JP2011047376A - 内燃機関 - Google Patents
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Abstract
【課題】EGR以外の手法でエンジン本体からのNOx排出量を抑制する。
【解決手段】吸気が流れる吸気通路の一部15を酸素分離膜Mで形成し、吸気通路内の吸気に含まれる酸素の一部を酸素分離膜Mを透過させて吸気通路の外側に排出する。吸気の酸素濃度を低下させることができ、EGR以外の手法で、エンジン本体からのNOx排出量を抑制することができる。
【選択図】図3
【解決手段】吸気が流れる吸気通路の一部15を酸素分離膜Mで形成し、吸気通路内の吸気に含まれる酸素の一部を酸素分離膜Mを透過させて吸気通路の外側に排出する。吸気の酸素濃度を低下させることができ、EGR以外の手法で、エンジン本体からのNOx排出量を抑制することができる。
【選択図】図3
Description
本発明は内燃機関に係り、特に、エンジン本体の燃焼室からのNOx排出量の抑制に好適な内燃機関に関する。
空燃比がリーンな状態で燃焼が行われる内燃機関、主にディーゼルエンジンにあって、その排ガス浄化技術の一つとして、排気ガスの一部を吸気に還流させるEGR(Exhaust Gas Recirculation)がある。不活性ガスの多い排気ガスを吸気に還流することで、エンジン本体の燃焼室に吸入されるガスの酸素濃度を低下させ、燃焼時の筒内温度の上昇を抑制し、高温度場で生成される窒素酸化物NOxの生成を抑制できる。
ディーゼルエンジンに対する排出ガス規制や燃費規制は年々厳しくなっており、排気通路に設置した後処理装置による排気の浄化のみならず、燃焼室からの排気ガスの改善が必要となっている。
燃焼室からのNOx排出量を抑制するため、上述のEGRは好適である。また、年々厳しくなる排出ガス規制等に対応して、エンジンの低負荷および中負荷領域のみならず、高負荷領域においても高いEGR率でEGRを行うことが好適である。
しかし、高負荷領域における高EGR率化には次のような問題がある。すなわち、この際には高温の排気ガスを吸気側へ多量に還流するが、筒内への吸入空気(吸気)の充填効率悪化を回避すべく、EGRガスをEGRクーラにて十分に冷却する必要がある。ところで低中負荷領域に比べ過給圧が高い高負荷領域においては、EGR率としては低中負荷時よりも低いものの、EGRガス量としては低中負荷時よりも増加し、EGRクーラにて多大なEGRガスの除熱を行わなければならない。EGRクーラがエンジン冷却水を用いてEGRガスの冷却を行う水冷式であると、除熱量が増した分、冷却水温度が上昇し、エンジン全体として熱効率が低下する虞がある。
このように、EGRのみでエンジン本体からのNOx排出量を抑制しようとしても、それには自ずと限界があり、EGRとは別の手法が待ち望まれているのが現状である。
そこで本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、EGR以外の手法でエンジン本体からのNOx排出量を抑制可能な内燃機関を提供することにある。
本発明の一形態によれば、吸気が流れる吸気通路の一部を酸素分離膜で形成し、前記吸気通路内の吸気に含まれる酸素の一部を前記酸素分離膜を透過させて前記吸気通路の外側に排出するようにしたことを特徴とする内燃機関が提供される。
これによれば、酸素分離膜によって吸気中の酸素の一部を吸気通路から排出することで、吸気の酸素濃度を低下させることができる。よってEGR以外の手法で、エンジン本体からのNOx排出量を抑制することができる。
好ましくは、前記酸素分離膜の外側に排気通路の一部を形成し、前記酸素分離膜を透過した酸素を前記排気通路内に流入させるようにする。
これによれば、酸素分離膜の内外の酸素分圧差を増大し、酸素分離性能を向上することができる。
好ましくは、前記吸気通路の一部を、前記酸素分離膜で形成された内管により形成し、前記排気通路の一部を、前記内管の径方向外側に位置して前記内管と共に二重管をなす外管により形成する。
これによれば、構成がコンパクトとなると共に酸素分離を効率的に行うことができる。
好ましくは、排気ガスの一部を吸気側に還流するためのEGR装置と、排気ガスにより駆動されるタービンおよび吸気を過給するコンプレッサを有するターボチャージャとを備え、前記酸素分離膜で形成された前記吸気通路の一部が前記コンプレッサの下流側に位置される。
