JP2011043206A - 開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】各種電子機器に使用される開閉装置に関し、滑らかで確実な開閉操作が可能なものを提供することを目的とする。
【解決手段】ばね11と可動体15の間に摺動部材16を設けると共に、可動体15左端面の中央部に突出部15Bを形成し、この面積の小さな突出部15Bを摺動部材16の中央部に当接させることによって、可動体15や固定スペーサ7の開閉操作時の弾接摺動がばね8ではなく、摩擦の小さな摺動部材16との間で行われ、これらの磨耗を少なくすることができるため、開閉操作が長期間繰り返された場合でも、引っ掛かり感等がなく、滑らかで確実な開閉操作を行うことが可能な開閉装置を得ることができる。
【選択図】図1
【解決手段】ばね11と可動体15の間に摺動部材16を設けると共に、可動体15左端面の中央部に突出部15Bを形成し、この面積の小さな突出部15Bを摺動部材16の中央部に当接させることによって、可動体15や固定スペーサ7の開閉操作時の弾接摺動がばね8ではなく、摩擦の小さな摺動部材16との間で行われ、これらの磨耗を少なくすることができるため、開閉操作が長期間繰り返された場合でも、引っ掛かり感等がなく、滑らかで確実な開閉操作を行うことが可能な開閉装置を得ることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯電話やパーソナルコンピュータ等の、各種電子機器に使用される開閉装置に関するものである。
近年、携帯電話やパーソナルコンピュータ等の電子機器の高機能化や軽量化が進むなか、固定筐体に対し可動筐体が開閉可能に装着された、所謂、折畳み式のものが増えており、これらに用いられる開閉装置においても、滑らかで確実な開閉操作を行えるものが求められている。
このような従来の開閉装置について、図5〜図7を用いて説明する。
なお、これらの図面は構成を判り易くするために、部分的に寸法を拡大して表している。
図6は従来の開閉装置の断面図、図7は同分解斜視図であり、同図において、1は略円筒状の固定体で、この左端面外周には、突出部2A、及びこの突出部2Aから上下へ延出する二つの傾斜部2B、2Cから形成された、一対の固定カム2が設けられている。
そして、3は同じく略円筒状の可動体で、固定体1に対し開閉方向へ回転可能に、かつ軸線方向へ移動可能に配置されると共に、固定カム2との対向面である右端面外周には一対の可動カム4が設けられている。
また、5は略円筒状の可動ケースで、右端の開口部から固定体1の右端部が回転可能に突出すると共に、外周に突出したガイド溝部5Aには、可動体3外周の突起部3Aが挿入され、可動体3が軸線方向へ移動可能に可動ケース5内に収納されている。
さらに、6は略円柱状の固定軸、7は略リング状の固定スペーサで、固定軸6の中間部に固定スペーサ7が係止されると共に、右端部が固定体1に係止され、可動体3の中空部を挿通した固定軸6の左端部が、可動ケース5外側面に回転可能に固着されている。
また、8はコイル状のばねで、可動体3左端面と固定スペーサ7右端面の間に、ばね8がやや撓んだ状態で装着され、このばね8によって可動体3が右方向へ付勢されて、可動カム4の先端が固定カム2の傾斜部2Cへ弾接している。
そして、9は略リング状の可動板で、可動板9外周の突起部がガイド溝部5Aに挿入されて、複数の例えば3枚の可動板9が、軸線方向へ移動可能に可動ケース5内に収納されると共に、中央の円形孔内には固定軸6が回転可能に挿通している。
また、10は同じく略リング状の固定板で、複数の例えば2枚の固定板10が複数の可動板9の間に交互に配置されると共に、これらの固定板10が中央の小判孔によって、固定軸6に軸線方向へ移動可能に係止されている。
さらに、11はコイル状のばねで、やや撓んだ状態で左端の可動板9と可動ケース5内側面の間に装着され、このばね11によって複数の可動板9と固定板10が弾接すると共に、この複数の可動板9と固定板10の間には、潤滑剤(図示せず)が塗布されて、開閉装置13が構成されている。
そして、このように構成された開閉装置13が、例えば、図5の携帯電話の斜視図に示すように、固定体1の右端部が上面に複数のキーからなる操作部21Aやマイクロフォン等の音声入力部21Bが形成された固定筐体21へ、可動ケース5のガイド溝部5A外周が、表面に液晶表示素子等の表示部22Aやスピーカ等の音声出力部22Bが形成された可動筐体22へ各々固着され、開閉装置13によって固定筐体21に対して可動筐体22が開閉可能に軸支されて電子機器が構成される。
