JP2011034465A - リーダライタ装置 - Google Patents

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正樹 藤本
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Abstract

【課題】リーダライタ装置の通信範囲の広範囲化を実現すること。
【解決手段】表示部14と、表示部14を保持するための上ケース2Aと、上ケース2Aの外面に配置され、且つ表示部14の周囲に巻線されたループアンテナ21と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明はリーダライタ装置に関する。
従来、RFID(Radio frequency Identification)アンテナを有し、このRFIDアンテナによりIC(Integrated Circuit)タグ(RFIDタグ)や非接触ICカードに記録された情報を非接触に読み取るRFID機能を有するハンディターミナル、PDA(Personal Digital Assistant)等のリーダライタ装置が知られている。RFIDタグは、例えば、生産された商品に付され、その商品の識別情報が記録される。また、非接触ICカードは、例えば、電車,バス等の乗車券、電子マネーの情報の記録に用いられる。
特に、13.56MHz帯のRFIDタグ及び非接触ICカードの利用は急速に広がっている。以下、RFIDタグ及び非接触ICカードを総称してRFIDタグと記す。
13.56MHz帯のRFIDで通信を行う場合、RFIDアンテナにはループアンテナが使用され、電界ではなく磁界による通信が行われる。
ループアンテナを使用した磁界による通信では、RFIDタグ内にあるループアンテナとリーダライタ装置のループアンテナとを向かい合わせると通信しやすいという特徴がある。
また、ループアンテナのループ面積を広くしたり、ループアンテナの巻き数を増やしたりすると、リーダライタ装置の通信範囲が広がるという特徴がある。また、ループアンテナ付近に金属部品があるとループアンテナから出力された磁界が阻害されて通信範囲を広く取れないという特徴がある。その他にも、リーダライタ装置の通信距離は短い(約0〜100mm程度)という特徴がある。
このため、13.56MHz帯のRFIDで通信を行う場合は、通信範囲を広く取るために、ループアンテナの巻き数を多くすること、ループアンテナの面積を広くすること及びループアンテナ近辺には金属部品を配置しないことが重要となる。さらに、通信範囲を広く取るために、RFIDタグ内にあるループアンテナとリーダライタ装置のループアンテナとの距離分の通信損失(通信距離の損失)を少なくすることが重要となる。
また、液晶パネルの背面側にループアンテナを配置することで、設置面積を小さくすることのできる技術も知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−257483号公報
リーダライタ装置のケース内には空きスペースが少ないため、アンテナ実装位置を確保しづらい。このため、ループアンテナのループ面積が小さくなってしまう。例えば、特許文献1の技術では、液晶パネルの背面側にループアンテナを配置している。この構成の場合、ループアンテナのループ面積が小さくなってしまう。
また、リーダライタ装置内部に金属部品が存在する場合(例えば、リーダライタ装置内部にあるLCD(Liquid Crystal Display)の枠が金属部品である場合)、金属部品とループアンテナとの距離が近いと、ループアンテナから出力された磁界が金属部品により阻害されてしまう。例えば、特許文献1の技術では、液晶パネルとループアンテナとがリーダライタ装置内部に構成されている。ここで、液晶パネルの枠が金属部品である場合、金属部品とループアンテナとの距離は近くなる。この場合、ループアンテナから出力された磁界が金属部品により阻害されてしまう。
また、例えば、ループアンテナを、リーダライタ装置内部にモジュールとして組み込んだ場合、RFIDタグ内にあるループアンテナとリーダライタ装置のループアンテナとの距離が離れてしまい、通信損失が大きくなってしまう。
上記の理由より、リーダライタ装置の通信範囲を広く取ることができないという問題があった。
本発明の課題は、リーダライタ装置の通信範囲の広範囲化を実現することである。
