JP2011059818A - 砂防関連情報管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】各種砂防情報のうち、様々な部署での活用が期待できる情報を一元管理し(情報の管理)、それらの情報を事務所の関係者で共有し(情報の共有)、日常業務で効率的に利用できる環境を提供する(情報の利用)ことを目的とした砂防関連情報管理システムを提供する。
【解決手段】ユーザ情報を設定したシステム制御データベースと、砂防情報の基本情報として、識別番号をキーとして互いに関連付けられた砂防情報基本データベース、砂防情報基本ファイルデータおよび砂防情報基本地図データが保存された少なくとも1つの記憶手段と、システム制御データベースのユーザ情報を参照し、端末からのアクセスの許可を判定するシステム制御部と、システム制御部に接続され、砂防情報基本データベースの個別情報と砂防情報基本ファイルデータを端末に表示させる台帳管理部と、システム制御部と台帳管理部に接続され、砂防情報基本地図データを端末に表示させる砂防基盤図管理部とを含む。
【選択図】図1

Description

本発明は、国土交通省の直轄砂防事業に関係する情報を、砂防事務所や砂防関係部署ごとに統合管理するための砂防関連情報管理システムに関する。
直轄の砂防事務所および砂防関係部署では、各種事業の成果品や、日常業務で作成した各種資料など、毎年様々な砂防情報が蓄積されている。それらの情報は種類や内容によって利用頻度は異なるものの、事務所資産として他部署・出張所も含めて横断的に活用されている。
近年、気候変動などによる影響で、想定規模を超える自然災害が頻発しており、従来のハード対策に加えてソフト対策の重要性が注目されてきている。これにともない、砂防事務所および砂防関係部署によるソフト対策の基礎となる各種情報は、利用頻度に応じた適切な管理が求められる。
例えば、平成13年4月1日に施行された土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律(以下土砂災害防止法という)では、「土砂災害の防止のための対策の推進を図る」ことを目的としている。
この目的を達成するために、基礎調査のもととなる危険箇所地理情報、基礎調査完了後に作成される土砂災害警戒区域情報、そして警戒区域指定を掲載した公示情報など、土砂災害防止のために作成される種々の情報を関連付けて管理する仕組みが特許文献1に開示されている。
特開2006−31664号公報
しかしながら、特許文献1で開示された土砂災害警戒区域関連に特化した情報以外にも、砂防事務所および砂防関係部署で管理する砂防情報が存在する。
本発明は、各種砂防情報のうち、様々な部署での活用が期待できる情報を一元管理し(情報の管理)、それらの情報を事務所の関係者で共有し(情報の共有)、日常業務で効率的に利用できる環境を提供する(情報の利用)ことを目的とした砂防関連情報管理システムを提供する。
本発明は、通信ネットワークで接続された端末からのアクセスにより、予め保存された砂防情報を表示する砂防関連情報管理システムであって、ユーザ情報を設定したシステム制御データベースと、砂防情報の基本情報として、識別番号をキーとして互いに関連付けられた砂防情報基本データベース、砂防情報基本ファイルデータおよび砂防情報基本地図データが保存された少なくとも1つの記憶手段と、システム制御データベースのユーザ情報を参照し、端末からのアクセスの許可を判定するシステム制御部と、システム制御部に接続され、砂防情報基本データベースの個別情報と砂防情報基本ファイルデータを端末に表示させる台帳管理部と、システム制御部と台帳管理部に接続され、砂防情報基本地図データを端末に表示させる砂防基盤図管理部とを含むことを要旨とする。
本発明の砂防関連情報管理システムの砂防情報基本ファイルデータは、砂防情報基本ファイルデータのフォルダ名に識別番号を設定することで砂防情報基本データベースと関連付けられ、砂防情報基本地図データは、砂防情報基本地図データの属性データに識別番号を設定することで砂防情報基本データベースと関連付けられることを要旨とする。
また、本発明の砂防関連情報管理システムの砂防情報の基本情報の種類には、砂防設備情報と、砂防指定地情報と、業務情報と、工事情報と、監視観測施設情報と、光ケーブル情報と、工事用道路情報と、災害記録情報と、ボーリング調査結果情報および事業箇所情報を含むことを要旨とする。
本発明の砂防関連情報管理システムの台帳管理部は、砂防情報基本データベースの個別情報を端末に表示した画面に、表示された個別情報と関連付けられた砂防情報基本ファイルデータを表示するための砂防情報基本ファイルデータ表示ボタンと、表示された個別情報と関連付けられた砂防情報基本地図データを表示するための砂防情報基本地図データ表示ボタンとを表示する処理と、表示された個別情報と関連付けられた砂防情報基本データベース内の他種類の砂防情報の基本情報を表示するための関連情報表示ボタンを表示する処理とを含むことを要旨とする。
本発明の砂防関連情報管理システムの砂防基盤図管理部は、地図操作ツールバーを砂防情報基本地図データが表示された画面内に自由に配置でき、表示した砂防情報基本地図データ上で指定された地点の座標を計測する処理と、表示した砂防情報基本地図データ上で複数地点により指定された区間の距離を計測する処理と、表示した砂防情報基本地図データ上で複数地点により指定された区域の面積を計測する処理と、表示した砂防情報基本地図データ上で任意の範囲を指定させ、範囲に含まれる地図情報に設定された識別番号を台帳管理部に渡し、台帳管理部に、識別番号をキーに砂防情報基本データベースを検索させ、関連付けられている砂防情報基本データベースの個別情報を表示させる処理とを含むことを要旨とする。
本発明の砂防関連情報管理システムは、砂防情報として、砂防情報基本地図データに識別番号をキーとして関連付けられた三次元地図データを記憶手段に保存し、砂防基盤図管理部に接続され、三次元地図データを端末に表示させる三次元解析部を含むことを要旨とする。
また、本発明の砂防関連情報管理システムは、砂防情報として、事業箇所情報に識別番号をキーとして関連付けられた事業進捗データベースと事業進捗ファイルデータを記憶手段に保存し、台帳管理部に接続され、事業進捗データベースと事業進捗ファイルデータを端末に表示させる事業進捗管理部を含むことを要旨とする。
さらに、本発明の砂防関連情報管理システムは、砂防情報として、監視観測施設情報に識別番号をキーとして関連付けられた監視観測情報データベースと監視観測情報ファイルデータを記憶手段に保存し、台帳管理部に接続され、監視観測情報データベースと監視観測情報ファイルデータを端末に表示させる監視観測情報解析部を含むことを要旨とする。
本発明では、各種砂防情報を識別番号をキーとして互いに関連付けて記憶手段に保存し、砂防情報の種別ごとに対応する個々の管理部を設置し、互いに連携させることで、資料の作成、業務や工事の発注、現地調査、そして災害対応などに必要な砂防情報を迅速に検索し、画面に表示させることができる。
本実施の形態の砂防関連情報管理システムの構成図。 砂防情報の基本情報の関連図。 砂防情報の基本情報の関連の模式図。 砂防設備情報のデータ構成図。 砂防設備台帳ファイルのデータ例。 砂防設備完成図面ファイルのデータ例。 砂防設備完成写真ファイルのデータ例。 砂防設備点検台帳ファイルのデータ例。 砂防設備位置地図データの例。 砂防指定地情報のデータ構成図。 砂防指定地台帳ファイルのデータ例。 砂防指定地区域図ファイルのデータ例。 砂防指定地地番図ファイルのデータ例。 砂防指定地地名・地番新旧対照表ファイルのデータ例。 砂防指定地範囲地図データの例。 業務情報のデータ構成図。 業務成果品ファイルのデータ例。 工事情報のデータ構成図。 工事台帳ファイルのデータ例。 工事完成図書ファイルのデータ例。 監視観測施設情報のデータ構成図。 監視観測施設台帳ファイルのデータ例。 監視観測施設位置地図データの例。 光ケーブル情報のデータ構成図。 光ケーブル布設平面図ファイルのデータ例。 光ケーブル位置地図データの例。 工事用道路情報のデータ構成図。 工事用道路台帳ファイルのデータ例。 工事用道路位置地図データの例。 災害記録情報のデータ構成図。 災害発生位置地図データの例。 ボーリング調査結果情報のデータ構成図。 ボーリング交換用ファイルのデータ例。 柱状図ファイルのデータ例。 コア写真ファイルのデータ例。 ボーリング位置地図データの例。 事業箇所情報のデータ構成図。 事業箇所地図データの例。 事業箇所位置地図データの例。 三次元地図データのデータ構成図。 事業進捗情報のデータ構成図。 事業進捗関連ファイルのデータ例。 監視観測情報のデータ構成図。 監視観測情報関連ファイルのデータ例。 監視観測情報関連ファイルの別のデータ例。 砂防関連情報管理システムの処理の第1流れ図。 砂防関連情報管理システムの処理の第2流れ図。 システム制御部によるトップページ。 台帳管理部による情報検索ページ。 台帳管理部による検索結果の表示例。 台帳管理部による個別情報の表示例。 砂防基盤図管理部による砂防情報基本地図データの表示例。 台帳管理部による砂防指定地情報一覧の表示例。 台帳管理部による砂防指定地情報の個別情報の表示例。 砂防基盤図管理部による表示画面。 砂防基盤図管理部による表示画面の地図操作ツールバー。 砂防基盤図管理部による流域検索の表示例。 砂防基盤図管理部による住所検索の表示例。 砂防基盤図管理部による座標計測の表示例。 砂防基盤図管理部による距離計測の表示例。 砂防基盤図管理部による面積計測の表示例。 砂防基盤図管理部による地図から検索の表示例。 砂防基盤図管理部による地図から検索範囲指定の表示例。 台帳管理部による砂防設備一覧の表示例。 砂防基盤図管理部による三次元解析部の起動例。 三次元解析部による断面図の表示例。 三次元解析部による鳥瞰図の表示例。
本発明の実施の形態の砂防関連情報管理システムは、ウェブブラウザを通して、多人数で情報や地図を閲覧し、操作する目的で構築されたウェブ型の地理情報システム(GIS)である。したがって、ユーザは、図1に示すように、通信ネットワーク2(たとえば事務所内のイントラネット)で接続された端末1から本発明の砂防関連情報管理システムにアクセスし、端末1に実装されたウェブブラウザにより、砂防関連情報管理システムに予め保存された砂防情報を端末1に表示し、利用する。
本発明の砂防関連情報管理システムは、通信ネットワーク2に接続されたコンピュータ(サーバともいう)上に実装される。砂防関連情報管理システムを実装する形態としては、1台のコンピュータに全機能を実装してもよいし、通信ネットワーク2に接続された複数のコンピュータに分散して実装してもよい。
