JP2011064327A - ウォーム減速機及び電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

ウォーム減速機及び電動式パワーステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011064327A
JP2011064327A JP2010241391A JP2010241391A JP2011064327A JP 2011064327 A JP2011064327 A JP 2011064327A JP 2010241391 A JP2010241391 A JP 2010241391A JP 2010241391 A JP2010241391 A JP 2010241391A JP 2011064327 A JP2011064327 A JP 2011064327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
worm
shaft
worm shaft
gear housing
wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010241391A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4942843B2 (ja
Inventor
Toru Segawa
徹 瀬川
Kazuo Chikaraishi
一穂 力石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
NSK Steering Systems Co Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
NSK Steering Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd, NSK Steering Systems Co Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2010241391A priority Critical patent/JP4942843B2/ja
Publication of JP2011064327A publication Critical patent/JP2011064327A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4942843B2 publication Critical patent/JP4942843B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Power Steering Mechanism (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Gears, Cams (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

【課題】ウォーム減速機16での歯打ち音の発生を抑える。
【解決手段】捩りコイルばね30により、ウォーム軸29に、予圧パッド70を介してウォームホイールに向かう方向の弾力を付与する。この予圧パッド70は、ギヤハウジング22に固定したホルダ61の一部側面により、幅方向に関する変位を規制する。上記捩りコイルばね30の弾力に基づく上記予圧パッド70自身の弾性変形により、この予圧パッド70の側面を上記ホルダ61の一部側面に当接させる事で、この予圧パッド70とこの一部側面との隙間を小さくする。
【選択図】図6