以上の構成において、図6に示したように、可動カム4の先端が固定カム2下側の傾斜部2Cへ弾接した状態では、可動体3がばね8によって下方向の閉方向へ付勢されているため、可動ケース5が装着された可動筐体22は、固定筐体21に対して閉じた状態で保持されている。
そして、この閉状態から、可動筐体22を手で開くと、可動筐体22にガイド溝部5Aが装着固定された可動ケース5が回転し、可動体3が可動ケース5内を左方向の軸線方向へ回転しながら移動して、可動カム4先端が固定カム2の突出部2Aを超えて弾接摺動し、上側の傾斜部2Bへ弾接すると、可動体3が開方向へ付勢されるため、この力によって可動筐体22に開く方向の力が加わり、可動筐体22が固定筐体21に対して所定角度に開いた状態となる。
また、この時、突起部がガイド溝部5Aに挿入された複数の可動板9も、可動ケース5と共に回転するが、これらの可動板9はばね11によって複数の固定板10に弾接すると共に、複数の可動板9と固定板10の間には潤滑剤が塗布されているため、これらの間には開方向に対する抵抗が発生し、これによって可動ケース5の回転、すなわち可動筐体22の開操作が緩やかに行われる。
つまり、可動筐体22に装着された可動ケース5を回転させることによって、ばね8に付勢された可動体3を軸線方向へ移動させ、可動カム4先端を固定カム2の傾斜部2Bまたは2Cのいずれかへ弾接させて、固定筐体21に対する可動筐体22の開閉操作を行うと共に、弾接した複数の可動板9と固定板10によって、衝撃の少ない緩やかな開閉操作が行われるように構成されているものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
しかしながら、上記従来の開閉装置においては、可動体3を付勢するばね8が、可動体3左端面と固定スペーサ7右端面の間にやや撓んだ状態で装着され、開閉操作時に、ばね8両端と可動体3や固定スペーサ7が弾接摺動して、これらの間に摩擦が生じるため、開閉操作が長期間繰り返された場合、可動体3や固定スペーサ7に磨耗が生じ、これが甚だしくなると引っ掛かり感等が発生して、滑らかな操作感触が損なわれてしまう場合があるという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、滑らかで確実な開閉操作が可能な開閉装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、可動体を固定体の方向へ付勢するばねと、可動体または固定スペーサの少なくとも一方の間に、摺動部材を設けて開閉装置を構成したものであり、ばね端部を可動体や固定スペーサではなく、摺動部材に弾接させることによって、可動体や固定スペーサの開閉操作時の弾接摺動がばねではなく、摩擦の小さな摺動部材との間で行われ、これらの磨耗を少なくすることができるため、開閉操作が長期間繰り返された場合でも、引っ掛かり感等がなく、滑らかで確実な開閉操作を行うことが可能な開閉装置を得ることができるという作用を有する。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明において、摺動部材または可動体、固定スペーサの一方の中央部に突出部を設けると共に、この突出部を他方に当接させたものであり、摺動部材と可動体や固定スペーサを、面積の小さな突出部で当接させることによって、開閉操作時の摺動部材と可動体や固定スペーサの摩擦が小さなものとなり、これらの磨耗を少なくできるため、より良好な感触で、確実な開閉操作を行うことができるという作用を有する。
以上のように本発明によれば、滑らかで確実な開閉操作が可能な開閉装置を実現することができるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図5を用いて説明する。
なお、これらの図面は構成を判り易くするために、部分的に寸法を拡大して表している。
また、背景技術の項で説明した構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を簡略化する。
(実施の形態)
