JP2011030094A - 移動体無線通信システム及びその障害処理方法 - Google Patents

移動体無線通信システム及びその障害処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
無線基地局の障害を正確かつ即時的に無線基地局監視装置に通知する。
【解決手段】
移動体無線通信システムにおいて、無線端末は、障害が発生した無線基地局の障害情報を取得して無線端末の記憶手段に記憶し、かつ無線端末が接続した無線基地局が異常の場合、無線端末において他の無線基地局を検索して、無線端末が正常な無線基地局に接続した場合、記憶手段に記憶された障害情報を、無線端末から障害情報受信装置に送信する。障害情報受信装置は、無線端末から送信された無線基地局の障害情報を受信し、その障害情報を基に警報を生成して、その警報を無線基地局監視装置に通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体無線通信システム及びその障害処理方法に係り、特に、移動体無線通信システムにおいて無線基地局に発生した障害の検知、及びその障害情報を無線基地局制御装置へ通知する技術に関する。
移動体無線通信システムは、ユーザが移動しながら使用する無線端末、無線端末と無線通信を行う無線基地局、及びその無線基地局を監視制御する無線基地局監視装置から構成されている。この移動体無線通信システムにおいて、無線基地局で何らかの障害が発生した場合、無線基地局は、無線基地局自身の監視機能を用いて、その障害情報を保守ネットワークを介して警報として無線基地局監視装置へ通知する。
無線基地局監視装置では、基地局から通知された警報を解析して、その結果を無線基地局監視装置が有する保守監視画面に表示して、保守者に無線基地局の障害情報を知らせる。
しかし、無線基地局装置自身の監視機能では障害を検出していないにも拘らず、無線基地局と無線端末間の通信の処理(呼処理)が不可能な障害も発生する。このような障害としては例えば、無線基地局の開発設計者が想定していない障害や、無線基地局のソフトウェアやハードウェアが設計通りの動作をせず無線基地局装置が正しく障害と認識できない障害、などが考えられる。
従来、このような障害を検出する手段として、各無線基地局から収集した呼処理履歴から異常呼処理の記録を検索したり、試験端末を使用して全ての無線基地局に対して呼接続試験を定期的に実行して監視を行っている。
しかし、呼処理履歴から異常呼処理の履歴を検出する手法では、膨大な呼処理履歴の中から異常を示すログを検索する必要があり、多大な人的労力がかかる。
また、呼接続試験を定期的に実施する手法は、試験のために呼処理リソースを使用するため、ユーザトラフィックの少ない夜間帯に、1日に1回程度の実施とする等、使用頻度に制限がでてくる。そのため、障害検出が遅れ、異常状態の無線基地局が長時間放置される結果となる。
上述の問題点を解決するための障害検出方法として、特許文献1及び特許文献2には、呼処理の正常完了率の低下を検出することで、障害検出を自動的に行う方法が開示されている。
特開2005−086454公報 特開2004−274595公報
上記、呼処理の正常完了率の低下を検出する障害検出では、自動検出という観点から人的労力が緩和されるが、無線基地局の呼量は無線基地局が設置されている場所や時間、曜日により変化するため、正常呼処理率の低下が必ずしも装置の障害とは限らず、正確に障害判定できない。
この課題を解決するための手段として、過去の統計情報を正常推定閾値に動的に反映させ、障害判定の精度を上げる手法が考えられている。しかし、統計情報の推定のため、誤検出は皆無では無く、特に呼量の少ないエリアでは長時間(数時間から十数時間)のデータでの判断が必要となる。また、無線基地局単位での障害判定のため判定対象の統計情報も膨大となり、処理量の増加によって即時性が失われる。更に、呼処理データは取得できるが、無線基地局と無線基地局監視装置間に何らかの障害があって通信が困難な場合は、その障害情報を無線基地局監視装置に通知することができない。
本発明の目的は、無線基地局に発生した障害を検知して、正確かつ即時的に無線基地局監視装置に通知することを可能とするものである。
本発明は、好ましは、複数の無線端末と、該無線端末に接続して通信する複数の無線基地局と、該複数の無線基地局とネットワークを介して接続される、該無線基地局の障害状況に関する情報を管理する管理装置を含む移動体無線通信システムにおいて、