請求項1に記載の発明のリーダライタ装置は、表示部と、前記表示部を保持するための上ケースと、前記上ケースの外面に配置され、且つ前記表示部の周囲に巻線されたループアンテナと、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のリーダライタ装置において、前記ループアンテナは、前記上ケースの外面に配置され、且つ前記表示部の周囲に巻線されて設けられた。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のリーダライタ装置において、枠形カバーを備え、前記枠形カバーは、前記ループアンテナを覆う。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載のリーダライタ装置において、前記ループアンテナと、前記ループアンテナをメイン基板に接続するためのサブ基板とを電気的に接続させるための接点コネクタを備える。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載のリーダライタ装置において、タッチパネルと、前記ループアンテナの通信動作中に、前記タッチパネルの座標更新動作を停止させる制御部と、を備える。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載のリーダライタ装置において、前記表示部を取付け可能な中ケースと、前記ループアンテナをメイン基板に接続するためのサブ基板と、を備え、前記サブ基板は、前記ループアンテナの利得特性を調整するためのトリマーを備え、前記中ケースは、前記中ケースを前記上ケースに取付けた状態で前記トリマーを調整するための切り欠き又は穴を備える。
請求項7に記載の発明は、請求項3から6のいずれか一項に記載のリーダライタ装置において、前記ループアンテナと、前記枠形カバーとを一体成型した。
請求項8に記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載のリーダライタ装置において、前記ループアンテナと、前記上ケースとの間に磁性体シートを備える。
本発明によれば、リーダライタ装置の通信範囲の広範囲化を実現することができる。
本発明に係る実施の形態のハンディターミナルの概略図である。 ハンディターミナルからベゼルを取り外した状態を示す図である。 ハンディターミナルの内部構成を示す図である。 ハンディターミナルの断面図を示す図である。 上ケースにサブPCBを取り付ける前の状態を示す図である。 上ケースにサブPCBを取り付けた後の状態を示す図である。 RFID通信処理の流れを示すフローチャートである。 トリマーコンデンサを備えたサブPCBが上カバーに取り付けられたときの状態を示す図である。 サブPCBのマッチング回路を示す図である。 上ケースに下ケース及びメインPCBが取付けられていない状態を示す図である。 ループアンテナとベゼルとを一体成型した構成を示す図である。 ループアンテナと上カバーとの間に磁性体シート備えた構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明に係る実施の形態の一例を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1〜7を参照して、本発明に係る実施の形態を説明する。先ず、図1を参照して、本発明に係るリーダライタ機能を有したリーダライタ装置としてのハンディターミナル10の概略図を説明する。
本実施の形態のハンディターミナル10は、スーパーマーケット,コンビニエンスストア,個人商店等の店舗で使用される。ハンディターミナル10は、各種情報の入力及び記憶機能と、RFIDタグの情報読み取り機能と、商品に付されたバーコードの情報を読み取るバーコード読み取り機能と、を有する。例えば、ハンディターミナル10でRFIDタグの情報を読み取る場合、図1に示す表示部14の近くにRFIDタグを位置させることにより、RFIDタグの情報の読み取りが行われる。ここで、ハンディターミナル10は、少なくともRFIDタグの読み取り機能を有する携帯端末装置であればよい。また、ハンディターミナル10は、店舗使用以外の他の用途で使用されるものとしてもよい。
図1に示すように、ハンディターミナル10は、ベゼル1と、ケース2と、を備える。ベゼル1は、表示部14のカバー(枠形カバー)である。ケース2は、樹脂性のケースであり、上ケース2A、下ケース2Bを備える。上ケース2Aは、ハンディターミナル10の各部品(表示部14等)を保持するためのケースである。また、ハンディターミナル10は、正面に表示部14、タッチパネル16、キー入力部12Aを備える。また、ハンディターミナル10は、先端にスキャナ部18を備える。
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)より構成され、各種画面を表示する。タッチパネル16は、表示部14と一体的に構成される。キー入力部12Aは、各種機能キー、文字・数字入力キー、カーソルキー等を有し、ユーザによる各キー押下により、各種機能の決定、文字・数字、移動等の入力を受け付ける。スキャナ部18は、バーコードや二次元コードから反射された反射光を受光して、バーコードの情報を読み取る。
図2に、ハンディターミナル10からベゼル1を取り外した状態を示す。図2に示すように、上ケース2Aの外面にループ状のRFアンテナ(以下、ループアンテナ21と記す)が配置され、ループアンテナ21は、表示部14(タッチパネル16)の周囲に巻線されている(巻線として形成されている)。ループアンテナ21の巻線形状は、図9により後述する。
