JP2011060353A - レイテンシカウンタ及びこれを備える半導体記憶装置、並びに、データ処理システム - Google Patents

レイテンシカウンタ及びこれを備える半導体記憶装置、並びに、データ処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】ジッタによる内部コマンドのラッチマージンの減少が抑制されたレイテンシカウンタを提供する。
【解決手段】信号経路La0〜La7のいずれか一つに内部コマンドを供給する入力選択回路310と、信号経路La0〜La7とラッチ回路330との対応関係を切り替えるシフト回路320と、ラッチ回路330に取り込まれた内部コマンドを出力する出力選択回路340とを備える。入力選択回路310は、信号経路La0〜La7にそれぞれ割り当てられたタイミング制御回路310−0〜310−7を有し、これらは内部コマンドによってセットされ、対応するカウント値の非活性化に応答してリセットされるSR型ラッチ回路311を含んでいる。これにより、入力選択回路310から出力される内部コマンドのアクティブ期間の短縮が抑制される。
【選択図】図5

Description

本発明はレイテンシカウンタに関し、特に、同期式メモリ内において内部コマンドのレイテンシをカウントするレイテンシカウンタに関する。さらに、本発明はこのようなレイテンシカウンタを備える半導体記憶装置、並びに、このような半導体記憶装置を備えるデータ処理システムに関する。
シンクロナスDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)に代表される同期式メモリは、パーソナルコンピュータのメインメモリなどに広く利用されている。同期式メモリは、コントローラより供給されるクロック信号に同期してデータを入出力することから、より高速なクロックを使用することによって、データ転送レートを高めることが可能である。
しかしながら、シンクロナスDRAMにおいても、DRAMコアはあくまでアナログ動作であり、極めて微弱な電荷をセンス動作により増幅する必要がある。そのため、リードコマンドが発行されてから、最初のデータを出力するまでの時間を短縮することはできず、リードコマンドが発行されてから所定の遅延時間が経過した後、外部クロックに同期して最初のデータが出力される。
この遅延時間は一般に「CASレイテンシ」と呼ばれ、クロック周期の整数倍に設定される。例えば、CASレイテンシが5(CL=5)であれば、外部クロックに同期してリードコマンドを取り込んだ後、5周期後の外部クロックに同期して最初のデータが出力される。つまり、5クロックサイクル後に最初のデータが出力されることになる。このようなレイテンシをカウントするカウンタは、「レイテンシカウンタ」と呼ばれる。
レイテンシカウンタとしては、本発明者が提案した特許文献1に記載の回路が知られている。
特開2008−47267号公報
特許文献1に記載されているように、レイテンシカウンタは、DLL(Delay Locked Loop)回路によって生成された内部クロックに同期してレイテンシのカウントを行う。これに対し、外部から供給される外部コマンドは、外部クロックに同期して発行されることから、外部クロック及び内部クロックの一方にのみジッタが発生している場合、内部コマンドのラッチマージンが減少するという問題があった。
本発明によるレイテンシカウンタは、内部コマンドのレイテンシをカウントするレイテンシカウンタであって、カウンタ回路と、ポイントシフト型FIFO回路とを備え、前記ポイントシフト型FIFO回路は、前記内部コマンドをラッチする複数の第1のラッチ回路と、前記カウンタ回路のカウント値に基づいて、複数の信号経路のいずれか一つに前記内部コマンドを供給する入力選択回路と、あらかじめ定められた前記複数の信号経路と前記複数の第1のラッチ回路との対応関係に基づいて、前記内部コマンドを所定の第1のラッチ回路に供給するシフト回路と、前記カウンタ回路のカウント値に基づいて、前記複数の第1のラッチ回路のいずれかに取り込まれた前記内部コマンドを出力させる出力選択回路と、を備え、前記入力選択回路は、前記複数の信号経路にそれぞれ割り当てられた複数のタイミング制御回路を有し、前記タイミング制御回路のそれぞれは、前記内部コマンドをラッチする第2のラッチ回路と、前記カウンタ回路の対応するカウント値の活性化に応答して、前記第2のラッチ回路に取り込まれた前記内部コマンドを対応する前記信号経路に出力する複数のゲート回路と、を有し、前記第2のラッチ回路は、前記内部コマンドによってセットされ、前記カウンタ回路の対応するカウント値の非活性化に応答してリセットされるSR型ラッチ回路であることを特徴とする。
本発明によれば、入力選択回路において内部コマンドをラッチした後、カウンタ回路の対応するカウント値の非活性化に応答してリセットしていることから、ジッタによって内部クロックの位相が遅れている場合であっても、入力選択回路から出力される内部コマンドのアクティブ期間が短縮されることがない。このため、ジッタによる内部コマンドのラッチマージンの減少を抑制することが可能となる。
本発明の好ましい実施形態による半導体記憶装置10の全体構成を示すブロック図である。 本発明の好ましい実施形態によるレイテンシカウンタ55の回路図である。 分周回路100の動作を説明するためのタイミング図である。 カウンタ回路200の動作を説明するためのタイミング図である。 タイミング制御回路310−0の回路図である。 入力選択回路310の動作を説明するためのタイミング図である。 入力選択回路310の動作を説明するための別のタイミング図である。 比較例による入力選択回路の動作を説明するためのタイミング図である。 シフト回路320の回路図である。 シフト回路320の機能を説明するための模式図である。 ラッチ回路330−0及び出力ゲート340−0の回路図である。 レイテンシカウンタ55の動作を説明するためのタイミング図である。 本発明の好ましい実施形態によるデータ処理システム500の構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による半導体記憶装置10の全体構成を示すブロック図である。
本実施形態による半導体記憶装置10はシンクロナスDRAMであり、外部端子として、クロック端子11a,11b、コマンド端子12a〜12e、アドレス端子13、データ入出力端子14、データストローブ端子15a,15b及び電源端子16a,16bを備えている。
クロック端子11a,11bは、それぞれクロック信号CK,/CKが供給される端子であり、供給されたクロック信号CK,/CKは、クロック入力回路21に供給される。本明細書において信号名の先頭に「/」が付されている信号は、対応する信号の反転信号又はローアクティブな信号であることを意味する。したがって、クロック信号CK,/CKは互いに相補の信号である。クロック入力回路21の出力は、タイミング発生回路22及びDLL回路23に供給される。タイミング発生回路22は内部クロックICLKを生成し、これをデータ出力系の回路を除く各種内部回路に供給する役割を果たす。また、DLL回路23は出力用クロックLCLKを生成し、これをデータ出力系の回路に供給する役割を果たす。
DLL回路23が生成する出力用クロックLCLKは、クロック信号CK,/CKに対して位相制御された信号であり、リードデータDQ(及びデータストローブ信号DQS,/QDS)の位相がクロック信号CK,/CKの位相と一致するよう、クロック信号CK,/CKに対してやや位相が進められる。
