JP2011051850A - セメントキルン抽気ガスの処理システム及び処理方法 - Google Patents

セメントキルン抽気ガスの処理システム及び処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】安定運転を維持しながら、運転コストの増加を招くことなく、純度の高い石膏を得ることが可能なセメントキルン抽気ガスの処理システム等を提供する。
【解決手段】セメントキルン2の窯尻からプレヒータの最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より燃焼ガスの一部を抽気したガスG1に含まれるダストFを湿式集塵する湿式集塵機6と、湿式集塵機6によって得られたスラリーS3の密度を測定する密度測定装置10と、密度測定装置10によって測定されたスラリーS3の密度が所定の範囲内となるように調整する密度調整手段16等を備えるセメントキルン抽気ガスの処理システム1等。密度が所定の範囲内に調整されたスラリーS2を湿式分級する湿式分級機11と、湿式分級機11によって分離された粗粒スラリーS5を湿式集塵機6に戻すルート14とを設けることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、セメントキルン抽気ガスの処理システム及び処理方法に関し、特に、セメントキルンの窯尻からプレヒータの最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より抽気した抽気ガスに含まれるダストを湿式集塵するシステム等に関する。
従来、セメント製造設備におけるプレヒータの閉塞等の問題を引き起こす原因となる塩素、硫黄、アルカリ等の中で、塩素が特に問題となることに着目し、セメントキルンの窯尻から最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より、燃焼ガスの一部を冷却しながら抽気して塩素を除去する塩素バイパス設備が用いられている。
この塩素バイパス設備は、図3に示すように、セメントキルン72の窯尻から燃焼ガスの一部を冷却しながら抽気するプローブ73と、プローブ73に冷風Aを供給する冷却ファン74と、プローブ73で抽気した燃焼ガスG1に含まれるダストの粗粉Cを分離するサイクロン75と、サイクロン75の排ガスG2に含まれる微粉Fを湿式集塵する湿式集塵機76と、湿式集塵機76から排出されるスラリーS2を固液分離して石膏Gと塩水SWとを得るための固液分離機77と、湿式集塵機76からの排ガスG3を誘引する誘引ファン78等で構成される。
また、湿式集塵機76は、微粉Fを含む排ガスG2をスラリーS1中の水分と接触させて冷却するスクラバ76aと、スクラバ76aからのスラリーを受け、スクラバ76aに供給するための循環液槽76bと、工水を噴霧する洗浄塔76cとを備える。
上記構成において、セメントキルン72の燃焼ガスの一部をプローブ73で冷却しながら抽気すると、塩素化合物の結晶が生成される。その際、抽気した排ガスG1に含まれるダストの微粉F側に塩素が偏在しているため、サイクロン75で分級した粗粉Cをセメントキルン系に戻すとともに、塩素含有率の高い微粉F及び排ガスG2を湿式集塵機76に導き、循環液槽76bから供給されるスラリーS1の水分等によって冷却する。また、循環液槽76bに消石灰(Ca(OH)2)を添加し、排ガスG2に含まれるSO2と反応させて石膏を生成させる。そして、排ガスG2中の微粉Fを湿式集塵機76によって集塵し、集塵ダストスラリーS2を固液分離機77によって石膏Gと、KClを含む塩水SWとに分離し、石膏Gを回収するとともに、分離された塩水SWをセメント粉砕工程に添加したり、水処理後に下水又は海洋に放流して処理する(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−35450号公報
しかし、上記塩素バイパス設備71においては、湿式集塵機76に持ち込まれるダスト(微粉F)の量や、湿式集塵機76に供給される排ガスG2中のSO2濃度が一定ではない。そのため、持ち込みダスト量の増減や、SO2濃度に応じて添加する消石灰の添加量の変化により、循環液槽76b中のスラリー濃度を一定に維持するのは困難である。
ここで、循環液槽76b内のスラリー濃度が高過ぎると、循環液槽76b内に堆積物が増加したり、排出ポンプ79が閉塞したり、循環ポンプ80が過負荷で停止したり、スクラバ76aが閉塞するなどの懸念がある。
一方、循環液槽76b内のスラリー濃度が低過ぎると、固液分離機77から排出されるケーキ層の形成が不十分となり、固液分離機77の効率低下を招き、運転コストが増加するという問題があった。また、固液分離機77で分離された塩水中の浮遊物質(SS)が増加するという問題もあった。
