JP2011060806A - タイバー切断型及びそれを用いた半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】抜き屑を外部へ排出しやすいタイバー切断型及びそれを用いた半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかるタイバー切断型は、下型1及び上型20を有する。下型1の上面には、リードフレーム11が載置される。下型1は、第1切れ刃2a及び第2切れ刃2bを有する。第1切れ刃2aは、リードフレーム11のタイバー13の延在方向と交差する第1側面3aを有する。第2切れ刃2bは、第1側面3aと対向し、下端が第1側面3aの下端より下方にある第2側面3bを有する。上型20は、第1側面3aの下端より下方まで、第1側面3a及び前記第2側面3bの間を下降し、タイバー13の第1側面3a側及び第2側面3b側を切断させる。
【選択図】図1

Description

本発明はタイバー切断型及びそれを用いた半導体装置の製造方法に関する。
半導体装置の製造工程において、パンチの両側を用いて切断する、いわゆる両切り切断金型を用いる場合がある。両切り切断金型は、例えば、半導体装置のタイバーを切断するタイバー切断金型として用いられる。このようなタイバー切断金型には、切断されたタイバーが排出できず、タイバー切断金型に詰まるという問題があった。
このような課題を解決するための技術が、例えば、特許文献1、2に開示されている。図8に示されるように、タイバー30は、半導体装置の製造工程の途中まで複数のリード31を連結している。図8は、DIP(Dual Inline Package)型の半導体パッケージのリードフレームの構成を示す平面図であり、特許文献1の図9に相当する。そして、各リード31を電気的に分離するために、タイバー30をタイバー切断金型を用いて切断する。
特許文献1におけるタイバー切断金型の下型(ダイ)の構成を図9(特許文献1の図2に相当)に示す。この下型32のリード支持部33上にリード31、細溝口34上にタイバー30が位置するように、リードフレームを下型32上に戴置する。そして、図10(特許文献1の図3に相当)に示されるように、上型(パンチ)35を下降させることでタイバー30を切断する。そして、上型35と下型32により、リードフレームを切断する際に発生する抜き屑36を、下型32の外部(下方)に排出する。このとき、細溝口34から下方に向けて開口の幅を徐々に広くすることにより、抜き屑36の屑詰まりを防止している。
次に、特許文献2におけるタイバー切断金型の構成を図11(特許文献2の図1に相当)に示す。特許文献2では、下型40の切歯部40aの下にニゲを設けている。これにより、抜き屑41が切歯部40aに詰まる不具合(屑詰まり)を防止している。
特開平6−218449号公報 実開平2−15727号公報
このように、特許文献1、2では、抜き屑が毎回、上型から剥離することを原則としていて、その後の抜き屑の排出時に発生する屑詰まりの問題解決を行っている。しかしながら、特許文献1、2では、上型から抜き屑が剥離されず、抜き屑が排出できないという問題については一切考慮されていない。例えば、上型が最下端(下死点)に到達した時に、リードフレームを切断する際に発生する抜き屑が下型下方へ排出されない場合がある。この場合、上型が下死点より上昇する際に、上型先端面に抜き屑が密着した状態で、上型と一緒に抜き屑を持ち帰ってしまうという、「かす上がり」が発生した。これは、集塵力、下型の切れ刃の終点部での引っ掛かり力、及び切れ刃の側面と抜き屑との接触抵抗の和よりも、抜き屑と上型表面との密着力が大きくなるため起こると考えられる。このように、特許文献1、2には、「かす上がり」という解決すべき問題点が残っていた。
かす上がりが発生すると、一旦、切断された抜き屑が再び切断した部位に戻って半導体装置の端子間に残留してしまう場合があった。これにより、半導体装置の特性不具合が発生した。また、その抜き屑のタイバー切断金型内での飛散残留により半導体樹脂封止部及び端子部への打痕を発生する場合があった。
