JP2011049670A - テレビ放送受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】チューナー部から無線送信された映像音声信号を表示部が正常に受信できず、映像表示が中断した場合であっても、映像表示が中断した時点から映像表示を再開することができるテレビ放送受信装置を提供する。
【解決手段】テレビ放送受信装置は、フレーム情報が付加された映像音声信号を無線送信するチューナー部1と、放送信号及びフレーム情報を記録する記録部2と、無線送信された映像音声信号を受信する表示部3とを備え、表示部3が欠落したフレームのフレーム情報を含む受信状態情報を送信し、チューナー部1が受信状態情報を受信したときに、チューナー部1は、欠落したフレームのフレーム情報に対応する放送信号を、記録部2から読み出し、読み出された放送信号を映像音声信号に変換し、表示部3に無線送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、チューナー部で受信したテレビ放送信号に基づく映像音声信号を表示部に無線伝送するように構成されたテレビ放送受信装置に関するものである。
近年、テレビ放送信号を受信するチューナー部で選択した放送チャンネルの映像音声信号を表示部に無線伝送するように構成されたテレビ放送受信装置が普及し始めている。このような無線伝送方式として、Wireless HD(Wireless High Definition)方式、WHDI(Wireless Home Digital Interface)方式、UWB(超広帯域無線)方式などが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。ここで、チューナー部から表示部に無線伝送される映像音声信号はベースバンドHDTV(高精細テレビ)信号であり、例えば、非圧縮8ビットカラー、720ラインプログレッシブ、フレームレート60Hzの場合には、ビットレートは1.4Gbpsになる。このような高ビットレートの映像音声信号を安定的に無線伝送するために、種々の対策が講じられている。
特許文献1は、映像データを粗部と精細部に分ける圧縮法とMIMO(Multiple Input Multiple Output)無線技術とを用いることによって、高ビットレートの映像データを、ノイズの多い環境下であっても、画像表示を中断させないように無線伝送して、表示部で表示させるためのシステムを提案している。
特表2007−507147号公報
"Wireless HD preps for large−screen debut"、 シンコ マエカワ、 Electronic Engineering Times、 2008年6月2日、 pp.10−11
しかしながら、上記システムにおいては、無線伝送経路が一時的に遮られた場合や無線伝送の伝送帯域が無線LANの伝送帯域と競合する場合などに、無線伝送が不可能になることがある。この場合には、無線伝送を一時的に継続できなくなり、表示部における映像表示が中断してしまい、テレビ番組の一部又は全部を見逃してしまうという問題がある。
そこで、本発明は、上記従来技術の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、無線送信された映像データを正常に受信できず表示部における映像表示が中断した場合であっても、映像表示が中断した時点から映像表示を再開することができるテレビ放送受信装置を提供することである。
本発明に係るテレビ放送受信装置は、チューナー部と、情報を記録する記録部と、表示部とを有するテレビ放送受信装置であって、前記チューナー部は、放送信号を受信する放送信号受信部と、前記放送信号を前記表示部に適した形式の映像音声信号に変換する信号処理部と、前記映像音声信号を構成する映像信号のフレームに該フレームの順番を示すフレーム情報を付加するフレーム情報付加部と、前記フレーム情報が付加された前記映像音声信号を無線送信する無線送信部と、前記放送信号及び前記フレーム情報を前記記録部に記録させ、及び、前記記録部に記録されている前記放送信号を前記記録部から読み出す記録再生制御部と、前記無線送信部から無線送信された前記映像音声信号の受信状態情報を受信する受信状態検出部とを有し、前記表示部は、前記無線送信部から無線送信された前記映像音声信号を受信する無線受信部と、映像を表示する表示装置と、前記無線受信部で受信された前記映像音声信号に基づく映像を前記表示装置に表示させる表示処理部と、前記無線受信部で受信された前記映像音声信号でフレームの欠落が発生したか否かを判定し、フレームの欠落が発生したと判定した場合には、前記欠落したフレームのフレーム情報を含む判定結果を前記受信状態情報として前記受信状態検出部に送信する受信状態監視部とを有することを特徴としている。