さらに、上記塩素バイパス設備71において、循環液槽76b内から排出されるスラリーには、SO2と反応していない消石灰が含まれているため、固液分離機77から排出される石膏の純度が低下するという問題もあった。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みてなされたものであって、安定運転を維持しながら、運転コストの増加を招くことなく、純度の高い石膏を得ることなどが可能なセメントキルン抽気ガスの処理システム等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、セメントキルン抽気ガスの処理システムであって、セメントキルンの窯尻からプレヒータの最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より燃焼ガスの一部を抽気したガスに含まれるダストを湿式集塵する湿式集塵機と、該湿式集塵機によって得られたスラリーの密度を測定する密度測定装置と、該密度測定装置によって測定されたスラリーの密度が所定の範囲内となるように調整する密度調整手段とを備えることを特徴とする。
そして、本発明によれば、密度調整手段によって、湿式集塵機によって得られたスラリーの密度が所定の範囲内となるように調整するため、スラリーの性状を安定させることができ、湿式集塵機の安定運転を維持することができる。
また、上記セメントキルン抽気ガスの処理システムは、前記密度調整手段によって密度が所定の範囲内に調整されたスラリーを湿式分級する湿式分級機と、該湿式分級機によって分離された粗粒スラリーを前記湿式集塵機に戻すルートとを備えることができる。湿式分級機でスラリーを湿式分級した粗粉を湿式集塵機に戻すことにより、未反応の消石灰を湿式分級機に戻してSO2と反応させることができ、得られる石膏の純度を高めることができるとともに、消石灰の使用量を削減することができる。
また、上記セメントキルン抽気ガスの処理システムは、前記湿式集塵機によって得られたスラリーを前記密度測定装置に供給する第1の供給装置と、該湿式集塵機によって得られたスラリーを前記湿式分級機に供給する第2の供給装置と、該湿式集塵機内のスラリーに水を供給する給水装置とを備え、前記密度測定装置は、前記第1の供給装置によって供給されたスラリーの密度を測定し、前記密度調整手段は、該測定された密度に基づいて、前記第2の供給装置によって前記湿式分級機に供給するスラリーの量を調整するか、該スラリーの供給を停止し、あるいは、前記給水装置によって前記湿式集塵機に供給する水の量を調整するか、該水の供給を停止することができる。これにより、簡単な構成により、湿式集塵機内のスラリーの密度を調整することができ、湿式集塵機内の堆積物の増加や、第2の供給装置の過負荷による停止を防止し、安定運転を維持することができるとともに、湿式集塵機内のスラリーの水分が高くなり過ぎることを回避し、後段の固液分離装置の効率低下を防止することができる。
さらに、本発明は、セメントキルンの窯尻からプレヒータの最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より燃焼ガスの一部を抽気し、抽気ガスに含まれるダストを湿式集塵するセメントキルン抽気ガスの処理方法であって、前記湿式集塵によって得られたスラリーの密度を測定し、該測定した密度が所定の範囲内となるように調整することを特徴とする。本発明によれば、上記発明と同様に、スラリーの性状を安定させることができ、安定して湿式集塵を行うことができる。
上記セメントキルン抽気ガスの処理方法において、前記密度の所定の範囲を、1.01以上1.10以下とすることができる。これにより、湿式集塵によって得られたスラリー中の固形分を5質量%以上20質量%以下の好適な範囲内に調整することができる。
上記セメントキルン抽気ガスの処理方法において、前記密度が所定の範囲内となるように調整したスラリーを湿式分級し、該湿式分級によって得られた粗粒スラリーを前記湿式集塵に利用することができる。これにより、安定して、効率よく湿式分級を行い、得られる石膏の純度を高め、消石灰の使用量を削減することもできる。
また、上記セメントキルン抽気ガスの処理方法において、前記湿式分級の分級点を、10μm以上40μm以下とすることができる。これによって、消石灰含有率の高いスラリーを湿式集塵に利用することができ、より効率よく、得られる石膏の純度を高め、消石灰の使用量を削減することができる。
以上のように、本発明によれば、安定運転を維持し、運転コストの増加を招かず、純度の高い石膏を得ることなどが可能なセメントキルン抽気ガスの処理システム等を提供することができる。