本発明にかかるタイバー切断型は、上面にリードフレームが載置される下型と、前記下型に設けられ、前記リードフレームのタイバーの延在方向と交差する第1側面を有する第1切れ刃と、前記下型に設けられ、前記第1側面と対向し、下端が前記第1側面の下端より下方にある第2側面を有する第2切れ刃と、前記第1側面の下端より下方まで、前記第1側面及び前記第2側面の間を下降し、前記タイバーの前記第1側面側及び前記第2側面側を切断させる上型とを有するものである。これにより、抜き屑と上型との密着力を低下させることができる。
本発明にかかる半導体装置の製造方法は、下型の第1切れ刃及び第2切れ刃の間にタイバーが配置されるように、下型にリードフレームを載置し、前記タイバーの延在方向と交差し、互いに対向した、前記第1切れ刃の第1側面と前記第2切れ刃の第2側面との間に、上型を下降させ、前記タイバーの第1側面側及び第2側面側を切断し、前記第2側面の下端より上方にある前記第1側面の下端より下方まで、前記上型を下降させるものである。これにより、抜き屑と上型との密着力を低下させることができる。
本発明によれば、抜き屑を外部へ排出しやすいタイバー切断型及びそれを用いた半導体装置の製造方法を提供することができる。
実施の形態にかかるタイバー切断金型の下型の構成を示す斜視図である。 実施の形態にかかるタイバー切断前の半導体装置の構成を示す上面図である。 実施の形態にかかる金属の食いつきの状態を示す上型の断面図である。 実施の形態にかかるタイバーの切断方法を示すタイバー切断金型の断面図である。 実施の形態にかかるタイバーの切断方法を示すタイバー切断金型の断面図である。 図5におけるタイバー切断金型の一部拡大図である。 比較例におけるタイバーの切断方法を示すタイバー切断金型の断面図である。 DIP型の半導体パッケージのリードフレームの構成を示す平面図である。 特許文献1におけるタイバー切断金型の下型の構成を示す斜視図である。 特許文献1におけるタイバーの切断状態を示すタイバー切断金型の断面図である。 特許文献2におけるタイバー切断金型の構成を示す断面図である。
実施の形態
まず、図1を参照して、本実施の形態にかかるタイバー切断型について説明する。本実施の形態にかかるタイバー切断型は、例えば金属等から形成されたタイバー切断金型であり、上型の両側で切断する両切り切断金型である。図1は、タイバー切断金型の下型(ダイ)の構成を示す斜視図である。
下型1は、上面(z軸方向において上側の主面)にリードフレームが載置されるため、上面が平面になっている。また、下型1は、互いに平行に延在する複数の切れ刃2を有する。これにより、下型1は、櫛歯状になっている。図1においては、下型1は、y軸方向に延在する5本の切れ刃2を有する。また、これらの切れ刃2は、x軸方向に沿って並んでいる。それぞれの切れ刃2は、例えば、直方体状を有する。切れ刃2は、少なくとも上面側に切断部を有する。また、切断部は、少なくとも切れ刃2の両側縁部に設けられる。すなわち、切断部は、少なくとも、切れ刃2のx軸方向の両端部に設けられる。また、隣り合う切れ刃2の間隔は、z軸方向の上から下にかけて略一定である。すなわち、隣り合う切れ刃2において、対向する側面は、互いに略平行になっている。
ここで、y軸方向とは、載置されるリードフレームの外部リードの延在方向である。x軸方向とは、載置されるリードフレームのタイバーの延在方向である。x軸、y軸、及びz軸は互いに直交する。タイバーは、外部リード間を繋ぐように設けられる。タイバーは、樹脂によって半導体素子、内部リード等を封止する半導体パッケージ形成工程までの間、内部リードの変形の抑制し、外部リード間に流れ出す樹脂を塞き止めるために設けられる。
また、切れ刃2には、第1切れ刃2aと第2切れ刃2bがある。第1切れ刃2aと第2切れ刃2bは、交互に設けられている。第1切れ刃2aは、x軸方向と交差する第1側面3aを有する。ここでは、第1側面3aは、x軸方向に直交するように設けられる。第2切れ刃2bは、第1側面3aに対向し、下端が第1側面3aの下端より下方にある第2側面3bを有する。なお、上記のように、第1側面3a及び第2側面3bは、略平行になっている。図1においては、第2切れ刃2bは、z軸方向における長さが第1切れ刃2aより長くなっている。すなわち、第1切れ刃2aの長さL1よりも第2切れ刃2bの長さL2のほうが長くなっている。
