JP2011057104A - 自動二輪車 - Google Patents

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Abstract

【課題】灯火器機能を有しない機能部品そのものを照射装置により照射することにより、灯火器機能を付与して多機能化させ、斬新な外観を得る。
【解決手段】自動二輪車1のバックミラー12を、ミラー60と、その裏面の中央部に配置された照射手段61と、裏面カバー62で構成し、裏面カバー62は乳白色の透明ミラーベース65で構成し、照射手段61でミラーベース65を内側から照射すると、裏面カバー62がぼんやりと発光してポジションライトとして機能する。
【選択図】図6

Description

本発明は、自動二輪車に係り、特に機能部品を灯火器として多機能化したものに関する。
自動二輪車に設けられたバックミラーにウインカを一体化して多機能化したものがあり、ミラーの裏側を覆うケーシングの一部を加工して灯火器であるウインカを裏面側へ臨ませたもの(特許文献1)がある。
特開2001−213375号公報
特許文献1に開示されたバックミラーは、単にバックミラーとウインカを一体化したものに過ぎず、ウインカは非発光時でも外観できる構成になっているため、ウインカを使用しないときは外観がバックミラーにウインカが一体化したものであり、ウインカを外観から認識できないようにすることはできない。
しかし、ウインカのような灯火器を発光させて使用するときのみ認識でき、非発光時には灯火器(ウインカ)を認識できずバックミラーのみを認識できるようにすることができれば、灯火器を使用しないときは、バックミラーを灯火器でない本来の機能を有する機能部品とし、灯火器を使用するときは多機能化部品とすることができるので、バックミラーに斬新な外観を持たせるようにすることができる。上記特許文献はこのような思想を備えるものではなく、他にもこのような思想を有するものは見いだせない。
そこで、本願発明は、本来灯火器でない別の機能を有する機能部品に対して、発光させて使用するときのみ灯火器を認識できる灯火器機能を設けて多機能化することを目的とする。
上記課題を解決するため自動二輪車に係る請求項1の発明は、灯火器以外の機能を有する機能部品を備えた自動二輪車において、
前記機能部品に電源電圧の印加によって発光される発光部を有する照射手段を備え、この照射手段の前記発光部によって前記機能部品自体を照射することにより灯火器として機能させたことを特徴とする。
請求項2に記載された発明は請求項1において、前記機能部品がバックミラーであって、前記照射手段がバックミラーの裏面を照射するようになっていることを特徴とする。
請求項3に記載された発明は上記請求項2において、前記照射手段が他の灯火器よりも低照度で前記機能部品を照射するようになっていることを特徴とする。
請求項4に記載された発明は請求項1において、前記照射手段が、電動機を搭載するパワーユニットであることを特徴とする。
請求項5に記載された発明は請求項4において、前記照射手段が、複数態様に発光可能なものであって、バッテリの残存状態に応じて発光態様を可変とすることを特徴とする。
請求項6に記載された発明は請求項4又は5のいずれかにおいて、前記照射手段は、複数色発光可能なLEDで構成され、前記電動機の外観に沿うように複数配置されたことを特徴とする。
請求項7に記載された発明は請求項1〜6のいずれかにおいて、所定のメッセージを表示することにより周囲とコミュニケーションをするメッセージ表示手段を設けたことを特徴とする。
請求項8に記載された発明は請求項7において、前記メッセージ表示手段を車体の後部に設けたことを特徴とする。
請求項9に記載された発明は請求項7において、前記メッセージ表示手段を車体の前部に設けたことを特徴とする。
請求項10に記載された発明は請求項1〜9のいずれかにおいて、車体後部にテールランプを備え、このテールランプに紐等を掛止するための部位を設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、照射手段が、機能部品自体を照射することにより、灯火器以外の本来の機能を有する機能部品を新たに灯火器として機能させることができ、この機能部品を多機能化するとともに、照射手段の光照射による発光時には機能部品に斬新な外観を得ることができる。
請求項2に記載の発明によれば、照射手段が、バックミラーの裏面を照射することにより、バックミラーを灯火器として多機能化し、発光時の斬新な外観を得ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、照射手段が、他の灯火器より低照度で機能部品を照射することにより、対向車に対して幻惑の発生を防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、照射手段が、電動機を搭載するパワーユニットを照射することで、パワーユニットの光照射部を発光させ、パワーユニットを灯火器として多機能化するとともに、発光時におけるパワーユニットの斬新な外観を得ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、照射手段が、バッテリの残存状態に応じて複数の発光態様に可変して発光されるので、発光態様によってバッテリ残存量を簡単に把握することができる。