また、砂防関連情報管理システムで扱う砂防情報は、コンピュータ内の記憶手段に保存しておいてもよいし、外部記憶装置を記憶手段として利用しても構わない。さらに、全データを1つの記憶手段に保存してもよいし、情報の種別ごとに別々の記憶手段に保存してもよい。
本発明の砂防関連情報管理システムを実施する形態としては、1台のコンピュータのみに実装する集約型でも、通信ネットワーク2に接続された複数のコンピュータと外部記憶装置に実装する分散型でも可能である。
本発明を実施するための最良の形態を説明する各図において、通信ネットワーク2で接続されたコンピュータ、記憶手段、および端末1の各台数や配置を具体的には図示していないが、本発明の機能が実現可能な範囲において、種々の配置の組み合わせが考え得る。
(システム構成)
砂防関連情報管理システムの構成について、図1を参照しながら説明する。
砂防関連情報管理システムは、少なくとも1つの記憶手段(図示せず)と、システム制御部10と、システム制御部10に接続された台帳管理部20と、システム制御部10と台帳管理部20に接続された砂防基盤図管理部30と、砂防基盤図管理部30に接続された三次元解析部40と、台帳管理部20に接続された事業進捗管理部50と監視観測情報解析部60を含む。
(1)記憶手段
記憶手段には、ユーザ情報を設定したシステム制御データベース11と、砂防情報の基本情報として、識別番号をキーとして互いに関連付けられた砂防情報基本データベース21、砂防情報基本ファイルデータ22および砂防情報基本地図データ31が保存される。
ここで、砂防情報の基本情報の種類としては、図2に示すように、砂防設備情報210、砂防指定地情報211、業務情報212、工事情報213、監視観測施設情報214、光ケーブル情報215、工事用道路情報216、災害記録情報217、ボーリング調査結果情報218、事業箇所情報219などがある。それぞれの情報については後述する。
また、記憶手段には、砂防情報基本地図データ31の付加情報として関連付けられた三次元地図データ41が保存される。
さらに、記憶手段には、砂防情報の基本情報の中で事業箇所情報219の付加情報として関連付けられた事業進捗データベース51と事業進捗ファイルデータ52、監視観測施設情報214の付加情報として関連付けられた監視観測情報データベース61と監視観測情報ファイルデータ62が保存される。
(2)システム制御部10
システム制御部10は、システム制御データベース11のユーザ情報を参照し、端末1からのアクセスの許可を判定する処理と、端末1に砂防情報を選択させるトップページを表示し、トップページで選択された情報の種別によって、台帳管理部20か砂防基盤図管理部30を起動する処理を行う処理部である。
(3)台帳管理部20
台帳管理部20は、台帳といわれる各砂防情報の諸元(名称、年月日、地名、構造、関連情報など)の検索・閲覧・更新を行う処理部である。
台帳管理部20は、端末1から設定された検索条件によって砂防情報基本データベース21を検索し、該当する砂防情報の一覧を端末1に表示し、一覧の中から個別情報を表示したい項目を選択させ、選択された砂防情報基本データベース21と砂防情報基本ファイルデータ22を端末1に表示する処理を行う。
ここで、一覧表示した項目の中で地図情報が選択された場合は、台帳管理部20は、砂防基盤図管理部30を起動する処理を行う。
また、砂防情報の基本情報の中の事業箇所情報219を表示した画面で、事業箇所情報219に関連付けられた事業進捗データベース51が選択された場合は、台帳管理部20は、事業進捗管理部50を起動する処理を行う。
同様に、砂防情報の基本情報の中の監視観測施設情報214を表示した画面で、監視観測施設情報214に関連付けられた監視観測情報データベース61が選択された場合は、台帳管理部20は、監視観測情報解析部60を起動する処理を行う。
(4)砂防基盤図管理部30
砂防基盤図管理部30は、直轄砂防事務所管内の各種地図情報(砂防設備位置、砂防基盤図、オルソ航空写真など)の閲覧を行う処理部である。
砂防基盤図管理部30は、システム制御部10が端末1に表示したトップページで砂防情報基本地図データ31の項目が選択されることで、システム制御部10から起動されると、まず管轄地域全体を示す砂防情報基本地図データ31を端末1に表示し、その全体地図からさらに目的地域や施設を指定させて、該当する砂防情報基本地図データ31を端末1に表示する処理を行う。
また、砂防基盤図管理部30は、台帳管理部20が端末1に表示した一覧から地図情報が選択されることで、台帳管理部20から起動されると、項目に該当する砂防情報基本地図データ31を端末1に表示する処理を行う。
さらに、砂防基盤図管理部30は、端末1に表示した砂防情報基本地図データ31と関連付けられている砂防情報基本データベース21の表示を端末1から選択された場合は、台帳管理部20を起動する処理を行う。
一方、砂防基盤図管理部30は、端末1に表示した砂防情報基本地図データ31に関連付けられている三次元地図データ41の表示を端末1から選択された場合は、三次元解析部40を起動する処理を行う。
(5)三次元解析部40
三次元解析部40は、直轄砂防事務所管内の各種地図上に描画した任意測線に沿った断面図、および任意範囲の三次元地図の閲覧を行う処理部である。
三次元解析部40は、砂防基盤図管理部30から起動され、砂防基盤図管理部30によって表示されている砂防情報基本地図データ31に関連付けられている三次元地図データ41を端末1に表示する処理を行う。
(6)事業進捗管理部50
事業進捗管理部50は、計画もしくは現在進行している各種事業箇所(計画箇所/事業着手箇所/工事中箇所/既設箇所)の一覧と、各事業の詳細な進捗状況として、マトリックス表、ワークフロー図、およびタイムテーブルの閲覧を行う処理部である。
事業進捗管理部50は、台帳管理部20から起動され、砂防情報の基本情報の中の事業箇所情報219に関連付けられた事業進捗情報510である事業進捗データベース51と事業進捗ファイルデータ52を、端末1に表示する処理を行う。
(7)監視観測情報解析部60
監視観測情報解析部60は、直轄砂防事務所管内の雨量観測所で観測された監視観測情報(雨量データ)について、連続雨量、時間雨量、土壌雨量指数の一覧表とスネーク曲線の閲覧を行う処理部である。
監視観測情報解析部60は、台帳管理部20から起動され、砂防情報の基本情報の中の監視観測施設情報214に関連付けられた監視観測情報610である監視観測情報データベース61と監視観測情報ファイルデータ62を端末1に表示する処理を行う。
(データ構成)
本発明の砂防関連情報管理システムで利用されるデータには、ユーザ情報を設定したシステム制御データベース11と、砂防情報の基本情報として、識別番号をキーとして互いに関連付けられた砂防情報基本データベース21、砂防情報基本ファイルデータ22および砂防情報基本地図データ31がある。
さらに、本発明の砂防関連情報管理システムで利用されるデータには、砂防情報の付加情報として、砂防情報基本地図データ31に関連付けられた三次元地図データ41、事業箇所情報219に関連付けられた事業進捗データベース51と事業進捗ファイルデータ52、監視観測施設情報214に関連付けられた監視観測情報データベース61と監視観測情報ファイルデータ62がある。
(1)システム制御データベース11
システム制御データベース11は、本発明の砂防関連情報管理システムを利用するユーザ毎の、ユーザIDとパスワード、ユーザのアクセス権限などのユーザ情報が設定されたデータである。
他に、システム制御データベース11には、砂防関連情報管理システム全体で使用するデータの値を統一するために、必要に応じてコード定義テーブルなどを設定する。
(2)砂防情報の基本情報
砂防情報の基本情報は、大別してテキストデータ、ファイルデータ、地図データという3種類の形式のデータから構成される。本発明の砂防関連情報管理システムでは、それぞれのデータを識別番号をキーとして互いに関連付けながら、砂防情報基本データベース21、砂防情報基本ファイルデータ22、砂防情報基本地図データ31として管理する。
図3に、砂防情報基本データベース21、砂防情報基本ファイルデータ22、および砂防情報基本地図データ31の関連付けの方式と、各々のデータ表示の例を模式的に示す。
台帳管理部20は、砂防情報基本データベース21に設定された識別番号によって、共有化させたフォルダのフォルダ名を検索し、一致する砂防情報基本ファイルデータ22を読みだし、フォルダを表示する。
一方、砂防基盤図管理部30は、砂防情報基本データベース21に設定された識別番号によって、属性データを検索し、一致する砂防情報基本地図データ31を読みだし、地図位置を表示する。
(i)砂防情報基本データベース21
テキストデータとは、砂防情報の主要項目を抽出したテキスト(文字情報)であり、データベースとして管理することで、データの検索、集計・計算を行うとともに、砂防情報間(例えば、砂防設備情報210と砂防指定地情報211)や、データ間(テキストデータと地図データ、テキストデータとファイルデータ)の連携を実現する。本発明の砂防関連情報管理システムでは、たとえば、オラクル(登録商標)のソフトウェア(RDBMS)などを利用して、テキストデータをリレーショナルデータベース(RDB)として管理する。
本発明の実施の形態の説明では、砂防情報の基本情報の各テキストデータ、およびRDBMSで管理されたテキストデータ全体を指して、砂防情報基本データベース21という。また、各識別番号ごとの個々のテキストデータを指す場合は、砂防情報基本データベース21の個別情報という。
(ii)砂防情報基本ファイルデータ22
ファイルデータとは、資料ファイル、図面ファイル、写真ファイルなど、砂防情報に関する各種ファイルデータ(PDFファイル、Excelファイル、SXFファイル、Jpegファイルなど)であり、日常業務で普段から利用されている形式のデータであるため、取り扱いやすいのが特徴である。
資料ファイルとは、報告書や台帳、契約書、申請資料など、文字が主体で構成されている文書をスキャニングして作成したファイルのことである。
図面ファイルとは、建物・土木工事・機械などの構造・工程を詳細に示したものであり、CAD製図が主体で構成されている書類のファイルのことである。
写真ファイルとは、構造物や現場などをカメラで撮影した画像ファイルのことである。
本発明の実施の形態の説明では、個々の砂防情報の基本情報のファイルデータを指して、砂防情報基本ファイルデータ22という。