DLL回路23は、モードレジスタ56へのセット内容に応じて、使用の可否が選択される。つまり、モードレジスタ56に「DLLオンモード」がセットされている場合には、DLL回路23は使用状態とされ、出力用クロックLCLKはクロック信号CK,/CKに対して位相制御される。一方、モードレジスタ56に「DLLオフモード」がセットされている場合には、DLL回路23は不使用状態とされ、出力用クロックLCLKはクロック信号CK,/CKに対して位相制御されなくなる。したがって、DLLオフモードである場合には、出力用クロックLCLKはクロック信号CKよりも位相の遅れた信号となる。モードレジスタ56によるDLL回路23の制御は、モード信号Mによって行われる。
コマンド端子12a〜12eは、それぞれロウアドレスストローブ信号/RAS、カラムアドレスストローブ信号/CAS、ライトイネーブル信号/WE、チップセレクト信号/CS、及びオンダイターミネーション信号ODTが供給される端子である。これらのコマンド信号は、コマンド入力回路31に供給される。コマンド入力回路31に供給されたこれらコマンド信号は、コマンドデコーダ32に供給される。コマンドデコーダ32は、内部クロックICLKに同期して、コマンド信号の保持、デコード及びカウントなどを行うことによって、各種内部コマンドICMDを生成する回路である。生成された内部コマンドは、ロウ系制御回路51、カラム系制御回路52、リード制御回路53、ライト制御回路54、レイテンシカウンタ55及びモードレジスタ56に供給される。各種内部コマンドICMDのうち、リードコマンドMDRDTは少なくともレイテンシカウンタ55に供給される。
本実施形態においては、外部リードコマンドの最短発行サイクル(tCCD)は4クロックである。コマンドデコーダ32は、外部リードコマンドが発行されると、2クロックの間隔を空けて内部リードコマンドMDRDTを2回生成する。したがって、本実施形態においては、内部リードコマンドMDRDTは最短で2クロック間隔で連続的に活性化する。
レイテンシカウンタ55は、リードコマンドMDRDTが発行されてから、あらかじめ設定されたCASレイテンシが経過した後にリードデータが出力されるよう、リードコマンドMDRDTを遅延させた出力制御信号DRCを生成する回路である。ここで、リードコマンドMDRDTは内部クロックICLKに同期した信号である一方、レイテンシカウンタ55の出力である出力制御信号DRCは、出力用クロックLCLKに同期している必要がある。したがって、レイテンシカウンタ55は、同期対象となるクロックを内部クロックICLKから出力用クロックLCLKに乗せ替える役割も果たす。レイテンシカウンタ55の詳細については後述する。
アドレス端子13は、アドレス信号ADDが供給される端子であり、供給されたアドレス信号ADDは、アドレス入力回路41に供給される。アドレス入力回路41の出力は、アドレスラッチ回路42に供給される。アドレスラッチ回路42は、内部クロックICLKに同期してアドレス信号ADDをラッチする回路である。アドレスラッチ回路42にラッチされたアドレス信号ADDのうち、ロウアドレスについてはロウ系救済回路61に供給され、カラムアドレスについてはカラム系救済回路62に供給される。また、ロウ系救済回路61には、リフレッシュカウンタ63によって生成されるロウアドレスも供給される。さらに、モードレジスタセットにエントリーしている場合には、アドレス信号ADDはモードレジスタ56に供給される。
ロウ系救済回路61は、欠陥のあるワード線を示すロウアドレスが供給された場合、本来のワード線ではなく冗長ワード線に対して代替アクセスを行うことによって、当該ロウアドレスを救済する回路である。ロウ系救済回路61の動作は、ロウ系制御回路51によって制御され、その出力はロウデコーダ71に供給される。もちろん、欠陥のないワード線を示すロウアドレスが供給された場合には、当該ロウアドレスがロウデコーダ71にそのまま供給される。ロウデコーダ71は、メモリセルアレイ70に含まれるいずれかのワード線WLを選択する回路である。メモリセルアレイ70においては、複数のワード線WLと複数のビット線BLが交差しており、その交点にはメモリセルMCが配置されている(図1においては、1本のワード線WL、1本のビット線BL及び1個のメモリセルMCのみを示している)。ビット線BLは、センス回路73内の対応するセンスアンプSAに接続されている。
カラム系救済回路62は、欠陥のあるビット線を示すカラムアドレスが供給された場合、本来のビット線ではなく冗長ビット線に対して代替アクセスを行うことによって、当該カラムアドレスを救済する回路である。カラム系救済回路62の動作は、カラム系制御回路52によって制御され、その出力はカラムデコーダ72に供給される。もちろん、欠陥のないビット線を示すカラムアドレスが供給された場合には、当該カラムアドレスがカラムデコーダ72にそのまま供給される。カラムデコーダ72は、メモリセルアレイ70に含まれるいずれかのセンスアンプSAを選択する回路である。
カラムデコーダ72によって選択されたセンスアンプSAは、リード動作時にはリードアンプ74に接続され、ライト動作時にはライトアンプ75に接続される。リードアンプ74の動作はリード制御回路53によって制御され、ライトアンプ75の動作はライト制御回路54によって制御される。
データ入出力端子14は、リードデータDQの出力及びライトデータDQの入力を行うための端子であり、データ出力回路81及びデータ入力回路82に接続されている。データ出力回路81は、FIFO回路83を介してリードアンプ74に接続されており、これにより、プリフェッチされた複数のリードデータDQがデータ入出力端子14からバースト出力される。また、データ入力回路82は、FIFO回路84を介してライトアンプ75に接続されており、これにより、データ入出力端子14からバースト入力された複数のライトデータDQがメモリセルアレイ70に同時に書き込まれる。
データストローブ端子15a,15bは、それぞれデータストローブ信号DQS,/DQSの入出力を行うための端子であり、データストローブ信号出力回路85及びデータストローブ信号入力回路86に接続されている。
図1に示すように、データ出力回路81及びデータストローブ信号出力回路85には、DLL回路23によって生成される出力用クロックLCLKと、レイテンシカウンタ55によって生成される出力制御信号DRCが供給される。出力制御信号DRCは、FIFO回路83にも供給される。
電源端子16a,16bは、それぞれ電源電位VDD,VSSが供給される端子であり、内部電圧発生回路90に接続されている。内部電圧発生回路90は、図示しない各種内部電圧を生成する回路である。
以上が本実施形態による半導体記憶装置10の全体構成である。次に、半導体記憶装置10に含まれるレイテンシカウンタ55について説明する。
図2は、本発明の好ましい実施形態によるレイテンシカウンタ55の回路図である。
図2に示すように、本実施形態によるレイテンシカウンタ55は、出力用クロックLCLKに基づいて分周クロックLCLKE,LCLKOを生成する分周回路100と、分周クロックLCLKE,LCLKOに基づいてカウント動作を行うカウンタ回路200と、カウンタ回路200のカウント値を用いて、リードコマンドMDRDTのレイテンシをカウントするポイントシフト型FIFO回路300とを備えている。但し、本明細書において単に「カウンタ回路」と呼ぶときは、分周回路100とカウンタ回路200の両方を含むことがある。
出力用クロックLCLKは、図1に示したDLL回路23によって生成されるクロックである。セルフリフレッシュ時やパワーダウン時においては、消費電力を低減するため、DLL回路23の動作は停止する。したがって、セルフリフレッシュモードやパワーダウンモードから復帰する場合、DLL回路23の動作が再開し、この際、一時的に出力用クロックLCLKが不安定な状態となり、ハザードが出力されることがある。
このようなハザードは、一般的にレイテンシカウンタを誤動作させる原因となる。しかしながら、本実施形態によるレイテンシカウンタ55は、出力用クロックLCLKにハザードが生じてもカウント値がジャンプするのみであり、カウント値が不定となったり、カウント動作が停止したりすることがない。
