JP2011040844A - 読取装置、読取装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

読取装置、読取装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】読取対象物を搬送して読取部によって読取対象物の読み取りを行う場合に、搬送速度を高めることで高速に読取動作を完了できる読取装置、この読取装置の制御方法、及び、プログラムを提供する。
【解決手段】読取対象物を搬送する搬送機構100と、読取対象物の搬送路Aに配置され、読取対象物を読み取る表面スキャナー111及び裏面スキャナー112と、を備えたドットインパクトプリンター10は、搬送機構100による搬送速度を制御するとともに、読取対象物における読取対象範囲と、この読取対象範囲がコンタクトガラス111A、112Aを通る間の読取速度とが指定された場合に、指定された読取対象範囲と読取速度とに基づいて、読取対象範囲以外の部分がコンタクトガラス111A、112Aを通る間の目標速度を決定する。
【選択図】図3

Description

本発明は、読取装置、この読取装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
近年、複写機やファクシミリ装置あるいはスキャナー装置等の読取装置においては、読取部を固定して読取対象物の帳票等を搬送しながら画像を読取るシートスルー方式が一般に採用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−229238号公報
上述した読取装置は、読取対象物を搬送する速度によって読み取りに要する時間が決定されるため、なるべく高速で搬送することが望ましいが、読取部に対する読取対象物の移動速度は読取解像度にも影響を与えるため、読み取り中の搬送速度を変えることは容易でなく、高速化は困難であった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、読取対象物を搬送して読取部によって読取対象物の読み取りを行う場合に、搬送速度を高めることで高速に読取動作を完了できる読取装置、この読取装置の制御方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、読取対象物を搬送する搬送部と、前記読取対象物の搬送路に配置され、前記搬送部により搬送される前記読取対象物を読み取る読取部と、前記搬送部による搬送速度を制御する速度制御部とを備え、前記速度制御部は、前記読取対象物における読取対象範囲と、この読取対象範囲が前記読取部の読取位置を通る間の搬送速度を示す読取速度とが指定された場合に、指定された読取対象範囲の位置と読取速度とに基づいて、前記読取対象範囲以外の部分が前記読取位置を通る間の目標速度を決定すること、を特徴とする。
この構成によれば、読取対象範囲を読み取る間の読取速度が指定された場合に、指定された読取速度に基づいて、読取対象範囲以外の部分が読取位置を通る間の目標速度を決定するので、指定された読取速度を逸脱しない範囲で、読取中を除く間の搬送速度を適切に定めることができる。これにより、読み取り品質に影響を及ぼさない範囲で搬送速度を高速化することができ、読取動作全体の高速化を実現できる。
上記構成において、前記速度制御部は、前記目標速度を前記読取速度より高い速度としてもよい。
この場合、読取対象範囲以外の部分が読取位置を通る間は、読取対象範囲を読み取る間の搬送速度よりも高速に搬送するので、読み取り品質に影響を及ぼさない範囲で搬送速度を確実に高速化できる。
また、上記構成において、前記速度制御部は、前記目標速度を定める対象となった範囲の前に位置する前記読取対象範囲の読取速度、該範囲の後に位置する前記読取対象範囲の読取速度、及び、これら前後の前記読取対象範囲の間の拒離に基づいて、目標速度を算出するものであってもよい。
この場合、読取対象範囲以外の部分が読取位置を通る間の目標速度を、その部分の前後に位置する読取対象範囲を読み取る間の読取速度と、前後の読取対象範囲間の拒離に基づいて算出するので、前後の読取対象範囲の読取時における搬送速度に影響を与えないように加速及び減速ができる目標速度を算出することができる。これにより、読み取り品質に影響を及ぼさない範囲で最適な目標速度を決定することができ、搬送速度を確実に高速化できる。
また、上記構成において、目標速度より低速の搬送速度から目標速度へ加速する加速パターンと、目標速度からより低速の搬送速度に減速する減速パターンと、をそれぞれ複数記憶した記憶部を備え、前記速度制御部は、前記目標速度を定める対象となった範囲の前に位置する前記読取対象範囲の読取速度、及び、該範囲の後に位置する前記読取対象範囲の読取速度に基づいて、加速パターンと減速パターンとを前記記憶部に記憶したパターンから選択するものであってもよい。
この場合、読取対象範囲以外の部分が読取位置を通る間の目標速度への加速および減速のパターンを、予め記憶した加速パターンと減速パターンの中から選択できる。これにより、負荷の軽い処理によって、読取速度から目標速度までの加速および目標速度から読取速度への減速のパターンを決定できるので、最適な目標速度を決定して搬送速度を確実に高速化できる。
上記の読取装置は、インターフェースを介してホストコンピューターに接続され、前記速度制御部は、前記ホストコンピューターによって前記読取対象物における読取対象範囲と、この読取対象範囲が前記読取部の読取位置を通る間の搬送速度を示す読取速度とが指定された場合に、指定された読取対象範囲の位置と読取速度とに基づいて、前記読取対象範囲以外の部分が前記読取位置を通る間の目標速度を決定してもよい。
また、本発明は、読取対象物を搬送する搬送部と、前記読取対象物の搬送路に配置され、前記搬送部により搬送される前記読取対象物を読み取る読取部と、を備えた読取装置を制御して、前記搬送部による搬送速度を制御するとともに、前記読取対象物における読取対象範囲と、この読取対象範囲が前記読取部の読取位置を通る間の搬送速度を示す読取速度とが指定された場合に、指定された読取対象範囲の位置と読取速度とに基づいて、前記読取対象範囲以外の部分が前記読取位置を通る間の目標速度を決定すること、を特徴とする。
この方法によれば、読取装置によって読取対象範囲を読み取る間の読取速度が指定された場合に、指定された読取速度に基づいて、読取対象範囲以外の部分が読取位置を通る間の目標速度を決定するので、指定された読取速度を逸脱しない範囲で、読取中を除く間の搬送速度を適切に定めることができる。これにより、読み取り品質に影響を及ぼさない範囲で搬送速度を高速化することができ、読取動作全体の高速化を実現できる。