(iii)砂防情報基本地図データ31
地図データとは、砂防情報の地理的な位置を示すデータであり、GISデータともいう。地図データを利用することで、テキストデータとファイルデータだけでは分かりづらい位置情報(砂防設備の施工位置、砂防指定地の指定範囲など)を明確にすることができる。
地図データは、物理的なデータ形式により、「ベクタデータ」と「ラスタデータ」に分類され、形状や図のデータ以外に、地図に関する諸要素を属性データとして含む。
ベクタデータは、そのデータ形状により、「ポイント」、「ライン」、「ポリゴン」の3要素に区分することができる。ベクタデータは、実世界の地物を、ポイント・ライン・ポリゴンという3種類の形状の図形で表現するものである。
ラスタデータは、画像データとほぼ同意義であり、実世界の地物を、格子状(グリッド)に並んだピクセル(画素)の集合体として表現するものである。
本発明の実施の形態の説明では、個々の砂防情報の基本情報の地図データを指して、砂防情報基本地図データ31という。
砂防情報の基本情報には、図2に示すような関連を持つ各種の情報がある。それぞれの情報について、砂防情報基本データベース21、砂防情報基本ファイルデータ22、および砂防情報基本地図データ31間の関連図を参照しながら説明する。なお、全種類の情報を記憶手段に保存して利用することが望ましいが、必要となる種類の情報のみを記憶手段に保存して利用しても構わない。
以下の説明で参照する関連図において、砂防情報基本データベース21に保存されるテキストデータをまとめた各テーブルには、テキストデータとして必須となる識別番号のみを記載しているが、各テーブルには、その他のテキストデータも含まれ得る。
(イ)砂防設備情報210
砂防設備情報210は、直轄砂防事務所管内の竣工済みの砂防設備に関する情報である。図4に示すように、砂防設備情報210は、砂防情報基本データベース21として砂防設備管理テーブル210a、砂防情報基本ファイルデータ22として砂防設備台帳ファイル220a、砂防設備完成図面ファイル220b、砂防設備完成写真ファイル220c、砂防設備点検台帳ファイル220d、砂防情報基本地図データ31として砂防設備位置地図データ310によって構成される。
砂防設備管理テーブル210aは、砂防設備情報210の主要諸元を抽出した項目を、テキストデータとしてまとめたテーブルである。砂防設備毎のテキストデータは、個々の砂防設備に一意に割り当てられた砂防設備番号によって識別される。
砂防情報基本ファイルデータ22を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本ファイルデータ22である砂防設備台帳ファイル220a、砂防設備完成図面ファイル220b、砂防設備完成写真ファイル220c、砂防設備点検台帳ファイル220dを格納するフォルダ名に砂防設備番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された砂防設備に関する砂防情報基本ファイルデータ22を表示するために、指定された砂防設備に割り当てられた砂防設備番号でフォルダ名を検索し、一致するフォルダを読みだす処理が容易にできる。
図5〜図8に、砂防設備台帳ファイル220a、砂防設備完成図面ファイル220b、砂防設備完成写真ファイル220c、砂防設備点検台帳ファイル220dにそれぞれ含まれるデータの例を示す。
さらに、砂防情報基本地図データ31を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本地図データ31である砂防設備位置地図データ310の属性データに砂防設備番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された砂防設備に関する砂防情報基本地図データ31を表示するために、指定された砂防設備に割り当てられた砂防設備番号で属性データを検索し、一致する砂防設備位置地図データ310を読みだす処理が容易にできる。
図9に、砂防設備位置地図データ310の例を示す。
(ロ)砂防指定地情報211
砂防指定地情報211は、直轄砂防事務所管内で直轄砂防事業のために指定された砂防指定地に関する情報ある。図10に示すように、砂防指定地情報211は、砂防情報基本データベース21として砂防指定地関連砂防設備テーブル211a、砂防指定地管理テーブル211b、砂防指定地関連流域テーブル211c、砂防情報基本ファイルデータ22として砂防指定地台帳ファイル221a、砂防指定地区域図ファイル221b、砂防指定地地番図ファイル221c、砂防指定地地名・地番新旧対照表ファイル221d、砂防情報基本地図データ31として砂防指定地範囲地図データ311によって構成される。
砂防指定地管理テーブル211bは、砂防指定地情報211の主要諸元を抽出した項目を、テキストデータとしてまとめたテーブルのうち、砂防指定地を管理する主テーブルである。砂防指定地毎のテキストデータは、個々の砂防指定地に一意に割り当てられた指定地番号によって識別される。
砂防指定地関連砂防設備テーブル211aは、砂防指定地に関連した砂防設備の情報を管理するテーブルであり、砂防指定地に割り当てられた指定地番号と、砂防設備情報210の砂防設備管理テーブル210aに設定された砂防指定地に関連した砂防設備の砂防設備番号とを組にして管理する。この砂防指定地関連砂防設備テーブル211aによって、砂防設備情報210と砂防指定地情報211が関連付けられ、いずれの情報からも互いに参照し合えるようになる。
砂防指定地関連流域テーブル211cは、砂防指定地に関連した流域の情報を管理するテーブルであり、砂防指定地に割り当てられた指定地番号と、砂防指定地に関連した流域を識別する流域コードとを組にして管理する。
これらの3つのテーブルは、指定地番号によって関連付けられている。
砂防情報基本ファイルデータ22を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本ファイルデータ22である砂防指定地台帳ファイル221a、砂防指定地区域図ファイル221b、砂防指定地地番図ファイル221c、砂防指定地地名・地番新旧対照表ファイル221dを格納するフォルダ名に指定地番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された砂防指定地に関する砂防情報基本ファイルデータ22を表示するために、指定された砂防指定地に割り当てられた指定地番号でフォルダ名を検索し、一致するフォルダを読みだす処理が容易にできる。
図11〜図14に、砂防指定地台帳ファイル221a、砂防指定地区域図ファイル221b、砂防指定地地番図ファイル221c、砂防指定地地名・地番新旧対照表ファイル221dにそれぞれ含まれるデータの例を示す。
さらに、砂防情報基本地図データ31を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本地図データ31である砂防指定地範囲地図データ311の属性データに指定地番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された砂防指定地に関する砂防情報基本地図データ31を表示するために、指定された砂防指定地に割り当てられた指定地番号で属性データを検索し、一致する砂防指定地範囲地図データ311を読みだす処理が容易にできる。
図15に、砂防指定地範囲地図データ311の例を示す。
(ハ)業務情報212
業務情報212は、直轄砂防事業で実施した委託業務に関する情報である。図16に示すように、業務情報212は、砂防情報基本データベース21として業務関連砂防設備テーブル212a、業務管理テーブル212b、業務関連流域テーブル212c、砂防情報基本ファイルデータ22として業務成果品ファイル222、砂防情報基本地図データ31として流域位置地図データ312によって構成される。
業務管理テーブル212bは、業務情報212の主要諸元を抽出した項目を、テキストデータとしてまとめたテーブルのうち、業務を管理する主テーブルである。業務毎のテキストデータは、個々の業務に一意に割り当てられた業務番号によって識別される。
業務関連砂防設備テーブル212aは、業務に関連した砂防設備の情報を管理するテーブルであり、業務に割り当てられた業務番号と、砂防設備情報210の砂防設備管理テーブル210aに設定された業務に関連した砂防設備の砂防設備番号とを組にして管理する。この業務関連砂防設備テーブル212aによって、砂防設備情報210と業務情報212が関連付けられ、いずれの情報からも互いに参照し合えるようになる。
業務関連流域テーブル212cは、業務に関連した流域の情報を管理するテーブルであり、業務に割り当てられた業務番号と、業務に関連した流域を識別する流域コードとを組にして管理する。
これらの3つのテーブルは、業務番号によって関連付けられている。
砂防情報基本ファイルデータ22を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本ファイルデータ22である業務成果品ファイル222を格納するフォルダ名に業務番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された業務に関する砂防情報基本ファイルデータ22を表示するために、指定された業務に割り当てられた業務番号でフォルダ名を検索し、一致するフォルダを読みだす処理が容易にできる。
図17に業務成果品ファイル222に含まれるデータの例を示す。
業務情報212の場合は、業務そのものを示す地図データはなく、業務が行われている流域に関する地図データを表示することが求められる。そのため、業務関連流域テーブル212cで管理される業務番号と組になった業務に関連した流域を識別する流域コードを関連付けに使用する。
したがって、業務情報212の砂防情報基本地図データ31を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本地図データ31である流域位置地図データ312の属性データに流域コードを設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された業務に関する砂防情報基本地図データ31を表示するために、指定された業務に割り当てられた業務番号と組になっている流域コードで属性データを検索し、一致する流域位置地図データ312を読みだす処理が容易にできる。
(ニ)工事情報213