本発明に係るテレビ放送受信装置によれば、表示部が無線送信された映像データを正常に受信できず表示部における映像表示が中断した場合であっても、映像表示が中断した時点に遡って映像表示を再開することができるという効果がある。
本発明の実施の形態1及び2に係るテレビ放送受信装置の構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2に係るテレビ放送受信装置のデコーダの構成を概略的に示すブロック図である。 実施の形態2に係るテレビ放送受信装置のデコーダによるフレーム間引き処理を説明するための図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るテレビ放送受信装置の構成を概略的に示すブロック図である。図1に示されるように、実施の形態1に係るテレビ放送受信装置は、放送信号を受信し、受信した放送信号に基づく映像音声信号を無線送信するチューナー部1と、チューナー部1が受信した放送信号を記録する記録部2と、チューナー部1から無線送信された映像音声信号を受信し、映像を表示する表示部3とを備えている。
図1に示されるように、チューナー部1は、放送信号を受信するRF受信部(放送信号受信部)11と、放送信号を前記表示部に適した形式の映像音声信号に変換する信号処理部18(デジタル復調器12及びデコーダ13)と、映像音声信号を構成する映像信号のフレームに該フレームの順番を示すフレーム情報を付加するフレーム情報付加部15と、フレーム情報が付加された映像音声信号を無線送信する無線送信部16と、放送信号及びフレーム情報を記録部2に記録させ、及び、記録部2に記録されている放送信号を読み出す記録再生制御部14と、無線送信部16から無線送信された映像音声信号の表示部3における受信状態情報を表示部3から受信する受信状態検出部17とを備えている。
RF受信部11は、アンテナ4(又は、図示しないネットワーク回線など)を経由して入力されるテレビ放送信号であるRF信号を受信する。RF受信部11で受信されたRF信号は、VSB(残留側波帯)変調方式、QAM(直交振幅変調)方式、OFDM(直交周波数分割多重)方式などでデジタル変調されている。デジタル復調器12は、RF受信部11からのRF信号を復調して放送信号を出力する。デコーダ13は、デジタル復調器12から出力された放送信号を受け取り、圧縮された放送信号から元の信号を復元し、映像音声信号として出力する。復元された映像音声信号は、無線送信部16から表示部3の無線受信部32に無線送信され、無線送信された映像音声信号に基づく映像が表示部3の表示装置34で表示される。フレーム情報付加部15は、デコーダ13から出力された映像音声信号を受け取り、フレームの時間的位置を示すフレーム情報(例えば、無線送信部16による送信を開始した映像フレームをフレーム番号「0」とし、以降の映像フレームで順に1ずつ増加するフレーム番号など)を表示部3に無線送信する信号に付加する。無線送信部16は、フレーム情報付加部15から、フレーム情報が付加された映像音声信号を受け取り、受け取った映像音声信号を表示部3に無線送信する。
記録再生制御部14は、記録部2の動作を制御し、デジタル復調器12から出力される放送信号を記録部2に送信して記録部2で記録させると共に、必要に応じて記録部2から記録された放送信号を読み出す。
また、図1に示されるように、表示部3は、無線送信部16から無線送信された映像音声信号を受信する無線受信部32と、映像を表示する表示装置34と、無線受信部32で受信された映像音声信号に基づく映像を表示装置34に表示させる表示処理部33と、無線受信部32で受信された映像音声信号の受信状態情報を受信状態検出部17に送信する受信状態監視部31とを備えている。