これによれば、酸素分離膜の内側に、過給された吸気が供給されるようになるため、酸素分離膜の内外の圧力差を増大し、酸素分離性能を向上することができる。
本発明は、EGR以外の手法でエンジン本体からのNOx排出量を抑制することができるという、優れた効果を発揮する。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を説明する。
図1に、本発明の第1実施形態に係る内燃機関(エンジン)を示す。本実施形態のエンジン1は、自動車用且つ多気筒の圧縮着火式内燃機関、即ちディーゼルエンジンである。エンジン1は、複数のシリンダ、ピストン、シリンダブロックおよびクランクシャフト等を含むエンジン本体2を有し、エンジン本体2には吸気マニホールド3および排気マニホールド4が取り付けられている。吸気マニホールド3は、吸気が流れる吸気通路5の下流端部を形成する。同様に排気マニホールド4は、排気ガスが流れる排気通路6の上流端部を形成する。吸気と排気ガスの流れをそれぞれ白矢印および黒矢印で図中に示す。
吸気を過給するためのターボチャージャ7が設けられる。ターボチャージャ7は、排気通路6に設けられて排気ガスにより駆動されるタービン8と、吸気通路5に設けられてタービン8により駆動され、吸気を過給するコンプレッサ9とを有する。吸気通路5におけるコンプレッサ9の下流側には、コンプレッサ9により過給された吸気を冷却するインタークーラ10が設けられている。
排気ガスの一部すなわちEGRガスを吸気側に還流するためのEGR装置11も設けられている。EGR装置11は、排気通路6内(特に排気マニホールド4内)の排気ガスの一部を吸気通路5内(特に吸気マニホールド3内)に還流させるためのEGR通路12と、EGR通路12を流れるEGRガスを冷却するEGRクーラ13と、EGR通路12の下流端部に設けられ、EGRガスの流量を調節するEGR弁14とを備える。EGRガスの流れを破線矢印で図中に示す。EGRクーラ13はエンジン冷却水を用いてEGRガスの冷却を行う水冷式である。
特に、本実施形態のエンジン1では、吸気通路5の一部を酸素分離膜で形成し、吸気通路5内の吸気に含まれる酸素の一部を酸素分離膜を透過させて吸気通路5の外側に排出するようにしている。
この点について詳細に述べると、吸気通路5におけるインタークーラ10の下流側で且つ吸気マニホールド3の上流側には、吸気通路5の一部をなす酸素分離管15が設けられている。酸素分離管15は、その一部または全部が酸素分離膜で形成されている。図3には、酸素分離管15(管壁)の長手方向の中間部が、部分的に、管状の酸素分離膜Mで形成されている例を示す。しかしながら、酸素分離管15のうちどの部分をどのように酸素分離膜Mで形成するかについては、特に限定はない。酸素分離管15の全体を酸素分離膜Mで形成してもよい。図3には円筒状の酸素分離管15および酸素分離膜Mを示すが、これらの形状についても特に限定はない。
酸素分離膜Mは、その内表面を酸素分離管15の内部に露出させており、その外表面を大気(外気)に露出させている。そして透過させた酸素を大気に排出するようになっている。
図2には本発明の第2実施形態に係るエンジン1Aを示す。このエンジン1Aは第1実施形態のエンジン1とほぼ同様であり、異なるのは酸素分離管15の部分だけである。よって同様の要素については図中同一符号を付して説明を省略し、相違点を中心に説明を行う。
第2実施形態において、酸素分離管15は、排気通路6の一部をなす外側排気管16の中に収容され、外側排気管16によって全体が覆われている。そして酸素分離管15を内管とし、外側排気管16を外管とする二重管が構成されている。特に、図3に示したような酸素分離膜Mで形成された管を内管とし、外側排気管16を外管とする二重管が構成されている。酸素分離管15と外側排気管16との間の環状通路を排気ガスが流れる。この場合、酸素分離膜Mを透過した酸素は、大気に排出されるのではなく、外側排気管16内の排気ガスに流入させられる。
図示例において、酸素分離管15内の吸気の流れ方向と外側排気管16内の排気ガスの流れ方向とは同一である。しかしながら、これら流れ方向は異なっていても、また互いに逆方向であっても構わない。必ずしも酸素分離管15と外側排気管16とで二重管を構成する必要もない。酸素分離膜Mを透過した酸素が排気通路6内に流入すればよいのであり、例えば外側排気管16に代えて箱状のチャンバを採用しても良い。
