JP2011058762A - レンジフードファン - Google Patents

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Abstract

【課題】火災時等に、送風機の吐出口から火炎が吹き出すことを防止できるレンジフードファンとする。
【解決手段】フード10とフィルタ20と送風機30を備えたレンジフードファンであって、前記送風機30の吐出側部に電動式シャッタ40を設け、前記フード10の周辺の温度が設定温度以上のときに、前記電動式シャッタ40を閉鎖状態とし、火災が発生したときや、調理によって火炎が発生した火災時等に、送風機30の吐出口30aから火炎が吹き出すことを防止する。
【選択図】図2

Description

本発明は、調理用加熱器具の上方に設置され、調理によって発生した燃焼ガスや油煙などを捕集するレンジフードファンに関する。
従来より、調理用加熱器具の上方に設置され、調理によって発生した燃焼ガスや油煙などを捕集するレンジフードファンとしては、特許文献1に開示されたように捕集した燃焼ガスや油煙などをダクトを通して屋外に排気する屋外排気型のレンジフードファン、特許文献2に開示されたように捕集した燃焼ガスや油煙などを脱臭ユニットを通して室内に循環する室内循環型のレンジフードファンが知られている。
特開平5−340586号公報 特開2006−322648号公報
前述したレンジフードは、フードと送風機とフィルタを備え、調理によって発生した油煙に含まれる油脂分は、前記フィルタによって多くは取り除かれることになる。その後、前記フィルタで取り除かれなかった油脂分は送風機へと流れ込み、送風機内部にて、その油脂分の一部が取り除かれる。
ここまでで油煙に含まれる油脂分のほとんどは取り除かれることになるが、完全に取り除くことは極めて難しいのが現状で、前記送風機の吐出口からわずかながら油脂分が排出される。
このために、前述の屋外排気型のレンジフードファンにおいては、送風機の吐出口からダクトへとわずかながら油脂分が流れ込み、長期間の使用によってダクト内に油脂分が付着することがある。
したがって、火災時や調理により火炎が発生したとき(以下、火災時等という)に、送風機の吐出口から火炎が吹き出し、その火炎がダクト内に進入することがあり、その場合にはダクト内に付着した油脂分に引火してダクト火災が発生する恐れがあった。
また、前述の室内循環型のレンジフードファンであると、火災時等に送風機の吐出口から吹き出した火炎が脱臭ユニット内に進入し、その脱臭ユニットを通って火炎が室内に入り込む恐れがあった。
本発明の目的は、火災時等に送風機の吐出口から火炎が吹き出すことを防止し、屋外排気型のレンジフードファンの場合には、火炎によってダクト火災が発生することがなく、室内循環型のレンジフードファンの場合には、火炎が室内に入り込むことがないようにしたレンジフードファンとすることである。
本発明は、フード10とフィルタ20と送風機30を備え、その送風機30を駆動することで調理によって発生した燃焼ガス、油煙、臭気などをフィルタ20を通して送風機30の吐出口30aから排出するようにしたレンジフードファンであって、
前記送風機30の吐出側部に、その吐出側部を閉鎖する閉鎖状態と、吐出側部を開放する開放状態に作動する電動式シャッタ40を設け、
該電動式シャッタ40は、レンジフードファンが稼動しているときには開放状態で、前記フード10の周辺の温度が設定温度以上のときに閉鎖状態となるようにしたことを特徴とするレンジフードファンである。
本発明においては、前記フード10の周辺の温度が設定温度以上のときに、前記送風機30を停止するようにできる。
このようにすれば、火災時等に送風機30が火炎を吸い込んで吐出口30aからいきおい良く吐出することがないので、火災時等に送風機30の吐出口30aから火炎が吹き出すことを確実に防止できる。
本発明においては、前記電動式シャッタ40は、通電しているときには開放状態で、通電しないときには閉鎖状態に作動して閉鎖状態に保持するようにし、
この電動式シャッタ40に通電制御する通電制御手段60を設け、
この通電制御手段60は、フード10の周辺の温度が設定温度以上のときには電動式シャッタ40に通電しないようにできる。
このようにすれば、電動式シャッタ40に通電しなければ、その電動式シャッタ40が閉鎖状態となるので、電気系統の故障や、電源線の切断などが発生して電動式シャッタ40に通電できないときに電動式シャッタ40は閉鎖状態となるから、前述のことが発生した場合でも火災時等に、送風機30の吐出口30aから火炎が吹き出すことを防止できる。