以下、レイテンシカウンタ55を構成する各回路ブロックの構成及び動作について説明する。
まず、分周回路100について説明する。
図2に示すように、分周回路100は、出力用クロックLCLKの立ち下がりエッジに同期してラッチ動作を行うラッチ回路101と、ラッチ回路101の出力端Qより出力される分周信号LQを反転させて入力端Dに供給するインバータ102と、出力用クロックLCLKと分周信号LQの論理積をとるAND回路103と、出力用クロックLCLKと分周信号LQの反転信号の論理積をとるAND回路104とを備えている。
このような回路構成により、図3に示すように、AND回路103の出力である分周クロックLCLKEは、偶数番目の内部クロックLCLKに連動した波形となり、AND回路104の出力である分周クロックLCLKOは、奇数番目の内部クロックLCLKに連動した波形となる。このため、分周クロックLCLKE,LCLKOは、アクティブな期間(ハイレベルである期間)が0.5tCKとなり、非アクティブな期間(ローレベルである期間)が1.5tCKとなる。
このように、本実施形態による分周回路は、出力用クロックLCLKを2分周することによって、互いに位相の異なる2つの分周クロックLCLKE,LCLKOを生成している。生成された分周クロックLCLKE,LCLKOは、図2に示すようにカウンタ回路200に供給される。このため、カウンタ回路200は、出力用クロックLCLKの半分の周波数で動作を行うことになる。
次に、カウンタ回路200について説明する。
図2に示すように、カウンタ回路200は、分周クロックLCLKEをカウントする第1のカウンタ部210と、分周クロックLCLKOに同期して第1のカウンタ部210のカウント値を取り込む第2のカウンタ部220と、第1及び第2のカウンタ部210,220のカウント値を排他的に選択する選択回路230とを備えている。
図2に示すように、第1のカウンタ部210は、リップル型のフリップフロップ211,212が従属接続された2ビットのリップルカウンタと、リップルカウンタの出力をデコードするデコーダ213とを含んでいる。フリップフロップ211のクロック端には分周クロックLCLKEが供給されており、したがって、フリップフロップ211の出力ビットB1はバイナリ信号の最下位ビットを示す。フリップフロップ212の出力ビットB2はバイナリ信号の最上位ビットである。
これらフリップフロップ211,212の出力ビットB1,B2は、デコーダ213に供給される。しかしながら、出力ビットB1,B2の変化タイミングは同時ではなく、下位ビットから変化する。つまり、上位ビットの変化が遅れる。本実施形態では、このような変化タイミングの差を無くすために、遅延回路214を用いている。遅延回路214は、フリップフロップ1段分に相当する遅延量を有している。図2に示すように、遅延回路214は、フリップフロップ211とデコーダ213との間に接続されている。このため、フリップフロップ211の出力ビットB1は、フリップフロップ1段分の遅延が与えられた後、デコーダ213に入力される。
これにより、デコーダ213に入力されるビットB1,B2の変化タイミングは実質的に一致することになる。デコーダ213は、バイナリ形式であるビットB1,B2に基づいて、4本(=2)の出力のいずれか一つをハイレベルに活性化させる。
デコーダ213の出力は、フリップフロップ211,212や遅延回路214の存在により分周クロックLCLKEよりも遅れて変化するが、本実施形態では、第1のカウンタ部210が僅か2ビットのリップルカウンタであり、遅延量が非常に小さいことから、デコーダ213の出力と分周クロックLCLKEとのスキューはほとんど問題とならない。
一方、第2のカウンタ部220は、データラッチ型のフリップフロップ221,222と、フリップフロップ221,222の出力をデコードするデコーダ223とを含んでいる。フリップフロップ221,222のクロック端には、遅延回路224にて遅延された分周クロックLCLKOが供給されている。また、フリップフロップ221のデータ入力端Dにはフリップフロップ211の出力ビットB1が供給され、フリップフロップ222のデータ入力端Dにはフリップフロップ212の出力ビットB2が供給される。かかる構成により、第2のカウンタ部220は、分周クロックLCLKOに同期して第1のカウンタ部210のカウント値を取り込むことができる。つまり、分周クロックLCLKOが活性化すると、第2のカウンタ部220のカウント値は第1のカウンタ部210のカウント値と一致することになる。
これらフリップフロップ221,222の出力ビットB3,B4は、デコーダ223に供給される。これら出力ビットB3,B4の変化タイミングは同時であることから、出力ビットB3,B4の信号経路に遅延回路などは挿入されていない。しかしながら、上述の通り第1のカウンタ部210はリップル型のカウンタであることから、生成される出力ビットB1,B2が変化する際、合計でフリップフロップ2段分の遅延が生じる。このような遅延を持った出力ビットB1,B2を正しくラッチすべく、第2のカウンタ部220には、遅延回路224が設けられている。遅延回路224は、フリップフロップ2段分に相当する遅延量を有している。図2に示すように、遅延回路224は、分周クロックLCLKOの信号経路に挿入されている。
これにより、デコーダ223に入力される出力ビットB3,B4の変化タイミングは、出力ビットB1,B2の変化タイミングと実質的に一致することになる。デコーダ223は、バイナリ形式であるビットB3,B4に基づいて、4本(=2)の出力のいずれか一つをハイレベルに活性化させる。
選択回路230は、第1のカウンタ部210の出力に対応する4つのAND回路230−0,2,4,6と、第2のカウンタ部220の出力に対応する4つのAND回路230−1,3,5,7によって構成されている。AND回路230−0,2,4,6の一方の入力端には、第1のカウンタ部210の対応する出力ビットがそれぞれ供給され、他方の入力端には分周クロックLCLKEが共通に供給される。また、AND回路230−1,3,5,7の一方の入力端には、第2のカウンタ部220の対応する出力ビットがそれぞれ供給され、他方の入力端には分周クロックLCLKOが共通に供給される。
かかる構成により、第1のカウンタ部210の出力と第2のカウンタ部220の出力が交互に選択され、選択されたカウント値がポイントシフト型FIFO回路300に供給される。カウンタ回路200のカウント値は、出力ゲート制御信号COT0〜COT7として用いられる。
図4は、カウンタ回路200の動作を説明するためのタイミング図である。
図4に示すように、第1のカウンタ部210のカウント値である出力ビットB1,B2は、分周クロックLCLKEに同期してインクリメントし、第2のカウンタ部220のカウント値である出力ビットB3,B4は、分周クロックLCLKOに同期してインクリメントする。但し、これらのインクリメント動作は相互に無関係に行われるのではなく、第1のカウンタ部210のカウント値が第2のカウンタ部220のカウント値として取り込まれるため、第2のカウンタ部220のカウント値は第1のカウンタ部210のカウント値に追従する。したがって、ハザードなどによって第1のカウンタ部210のカウント値がジャンプした場合には、第2のカウンタ部220のカウント値も同じ値にジャンプする。このように、第1のカウンタ部210のカウント値と第2のカウンタ部220のカウント値は、常に相関した状態でインクリメントされる。
このようにして生成されるカウント値は、選択回路230によって選択される。つまり、分周クロックLCLKEがハイレベルである期間においては第1のカウンタ部210のカウント値が選択され、分周クロックLCLKOがハイレベルである期間においては第2のカウンタ部220のカウント値が選択される。その結果、カウンタ回路200のカウント値は、出力用クロックLCLKに同期してインクリメントされることになる。つまり、出力ゲート制御信号COT0〜COT7がこの順に活性化されることになる。