以下、図1に示した第1実施形態を中心に説明すると、図3に示すように、酸素分離管15内に流入する吸気すなわち新気は、大気と同じ酸素濃度を有し、その値は約21%である。この新気が、酸素分離膜Mでできた管内を流れる過程で、新気に含まれる酸素の一部が選択的に酸素分離膜Mを透過し、大気に排出される。この酸素透過の様子を図4に示す。なお酸素以外の窒素も酸素分離膜Mを透過するが、酸素の透過速度が窒素の透過速度よりも早いため、あたかも酸素のみが選択的に透過するような状態となる。酸素透過の結果、吸気の酸素濃度は低下し、吸気は低酸素濃度空気となる。他方、酸素分離膜Mの外側表面付近では、透過酸素の混入による酸素富化空気が生成される。低酸素濃度空気は例えば19%の酸素濃度を有し、酸素富化空気は例えば30%の酸素濃度を有する。この場合吸気の酸素濃度は2%減少される。
このように本実施形態によれば、酸素分離膜Mの無い通常のエンジンと比較して、吸気の酸素濃度を低下させることができる。よってエンジン本体2の燃焼室に吸入される吸気の酸素濃度を低下させ、このこと自体によって、すなわちEGRとは別の手法で、エンジン本体2からのNOx排出量を抑制することができる。
そしてEGRを併用する場合、特に高負荷領域において、吸気の酸素濃度が低下した分、EGRガス量を減少することができる。よって大量EGRを行うに際しても、通常のエンジンと比較してEGRクーラ13におけるEGRガスの除熱量を減少し、冷却水温度の上昇ひいてはエンジン全体の熱効率低下を抑制することが可能である。このように本実施形態は、EGRを補助することができるという利点も有する。
ところで、エンジン本体からのNOx排出量を抑制するには、次のような所謂予混合燃焼を実行するのも効果的であり、本実施形態のエンジンもこの予混合燃焼を実行するように構成されることができる。予混合燃焼を実行する場合、燃料の噴射時期は圧縮上死点よりも早期の圧縮行程早期とされ、燃料の噴射終了時から着火までの間の予混合期間に、燃料と空気が十分に混合され、希薄・均一化される。そしてこの混合気は、燃料の噴射終了後、ある程度の期間を経て着火する。このため局所的な燃焼温度が下がりNOx排出量が低減する。
しかし、予混合燃焼は中高負荷領域での適用が困難であり、中高負荷領域でNOx排出量を抑制しようとした場合、EGRに頼らざるを得ないのが現状である。本実施形態ではこうした予混合燃焼が困難な運転領域でEGRを行う場合であっても、EGRを補助することができる。
次に、酸素分離膜Mについて説明する。酸素分離膜Mは、高分子材料からなる膜であり、酸素と窒素の選択性および透過速度の差を利用して吸気の酸素濃度を低下させる。高分子材料はその種類に応じて気体選択透過性に違いがある。酸素分離膜Mに適用可能な高分子材料と、その気体選択透過性(PO2/PN2)を表1に示す。PN2、PO2はそれぞれ窒素および酸素の気体透過率である。
酸素分離膜Mとしては、気体選択透過性(PO2/PN2)の高い高分子材料を含むのが好ましい。表1に鑑みれば、酸素分離膜Mは、ポリイミド、ニトロセルロース、ポリ酢酸ビニル、ポリエーテルスルホン、ポリスルホンのうちの少なくとも一つを含むのが好ましい。
また、気体透過の基本式を式(1)に示す。
F=(P/L)×ΔP×S ・・・(1)
ここでFは膜からの流出流量(cm3/s)、Pは気体透過率(Barrer=10-10cm3(STP)・cm/s・cm2・cmHg)、Lは膜厚(cm)、ΔPは膜内外差圧(分圧差)(cmHg)、Sは膜面積(cm2)である。
ここでFは膜からの流出流量(cm3/s)、Pは気体透過率(Barrer=10-10cm3(STP)・cm/s・cm2・cmHg)、Lは膜厚(cm)、ΔPは膜内外差圧(分圧差)(cmHg)、Sは膜面積(cm2)である。
本分離膜機構においては、高分子材料における酸素/窒素の気体選択透過性、および膜内外の差圧により、酸素が膜表面に染み出るような構造となる。このため、気体分離による圧力損失は、例えば公知の中空糸フィルタと比較して1/10程度に抑制可能と考えられる。
式(1)から分かるように、酸素分離膜Mによる気体分離性能を確保するためには、膜内外に圧力差がなければならない。この点、本実施形態では、酸素分離膜Mがコンプレッサ9の下流側、特にインタークーラ10の下流側に位置されている。このため、コンプレッサ9で大気圧よりも高圧とされた吸気を酸素分離膜Mの内側に供給することができ、膜内外の圧力差を容易かつ確実に得ることができる。