表示処理部33は、例えば、少なくとも1フレーム分のフレームバッファを持ち、無線受信部32から映像音声信号を受け取り、受け取った映像音声信号を表示装置34における表示に適した信号に変換する。表示装置34は、例えば、LCDやプラズマ表示パネルなどであって、表示処理部33から受け取った映像信号に基づいて映像を表示する。受信状態監視部31は、無線受信部32における映像音声信号の受信状態を監視すると共に、チューナー部1のフレーム情報付加部15で挿入されたフレーム情報を監視して連続したフレームを再生できているかを確認する。言い換えれば、受信状態監視部31は、無線受信部32で受信された映像音声信号でフレームの欠落が発生したか否かを判定し、フレームの欠落が発生したと判定した場合には、欠落したフレームのフレーム情報を含む判定結果を受信状態情報として受信状態検出部17に送信する。
また、図1に示されるように、記録部2は、放送信号送受信部21と、ディスク制御部22と、ハードディスクドライブ(HDD)23とを備えている。
放送信号送受信部21は、チューナー部1からの放送信号を受信し、ディスク制御部22に放送信号を出力する。ディスク制御部22は、放送信号送受信部21から受け取った放送信号をHDD23に書き込む。さらに、ディスク制御部22は、必要に応じてHDD23から放送信号を読み出し、読み出された放送信号を放送信号送受信部21に出力する。放送信号送受信部21は、読み出された放送信号を記録再生制御部14に送出する。なお、記録部2における記録媒体がHDDである場合を説明したが、記録媒体は放送信号を記録できるものであれば半導体メモリなどのような他の種類の記録媒体であってもよい。
次に、実施の形態1に係るテレビ放送受信装置の動作について説明する。アンテナ4から入力されたテレビ放送信号は、RF受信部11でRF信号として受信される。RF信号は、デジタル復調器12で復調処理が行われ、放送信号として出力される。ここで放送信号は、MPEG規格などにより圧縮されたデジタル映像音声信号である。デジタル復調器12から出力された放送信号は、デコーダ13で復号処理されて、ベースバンド信号としての映像音声信号に変換され、この変換された映像音声信号はフレーム情報付加部15に入力される。フレーム情報付加部15は、各フレームの時間的位置を示すフレーム情報を映像音声信号に付加する。例えば、フレーム情報付加部15は、無線送信部16による送信を開始した映像フレームをフレーム番号「0」とし、以降の映像フレームで順に1ずつ増加する番号をフレーム番号として付加する。フレーム番号が付加された映像音声信号は、無線送信部16から表示部3へ無線送信される。
デジタル放送では、MPEG規格が採用される場合が多く、この場合には、動画データは、所定数のピクチャを1つのグループにまとめたGOP(Gourp of Pictures)を単位としてデコードがなされる。したがって、フレーム毎にフレーム番号を順に付与した場合には、各GOPに対応するフレーム番号の範囲を知ることができる。このため、記録再生制御部14では、例えば、GOPの最初のフレームのフレーム番号を、付加情報として放送信号に付加し記録部2に送出するようにしても良い。また、GOP毎に、GOPの最初のフレームのフレーム番号を、付加情報として付加しても良く、又は、所定数のGOP毎に、GOPの最初のフレームのフレーム番号を、付加情報として付加しても良い。なお、記録再生制御部14が記録部2に記録する放送信号に付加するフレーム情報と、フレーム情報付加部15が無線送信される映像音声信号に付加するフレーム情報とは互いに対応する情報である。
表示部3は、チューナー部1の無線送信部16から無線送信される映像音声信号を、無線受信部32で受信し、表示処理部33において、表示装置34で表示するのに適した信号形式に変換する。変換された映像音声信号は表示処理部33から表示装置34に入力されて、表示装置34で映像音声信号に基づく映像が表示される。
受信状態監視部31は、無線受信部32における無線送信の受信状態を監視し、受信状態が良好か不良かを判定する。受信状態の判定方法としては、例えば、無線送信部16において映像音声信号に誤り検出符号を挿入し、無線受信部32における誤り率を算出し、算出された誤り率が所定値以下のときに受信状態が良好と判定し、所定値を超えるときに不良と判定するなどの方法がある。
また、受信状態監視部31は、受信状態の判定結果と、無線受信部32で受信した映像信号から無線受信部32で受信した映像音声信号に付加されたフレーム情報を取得し、すべてのフレームが正常に受信されたか否かを判定する。例えば、無線送信部16による送信を開始した映像フレームをフレーム番号「0」とし、以降のフレームで順に1ずつ増加する番号をフレーム番号として付加する場合には、受信状態監視部31は、受信した映像信号のフレームが連続するか否かを確認する。受信状態監視部31は、受信したフレームが連続しない場合に、フレームの欠落が発生したことを検出する。受信状態監視部31は、欠落の発生が検出されたときには、欠落が検出される直前のフレームを表示処理部33で蓄積しておき、チューナー部1の受信状態検出部17に対して欠落したフレーム番号を、無線又は有線で送信する。受信状態監視部31が、欠落したフレーム番号を無線送信する構成の場合には、受信状態監視部31は無線送信手段を備え、受信状態検出部17は無線受信手段を備える。