本発明にかかるセメントキルン抽気ガスの処理システムの一実施の形態を示す全体構成図である。 セメントキルンの抽気ガス処理装置の湿式集塵機の循環液槽内のスラリーの密度とスラリーの固形分含有率の関係を示すグラフである。 従来のセメントキルン抽気ガスの処理システムの一例を示す全体構成図である。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明にかかるセメントキルン抽気ガスの処理システムの一実施の形態を示し、この処理システム1は、セメントキルン2の窯尻から燃焼ガスの一部を冷却しながら抽気するプローブ3と、プローブ3に冷風Aを供給する冷却ファン4と、プローブ3で抽気した燃焼ガスG1に含まれるダストの粗粉Cを分離するサイクロン5と、サイクロン5から排出された排ガスG2に含まれる微粉Fを湿式集塵する湿式集塵機6と、湿式集塵機6から排出されるスラリーS2を湿式分級する湿式分級機11と、湿式分級機11から排出された微粒スラリーS4を貯留するタンク12と、湿式分級機11から排出された粗粒スラリーS5を湿式集塵機6に戻すルート14と、タンク12から供給されたスラリーS6を固液分離して石膏Gと塩水SWとを得る固液分離機13と、湿式集塵機6からの排ガスG3を誘引する誘引ファン9等で構成される。
また、湿式集塵機6は、微粉Fを含む排ガスG2をスラリーS1中の水分と接触させて冷却するスクラバ6aと、スクラバ6aからのスラリーを受け、スクラバ6aに供給するための循環液槽6bと、給水装置(不図示)からの工水Wを噴霧する洗浄塔6cとを備える。
さらに、湿式集塵機6は、循環液槽6bとスクラバ6aとの間でスラリーS1を循環させる循環ポンプ15と、循環液槽6b内のスラリーの密度をγ線を利用して測定する密度測定装置10と、循環液槽6b内のスラリーを密度測定装置10に供給する供給ポンプ(第1の供給装置)17と、循環液槽6bからスラリーS2を湿式分級機11に供給する排出ポンプ(第2の供給装置)16とを備える。
湿式分級機11は、湿式集塵機6から排出されたスラリーS2を湿式分級するために備えられ、この湿式分級機11には、湿式サイクロン等の湿式遠心分級機等であって分級点が10μm〜40μm程度のものを使用することができる。
次に、上記構成を有する抽気ガス処理装置1の動作について図1及び図2を参照しながら説明する。
セメントキルン2の燃焼ガスの一部をプローブ3で冷却しながら抽気し、抽気した燃焼ガスG1をサイクロン5で分級し、粗粉Cをセメントキルン系に戻すとともに、塩素含有率の高い微粉F及び排ガスG2を湿式集塵機6に導き、スクラバ6aにおいて循環液槽6bから供給されるスラリーS1の水分等によって冷却し、微粉Fを湿式集塵する。また、循環液槽6bに消石灰を添加し、排ガスG2に含まれるSO2と反応させて石膏を生成させる。
循環液槽6b内のスラリーの一部(スラリーS3)を供給ポンプ17によって密度測定装置10に供給し、スラリーS3の密度を測定する。測定されたスラリーS3の密度とスラリーS3中の固形分との関係は、図2に示す通りである。
ここで、本発明者らが行った実験によると、スラリーが含有する固形分が5%以上20%以下の範囲内にあるときには、循環液槽6b内に堆積物が増加したり、排出ポンプ16が閉塞したり、循環ポンプ15が過負荷で停止したり、スクラバ6aが閉塞するなどの不具合が発生せず、安定した運転を維持することができるとともに、循環液槽6bから排出されるスラリーS2の濃度が低過ぎて後段の固液分離機13の運転効率が低下することもないことが確かめられている。
そこで、密度測定装置10によって測定されるスラリーS3の密度が1.01以上1.10以下となるように調整する。具体的には、スラリーS3の密度が1.01未満の場合には、排出ポンプ16の運転を停止するか、回転数を低下させて湿式分級機11への供給量を低く抑えたり、給水装置(不図示)から洗浄塔6cへの工水Wの添加を停止したり、工水Wの添加量を下げるなどの操作を行う。一方、スラリーS3の密度が1.10を超える場合には、逆に、洗浄塔6cへの工水Wの添加量を増加させる。
次に、上記密度範囲にあるスラリーS2を、循環液槽6bから排出ポンプ16を介して湿式分級機11に供給する。ここで、湿式分級機11に供給されたスラリーS2には、排ガスG2に含まれるSO2との反応がなされずに循環液槽6bに沈降していた消石灰が含まれているが、表1に示すように、石膏と消石灰とが混在するスラリーの粒径は、消石灰スラリーのみの粒径に比較して小さく、特に、通過粒子径を10〜40μmとした場合の粗粒分で比較すると、消石灰スラリーの割合がかなり大きくなることが判る。そこで、湿式分級機11の分級点を10μm以上40μm以下とすることで、粗粒スラリー側に消石灰を多く含むスラリーを分離することができ、この粗粒スラリーS5をルート14を介して循環液槽6bに戻し、再度SO2と反応させて石膏を生成させることにより、固液分離機13で回収する石膏の純度を上昇させることができる。また、湿式集塵機6に添加する消石灰の量を低減することができる。