本発明は、読取対象物を搬送する搬送部と、前記読取対象物の搬送路に配置され、前記搬送部により搬送される前記読取対象物を読み取る読取部と、を備えた読取装置を制御するコンピューターにより実行されるプログラムであって、前記コンピューターを、前記搬送部による搬送速度を制御するとともに、前記読取対象物における読取対象範囲と、この読取対象範囲が前記読取部の読取位置を通る間の搬送速度を示す読取速度とが指定された場合に、指定された読取対象範囲の位置と読取速度とに基づいて、前記読取対象範囲以外の部分が前記読取位置を通る間の目標速度を決定する速度制御部、として機能させることを特徴とする。
このプログラムを、読取装置を制御するコンピューターによって実行することにより、読取対象範囲を読み取る間の読取速度が指定された場合に、指定された読取速度に基づいて、読取対象範囲以外の部分が読取位置を通る間の目標速度を決定するので、指定された読取速度を逸脱しない範囲で、読取中を除く間の搬送速度を適切に定めることができる。これにより、読み取り品質に影響を及ぼさない範囲で搬送速度を高速化することができ、読取動作全体の高速化を実現できる。
本発明によれば、読み取り品質に影響を及ぼさない範囲で搬送速度を高速化することができ、読取動作全体の高速化を実現できる。
実施形態におけるドットインパクトプリンターの外観斜視図である。 プリンター本体を示す斜視図である。 プリンター本体の側断面図である。 プリンターの機能的構成を示すブロック図である。 記録媒体の構成及び読取動作を説明する図である。 読取動作時の速度変化の例を示す図である。 加減速パターンテーブルの構成例を模式的に示す図である。 ドットインパクトプリンターの動作を示すフローチャートである。 ドットインパクトプリンターの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る読取装置としてのドットインパクトプリンター10の外観を示す正面斜視図である。図2は、プリンター本体11を示す外観斜視図である。図3は、図1のドットインパクトプリンター10を示す側断面図である。なお、以下の説明では、手差口15が開口した側、すなわち図3中の左側をフロント(前)側とし、図3中の右側をリア(後)側とする。
図1に示すドットインパクトプリンター10は、記録ヘッド18(図2、図3参照)が備える複数の記録ワイヤー(図示略)を、リボンカートリッジ(図示略)から繰り出したインクリボン(図示略)を介して記録媒体1に押し付け、この記録媒体1の記録面上にドットを形成することにより、文字や記号、画像等を記録するものである。
また、ドットインパクトプリンター10は、光学読取装置200(図3参照)を有し、この光学読取装置200によって記録媒体1の表面に表示された文字や記号、画像等を読み取り、読み取った画像を出力する。
ドットインパクトプリンター10で使用可能な記録媒体としては、所定長さに切断されたカットシート、連続シート、及び、冊子形態の媒体がある。カットシートは、単票紙、単票複写紙、定型紙、葉書、封筒、カードなどがあり、連続シートには複数枚が連接された連続紙やロール紙を含む。また、冊子形態の記録媒体としては、例えば通帳が挙げられる。ここでいう通帳とは、複数枚の記録用紙が綴じられた冊子形態となっており、この冊子を開いた内側の面が記録面となったもので、裏表紙には、磁気的に情報の記録・消去・読出が可能な磁気ストライプが設けられている。
本実施形態では、ドットインパクトプリンター10により、図1に示すカットシート形態の記録媒体1を用いる場合について説明する。記録媒体1は定型サイズの1枚の紙からなる帳票であり、小切手或いは手形(以下、小切手と総称する)として使用される。
記録媒体1には様々な文字や記号等が記録されており、ドットインパクトプリンター10は、記録媒体1において予め指定された範囲を光学的に読み取る。例えば、記録媒体1が小切手である場合、その券面には支払場所の金融機関名、小切手の通し番号、金額等が記録されており、これらが記録された部分を含む読取対象範囲が設定されている。読取対象範囲は、各々の記録媒体1に対応づけてドットインパクトプリンター10が記憶している。なお、以下の説明において、矩形の記録媒体1の4辺のうち、ドットインパクトプリンター10へ向かって差し込まれる側の辺を先端とし、この先端と対向する側の辺を後端とする。
ドットインパクトプリンター10は、図1に示すように、上部ケース13及び下部ケース14を備えており、上部ケース13の上部には上部カバー12が設けられている。上部ケース13及び下部ケース14の前面には、記録媒体1を挿入あるいは排出する手差口15が開口している。
図2に示すように、ドットインパクトプリンター10はプリンター本体11を有する。プリンター本体11は、下本体部11Aと、この下本体部11Aの後端部に軸11Cで支持される上本体部(図示略)とを備える。下本体部11Aは、上部ケース13及び下部ケース14(図1)に収納されると共に、上記上本体部は、上部カバー12に固定され、上部カバー12を開くと本体部が軸11Cを中心に回動して、プリンター本体11内部が露出する。
図2及び図3に示すように、プリンター本体11は、ベースフレーム16、右サイドフレーム17A及び左サイドフレーム17Bを備えた本体フレームと、記録ヘッド18及びキャリッジ19を備えた記録機構部20と、プラテン21、第1駆動ローラー22A、第1従動ローラー22B、第2駆動ローラー23A、第2従動ローラー23B、第3駆動ローラー124A、第3従動ローラー124B、フロント紙案内24、リア紙案内25、媒体搬送モーター26及び駆動輪列部27を備えた搬送部としての搬送機構100と、記録媒体1の向きを補正する整列板28を備えた整列機構30と、記録媒体1の磁気ストライプMSに記録された情報の読み取りを行う磁気ヘッド34を備えた磁気データ読書部29とを備える。磁気データ読書部29は、例えば通帳に設けられた磁気ストライプMSを磁気的に読み取るもので、読み取り時の通帳の浮き上がりを抑制する媒体押え部35が設けられている。
ベースフレーム16の略両端部には、右サイドフレーム17A及び左サイドフレーム17Bが立設されている。サイドフレーム17A、17Bの間には、キャリッジガイド軸31とプラテン21とが平行に架け渡されている。フロント紙案内24及びリア紙案内25は、記録媒体1が搬送される搬送路Aの底面を構成し、手差口15から挿入された記録媒体1は、この搬送路Aを通って搬送機構100によって記録ヘッド18とプラテン21との間へ搬送され、さらにプラテン21を越えて表面スキャナー111側へ搬送される。
プラテン21の上方には、プラテン21に対向するように記録ヘッド18が配置されている。
キャリッジ19は、キャリッジガイド軸31に摺動自在に挿通され、無端形状の駆動ベルト(図示略)によってキャリッジ駆動モーター56(図4)の駆動プーリーに連結され、このキャリッジ駆動モーター56の正転又は逆転により、キャリッジガイド軸31に沿って、図1中符号Xで示す主走査方向に往復移動される。キャリッジ19は、一対のサイドフレーム17A、17Bの間の範囲で移動(走査)可能である。なお、キャリッジ19の主走査方向Xに直交する方向(図1中符号Y)を、副走査方向とする。