本発明においては、前記送風機30は、通電しているときには駆動し、通電しないときには停止するようにし、
前記通電制御手段60は、フード10の周辺の温度が設定温度以上のときには送風機30に通電しないようにできる。
このようにすれば、送風機30に通電しなければ、送風機30が停止するので、電気系統の故障や、電源線の切断などが発生したときには送風機30は停止するから、前述のことが発生した場合でも火災時等に送風機30の吐出口30aから火炎が吹き出すことを確実に防止できる。
本発明においては、前記電動式シャッタ40は、シャッタ用電動モータ42に通電することでシャッタ41を開放位置に作動して開放状態となり、前記シャッタ用電動モータ42に通電しないとシャッタ41が閉鎖位置に作動して閉鎖状態となるようにし、
前記通電制御手段60は、操作部62からの操作指令に基づいてシャッタ用電動モータ42に通電制御する制御部61と、スイッチ手段65を有し、
前記スイッチ手段65は、フード10の周辺の温度が設定温度以下のときには制御部61に電気を供給し、設定温度以上のときには制御部61に電気を供給しないようにできる。
このようにすれば、制御部61がどのような状態であってもフード10の周辺の温度が設定温度以上のときには制御部61に通電されなくなり、その結果シャッタ用電動モータ42に通電しなくなるので、シャッタ用電動モータ42を誤作動することなく必ず閉鎖状態となる。
したがって、火災時等に送風機30の吐出口30aから火炎が吹き出すことを確実に防止できる。
本発明においては、前記送風機30は、ファン用電動モータ33に通電することでファン32を回転し、そのファン用電動モータ33に通電しないとファン32が停止するようにし、
前記通電制御手段60の制御部61は、操作部62からの操作指令に基づいてファン用電動モータ33に通電制御するようにできる。
このようにすれば、制御部61がどのような状態であってもフード10の周辺の温度が設定温度以上のときには制御部61に通電されなくなり、その結果ファン用電動モータ33に通電しなくなるので、送風機30を誤動作することなく必ず停止できる。
したがって、火災時等に送風機30の吐出口30aから火炎が吹き出すことを確実に防止できる。
本発明においては、前記スイッチ手段65は、前記フード10の周辺の温度が設定温度以上のときにOFFし、設定温度以下のときにONする温度感応型のスイッチとし、
このスイッチ手段65を、前記制御部61と電源63を接続する電源回路64に設け、フード10の周辺の温度が設定温度以上の時には電源回路64を遮断するようにできる。
このようにすれば、スイッチ手段65としてサーモスタットを用い、そのサーモスタットで電源回路64を遮断すれば良く、誤動作せずに確実に制御部61に通電しないようにできる。
本発明においては、前記電動式シャッタ40の出口を脱臭ユニット50の入口側に連通し、
この脱臭ユニット50の出口側を室内に連通することができる。
このようにすれば、室内循環型のレンジフードファンとすることができる。
しかも、火災時等に脱臭ユニット50に火炎が吹き込むことがない。
本発明によれば、火災の発生時や調理によって火炎が発生した火災時等に、電動式シャッタ40で送風機30の吐出口30aが閉じられるので、送風機30の吐出口30aから火炎が吹き出すことを防止できる。
したがって、屋外排気型のレンジフードファンの場合には、火炎によってダクト火災が発生することがなく、室内循環型のレンジフードファンの場合には、火炎が室内に入り込むことがないようにできる。
本発明の実施の形態を示す全体側面図である。 レンジフードファンの一部破断拡大側面図である。 通電制御手段の説明図である。
図1に示すように、調理用加熱器具1の上方に、本発明のレンジフードファン2が設置されている。
前記調理用加熱器具1は、キャビネット3に載置した電磁誘導加熱調理器(IHクッキングヒータ)であるが、これに限ることはなく電気コンロ、ガス燃焼加熱調理器などでもよい。
前記レンジフードファン2は、フード10、フィルタ20、送風機30を備え、その送風機30を駆動することで調理によって発生した燃焼ガス、油煙、臭気などをフィルタ20を通して送風機30が吸い込み、その吐出口30aから排出する。
前記送風機30の吐出側部には電動式シャッタ40が設けてある。
この電動式シャッタ40は閉鎖状態と開放状態に作動する。
前記電動式シャッタ40が閉鎖状態のときには、送風機30の吐出側部を閉鎖し、送風機30が吸い込んだ燃焼ガス、油煙、臭気などを吐出口30aから排出できないようにする。