該無線端末は;障害が発生した該無線基地局の障害情報を保持する保持手段と、該無線端末が接続しようとした該無線基地局が異常の場合、他の無線基地局を検索する検索手段と、該検索手段の検索に従って正常な無線基地局に接続された場合、該保持手段に保持された該障害情報を該管理装置へ送信する送信手段を有し、
該管理装置は;該無線端末から送信された、該無線基地局の障害情報を受信する受信手段と、受信した該障害情報を基に警報を生成する警報生成手段とを有することを特徴とする移動体無線通信システムとして構成される。
好ましい例において、前記管理装置として、該複数の無線基地局とネットワークを介して接続される無線基地局監視装置と、該複数の無線基地局とネットワークを介して接続される障害情報受信装置とを含み、
該無線端末は、前記送信手段を用いて該障害情報を該障害情報受信装置へ送信し、
前記障害情報受信装置は、前記受信手段と、前記警報生成手段と、該警報生成手段によって生成された警報を該無線基地局監視装置に通知する通知手段を有し、
前記該無線基地局監視装置は、複数の該無線基地局の状態を監視すると共に、該障害情報受信装置から送信された警報が示す、障害の発生した無線基地局に関する情報を表示手段に表示する移動体無線通信システムである。
本発明に係る障害処理方法は、好ましくは、複数の無線端末と、該無線端末に接続して通信する複数の無線基地局と、該複数の無線基地局とネットワークを介して接続される、該無線基地局の障害状況に関する情報を管理する管理装置を含む移動体無線通信システムにおける障害処理方法であって、
該無線端末において、障害が発生した該無線基地局の障害情報を取得して記憶手段に保持するステップと、該無線端末が接続しようとした該無線基地局が異常の場合、他の無線基地局を検索するステップと、該検索の結果、該無線端末が正常な無線基地局に接続された場合、該記憶手段に保持された該障害情報を、該無線基地局を介して該管理装置へ送信するステップと、該管理装置において、該無線端末から送信された、該無線基地局の障害情報を受信するステップと、該管理装置において、受信した該障害情報を基に警報を生成するステップを有することを特徴とする障害処理方法として構成される。
また、本発明に係る障害処理方法は、好ましくは、複数の無線端末と、該無線端末と無線通信する複数の無線基地局と、該複数の無線基地局と保守ネットワークを介して接続される無線基地局監視装置と、該複数の無線基地局と通信ネットワークを介して接続される障害情報受信装置を含む移動体無線通信システムにおける障害処理方法であって、
障害が発生した該無線基地局の障害情報を取得して、該無線端末の記憶手段に記憶するステップと、該無線端末が接続した該無線基地局が異常の場合、該無線端末において他の無線基地局を検索するステップと、該検索の結果、該無線端末が正常な無線基地局に接続した場合、該記憶手段に記憶された該障害情報を、該無線端末から該障害情報受信装置に送信するステップと、該障害情報受信装置において、該無線端末から送信された該無線基地局の障害情報を受信するステップと、受信した該障害情報を基に警報を生成するステップと、生成された警報を該無線基地局監視装置に通知するステップを有する無線基地局の障害処理方法として構成される。
本発明によれば、無線端末と接続できない障害が発生した無線基地局の障害情報を検知し、それを無線基地局監視装置に正確かつ即時的に通知することが可能となる。また、本発明は、従来のような、無線基地局が膨大な統計情報の中から障害通知の判定を行っている方法と異なり、ユーザが実際に使用している無線端末を用いて障害を判定するので、ユーザサービスに影響のある障害を確実に検出することが可能となる。
一実施形態による移動体無線通信システムの構成を示す図。 一実施形態による無線端末に管理される障害情報のデータ形式を示す図。 一実施形態による障害情報受信装置で管理される障害情報のデータ形式を示す図。 一実施形態による障害発生時における無線端末11の処理フローチャートを示す図。 一実施形態による障害発生時における移動体無線通信システムの各構成装置の処理シーケンスを示す図。 一実施形態による障害情報受信装置5における処理フローチャートを示す図。
図1は一実施形態による移動体無線通信システムの構成を示す。