Description

この発明に係るウォーム減速機及び電動式パワーステアリング装置は、例えば、自動車の操舵装置に組み込み、電動モータの出力を補助動力として利用する事により、運転者がステアリングホイールを操作する為に要する力の軽減を図る為に利用する。又、この発明に係るウォーム減速機は、電動式パワーステアリング装置以外に、電動ベッド、電動テーブル、電動椅子、リフター等の各種機械装置に組み込むリニアアクチュエータ等に組み込んで使用する。
操舵輪(フォークリフト等の特殊車両を除き、通常は前輪)に舵角を付与する際に運転者がステアリングホイールを操作する為に要する力の軽減を図る為の装置として、パワーステアリング装置が広く使用されている。又、この様なパワーステアリング装置で、補助動力源として電動モータを使用する電動式パワーステアリング装置も、近年普及し始めている。電動式パワーステアリング装置は、油圧式のパワーステアリング装置に比べて小型・軽量にでき、補助動力の大きさ(トルク)の制御が容易で、しかもエンジンの動力損失が少ない等の利点がある。図23は、この様な電動式パワーステアリング装置の、従来から知られている基本構成を略示している。
ステアリングホイール1の操作に基づいて回転するステアリングシャフト2の中間部には、このステアリングホイール1からこのステアリングシャフト2に加えられるトルクの方向と大きさとを検出するトルクセンサ3と、減速機4とを設けている。この減速機4の出力側は上記ステアリングシャフト2の中間部に結合し、同じく入力側は電動モータ5の回転軸に結合している。又、上記トルクセンサ3の検出信号は、車速を表す信号と共に、上記電動モータ5への通電を制御する為の制御器6に入力している。又、上記減速機4として従来から、大きなリード角を有し、動力の伝達方向に関して可逆性を有するウォーム減速機を、一般的に使用している。即ち、回転力受取部材であるウォームホイールを上記ステアリングシャフト2の中間部に固定すると共に、回転力付与部材であり上記電動モータ5の回転軸に結合固定したウォーム軸のウォームを、上記ウォームホイールと噛合させている。
操舵輪14に舵角を付与する為、上記ステアリングホイール1を操作し、上記ステアリングシャフト2が回転すると、上記トルクセンサ3がこのステアリングシャフト2の回転方向とトルクとを検出し、その検出値を表す信号を上記制御器6に送る。するとこの制御器6は、上記電動モータ5に通電して、上記減速機4を介して上記ステアリングシャフト2を、上記ステアリングホイール1に基づく回転方向と同方向に回転させる。この結果、上記ステアリングシャフト2の先端部(図23の下端部)は、上記ステアリングホイール1から付与された力に基づくトルクよりも大きなトルクで回転する。
この様なステアリングシャフト2の先端部の回転は、自在継手7、7及び中間シャフト8を介してステアリングギヤ9の入力軸10に伝達される。この入力軸10は、上記ステアリングギヤ9を構成するピニオン11を回転させ、ラック12を介してタイロッド13を押し引きし、操舵輪14に所望の舵角を付与する。上述した説明から明らかな通り、上記ステアリングシャフト2の先端部から自在継手7を介して中間シャフト8に伝達されるトルクは、上記ステアリングホイール1から上記ステアリングシャフト2の基端部(図23の上端部)に加えられるトルクよりも、上記電動モータ5から減速機4を介して加えられる補助動力分だけ大きい。従って、上記操舵輪14に舵角を付与する為に運転者が上記ステアリングホイール1を操作する為に要する力は、上記補助動力分だけ小さくて済む様になる。
上述した様な従来から一般的に使用されている電動式パワーステアリング装置の場合、電動モータ5とステアリングシャフト2との間に設ける減速機4として、ウォーム減速機を使用している。但し、このウォーム減速機には不可避のバックラッシュが存在する。このバックラッシュは、上記ウォーム減速機の構成部材である、ウォーム軸と、ウォームホイールと、これら各部材を支持する為の軸受等の寸法誤差や、組み付け誤差が大きくなる程大きくなる。そして、大きなバックラッシュが存在すると、上記ウォームホイールとウォームとの歯面同士が強く衝合して、耳障りな歯打ち音が発生する可能性がある。
例えば、路面が荒れている等により、車輪側からステアリングシャフト2に振動荷重が加わると、上記バックラッシュの存在により、耳障りな歯打ち音が発生する。又、上記ウォームホイールとウォームとの歯面同士が衝合する事により、ステアリングホイールを操舵する際の操舵感が悪化する。
これに対して、上記ウォーム減速機の各構成部材を、寸法精度を考慮しつつ適切に組み合わせる事により、上記バックラッシュを小さくする事も考えられる。但し、この様にしてバックラッシュを小さくする場合には、寸法精度の管理や組立作業が面倒になり、コストの増大を招く原因となる。しかも、近年は、上記補助動力を大きくする傾向にある為、上記ウォームホイールとウォームとの歯面の摩耗が増大して、上記バックラッシュがより発生し易くなっている。この様なバックラッシュに基づく歯打ち音は、自動車の車室内空間に漏れると、乗員に不快感を与える。
この様な事情に鑑みて、特許文献1、3、4には、ウォームホイールとウォーム軸との噛合部でのバックラッシュを小さくする事を考慮したウォーム減速機が、特許文献2には、歯打ち音の発生を抑える構造が、それぞれ記載されている。このうちの特許文献3に記載されたウォーム減速機は、図24〜25に示す様に、電動モータ114と共に、電動式パワーステアリング装置に組み込んで、ステアリングシャフト113に加わる操舵トルクに応じて発生させた上記電動モータ114の回転をウォーム減速機115で減速する事により得た補助トルクを、上記ステアリングシャフト113に付与する。この為に、このステアリングシャフト113の一部に上記ウォーム減速機115を構成するウォームホイール116を外嵌固定すると共に、このウォームホイール116にウォーム軸117のウォーム118を噛合させている。このウォーム軸117の両端部は、ギヤハウジング119の内側に、1対の転がり軸受120a、120bにより、回転自在に支持している。又、上記ウォーム軸117の基端部(図24の左端部)を、上記電動モータ114の回転軸121の一端部(図24の右端部)に連結している。
又、上記ウォーム軸117の先端部(図24の右端部)の外周面と、上記ギヤハウジング119に設けた凹孔122の内周面との間に、上記1対の転がり軸受120a、120bのうちの一方の転がり軸受120bと弾力付与手段123とを設けている。この弾力付与手段123は、それぞれが金属製である内径側円筒部124及び外径側円筒部125と、これら両円筒部124、125同士を連結した、ゴム又は合成樹脂製の円輪部126とから成る。又、上記内径側円筒部124を、上記外径側円筒部125に対し、上記ウォームホイール116側に偏心させている。そして、上記凹孔122に、上記弾力付与手段123の外径側円筒部125を内嵌固定すると共に、上記内径側円筒部124の内側に固定した一方の転がり軸受120bの内輪127に、上記ウォーム軸117の先端部を内嵌固定している。この構成により、上記ウォーム軸117の先端部に、上記ウォームホイール116に向かう方向(図24、25の上向)の弾力が付与され、上記ウォーム軸117がこのウォームホイール116側に揺動変位する。尚、このウォーム軸117の基端部を支持する、上記1対の転がり軸受120a、120bのうちの他方の転がり軸受120aの片面(図24の左端面)に、上記ギヤハウジング119のねじ孔128に結合したねじ環129の先端面を押し付けている。そして、この構成により、上記1対の転がり軸受120a、120bの軸方向の内部隙間を小さくし、これら各転がり軸受120a、120bのがたつきを抑えている。
この様な特許文献3に記載されたウォーム減速機によれば、ウォーム軸117のウォーム118とウォームホイール116との噛合部に存在するバックラッシュを或る程度小さく抑える事ができる為、この噛合部での歯打ち音の発生を或る程度抑える事ができる。
上述の様な特許文献3に記載されたウォーム減速機の場合には、ウォーム軸117をギヤハウジング119に対し揺動変位を可能に支持している。但し、このウォーム軸117の揺動変位の中心軸を、このウォーム軸117の基端部を支持する為の転がり軸受120aの中心等の、このウォーム軸117の中心軸上の点を通る位置に設けている場合には、図示しないステアリングホイールの両回転方向での戻りに差が生じると言った問題がある。又、運転者がこのステアリングホイールを操作するのに要する力の両回転方向での差が大きくなると言った問題もある。この理由に就いて、以下に説明する。
先ず、電動モータ114によりウォーム軸117を回転駆動し、このウォーム軸117からウォームホイール116に駆動力を伝達する場合を、図26(a)(b)に示した略図で考える。図26の(a)と(b)とでは、上記電動モータ114を、逆方向に同じ大きさで回転駆動する。又、図26(a)(b)では、ウォーム軸117とウォームホイール116との軸角を90度とする。この状態では、これらウォーム軸117のウォームとウォームホイール116との歯面が、これらウォーム軸117とウォームホイール116との中心軸に対し捻れていると共に、これら歯面に圧力角が存在する。この為、このウォームホイール116から上記ウォーム軸117には、このウォーム軸117の軸方向及び径方向と、上記ウォームのピッチ円の接線方向との、3方向の成分の分力F a1 、F r1 、F u1 を有する反力が加わる。
又、これら各分力F a1 、F r1 、F u1 のうち、上記ウォーム軸117の軸方向の分力F a1 は、このウォーム軸117から上記ウォームホイール116に、このウォームホイール116のピッチ円の接線方向に加わる分力F u2 と、逆方向で同じ大きさになる。又、上記ウォーム軸117の径方向の分力F r1 は、このウォーム軸117から上記ウォームホイール116に、このウォームホイール116の径方向に加わる分力F r2 と、逆方向で同じ大きさになる。又、上記ウォームの接線方向の分力F u1 は、上記ウォーム軸117から上記ウォームホイール116に、このウォームホイール116の軸方向に加わる分力F a2 と、逆方向で同じ大きさになる。この様な事情から、図24、25に示す構造の場合には、上記ウォーム軸117に上記径方向の分力F r1 が加わった場合でも、このウォーム軸117のウォームとウォームホイール116との歯面同士が離隔しない様にする為に、弾力付与手段123(図24、25)により、上記ウォーム軸117に上記ウォームホイール116に向かう方向の適切な大きさの弾力を付与している。
又、上記ウォームホイール116から上記ウォーム軸117に加わる反力は、このウォーム軸117の中心軸上からこのウォームホイール116側へずれた、このウォーム軸117のウォームとこのウォームホイール116との噛合部で作用する。この為、このウォーム軸117の揺動中心をこのウォーム軸117の中心軸を通る位置に設けている場合には、上記軸方向の分力F a1 により、このウォーム軸117に、この揺動中心をその中心とするモーメントが作用する。又、このモーメントの方向は、上記ウォーム軸117が両方向に回転する場合に逆になる。これに就いて、図27、28を用いて、更に詳しく説明する。
図27、28では、ウォーム軸117の基端部(図27、28の左端部)を転がり軸受120aにより、図示しない固定の部分に、回転及びこの転がり軸受120aの中心oをその中心とする若干の揺動変位を可能に支持している。又、上記ウォーム軸117を、図27に示す場合と図28に示す場合とで互いに逆方向に同じ大きさで回転駆動する。この様な状態では、このウォーム軸117のウォームとこのウォームホイール116との噛合部で、このウォーム軸117の軸方向に関して、図27に示す場合と図28に示す場合とで逆方向の反力F a1 が、このウォームホイール116からこのウォーム軸117に加わる。又、上記噛合部と上記ウォーム軸117の揺動中心oとの、このウォーム軸117の径方向に関する距離をd 117 とした場合に、d 117 ・F a1 なる大きさのモーメントMが、上記ウォーム軸117に作用する。このモーメントMの方向は、図27に示す場合と図28に示す場合とで、互いに逆になる。そして、上記噛合部と上記ウォーム軸117の揺動中心oとの、このウォーム軸117の軸方向に関する距離をL 117 とした場合に、M/L 117 の大きさの力F m が、上記噛合部でこのウォーム軸117の径方向に作用する。又、この力F m の作用方向は、図27に示す場合と図28に示す場合とで、互いに逆になる。この為、上記噛合部で上記ウォームホイール116から上記ウォーム軸117に径方向に作用する、上記モーメントMを考慮した実際の力F r1 ´の大きさは、ウォームホイール116が、図27に示す、一方向に回転する場合に小さく(F r1 ´=F r1 −F m )なり、図28に示す、他方向に回転する場合に大きく(F r1 ´=F r1 +F m )なる。
この様に、上記ウォーム軸117に上記噛合部で径方向に作用する実際の力F r1 ´が大きくなる、上記ウォームホイール116が他方向に回転する場合(図28に示す場合)には、上記ウォーム軸117のウォームの歯面が上記ウォームホイール116の歯面から離隔し易くなる。一方、これら歯面同士が押し付け合う力を大きくすると、上記ウォームホイール116及びウォーム軸117の回転トルクが増大する。この様な事情から、上記ウォームホイール116が他方向に回転する場合に、上記歯面同士を離隔させない事と、これら各歯面同士が押し付け合う力を過大にしない事との両立を図る事を考慮して、上記ウォーム軸117に弾力付与手段により付与する弾力は、適切な所定値に設定する必要がある。但し、この様に上記弾力を設定した場合でも、上記ウォームホイール116が一方向に回転する場合には、上記各歯面同士が押し付け合う力が過大になる事が避けられない。この為、自動車を旋回走行から直進走行に戻す際の、ステアリングホイールが中立状態に戻る、戻り性能が一方向で悪化したり、運転者がこのステアリングホイールを回転させるのに要する力が一方向で過大になり、これら戻り性能や力の、このステアリングホイールの両回転方向での差が大きくなると言った問題が生じる。
特開2000−43739号公報 特開2002−37094号公報 特開2001−322554号公報 特開2002−67992号公報
本発明は、この様な事情に鑑みて、ウォーム軸のウォームとウォームホイールとの噛合部での歯打ち音の発生を抑えるべく、このウォーム軸にこのウォームホイールに向かう方向の弾力を付与する構造で、このウォームホイールを固定した部材を回転させるのに要する力や、この部材が中立状態迄回転する戻り性能の、両回転方向での差を抑えるべく発明したものである。
本発明のウォーム減速機は、ウォームホイールと、ウォーム軸と、弾性体とを備え、この弾性体は、このウォーム軸にこのウォームホイールに向かう方向の弾力を付与する弾力付与手段である。
又、上記ウォーム軸は、ギヤハウジングに対し回転及び揺動変位を可能に支持されると共に、中間部に設けたウォームを上記ウォームホイールと噛合させるものである。
又、上記ウォーム軸の揺動中心軸は、このウォーム軸の中心軸上から上記ウォームホイール側にずれた位置に、このウォームホイールの中心軸と平行に設けている。