受信状態監視部31が無線通信の状態を不良と判定すると、表示処理部33は、例えば、無線通信の状態が不良になる前の正常に受信したフレームを静止画として表示装置34に送出する。
受信状態検出部17は、受信状態監視部31の判定結果を受信し、フレームが欠落したことを検出すると、記録部2に記録された放送信号から、欠落したフレームから再生が開始できるようにするための準備を記録再生制御部14に指示する。このため、記録再生制御部14は、少なくともデコーダ13から出力された映像信号が欠落したことが受信状態検出部17に通知されるまでに要する最大時間、すなわち、デコード遅延と無線送信による遅延に、その他処理による遅延を加算した合計の遅延時間(最大遅延時間)より長い時間分の放送信号を常に記録部2で記録しておくように、動作を設定しておく。フレームの欠落が生じた際には、チューナー部1から表示部3への無線送信が確立するまで記録を継続する。すなわち、記録部2は、少なくとも上記最大遅延時間分の信号を記録しておき、チューナー部1からの無線送信が再開できた時点で、無線送信が正常に受信できなかったフレームの映像音声信号から、無線送信を開始するので、表示処理部33は、表示処理部33で保持していたフレームの次のフレームから表示を再開することができ、表示内容の欠落が発生しない。
また、正常な無線伝送が途切れた後に、チューナー部1と表示部3との間の正常な無線伝送状態が回復、すなわち、受信状態検出部17で受信状態が良好であると判定すると、記録再生制御部14は、記録部2に対して、放送信号の記録を続けつつ、HDD23に記録した放送信号を再生する指示を出す。すると、放送信号はHDD23からディスク制御部23を介して放送信号送受信部21に読み出され、さらに記録再生制御部14に送信される。こうして再生された放送信号のストリームは、デコーダ13に送られ、デジタル復調器12からの出力に代えてデコードされる。その後、記録部2から読み出された放送信号はデジタル復調器12から出力される放送信号と同様の処理がなされ、無線送信部16から映像音声信号として表示部3に無線送信される。
表示処理部33が、正常に受信した映像の静止画像を表示装置34に表示させているときには、表示されている静止画像のフレームの次のフレーム番号を持つフレームから表示が再開されるので、表示装置34においてスムーズな映像の表示が可能になる。
なお、実施の形態1においては、記録再生制御部14は、無線通信の受信状態が良好であり映像音声信号が無線伝送され表示装置34で表示された放送信号をHDD23から消去するように制御しても良い。また、上記最大遅延時間に相当する放送信号を、通常は、HDD23とは別に設けたバッファメモリ(図示せず)に蓄積しておき、正常な無線伝送が再開できるまでに長時間記録が必要な場合(バッファメモリの容量が不足する場合)にのみHDD23に記録するように構成しても良い。
また、記録部2に蓄積される信号は、必要な記憶容量を削減するために、デコードされる前のストリーム、デジタルテレビ放送受信の場合は、一般にMPEG2ストリームの形式で記録する。デコーダ13によるデコード処理は、GOPの先頭フレームから行う必要があるので、無線状態が回復するまでの間に、無線送信部16から無線伝送が不良となったフレーム番号のフレームを無線伝送するために、当該フレームを含むGOPをデコードし当該フレームから無線伝送を再開できるように準備しておく。
さらに、実施の形態1においてフレーム情報付加部15において付加するフレーム情報として、時間を使用してもよい。ここで、フレーム情報付加部15で付加する時間には、現在時刻、MPEGデコードで使用されるPTS(Presentation Time Stamp)などがある。この場合には、MPEGで圧縮された映像音声信号のデコードを行う際に使用する時間情報をフレーム番号に変わりに使用することができるので、フレームを数える必要がなくなる。