第1切れ刃2aと第2切れ刃2bは、上端のz座標が一致し、下端のz座標が互いに異なっている。本実施の形態では、第1切れ刃2aの下端のz座標は、上型(パンチ)の最下点(下死点)よりも大きくなっている。また、第2切れ刃2bの下端のz座標は、上型の下死点よりも小さくなっている。すなわち、第1切れ刃2aの下端は下死点よりも高く、第2切れ刃2bの下端は下死点よりも低くなっている。なお、y軸方向及びx軸方向における長さは、リードフレームの形状により決定され、第1切れ刃2aと第2切れ刃2bにおいて略同一としてもよいし、異なっていてもよい。また、上型は、下型1と噛み合うように複数の押圧部を有する。それぞれの押圧部は、例えば、直方体状を有する。すなわち、上型と下型1を組み合わせた状態では、隣り合う切れ刃2の間に押圧部が配置される。本実施の形態にかかるタイバー切断金型は、以上のような構成を有する。
次に、図2〜6を参照して、上記のタイバー切断金型を用いた、半導体装置のタイバー切断方法について説明する。半導体装置は、例えば、DIP(Dual Inline Package)型の半導体パッケージを有する。図2は、タイバー切断前の半導体装置の構成を示す上面図である。図3は、金属の食いつきの状態を示す上型の断面図である。なお、図3は、上型が下降した状態における図2のIII−III断面図である。図4、5は、タイバーの切断方法を示すタイバー切断金型の断面図である。図4では上型の下降時、図5では上型の上昇時を示す。図6は、図5におけるタイバー切断金型の一部拡大図である。
図2に示すように、タイバー切断前の半導体装置は、リードフレーム11に半導体パッケージ10が搭載されている。リードフレーム11は、金属等によって形成されている。リードフレーム11の複数の外部リード12は、タイバー13によって連結されている。また、外部リード12は、互いに平行になるように複数形成される。タイバー13は、外部リード12とは垂直方向に延在する。また、リードフレーム11上に半導体パッケージ10を形成する際、半導体素子、内部リード等を樹脂で封止するが、このとき樹脂が流れ出し、外部リード12間に樹脂ダム14が形成される。すなわち、2本の外部リード12、タイバー13、及び半導体パッケージ10によって取り囲まれた部分に、樹脂ダム14が形成される。
まず、このタイバー切断前の半導体装置を下型1に載置する。このとき、下型1の切れ刃2上に外部リード12、切れ刃2間にタイバー13及び樹脂ダム14が配置される。すなわち、隣り合う第1切れ刃2a及び第2切れ刃2bの間に、タイバー13及び樹脂ダム14が形成される。そして、パンチ位置15に上型の押圧部20が位置合わせされる。パンチ位置15aには、樹脂ダム14が存在する。パンチ位置15bには、金属等によって形成されたタイバー13が存在する。パンチ位置15cには、何も存在しない。
そして、切れ刃2間に押圧部20を下降させる。すなわち、第1側面3a及び第2側面3bの間に押圧部20を下降させる。これにより、図4に示されるように、パンチ位置15bでは、タイバー13が押圧され、切れ刃2の切断部によってタイバー13の第1側面3a側及び第2側面3b側が切断される。すなわち、押圧部20のx軸方向における両端部で、タイバー13が切断される。
押圧部20下端が第1切れ刃2aの下端よりも上方にあるときは、タイバー13等の抜き屑21には両端に均等な圧縮応力が加わる。すなわち、第1側面3a及び第2側面3bの間を押圧部20が下降中は、抜き屑21には両端に均等な圧縮応力が加わる。また、パンチ位置15bでは、リードフレーム11において外部リード12とタイバー13の間を切断する。すなわち、パンチ位置15bでは、展性の高い金属を切断する。このため、圧縮応力が加わった状態で、押圧部20によって切れ刃2間に抜き屑21を下降させると、図3に示されるように、押圧部20の先端部に金属の食いつきが発生する。すなわち、押圧部20の先端部の側面及び下面に金属からなる抜き屑21が付着する。図2において、このような金属の食いつきが発生する箇所を太線で示す。なお、パンチ位置15aでは樹脂ダム14を切断する。パンチ位置15cでは押圧部20に何も接触せず、何も切断しない。すなわち、半導体パッケージ10と対向する部分では何も切断しない。