キャリッジ19に搭載される記録ヘッド18は、キャリッジ19と共に主走査方向に走行される間に、その先端面においてプラテン21に対向するワイヤー突出部(図示略)から記録ワイヤーを突出させてインクリボンに打ち当て、このインクリボンのインクを、プラテン21と記録ヘッド18との間に搬送される記録媒体1に付着させて、記録媒体1に記録を行う。このインクリボンは、上記の本体フレーム又はキャリッジ19に装着されるリボンカートリッジ(図示略)内に折り畳まれて収納され、キャリッジ19の走査に伴って繰り出される。
プラテン21は、キャリッジ19の走行方向に延在して平面形状に形成され、付勢ばね41によって、記録ヘッド18に向けて付勢されると共に弾性支持されている。
搬送機構100は、プリンター本体11において記録ヘッド18よりフロント側に配置された第1駆動ローラー22A及び第1従動ローラー22Bと、プリンター本体11において記録ヘッド18よりもリア側に配置された第2駆動ローラー23A及び第2従動ローラー23Bと、表面スキャナー111よりもリア側に配置された第3駆動ローラー124A及び第3従動ローラー124Bとを備えて構成される。
第1駆動ローラー22A、第2駆動ローラー23A及び第3駆動ローラー124Aは、媒体搬送モーター26及び駆動輪列部27によって回転駆動される駆動ローラーであり、第1従動ローラー22B、第2従動ローラー23B及び第3従動ローラー124Bは、それぞれ第1駆動ローラー22A、第2駆動ローラー23A、及び、第3駆動ローラー124A側に所定の押圧力でばね42A、42B、42Cによりばね付勢されている従動ローラーである。
図2に示すように、右サイドフレーム17Aの外側には駆動輪列部27が配置される。駆動輪列部27は、正転及び逆転可能な媒体搬送モーター26の駆動軸に回転一体に固定されたモーターピニオン51を備え、モーターピニオン51の駆動力が、減速ギア52を介して第2駆動ローラー23Aの第2ローラー軸33に取り付けられた第2駆動ギア53Bへ伝達され、更に、この第2駆動ギア53Bから中間ギア54を介して第1駆動ローラー22Aの第1ローラー軸32に取り付けられた第1駆動ギア53Aに伝達される。また、第2駆動ローラー23Aの第2ローラー軸33の回転力が、例えば、駆動ベルト(図示略)によって第3駆動ローラー124Aの第3ローラー軸134に伝達される。これにより、第1駆動ローラー22A、第2駆動ローラー23A、及び、第3駆動ローラー124Aは媒体搬送モーター26の駆動力により同一方向に回転して、記録媒体1を搬送する。
整列機構30は、手差口15から挿入された記録媒体1の向きを、副走査方向に沿って整えて、記録媒体1の搬送時の斜行(スキュー)を防止する。整列機構30は、搬送路Aの下方から搬送路A内に進退可能に設けられた整列板28と、この整列板28を上下に移動させる整列モーター(図示略)と、第1駆動ローラー22A及び第1従動ローラー22Bとを備えて構成される。整列機構30は、搬送路Aに整列板28を突出させた状態で、第1駆動ローラー22A及び第1従動ローラー22Bによって記録媒体1を搬送し、整列板28に対して記録媒体1の先端部を突き当てることで記録媒体1の向きを整列板28に揃える。記録媒体1は矩形であるから、整列後の記録媒体1は搬送方向に対してほぼ真っ直ぐになる。
第1駆動ローラー22Aの近傍には、手差口15から挿入された記録媒体1の有無を検出する媒体端センサー47が、キャリッジ19の主走査方向に沿って複数設置されている。媒体端センサー47は、記録媒体1によって所定位置で光線が遮られることを検知する光センサーであり、具体的には、搬送路Aに向けて光を発する光源と、その反射光を検出する受光部とを備えた反射型光センサー、或いは、搬送路Aを挟んで対向するように光源と受光部とを配した透過型光センサーである。この媒体端センサー47により、手差口15からの記録媒体1の挿入、及び、プリンター本体11内からの記録媒体1の排出完了が検出される。
また、キャリッジ19には、記録媒体1の幅を検出する媒体幅センサー55が搭載される。媒体幅センサー55は、キャリッジ19と共にプラテン21上を走査される光センサーであり、キャリッジ19の走査時における媒体幅センサー55の検出状態とキャリッジ19の位置とに基づいて、記録媒体1の幅方向の端位置を特定でき、これにより記録媒体1の横幅を求めることができる。
第1駆動ローラー22Aと整列板28との間には、キャリッジ19の主走査方向に沿って8個の整列検出センサー58が並べて配設される。整列検出センサー58は、例えば、媒体端センサー47と同様に、記録媒体1により光が遮られたことを検知する光センサーであり、例えば、搬送路Aを挟んで上下に対向する発光部(LED等)と受光部(フォトトランジスター等)とを備えて構成される透過型光センサーである。
整列検出センサー58は、上記のように記録媒体1の傾きの補正(整列)が完了した時点で整列板28に接する記録媒体1の先端を検知する位置にあり、整列検出センサー58の検知状態に基づいて、整列後の記録媒体1の搬送方向に対する傾きが許容範囲内にあるか否かを判定することができる。例えば、主走査方向に並ぶ整列検出センサー58のうち、隣り合う2個が記録媒体1を同時に検出した場合、整列が完了したと判断される。
また、ドットインパクトプリンター10は、媒体搬送モーター26の駆動制御、キャリッジ19の走行制御、記録ヘッド18の記録ワイヤーによる記録動作の制御、光学読取装置200の読み取り動作の制御等、ドットインパクトプリンター10の全体を制御する制御部として、例えばプリンター本体11のリア側の下部に、制御基板部(図示略)を備えている。
光学読取装置200は、表面スキャナー111、裏面スキャナー112、及び、搬送機構100を備えて構成される。光学読取装置200は読取部に相当し、より詳細には、光学読取装置200の表面スキャナー111及び裏面スキャナー112は、記録媒体1を光学的に読み取る読取部として機能する。また、表面スキャナー111及び裏面スキャナー112のコンタクトガラス111A、112Aは、読取位置に対応する。
図3に示すように、プリンター本体11の後部に配置された表面スキャナー111及び裏面スキャナー112は、記録媒体1の表面および裏面に記録されている文字や記号、画像等の情報をそれぞれ読み取るイメージセンサーである。例えば、表面スキャナー111及び裏面スキャナー112はCIS(Contact Image Sensor)型の画像読取センサーで構成され、記録媒体1に密着する平坦なコンタクトガラス111A、112Aと、コンタクトガラス111A、112Aの内側に配設され、LED等の光源から出力される光を記録媒体1の読み取り領域に対して照射する光源部(図示略)と、主走査方向(X方向)に一列に配列された複数の受光素子(図示略)と、この受光素子からの信号を上記制御基板部に出力する制御回路部(図示略)と、をそれぞれ備えている。なお、表面スキャナー111及び裏面スキャナー112はCIS型に限らず、CCD(Charge Coupled Device)型を用いてもよい。