請求項6に記載の発明によれば、照射手段の発光部が、電動機の外観に沿うように複数色発光可能なLEDを複数配置しているので、バッテリの残存状態に応じて複数色に表示を変化させるので、より一層バッテリ残量の視認性を向上させることができる。
請求項7に記載の発明によれば、周囲とのコミュニケーションをするためのメッセージ表示手段を設けたので、周囲とのコミュニケーションが容易になる。
請求項8に記載の発明によれば、メッセージ表示手段を車体後部に設けたので、後続する車両に対して「お先にどうぞ」などのメッセージを表示させることができる。
請求項9に記載の発明によれば、メッセージ表示手段を車体前部に設けたので、例えば歩行者に対して「お通りください」等のメッセージを表示させることができる。
請求項10に記載の発明によれば、車体後部に設けたテールランプに、紐等を掛止するための部位を設けることで、運搬性能の向上を図ることができる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の全体側面図 本発明の実施形態に係る自動二輪車の特徴部分を示す概念図 本発明の実施形態に係る自動二輪車を前方から視た正面図 本発明の実施形態に係る自動二輪車を後方から視た背面図 自動二輪車のバッテリー収容部を示す斜視図 バックミラーの詳細を示す図 フロントメッセージ部の詳細を示す図 フロントメッセージ部の別態様を示す図 バッテリ残量表示部を示す図 リヤストップランプを示す断面図 リヤストップランプの変形例を示す断面図 リヤメッセージ部を示す図
以下、図面に基づいて実施例を説明する。
図1は実施例に係る自動二輪車の全体側面図、図2はこの自動二輪車における概念図、図3は自動二輪車を前方から視た正面図、図4は自動二輪車を後方から視た背面図である。
図1において、この自動二輪車は、電気で駆動走行可能な電動式自動二輪車1として構成され、車体外装部品として樹脂製のモノコックフレーム2とその前部に設けられて運転者の足の前方を覆うレッグシールド3を備え、これらのモノコックフレーム2とレッグシールド3の内側に、メインフレーム4(図2)が設けられている。
メインフレーム4の前端部にはヘッドパイプ5が設けられ、このヘッドパイプ5にフロントフォーク6が回動自在に支承されている。フロントフォーク6はフロントフェンダ7を跨いで左右一対をなして下方へ延び、下端部間で前輪8を支持している。フロントフォーク6の上端には操向用のハンドル9(図2)が連結され、ハンドル9の左右両端部分であるハンドルグリップ10を回動させることにより前輪8が操舵自在になっている。ハンドル9はハンドルカバー11で覆われている。
図3において、左右のハンドルグリップ10近傍には、機能部品となるバックミラー12がそれぞれ外側方かつ斜め上方へ突出して設けられている。ハンドルカバー11のハンドルグリップ10近傍部前面にはLEDで構成されたフロントウインカ13設けられている。
ヘッドパイプ5の前方はフロントカバー14で覆われ、このフロントカバー14の上部にヘッドライト15が配置されている。ヘッドライト15はLED式であり、その一部にリング状のバッテリ残量表示部15aが設けられ、残量に応じた発光を行うことによりバッテリ残量を表示するようになっている。
フロントカバー14のヘッドライト15下方に、フロントメッセージ部16が設けられている。フロントメッセージ部16は車体前方側における歩行者等へ適宜内容のメッセージを表示してコミュニケーションするためのものであり、取付け位置は歩行者等から見やすい場所であれば車体前部の適宜位置が可能である。詳細は後述する。
フロントカバー14は上方のハンドルカバー11及び下方のフォークカバー17と連続一体に形成されている。フォークカバー17は左右のフロントフォーク6の各側方を覆っている。
フロントフォーク6の下端には、前輪パワーユニット18が支持されている。前輪パワーユニット18は側面視(図1)で前輪8の中央に配置され、車軸19を介して前輪8を図示しない電動モータで回転駆動する。電動モータは図示しないブレーキとともに前輪パワーユニット18に内蔵されている。前輪パワーユニット18の左右両側面にはバッテリ残量表示部20が設けられている。このバッテリ残量表示部20は前輪パワーユニット18の側面を後述する照射手段で光を照射したときだけ発光して出現するものであり、このバッテリ残量表示部20が出現すると前輪パワーユニット18が本発明の灯火器としても機能することになる(詳細は後述する)。前輪パワーユニット18は後方に突出するリンクアーム21を介してフロントサスペンションを構成するフロントフォーク6の下端部へピボット22で揺動自在に支持されている。
図1及び2において、モノコックフレーム2の上方にはシート24が配置され、収納ボックス26上へ開閉可能に支持される。収納ボックス26はヘルメット27(図2)を収納できる大容量のものであり、上部の開口をシート24で開閉される。