前記電動式シャッタ40が開放状態のときには、送風機30の吐出側部を開放し、送風機30が吸い込んだ燃焼ガス、油煙、臭気などを吐出口30aから排出できるようにする。
図1に示すレンジフードファンにおいては、その電動式シャッタ40の出口が脱臭ユニット50の吸気側に連通している。
この脱臭ユニット50は、送風機30が吸い込んだ燃焼ガスのすす、油煙の油脂分、臭気などを除去して清浄の空気とする。
前記脱臭ユニット50はフード10の上面に設置され、幕板4で覆われている。
この脱臭ユニット50の排気側は幕板4の開口部から室内に連通し、前述のように清浄化した空気を室内に循環する。
これによって、空気循環型のレンジフードファンとしてある。
前記電動式シャッタ40の出口にダクトを接続し、このダクトを屋外側まで配設することで、送風機30が吸い込んだ燃焼ガス、油煙、臭気などを屋外に排気する屋外排気型のレンジフードファンとしても良い。
この場合には脱臭ユニット50を設けなくとも良いが、脱臭ユニット50の排気側に前記ダクトを接続しても良い。
前記電動式シャッタ40は、レンジフードファン2が稼動しているとき(送風機30が駆動しているとき)には開放状態に作動し、フード10の周辺の温度が設定温度(例えば80℃)を超えたとき、つまり設定温度以上のときには閉鎖状態に作動するようにしてある。
例えば、電動式シャッタ40に通電しているときには開放状態に作動し、電動式シャッタ40に通電しないときには閉鎖状態に作動して、その閉鎖状態で保持する。
そして、通電制御手段60によって電動式シャッタ40に通電制御され、前述のようにフード10の周辺の温度が設定温度を超えたときには通電制御手段60が電動式シャッタ40に通電しないようにする。
このようにすれば、火災時や調理により火炎が発生したとき(以下、火災時等という)に、その火炎がフード10まで到達し、フード10の周辺の温度が設定温度以上に上昇すると、通電制御手段60が電動式シャッタ40に通電しないようにして電動式シャッタ40が閉鎖状態となるので、前述の火炎が送風機30の吐出口30aから吹き出すことを防止できる。
このとき、送風機30が駆動状態で、火炎を吸い込んで吐出口30aから強く吹き出すようであっても、電動式シャッタ40が閉鎖状態であるから、火炎が吐出口30aから吹き出すことを防止できる。
したがって、火災時等に送風機30の吐出口30aから火炎が吹き出すことがなく、室内循環型のレンジフードファンの場合に、火炎が室内に入り込むことがなく、屋外排気型のレンジフードファンの場合には火炎によってダクト火災が発生することがない。
前記通電制御手段60を、フード10の周辺の温度が設定温度以上のときに送風機30を停止するようにしても良い。
例えば、送風機30を、通電しているときに駆動し、通電しないときには停止するようにし、前記通電制御手段60を、フード10の周辺の温度が設定温度以上のときに送風機30に通電しないようにする。
このようにすれば、火災時等に電動式シャッタ40が閉鎖状態となると、駆動していた送風機30が停止するので、送風機30が火炎を吸い込むことがないので、送風機30の吐出口30aから火炎が吹き出すことを確実に防止できる。
前記レンジフードファン2のフード10は、図2に示すように、天板11と周面板12で下面が開口した箱形状で、そのフード10の内面には上支持板13と下支持板14が設けてある。
この上支持板13と下支持板14とに亘ってフィルタ20、例えばグリスフィルタを取り付けてフード10内に吸込み空間15を形成している。
前記フィルタ20と対向して整流板21が取り付けてある。
前記送風機30は、ハウジング31内にファン32(シロッコファン)を設け、そのファン32をファン用電動モータ33で回転駆動するように構成してある。
前記ハウジング31をフード10の天板11に連結して送風機30をフード10内に取り付け、その吸込口30bがフード10の吸込み空間15に連通し、前記ファン用電動モータ33でファン32を回転駆動することで、調理によって発生した燃焼ガス、油煙、臭気などをフィルタ20を通して吸込口30bから吸い込み、吐出口30bから排出する。
前記フード10の形状は図2に示すものに限ることはなく、任意の形状とすることができる。
前記フィルタ20はグリスフィルタに限ることはないし、整流板21を設けなくとも良く、このフィルタ20は送風機30のハウジング31内に設けることもできる。
前記送風機30はフード10の外部に取り付けても良い。
要するに、本発明のレンジフードファンは、フード10とフィルタ20と送風機30を備え、その送風機30を駆動することで調理によって発生した燃焼ガス、油煙、臭気などをフィルタ20を通して吐出口30aから排出するものであれば良い。