工事情報213は、直轄砂防事業で実施した請負工事に関する情報である。図18に示すように、工事情報213は、砂防情報基本データベース21として工事関連砂防設備テーブル213a、工事管理テーブル213b、工事関連流域テーブル213c、砂防情報基本ファイルデータ22として工事台帳ファイル223a、工事完成図書ファイル223b、砂防情報基本地図データ31として流域位置地図データ312によって構成される。
工事管理テーブル213bは、工事情報213の主要諸元を抽出した項目を、テキストデータとしてまとめたテーブルのうち、工事情報213を管理する主テーブルである。工事毎のテキストデータは、個々の業務に一意に割り当てられた工事番号によって識別される。工事番号の形式としては、工事実施年度+年度ごとの連番(たとえば、H18005(H18年度業務+005))などを使用する。
工事関連砂防設備テーブル213aは、工事に関連した砂防設備の情報を管理するテーブルであり、工事に割り当てられた工事番号と、砂防設備情報210の砂防設備管理テーブル210aに設定された工事に関連した砂防設備の砂防設備番号とを組にして管理する。この工事関連砂防設備テーブル213aによって、砂防設備情報210と工事情報213が関連付けられ、いずれの情報からも互いに参照し合えるようになる。
工事関連流域テーブル213cは、工事に関連した流域の情報を管理するテーブルであり、工事に割り当てられた工事番号と、工事に関連した流域を識別する流域コードとを組にして管理する。
これらの3つのテーブルは、工事番号によって関連付けられている。
砂防情報基本ファイルデータ22を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本ファイルデータ22である工事台帳ファイル223aと工事完成図書ファイル223bを格納するフォルダ名に工事番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された工事に関する砂防情報基本ファイルデータ22を表示するために、指定された工事に割り当てられた工事番号でフォルダ名を検索し、一致するフォルダを読みだす処理が容易にできる。
図19と図20に、工事台帳ファイル223a、工事完成図書ファイル223bにそれぞれ含まれるデータの例を示す。
工事情報213の場合は、工事そのものを示す地図データはなく、工事が行われている流域に関する地図データを表示することが求められる。そのため、工事関連流域テーブル213cで管理される工事番号と組になった工事に関連した流域を識別する流域コードを関連付けに使用する。
したがって、工事情報213の砂防情報基本地図データ31を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本地図データ31である流域位置地図データ312の属性データに流域コードを設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された工事に関する砂防情報基本地図データ31を表示するために、指定された工事に割り当てられた工事番号と組になっている流域コードで属性データを検索し、一致する流域位置地図データ312を読みだす処理が容易にできる。
(ホ)監視観測施設情報214
監視観測施設情報214は、直轄砂防事務所管内に設置された監視観測施設(監視カメラ、雨量計、水位計など)に関する情報である。図21に示すように、監視観測施設情報214は、砂防情報基本データベース21として監視観測施設管理テーブル214a、砂防情報基本ファイルデータ22として監視観測施設台帳ファイル224、砂防情報基本地図データ31として監視観測施設位置地図データ314によって構成される。
監視観測施設管理テーブル214aは、監視観測施設情報214の主要諸元を抽出した項目を、テキストデータとしてまとめたテーブルである。監視観測施設毎のテキストデータは、個々の監視観測施設に一意に割り当てられた監視観測施設番号によって識別される。監視観測施設番号の形式としては、監視観測種別+”−(ハイフン)”+監視観測種別ごとの連番(たとえば、UR−05(雨量計+05))などを使用する。
砂防情報基本ファイルデータ22を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本ファイルデータ22である監視観測施設台帳ファイル224を格納するフォルダ名に監視観測施設番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された監視観測施設に関する砂防情報基本ファイルデータ22を表示するために、指定された監視観測施設に割り当てられた監視観測施設番号でフォルダ名を検索し、一致するフォルダを読みだす処理が容易にできる。
図22に、監視観測施設台帳ファイル224に含まれるデータの例を示す。
監視観測施設情報214の砂防情報基本地図データ31を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本地図データ31である監視観測施設位置地図データ314の属性データに監視観測施設番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された監視観測施設に関する砂防情報基本地図データ31を表示するために、指定された監視観測施設に割り当てられた監視観測施設番号で属性データを検索し、一致する監視観測施設位置地図データ314を読みだす処理が容易にできる。
図23に、監視観測施設位置地図データ314の例を示す。
(ヘ)光ケーブル情報215
光ケーブル情報215は、直轄砂防事務所管内に布設された光ケーブルに関する情報である。図24に示すように、光ケーブル情報215は、砂防情報基本データベース21として光ケーブル管理テーブル215a、砂防情報基本ファイルデータ22として光ケーブル布設平面図ファイル225、砂防情報基本地図データ31として光ケーブル位置地図データ315によって構成される。
光ケーブル管理テーブル215aは、光ケーブル情報215の主要諸元を抽出した項目を、テキストデータとしてまとめたテーブルである。光ケーブル毎のテキストデータは、個々の光ケーブルに一意に割り当てられた光ケーブル工事番号によって識別される。光ケーブル工事番号の形式としては、工事実施年度+年度ごとの連番(たとえば、H18005(H18年度工事+005))などを使用する。
砂防情報基本ファイルデータ22を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本ファイルデータ22である光ケーブル布設平面図ファイル225を格納するフォルダ名に光ケーブル工事番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された光ケーブルに関する砂防情報基本ファイルデータ22を表示するために、指定された光ケーブルに割り当てられた光ケーブル工事番号でフォルダ名を検索し、一致するフォルダを読みだす処理が容易にできる。
図25に、光ケーブル布設平面図ファイル225に含まれるデータの例を示す。
光ケーブル情報215の砂防情報基本地図データ31を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本地図データ31である光ケーブル位置地図データ315の属性データに光ケーブル工事番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された光ケーブルに関する砂防情報基本地図データ31を表示するために、指定された光ケーブルに割り当てられた光ケーブル工事番号で属性データを検索し、一致する光ケーブル位置地図データ315を読みだす処理が容易にできる。
図26に、光ケーブル位置地図データ315の例を示す。
(ト)工事用道路情報216
工事用道路情報216は、直轄砂防事業のために整備された工事用道路に関する情報である。図27に示すように、工事用道路情報216は、砂防情報基本データベース21として工事用道路管理テーブル216a、砂防情報基本ファイルデータ22として工事用道路台帳ファイル226、砂防情報基本地図データ31として工事用道路位置地図データ316によって構成される。
工事用道路管理テーブル216aは、工事用道路情報216の主要諸元を抽出した項目を、テキストデータとしてまとめたテーブルである。工事用道路毎のテキストデータは、個々の工事用道路に一意に割り当てられた工事用道路番号によって識別される。
砂防情報基本ファイルデータ22を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本ファイルデータ22である工事用道路台帳ファイル226を格納するフォルダ名に工事用道路番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された工事用道路に関する砂防情報基本ファイルデータ22を表示するために、指定された工事用道路に割り当てられた工事用道路番号でフォルダ名を検索し、一致するフォルダを読みだす処理が容易にできる。
図28に,工事用道路台帳ファイル226に含まれるデータの例を示す。
工事用道路情報216の砂防情報基本地図データ31を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本地図データ31である工事用道路位置地図データ316の属性データに工事用道路番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された工事用道路に関する砂防情報基本地図データ31を表示するために、指定された工事用道路に割り当てられた工事用道路番号で属性データを検索し、一致する工事用道路位置地図データ316を読みだす処理が容易にできる。
図29に,工事用道路位置地図データ316の例を示す。
(チ)災害記録情報217
災害記録情報217は、直轄砂防事務所管内で発生した土砂災害の記録と被害状況に関する情報である。図30に示すように、工事用道路情報216は、砂防情報基本データベース21として災害記録関連砂防設備テーブル217a、災害記録管理テーブル217b、災害記録関連監視観測施設テーブル217c、砂防情報基本ファイルデータ22として災害記録ファイル227、砂防情報基本地図データ31として災害発生位置地図データ317によって構成される。
災害記録管理テーブル217bは、災害記録情報217の主要諸元を抽出した項目を、テキストデータとしてまとめたテーブルである。災害記録毎のテキストデータは、個々の災害記録に一意に割り当てられた災害記録番号によって識別される。