具体的には、ループアンテナ21は、RFIDタグの情報読み取りや情報の読み書きを行うためのコイルアンテナであり、コイル状の銅泊の線を含むFPC(Flexible Printed Circuits)により構成されたアンテナである。
次いで、図3を参照して、ハンディターミナル10の内部の機能構成を説明する。図3に示すように、ハンディターミナル10は、制御部としてのCPU11と、操作部12と、RAM(Random Access Memory)13と、表示部14と、ROM(Read Only Memory)15と、タッチパネル16と、フラッシュメモリ17と、スキャナ部18と、I/F(Inter Face)部19と、リーダライタ部20と、ループアンテナ21と、電源部22と、を備え、電源部22を除く各部がバス23を介して接続されている。
CPU11は、ハンディターミナル10の各部を制御する。CPU11は、ROM15に記憶されているシステムプログラム及びアプリケーションプログラムのうち、指定されたプログラムを読み出してRAM13に展開し、RAM13に展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
操作部12は、各種キー12Aを含むキーパッドを備える。操作部12は、キーパッドの各キーの操作入力を受け付け、操作入力に応じた操作情報をCPU11に出力する。
RAM13は、情報を一時的に記憶する揮発性のメモリである。RAM13は、各種データ及びプログラムを格納するワークエリアを有する。
表示部14は、LCD等により構成される。表示部14は、CPU11から入力される表示情報に応じて各種表示を行う。また、表示部14の枠(フレーム)は、耐性向上のため金属部品で構成される。
ROM15は、各種プログラム、各種データが予め読み出し専用に記憶されているメモリである。ROM15には、後述するRFID通信プログラム151が記憶されている。
タッチパネル16は、例えば、表示部14の表示画面上或いは表示画面よりも内側に設けられ、電磁誘導方式、磁気歪式、感圧式等の方式により、表示画面上におけるユーザの指又はタッチペンの接触位置のXY座標を検出し、その座標情報をCPU11に出力する。
フラッシュメモリ17は、情報を読み書き自在に記憶する半導体メモリである。スキャナ部18は、レーザ光等の発光部、受光部、ゲイン回路、二値化回路等を備える。スキャナ部18において、発光部から出射された光がバーコードに照射され、その反射光が受光部により受光されて電気信号に変換され、その電気信号がゲイン回路により増幅され、二値化回路により白黒のバーコードイメージのデータに変換される。このように、スキャナ部18は、バーコードイメージを読み取り、そのバーコードイメージのデータをCPU11に出力する。
I/F部19は、所定機器と接続可能であり、接続された機器との通信を仲介する接続部である。
リーダライタ部20は、ループアンテナ21を有し、CPU11の指示に従い、ループアンテナ21を介してRFIDタグの情報を読み取り、読み書きする。より具体的には、リーダライタ部20は、RFIDタグがループアンテナ21の読取可能範囲に配置された状態で、CPU11から入力された送信信号を変調してループアンテナ21に入力する。すると、ループアンテナ21から発生する電磁界を介して、RFIDタグ内のループアンテナに電流が発生し、その電気信号が復調され符号化されることにより、RFIDタグ側で情報が受信される。そして、RFIDタグ内のメモリの情報読み出し又は情報書き込みが行われる。また、RFIDタグから、メモリから読み出した情報等の送信情報の信号に応じてループアンテナ21に発生する電磁界を介して、ループアンテナ21に電流が流れ、リーダライタ部20によりその電気信号が変調され符号化されることにより、リーダライタ部20側で情報が受信される。
電源部22は、ハンディターミナル10の各部に電源を供給する電源である。電源部22は、例えば、リチウム電池等の二次電池である。
図4に、ハンディターミナル10の断面概略構造を示す。図4に示す断面概略構造は、図2に示すA−A断面を示した構造である。図4に示すように、ハンディターミナル10は、下ケース2Bと、メイン基板としてのメインPCB(Printed Circuit Board)3と、中ケース4と、表示部(LCD)14と、衝撃吸収シート+スペーサー部5と、タッチパネル16と、FPC+コネクタ部6と、サブ基板としてのサブPCB7と、接点コネクタとしてのコンタクトコネクタ8と、ネジ9と、上ケース2Aと、ループアンテナ21と、ベゼル1と、を備えて構成される。
メインPCB3は、ハンディターミナル10の各部を制御するためのプリント基板である。メインPCB3には、CPU(Central Processing Unit)、ループアンテナ21のマッチング回路等が実装される。中ケース4は、樹脂製のケースであり、表示部14と、メインPCB3との間に配置される。衝撃吸収シート+スペーサー部5は、液晶割れを防ぐための衝撃吸収部である。
