所定の色光を供給する方式の投射型表示装置2においても、液晶装置4R、液晶装置4G、液晶装置4B各々の隙間40sに入射した色光を効率よく反射させて、画像の表示に寄与させることができるので、明るい画像を表示することができる。
また、反射層(絶縁性反射層72)が絶縁性であるため、反射性画素電極40aの間に絶縁性反射層72を設けた場合でも、反射性画素電極40aを短絡させるおそれがない。したがって、反射性画素電極40aによって挟まれた隙間40sを絶縁性反射層72によって埋めことができる。このため、反射性画素電極40aの下層側には光が漏れないため、反射性画素電極40aの下層側に設けた画素トランジスター38には光が到達しない。それ故、画素トランジスターでは光電流に起因する誤動作や、光劣化が発生しない。
また、反射性画素電極40aの表面と絶縁性反射層72の表面は連続した平坦面を形成しているため、反射性画素電極40aの上層に配向膜74を形成する際、配向膜74を平坦面上に形成することができるので、液晶層に対して均一に配向規制力を作用させることができる。また、反射性画素電極40aの表面及び絶縁性反射層72の表面で反射した光の反射方向を制御することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態に係る液晶装置は、絶縁性反射層と光吸収層との構成を除いて第1の実施形態に係る液晶装置4と同様である。
図7は、本実施形態に係る液晶装置6の断面図である。
本実施形態に係る液晶装置6は、平面視で、スペーサーとしての絶縁性反射層80の上部表面と重なる領域に、光吸収層82が形成されている。また、絶縁性反射層80は絶縁膜84上に形成されている。
本実施形態に係る液晶装置6によれば、平面視で、絶縁性反射層80の上部表面と重なる領域に、光吸収層82を形成することにより、散乱時、液晶層46で乱反射する光を吸収することができ、表示パネルのコントラストを向上することができる。また、画素トランジスター38の光電流に起因する誤動作や、光劣化を抑えたまま(表示品位を保ったまま)、よりコントラストが高い画像を表示することができる。
なお、光吸収層82は、絶縁性反射層80上に形成されていてもよいし、第2基板50上に形成されていてもよい。また、絶縁性反射層80と所定の間隔を空けて形成されていてもよい。
[他の電子機器への搭載例]
上記実施形態では、液晶装置4を、図1に示す投射型表示装置2のライトバルブ(赤色光変調用の液晶装置4R、緑色光変調用の液晶装置4G、青色光変調用の液晶装置4B)として用いたが、以下に説明する電子機器の直視型表示装置に液晶装置4を用いてもよい。
図8は、本実施形態に係る反射型の液晶装置4を直視型の表示装置として用いた電子機器の説明図である。まず、図8(A)に示す携帯電話機100は、複数の操作ボタン102、スクロールボタン104、並びに表示ユニットとしての液晶装置4を備える。スクロールボタン104を操作することによって、液晶装置4に表示される画面がスクロールされる。図8(B)に示す情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)200は、複数の操作ボタン202、電源スイッチ204、並びに表示ユニットとしての液晶装置4を備えており、電源スイッチ204を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が液晶装置4に表示される。また、本実施形態に係る液晶装置4が搭載される電子機器としては、図8(A)及び(B)に示すものの他、ヘッドマウンティトディスプレイ、デジタルスチールカメラ、液晶テレビ、ビューファインダー型、モニター直視型のビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳、電卓、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、銀行端末などの電子機器などが挙げられる。
[他の実施形態]
上記実施形態では、図6(B)に示すように誘電体多層膜を形成した後、研磨工程を行なって、隙間40sを絶縁性反射層72によって埋めたが、誘電体多層膜を形成した後、フォトリソグラフィ技術を用いて誘電体多層膜をパターニングして絶縁性反射層72を形成してもよい。この場合、反射性画素電極40aの端部に絶縁性反射層72が重なった構造となることがあるが、かかる構造であっても、反射性画素電極40aの間に入射した光を絶縁性反射層72によって反射して第2基板50側から射出できるという効果を奏する。また、絶縁性反射層72が反射性画素電極40aよりも薄い場合には隙間40s内の一部のみに絶縁性反射層72が形成され、凹部が形成されることがあるが、かかる構造であっても、反射性画素電極40aの間に入射した光を絶縁性反射層72によって反射して第2基板50側から射出できるという効果を奏する。