前記電動式シャッタ40は、シャッタ41とシャッタ用電動モータ42を備え、そのシャッタ用電動モータ42によってシャッタ41を開放位置、閉鎖位置に移動する。
例えば、シャッタ41をばねにより閉鎖位置に向けて付勢することで、シャッタ41を閉鎖位置に保持し、シャッタ用電動モータ42が回転駆動することでシャッタ41が開放位置に向けて移動するようにしてある。
そして、シャッタ用電動モータ42に通電されずに停止している状態で、そのシャッタ用電動モータ42に通電して回転駆動するとシャッタ41は図2に仮想線で示す開放位置に移動し、電動式シャッタ40は開放状態となる。
前述の状態で、シャッタ用電動モータ42への通電を止めて停止すると、シャッタ41は自動的に、図2に実線で示す閉鎖位置に移動し、電動式シャッタ40は自動的に閉鎖状態となる。
図2に示す電動式シャッタ40は、シャッタ41を筒体43内に開放位置と閉鎖位置とに揺動自在に設け、ばねでシャッタ41を開放位置に付勢して保持し、シャッタ用電動モータ42でシャッタ41を開放位置に向けて揺動するようにしてある。
前記筒体43には、シャッタ41が開放位置であることを検出するセンサ44が設けてある。このセンサ44としてはシャッタ41が接することでONするスイッチが用いられるが、他の手段であっても良い。
そして、前記筒体43を送風機30の吐出口30aと連通することで、吐出口30aを開、閉するようにしてある。
前記電動式シャッタ40は、前述のものに限ることはなく任意のものを用いることができる。
例えば、シャッタ41で送風機30の吐出口30aを直接開閉する電動式シャッタとすることができる。
具体的には、シャッタ41を送風機30のハウジング31又はフード10に沿って開放位置と閉鎖位置とに亘ってスライド自在に設け、シャッタ用電動モータ42の回転を往復動に変換する手段(ラック・ピニオンやカム、リンク機構など)でシャッタ41を開放位置と閉鎖位置にスライドさせる。
前記脱臭ユニット50は、ケース51内に油分解フィルタ52、脱臭フィルタ53、除塵フィルタ54を取り付けてある。そのケース51をフード10の天板11の上面に取り付けて、ケース51の吸気口55が電動式シャッタ40の出口と連通している。そのケース51が幕板4内に位置し、室内から見たときに幕板4で覆われてケース51が見えないようにしてある。
前記ケース51の上部には排気口56が形成してある。
このようであるから、送風機30を駆動すると共に、電動式シャッタ40が開放状態のときに、送風機30から排出された燃焼ガス、油煙、臭気などが電動式シャッタ40からケース51の吸気口55に流入し、油分解フィルタ52で油脂分が除去され、脱臭フィルタ53で臭気が除去され、除塵フィルタ54ですすが除去されて清浄の空気とする。
そして、清浄の空気が排気口56から流出して幕板4の開口部を通って室内に循環する。
図2に示すように、前記通電制御手段60はフード10の前部寄りに取り付けてある。
この通電制御手段60は図3に示すように、前記送風機3のファン用電動モータ33、電動式シャッタ40のシャッタ用電動モータ42に通電制御する制御部(制御基板)61と、この制御部61に制御指令を送る操作部62と、前記制御部61と電源63の接続する電源回路64に設け、その電源回路64を遮断・接続するスイッチ手段65を有している。前記電動式シャッタ40のセンサ44の検出信号は制御部61に送られる。
前記操作部62は、切指令を送る切スイッチ66、運転指令を送る運転スイッチ67、例えば弱運転指令を送る弱運転スイッチ67a、中運転指令を送る中運転スイッチ67b、強運転指令を送る強運転スイッチ67c、リモコンからの指令を受けるリモコン受光部68などを有している。
前記スイッチ手段65は、感知した温度でON,OFFする温度感応型のスイッチ、例えばサーモスタットで、前述した設定温度以上の温度を感知するとOFFして電源回路64を遮断し、設定温度以下の温度を感知するとONして電源回路64を接続する。
このスイッチ手段65は、前記フード10の前部寄り下部に設けてあり、そのフード10の周辺の温度を感知してON,OFFする。
前記スイッチ手段65は、前記電源回路64を遮断・接続するスイッチと前記フード10周辺の温度を検出する温度センサを備え、その温度センサで検出した温度を制御部61に入力し、その温度センサが設定温度以上の温度を検出して制御部61に入力すると、制御部61がスイッチをOFFとし、前記温度センサが設定温度以下の温度を検出して制御部61に入力すると、制御部61がスイッチをONするようにしても良い。