表面スキャナー111及び裏面スキャナー112は、第2駆動ローラー23Aと第3駆動ローラー124Aとの間に配置され、これらのローラーを含む搬送機構100によって搬送される記録媒体1を連続的に読み取る。
図4は、ドットインパクトプリンター10の機能的構成を示すブロック図である。
この図4に示すドットインパクトプリンター10の制御系の一部は、上述した制御基板部に実装される。
ドットインパクトプリンター10は、制御プログラムに基づいてドットインパクトプリンター10の全体を制御するCPU40と、CPU40により実行される制御プログラムや処理されるデータ等を記憶したEEPROM42と、CPU40によりEEPROM42から読み出された制御プログラムやデータ等を一時的に記憶するRAM41と、ドットインパクトプリンター10を制御するホストコンピューター2との間で情報を送受信する際のデータ形式を変換するインターフェース(I/F)43を備えている。
CPU40には、ゲートアレイ(G/A)45を介して、記録ヘッド18及び磁気ヘッド34が接続されている。ゲートアレイ45は、CPU40の制御に従って記録ヘッド18に駆動電流を出力して、記録ワイヤーを突出させる。また、ゲートアレイ45は、CPU40の制御に従って、磁気情報の読み取り時には、磁気ヘッド34に対して読み取り用電流を出力する一方、磁気ヘッド34が出力する信号電流(読取信号)をデジタル化してCPU40に出力する。
ゲートアレイ45には、媒体端センサー47、媒体幅センサー55、表面スキャナー111、及び、裏面スキャナー112が接続されている。ゲートアレイ45は、CPU40の制御に従って、媒体端センサー47及び媒体幅センサー55に駆動電流を出力して、これらセンサーが備える光源を点灯させるとともに、各センサーが備える受光部に流れる検出電流をデジタル化してCPU40に出力する。また、ゲートアレイ45は表面スキャナー111及び裏面スキャナー112に対して駆動電流を出力し、表面スキャナー111及び裏面スキャナー112が備える光源部を点灯させるとともに、これらスキャナーが備える制御回路部の出力信号をデジタルデータとしてCPU40に出力する。
さらに、ゲートアレイ45には、モータードライバー48が接続されている。モータードライバー48は、媒体搬送モーター26、キャリッジ駆動モーター56及び磁気ヘッド駆動モーター64に接続され、これら各モーターに駆動電流や駆動パルスを供給して、これらのモーターを動作させる。なお、モータードライバー48には、整列板28を動作させる整列モーター(図示略)等が接続されていてもよい。
CPU40は、EEPROM42に格納された制御プログラムに基づいて、ゲートアレイ45を介して記録ヘッド18やモータードライバー48を制御すると共に、媒体端センサー47及び媒体幅センサー55の検出結果を取得する。そして、CPU40は、媒体搬送モーター26を駆動して記録媒体1を符号Yで示す副走査方向に搬送させ、キャリッジ駆動モーター56を駆動してキャリッジ19を符号Xで示す主走査方向に走査させ、さらに、磁気ヘッド駆動モーター64を駆動して磁気ヘッドユニット62を符号Xで示す主走査方向に走査させる。また、CPU40は、ゲートアレイ45を制御して、記録ヘッド18を駆動して記録ワイヤーを突出させ、或いは、磁気ヘッド34による磁気情報処理を行わせる。
次に、ドットインパクトプリンター10の動作の概略を説明する。
図5は記録媒体1の構成例と、この記録媒体1の表面を読み取る読取動作を説明する図である。図5には、表面スキャナー111及び裏面スキャナー112のコンタクトガラス111A、112Aの位置を合わせて図示する。
図5に示す記録媒体1には、表面スキャナー111により光学的に読み取るべき読取対象範囲1A、1Bが設定されている。読取対象範囲1A、1Bは、記録媒体1の搬送方向において異なる位置に設けられており、表面スキャナー111、裏面スキャナー112によって順次読み取られる。読み取りを行う場合、記録媒体1は、コンタクトガラス111A、112Aに対し、図中矢印で示す方向に搬送される。
コンタクトガラス111A、112Aの位置は読取位置に対応しており、記録媒体1がコンタクトガラス111A、112Aの位置を通る間に、記録媒体1の表面が表面スキャナー111によって読み取られ、記録媒体1の裏面が裏面スキャナー112によって読み取られる。
記録媒体1は、最初に読取対象範囲1Aがコンタクトガラス111A、112Aの位置に達するまで搬送され(区間D1)、続いて、読取対象範囲1Aがコンタクトガラス111A、112Aを通過する間に表面スキャナー111及び/または裏面スキャナー112による読み取りが行われる(区間D2)。その後、記録媒体1の読取対象範囲1Bがコンタクトガラス111A、112Aに達するまで記録媒体1が搬送され(区間D3)、読取対象範囲1Bがコンタクトガラス111A、112Aを通過する間に表面スキャナー111及び/または裏面スキャナー112による読み取りが行われる(区間D4)。読取対象範囲1Bの読み取りが終了した後は記録媒体1の終端まで搬送が行われる(区間D5)。
記録媒体1の搬送速度を高めて、記録媒体1がコンタクトガラス111A、112Aを通過する時間を短縮すれば、読取動作の高速化を実現できる。ところが、読取対象範囲1Aがコンタクトガラス111A、112A上を通過する間(区間D2)の搬送速度は、表面スキャナー111、裏面スキャナー112が備える光源部、受光素子、制御回路の仕様や性能、及び、指定された読取解像度に対応して決定される。つまり、区間D2における搬送速度を自由に変更することは許されない。読取対象範囲1Bがコンタクトガラス111A、112Aを通過する間(区間D4)の搬送速度も同様であり、事前に指定された搬送速度から変更することはできない。
そこで本実地形態に係るドットインパクトプリンター10は、読取対象範囲1A、1Bがコンタクトガラス111A、112Aを通過する間を除く区間の搬送速度を高めることで、読取動作の高速化を図っている。
なお、記録媒体1に設定された読取対象範囲1A、1Bは、いずれも記録媒体1の表面に設けられ、表面スキャナー111により読み取られるものであるが、読取対象範囲1A、1Bのいずれかまたは両方が記録媒体1の裏面に設けられていて、裏面スキャナー112により読み取られる構成としても、全く同様に処理することができる。ドットインパクトプリンター10は、表面スキャナー111、裏面スキャナー112によって記録媒体1の表裏両面を同時に読み取るものであるから、記録媒体1の表裏どちらの面においても読取対象範囲を設定可能であり、搬送機構100の搬送速度の制御においては表裏に設けられた全ての読取対象範囲を同様に取り扱うことができる。
