JP2011048478A - 硬貨分離搬出装置、及び金銭処理装置 - Google Patents

硬貨分離搬出装置、及び金銭処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】一枚ずつ分離されてから識別部に搬送される硬貨のうち正規硬貨の厚みを越える硬貨を、シンプルな機構によって識別部の直前において排除することができる硬貨分離搬出装置、金銭処理装置を提供する。
【解決手段】硬貨搬送ディスク72から受け取った硬貨を横方向へ搬出する横搬出路90、を備え、硬貨搬送ディスクは、外周段差部75aにて硬貨の外周を支持する小径円盤75と、環状硬貨搬送面77と、を備え、環状硬貨搬送面の外径側には段差低面90aが設けられており、外周段差部によって外周を支持された硬貨の一部が段差低面上にオーバーハングする領域には、規定厚みを越えた硬貨が進入した際にこの硬貨のオーバーハング部を低段差面に向けて押さえ込むことにより硬貨の他端部を浮かせて小径円盤を乗り越えて横搬出路を回避した方向へ落下させる弾性部材95が配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動販売機、両替機、金銭払出し機等の金銭処理装置に装備されて、一括投入された複数の硬貨を一枚ずつに分離して識別部に搬送するための硬貨分離搬出装置に関する。
自動販売機、両替機、金銭払出機、自動精算機等の金銭処理装置は、利用者が金銭を投入してから所定の操作をすることによって、各種物品、サービスを利用者に提供できるように構成されている。
これらの金銭処理装置は、投入口から金種や厚みや直径が違う硬貨やメダル(以下、単に硬貨という)がランダムに複数枚投入された場合に、これらを一枚ずつに分離した上で、下流側に位置する識別部にて一枚ずつ金種を識別してから金種別に分別、仕分けして更に下流側に位置する金種別の収納庫に収納保管したり、リジェクト庫に収納したり、或いは釣銭やリジェクト硬貨等として利用者に払い出したり、返却する等の種々の処理を行う機構を備えている。
ところで、管理人不在の無人環境に設置された金銭処理装置や、複数の硬貨を一括投入できる大口径の投入口を有した金銭処理装置に対しては、悪戯等により取扱いできない形状や、厚みを有した硬貨、その他の異物が投入されることがあり、従来から、正規硬貨の厚みを越えた硬貨が識別部に搬送される前にこれをリジェクトするための機構が種々提案されている。
特開平5−166032号公報には、コイン一枚の厚さが通過できる間隔を隔てて配置された二個のローラによって複数枚の硬貨を一枚ずつに分離する構成が開示されているが、硬貨を搬送する手段と、硬貨を分離する手段とが別部材となり、部品点数の増大、大型化を招いている。
特開平10−97662号公報には、正コイン中最薄のコインの厚さの二倍よりわずかに薄い寸法の入口を持つ厚み規制ゲートと、変位センサにより搬送路上を搬送されるコインの厚みを測定する厚みセンサと、を備えたコイン計数機が開示されている。しかし、物理的に正規厚みを越えたコインを排除する規制ゲートと、電気的に厚みを検出する厚みセンサと、厚み検出センサによる検出値に基づいて偽コインであるか否かを判定する判定回路とが必要となるため、高コスト化するという問題がある。
特開平5−166032号公報 特開平10−97662号公報
以上のように複数枚投入された硬貨を一枚ずつに分離してから識別部に搬送する前に正規硬貨の厚みを越える硬貨を排除する従来技術においては、部品点数の増大、構成の複雑化、高コスト化という問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、一枚ずつ分離されてから識別部に搬送される硬貨のうち正規硬貨の厚みを越える硬貨を、シンプルな機構によって識別部の直前において排除することができる硬貨分離搬出装置、金銭処理装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1の発明に係る硬貨分離搬出装置は、複数枚投入された硬貨を一時的に貯留する硬貨貯留部と、該硬貨貯留部内において硬貨支持面を上向きに傾斜させた状態でベース部材によって回転自在に支持された硬貨搬送ディスクと、前記硬貨支持面の上部から硬貨を受け取って横方向へ搬出する横搬出路と、を備えた硬貨搬送装置であって、前記硬貨搬送ディスクは、前記硬貨支持面の中心部に同心円状に突設されて外周段差部にて硬貨の外周を支持する小径円盤と、該小径円盤の外径側に位置する環状の硬貨支持面から構成されて硬貨の一面を支持する環状硬貨搬送面と、該環状硬貨搬送面上に所定の周方向ピッチで突設されて該環状硬貨搬送面上の硬貨の周方向移動を規制する硬貨係止部材と、を備え、前記環状硬貨搬送面の径方向幅は、前記小径円盤の外周段差部により外周を支持された硬貨の直径よりも小さく設定され、前記環状硬貨搬送面の外径側には、該環状硬貨搬送面よりも低い段差低面が設けられており、前記小径円盤の外周段差部によって外周を支持された前記環状硬貨搬送面上の硬貨の一部が前記段差低面上にオーバーハングする領域には、規定厚みを越えた硬貨が進入した際にこの硬貨のオーバーハング部を前記低段差面に向けて押さえ込むことにより該硬貨の他端部を浮かせて前記小径円盤を乗り越えて前記横搬出路を回避した方向へ落下させる弾性部材が配置されていることを特徴とする。
本発明では、正規硬貨の厚みを越える厚みを有した硬貨をリジェクトする手段として、回転する硬貨搬送ディスクと、硬貨搬送ディスク上面に支持された硬貨のオーバーハング部を押さえ込むための弾性部材を設けたので、部品点数の増大、構造の複雑化、大型化を招くことなく、簡単に規定厚みを越えた硬貨を硬貨搬送ディスク上から離脱させてリジェクトすることができる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記横搬出路の下端縁に沿って搬送レールが突設されており、前記環状硬貨搬送面から落下した前記硬貨は前記搬送レールを乗り越えて前記横搬出路を回避した方向へ落下することを特徴とする。
正規の硬貨は弾性部材によってリジェクトされないため、弾性部材を通過してから搬送レールにより正常に横搬出路へ導かれるが、厚肉の硬貨は弾性部材により他端部が硬貨搬送ディスク面から浮き上がるように押圧されるため、硬貨搬送ディスク面の回転に伴って横搬出路を回避した方向へ落下してゆく。搬送レールを設けた場合においても、搬送レールを越えてリジェクト方向へ落下してゆく。
請求項3の発明は、請求項1、又は2において、前記弾性部材による前記硬貨のオーバーハング部の押さえ込み量を調節可能に構成したことを特徴とする。
正規硬貨の厚み、或いはリジェクトしようとする硬貨の厚みに応じて弾性部材の位置を微調整することができる。
請求項4の発明に係る金銭処理装置は、請求項1乃至3の何れか一項に記載の硬貨分離搬出装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、正規硬貨の厚みを越える厚みを有した硬貨をリジェクトする手段として、回転する硬貨搬送ディスクと、硬貨搬送ディスク上面に支持された硬貨のオーバーハング部を押さえ込むための弾性部材を設けたので、一枚ずつ分離されてから識別部に搬送される硬貨のうち正規硬貨の厚みを越える硬貨を、シンプルな機構によって識別部の直前において排除することができる。
(a)は本発明の一実施形態に係る硬貨分離搬出装置を備えた金銭処理装置の全体構成説明図であり、(b)は金銭処理装置の構成を示す概略ブロック図である。 本発明に係る分離搬送部(硬貨分離搬出装置)の要部構成を示す斜視図である。 (a)及び(b)は図2のA−A断面図、及び要部拡大図である。 (a)及び(b)はB−B断面図である。 弾性部材の高さ位置を調整する構成例を示す図である。
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1(a)は本発明の一実施形態に係る硬貨分離搬出装置を備えた金銭処理装置の全体構成説明図であり、(b)は金銭処理装置の構成を示す概略ブロック図である。
本実施形態に係る金銭処理装置1は、例えば自動券売機に装備されることにより、硬貨を識別処理する手段として利用される。
金銭処理装置1は、図1に示すように筐体前面にディスプレイ2、操作スイッチ類3、硬貨投入口4、紙幣投入口5、釣銭払出し口兼返却口6、リジェクトスイッチ7、発券口8等を備えている。