つまり、スイッチ手段64は、フード10の周辺の温度が設定温度以上のときには制御部61に電気を供給しないようにし、設定温度以下のときには制御部61に電気を供給するようなものである。
このように、フード10の周辺の温度が設定温度以上のときにスイッチ部65をOFFし、制御部61と電源63を遮断するので、制御部61に電気が供給されなくなる。
したがって、制御部61がどのような制御状態であっても、ファン用電動モータ33、シャッタ用電動モータ42に電気が供給されなくなって各電動モータは直ちに停止するので、火災時等に火炎が送風機30の吐出口30aから吹き出すことを確実に防止できる。
前記制御部61は、スイッチ部65がOFFして電気が供給されなくなると、操作部62から送られていた制御指令を消去するようにしてある。
次に、作動を説明する。
前記レンジフードファンが停止している状態では、ファン用電動モータ33には通電されずに停止し、送風機30は停止していると共に、シャッタ用電動モータ42には通電されずに停止し、シャッタ41が閉鎖位置で電動式シャッタ40は閉鎖状態である。
前述の状態から、前記操作部62の運転スイッチ67を操作すると、制御部61に運転指令が送られる。
前記制御部61はシャッタ用電動モータ42に通電してシャッタ41を開放位置とし、電動式シャッタ40を開放状態とする。
この後、所定時間、例えばt1秒経過すると、制御部61はファン用電動モータ33に通電して送風機39を駆動する。
これによって、調理により発生した燃焼ガス、油煙、臭気などを送風機30が吸い込み、吐出口30aから電動式シャッタ40を通して脱臭ユニット50に排出し、レンジフードファンが起動する。
このように、電動式シャッタ40が開放状態となった後に送風機30が駆動するようにしたので、レンジフードファンの起動時に電動式シャッタ40部分から異音が発生することがない。
つまり、電動式シャッタ40が完全に開放状態となる前に送風機30が駆動されると、電動式シャッタ40を通過する空気流れによって異音が発生する。
図2に示す電動式シャッタ40は、シャッタ41が開放位置となったことを検出するセンサ44を備えているので、このセンサ44の検出信号が制御部61に送られると、制御部61がファン用電動モータ33に通電するようにしても良い。
このようにすれば、時間遅れでファン用電動モータ33に通電するのではなく、シャッタ41が開放位置(つまり、電動式シャッタ40が開放状態)となったことを確認してからファン用電動モータ33に通電するので、信頼性に優れ、レンジフードファンの起動時に電動式シャッタ40部分から異音が発生することを確実に防止できる。
また、電動式シャッタ40が前述のセンサ44を備えているので、前述のように運転スイッチ67を操作してから所定時間、例えばt2秒(t1<t2)経過してもセンサ44から検出信号が制御部61に送られない場合には、制御部61が異常であると判断し、送風機30及び電動式シャッタ40の電源を遮断し、さらに制御部61がランプや警報器を作動して異常状態であることを使用者にランプや警告音で知らせるようにできる。
例えば、図3に示すように、制御部61と電源63を接続する電源回路64にスイッチ70を設けると共に、ランプや警報器などの警告手段71を設ける。
そして、運転スイッチ67から運転指令が制御部61に送られてからt2秒経過してもセンサ44の検出信号が制御部61に入力されないときには、制御部61がスイッチ70をOFFして電源回路64を遮断すると共に、警告手段71を作動する。
前述のようにしてレンジフードファンが稼動しているときに、火災が発生したり、調理によって火炎が発生したりしてフード10の周辺の温度が設定温度以上の温度となると、スイッチ手段65がOFFする。
これによって、制御部61と電源63が遮断されるので、ファン用電動モータ33、シャッタ用電動モータ42に通電されなくなり、送風機30が停止すると共に、電動式シャッタ40が閉鎖状態となる。
したがって、火災が発生したり、調理により火炎が発生したときに、送風機30の吐出口30aから火炎が吹き出すことを防止できる。
前述のように火災発生時等にスイッチ部65がOFFして送風機30が停止し、電動式シャッタ40が閉鎖状態となった後に、フード10の周辺の温度が設定温度以下に低下するとスイッチ部65がONし、制御部61に通電するが、前述のように制御部61に送られていた操作指令(運転指令)が消去されているので、ファン用電動モータ33、シャッタ用電動モータ42に通電されることがなく、送風機30は停止したままで、電動式シャッタ40は閉鎖状態のままである。