2…投射型表示装置 4,4R,4G,4B,6…液晶装置 4a…画素 4p…液晶パネル 10…光源部 12…光源 14…インテグレーターレンズ 16…偏光変換素子 18…偏光照明装置 20…S偏光光束反射面 22…偏光ビームスプリッター 24,26…ダイクロイックミラー 28…投射光学系 30…スクリーン 32…第1基板(一方の基板) 32a…画像表示領域 32b…画素領域 32d…基板本体 32x…第1面 32y…第2面 34a…データ線 34b…ドレイン電極 36a…走査線 36b…容量線 38…画素トランジスター(トランジスター) 40a…反射性画素電極(反射電極) 40s…隣り合う反射性画素電極の隙間 42…走査線駆動回路 44…データ線駆動回路 46…液晶層(電気光学層) 46a…液晶容量 48…保持容量 50…第2基板 50d…基板本体 52…シール材 54…端子 56…上下導通材 58…額縁 60…共通電極 62a…半導体層 62b…低濃度ソース領域 62c…低濃度ドレイン領域 62d…高濃度ソース領域 62e…高濃度ドレイン領域 62g…チャネル領域 64…下地絶縁層 65…ゲート絶縁層 66,68…層間絶縁膜 66a,66b,68b…コンタクトホール 70a…プラグ 72…絶縁性反射層(スペーサー) 74…配向膜 76…配向膜 80…絶縁性反射層 82…光吸収層 84…絶縁膜 100…携帯電話機 102…操作ボタン 104…スクロールボタン 202…操作ボタン 204…電源スイッチ。

Claims (9)

  1. 一対の基板と、
    前記一対の基板間に挟持された電気光学層と、
    を有し、
    一方の前記基板に、
    トランジスターと、
    前記トランジスターに対応して設けられた反射電極と、
    隣り合う前記反射電極間に、前記一対の基板間のギャップを規定し、誘電体多層膜からなるスペーサーと、
    を備えることを特徴とする電気光学装置。
  2. 請求項1に記載の電気光学装置において、
    前記スペーサーの側面は、斜面を有することを特徴とする電気光学装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電気光学装置において、
    前記スペーサーは、平面視で格子状に形成されていることを特徴とする電気光学装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電気光学装置において、
    前記スペーサーは、所定の波長の光を反射させることを特徴とする電気光学装置。
  5. 請求項4に記載の電気光学装置において、
    前記電気光学装置に供給される色光に対応する波長域における前記スペーサーの反射率は、該色光に対応する波長域とは異なる波長における前記スペーサーの反射率よりも高いことを特徴とする電気光学装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の電気光学装置において、
    平面視で、前記スペーサーの上部表面と重なる領域に、光吸収層が形成されていることを特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
  8. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の電気光学装置を複数備え、
    前記複数の電気光学装置のうち第1の電気光学装置に第1の色光を供給し、前記複数の電気光学装置のうち第2の電気光学装置に第1の色光とは異なる色の第2の色光を供給する光源部と、
    前記複数の電気光学装置によって光変調された光を合成する合成手段と、
    前記合成手段によって合成された光を投射する投射光学系と、
    を備えていることを特徴とする電子機器。
  9. 請求項8に記載の電子機器において、
    前記第1の電気光学装置に設けられた前記スペーサーの反射率の波長依存性は、前記第2の電気光学装置に設けられた前記スペーサーの反射率の波長依存性とは異なることを特徴とする電子機器。
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