又、本発明のウォーム減速機を実施する場合に好ましくは請求項2に記載した様に、上記ウォーム軸のウォームと上記ウォームホイールとのピッチ円の交点を含み、このウォーム軸の中心軸と平行な直線上の1点を通る、このウォームホイールの中心軸と平行な軸を、上記ウォーム軸の揺動中心軸とする。
又、より好ましくは、請求項3に記載した様に、上記ウォーム軸の両端寄り部分を回転自在に支持する1対の軸受のうちの少なくとも一方の軸受を支持する為の軸受ホルダを、上記ギヤハウジングに対し揺動変位を可能に支持する。
更に好ましくは、請求項4に記載した様に、上記ウォーム軸の軸方向に関して、このウォーム軸の両端寄り部分を回転自在に支持する1対の軸受のうちの電動モータ側の軸受と、このウォーム軸のウォーム及びウォームホイールの噛合部との間に、このウォーム軸の揺動中心軸を設ける。
更に好ましくは、請求項5に記載した様に、上述の請求項1〜4の何れかに記載したウォーム減速機に於いて、上記ウォーム軸のウォーム及びウォームホイールの噛合部に関して、このウォーム軸の揺動中心軸と反対側に、このウォーム軸にこのウォームホイールに向かう方向の弾力を付与する為の弾力付与手段を設ける。
更に好ましくは、請求項6に記載した様に、上述の請求項1〜5の何れかに記載したウォーム減速機に於いて、上記ウォーム軸の一端寄り部分を回転自在に支持する軸受を支持する為の軸受ホルダを、上記ギヤハウジングに、揺動軸により揺動変位を可能に支持すると共に、これらギヤハウジングと揺動軸との間、又はこれら軸受ホルダと揺動軸との間に弾性材を設ける。
又、上述の請求項1〜5に記載したウォーム減速機を実施する場合に、好ましくは、請求項7に記載した様に、上記ウォーム軸の一端寄り部分を回転自在に支持する軸受を支持する為の軸受ホルダを、上記ギヤハウジングに、揺動軸により揺動変位を可能に支持しており、これらギヤハウジングと揺動軸との間、又はこれら軸受ホルダと揺動軸との間に少なくとも一部が弾性材である弾性リングを設けると共に、上記ウォーム軸の揺動中心軸の径方向に関する上記弾性リングの剛性を、円周方向で異ならせる。
又、上述の請求項1〜4の何れかに記載したウォーム減速機を実施する場合に、好ましくは、請求項8に記載した様に、上記ウォーム軸と電動モータの回転軸との間に、このウォーム軸に上記ウォームホイールに向かう方向の弾力を付与する為の弾力付与手段を設ける。
又、上述の請求項1〜4の何れかに記載したウォーム減速機を実施する場合に、好ましくは、請求項9に記載した様に、上記ウォーム軸の両端寄り部分を回転自在に支持する1対の軸受のうちの少なくとも一方の軸受を支持する為の軸受ホルダと上記ギヤハウジングとの間に、上記ウォーム軸に上記ウォームホイールに向かう方向の弾力を付与する為の弾力付与手段を設ける。
又、上述の請求項1〜9の何れかに記載したウォーム減速機を実施する場合に、好ましくは、請求項10に記載した様に、上記ウォーム軸の両端寄り部分を支持する1対の軸受のうちの上記揺動中心軸から離れた一方の軸受と、上記ギヤハウジングとの間に弾性材を設ける事により、このギヤハウジングに対する上記ウォーム軸の揺動変位を可能とする。
又、上述の請求項1〜9の何れかに記載したウォーム減速機を実施する場合に、好ましくは、請求項11に記載した様に、上記ウォーム軸の両端寄り部分を支持する1対の軸受のうちのこのウォーム軸の揺動中心軸から離れた一方の軸受と上記ギヤハウジングとの間に、少なくとも一部が弾性材製である第二の弾性リングを設ける事により、このギヤハウジングに対する上記ウォーム軸の揺動変位を可能とすると共に、この第二の弾性リングの剛性を、このウォーム軸の揺動変位方向に関するものと、別の方向に関するものとで異ならせる。
又、上述の請求項10又は請求項11に記載したウォーム減速機を実施する場合に、好ましくは、請求項12に記載した様に、上記一方の軸受とギヤハウジングとの間に設けた弾性材又は第二の弾性リングに、上記ウォーム軸の揺動変位を規制する為のストッパ部を設ける。
又、上述の請求項1〜12の何れかに記載したウォーム減速機を実施する場合に、好ましくは、請求項13に記載した様に、上記電動モータの回転軸とウォーム軸とを弾性材を介して連結する。
又、上述の請求項1〜13の何れかに記載したウォーム減速機を実施する場合に、好ましくは、請求項14に記載した様に、上記ウォーム軸の両端寄り部分を回転自在に支持する1対の軸受のうちの少なくとも一方の軸受を支持する為の軸受ホルダと、上記ギヤハウジングとの間にグリースを充填する。
又、上述の請求項1〜14の何れかに記載したウォーム減速機を実施する場合に、好ましくは、請求項15に記載した様に、上記ウォーム軸の両端寄り部分を回転自在に支持する1対の軸受のうちの少なくとも一方の軸受を支持する為の軸受ホルダを、マグネシウム合金製とする。
又、請求項16に記載した本発明の電動式パワーステアリング装置は、後端部にステアリングホイールを設けるステアリングシャフトと、このステアリングシャフトの前端側に設けられたピニオンと、このピニオン又はこのピニオンに支持した部材と噛合させたラックと、上述の請求項1〜15の何れかに記載したウォーム減速機と、ウォーム軸を回転駆動する為の電動モータと、上記ステアリングシャフト又はピニオンに加わるトルクの方向と大きさとを検出する為のトルクセンサと、このトルクセンサから入力された信号に基づき上記電動モータの駆動状態を制御する為の制御器とを備える。又、上記ウォームホイールを、上記ステアリングシャフトと、上記ピニオンと、このピニオンと離れた位置で上記ラックに噛合するサブピニオンとのうちの何れかの部材に固定する。
本発明のウォーム減速機及びこれを組み込んだ電動式パワーステアリング装置の場合、上述の様に、弾性体により、ウォーム軸にウォームホイールに向かう方向の弾力を付与している。この為、安価な構造で、これらウォームホイールとウォーム軸との噛合部に予圧を付与する事ができ、この噛合部での耳障りな歯打ち音の発生を抑える事ができる。
しかも、本発明によれば、ウォーム減速機を組み込んだ電動式パワーステアリング装置で、ステアリングホイールを回転させるのに要する力やこのステアリングホイールの戻り性能の、両回転方向での差を抑える事ができる。
即ち、本発明のウォーム減速機の場合には、ウォーム軸の揺動中心軸を、このウォーム軸の中心軸上からウォームホイール側にずれた位置に、このウォームホイールの中心軸と平行に設けている。この為、このウォーム軸からこのウォームホイールに駆動力を伝達する際に、このウォームホイールからこのウォーム軸に、このウォーム軸の軸方向に反力が加わるのにも拘らず、この軸方向の反力に基づいてこのウォーム軸に発生するモーメントを小さく若しくは0にできる。従って、上記ウォームホイールから上記ウォーム軸に加わる径方向の反力が、このモーメントの影響により変動するのを抑える事ができる。そして、この事により、上記ウォームホイールを固定した部材を回転させるのに要する力や、この部材が中立状態迄回転する戻り性能の、両回転方向での差を抑える事ができる。この結果、上述の様な本発明のウォーム減速機を組み込んだ電動式パワーステアリング装置の場合には、ステアリングホイールを回転させるのに要する力やこのステアリングホイールの戻り性能の、両回転方向での差を抑える事ができる。
又、前述した請求項2に記載した発明によれば、ウォーム軸からウォームホイールに駆動力を伝達する際に、このウォームホイールからこのウォーム軸に、このウォーム軸の軸方向に反力が加わるのにも拘らず、この軸方向の反力に基づきこのウォーム軸にモーメントが発生する事をなくす(0にする)事ができる。この為、上記ウォームホイールを固定した部材を回転させるのに要する力や、この部材が中立状態迄回転する戻り性能の、両回転方向での差をなくす事ができる。
又、前述した請求項3に記載した発明によれば、一方の軸受として、従来から一般的に使用しているものを使用しつつ、この一方の軸受をギヤハウジングに対し揺動変位を可能に支持でき、コストの上昇を抑える事ができる。
又、前述した請求項4に記載した発明によれば、ウォーム軸の電動モータ側の端部の揺動変位量を少なくしつつ、このウォーム軸のウォームとウォームホイールとの噛合部に大きな予圧を付与する事ができ、この噛合部での耳障りな歯打ち音の発生を、より効果的に抑える事ができる。
又、前述した請求項5に記載した発明によれば、弾力付与手段を構成する弾性体の弾性変形量を大きくでき、ウォーム軸に付与する弾力の大きさを調節し易くできる。
又、前述した請求項6に記載した発明によれば、ウォーム軸の回転トルクを徒に増大させる事なく、上記噛合部での歯打ち音の発生を抑える事ができる。即ち、ウォーム軸をギヤハウジングに対し軸方向に対する変位を不能として支持している場合には、ウォームホイールに回転振動が入力された場合に、上記ウォーム軸が回転運動し易くなる。又、このウォーム軸には慣性モーメントが大きい電動モータの回転軸を連結する為、上記ウォームホイールの回転振動に基づき、このウォーム軸のウォームと上記ウォームホイールとの歯面同士の間で伝達される力が大きくなる。従って、この力が加わった場合でも、これら両歯面同士が離れない様にする為には、上記弾力付与手段により付与する弾力を大きくする必要があるが、この弾力が過大になった場合には、上記ウォーム軸の回転トルクが徒に増大する。これに対して、請求項6に記載したウォーム減速機によれば、上記ウォームホイールに回転振動が入力された場合に、上記ウォーム軸を軸方向に変位し易くでき、このウォーム軸を回転運動しにくくできる。この為、上記両歯面同士の間で伝達される力を小さくできる。この結果、上記ウォーム軸の回転トルクを徒に増大させる事なく、これら両歯面同士が離れる事を防止でき、上記歯打ち音の発生を抑える事ができる。更に、これら両歯面同士の衝合に基づく振動を、上記ギヤハウジングに迄伝達しにくくでき、この振動に基づく異音の発生を抑える事ができる。
又、前述した請求項7に記載した発明によれば、ウォーム軸の軸方向に関する弾性リングの剛性を低くする事により、この弾性リング全体の必要とする剛性を確保しつつギヤハウジングに対し上記ウォーム軸を軸方向に変位し易くできる。従って、このウォーム軸の回転トルクが増大するのを、より効果的に抑える事ができる。
又、前述した請求項8に記載した発明によれば、異音の発生を抑えつつ、ウォーム軸の電動モータ側の端部を支持する為の一方の軸受として、軸方向の内部隙間が比較的大きい、深溝型の玉軸受を使用でき、コストの低減を図れる。
又、前述した請求項9に記載した発明によれば、ウォーム軸と電動モータの回転軸とを連結して成る部分の全長を大きくする事なく、このウォーム軸のウォームとウォームホイールとの噛合部に予圧を付与できる。
又、前述した請求項10に記載した発明によれば、ウォーム軸のウォームとウォームホイールとの噛合部での歯打ち音の発生抑制効果を損なう事なく、このウォーム軸の電動モータと反対側の端部と、この端部を支持する一方の軸受とが衝合する事による異音の発生を防止できる。
又、前述した請求項11に記載した発明によれば、ウォーム軸が意図しない方向に変位する事を防止しつつ、ウォームホイール側へのこのウォーム軸の変位をより行ない易くして、このウォーム軸のウォームとこのウォームホイールとの噛合部での歯打ち音の発生を、より効果的に抑える事ができる。
又、前述した請求項12に記載した発明によれば、ウォーム軸が過度に揺動変位するのを防止できる。
又、前述した請求項13に記載した発明によれば、電動モータの回転軸とウォーム軸との間で、回転振動を伝達しにくくできる。
又、前述した請求項14に記載した発明によれば、ウォーム軸とウォームホイールとの間で駆動力を伝達する際に、このウォームホイールからこのウォーム軸に加わる反力に基づいて、このウォーム軸がこのウォームホイールから離れる傾向となった場合に、軸受ホルダを揺動変位しにくくできる。しかも、上記駆動力が大きくなり、上記反力が大きくなると、上記ウォーム軸が上記ウォームホイールから離れる速度が大きくなる傾向となるが、この場合には、グリースの粘性抵抗も大きくなる為、上記軸受ホルダの揺動変位を抑える事ができる。この為、上記ウォーム軸のウォームとウォームホイールとの歯面同士が離れる事を防止し易くできる。
又、前述した請求項15に記載した発明によれば、ウォーム軸のウォームとウォームホイールとの歯面同士の衝合によりこのウォーム軸に発生する振動を、軸受ホルダで吸収し易くできる為、ギヤハウジングに迄この振動を伝達しにくくできる。
本発明の実施の形態の第1例を、一部を切断して示す図。 図1のC−C部分の部分切断面図。 図2のD−D断面図。 電動モータの断面図。 図2の部分拡大図。 図5のE−E断面図。 同F−F断面図。 本発明の実施の形態の第2例を示す、図6と同様の図。 図8のG−G断面図。 本発明の実施の形態の第3例を示す、図8と同様の図。 第4例を示す、図5と同様の図。 図11のH−H断面図。 本発明の実施の形態の第5例を示す、図2のI部に相当する拡大断面図。 第6例を示す、図5と同様の図。 第7例を示す、図14のJ部に相当する拡大断面図。 第8例を示す、図15と同様の図。 弾性リングのみを取り出して示す、図16のK−K断面図。 本発明の実施の形態の第9例を示す、図14のL部に相当する拡大断面図。 同第10例を示す、図18と同様の図。 図19のM−M断面図。 電動モータをピニオンの周辺部に設けた構造の1例を示す図。 電動モータをサブピニオンの周辺部に設けた構造の1例を示す図。 本発明の対象となる電動式パワーステアリング装置の全体構造を示す略図。 ウォーム減速機の従来構造の1例を示す断面図。 図24のU−U断面図。 ウォーム軸とウォームホイールとの間で駆動力を伝達する際に、これら両部材に加わる力の分力を示す略斜視図。 電動モータの所定方向の回転駆動時にウォームホイールからウォーム軸に加わる反力の方向を説明する為の略断面図。 電動モータの上記所定方向とは逆方向の回転駆動時にウォームホイールからウォーム軸に加わる反力の方向を説明する為の略断面図。
[実施の形態の第1例
図1〜7は、請求項1〜5、16に対応する、本発明の実施の形態の第1例を示している。本例の電動式パワーステアリング装置は、後端部にステアリングホイール1を固定したステアリングシャフト2と、このステアリングシャフト2を挿通自在なステアリングコラム15と、このステアリングシャフト2に補助トルクを付与する為のウォーム減速機16aと、このステアリングシャフト2の前端側に設けたピニオン11(図23参照)と、このピニオン11又はこのピニオン11に支持した部材と噛合させたラック12(図23参照)と、トルクセンサ3(図23参照)と、電動モータ31と、制御器6(図23参照)とを備える。
このうちのステアリングシャフト2は、アウターシャフト17と、インナーシャフト18とを、スプライン係合部により、回転力の伝達自在に、且つ軸方向に関する変位を可能に組み合わせて成る。又、本例の場合には、上記アウターシャフト17の前端部とインナーシャフト18の後端部とをスプライン係合させると共に、合成樹脂を介して結合している。従って、上記アウターシャフト17とインナーシャフト18とは、衝突時にはこの合成樹脂を破断させて、全長を縮める事ができる。
