JP2011046108A - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 反応系インクを使用したプリンタでは、廃インクタンク内を物理的に分離し、反応系インク同士が混ざらないように別々に回収している。一方、廃インクの乾燥を促すために、プラテンファンで吸引したエアーを廃インクタンク内に送り込む。その際、ミストまで送り込まれるため、反応系インクが混じってしまう。
【解決手段】 プラテンファンで吸引したエアーを本体固定の廃インクタンク内に送り込む際、給気口にフィルタを設ける。また、印字モードごとにフィルタ交換時機を導き出す係数を変更する。
【選択図】 図1
【解決手段】 プラテンファンで吸引したエアーを本体固定の廃インクタンク内に送り込む際、給気口にフィルタを設ける。また、印字モードごとにフィルタ交換時機を導き出す係数を変更する。
【選択図】 図1
Description
本発明はインクを吐出することで記録をおこなうインクジェット記録装置およびそれと同等のものに関するもので、特に廃インク処理に関するものである。
従来、インクジェット記録装置においては、吸引動作や予備吐出動作によるインク排出のように、被記録媒体に記録しないインクの使われ方というものが存在する。このような使われ方をしたインクは廃インクとして、通常、インク吸収体(廃インク吸収体)と呼ばれる部材中に吸収され保持される。
業務用の記録装置の場合、耐久性が高く寿命が長いため、廃インク吸収体を着脱可能にして、飽和状態に達したら新品に交換する方式や、大容量のインク吸収体で本体に固定して長期間使用する方式がある。
いずれの方式も、できる限り飽和状態に達するのを遅らせることが望ましい。
廃インク吸収体に吸収保持された廃インクの蒸発率を上昇させることができ、廃インク吸収体が飽和状態になるまでの時間を稼ぐことで廃インク吸収体の交換回数を減らすことができる構成がある。(例えば、特許文献1参照)
特許文献1では、廃インク容器の上面に廃インク蒸発用開口を全体にわたって設けるように構成して課題を解決した。
特許文献1では、廃インク容器の上面に廃インク蒸発用開口を全体にわたって設けるように構成して課題を解決した。
特許文献2では、さらに蒸発を促進するため、被記録媒体をプラテンに吸着させるための吸引機構によって生じた気流を廃インク吸収体に当てることで蒸発率を上昇させていた。
反応系インクを使用する記録装置では、廃インク吸収体の中で、反応系インク同士が混じりあわないように、分離して廃インクを回収している。
しかしながら、前記特許文献2のような構成にした場合、機体内のミストも気流の中に含まれて送り込まれるため、廃インク吸収体の中で反応系インクが交じり合ってしまうという問題が生じる。
この課題を解決するために、被記録媒体をプラテンに吸着させるための吸引機構によって生じた気流を廃インク吸収体に当てる送風機構と、廃インク吸収体との接続口にミスト除去フィルタを設ける。
しかし、フィルタはいずれ目詰まりを起こし目的を果たさなくなるため、交換が必要になる。そこで、反応系インクを使用した印字か、または反応系インクを使用しない印字かを判別し、フィルタ交換時機を導き出す係数を変更するフィルタ交換時期検出手段を備える。
本発明によれば、フィルタ交換時期が明示され、より適切なタイミングで交換することができる。フィルタの性能が維持されるため、廃インク吸収体内で、反応系インクが交じり合うといった問題点を生じる事なく、廃インク吸収体の蒸発率を上昇することができ、飽和状態に達する時期を遅らせることができる。
以下、添付図面を参照してこの発明の実施形態を説明する。本発明はこれらの実施形態のみに限らず、これらをさらに組み合わせることや、この特許請求の範囲に記載された本発明の概念に包含されるあらゆる変更や修正が可能であり、従って本発明の精神に帰属する他の技術にも当然応用することができる。
図1は、本発明を適用したインクジェット記録装置の実施例の概略構成を示す模式図である。記録ヘッド1は、用紙搬送方向に対し、直行方向(ガイドシフト2に沿って矢印A方向)に往復動作することで、非記録材(不図示)に印刷を行う。記録ヘッド1より吐出されたが印刷に使われなかったインク(以下、廃インク)は、吸引キャップ7、8に集められ、廃インク回収管11、12を経由して廃インク吸収体13、14に回収される。
廃インクは、記録ヘッド1の信頼性を保つために不可避的に発生するものである。吸引キャップ7,8は、印刷領域から外れた場所に位置し、非印刷時に記録ヘッド1のインク吐出面を保護・保湿するために使われる他、印刷開始前や印刷中の予備吐を受けたり、記録ヘッド1の吐出面を吸引回復したりするときに使われる。反応系インク同士が混じり合わないように、吸引キャップ7と吸引キャップ8を、それぞれ独立に使用する。
予備吐によって吸引キャップ7,8の表面に溜まった廃インクは、吸引ポンプ9,10により回収され、廃インク回収管11,12を経由して廃インク吸収体13,14に蓄えられる。また、吸引回復が行われるときは、記録ヘッド1のインク吐出面と吸引キャップ7,8が密閉し、吸引ポンプ9,10が動作することで記録ヘッド1からインクが吸い出され、廃インク回収管11,12を経由して廃インク吸収体13,14に蓄えられる。
吸引ファン5はダクト4を介してプラテン3に連結されており、吸引ファン5を回転させて矢印Bの方向に空気流を発生させることにより、被記録媒体をプラテン3の支持面(上面)に吸着させるための吸引機構が設けられている。また、被記録媒体を吸引することで、記録面付近に発生するインクミストも吸引している。
本発明によれば、吸引ファン5等から成る吸引機構によって生じた排気流(気流)を送風管16を通って、廃インク吸収体13、14に流れ込むように構成される。
送風管の接続口にミストフィルタ6が設けられているため、排気流の中のミストは、ここで除去され、気流のみが廃インク吸収体13から14を通って、排気口15から排出される。
図2は、フィルタ交換時期検出のフローチャートである。
本発明の実施例の記録装置を制御するための機構(CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリ等、いずれも不図示)を備えるものとする。
本フローチャートは、ROMの中の一部である。