FPC+コネクタ部6は、メインPCB3とサブPCB7とを電気的に接続する。サブPCB7は、ループアンテナ21をメインPCB3に接続(電気的に接続)するための基板である。すなわち、ループアンテナ21とメインPCB3とは、サブPCB7を介して接続される。
また、PCB7は、ハンディターミナル10の周辺機能(LED(Light Emitting Diode)の発光機能、スピーカ(図示省略)の音声出力機能等)が搭載されている。コンタクトコネクタ8は、接点バネ式のコネクタである。
ループアンテナ21は、上ケース2Aの外面に配置され、且つ表示部14(タッチパネル16)の周囲に巻線される。また、ループアンテナ21の一部は、上ケース2Aに空けられた隙間を通して上ケース2Aの内面に配線される。また、ループアンテナ21と上ケース2Aとは両面テープ(図示省略)により接着される。また、ループアンテナ21は、ベゼル1で覆われる。
次に、図5及び図6を参照して、サブPCB7と上ケース2Aとの取付けについて説明する。図5は、図4のB方向から見た図であり、上ケース2AにサブPCB7を取付ける(固定する)前の状態を示した図である。具体的には、図5は、下ケース2B、メインPCB3、表示部14、衝撃吸収シート+スペーサー部5、及びタッチパネル16が上ケース2Aに取付けられていない状態において、上ケース2AにサブPCB7を取付ける前の状態を示した図である。
図5に示すように、サブPCB7上には、コンタクトコネクタ8、及びFPC+コネクタ部6が備えられている。また、上ケース2Aには、コンタクトコネクタ8と接続される接続部31が備えられている。接続部31は、ループアンテナ21に電気的に接続されている。
図6は、上ケース2AにサブPCB7を取付けた(固定した)後の状態を示した図である。サブPCB7と上ケース2Aとは、ネジ9を止めることにより固定される。図6に示すように、サブPCB7と、上ケース2Aとがネジ9で固定されると、コンタクトコネクタ8の接点バネの弾性力により、図5で示した上ケース2Aの接続部31とコンタクトコネクタ8とが接触して接続される。これにより、ループアンテナ21とサブPCB7とが電気的に接続される。
次に、図7を参照して、ハンディターミナル10がRFID通信処理を実行する場合について説明する。図7に、RFID通信処理の流れを示す。RFID処理は、RFID通信中に、タッチパネル16の座標更新を停止する処理である。
予め、操作部12を介するユーザからの操作入力に応じて、タッチパネル座標更新処理が実行されているものとする。タッチパネル座標更新処理は、ユーザの指がタッチパネル16に接触した際に、接触された位置(タッチパネル16上の座標値)を更新する処理である。
ハンディターミナル10において、例えば、ユーザからRFID通信処理の実行指示の押下入力がなされたことをトリガとして、ROM15から読み出されて適宜RAM13に展開されたRFID通信プログラム151と、CPU11との協働により、RFID通信処理が実行される。
先ず、タッチパネル座標更新処理が停止される(ステップS11)。そして、RFID通信が実行される(ステップS12)。すなわち、ハンディターミナル10とRFIDタグとの間で磁界による通信が行われる。
ステップS12の実行後、RFID通信は終了したか否かが判別される(ステップS13)。具体的には、例えば、情報の送受信が終了してから予め定められた時間が経過したか否かに基づいて、本ステップの判別が行われる。
ステップS13において、RFID通信が終了していないと判別された場合(ステップS13;NO)、ステップS12に移行される。ステップS13において、RFID通信が終了したと判別された場合(ステップS13;YES)、タッチパネル座標更新処理が再開される(ステップS14)。ステップS14の実行後、RFID通信処理は終了される。
以上、本実施の形態によれば、上ケース2Aの外面にループアンテナ21を配置するので、ループアンテナ21とRFIDタグのループアンテナとの距離をより短くすることができるので、通信損失を少なくすることができる。また、上ケース2Aの外面にループアンテナ21を配置するので、ループアンテナ21のループ面積を広く取ることができる。また、上ケース2A等を介して金属部品(表示部14の枠)と離れた位置にループアンテナ21を配置するので、金属部品による磁界の阻害を防止することができる。このため、ハンディターミナル10の通信範囲の広範囲化を実現することができる。
また、ループアンテナ21をベゼル1で覆うことで、ループアンテナ21を保護することができる。