又、上記ステアリングシャフト2を挿通した筒状のステアリングコラム15は、アウターコラム19とインナーコラム20とをテレスコープ状に組み合わせて成り、軸方向の衝撃が加わった場合に、この衝撃によるエネルギを吸収しつつ全長が縮まる、所謂コラプシブル構造としている。そして、上記インナーコラム20の前端部を、ギヤハウジング22aを構成する本体部135とカバー136とのうち、本体部135の後端面に結合固定している。このギヤハウジング22aは、この本体部135の前端部に上記カバー136を、図示しないボルト等により結合して成る。又、上記インナーシャフト18を上記ギヤハウジング22aの内側に挿通し、このインナーシャフト18の前端部を、上記カバー136の前端面から突出させている。
又、上記ステアリングコラム15は、その中間部を支持ブラケット24により、ダッシュボードの下面等、車体26の一部に支承している。又、この支持ブラケット24と車体26との間に、図示しない係止部を設けて、この支持ブラケット24に前方に向かう方向の衝撃が加わった場合に、この支持ブラケット24が上記係止部から外れる様にしている。又、上記ギヤハウジング22aの上端部も、上記車体26の一部に支承している。更に、チルト機構及びテレスコピック機構を設ける事により、前記ステアリングホイール1の前後位置及び高さ位置の調節を自在としている。この様なチルト機構及びテレスコピック機構は、従来から周知であり、本例の特徴部分でもない為、詳しい説明は省略する。
又、上記インナーシャフト18を、第一のインナーシャフト138と、第二のインナーシャフト139とを、トーションバー140(図2、3)により連結する事により構成している。このトーションバー140は、この第二のインナーシャフト139の内側に挿通しており、このトーションバー140の後端部(図3の右端部)を上記第一のインナーシャフト138の前端部(図3の左端部)に、このトーションバー140の前端部(図3の左端部)を上記第二のインナーシャフト139の前端部(図3の左端部)に、それぞれ結合している。前記トルクセンサ3は、上記トーションバー140の捩れに基づく上記第一、第二の両インナーシャフト138、139の相対回転方向と相対回転量とから、ステアリングホイール1からステアリングシャフト2に加えられるトルクの方向と大きさとを検出し、検出値を表す信号(検出信号)を、前記制御器6に送る。そして、この制御器6は、この検出信号に応じて、前記電動モータ31に駆動の為の信号を送り、所定の方向に所定の大きさで補助トルクを発生させる。
又、上記第二のインナーシャフト139の前端部で、上記ギヤハウジング22aを構成するカバー136の前端面から突出した部分は、自在継手7を介して、中間シャフト8(図1)の後端部に連結している。又、この中間シャフト8の前端部に、別の自在継手7を介して、ステアリングギヤ9の入力軸10(図1)を連結している。前記ピニオン11は、この入力軸10に結合している。又、前記ラック12は、このピニオン11に噛合させている。尚、地面から車輪を介して中間シャフト8に加わった振動が上記ステアリングホイール1に迄伝達されるのを防止する為、上記各自在継手7、7に振動吸収装置を設ける事もできる。
又、前記ウォーム減速機16aは、上記第二のインナーシャフト139の一部に外嵌固定自在なウォームホイール28と、ウォーム軸29と、弾力付与手段137とを備える。又、この弾力付与手段137は、捩りコイルばね141と、予圧パッド142とを備える。
更に、上記ウォームホイール28とウォーム軸29とは、前記ギヤハウジング22aの内側に設けて、このウォームホイール28と、このウォーム軸29の中間部に設けたウォーム27とを噛合させている。又、上記電動モータ31は、上記ギヤハウジング22aに結合固定したケース23と、このケース23の内周面に設けた、永久磁石製のステータ39(図4)と、このケース23の内側に設けた回転軸32と、この回転軸32の中間部に上記ステータ39と対向させる状態で設けたロータ38(図4)とを備える。
又、上記ケース23を構成する底板部40の中心部に設けた凹孔41の内周面と、上記回転軸32の基端部外周面との間に、第一の玉軸受34を設けて、上記ケース23に対しこの回転軸32の基端部(図2、4の左端部)を、回転自在に支持している。又、上記ケース23の中間部内周縁に設けた隔壁部42の内周縁と、上記回転軸32の中間部外周面との間に、第二の玉軸受35を設けて、この隔壁部42に対しこの回転軸32の中間部を回転自在に支持している。
更に、前記ウォーム軸29の基端部(図2、5の左端部)内周面に設けた雌スプライン部50を、前記電動モータ31の回転軸32の先端部に設けた雄スプライン部51とスプライン係合させて成るスプライン係合部33により、上記両軸29、32の端部同士を連結している。この構成により、上記ウォーム軸29は、上記回転軸32と共に回転する。
又、前記ギヤハウジング22aの内側に軸受ホルダ149を設けると共に、この軸受ホルダ149に、上記ウォーム軸29を回転自在に支持している。この軸受ホルダ149は、大径筒部150と小径筒部151とを、円輪部152により連結している。そして、この大径筒部150の内側に、第三の玉軸受36を構成する外輪57を内嵌固定している。又、この外輪57の軸方向一端面(図2、5の右端面)を上記円輪部152の片面(図2、5の左側面)に突き当てると共に、この外輪57の軸方向他端面(図2、5の左端面)を、上記大径筒部150の内周面に係止した係止リング154により抑え付けている。又、上記第三の玉軸受36を構成する内輪52を、上記ウォーム軸29の基端寄り部分外周面で、軸方向に関して上記スプライン係合部33と一致する部分に外嵌固定している。更に、上記内輪52の軸方向一端面(図2、5の右端面)を、上記ウォーム軸29の基端寄り部分外周面に設けた鍔部53の側面に突き当てると共に、上記内輪52の軸方向他端面(図2、5の左端面)を、上記ウォーム軸29の基端部内周面に係止した係止リング155により抑え付けている。尚、上記第三の玉軸受36として、好ましくは、4点接触型の玉軸受を使用する。
更に、本例の場合には、上記軸受ホルダ149を、上記ギヤハウジング22aの内側に、揺動変位を自在に支持している。この為に、この軸受ホルダ149を構成する小径筒部151の一部で前記ウォームホイール28側(図2、5の上側)の径方向反対側2個所位置に、1対の第一の通孔158、158を形成している。そして、図6に示す様に、上記軸受ホルダ149の内側に揺動軸159を、これら各第一の通孔158、158を通じて、上記ウォーム軸29を避けつつ挿入すると共に、これら各第一の通孔158、158に上記揺動軸159の両端寄り部分を、隙間嵌めにより内嵌している。更に、この揺動軸159の両端部で、上記各第一の通孔158、158から、上記軸受ホルダ149の外側に突出させた部分を、上記ギヤハウジング22aを構成する本体部135に設けた凹孔160と第二の通孔161とに、それぞれ隙間嵌めにより内嵌している。
又、上記本体部135のうちで上記第二の通孔161を設けた部分の外周面に、上記ギヤハウジング22aのカバー136を構成する壁部162を重ね合わせて、上記第二の通孔161からの上記揺動軸159の抜け止めを図っている。この構成により、上記軸受ホルダ149は、上記ギヤハウジング22aに対し、上記揺動軸159を中心とする揺動変位を自在に支持される。尚、本例の場合と異なり、上記各第一の通孔158、158と、上記凹孔160及び第二の通孔161とのうちの一方に、上記揺動軸159の両端寄り部分を締り嵌めにより内嵌固定する事もできる。
又、本例の場合には、上記ウォーム軸29の中心軸o1図2、3、5)上から前記ウォームホイール28側にずれた位置である、このウォーム軸29のウォーム27とこのウォームホイール28とのピッチ円P1 、P2 の交点x(図2、3、5)を含み、上記ウォーム軸29の中心軸o1 と平行な直線L上の1点Q(図2、5)を通る、このウォームホイール28の中心軸o2図2、3)と平行な軸を、上記揺動軸159の中心軸としている。
一方、上記ウォーム軸29の先端部(図2、5の右端部)は、上記ギヤハウジング22aの内側に、第四の玉軸受37により、回転自在に支持している。この為に、この第四の玉軸受37を構成する外輪60を、上記ギヤハウジング22aの内側に固定した第二軸受ホルダ164に固定している。この第二軸受ホルダ164は、断面L字形で全体を円環状に形成しており、この第二軸受ホルダ164の片側(図2、5の左側)に設けた筒部165の内側に、上記外輪60を内嵌固定している。又、上記ウォーム軸29の先端寄り部分の外周面で、前記ウォーム27から外れた部分に設けた大径部166に、弾性材製で略円筒状のブッシュ167を緩く外嵌している。そして、このブッシュ167の内側を通じて、上記ウォーム軸29の先端部を、このブッシュ167の軸方向一端面(図2、5の右端面)から突出させている。又、このブッシュ167の軸方向中間部に、上記第四の玉軸受37を構成する内輪65を外嵌固定している。又、この内輪65の軸方向一端面(図2、5の左端面)を、上記ブッシュ167の軸方向他端部(図2、5の左端部)に設けた外向鍔部169の内側面に突き当てる事により、上記内輪65の軸方向の位置決めを図っている。そして、上記ブッシュ167の内周面と上記大径部166の外周面との間に微小隙間を設ける事により、このブッシュ167に対する上記ウォーム軸29の所定の範囲での傾き(径方向の変位)を可能としている。
又、上記第二軸受ホルダ164の他端面(図2、5の右端面)と上記ギヤハウジング22aに設けた凹孔72の底面との間に、前記弾力付与手段137を構成する予圧パッド142を設けており、この予圧パッド142の一部に、上記ウォーム軸29の先端部に設けた小径部171をがたつきなく挿入している。この予圧パッド142は、図7に詳示する様に、固体潤滑材を混入した合成樹脂を射出成形する等により、円筒の外周面の径方向反対側2個所の片側部分を除去した如き形状に造っている。又、上記予圧パッド142の外周面の径方向反対側2個所位置に、平面部172、172と腕部173、173とを、それぞれウォームホイール28側(図7の上側)の半部と、このウォームホイール28と反対側(図7の下側)の端部とに設けている。そして、上記予圧パッド142の中心部に軸方向に貫通する状態で形成した通孔174に、上記ウォーム軸29の小径部171を挿入している。この通孔174の内周面は、この小径部171を支持する滑り軸受としての機能を有する。又、この通孔174の両端部内周面を、開口端に向かう程直径が大きくなったテーパ面としている。この様な予圧パッド142は、上記ギヤハウジング22aに設けた凹孔72の内側に、所定の範囲での変位を可能に支持している。
又、上記予圧パッド142の周囲に、前記捩りコイルばね141を設けている。そして、この捩りコイルばね141の両端部で、径方向反対側2個所位置に設けた1対の係止部175、175を、前記第二軸受ホルダ164の他端面で径方向反対側2個所位置に軸方向に突出する状態で設けた1対の係止突部176、176の片側に係止している。又、これら各係止突部176、176の先端部を、上記凹孔72の底面の2個所位置に設けた図示しない孔部に内嵌している。この構成により、前記ギヤハウジング22aに対する上記各係止突部176、176の位置が規制される。そして、上記予圧パッド142の外周面のうち、上記ウォームホイール28と反対側に設けた第一部分円筒面部177に、上記捩りコイルばね141の内周縁を弾性的に押し付ける事により、上記ウォーム軸29の先端部に、上記予圧パッド142を介して、前記ウォームホイール28に向かう方向の弾力を付与している。
即ち、上記予圧パッド142に設けた通孔174に上記ウォーム軸29の先端部を挿入する以前の状態で、この通孔174の中心軸は、上記第二軸受ホルダ164の中心軸に対し、片側(図2、3、5、7の上側)に片寄っている。この為、上記予圧パッド142に設けた通孔174の内側に上記ウォーム軸29の先端部を挿入すると、この予圧パッド142に設けた第一部分円筒面部177により、上記捩りコイルばね141の直径が弾性的に押し広げられる。そして、この捩りコイルばね141が巻き戻る(直径を縮める)方向に弾性復帰する傾向となり、この捩りコイルばね141から上記ウォーム軸29の先端部に、上記ウォームホイール28に向かう方向の弾力が付与される。この構成により、このウォームホイール28を外嵌固定した前記第二のインナーシャフト139と上記ウォーム軸29との、中心軸同士の間の距離は弾性的に縮まる。この結果、上記ウォーム軸29のウォーム27と上記ウォームホイール28との歯面同士が、予圧を付与された状態で当接する。
又、本例の場合には、上記予圧パッド142の外周面のうち、上記ウォームホイール28側に設けた第二部分円筒面部178の曲率半径を、上記第一部分円筒面部177の曲率半径よりも小さくしている。又、上記予圧パッド142の周囲に上記捩りコイルばね141を設けた状態で、この捩りコイルばね141を構成する各1巻きずつの線材要素の表面と、これら各線材要素と隣り合う別の線材要素の表面との間(線間)に、軸方向の隙間を設けている。
一方、上記ウォーム軸29と前記第三の玉軸受36及び軸受ホルダ149とを、前記ギヤハウジング22aの内側に組み付けるのには、先ず、このウォーム軸29の基端部の周囲に、上記第三の玉軸受36及び軸受ホルダ149を組み付ける。次いで、これらウォーム軸29と第三の玉軸受36と軸受ホルダ149とを、上記ギヤハウジング22aの内側に配置する。そして、この軸受ホルダ149に設けた各第一の通孔158、158と、このギヤハウジング22aを構成する本体部135の一部で互いに対向する2個所位置に設けた凹孔160及び第二の通孔161とを整合させた状態で、これら各第一、第二の通孔158、161及び凹孔160に、前記揺動軸159を挿通支持する。又、上記本体部135のうちでこの第二の通孔161を設けた部分に、上記ギヤハウジング22aのカバー136を構成する壁部162を重ね合わせた状態で、上記本体部135とこのカバー136とを、図示しないボルト等により結合する。
上述の様に、本例のウォーム減速機とこれを組み込んだ電動式パワーステアリング装置の場合には、捩りコイルばね141と予圧パッド142とから成る弾力付与手段137により、ウォーム軸29の先端部に、ウォームホイール28に向かう方向の弾力を付与している。この為、安価な構造で、これらウォームホイール28とウォーム軸29のウォーム27との噛合部に予圧を付与する事ができ、この噛合部での歯打ち音の発生を抑える事ができる。しかも、本例の場合には、上記ウォーム軸29の揺動中心軸となる、揺動軸159を、このウォーム軸29の中心軸o1 上から上記ウォームホイール28側にずれた位置に、このウォームホイール28の中心軸o2 と平行に設けている。この為、上記ウォーム軸29からこのウォームホイール28に、電動モータ31の駆動力を伝達する際に、このウォームホイール28からこのウォーム軸29にこのウォーム軸29の軸方向に反力が加わるのにも拘らず、この軸方向の反力に基づいてこのウォーム軸29に発生するモーメントを小さく若しくは0にできる。従って、上記ウォームホイール28から上記ウォーム軸29に加わる径方向の反力が、上記モーメントの影響により変動するのを抑える事ができる。従って、ステアリングホイール1を回転させるのに要する力やこのステアリングホイール1の戻り性能の、両回転方向での差を抑える事ができる。