図1は本発明の一実施の形態による開閉装置の断面図、図2は同分解斜視図であり、同図において、1は略円筒状で鋼や銅合金、焼結合金、あるいは合成樹脂製の固定体で、この左端面外周には、突出部2A、及びこの突出部2Aから上下へ延出する二つの傾斜部2B、2Cから形成された、一対の固定カム2が設けられている。
図1は本発明の一実施の形態による開閉装置の断面図、図2は同分解斜視図であり、同図において、1は略円筒状で鋼や銅合金、焼結合金、あるいは合成樹脂製の固定体で、この左端面外周には、突出部2A、及びこの突出部2Aから上下へ延出する二つの傾斜部2B、2Cから形成された、一対の固定カム2が設けられている。
そして、15は同じく略円筒状で鋼や銅合金、焼結合金、あるいは合成樹脂製の可動体で、固定体1に対し開閉方向へ回転可能に、かつ軸線方向へ移動可能に配置されると共に、固定カム2との対向面である右端面外周には一対の可動カム4が設けられている。
また、5は略円筒状で鋼や銅合金、合成樹脂製の可動ケースで、右端の開口部から固定体1の右端部が回転可能に突出すると共に、外周に突出したガイド溝部5Aには、可動体15外周の突起部15Aが挿入され、可動体15が軸線方向へ移動可能に可動ケース5内に収納されている。
さらに、6は略円柱状で鋼や銅合金、合成樹脂製の固定軸、7は略リング状で同じく鋼や銅合金、合成樹脂製の固定スペーサで、固定軸6の中間部に固定スペーサ7が係止されると共に、右端部が固定体1に係止され、可動体15の中空部を挿通した固定軸6の左端部が、可動ケース5外側面に回転可能に固着されている。
そして、8はコイル状で銅合金や鋼線製のばね、16は略リング状で鋼や銅合金製の摺動部材で、この摺動部材16左端面と固定スペーサ7右端面の間に、ばね8がやや撓んだ状態で装着され、このばね8によって可動体15が摺動部材16を介して右方向へ付勢されて、可動カム4の先端が固定カム2の傾斜部2Cへ弾接している。
さらに、可動体15左端面の中央部には左方へ突出する突出部15Bが形成され、ばね8が左端面外周に弾接した摺動部材16の中央部に、この突出部15Bが当接している。
また、9は略リング状で鋼や銅合金、合成樹脂製の可動板で、可動板9外周の突起部がガイド溝部5Aに挿入されて、複数の例えば3枚の可動板9が、軸線方向へ移動可能に可動ケース5内に収納されると共に、中央の円形孔内には固定軸6が回転可能に挿通している。
そして、10は同じく略リング状の固定板で、複数の例えば2枚の固定板10が複数の可動板9の間に交互に配置されると共に、これらの固定板10が中央の小判孔によって、固定軸6に軸線方向へ移動可能に係止されている。
さらに、11はコイル状のばねで、やや撓んだ状態で左端の可動板9と可動ケース5内側面の間に装着され、このばね11によって複数の可動板9と固定板10が弾接すると共に、この複数の可動板9と固定板10の間には、高粘度のシリコーンやオレフィン系、フッ素系等の潤滑剤(図示せず)が塗布されて、開閉装置20が構成されている。
そして、このように構成された開閉装置20が、例えば、図5の携帯電話の斜視図に示すように、固定体1の右端部が上面に複数のキーからなる操作部21Aやマイクロフォン等の音声入力部21Bが形成された固定筐体21へ、可動ケース5のガイド溝部5A外周が、表面に液晶表示素子等の表示部22Aやスピーカ等の音声出力部22Bが形成された可動筐体22へ各々固着され、開閉装置20によって固定筐体21に対して可動筐体22が開閉可能に軸支されて電子機器が構成される。
以上の構成において、図1に示したように、可動カム4の先端が固定カム2下側の傾斜部2Cへ弾接した状態では、可動体15がばね8によって下方向の閉方向へ付勢されているため、可動ケース5が装着された可動筐体22は、固定筐体21に対して閉じた状態で保持されている。
そして、この閉状態から、可動筐体22を手で開くと、可動筐体22にガイド溝部5Aが装着固定された可動ケース5が回転し、可動体15が可動ケース5内を左方向の軸線方向へ回転しながら移動して、可動カム4先端が固定カム2の突出部2Aを超えて弾接摺動し、上側の傾斜部2Bへ弾接すると、可動体15が開方向へ付勢されるため、この力によって可動筐体22に開く方向の力が加わり、可動筐体22が固定筐体21に対して所定角度に開いた状態となる。
また、この時、突起部がガイド溝部5Aに挿入された複数の可動板9も、可動ケース5と共に回転するが、これらの可動板9はばね11によって複数の固定板10に弾接すると共に、複数の可動板9と固定板10の間には潤滑剤が塗布されているため、これらの間には開方向に対する抵抗が発生し、これによって可動ケース5の回転、すなわち可動筐体22の開操作が緩やかに行われる。