図2に示すように、収納ボックス26の下方に位置するメインフレーム4には、バッテリー28が収容される。メインフレーム4の後端近傍部におけるモノコックフレーム2の内部には、照射手段の発光態様等を制御するための電子制御装置であるECU30が設けられている。
メインフレーム4の後端部には、ピボット31を介してリヤフォーク32の前端が揺動可能に取付けられている。リヤフォーク32の後端部には後輪パワーユニット33が両持ち支持されている。後輪パワーユニット33は前輪パワーユニット18と同様に、電動モータとブレーキ(共に図示省略)を内蔵し、電動モータにより車軸34を介して後輪35を回転駆動する。また、後輪パワーユニット33の左右両側面には前輪側と同様のバッテリ残量表示部20が設けられている。
リヤフォーク32の前端部とメインフレーム4の後端部に設けられたクッション支持部36との間に小型のサスペンション37が配置されている。
図1に示すように、メインフレーム4はその一部がモノコックフレーム2及びレッグシールド3の各下部から露出しており、この露出部の左右両側面にステップ38が取付けられている。
シート24後方のモノコックフレーム2の後部にリヤフェンダ部39が設けられ、後輪35の上方を覆っている。このリヤフェンダ部39の上部にはキャリア40が支持されている。図4に示すように、キャリア40の後端にはリヤメッセージ部41が設けられている。リヤメッセージ部41は後続車へ適宜内容のメッセージを表示してコミュニケーションするためのものであり、取付け位置は後続車から見やすい場所であれば車体後部の適宜位置が可能である。さらにリヤフェンダ部39の後部における左右両側にはリヤウインカ42が左右一対で設けられ、リヤフェンダ部39の後端面にはテールライト44が後方へ突出して設けられている。
なお、バックミラー12、フロントウインカ13、ヘッドライト15、フロントメッセージ部16、バッテリ残量表示部20を有する前輪パワーユニット18及び後輪パワーユニット33、リヤメッセージ部41、リヤウインカ42並びにテールライト44はそれぞれ灯火器に相当し、バックミラー12、前輪パワーユニット18及び後輪パワーユニット33は灯火器と異なる機能を有する機能部品である。
これらの灯火器は、バッテリー28を電源として発光し、さらに前輪パワーユニット18及び後輪パワーユニット33の電動モータもバッテリー28を電源として駆動される。
次に、メインフレーム4について詳細に説明する。図5のAはメインフレーム4の斜視図であり、メインフレーム4は、ヘッドパイプ5から斜めに下方へ延びる前部45と、その後端部から連続して略水平に延びる本体部46及び本体部46の後端部から後方かつ斜め上方へ突出するクッション支持部36とを一体にアルミダイキャストして得られる略舟形状をなす部材である。前部45は後半部側にバッテリ収納空間47aが形成される、これより前方側となる前半部側は中空のボックス形状になっている。
本体部46は全体がバッテリ収納空間47bをなし、これらのバッテリ収納空間47a及び47bは連続して一つのバッテリー収容部29をなしている。
図2に示すように、バッテリ収納空間47aには一つのバッテリ28が前部45の長さ方向に沿って傾斜して収容され、バッテリ収納空間47bには2つのバッテリー28が上下2段に重ねて収納される。
各バッテリ28は、バッテリー収容部29の上部開口より着脱自在であり、それぞれは側面視が略長方形をなすとともに一対の短辺が平行に傾斜している。この傾斜により前部45のバッテリ収納空間47aに対して効率よく収納できる。本体部46のバッテリ収納空間47bにおいては上下で傾斜が逆方向となるように配置する。
前部45のヘッドパイプ5側部分はボックス形状をなし、その上壁面48には、外気をバッテリ収納空間47a,46bに取り込むための通気孔49が形成され、ここから外気を取り込んで、傾斜する前部45のバッテリ収納空間47a内を斜め下方へ流し、さらに略水平の本体部46のバッテリ収納空間47b内を前方から後方へ流すことによって、発熱するバッテリ28を効果的に冷却できる。
また、前部45に空冷用の放熱フィン50を設けることにより前部45を冷却するとともに、アルミ合金の高い熱伝導率を利用して本体部46側まで効果的に空冷することができる。そのうえ、走行風を利用して効率的に放熱させることができ、走行風を受けやすい前面壁51の上下へ多数の放熱フィン50を設けるとともに、側面壁52の下部側にも放熱フィン50を設けてある。
図5のBはバッテリ収納状態における本体部46の横断面であり、各バッテリは横幅が狭く上下方向が長い、縦長断面である。このような断面形状を採用するとともに上下2段に重ねることによって、車体幅方向の拡大を抑制したスリムな形状を実現している。
また、バッテリー収容部29の上部開口はカバー53によって上方から覆われる。
こうすることによって、バッテリ28を剛性のあるメインフレーム4とカバー53でフルカバーできる。また、カバー53はバッテリー収容部29の上部開口部分に形成したフランジ54部分の外側へ被せることにより簡単に取付でき、すっきりした外観になる。