以上に説明したように、実施の形態1に係るテレビ放送受信装置は、チューナー部1と、表示部3と、記録部2とを備え、表示部3は、フレームの欠落を検出した際には、欠落したフレームをチューナー部1に伝達し、チューナー部1は、表示部3から送られてきたフレーム情報に基づき欠落したフレームから記録部2に蓄えたストリームを読み出してデコードし、表示部3に送出するので、チューナー部1と表示部3との間の受信状態が悪化している間停止していた表示部3の画面にスムーズに繋がるように映像表示を再開することができる。このため、実施の形態1に係るテレビ放送受信装置によれば、無線伝送が正常に行うことができない期間が存在した場合であっても、視聴者は、無線伝送状態の回復後にテレビ放送の続きの部分を視聴することができ、よって、視聴者は、テレビ放送の一部又は全部を見逃さずに済む。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係るテレビ放送受信装置は、放送信号を映像音声信号に復号するデコーダ13aに、記録再生制御部14から受け取った放送信号の再生時間を短縮する機能を追加した点が、実施の形態1に係るテレビ放送受信装置と相違する。この相違点を除き、実施の形態2に係るテレビ放送受信装置は、実施の形態1に係るテレビ放送受信装置と同じである。したがって、実施の形態2の説明においては、図1を参照する。
図2は、実施の形態2に係るテレビ放送受信装置のデコーダ13aの構成を概略的に示すブロック図である。図2に示されるように、デコーダ13aは、デマルチプレクサ130と、ストリーム抽出部131と、ビデオデコーダ132と、ビデオストリーム解析部133と、再生速度制御部134と、オーディオデコーダ135とを備えている。
デマルチプレクサ130は、記録再生制御部14から映像信号と音声信号が多重された放送信号を受け取り、受け取った放送信号をビデオストリームとオーディオストリームに分離する。ビデオストリーム解析部133は、デマルチプレクサ130からビデオストリームを受け取り、受け取ったビデオストリームを解析して抽出すべきストリーム位置を決定する。ストリーム抽出手段131は、デマルチプレクサ130からビデオストリームを受け取り、デコード可能な形でビデオストリームの一部を切り出す、すなわち、フレームを間引く。ビデオデコーダ132は、ストリーム抽出部131からビデオストリームを受け取り、受け取ったビデオストリームをMPEG2規格に従ってデコードして、映像信号を出力する。
オーディオデコーダ135は、デマルチプレクサ130からオーディオストリームを受け取り、受け取ったオーディオストリームをMPEG2規格に従ってデコードして音声信号を出力する。オーディオデコーダ135は、再生速度制御部134からの制御信号を受け取ってクロック周波数を調整することにより、ビデオデコーダ132のデコードにより生成される映像信号の再生速度に合わせて、デコードを行う。
実施の形態2に係るテレビ放送受信装置において、チューナー部1は、放送信号をデコードするデコーダ13aを備え、デコーダ13aは、記録再生制御部14によって読み出された放送信号のストリームから一定の割合でフレームを間引いてデコードし、映像音声信号として出力する。表示部3による表示が途切れた間のテレビ放送信号は、記録部2で記録され、チューナー部1と表示部3との間の無線送信状態が正常になった後に再生を再開する。再生再開直後の再生を、通常再生よりも再生速度が速い高速再生することにより、RF受信部11が受信中のテレビ放送に追いつくことができ、追いついた以降の放送信号の記録部2への記録をしなくても、表示部3における映像の表示が可能になる。
図3は、ビデオストリームの各フレームを示す図である。MPEG2形式で符号化された放送信号のビデオストリームは、図3に示されるように、各フレームをイントラフレーム(Iフレーム)、予測フレーム(Pフレーム)、双方向予測フレーム(Bフレーム)の3種類に分けてエンコードされる。図3において、Iは、Iフレームを示し、Iフレームは、フレーム内に閉じた符号化が行われ他のフレームに依存することなくデコードしてフレーム画面を得ることができるフレームである。Pは、Pフレームを示し、Pフレームは、先行するIフレーム又はPフレームから動き補償予測によってフレーム間の差分を符号化するため、フレーム内で閉じたIフレームよりは少ないデータ量で1フレーム分を符号化できる。Bは、Bフレームを示し、Bフレームは、直前のI又はPフレームと直後のI又はPフレームの双方から動き補償予測に基づく最小量のデータとなるように符号化したフレームである。