その後、少なくとも、第1側面3aの下端より下方まで、押圧部20を下降させる。すなわち、少なくとも、第1側面3aの下端より下方まで、押圧部20によって抜き屑21(タイバー13)を押圧する。本実施の形態では、第1側面3aの下端より下方、かつ第2側面3bの下端より上方まで、押圧部20を下降させる。すなわち、下死点は、第1側面3aの下端と第2側面3bの下端との間にある。
図5に示されるように、押圧部20の下端が第1切れ刃2aの下端よりも下方になったとき、抜き屑21に加わっていた圧縮応力が開放される。すなわち、2本の切れ刃2に挟まれていた抜き屑21は、一方の切れ刃2の側面を抜けたときに、抜き屑21に加わっていた圧縮応力が開放される。そして、抜き屑21は、切れ刃2のない方向へずれようとする。すなわち、抜き屑21は、第1切れ刃2a側にずれようとする。抜き屑21がずれた分、押圧部20と抜き屑21の密着強度が低下する。そして、押圧部20が下死点に到達すると、密着強度の低下により抜き屑21の排出が行われる。
また、図6に示されるように、下死点で抜き屑21が排出しきれない場合でも、上型上昇時に、第1切れ刃2aの終点部4(下端部)に引っ掛かり、抜き屑21が排出される。これは、上記のように、圧縮応力の開放により抜き屑21が横方向(タイバー13の延在方向)へずれたためである。また、図6の矢印で示されたように、2本の切れ刃2に挟まれた抜き屑21では、一方の切れ刃2(第1切れ刃2a)側で大部分の圧縮応力が開放されるため、抜き屑21のずれが大きくなる。このため、密着強度の低下の効果が大きくなり、さらに、第1切れ刃2aの終点部4での引っ掛かり力も大きくなる。
このように、本実施の形態にかかるタイバー切断金型によれば、上型(具体的には押圧部20)の先端面に抜き屑21が密着し、上型の上昇時に抜き屑21も一緒に持ち帰りするという問題を解決できる。すなわち、長さの異なる切れ刃2によるニゲをタイバー13の延在方向に設けることによって、かす上がりが抑制できるという従来知られていない顕著な効果が得られる。そして、抜き屑21を外部(下方)へ排出しやすくなる。従って、本実施の形態にかかるタイバー切断金型を用いて繰返し切断作業を行っても、切断不良が発生しにくくなる。すなわち、良好な切断特性を得ることができる。このため、これを用いて製造された半導体装置の特性の不具合が発生しにくく、半導体装置の特性が向上する。
また、図4、5に示されるように、隣り合う切れ刃2の間隔は、上から下にかけて略一定である。すなわち、特許文献1のように圧縮応力を徐々に開放するのではなく、押圧部20が一方の切れ刃2の下端よりも下方に到達したときに一気に圧縮応力を開放することができる。このため、抜き屑21のずれが大きくなる。
また、第1切れ刃2aの第1側面3aと、第1側面3aに隣接する下面との成す角は、90°以下であることが好ましい。すなわち、第1切れ刃2aの終点部4の角度が、90°以下であることが好ましい。これにより、抜き屑21が引っ掛かりやすくなる。
また、以上の説明では、隣り合う切れ刃2のうち一方の下端が上型の下死点よりも高い下型1について説明したが、これに限られない。隣り合う切れ刃2の両方の下端が上型の下死点より高くてもよい。すなわち、第1側面3a及び第2側面3bの下端が上型の下死点より上方にあってもよい。この場合も、隣り合う切れ刃2の高さ、具体的には対向する側面3a、2bの高さを異ならせることにより、抜き屑21がずれて排出されやすくなる。
さらに、この場合、屑詰まり防止のための屑排出部を極力大きくとることができるため、複数個の切れ刃2が狭い間隔で配置されるタイバー切断金型に有用である。また、抜き屑21の排出を第1切れ刃2aと第2切れ刃2bの両方の終点部4に引っ掛けて行うことができるため、より確実な屑排出を実現できる。このように、隣り合う切れ刃2のうち、少なくともいずれか一方の下端が上型の下死点よりも上方であれば、本願発明の効果を奏することができる。換言すると、タイバー13の延在方向に隣り合い、対向する側面のうち、少なくともいずれか一方の下端が上型の下死点よりも上方であればよい。
ここで、図7を参照して、タイバー切断方法の比較例について説明する。図7は、比較例におけるタイバーの切断方法を示すタイバー切断金型の断面図である。