本体部46の側面には外方へ一体に突出するボス形状のステップ取付座55が形成され、ここにステップ38が取付けられる。ステップ38はラバー製の基部56と取付ネジ部57及び回り止め58を備え、取付ネジ部57及び回り止め58をステップ取付座55へ差し込み、ステップ取付座55内にて、回り止め58を予め設けられている係止部に係止した状態でナット59を締結することにより取付できる。
符号31aはピボット31を通すための筒部であり、左右方向へ本体部46と一体に形成されている。
次に、バックミラー12について詳細に説明する。本実施例におけるバックミラー12は光学系後方視認部材として灯火器と異なる本来の機能を有する部品であるが、これを灯火器としても機能できるようにした本願発明の多機能灯火器に相当する。
図6(a)はバックミラー12を裏面から見た図、(b)は(a)の6−6線断面図である。図6(a)、(b)において、バックミラー12は、円板状のミラー60と、その裏面の中央部に配置された照射手段61と、照射手段61を含むバックミラー12の裏側を覆う裏面カバー62を含む構成である。なお、バックミラー12は円形に限らず、種々な形状にすることができる。
照射手段61は複数のLED63と、これら複数のLED63の外側を覆う拡散レンズ64で構成される。拡散レンズ64は光源であるLED63の光を広い範囲に拡散させる無色又は着色の透光性部材であり、光度が中心から径方向外方へ漸減してグラデーションがかかるように光を拡散させる。LED63はミラー60の裏面に配置された回路基板(図示省略)上に取付けられ、車両のライティングスイッチ(図示省略)と連動してON・OFFされる。LED63の光量は、灯火器として機能するときの照度が周囲に配置されている他の灯火器(フロントウインカ13、ヘッドライト15など)より低照度になるよう設定される。
裏面カバー62はミラーベース65と、このミラーベース65の外側に積層された透明シリコン層66とからなる。透明シリコン層66は保護層であり、下側のミラーベース65の色を直接外部へ透過させて見せる。
ミラーベース65は一般のバックミラーにおける樹脂製ミラーベースと同様のものであるが、乳白色の半透明又は透明の樹脂製素材からなる点が異なる。なお、本実施例はバックミラー12の裏面カバー62を白色系デザインにするため、ミラーベース65を乳白色にしてあるが、裏面カバー62の色は自由であり、この色に応じてミラーベース65の色を決定する。
ミラーベース65の外周側先端は表側へ曲がりミラー60の外周を囲み、その先端縁はミラーの表面周囲に臨んでいる。(a)中の符号62aは取付部であり、基端がハンドルへ取付けられた支持パイプ62bの先端部へ一体化され、これら取付部62a及び支持パイプ62bの中空部を利用してLED63の回路基板に対する電線が配線されている。
このように構成したバックミラー12を搭載した車両を走行するとき、日中等で車両のライティングスイッチをOFFにしていると、LED63は点灯しない。このため、裏面カバー62は発光せず、ミラーベース65の乳白色がそのまま外観され、白色系の塗装色をなすバックミラー12としての外観を呈する。
夜間等で車両のライティングスイッチをONにすると、LED63が点灯し、その光が拡散レンズ64によって拡散するので、照射手段61は、光度が中心から径方向外方へ漸減してグラデーションがかかるように拡散された光をミラーベース65へ内側から照射する。この照射により、ミラーベース65は裏面が発光する。この発光はミラーベース65の中心から径方向外方へ漸減してグラデーションがかかったぼんやりしたものとなり、周囲からの被視認性を高めるポジションライトとして機能する。
しかも、ミラーベース65の外周部先端がミラー60の外周を囲んで表側へ臨んでいるので、ミラー60の周囲をリング状に弱い光で囲むため、車両の後方側からも視認でき、かつ運転者がバックミラー12を見るときの支障もない。そのうえ、ポジションライトとして機能する際の照度が周囲に配置されている他の灯火器(ヘッドライト・ウインカ等)より低照度になっているから、対向車の乗員等が幻惑することもない。
このように、照射手段61がバックミラー12(裏面カバー62)自体を照射することにより発光させるので、本来の光学系後方視認装置としての機能部品をポジションライトとしての灯火器に多機能化できる。しかも、従来例のように、裏面カバーの一部を加工して独立した灯火器を一体化したものと異なり、材料構成を除き、裏面カバー62自体には特別の加工を加えず、外部に臨む灯火器を設けないから、非発光時は通常の機能部品(バックミラー)そのものとしての外観をなし、非発光時に不要な灯火器の外観部分を何ら呈しないようにすることができる。すなわち灯火器機能を含む多機能部品において、非発光時に灯火器部分を外観させないようした斬新な外観を得ることができる。
図6(c)はバックミラーの変形例を示す(b)と同様断面図である。この例では、照射手段67が導光リング68とLED69で構成されている点が(b)と相違し、他の構成は同じである。
導光リング68は公知の導光体をリング状にしたものであり、内周面にその中心軸方向と平行な溝が周方向へ適当間隔で多数が形成され(図9の(c)参照)、ミラー60の裏面外周に沿って裏面カバー62の内側に配置される。LED69は導光リング68の内側に位置して導光リング68の内周面に光軸を向けて照射するよう、導光リング68の周方向に沿って複数配置される。この配置は導光リング68の全周に亘って適当間隔で配置される場合も、周方向の一部範囲に対してだけ配置してもよい。以下は全周に配置した例として説明する。