また、例えば、コンタクトコネクタ8に代えて差し込み式のコネクタとする構成の場合、コネクタを差し込んで、さらにネジ止めをする作業が必要となる。しかし、コンタクトコネクタ8の構成であれば、ネジ止めの作業だけでループアンテナ21とサブPCB7とを電気的に接続させることができ、コネクタを差し込む作業を行う必要がない。このため、作業工程を省略することができ、組み立ての効率を向上(作業負担を低減)させることができる。
また、RFID通信中は、タッチパネルの座標更新動作を停止させるので、ユーザがRFIDタグをかざす際に、RFIDタグやユーザの指が誤ってタッチパネル16に触れてしまうことによる誤動作を防止することができる。
(第1の変形例)
図8〜図10を参照して、上記実施の形態の第1の変形例を説明する。以下、上記実施の形態と同様な部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を援用し、異なる部分について説明する。
本変形例のハンディターミナル10Aは、中ケース4を中ケース4Aに変更し、サブPCB7上にトリマーとしてのトリマーコンデンサ7Aを備えた構成にしたものである。
図8は、図4のB方向から見た図であり、下ケース2B、メインPCB3、表示部14、衝撃吸収シート+スペーサー部5、及びタッチパネル16が上ケース2Aに取付けられていない状態であり、且つサブPCB7が上ケース2Aに取り付けられた状態を示した図である。
図8に示すように、本変形例では、サブPCB7上にトリマーコンデンサ7Aを備える。トリマーコンデンサ7Aは、サブPCB7上のアンテナ利得調整用のマッチング回路Mにおけるコンデンサ容量を調整するためのトリマーである。
図9に、サブPCB7上のアンテナ利得調整用のマッチング回路Mを示す。例えば、製造者により、トリマーコンデンサ7Aがドライバ等により調整されると、アンテナ利得調整用のマッチング回路MにおけるコンデンサCの容量が調整される。コンデンサCの容量が調整されると、ループアンテナ21の利得特性が調整される。ループアンテナ21は、アンテナFPC上に、例えば図9に示すような巻線形状で構成されている。
次に、図10を参照して、本変例の中ケース4Aを説明する。図10は、図4のB方向から見た図であり、上ケース2Aに下ケース2B及びメインPCB3が取付けられていない状態を示した図である。ここで、表示部14(図10中の2点鎖線)は、中ケース4Aに取付けられる。また、メインPCB3は中ケース4の上(表示部14が取付けられる側と逆側)に取付けられる。
図10に示すように、中ケース4Aには、切り欠きCが存在する。この切り欠きCにより、製造者は、ハンディターミナル10Aから下ケース2Bを取り外した状態で、サブPCB7上のトリマーコンデンサ7Aの調整が可能な状態となる。なお、切り欠きCは、穴形状であってもよい。
以上、本変形例によれば、中ケース4Aに切り欠きC、サブPCB7にトリマーコンデンサ7Aを備える構成により、下ケース2Bを取り外すだけで、トリマーコンデンサ7Aの調整が可能となる。このため、製品の最終的な組み立て工程であっても、製造者は、トリマーコンデンサ7Aを調整することができる。また、サブPCB7を取り付ける工程であっても、製造者は、トリマーコンデンサ7Aを調整することができる。このため、ループアンテナ21の利得特性の調整の自由度を向上させることができる。
また、製品の最終的な組み立て工程でトリマーコンデンサ7Aを調整することで、表示部14(金属部品の枠付き)を取付けた状態でループアンテナ21の利得調整(マッチング回路Mのコンデンサ容量の調整)作業を行うことができる。すなわち、最終製品と同じ状態でループアンテナ21の利得調整を行うことができるので、予め表示部14を取付けた状態を予想してループアンテナ21の利得調整を行う必要がない。このため、正確にループアンテナ21の利得調整を行うことができる。
(第2の変形例)
図11を参照して、第2の変形例について説明する。以下、上記実施の形態と同様な部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を援用し、異なる部分について説明する。
本変形例のハンディターミナル10Bは、ハンディターミナル10のベゼル1及びループアンテナ21を一体成型(モールド)した構成に変更したものである。図11は、本変形例のハンディターミナル10Bのベゼル1A及びループアンテナ21を示した断面図である。図11に示すように、ベゼル1A、ループアンテナ21及び接続ケーブル32をモールドした構成となる。
以上、本変形例によれば、ベゼル1A及びループアンテナ21が一体成型されるので、ループアンテナ21とベゼル1Aとを上ケース2Aに別々に取付ける必要がない。このため、上ケース2Aにベゼル1Aを取付けるだけでよく、組み立て作業の負担を低減することができる。
(第3の変形例)
図12を参照して、上記実施の形態の第3の変形例を説明する。以下、上記実施の形態と同様な部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を援用し、異なる部分について説明する。