また、ハザードなどによって第1のカウンタ部210のカウント値がジャンプした場合、活性化される出力ゲート制御信号COT0〜COT7が不測に変化する。しかしながら、第1及び第2のカウンタ部210,220はバイナリ形式でカウント値を出力することから、複数の出力ゲート制御信号COT0〜COT7が同時に活性化したり、いずれの出力ゲート制御信号COT0〜COT7も活性化しないというような不定状態とはならならず、あくまでカウント値がジャンプするのみである。しかも、ハザードが生じるのは、パワーダウンモードからの復帰時などであることから、後述するポイントシフト型FIFO回路300には、リードコマンドMDRDTが蓄積されていない状態である。
したがって、ハザードなどによってカウント値がジャンプした場合であっても、カウンタ回路200は自動復旧し、そのまま正常な動作を行うことが可能となる。これは、ポイントシフト型FIFO回路300が動作を開始する場合、カウンタ回路200のカウント値自体に意味はなく、カウント値が順次変化すれば正しい動作を行うことができるからである。
次に、ポイントシフト型FIFO回路300について説明する。
図2に示すように、ポイントシフト型FIFO回路300は、入力選択回路310と、シフト回路320と、ラッチ回路330と、出力選択回路340と、出力合成回路350とを備えている。
入力選択回路310は、8つのタイミング制御回路310−0〜310−7によって構成されている。これらタイミング制御回路310−0〜310−7には、モード切替回路400を通過したリードコマンドMDRDTが共通に入力されるとともに、遅延回路390によって出力ゲート制御信号COT0〜COT7を遅延させた入力ゲート制御信号CIT0〜CIT7がそれぞれ入力される。
図5は、タイミング制御回路310−0の回路図である。
図5に示すように、タイミング制御回路310−0は、SR型ラッチ回路311と、SR型ラッチ回路311の出力MDRDITと入力ゲート制御信号CIT0が入力されるNANDゲート312を有している。SR型ラッチ回路311のセット端子Sには、インバータ313によって反転されたリードコマンドMDRDTが供給され、リセット端子Rには入力ゲート制御信号CIT0が供給される。NANDゲート312の出力は、対応する信号経路La0に接続されており、当該信号経路La0を介して内部リードコマンドDRCa0が出力される。かかる構成により、SR型ラッチ回路311は、リードコマンドMDRDTによってセットされ、カウンタ回路200の対応するカウント値(入力ゲート制御信号CIT0)の非活性化に応答してリセットされることになる。
その他のタイミング制御回路310−1〜310−7についても、それぞれ入力ゲート制御信号CIT1〜CIT7が入力される他は、図5に示したタイミング制御回路310−0と同じ回路構成を有している。タイミング制御回路310−1〜310−7の出力は、それぞれ対応する信号経路La1〜La7に接続されており、これら信号経路La1〜La7を介してリードコマンドDRCa1〜DRCa7が出力される。
図6は、入力選択回路310の動作を説明するためのタイミング図である。
図6に示す例においては、外部クロックCKのアクティブエッジ0及び4に応答してリードコマンドRDが発行されており、これに応答して外部クロックCKのアクティブエッジ0,2,4,6に対応するリードコマンドMDRDTが生成されている。但し、外部リードコマンドRDが発行されてから、内部リードコマンドMDRDTが生成されるまでには所定の時間が必要であり、図6に示す例では約1クロックサイクルの遅延が生じている。
図6において、符号310−0,310−2,310−4,310−6で囲んでいる箇所は、それぞれタイミング制御回路310−0,310−2,310−4,310−6による動作を示している。図6に示す例は、出力用クロックLCLKにジッタ成分が含まれていない場合を示しており、この場合、入力ゲート制御信号CIT0,CIT2,CIT4,CIT6は、内部のリードコマンドMDRDTの波形とほぼ一致する。このようなケースでは、図6に示すように、タイミング制御回路310−0,310−2,310−4,310−6からそれぞれ出力されるリードコマンドDRCa0,DRCa2,DRCa4,DRCa6の活性化期間(ローレベルである期間)は約0.5tCK(tCKとはクロックサイクルを指す)となる。
図7は、入力選択回路310の動作を説明するための別のタイミング図であり、ジッタによって出力用クロックLCLKにやや遅れ(+0.4tCK)が生じているケースを示している。
図7に示すように、ジッタによって出力用クロックLCLKがやや遅れが生じている場合であっても、図5に示した回路から明らかなように、リードコマンドDRCa0,DRCa2,DRCa4,DRCa6が非活性レベル(ハイレベル)から活性レベル(ローレベル)に遷移するタイミングはジッタのない場合(図6のケース)と同じとなる。一方、リードコマンドDRCa0,DRCa2,DRCa4,DRCa6が活性レベル(ローレベル)から非活性レベル(ハイレベル)に遷移するタイミングについては、ジッタ分だけ遅れる。しかしながら、後述するように、ラッチ回路330のラッチタイミングはリードコマンドが非活性レベル(ハイレベル)から活性レベル(ローレベル)に遷移するタイミングによって規定されるため、上記の遅れは回路動作に影響を与えない。
図8は、比較例による入力選択回路の動作を説明するためのタイミング図である。本例は、図5に示したSR型ラッチ回路311を用いることなく、NANDゲート312にリードコマンドMDRDTと入力ゲート制御信号CIT0〜CIT7を直接入力した場合の動作を示しており、図7と同様、ジッタによって出力用クロックLCLKにやや遅れ(+0.2tCK)が生じているケースを示している。
図8に示す例では、ジッタによって出力用クロックLCLKがやや遅れが生じている場合、リードコマンドDRCa0,DRCa2,DRCa4,DRCa6が非活性レベル(ハイレベル)から活性レベル(ローレベル)に遷移するタイミングがジッタ分遅れてしまう。その結果、リードコマンドDRCa0,DRCa2,DRCa4,DRCa6の活性化期間(ローレベルである期間)がジッタ分短くなってしまい(=0.3tCK)、ラッチ回路330のラッチマージンが減少してしまう。
これに対し、本実施形態による入力選択回路310によれば、ジッタによって出力用クロックLCLKに遅れが生じている場合であっても、ラッチ回路330によるラッチマージンが減少することがない。
以上が入力選択回路310の回路構成及びその動作である。
このように、本実施形態では、リードコマンドMDRDTが活性化すると、カウンタ回路200のカウント値に基づいて信号経路La0〜La7のいずれか一つにリードコマンドDRCa0〜DRCa7が供給されることになる。例えば、入力ゲート制御信号CIT0が活性化しているタイミングでリードコマンドMDRDTが供給された場合には、信号経路La0にのみリードコマンドDRCa0が供給され、他の信号経路La1〜La7にはリードコマンドDRCa1〜DRCa7は供給されない。
これら信号経路La0〜La7は、シフト回路320の入力端に接続されている。シフト回路320は、あらかじめ定められた対応関係に基づいて、入力側である信号経路La0〜La7と出力側である信号経路Lb0〜Lb7とを接続する。これにより、入力選択回路310から出力されたリードコマンドDRCaがリードコマンドDRCbとして所定のラッチ回路330−1〜330−8に供給される。
図9は、シフト回路320の回路図である。