この構成のバックミラー12において、運転者が車両のライティングスイッチをONにすると、LED69が点灯して導光リング68の内周面を照射する。導光リング68の内周面には多数の溝が形成されているため、LED69の光はこの溝から導光リング68内へ入って全周へ導光され、導光リング68全体をリング状に発光させる。
その結果、裏面カバー62は照射手段67で外周部内側をリング状に照射され、外周部が最も明るく、径方向内方ほど暗くなるようグラデーションがかかった状態で発光する。この場合は外周側ほど明るくなるが、やはり全体としてグラデーションがかかったぼんやりしたものとなり、バックミラーをポジションライトとして機能させるに適した発光状態となる。
次に、フロントフォーク6の上部前面に設けられるフロントメッセージ部16に付き、図7及び図8を参照して詳細に説明する。
図7において、(a)はフロントメッセージ部16の正面図、(b)は(a)における7−7線断面図である。フロントメッセージ部16は、電源電圧の印加によって発光される液晶からなる発光表示部70と、この発光表示部70を取り付けた回路基板を含むベース体71と、ベース体71の表側に取り付けられて発光表示部70を覆う樹脂製で逆三角形状をなすカバー72とから構成されている。このカバー72は、不透明なスモーク処理又はハーフミラー処理されたものが使用されている。
発光表示部70は、予めECU30側に内蔵されている複数のメッセージを選択表示するようになっており、メータパネル等に設けられている所定のメッセージ表示スイッチもしくはリモコン式スイッチ等(いずれも図示省略)を操作して、所定のメッセージを選択表示させるメッセージ表示信号をECU30へ送ると、ECU30が選択された所定のメッセージを発光表示部70の液晶上に発光形成させ、カバー72を通して所定のメッセージ73を表示する。この例では、右折を意味すると右向き矢印となっているが、これに限らず、「お通りください」等の種々の文字列によるメッセージが可能であり、歩行者等の周囲に対する良好なコミュニケーションが可能になる。
また、メッセージを表示しないときは、カバー72が不透明なスモーク処理又はハーフミラー処理されているから、内部の発光表示部70は外観されないため、良好な外観性を維持できる。
図8には別態様の発光表示部を示し、(a)はフロントメッセージ部16の正面図、(b)は(a)における8−8線断面図、(c)は(b)の要部拡大図である。
この例では、発光表示部75が、複数のLED76と、この複数のLED76をドットマトリックス状に配置した回路基板77とで構成されている点が図7と相違する。他の部分は図7と同様である。
運転者が所定のメッセージを選択してメッセージ表示信号をECU30へ送ると、ECU30が選択された所定のメッセージを構成するLED76を点灯させて、複数の点灯するLED76によって所定のメッセージを発光形成する。その結果、図7と同様にカバー72を通して所定のメッセージ73を表示することができる。
次に、前輪パワーユニット18に設けられるバッテリ残量表示部20について図9により詳細に説明する。このバッテリ残量表示部20は、駆動系部材として灯火器と異なる本来の機能を有する前輪パワーユニット18に対して灯火器であるバッテリ残量表示部20を設けるものであって、本願発明の多機能灯火器に相当する。なお、後輪パワーユニット33におけるバッテリ残量表示部20は同じ構造である。以下、前輪パワーユニット18について説明する。
図9(a)は、前輪パワーユニット18の側面におけるバッテリ残量表示部20の拡大図、(b)は(a)の9−9線断面図、(c)は導光リングの部分斜視図である。
図9(a)に示すように、灯火器として機能するときは、側面視で、前輪パワーユニット18の外側部材をなすケース80の側面に、仮想線で示したバッテリ残量表示部20がリング状に発光する。ケース80は電動モータやブレーキを内蔵する金属製で、表面に例えばシルバー塗装が施された部材であり、バッテリ残量表示部20を挟んで、内側の側面視円形の中央部81と外側の外周部82をなす。ケース80の外周部82における外周は図示しない電動モータの外周に沿っている。
図9(b)の部分断面図に示すように、バッテリ残量表示部20の近傍では、中央部81が車幅方向外側方へ張り出し、外周部82が車幅方向内方へ引き込むことにより、中央部81と外周部82の間が段差をなし、この段差によって環状空間83が設けられ、この環状空間83内に照射手段84が配置されている。中央部81の外周縁85は開口86をなして環状空間83を開放している。この外周縁85の近傍部は外周部82へ向かって先端側が接近するように湾曲している。
外周部82の内周側は中央部81の内側へ入り込んで車幅方向で間隔を持って重なり、
その内周端は外側へ屈曲して中央部81の内面側へ近接することにより、環状空間83を中央部81の内側で閉じる環状の内側壁87をなす。