前述の実施の形態では、フード10の周辺の温度が設定温度以上のときに制御部61と電源63を遮断して制御部61に通電しないようにすることで、各電動モータに通電しないようにして送風機30を停止すると共に、電動式シャッタ40を閉鎖状態としたが、これに限ることはない。
例えば、フード10の周辺の温度を検出する温度センサを設け、この温度センサが設定温度以上の温度を検出したとき、制御部61がファン用電動モータ33に通電しないようにすると共に、シャッタ用電動モータ42に通電しないようにする。
なお、シャッタ用電動モータ42を逆回転してシャッタ41を閉鎖位置に移動するようにすることもできる。
前述の各説明では、フード10の周辺の温度が設定温度以上のときに送風機30を停止すると共に、電動式シャッタ40を閉鎖状態としたが、送風機30を停止しなくとも良い。
1…調理用加熱器具、2…レンジフードファン、10…フード、20…フィルタ、30…送風機、30a…吐出口、31…ハウジング、32…ファン、33…ファン用電動モータ、40…電動式シャッタ、41…シャッタ、42…シャッタ用電動モータ、50…脱臭ユニット、60…通電制御手段、61…制御部、62…操作部、63…電源、64…電源ユニット、65…スイッチ手段、67…運転スイッチ。

Claims (8)

  1. フード10とフィルタ20と送風機30を備え、その送風機30を駆動することで調理によって発生した燃焼ガス、油煙、臭気などをフィルタ20を通して送風機30の吐出口30aから排出するようにしたレンジフードファンであって、
    前記送風機30の吐出側部に、その吐出側部を閉鎖する閉鎖状態と、吐出側部を開放する開放状態に作動する電動式シャッタ40を設け、
    該電動式シャッタ40は、レンジフードファンが稼動しているときには開放状態で、前記フード10の周辺の温度が設定温度以上のときに閉鎖状態となるようにしたことを特徴とするレンジフードファン。
  2. 前記フード10の周辺の温度が設定温度以上のときに、前記送風機30を停止するようにした請求項1記載のレンジフードファン。
  3. 前記電動式シャッタ40は、通電しているときには開放状態で、通電しないときには閉鎖状態に作動して閉鎖状態に保持するようにし、
    この電動式シャッタ40に通電制御する通電制御手段60を設け、
    この通電制御手段60は、フード10の周辺の温度が設定温度以上のときには電動式シャッタ40に通電しないようにした請求項1又は2記載のレンジフードファン。
  4. 前記送風機30は、通電しているときには駆動し、通電しないときには停止するようにし、
    前記通電制御手段60は、フード10の周辺の温度が設定温度以上のときには送風機30に通電しないようにした請求項3記載のレンジフードファン。
  5. 前記電動式シャッタ40は、シャッタ用電動モータ42に通電することでシャッタ41を開放位置に作動して開放状態となり、前記シャッタ用電動モータ42に通電しないとシャッタ41が閉鎖位置に作動して閉鎖状態となるようにし、
    前記通電制御手段60は、操作部62からの操作指令に基づいてシャッタ用電動モータ42に通電制御する制御部61と、スイッチ手段65を有し、
    前記スイッチ手段65は、フード10の周辺の温度が設定温度以下のときには制御部61に電気を供給し、設定温度以上のときには制御部61に電気を供給しないようにした請求項3記載のレンジフードファン。
  6. 前記送風機30は、ファン用電動モータ33に通電することでファン32を回転し、そのファン用電動モータ33に通電しないとファン32が停止するようにし、
    前記通電制御手段60の制御部61は、操作部62からの操作指令に基づいてファン用電動モータ33に通電制御するようにした請求項5記載のレンジフードファン。
  7. 前記スイッチ手段65は、前記フード10の周辺の温度が設定温度以上のときにOFFし、設定温度以下のときにONする温度感応型のスイッチとし、
    このスイッチ手段65を、前記制御部61と電源63を接続する電源回路64に設け、フード10の周辺の温度が設定温度以上の時には電源回路64を遮断するようにした請求項5又は6記載のレンジフードファン。
  8. 前記電動式シャッタ40の出口を脱臭ユニット50の入口側に連通し、
    この脱臭ユニット50の出口側を室内に連通した請求項1〜7いずれか1項に記載のレンジフードファン。
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