災害記録関連砂防設備テーブル217aは、災害記録に関連した砂防設備の情報を管理するテーブルであり、災害記録に割り当てられた災害記録番号と、砂防設備情報210の砂防設備管理テーブル210aに設定された工事に関連した砂防設備の砂防設備番号とを組にして管理する。この災害記録関連砂防設備テーブル217aによって、砂防設備情報210と災害記録情報217が関連付けられ、いずれの情報からも互いに参照し合えるようになる。
災害記録関連監視観測施設テーブル217cは、災害記録に関連した監視観測施設の情報を管理するテーブルであり、災害記録に割り当てられた災害記録番号と、監視観測施設情報214の監視観測施設管理テーブル214aに設定された災害記録に関連した監視観測施設に割り当てられた監視観測施設番号とを組にして管理する。この災害記録関連監視観測施設テーブル217cによって、監視観測施設情報214と災害記録情報217が関連付けられ、いずれの情報からも互いに参照し合えるようになる。
これらの3つのテーブルは、災害記録番号によって関連付けられている。
砂防情報基本ファイルデータ22を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本ファイルデータ22である災害記録ファイル227を格納するフォルダ名に災害記録番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された災害記録に関する砂防情報基本ファイルデータ22を表示するために、指定された災害記録に割り当てられた災害記録番号でフォルダ名を検索し、一致するフォルダを読みだす処理が容易にできる。
災害記録情報217の砂防情報基本地図データ31を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本地図データ31である災害発生位置地図データ317の属性データに災害記録番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された災害記録に関する砂防情報基本地図データ31を表示するために、指定された災害記録に割り当てられた災害記録番号で属性データを検索し、一致する災害発生位置地図データ317を読みだす処理が容易にできる。
図31に、災害発生位置地図データ317の例を示す。
(リ)ボーリング調査結果情報218
ボーリング調査結果情報218は、直轄砂防事務所管内で実施したボーリング調査結果に関する情報である。図32に示すように、ボーリング調査結果情報218は、砂防情報基本データベース21としてボーリング調査結果関連砂防設備テーブル218a、ボーリング調査結果管理テーブル218b、砂防情報基本ファイルデータ22としてボーリング交換用ファイル228a、柱状図ファイル228b、コア写真ファイル228c、砂防情報基本地図データ31としてボーリング位置地図データ318によって構成される。
ボーリング調査結果管理テーブル218bは、ボーリング調査結果情報218の主要諸元を抽出した項目を、テキストデータとしてまとめたテーブルである。ボーリング調査結果毎のテキストデータは、個々のボーリング調査結果に一意に割り当てられたボーリング番号によって識別される。
ボーリング調査結果関連砂防設備テーブル218aは、ボーリング調査結果に関連した砂防設備の情報を管理するテーブルであり、ボーリング調査結果に割り当てられたボーリング番号と、砂防設備情報210の砂防設備管理テーブル210aに設定されたボーリングに関連した砂防設備の砂防設備番号とを組にして管理する。このボーリング調査結果関連砂防設備テーブル218aによって、砂防設備情報210とボーリング調査結果情報218が関連付けられ、いずれの情報からも互いに参照し合えるようになる。
砂防情報基本ファイルデータ22を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本ファイルデータ22であるボーリング交換用ファイル228a、柱状図ファイル228b、コア写真ファイル228cを格納するフォルダ名にボーリング番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定されたボーリング調査結果に関する砂防情報基本ファイルデータ22を表示するために、指定されたボーリング調査結果に割り当てられたボーリング番号でフォルダ名を検索し、一致するフォルダを読みだす処理が容易にできる。
図33〜図35に、ボーリング交換用ファイル228a、柱状図ファイル228b、コア写真ファイル228cのそれぞれの例を示す。
ボーリング調査結果情報218の砂防情報基本地図データ31を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本地図データ31であるボーリング位置地図データ318の属性データにボーリング番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定されたボーリング調査結果に関する砂防情報基本地図データ31を表示するために、指定されたボーリング調査結果に割り当てられたボーリング番号で属性データを検索し、一致するボーリング位置地図データ318を読みだす処理が容易にできる。
図36に、ボーリング位置地図データ318の例を示す。
(ヌ)事業箇所情報219
事業箇所情報219は、計画中、事業着手、工事着手、完成の直轄砂防事業を実施している箇所に関する情報である。図37に示すように、事業箇所情報219は、砂防情報基本データベース21として事業箇所関連砂防設備テーブル219a、事業箇所管理テーブル219b、砂防情報基本ファイルデータ22として事業箇所関連ファイル229、砂防情報基本地図データ31として事業箇所地図データ319a、事業箇所位置地図データ319bによって構成される。
事業箇所管理テーブル219bは、事業箇所情報219の主要諸元を抽出した項目を、テキストデータとしてまとめたテーブルである。事業箇所毎のテキストデータは、個々の事業箇所に一意に割り当てられた事業箇所番号によって識別される。
事業箇所関連砂防設備テーブル219aは、事業箇所に関連した砂防設備の情報を管理するテーブルであり、事業箇所に割り当てられた事業箇所番号と、砂防設備情報210の砂防設備管理テーブル210aに設定された事業箇所に関連した砂防設備の砂防設備番号とを組にして管理する。この事業箇所関連砂防設備テーブル219aによって、砂防設備情報210と事業箇所情報219が関連付けられ、いずれの情報からも互いに参照し合えるようになる。
砂防情報基本ファイルデータ22を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本ファイルデータ22である事業箇所関連ファイル229を格納するフォルダ名に事業箇所番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された事業箇所に関する砂防情報基本ファイルデータ22を表示するために、指定された事業箇所に割り当てられた事業箇所番号でフォルダ名を検索し、一致するフォルダを読みだす処理が容易にできる。
事業箇所情報219の砂防情報基本地図データ31を砂防情報基本データベース21に関連付けるために、砂防情報基本地図データ31である事業箇所地図データ319aと事業箇所位置地図データ319bの属性データに事業箇所番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された事業箇所に関する砂防情報基本地図データ31を表示するために、指定された事業箇所に割り当てられた事業箇所番号で属性データを検索し、一致する事業箇所地図データ319aと事業箇所位置地図データ319bを読みだす処理が容易にできる。
図38と図39に、事業箇所地図データ319aと事業箇所位置地図データ319bのそれぞれの例を示す。
砂防情報の各種基本情報は、以上に説明した構成をとることで、図2に示すように、互いに関連付けられる。これにより、本発明の砂防関連情報管理システムは、ユーザが表示したい関連情報の項目を端末1の画面で選択するだけで、すばやく必要な情報を表示させることが可能である。
また、図2には、基本情報の監視観測施設情報214と監視観測情報610、基本情報の事業箇所情報219と事業進捗情報510がそれぞれ監視観測施設番号と事業箇所番号で関連付けられることも同時に示してある。
なお、各情報を識別するために一意に割り当てられ、砂防情報基本データベース21、砂防情報基本ファイルデータ22、および砂防情報基本地図データ31間の関連付けを行うために使用される砂防設備番号、指定地番号、業務番号、流域コード、工事番号、監視観測施設番号、光ケーブル工事番号、工事用道路番号、災害記録番号、ボーリング番号、事業箇所番号などを総称して識別番号という。
(3)三次元地図データ41
三次元地図データ41は、砂防情報基本地図データ31に関連した地図データであり、三次元解析部40によって表示される。
図40に示すように、三次元地図データ41は、砂防情報基本データベース21と砂防情報基本地図データ31を関連付けるために使用した各種の識別番号を属性データに設定して、砂防情報基本地図データ31に関連付けられる。
(4)事業進捗情報510
事業進捗情報510は、計画もしくは現在進行している各種事業箇所の詳細な進捗状況を示すマトリックス表、ワークフロー図、タイムテーブルなどの情報である。事業進捗情報510は、砂防情報の基本情報の中の事業箇所情報219に関連付けられ、事業進捗データベース51と事業進捗ファイルデータ52で構成される。
図41に示すように、事業進捗情報510は、事業進捗データベース51として事業進捗関連事業箇所テーブル510a、事業進捗管理テーブル510b、事業進捗ファイルデータ52として事業進捗関連ファイル520によって構成される。
事業進捗管理テーブル510bは、事業進捗情報510の主要諸元を抽出した項目を、テキストデータとしてまとめたテーブルである。事業進捗毎のテキストデータは、個々の事業進捗に一意に割り当てられた事業進捗番号によって識別される。
事業進捗関連事業箇所テーブル510aは、事業進捗に関連した事業箇所の情報を管理するテーブルであり、事業進捗に割り当てられた事業進捗番号と、事業箇所情報219の事業箇所管理テーブル219bに設定された事業進捗に関連した事業箇所の事業箇所番号とを組にして管理する。この事業進捗関連事業箇所テーブル510aによって、事業箇所情報219と事業進捗情報510が関連付けられ、いずれの情報からも互いに参照し合えるようになる。