実施の形態2においては、再生速度を上げるために、デコードするストリームから一定の割合でフレームを間引く。例えば、放送信号は30フレーム/秒であるため、1秒につき1フレームを間引く場合には、30/29倍速で再生が行われる。
ここで、フレームを間引く処理は、デコード後の映像信号からフレームを間引く方法と、デコード前の映像信号からフレームを間引く方法とがある。再生速度を上げるためには、速くなった再生速度に応じてデコーダ13aも高速で信号処理を実行しなければならず、ビデオデコーダ132として、通常の再生よりも高速で信号処理を実行できるものが必要になる。そこで、実施の形態2においては、信号処理量をより少なくできる方法、すなわち、フレームを間引いた後でデコードする場合を説明する。
次に、実施の形態2におけるデコーダ13aの動作を説明する。デジタル復調器12からデマルチプレクサ130に入力した放送信号は、ビデオストリームとオーディオストリームに分離される。ビデオストリームはビデオストリーム解析部133に送られて、間引くべきフレームに対応したストリーム部分が決定される。ビデオストリーム解析部133は、再生速度制御部134から送られてくる再生速度指示に基づき一定周期毎に間引くべきフレーム数を算出している。
Iフレームを間引いた場合には、間引かれたIフレームの後に存在するPフレーム又はBフレームがデコードできなくなり、Pフレームを間引くと、間引かれたPフレームの前後に存在するBフレームがデコードできなくなり、その結果、次のIフレームまで映像が表示できなくなる。そのため、間引き対象とするフレームはBフレームであることが望ましい。間引くべきBフレームが存在しない場合には、Iフレームの直前のPフレームを間引くように、ビデオストリーム解析部133はストリーム抽出部131に対して指示を出す。
ストリーム抽出部131は、ビデオストリーム解析部133の指示に従ってフレームを間引き、フレームが間引かれたビデオストリームをビデオデコーダ132に送る。ビデオデコーダ132は、受け取ったビデオストリームをデコードする。
ビデオデコーダ132は、入力ストリームを順次デコードし、フレームのドロップ(間引きによる欠落)を検出すると、次のフレームのデータまでスキップしてデコードを続ける。このとき、例えば、1秒間に30フレームの一定レートでビデオストリームがストリーム抽出部131に入力され続ければ、ストリーム抽出部131でドロップするフレームの割合に応じて再生速度を調整できる。一方、音声については、オーディオデコーダ135のクロック周波数を高めるなどにより、デコード速度を早くして対応する。ビデオとオーディオが同期した速度でデコードが行われるよう再生速度制御部134がビデオ、オーディオ両者の再生を制御する。
以上に説明したように、実施の形態2に係るテレビ放送受信装置において、チューナー部1は、放送信号をデコードするデコーダ13aを備え、デコーダ13aは、記録再生制御部14によって読み出された放送信号のストリームから一定の割合でフレームを間引いてデコードし、映像音声信号として出力する。このため、実施の形態2に係るテレビ放送受信装置表示部3によれば、映像表示が途切れた間のテレビ放送は、記録部2で記録され、無線伝送状態が回復した後に読み出して再生するが、高速再生することにより実際の放送に追いつくことができ、それ以降の放送の記録を不要にすることができる。
さらに、実施の形態2に係るテレビ放送受信装置のデコーダ13aは、放送信号をビデオストリームとオーディオストリームに分離する分離手段としてのデマルチプレクサ130と、ビデオストリームの一部を抽出するストリーム抽出部131と、抽出後のビデオストリームを映像信号としてデコードするビデオデコーダ132と、オーディオストリームを音声信号としてデコードするオーディオデコーダ135と、映像信号と音声信号の再生を同期させ、映像音声信号として出力させる再生速度制御部134とを備えている。このため、高速再生された映像に合わせて音声信号も高速再生することにより、映像と音声の同期がとれ映像と音声がずれることなく再生することが出来るので、映像と音声がずれることによる違和感がなくなる。
1 チューナー部、 2 記録部、 3 表示部、 4 アンテナ、 11 RF受信部、 12 デジタル復調器、 13,13a デコーダ、 14 記録再生制御部、 15 フレーム情報付加部、 16 無線送信部、 17 受信状態検出部、 18 信号処理部、 21 放送信号送受信部、 22 ディスク制御部、 23 ハードディスクドライブ、 31 受信状態監視部、 32 無線受信部、 33 表示処理部、 34 表示装置、 130 デマルチプレクサ、 131 ストリーム抽出部、 132 ビデオデコーダ、 133 ビデオストリーム解析部、 134 再生速度制御部、 135 オーディオデコーダ。