つまり、可動筐体22に装着された可動ケース5を回転させることによって、ばね8に付勢された可動体15を軸線方向へ移動させ、可動カム4先端を固定カム2の傾斜部2Bまたは2Cのいずれかへ弾接させて、固定筐体21に対する可動筐体22の開閉操作を行うと共に、弾接した複数の可動板9と固定板10によって、衝撃の少ない緩やかな開閉操作が行われるように構成されている。
そして、この時、可動体15を固定体1の方向へ付勢するばね8と、可動体15との間には摺動部材16が設けられ、可動体15の左端面にはばね8が直接弾接していないため、可動体15には開閉操作時のばね8右端の弾接摺動による磨耗が生じないようになっている。
すなわち、可動体15左端面の開閉操作時の弾接摺動がばね8ではなく、摺動部材16右端面との間で行われることによって、可動体15の磨耗を防ぎ、開閉操作が長期間繰り返された場合でも、引っ掛かり感等がなく滑らかで、良好な操作感触で開閉操作が行えるように構成されている。
さらに、可動体15左端面の中央部には突出部15Bが形成され、この面積の小さな突出部15Bが、左端面外周にばね8が弾接した摺動部材16の右端面中央部に当接して、可動体15が回転するため、摺動部材16に対する可動体15の摩擦モーメントが小さなものとなり、摺動部材16及び可動体15中央部の磨耗が各々少なくなるようになっている。
つまり、可動体15左端面と摺動部材16右端面の全面を当接させるのではなく、中央部の突出部15Bを摺動部材16の中央部に当接させることによって、例えば突出部15Bの当接面積が、全面を当接させた場合に対し半分であった場合には、可動体15と摺動部材16の間の摩擦モーメントを半分にすることができる。
すなわち、ばね11と可動体15の間に摺動部材16を設けると共に、可動体15左端面の中央部に突出部15Bを形成し、この面積の小さな突出部15Bを摺動部材16の中央部に当接させることで、開閉操作時の可動体15と摺動部材16の摩擦が小さなものとなり、これらの磨耗を少なくできるため、開閉操作が長期間繰り返された場合でも、より良好な感触で、確実な開閉操作を行うことができるように構成されている。
なお、以上の説明では、ばね8右端と可動体15の間に摺動部材16を設けると共に、可動体15左端面の中央部に突出部15Bを形成した構成について説明したが、図3の断面図や図4の分解斜視図に示すように、ばね8左端と固定スペーサ17右端面の間に摺動部材16を設け、この固定スペーサ17右端面の中央部に突出部17Aを形成した構成としても、本発明の実施は可能である。
つまり、同図においては、固定スペーサ17右端面の中央部に形成された突出部17Aが、摺動部材16左端面の中央部に当接すると共に、ばね8が摺動部材16右端面と可動体3左端面の間にやや撓んだ状態で装着され、可動体3を右方向へ付勢して、可動カム4の先端が固定体1の固定カム2に弾接している。
したがって、開閉操作を行った場合、上述した構成とは異なり、ばね8が可動体3と共に回転すると共に、このばね8が右端面外周に弾接した摺動部材16が、固定スペーサ17右端面の面積の小さな突出部17Aを、中央部に当接させて回転する。
すなわち、ばね8左端と固定スペーサ17右端面の間に摺動部材16を設けると共に、固定スペーサ17右端面の中央部に突出部17Aを形成し、この面積の小さな突出部17Aを摺動部材16左端面の中央部に当接させることによって、開閉操作時の固定スペーサ17と摺動部材16の摩擦が小さなものとなり、これらの磨耗を少なくできるように構成されている。
なお、このように固定スペーサ17右端面の中央部に突出部17Aを形成した構成や、上述したように可動体15左端面の中央部に突出部15Bを形成した構成のほか、ばね8右端と可動体15の間に摺動部材16を設けた場合には、摺動部材16右端面の中央部に突出部を、ばね8左端と固定スペーサ17右端面の間に摺動部材16を設けた場合には、摺動部材16左端面の中央部に突出部を各々形成した構成としても、本発明の実施は可能である。
また、以上の説明では、略リング状で鋼や銅合金製の摺動部材16を用い、これを可動体15や固定スペーサ17に弾接させる構成について説明したが、この摺動部材16にフッ素含有の無電解ニッケルめっき等の潤滑めっきを施すことによって、可動体15や固定スペーサ17との摩擦をさらに小さなものとすることができる。