図6は、読取動作時の速度変化の例を示す図表であり、図6(A)は本実施形態のドットインパクトプリンター10の読取動作を示し、図6(B)は比較のため従来の装置による読取動作を示す。図6(A)、(B)に示す図表の上部は搬送速度の変化を示すグラフであり、下部は累積搬送拒離の変化を示すグラフである。また、最下部には区間D1〜D5との対応を示している。
図6(B)に示すように、従来の装置により記録媒体1(図5)の読み取りを行う場合、搬送速度すなわち媒体搬送モーター26(図4)の回転速度を変化させる毎に、いったん媒体搬送モーター26を停止させる必要がある。このため、読み取りを行わない区間D1、D3、D5の搬送速度を高めようとすると、図6(B)に示すように区間の境で媒体搬送モーター26を停止させる必要がある。一般に、媒体搬送モーター26はステッピングモーターで構成されることが多いが、ステッピングモーターを用いた場合、回転を停止する際の後ラッシュR1、及び、回転を開始する際の前ラッシュR2が発生する。このため、停止に伴う加減速に時間を要する上、後ラッシュR1及び前ラッシュR2の時間ロスが生じるので、区間D1、D3、D5の搬送速度を高めたとしても、記録媒体1の読取動作に要する総処理時間T1を短縮する効果は期待できない。
本実施形態のドットインパクトプリンター10は、図6(A)に示すように、区間D2及び区間D4の前後の区間で、より高速で記録媒体1を搬送し、区間D2及び区間D4で指定された速度で搬送を行うために、その前の区間の最後に減速を行い、後の区間の先頭では加速を行う。媒体搬送モーター26を停止させるのは、区間D5を搬送した後であるから、後ラッシュR1及び前ラッシュR2は、記録媒体1の搬送中には発生しない。
このように、媒体搬送モーター26を停止させずに、読み取りを行わない区間D1、D3、D5の搬送速度を高めるので、記録媒体1の読取動作に要する総処理時間T2を、例えば図6(B)に示した時間T1に比べて短縮できる。
図6(A)に示すように媒体搬送モーター26を回転させながら速度を変化させる場合には、区間D2及び区間D4で指定された速度で搬送を行えるように、加減速に要する時間を考慮しつつ、他の区間における搬送速度と加速終了位置および減速開始位置を適切に定めなければならない。
例えば、図6(A)の例においては読取対象範囲である区間D2の搬送速度が速度V2、区間D4の搬送速度は速度V3となっている。読取対象範囲外の区間D1、D3、D5では、より高速な速度V1まで加速しているが、区間D1では区間D2に達するまでに搬送速度V2まで減速しなければならず、区間D3では区間D4に達するまでに搬送速度V3まで減速しなければならない。このため、区間D1、D3では減速開始位置と減速時の速度変化(減速パターン)を適切に定める必要がある。この演算は非常に困難であるため、より確実に搬送速度を遵守するためには、図6(B)に示すように媒体搬送モーター26をその都度停止させる方法を採用することになる。
本発明を適用したドットインパクトプリンター10は、予めEEPROM42(図4)に加減速パターンを記憶しておき、この記憶した加減速パターンの中から適切なものを選択することで、適切な位置からの加減速を行えるようにしている。
図7は、ドットインパクトプリンター10が備える加減速パターンのテーブルの構成例を模式的に示す図である。図中、速度V1〜V3は、V1が最も高速であり、次いで、V2、V3の順に低い速度である。
この図7に例示するテーブルは、例えば、ドットインパクトプリンター10のEEPROM42(図4)に記憶され、この場合のEEPROM42は記憶部に相当する。このテーブルには、読取対象範囲における搬送速度と、読取対象範囲の前後における読取対象範囲外の区間における搬送速度の最大値(目標速度)とに対応づけて、加速のパターンまたは減速のパターンが登録されている。加速及び減速のパターンとは、加減速中の速度変化のカーブを速度と搬送拒離との相関として表した情報である。読取対象範囲外の区間では、図6(A)に示したように加速及び減速がなされるので、目標速度としては該区間における最大速度を規定することが合理的である。
このテーブルには、例えば、読取対象範囲の搬送速度V2と、その前後の目標速度V1との組み合わせに対して、目標速度V1から搬送速度V2へ減速する際の減速パターン、及び、搬送速度V2から目標速度V1へ加速する際の加速パターンが登録されている。また、読取対象範囲の搬送速度V3と、その前後の目標速度V1との組み合わせに対しては、目標速度V1から搬送速度V3へ減速する際の減速パターン、及び、搬送速度V3から目標速度V1へ加速する際の加速パターンが登録されている。
搬送速度は、上述したように表面スキャナー111、裏面スキャナー112の仕様及び読取解像度に応じて決定される。このため、ホストコンピューター2から指定され得る複数段階の読取解像度に合わせた複数の搬送速度が設定されていることが好ましい。
目標速度は、ドットインパクトプリンター10の媒体搬送モーター26の仕様、能力、脱調評価の結果等により予め定められた最高速度以下の範囲で、例えば複数の目標速度が設定されている。目標速度の数に制限は無く、細かく多数の目標速度を設定しても良い。
また、搬送速度が読取解像度等の要因により決定されるのに対し、目標速度は、上述した最高速度以下であり、かつ、該当する区間を搬送する間に読取対象範囲の搬送速度に合わせて加減速可能な速度であればよい。従って、目標速度の最低値は、搬送速度に対する加減速が不要な速度、すなわち搬送速度と等速である。つまり、目標速度は、実質的に、読取対象範囲の搬送速度として設定される速度以上であり、搬送速度として設定可能な最低速度よりも低速の目標速度は設定されない。このため、図7の例では、搬送速度よりも目標速度が低速である組み合わせ(搬送速度がV2、目標速度がV3の場合)については、加減速パターンが登録されていない。
図8は、ドットインパクトプリンター10の動作を示すフローチャートである。
この図8に示す処理は、ドットインパクトプリンター10のCPU40がEEPROM42に記憶されている制御プログラムを読み出して実行することにより、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。この図8に示す動作中、CPU40は、速度制御部として機能する。
図8は、ドットインパクトプリンター10に記録媒体1として小切手が挿入された場合に実行される処理について説明するフローチャートである。