本変形例のハンディターミナル10Cは、ハンディターミナル10に高磁性体の磁性体シート33を追加した構成に変更したものである。図12は、本変形例のハンディターミナル10Cのベゼル1、ループアンテナ21及び磁性体シート33を示した図である。図12に示すように、ハンディターミナル10Cは、ループアンテナ21と上ケース2Aとの間に磁性体シート33を備える。磁性体シート33は、例えば、酸化鉄、酸化クロム、コバルト、フェライト等の磁性体により構成されている。この磁性体シート33は、ループアンテナ21から出力される磁界を通しやすい特性を有する。
以上、本変形例によれば、磁性体シート33の磁界を通しやすい特性により、ループアンテナ21と金属部品(表示部14の枠)との距離を離す効果を有する。例えば、磁性体シート33を備える構成と磁性体シート33を備えない構成とを比較した場合、磁性体シートを備える構成の方が約10倍の厚みを持つ効果を有する(すなわち、磁性体シート33を備えない場合よりもループアンテナ21と金属部品との距離を約10倍離す効果を有する)。このため、磁性体シート33を備えることにより、ループアンテナ21と金属部品との距離を離す効果を有し、ループアンテナ21から出力された磁界が金属部品により阻害されてしまうことをより一層防止することができる。
なお、上記実施の形態及び各変形例における記述は、本発明に係るリーダライタ装置の一例であり、これに限定されるものではない。例えば、上記実施の形態及び上記変形例のうち少なくとも2つを組み合わせる構成としてもよい。
上記実施の形態及び各変形例では、リーダライタ装置としてハンディターミナルを用いる構成としたが、PDA、携帯電話機等、他の携帯端末装置としてもよい。
また、上記実施の形態では、ユーザからRFID通信処理の実行指示の押下入力がなされたことをトリガとしてRFID通信処理を実行することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、RFID通信処理は、周期的に実行されることとしてもよい。
また、上記実施の形態及び各変形例におけるリーダライタ装置の各構成要素の細部構成及び細部動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能であることは勿論である。
10,10A,10B,10C ハンディターミナル
1 ベゼル
2 ケース
2A 上ケース
2B 下ケース
14 表示部
12A キー入力部
11 CPU
12 操作部
13 RAM
14 表示部
15 ROM
16 タッチパネル
17 フラッシュメモリ
18 スキャナ部
19 I/F部
20 リーダライタ部
21 ループアンテナ
22 電源部
23 バス
3 メインPCB
4,4A 中ケース
5 衝撃吸収シート+スペーサー部
6 FPC+コネクタ部
7 サブPCB
8 コンタクトコネクタ
9 ネジ
7A トリマーコンデンサ
M マッチング回路

Claims (8)

  1. 表示部と、
    前記表示部を保持するための上ケースと、
    前記上ケースの外面に配置され、且つ前記表示部の周囲に設けられたループアンテナと、
    を備えるリーダライタ装置。
  2. 前記ループアンテナは、前記上ケースの外面に配置され、且つ前記表示部の周囲に巻線されて設けられた請求項1に記載のリーダライタ装置。
  3. 枠形カバーを備え、
    前記枠形カバーは、
    前記ループアンテナを覆う請求項1又は2に記載のリーダライタ装置。
  4. 前記ループアンテナと、前記ループアンテナをメイン基板に接続するためのサブ基板とを電気的に接続させるための接点コネクタを備える請求項1から3のいずれか一項に記載のリーダライタ装置。
  5. タッチパネルと、
    前記ループアンテナの通信動作中に、前記タッチパネルの座標更新動作を停止させる制御部と、
    を備える請求項1から4のいずれか一項に記載のリーダライタ装置。
  6. 前記表示部を取付け可能な中ケースと、
    前記ループアンテナをメイン基板に接続するためのサブ基板と、を備え、
    前記サブ基板は、
    前記ループアンテナの利得特性を調整するためのトリマーを備え、
    前記中ケースは、
    前記中ケースを前記上ケースに取付けた状態で前記トリマーを調整するための切り欠き又は穴を備える請求項1から5のいずれか一項に記載のリーダライタ装置。
  7. 前記ループアンテナと、前記枠形カバーとを一体成型した請求項3から6のいずれか一項に記載のリーダライタ装置。
  8. 前記ループアンテナと、前記上ケースとの間に磁性体シートを備える請求項1から7のいずれか一項に記載のリーダライタ装置。
JP2009182020A 2009-08-05 2009-08-05 リーダライタ装置 Pending JP2011034465A (ja)

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