外周部82のうち中央部81の外周縁85よりも径方向外側かつ近傍部分は、車幅方向外方へ突出する屈曲部88が形成される。この屈曲部88は外周縁85並びにバッテリ残量表示部20と同心円状をなし、この屈曲部88より内周側の外周部82は外周縁85と重なる位置まで、中央部81の中心へ向かって車幅方向内方へ入り込むように傾斜した反射面90をなす。屈曲部88の外周側は逆傾斜している。
屈曲部88は車幅方向において外周縁85と同程度まで接近するように張り出し、反射面90は中央部81の径方向外方にて開口86を覆う程度まで張り出している。車幅方向における屈曲部88と外周縁85との隙間をa、反射面幅(中央部81の径方向における屈曲部88と外周縁85との間隔)をbとすれば、a<<bである。
aが大きいほどバッテリ残量表示部20の車両前方から見える部分が大きくなる。またbが大きくなるほど車両側方から見えるリング状をなすバッテリ残量表示部20が太くなる。
照射手段84は、導光リング92と複数のLED94で構成される。(c)に示すように、導光リング92は公知の導光体を環状に形成したものであり、その内周に沿って所定間隔で複数の縦溝93が形成されている。縦溝93は導光リング92の中心軸線方向と平行に形成され、この中心軸線方向から見たとき略V字状をなし、導光リング92の内周面は鋸歯状をなしている。
導光リング92の外周面にはシボが形成され、光の拡散を促進している。
導光リング92は略台形断面をなし、短辺側である外周面が開口86に臨むようにして環状空間83内へ配置され、内側壁87との間にLED94用の間隙を形成している。
LED94は導光リング92と内側壁87の間隙内へ車幅方向へ2列で配置され、内側壁87に沿って周方向所定間隔で、光軸を導光リング92の内周面へ向けて配置されている。
LED94は印可電圧の変化によって発光色が複数色に変化するものが使用され、本実施例ではバッテリ28の残量に応じて発光色を変化させるようになっており、例えば、バッテリ残量が十分であれば青色、所定以下に減少した要注意ゾーンで黄色、早急に充電する必要がある警告ゾーンで赤色にする。この発光色の設定は任意にでき、また中間色を表示させることによってよりきめ細かな残量表示もできる。
このようなLED94の発光制御は、ECU30によりバッテリ残量に応じて自動的におこなうことができる。また、走行中は色を変化する制御をおこなわず、一定の色(例えば、青色)で発光させてポジションライトとして機能させるようにしてもよい。
さらに、ライティングスイッチと連動させ、日中走行等のライティングスイッチがOFFときは、停車時におけるバッテリ残量表示のみとし、夜間走行等のライティングスイッチがONのときは走行中のポジションライト並びに停車時のバッテリ残量表示をおこなうようにしてもよい。
このバッテリ残量表示部20を設けた前輪パワーユニット18及び後輪パワーユニット33を有する車両を走行すると、LED94が青色に点灯し、導光リング92を照射することにより導光リング92全体を発光させる。これにより照射手段84は開口86から反射面90を照射するため、反射面90で外側方へ反射されるため、青色のリング状に発光してポジションライトになる。
このポジションライトは、前輪パワーユニット18の場合、前方からは左右に設けられた上下方向に平行する直線状に見え、側方からはリング状に見える。後輪パワーユニット33の場合、後方からは左右に設けられた上下方向に平行する直線状に見え、側方からはリング状に見える。
いずれも、反射光による間接照明で発光すること、並びに他の灯火器(フロントウインカ13、ヘッドライト15、リヤウインカ42、テールライト44)よりも照度が低くなるように設定されているため、ぼんやりしたものとなり、かつ走行中の違和感を生じさせないので、ポジションライトとして好適なものとなる。
停車すると、バッテリ残量表示に切り換わり、バッテリ残量表示部20は、青・黄・赤とバッテリ残量に応じた色で発光するので、色変化で容易にバッテリ残量を把握でき、充電が必要な場合は迅速かつ適時に対応できる。しかも、前後左右から確実に目視できる。
さらに、LED94が点灯しないときは、反射面90に対する照射手段84の光の照射がないから、(a)における仮想線で示したバッテリ残量表示部20は消滅しており、開口86も見えず、外周部82と中央部81が連続した一体感のある本来のシルバー塗装の外観となるから、前輪パワーユニット18及び後輪パワーユニット33の外観に何ら影響が出ない。なお、塗装色はシルバーに限らず任意である。
このように、バッテリ残量表示部20を設けると、本来駆動部材としての機能を有する部品である前輪パワーユニット18及び後輪パワーユニット33を灯火器として機能させることができ、多機能化するとともに、発光時には斬新な外観を得ることができる。
しかも、外観部分に発光体を設けず、内部から光を照射する照射手段84による間接照明で発光するから、非発光時(灯火器不使用時)には灯火器部分が外観されず、前輪パワーユニット18及び後輪パワーユニット33そのものの外観を呈するので、灯火器を設けても外観に対する影響が生じない。そのうえ、照射手段84の光を開口86から外部へ出すので、光を透過しないケース80が金属材料であっても、内蔵する照射手段84による発光が可能になる。