図9に示すように、シフト回路320は、8つのマルチプレクサ320−0〜320−7によって構成されている。マルチプレクサ320−0〜320−7の入力側はいずれも信号経路La0〜La7に接続されており、あらかじめ定められた信号経路La0〜La7上にリードコマンドDRCa0〜DRCa7が供給された場合に、これをリードコマンドDRCb0〜DRCb7として出力側の信号経路Lb0〜Lb7に出力する。
どの信号経路La0〜La7上にリードコマンドDRCa0〜DRCa7が供給された場合に、信号経路Lb0〜Lb7上にリードコマンドDRCb0〜DRCb7を出力するかは、マルチプレクサ320−0〜320−7によって全て異なっている。その指定は、レイテンシ設定信号CLによって行われる。
図10は、シフト回路320の機能を説明するための模式図である。
図10に示す外側のリングLaは、入力側となる信号経路La0〜La7を示し、内側のリングLbは出力側となる信号経路Lb0〜Lb7を示している。そして、これらリングに付された目盛りが一致する信号経路が対応する信号経路であることを意味する。
より具体的に説明すると、図10(a)は、信号経路La0〜La7と信号経路Lb0〜Lb7との差分を「0」に設定した例を示している。この場合、信号経路Lak(k=0〜7)にリードコマンドDRCakが供給され、信号経路Lbj(j=0〜7)からリードコマンドDRCbjが出力されるとすると、j=kの状態である。
一方、図10(b)は、信号経路La0〜La7と信号経路Lb0〜Lb7との差分を「7」に設定した例を示している。この場合、信号経路Lak(k=0〜7)にリードコマンドDRCakが供給され、信号経路Lbj(j=0〜7)からリードコマンドDRCbjが出力されるとすると、j−k=7又は−1の状態である。
差分は0〜7のいずれかに設定可能であり、設定された状態においては、入力側の信号経路Laと出力側の信号経路Lbとの対応関係は固定される。このように、シフト回路320は、入力側の信号経路Laと出力側の信号経路Lbとの対応関係をレイテンシ設定信号CLに基づいてシフトする役割を果たす。
このように、本実施形態では、シフト回路320の前段に入力選択回路310が配置されていることから、リードコマンドMDRDTが活性化した場合、マルチプレクサ320−0〜320−7のいずれか一つだけが動作する。このため、リードコマンドMDRDTの活性化の有無にかかわらず全てのマルチプレクサを動作させる場合に比べて、消費電力を低減することが可能となる。
シフト回路320から出力されるリードコマンドDRCb0〜DRCb7は、ラッチ回路330−0〜330−7にそれぞれ供給される。ラッチ回路330−0〜330−7の後段には、出力選択回路340を構成する出力ゲート340−0〜340−7がそれぞれ接続されている。
図11は、ラッチ回路330−0及び出力ゲート340−0の回路図である。
図11に示すように、ラッチ回路330−0は、信号経路Lb0を介して入力されるリードコマンドDRCb0が非活性レベル(ハイレベル)から活性レベル(ローレベル)に変化するとセットされるSR型ラッチ回路331を含んでいる。SR型ラッチ回路331のリセットは、リセット回路332によって行われる。リセット回路332は、リセット信号RESET及び次の出力ゲート制御信号COT1が供給されており、これらのいずれかがハイレベルとなると、SR型ラッチ回路331がリセットされる。ここで、「次の出力ゲート制御信号」とは対応する出力ゲート制御信号をCOTm(m=0〜7)とした場合、出力ゲート制御信号COTm+1又はCOTm−7を指す。すなわち、対応する出力ゲート制御信号の次のクロックサイクルで活性化する出力ゲート制御信号を指す。
また、出力ゲート340−0は、出力ゲート制御信号COT0がハイレベルである期間において、SR型ラッチ回路331にラッチされたリードコマンドDRCc0を出力する。出力ゲート制御信号COT0がローレベルである期間においては、その出力はハイインピーダンス状態となる。
他のラッチ回路330−1〜330−7についても、それぞれ対応する信号経路Lb1〜Lb7を介して入力されるリードコマンドDRCb1〜DRCb7によってセットされ、次の出力ゲート制御信号COT2〜COT7,COT0によってリセットされる他は、図11に示したラッチ回路330−0と同じ回路構成を有している。また、他の出力ゲート340−1〜340−7についても、それぞれ対応する出力ゲート制御信号COT1〜COT7によって活性化される他は、図11に示した出力ゲート340−0と同じ回路構成を有している。
このように、本実施形態では、次の出力ゲート制御信号によって当該ラッチ回路がリセットされることから、リセット用のワンショットパルスを生成するための回路などを各ラッチ回路に設ける必要がなくなる。これにより、回路規模を縮小することができるとともに、消費電力を削減することが可能となる。尚、図11に示す回路では、リードコマンドDRCcを出力した後も、次の出力ゲート制御信号が活性化するまで、当該ラッチ回路の内容が保持されたままとなる。しかしながら、当該ラッチ回路に次のリードコマンドDRCbが入力されるタイミングは、最短でも、遅延回路390によって当該出力ゲート信号を遅延させたタイミング(CITの活性化タイミング)となるため、コマンドが衝突することはない。すなわち、FIFOカウンタの深さが少なくなることはない。
図2に戻って、出力選択回路340からの出力は出力合成回路350に供給され、出力合成回路350からリードコマンドDRCとして出力される。ここで、出力ゲート340−0,2,4,6からの出力であるリードコマンドDRCc0,2,4,6は配線351にてワイヤードオアされ、出力ゲート340−1,3,5,7からの出力であるリードコマンドDRCc1,3,5,7は配線352にてワイヤードオアされる。つまり、カウント値が更新されるたびに異なるグループに属するラッチ回路の出力が順次選択されることになる。
これら配線351,352は、ORゲート回路353の入力端に接続されている。また、各配線351,352には、ワイヤードオアされたリードコマンドを保持するためのラッチ回路351a,352aがそれぞれ接続されている。一方、各配線351,352には、ワイヤードオアされたリードコマンドをリセットするためのリセット回路は設けられていない。したがって、一旦ラッチ回路351a,352aにリードコマンドが保持されると、上書きされるまでリードコマンドが残ったままになる。そのため、ORゲート回路353の出力が活性化する期間は2クロックサイクルとなる。しかしながら、配線351上のリードコマンドと配線352上のリードコマンドが衝突することはない。これは、本実施形態では内部リードコマンドMDRDTの最短生成サイクルが2クロックサイクルだからであり、一方の配線にリードコマンドが出力された後、これがリセットされる前に他方の配線にリードコマンドが出力されることは無いからである。
ORゲート回路353の出力は、ANDゲート354を通過した後、ラッチ回路355にてラッチされ、出力制御信号DRCとして出力される。図1を用いて説明したとおり、出力制御信号DRCは、データ出力回路81、データストローブ信号出力回路85及びFIFO回路83に供給され、これら回路の動作タイミングを規定する信号として用いられる。
ラッチ回路355は、出力用クロックLCLKに同期してラッチ動作を行い、その出力は反転されてANDゲート354に帰還される。これにより、出力制御信号DRCの活性化期間は1/2(=1クロックサイクル)に短縮される。
このように、本実施形態では、8つのラッチ回路330−0〜330−7からの出力が2つにグループ分けされ、それぞれワイヤードオア接続されるとともに、得られたワイヤードオア出力がORゲート回路353によってさらに合成される。かかる構成により、全てのラッチ回路330−0〜330−7からの出力を纏めてワイヤードオア接続する場合と比べて、出力ゲート340−0〜340−7の出力負荷が低減する。このため、出力制御信号DRCの信号品質を高めることが可能となる。