特に、本例の場合には、上記ウォーム軸29の中心軸o1 上から上記ウォームホイール28側にずれた位置である、このウォーム軸29のウォーム27とこのウォームホイール28とのピッチ円P1 、P2 の交点xを含み、このウォーム軸29の中心軸o1 と平行な直線L上の1点Qを通る、このウォームホイール28の中心軸o2 と平行な軸を、上記揺動軸159の中心軸としている。この為、上記ウォームホイール28から上記ウォーム軸29に、このウォーム軸29の軸方向に反力が加わるのにも拘らず、この軸方向の反力に基づきこのウォーム軸29にモーメントが発生する事をなくす(0にする)事ができる。従って、上記ステアリングホイール1を回転させるのに要する力やこのステアリングホイール1の戻り性能の、両回転方向での差をなくす事ができる。
又、本例の場合には、第三の玉軸受36を支持した軸受ホルダ149をギヤハウジング22aに対し、揺動変位可能に支持している。この為、この第三の玉軸受36として、外輪の一部に揺動軸を固設したものでない、従来から一般的に使用しているものを使用しつつ、この第三の玉軸受36を上記ギヤハウジング22aに対し揺動変位を可能に支持でき、コストの上昇を抑える事ができる。
更に、本例の場合には、上記ウォーム軸29の軸方向に関して、このウォーム軸29の両端部を支持する第三、第四の玉軸受36、37のうち、電動モータ31側の第三の玉軸受36と、上記ウォーム軸29のウォーム27とウォームホイール28との噛合部との間に上記揺動軸159を設けている。この為、このウォーム軸29の電動モータ31側の基端部の揺動変位量を少なくしつつ、上記噛合部に大きな予圧を付与する事ができ、この噛合部での耳障りな歯打ち音の発生を、より効果的に抑える事ができる。尚、本例の場合と異なり、揺動軸を、上記噛合部に関して電動モータ31と反対側に設けた場合には、上記ウォーム軸29の基端部の揺動変位が大きくなる。
又、上記噛合部に関して、上記揺動軸159と反対側に前記弾力付与手段137を設けている。この為、この弾力付与手段137を構成する捩りコイルばね141の弾性変形量を大きくでき、上記ウォーム軸29に付与する弾力の大きさを調節し易くできる。
又、本例の場合には、上記予圧パッド142が合成樹脂製である為、上記ウォーム軸29の先端部を、この予圧パッド142に設けた通孔174の内側に挿入し易くできる。又、上記捩りコイルばね141を構成する各1巻きの線材要素の表面と、これら各線材要素と隣り合う別の線材要素の表面とが軸方向に接触している場合には、この接触部で摩擦が生じる事が、上記捩りコイルばね141により上記ウォーム軸29に付与する弾力が不適切に変化する原因となる。これに対して、本例の場合には、上記各1巻きの線材要素の表面と、これら各線材要素と隣り合う別の線材要素との表面同士の間に軸方向の隙間を設けている為、上記ウォーム軸29に所定の弾力を、より安定して付与できる。
[実施の形態の第2例
図8〜9は、請求項1〜7、16に対応する、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の場合には、ギヤハウジング22aに対し軸受ホルダ149を揺動変位を自在に支持する為の揺動軸159の両端寄り部分外周面と、この軸受ホルダ149に設けた各第一の通孔158、158の内周面との間に弾性リング179、179を、それぞれ設けている。これら各弾性リング179、179は、それぞれが金属製である内径側円筒部180と外径側円筒部181とを、弾性材であるゴム製の連結部182、182により、互いに同心に連結している。即ち、これら各連結部182、182を、上記両円筒部180、181に加硫接着して、これら両円筒部180、181同士を連結している。又、これら各連結部182、182は、これら両円筒部180、181の間部分の径方向反対側2個所位置に互いに離隔した状態で設けている。具体的には、この間部分のうちのウォームホイール28(図2、3、5参照)側と反対側との端部の2個所位置(図8、9の上下方向両端部の2個所位置)に上記各連結部182、182を設けており、これら各連結部182、182を設けた部分と位相が90度異なる、ウォーム軸29の軸方向に関して両端部(図2の表裏方向両端部、図3の左右方向両端部)を、空間部183、183としている。この構成により、上記揺動軸159の径方向に関する上記各弾性リング179、179の剛性が、円周方向で異なる。又、上記ウォーム軸29の軸方向に関する、これら各弾性リング179、179の剛性が低くなる。
この様な本例のウォーム減速機によれば、ウォーム軸29の回転トルクを徒に増大させる事なく、このウォーム軸29のウォーム27とウォームホイール28との噛合部での歯打ち音の発生を抑える事ができる。即ち、このウォーム軸29をギヤハウジング22aに対し軸方向に対する変位を不能として支持している場合には、上記ウォームホイール28に回転振動が入力された場合に、上記ウォーム軸29が回転運動し易くなる。又、このウォーム軸29には慣性モーメントが大きい電動モータ31の回転軸32(図2、4、5参照)を連結している為、上記ウォームホイール28の回転振動に基づき、このウォーム軸29のウォーム27と上記ウォームホイール28との歯面同士の間で伝達される力が大きくなる。従って、この力が加わった場合でもこれら両歯面同士が離れない様にする為には、上記ウォーム軸29に弾力付与手段137(図2等参照)により付与する弾力を大きくする必要があるが、この弾力が過大になった場合には、このウォーム軸29の回転トルクを徒に増大させる事となる。これに対して、本例の場合には、軸受ホルダ149と揺動軸159との間に、一部が弾性材製である弾性リング179、179を設けている。この為、上記ウォームホイール28に回転振動が入力された場合に、上記ウォーム軸29を軸方向に変位し易くでき、このウォーム軸29を回転運動しにくくできる。この為、上記各歯面同士の間で伝達される力を小さくできる。この結果、このウォーム軸29の回転トルクを徒に増大させる事なく、これら各歯面同士が離れる事を防止でき、上記噛合部での歯打ち音の発生を抑える事ができる。更に、これら両歯面同士の衝合に基づく振動を、上記ギヤハウジング22aに迄伝達しにくくでき、この振動に基づく異音の発生を抑える事ができる。
又、本例の場合には、上記各弾性リング179、179の剛性を円周方向で異ならせると共に、ウォーム軸29の軸方向に関する各弾性リング179、179の剛性を低くしている。この為、これら各弾性リング179、179全体の必要とする剛性を確保しつつ、ギヤハウジング22aに対し上記ウォーム軸29を軸方向に変位し易くできる。従って、このウォーム軸29の回転トルクが増大するのを、より効果的に抑える事ができる。
その他の構成及び作用に就いては、上述の図1〜7に示した実施の形態の第1例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
[実施の形態の第3例
図10は、やはり請求項1〜7、16に対応する、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、上述の図8〜9に示した実施の形態の第2例で使用した弾性リング179、179を、ギヤハウジング22aに設けた凹孔160及び第二の通孔161の内周面と、揺動軸159の両端部外周面との間に設けている。その他の構造及び作用に就いては、上述した実施の形態の第2例と同様である。尚、上述の図8〜10に示した実施の形態の第2、3例の構造で、弾性リング179の連結部182を構成する弾性材として、ゴム以外のエラストマー、合成樹脂等を使用する事もできる。又、弾性リング179の全体を、合成樹脂等の弾性材製とする事もできる。
[実施の形態の第4例
図11〜12は、請求項1〜4、8、10〜12、16に対応する、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の場合には、前述の図1〜7に示した実施の形態の第1例の構造で、弾力付与手段であるコイルばね186を、電動モータ31の回転軸32と、ウォーム軸29との間に設けている。即ち、本例の場合には、この回転軸32の一端面(図11の右端面)に凹部184を設けると共に、この凹部184の底面と、上記ウォーム軸29の基端面(図11の左端面)に設けたスプライン孔185の底面との間に、上記コイルばね186を設けている。そして、このコイルばね186により、上記ウォーム軸29に上記回転軸32から離れる方向の弾力を付与している。又、本例の場合も、上述した実施の形態の第1〜3例の場合と同様に、上記ウォーム軸29の揺動中心となる揺動軸159を、このウォーム軸29の中心軸o1 上からウォームホイール28側(図11の上側)にずれた位置に設けている。この構成により、このウォーム軸29は、上記揺動軸159を中心として、このウォームホイール28側に弾性的に揺動変位する。
又、本例の場合には、上記ウォーム軸29の先端部外周面を、段付でない単なる円筒面とすると共に、この先端部を、ギヤハウジング22aに設けた凹孔72の内側に配置している。そして、この凹孔72の内周面と上記ウォーム軸29の先端部外周面との間に、請求項11、12に記載した第二の弾性リングに相当する、弾性リング187と、第四の玉軸受37とを設けている。このうちの第四の玉軸受37は、内輪65を上記ウォーム軸29の先端部に外嵌固定する事により、この先端部の周囲に設けている。
又、上記弾性リング187は、図12に詳示する様に、それぞれが金属製である内径側円筒部188と外径側円筒部189とを、ゴムの如きエラストマー等の弾性材製の連結部190、190により、互いに同心に結合している。又、これら各連結部190、190は、上記両円筒部188、189の間部分の径方向反対側2個所位置に互いに離隔した状態で設けている。具体的には、この間部分のうちの上記ウォーム軸29の揺動変位方向(図12の上下方向)に関して位相が90度異なる方向(図12の左右方向)の両端部2個所位置にのみ、上記各連結部190、190を設けている。この構成により、上記弾性リング187の剛性が、上記ウォーム軸29の揺動変位方向に関するもので低くなり、この揺動変位方向と90度異なる方向に関するもので高くなる。
又、本例の場合には、上記各内径側、外径側円筒部188、189の間部分で、上記ウォーム軸29の揺動変位方向の両端部に位置する、上記外径側円筒部189の内周面の2個所位置に、ゴムの如きエラストマー等の弾性材製の断面部分円弧形のストッパ部191、191を設けている。又、これら各ストッパ部191、191の内周面と、上記内径側円筒部188の外周面との間に、微小隙間を設けている。これら各ストッパ部191、191は、上記ウォーム軸29が過度に揺動変位する傾向となった場合に、上記内径側円筒部188の外周面と当接する事により、このウォーム軸29の過度の揺動変位を防止する。この様な弾性リング187は、前記第四の玉軸受37を構成する外輪60に、上記内径側円筒部188を外嵌固定すると共に、前記ギヤハウジング22aに設けた凹孔72に上記外径側円筒部189を内嵌固定する事で、上記ウォーム軸29とギヤハウジング22aとの間に設けている。
上述の様に構成する本例の場合には、電動モータ31の回転軸32の一端面と、ウォーム軸29の基端面との間にコイルばね186を設けている為、このウォーム軸29の基端部に係止した係止リング155を介して、第三の玉軸受36に、上記コイルばね186の弾力に基づく予圧を付与できる。この為、異音の発生を抑えつつ、上記第三の玉軸受36として、軸方向隙間が比較的大きい、深溝型の玉軸受を使用でき、コストの低減を図れる。
又、本例の場合には、上記ウォーム軸29の先端部を支持する第四の玉軸受37とギヤハウジング22aとの間に弾性リング187を設ける事により、このギヤハウジング22aに対する上記ウォーム軸29の揺動変位を可能としている。この為、このウォーム軸29のウォーム27とウォームホイール28との噛合部での歯打ち音の発生抑制効果を損なう事なく、このウォーム軸29の先端部と上記第四の玉軸受37とが衝合する事による異音の発生を防止できる。
又、本例の場合には、上記第四の玉軸受37とギヤハウジング22aとの間に設けた弾性リング187の剛性を、上記ウォーム軸29の揺動変位方向に関するもので低くすると共に、この揺動変位方向と90度位相が異なる方向に関するもので高くしている。この為、上記ウォーム軸29が意図しない方向に変位する事を防止しつつ、上記ウォームホイール28側へのこのウォーム軸29の揺動変位をより行ない易くして、上記噛合部での歯打ち音の発生を、より効果的に抑える事ができる。
又、本例の場合には、上記弾性リング187に、上記ウォーム軸29の揺動変位を規制する為のストッパ部191、191を設けている為、このウォーム軸29が過度に揺動変位するのを防止できる。
その他の構成及び作用に就いては、前述の図1〜7に示した実施の形態の第1例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
[実施の形態の第5例
図13は、請求項1〜4、9〜12、16に対応する、本発明の実施の形態の第5例を示している。本例の場合には、上述の図11〜12に示した実施の形態の第4例の構造で、弾力付与手段であるコイルばね186を、軸受ホルダ149とギヤハウジング22aとの間に設けている。即ち、本例の場合には、このギヤハウジング22aの内面と、上記軸受ホルダ149を構成する大径筒部150の外周面に設けた凹孔192の底部との間に、上記コイルばね186を設けている。そして、このコイルばね186により、上記ウォーム軸29の基端部に径方向の弾力を付与している。又、このコイルばね186は、このウォーム軸29の軸方向に関して、このウォーム軸29の揺動中心となる揺動軸159よりも、このウォーム軸29の基端側にずれた位置に設けている。この構成により、このウォーム軸29は、上記揺動軸159を中心として、上記ウォームホイール28側に弾性的に揺動変位する。
この様な本例の場合には、上記ウォーム軸29と電動モータ31の回転軸32とを連結して成る部分の全長を大きくする事なく、上記噛合部に予圧を付与できる。
その他の構成及び作用に就いては、上述の図11〜12に示した実施の形態の第4例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
[実施の形態の第6例
図14は、請求項1〜4、8、10、16に対応する、本発明の実施の形態の第6例を示している。本例の場合には、前述の図11〜12に示した実施の形態の第4例の構造で、ウォーム軸29の両端部を支持する為の第三、第四の両玉軸受36、37を、軸受ホルダ149aにより支持している。この為に、本例の場合には、上記軸受ホルダ149aを構成する小径筒部151aの全長を大きくすると共に、この小径筒部151aの軸方向中間部で円周方向一部に通孔193を形成している。そして、上記軸受ホルダ149aの内側に上記ウォーム軸29を設けると共に、このウォーム軸29の基端部外周面及び上記軸受ホルダ149aを構成する大径筒部150の内周面の間と、このウォーム軸29の先端部外周面及び上記小径筒部151aの先端部内周面の間とに、それぞれ第三、第四の各玉軸受36、37を設けている。又、上記小径筒部151aの先端部外周面と、ギヤハウジング22aに設けた凹孔72の内周面との間に、ゴムの如きエラストマー等の弾性材製の弾性リング194(請求項10に記載した弾性材に相当する。)を設けている。更に、上記ウォーム軸29のウォーム27の一部で、上記小径筒部151aに設けた通孔193からこの小径筒部151a外に露出した部分を、ウォームホイール28と噛合させている。