事業進捗ファイルデータ52を事業進捗データベース51に関連付けるために、事業進捗ファイルデータ52である事業進捗関連ファイル520を格納するフォルダ名に事業進捗番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された事業進捗に関する事業進捗ファイルデータ52を表示するために、指定された事業進捗に割り当てられた事業進捗番号でフォルダ名を検索し、一致するフォルダを読みだす処理が容易にできる。
図42に,事業進捗関連ファイル520の例を示す。
(5)監視観測情報610
監視観測情報610は、監視観測施設として管理されている雨量観測所で観測された連続雨量、時間雨量、土壌雨量指数などの雨量データである。監視観測情報610は、砂防情報の基本情報の中の監視観測施設情報214に関連付けられた、監視観測情報データベース61と監視観測情報ファイルデータ62で構成される。
図43に示すように、監視観測情報610は、監視観測情報データベース61として監視観測情報関連監視観測施設テーブル610a、監視観測情報管理テーブル610b、監視観測情報ファイルデータ62として監視観測情報関連ファイル620によって構成される。
監視観測情報管理テーブル610bは、監視観測情報610の主要諸元を抽出した項目を、テキストデータとしてまとめたテーブルである。監視観測情報610毎のテキストデータは、個々の監視観測情報610に一意に割り当てられた監視観測情報番号によって識別される。
監視観測情報関連監視観測施設テーブル610aは、監視観測情報610に関連した監視観測施設の情報を管理するテーブルであり、監視観測情報610に割り当てられた監視観測情報番号と、監視観測施設情報214の監視観測施設管理テーブル214aに設定された監視観測情報610に関連した監視観測施設の監視観測施設番号とを組にして管理する。この監視観測情報関連監視観測施設テーブル610aによって、監視観測施設情報214と監視観測情報610が関連付けられ、いずれの情報からも互いに参照し合えるようになる。
監視観測情報ファイルデータ62を監視観測情報データベース61に関連付けるために、監視観測情報ファイルデータ62である監視観測情報関連ファイル620を格納するフォルダ名に監視観測情報番号を設定する。
これによって、砂防関連情報管理システムは、ユーザによって指定された監視観測情報610に関する監視観測情報ファイルデータ62を表示するために、指定された監視観測情報610に割り当てられた監視観測情報番号でフォルダ名を検索し、一致するフォルダを読みだす処理が容易にできる。
図44と図45に、監視観測情報関連ファイル620の例を示す。
(システム制御部10、台帳管理部20、および砂防基盤図管理部30の処理)
砂防関連情報管理システムを構成するシステム制御部10、台帳管理部20、および砂防基盤図管理部30の各々の処理について、図46から図64を参照しながら説明する。
ユーザは、端末1でウェブブラウザを起動し、通信ネットワーク2上の砂防関連情報管理システムが実装されている場所を指定して、砂防関連情報管理システムを起動する(d1)。
砂防関連情報管理システムのシステム制御部10は、端末1からの起動を受けて、図48に示すように、砂防関連情報管理システムのトップページを端末1に表示させる(S10)。
ユーザは、図48のトップページのログイン欄c1でユーザIDとパスワードを入力し(d2)、情報へのアクセスの許可を要求する。
システム制御部10は、入力されたユーザIDとパスワードによってシステム制御データベース11を検索しアクセス認証を行い(S11)、登録されている場合は、ユーザのアクセスを許可する。図示していないが、登録されていない場合は、拒否メッセージなどを端末1に表示する。
アクセスが許可された後、ユーザは、図48のトップページに表示された項目から、検索したい情報を選択する(d3)。たとえば、トップページ内の台帳管理システム欄c2に一覧表示された各種の基本情報や、トップページ内の右側に表示された地図表示c3をクリックする。
システム制御部10は、選択された情報の種類を判定し、該当する情報を管理する処理部、すなわち台帳管理部20か砂防基盤図管理部30かを起動する(S12)。
図46には、システム制御部10によって台帳管理部20が起動された場合の処理の流れを示しており、台帳管理部20は、端末1に図49に示すような情報検索ページを表示させる(S20)。
ユーザは、台帳管理部20によって端末1に表示された情報検索ページで、必要な検索条件を入力する(d4)。
台帳管理部20は、入力された検索条件によって砂防情報基本データベース21内の情報を検索し(S21)、該当する情報の一覧を作成し、検索結果として端末1に表示させる(S22)。図50に検索結果の表示例を示す。
ユーザは、台帳管理部20によって端末1に表示された検索結果の一覧から、所望の個別情報を指定する(d5)。
台帳管理部20は、指定された個別情報を砂防情報基本データベース21から読みだし、端末1に表示させる(S23)。図51に、個別情報として検索結果の一覧中の1か所の砂防設備を選択した場合に、端末1に表示される個別情報の例を示す。
図51に示すように、個別情報が表示されたページには、表示された砂防情報基本データベース21の個別情報に関連付けられている砂防情報基本ファイルデータ22と砂防情報基本地図データ31を表示するための砂防情報基本ファイルデータ表示ボタン(「台帳・図面・写真」ボタンb1)と砂防情報基本地図データ表示ボタン(「地図表示」ボタンb2)が設置されている。
ユーザは、端末1に表示された個別情報について、さらに表示したい情報を指定する(d6)。
台帳管理部20は、指定された情報が、ファイルデータか地図データのいずれであるかデータの種別を判定する(S24)。
指定された情報がファイルデータの場合、台帳管理部20は、個別情報に割り当てられた識別番号がフォルダ名になっているフォルダを検索することで、砂防情報基本データベース21に関連付けられた砂防情報基本ファイルデータ22を読みだし、該当する砂防情報基本ファイルデータ22の一覧を端末1に表示させる(S25)。
ユーザが砂防情報基本ファイルデータ22の一覧から所望のファイルを選択すると、たとえば、図5〜図8に例示したような砂防情報基本ファイルデータ22が画面に表示される。
指定された情報が地図データの場合、台帳管理部20は、砂防基盤図管理部30を起動する。
起動された砂防基盤図管理部30は、個別情報に割り当てられた識別番号をキーとして、砂防情報基本データベース21に関連付けられた砂防情報基本地図データ31を読みだし、図52に示すような、該当する砂防情報基本地図データ31を端末1に表示させる。
以上が、本発明の砂防関連情報管理システムの基本となる処理の流れであり、次に、砂防関連情報管理システムが備えるその他の処理を説明する。
図51に示すように、個別情報が表示されたページには、関連付けられている砂防情報基本データベース21の他の基本情報を表示するための関連情報表示ボタン(たとえば「砂防指定地」ボタンb3、「業務」ボタンb4、「工事」ボタンb5、「災害記録」ボタンb6)が設置されている。
たとえば、砂防設備情報210を表示している図51で、砂防情報基本データベース21の他の基本情報として砂防指定地情報211を表示するため「砂防指定地」ボタンb3が選択された場合を例に、台帳管理部20の処理について説明する。
台帳管理部20は、まず、図51で表示されている砂防設備情報210の個別情報に割り当てられた識別番号(砂防設備番号)をキーとして、砂防指定地情報211の砂防指定地関連砂防設備テーブル211aを検索し、関連付けられている指定地番号を読みだす。
次に、読みだした指定地番号をキーとして関連付けられている砂防指定地情報211の他のテーブル、すなわち砂防指定地管理テーブル211bと砂防指定地関連流域テーブル211cを検索し、砂防指定地管理テーブル211bと砂防指定地関連流域テーブル211cに保存されているテキストデータを読みだす。
もし、複数の指定地番号が関連付けられている場合は、図53に示すように、一覧として端末1に表示しユーザに選択させ、図54に示すような、ユーザが選択した砂防指定地情報211の詳細を端末1に表示させる。
図54に示した個別情報が表示されたページには、図51と同様に、表示された砂防情報基本データベース21の個別情報に関連付けられている砂防情報基本ファイルデータ22と砂防情報基本地図データ31を表示するための「台帳・図面・写真」ボタンb1と「地図表示」ボタンb2が設置されている。
したがって、図51の場合と同様に、図54に示した個別情報が表示されたページから、関連付けられている砂防情報基本ファイルデータ22と砂防情報基本地図データ31を表示する処理に進むことが可能である。
このように、本発明の砂防関連情報管理システムでは、端末1に表示されたある砂防情報基本データベース21の個別情報のページから、砂防情報基本データベース21内で関連付けられている各種の個別情報を、次々と選択して表示することができ、さらに選択した砂防情報基本データベース21の個別情報に関連付けられている砂防情報基本ファイルデータ22と砂防情報基本地図データ31も表示することができる。
つづいて、図48に示したトップページで地図表示c1を選択するか、図51に示すように、個別情報が表示されたページで「地図表示」ボタンb2を選択することで起動される砂防基盤図管理部30の処理について説明する。
起動された砂防基盤図管理部30によって端末1に表示されるページは、図55に示すように、地図操作メニューc4、地図操作ツールバーc5、および地図表示部c6から構成される。
地図操作メニューc4には、砂防基盤図管理部30で地図データの基本操作を行うためのボタンで、拡大・縮小、移動、計測などのボタンが表示される。
地図操作ツールバーc5は、砂防基盤図管理部30で地図データの応用操作を行うためのツールバーで、地図レイヤの一覧表示、流域検索、メモの表示・登録など、地図操作メニューc4の範囲では収まらない操作が表示される。
地図操作ツールバーc5は、図56の(a)に示すように固定枠に並んだツールバーの「▽」ボタンをクリックすることで、図56の(b)に示すようにそのツールバーの詳細が表示される。また、図56の(c)に示すように、「>>」ボタンをクリックすることで、固定枠から外れ、ツールバーを砂防基盤図管理部30が表示する画面内に自由に配置でき、図56の(d)に示すようにその場でツールバーの「▽」ボタンをクリックすることで、ツールバーの詳細が表示される。固定枠から外れたツールバーは、「<<」ボタンをクリックすることで、再度固定枠に戻すことができる。
地図表示部c6には、指定された直轄砂防管内の砂防情報基本地図データ31が表示される。