金銭処理装置1は、図1に示すように、金種が異なる複数個の硬貨を一括して投入可能な受皿10aを備えた硬貨投入部10と、硬貨投入部内の複数の硬貨を一枚ずつに分離して搬出する分離搬送部(硬貨分離搬出装置)15と、分離搬送部から搬送されてきた一枚ずつの硬貨の真贋、金種を判定する第1の識別部20と、第1の識別部により正規硬貨であると判定された硬貨を一時保留部に向けて搬出する正規硬貨搬送路25と、正規硬貨搬送路から搬出されてきた正規硬貨を受け入れて一時的に保留する硬貨保留装置(一時保留部)30と、第1の識別部20により正規でないと判定された硬貨を搬送排出するリジェクト経路50と、硬貨保留装置30から放出された複数の硬貨を受け入れて一個ずつに仕分けて送り出す貯留用硬貨仕分け装置55と、貯留用硬貨仕分け装置55から送り出されてきた硬貨の金種を判定する第2の識別部56と、第2の識別部によって金種を判定されてから搬出されてきた硬貨を金種別に収容する硬貨貯留部57と、硬貨保留装置30から放出されてきた返却用の硬貨を釣銭払出し口兼返却口6に払い出す返却硬貨収容部(返却部)60と、返却硬貨収容部60から上方に位置する返却口6へ硬貨を搬送するコインリフター61と、から概略構成されている。
硬貨投入部10は硬貨投入口4から一括投入された複数個の硬貨100を受け入れ可能な受皿10aを備え、分離搬送部15は受皿内の硬貨を一枚ずつに分離して第1の識別部20に搬送する。第1の識別部20では、一枚ずつ搬送されてきた硬貨100の真贋、金種を判別し、正規硬貨でない場合にはこれをリジェクト経路50を経由して釣銭払出し口兼返却口6に放出する一方で、正規硬貨である場合には正規硬貨搬送路25から硬貨保留装置30に順次放出する。
図2は本発明に係る分離搬送部(硬貨分離搬出装置)の要部構成を示す斜視図であり、図3(a)及び(b)は図2のA−A断面図、及び要部拡大図であり、図4(a)及び(b)はB−B断面図である。
この分離搬送部15は、硬貨投入部10に複数枚投入された硬貨を一時的に貯留する硬貨貯留部70と、硬貨貯留部70内において硬貨支持面72aを上向きに傾斜させた状態でベース部材71によって回転自在に支持された硬貨搬送ディスク72と、硬貨搬送ディスク72(硬貨支持面72a)の上部から正規厚みの硬貨を受け取って横方向へ搬出する横搬出路90と、を備えている。
円盤状の硬貨搬送ディスク72は、傾斜した回転軸72bを中心としてこの回転軸回りに回転する。横搬出路90は、第1の識別部20に硬貨を搬送する経路である。
硬貨搬送ディスク72は、硬貨支持面72aの中心部に同心円状に突設(固定)されて外周段差部75aにて硬貨支持面72a上の硬貨100の外周を支持する小径円盤75と、小径円盤75の外径側に位置する環状の硬貨支持面72aから構成されて硬貨の一面を支持する環状硬貨搬送面77と、環状硬貨搬送面77上に所定の周方向ピッチで突設されて環状硬貨搬送面上の硬貨の周方向移動を規制する硬貨係止部材79と、を備える。
外周段差部75aが硬貨支持面72aから突出する高さは、硬貨100の外周を係止できれば十分であり、例えば硬貨の厚みの1/2以上であればよい。
硬貨係止部材79間の周方向間隔は正規の硬貨の直径よりも大きく、且つ正規硬貨の直径の二倍よりも小さく設定されており、2つの硬貨係止部材79間に入り込んだ一つの正規硬貨は、環状硬貨搬送面77に下面を接触させ且つ外周段差部75aに外周を接触させた状態で、硬貨搬送ディスク72が図2の時計回り方向へ回転するに伴って横搬出路90に向けて移送される。横搬出路90の下端縁に沿って正規硬貨の厚みと略同等の突出長を有した搬送レール91が突設されており、環状硬貨搬送面77上の硬貨は、硬貨係止部材79によって押圧されて搬送レール91に外周縁を当接することによりそれ以上の回転方向への移動を阻止された後で、搬送レール91に沿って横搬出路90に向けて移動を開始し、環状硬貨搬送面77から離脱してゆく。環状硬貨搬送面77から離脱した硬貨は横搬出路90に移動して第1識別部20へ移送される。搬送レール91は、環状硬貨搬送面77上に下面を接触させた状態の硬貨の外周と接してこれをガイドする手段であり、ベース部材71等によって固定されると共に、環状硬貨搬送面77から突出しており、その突出量は少なくとも小径円盤外周縁の外周段差部75aの厚みと同等、或いはそれ以上とし、搬送レール91と環状硬貨搬送面77との間は硬貨が侵入、通過できない程度に近接させる。また、環状硬貨搬送面77に突設された硬貨係止部材79の移動経路に相当する搬送レール91の部分には切欠き91aを設けて硬貨係止部材79の通過を許容するように構成する。