この様な本例の場合には、前述の図11〜12に示した実施の形態の第4例の場合と同様に、上記ウォーム軸29のウォーム27とウォームホイール28との噛合部での歯打ち音の発生抑制効果を損なう事なく、このウォーム軸29の先端部と第四の玉軸受37とが衝合する事による異音の発生を防止でき、更に、このウォーム軸29の過度の揺動変位を防止できる。
その他の構成及び作用に就いては、前述の図11〜12に示した実施の形態の第4例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
[実施の形態の第7例
図15は、やはり請求項1〜4、8、10、16に対応する、本発明の実施の形態の第7例を示している。本例の場合には、上述の図14に示した実施の形態の第6例の構造で、ギヤハウジング22aの一部で、ウォーム軸29の先端面と対向する部分に、このギヤハウジング22aの内外両面を貫通する貫通孔195を形成している。又、この貫通孔195に、ゴムの如きエラストマー、合成樹脂等の弾性材により造った、有底円筒状のキャップ196を内嵌固定している。そして、このキャップ196を構成する筒部197の先端部内周面に設けた突部198に、軸受ホルダ149aを構成する小径筒部151aの先端部を内嵌支持している。本例の場合、上記キャップ196が請求項10に記載した弾性材に相当する。
その他の構成及び作用に就いては、上述の図14に示した実施の形態の第6例の場合と同様である為、重複する説明は省略する。
[実施の形態の第8例
図16〜17は、請求項1〜4、8、10〜12、16に対応する、本発明の実施の形態の第8例を示している。本例の場合には、前述の図14に示した実施の形態の第6例の構造で、軸受ホルダ149aの小径筒部151aの先端開口を塞ぐ板部199を設けると共に、この板部199の先端面中心部に軸方向に突出する軸部200を設けている。そして、この軸部200の外周面と、ギヤハウジング22aに設けた凹孔72の内周面との間に、請求項11に記載した第二の弾性リングに相当する、弾性リング201を設けている。この弾性リング201は、図17に詳示する様に、それぞれが金属製である外径側円筒部202と内径側円筒部203とを、ゴムの如きエラストマー等の弾性材製の連結部204により互いに同心に連結している。又、この外径側円筒部202の軸方向片半部(図16の左半部)を、上記内径側円筒部203の軸方向一端面(図16の左端面)よりも軸方向に突出させて、上記外径側円筒部202の全長をこの内径側円筒部203の全長よりも大きくしている。又、上記連結部204の軸方向一端面(図16の左端面)の外周縁部に軸方向に突出した突部205を設けると共に、この突部205を、上記外径側円筒部202の軸方向片半部内周面に結合している。
更に、上記連結部204の一部で、ウォーム軸29の揺動変位方向(図16、17の上下方向)両端部に位置する、径方向反対側2個所位置に、軸方向に貫通する通孔206、206を設けている。この構成により、上記弾性リング201の剛性は、上記ウォーム軸29の揺動変位方向に関するもので低くなると共に、この揺動変位方向と90度位相が異なる方向に関するもので高くなる。この様な弾性リング201は、上記ギヤハウジング22aに設けた凹孔72に上記外径側円筒部202を内嵌固定すると共に、上記軸受ホルダ149aの先端面に設けた軸部200に上記内径側円筒部203を外嵌固定する事で、上記ギヤハウジング22aとこの軸部200との間に設けている。又、上記連結部204に設けた突部205の内周面に、上記軸受ホルダ149aを構成する小径筒部151aの先端部外周面を、微小隙間を介して対向させている。本例の場合、この突部205が、ウォーム軸29の揺動変位を規制する為のストッパ部に相当する。
この様な本例の場合には、弾性リング201の剛性が低い部分と、ウォーム軸29の過度の揺動変位を防止するストッパ部としての機能を果たす突部205とを、上記弾性リング201の軸方向にずらせている。
その他の構成及び作用に就いては、前述の図14に示した実施の形態の第6例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
[実施の形態の第9例
図18は、請求項1〜4、9、10、16に対応する、本発明の実施の形態の第9例を示している。本例の場合には、前述の図13に示した実施の形態の第5例の構造と、前述の図14に示した実施の形態の第6例の構造とを組み合わせた如き構造を有する。即ち、本例の場合には、図14に示した実施の形態の第6例の構造で、第三の玉軸受36と第四の玉軸受37(図14参照)とを支持する、軸受ホルダ149aを構成する大径筒部150の外周面と、ギヤハウジング22aの内面との間に、コイルばね186を、この軸受ホルダ149aの径方向に設けている。
その他の構成及び作用に就いては、前述の図13に示した実施の形態の第5例及び図14に示した実施の形態の第6例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
[実施の形態の第10例
次に、図19〜20は、請求項1〜4、10、13、16に対応する、本発明の実施の形態の第10例を示している。本例の場合には、前述の図14に示した実施の形態の第6例の構造で、電動モータ31の回転軸32aの一端部(図19の右端部)と、ウォーム軸29aの基端部(図19の左端部)とを、弾性材製の結合リング207を介して、互いの相対回転を阻止した状態で連結している。この結合リング207は、図20に詳示する様に、ゴムの如きエラストマー等の弾性材により、円筒状に造っており、円周方向等間隔複数個所(図示の例の場合は8個所)に、軸方向に貫通する断面略三角形の通孔208、208を形成している。
又、上記ウォーム軸29aの基端面(図19の左端面)の外径寄り部分と、上記回転軸32aの一端面(図19の右端面)の外径寄り部分との円周方向複数個所(図示の例の場合には4個所)で、上記結合リング207に設けた一つ置きの通孔208、208に整合する位置に、それぞれ軸方向に突出する突部209a、209bを設けている。これら各突部209a、209bは、上記結合リング207に設けた各通孔208、208に、それぞれがたつきなく内嵌自在としている。そして、上記ウォーム軸29aに設けた各突部209a、209aと、上記回転軸32aに設けた各突部209b、209bとを、上記結合リング207の軸方向両側から上記各通孔208、208に、円周方向に関して交互にがたつきなく内嵌する事により、上記ウォーム軸29aと回転軸32aとを、上記結合リング207を介して連結している。又、本例の場合には、上記ウォーム軸29aの基端面中心部に設けた凹孔210の底面と、上記回転軸32aの一端面中心部との間にコイルばね186を設けて、上記ウォーム軸29aに、この回転軸32aから離れる方向の弾力を付与している。
この様な本例の場合には、上記ウォーム軸29aと回転軸32aとを、結合リング207を介して連結している。この為、これら回転軸32aとウォーム軸29aとの間で、回転振動を伝達しにくくできる。
その他の構成及び作用に就いては、前述の図14に示した実施の形態の第6例の場合と同様である為、同等部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
尚、図示は省略するが、本例の場合と異なり、上記結合リング207に設けた各通孔208、208の形成位置に、これら各通孔208、208の代わりに、それぞれ複数ずつの第一、第二の凹部を、円周方向に交互に設ける事もできる。この場合には、これら各第一、第二の凹部の底部を、上記結合リング207の軸方向に関して反対側とする。そして、ウォーム軸29aの基端面に設けた各突部209a、209aと、上記回転軸32aの一端面に設けた各突部209b、209bとを、上記各第一、第二の凹部にそれぞれ内嵌する事により、上記ウォーム軸29aと回転軸32aとを上記結合リング207を介して連結する。
又、請求項14に対応する構成として、上述した実施の形態の第1〜10例に於いて、ウォーム軸29、29aの両端寄り部分を回転自在に支持する第三、第四の玉軸36、37のうちの少なくとも一方の玉軸受36(又は37)を支持する軸受ホルダ149、149aと、ギヤハウジング22aとの間にグリースを充填する事もできる。この様な構成を採用した場合には、上記ウォーム軸29、29aとウォームホイール28との間で駆動力を伝達する際に、このウォームホイール28からこのウォーム軸29、29aに加わる反力に基づいて、このウォーム軸29、29aがこのウォームホイール28から離れる傾向となった場合に、上記軸受ホルダ149、149aを揺動変位しにくくできる。しかも、上記駆動力が大きくなり、上記反力が大きくなると、上記ウォーム軸29、29aが上記ウォームホイール28から離れる速度が大きくなる傾向となるが、この場合には、グリースの粘性抵抗も大きくなる。この為、上記軸受ホルダ149、149aの揺動変位を抑える事ができ、上記ウォーム軸29、29aのウォーム20とウォームホイール28との歯面同士が離れる事を防止し易くできる。
又、請求項15に対応する構成として、上述した実施の形態の第1〜10例に於いて、ウォーム軸29、29aの両端寄り部分を回転自在に支持する第三、第四の玉軸受36、37のうちの少なくとも一方の玉軸受36(又は37)を支持する軸受ホルダ149、149aを、マグネシウム合金製とする事もできる。この様な構成を採用した場合には、上記ウォーム軸29、29aのウォーム27とウォームホイール28との歯面同士の衝合によりこのウォーム軸29、29aに発生する振動を、上記軸受ホルダ149、149aで吸収し易くできる為、ギヤハウジング22aに迄この振動を伝達しにくくできる。
又、上述した実施の形態の第1〜10例の場合には、ピニオン軸10(図23参照)の端部に固定したピニオン11とラック10(図23参照)とを直接噛合させているが、請求項1〜16に係る本発明はこの様な構造に限定するものではない。例えば、ピニオン軸の下端部に設けたピンを、このピニオン軸と別体に設けたピニオンギヤの長孔内に、この長孔の長さ方向の変位を自在として係合させると共に、このピニオンギヤとラックとを噛合させて、車速に応じてステアリングシャフトの回転角度に対するラックの変位量の比を変化させる、所謂車速応動可変ギヤレシオ機構(VGS)を組み込んだ構造と、上述した実施の形態の第1〜10例の構造とを組み合わせる事もできる。
又、請求項1〜16に係る本発明は、電動モータ31を、ステアリングシャフト2の周囲に設ける構造に限定するものでもない。例えば、図21に示す様に、ラック12と噛合させるピニオン11(図23参照)の周辺部に、電動モータ31を設ける事もできる。そして、この様な図21に示す構造の場合には、上記ピニオン11又はこのピニオン11に支持した部材の一部に、ウォーム減速機16aを構成するウォームホイールを固定する。この様な図21に示した構造の場合には、トルクセンサ3(図23参照)を、ステアリングシャフト2の周囲ではなく、上記ピニオン11の周辺部に設ける事もできる。この様な図21に示した構造でも、請求項1〜16に係る本発明を実施する事ができる。
更に、図22に示す様に、ラック12の一部で、ピニオン11との係合部から外れた位置に噛合させたサブピニオン211の周辺部に、電動モータ31を設ける事もできる。この図22に示す構造の場合には、このサブピニオン211に固定したウォームホイールと、ウォーム軸29(29a)とを噛合させる。この様な図22に示した構造の場合にも、トルクセンサ3(図23参照)を、上記ピニオン11の周辺部に設ける事ができる。尚、図22に示した構造の場合には、中間シャフト8の中間部に、地面から車輪を介して上記ピニオン11に伝達された振動を、ステアリングホイール1に迄伝達されるのを防止する為の緩衝装置212を設けている。例えば、この緩衝装置212は、インナーシャフトとアウターシャフトとをテレスコープ状に組み合わせると共に、これら両シャフトの端部周面同士の間に弾性材を結合する事により構成する。この様な図22に示した構造でも、請求項1〜16に係る本発明を実施する事ができる。
1 ステアリングホイール
2 ステアリングシャフト
3 トルクセンサ
4 減速機
5 電動モータ
6 制御器
7 自在継手
8 中間シャフト
9 ステアリングギヤ
10 入力軸
11 ピニオン
12 ラック
13 タイロッド
14 操舵輪
15 ステアリングコラム
16a ウォーム減速機
17 アウターシャフト
18 インナーシャフト
19 アウターコラム
20 インナーコラム
22a ギヤハウジング
23 ケース
24 支持ブラケット
26 車体
27 ウォーム
28 ウォームホイール
29 ウォーム軸
31 電動モータ
32、32a 回転軸
33 スプライン係合部
34 第一の玉軸受
35 第二の玉軸受
36 第三の玉軸受
37 第四の玉軸受
38 ロータ
39 ステータ
40 底板部
41 凹孔
42 隔壁部
50 雌スプライン部
51 雄スプライン部
52 内輪
53 鍔部
57 外輪
60 外輪
65 内輪
72 凹孔
113 ステアリングシャフト
114 電動モータ
115 ウォーム減速機
116 ウォームホイール
117 ウォーム軸
118 ウォーム
119 ギヤハウジング
120a、120b 転がり軸受
121 回転軸
122 凹孔
123 弾力付与手段
124 内径側円筒部
125 外径側円筒部
126 円輪部
127 内輪
128 ねじ孔
129 ねじ環
135 本体部
136 カバー
137 弾力付与手段
138 第一のインナーシャフト
139 第二のインナーシャフト
140 トーションバー
141 捩りコイルばね
142 予圧パッド
149、149a 軸受ホルダ
150 大径筒部
151、151a 小径筒部
152 円輪部
154 係止リング
155 係止リング
158 第一の通孔
159 揺動軸
160 凹孔
161 第二の通孔
162 壁部
164 第二軸受ホルダ
165 筒部
166 大径部
167 ブッシュ
169 外向鍔部
171 小径部
172 平面部
173 腕部
174 通孔
175 係止部
176 係止突部
177 第一部分円筒面部
178 第二部分円筒面部
179 弾性リング
180 内径側円筒部
181 外径側円筒部
182 連結部
183 空間部
184 凹部
185 スプライン孔
186 コイルばね
187 弾性リング
188 内径側円筒部
189 外径側円筒部
190 連結部
191 ストッパ部
192 凹孔
193 通孔
194 弾性リング
195 貫通孔
196 キャップ
197 筒部
198 突部
199 板部
200 軸部
201 弾性リング
202 外径側円筒部
203 内径側円筒部
204 連結部
205 突部
206 通孔
207 結合リング
208 通孔
209a、209b 突部
210 凹孔
211 サブピニオン
212 緩衝装置