砂防基盤図管理部30の機能には、流域検索や住所検索などの砂防情報基本地図データ31内の所望のデータを検索する機能、地図の全体表示、拡大・縮小表示、および属性表示などのデータ表示機能、また地図表示部に表示された地図上の座標値、距離、および面積の計測機能などがある。
流域検索を行う場合は、図57に示すように、「流域検索」ツールバーc51の「▽」ボタンをクリックし、直轄砂防事務所管内の小流域一覧を表示する。ここで、小流域は大流域ごとに分類されている。
表示された小流域一覧から表示したい小流域をクリックすると、クリックした小流域の範囲の地図が地図表示部c6に拡大表示される。
住所検索を行う場合は、図58の(a)に示すように、「住所検索」ツールバーc52の「▽」ボタンをクリックすると、任意の住所を入力するテキストボックスが表示されるので、検索する住所を入力する。図58の(b)は、表示されるテキストボックスの拡大図である。検索できる住所の種類は、地名、渓流名、砂防設備名、公共施設名で、漢字入力とひらがな入力のどちらでも構わない。ここでは例として、“尾白”と入力し、「検索」ボタンをクリックする。
砂防基盤図管理部30は、“尾白”という名称が付く住所の砂防情報基本地図データ31を検索し、一覧表示する。検索された一覧の中から任意の住所をクリックすると、図58の(a)の地図表示部c6に、選択した住所の場所の地図が1/5,000の縮尺で表示される。
計測機能を行う場合は、図59の(a)と図59の(b)に示すように、地図操作メニューc4の中の、「計測」ボタンc41をクリックすると、「座標計測」ボタンc42、「距離計測」ボタンc43、「面積計測」ボタンc44が設置された「計測ツール」画面c411が表示される。
座標計測の場合は、「計測ツール」画面c411の中の「座標計測」ボタンc42を選択し、地図表示部c6に表示された地図上の任意の地点をクリックすると、クリックした地点の座標値(公共座標第1〜19系:JGD2000)が表示される。図59の(b)に、地図表示部c6に表示された「計測ツール」画面c411の座標計測結果を拡大して示す。
距離計測の場合は、図60の(a)に示すように、「距離計測」ボタンc43を選択し、地図表示部c6に表示された地図上の複数の地点をクリックしながらラインを描画すると、描画した複数地点間の長さが表示される。図60の(b)に、地図表示部c6に表示された「計測ツール」画面c411の距離計測結果を拡大して示す。
面積計測の場合は、図61の(a)に示すように、「面積計測」ボタンc44を選択し、地図表示部c6に表示された地図上の複数の地点をクリックしながら区域のポリゴンを描画すると、描画した区域の面積が表示される。図61の(b)に、地図表示部c6に表示された「計測ツール」画面c411の面積計測結果を拡大して示す。
次に、砂防基盤図管理部30から台帳管理部20を起動し、砂防情報基本データベース21の情報を表示する処理について、砂防設備情報210を例にとって説明する。
図62に示すように、地図表示部c6に砂防設備の砂防情報基本地図データ31を表示した状態で、地図操作メニューc4の中の「地図から検索」コンボボックスc45から、“砂防設備”を選択する。ここで“砂防設備”を選択することにより、地図情報として砂防設備が検索対象としてセットされる。
次に、図63に示すように、地図表示部c6に表示された地図上で砂防設備を示す図形が含まれる範囲を矩形で選択する。
砂防基盤図管理部30は、矩形で選択した範囲に含まれる砂防設備を強調表示すると同時に、台帳管理部20を起動し、矩形で選択した範囲に含まれる砂防設備に割り当てられた砂防設備番号を渡し、図64に示すように、砂防設備の一覧を端末1に表示させる。
ユーザは、本画面で各砂防設備名をクリックすることで、台帳管理部20により該当する砂防設備の、砂防情報基本データベース21内の個別情報を画面に表示させることが可能となる
このように、本発明の砂防関連情報管理システムは、砂防情報基本データベース21と、砂防情報基本地図データ31を識別番号で関連付けておくことによって、台帳管理部20と砂防基盤図管理部30間で、簡単な操作で互いのデータの参照を可能としている。
(三次元解析部40の処理)
砂防関連情報管理システムは、さらに、砂防情報基本地図データ31に識別番号によって関連付けられた三次元地形モデルデータ(TIN)などを含む三次元地図データ41を記憶手段に保存し、表示する三次元解析部40を含む。
三次元解析部40は、図65に示すように、砂防基盤図管理部30によって表示された画面の「三次元解析」ツールバーc53の「▽」ボタンをクリックすることで表示される「断面図の測線描画」ボタンc531か「三次元表示」ボタンc532を選択することで起動される。
断面図の測線描画を行う場合は、「断面図の測線描画」ボタンc531を選択し、画面の地図表示部c6に表示された地図上でクリックして断面表示する位置(測線)を描画し、最後にダブルクリックし描画を確定する。
測線描画が確定されると、三次元解析部40は、図66に示すように、関連付けられている三次元地図データ41を基に、指定された位置の断面図を画面に表示させる。
一方、三次元表示を行う場合は、鳥瞰図表示したい地図と範囲を画面の地図表示部c6に表示させた状態で、「三次元表示」ボタンc532を選択する。
「三次元表示」ボタンc532が選択されると、三次元解析部40は、図67に示すように、地図表示部c6に表示されている地図データの持つ識別番号によって関連付けられている三次元地図データ41の鳥瞰図を画面に表示させる。
(事業進捗管理部50の処理)
砂防関連情報管理システムは、さらに、砂防情報基本データベース21の事業箇所情報219に事業箇所番号によって関連付けられた事業進捗データベース51と、事業進捗番号によって事業進捗データベース51に関連付けられた事業進捗ファイルデータ52を記憶手段に保存し、表示する事業進捗管理部50を含む。
まず、ユーザは、システム制御部10によって表示されたトップページの台帳管理システム欄c2に一覧表示された項目から「事業箇所」を選択し、台帳管理部20を起動し事業箇所情報219を表示させる。
次に、表示された事業箇所情報219から所望の事業箇所の進捗情報表示を選択されると、台帳管理部20から事業進捗管理部50が起動される。
起動された事業進捗管理部50は、選択された事業箇所の事業箇所番号をキーに、事業進捗データベース51の事業進捗関連事業箇所テーブル510aを検索し、事業箇所番号と関連付けられている事業進捗番号を読みだす。
次に、事業進捗管理部50は、読みだした事業進捗番号をキーとして関連付けられている事業進捗管理テーブル510bを検索し、事業進捗管理テーブル510bに保存されているテキストデータを読みだし、端末1に表示させる。
また、事業進捗管理部50は、ユーザからの要求によって、事業進捗番号をキーとして関連付けられている事業進捗ファイルデータ52を検索し、該当する事業進捗関連ファイル520を読みだし、図42に例示したように端末1に表示させる。
(監視観測情報解析部60の処理)
砂防関連情報管理システムは、さらに、砂防情報基本データベース21の監視観測施設情報214に監視観測施設番号によって関連付けられた監視観測情報データベース61と、監視観測情報番号によって監視観測情報データベース61に関連付けられた監視観測情報ファイルデータ62を記憶手段に保存し、表示する監視観測情報解析部60を含む。
まず、ユーザは、システム制御部10によって表示されたトップページの台帳管理システム欄c2に一覧表示された項目から「監視観測施設」を選択し、台帳管理部20を起動し監視観測施設情報214を表示させる。
次に、表示された監視観測施設情報214から、所望の監視観測施設の監視観測情報表示を選択されると、台帳管理部20から監視観測情報解析部60が起動される。
起動された監視観測情報解析部60は、選択された監視観測施設の監視観測施設をキーに、監視観測情報データベース61の監視観測情報関連監視観測施設テーブル610aを検索し、監視観測施設番号と関連付けられている監視観測情報番号を読みだす。
次に、監視観測情報解析部60は、読みだした監視観測情報番号をキーとして関連付けられている監視観測情報管理テーブル610bを検索し、監視観測情報管理テーブル610bに保存されているテキストデータを読みだし、端末1に表示させる。
また、監視観測情報解析部60は、ユーザからの要求によって、監視観測情報番号をキーとして関連付けられている監視観測情報ファイルデータ62を検索し、該当する監視観測情報関連ファイル620を読みだし、図44と図45に例示したように端末1に表示させる。
その他の実施の形態
本発明の砂防関連情報管理システムにおける情報表示処理について上述したが、情報入力処理について以下に説明する。
情報は大別すると、システム管理者が入力、変更、または削除することによって更新を適宜行うべき情報と、各ユーザがある程度の自由度を有して常時更新できる情報とに分けられる。
本発明の砂防関連情報管理システムでは、前者には、システム制御データベース11、砂防情報基本データベース21、砂防情報基本地図データ31、三次元地図データ41、事業進捗データベース51、および監視観測情報データベース61が相当する。
また、後者には、砂防情報基本ファイルデータ22、事業進捗ファイルデータ52、および監視観測情報ファイルデータ62が相当する。
ただし、この分類は一例であって、運用の仕方によっては分類を変更しても構わない。
システム管理者は、コンピュータの入力手段により、砂防情報を記憶手段に入力するわけであるが、識別番号をキーとして互いに関連付けることが必要であるため、本発明の砂防関連情報管理システムは、次に説明する処理を行っている。
システム管理者が、RDBMSを利用して、砂防情報のレコードを砂防情報基本データベース21に追加する際、そのレコードに識別番号(例えば一意に割り当てられた砂防設備番号)が自動的に割り当てられる。
さらに、砂防情報基本データベース21と砂防情報基本ファイルデータ22を正確に関連付けるために、追加した砂防情報のレコードに割り当てられた識別番号をフォルダ名として、新たなフォルダを自動生成する。
同様な処理は、事業進捗データベース51と事業進捗ファイルデータ52間、そして監視観測情報データベース61と監視観測情報ファイルデータ62間にも適用される。
これらの処理は、台帳管理部20、事業進捗管理部50、および監視観測情報解析部60にそれぞれ具備させてもよいし、入力処理部として独立させて砂防関連情報管理システムに具備させてもよい。