また、グループ数(=2)と内部リードコマンドMDRDTの最短生成サイクルが一致しており、且つ、カウント値が更新されるたびに異なるグループに属するラッチ回路の出力が順次選択されることから、上述の通り、配線351上のリードコマンドと配線352上のリードコマンドが衝突することがない。このため、各配線にリセット回路を設ける必要がなくなり、回路規模を縮小することが可能となる。
しかも、2クロックサイクルで内部リードコマンドMDRDTが連続生成されるケースでは、配線351,352上の波形が変化せず、アクティブレベル(ハイレベル)を保持したままとなる。このため、充放電による電流消費が生じないことから、消費電力を削減することも可能となる。
尚、本実施形態では、ラッチ回路330の出力を2つのグループに分けているが、これは、内部リードコマンドMDRDTの生成サイクルが最短で2クロックサイクルだからである。したがって、ラッチ回路330の出力をいくつのグループに分けるかは、内部リードコマンドMDRDTの最短生成サイクルに基づいて定めることができる。具体的には、内部リードコマンドMDRDTの生成サイクルが最短でnクロックサイクルであれば、ラッチ回路330の出力をn個のグループに分け、グループごとにワイヤードオアすればよい。この場合、ORゲート回路353の出力が活性化する期間はnクロックサイクルとなるが、ANDゲート354及びラッチ回路355によって、出力制御信号DRCの活性化期間は1/n(=1クロックサイクル)に短縮される。
図2に示すように、本実施形態によるレイテンシカウンタ55は、モード切替回路400をさらに備えている。
モード切替回路400は、リードコマンドMDRDTを遅延させる遅延回路401と、モード信号に基づいて、遅延されていないリードコマンドMDRDT及び遅延されたリードコマンドMDRDTのいずれか一方を選択するマルチプレクサ402とを含んでいる。
マルチプレクサ402は、DLL回路23を使用する動作モード(DLLオンモード)である場合には、遅延されていないリードコマンドMDRDTを選択する。これにより、ポイントシフト型FIFO回路300には、リードコマンドMDRDTが高速に供給される。これに対し、DLL回路23を使用しない動作モード(DLLオフモード)である場合には、マルチプレクサ402は遅延回路401によって遅延されたリードコマンドMDRDTを選択する。これにより、リードコマンドMDRDTは、DLLオンモード時よりも遅れてポイントシフト型FIFO回路300に供給されることになる。
遅延回路401の遅延量としては、DLL回路23が動作していない場合において、外部のクロック信号CKに対して生じる出力用クロックLCLKの遅れに相当する遅延量に設定することが好ましい。これによれば、DLLオフモードにより、クロック信号CKに対して出力用クロックLCLKが遅れている場合であっても、DLLオンモード時と同様の動作マージンを確保することが可能となる。
以上が本実施形態によるレイテンシカウンタ55の構成である。次に、本実施形態によるレイテンシカウンタ55の動作について説明する。
図12は、本実施形態によるレイテンシカウンタ55の動作を説明するためのタイミング図であり、内部リードコマンドDRCbがラッチ回路330にラッチされる様子を示している。
図12では、外部のクロック信号CKのエッジ0,4,8に同期してリードコマンドRDが発行された例を示している。図8に示すように、リードコマンドRDが発行されてから、内部リードコマンドMDRDTが生成されるまでには所定の時間がかかる。また、外部からリードコマンドRDが発行されると、コマンドデコーダ32は、2クロック分の間隔を空けて2回の内部リードコマンドMDRDTを生成する。したがって、本例では、クロック信号CKのエッジ0,2,4,6,8,10に対応してリードコマンドMDRDTが生成されている。
生成されたリードコマンドMDRDTは、カウンタ回路200の出力に基づいて、ポイントシフト型FIFO回路300に含まれる8つのラッチ回路330−0〜330−7のいずれかに保持される。本例では、1回目のリードコマンドMDRDTが生成されたタイミングにおいて入力ゲート制御信号CIT0が活性化しており、シフト回路320のシフト動作によって、ラッチ回路330−7にリードコマンドが格納された状態を示している。2回目以降のリードコマンドMDRDTは、それぞれラッチ回路330−1,3,5,7,1に順次格納される。
ラッチ回路330−7に格納されたリードコマンドDRCb7は、カウンタ回路200のインクリメントによって、次の出力ゲート制御信号COT0が活性化され、これによりリセットされるまで、ラッチ回路330−7に保持される。そして、リセットされる直前である出力ゲート制御信号COT7が活性化されるタイミングで、出力ゲート340−7が開き、出力制御信号DRCc7が活性化する。出力制御信号DRCc7は2クロックサイクルに亘って活性化するが、ANDゲート354及びラッチ回路355によって1クロック幅に変換され、出力制御信号DRCとして出力される。そして、図1に示したデータ出力回路81は、出力制御信号DRCに同期して実際にリードデータDQを出力する。
その後、ラッチ回路330−1,3,5,7,1に順次格納されるリードコマンドが順次出力されるため、この間、配線352の論理レベルはハイレベルに固定される。一方、ラッチ回路330−0,2,4,6にはリードコマンドが格納されないため、配線351の論理レベルはローレベルに固定される。このように、2クロックサイクル間隔でリードコマンドMDRDTが連続的に活性化される場合、一方のグループに属するラッチ回路のみが使用され、他方のグループに属するラッチ回路は使用されなくなる。
その後、セルフリフレッシュモードやパワーダウンモードにエントリーすると、図1に示したDLL回路23が停止する。そして、通常動作に復帰する際、出力用クロックLCLKにハザードが生じることがあり、これによってカウンタ回路200のカウント値がジャンプすることがある。
しかしながら、本実施形態によるレイテンシカウンタ55では、カウント値自体に意味はなく、通常動作時において正しくインクリメント(又はデクリメント)されれば問題は全く生じない。つまり、カウント値がエラーとなること自体が無く、ハザードによってカウント値が変化しても、そのまま次の動作を実行することができる。このように、本実施形態によるレイテンシカウンタ55によれば、出力用クロックLCLKのハザードに起因するエラーを防止することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によるレイテンシカウンタ55によれば、出力用クロックLCLKを2分周した分周クロックLCLKE,LCLKOに同期してカウント動作を行っていることから、出力用クロックLCLKの周波数が高い場合であってもカウンタ回路200の動作マージンを十分に確保することが可能となる。
また、カウンタ回路200を第1のカウンタ部210と第2のカウンタ部220に分けていることから、第1のカウンタ部210に含まれるリップルカウンタのビット数が少なくなる。これにより、リップルカウンタにて生じる遅延が小さくなり、その結果、選択回路230に分周クロックLCLKE,LCLKOを直接供給することが可能となる。つまり、リップルカウンタの遅延が大きい場合、正しく同期を取るためには、分周クロックLCLKE,LCLKOをある程度遅延させてから選択回路230に入力する必要がある。この場合、遅延を回復させるための再同期回路を設けることによって、リードコマンドMDRDTを出力用クロックLCLKに再同期させる必要が生じる。このような再同期回路は、クロックの周波数が高い場合、コマンドの転送マージンを低下させる原因となりうる。しかしながら、本実施形態では、このような再同期回路は不要であり、その結果、クロックの周波数が高い場合であっても十分な転送マージンを確保することが可能となる。