Claims (28)

  1. ウォームホイールと、ウォーム軸と、弾性体とを備え、この弾性体は、このウォーム軸にこのウォームホイールに向かう方向の弾力を付与するものであるウォーム減速機。
  2. 弾性体は、予圧パッドを介して、ウォーム軸にウォームホイールに向かう方向の弾力を付与するものであり、このウォームホイールは、アシスト軸に固定自在としたものであり、上記ウォーム軸は、両端寄り部分を1対の軸受によりギヤハウジングの内側に支持すると共に、中間部に設けたウォームが上記ウォームホイールと噛合するものであり、上記予圧パッドは、上記ギヤハウジング又はこのギヤハウジングに固定された部材に設けられた案内面により所定方向に関する変位を規制されており、且つ、弾性体の弾力に基づく予圧パッド自身の弾性変形により、上記案内面との隙間をなくすか、又は小さくしている、請求項1に記載したウォーム減速機。
  3. 弾性体は、予圧パッドを介して、ウォーム軸にウォームホイールに向かう方向の弾力を付与するものであり、このウォームホイールは、アシスト軸に固定自在としたものであり、上記ウォーム軸は、両端寄り部分を1対の軸受によりギヤハウジングの内側に支持すると共に、中間部に設けたウォームが上記ウォームホイールと噛合するものであり、上記予圧パッドは、1対の素子から成り、上記ギヤハウジング又はこのギヤハウジングに固定された部材に設けられた案内面により所定方向に関する変位を規制されており、且つ、弾性体の弾力に基づき、上記1対の素子を互いに離れる方向に変位させる事により、上記案内面との隙間をなくすか、又は小さくしている、請求項1に記載したウォーム減速機。
  4. 案内面に沿う予圧パッドの変位可能な方向が、ウォーム軸の中心軸と、このウォーム軸に設けたウォームとウォームホイールとの噛合部とを含む仮想平面に対し傾斜している、請求項2又は請求項3に記載したウォーム減速機。
  5. 後端部にステアリングホイールを設けるステアリングシャフトと、このステアリングシャフトの前端側に設けられたピニオンと、このピニオン又はこのピニオンに支持した部材と噛合させたラックと、請求項2〜4の何れかに記載したウォーム減速機と、ウォーム軸を回転駆動する為の電動モータと、上記ステアリングシャフト又はピニオンに加わるトルクの方向と大きさとを検出する為のトルクセンサと、このトルクセンサから入力された信号に基づき上記電動モータの駆動状態を制御する為の制御器とを備え、アシスト軸が、上記ステアリングシャフトと、上記ピニオンと、このピニオンと離れた位置で上記ラックに噛合するサブピニオンとのうちの何れかの部材である、電動式パワーステアリング装置。
  6. 弾性体が弾力付与手段であり、ウォーム軸は、ギヤハウジングに対し回転及び揺動変位を可能に支持されると共に、中間部に設けたウォームをウォームホイールと噛合させるものであり、上記ウォーム軸の揺動中心軸を、このウォーム軸の中心軸上から上記ウォームホイール側にずれた位置に、このウォームホイールの中心軸と平行に設けた、請求項1に記載したウォーム減速機。
  7. ウォーム軸のウォームとウォームホイールとのピッチ円の交点を含み、このウォーム軸の中心軸と平行な直線上の1点を通る、このウォームホイールの中心軸と平行な軸を、上記ウォーム軸の揺動中心軸とした、請求項6に記載したウォーム減速機。
  8. ウォーム軸の両端寄り部分を回転自在に支持する1対の軸受のうちの少なくとも一方の軸受を支持する為の軸受ホルダを、ギヤハウジングに対し揺動変位を可能に支持した、請求項6又は請求項7に記載したウォーム減速機。
  9. ウォーム軸の軸方向に関して、このウォーム軸の両端寄り部分を回転自在に支持する1対の軸受のうちの電動モータ側の軸受と、このウォーム軸のウォーム及びウォームホイールの噛合部との間に、このウォーム軸の揺動中心軸を設けた、請求項6〜8の何れかに記載したウォーム減速機。
  10. ウォーム軸のウォーム及びウォームホイールの噛合部に関して、このウォーム軸の揺動中心軸と反対側に、このウォーム軸にこのウォームホイールに向かう方向の弾力を付与する為の弾力付与手段を設けた、請求項6〜9の何れかに記載したウォーム減速機。
  11. ウォーム軸の一端寄り部分を回転自在に支持する軸受を支持する為の軸受ホルダを、このギヤハウジングに、揺動軸により揺動変位を可能に支持しており、これらギヤハウジングと揺動軸との間、又はこれら軸受ホルダと揺動軸との間に弾性材を設けた、請求項6〜10の何れかに記載したウォーム減速機。
  12. ウォーム軸の一端寄り部分を回転自在に支持する軸受を支持する為の軸受ホルダを、このギヤハウジングに、揺動軸により揺動変位を可能に支持しており、これらギヤハウジングと揺動軸との間、又はこれら軸受ホルダと揺動軸との間に少なくとも一部が弾性材である弾性リングを設けると共に、上記ウォーム軸の揺動中心軸の径方向に関するこの弾性リングの剛性を円周方向で異ならせた、請求項6〜10に記載したウォーム減速機。
  13. ウォーム軸と電動モータの回転軸との間に、このウォーム軸にウォームホイールに向かう方向の弾力を付与する為の弾力付与手段を設けた、請求項6〜9の何れかに記載したウォーム減速機。
  14. ウォーム軸の両端寄り部分を回転自在に支持する1対の軸受のうちの少なくとも一方の軸受を支持する為の軸受ホルダとギヤハウジングとの間に、上記ウォーム軸にウォームホイールに向かう方向の弾力を付与する為の弾力付与手段を設けた、請求項6〜9の何れかに記載したウォーム減速機。
  15. ウォーム軸の両端寄り部分を支持する1対の軸受のうちのこのウォーム軸の揺動中心軸から離れた一方の軸受と、ギヤハウジングとの間に弾性材を設ける事により、このギヤハウジングに対する上記ウォーム軸の揺動変位を可能とした、請求項6〜14の何れかに記載したウォーム減速機。
  16. ウォーム軸の両端寄り部分を支持する1対の軸受のうちの揺動中心軸から離れた一方の軸受とギヤハウジングとの間に、少なくとも一部が弾性材製である第二の弾性リングを設ける事により、このギヤハウジングに対する上記ウォーム軸の揺動変位を可能とすると共に、この第二の弾性リングの剛性を、このウォーム軸の揺動変位方向に関するものと、別の方向に関するものとで異ならせた、請求項6〜14の何れかに記載したウォーム減速機。
  17. 一方の軸受とギヤハウジングとの間に設けた弾性材又は第二の弾性リングに、ウォーム軸の揺動変位を規制する為のストッパ部を設けた、請求項15又は請求項16に記載したウォーム減速機。
  18. 電動モータの回転軸とウォーム軸とを弾性材を介して連結した、請求項6〜17の何れかに記載したウォーム減速機。
  19. ウォーム軸の両端寄り部分を回転自在に支持する1対の軸受のうちの少なくとも一方の軸受を支持する為の軸受ホルダと、ギヤハウジングとの間にグリースを充填した、請求項6〜18の何れかに記載したウォーム減速機。
  20. ウォーム軸の両端寄り部分を回転自在に支持する1対の軸受のうちの少なくとも一方の軸受を支持する為の軸受ホルダをマグネシウム合金製とした、請求項6〜19の何れかに記載したウォーム減速機。
  21. 後端部にステアリングホイールを設けるステアリングシャフトと、このステアリングシャフトの前端側に設けられたピニオンと、このピニオン又はこのピニオンに支持した部材と噛合させたラックと、請求項6〜20の何れかに記載したウォーム減速機と、ウォーム軸を回転駆動する為の電動モータと、上記ステアリングシャフト又はピニオンに加わるトルクの方向と大きさとを検出する為のトルクセンサと、このトルクセンサから入力された信号に基づき上記電動モータの駆動状態を制御する為の制御器とを備え、ウォームホイールを、上記ステアリングシャフトと、上記ピニオンと、このピニオンと離れた位置で上記ラックに噛合するサブピニオンとのうちの何れかの部材に固定した電動式パワーステアリング装置。
  22. 弾性体は、予圧パッドを介して、ウォーム軸にウォームホイールに向かう方向の弾力を付与するものであり、このウォームホイールは、アシスト軸に固定自在としたものであり、上記ウォーム軸は、一端寄り部分を第一の軸受により、他端寄り部分を第二の軸受によりギヤハウジングの内側に支持すると共に、中間部に設けたウォームが上記ウォームホイールと噛合しており、且つ、上記第一の軸受を中心として揺動可能としたものであり、上記第二の軸受は、外周面及び軸方向両側面の少なくとも一部を上記ギヤハウジングに固定された合成樹脂製の緩衝部材により覆われて、この緩衝部材に対するこの第二の軸受の軸方向の変位を規制されたものであり、上記ウォーム軸の、上記予圧パッド及び第二の軸受に対する軸方向の変位を許容している、請求項1に記載したウォーム減速機。
  23. 緩衝部材は、円周方向の一部に軸方向全長に亙る切り欠きを設けたものである、請求項22に記載したウォーム減速機。
  24. 第二の軸受は、緩衝部材に対するこの第二の軸受の軸方向の変位を阻止されると共に、この緩衝部材に対するこの第二の軸受の径方向の変位を許容されたものである、請求項22又は請求項23に記載したウォーム減速機。
  25. 緩衝部材とギヤハウジングとの間、又はこの緩衝部材と第二の軸受との間に、弾性部材を設けた、請求項22〜24の何れかに記載したウォーム減速機。
  26. 緩衝部材は、この緩衝部材の中心軸を含む仮想平面により2分割する事により得られる如き形状を有する1対の素子から成るものである、請求項22〜25に記載したウォーム減速機。
  27. 1対の素子同士の突き合わせ面の面方向を、ウォーム軸に弾性体により弾力を付与する方向と一致させた、請求項26に記載したウォーム減速機。
  28. 後端部にステアリングホイールを設けるステアリングシャフトと、このステアリングシャフトの前端側に設けられたピニオンと、このピニオン又はこのピニオンに支持した部材と噛合させたラックと、請求項22〜27の何れかに記載したウォーム減速機と、ウォーム軸を回転駆動する為の電動モータと、上記ステアリングシャフト又はピニオンに加わるトルクの方向と大きさとを検出する為のトルクセンサと、このトルクセンサから入力された信号に基づき上記電動モータの駆動状態を制御する為の制御器とを備え、アシスト軸が、上記ステアリングシャフトと、上記ピニオンと、このピニオンと離れた位置で上記ラックに噛合するサブピニオンとのうちの何れかの部材である、電動式パワーステアリング装置。
JP2010241391A 2003-06-25 2010-10-27 ウォーム減速機及び電動式パワーステアリング装置 Expired - Lifetime JP4942843B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010241391A JP4942843B2 (ja) 2003-06-25 2010-10-27 ウォーム減速機及び電動式パワーステアリング装置