次に、リヤフェンダ部39の後方に設けられるテールライト44に付き図10を参照して説明する。図10はテールライト44を車体中心に沿ってカットした縦断面図である。
この図において、テールライト44は、水平部100とこの水平部100の後端部から下方へ曲がって斜めに延びる後部101とを連続一体化して形成した側面視屈曲形状をなし後面視(図4)で略帯板状をなす。
水平部100の前端部100aと後部101の下端部101aはリヤフェンダ部39の内側へ挿入されて車体フレーム(図示省略)へ取付けられる。下端部101aは前方へ屈曲して延びる屈曲形状をなす。
基部をなすハウジング102に、第1インナーレンズ103、第2インナーレンズ104及びアウターレンズ105を重ね、第1インナーレンズ103及び第2インナーレンズ104の長さ方向一端をLED106で照射し、第2インナーレンズ104の他端をLED107で照射するようになっている。
LED106及び107は、前端部100a及び下端部101aのそれぞれリヤフェンダ部39の内側へ入っている部分に配置されている。
LED106は車両のライティングスイッチと連動し、ポジションライトとして機能し、ライティングスイッチがONのとき点灯し、OFFのとき点灯しない。
LED107はブレーキと連動し、ブレーキ操作をブレーキスイッチ(図示省略)等のブレーキセンサによって検知することにより点灯するブレーキランプとして機能する。
なお、LED107はブレーキランプとして法定の光量が得られるよう、LED106よりも光量が大きなものになっている。
ハウジング102は横断面コ字形をなし、上方及び後方へ開放され、この内部に第1インナーレンズ103及び第2インナーレンズ104が収容される。
第1インナーレンズ103は略帯板状で透明の導光体をリング状の中抜き形状からなり、後部101部分にだけ設けられ、上端部は後部101から水平部100へ曲がるコーナー部102aまで配置され、下端部103aは第2インナーレンズ104の下端部104aと連続する斜めのカット面とされ、共通のLED106で照射される。
第2インナーレンズ104は、ハウジング102と同様の屈曲形状をなし、略帯板状で透明の導光体をリング状の中抜き形状にしたものであり、水平部100内には第2インナーレンズ104の上部104bだけが配置され、その先端部は斜めにカットされてLED107で照射される。
アウターレンズ105は、ハウジング102の開口部を覆って取付けられ、赤色の光透過可能な材料で構成されている。
テールライト44は側面視略L字状の屈曲形状をなすため、テールライト44とリヤフェンダ部39の間に空間108が形成される。そこでこの空間108を利用して、矢示するように空間108へ荷掛け紐などを通して水平部100に掛け止めると、キャリア40に乗せた荷物を固定することができ、運搬性能の向上を図ることができる。
このテールライト44を備えた自動二輪車で走行するとき、車両のライティングスイッチがOFFのときは、LED106及び107は非点灯であり、アウターレンズ105の赤色のみが外観される。この状態でブレーキをかけると、LED107が点灯して、第2インナーレンズ104のみをリング状に所定の大きな光量で発光させ、アウターレンズ105を透過して強い赤色光となってブレーキ表示をする。
また、車両のライティングスイッチがONのときは、LED106が点灯し、第1インナーレンズ103及び第2インナーレンズ104を発光させる。このとき、第2インナーレンズ104はリング状をなすから、そのリング状部の内側となる部分は下側の第1インナーレンズ103の発光となり、アウターレンズ105を透過すると、後部101の中央部はぼんやりとした赤色光になり、周囲を第2インナーレンズ104で赤いリング状に縁取られた状態となるので、テールライトに適した発光が得られる。
次に、テールライトの変形例に付き図11を参照して説明する。
図11(a)はテールライト110を車体中心に沿ってカットした縦断面図である。(b)は(a)の11−11断面図である。
テールライト110はリヤフェンダ部39の後部に形成された取付け穴38aを通して外方へ突出する発光部111と、リヤフェンダ部39の内側へ収容されて車体フレームへ固定されている基部112を備える。
発光部111は側面視で略三角形状をなし、斜辺部113と縦壁部114と連続して形成された透明の導光体で形成され、基部112、斜辺部113及び縦壁部114によって空間115を囲んでいる。
(b)に示すように、縦壁部114はリング状部116と中央部117で構成され、リング状部116は斜辺部113に連続している。中央部117は縦壁部114だけに設けられ、斜辺部113には設けられていない。空間115に臨む斜辺部113と縦壁部114の各内面側は鋸歯状の凹凸面をなすように溝118、119が形成されている。斜辺部113の溝118は略V字状をなすが、縦壁部114の溝119は溝の底を挟む2辺が鈍角をなし、かつ2辺の長さが異なる形状をなし、後方へ光を屈折させるようになっている。