環状硬貨搬送面77の径方向幅Lは、小径円盤の外周段差部75aにより外周を支持された硬貨の直径よりも小さく設定されているため、外周段差部75aにより外周部100aを支持された硬貨は、その他端部100bを環状硬貨搬送面77から更に外径側に突出させた状態にある。
また、環状硬貨搬送面77の外径側部分の一部、本例では環状硬貨搬送面77から横搬出路90に硬貨を受け渡す移送領域92の一部が環状硬貨搬送面77よりも低い段差低面90aとなっている。このため、環状硬貨搬送面77から突出した硬貨の他端部100bと段差低面90aとの間にはギャップGが形成され、他端部100bは段差低面上にオーバーハング状に突出する。なお、この実施形態では、段差低面を横搬出路の一部として説明したが、段差低面は硬貨の他端部100bがオーバーハングするための低所であればよく、横搬出路と無関係に設置することができる。
小径円盤の外周段差部75aによって外周を支持された環状硬貨搬送面上の硬貨の他端部100bが段差低面90a上にオーバーハングする領域には、規定厚みを越えた硬貨が進入した際にこの硬貨のオーバーハング部100bを段差低面に向けて押さえ込むことによりこの硬貨の内側端部100aを浮かせて外周段差部75aから離脱させて、小径円盤75を乗り越えて環状硬貨搬送面から横搬出路を回避した下方向へ落下させる板バネ等から成る弾性部材95が配置されている。
本例に係る弾性部材95は、外周壁96の内壁に螺子98により一端を固定された板バネであり、その遊端状の先端部95aは段差低面90aと対向している。弾性部材の先端部95aは、図4に示すように硬貨搬送面77上の硬貨の移動方向上流側から移動方向下流側へ向けて下向き傾斜している。
図3中に実線で示すように環状硬貨搬送面77の上面に支持された正規厚みの硬貨100が弾性部材の先端部95aと段差低面90aとの間に進入した際には、先端部95aと非接触、或いは軽く接触する程度でスムーズに通過して行き、搬送レール91に到達した後で方向転換し、横搬出路90へ落下してゆく。
一方、点線で示した正規厚みを越える硬貨が弾性部材の先端部95aと段差低面90aとの間に進入しようとした場合には、弾性部材の先端部95aが硬貨の他端部100bと接触してこれを段差低面90aに向けて押さえ込むため、硬貨は環状硬貨搬送面77の回転方向への移動を阻止される。更に硬貨が周方向へ移動することにより、段差低面上にオーバーハングしている他端部100bは段差低面に向けて押し込まれるため、内側端部100aが環状硬貨搬送面77から離間した傾斜姿勢となる(図3中の破線状態)。この傾斜姿勢のまま環状硬貨搬送面77が回転を続けたとしても厚肉の硬貨100は弾性部材95によってそれ以上回転方向へ移動できなくなり、回転方向上流側に位置する硬貨係止部材79によって押圧されることにより環状硬貨搬送面から離脱して図2、図3(a)中に示した落下方向Cへ落下してゆく。落下方向Cは、横搬出路90を回避した方向であり、図2中に示した排出経路16、コインリフター61を経て釣銭払出し口兼返却口6へ排出される。
なお、仮に厚肉の硬貨の落下方向が搬送レール91上を通過する方向であったとしても、この場合には浮き上がった硬貨の内側端部100aが搬送レール91上を通過するため、横搬出路90を回避した方向へ落下し、排出経路16へ移動することができる。
なお、図5に示すように弾性部材の一端部に長穴97を設け、この長穴97内に挿通した螺子98の先端を外周壁96に設けた螺子穴に螺着することにより、弾性部材95の上下方向位置を微調整して、弾性部材の先端部95aと硬貨との間の間隔を微調整可能に構成してもよい。このように構成すれば、弾性部材による硬貨のオーバーハング部の押さえ込み量を調節して、正規硬貨のデザイン変更に伴う厚みの変化にも対応することができる。