図7に示すように、タイバー切断金型において、隣り合ういずれの切れ刃2も押圧部20の下死点の下方まである。このため、押圧部20が下死点から上昇するときに、抜き屑21のかす上がりが発生する。これは、切れ刃2の終点部での引っ掛かり力がほとんどなく、また、抜き屑21と上型(押圧部20)表面との密着力が大きいためである。図7においては、抜き屑21と押圧部20表面とが密着している部分を太線で示す。これにより、集塵力、切れ刃2の終点部での引っ掛かり力、及び切れ刃2の側面と抜き屑21との接触抵抗の和よりも、抜き屑21と押圧部20表面との密着力のほうが大きくなる。特に、展性の大きい金属を切断する場合、図3に示すように金属の食いつきが発生し、抜き屑21と押圧部20表面との密着力が特に大きくなる。
また、例えば、図11に示す特許文献2では、半導体パッケージ42と対向して切歯部40aが配置され、このダイ切歯部40aの下部に空間(ニゲ)がある。換言すると、特許文献2では、下型40において、タイバーの延在方向と平行な側面の下部にニゲがある。すなわち、パンチ位置15c近傍に、ダイ切歯部40a及びニゲが形成され、パンチ位置15bについてはなんら考慮されていない。このため、リードとタイバーの切断部分において、金属が食いつき、かす上がりの問題が発生する。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 下型、2 切れ刃、2a 第1切れ刃、2b 第2切れ刃、3a 第1側面、
3b 第2側面、4 終点部、10 半導体パッケージ、11 リードフレーム、
12 外部リード、13 タイバー、14 樹脂ダム、
15、15a、15b、15c パンチ位置、20 押圧部、21 抜き屑、
30 タイバー、31 リード、32 下型、33 リード支持部、34 細溝口、
35 上型、36 抜き屑、40 下型、40a 切歯部、41 抜き屑、
42 半導体パッケージ

Claims (8)

  1. 上面にリードフレームが載置される下型と、
    前記下型に設けられ、前記リードフレームのタイバーの延在方向と交差する第1側面を有する第1切れ刃と、
    前記下型に設けられ、前記第1側面と対向し、下端が前記第1側面の下端より下方にある第2側面を有する第2切れ刃と、
    前記第1側面の下端より下方まで、前記第1側面及び前記第2側面の間を下降し、前記タイバーの前記第1側面側及び前記第2側面側を切断させる上型とを有するタイバー切断型。
  2. 前記上型は、前記第2側面の下端より下方まで下降することを特徴とする請求項1に記載のタイバー切断型。
  3. 前記第1側面と前記第2側面は、略平行に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のタイバー切断型。
  4. 前記リードフレームは、金属によって形成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のタイバー切断型。
  5. 下型の第1切れ刃及び第2切れ刃の間にタイバーが配置されるように、下型にリードフレームを載置し、
    前記タイバーの延在方向と交差し、互いに対向した、前記第1切れ刃の第1側面と前記第2切れ刃の第2側面との間に、上型を下降させ、前記タイバーの第1側面側及び第2側面側を切断し、
    前記第2側面の下端より上方にある前記第1側面の下端より下方まで、前記上型を下降させる半導体装置の製造方法。
  6. 前記第2側面の下端より下方まで、前記上型を下降させることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第1側面と前記第2側面は、略平行に設けられたことを特徴とする請求項5又は6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記リードフレームは、金属によって形成されたことを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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