図5には、図3に示した新気、酸素富化空気および低酸素濃度空気の酸素濃度と、過給圧との関係を模式的に示す。新気の酸素濃度は過給圧に拘わらず一定である。他方、過給圧の上昇に伴い酸素富化空気の酸素濃度は次第に増大し、低酸素濃度空気の酸素濃度は次第に減少する。これは、酸素分離膜Mの内圧が上昇して膜内外の圧力差が大きくなると、膜中の酸素透過量が増大し、酸素分離性能が向上することを意味する。EGR実行中の場合だと、過給圧の上昇はEGR率の増加と同義となる。過渡運転時(特に急加速時等)にあっては、EGR弁14の応答遅れによりNOxが瞬間的或いはスパイク的に悪化することがあるが、本実施形態によれば過渡運転時の過給圧上昇と同時に酸素透過量を増大し、吸気の酸素濃度をより低減できる。よってそのようなNOx悪化を抑制することができる。
ところで、上述の膜内外の差圧とは、各気体分子の分圧差であるといえる。よって酸素分離膜Mの内外における酸素分圧差が大きいほど、酸素分離膜Mを透過する酸素の流量は多くなり、吸気酸素濃度低減効果が増大する。
酸素分離膜Mの内側の酸素分圧を外側の酸素分圧より高くする手法として、前述の如く過給圧を上昇させることは有効である。こうすると大気条件である酸素分離膜Mの外側より、内側の酸素密度ひいては酸素濃度が増大するからである。
そしてさらに、図2に示した第2実施形態の如く、酸素分離膜Mの外側を排ガス雰囲気とすることはさらに有効である。こうすると、酸素分離膜Mの外側の酸素濃度を大気より低くし、酸素分離膜Mの内側の酸素分圧を外側の酸素分圧より一層高くできるからである。従って、第2実施形態は第1実施形態よりも、吸気酸素濃度低減効果を増大しNOx抑制に寄与し得る点で有利である。
図6には、第1実施形態と第2実施形態における酸素分離効果の比較を示す。(A)が第1実施形態であり、酸素を大気に排出するため「大気パージ」と称している。(B)が第2実施形態であり、酸素を排気ガス中に排出するため「排気パージ」と称している。
図から分かるように、酸素分離膜Mの下側に描かれている内側領域の新気の条件は同一である。しかしながら、酸素分離膜Mの上側に描かれている外側領域では、雰囲気ガスの酸素分圧PO2および酸素濃度に関し、第1実施形態(大気)の方が第2実施形態(排気)より高い。このため、酸素分圧差は第2実施形態の方が第1実施形態より高く、式(1)により第2実施形態の方が第1実施形態より多くの酸素を透過、排出することができる。
また、第2実施形態によれば、酸素分離膜Mから排出した酸素により排気ガスの酸素濃度を増大することができる。このため、排気通路6において外側排気管16の下流側に設けられた図示しない後処理装置(酸化触媒、NOx触媒、触媒付きDPF等)の発熱反応を促進し、その活性化を促進できるメリットがある。
さらに、第2実施形態によれば、酸素分離管15と外側排気管16とで二重管を構成するため、構成がコンパクトとなると共に酸素分離を効率的に行うことができる。
ところで、式(1)によれば、膜面積Sが大きいほど酸素分離膜Mから流出する酸素の流量Fは多くなる。よって酸素の流出流量を多くしたい場合には酸素分離膜Mの膜面積Sを大きくするのが好ましい。この場合、例えば酸素分離管15の長手方向両端面を除いた周面部全体を、酸素分離膜Mで形成するのがよい。
また、酸素分離膜Mは、上記実施形態の如く、EGRガスと吸気とが混合する混合部(吸気マニホールド3)よりも上流側の吸気通路5に設けるのが好ましい。混合部よりも下流側に設けると、EGRガスが混入して酸素濃度が低下した吸気からさらに酸素を排出するようになるため、膜内外の大きな酸素分圧差を得るのに不利だからである。
以上述べたように、本実施形態によれば、酸素分離膜によって吸気中の酸素を吸気通路から排出し、吸気の酸素濃度を低下させることができる。よってEGRとは別の手法で、エンジン本体からのNOx排出量を抑制することができる。
またEGRを併用する場合にあっては、EGRを補助することができ、特に高負荷領域においてEGRガス量を減少することができる。よってEGRクーラにおけるEGRガスの除熱量を減少し、エンジン全体の熱効率低下を抑制することができる。
加えて、第2実施形態のように、酸素分離膜の外側に排気通路の一部を形成すれば、酸素分離膜の内外の酸素分圧差を増大して酸素分離効果を向上することができる。よって、NOx排出量の抑制等に一層効果的である。