しかも、第1のカウンタ部210については分周クロックLCLKEをバイナリ形式でカウントする一方、第2のカウンタ部220については分周クロックLCLKOに同期して第1のカウンタ部210のカウント値を取り込んでいることから、第1のカウンタ部210のカウント値と第2のカウンタ部220のカウント値がずれることがない。このため、第1のカウンタ部210のカウント値に基づいてラッチしたリードコマンドMDRDTを、第2のカウンタ部220のカウント値に基づいて出力することが可能となる。もちろんその逆も可能である。このことは、分周クロックLCLKE,LCLKOに同期してカウント動作を行っているにもかかわらず、ポイントシフト型FIFO回路300が分周による影響を受けないことを意味する。
つまり、もし第1のカウンタ部210のカウント値と第2のカウンタ部220のカウント値が無関係であれば、第1のカウンタ部210のカウント値に基づいてラッチしたリードコマンドMDRDTについては、第1のカウンタ部210のカウント値に基づいて出力することが必須となる。同様に、第2のカウンタ部220のカウント値に基づいてラッチしたリードコマンドMDRDTについては、第2のカウンタ部220のカウント値に基づいて出力することが必須となる。この場合、ポイントシフト型FIFO回路300に設定可能なレイテンシ数は偶数のみとなり、レイテンシを奇数に設定するためには、レイテンシ追加回路などを付加する必要が生じる。しかしながら、本実施形態では、第1のカウンタ部210のカウント値と第2のカウンタ部220のカウント値が連動していることから、このような制約を受けることが無くなり、レイテンシ追加回路などを付加することなく、レイテンシを任意の値に設定することが可能となる。
しかも、本実施形態では、第1のカウンタ部210がリップルカウンタであることから、上述の通り、出力用クロックLCLKのハザードに起因するエラーを防止することが可能となる。
また、本実施形態においては、シフト回路320の前段に入力選択回路310を設けることによって、リードコマンドMDRDTが供給された場合にだけシフト回路320を動作させていることから、リードコマンドMDRDTの有無にかかわらずシフト回路を常時動作させる場合に比べて、消費電力を低減することが可能となる。
さらに、本実施形態では、入力選択回路310を構成する複数のタイミング制御回路310−0〜310−7にSR型ラッチ回路311を設け、リードコマンドMDRDTによってセットするとともに、対応する入力ゲート選択信号の非活性化に応答してリセットしていることから、ジッタによって出力用クロックLCLKに遅れが生じている場合であっても、リードコマンドDRCaのウィンドウ幅が減少しない。このため、ラッチ回路330によるラッチマージンが減少することがない。
さらに、本実施形態では、ラッチ回路330にラッチされたリードコマンドDRCbを対応する出力ゲート制御信号によって出力した後、次の出力ゲート制御信号によって当該ラッチ回路をリセットしていることから、リセット用のワンショットパルスを生成するための回路などを各ラッチ回路に設ける必要がなくなる。このため、回路面積が縮小されるとともに、消費電力が削減される。
さらに、本実施形態では、カウント値が更新されるたびに異なるグループに属するラッチ回路330−0〜330−7の出力が順次選択されるよう、8つのラッチ回路330−0〜330−7をグループ分けし、グループごとに出力をワイヤードオア接続していることから、全てのラッチ回路330−0〜330−7からの出力を纏めてワイヤードオア接続する場合と比べて、出力ゲート340−0〜340−7の出力負荷が低減する。しかも、ワイヤードオアされた各配線にリセット回路を設ける必要がないため、回路規模を縮小することが可能となる。さらに、2クロックサイクルで外部リードコマンドが連続発行されるケースでは、配線351,352上の波形が変化せず、アクティブレベル(ハイレベル)を保持したままとなることから、充放電による電流消費が生じない。このため、消費電力を削減することも可能となる。
さらに、本実施形態においては、モード切替回路400を用いることにより、DLLオフモードである場合にリードコマンドMDRDTの供給をDLLオンモード時よりも遅らせていることから、出力用クロックLCLKが外部のクロック信号CKに対して遅れている場合であっても、DLLオンモード時と同様にリードコマンドMDRDTの取り込みマージンを十分に確保することが可能となる。
図13は、本発明の好ましい実施形態による半導体記憶装置10を用いたデータ処理システム500の構成を示すブロック図である。
図13に示すデータ処理システム500は、データプロセッサ520と、本実施形態による半導体記憶装置(DRAM)10が、システムバス510を介して相互に接続された構成を有している。データプロセッサ520としては、例えば、マイクロプロセッサ(MPU)、ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)などを含まれるが、これらに限定されない。図13においては簡単のため、システムバス510を介してデータプロセッサ520とDRAM10とが接続されているが、システムバス510を介さずにローカルなバスによってこれらが接続されていても構わない。
また、図13には、簡単のためシステムバス510が1組しか描かれていないが、必要に応じ、コネクタなどを介しシリアルないしパラレルに設けられていても構わない。また、図10に示すメモリシステムデータ処理システムでは、ストレージデバイス540、I/Oデバイス550、ROM560がシステムバス510に接続されているが、これらは必ずしも必須の構成要素ではない。
ストレージデバイス540としては、ハードディスクドライブ、光学ディスクドライブ、フラッシュメモリなどが挙げられる。また、I/Oデバイス550としては、液晶ディスプレイなどのディスプレイデバイスや、キーボード、マウスなどの入力デバイスなどが挙げられる。また、I/Oデバイス550は、入力デバイス及び出力デバイスのいずれか一方のみであっても構わない。さらに、図13に示す各構成要素は、簡単のため1つずつ描かれているが、これに限定されるものではなく、1又は2以上の構成要素が複数個設けられていても構わない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、本発明においてカウンタ回路200の回路構成については特に限定されず、公知の種々のカウンタ路を用いることが可能である。
また、上記実施形態では、分周回路100を用いて出力用クロックLCLKを2分周しているが、本発明において分周数がこれに限定されるものではない。したがって、出力用クロックLCLKがより高速である場合には、出力用クロックLCLKを4分周するとともに、第2のカウンタ部220と同様、第1のカウンタ部210と連動する第3及び第4のカウンタを用いればよい。
また、上記実施形態では、第1のカウンタ部210がリップルカウンタを含んでいるが、本発明がこれに限定されるものではない。
さらに、上記実施形態では、カウンタ回路200をレイテンシカウンタ55の一部として利用しているが、本発明によるカウンタ回路の用途がこれに限定されるものではない。
また、本発明においてモード切替回路400を備えることは必須でない。
さらに、本発明においてラッチ回路330や出力合成回路350の回路構成については特に限定されず、上記実施形態にて示した回路とは異なる回路を用いることが可能である。
10 半導体記憶装置(DRAM)
11a,11b クロック端子
12a〜12e コマンド端子
13 アドレス端子
14 データ入出力端子
15a,15b データストローブ端子
16a,16b 電源端子
21 クロック入力回路
22 タイミング発生回路
23 DLL回路
31 コマンド入力回路
32 コマンドデコーダ
41 アドレス入力回路