以上のように、本発明では、正規硬貨の厚みを越える厚みを有した硬貨をリジェクトする手段として、回転する硬貨搬送ディスクと、硬貨搬送ディスク上面に支持された硬貨のオーバーハング部を押さえ込むための弾性部材と、段差低面と、を設けたので、部品点数の増大、構造の複雑化、大型化を招くことなく、簡単に規定厚みを越えた硬貨を硬貨搬送ディスク上から離脱させてリジェクトすることができる。
また、正規の硬貨は弾性部材によってリジェクトされないため、弾性部材を通過してから搬送レールにより正常に横搬出路へ導かれるが、厚肉の硬貨は弾性部材により他端部が硬貨搬送ディスク面から浮き上がるように押圧されるため、硬貨搬送ディスク面の回転に伴って横搬出路を回避した方向へ落下してゆく。搬送レールを設けた場合においても、搬送レールを越えてリジェクト方向へ落下してゆく。
また、弾性部材による硬貨のオーバーハング部の押さえ込み量を調節可能に構成したことにより、正規硬貨の厚み、或いはリジェクトしようとする硬貨の厚みに応じて弾性部材の位置を微調整することができる。
1…金銭処理装置、3…操作スイッチ類、4…硬貨投入口、5…紙幣投入口、6…返却口、7…リジェクトスイッチ、8…発券口、10…硬貨投入部、10a…受皿、15…分離搬送部、16…排出経路、20…識別部、25…正規硬貨搬送路、30…硬貨保留装置、50…リジェクト経路、56…識別部、57…硬貨貯留部、60…返却硬貨収容部、61…コインリフター、70…硬貨貯留部、71…ベース部材、72…硬貨搬送ディスク、72a…硬貨支持面、72b…回転軸、75…小径円盤、75a…外周段差部、77…環状硬貨搬送面、79…硬貨係止部材、90…横搬出路、90a…段差低面、91…搬送レール、92…移送領域、95…弾性部材、95a…先端部、96…外周壁、97…長穴、98…螺子、100…硬貨、100a…外周部、100b…他端部(オーバーハング部)

Claims (4)

  1. 複数枚投入された硬貨を一時的に貯留する硬貨貯留部と、該硬貨貯留部内において硬貨支持面を上向きに傾斜させた状態でベース部材によって回転自在に支持された硬貨搬送ディスクと、前記硬貨支持面の上部から硬貨を受け取って横方向へ搬出する横搬出路と、を備えた硬貨分離搬出装置であって、
    前記硬貨搬送ディスクは、前記硬貨支持面の中心部に同心円状に突設されて外周段差部にて硬貨の外周を支持する小径円盤と、該小径円盤の外径側に位置する環状の硬貨支持面から構成されて硬貨の一面を支持する環状硬貨搬送面と、該環状硬貨搬送面上に所定の周方向ピッチで突設されて該環状硬貨搬送面上の硬貨の周方向移動を規制する硬貨係止部材と、を備え、
    前記環状硬貨搬送面の径方向幅は、前記小径円盤の外周段差部により外周を支持された硬貨の直径よりも小さく設定され、
    前記環状硬貨搬送面の外径側には、該環状硬貨搬送面よりも低い段差低面が設けられており、
    前記小径円盤の外周段差部によって外周を支持された前記環状硬貨搬送面上の硬貨の一部が前記段差低面上にオーバーハングする領域には、規定厚みを越えた硬貨が進入した際にこの硬貨のオーバーハング部を前記低段差面に向けて押さえ込むことにより該硬貨の他端部を浮かせて前記小径円盤を乗り越えて前記横搬出路を回避した方向へ落下させる弾性部材が配置されていることを特徴とする硬貨分離搬出装置。
  2. 前記横搬出路の下端縁に沿って搬送レールが突設されており、前記環状硬貨搬送面から落下した前記硬貨は前記搬送レールを乗り越えて前記横搬出路を回避した方向へ落下することを特徴とする請求項1に記載の硬貨分離搬出装置。
  3. 前記弾性部材による前記硬貨のオーバーハング部の押さえ込み量を調節可能に構成したことを特徴とする請求項1、又は2に記載の硬貨分離搬出装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の硬貨分離搬出装置を備えたことを特徴とする金銭処理装置。
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