Claims (8)

  1. チューナー部と、情報を記録する記録部と、表示部とを有するテレビ放送受信装置であって、
    前記チューナー部は、
    放送信号を受信する放送信号受信部と、
    前記放送信号を前記表示部に適した形式の映像音声信号に変換する信号処理部と、
    前記映像音声信号を構成する映像信号のフレームに該フレームの順番を示すフレーム情報を付加するフレーム情報付加部と、
    前記フレーム情報が付加された前記映像音声信号を無線送信する無線送信部と、
    前記放送信号及び前記フレーム情報を前記記録部に記録させ、及び、前記記録部に記録されている前記放送信号を前記記録部から読み出す記録再生制御部と、
    前記無線送信部から無線送信された前記映像音声信号の受信状態情報を受信する受信状態検出部とを有し、
    前記表示部は、
    前記無線送信部から無線送信された前記映像音声信号を受信する無線受信部と、
    映像を表示する表示装置と、
    前記無線受信部で受信された前記映像音声信号に基づく映像を前記表示装置に表示させる表示処理部と、
    前記無線受信部で受信された前記映像音声信号でフレームの欠落が発生したか否かを判定し、フレームの欠落が発生したと判定した場合には、前記欠落したフレームのフレーム情報を含む判定結果を前記受信状態情報として前記受信状態検出部に送信する受信状態監視部とを有する
    ことを特徴とするテレビ放送受信装置。
  2. 前記受信状態検出部が、前記欠落したフレームのフレーム情報を含む前記受信状態情報を受信したときに、
    前記記録再生制御部は、前記欠落したフレームのフレーム情報に対応する前記放送信号を、前記記録部から読み出し、前記信号処理部は、読み出された前記放送信号を前記映像音声信号に変換し、前記無線送信部は、前記映像音声信号を前記無線受信部に無線送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のテレビ放送受信装置。
  3. 前記信号処理部は、
    前記放送信号受信部が受信した前記放送信号を復調するデジタル復調器と、
    前記復調された放送信号をデコードして前記映像音声信号とするデコーダと
    を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のテレビ放送受信装置。
  4. 前記受信状態監視部から前記受信状態検出部への前記受信状態情報の送信は、無線送信又は有線送信により行われることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のテレビ放送受信装置。
  5. 前記フレーム情報は、フレーム毎又は所定数のフレーム毎に付される番号であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のテレビ放送受信装置。
  6. 前記フレーム情報は、フレーム毎に付されるタイムスタンプであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のテレビ放送受信装置。
  7. 前記信号処理部は、前記記録再生制御部が前記記録部から読み出した前記放送信号のストリームから一定の割合でフレームを間引く処理を行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のテレビ放送受信装置。
  8. 前記信号処理部は、
    前記放送信号をビデオストリームとオーディオストリームに分離する分離手段と、
    前記ビデオストリームの一部を抽出するストリーム抽出手段と、
    前記抽出後の前記ビデオストリームを映像信号としてデコードするビデオデコーダと、
    前記オーディオストリームを音声信号としてデコードするオーディオデコーダと、
    前記映像信号と前記音声信号の再生を同期させ、前記映像音声信号として出力させる再生速度制御手段と
    を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のテレビ放送受信装置。
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