ドットインパクトプリンター10が備えるCPU40は、まず、記録媒体1が手差口15に挿入され、媒体端センサー47によって記録媒体1の先端が検出されると(ステップS11;Yes)、整列板28を記録媒体1の搬送路A内に突出させると共に、媒体搬送モーター26を動作させて整列処理を実行する(ステップS12)。これにより、記録媒体1の搬送方向の傾き(スキュー)が補正されて整列されると共に、記録媒体1の先端の位置合わせが実行される。
次いで、CPU40は、検出した記録媒体1が、記録ヘッド18によって文字や記号等を記録する対象であるか否かを判別する(ステップS13)。このステップS13で、CPU40は、ホストコンピューター2から送信される情報を取得し、この情報に基づいて記録媒体1の種類を判別してもよいし、媒体端センサー47や媒体幅センサー55を用いて記録媒体1の先端や側端の位置を検出し、この位置やサイズに基づいて記録媒体1の種類を判別してもよい。本実施形態では、CPU40は、ホストコンピューター2から、記録媒体1の種類(小切手、通帳等)を特定するための情報、記録媒体1のサイズに関する情報等を取得し、取得した情報に基づいて記録対象の記録媒体か否かを判別する。また、このステップS13で、記録媒体1が記録対象であるか否かを示す情報をホストコンピューター2から受信してもよい。
ステップS13において、検出した記録媒体1が記録対象であると判別した場合、CPU40は、ホストコンピューター2から記録命令を受信するまで待機し(ステップS14)、記録すべき文字や記号、画像を示す記録データと、記録実行を指示する制御コマンドとを受信すると(ステップS14;Yes)、CPU40は、記録媒体1をプラテン21上の記録位置まで搬送し、記録ヘッド18及びキャリッジ19を主走査方向に移動させるとともに、移動中に記録ヘッド18の記録ワイヤーを突出させることにより、記録媒体1に文字や記号、画像等を記録する(ステップS15)。
その後、CPU40は、記録媒体1が表面スキャナー111、裏面スキャナー112による読取動作の対象であるか否かを判別する(ステップS16)。また、ステップS13において記録媒体1が記録対象でないと判別した場合(ステップS13;No)、CPU40は、ステップS16に移行する。
このステップS16で、CPU40は、ステップS13で判別した記録媒体1の種類やサイズ等、或いは、ステップS13でホストコンピューター2から受信した情報、若しくは、このステップS16において新たにホストコンピューター2から受信した情報等に基づいて読取動作の対象の記録媒体か否かを判別する。
ステップS16において、記録媒体1が読取動作の対象でないと判別した場合、CPU40は、ステップS24に移行して、媒体搬送モーター26を動作させて搬送機構100によって記録媒体1を手差口15まで搬送し、手差口15から記録媒体1を排出して、本処理を終了する。
一方、記録媒体1が読取動作の対象であると判別した場合、CPU40は、ホストコンピューター2から読取命令を受信するまで待機し(ステップS17)、読取命令を受信した場合には(ステップS17;Yes)、ステップS18に移行する。このステップS17でCPU40が受信する読取命令には、読取動作の開始を指示する制御コマンドや、読み取りを行う読取対象範囲の位置、読取対象範囲をそれぞれ表面スキャナー111、裏面スキャナー112により読み取る間の搬送速度等を指定する情報が含まれる。CPU40は、ホストコンピューター2から読取命令として受信した情報に基づき、ステップS18において、読取対象範囲の先端及び後端の位置を取得する。続いて、CPU40は、読取対象範囲における搬送速度を取得し(ステップS19)、さらに、読取対象範囲以外における搬送拒離を算出する(ステップS20)。このステップS20では、ステップS13等において取得した記録媒体1の搬送方向のサイズと、ステップS12で記録媒体1の先端位置を整列板28に合わせた以後の搬送拒離、及び、ステップS17で取得した読取対象範囲1A、1Bの位置を示す情報等に基づいて、搬送方向における読取対象範囲以外の範囲の搬送拒離を算出する。ここで、図5の区間D1、D3、D5のように、読取対象範囲以外の範囲が複数存在する場合には、CPU40は各々の範囲における搬送拒離を算出する。
そして、CPU40は、ステップS20で算出した各範囲の拒離と読取対象範囲1A、1Bにおける読取対象範囲1A、1B以外の各々の範囲における搬送速度(目標速度)を求める速度決定処理を実行する(ステップS21)。
その後、CPU40は、速度決定処理で決定した速度に基づいて、搬送機構100によって記録媒体1を搬送しながら表面スキャナー111、裏面スキャナー112によって記録媒体1の表面を光学的に読み取る読取動作を実行し、表面スキャナー111、裏面スキャナー112による読取画像を取得する(ステップS22)。次いで、CPU40は、取得した読取画像をホストコンピューター2に出力し(ステップS23)、ステップS24に移行して記録媒体1を手差口15から排出して、本処理を終了する。
図9は、図8のステップS21で実行される速度決定処理を詳細に示すフローチャートである。
速度決定処理で、CPU40は、まず、読取対象範囲以外の範囲のうち速度を決定する対象の範囲を選択し(ステップS31)、この範囲の前後に位置する範囲の速度を取得する(ステップS32)。ステップS31で選択した範囲が記録媒体1の先頭に位置する場合には、対象範囲の前の搬送速度はゼロに決まっているので、ステップS32では選択範囲の後の範囲の搬送速度のみを取得する。また、選択範囲が記録媒体1の後端に位置する場合には、対象範囲の後の搬送速度はゼロであるため、ステップS32では選択範囲の前の範囲の搬送速度のみを取得する。
また、通常、読取対象範囲以外の範囲は、読取対象範囲が関係ない箇所で区分されることはないので、ステップS31で選択した範囲の前後は読取対象範囲である。このため、ステップS32では、選択した範囲の前後に位置する読取対象範囲について、ホストコンピューター2からの読取命令で指定された搬送速度を取得する。
CPU40は、対象範囲の後の読取対象範囲における搬送速度と、対象範囲の搬送拒離とに基づき、対象範囲に設定可能な最高速度を求め、この速度を仮速度とする(ステップS33)。ステップS33で求める最高速度は、対象範囲の搬送拒離すべてを減速に使って、対象範囲の後の読取対象範囲における搬送速度まで減速可能であればよい。減速可能な最高速度は、EEPROM42に記憶しているテーブル(図7)をもとに決定する。すなわち、図7のテーブルに登録されている減速パターンは、減速後の速度と、減速前の速度との組み合わせに対応づけられており、減速に要する拒離を示す情報を含んでいる。CPU40は、減速パターンの中で、減速後の搬送速度が適合し、かつ、対象範囲の搬送拒離に収まる減速パターンを選択して、この減速パターンに必要とされる搬送拒離を取得する。