このシステムは、多数の無線端末11と、これらの無線端末11と無線通信する複数の無線基地局21、22(総称して2と示す)、複数の無線基地局2と保守ネットワーク31を介して接続される無線基地局監視装置4、及び複数の無線基地局2とデータ通信ネットワーク32を介して障害情報受信装置5から構成される。無線基地局2は、データ通信ネットワーク32を介して音声通話やデータの送受信を行う。
無線端末11は、周知の通話手段やメール手段の他に、本発明に特徴的な、障害検知手段1101、障害情報保持手段1102、基地局検索手段1,103、障害情報通知手段1104の各機能を有している。無線端末11のハードウェア構成は図示していないが、無線端末11はプロセッサ及びメモリを有しており、上記各手段はアプリケーションプログラムをプロセッサで実行することで実現される。既にユーザに配布済みの無線端末11は、このアプリケーションプログラムをネットワークからダウンロードして取得することが可能である。また、無線端末11はアプリケーションプログラムの実行によって、無線基地局2や障害情報受信装置5、無線基地局監視装置4と同期して計時するタイマーを有している。
障害検知手段1101は、当該形態端末11が付近地にある無線基地局21と呼接続できないような、無線基地局2に発生する障害例えばプログラム不良等による通信障害を検知する。障害情報保持手段1102は、障害検知手段1101がある無線基地局21に発生した障害を検知した場合、その障害情報を取得して無線端末11内のメモリに保持する機能である。なお、メモリに保持して管理する障害情報のデータ形式については、図2を参照して後述する。
基地局検索手段1103は、無線端末11が接続要求を行った無線基地局21が障害のため接続できない場合、別の無線基地局22を検索しに行く機能である。障害情報通知手段13は、基地局検索手段1103によって、障害の発生していない無線基地局22を検索してそれに正常に接続されたとき、無線端末11のメモリ内に障害情報を保持しているか確認し、障害情報を保持している場合、その障害情報を障害情報受信装置5に通知する機能である。
障害情報受信装置5は、障害情報受信手段5101、閾値判定手段5102、警報生成手段5103、警報通知手段5104を有する。そのハードウェア構成は図示していないが、障害情報受信装置5は一種のサーバ装置であり、プロセッサ及びメモリ、入力手段や表示器等の出力手段を有している。上記各手段はアプリケーションプログラムをプロセッサで実行することで実現される。
障害情報受信手段5101は、無線端末11から送信された障害情報を受信し、障害イベントとして、障害情報受信装置5のメモリに格納する機能である。閾値判定手段5102は、保守者により設定された閾値に対して、メモリに格納されている障害イベントの閾値判断を行う機能である。警報生成手段5103は、閾値判定手段5102の判断により閾値超過があった場合に、無線基地局監視装置4へ通知する警報を生成する機能である。警報通知手段5104は、警報生成手段5103によって生成された警報を無線基地局4へ通知する機能である。
なお、図示していないが、障害情報受信装置5はログ手段を備え、取得した障害情報をログとして記憶装置に一定期間保存するようにしてもよい。障害情報受信装置5で管理される障害情報のデータ形式については、図5を参照して後述する。
無線基地局監視装置4は一種のサーバ装置であり、通常は保守ネットワーク31を介して、主に無線基地局2の状態を監視し、また障害が発生した無線基地局に対しては障害回復の処置を行う。無線基地局監視装置4はそのハードウェア構成として(図示していないが)、プロセッサ及びメモリ、並びに入力手段及び表示器等の出力手段を有している。本発明に特徴的な事項として、保守ネットワーク31による無線基地局2の監視以外に、データ通信ネットワーク32を介して得られた、無線端末11が検知した無線基地局2の障害情報を、障害情報受信装置5を介して取得する。そして、表示器に障害情報を表示し、保守者はその表示内容を見ながら入力手段からの指示により、無線基地局2の障害の回復処理や保守等を行うことが可能である。
図2は、無線端末11に管理される障害情報のデータ形式を示す。
障害情報の形式に関して、無線端末ID(201)は、無線端末11を識別するための各無線端末(MS)に固有のIDである。障害発生無線基地局ID(202)は、無線基地局2を識別するための各無線基地局(BS)に固有のIDである。障害発生時電波強度203は、無線端末11が障害を検知した時点の、無線端末11における電波強度である。障害検知時間204は、無線端末11が障害を検知した時刻、即ちタイマーが計時した時刻である。