印字又は回復動作によるインク吐出が行なわれると、印字においては1スキャンごとに図2のフローが起動され、回復動作においては、予備吐動作が行なわれるごとに図2のフローが起動される。ステップS01で、吐出量からミスト量の計算が行われる。
換算方法は、例えば、吐出1dotにつき、以下の計算式とする。
吐出1dot分のミスト量=各色吐出量換算値(ng)×(ミスト化率)
×(プラテンダクト吸入率)
×(プラテンダクトトラップ率)
総ミスト量は、(吐出1dot分のミスト量×各色の吐出dot数)× 全色分、である。
×(プラテンダクト吸入率)
×(プラテンダクトトラップ率)
総ミスト量は、(吐出1dot分のミスト量×各色の吐出dot数)× 全色分、である。
ステップS02で、現在動作している印字モードが反応系インクを使用する印字モードかどうかを判定する。図3に印字モードと反応系インク使用の関係を示す。反応系インクを使用している場合は、ステップS03へ行き、ステップS01で算出されたミスト量に、各印字モードに応じた重み係数αnを掛け合わせる。αnは1以上の実数で、採用するフィルタの性能によって定められる。反応系インクを使用していない場合は、ステップS01で算出された値をそのまま使用する。これら算出されたミスト量は積算していく。そのために不揮発性メモリの中にミスト量積算値を格納する領域を設け、出荷時には0クリアされているものとする。ステップS04でミスト量を積算する。まず揮発性メモリからミスト量積算値を読み込み、今回算出されたミスト量を加算して不揮発性メモリに書き戻す。次にステップS05で、予め定められた数値と比較し、閾値を超えていた場合は、ステップS06でフィルタ交換を促す旨のメッセージを表示手段に対して表示し、処理を終了する。閾値を超えていなければ、そのまま処理を終了する。
1 インクジェット記録装置
2 ガイドシフト
3 プラテン
4 ダクト
5 吸引ファン
6 ミストフィルタ
7 吸引キャップ
8 吸引キャップ
9 吸引ポンプ
10 吸引ポンプ
11 廃インク回収管
12 廃インク回収管
13 廃インク吸収体
14 廃インク吸収体
15 排気口
16 送風管
2 ガイドシフト
3 プラテン
4 ダクト
5 吸引ファン
6 ミストフィルタ
7 吸引キャップ
8 吸引キャップ
9 吸引ポンプ
10 吸引ポンプ
11 廃インク回収管
12 廃インク回収管
13 廃インク吸収体
14 廃インク吸収体
15 排気口
16 送風管
Claims (1)
- 反応系インクを使用するインクジェット記録装置において、
廃インクを、反応系インク同士が混じりあわないように別々に吸収保持する廃インク吸収体と、被記録媒体をプラテンに吸着させるための吸引機構と、前記吸引機構によって生じた気流を前記廃インク吸収体に当てる送風機構と、前記送風機構と前記廃インク吸収体との接続口にミスト除去フィルタが設けられていて、
さらに、記録装置内の状態をオペレータに通知する表示手段と、
前記ミスト除去フィルタの交換時期を検出するフィルタ交換時期検出手段とを備え、
特に、反応系インクを使用した印字か、または反応系インクを使用しない印字かを判別し、フィルタ交換時機を導き出す係数を変更することを特徴とするフィルタ交換時期検出手段を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009196835A JP2011046108A (ja) | 2009-08-27 | 2009-08-27 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009196835A JP2011046108A (ja) | 2009-08-27 | 2009-08-27 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011046108A true JP2011046108A (ja) | 2011-03-10 |
Family
ID=43832920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009196835A Pending JP2011046108A (ja) | 2009-08-27 | 2009-08-27 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011046108A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3067207A1 (en) * | 2015-03-13 | 2016-09-14 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejection apparatus |
US10828903B2 (en) | 2018-03-27 | 2020-11-10 | Seiko Epson Corporation | Ink absorbing member accommodation container and ink absorbing structure |
-
2009
- 2009-08-27 JP JP2009196835A patent/JP2011046108A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP3067207A1 (en) * | 2015-03-13 | 2016-09-14 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejection apparatus |
CN105966071A (zh) * | 2015-03-13 | 2016-09-28 | 精工爱普生株式会社 | 液体喷射装置 |
US9724923B2 (en) | 2015-03-13 | 2017-08-08 | Seiko Epson Corporation | Liquid ejection apparatus |
US10828903B2 (en) | 2018-03-27 | 2020-11-10 | Seiko Epson Corporation | Ink absorbing member accommodation container and ink absorbing structure |
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