以上、本発明の実施形態を詳細に述べたが、本発明は他の実施形態を採用することも可能である。例えば、第1実施形態と第2実施形態の構成を組み合わせ、酸素分離膜の一部を大気に、残部を排気通路内に露出させるようにしてもよい。また、酸素分離膜は吸気通路ないし酸素分離管の周方向の全体に設ける必要は必ずしも無く、周方向の一部にのみ設けてもよい。また、酸素分離膜は吸気通路ないし酸素分離管の長手方向および周方向の少なくとも一方に複数設けてもよい。
1 内燃機関
5 吸気通路
6 排気通路
7 ターボチャージャ
8 タービン
9 コンプレッサ
11 EGR装置
15 酸素分離管
16 外側排気管
M 酸素分離膜
5 吸気通路
6 排気通路
7 ターボチャージャ
8 タービン
9 コンプレッサ
11 EGR装置
15 酸素分離管
16 外側排気管
M 酸素分離膜
Claims (4)
- 吸気が流れる吸気通路の一部を酸素分離膜で形成し、前記吸気通路内の吸気に含まれる酸素の一部を前記酸素分離膜を透過させて前記吸気通路の外側に排出するようにしたことを特徴とする内燃機関。
- 前記酸素分離膜の外側に排気通路の一部を形成し、前記酸素分離膜を透過した酸素を前記排気通路内に流入させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
- 前記吸気通路の一部を、前記酸素分離膜で形成された内管により形成し、前記排気通路の一部を、前記内管の径方向外側に位置して前記内管と共に二重管をなす外管により形成したことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関。
- 排気ガスの一部を吸気側に還流するためのEGR装置と、排気ガスにより駆動されるタービンおよび吸気を過給するコンプレッサを有するターボチャージャとを備え、前記酸素分離膜で形成された前記吸気通路の一部が前記コンプレッサの下流側に位置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009198637A JP2011047376A (ja) | 2009-08-28 | 2009-08-28 | 内燃機関 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009198637A JP2011047376A (ja) | 2009-08-28 | 2009-08-28 | 内燃機関 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011047376A true JP2011047376A (ja) | 2011-03-10 |
Family
ID=43833942
Family Applications (1)
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JP2009198637A Pending JP2011047376A (ja) | 2009-08-28 | 2009-08-28 | 内燃機関 |
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JP (1) | JP2011047376A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017198911A1 (fr) * | 2016-05-18 | 2017-11-23 | Kyrdyn | Moteur a combustion interne et procede pour ameliorer le rendement d'un moteur a combustion interne |
-
2009
- 2009-08-28 JP JP2009198637A patent/JP2011047376A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2017198911A1 (fr) * | 2016-05-18 | 2017-11-23 | Kyrdyn | Moteur a combustion interne et procede pour ameliorer le rendement d'un moteur a combustion interne |
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