図3は、障害情報受信装置5で管理される障害情報のデータ形式を示す。
障害イベントID(301)は、障害情報受信装置5で受信する各障害情報固有のIDであり、障害情報受信装置5で付与される。障害通知時間302は、障害情報受信装置5が各障害情報を受信した時間である。無線端末ID(303)は、無線端末11を識別するための各無線端末(MS)固有のIDであり、無線端末11から通知される無線端末ID(301)と等価である。障害発生無線基地局ID(304)は、障害が発生した無線基地局を識別するための各無線基地局(BS)固有のIDであり、無線端末11から通知される障害発生無線基地局ID(302)と等価である。障害発生時電波強度305は、障害が発生した時点での、無線端末11における電波強度であり、無線端末11から通知される障害発生時電波強度303と等価である。障害検知時間306は、無線端末11が障害を検知した時刻であり、無線端末11から通知される障害検知時間304と等価である。
図4は、障害発生時における無線端末11の処理フローを示す。
無線端末11は無線電波を検索し(S401)、無線基地局(BS)21の電波を受信すると(S402)、無線端末11は無線基地局21に対して、呼接続を要求する(S404)。この時、正常応答があるかを判断し(S404)、もし無線基地局21に障害が発生していると、無線基地局21は無線端末11に対して正常応答できない(S404,No)。そこで、無線端末11の障害検知手段1101は障害の発生を検知し、障害情報保持手段1102は、障害が検知された無線基地局21の障害情報を取得して無線端末11のメモリに保持する(S405)。その後、無線端末11は、障害を検知した無線基地局21以外の無線基地局を検索する(S406)。
無線端末11は、無線基地局22の無線電波を受信すると(S403)、無線基地局22に対して呼接続を要求する(S404)。そして無線基地局22から正常応答が通知され、正常に呼接続が確立されると(S407)、無線端末11はメモリに何れかの無線基地局の障害情報(図2)が保持されているかを確認する(S408)。確認の結果、無線端末11のメモリに何れかの無線基地局(本例では無線基地局21)の障害情報が記憶されていると、無線端末11は、その障害情報を、データ通信ネットワーク32を介して障害情報受信装置5へ送信する(S409)。その後、無線端末11は通常のデータ送受信処理(例えば通話)を開始する(S410)。
図5は、障害発生時における移動体無線通信システムにおける各構成装置、即ち無線端末11、無線基地局2、無線基地局監視装置4、警報受信装置5の処理シーケンスを示す。
無線端末11は無線基地局21の無線電波を受信すると、無線基地局21へ呼接続要求を通知する(S501)。この時、無線基地局21には障害が発生して異常状態であるため、無線端末11に対して正常応答ができない(S502)。無線端末11は、無線基地局21に対する接続要求待ちがタイムアウトとなった時点で、無線基地局21が障害と検知してその障害情報(図2参照)を取得し、無線端末11内のメモリに保持する(S504)。
次に、無線端末11は、障害が発生している無線基地局21以外の電波を検索する(S505)。そして、無線基地局22の電波を受信すると、無線基地局22に対して呼接続要求を送る(S506)。
無線端末11は、無線基地局22から呼接続要求に対する正常応答を受信すると(S507)、無線端末11のメモリに保持していた無線基地局21の障害情報を障害情報受信装置5へ送信する。
障害情報受信装置5は、無線端末11から無線基地局21の障害情報を受信すると、その障害情報を障害情報受信装置5に格納し、更に閾値に基いて警報を生成するか判定し、その判定結果に応じて警報を生成する(S509)。そして、生成した警報を無線基地局監視装置4へ通知する(S510)。警報には、警報名、警報を識別する警報ID、障害発生の無線基地局ID、障害状況(即ち障害発生回数、電波強度等)等の情報が含まれる。(なお、障害情報受信装置5における障害判定及び警報生成については、図6を参照して後述する。)