基部112は斜辺部113及び縦壁部114の各下端部と連続一体に形成され、リヤフェンダ部39の内側で取付け穴38aの周囲へ重なるように屈曲した拡大部をなし下方へ開放されている。この基部112内にハーフミラー板120が収容され、斜辺部113及び縦壁部114の各下端部に上面が当接されている。さらにLED121が取付けられた基板122が嵌合され、基板122を支持する蓋123で基部112の開口が閉じられる。
LED121は縦壁部114の下端部に対応する位置に車幅方向へ横並びで3個配置され、左右のLED121はリング状部116の左右に分かれた下端部を照射するように配置され、ブレーキの制動時操作に連動して点灯し、縦壁部114のリング状部116及び斜辺部113を発光させ、ブレーキランプとして機能する。
中央のLED121は中央部117の下端部を照射するように配置され、車両のライティングスイッチがONのときに点灯して中央部117を発光させることにより、縦壁部114の中央部をぼんやりとした光で発光させ、ポジションライトとして機能する。
このようにすると、導光体だけでテールライト110の発光部を構成できる。また、各LED121が非点灯時はハーフミラー板120の存在により、各LED121及び基板122が見えなくなるので外観を良好にできる。しかも、空間115が形成されているので、
斜辺部113に荷物掛け紐124を引っ掛けることができ、運搬性能の向上を図ることができる。
次に、キャリア40の後端部に設けたリヤメッセージ部41を図12により説明する。
図12(a)は、キャリア40の斜視図、(b)及び(c)はリヤメッセージ部41の変形例を示す図である。
図12(a)において、キャリア40の後端部にはリヤメッセージ部41が設けられている。リヤメッセージ部41はフロントメッセージ部16と同様構造のものであって、メッセージの発光表示部が内蔵され、運転者の操作により適宜メッセージを点灯表示するようになっている。
このリヤメッセージ部41はキャリア40の後端部を利用して車幅方向へ長く、帯状をなし、比較的横長の文字列、例えば、「お先に失礼します」、「間もなく停止します」、「減速します」、「お先にどうぞ」、「Thank You!」などのメッセージを後続車両へ表示でき、後続車両に対する自由度の高いコミュニケーション表示手段として機能する。また横方向の長さは適宜に設定できる。
このリヤメッセージ部41は横長形状を基本とするものの、種々な形状が可能である。
図12(b)に示されるリヤメッセージ部41は、横長に形成された中央部41aが下方に拡大してある。このようにすると、中央部41aの表示面積が拡大するので、減速時などに中央部41aに強調した表示ができ、このとき複数色に発光色を変えて表示することができる。
図12(c)に示されるリヤメッセージ部41は、下部をキャリア40の後端下部よりも若干下方へ張り出すように拡幅したものである。このようにすると上下2段等にしたメッセージ表示が容易になる。
1…自動二輪車、12…バックミラー(機能部品、灯火器)、15…ヘッドライト(灯火器)、18…前輪パワーユニット(機能部品、灯火器)、20…バッテリ残量表示部、28…バッテリ、33…後輪パワーユニット(機能部品、灯火器)、44…テールライト(灯火器)、61…照射手段、67…照射手段、84…照射手段

Claims (10)

  1. 灯火器以外の機能を有する機能部品を備えた自動二輪車において、
    前記機能部品に電源電圧の印加によって発光される発光部を有する照射手段を備え、この照射手段の前記発光部によって前記機能部品自体を照射することにより灯火器として機能させたことを特徴とする自動二輪車。
  2. 前記機能部品は、バックミラーであって、前記照射手段は、バックミラーの裏面を照射するようになっていることを特徴とする請求項1に記載した自動二輪車。
  3. 前記照射手段は、他の灯火器よりも低照度で前記機能部品を照射するようになっていることを特徴とする請求項2に記載した自動二輪車。
  4. 前記照射手段は、電動機を搭載するパワーユニットであることを特徴とする請求項1に記載した自動二輪車。
  5. 前記照射手段は、複数態様に発光可能なものであって、バッテリの残存状態に応じて発光態様を可変とすることを特徴とする請求項4に記載した自動二輪車。
  6. 前記照射手段の発光部は、複数色発光可能なLEDで構成され、前記電動機の外観に沿うように複数配置されたことを特徴とする請求項4又は5のいずれかに記載した自動二輪車。
  7. 所定のメッセージを表示することにより周囲とコミュニケーションをするメッセージ表示手段を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載した自動二輪車。
  8. 前記メッセージ表示手段を車体後部に設けたことを特徴とする請求項7に記載した自動二輪車。
  9. 前記メッセージ表示手段を車体前部に設けたことを特徴とする請求項7に記載した自動二輪車。
  10. 車体後部にテールランプを備え、このテールランプに紐等を掛止するための部位を設けたことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載した自動二輪車。
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