このように本実施の形態によれば、可動体15を固定体1の方向へ付勢するばね11と、可動体15または固定スペーサ17の少なくとも一方の間に、摺動部材16を設け、ばね8端部を可動体15や固定スペーサ17ではなく、摺動部材16に弾接させることによって、可動体15や固定スペーサ17の開閉操作時の弾接摺動がばね8ではなく、摩擦の小さな摺動部材16との間で行われ、これらの磨耗を少なくすることができるため、開閉操作が長期間繰り返された場合でも、引っ掛かり感等がなく、滑らかで確実な開閉操作を行うことが可能な開閉装置を得ることができるものである。
そして、摺動部材16または可動体15、固定スペーサ17の一方の中央部に突出部15Bや17Aを設けると共に、この突出部15Bや17Aを他方に当接させ、摺動部材16と可動体15や固定スペーサ17を、面積の小さな突出部15Bや17Aで当接させることによって、開閉操作時の摺動部材16と可動体15や固定スペーサ17の摩擦が小さなものとなり、これらの磨耗を少なくできるため、より良好な感触で、確実な開閉操作を行うことが可能となる。
なお、以上の説明では、開閉操作を判り易くするために、3枚の可動板9と2枚の固定板10を弾接させた構成について説明したが、可動板9や固定板10を1枚ずつとした構成や、あるいは5枚、6枚とさらに多くの可動板9と固定板10を弾接させた構成としても、本発明の実施は可能である。
また、以上の説明では、開閉装置20の固定体1の右端部を携帯電話の固定筐体21へ、可動ケース5を可動筐体22へ各々固着した構成として説明したが、これとは逆に固定体1を可動筐体22へ、可動ケース5を固定筐体21へ各々固着し、固定体1や固定軸6等を可動部材として、可動ケース5や可動体15等を固定部材として各々用いる構成としてもよい。
本発明による開閉装置は、滑らかで確実な開閉操作が可能なものを得ることができ、各種電子機器に使用される開閉装置として有用である。
1 固定体
2 固定カム
2A 突出部
2B、2C 傾斜部
3、15 可動体
3A、15A 突起部
4 可動カム
5 可動ケース
5A ガイド溝部
6 固定軸
7 固定スペーサ
8 ばね
9 可動板
10 固定板
11 ばね
15B、17A 突出部
16 摺動部材
17 固定スペーサ
20 開閉装置
21 固定筐体
21A 操作部
21B 音声入力部
22 可動筐体
22A 表示部
22B 音声出力部
2 固定カム
2A 突出部
2B、2C 傾斜部
3、15 可動体
3A、15A 突起部
4 可動カム
5 可動ケース
5A ガイド溝部
6 固定軸
7 固定スペーサ
8 ばね
9 可動板
10 固定板
11 ばね
15B、17A 突出部
16 摺動部材
17 固定スペーサ
20 開閉装置
21 固定筐体
21A 操作部
21B 音声入力部
22 可動筐体
22A 表示部
22B 音声出力部
Claims (2)
- 固定カムが設けられた固定体と、この固定体に対し回転可能に配置されると共に、上記固定カムに弾接する可動カムが設けられた可動体と、端部が固定体に係止された固定軸と、この固定軸の中間部に係止された固定スペーサと、この固定スペーサと上記可動体の間に装着されたばねと、これらを収納した略円筒状の可動ケースからなり、上記ばねと上記可動体または上記固定スペーサの、少なくとも一方の間に摺動部材を設けた開閉装置。
- 摺動部材または可動体、固定スペーサの一方の中央部に突出部を設けると共に、この突出部を他方に当接させた請求項1記載の開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009191557A JP2011043206A (ja) | 2009-08-21 | 2009-08-21 | 開閉装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN104767231B (zh) * | 2014-01-08 | 2017-02-08 | 沈阳工业大学 | 野营型收音机的翻盖式太阳能充电装置 |
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2009
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