Figure 2011051850
一方、湿式分級機11によって分離された石膏を多く含む微粒スラリーS4を、一時的にタンク12に貯留した後、固液分離機13に供給し、石膏Gと、KClを含む塩水SWとに分離し、石膏Gを回収するとともに、分離された塩水SWをセメント粉砕工程に添加したり、水処理後に下水又は海洋に放流して処理する。
尚、上記実施の形態においては、湿式分級機11及びルート14を設け、粗粒スラリーS5をルート14を介して循環液槽6bに戻し、再度SO2と反応させて石膏を生成させ、固液分離機13で回収する石膏の純度を上昇させたが、所望の純度の石膏が得られる場合には、湿式分級機11及びルート14を設けずに、スラリーS2を、循環液槽6bから排出ポンプ16を介してそのままタンク12に貯留した後、固液分離機13で固液分離して石膏Gと塩水SWとを得ることもできる。
また、上記実施の形態においては、セメントキルン2の窯尻から燃焼ガスの一部を抽気したが、セメントキルン2の窯尻からプレヒータの最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より抽気した抽気ガスを上述のようにして処理することもできる。
さらに、上記実施の形態では、プローブ3と湿式集塵機6の間にサイクロン5を配置しているが、サイクロン5を設けずに、プローブ3から抽気ガスを直接湿式集塵機6に導入してもよい。
1 セメントキルン抽気ガスの処理システム
2 セメントキルン
3 プローブ
4 冷却ファン
5 サイクロン
6 湿式集塵機
6a スクラバ
6b 循環液槽
6c 洗浄塔
9 誘引ファン
10 スラリー密度測定装置
11 湿式分級機
12 タンク
13 固液分離機
14 (粗粒スラリーを湿式集塵機に戻す)ルート
15 循環ポンプ
16 排出ポンプ
17 供給ポンプ
A 冷風
C 粗粉
F 微粉
G 石膏
G1 燃焼ガス
G2、G3 排ガス
S1〜S3、S6 スラリー
S4 微粒スラリー
S5 粗粒スラリー
SW 塩水
W 工水

Claims (7)

  1. セメントキルンの窯尻からプレヒータの最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より燃焼ガスの一部を抽気したガスに含まれるダストを湿式集塵する湿式集塵機と、
    該湿式集塵機によって得られたスラリーの密度を測定する密度測定装置と、
    該密度測定装置によって測定されたスラリーの密度が所定の範囲内となるように調整する密度調整手段とを備えることを特徴とするセメントキルン抽気ガスの処理システム。
  2. 前記密度調整手段によって密度が所定の範囲内に調整されたスラリーを湿式分級する湿式分級機と、
    該湿式分級機によって分離された粗粒スラリーを前記湿式集塵機に戻すルートとを備えることを特徴とする請求項1に記載のセメントキルン抽気ガスの処理システム。
  3. 前記湿式集塵機によって得られたスラリーを前記密度測定装置に供給する第1の供給装置と、
    該湿式集塵機によって得られたスラリーを前記湿式分級機に供給する第2の供給装置と、
    該湿式集塵機内のスラリーに水を供給する給水装置とを備え、
    前記密度測定装置は、前記第1の供給装置によって供給されたスラリーの密度を測定し、前記密度調整手段は、該測定された密度に基づいて、前記第2の供給装置によって前記湿式分級機に供給するスラリーの量を調整するか、該スラリーの供給を停止し、あるいは、前記給水装置によって前記湿式集塵機に供給する水の量を調整するか、該水の供給を停止することを特徴とする請求項2に記載のセメントキルン抽気ガスの処理システム。
  4. セメントキルンの窯尻からプレヒータの最下段サイクロンに至るまでのキルン排ガス流路より燃焼ガスの一部を抽気し、抽気ガスに含まれるダストを湿式集塵するセメントキルン抽気ガスの処理方法であって、
    前記湿式集塵によって得られたスラリーの密度を測定し、
    該測定した密度が所定の範囲内となるように調整することを特徴とするセメントキルン抽気ガスの処理方法。
  5. 前記密度の所定の範囲を、1.01以上1.10以下とすることを特徴とする請求項4に記載のセメントキルン抽気ガスの処理方法。
  6. 前記密度が所定の範囲内となるように調整したスラリーを湿式分級し、
    該湿式分級によって得られた粗粒スラリーを前記湿式集塵に利用することを特徴とする請求項4又は5に記載のセメントキルン抽気ガスの処理方法。
  7. 前記湿式分級の分級点を、10μm以上40μm以下とすることを特徴とする請求項6に記載のセメントキルン抽気ガスの処理方法。
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