無線基地局監視装置4は、保守ネットワーク31を介して無線基地局を監視しており、その監視によって取得した情報に基づき全ての無線基地局の稼動状態や障害状況及び保守状況を管理している。本発明による、無線端末11からの障害情報に基づく警報を受信すると、その警報を表示器の画面に表示する(S511)。保守者はその表示内容を見て、特定の無線基地局21で障害が発生していることを認識する。そして、保守者は通常の障害対策のための作業を行う(S512)。例えば、無線基地局監視装置4の記憶装置に蓄積された、当該無線基地局21のログを調査し、その無線基地局に対するソフトウェアリセットを行うなどして障害回復の処理を行う。
図6は、障害情報受信装置5における処理フローを示す。
障害情報受信装置5において、障害情報受信手段5101は、無線端末11から送信された障害情報を受信すると(S601)、障害情報(図2)を基に障害情報受信装置5で管理する形式の障害イベント(図3)を生成して(S602)、その障害イベントデータをメモリに格納する(S603)。例えば、無線基地局21の障害を検知した無線端末11が多数在る場合には、複数の異なった無線端末11からの障害情報が受信された、多数の障害イベントデータが順次メモリに格納されることになる。また、他の無線基地局に発生した障害を他の多数の無線端末11が検知した場合には、これらの障害情報も収集されて、その障害イベントデータがメモリに格納される。このようにして、メモリには多数の障害イベントデータが蓄積される。
閾値判定手段5102は、予め保守者により入力器を介して設定された閾値と、障害情報受信装置5のメモリに保管された障害イベントデータとを照合して、障害イベントデータが閾値を超過しているか否かを判定する(S604)。(なお、この閾値及び判定の例については後述する。)判定の結果、障害イベントデータが閾値を超過している場合、警報生成手段5103は警報を生成し(S605)、警報通知手段5104は、生成した警報を無線基地局監視装置4へ通知する(S606)。
障害情報受信装置5における閾値に基づく判定としては、例えば、障害が発生した無線基地局ID(303)、障害発生時電波強度305に対して閾値を設定する方法がある。例えば、障害発生無線基地局ID(304)が特定の無線基地局21である障害イベントの障害発生時電波強度305が特定の電波強度レベル以上であり、かつ、その基準を満たす障害の発生回数が所定の時間の間に、所定の回数以上発生した場合に、閾値判定手段5102は、特定の無線基地局(BS)IDの無線基地局21が障害状態にあると判定し、警報発生手段5103は警報を生成する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されることなく、種々変形して実施し得る。
例えば、上記実施形態において、障害情報受信装置5は、無線基地局監視装置4から独立して設けられているが、変形例によれば、障害情報受信装置5の機能の一部または全てを無線基地局監視装置4に持たせることも可能である。障害情報受信装置5の全ての機能を無線基地局監視装置4で実現すれば、障害情報受信装置5は不要となる。
また、上記実施形態において、無線基地局監視装置4は保守ネットワーク31を介して無線基地局2を監視しているが、もしデータ通信ネットワーク32を介して無線基地局2を監視しているシステムの例があれば、保守ネットワーク31を省略することが可能である。
また、無線基地局監視装置4や障害情報受信装置5の呼称は一例であって、これらに限らない。例えば、無線基地局監視装置は保守装置とか保守用サーバ、保守端末、単にサーバと称されることもあろう。
11:無線端末 2、21、22:無線基地局
31:保守ネットワーク 32:データ通信ネットワーク 4:無線基地局監視装置
5:障害情報受信装置。

Claims (8)

  1. 複数の無線端末と、該無線端末に接続して通信する複数の無線基地局と、該複数の無線基地局とネットワークを介して接続される、該無線基地局の障害状況に関する情報を管理する管理装置を含む移動体無線通信システムにおいて、
    該無線端末は;障害が発生した該無線基地局の障害情報を保持する保持手段と、該無線端末が接続しようとした該無線基地局が異常の場合、他の無線基地局を検索する検索手段と、該検索手段の検索に従って正常な無線基地局に接続された場合、該保持手段に保持された該障害情報を該管理装置へ送信する送信手段を有し、
    該管理装置は;該無線端末から送信された、該無線基地局の障害情報を受信する受信手段と、受信した該障害情報を基に警報を生成する警報生成手段とを有する、
    ことを特徴とする移動体無線通信システム。
  2. 前記管理装置として、該複数の無線基地局とネットワークを介して接続される無線基地局監視装置と、該複数の無線基地局とネットワークを介して接続される障害情報受信装置とを含み、