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003180959 2003-06-25
JP2003180959 2003-06-25
JP2003271418 2003-07-07
JP2003271418 2003-07-07
JP2010241391A JP4942843B2 (ja) 2003-06-25 2010-10-27 ウォーム減速機及び電動式パワーステアリング装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004181600A Division JP4716679B2 (ja) 2003-06-25 2004-06-18 ウォーム減速機及び電動式パワーステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011064327A true JP2011064327A (ja) 2011-03-31
JP4942843B2 JP4942843B2 (ja) 2012-05-30

Family

ID=43766604

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010241392A Expired - Fee Related JP4979801B2 (ja) 2003-06-25 2010-10-27 ウォーム減速機及び電動式パワーステアリング装置
JP2010241391A Expired - Lifetime JP4942843B2 (ja) 2003-06-25 2010-10-27 ウォーム減速機及び電動式パワーステアリング装置
JP2010241393A Expired - Fee Related JP4906955B2 (ja) 2003-06-25 2010-10-27 ウォーム減速機及び電動式パワーステアリング装置

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010241392A Expired - Fee Related JP4979801B2 (ja) 2003-06-25 2010-10-27 ウォーム減速機及び電動式パワーステアリング装置

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010241393A Expired - Fee Related JP4906955B2 (ja) 2003-06-25 2010-10-27 ウォーム減速機及び電動式パワーステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (3) JP4979801B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014133118A1 (ja) * 2013-02-28 2014-09-04 日本電産サンキョー株式会社 モータ装置
KR20170125539A (ko) * 2016-05-04 2017-11-15 주식회사 만도 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기
WO2023136355A1 (ja) * 2022-01-17 2023-07-20 日本精工株式会社 ギヤハウジングおよび電動アシスト装置
WO2024047712A1 (ja) * 2022-08-29 2024-03-07 株式会社ジェイテクト 操舵装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015208217A1 (de) * 2015-05-04 2016-11-10 Stabilus Gmbh Gewindetriebanordnung und Sitzanordnung mit einer Gewindetriebanordnung
JP6766170B2 (ja) * 2016-11-07 2020-10-07 コンチネンタル・オートモーティブ・ゲーエムベーハーContinental Automotive Gmbh 直線駆動装置
JP7133993B2 (ja) * 2018-06-07 2022-09-09 株式会社ユーシン 電動アクチュエータ
CN108843741B (zh) * 2018-09-08 2024-02-13 江阴市华方新能源高科设备有限公司 一种带阻尼缓冲输出回转式减速器
JP7283102B2 (ja) * 2019-02-12 2023-05-30 株式会社デンソー 回転電機
CN109780072B (zh) * 2019-03-22 2024-02-23 广东肇庆爱龙威机电有限公司 驱动器及其一体式联轴器
CN116365779B (zh) * 2023-06-01 2023-07-28 常州大牛汽车技术有限公司 一种防止运转波动且具有自主降噪功能的电机

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6322460A (ja) * 1986-07-14 1988-01-29 Daiitsushi:Kk シヤフト付き超軽量ロ−ラ
JPH03102638A (ja) * 1989-09-18 1991-04-30 Canon Inc 相対アドレス復調回路
JP2001315653A (ja) * 2000-05-10 2001-11-13 Koyo Seiko Co Ltd 電動式舵取装置
JP2002249056A (ja) * 2001-02-21 2002-09-03 Koyo Seiko Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JP2002276681A (ja) * 2001-03-21 2002-09-25 Koyo Seiko Co Ltd 動力伝達構造及びこれを含む電動式動力舵取装置
WO2003047948A1 (fr) * 2001-12-03 2003-06-12 Nsk Ltd. Dispositif de direction electrique

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0347948A (ja) * 1989-07-14 1991-02-28 Sumitomo Metal Ind Ltd 疲労特性の優れた機械構造用鋼
JP2003278844A (ja) * 2002-03-22 2003-10-02 Koyo Seiko Co Ltd 減速歯車機構及びこれを用いた電動式パワーステアリング装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6322460A (ja) * 1986-07-14 1988-01-29 Daiitsushi:Kk シヤフト付き超軽量ロ−ラ
JPH03102638A (ja) * 1989-09-18 1991-04-30 Canon Inc 相対アドレス復調回路
JP2001315653A (ja) * 2000-05-10 2001-11-13 Koyo Seiko Co Ltd 電動式舵取装置
JP2002249056A (ja) * 2001-02-21 2002-09-03 Koyo Seiko Co Ltd 電動パワーステアリング装置
JP2002276681A (ja) * 2001-03-21 2002-09-25 Koyo Seiko Co Ltd 動力伝達構造及びこれを含む電動式動力舵取装置
WO2003047948A1 (fr) * 2001-12-03 2003-06-12 Nsk Ltd. Dispositif de direction electrique

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014133118A1 (ja) * 2013-02-28 2014-09-04 日本電産サンキョー株式会社 モータ装置
WO2014133119A1 (ja) * 2013-02-28 2014-09-04 日本電産サンキョー株式会社 モータ装置
JPWO2014133119A1 (ja) * 2013-02-28 2017-02-02 日本電産サンキョー株式会社 モータ装置
JPWO2014133118A1 (ja) * 2013-02-28 2017-02-02 日本電産サンキョー株式会社 モータ装置
US9859771B2 (en) 2013-02-28 2018-01-02 Nidec Sankyo Corporation Motor device
US9923428B2 (en) 2013-02-28 2018-03-20 Nidec Sankyo Corporation Motor device having transmission member that is movable relative to motor side coupling part and worm gear side coupling part
KR20170125539A (ko) * 2016-05-04 2017-11-15 주식회사 만도 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기
KR102542782B1 (ko) * 2016-05-04 2023-06-14 에이치엘만도 주식회사 전동식 동력 보조 조향장치의 감속기
WO2023136355A1 (ja) * 2022-01-17 2023-07-20 日本精工株式会社 ギヤハウジングおよび電動アシスト装置
WO2024047712A1 (ja) * 2022-08-29 2024-03-07 株式会社ジェイテクト 操舵装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4906955B2 (ja) 2012-03-28
JP4942843B2 (ja) 2012-05-30
JP4979801B2 (ja) 2012-07-18
JP2011069495A (ja) 2011-04-07
JP2011038644A (ja) 2011-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4942843B2 (ja) ウォーム減速機及び電動式パワーステアリング装置
JP2005042913A (ja) ウォーム減速機及び電動式パワーステアリング装置
JP4381024B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置用アシスト装置及び電動式パワーステアリング装置
JP4464955B2 (ja) 伸縮アクチュエータ
JP4888281B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP5007591B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP5263281B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2007203947A (ja) 電動式パワーステアリング装置用ウォーム減速機及びこれを組み込んだ電動式パワーステアリング装置
JP2006103395A (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP5310705B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5601415B2 (ja) ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット
JP5321565B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2007247790A (ja) ウォーム減速機及びこれを組み込んだ電動式パワーステアリング装置
JP4454800B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JPH1019054A (ja) 弾性継手
JP2006205758A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP7492796B2 (ja) ギヤハウジングおよび電動アシスト装置
JP2005067371A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP7052516B2 (ja) 車両用操舵装置
KR100951997B1 (ko) 전동식 동력조향장치의 커플링
JP2002266890A (ja) ジョイント及びそれを用いた操舵補助装置
JP2003072565A (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2002211418A (ja) ジョイント及びそれを用いた操舵補助装置
JP4020028B2 (ja) 電動式パワーステアリング装置
JP5418535B2 (ja) ラックアンドピニオン式ステアリングギヤユニット

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4942843

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250