続いて、CPU40は、対象範囲の速度をステップS33で求めた仮速度にした場合に、減速に必要な搬送拒離を求め、対象範囲の拒離から減速用の拒離を除いた残りの搬送拒離を求める(ステップS34)。ここで、CPU40は、残りの搬送拒離を使って、対象範囲の前の読取対象範囲の搬送速度から仮速度まで加速できるか否かを判別する(ステップS35)。もし、加速が間に合わない場合、その速度は速すぎるといえるので、CPU40は、仮速度が最低速度か否かを判別し(ステップS36)、最低速度でなければ(ステップS36;No)、仮速度を一段低い速度に変更して(ステップS37)、ステップS34に戻る。
なお、仮速度がすでに最低速度であった場合は(ステップS36;Yes)、対象範囲の前と後とを繋ぐ加減速パターンを、EEPROM42のテーブルから選択して、対象範囲の速度変化パターンとして決定する(ステップS38)。例えば、対象範囲の目標速度は、対象範囲の前または後の範囲における搬送速度となる。このステップS38の処理の後、CPU40は、ステップS22(図8)に移行する。
一方、仮速度を決定した後、対象範囲の残り搬送拒離において仮速度までの加速が可能であると判別した場合(ステップS35)、CPU40は、仮速度の値を、対象範囲の目標速度として決定する(ステップS39)。そして、CPU40は、対象範囲における加速パターンと減速パターンとを決定し(ステップS40)、ステップS22(図8)に移行する。
以上の動作を、図6(A)の区間D3を対象範囲に選択した場合を例に挙げて説明する。
CPU40は、区間D3の前後の区間D2、D4について指定された搬送速度V2、V3を取得し(ステップS32)、区間D3の搬送拒離で搬送速度V3まで減速可能な速度を求めて仮速度V1とする(ステップS33)。CPU40は、仮速度V1から搬送速度V3への減速に必要な搬送拒離を除いた残りの拒離を求め(ステップS34)、この残りの拒離で、前の区間D2の搬送速度V2から仮速度V1までの加速が可能か否かを判別する(ステップS35)。
ここで、搬送速度V2から仮速度V1までの加速が可能な場合、CPU40は、仮速度V1を、区間D3における目標速度として決定し(ステップS39)、区間D2の搬送速度V2から目標速度V1までの加速パターン、及び、目標速度V1から区間D4の搬送速度V3までの減速パターンを、EEPROM42に記憶されたテーブルから選択する(ステップS40)。
また、仮に、搬送速度V2から仮速度V1までの加速ができない場合(ステップS35;No)、CPU40は、仮速度を、仮速度V1より低いV2に変更して(ステップS37)、ステップS34に戻る。この仮速度V2でも加速が間に合わない場合(ステップS35;No)、CPU40は、仮速度をさらに低いV3に変更して(ステップS37)、ステップS34に戻る。
そして、仮速度V3も加速が間に合わない場合(ステップS35;No)、仮速度が既に最低速度であるから(ステップS36;Yes)、CPU40は、区間D2の搬送速度V2と区間D4の搬送速度V3とを繋ぐ加減速パターンをテーブルから選択する(ステップS38)。
ステップS40で加速パターン及び減速パターンを決定した際に、CPU40は、対象範囲の搬送拒離に加減速パターンを当てはめる処理を行ってもよい。すなわち、対象範囲の先頭に加速パターンを配置し、対象範囲の末尾に減速パターンを配置する。これにより、目標速度までの加速を行う部分と、目標速度から減速を行う部分とが決定される。この加速パターンの末尾と減速パターンの先頭とを結ぶ残りの部分は、目標速度に一定に保たれる部分となる。なお、CPU40は、EEPROM42のテーブルから選択した加速パターン及び減速パターンを、搬送拒離方向に適宜延長または短縮して、新たな加速パターン及び減速パターンを生成することも勿論可能である。
この図8及び図9に示す動作においては、記録媒体1の読取動作を開始する前に、読取対象範囲1A、1B以外の範囲(区間)における目標速度を求めるものとして説明したが、これはあくまで一例であり、例えば、読取動作を開始した後で各区間の目標速度を算出してもよい。具体的には、読取対象範囲1A(区間D2)の読取中に、次の区間D3の目標速度を算出することも可能である。この場合、読取動作を開始する前に演算のみを行う時間が無いので、読取動作全体の高速化を図ることができる。好ましい一例としては、区間D2の読み取りを開始するまでに区間D3の目標速度を決定し、区間D4の読み取りを開始するまでに区間D5の目標速度を決定すれば、目標速度の決定が間に合わなくなる恐れがない。
以上のように、本発明を適用した実施形態に係るドットインパクトプリンター10は、記録媒体1を搬送する搬送機構100と、記録媒体1の搬送路Aに配置され、搬送機構100により搬送される記録媒体1を読み取る表面スキャナー111、裏面スキャナー112とを備え、CPU40によって搬送機構100による搬送速度を制御する機能を有し、CPU40は、記録媒体1における読取対象範囲1A、1Bと、この読取対象範囲1A、1Bがコンタクトガラス111A、112Aの位置(読取位置)を通る間の搬送速度とが指定された場合に、指定された読取対象範囲1A、1Bの位置と搬送速度とに基づいて、読取対象範囲1A、1B以外の部分が読取位置を通る間の目標速度を決定する。
これにより、読取対象範囲1A、1Bを読み取る間の搬送速度がホストコンピューター2によって指定された場合に、指定された搬送速度を逸脱せず、読取対象範囲1A、1B以外の部分がコンタクトガラス111A、112Aを通過する間の搬送速度を適切に定めることができる。これにより、読み取り品質に影響を及ぼさない範囲で搬送速度を高速化することができ、読取動作全体の高速化を実現できる。
また、CPU40が決定する目標速度が、読取対象範囲1A、1Bの読取中の搬送速度より高速であるため、搬送速度を確実に高速化できる。また、CPU40は、読取対象範囲1A、1Bの読取中の搬送速度より高速の目標速度を決定できない場合は、目標速度を決定せず、読取中の搬送速度をつなぐ加減速パターンを選択するので、搬送速度が、指定された読取中の搬送速度より低速になることはない。
CPU40は、目標速度を定める対象となった範囲(区間)の前に位置する読取対象範囲の搬送速度、該区間の後に位置する読取対象範囲の搬送速度、及び、これら前後の読取対象範囲1A、1Bの間の拒離に基づいて、目標速度を算出するので、前後の読取対象範囲1A、1Bの読取時における搬送速度に影響を与えないように加減速可能な目標速度を算出でき、搬送速度をより確実に高速化できる。