    該無線端末は、前記送信手段を用いて該障害情報を該障害情報受信装置へ送信し、
    前記障害情報受信装置は、前記受信手段と、前記警報生成手段と、該警報生成手段によって生成された警報を該無線基地局監視装置に通知する通知手段を有し、
    前記該無線基地局監視装置は、複数の該無線基地局の状態を監視すると共に、該障害情報受信装置から送信された警報が示す、障害の発生した無線基地局に関する情報を表示手段に表示することを特徴とする請求項1の移動体無線通信システム。
  3. 前記無線端末の前記保持手段は、
    各無線端末を識別する固有の無線端末IDと、障害が発生した該無線基地局を識別する固有の無線基地局IDと、該無線端末が障害を検知した時の電波強度と、該無線端末で障害を検知した時間に関する情報を記憶することを特徴とする請求項1または2の移動体無線通信システム。
  4. 前記障害情報受信装置は、
    該障害情報受信装置で受信した障害情報に付与された障害情報固有の障害イベントIDと、該障害情報受信装置が該障害情報を受信した障害通知時間と、該無線端末から通知された無線端末IDと、障害が発生した無線基地局を識別する無線基地局IDと、障害が発生した時点の該無線端末における電波強度と、該無線端末で障害を検知した時間に関する各情報を、記憶手段に記憶して管理することを特徴とする請求項2又は3の移動体無線通信システム。
  5. 複数の無線端末と、該無線端末に接続して通信する複数の無線基地局と、該複数の無線基地局とネットワークを介して接続される、該無線基地局の障害状況に関する情報を管理する管理装置を含む移動体無線通信システムにおける障害処理方法であって、
    該無線端末において、障害が発生した該無線基地局の障害情報を取得して記憶手段に保持するステップと、
    該無線端末が接続しようとした該無線基地局が異常の場合、他の無線基地局を検索するステップと、
    該検索の結果、該無線端末が正常な無線基地局に接続された場合、該記憶手段に保持された該障害情報を、該無線基地局を介して該管理装置へ送信するステップと、
    該管理装置において、該無線端末から送信された、該無線基地局の障害情報を受信するステップと、
    該管理装置において、受信した該障害情報を基に警報を生成するステップ、
    を有することを特徴とする障害処理方法。
  6. 複数の無線端末と、該無線端末と無線通信する複数の無線基地局と、該複数の無線基地局と保守ネットワークを介して接続される無線基地局監視装置と、該複数の無線基地局と通信ネットワークを介して接続される障害情報受信装置を含む移動体無線通信システムにおける障害処理方法であって、
    障害が発生した該無線基地局の障害情報を取得して、該無線端末の記憶手段に記憶するステップと、
    該無線端末が接続した該無線基地局が異常の場合、該無線端末において他の無線基地局を検索するステップと、
    該検索の結果、該無線端末が正常な無線基地局に接続した場合、該記憶手段に記憶された該障害情報を、該無線端末から該障害情報受信装置に送信するステップと、
    該障害情報受信装置において、該無線端末から送信された該無線基地局の障害情報を受信するステップと、
    受信した該障害情報を基に警報を生成するステップと、
    生成された警報を該無線基地局監視装置に通知するステップと、を有することを特徴とする無線基地局の障害処理方法。
  7. 前記無線端末における前記記憶ステップは、
    各無線端末を識別する固有の無線端末IDと、障害が発生した該無線基地局を識別する固有の無線基地局IDと、該無線端末が障害を検知した時の電波強度と、該無線端末で障害を検知した時間に関する情報を前記記憶手段に記憶する、請求項5または6の障害処理方法。
  8. 前記障害情報受信装置において、
    該障害情報受信装置で受信した障害情報に付与された障害情報固有の障害イベントIDと、該障害情報受信装置が該障害情報を受信した障害通知時間と、該無線端末から通知された無線端末IDと、障害が発生した無線基地局を識別する無線基地局IDと、障害が発生した時点の該無線端末における電波強度と、該無線端末で障害を検知した時間に関する各情報を、記憶手段に記憶して管理する、請求項6又は7の障害処理方法。
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