ユーザは、目的とする砂防情報を端末1に表示させた画面から、関連付けられたフォルダを開き、ユーザの作成した資料や画像など、その砂防情報に関連した情報をそのフォルダに保存できる。
ここで、保存しようとしている情報が、現在閲覧している砂防情報に本当に関連したものであるかを、再度ユーザに確認させるためのメッセージをユーザの端末1に表示することで、情報の整合性を確保する処理を設けてもよい。
従来の情報管理システムでは、情報の関連付けを崩さないため、ユーザによって作成された情報も、逐一システム管理者に入力を依頼して、記憶手段に入力しなければならなかった。
しかし、本発明の砂防関連情報管理システムでは、このように、関連付けを確保しながら、ユーザが自由に更新できる情報も管理できるようになり、他のユーザとの迅速な情報の共有を図ることができるようになった。
以上、本発明の砂防関連情報管理システムは、システム制御部10、台帳管理部20、および砂防基盤図管理部30を基本構成として、砂防情報基本データベース21、砂防情報基本ファイルデータ22および砂防情報基本地図データ31を識別番号をキーとして互いに関連付けることで、簡単な操作で互いのデータの参照を可能とし、砂防情報の基本情報を効率よく管理することができる。
さらに、本発明の砂防関連情報管理システムは、三次元解析部40、事業進捗管理部50、および監視観測情報解析部60を基本構成に付加し、三次元地図データ41を砂防情報基本地図データ31に関連付け、事業進捗データベース51と事業進捗ファイルデータ52を事業箇所情報219に関連付け、監視観測情報データベース61と監視観測情報ファイルデータ62を監視観測施設情報214に関連付けて管理することで、砂防情報の付加情報も基本情報から簡単な操作で参照可能とし、効率よく管理することができる。
また、本発明の砂防関連情報管理システムは、台帳管理部20と事業進捗管理部50および監視観測情報解析部60間のインターフェースを利用することで、他の情報管理システム等を組み込んで拡張することができる。
1 端末
2 通信ネットワーク
10 システム制御部
20 台帳管理部
30 砂防基盤図管理部
40 三次元解析部
50 事業進捗管理部
60 監視観測情報解析部
11 システム制御データベース
21 砂防情報基本データベース
22 砂防情報基本ファイルデータ
31 砂防情報基本地図データ
41 三次元地図データ
51 事業進捗データベース
52 事業進捗ファイルデータ
61 監視観測情報データベース
62 監視観測情報ファイルデータ
210 砂防設備情報
211 砂防指定地情報
212 業務情報
213 工事情報
214 監視観測施設情報
215 光ケーブル情報
216 工事用道路情報
217 災害記録情報
218 ボーリング調査結果情報
219 事業箇所情報
210a 砂防設備管理テーブル
220a 砂防設備台帳ファイル
220b 砂防設備完成図面ファイル
220c 砂防設備完成写真ファイル
220d 砂防設備点検台帳ファイル
211a 砂防指定地関連砂防設備テーブル
211b 砂防指定地管理テーブル
211c 砂防指定地関連流域テーブル
221a 砂防指定地台帳ファイル
221b 砂防指定地区域図ファイル
221c 砂防指定地地番図ファイル
221d 砂防指定地地名・地番新旧対照表ファイル
212a 業務関連砂防設備テーブル
212b 業務管理テーブル
212c 業務関連流域テーブル
222 業務成果品ファイル
213a 工事関連砂防設備テーブル
213b 工事管理テーブル
213c 工事関連流域テーブル
223a 工事台帳ファイル
223b 工事完成図書ファイル
214a 監視観測施設管理テーブル
224 監視観測施設台帳ファイル
215a 光ケーブル管理テーブル
225 光ケーブル布設平面図ファイル
216a 工事用道路管理テーブル
226 工事用道路台帳ファイル
217a 災害記録関連砂防設備テーブル
217b 災害記録管理テーブル
217c 災害記録関連監視観測施設テーブル
227 災害記録ファイル
218a ボーリング調査結果関連砂防設備テーブル
218b ボーリング調査結果管理テーブル
228a ボーリング交換用ファイル
228b 柱状図ファイル
228c コア写真ファイル
219a 事業箇所関連砂防設備テーブル
219b 事業箇所管理テーブル
229 事業箇所関連ファイル
310 砂防設備位置地図データ
311 砂防指定地範囲地図データ
312 流域位置地図データ
314 監視観測施設位置地図データ
315 光ケーブル位置地図データ
316 工事用道路位置地図データ
317 災害発生位置地図データ
318 ボーリング位置地図データ
319a 事業箇所地図データ
319b 事業箇所位置地図データ
510a 事業進捗関連事業箇所テーブル
510b 事業進捗管理テーブル
520 事業進捗関連ファイル
610a 監視観測情報関連監視観測施設テーブル
610b 監視観測情報管理テーブル
620 監視観測情報関連ファイル
b1 「台帳・図面・写真」ボタン
b2 「地図表示」ボタン
b3 「砂防指定地」ボタン
b4 「業務」ボタン
b5 「工事」ボタン
b6 「災害記録」ボタン
c4 地図操作メニュー
c5 地図操作ツールバー
c6 地図表示部
c41 「計測」ボタン
c42 「座標計測」ボタン
c43 「距離計測」ボタン
c44 「面積計測」ボタン
c45 「地図から検索」コンボボックス
c411 「計測ツール」画面
c51 「流域検索」ツールバー
c52 「住所検索」ツールバー
c53 「三次元解析」ツールバー
c531 「断面図の測線描画」ボタン
c532 「三次元表示」ボタン

Claims (12)

  1. 通信ネットワークで接続された端末からのアクセスにより、予め保存された砂防情報を表示する砂防関連情報管理システムであって、
    ユーザ情報を設定したシステム制御データベースと、前記砂防情報の基本情報として、識別番号をキーとして互いに関連付けられた砂防情報基本データベース、砂防情報基本ファイルデータおよび砂防情報基本地図データが保存された少なくとも1つの記憶手段と、
    前記システム制御データベースの前記ユーザ情報を参照し、前記端末からのアクセスの許可を判定するシステム制御部と、
    前記システム制御部に接続され、前記砂防情報基本データベースの個別情報と前記砂防情報基本ファイルデータを前記端末に表示させる台帳管理部と、
    前記システム制御部と前記台帳管理部に接続され、前記砂防情報基本地図データを前記端末に表示させる砂防基盤図管理部
    とを含むことを特徴とする砂防関連情報管理システム。
  2. 前記砂防情報基本ファイルデータは、前記砂防情報基本ファイルデータのフォルダ名に前記識別番号を設定することで前記砂防情報基本データベースと関連付けられる請求項1に記載の砂防関連情報管理システム。
  3. 前記砂防情報基本地図データは、前記砂防情報基本地図データの属性データに前記識別番号を設定することで前記砂防情報基本データベースと関連付けられる請求項1に記載の砂防関連情報管理システム。
  4. 前記砂防情報の基本情報の種類には、砂防設備情報と、砂防指定地情報と、業務情報と、工事情報と、監視観測施設情報と、光ケーブル情報と、工事用道路情報と、災害記録情報と、ボーリング調査結果情報および事業箇所情報を含む請求項1に記載の砂防関連情報管理システム。
  5. 前記台帳管理部は、前記砂防情報基本データベースの前記個別情報を前記端末に表示した画面に、
    表示された前記個別情報と関連付けられた前記砂防情報基本ファイルデータを表示するための砂防情報基本ファイルデータ表示ボタンと、
    表示された前記個別情報と関連付けられた前記砂防情報基本地図データを表示するための砂防情報基本地図データ表示ボタン
    とを表示する処理を含む請求項1ないし4のいずれか1項に記載の砂防関連情報管理システム。
  6. 前記台帳管理部は、前記砂防情報基本データベースの前記個別情報を前記端末に表示した画面に、表示された前記個別情報と関連付けられた前記砂防情報基本データベース内の他種類の前記砂防情報の基本情報を表示するための関連情報表示ボタンを表示する処理を含む請求項1ないし5のいずれか1項に記載の砂防関連情報管理システム。
  7. 前記砂防基盤図管理部は、地図操作ツールバーを前記砂防情報基本地図データが表示された画面内に自由に配置できる請求項1ないし6のいずれか1項に記載の砂防関連情報管理システム。
  8. 前記砂防基盤図管理部は、表示した前記砂防情報基本地図データ上で指定された地点の座標を計測する処理と、
    表示した前記砂防情報基本地図データ上で複数地点により指定された区間の距離を計測する処理と、
    表示した前記砂防情報基本地図データ上で複数地点により指定された区域の面積を計測する処理
    とを含む請求項1ないし7のいずれか1項に記載の砂防関連情報管理システム。
  9. 前記砂防基盤図管理部は、表示した前記砂防情報基本地図データ上で任意の範囲を指定させ、前記範囲に含まれる地図情報に設定された前記識別番号を前記台帳管理部に渡し、前記台帳管理部に、前記識別番号をキーに前記砂防情報基本データベースを検索させ、関連付けられている前記砂防情報基本データベースの前記個別情報を表示させる処理を含む請求項1ないし8のいずれか1項に記載の砂防関連情報管理システム。
  10. 前記砂防情報として、前記砂防情報基本地図データに前記識別番号をキーとして関連付けられた三次元地図データを前記記憶手段に保存し、前記砂防基盤図管理部に接続され、前記三次元地図データを前記端末に表示させる三次元解析部をさらに含む請求項1ないし9のいずれか1項に記載の砂防関連情報管理システム。
  11. 前記砂防情報として、前記事業箇所情報に前記識別番号をキーとして関連付けられた事業進捗データベースと事業進捗ファイルデータを前記記憶手段に保存し、前記台帳管理部に接続され、前記事業進捗データベースと前記事業進捗ファイルデータを前記端末に表示させる事業進捗管理部をさらに含む請求項4ないし10のいずれか1項に記載の砂防関連情報管理システム。
  12. 前記砂防情報として、前記監視観測施設情報に前記識別番号をキーとして関連付けられた監視観測情報データベースと監視観測情報ファイルデータを前記記憶手段に保存し、前記台帳管理部に接続され、前記監視観測情報データベースと前記監視観測情報ファイルデータを前記端末に表示させる監視観測情報解析部をさらに含む請求項4ないし11のいずれか1項に記載の砂防関連情報管理システム。
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