また、EEPROM42には、目標速度より低速の搬送速度から目標速度へ加速する加速パターンと、目標速度からより低速の搬送速度に減速する減速パターンと、をそれぞれ複数記憶したテーブルを記憶し、CPU40は、このテーブルに登録された加減速パターンの中から、目標速度を定める対象となった範囲の前に位置する読取対象範囲の搬送速度、及び、該範囲の後に位置する読取対象範囲の搬送速度に基づいて、加速パターンと減速パターンとを選択する。従って、負荷の軽い処理によって、搬送速度から目標速度までの加速および目標速度から搬送速度への減速のパターンを速やかに決定できるので、加減速パターンを決定する処理に要する時間がスループットを低下させることがなく、また、該処理が間に合わないということもなく、確実に最適な目標速度を決定して、搬送速度を高速化できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものでない。例えば、本実施形態では、記録媒体1の搬送路A上に、記録ヘッド18の下流側に配置された表面スキャナー111、裏面スキャナー112によって記録媒体1の表面を光学的に読み取る構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、表面スキャナー111及び裏面スキャナー112を手差口15側に設けてもよく、表面スキャナー111と裏面スキャナー112の両方によって読み取りを行うか一方のみにより読み取りを行うかは任意である。また、本実施形態では、図8及び図9のフローチャートに示したように、記録を行った後に読み取りを行う場合を例に挙げて説明したが、読み取りを行った後に記録を行ってもよく、その順序は任意である。
また、読取対象物における読取対象範囲は、図5に例示したように搬送方向に分散して設けられた構成に限らず、搬送方向に連続する読取対象範囲が設けられていてもよい。この場合、幅方向のサイズが変化していても、搬送方向において連続していれば一つのまとまった読取対象範囲として処理すればよい。
さらに、本実施形態では、図5を参照して説明したように、記録媒体1を一方向に搬送してコンタクトガラス111A、112Aの位置を通過させる間に、表面スキャナー111、裏面スキャナー112による読み取りを行う場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、コンタクトガラス111A、112A上を往復移動させて読み取りを行ってもよい。また、図5に示す区間D1の開始前と、区間D5の終了後には搬送機構100が記録媒体1の搬送を停止するものとして説明したが、区間D1の開始前に搬送機構100が動作していてもよく、区間D5の終了後に搬送を停止せずに手差口15へ記録媒体1を搬送してもよい。
また、図4のブロック図における各機能ブロックは、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現されるものであって、具体的なハードウェアの実装形態やソフトウェアの仕様等は任意であり、その他の細部構成についても任意に変更可能である。
本発明は、ドットインパクト式のプリンターに限らず、インクジェット式のプリンターや、感熱媒体を加熱して画像を記録するサーマルプリンターにおいても適用可能である。さらに、ドットインパクトプリンター10のように独立したプリンターとして使用される機器に限らず、他の機器(ATM(Automated Teller Machine)やCD(Cash Dispenser)等)に組み込まれたものであってもよく、多様な機器に適用可能であり、さらには、記録ヘッド18等を備えておらず、光学読取装置200と同等の構成により光学的に読み取りを行う読取装置に本発明を適用することも可能である。
1…記録媒体、1A、1B…読取対象範囲、2…ホストコンピューター、10…ドットインパクトプリンター(読取装置)、40…CPU(速度制御部、コンピューター)、42…EEPROM(記憶部)、100…搬送機構(搬送部)111…表面スキャナー(読取部)、112…裏面スキャナー(読取部)、111A、112A…コンタクトガラス、200…光学読取装置。

Claims (6)

  1. 読取対象物を搬送する搬送部と、前記読取対象物の搬送路に配置され、前記搬送部により搬送される前記読取対象物を読み取る読取部と、前記搬送部による搬送速度を制御する速度制御部とを備え、
    前記速度制御部は、前記読取対象物における読取対象範囲と、この読取対象範囲が前記読取部の読取位置を通る間の搬送速度を示す読取速度とが指定された場合に、指定された読取対象範囲の位置と読取速度とに基づいて、前記読取対象範囲以外の部分が前記読取位置を通る間の目標速度を決定すること、
    を特徴とする読取装置。
  2. 前記速度制御部は、前記目標速度を前記読取速度より高い速度とすること、
    を特徴とする請求項1記載の読取装置。
  3. 前記速度制御部は、前記目標速度を定める対象となった範囲の前に位置する前記読取対象範囲の読取速度、該範囲の後に位置する前記読取対象範囲の読取速度、及び、これら前後の前記読取対象範囲の間の拒離に基づいて、目標速度を算出すること、
    を特徴とする請求項2記載の読取装置。
  4. 目標速度より低速の搬送速度から目標速度へ加速する加速パターンと、目標速度からより低速の搬送速度に減速する減速パターンと、をそれぞれ複数記憶した記憶部を備え、
    前記速度制御部は、前記目標速度を定める対象となった範囲の前に位置する前記読取対象範囲の読取速度、及び、該範囲の後に位置する前記読取対象範囲の読取速度に基づいて、加速パターンと減速パターンとを前記記憶部に記憶したパターンから選択すること、
    を特徴とする請求項3記載の読取装置。
  5. 読取対象物を搬送する搬送部と、前記読取対象物の搬送路に配置され、前記搬送部により搬送される前記読取対象物を読み取る読取部と、を備えた読取装置を制御して、
    前記搬送部による搬送速度を制御するとともに、前記読取対象物における読取対象範囲と、この読取対象範囲が前記読取部の読取位置を通る間の搬送速度を示す読取速度とが指定された場合に、指定された読取対象範囲の位置と読取速度とに基づいて、前記読取対象範囲以外の部分が前記読取位置を通る間の目標速度を決定すること、
    を特徴とする読取装置の制御方法。
  6. 読取対象物を搬送する搬送部と、前記読取対象物の搬送路に配置され、前記搬送部により搬送される前記読取対象物を読み取る読取部と、を備えた読取装置を制御するコンピューターにより実行されるプログラムであって、
    前記コンピューターを、
    前記搬送部による搬送速度を制御するとともに、前記読取対象物における読取対象範囲と、この読取対象範囲が前記読取部の読取位置を通る間の搬送速度を示す読取速度とが指定された場合に、指定された読取対象範囲の位置と読取速度とに基づいて、前記読取対象範囲以外の部分が前記読取位置を通る間の目標速度を決定する速度制御部、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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