42 アドレスラッチ回路
51 ロウ系制御回路
52 カラム系制御回路
53 リード制御回路
54 ライト制御回路
55 レイテンシカウンタ
56 モードレジスタ
61 ロウ系救済回路
62 カラム系救済回路
63 リフレッシュカウンタ
70 メモリセルアレイ
71 ロウデコーダ
72 カラムデコーダ
73 センスアンプ
74 リードアンプ
75 ライトアンプ
81 データ出力回路
82 データ入力回路
83,84 FIFO回路
85 データストローブ信号出力回路
86 データストローブ信号入力回路
90 内部電圧発生回路
100 分周回路
101 ラッチ回路
102 インバータ
103,104 AND回路
200 カウンタ回路
210 第1のカウンタ部
211,212,221,222 フリップフロップ
213,223 デコーダ
214,224 遅延回路
220 第2のカウンタ部
230 選択回路
230−0〜230−7 AND回路
300 ポイントシフト型FIFO回路
310 入力選択回路
310−0〜310−7 タイミング制御回路
311 SR型ラッチ回路
312 NANDゲート
313 インバータ
320 シフト回路
320−0〜320−7 マルチプレクサ
330−0〜330−7 ラッチ回路
331 SR型ラッチ回路
332 リセット回路
340 出力選択回路
340−0〜340−7 出力ゲート
350 出力合成回路
351,352 配線
351a,352a ラッチ回路
353 ORゲート回路
354 ANDゲート回路
355 ラッチ回路
390 遅延回路
400 モード切替回路
401 遅延回路
402 マルチプレクサ
500 データ処理システム
510 システムバス
520 データプロセッサ
540 ストレージデバイス
550 I/Oデバイス
560 ROM
CIT0〜CIT7 入力ゲート制御信号
COT0〜COT7 出力ゲート制御信号
La0〜La7 信号経路(入力側)
Lb0〜Lb7 信号経路(出力側)

Claims (16)

  1. 内部コマンドのレイテンシをカウントするレイテンシカウンタであって、クロック信号をカウントするカウンタ回路と、ポイントシフト型FIFO回路とを備え、
    前記ポイントシフト型FIFO回路は、
    前記内部コマンドをラッチする複数の第1のラッチ回路と、
    前記カウンタ回路のカウント値に基づいて、複数の信号経路のいずれか一つに前記内部コマンドを供給する入力選択回路と、
    あらかじめ定められた前記複数の信号経路と前記複数の第1のラッチ回路との対応関係に基づいて、前記内部コマンドを所定の第1のラッチ回路に供給するシフト回路と、
    前記カウンタ回路のカウント値に基づいて、前記複数の第1のラッチ回路のいずれかに取り込まれた前記内部コマンドを出力させる出力選択回路と、を備え、
    前記入力選択回路は、前記複数の信号経路にそれぞれ割り当てられた複数のタイミング制御回路を有し、
    前記タイミング制御回路のそれぞれは、
    前記内部コマンドをラッチする第2のラッチ回路と、
    前記カウンタ回路の対応するカウント値の活性化に応答して、前記第2のラッチ回路に取り込まれた前記内部コマンドを対応する前記信号経路に出力するゲート回路と、を有し、
    前記第2のラッチ回路は、前記内部コマンドによってセットされ、前記カウンタ回路の対応するカウント値の非活性化に応答してリセットされるSR型ラッチ回路であることを特徴とするレイテンシカウンタ。
  2. 前記複数の第1のラッチ回路は、それぞれ前記内部コマンドの入力に応答してセットされ、前記カウンタ回路の対応するカウント値とは異なるカウント値に応答してリセットされるSR型ラッチ回路であることを特徴とする請求項1に記載のレイテンシカウンタ。
  3. 前記複数の第1のラッチ回路は、前記出力選択回路によってそれぞれ選択されるカウント値の次のカウント値に応答してリセットされることを特徴とする請求項2に記載のレイテンシカウンタ。
  4. 前記内部コマンドは、最短で前記クロック信号のnサイクルで生成され、
    前記複数のラッチ回路は、出力がワイヤードオアされたn個のグループにグループ分けされており、前記カウント値が更新されるたびに異なるグループに属するラッチ回路の出力が順次選択されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のレイテンシカウンタ。
  5. 前記ポイントシフト型FIFO回路は、前記n個のグループからの出力を合成する第1のゲート回路と、前記ゲート回路から出力される前記内部コマンドの活性化期間を1/nに短縮する第2のゲート回路とを含むことを特徴とする請求項4に記載のレイテンシカウンタ。
  6. 前記カウンタ回路は、
    前記クロック信号に基づいて、互いに位相の異なる少なくとも第1及び第2の分周クロックからなる複数の分周クロックを生成する分周回路と、
    前記第1の分周クロックをカウントする第1のカウンタ部と、
    前記第2の分周クロックに同期して、前記第1のカウンタのカウント値を取り込む第2のカウンタ部と、
    前記第1及び第2のカウンタ部のカウント値を排他的に選択する選択回路と、を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のレイテンシカウンタ。
  7. 前記選択回路は、前記第1の分周クロックに基づいて前記第1のカウンタ部のカウント値を選択し、前記第2の分周クロックに基づいて前記第2のカウンタ部のカウント値を選択することを特徴とする請求項6に記載のレイテンシカウンタ。
  8. 前記第1のカウンタ部は、バイナリ形式でカウント値を出力するリップルカウンタを含むことを特徴とする請求項6又は7に記載のレイテンシカウンタ。
  9. 前記第1のカウンタ部は、カウント値を構成する複数のビットの変化タイミングを一致させる第1の遅延回路を含んでいることを特徴とする請求項8に記載のレイテンシカウンタ。
  10. 前記第2のカウンタ部は、前記第2の分周クロックを遅延させる第2の遅延回路を含んでおり、前記第2の遅延回路によって遅延された前記第2の分周クロックに応答して、前記第1のカウンタ部のカウント値を取り込むことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか一項に記載のレイテンシカウンタ。
  11. 前記第1の遅延回路の遅延量よりも、前記第2の遅延回路の遅延量の方が大きいことを特徴とする請求項10に記載のレイテンシカウンタ。
  12. 前記シフト回路は、前記複数の信号経路と前記複数の第1のラッチ回路との対応関係を設定信号に基づいて変更可能であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載のレイテンシカウンタ。
  13. 第1の動作モードである場合には前記内部コマンドを前記ポイントシフト型FIFO回路に相対的に早く供給し、第2の動作モードである場合には前記内部コマンドを前記ポイントシフト型FIFO回路に相対的に遅く供給するモード切替回路をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載のレイテンシカウンタ。
  14. 前記第1の動作モードは前記クロック信号が位相制御された状態であり、前記第2の動作モードは前記クロック信号が位相制御されていない状態であることを特徴とする請求項13に記載のレイテンシカウンタ。
  15. 請求項1乃至14のいずれか一項に記載のレイテンシカウンタを備える半導体記憶装置。
  16. 請求項15に記載の半導体記憶装置とデータプロセッサとがシステムバスにより相互に接続されていることを特徴とするデータ処理システム。
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